JP2000007562A - レトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬 - Google Patents

レトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬

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JP2000007562A
JP2000007562A JP17362098A JP17362098A JP2000007562A JP 2000007562 A JP2000007562 A JP 2000007562A JP 17362098 A JP17362098 A JP 17362098A JP 17362098 A JP17362098 A JP 17362098A JP 2000007562 A JP2000007562 A JP 2000007562A
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Satoru Moriguchi
覚 森口
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Masaaki Ishizuka
雅章 石塚
Tadayoshi Shiraishi
忠義 白石
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Microbial Chemistry Research Foundation
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より安全で効果の高いレトロウイルス感染に伴
う免疫不全発症の予防薬及び治療薬を開発し、HIV感
染者の免疫不全発症の予防及び発症後の症状の進行を抑
制する薬剤、或いはFIV等の動物レトロウイルス感染
に伴う動物の免疫不全症を予防及び発症後の症状の進行
を抑制する薬剤を提供すること。 【解決手段】コナゲニン及びその薬学的に許容される塩
からなる群より選ばれた少なくとも1種を有効成分とす
るレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防薬又は進
行抑制薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レトロウイルス感
染に伴う免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬に関する。
【0002】
【従来の技術】レトロウイルス感染に伴う免疫不全症と
しては、ヒトレトロウイルス(HIV)の感染によるヒ
ト後天性免疫不全症候群〔(acquired immunodeficiency
syndrome (AIDS)、以下、エイズという〕、サルレトロ
ウイルス(SIV)の感染によるサルエイズ、ネコレト
ロウイルス(FIV)の感染によるネコエイズ及びネズ
ミ白血病ウイルス(MuLV)の感染によるネズミエイ
ズが知られている。これらのレトロウイルスは、免疫中
枢を担うT細胞等に感染しその感染細胞を破壊すること
により生体の免疫系の恒常性を乱し免疫不全を引き起こ
すと考えられている。例えば、HIV感染の場合、生体
の免疫の中枢を担う末梢血中のCD4+ 細胞が減少し免
疫不全に陥ることが知られている。
【0003】なかでも、ヒトエイズに関しては、199
6年7月までに米国防疫センターに報告されたエイズ症
例数は、米国だけを見ても55万人を越え、うち34万
人が既に死亡している。この様な状況から、HIV感染
者におけるエイズの発症予防法と治療法の開発は急務と
なっており、あらゆる角度から抗HIV物質の開発が進
められている。
【0004】現在、核酸誘導体であるAZT(3'-azido
-3'-deoxythymidine)、ddI(2',3'-dideoxyinosin
e)、ddC(2',3'-dideoxycytidine)、d4T(2',3'-d
ideoxy-2',3'-didehydrothymidine )、3TC(3'-thia
cytidine) 、プロテアーゼ阻害剤であるsaquinavir(Ro3
1-8959), ritonavir(ABT-538), indinavir(MK-639)等の
抗HIV物質が国内外で臨床応用されており、ある程度
の効果が期待されている〔Mituya et. al., Proc. Nat
l. Acad. Sci. USA, 84, 2033, (1987); Eiseman,J. L.
et al., Antiviral Res., 16, 307, (1991);Cameron,
D. W. et al.,XIInternational Conferance on AIDS.
Vancouver, 25(要約),(1996)〕。しかしながら、前
記抗HIV物質は、強い骨髄抑制等の副作用を有するこ
とも知られている〔Molina, J. M. et al., N. Engl.
J. Med, 321, 1478, (1989)〕。さらに、抗腫瘍剤であ
るアドリアマイシン等も抗HIV作用を有することが知
られているが、顕著な効果は認められていない。前記し
たように、種々のエイズ発症予防法及び治療法が検討さ
れているが、何れも感染者増加の抑制を期待できる程の
ものではなく、その効果は限られたものとなっている。
【0005】一方、動物においても、前記したように、
ヒトエイズ様の免疫不全症候群が知られている。例え
ば、FIVの感染は、日本国内のネコの30%に認めら
れ、感染したネコの5〜10%の個体がネコエイズを発
症すると云われている〔Bendinelli, M. et al., Clin.
Microbiol. Rev., 8, 87, (1995) 〕。前記ネコエイズ
は、一旦発症するとほぼ100%死亡するため、ネコの
病気としてペット愛好家から恐れられているが、その発
症を予防又は治療し得る薬剤は開発されていないのが現
状である。
【0006】以上のことから、より安全で効果の高いレ
トロウイルス感染に伴う免疫不全症の予防及び治療剤の
開発が待たれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
技術に鑑みてなされたものであり、より安全で効果の高
いレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症の予防薬及び
治療薬を開発し、HIV感染者の免疫不全発症の予防及
び発症後の症状の進行を抑制する薬剤、或いはFIV等
の動物レトロウイルス感染に伴う動物の免疫不全症を予
防及び発症後の症状の進行を抑制する薬剤を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】コナゲニンは、癌の化学
療法剤として知られており(特開平2−306953号
公報又は米国特許第5098935号明細書)、その人
体に対する毒性が非常に低いことが知られている。ま
た、コナゲニンは血小板及び白血球増加作用を示すこ
と、全身性の副作用軽減作用があることも認められてい
るが(特開平5−229939号公報、特開平6−65
072号公報)、レトロウイルス感染に伴う免疫不全症
の予防及び進行抑制作用は全く知られていない。
【0009】本発明者らは、下記のエイズ治療薬のスク
リーニング法等により、コナゲニンの病態への影響を検
討した結果、驚くべく、エイズの発症及び病態の進行を
遅らせることを見いだした。
【0010】マウスを用いるエイズ治療薬のスクリーニ
ング法としては、例えば、HIV全ゲノムを導入したト
ランスジェニックマウスと正常マウスを交配して得られ
たF1マウスを用いるモデル(Leonard, J. M. et al.,
Science, 242, 1665, (1988) 〕、SCID-hu マウスにH
IV−1を静脈注射するモデル〔Kaneshima et al.,Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA, 88, 4523, (1991)〕及びヒ
トのエイズに類似した免疫不全症候群(Murine Aquired
Immunodeficiency Syndrome:MAIDS)を発症させるMu
LV感染モデルを用いる方法が知られている。また、そ
の他の動物を用いるスクリーニング法としては、ヒトの
エイズに類似した免疫不全症を発症させるFIV感染ネ
コモデルを用いる方法、さらに、チンパンジー、ギボン
サルにHIV−1を感染させた霊長類のモデルを用いる
方法等が知られている。
【0011】本発明者らは、前記方法の中で、比較的簡
便に実験が行なうことができ、しかも、ヒトエイズ発症
時に認められる免疫不全症を検出できるのみでなく、B
細胞や単核球の増殖に起因するB細胞の急激な活性化高
ガンマグロブリン血症、さらにB細胞や単核球の増殖に
起因する頑固なリンパ節腫脹〔Fauci, A. S., Science,
262, 1011, (1993)〕が観察されるという点でもヒトの
エイズに類似しているモデルであるMuLV(LPBM
−5)感染モデル〔Watoson, R. R., Life Science, 4
4, 3, (1989); Simard, C. & Jolicoeur, P., Science,
251, 305, (1991)〕を用いて検討を行った。本発明者
らは、コナゲニンをMuLV(LPBM−5)感染マウ
スに投与したところ、この化合物がマウスエイズの発症
及び病態の進行を遅らせることを見いだした。さらに検
討を加え本発明を完成させるに至った。
【0012】すなわち本発明の要旨は、(1) コナゲ
ニン及びその薬学的に許容される塩からなる群より選ば
れた少なくとも1種を有効成分とするレトロウイルス感
染に伴う免疫不全発症予防薬又は進行抑制薬、(2)
レトロウイルス感染に伴う免疫不全症がヒトレトロウイ
ルス(HIV)感染によるヒトエイズである、前記
(1)記載のレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予
防薬又は進行抑制薬、(3) レトロウイルス感染に伴
う免疫不全症が動物レトロウイルス感染による動物エイ
ズである、前記(1)記載のレトロウイルス感染に伴う
免疫不全発症予防薬又は進行抑制薬、に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のレトロウイルス感染に伴
う免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬は、式(I):
【0014】
【化1】
【0015】で示されるコナゲニン、すなわち(2S)-N-
[(2R,3S,4R)2,4-dihydroxy-3-methyl-pentanoyl]-2-met
hylserine、及びその薬学的に許容される塩からなる群
より選ばれた少なくとも1種を有効成分とする。
【0016】本発明においては、コナゲニン及びその薬
学的に許容される塩からなる群より選ばれた少なくとも
1種を用いることに1つの大きな特徴がある。毒性が非
常に低いコナゲニン及びその薬学的に許容される塩から
なる群より選ばれた少なくとも1種を用いるため、本発
明のレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防薬及び
進行抑制薬は、非常に副作用が少なく優れた効果を発現
する。
【0017】前記コナゲニンは、天然由来のコナゲニン
を用いてもよく、化学合成したコナゲニンを用いてもよ
い。
【0018】前記天然由来のコナゲニンは、ストレプト
ミセス属に属するコナゲニン生産菌の培養物から採取で
き、例えば、前記特開平2−306953号公報に記載
の製造法等により得ることができる。
【0019】また、前記コナゲニンは、塩を形成するこ
とがあるが、形成したコナゲニンの塩のなかで、薬学的
に許容される塩を用いることができる。前記薬学的に許
容される塩としては、特に限定はないが、例えば、コナ
ゲニンのカルボキシル基における塩等が挙げられる。例
えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等のアル
カリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカ
リ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、
ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩、アンモニウム塩等
の無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン
塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシン
アルキルエステル塩、エチレンジミン塩、N−メチルグ
ルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエ
チルアミン塩、ジシクヘキシルアミン塩、N,N’−ジ
ベンジルエチレンジアミン、クロロプロカイン塩、プロ
カイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジル−フェ
ネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニ
ウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩等
の有機塩等のアミン塩、フッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩等のハロゲン化水素酸塩、硝酸
塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エ
タンスルホン酸塩等の低級アルカンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸塩等のアリールスルホン酸塩、酢酸塩、リ
ンゴ酸塩、フマール酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒
石酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩、グリ
シン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グル
タミン酸塩、アスパラギン酸塩等のアミノ酸塩等が挙げ
られる。また、コナゲニンの薬学的に許容される塩は、
水和物となる場合があるが、そのような塩も薬学的に許
容される塩に包含される。
【0020】レトロウイルス感染に伴う免疫不全症に対
する前記コナゲニン又はその薬学的に許容される塩の薬
理作用は、例えば、マウスエイズモデルを用いて、レト
ロウイルス感染に伴う脾臓重量、脾臓細胞数、脾細胞幼
若化反応、CD4/CD8、脾細胞によるインターフェ
ロンγ(IFN−γ)産生能などを測定する評価試験等
により示される。前記評価試験により、脾臓重量及び所
属リンパ節の腫大の抑制、細胞数の増加の抑制、脾リン
パ球機能の変化の改善、CD4/CD8の上昇の抑制、
IFN−γ産生能の改善が認められることにより、免疫
不全発症の予防、発症後の症状の進行の抑制に有効であ
ると考えられる。
【0021】マウスエイズモデルの1つであるMuLV
(LP−BM5)感染マウスでは、エイズ発症に伴い脾
臓重量及び所属リンパ節の著しい腫大が認められるがコ
ナゲニンを投与することにより、これらの腫大が軽減さ
れることが認められる。
【0022】また、LP−BM5感染に伴い脾細胞数は
脾臓の腫大と相まって増加する傾向が認められる。コナ
ゲニンを投与することにより、LP−BM5感染マウス
における脾細胞数の増加は抑制されることが認められ
る。
【0023】LP−BM5感染に伴い脾細胞のT細胞マ
イトジェン(PHA、ConA)に対する幼若化能は著
しい低下を示し、B細胞マイトジェン(LPS)に対す
る幼若化能は逆に著しく亢進するが、コナゲニン投与に
よりこれら脾リンパ球機能の変化が改善されることが認
められる。
【0024】LP−BM5感染後、病態の進行に伴い、
CD8シングルポジテイブT細胞の減少とそれに伴うC
D4/CD8の上昇が生じるが、コナゲニンを投与する
ことによりCD4/CD8の上昇は抑制されることが認
められる。
【0025】脾細胞からのIFN−γ産生能は、LP−
BM5感染により著しい低下を示すが、コナゲニンの投
与により改善される。
【0026】前記したような結果により、コナゲニン
は、免疫不全発症後の症状の進行の抑制のみならず、免
疫不全発症の予防にも有効であると考えられる。
【0027】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬を適用しうる免疫不全とし
ては、HIV感染によるヒトエイズ、動物レトロウイル
ス感染による、サルエイズ、ネコエイズ、ネズミエイズ
等の動物エイズが挙げられる。
【0028】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬は、前記コナゲニン又はそ
の薬学的に許容される塩を、常用の製剤用担体と適量配
合し、医薬組成物又は動物薬組成物として製剤化でき
る。
【0029】また、本発明のレトロウイルス感染に伴う
免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬の剤形は、特に限定
されないが、投与形態、目的等に応じて、その剤形を決
定すればよい。具体的には、錠剤、被覆錠剤、丸剤、散
剤、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤
等の経口剤、及び注射剤、坐剤、軟膏剤、硬膏剤、貼付
剤、エアゾール剤等の非経口剤があげられ、これらは、
常法により製造することができる。
【0030】前記製剤用担体としては、通常使用される
薬学的に許容される各種の添加剤、例えば、賦形剤、結
合剤、崩壊剤、崩壊抑制剤、保湿剤、吸収剤、滑沢剤、
安定化剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤、pH調整剤、緩衝
剤、吸収促進剤、局所麻酔剤、界面活性剤、希釈剤、基
剤等を使用することができる。さらに、前記各製剤に
は、必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味
剤等や他の医薬品を含有させてもよい。
【0031】具体的には、前記錠剤を製造する場合に
は、担体として、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウ
ム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオ
リン、結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤;単シロッ
プ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキ
シメチルセルロース、シェラック、メチルセルロース、
リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤;乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラ
ン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸
ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、
乳糖等の崩壊剤;白糖、ステアリン酸、カカオバター、
水素添加油等の崩壊抑制剤;第4級アンモニウム塩、ラ
ウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤;グリセリン、デ
ンプン等の保湿剤;デンプン、乳糖、カオリン、ベント
ナイト、コロイド状ケイ酸等の吸収剤;精製タルク、ス
テアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコール等の
滑沢剤を使用し、常法により打錠等を行えばよい。さら
に前記錠剤は、必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例
えば、糖衣錠、ゼラチン被包剤、腸溶被錠、フィルムコ
ーテイング錠、二重錠、多層錠等とすることができる。
【0032】前記丸剤を製造する場合には、担体とし
て、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ油、硬
化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴ
ム、トラガント、ゼラチン等の結合剤、ラミナリン、寒
天等の崩壊剤等を用い、常法により調製することができ
る。
【0033】前記カプセル剤を製造する場合には、常法
に従い前記有効成分を前記製剤用担体と混合して硬化ゼ
ラチンカプセル、軟質カプセル等に充填して調製され
る。
【0034】また、本発明のレトロウイルス感染に伴う
免疫不全発症予防薬及び進行抑制薬においては、前記有
効成分に矯味剤、緩衝剤、安定化剤、矯臭剤等の担体を
加えて、常法により内服液剤、シロップ剤、エリキシル
剤等の経口用液体製剤を製造することもできる。この場
合、矯味剤としては白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が
使用でき、緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム等が、安
定化剤としてはトラガント、アラビアゴム、ゼラチン等
が使用できる。
【0035】注射剤を製造する場合には、液剤、乳剤及
び懸濁剤は、滅菌状態であることが必要であり、かつ血
液と等張であることが好ましい。注射剤の調製には、希
釈剤として、例えば、水、エチルアルコール、マクロゴ
ールプロピレングリコール、エトキシ化イソステアリル
アルコール、ポリオキシ化イソステアリールアルコー
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等
を使用することができる。なお、この場合、血液と等張
である溶液を調製するために十分な量の食塩、ブドウ糖
あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有させてもよく、
また、pH調整剤、緩衝剤、安定化剤、局所麻酔剤等を添
加してもよい。前記 pH 調整剤及び緩衝剤としては、例
えば、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナ
トリウム、重炭酸ナトリウム等があげられる。前記安定
化剤としては、ピロ亜硫酸ナトリウム、エチレンジアミ
ン四酢酸、チオグリコール酸、チオ乳酸等があげられ
る。前記局所麻酔剤としては、塩酸プロカイン、塩酸リ
ドカイン等があげられる。
【0036】坐剤を製造する場合には、前記有効成分
に、基剤、さらに必要に応じて界面活性剤等を加えた
後、常法により製造することができる。前記基剤として
は、例えばラノリン、カカオ油、脂肪酸トリグリセライ
ド、ウイテプゾール(ダイナマイトノーベルズ社製)等
の油性基剤や、マクロゴール等の水溶性基剤を用いるこ
とができる。
【0037】軟膏剤を製造する場合には、前記有効成分
に、通常使用される基剤、安定化剤、湿潤剤、保存剤等
の担体を必要に応じ配合し、常法により混合し、製剤化
すればよい。前記基剤としては流動パラフィン、白色ワ
セリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアルコー
ル、パラフィン等が挙げられる。保存剤としてはパラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラ
オキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
【0038】貼付剤を製造する場合には、通常使用され
る支持体に、前記軟膏剤、ペースト状製剤、クリーム状
製剤、ゲル状製剤等を常法により塗布することにより製
造すればよい。支持体としては綿、スフ、化学繊維から
なる織布、不織布や軟質塩化ビニル、ポリエチレン、ポ
リウレタン等のフィルムあるいは発泡体シートが望まし
い。
【0039】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬中に含有するコナゲニン又
はその薬学的に許容される塩の量としては、特に限定さ
れず広範囲に選択されるが、好ましくは0.2重量%以
上、より好ましくは0.3重量%以上であることが望ま
しく、好ましくは90重量%以下、より好ましくは80
重量%以下であることが望ましい。
【0040】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬の投与法としては、特に制
限はなく、各種製剤形態、患者又は動物の年齢、性別、
その他の条件、疾患の程度等に応じて適宜決定すればよ
い。例えば、錠剤、丸剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、
懸濁剤、乳剤は経口投与される。注射剤は単独で又はブ
ドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与
され、さらに必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下も
しくは腹腔内投与される。坐剤は直腸内投与される。軟
膏剤は皮膚、口腔内粘膜等に塗布される。
【0041】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬により、投与されるコナゲ
ニンの投与量は、患者あるいは動物の症状、体重、年
齢、性別、その他の条件等に応じて適宜選択される。非
経口投与の場合、投与量は、通常成人1人当たりコナゲ
ニンとして約0.1mg以上であり、好ましくは0.5
mg以上であることが望ましく、5g以下であり、4g
以下であることが望ましい。経口投与の場合、通常成人
1人当たりコナゲニンとして0.5mg以上であり、好
ましくは1mg以上であることが望ましく、5g以下で
あり、4g以下であることが望ましい。
【0042】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫不
全発症予防薬及び進行抑制薬を投与する回数は、患者あ
るいは動物の症状、体重、年齢、性別、その他の条件等
に応じて適宜選択されるが、4日に1回又は2〜4回程
度に分けて投与することが望ましい。
【0043】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明する。
【0044】実施例1 マウスレトロウイルスLP−BM5 MuLV(以下、
LP−BM5と略す)感染によるマウスエイズモデルに
対する効果、LP−BM5感染モデルの作製及び病態の
評価は、ワトソンらの方法〔Y. Wang, D. S. Huang, S.
Wood, R. R. Watson, Immunopharmacology, 29, 225,
(1995)〕を基づいて実施した。
【0045】LP−BM5の調製及びプラーク形成単位
(PFU)の測定は、公知の方法〔Laterjet, R.及びDu
plan, J. F., Int. J. Radiat. Biol., 5, 339, (196
2);Chattropadhyay, S. K. et al. Proc. Natl. Acad.
Sci. USA., 86, 3862, (1989)〕を参考に行った。
【0046】コナゲニンは、前記特開平2−30695
3号公報に記載の製造法と同様にして製造したものを用
いた。
【0047】4週齡のC57BL/6雌マウス40匹
を、各10匹ずつ4群に分け、無処置対照群、LP−B
M5感染後生理食塩水を投与する群(以下、LP−BM
5感染対照群という)、LP−BM5感染マウスにコナ
ゲニンを5mg/kgになるように投与する群(以下、
5mg/kg投与群という)、及びLP−BM5感染マ
ウスにコナゲニンを50mg/kgになるように投与す
る群(以下、50mg/kg投与群という)を設けた。
【0048】LP−BM5の感染は、マウス腹腔内にL
P−BM5(4.5log10PFU/ml)浮遊液0.
1mlを注射することにより行った。生理食塩水に溶解
したコナゲニンあるいは生理食塩水の腹腔内投与は5回
/週の割合で、LP−BM5感染当日から実験終了まで
続けた。感染マウスが通常エイズを発症する時期である
感染13週間後のマウスを、ネンブタール麻酔下で屠殺
し、剖検を行った。また、マウスの脾臓を無菌的に摘出
して重量を測定した後、該マウスの脾臓から脾細胞を調
製し、脾細胞数の測定、脾細胞の幼若化能及びIFN−
γ産生能の評価を行った。実験期間中、固形食及び飲料
水は自由摂取とし、体重を週2回測定した。
【0049】脾細胞は、脾臓重量を測定した後、RPM
I1640培地(大日本製薬株式会社製)を含むシャー
レ内でステンレススチール製のメッシュに通し、ついで
27Gの注射針中を通過させ脾細胞を単離することによ
り調製した。単離した脾細胞は、0.2%酢酸溶液で1
00倍希釈した後、血球計算盤を用い顕微鏡により細胞
数を算定した。5%ウシ胎児血清(FBS)、2−メル
カプトエタノールを含むHEPES RPMI1640
培地を用い、1×106 /mlの脾細胞懸濁液を調製し
た。
【0050】脾細胞の幼若化反応は、T細胞マイトジェ
ンであるPHA(phytohemagglutinin)及びConA(c
oncanavalin A)とB細胞マイトジェンであるLPS(li
popolysaccharide)に対する脾細胞の幼若化能を測定す
ることにより評価した。
【0051】脾細胞を各マイトジェン(それぞれ10μ
g/ml PHA、5μg/mlConA又は10μg
/ml LPSになるように添加)と72時間培養後、
それぞれに1μCi/ウエルになるように3 H-チミジンを
加えた。さらに24時間培養後、セルハーベスター(ラ
ボラトリーサイエンス社製)により細胞をグラスファイ
バーフィルター上に採取し、細胞の放射活性をベータカ
ウンター(アロカ社製)にて測定した。得られた結果
は、培地のみの放射活性と培養物の放射活性とで除した
刺激係数(Stimulation index) として表わした。
【0052】ヘパリン処理した注射筒を用いて、下大静
脈より採取した血液200μlをFITC標識した抗マ
ウスCD4モノクローナル抗体(セルテック社製)及び
PE標識したCD8モノクローナル抗体(セルテック社
製)を用いて免疫染色させた後、フローサイトメーター
(ベクトンデキソン社製)を用いてリンパ球10,00
0個当たりのT細胞サブセットの割合を測定することに
より、末梢血中のT細胞サブセットの解析を行なった。
得られた結果は、CD4とCD8のシングルポジテイブ
T細胞比として表わした。
【0053】脾細胞からのインターフェロンγ(IFN
−γ)産生能は、脾細胞をConAと24時間in vitro
培養した際の培養上清中のIFN−γをELISA法に
より測定した。
【0054】体重及び脾臓重量測定結果 体重については各群間に差異は認められず、実験終了時
まで各群とも同様の体重増加を示し、屠殺時には各群と
も実験開始時の約2倍に増加した。
【0055】脾臓重量測定により、LP−BM5感染に
伴う脾臓腫大に対するコナゲニンの抑制効果を評価した
結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示すように、LP−BM5感染マウ
スでは、エイズ発症に伴い脾臓重量及び所属リンパ節の
著しい腫大が認められた。これに対し、5mg/kg投
与群及び50mg/kg投与群ではこれらの腫大が軽減
されていた。また、各群の脾臓重量の平均を比較しても
LP−BM5感染対照群に比較し5mg/kg投与群及
び50mg/kg投与群において脾臓の腫大が抑制され
ており、その傾向はコナゲニン投与量が多いほど強く見
られた。
【0058】脾細胞数測定結果 LP−BM5感染に伴う脾臓細胞数増大に対するコナゲ
ニンの抑制効果の結果を表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】表2に示すように、LP−BM5感染によ
り脾細胞数は脾臓の腫大と相まって増加する傾向を認め
た。また、コナゲニン投与群では脾臓重量と同様にLP
−BM5感染対照群に比べて脾細胞数の増加は抑制され
た。
【0061】脾細胞幼若化能測定結果 LP−BM5感染に伴う脾細胞幼若化能変化に対するコ
ナゲニンの改善効果の結果を表3に示す。
【0062】
【表3】
【0063】表3に示すように、LP−BM5感染に伴
い脾細胞のT細胞マイトジェン(PHA、ConA)に
対する幼若化能は著しい低下を示した。一方、B細胞マ
イトジェン(LPS)に対する幼若化能は逆に著しく亢
進したが、コナゲニン投与によりこれら脾リンパ球機能
の変化が改善されることを認めた。特に5mg/kg投
与群でその作用が最も強く認められた。
【0064】T細胞サブセット解析結果 LP−BM5は主としてCD8シングルポジテイブ細胞
内に侵入し増殖することが知られている。その結果、病
態の進行に伴い、CD8シングルポジテイブT細胞の減
少とそれに伴うCD4/CD8の上昇が知られている。
【0065】T細胞サブセット解析により、LP−BM
5感染に伴うCD4/CD8異常に対するコナゲニンの
改善効果を評価した結果を表4に示す。
【0066】
【表4】
【0067】表4に示すように、LP−BM5感染によ
り末梢血中のCD4/CD8は非感染マウスに比較し約
2倍の上昇を示したが、コナゲニン投与群ではLP−B
M5感染に伴うCD4/CD8の上昇は抑制された。そ
の効果は5mg/kg投与群で強く認められた。
【0068】脾細胞によるIFN−γ産生能測定結果 脾細胞からのIFN−γ産生能はLP−BM5感染によ
り著しい低下を示した(無処置対照群の約30%)が、
5mg/kg投与群では無処置対照群の75%レベルま
で改善された。
【0069】以上の表1〜4の結果から、コナゲニンが
LP−BM5等のレトロウイルス感染に伴う免疫不全症
候群の発症の予防及び症状の進行を抑制する作用を有す
ることを示す。
【0070】実施例2 単回投与毒性試験 コナゲニンを0、100、500、1000、2000
mg/kgになるようにマウス及びラットに、静脈、腹
腔内、皮下又は経口的に単回投与し、毒性試験を行なっ
た。結果を表5に示す。
【0071】
【表5】
【0072】投薬したマウス、ラットのいずれも死亡は
認められず、また一般症状の異常所見は認められなかっ
た。この結果よりコナゲニンは単回投与において安全な
薬剤であることが確認された。また、従来使用されてい
るアドリアマイシン及びAZTを静脈注射した場合のL
50はそれぞれ21.2mg/kg、750mg/kg
と報告されていることより〔Bectazzol,G.
et al.,Experientia,26,38
9,(1970);Ayers,K.M.,Am.J.
Med.,85,186,(1988)〕、コナゲニン
は、これらの従来使用されている薬剤に比べ安全な薬剤
であることが確認された。
【0073】実施例3 反復投与毒性試験 6週齢ウイスター系雄性ラット(1群を3匹とする)の
腹腔内にコナゲニン100mg/kgを3ヶ月間反復投
与し、生理食塩水投与群を対照としてラットに対する毒
性を評価した。一般症状、尿検査、血液検査、血液生化
学検査、剖検、臓器重量及び病理検査について試験し
た。結果を表6に示した。
【0074】
【表6】
【0075】検査項目の判定法については「毒性試験法
ガイドライン」に従った。調査した全ての項目の一般症
状、尿検査、血液検査、血液生化学検査、剖検、臓器重
量及び病理検査に関して、コナゲニン投与群では、対照
の生理食塩水投与群と比較して、有意な変化を全く認め
なかった。即ち、コナゲニンは長期連続投与においても
極めて高い安全性を示すことが確認された。
【0076】実施例4 錠剤の製造
【0077】
【表7】
【0078】上記配合割合で、常法に従い錠剤を製造し
た。
【0079】実施例5 注射剤の製造
【0080】
【表8】
【0081】上記配合割合で、常法に従い注射剤を製造
した。
【0082】実施例6 注射剤の製造
【0083】
【表9】
【0084】上記配合割合で、常法に従い注射剤を調製
した。
【0085】実施例7 坐剤
【0086】
【表10】
【0087】上記配合割合で、常法に従い坐剤を調製し
た。
【0088】
【発明の効果】本発明のレトロウイルス感染に伴う免疫
不全発症予防薬及び進行抑制薬は、予防及び治療効果が
高く、さらに副作用も少なく、極めて安全性が高いとい
う優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 雅章 東京都大田区田園調布本町3丁目17番地 (72)発明者 白石 忠義 兵庫県高砂市西畑3丁目8番14号 Fターム(参考) 4C206 AA01 AA02 GA04 KA17 MA01 MA04 NA14 ZB33 ZC55 ZC61

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コナゲニン及びその薬学的に許容される
    塩からなる群より選ばれた少なくとも1種を有効成分と
    するレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防薬又は
    進行抑制薬。
  2. 【請求項2】 レトロウイルス感染に伴う免疫不全症が
    ヒトレトロウイルス(HIV)感染によるヒトエイズで
    ある、請求項1記載のレトロウイルス感染に伴う免疫不
    全発症予防薬又は進行抑制薬。
  3. 【請求項3】 レトロウイルス感染に伴う免疫不全症が
    動物レトロウイルス感染による動物エイズである、請求
    項1記載のレトロウイルス感染に伴う免疫不全発症予防
    薬又は進行抑制薬。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007011066A1 (ja) * 2005-07-22 2007-01-25 Kaneka Corporation 繊維芽細胞賦活剤、コラーゲン産生促進剤、コラーゲン収縮促進剤、ヒアルロン酸産生促進剤、atp産生促進剤、メラニン生成抑制剤、皮膚外用剤

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WO2007011066A1 (ja) * 2005-07-22 2007-01-25 Kaneka Corporation 繊維芽細胞賦活剤、コラーゲン産生促進剤、コラーゲン収縮促進剤、ヒアルロン酸産生促進剤、atp産生促進剤、メラニン生成抑制剤、皮膚外用剤

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