JP2000006236A - 受口を有する熱可塑性樹脂製延伸パイプ - Google Patents

受口を有する熱可塑性樹脂製延伸パイプ

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JP2000006236A
JP2000006236A JP18181698A JP18181698A JP2000006236A JP 2000006236 A JP2000006236 A JP 2000006236A JP 18181698 A JP18181698 A JP 18181698A JP 18181698 A JP18181698 A JP 18181698A JP 2000006236 A JP2000006236 A JP 2000006236A
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thermoplastic resin
stretching
stretched
tube
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Tomohiko Tanaka
智彦 田中
Ibrahim Urashu
イブラヒム ウラシュ
Masafumi Nakamaru
雅史 中丸
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Mitsubishi Chemical Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C57/00Shaping of tube ends, e.g. flanging, belling or closing; Apparatus therefor, e.g. collapsible mandrels
    • B29C57/02Belling or enlarging, e.g. combined with forming a groove
    • B29C57/08Belling or enlarging, e.g. combined with forming a groove using pressure difference

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 延伸された合成樹脂製中空管であるにもかか
わらず、その端部に形状の安定した受口が形成されたパ
イプを提供する。 【解決手段】 熱可塑性合成樹脂からなるパイプ前駆体
を軸方向又は円周方向に延伸しつつ冷却するか、延伸後
熱処理することにより軸方向の収縮率が5%以下の熱可
塑性樹脂パイプを得、該パイプの端部を該パイプを構成
する樹脂の融点−5℃から融点−30℃の温度に加熱し
て拡径加工し、次いで冷却して得た受口を有する熱可塑
性樹脂製延伸パイプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム輪受口や接着
受口を形成するための拡径部分を有する軸方向および円
周方向に延伸された熱可塑性樹脂製パイプに関する。詳
しくは、本発明は中空管の端部を、内周側又は外周側か
らの治具を使用したり、空気圧等を用いることにより押
し広げ、管同士を接続する受口を形成した延伸された熱
可塑性樹脂製パイプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ゴム輪受口や接着受口を形成
するための拡径部を有した硬質塩化ビニル管やポリオレ
フィン管は、管端末をパイプの内外より治具や圧縮空気
等により押し広げ、釣鐘状に加工するベリング加工と呼
ばれる加工が施されていることは広く知られている。ま
た一方、ポリエチレン等の結晶性熱可塑性樹脂を固相で
降伏点を越えた変形を与えて延伸加工すると諸物性が向
上することも知られている。この原理を管状体に応用し
た工業的製造法として例えば、特公平4−55379に
開示されている。
【0003】この技術は、熱可塑性合成樹脂パイプを拡
径フォーマーを備えたダイに供給し、該ダイにより合成
樹脂パイプを延伸しつつ拡径して軸方向および円周方向
に延伸が施されたパイプを得る方法である。しかし、こ
の方法により得られた熱可塑性樹脂製延伸パイプを従来
のポリオレフィン管用ベリング装置でベリング加工する
と、正確な形状の転写ができず、パイプの残留応力が大
きく、拡径加工により所定の形状とすることができず、
さらに加工後の受口の経時的寸法安定性が悪く、実用上
満足し得るものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、延伸
された熱可塑性樹脂パイプであって、良好なベリング加
工の施されたパイプを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、熱可塑
性合成樹脂からなるパイプ前駆体を軸方向又は円周方向
に延伸しつつ冷却するか、延伸後熱処理することにより
軸方向の収縮率が5%以下の熱可塑性樹脂パイプを得、
該パイプの端部を該パイプを構成する樹脂の融点−5℃
から融点−30℃の温度に加熱して拡径加工し、次いで
冷却して得た受口を有する熱可塑性樹脂製延伸パイプに
存する。
【0006】軸方向および円周方向に延伸管を製造する
方法としては、例えば、前述もしたが特公平4−553
79等に開示されている。熱可塑性合成樹脂製パイプ
(前駆体)を固相で前駆体の初期内部断面積よりも大き
な断面積を有する内部フォーマーを通過させることによ
り拡径、延伸変形させる方法により得られる。また、他
の方法としては特開平2−258323等に、中空体を
膨張成形機を通過させ、中空体を延伸変形させる方法も
開示されている。
【0007】本発明者等は、通常の状態では、ベリング
加工を施しても良好に加工し得ない延伸パイプに形状的
にも良好で経時的にも安定な拡径部(ベリング加工部)
を形成すべく、種々検討の結果、まず特定の物性の延伸
パイプを形成(用意)し、これを特殊な温度条件下に拡
径加工することにより良好な拡径部分を有する延伸パイ
プが得られることを確認し、本発明を完成した。
【0008】本発明において延伸とは、前駆体の肉厚を
初期肉厚の25%、好ましくは20%より小さくするも
のである。すなわち前駆体の肉厚が10mmであれば、
延伸後のパイプの肉厚を2.5mm以下、好ましくは2
mm以下とするものである。肉厚が25%より大きい場
合は、ネッキングが均一に起こらず、肉厚、強度ともに
満足な延伸された熱可塑性樹脂製パイプが得られない。
軸方向の延伸とは、前駆体の長手方向(軸方向)に、前
駆体の長さを長くするものである。また、円周方向の延
伸とは、前駆体の内径と比較して延伸後のパイプ内径を
同じかまたは大きくするもので、例えば前駆体の外径に
比べ延伸パイプの外径が小さく、かつ延伸パイプの内径
が前駆体の内径より大きくなる場合も含まれる。本発明
においては、まず、前記のような延伸パイプであって、
軸方向の収縮率が5%以下のパイプを準備する。
【0009】本発明においての収縮率とは、延伸された
熱可塑性樹脂パイプをISO2505の熱可塑性樹脂管
長さ復元試験法のB法に従い測定した値をいう。例え
ば、厚み8mm以下のポリエチレン管の場合は、軸方向
に長さ200mmの試料を採取し、100mm(L0)
の間隔をマークする。110℃、60分間エアーオーブ
ンに入れた後、軸方向のマークした長さを測定する。そ
の長さをLとすると、収縮率RL,iは、下式で定義さ
れる。
【0010】
【数1】 RL,i=(L0−L)/L0×100 (%)
【0011】軸方向の収縮率が5%以下の延伸された熱
可塑性樹脂パイプは、上記のような通常の延伸成形方法
によっては得られない。軸方向の収縮率が5%以下の延
伸された熱可塑性樹脂パイプを製造する方法としては、
前駆体である熱可塑性合成樹脂製パイプを軸方向および
円周方向に延伸しつつ冷却固化するか、軸方向および円
周方向に延伸を施した後、延伸パイプを熱処理すること
によって得られる。
【0012】冷却しつつ軸方向および円周方向に延伸す
る方法とは、例えば、図1に示した加熱延伸装置1を用
い、ように熱可塑性樹脂管7を内部フォマー6とダイ2
を同時に通過させるた直後に、冷媒が満たされた冷却用
水槽4を通すことをいう。すなわち、ダイ2およびフォ
ーマー6によって二軸延伸された直後の管7を一旦冷却
することなく冷却用水槽4で直ぐに冷却するものであ
る。冷却用水槽4と内部フォーマー6は、図1のように
冷却用水槽4と重なっていてもよく、また内部フォーマ
ー6を通過した直後に冷却用水槽4を通しても良い。図
中5は冷却水と管7との間の水密を保つシール材であ
る。
【0013】このような方法によっても全ての延伸パイ
プが収縮率5%以下となるわけではなく、延伸の温度条
件、軸方向の延伸倍率、半径方向の延伸倍率等を使用す
る樹脂の種類に応じ選択決定する必要がある。冷却手段
としては、例えば、水等の液体または空気等の気体を延
伸された中空加工物の外側から接触させて冷却する手段
が挙げられる。冷却に液体を用いる場合は、シールパッ
キン5などで冷媒が漏れないような機構を付けた入口と
出口を設けた槽4に冷媒3を満たした状態で延伸された
中空加工物7を通すか、あるいは冷媒を延伸された中空
加工物表面に噴霧して冷却することができる。また、気
体と液体を併用することもできる。
【0014】また、液体を中に通したゴム・金属等の筒
の中に延伸された中空加工物を通すことにより冷却する
ことも可能である。また、収縮率5%以下の二軸延伸さ
れた熱可塑性樹脂パイプは、例えば図1の装置において
冷却用水槽4を用いずに成形して得られた二軸延伸熱可
塑性樹脂パイプを、オーブン中で該パイプを構成する熱
可塑性樹脂の融点−10℃から融点−25℃の温度で熱
処理することによっても得られる。オーブンで熱処理す
る場合、処理時間は、10分以上60分以内、好ましく
は30分以上60分以内である。加熱オーブンは、遠赤
外線加熱式、熱風循環式、水槽や蒸気等の加熱媒体槽式
のものが目的に応じて好適に用いられる。
【0015】本発明に使用する熱可塑性樹脂とは、結晶
性の熱可塑性合成樹脂である。このような樹脂の好まし
いものとしては未置換またはハロゲン置換ビニル重合
体、未置換もしくはヒドロキシ置換ポリエステル、ポリ
アミド、ポリエーテルケトン、脂肪族ポリケトン、ポリ
オキシメチレン等が挙げられる。より好ましくは、エチ
レンまたはプロピレンの線状重合体もしくはエチレンま
たはプロピレンと少なくとも1種類の他のコモノマーと
の線状共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリオキシメ
チレンおよびこれらと少なくとも1種類の他のコモノマ
ーとの共重合体が挙げられる。
【0016】特に好ましいものとしては、エチレンまた
はプロピレンの線状重合体もしくはこれらと少なくとも
1種類のコモノマーとの線状共重合体が挙げられる。本
発明の熱可塑性樹脂パイプは、ガラス、カーボンなどの
繊維状フィラー、タルク、マイカなどの板状フィラー、
あるいは炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カーボンなど
の粒状フィラーを含有していてもよい。前駆体となる合
成樹脂パイプは、熱可塑性樹脂を押出成形したり射出成
形したりして形成できる。場合によってはブロック状物
を切削加工を経てパイプ状にしてもよい。ベリング加工
は、通常用いられる装置を用いれば良いが、ベリング加
工装置の加熱装置は加工しようとする熱可塑性樹脂パイ
プの融点近傍まで加熱できることが必要である。ベリン
グ加工は、例えば、図2(イ)(ロ)のように管13の
末端を外側治具8とシールリング12を備えた内側治具
10により挟み込む。
【0017】さらにフランジ治具9を移動させることに
より管外側と外側治具8とフランジ治具9よりなる密閉
空間を作る。その後、内側治具10に備え付けられた空
気吐出口11より高圧の圧縮空気を吐き出し、管13を
拡径する方法がある。また、図3(イ)(ロ)のよう
に、外側治具14の中に加熱した管13の末端を差込
み、管13の末端に伸縮可能部16を備えた内側治具1
5を挿入する。次いで、該伸縮可能部16を膨らませて
管13の所定位置を拡径する。次いで、外側治具14の
中を真空に引き、内側治具15の内側および外側治具1
4の内部を空気によって冷却する。
【0018】そして、内側治具15の伸縮可能部16を
機械的に折り畳むことにより、拡径された管13の端末
に支障無く引き抜く方法もある。ベリング加工時の加熱
温度は、使用する熱可塑性合成樹脂の融点−10℃から
融点−25℃の範囲が好ましく、熱処理を施した軸方向
の収縮率が5%以下の延伸された熱可塑性樹脂パイプの
場合には、熱処理温度以下での加熱温度を用いることが
好ましい。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限
定されるものではない。ベリング加工後の寸法安定性
は、DIN 8077に従い、72℃の熱水中に12時
間受口を浸けた。その後、図4に示す受口内径D2、ゴ
ム輪収納部内径D3および管厚みS1を測定し、それぞ
れの規格値を満足するかどうかを確認した。D2の規格
値は110.4+0.9mm、D3の規格値は120.
6+1.8mm、S1の規格値は2.7+0.5mmで
ある。
【0020】実施例1 エチレンコポリマー(日本ポリケム社の市販品ノバテッ
クHD HF410;密度:0.955g/cm3 、M
FR:0.06g/10分、融点135℃)を押出機を
用いて円筒形状に溶融押出し、真空式外径サイジング装
置で外径117.2mm、内径80.1mm、長さ1.
7mの円筒型ビレット(前駆体)を製造した。内部フォ
ーマーは、半頂角15゜、最大外径111mmの円錐形
のものを用いた。
【0021】120℃に保持できる電熱機構を備えた内
部フォーマーをビレットに装着した後、下流側端部にテ
ーパーの無いダイ(内径118mm)が設置された加熱
筒中に入れ、ビレット先端をウインチに機械的クランプ
機構により把持した。120℃で熱平衡に達するまで3
時間放置した後、延伸速度125mm/分でビレットを
延伸し、延伸管aを得た。この管の径寸法は、外径10
8.1mm内径102.3mmであった。延伸管の肉厚
は初期肉厚の15.6%であり、25%より小さいこと
を確認した。
【0022】得られた延伸管aを熱風循環式オーブン中
で設定温度110℃、1時間熱処理を実施し、延伸管
a’を得た。延伸管a’の径寸法は、外径110.2m
m、内径104.2mmであった。収縮率を測定するた
め、延伸管a’を長さ200mmに切り出し、中央部に
100mmの基準長さ(L0)をマーキングし、熱風循
環式オーブン中で設定温度110℃、60分間加熱した
後、空気中で冷却した。加熱後の基準長さLを計ったと
ころ、98.8mmであった。従って収縮率は1.2%
であった。
【0023】ベリング装置は、SICA社のポリオレフ
ィン用ベリング装置(BA/IT/PP/32−160
型)を用いた。この装置は、図2に示した機構によりベ
リング加工を行う装置である。外側加熱治具(アルミ製
接触式)設定温度120℃、内側加熱治具(加熱棒回転
式)設定温度640℃で30秒ごと3回、合計90秒加
熱した。受口の形状は、DIN8077規格Oリング付
きPPパイプ用治具を使用した。また、圧縮空気の圧力
は、2.2MPaで行った。結果、外観が外側治具形状
が正確に転写された受口が得られた。また、ベリング加
工後の寸法安定性を調べるために、受口内径D2、ゴム
輪収納部内径D3および管厚みS1を測定した。それぞ
れ、111.3mm、121.2mm、3mmであっ
た。従って、これらの値は全て規格値を満足していた。
評価結果を、表1に示す。
【0024】実施例2 延伸速度を200mm/分で延伸した以外は実施例1と
同様して、径寸法が外径106.9mm、内径101.
4mmの延伸管bを得た。延伸管の肉厚は、初期肉厚の
14.8%であった。また、熱処理温度を120℃とし
た以外は実施例1と同様に熱処理を行い、外径110.
3mm、内径104.4mmの延伸管b’を得た。延伸
管b’の収縮率は、0.9%であった。評価結果を表1
に示す。
【0025】実施例3 延伸速度を260mm/分として延伸した以外は実施例
1と同様に、径寸法が外径106mm、内径100.8
mmの延伸管cを得た。延伸管の肉厚は、初期肉厚の1
4%であった。また、熱処理温度を125℃とした以外
は実施例1と同様に熱処理を行い、外径110.1m
m、内径104.1mmの延伸管c’を得た。延伸管
c’の収縮率は、0.5%であった。評価結果を表1に
示す。
【0026】実施例4 最大外径108mmの円錐形内部フォーマーを用いて延
伸した直後に、水槽を設けて冷却する装置を用い、延伸
速度100mm/分で延伸した以外は実施例1と同様に
行った。水槽内の冷却水はチラーを用いて約6℃に冷却
した。得られた延伸管dは、径寸法が外径110.3m
m、内径104.2mmであった。延伸管の肉厚は初期
肉厚の16.4%であり、25%より小さいことを確認
した。延伸管d’の収縮率は、4.2%であった。評価
結果を表1に示す。
【0027】実施例5 最大外径113mmの円錐形内部フォーマーを使用して
実施例4とほぼ同様に延伸パイプeを得た。すなわち内
部フォーマーを用いて2軸延伸した直後に水槽を設けて
冷却をする装置を用い、延伸速度100mm/分で延伸
を行った。得られた延伸管e’の径寸法は外径115.
8mm、内径110.1mmであった。延伸管の肉厚は
初期肉厚の15.3%であった。また、熱処理温度を1
20℃とした以外は実施例1と同様に熱処理を行った。
得られた二軸延伸管e’は外径110.2mm、内径1
04.2mmであった。延伸管e’の収縮率は、0.8
%であった。評価結果を表1に示す。
【0028】比較例1 延伸速度を75mm/分として延伸したこと、及び熱処
理を実施しなかった以外は、実施例1と同様に行った。
得られた延伸管fは、外径110.2mm、内径10
4.1mmであった。延伸管の肉厚は初期肉厚の16.
4%であった。延伸管fの収縮率は、12.4%であっ
た。評価結果を表1に示す。
【0029】比較例2 延伸速度を100mm/分として延伸したことと熱処理
温度を100℃として実施した以外は、実施例1と同様
に行った。得られた延伸後の延伸管gは、外径109.
3mm、内径103.4mmであった。延伸管の肉厚は
初期肉厚の15.9%であった。また、熱処理後得られ
た延伸管g’は、外径110mm、内径103.4mm
であった。延伸管g’の収縮率は、7.1%であった。
評価結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明により規定された軸方向および円
周方向に延伸された結晶性熱可塑性樹脂管を用いること
によって得られる受口は、正確な形状が転写がされ、ま
た、ベリング加工後の寸法安定性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 延伸パイプを製造する装置の一例の縦断面図
【図2】 ベリング装置の一例の縦断面図
【図3】 ベリング装置の一例の縦断面図
【図4】 受口を有するパイプの一例の縦断面図
【符号の説明】
1 加熱筒 2 ダイ 3 冷却水 4 冷却用水槽 5 シール 6 内部フォーマー 7 パイプ(前駆体) 8 外側治具 9 フランジ治具 10 内側治具 11 吐出口 12 シールリング 13 延伸パイプ 14 外側治具 15 内側治具 16 伸縮可能部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中丸 雅史 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 Fターム(参考) 4F209 AA04 AG08 AG23 AR06 NA22 NB01 NJ15 NM08 NM16 NN01 NN03 4F210 AA04 AG08 AG23 QA06 QA09 QC01 QC05 QG04 QG17 QW21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂からなるパイプ前駆体
    を軸方向又は円周方向に延伸しつつ冷却するか、延伸後
    熱処理することにより軸方向の収縮率が5%以下の熱可
    塑性樹脂パイプを得、該パイプの端部を該パイプを構成
    する樹脂の融点−5℃から融点−30℃の温度に加熱し
    て拡径加工し、次いで冷却して得た受口を有する熱可塑
    性樹脂製延伸パイプ。
JP18181698A 1998-06-29 1998-06-29 受口を有する熱可塑性樹脂製延伸パイプ Pending JP2000006236A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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