JP2000006051A - ネジ打ち機の自動停止装置 - Google Patents

ネジ打ち機の自動停止装置

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JP2000006051A JP17780598A JP17780598A JP2000006051A JP 2000006051 A JP2000006051 A JP 2000006051A JP 17780598 A JP17780598 A JP 17780598A JP 17780598 A JP17780598 A JP 17780598A JP 2000006051 A JP2000006051 A JP 2000006051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ打ち機の押しつけ荷重にかかわらず、所
定のねじ込み量でエアモータを停止させてねじ込み不良
を防止する。 【解決手段】 ネジ打ち機のエアモータ4への空気供給
路を開閉する開閉弁22を設け、ノーズ部に配置したコ
ンタクトアーム18によって開閉弁のステムを操作す
る。開閉弁22のパイロット空気室23aのベントポー
ト31を副開閉弁35に接続し、空気圧シリンダ3の下
部の出口ポート3bを副開閉弁35のパイロットポート
41へ接続する。ねじ込みに伴いピストン10が下死点
に達すると副開閉弁35が開く。そして、コンタクトア
ーム18が上昇してステム33が開閉弁22のパイロッ
トスプール25を押上げたときに、開閉弁22のパイロ
ット圧が副開閉弁35を通じて排出され、開閉弁22の
主スプール24が閉鎖位置に切換わってエアモータが停
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネジ打ち機の自
動停止装置に関するものであり、特に、ねじ込み完了時
にエアモータを自動的に停止させるネジ打ち機の自動停
止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧空気を動力源とし、空気圧シリンダ
のピストンに連結したドライバビットをエアモータによ
って回転駆動する構造のネジ打ち機が知られている。ネ
ジ打ち機には、安全装置としてネジ打ち機のノーズ部か
らネジの打ち込み方向へバネの付勢により突出している
コンタクトアームが設けられていて、コンタクトアーム
の先端部をネジ打ち対象物の表面に押しつけて、コンタ
クトアームの他端部をネジ打ち機内のコンタクトアーム
ストッパに突き当てるとトリガレバーの操作が可能な状
態となる。
【0003】トリガレバーを起動操作するとシリンダ内
のピストンが急速に下降し、ピストンに連結されたドラ
イバビットがネジを建材にある程度打ち込み、これと同
時にコンタクトアームストッパによるコンタクトアーム
のロックが解除され、エアモータがドライバビットを回
転駆動してネジがねじ込まれる。そして、トリガレバー
の操作を解除すればエアモータが停止し、ピストン及び
ドライバビットが上昇して待機位置にもどる。
【0004】また、ねじ込みが完了したときにエアモー
タを自動的に停止させてねじ込みの深さを一定に制御す
るように構成したものも知られている。自動停止装置と
しては、エアモータへの空気供給管路に開閉弁を設け、
コンタクトアームにより開閉弁を切換えてエアモータを
自動的に停止させるものがある。
【0005】ネジがエアモータにより回転駆動されてネ
ジ打ち対象物に進入していくと、ネジ打ち機とネジ打ち
対象物との間隔が減少し、コンタクトアームがネジ打ち
機本体側へさらに押し込まれるが、上記の自動停止装置
においてはねじ込みが完了した時点でコンタクトアーム
が開閉弁のステムを押し、開閉弁が圧力空気遮断位置に
切換わってエアモータが停止する。
【0006】また他の形式のものとしては、ドライバビ
ットを連結したピストンが、ねじ込みに伴って下死点に
達すると、ピストンに付随するシール部材がエアモータ
への空気供給路を遮断してエアモータを停止させるもの
が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ネジ打ち機を用いてネ
ジ打ち作業を行う際は、ドライバビットがネジを確実に
回転駆動するように、ネジ打ち機のコンタクトアームを
ネジ打ち対象物へある程度の圧力で押しつけている必要
がある。しかし、この押しつけ荷重が過大であると、ね
じ込み完了前にドライバビットとピストンがネジ打ち機
本体側へ押し込まれ、これに伴ってコンタクトアームも
押し込まれる。コンタクトアームにより開閉弁を切換え
る形式のネジ打ち機においてこのような状態になると、
コンタクトアームに押されて開閉弁が切換わり、ねじ込
み完了前にエアモータが停止するという不具合が発生す
る。
【0008】また、ネジ打ち機をネジ打ち対象物へ押し
つける荷重が不足した場合は、ネジ打ち込み時の反力で
ネジ打ち機がネジ打ち対象物の表面から離れることがあ
る。そして、ピストンが下死点に達したときにエアモー
タへの空気供給路が遮断される形式のネジ打ち機におい
て上記のような状態になると、ねじ込み完了以前にピス
トンが下死点に達してエアモータが停止してしまう。
【0009】このように、従来の自動停止装置を備えた
ネジ打ち機は、ネジ打ち対象物への押しつけ荷重の過不
足によってネジ締め不良が発生するという問題がある。
そこで、ネジ打ち機の押しつけ荷重にかかわらず、ねじ
込み完了まで確実にエアモータの回転を継続させてネジ
締め不良を防止し、操作を容易化するために解決すべき
技術的課題が生じてくるのであり、本発明は上記課題を
解決することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、スプライン軸の先
端にネジ頭へ係合するビットを成形したドライバビット
を空気圧シリンダのピストンへ回転自在に結合し、スプ
ライン溝付の中心穴を成形したギヤにドライバビットを
挿通し、前記ギヤを介してドライバビットを回転駆動す
るエアモータを具え、空気圧シリンダのピストンを駆動
してドライバビットによりネジを打ち込み、エアモータ
によりドライバビットを回転駆動して前記ネジをねじ込
むネジ打ち機であって、エアモータへの空気供給路に開
閉弁を設け、ネジ打ち機のノーズ部に沿ってスライド自
在なコンタクトアームをノーズ部の先端から突出させて
配置し、ねじ込みの進行に伴ってネジ打ち機本体側へ押
し込まれるコンタクトアームの上動により前記開閉弁を
閉じることでエアモータが停止するように構成したネジ
打ち機の自動停止装置において、空気圧シリンダに、ピ
ストンが下死点近傍に達したときにピストンの背面に作
用する圧力空気が前記開閉弁へ供給される空気通路を設
け、ピストンが下死点近傍に達したときに空気圧シリン
ダから前記開閉弁へ供給される空気圧とコンタクトアー
ムの上動との協働作用により前記開閉弁が閉じる協働機
構を形成したことを特徴とするネジ打ち機の自動停止装
置を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図に従って詳述する。図1はネジ打ち機1を示し、ハウ
ジング2内に空気圧シリンダ3とエアモータ4とが収納
されていて、ハウジング2のグリップ部5の前方に配置
したトリガレバー6によってグリップ部5内のトリガバ
ルブ7を開閉操作する。グリップ部5の内部は空気チャ
ンバ8であり、グリップ部5の底部に取付けたエアホー
スコネクタ9にエアホースを接続してエアコンプレッサ
から空気チャンバ8へ圧力空気を供給する。
【0012】空気圧シリンダ3のピストン10に連結さ
れているドライバビット11の外周面はスプライン溝が
成形されていて、ハウジング2の前部内に装着されてい
るギヤ12の中心のスプライン溝付穴にドライバビット
11が挿通され、ピストン10及びドライバビット11
はギヤ12に対してスライド自在になっている。ドライ
バビット11を回転駆動するエアモータ4の動力は、ハ
ウジング2の前部に配置した複数の減速ギヤ13を介し
て最終段のギヤ12に伝達される。
【0013】ノーズ部14の側面に設けたネジ送り装置
15は、一般の空気釘打ち機と同様に、図に表れない空
気圧シリンダとラチェット式送り爪によって構成され、
ネジマガジン16に収納した連結形ネジを順次ノーズ部
14内ヘ供給する。
【0014】トリガレバー6には揺動自在なフリーアー
ム17が取付けられており、フリーアーム17の前面に
対向しているコンタクトアーム18は、図1において空
気圧シリンダ3の背面側を通って前方へ延び、ノーズ部
14よりネジの射出方向へ突出している。前後スライド
自在なコンタクトアーム18の前端部のネジガイド19
には開閉自在なチャック20が枢着され、チャック20
はバネ(図示せず)により閉鎖している。
【0015】ネジガイド19を建材等に押しつけてコン
タクトアーム18を押し込むことにより、コンタクトア
ーム18がフリーアーム17の先端部に接触し、この状
態でトリガレバー6を回動操作するとフリーアーム17
を介してトリガバルブ7のステムが押されてトリガバル
ブ7が切換わり、トリガレバー6のみの操作では空気圧
シリンダ3及びエアモータ4が起動しない公知の誤射防
止機構が構成されている。
【0016】そして、図2に示すハウジング2の側面部
(図1において空気圧シリンダ3の裏面)にはエアモー
タ4への空気供給路を開閉するための二個の開閉弁より
なる自動停止装置21を内蔵している。
【0017】次に、図3乃至図6に従って自動停止装置
21を説明する。尚、図3乃至図6において中心線から
右は図1と同様にネジ打ち機の垂直断面であり、中心線
から左は水平断面を示している。
【0018】図3は待機状態にある自動停止装置21を
示し、自動停止装置21の開閉弁22は、バルブスリー
ブ部23内に挿入した円筒形の主スプール24と、主ス
プール24の下方へ挿入した小径のパイロットスプール
25とによって構成され、主スプール24とパイロット
スプール25のランドにはそれぞれOリング26が装着
されている。
【0019】主スプール24は圧縮バネ27の付勢によ
り上昇位置にあり、同図に示すようにバルブスリーブ部
23の上部の入口ポート28と出口ポート29とが常時
連通する位置にある。パイロットスプール25は主スプ
ール24内に挿入した圧縮バネ30により下方へ付勢さ
れてバルブスリーブ部23の下部ベントポート31を閉
鎖している。パイロットスプール25の下端部はバルブ
スリーブ部23の中心穴を通じて下方へ突出し、バルブ
スリーブ部23の下端部に装着した調節ダイアル32の
中心穴に装着したステム33に対向している。そして、
コンタクトアーム18の中間から平行に分岐した分岐部
の先端がステム33の下面に対向している。
【0020】開閉弁22の入口ポート28は、空気圧シ
リンダ3のピストン10の背面のヘッド側空気室3aへ
接続し、出口ポート29はエアモータ4へ接続し、その
下側のパイロットポート34は空気チャンバ8に接続し
ている。主スプール24にはパイロットポート34に対
応する位置に、主スプール24の内部空間へ貫通する通
路24aが形成されていて、空気チャンバ8の圧力空気
は主スプール24の内部を通じて主スプール24の下面
のパイロット空気室23aへ供給される。
【0021】開閉弁22と平行に配置した副開閉弁35
のバルブスリーブ部36内のスプール37は、圧縮バネ
38により下方へ付勢されて、入口ポート39とその上
方のベントポート40を常時遮断している。副開閉弁3
5の下部のパイロットポート41は、空気圧シリンダ3
の下端部近傍に設けた出口ポート3bへ接続され、ピス
トン10が下死点に達したときに空気圧シリンダ3内の
圧力空気が副開閉弁35のパイロットポート41へ供給
される。開閉弁22のベントポート31は副開閉弁35
の入口ポート39へ接続されていて、副開閉弁35が開
いたときに開閉弁22のベントポート31が大気に連通
する。
【0022】次に、ネジ打ち機の動作を説明する。図1
に示すネジガイド19の先端部をネジ打ち対象物の表面
に押しつけて、コンタクトアーム18がコンタクトアー
ムストッパ(図示せず)に突き当たるまで押し込み、ト
リガレバー6を起動操作するとトリガバルブ7が開き、
図3に示す空気圧シリンダ3のヘッドバルブ42の上面
の外縁部に作用しているパイロット空気室43の圧力空
気が大気へ排出され、同図においてヘッドバルブ42が
上昇する。これにより空気圧シリンダ3の外周の空気チ
ャンバ8から圧力空気が空気圧シリンダ3内へ流入し、
ピストン10並びにドライバビット11が下降してノー
ズ部14内のネジを打撃するとともに、エアモータ4が
ドライバビット11を回転駆動し、ピストン10は下死
点の近傍まで移動する。
【0023】ネジがねじ込み対象物に打込まれると、コ
ンタクトアームストッパによるコンタクトアーム18の
ロックが解除され、エアモータ4によりさらにネジがね
じ込まれる。ネジがねじ込まれるのに伴って、ピストン
10が下死点に向かって移動するとともにネジ打ち機が
ネジ打ち対象物へ接近し、コンタクトアーム18がネジ
打ち機本体へさらに押し込まれる。
【0024】そして、ピストン10が空気圧シリンダ3
の出口ポート3bを通過して下死点に達すると、空気圧
シリンダ3内の高圧空気が出口ポート3bを通じて副開
閉弁35のパイロットポート41へ供給されて、図4に
示すように副開閉弁35が開き、ネジ込み完了の時点で
コンタクトアーム18がステム33を押し上げて開閉弁
22のパイロットスプール25を上方へスライドさせ
る。
【0025】パイロットスプール25が上方へ移動する
と、主スプール24の下面のパイロット空気室23aと
ベントポート31とが開通するとともに、パイロットポ
ート34とパイロット空気室23aとが遮断され、主ス
プール24の下面に作用しているパイロット圧がベント
ポート31から副開閉弁35を通じて大気に排気され
る。
【0026】これにより、主スプール24の上下両面に
作用する圧力に差が生じて主スプール24が下降し、図
5に示すように、最上部のランドのOリング26により
入口ポート28と出口ポート29とが遮断され、エアモ
ータ4への空気供給が断たれてエアモータ4が停止す
る。
【0027】エアモータ4が停止後にネジ打ち機1をネ
ジ打ち対象物から浮上させると、コンタクトアーム18
が下降してステム33から離れる。そして、ステム33
及びパイロットスプール25が下降してパイロット空気
室23aとベントポート31とが遮断され、パイロット
ポート34とパイロット空気室23aとが連通してパイ
ロット空気室23aに圧力空気が供給され、主スプール
24が浮上して図3に示した初期位置に戻る。
【0028】また、トリガレバー6の操作を解除する
と、トリガバルブ7が閉じて空気圧シリンダ3のパイロ
ット空気室43に圧力空気が供給され、空気圧シリンダ
3のヘッドバルブ42が下降して図3に示す初期位置に
戻り、ピストン10及びドライバビット11は空気圧シ
リンダ3の下部外周に形成されているブローバックチャ
ンバ44の圧力により上昇して初期位置に戻る。そし
て、ピストン10が下死点から上昇して空気圧シリンダ
3内の出口ポート3bを通過した時点で、空気圧シリン
ダ3内から副開閉弁35のパイロットポート41への圧
力供給が断たれ、副開閉弁35のスプール37が下降し
て図3に示す初期位置に戻り、入口ポート39とベント
ポート40が遮断される。
【0029】次に、過大な押しつけ荷重によって、ねじ
込み中にドライバビット11及びピストン10がネジ打
ち機本体へ押し込まれ、ねじ込み完了前にコンタクトア
ーム18が開閉弁22のステム33及びパイロットスプ
ール25を排気位置に押し上げた場合を図6に示す。同
図に示すように、パイロットスプール25はステム33
に押されて上昇し、主スプール24の下面のパイロット
空気室23aとベントポート31が連通し、パイロット
空気室23aとパイロットポート34は遮断されるが、
ねじ込み完了前であるのでピストン10は下死点に達す
る前の位置にあり、副開閉弁35は閉鎖状態を維持して
いる。
【0030】したがって、主スプール24の下面に作用
しているパイロット圧は排気されず、主スプール24が
初期位置を維持しているのでエアモータ4への空気供給
が継続される。そして、ねじ込みが完了してピストン1
0が下死点に達した時点で副開閉弁35が開き、主スプ
ール24が下降して図5に示した状態となり、エアモー
タ4が停止する。
【0031】また、上記とは逆に、ネジ打ち機1をネジ
打ち対象物へ押しつける荷重が不足して、ネジ打ち込み
時の反力でネジ打ち機1がネジ打ち対象物の表面から離
れた場合は、図4に示す状態と全く同様に、ねじ込み完
了以前にピストン10が下死点に達して副開閉弁35が
開くが、コンタクトアーム18は開閉弁22を操作する
ステム33から離れているので開閉弁22は開放状態を
維持し、エアモータ4は回転を継続する。そして、ねじ
込みが完了してコンタクトアーム18がステム33及び
パイロットスプール25を押上げたときに、主スプール
24の下面のパイロット空気室23aの空気が副開閉弁
35を通って排気され、図5に示すように主スプール2
4が下降してエアモータ4への空気供給を遮断し、エア
モータ4が停止する。
【0032】尚、この発明は上記の実施形態に限定する
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネジ打ち
機の自動停止装置は、エアモータへの空気供給路に設け
た開閉弁を操作するコンタクトアームが上死点に達し、
且つ、ピストン及びドライバビットが下死点近傍に達し
たときに、開閉弁が閉じてエアモータへの空気供給を停
止するように構成している。
【0034】したがって、過大な押しつけ荷重により、
ねじ込み完了前にコンタクトアームが上死点位置まで押
し込まれたり、押しつけ荷重の不足によりネジ打ち機が
ネジ打ち対象物の表面から離れてピストンが下死点に達
した場合であってもエアモータは回転を継続し、コンタ
クトアームが上死点に達し、且つ、ピストンが下死点に
達する二つの条件を満足したときに開閉弁が閉じてエア
モータが停止する。
【0035】このように、ネジ打ち機の押しつけ荷重に
かかわらず、ねじ込み完了まで確実にエアモータが回転
を継続するので、ネジ締め不良が発生することがなく、
ねじ込み量も一定に制御されて仕上がり精度の安定化と
操作の容易化に寄与する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネジ打ち機の断面図。
【図2】ネジ打ち機の側面図。
【図3】自動停止装置を示すネジ打ち機の部分断面図。
【図4】図3に示す副開閉弁が開いた状態を示すネジ打
ち機の部分断面図。
【図5】図3に示す開閉弁と副開閉弁が開いた状態を示
すネジ打ち機の部分断面図。
【図6】過大な押しつけ力によりコンタクトアームが押
し込まれた状態を示すネジ打ち機の部分断面図。
【符号の説明】
1 ネジ打ち機 2 ハウジング 3 空気圧シリンダ 4 エアモータ 10 ピストン 11 ドライバビット 14 ノーズ部 18 コンタクトアーム 22 開閉弁 23 バルブスリーブ部 23a パイロット空気室 24 主スプール 25 パイロットスプール 28 入口ポート 29 出口ポート 31 ベントポート 33 ステム 34 パイロットポート 35 副開閉弁 36 バルブスリーブ部 37 スプール 39 入口ポート 40 ベントポート 41 パイロットポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライン軸の先端にネジ頭へ係合する
    ビットを成形したドライバビットを空気圧シリンダのピ
    ストンへ回転自在に結合し、スプライン溝付の中心穴を
    成形したギヤにドライバビットを挿通し、前記ギヤを介
    してドライバビットを回転駆動するエアモータを具え、
    空気圧シリンダのピストンを駆動してドライバビットに
    よりネジを打ち込み、エアモータによりドライバビット
    を回転駆動して前記ネジをねじ込むネジ打ち機であっ
    て、 エアモータへの空気供給路に開閉弁を設け、ネジ打ち機
    のノーズ部に沿ってスライド自在なコンタクトアームを
    ノーズ部の先端から突出させて配置し、ねじ込みの進行
    に伴ってネジ打ち機本体側へ押し込まれるコンタクトア
    ームの上動により前記開閉弁を閉じることでエアモータ
    が停止するように構成したネジ打ち機の自動停止装置に
    おいて、 空気圧シリンダに、ピストンが下死点近傍に達したとき
    にピストンの背面に作用する圧力空気が前記開閉弁へ供
    給される空気通路を設け、ピストンが下死点近傍に達し
    たときに空気圧シリンダから前記開閉弁へ供給される空
    気圧とコンタクトアームの上動との協働作用により前記
    開閉弁が閉じる協働機構を形成したことを特徴とするネ
    ジ打ち機の自動停止装置。
  2. 【請求項2】 エアモータへの空気供給路にパイロット
    操作式の開閉弁を設け、前記開閉弁のパイロット空気室
    のベントポートをパイロット操作式の副開閉弁の入口ポ
    ートに接続し、ピストンが下死点近傍に達したときにピ
    ストンの背面に作用する圧力空気と導通する前記空気通
    路を副開閉弁のパイロットポートへ接続し、ピストンが
    下死点近傍に達して副開閉弁が開き、且つ、コンタクト
    アームが前記開閉弁のパイロット空気室を開閉操作する
    ステムを押したときに、開閉弁のパイロット空気室の圧
    力空気が副開閉弁を通じて排気されて開閉弁が閉じるよ
    うに構成した請求項1記載のネジ打ち機の自動停止装
    置。
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