JP2000005760A - 電解式脱リン装置 - Google Patents

電解式脱リン装置

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JP2000005760A
JP2000005760A JP17193398A JP17193398A JP2000005760A JP 2000005760 A JP2000005760 A JP 2000005760A JP 17193398 A JP17193398 A JP 17193398A JP 17193398 A JP17193398 A JP 17193398A JP 2000005760 A JP2000005760 A JP 2000005760A
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JP
Japan
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electrolysis
metal sheet
anode
electrolytic
immersed
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JP17193398A
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English (en)
Inventor
Hironori Katayama
弘典 片山
Zenji Takahashi
善次 高橋
Masako Saimoto
雅子 才本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期に亘って安定した脱リン性能を得ること
ができ、陽極を交換せずに長期間使用することができる
電解式脱リン装置を提供する。 【解決手段】 リン成分を含有する排水に陽極1と陰極
2を浸漬し、陽極1と陰極2との間に通電して電気分解
することによってリン成分を難溶化して析出させるよう
にした電解式脱リン装置に関する。陽極1を水に浸漬さ
れ電気分解を受ける電気分解作用部1aと、水に浸漬さ
れず電気分解を受けない電気分解非作用部1bとから形
成し、電気分解非作用部1bから電気分解作用部1aへ
電極材料が供給されるようにする。電気分解性能の低下
に応じて電気分解非作用部1bから電極材料を電気分解
作用部1aに供給して電気分解を安定して行なわせるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水の浄化槽、特
に家庭用浄化槽に用いられる電解式脱リン装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】環境問題の一つに家庭用排水があり、中
でも家庭用排水に含まれる窒素やリンは河川や湖の富栄
養化の原因になっている。下水処理設備を有する地域で
は、主に生物学的方法によってこれらの成分を除去して
いるが、下水処理設備のない地域においては各家庭でこ
れらの成分を除去する必要がある。
【0003】そこで近年、各家庭単位でこれらの窒素や
リンを浄化することができる技術の開発が行なわれてお
り、リンに関しては、排水中のリン成分を電気分解法で
除去する方法(特開昭60−44090号公報等参照)
が提供されている。この電気分解法は、リン酸イオンと
結合して水に難溶性の金属リン酸塩を生成させる金属か
らなる電極を陽極として、リン成分を含有する排水に陽
極と陰極を浸漬し、陽極と陰極の間に通電して電気分解
を行なうようにした方法であり、陽極から上記の金属が
イオン化して溶出し、排水中のリン酸イオンと結合して
水に難溶性の金属リン酸塩となって析出するので、これ
を沈澱させたり、濾過したりすることによって、リン成
分を除去することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
電気分解してリン成分を除去するにあたって、陽極から
は金属イオンが溶出するためにその体積が減少し、電気
分解の性能が低下していくものであり、また電気分解の
副生成物である水酸化物等が陽極の表面に析出して電気
絶縁物であるこの水酸化物等で陽極が覆われると、電気
分解の性能が低下していくものであり、安定した脱リン
性能を得ることが難しいという問題があった。特に、家
庭用の脱リン装置では、維持管理がし易く、寿命が長い
ことなどが必要とされ、電極の交換は少なくとも半年以
上で且つそれまではメンテナンスフリーで安定した脱リ
ン性能が得られなければならないが、このような要求を
満たすことができないものであった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、長期に亘って安定した脱リン性能を得ることがで
き、陽極を交換せずに長期間使用することができる電解
式脱リン装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電解式脱リ
ン装置は、リン成分を含有する排水に陽極1と陰極2を
浸漬し、陽極1と陰極2との間に通電して電気分解する
ことによってリン成分を難溶化して析出させるようにし
た電解式脱リン装置において、陽極1を水に浸漬され電
気分解を受ける電気分解作用部1aと、水に浸漬されず
電気分解を受けない電気分解非作用部1bとから形成
し、電気分解非作用部1bから電気分解作用部1aへ電
極材料が供給されるようにして成ることを特徴とするも
のである。
【0007】また請求項2の発明は、電気分解の性能の
低下を検知する検知手段を具備し、検知手段による電気
分解性能の低下の検知に基づいて電気分解非作用部1b
から電気分解作用部1aへ電極材料が供給されるように
して成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、陽極1と陰極2の
間の電圧を検知する電圧検知部3で、上記の検知手段を
形成して成ることを特徴とするものである。
【0009】また請求項4の発明は、排水中のリンの濃
度を検知するリン濃度検知センサー4で、上記の検知手
段を形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、金属シート5で陽
極1を形成し、供給ロール6に巻いた金属シート5を電
気分解非作用部1bとして排水の上方に配置すると共
に、供給ロール6から繰り出した金属シート5を排水に
浸漬させて電気分解作用部1aとして成ることを特徴と
するものである。
【0011】また請求項6の発明は、電気分解非作用部
1bの供給ロール6から繰り出した金属シート5を垂れ
下げて排水に浸漬させて電気分解作用部1aとして成る
ことを特徴とするものである。
【0012】また請求項7の発明は、電気分解非作用部
1bの供給ロール6から繰り出した金属シート5を排水
に浸漬させて電気分解作用部1aとし、電気分解作用部
1aの金属シート5をリターンロール10に懸けて反転
させると共にこの金属シート5を巻取りロール7に巻き
取るようにして成ることを特徴とするものである。
【0013】また請求項8の発明は、供給ロール6と巻
取りロール7とリターンロール10を上下動させて排水
に浸漬させた電気分解作用部1aの金属シート5を上下
に揺らすようにして成ることを特徴とするものである。
【0014】また請求項9の発明は、排水中の金属シー
ト5の表面に接するブラシ8を具備して成ることを特徴
とするものである。
【0015】また請求項10の発明は、ブラシ8を移動
自在にして成ることを特徴とするものである。
【0016】また請求項11の発明は、金属シート5で
陽極1を形成し、金属シート5をつづら折りに折ったつ
づら折り部9を電気分解非作用部1bとして排水の上方
に配置すると共に、つづら折り部9から繰り出した金属
シート5を排水に浸漬させて電気分解作用部1aとして
成ることを特徴とするものである。
【0017】また請求項12の発明は、陽極材料がアル
ミニウムであり、陰極材料がSUSであることを特徴と
するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】図1は電解式脱リン装置の実施の形態の一
例を示すものであり、13は電解槽であって、電解槽1
3内は活性汚泥で満たされており、給水管14から排水
15が電解槽13に導入されると共に、電解槽13で電
解処理された排水15は平膜フィルターなどのフィルタ
ー16に通して排水管17から排出されるようにしてあ
る。電解槽13には陽極1と陰極2が配置してある。陽
極1はアルミニウムや鉄などの電気分解の際に排水15
に溶出すると共に排水15中のリン成分と反応して水に
難溶性の金属リン酸塩を生成させる金属材料で形成して
ある。図1の実施の形態では、供給ロール6に巻いた金
属シート5を陽極1の電極材料として用いるようにして
あり、供給ロール6の両端の軸18を電解槽13の上端
の軸受け部19に回転自在に軸支して、排水15に浸漬
しないように供給ロール6を排水15の上方に配置して
ある。電解槽13の外面にはモータ受け板20が張り出
して設けてあり、このモータ受け板20に取り付けたモ
ータ21に軸18を接続し、モータ21を作動させるこ
とによって、供給ロール6を回転させることができるよ
うにしてある。そして供給ロール6を回転させることに
よって供給ロール6から繰り出される金属シート5を垂
れ下げて、電解槽13の排水15中に浸漬させてある。
供給ロール6に巻いた部分の金属シート5が電気分解の
作用をしない電気分解非作用部1bとなり、供給ロール
6から繰り出されて排水15に浸漬される部分の金属シ
ート5が電気分解の作用をする電気分解作用部1aとな
るものである。
【0020】陰極2は、SUS(ステンレス鋼)や鉄な
ど任意の金属で形成することができるものであり、陽極
1の電気分解作用部1aに対向させて配置してある。上
記の陽極1は直流電源22のプラス側に、陰極2は直流
電源22のマイナス側にそれぞれ接続してある。陽極1
への直流電源22の接続は、供給ロール6に巻いた電気
分解非作用部1bの金属シート5に摺接するように刷子
板23を配置し、この刷子板23に直流電源22を結線
することによって、刷子板23を介して行なうようにし
てある。
【0021】上記のように形成される電解式脱リン装置
にあって、陽極1と陰極2の間に直流電流が通電される
と、電気分解によって陽極1の電気分解作用部1aを形
成する金属から排水15中に金属イオンが溶出され、こ
の金属イオンが排水15中のリン成分と反応する。リン
成分は一般にリン酸イオンとして排水15に溶解してい
るので、溶出された金属イオンはリン酸イオンと反応し
て水に難溶性の金属リン酸塩が生成される。例えば、陽
極1が鉄で作製されている場合には鉄イオンが溶出し、
この鉄イオンがリン酸イオンと反応して水に難溶性のリ
ン酸鉄が生成される。また陽極1がアルミニウムで形成
されている場合にはアルミニウムイオンが溶出し、この
アルミニウムイオンがリン酸イオンと反応して水に難溶
性のリン酸アルミニウムが生成される。このように電気
分解を行なうことによって、排水15中のリン成分は水
に難溶性の金属リン酸塩として析出するので、これを沈
澱あるいはフィルター16で濾過して除去することがで
き、リン成分を除去した状態で排水15を排水管17か
ら排水することができるものである。
【0022】ここで、電気分解の進行に伴って、陽極1
の電気分解作用部1aから金属イオンが溶出し、電気分
解作用部1aの体積(表面積)が減少し、陽極1として
の機能が低下して電気分解性能が低下する。また電気分
解の際の副生成物として生じる水酸化物などが陽極1の
電気分解作用部1aの表面に付着し、電気絶縁物である
この水酸化物などで電気分解作用部1aの表面が覆われ
ると、電気分解が阻害される。そこで本発明では、モー
タ21を作動させて供給ロール6を回転させ、供給ロー
ル6から金属シート5を繰り出し、電気分解非作用部1
bの金属シート5を排水15に浸漬させて電気分解作用
部1aに供給するようにしてある。このように排水15
に浸漬されておらず電気分解の作用を受けていない電気
分解非作用部1bの金属シート5を電気分解作用部1a
に供給することによって、この体積が減少していないと
共に水酸化物などで覆われていない新たな金属シート5
で電気分解を行なうことができ、電気分解性能が低下す
るのを防いで安定して脱リンを行なうことができるもの
であり、またこのように電気分解非作用部1bの金属シ
ート5が電気分解作用部1aに供給されることによっ
て、陽極1の寿命が長くなり、長期間に亘って陽極1の
交換が不要になるものである。ここで、図1の実施の形
態では、所定の設定された時間毎に、所定の設定された
回転数で供給ロール6を回転するようにモータ21の作
動を制御するようにしてあり、所定時間毎に所定の長さ
の金属シート5が電気非分解作用部1bから電気分解作
用部1aに供給されるようにしてある。
【0023】図2は本発明の実施の形態の他の例を示す
ものであり、陽極1による電気分解の性能の低下を検知
する検知手段を具備し、検知手段による電気分解性能の
低下の検知に基づいて電気分解非作用部1bから電気分
解作用部1aへ金属シート5を供給するようにモータ2
1を制御するようにしてある。この図2の実施の形態で
は、陽極1と陰極2の間に電圧計などで形成される電圧
検知部3が接続してあり、この電圧検知部3で検知手段
を形成するようにしてある。この電圧検知部3はCPU
などを具備して形成されるモータ制御部24に電気的に
接続してあり、モータ制御部24に電気的に接続される
モータ21をモータ制御部24によって制御することが
できるようにしてある。その他の構成は図1のものと同
じである。
【0024】図2のものにあって、既述のように電気分
解の進行に伴って、陽極1の電気分解作用部1aの体積
が減少し、水酸化物などの電気絶縁物で電気分解作用部
1aの表面が覆われて、電気分解の性能が低下すると、
図3に示すように電圧検知部3で検出される電圧が上昇
する。そこで、電気分解性能と電圧の関係を予め実験的
に求めておき、電気分解性能の許容限界のときの電圧を
所定電圧値としてモータ制御部24に登録してある。そ
して電圧検知部3で検知された電圧のデータがモータ制
御部24に入力されると、所定電圧値と検知電圧とが比
較演算され、検知電圧が所定電圧に達すると、モータ制
御部24からの指令でモータ21が作動して供給ロール
6を回転させ、供給ロール6から金属シート5を繰り出
して、電気分解非作用部1bの金属シート5を電気分解
作用部1aに所定寸法供給するようにしてある。金属シ
ート5が電気分解非作用部1bから電気分解作用部1a
に供給されると、体積が減少していないと共に水酸化物
などで覆われていない新たな金属シート5で電気分解が
行なわれるので、電圧検知部3で検出される電圧は降下
する。
【0025】このようにして、電圧の上昇から電気分解
性能の低下を検知して、電気分解非作用部1bから金属
シート5を電気分解作用部1aに自動的に供給すること
ができるものであり、電気分解性能を安定させて一層安
定した脱リン性能を得ることができると共に、不必要に
電気分解非作用部1bから電気分解作用部1aに金属シ
ート5が供給されることがなくなり、陽極1の寿命を一
層長いものにすることができるものである。
【0026】図4は、陽極1の電気分解作用部1aの汚
れを検知する検知手段として、排水15中のリンの濃度
を検知するリン濃度検知センサー4を用いるようにして
いる。このリン濃度検知センサー4はCPUなどを具備
して形成されるモータ制御部24に電気的に接続してあ
り、モータ制御部24に電気的に接続されるモータ21
をモータ制御部24によって制御することができるよう
にしてある。その他の構成は図1のものと同じである。
【0027】図4のものにあって、電気分解の進行に伴
って、陽極1の電気分解作用部1aの体積が減少し、水
酸化物などの電気絶縁物で電気分解作用部1aの表面が
覆われ、電気分解性能が低下すると、図5に示すように
電解槽13の排水15中のリン濃度が上昇する。そこ
で、排水のリン濃度の基準値がモータ制御部24に登録
してあり、そしてリン濃度検知センサー4で検出された
排水15中のリン濃度のデータがモータ制御部24に入
力されると、基準値と検出されたリン濃度とが比較演算
され、リン濃度が基準値に達すると、モータ制御部24
からの指令でモータ21が作動して供給ロール6を回転
させ、供給ロール6から金属シート5を繰り出して、電
気分解非作用部1bの金属シート5を電気分解作用部1
aに所定寸法供給するようにしてある。金属シート5が
電気分解非作用部1bから電気分解作用部1aに供給さ
れると、体積が減少していないと共に水酸化物などで覆
われていない新たな金属シート5で電気分解が行なわれ
るので、排水15中のリン濃度は降下する。
【0028】このようにして、排水15中のリン濃度の
上昇から電気分解性能の低下を検知して、電気分解非作
用部1bから金属シート5を電気分解作用部1aに自動
的に供給することができるものであり、電気分解性能を
安定させて一層安定した脱リン性能を得ることができる
と共に、不必要に電気分解非作用部1bから電気分解作
用部1aに金属シート5が供給されることがなくなり、
陽極1の寿命を一層長いものにすることができるもので
ある。
【0029】図6は本発明の実施の形態の他の例を示す
ものであり、電解槽13の底部内に供給ロール6と平行
にリターンロール10が回転自在に配置してあり、また
排水13より上方位置において電解槽13の上部に供給
ロール6と平行に巻取りロール7が配置してある。供給
ロール6は両端の軸18を電解槽13の上端の軸受け部
19に回転自在に軸支してあり、リターンロール10は
両端の軸28を電解槽13の内壁面に回転自在に軸支し
てある。また巻取りロール7は両端の軸27を電解槽1
3の上端の軸受け部29に回転自在に軸支してある。電
解槽13の外面にはモータ受け板20が張り出して設け
てあり、このモータ受け板20に取り付けたモータ21
に軸27を接続し、モータ21を作動させることによっ
て、巻取りロール7を回転させることができるようにし
てある。供給ロール6には陽極1を形成する金属シート
5が巻き付けてあり、供給ロール6から繰り出した金属
シート5をリターンロール10の下面に懸けて反転させ
ると共に巻取りロール7に巻き付けてある。供給ロール
6に巻いた部分の金属シート5が電気分解の作用をしな
い電気分解非作用部1bとなり、供給ロール6から繰り
出されて排水15に浸漬され、リターンロール10に懸
けられた部分の金属シート5が電気分解の作用をする電
気分解作用部1aとなるものである。その他の構成は図
1のものと同じである。
【0030】この図6のものにあって、電気分解の進行
に伴って、陽極1の電気分解作用部1aの体積が減少
し、水酸化物などの電気絶縁物で電気分解作用部1aの
表面が覆われて、電気分解の性能が低下すると、モータ
21を作動させて巻取りロール7を回転させ、電気分解
作用部1aの金属シート5を巻取りロール7に巻き取る
ことによって、供給ロール6から電気分解非作用部1b
の金属シート5を繰り出し、電気分解非作用部1bの金
属シート5を電気分解作用部1aに供給するようにして
ある。このように排水15に浸漬されておらず電気分解
の作用を受けていない電気分解非作用部1bの金属シー
ト5を電気分解作用部1aに供給することによって、こ
の体積が減少していないと共に水酸化物などで覆われて
いない新たな金属シート5で電気分解を行なうことがで
き、電気分解性能が低下するのを防いで安定して脱リン
を行なうことができるものであり、またこのように電気
分解非作用部1bの金属シート5が電気分解作用部1a
に供給されることによって、陽極1の寿命が長くなり、
長期間に亘って陽極1の交換が不要になるものである。
ここで、図1の実施の形態のように、供給ロール6から
繰り出した金属シート5を垂れ下げて電気分解作用部1
aとするようにした場合には、垂れ下げられた金属シー
ト5が排水13の流れなどで揺れ、陰極2に接触して短
絡が生じるおそれがあるが、図6のものでは排水15に
浸漬されている電気分解作用部1aの金属シート5はリ
ターンロール10に懸けられて固定された状態にあるの
で、排水13の流れなどで揺れて陰極2に接触するよう
なことを防ぐことができるものである。
【0031】図7の実施の形態は、図6の実施の形態に
加えて、ブラシ8を具備するようにしたものである。ブ
ラシ8は両端を電解槽13の内面に固定して排水15中
において電解槽13内に配置してあり、ブラシ8を電気
分解作用部1aの金属シート5の陰極2と対向する表面
に接触させてある。その他の構成は図6のものと同じで
ある。このものにあって、モータ21を作動させて巻取
りロール7を回転させて金属シート5を巻き取ることに
よって、供給ロール6から電気分解非作用部1bの金属
シート5を繰り出して電気分解非作用部1bに供給する
際に、金属シート5がブラシ8に摺接し、金属シート5
の表面に付着している水酸化物などの電気絶縁物をブラ
シ8で擦り取ることができるものである。このように金
属シート5の表面に付着している電気絶縁物をブラシ8
で擦り取ることによって、電気分解性能を安定させて一
層安定した脱リン性能を得ることができ、また陽極1の
寿命を一層長いものにすることができるものである。
【0032】図8の実施の形態は、図7の実施の形態に
加えて、陽極1を形成する金属シート5の全体を上下動
させるようにしたものである。すなわちこのものでは、
供給ロール6の軸18を軸支する軸受け31と巻取りロ
ール7の軸27に結合したモータ21を上下昇降自在に
電解槽13の外側に配設した昇降板32の上に取り付け
てある。そして電解槽13の外面に固定して張り出した
固定板33の上に昇降用モータ34が取り付けてあり、
この昇降用モータ34の出力軸に回転中心を偏心させた
カム板35が取り付けてある。カム板35は外周を昇降
板32の下面に当接させてあり、昇降用モータ34を駆
動してカム板35を回転させることによって、カム板3
5の変位に従って昇降板32を上下方向に昇降させるこ
とができ、昇降板32の昇降に従って供給ロール6と巻
取りロール7を上下動させることができるものである。
また電解槽13の内壁面には縦方向に長いガイド溝36
が凹設してあって、リターンロール10の軸28はこの
ガイド溝36に先端部を差込んで軸支してあり、リター
ンロール10はガイド溝36に沿って上下動できるよう
にしてある。従って、昇降用モータ34を作動させて供
給ロール6と巻取りロール7を上下動させると、金属シ
ート5に引かれてリターンロール10も上下動すること
になり、陽極1を形成する金属シート5の全体を上下動
させて、排水15中に浸漬されている電気分解作用部1
aの金属シート5を排水15中で上下動させることがで
きるものである。尚、供給ロール6と巻取りロール7と
リターンロール10を上下動させるこの構成は、供給ロ
ール6と巻取りロール7とリターンロール10の他方の
端部にも設けられているものである(図示は省略)。そ
の他の構成は図7のものと同じである。
【0033】そしてこのように金属シート5の全体を上
下動させて電気分解作用部1aの金属シート5を排水1
5中で上下動させることによって、電気分解作用部1a
の金属シート5の表面に付着している水酸化物などの電
気絶縁物を落とすことができるものであり、電気分解性
能を安定させて一層安定した脱リン性能を得ることがで
き、また陽極1の寿命を一層長いものにすることができ
るものである。
【0034】図9の実施の形態は、図7の実施の形態に
おいて、ブラシ8を可動に形成するようにしたものであ
る。すなわち、電解槽13の外壁面に受け板38を張り
出して設けてあり、この受け板38の上にブラシ用モー
タ39が取り付けてある。このブラシ用モータ39の出
力軸40の先端部は排水15の水面の上方位置において
電解槽13の壁面に貫通させて電解層3内に突出させて
あり、また電解槽13の内壁面に出力軸40の上方にお
いてプーリ41が回転自在に取り付けてある。ブラシ用
モータ39の出力軸40の先端部には紐42の一端部を
巻き付けるようにしてあり、この紐42はプーリ41に
架けて垂れ下げ、紐42の垂れ下げた下端をブラシ8の
端部に結合してある。ブラシ8は電解槽13内に上下動
自在に配置してあり、ブラシ用モータ39の出力軸40
を回転駆動させて出力軸40に紐42を巻き付けること
によって、ブラシ8を引き上げることができると共に、
出力軸40を逆方向に回転させて出力軸40から紐42
を繰り出すことによって、ブラシ8をその自重で引き下
げることができるものであり、電気分解作用部1aの金
属シート5の陰極2と対向する表面に沿ってブラシ8を
上下動させることができるものである。尚、ブラシ8を
上下動させる構成は、ブラシ8の他方の端部にも設けら
れているものである(図示は省略)。その他の構成は図
7と同じである。
【0035】このように電気分解作用部1aの金属シー
ト5の表面に沿ってブラシ8を移動させることによっ
て、金属シート5の表面に付着している電気絶縁物をブ
ラシ8で擦り取ることができ、電気分解性能を安定させ
て一層安定した脱リン性能を得ることができるものであ
り、また陽極1の寿命を一層長いものにすることができ
るものである。尚、ブラシ8は金属シート5の表面に沿
って上下に移動させるようにする他、金属シート5の表
面と垂直な方向に前後移動させるようにして、金属シー
ト5にブラシ8を密着させたり、離したりするようにし
てもよい。
【0036】図10は本発明の実施の形態の他の例を示
すものであり、電解槽13の上端部に傾斜した載置板4
4が設けてあり、この載置板44の上に金属シート5を
つづら折り(蛇腹折り)に折ったつづら折り部9が載置
してある。また電解槽13の上端部にモータやプランジ
ャなどで形成されるつめ作動装置45が設けてあり、こ
のつめ作動装置45で上下動される係止つめ46が載置
板44の下端部の上側に配置してある。そしてこの係止
つめ46で図11のように載置板44の上の金属シート
5のつづら折り部9を係止してつづら折り部9を載置板
44の上に保持するようにしてある。この載置板44の
上のつづら折り部9の金属シート5が陽極1の電気分解
非作用部1bとなるものであり、つづら折り部9から垂
下されて排水15中に浸漬される部分の金属シート5が
陽極1の電気分解作用部1aとなるものである。その他
の構成は図1のものと同じである。このものにあって、
電気分解の進行に伴って、陽極1の電気分解作用部1a
の体積が減少し、水酸化物などの電気絶縁物で電気分解
作用部1aの表面が覆われて、電気分解の性能が低下す
ると、つめ作動装置45が作動して係止つめ46が図1
1の矢印のように上下に一往復移動し、一時的に係止つ
め46による係止が外れ、つづら折り部9の一折れ分の
金属シート5が載置板44から下方へ落ち、電気分解非
作用部1bの金属シート5が電気分解作用部1aに供給
される。このように排水15に浸漬されておらず電気分
解の作用を受けていない電気分解非作用部1bの金属シ
ート5を電気分解作用部1aに供給することによって、
この体積が減少していないと共に水酸化物などで覆われ
ていない新たな金属シート5で電気分解を行なうことが
でき、電気分解性能が低下するのを防いで安定して脱リ
ンを行なうことができるものであり、またこのように電
気分解非作用部1bの金属シート5が電気分解作用部1
aに供給されることによって、陽極1の寿命が長くな
り、長期間に亘って陽極1の交換が不要になるものであ
る。
【0037】尚、陽極1の材料としてはアルミニウム
が、陰極2の材料としてはSUSが好ましい。陽極1を
アルミニウムで形成することによって、電気分解による
金属リン酸塩の生成の効率が高くなり、脱リン性能を高
く得ることができるものであり、また陰極2をSUSで
形成することによって、陰極2の耐久性を高めて寿命を
長く維持することができるものである。
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明は、リン成分を含有
する排水に陽極と陰極を浸漬し、陽極と陰極との間に通
電して電気分解することによってリン成分を難溶化して
析出させるようにした電解式脱リン装置において、陽極
を水に浸漬され電気分解の作用をする電気分解作用部
と、水に浸漬されず電気分解の作用をしない電気分解非
作用部とから形成し、電気分解非作用部から電気分解作
用部へ電極材料が供給されるようにしたので、電気分解
の作用を受けていない電気分解非作用部の電極材料を電
気分解作用部に供給することによって、この体積が減少
していないと共に水酸化物などで覆われていない新たな
電極材料で電気分解を行なうことができるものであり、
電気分解性能が低下するのを防いで安定して脱リンを行
なうことができると共に、陽極の寿命が長くなって、長
期間に亘って陽極の交換が不要になるものである。
【0039】また請求項2の発明は、電気分解の性能の
低下を検知する検知手段を具備し、検知手段による電気
分解性能の低下の検知に基づいて電気分解非作用部から
電気分解作用部へ電極材料が供給されるようにしたの
で、電気分解性能の低下に応じて電気分解非作用部から
電極材料を電気分解作用部に供給することができ、電気
分解性能を安定させて一層安定した脱リン性能を得るこ
とができると共に、不必要に電気分解非作用部から電気
分解作用部に電極材料が供給されることがなくなり、陽
極の寿命を一層長いものにすることができるものであ
る。
【0040】また請求項3の発明は、陽極と陰極の間の
電圧を検知する電圧検知部で、上記の検知手段を形成す
るようにしたので、電圧の上昇から電気分解性能の低下
を検知して、電気分解非作用部から電極材料を電気分解
作用部に供給することができるものであり、電気分解性
能を安定させて一層安定した脱リン性能を得ることがで
きると共に、不必要に電気分解非作用部から電気分解作
用部に電極材料が供給されることがなくなり、陽極の寿
命を一層長いものにすることができるものである。
【0041】また請求項4の発明は、排水中のリンの濃
度を検知するリン濃度検知センサーで、上記の検知手段
を形成するようにしたので、リン濃度の上昇から電気分
解性能の低下を検知して、電気分解非作用部から電極材
料を電気分解作用部に供給することができるものであ
り、電気分解性能を安定させて一層安定した脱リン性能
を得ることができると共に、不必要に電気分解非作用部
から電気分解作用部に電極材料が供給されることがなく
なり、陽極の寿命を一層長いものにすることができるも
のである。
【0042】また請求項5の発明は、金属シートで陽極
を形成し、供給ロールに巻いた金属シートを電気分解非
作用部として排水の上方に配置すると共に、供給ロール
から繰り出した金属シートを排水に浸漬させて電気分解
作用部とするようにしたので、供給ロールの回転による
金属シートの繰り出しで電気分解非作用部から電気分解
作用部に電極材料を供給することができ、電気分解非作
用部から電気分解作用部に電極材料を供給する装置の構
造を簡単なものに形成することができるものである。
【0043】また請求項6の発明は、電気分解非作用部
の供給ロールから繰り出した金属シートを垂れ下げて排
水に浸漬させて電気分解作用部とするようにしたので、
電気分解作用部の構造を簡単なものとすることができる
ものである。
【0044】また請求項7の発明は、電気分解非作用部
の供給ロールから繰り出した金属シートを排水に浸漬さ
せて電気分解作用部とし、電気分解作用部の金属シート
をリターンロールに懸けて反転させると共にこの金属シ
ートを巻取りロールに巻き取るようにしたので、排水に
浸漬されている電気分解作用部の金属シートはリターン
ロールに懸けられて固定された状態にあり、電気分解作
用部の金属シートが揺れて陰極に接触して短絡が発生す
ることを防ぐことができるものである。
【0045】また請求項8の発明は、供給ロールと巻取
りロールとリターンロールを上下動させて排水に浸漬さ
せた電気分解作用部の金属シートを上下に揺らすように
したので、電気分解作用部の金属シートの表面に付着し
ている水酸化物などの電気絶縁物を落とすことができ、
電気分解性能を安定させて一層安定した脱リン性能を得
ることができると共に、陽極の寿命を一層長いものにす
ることができるものである。
【0046】また請求項9の発明は、排水中の金属シー
トの表面に接するブラシを具備したので、供給ロールか
ら電気分解非作用部の金属シートを繰り出して電気分解
非作用部に供給する際に、金属シートがブラシに摺接
し、金属シートの表面に付着している水酸化物などの電
気絶縁物をブラシで擦り取ることができるものであり、
電気分解性能を安定させて一層安定した脱リン性能を得
ることができると共に、陽極の寿命を一層長いものにす
ることができるものである。
【0047】また請求項10の発明は、ブラシを移動自
在にしたので、ブラシを移動させて金属シートの表面に
付着している水酸化物などの電気絶縁物をブラシで擦り
取ることができるものであり、電気分解性能を安定させ
て一層安定した脱リン性能を得ることができると共に、
陽極の寿命を一層長いものにすることができるものであ
る。
【0048】また請求項11の発明は、金属シートで陽
極を形成し、金属シートをつづら折りに折ったつづら折
り部を電気分解非作用部として排水の上方に配置すると
共に、つづら折り部から繰り出した金属シートを排水に
浸漬させて電気分解作用部とするようにしたので、つづ
ら折り部からの金属シートの繰り出しで電気分解非作用
部から電気分解作用部に電極材料を供給することがで
き、電気分解非作用部から電気分解作用部に電極材料を
供給する装置の構造を簡単なものに形成することができ
るものである。
【0049】また請求項12の発明は、陽極材料がアル
ミニウムであり、陰極材料がSUSであるので、陽極を
アルミニウムで形成することによって、電気分解による
金属リン酸塩の生成の効率を高めて脱リン性能を高く得
ることができるものであり、また陰極をSUSで形成す
ることによって、陰極の耐久性を高めて寿命を長く維持
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略斜視図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図3】同上の電圧と時間の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図5】同上のリン濃度と時間の関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図7】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図8】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図9】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜視
図である。
【図10】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略斜
視図である。
【図11】同上の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 陽極 1a 電気分解作用部 1b 電気分解非作用部 2 陰極 3 電圧検知部 4 リン濃度検知センサー 5 金属シート 6 供給ロール 7 巻取りロール 8 ブラシ 9 つづら折り部 10 リターンロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 才本 雅子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4D038 AA08 AB47 BA02 BB10 4D061 AA08 AB09 AB18 AC13 BA03 BA07 BB01 BB04 BB14 BB27 BB28 BB33 BB37 BB39

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン成分を含有する排水に陽極と陰極を
    浸漬し、陽極と陰極との間に通電して電気分解すること
    によってリン成分を難溶化して析出させるようにした電
    解式脱リン装置において、陽極を水に浸漬され電気分解
    の作用をする電気分解作用部と、水に浸漬されず電気分
    解の作用をしない電気分解非作用部とから形成し、電気
    分解非作用部から電気分解作用部へ電極材料が供給され
    るようにして成ることを特徴とする電解式脱リン装置。
  2. 【請求項2】 電気分解の性能の低下を検知する検知手
    段を具備し、検知手段による電気分解性能の低下の検知
    に基づいて電気分解非作用部から電気分解作用部へ電極
    材料が供給されるようにして成ることを特徴とする請求
    項1に記載の電解式脱リン装置。
  3. 【請求項3】 陽極と陰極の間の電圧を検知する電圧検
    知部で、上記の検知手段を形成して成ることを特徴とす
    る請求項2に記載の電解式脱リン装置。
  4. 【請求項4】 排水中のリンの濃度を検知するリン濃度
    検知センサーで、上記の検知手段を形成して成ることを
    特徴とする請求項2に記載の電解式脱リン装置。
  5. 【請求項5】 金属シートで陽極を形成し、供給ロール
    に巻いた金属シートを電気分解非作用部として排水の上
    方に配置すると共に、供給ロールから繰り出した金属シ
    ートを排水に浸漬させて電気分解作用部として成ること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解式
    脱リン装置。
  6. 【請求項6】 電気分解非作用部の供給ロールから繰り
    出した金属シートを垂れ下げて排水に浸漬させて電気分
    解作用部として成ることを特徴とする請求項5に記載の
    電解式脱リン装置。
  7. 【請求項7】 電気分解非作用部の供給ロールから繰り
    出した金属シートを排水に浸漬させて電気分解作用部と
    し、電気分解作用部の金属シートをリターンロールに懸
    けて反転させると共にこの金属シートを巻取りロールに
    巻き取るようにして成ることを特徴とする請求項5に記
    載の電解式脱リン装置。
  8. 【請求項8】 供給ロールと巻取りロールとリターンロ
    ールを上下動させて排水に浸漬させた電気分解作用部の
    金属シートを上下に揺らすようにして成ることを特徴と
    する請求項7に記載の電解式脱リン装置。
  9. 【請求項9】 排水中の金属シートの表面に接するブラ
    シを具備して成ることを特徴とする請求項7又は8に記
    載の電解式脱リン装置。
  10. 【請求項10】 ブラシを移動自在にして成ることを特
    徴とする請求項9に記載の電解式脱リン装置。
  11. 【請求項11】 金属シートで陽極を形成し、金属シー
    トをつづら折りに折ったつづら折り部を電気分解非作用
    部として排水の上方に配置すると共に、つづら折り部か
    ら繰り出した金属シートを排水に浸漬させて電気分解作
    用部として成ることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れかに記載の電解式脱リン装置。
  12. 【請求項12】 陽極材料がアルミニウムであり、陰極
    材料がSUSであることを特徴とする請求項1乃至11
    のいずれかに記載の電解式脱リン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109095568A (zh) * 2018-09-25 2018-12-28 孙勇 一种电解催化氧化污水处理装置
CN109095568B (zh) * 2018-09-25 2021-05-04 云南龙镁环境科技有限公司 一种电解催化氧化污水处理装置

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