JP2000005590A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JP2000005590A
JP2000005590A JP10189686A JP18968698A JP2000005590A JP 2000005590 A JP2000005590 A JP 2000005590A JP 10189686 A JP10189686 A JP 10189686A JP 18968698 A JP18968698 A JP 18968698A JP 2000005590 A JP2000005590 A JP 2000005590A
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JP
Japan
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liquid
outlet tube
liquid outlet
valve
piezoelectric element
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Withdrawn
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JP10189686A
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Hiroshi Takagi
宏 高木
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液等の流量の微量制御を可能とする液体供
給装置を提供する。 【解決手段】 薬液等を収納する液体収納容器1と、そ
の液体収納容器1に付設されて液体収納容器1から液体
を押し出し可能な加圧手段と、一端を液体収納容器1に
接続するとともに他端に液体注入器又は液体注入器の接
続手段を有する流路開閉手段を取付けた液体導出チュー
ブ2を具えた液体供給装置において、その液体導出チュ
ーブ2の中間箇所に圧電素子18を用いた流路開閉用バ
ルブ17を配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体供給装置、特
に人体に薬液を供給する場合などに用いる液体供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンジに液体を収納し、そのシ
リンジのピストン部をモータを利用して摺動させること
によりシリンジから液体を流出させる構造の液体供給装
置が存在する。
【0003】しかしながら、その液体の流出量を精密に
調整するには、モータの回転数を微妙にコントロールす
るための歯車機構などが必要で構造が複雑になるため高
価になるという問題がある。また、モータのコイルから
電磁波が発生するので医療用の他の機器に影響を与える
という不都合もある。
【0004】また、ゴム状の弾性膜で形成されて薬液を
入れることにより脹らむバルーンに液体導出チューブを
接続して、そのバルーンが収縮するときの力によつてバ
ルーンから液体導入チューブへ液体を送り出す構成の液
体供給装置が特開平8−196628号公報等により公
知である。そして、この公知例の液体供給装置では、そ
の液体導出チューブの通孔の断面形状を異形にして管路
抵抗を増大させることにより薬液の流量を抑え、かつ、
液体導出チューブの長さ、外径、及び通孔の開口率を適
宜に設定することにより薬液の流量を一定に制御してい
る。
【0005】しかしながら、液体導出チューブだけで薬
液の流量を制御することには限界があり、薬液の微量の
制御は困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、薬液
等の微量制御を可能とし、かつ、構造がシンプルで安価
で供することができる液体供給装置の提供を課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の液体供給装置は、薬液等を収納する液体収
納容器1と、その液体収納容器1に付設されて液体収納
容器1から液体を押し出し可能な加圧手段と、一端を液
体収納容器1に接続するとともに他端に液体注入器又は
液体注入器の接続手段を有する流路開閉手段を取付けた
液体導出チューブ2を具えた液体供給装置において、そ
の液体導出チューブ2の中間箇所に圧電素子18を用い
た流路開閉用バルブ17を配設したことを特徴とする、
という構成を採るものである。
【0008】
【実施例】以下、図によって本発明の実施例を説明す
る。この実施例は医療用すなわち人体に薬液を供給すめ
ための装置を示したものである。、まず、図中、符号1
が液体収納容器を指し示している。この液体収納容器1
は周囲を密封した袋状を呈して、予め内部を脱気して薬
液5を封入した状態で供されるものである。
【0009】この液体収納容器1は薬液5の残量を確認
できるように透明又は半透明の材料で、かつ、外形は変
化可能だが、その組織が殆ど伸び縮みしない非弾性材料
により形成している。すなわち、エラストマーやシリコ
ンゴムなどのような弾性材料は使用しない。もちろん非
通水性の材料を使用する。このような材料を使用するの
は、伸び縮みする弾性材料を使用すると、塵芥の除去や
殺菌を十分に行うことができず、医療用として使用する
には衛生上問題があるからである。
【0010】液体収納容器1には図6及び図7に示すよ
うな加圧手段を付設している。図6に示した加圧手段
は、液体収納容器1の外側に中空の空気袋6を形成し
て、空気ポンプ7から空気袋6へ加圧した空気を送り込
めるようにしたものである。
【0011】また、図7に示した加圧手段は、スプリン
グ8の力で押し板9を液体収納容器1に接触させるよう
にしたものである。
【0012】なお、加圧手段は種々の構造が可能であ
り、上記のものに限定されるものではない。しかしなが
ら、上記の中空の空気袋6のように液体収納容器1の外
側に一体的に形成しておけば、後から液体収納容器1に
対して加圧手段を取付けるという手間を省くことができ
る。
【0013】加圧手段による液体収納容器1に対する圧
力は0.5±0.3kg/cm2 に設定するのが好まし
い。この範囲であれば人体に薬液を供給する場合に十分
であり、すなわち、医療用として使用可能となる。
【0014】次に、図中、符号2が液体導出チューブで
ある。この液体導出チューブ2は熱可塑性樹脂を材料と
して押出成形により形成されたもので、断面形状が異形
の内孔11を有している。
【0015】液体導出チューブ2の外周にはウレタン、
シリコンゴム等の弾性被覆材14を設けている、これは
液体導出チューブ2に外圧が加わった場合に、その外圧
を弾性被覆材14で吸収して、液体導出チューブ2が潰
れないように防止し、薬液5の流通を阻害しないように
するものである。
【0016】液体導出チューブ2の内孔11は、例え
ば、図4に示すように、内孔11の内面における周方向
の3箇所(互いに120°づつ位置がずれている)から
中心へ向かって半径方向の略三角形の突起10を設ける
ことにより、その断面形状を略Y字形の異形にすること
ができる。
【0017】また、液体導出チューブ2の内孔11は、
図5に示すように、内孔11の内面における周方向の6
箇所(互いに60°づつ位置がずれている)から中心へ
向かって半径方向の2種類の樹枝状の突起12,13を
交互に設けることにより、その断面形状をもっと複雑な
異形にすることもできる。
【0018】この液体導出チューブ2の内孔11の開口
率(液体導出チューブ2の断面積における内孔11の開
口面積の割合)は20〜25%に設定するのが好まし
い。開口率をこの範囲に設定すると、内孔11の成形が
容易で品質が均一なものを安定生産することができ、ま
た、内孔11が毛細管現象を呈して薬液5を吸入するの
で液体収納容器1の薬液5の残量を減らすことができ
る。
【0019】また、液体導出チューブ2は長さを30〜
90cmの範囲に、外径を0.5〜1.0mmの範囲に
設定している。この範囲に設定すれば諸用途を十分カバ
ーすることができるからである。
【0020】液体導出チューブ2は、薬液5の流量をそ
の管路抵抗の大小によって調節することができる。すな
わち、薬液5の流量は、液体導出チューブ2の長さ、液
体導出チューブ2の外径、及び液体導出チューブ2の内
孔11の開口率によって決まる。したがって、長さ、外
形、開口率のそれぞれ異なる多種の液体導出チューブ2
を備え、使用目的に合わせて選択できるようにする。
【0021】例えば、液体導出チューブ2の内孔11の
断面形状を図4に示すような略Y字形とし、又、内孔1
1の開口率を23%とし、液体導出チューブ2の長さと
外径を変化させて液体の流量を測定すると、結果は下記
の[表1]のようになる。なお、加圧手段による圧力を
0.5kg/cm2 に設定し、粘度が1〜2mpa・s
で表面張力が30〜50dyn/cmの液体を使用し
た。
【0022】
【表1】
【0023】液体導出チューブ2は一端を液体収納容器
1に接続し、他端には流路開閉手段としてコック3を取
付けている。このコック3には液体注入器としての注射
針15を接続できるコネクタ4を一体的に取付けてい
る。なお、液体導出チューブ2の他端にコック3を設け
ずに直に注射針15を取付けてもよい。
【0024】液体導出チューブ2は液体収納容器1から
流路開閉手段までの内孔11に脱気した薬液5を満たし
た状態で供する。液体収納容器1も上記のように薬液5
を脱気して封入してあるので、使用する場合に脱気処理
が不要で即時使用を開始できる。
【0025】液体導出チューブ2は、図1に示すよう
に、途中箇所にバルブケース16を設けている。このバ
ルブケース15の内部には、図2に示すように、下動す
ることによって薬液の流路19を閉じ、又、図3に示す
ように、逆に上昇することによって薬液の流路19を開
く流路開閉用バルブ17を具えている。このバルブ17
は圧電素子18に一体的に接合されて、圧電素子18の
振動に連動して上下に動くことにより薬液の流路19を
開閉して流量を制御する。なお、バルブ17を圧電素子
18で直に形成することも可能である。図中、符号21
は圧電素子18に接続した電極である。
【0026】バルブケース16の内部には上記のバルブ
17の他に、圧電素子18に電圧を加える電源部と、マ
イコンを組込んだ圧電素子15の制御回路を内蔵してい
る。また、バルブケース16の表面には、表示部や各種
のスイッチを具えた操作パネル20を設けて、薬液5の
流量を調整可能としている。
【0027】液体導出チューブ2の長さを60cmとし
た場合、上記の[表1]では液体の流量が0.08〜
0.8cc/hrとなっているが、実際に生産できる液
体導出チューブ2の液体流量は0.5cc/hrが限界
である。しかしながら、この液体導出チューブ2の中間
箇所に上記のように圧電素子18を用いたバルブ17を
取付けると、液体の流量を0.02〜0.2cc/hr
の範囲で制御することが可能となった。
【0028】
【発明の効果】本発明の液体供給装置は上記の通りであ
り、液体導出チューブ2の中間箇所に圧電素子18を用
いた流路開閉バルブ17を設けたことにより液体の微小
な流量制御を可能とする効果がある。また、例えば、電
磁弁などを用いて流量を制御することも可能であるが、
電磁波を発生するという弊害がある。これに対し、本発
明の場合は圧電素子18を用いてバルブ17の開閉動作
をなさしめるので電磁波を発生する心配がなく医療用と
して好適である。また、装置全体の構造がシンプルなの
で安価で供することができる。また、液体が固まり易い
とバルブが動かなくなるという問題があるが、本発明の
バルブ17は圧電素子18によって開閉動作を連続的に
行うのでその心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧手段を除く斜視図である。
【図2】バルブケース内部のバルブの開閉動作原理を示
す断面図である。
【図3】バルブケース内部のバルブの開閉動作原理を示
す断面図である。
【図4】液体導出チューブの断面図である。
【図5】液体導出チューブの断面図である。
【図6】加圧手段の断面図である。
【図7】加圧手段の断面図である。
【符号の説明】
1 液体収納容器 2 液体導出チューブ 3 コック 4 コネクタ 5 薬液 6 空気袋 7 空気ポンプ 8 スプリング 9 押し板 10 突起 11 内孔 12 突起 13 突起 14 弾性被覆材 15 注射針 16 バルブケース 17 バルブ 18 圧電素子 19 流路 20 操作パネル 21 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液等を収納する液体収納容器1と、そ
    の液体収納容器1に付設されて液体収納容器1から液体
    を押し出し可能な加圧手段と、一端を液体収納容器1に
    接続するとともに他端に液体注入器又は液体注入器の接
    続手段を有する流路開閉手段を取付けた液体導出チュー
    ブ2を具えた液体供給装置において、その液体導出チュ
    ーブ2の中間箇所に圧電素子18を用いた流路開閉用バ
    ルブ17を配設したことを特徴とする液体供給装置。
JP10189686A 1998-06-19 1998-06-19 液体供給装置 Withdrawn JP2000005590A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048812A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Seiko Instruments Inc 液体供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009048812A (ja) * 2007-08-16 2009-03-05 Seiko Instruments Inc 液体供給装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906