JP2000000304A - 液体供給装置 - Google Patents

液体供給装置

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JP2000000304A
JP2000000304A JP10181601A JP18160198A JP2000000304A JP 2000000304 A JP2000000304 A JP 2000000304A JP 10181601 A JP10181601 A JP 10181601A JP 18160198 A JP18160198 A JP 18160198A JP 2000000304 A JP2000000304 A JP 2000000304A
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JP
Japan
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liquid
storage container
inner hole
liquid storage
outlet tube
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JP10181601A
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English (en)
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Hiroshi Takagi
宏 高木
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体中に空気が混入せず脱気の必要がなくて
即時使用可能であり、また、塵芥の除去や殺菌が容易で
衛生的であり医療用品として使用するのに問題がなく、
また、構造がシンプルで使い捨て用として手頃な価格で
供することができる液体供給装置を提供する。 【解決手段】 透明又は半透明で殆ど伸び縮みしない非
弾性材料により形成した液体収納容器1と、その液体収
納容器1の外側に付設されて液体収納容器1から液体5
を押し出し可能な加圧手段と、一端を液体収納容器1に
接続するとともに他端に流路開閉手段を取付けてその全
長、外径及び内孔11の開口率とによって液体5の流量
を調節可能な液体導出チューブ2とを具え、その液体収
納容器1に予め液体5を脱気した状態で封入するととも
に、液体収納容器1から流路開閉手段までの液体導出チ
ューブ2の内孔11にも予め液体5を脱気して満たした
状態で供するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体供給装置、例
えば人体に薬液を供給する場合や、植物に水や液体栄養
剤を供給する場合等に使用する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム状の弾性膜で形成されて、液
体を入れることにより脹らむバルーンに液体導出チュー
ブを接続して、そのバルーンが収縮するときの力によつ
てバルーンから液体導出チューブへ液体を送り出す構成
の液体供給装置が特開平8−196628号公報等によ
り公知である。
【0003】上記公知例のようにバルーンに液体を収納
するものは、バルーンが脹らむときに空気が液体に混入
しやすく、使用する際に脱気するのが煩わしいという不
満がある。また、バルーンのように弾性変形するもの
は、塵芥の除去や殺菌が困難で医療用として使用するに
は衛生上の問題がある。また、医療用として使用する場
合は衛生上の観点から使い捨てになるが、構造が複雑で
割高になるという不満がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、液体
中に空気が混入せず、脱気の必要がなくて即時使用可能
であり、また、塵芥の除去や殺菌が容易で衛生的であ
り、医療用として使用するのに問題がなく、また、構造
がシンプルで使い捨て用として手頃な価格で供すること
ができる液体供給装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の液体供給装置は、透明又は半透明で殆ど伸
び縮みしない非弾性材料により形成した液体収納容器1
と、その液体収納容器1の外側に付設されて液体収納容
器1から液体5を押し出し可能な加圧手段と、一端を液
体収納容器1に接続するとともに他端に流路開閉手段を
取付けてその全長、外径及び内孔11の開口率とによっ
て液体5の流量を調節可能な液体導出チューブ2とを具
え、その液体収納容器1に予め液体5を脱気した状態で
封入するとともに、液体収納容器1から流路開閉手段ま
での液体導出チューブ2の内孔11にも予め液体5を脱
気して満たした状態で供するようにした、という構成を
採るものである。
【0006】なお、上記の本発明の液体供給装置は、加
圧手段による圧力を0.5±0.3kg/cm2 に、液
体導出チューブ2の長さを30〜90cmに、液体導出
チューブ2の外径を0.5〜1.0mmに、液体導出チ
ューブ2の内孔11の開口率を20〜25%にそれぞれ
設定し、液体導出チューブ2の内孔11の断面形状を円
形以外の異形とすることが好ましい。
【0007】
【実施例】以下、図によって本発明の実施例を説明す
る。この実施例は医療用、すなわち人体に薬液を供給す
るための装置を示したものである。まず、図中、符号1
が液体収納容器を示している。この液体収納容器1は周
囲を密封した袋状を呈して、予め内部を脱気して液体を
封入した状態で供されるものである。この液体収納容器
1は液体5の残量を確認できるように透明又は半透明の
材料で、かつ、外形は変化可能だが、その組織が殆ど伸
び縮みしない非弾性材料により形成している。すなわ
ち、エラストマーやシリコンゴムなどの弾性材料は使用
しない。もちろん非通水性の材料を使用する。
【0008】液体収納容器1には図2及び図3に示すよ
うな加圧手段を付設している。図2に示した加圧手段
は、液体収納容器1の外側に中空の空気袋6を形成し
て、空気ポンプ7から空気袋6へ加圧した空気を送り込
めるようにしたものである。
【0009】また、図3に示した加圧手段は、スプリン
グ8の力で押し板9を液体収納容器1に接触させるよう
にしたものである。
【0010】なお、加圧手段は種々の構造が可能であ
り、上記のものに限定されるものではない。しかしなが
ら、上記の中空の空気袋6のように液体収納容器1の外
側に一体的に形成しておけば、後から液体収納容器1に
対して加圧手段を取付けるという手間を省くことができ
る。
【0011】加圧手段による液体収納容器1に対する圧
力は0.5±0.3kg/cm2 に設定するのが好まし
い。この範囲であれば人体に薬液を供給する場合に十分
であり、すなわち、医療用として使用可能となる。
【0012】次に、図中、符号2が液体導出チューブで
ある。この液体導出チューブ6は熱可塑性樹脂を材料と
して押出成形により形成されたもので、断面形状が異形
の内孔11を有している。
【0013】この液体導出チューブ2の内孔11は、例
えば図4に示すように、内孔11の内面における周方向
の3箇所(互いに120。づつ位置がずれている)から
中心へ向かって半径方向の略三角形の突起10を設ける
ことにより、その断面形状を略Y字形の異形にすること
ができる。
【0014】また、液体導出チューブ2の内孔11は、
図5に示すように、内孔11の内面における周方向の6
箇所(互いに60。づつ位置がずれている)から中心へ
向かって半径方向の2種類の樹枝状の突起12,13を
交互に設けることにより、その断面形状をもっと複雑な
異形にすることもできる。しかしながら、内孔11の断
面形状を図5に示すような複雑な異形とするよりも、図
4に示すような単純な異形とするほうが、成形しやすい
という利点がある。また、図4に示す略Y字形の異形断
面を有する内孔11において、その中心部から半径方向
の外側へ向かう空隙部の幅をもっと広くすれば、さらに
脱気しやすくなり、又、塵埃を除去するための洗浄や、
殺菌もさらに容易になる。
【0015】この液体導出チューブ2の内孔11の開口
率(液体導出チューブ2の断面積における内孔11の開
口面積の割合)は20〜25%に設定するのが好まし
い。開口率をこの範囲に設定すると、内孔11の成形が
容易で品質が均一なものを安定生産することができ、ま
た、内孔11が毛細管現象を呈して液体5を吸入するの
で液体収納容器1の液体5の残量を減らすことができ
る。
【0016】また、液体導出チューブ2は長さを30〜
90cmの範囲に、外径を0.5〜1.0mmの範囲に
設定するのが好ましい。この範囲に設定すれば諸用途を
十分カバーすることができる。
【0017】液体導出チューブ2は、液体の流量をその
管路抵抗の大小によって調節することができる。すなわ
ち、液体の流量は、液体導出チューブ2の長さ、液体導
出チューブ2の外径、及び液体導出チューブ2の内孔1
1の開口率によって決まる。したがって、長さ、外径、
開口率のそれぞれ異なる液体導出チューブ2を備え、使
用目的に合わせて選択できるようにする。
【0018】例えば、液体導出チューブ2の内孔11の
断面形状を図4に示すような略Y字形とし、又、内孔1
1の開口率を23%とし、液体導出チューブ2の長さと
外径を変化させて液体の流量を測定すると、結果は下記
の[表1]のようになる。なお、加圧手段による圧力を
0.5kg/cm2 に設定し、液体は粘度が1〜2mp
a・sで表面張力が30〜50dyn/cmのものを使
用した。
【0019】
【表1】
【0020】液体導出チューブ2の外周にはウレタン、
シリコンゴム等の弾性被覆材14を設けている。これは
液体導出チューブ2に外圧が加わった場合に、その外圧
を弾性被覆材14で吸収して、液体導出チューブ2が潰
れないように防止し、液体5の流通を阻害しないように
するものである。
【0021】液体導出チューブ2は一端を液体収納容器
1に接続し、他端には流路開閉手段を取付けている。流
路開閉手段としてはコック3などを使用することがで
き、そのコック3には注射針やカテーテルなどを接続で
きるコネクタ4を設けることが好ましい。
【0022】液体導出チューブ2は液体収納容器1から
流路開閉手段までの内孔11に脱気した液体5を満たし
た状態で供するものである。液体収納容器1も上記のよ
うに液体5を脱気して封入してあるので、使用する場合
に脱気処理が不要で即時使用を開始できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の液体供給装置は上記の通りであ
り、まず、液体収納容器1は透明又は半透明なので液体
5の残量を容易に確認することができる。また、液体収
納容器1は、殆ど伸び縮みしない非弾性材料で形成され
ているので、塵芥の除去や殺菌を十分行うことができ、
衛生的であり医療用として使用するのに問題がない。ま
た、液体収納容器1には予め液体5を脱気した状態で封
入し、かつ、液体収納容器1から流路開閉手段までの液
体導出チューブ2の内孔11にも予め脱気した液体5を
満たした状態で供するので、使用する際に脱気する煩わ
しさがなく、即時に使用を開始することができる。ま
た、構造がシンプルなので使い捨て用として手頃な価格
で供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧手段を除いた斜視図である。
【図2】液体収納容器に加圧手段を付設した断面図であ
る。
【図3】液体収納容器に加圧手段を付設した断面図であ
る。
【図4】液体導出チューブの断面図である。
【図5】液体導出チューブの断面図である。
【符号の説明】
1 液体収納容器 2 液体導出チューブ 3 コック 4 コネクタ 5 液体 6 空気袋 7 空気ポンプ 8 スプリング 9 押し板 10 突起 11 内孔 12 突起 13 突起 14 弾性被覆材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明又は半透明で殆ど伸び縮みしない非
    弾性材料により形成した液体収納容器1と、その液体収
    納容器1の外側に付設されて液体収納容器1から液体5
    を押し出し可能な加圧手段と、一端を液体収納容器1に
    接続するとともに他端に流路開閉手段を取付けてその全
    長、外径及び内孔11の開口率とによって液体5の流量
    を調節可能な液体導出チューブ2とを具え、その液体収
    納容器1に予め液体5を脱気した状態で封入するととも
    に、液体収納容器1から流路開閉手段までの液体導出チ
    ューブ2の内孔11にも予め液体5を脱気して満たした
    状態で供するように構成した液体供給装置。
  2. 【請求項2】 加圧手段による圧力を0.5±0.3k
    g/cm2 に、液体導出チューブ2の長さを30〜90
    cmに、液体導出チューブ2の外径を0.5〜1.0m
    mに、液体導出チューブ2の内孔11の開口率を20〜
    25%にそれぞれ設定し、液体導出チューブ2の内孔1
    1の断面形状を円形以外の異形とした請求項1記載の液
    体供給装置。
JP10181601A 1998-06-12 1998-06-12 液体供給装置 Withdrawn JP2000000304A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894269B2 (en) 2001-04-30 2005-05-17 Optun (Bvi) Ltd. Configuration for detecting optical signals in at least one optical channel in a planar light circuit, attenuator including the configuration, and method for manufacturing the configuration
KR100980333B1 (ko) 2008-08-28 2010-09-06 강원대학교산학협력단 약물주입기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894269B2 (en) 2001-04-30 2005-05-17 Optun (Bvi) Ltd. Configuration for detecting optical signals in at least one optical channel in a planar light circuit, attenuator including the configuration, and method for manufacturing the configuration
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Effective date: 20050906