JP2000004545A - 電源電力供給総合管理システム - Google Patents

電源電力供給総合管理システム

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JP2000004545A
JP2000004545A JP10167005A JP16700598A JP2000004545A JP 2000004545 A JP2000004545 A JP 2000004545A JP 10167005 A JP10167005 A JP 10167005A JP 16700598 A JP16700598 A JP 16700598A JP 2000004545 A JP2000004545 A JP 2000004545A
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power supply
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solar cell
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Akira Ishida
晶 石田
Kenichiro Takahashi
健一郎 高橋
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池により発生した電力を有効に使用し
て商用電源からの電力使用を低減すると共に、商用電源
が機能を停止した場合でも光通信端末装置を少なくとも
所定の時間動作させる充電量を蓄電池に確保できる電源
電力供給システムを複数備え、これら複数の電源電力供
給システムを高効率に稼動させることができる電源電力
供給総合管理システムを提供する。 【解決手段】 電源電力供給システム1A,1Bは光伝
送路35A,35Bを介して全システム管理制御部85
と接続されている、電源電力供給システム1Aは、日照
状態を検知した結果に基づく監視情報を全システム管理
制御部85へ送出する。全システム管理制御部85は、
監視情報に基づく指示情報を作成し電源電力供給システ
ム1Bへ送出する。電源電力供給システム1Bは、指示
情報に基づいて、蓄電池の充電電力量、主作動電力の供
給および補充電力の供給を最適に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電力供給シス
テムに関し、特に災害等により商用電力の機能が停止し
た際にも一定期間電力を供給できると共に、太陽電池を
効率的に使用できる電源電力供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電システムは、商用電源、太陽
電池および蓄電池を使用して電源を供給するシステムで
あり、大別すると次の2種類がある。一つは太陽電池に
余剰電力があるときは商用電源に電力を逆潮流させるシ
ステムであり、他は太陽電池に余剰電力があるときでも
逆潮流させないシステムである。
【0003】特開平5−168171号公報には、光通
信端末装置のための電源システムに関するものではない
が、余剰電力を逆潮流させない電源システムが開示され
ている。このシステムは、太陽電池、インバータと蓄電
池とを備える。通常時は蓄電池を充電しつつ太陽電池と
商用電源を連系させ、商用電源が停電する時はこれを切
り離してインバータ動作の型を切り替えると共に、蓄電
池を充放電可能型に切り替えて、太陽電池と蓄電池によ
る運転を行う電源装置である。これにより、商用電源と
連携して太陽電池で発生した電力により負荷を駆動する
と共に、蓄電池を充電し、商用電源から電力の供給が受
けられないときには蓄電池に充電された電力および太陽
電池の電力を用いて負荷を駆動する。
【0004】特開平8−163793号公報には、余剰
電力を逆潮流させる電源システムが開示されている。こ
れは、昼間は太陽電池で発電を行い光通信端末装置に供
給すると共に、バックアップ用蓄電池に充電し、余剰電
力を電力会社に売却、つまり逆潮流させる。夜間は商用
電力を使用すると共に、夜間の停電時および太陽光発電
の行なえない昼間の停電時は蓄電池の電力で動作する光
端末装置用電源システムである。
【0005】従来、このような光通信端末装置の電源シ
ステムには、それぞれの設置場所において電力が商用電
源から供給され、商用電源が停電した時のバックアップ
用に高々数時間程度の電力供給が可能な蓄電池を備えて
いるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
太陽光発電システムを光通信端末装置に適用すると、災
害等で商用電源が機能を停止した際には、光通信端末装
置のための電源供給システムとして機能が十分でない。
【0007】特開平5−168171号公報に開示の従
来技術では、商用電源と太陽電池が連系して動作するこ
とを前提としているので、夜間においても商用電源から
電力が供給される。このため、蓄電池に蓄積された余剰
の充電電力を十分有効に利用していない。
【0008】また、特開平8−163793号公報に開
示の従来技術では、昼間は太陽電池で発電して、これを
装置に供給すると共にバックアップ用蓄電池に充電し、
余剰電力を電力会社に売却することにより発電電力を有
効に使用するが、夜間はバックアップ用蓄電池への充電
量に係わらず商用電力を使用するため、蓄電池に充電さ
れた電力を十分有効に利用して商用電力の使用量を抑え
るものではなかった。
【0009】これらの従来技術では、電源システムが蓄
電池を有しているが、この充電量を十分に管理していな
い。例えば、特開平8−163793号公報に開示され
た光端末装置用電源システムでは、上記のように電力を
有効に利用しているが、バックアップ用蓄電池への充電
量に関しては何等考慮されることなく、蓄電池の充電量
の最低量を確保する考慮はなかった。
【0010】加えて、蓄電池の充電電力が十分でなくな
ったときに商用電源から蓄電池に充電することに関して
は何ら開示されていない。このため、蓄電池の充電量が
十分でない場合でも太陽電池のみから充電されるので、
商用電源から電力が受けられなくなったとき、例えば災
害等による停電時にも所定時間だけ負荷に電力の供給す
ることが可能な最低限の充電量を確保することが十分に
行われない。
【0011】特開平4−168935号公報には、太陽
電池と蓄電池とを備え、外部電源から蓄電池に充電しな
い時に太陽電池から蓄電池を充電する電源装置が開示さ
れている。しかし、この電源装置では蓄電池を外部から
の電源により充電するが、充電電力の主な供給源は太陽
電池ではなく外部電源であり、その結果太陽発電電力を
有効に利用していない。また、蓄電池の充電量の管理に
ついても何ら開示していない。
【0012】一方、メタルの伝送路を使用している通信
端末装置では、センターとメタル配線で結線されている
ので、このメタル伝送線を使用してセンターから電源を
供給することも可能である。このため、商用電源が停電
しても通信機能は確保される。しかし、光通信端末装置
ではそれぞれの設置場所において商用電源から電力供給
されているので、センタからメタル伝送線を介して電力
を供給することができない。つまり、光通信端末装置で
は商用電源からの電力供給が停止した後は、蓄電池に充
電されているわずかな電力に応じた時間だけ動作するの
みであった。
【0013】また、太陽電池等を使用する発電システム
等が下記の公報に開示されている。
【0014】特開昭57−208830号公報には、太
陽照度センサを用い照度値に応じて太陽電池の電力と商
用電力とを切り替え、蓄電池の過充電および過放電防止
回路をもつ住宅用太陽電池電源回路が開示されている。
しかし、光通信端末装置の電源システムに関するもので
はなく、太陽電池の電力を有効に使用して商用電源の使
用量を低減するために蓄電池の電力を使用することへの
示唆がない。
【0015】特開昭58−86829号公報には、蓄電
池への充電過程中に他の電源が停電した場合に、太陽電
池による充電を継続しつつ蓄電池から負荷への供給を行
う太陽光発電システムが開示されている。しかし、これ
は住宅で使用するシステムに関し、太陽電池を蓄電池の
充電にのみ使用し、停電時にのみ蓄電池の電力を使用す
るものであり、商用電源の使用量を低減するために蓄電
池の電力を使用することへの示唆がない。
【0016】特開昭58−86830号公報には、太陽
電池から充電される蓄電池の出力をインバータにて交流
に変換して負荷に供給する太陽光発電システムにおい
て、負荷が小さい時にはインバータを停止する太陽光発
電システムが開示されている。しかし、負荷が小さい時
にはインバータを停止して、太陽電池の利用率を向上さ
せるものであり、商用電源の使用量を低減するために蓄
電池の電力を使用することへの示唆がない。
【0017】特開昭64−50723号公報には、太陽
電池により発電された電力を充電するバッテリを有し、
インバータを制御するプリセットスイッチにより翌日の
天候を予めプリセットして、このスイッチによって深夜
時間帯にバッテリへ充電量を可変できる太陽光発電装置
が開示されている。しかし、これはバッテリ容量を少な
くすることを目的として、翌日の天候を予めプリセット
して、このスイッチによって深夜時間帯にバッテリへ充
電量を可変できるものであり、商用電源の使用量を低減
するために蓄電池の電力を使用することへの示唆がな
い。
【0018】特開平6−30534号公報には、太陽電
池により発電された電力をインバータを介して供給する
と共に、太陽電池からの電力が不足するときに不足する
電力を商用電源から供給し、更に太陽電池の発電が停止
したときは商用電源から供給する発明が開示されてい
る。しかし、このシステムは蓄電池を備えず、商用電源
の使用量を低減するために蓄電池の電力を使用すること
への示唆がない。
【0019】特開平8−237884号公報には、太陽
電池とインバータとを備え、これらの間に蓄電池とイン
バータの制御回路を有している発明が開示されている。
しかし、インバータのチャタリング防止を目的とするも
のであり、商用電源の停電時に負荷へ所定の時間以上電
力を供給することへの示唆がない。
【0020】特開平8−265982号公報には、電圧
検出手段により太陽電池の出力電圧を検出して、この電
圧の上昇割合に基づいてインバータの起動開始時期を変
更する太陽電池発電装置が開示されている。しかし、イ
ンバータを利用して太陽電池の電力を有効に使用するこ
とを目的し、蓄電池を備えず、また商用電源の停電時に
負荷へ所定の時間以上電力を供給することへの示唆がな
い。
【0021】特開平8−289578号公報には、太陽
光発電システムを制御するマイコン部に太陽電池出力デ
ータ、日射量、温度のデータ等を保管する記憶手段を備
えた太陽光発電システムが開示されている。しかし、日
射量、温度のデータ等を保管する記憶手段を備えている
が、蓄電池を備えず、商用電源の停電時に負荷へ所定の
時間以上電力を供給することへの示唆がない。
【0022】これらは、光通信端末装置の電源電力供給
システムに関するものではないので、外部の制御装置と
通信を行うことに対する示唆がない。
【0023】さらに、これらの電源電力供給システムは
各個が独立したシステムであり、日射量等のデータを保
管する記憶手段を有するとしているものの、それらのデ
ータの情報源について記載がない。また、日射量等のデ
ータの情報源としては天気予報が考えられるが、天気予
報が外れた場合にはシステムは大きな損害を被り稼働効
率が悪い。
【0024】従って、本発明の目的は、太陽電池により
発生した電力を有効に使用して商用電源からの電力使用
を低減すると共に、商用電源が機能を停止した場合でも
光通信端末装置を少なくとも所定の時間動作させる充電
量を蓄電池に確保できる電源電力供給システムを複数備
え、そして、これら複数の電源電力供給システムを高効
率に稼動させることができる電源電力供給総合管理シス
テムを提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源電力供
給総合管理システムは、それぞれ光伝送路を介して通信
を行う光通信端末装置に電源電力を供給する複数の電源
電力供給システムと、複数の電源電力供給システムそれ
ぞれを管理する全システム管理制御部とを備える。さら
に、複数の電源電力供給システムそれぞれは、全システ
ム管理制御部との間で通信を行う外部インターフェース
部と、太陽電池および蓄電池を有し、太陽電池から供給
される発電電力を蓄電池に供給し、且つ太陽電池から供
給される発電電力および蓄電池の蓄積電力の少なくとも
一方より光通信端末装置に主作動電力を供給する自家発
電電力供給部と、商用電源から光通信端末装置に補充電
力を供給し、且つ商用電源から蓄電池に充電電力を供給
する商用電力補充供給部と、外部インターフェース部を
介して全システム管理制御部より受信した指示情報に基
づいて、蓄電池の充電電力量、主作動電力の供給および
補充電力の供給を制御する電力供給制御部とを備える。
【0026】このように、外部インターフェース部を介
して全システム管理制御部より受信した指示情報に基づ
いて、電力供給制御部は、蓄電池の充電電力量、主作動
電力の供給および補充電力の供給を制御するので、蓄電
池の充電電力を有効に使用できる。つまり、自家発電電
力供給部においては、太陽電池から蓄電池を充電する電
力、光通信端末装置の主作動電力を供給するようにした
ので、商用電源を使用しなくても蓄電池を充電でき、且
つ光通信端末装置に電力を供給できる。商用電力補充供
給部においては、太陽電池、蓄電池から光通信端末装置
へ供給できる電力に応じて商用電源から光通信端末装置
に補充電力を供給できるので、自家発電電力供給部から
の電力を商用電源より優先して使用できる。また、蓄電
池の充電電力量に応じて商用電源から蓄電池に充電電力
を供給できるので、商用電源の使用量を低減できる。こ
のため商用電源の使用量を抑えつつ、所定の充電量を蓄
電池に確保できる。
【0027】また、本発明に係る電源電力供給総合管理
システムでは、電力供給制御部は、当該電源電力供給シ
ステムの内部状態を検知し、この検知結果に基づく監視
情報を出力する内部状態検知手段を有するとともに、全
システム管理制御部は、複数の電源電力供給システムの
うちの第1の電源電力供給システムの内部状態が内部状
態検知手段により検知されて外部インターフェース部を
介して送出された監視情報を受信し、監視情報に基づく
指示情報を第2の電源電力供給システムへ送信するのが
好適である。
【0028】この場合には、第1の電源電力供給システ
ムの内部状態が内部状態検知手段により検知され、この
検知結果に基づく監視情報が外部インターフェース部を
介して送出される。そして、この監視情報に基づく指示
情報が第2の電源電力供給システムへ送信される。すな
わち、第2の電源電力供給システムの電力供給制御部
は、第1の電源電力供給システムの内部状態に基づい
て、蓄電池の充電電力量、主作動電力の供給および補充
電力の供給を最適に制御する。
【0029】また、本発明に係る電源電力供給総合管理
システムでは、監視情報は日照情報であるのが好適であ
る。この場合には、第1の電源電力供給システムが設け
られている地点における日照情報が内部状態検知手段に
より検知され、この検知結果に基づく監視情報が外部イ
ンターフェース部を介して送出される。そして、この監
視情報に基づく指示情報が第2の電源電力供給システム
へ送信される。すなわち、第2の電源電力供給システム
の電力供給制御部は、第1の電源電力供給システムが設
けられている地点における日照情報に基づいて、蓄電池
の充電電力量、主作動電力の供給および補充電力の供給
を最適に制御する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を説明する。また、同一の部分には同一の符号を付
して、重複する説明は省略する。
【0031】図1は、本発明に係る電源電力供給総合管
理システムの一実施形態を示す概略構成図である。この
図に示すように、本実施形態に係る電源電力供給総合管
理システムは、電源電力供給システム1Aおよび1Bな
らびに全システム管理制御部85を備えて構成される。
本発明に係る電源電力供給総合管理システムに含まれる
電源電力供給システムの数は、複数であれば幾つでもよ
いが、本実施形態では2つとする。電源電力供給システ
ム1Aおよび1Bそれぞれは、互いに異なる地点A,B
に設けられ、光伝送路を介して通信を行う光通信端末装
置に電源電力を供給する。全システム管理制御部85
は、光伝送路35A,35Bを介して電源電力供給シス
テム1A,1Bと接続されており、電源電力供給システ
ム1A,1Bを管理する。また、図2は、本実施形態に
係る電源電力供給総合管理システムにおける電源電力供
給システムの概略構成図である。なお、商用電源とは本
システム外から供給される外部電源であり、本実施の形
態においては交流電源の場合を説明する。
【0032】まず、図2に基づいて電源電力供給システ
ムの構成を説明する。電源電力供給システム1(図1に
おける電源電力供給システム1Aまたは1B)は、自家
発電電力供給部3、商用電力補充供給部5、電力供給制
御部7を備え、更に光通信端末装置80に主作動電力を
供給する負荷電力供給部9および光伝送路35と結合す
る外部インターフェース部11等を備える。
【0033】自家発電電力供給部3は、太陽電池13お
よび蓄電池15等を備える。太陽電池13は、日照を受
けて電力を発生して負荷電力供給部9を介して光通信端
末装置(以下、端末装置という)80に発電主作動電力
を供給し、且つ蓄電池15に蓄積主作動電力を供給す
る。蓄電池15は、商用電力補充供給部5および太陽電
池13から供給される電力を充電し、且つ充電電力を放
電主作動電力として放電し負荷電力供給部9へ供給す
る。
【0034】商用電力補充供給部5は、インバータ2
3、あるいは直流安定化電源等を備える。これらは、商
用電源37から受ける交流(AC)電流を受け、蓄電池
15および負荷電力供給制御部9に供給する直流(D
C)電流に変換する。
【0035】電力供給制御部7は、太陽電池13から蓄
電池15へ供給できる電力に応じて蓄電池15の充電電
力、充電電力量と、充電電力量および太陽電池13の発
電電力に応じて主作動電力とを制御し、且つ自家発電電
力供給部3から端末装置80へ供給できる主作動電力に
応じて補充電力を制御する。つまり、商用電源37の使
用量を低減できるように、蓄電池15の充電電力量およ
び商用電力補充供給部5が供給する補充電力を制御す
る。また、この制御には、電圧計25、電流計27、日
射計29、温度計31等から受けるセンサ情報等、ある
いは外部インターフェース部11から受ける制御情報を
利用する。つまり、図3に示すように、充電状態検知手
段71からの蓄電池15の充電状態に関する情報に基づ
いて、または充電状態検知手段71からの上記情報およ
び発電電力検知手段73からの太陽電池13の発電電力
に関する情報に基づいて、商用電源37の使用量を低減
し、且つ蓄電池15に所定の充電量を確保できる範囲で
蓄電池15の充電電力と太陽電池13の発電電力を優先
して使用し、商用電力補充供給部5から不足分を補充電
力および充電電力として供給するようにして、充電電力
量と、主作動電力の供給、充電電力の供給および補充電
力の供給とを制御する。
【0036】図3に示すように、電力供給制御部7は、
このために充電状態検知手段71および充電制御手段7
2を備え、更に種々の手段、例示すれば発電電力検知手
段73、停電制御手段75、内部状態検知手段76等を
有している。
【0037】これらの手段の機能を詳述すれば、充電状
態検知手段71は、蓄電池15の充電状態に関する情
報、例えば蓄電池15の充電電圧、充電電流、出力電
圧、出力電流等を検知し処理する。充電制御手段72
は、充電状態検知手段71で検知した情報に基づいて充
電電力量と主作動電力、充電電力、および補充電力の供
給とを制御し、あるいは下記の発電電力検知手段73お
よび充電状態検知手段71で検知した情報とに基づいて
充電電力量と充電電力、主作動電力、および補充電力の
供給とを制御する。発電電力検知手段73は、太陽電池
13の電力の発生量に関する情報、例えば太陽電池13
の出力電圧、出力電流等を検知し処理する。停電制御手
段75は、商用電源37の供給が停止した場合に太陽電
池13で発生される電力および蓄電池15の充電電力の
少なくとも一方を端末装置80へ供給する制御を行う。
内部状態検知手段76は、当該電源電力供給システム1
の内部状態に関する情報である蓄電池15および太陽電
池13に関する上記情報に加えて、例えば日照量、温度
等を検知し通信により送るために処理をする。
【0038】これらの手段は、中央処理装置(CPU)
17、メモリ19、レジスタ21等に、ソフトウエア、
ハードウエアあるいはこれらの両者により実現される。
電力供給制御部7は、太陽電池13および蓄電池15の
少なくとも一方により電力が供給されていることが好ま
しい。このようにすると、商用電源37が停止している
時でも電力供給制御部7を動作させることができるの
で、本システム1の制御ができる。
【0039】負荷電力供給部9は、太陽電池13、蓄電
池15および商用電力補充供給部5から供給される電力
を光通信端末装置(負荷)80に合う電力形態(直流、
交流、または電圧)に適宜変換して供給する。
【0040】図4に示すように、外部インターフェース
部11は、光伝送路35に結合された送出手段81、送
受信手段82および受信手段83のいずれかを備えるよ
うにしてもよい。送出手段81は、内部状態検知手段7
6により検知される情報に基づいた監視情報の内、少な
くとも日照量および充電電力に関する情報を送出する。
送受信手段82は、内部状態検知手段76により検知さ
れる情報に基づく監視情報の内、少なくとも日照量およ
び充電電力に関する情報を送出し、送受信手段82によ
り送出された監視情報に基づいて全システム管理制御部
85によって作成され、電力供給制御部7で使用する制
御情報を受信する。受信手段83は、光伝送路35から
電力供給制御部7への指示情報を受ける。これらの手段
を備えると、電力供給制御部7が端末装置80を介して
光伝送路35と結合されるので、端末装置80に備えら
れた送信機により種々のデータ等を光伝送路35へ送り
出し、あるいは受信機によりデータ等を光伝送路35か
ら受け取ることできるため、既に備えられている通信機
等を監視情報、制御情報、指示情報等の送受信に利用で
きる。
【0041】更に、本システム1は、太陽電池13およ
び蓄電池15の電圧値を測定する電圧計25、太陽電池
13および蓄電池15の電流値を測定する電流計27に
加えて、太陽光を受けて日照量を測定する日射計29お
よび本システム1の設置付近の気温を測定する温度計3
1等の本システム1の環境状態を測定するセンサ等を備
える。これらの測定値は、必要に応じて電力供給制御部
7で処理され、本システム1の制御のための内部情報と
して利用される。
【0042】切り替えスイッチS1からS5は、太陽電
池13と蓄電池15の間にS1、太陽電池13と負荷電
力供給部9の間にS2、蓄電池15と商用電力補充供給
部5の間にS3、商用電力補充供給部5と負荷電力供給
部9の間にS4、蓄電池15と負荷電力供給部9の間に
S5がそれぞれ配置されている。これらのスイッチは電
力供給制御部7により開、閉が制御される。これらのス
イッチとしては、例えば電磁リレーが使用できる。
【0043】次に、本システム1の動作例を図5〜図7
を用いて説明する。なお、図5〜図7において、スイッ
チが閉じている状態を”ON”と、スイッチが開いてい
る状態を”OFF”と記した。
【0044】図5は、蓄電池15の充電状態とスイッチ
S1〜S5の状態との関係を示した動作状態図である。
充電状態検知手段71により蓄電池15の充電状態に関
する情報を検知して、充電制御手段72によりスイッチ
S1〜S5を制御する。Vsは、商用電源37が停電し
た後も所定の時間は端末装置80に電力供給ができる電
圧である。蓄電池15の出力電圧がVs以上であれば、
蓄電池15が放電可能である。Vpは、蓄電池15には
電力が十分に充電されているので、その電力を使用でき
る電圧である。図5に示された各状態では、太陽電池1
3の発電量に関する情報が得られていないので、太陽電
池13の状態は不明である。
【0045】状態1では、蓄電池15の電圧がVs未満
で充電量が十分でないので、緊急に充電する必要がある
ため、S1およびS3を閉じて、商用電源37および太
陽電池13を用いて蓄電池15に充電を行う。このよう
にすると、太陽電池13の発電量分だけ充電時間が短縮
されると共に、商用電源37の使用量が低減される。ま
た、太陽電池13の状態が不明なので、S2およびS5
を開き、更にS4を閉じて、商用電源37から端末装置
80に電力を供給する。
【0046】状態2では、蓄電池15の電圧はVs以上
であり所定量の電力が充電されているので、商用電源3
7の使用量を低減するためにS1を閉じると共にS3を
開いて、蓄電池15は太陽電池13のみから充電する。
太陽電池13の状態が不明であるが、蓄電池15の充電
量が放電可能なので、S2、S4およびS5を閉じて、
太陽電池13、蓄電池15および商用電源37から端末
装置80に電力を供給する。
【0047】状態3では、蓄電池15の電圧は放電する
には十分(Vp以上)なので、S1およびS3を開いて
蓄電池15の充電は行わず、S2およびS5を閉じ、且
つS4を開いて、蓄電池15から端末装置80に電力を
供給して、商用電源37の使用量を低減する。
【0048】図6は、日照状態および蓄電池15の充電
状態とスイッチS1〜S5の状態の関係とを示した動作
状態図である。充電状態検知手段71は蓄電池15の充
電状態に関する情報を検知し、更に発電電力検知手段7
3は太陽電池13の発電状態に関する情報を検知して、
充電制御手段72はスイッチS1〜S5を制御する。
【0049】状態4では、太陽電池13の発電量が十分
でなく、更に蓄電池15の充電量も十分でないので、蓄
電池15を早く充電するためにS1およびS3を閉じ
て、太陽電池13および商用電力を蓄電池15に接続す
る。このようにすると、太陽電池13の発電量分だけ充
電時間が短縮されると共に、商用電源37の使用量が低
減される。太陽電池13の電力を利用して蓄電池15の
充電を緊急に行う必要があるので、S2およびS5を開
くと共にS4を閉じて、商用電源37から端末装置80
に電力を供給する。
【0050】状態5では、太陽電池13の発電量が十分
でないが、蓄電池15には所定(Vs以上)の充電量が
あるので、蓄電池15を緊急に充電する必要がないた
め、S1を閉じ、更にS3を開いて、太陽電池13から
蓄電池15に充電する。このようにすると、蓄電池15
に所定の充電量を確保しながら、商用電源37の使用量
を低減できる。太陽電池13の発電量が十分でないので
蓄電池15の電力を将来のために保存するために、蓄電
池15の充電電力が放電可能であるけれども、S2およ
びS4を閉じると共にS5を開いて、太陽電池13およ
び商用電源37から端末装置80に電力を供給する。こ
のようにすると、蓄電池15の所定の充電電力を保ちつ
つ、太陽電池13の発電量分だけ商用電源37の使用量
を低減できる。
【0051】状態6では、太陽電池13の発電量が十分
でないが蓄電池15は放電するのに十分な充電量を有し
ているので、S1およびS3を開いて蓄電池15を充電
せず、S4を開くと共にS2およびS5を閉じて、太陽
電池13および蓄電池15から端末装置80に電力を供
給する。このようにすると、蓄電池15に所定の充電量
を保ちながら商用電源37の使用量を低減できる。
【0052】状態7では、太陽電池13の発電量が十分
であり、更に蓄電池15の充電量も十分なので、S1お
よびS3を開いて蓄電池15には充電を行わない。太陽
電池13の発電量が十分であるので、S2およびS5を
閉じると共にS4を開いて、太陽電池13および蓄電池
15から端末装置80に電力を供給する。このようにす
ると、蓄電池15に充電量を十分に保ちながら商用電源
37の使用量を低減できる。
【0053】状態8では、太陽電池13の発電量が十分
であり、蓄電池15には所定(Vs)の充電量が蓄積さ
れているので、蓄電池15を緊急に充電する必要がない
ため、S1を閉じると共にS3を開いて、太陽電池13
から蓄電池15に充電する。このようにすると、蓄電池
15に所定の充電量を確保しつつ商用電源37の使用量
を低減できる。また、太陽電池13の発電量が十分であ
るので、S4を開くと共にS2およびS5を閉じて、太
陽電池13および蓄電池15から端末装置80に電力を
供給する。このようにすると、蓄電池15に所定の充電
量を保ちながら商用電源37の使用量を低減できる。
【0054】状態9では、太陽電池13の発電量が十分
であるが、蓄電池15の充電量も十分でないので、蓄電
池15を早く充電するためにS1を閉じると共にS3を
開いて、太陽電池13から蓄電池15に電力を充電す
る。このようにすると、太陽電池13を利用して蓄電池
15を緊急に充電できる。太陽電池13の電力を利用し
て蓄電池15の充電を緊急に行う必要があるので、S2
およびS5を開くと共にS4を閉じて、商用電源37か
ら端末装置80に電力を供給する。
【0055】図7は、太陽電池13による発電の有無と
蓄電池15の充電状態とスイッチS1〜S5の状態の関
係とを示した動作状態図である。充電状態検知手段71
により蓄電池15の充電状態に関する情報を検知すると
共に、発電電力検知手段73により太陽電池13の発電
量がシステムに利用できる以上の量であるかを検知し
て、充電制御手段72によりスイッチS1〜S5を制御
する。
【0056】状態10では、太陽電池13の発電量が十
分ではなくシステムに利用できる未満の量であるが、蓄
電池15の充電量は放電のために十分であるので、S
1、S2、S3およびS4を開くと共にS5を閉じて、
蓄電池15から端末装置80に電力を供給して、商用電
源37の使用量を低減する。
【0057】状態11では、蓄電池15が放電可能な程
の充電量であるが、太陽電池13の発電電力がないの
で、S1を開くと共にS3を閉じて、商用電源37から
蓄電池15を充電する。太陽電池13および蓄電池15
の電力が利用できないので、S2およびS5を開くと共
にS4を閉じて、商用電源37から端末装置80に電力
を供給する。
【0058】状態12では、太陽電池13の発電電力が
なく、蓄電池15も充電が必要であるので、S1、S2
およびS5を開くと共にS3およびS4を閉じて、蓄電
池15および端末装置80に商用電源37から電力を供
給する。
【0059】状態10〜状態12のように、太陽電池1
3の発電がない場合、例えば夜間でも、本システム1は
常に商用電源37から電力の供給を受けるのではなく、
蓄電池15の充電量が十分あれば、これを端末装置80
に供給するので、商用電源37の使用量を低減できる。
加えて、蓄電池15に所定の充電量がないときには商用
電源37からも充電するので、蓄電池15には所定の充
電量が保持される。したがって、災害等により商用電源
37が停止した場合でも、端末装置80が動作できる時
間を所定値以上にできる。
【0060】状態13は、蓄電池15の充電量は放電す
るために十分であるが、放電させることができない理
由、例えば明日以降の天候等の理由、により利用できな
い場合である。蓄電池15の充電量は十分なので、S1
およびS3を開いて蓄電池15は充電しない。太陽電池
13の発電量が端末装置80が必要とする電力を満たさ
ず、蓄電池15からも電力を供給できないので、S2お
よびS4を閉じると共にS5を開いて、商用電源37か
ら端末装置80に電力を供給する。
【0061】状態14は、太陽電池13の発電電力が十
分にあるので、S1を閉じると共にS3を開いて、蓄電
池15は太陽電池13から充電を行う。S2を閉じると
共にS4およびS5を開いて端末装置80にも太陽電池
13から電力を供給する。このようにすると商用電源3
7の使用量を低減しつつ、蓄電池15には所定量の電力
を確保できる。
【0062】商用電源37から電力の供給が受けられな
い場合、例えば、商用電源37の供給の停止した場合あ
るいは商用電源37の電圧が所定値より低下した場合に
は、停電制御手段75によって商用電源37の状態が検
知され、太陽電池13で発生される電力および蓄電池1
5の充電電力の少なくとも一方の電力が端末装置80へ
供給される。
【0063】以上、詳細に説明したように、本システム
1では、充電状態検知手段71により蓄電池15の充電
状態に関する情報を検知するので、蓄電池15の充電電
力の残存量を知ることができる。このため、残存量が不
足する場合には太陽電池13および商用電源37から蓄
電池15を所定量まで充電できると共に、充電電力に余
剰があるときは所定量まで使用できるので、商用電源3
7の使用量を低減しつつ、端末装置80の動作を所定の
時間以上行うために必要な電力を蓄電池15に残すこと
ができる。
【0064】上記充電情報に加えて、発電電力検知手段
73により太陽電池13の発電状態に関する情報を検知
するようにすれば、さらに太陽電池13の発電電力を商
用電源37に優先して使用し、不足分を商用電源37か
ら補充して使用できるので、太陽電池13の電力を有効
に使用して、商用電源37の使用量を低減できる。
【0065】また、本実施形態に係る電源電力供給シス
テム1においては、電力供給制御部7における制御に際
して、Vp、Vsのような値を基準に判断を行った。つ
まり、これらVp等は制御のしきい値となっている。そ
こで、本システム1では、このようなしきい値を制御パ
ラメータとして記憶する記憶装置を設けて、これらの制
御パラメータによってしきい値を変更して、制御を行う
ようにしてもよい。例えば、日本のように四季がある地
域では、その時々で気温、日照時間等が大きく変化す
る。気温、日照時間等は充電の制御に関係している。こ
のため、季節に合わせて充電に関する制御パラメータを
上記記憶装置から読み出して変更すれば、季節に応じて
充電の制御パラメータを変更できる。このようにする
と、太陽電池13での発電電力を効率よく蓄電池15に
充電することができる。なお、制御パラメータは、電力
供給制御部7のメモリ19内に記憶することが好まし
い。
【0066】更に、本実施形態に係る電源電力供給シス
テム1においては、外部インターフェース部11を設け
て、光伝送路35を通して全システム管理制御部85と
通信を行うようにしてもよい。
【0067】外部インターフェース部11は、光通信端
末装置80を介して光伝送路35に結合された通信手段
として、送出手段81、送受信手段82または受信手段
83を備え、この通信手段によって、内部状態検知手段
76により処理された監視情報を送出し、あるいは全シ
ステム管理制御部85による制御情報、指示情報を受信
するようにしてもよい。
【0068】図4(a)に示すように、日射量、温度、
太陽電池13の出力電流、出力電圧、蓄電池15の充電
電圧、充電電流、放電電圧、放電電流等に関する監視情
報を電力供給制御部7(内部状態検知手段76)から受
けて、送出手段81を用いて光通信端末装置80を介し
て光伝送路35に送出するようにしてもよい。
【0069】例えば、日照量および太陽電池13の発電
量に関する監視情報を送出することが好ましい。このよ
うにすれば、太陽電池13の状態を遠隔地から監視でき
る。つまり、一般に日照量と太陽電池13の発電量は概
ね比例関係にあるので、日照量が大きいにもかかわらず
太陽電池13の発電量が小さい場合はシステム異常(例
えば、太陽電池13の表面の汚れあるいは配線の断線等
により不具合)が発生していることを検出でき、逆に不
具合がなければ正常であることを検出できる。また、日
照量および蓄電池15の充電量に関する監視情報を送出
することが好ましい。このようにすれば、蓄電池15の
不具合の有無を遠隔地から監視できる。
【0070】図4(b)に示すように、上記監視情報を
電力供給制御部7(内部状態検知手段76)から受け
て、送受信手段82を用いて端末装置80を介して光伝
送路35に送出し、この監視情報に基づいて全システム
管理制御部85によって作成され、電力制御部7で使用
される外部制御情報を光伝送路35から受信するように
してもよい。このように外部制御情報を受信すれば、内
部状態に関する情報から制御情報を加工する手段が本シ
ステム1に必要ないので、システムを簡易にできる。
【0071】図4(c)に示すように、全システム管理
制御部85によって作成され、電力制御部7で使用され
る指示情報を、端末装置80を介して受信手段83によ
り光伝送路35から受信するようにしてもよい。指示情
報は、端末装置80、本システム1に対する指示のいず
れでもよい。このようにすると外部から本システム1等
を直接に制御できる。
【0072】例えば、指示情報として、端末装置80の
装置筐体のオープン許可信号を受信することが好まし
い。つまり、端末装置80は通信装置であるために勝手
に筐体を開けられてしまうと情報が漏洩するおそれがあ
る。そこで、筐体の蓋に電磁扉等を付加しておき、オー
プン信号を受信したときにのみ筐体を開けることにすれ
ば、端末装置80の監視ができる。また、指示情報とし
て、太陽電池13の発電電力を端末装置80に供給する
指示を受信して、電力供給制御部7の制御を全システム
管理制御部85により直接に行うようにしてもよい。
【0073】特に、指示情報として、将来の日照に関す
る情報、例えば翌日の日照状態の予知情報を受信して、
電力供給の制御を行うことが好ましい。図8に示すよう
に、受信した事後の日照情報により、翌日の日照量が大
きいと期待されるとき(図8(a))は、蓄電池15の
電力を優先的に使用して蓄電池15の残存電力を少なく
し、翌日の太陽電池13の発電電力を有効に蓄電池15
に充電するようにしてもよい。翌日の日照量が十分でな
いとき(図8(b))は、蓄電池15の残存電力を最低
限必要な容量に保つようにする。なお、最低限必要な容
量としては、VpあるいはVsに対応する充電量が考え
られるが、充電電力を有効に使用する上でVsが好まし
い。
【0074】さらに、図1に示したように本実施形態で
は、電源電力供給総合管理システムは2つの電源電力供
給システム1Aおよび1Bを備えていることから、電源
電力供給システム1Aが設けられた地点Aにおける日照
状態が、電源電力供給システム1Bが設けられた地点B
における日照状態に所定時間経過後に影響を与える場合
がある。このような場合には、電源電力供給システム1
Aは、日射計29および内部状態検知手段76により日
照状態を検知し、この検知結果に基づく監視情報を外部
インターフェース部11を介して全システム管理制御部
85へ送出する。全システム管理制御部85は、電源電
力供給システム1Aから監視情報を受け取り、この監視
情報に基づく指示情報を作成し電源電力供給システム1
Bへ送出する。電源電力供給システム1Bの電力供給制
御部7は、全システム管理制御部85から外部インター
フェース部11を介して指示情報を受け取り、この指示
情報に基づいて、蓄電池15の充電電力量、主作動電力
の供給および補充電力の供給を最適に制御する。このよ
うにすることにより、電源電力供給システム1Bでは、
電力供給の制御が最適に行われる。
【0075】電源電力供給総合管理システムが更に多数
の電源電力供給システムを含む場合には、全システム管
理制御部85は、これら多数の電源電力供給システムそ
れぞれが設けられた地点の相互間における日照状態の遷
移を考慮して、それぞれの電源電力供給システムとの間
で日照状態に関する監視情報の受信および指示情報の送
信を行う。全システム管理制御部85から指示情報を受
信した電源電力供給システムは、その指示情報に基づい
て、蓄電池15の充電電力量、主作動電力の供給および
補充電力の供給を最適に制御する。
【0076】なお、これらの情報の伝送に使用する信号
は、波長1.3μmあるいは1.5μmの通信光、また
は波長1.6μmの監視光を使用してもよい。
【0077】効率よいシステムを構築するために、蓄電
池15の充電容量を正確に把握する必要がある。図9に
示すように、現実の蓄電池残存容量値(図9(a))と
計測された容量値(図9(b))との差が大きいと、充
電電力を有効に使用できないからである。残存容量を正
確に把握するには、例えば蓄電池15の端子電圧を測定
する方法が考えられるが、正確さを増すためには蓄電池
15の放電電圧、放電電流、充電電圧、充電電流を処理
して、充電電力量と放電電力量の差を把握することが好
ましい。この処理は、必要な時に直ちにシステムの状態
が把握できる電力供給制御部7を用いることが好まし
い。また、システムの簡素化のために、光伝送路35を
介して全システム管理制御部85を用いることが好まし
い。
【0078】以上、詳細に説明したように、本実施形態
に係る電源電力供給総合管理システムのそれぞれの電源
電力供給システムでは、太陽電池により発生した電力を
有効に使用して商用電源から電力使用を低減し、商用電
源が機能を停止した場合でも端末装置が少なくとも所定
の時間動作できる充電量を蓄電池に確保できる。特に、
全システム管理制御部との間で日照状態に関する監視情
報および指示情報の送受信を行うことにより、指示情報
を受信した電源電力供給システムは、その指示情報に基
づいて、蓄電池の充電電力量、主作動電力の供給および
補充電力の供給を最適に制御することができる。
【0079】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
電源電力供給総合管理システムにおいては、それぞれの
電源電力供給システムでは、外部インターフェース部を
介して全システム管理制御部より受信した指示情報に基
づいて、電力供給制御部は、蓄電池の充電電力量、主作
動電力の供給および補充電力の供給を制御するので、蓄
電池の充電電力を有効に使用できる。つまり、自家発電
電力供給部においては、太陽電池から蓄電池を充電する
電力、光通信端末装置の主作動電力を供給するようにし
たので、商用電源を使用しなくても蓄電池を充電でき、
且つ光通信端末装置に電力を供給できる。商用電力補充
供給部においては、太陽電池、蓄電池から光通信端末装
置へ供給できる電力に応じて商用電源から光通信端末装
置に補充電力を供給できるので、自家発電電力供給部か
らの電力を商用電源より優先して使用できる。また、蓄
電池の充電電力量に応じて商用電源から蓄電池に充電電
力を供給できるので、商用電源の使用量を低減できる。
このため商用電源の使用量を抑えつつ、所定の充電量を
蓄電池に確保できる。
【0080】したがって、太陽電池により発生した電力
を有効に使用して商用電源からの電力使用を低減すると
共に、商用電源が機能を停止した場合でも光通信端末装
置を少なくとも所定の時間動作させる充電量を蓄電池に
確保できる電源電力供給システムを複数備え、そして、
これら複数の電源電力供給システムを高効率に稼動させ
ることができる電源電力供給総合管理システムを提供す
ることができる。
【0081】また、電力供給制御部は、当該電源電力供
給システムの内部状態を検知し、この検知結果に基づく
監視情報を出力する内部状態検知手段を有するととも
に、全システム管理制御部は、複数の電源電力供給シス
テムのうちの第1の電源電力供給システムの内部状態が
内部状態検知手段により検知されて外部インターフェー
ス部を介して送出された監視情報を受信し、監視情報に
基づく指示情報を第2の電源電力供給システムへ送信す
るのが好適であり、この場合には、第2の電源電力供給
システムの電力供給制御部は、第1の電源電力供給シス
テムの内部状態に基づいて、蓄電池の充電電力量、主作
動電力の供給および補充電力の供給を最適に制御するこ
とができる。
【0082】特に監視情報は日照情報であるのが好適で
あり、この場合には、第2の電源電力供給システムの電
力供給制御部は、第1の電源電力供給システムが設けら
れている地点における日照情報に基づいて、蓄電池の充
電電力量、主作動電力の供給および補充電力の供給を最
適に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源電力供給総合管理システムの
一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本実施形態に係る電源電力供給総合管理システ
ムにおける電源電力供給システムの概略構成図である。
【図3】電力供給制御部の内部構成図である。
【図4】外部インターフェース部の内部構成図である。
【図5】本実施形態の電源電力供給システムの動作状態
図である。
【図6】本実施形態に係る電源電力供給システムの動作
状態図である。
【図7】本実施形態に係る電源電力供給システムの動作
状態図である。
【図8】翌日の天気と蓄電池の残存量の関係を示した蓄
電池状態図である。
【図9】計測された蓄電池の残存容量とシステムの効率
との関係を示す蓄電池状態図である。
【符号の説明】 1,1A,1B…電源電力供給システム、3…自家発電
電力供給部、5…商用電力補充供給部、7…電力供給制
御部、9…負荷電力供給部、11…外部インターフェー
ス部、13…太陽電池、15…蓄電池、17…CPU、
19…メモリ、21…レジスタ、23…インバータ、2
5…電圧計、27…電流計、29…日射計、31…温度
計、35,35A,35B…光伝送路、37…商用電
源、71…充電状態検知手段、72…充電制御手段、7
3…発電電力検出手段、75…停電制御手段、76…内
部状態検知手段、80…光通信端末装置、81…送出手
段、82…送受信手段、83…受信手段、85…全シス
テム管理制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G003 AA06 BA01 CA01 CA11 DA07 DA18 EA05 GB06 5G066 HA11 HB06 HB09 JA02 JB03 5H420 BB03 BB14 CC03 CC06 DD03 EA47 EB26 EB32 EB39 FF03 FF04 FF05 FF22 LL03 LL10 5K002 AA05 EA04 EA05 FA01 GA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ光伝送路を介して通信を行う光
    通信端末装置に電源電力を供給する複数の電源電力供給
    システムと、前記複数の電源電力供給システムそれぞれ
    を管理する全システム管理制御部とを備え、 前記複数の電源電力供給システムそれぞれは、 前記全システム管理制御部との間で通信を行う外部イン
    ターフェース部と、 太陽電池および蓄電池を有し、前記太陽電池から供給さ
    れる発電電力を前記蓄電池に供給し、且つ前記太陽電池
    から供給される発電電力および前記蓄電池の蓄積電力の
    少なくとも一方より前記光通信端末装置に主作動電力を
    供給する自家発電電力供給部と、 商用電源から前記光通信端末装置に補充電力を供給し、
    且つ前記商用電源から前記蓄電池に充電電力を供給する
    商用電力補充供給部と、 前記外部インターフェース部を介して前記全システム管
    理制御部より受信した指示情報に基づいて、前記蓄電池
    の充電電力量、前記主作動電力の供給および前記補充電
    力の供給を制御する電力供給制御部とを備えることを特
    徴とする電源電力供給総合管理システム。
  2. 【請求項2】 前記電力供給制御部は、当該電源電力供
    給システムの内部状態を検知し、この検知結果に基づく
    監視情報を出力する内部状態検知手段を有するととも
    に、 全システム管理制御部は、前記複数の電源電力供給シス
    テムのうちの第1の電源電力供給システムの内部状態が
    前記内部状態検知手段により検知されて前記外部インタ
    ーフェース部を介して送出された前記監視情報を受信
    し、前記監視情報に基づく前記指示情報を第2の電源電
    力供給システムへ送信することを特徴とする請求項1記
    載の電源電力供給総合管理システム。
  3. 【請求項3】 前記監視情報は日照情報であることを特
    徴とする請求項2記載の電源電力供給総合管理システ
    ム。
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