JP2000004370A - 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置

Info

Publication number
JP2000004370A
JP2000004370A JP10168093A JP16809398A JP2000004370A JP 2000004370 A JP2000004370 A JP 2000004370A JP 10168093 A JP10168093 A JP 10168093A JP 16809398 A JP16809398 A JP 16809398A JP 2000004370 A JP2000004370 A JP 2000004370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
input
deviation
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10168093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Haraguchi
剛 原口
Atsushi Takei
温 武居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10168093A priority Critical patent/JP2000004370A/ja
Priority to EP99304627A priority patent/EP0966152A3/en
Publication of JP2000004370A publication Critical patent/JP2000004370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない計算量で、原画のR,G,Bのカラー
入力画像情報から原画を好ましく再現でき、ある色の調
整を行う際に、その色の成分を含む他の色に影響を与え
ることのない、画像処理方法、記憶媒体、画像処理装置
を実現する。 【解決手段】 R,G,Bのカラー入力画像情報から、
入力中性色濃淡量とR,G,Bの入力偏差濃淡量を求め
る入力演算手段131と、中性色濃淡量変換情報に基づ
いて、入力演算手段が求めた入力中性色濃淡量から出力
中性色濃淡量を求める中性色濃淡量演算手段132と、
R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わせ毎に定め
られた偏差濃淡量変換情報に基づいて、入力演算手段が
求めたR,G,Bの入力偏差濃淡量からR,G,Bの出
力偏差濃淡量を求める偏差濃淡量演算手段134と、中
性色濃淡量演算手段が求めた出力中性色濃淡量及び偏差
濃淡量演算手段が求めたR,G,Bの出力偏差濃淡量か
ら、R,G,Bのカラー出力画像情報を得る出力演算手
段136と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理方法、記
憶媒体、および画像処理装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、原画のR,G,Bのカラー入力画
像情報から、前記原画を再現するためのR,G,Bのカ
ラー出力画像情報を得るのに、原画のR,G,Bのカラ
ー入力画像情報から一旦色度座標に変換して、次いで、
R,G,Bのカラー出力画像情報に変換して、前記原画
を再現することが行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の技
術では2回の変換処理を経るので、不自然に再現された
画像が生じるという問題がある。たとえば、ニュートラ
ル原画のグラデーションの所々で変換処理の誤差により
不自然な着色が生じる。また、原画の再現のための計算
量が多いという問題がある。
【0004】そのような問題を解決するために、本件出
願の発明者は特願平8−316193号の出願におい
て、カラー入力画像情報を中性色濃淡量と偏差濃淡量と
に分けて処理してカラー出力画像情報を得ることを提案
した。
【0005】この提案によれば、不自然な着色を生じる
ことなく、少ない計算量で原画を好ましく再現できるよ
うになる。しかし、以上の提案によっても、満足がゆく
結果が得られない場合が生じることがある。
【0006】たとえば、ハードコピーの赤色部分を青み
がかった色に調整するよう変換情報を設定した場合、ハ
ードコピーの黄色部分も青みがかった色に強調されてし
まう。これは、ハードコピーで赤色を形成するには、カ
ラー出力画像情報の偏差濃淡量のRが正であるが、黄色
を形成するには偏差濃淡量のRとGが正であり、Rが正
の偏差濃淡量を含んでいるので、赤色に対する調整が黄
色に影響を与えることによるためである。
【0007】そして、他の色についても同様に、ある色
の調整を行う際に、その色の成分を含む他の色に影響を
与えることがある。本発明は、これらの問題を解決し、
少ない計算量で、原画のR,G,Bのカラー入力画像情
報から原画を好ましく再現でき、ある色の調整を行う際
に、その色の成分を含む他の色に影響を与えることのな
い、画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置を実
現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
に示す特許請求の範囲の各請求項に記載の発明を特定す
べき事項の全てにより達成できる。以下、各請求項につ
いて説明する。なお、引用項と重複する事項については
省略することがある。
【0009】(1)請求項1記載の発明は、原画のR,
G,Bのカラー入力画像情報からR,G,Bのカラー出
力画像情報を得る画像処理方法であって、R,G,Bの
カラー入力画像情報から、入力中性色濃淡量とR,G,
Bの入力偏差濃淡量を求め、中性色濃淡量変換情報に基
づいて、求めた入力中性色濃淡量から出力中性色濃淡量
を求め、R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わせ
毎に定められた偏差濃淡量変換情報に基づいて、求めた
入力偏差濃淡量から出力偏差濃淡量を求め、求めた出力
中性色濃淡量及び求めたR,G,Bの出力偏差濃淡量か
ら、R,G,Bのカラー出力画像情報を得る、ことを特
徴とする画像処理方法である。
【0010】この発明では、原画の中の中性色である部
分のカラー入力画像情報からは入力偏差濃淡量が0にな
るため、偏差濃淡量変換情報に基づき変換した出力偏差
濃淡量も0となり、得られたカラー出力画像情報は中性
色に再現する量となり、原画の中性色である部分のカラ
ー出力画像情報が色づいてしまうことがない。
【0011】また、原画の中の有彩色である部分のカラ
ー入力画像情報からは入力偏差濃淡量が中性色濃淡量を
除いた量となるので、偏差濃淡量変換情報に基づいて出
力偏差濃淡量を求めることで、中性色濃淡量が変化しな
いので、偏差濃淡量変換情報に基づいて出力偏差濃淡量
を求めることにより、原画の中の有彩色である部分のカ
ラー出力画像情報についてより好ましい色に再現するこ
とができる。
【0012】従って、少ない計算量で、原画のR,G,
Bのカラー入力画像情報から、原画を好ましく再現でき
るR,G,Bのカラー出力画像情報を得ることができ
る。また、R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わ
せ毎(R,G,B,Y,M,C各色毎)に定められた偏
差濃淡量変換情報に基づいて、入力偏差濃淡量から出力
偏差濃淡量を求めているため、ある色の調整を行う際
に、その色の成分を含む他の色に影響を与えることがな
く、独立して色を制御することが可能になる。
【0013】(2)請求項2記載の発明は、前記偏差濃
淡量変換情報は、ある色の調整を行う際に、その色の成
分を含む他の色に影響を与えずに、入力偏差濃淡量から
出力偏差濃淡量を求めることができるように定められた
ものである、ことを特徴とする請求項1記載の画像処理
方法である。
【0014】この発明では、ある色の調整を行う際に、
その色の成分を含む他の色に影響を与えずに、入力偏差
濃淡量から出力偏差濃淡量を求めることができるよう
に、偏差濃淡量変換情報が定められているため、調整し
た色以外の他の色で不要な着色が発生することはない。
【0015】(3)請求項3記載の発明は、コンピュー
タ上で請求項1または請求項2のいずれかに記載の画像
処理方法を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒
体である。
【0016】この発明では、請求項1または請求項2の
画像処理方法を実行するためのプログラムを、コンピュ
ータ上で実行することで、少ない計算量で、原画のR,
G,Bのカラー入力画像情報から、原画を好ましく再現
できるR,G,Bのカラー出力画像情報を得ることがで
きる。また、ある色の調整を行う際に、その色の成分を
含む他の色に影響を与えることがなく、独立して色を制
御することが可能になる。
【0017】(4)請求項4記載の発明は、原画のR,
G,Bのカラー入力画像情報からR,G,Bのカラー出
力画像情報を得る画像処理装置であって、R,G,Bの
カラー入力画像情報から、入力中性色濃淡量とR,G,
Bの入力偏差濃淡量を求める入力演算手段と、中性色濃
淡量変換情報に基づいて、前記入力演算手段が求めた入
力中性色濃淡量から出力中性色濃淡量を求める中性色濃
淡量演算手段と、R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の
組合わせ毎に定められた偏差濃淡量変換情報に基づい
て、前記入力演算手段が求めたR,G,Bの入力偏差濃
淡量からR,G,Bの出力偏差濃淡量を求める偏差濃淡
量演算手段と、前記中性色濃淡量演算手段が求めた出力
中性色濃淡量及び前記偏差濃淡量演算手段が求めたR,
G,Bの出力偏差濃淡量から、R,G,Bのカラー出力
画像情報を得る出力演算手段と、を有することを特徴と
する画像処理装置である。
【0018】この発明では、原画の中の中性色である部
分のカラー入力画像情報からは入力偏差濃淡量が0にな
るため、偏差濃淡量変換情報に基づき変換した出力偏差
濃淡量も0となり、得られたカラー出力画像情報は中性
色に再現する量となり、原画の中性色である部分のカラ
ー出力画像情報が色づいてしまうことがない。
【0019】また、原画の中の有彩色である部分のカラ
ー入力画像情報からは入力偏差濃淡量が中性色濃淡量を
除いた量となるので、偏差濃淡量変換情報に基づいて出
力偏差濃淡量を求めることで、中性色濃淡量が変化しな
いので、偏差濃淡量変換情報に基づいて出力偏差濃淡量
を求めることにより、原画の中の有彩色である部分のカ
ラー出力画像情報についてより好ましい色に再現するこ
とができる。
【0020】従って、少ない計算量で、原画のR,G,
Bのカラー入力画像情報から、原画を好ましく再現でき
るR,G,Bのカラー出力画像情報を得ることができ
る。また、R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わ
せ毎(R,G,B,Y,M,C各色毎)に定められた偏
差濃淡量変換情報に基づいて、入力偏差濃淡量から出力
偏差濃淡量を求めているため、ある色の調整を行う際
に、その色の成分を含む他の色に影響を与えることがな
く、独立して色を制御することが可能になる。
【0021】(5)請求項5記載の発明は、前記偏差濃
淡量変換情報は、所望の色の調整を行う際に、所望の色
を含む他の色に影響を与えずに、入力偏差濃淡量から出
力偏差濃淡量を求めることができるように定められたも
のである、ことを特徴とする請求項4記載の画像処理装
置である。
【0022】この発明では、ある色の調整を行う際に、
その色の成分を含む他の色に影響を与えずに、入力偏差
濃淡量から出力偏差濃淡量を求めることができるよう
に、偏差濃淡量変換情報が定められているため、調整し
た色以外の他の色で不要な着色が発生することはない。
【0023】〔用語・その他の説明〕本願明細書におい
て、説明を簡略にするために、赤色(レッド)をR、緑
色(グリーン)をG、青色(ブルー)をB、黄色(イエ
ロー)をY、マゼンタをM、シアンをCと称する。同様
に、イエロー色素をY色素、マゼンタ色素をM色素、シ
アン色素をC色素、と称する。また、同様に、主にY色
素からなるイエローの画像をY画像、主にM色素からな
るマゼンタの画像をM画像、主にC色素からなるシアン
の画像をC画像、イエロー色素・マゼンタ色素・シアン
色素が混色した無彩色のニュートラルの画像をN画像、
主にイエロー色素・マゼンタ色素が混色したレッドの画
像をR画像、主にマゼンタ色素・シアン色素が混色した
ブルーの画像をB画像、主にシアン色素・イエロー色素
が混色したグリーンの画像をG画像、と称する。
【0024】また、本願明細書において、「入力中性色
濃淡量」は、カラー入力画像情報の中性色濃淡量のこと
である。また、「R,G,Bの入力偏差濃淡量」は、
R,G,B各原色のカラー入力画像情報の入力中性色濃
淡量からの偏差濃淡量のことである。
【0025】「出力中性色濃淡量」は、カラー出力画像
情報の中性色濃淡量のことである。また、「R,G,B
の出力偏差濃淡量」は、R,G,B各原色のカラー出力
画像情報の出力中性色濃淡量からの偏差濃淡量のことで
ある。
【0026】なお、「画像情報」とは、一般に画像信号
と呼ぶことがあるもので、画像を信号で表した情報のこ
とである。この画像情報には、画像をデジタル信号で表
したデジタル画像情報と、画像をアナログ信号で表した
アナログ画像情報とが挙げられる。
【0027】「偏差濃淡量変換情報」は、一般に色再現
情報と呼ぶことがあるもので、入力偏差濃淡量から出力
偏差濃淡量を求めるための情報である。そして、「偏差
濃淡量変換情報」は、マトリックス変換するためのマト
リックス情報であることが好ましいが、これに限られ
ず、たとえば、LUTデータであってもよい。また、こ
のマトリックスは3×3のマトリックスであることが好
ましい。
【0028】「中性色濃淡量変換情報」は、一般に中性
色再現情報と呼ぶことがあるもので、入力中性色濃淡量
から出力中性色濃淡量を求めるための情報である。ま
た、本願明細書においては、以下の用語は以下の意味に
用いる。
【0029】「原画」とは、本発明の画像処理の元とな
る画像のことであり、カラーフィルムやカラープリント
や印刷物などのように光電的に読み取られうるものだけ
でなく、モニタに表示するための映像信号や、撮影によ
り得られたカラーデジタル画像またはカラーアナログ信
号画像などの電子画像なども含まれる。
【0030】「ニュートラル」とは、無彩色または彩度
が略0の色のことである。「色票」とは色の表示を目的
とする標準試料のことであり、通常、複数の色票画像が
記録されている。「色票画像」とは、色票に視認可能に
記録されている画像のことである。
【0031】また、「第二色票」とは、色票を読み取っ
て得られた情報に基づいて、再現した色票の複製のこと
である。また、「第二色票画像」とは、第二色票に視認
可能に記録されている画像のことである。
【0032】「濃淡量」とは、濃淡を示す量のことであ
る。濃淡量としては、濃度、輝度、透過率、反射率など
がある。また本発明においては、濃淡量として、入力偏
差濃淡量及び出力偏差濃淡量などの偏差濃淡量や入力中
性色濃淡量及び出力中性色濃淡量などの中性色濃淡量な
どがある。
【0033】「記憶媒体」とは、プログラムやデータな
どの情報を記憶する媒体のことである。そして、記憶媒
体としては、フォトミニディスク、フロッピーディスク
や磁気テープなどの磁気記録媒体、CD−ROMなどの
光学記録媒体、MOディスクなどの光磁気記録媒体など
の記録媒体や、電池バックアップされたRAMチップや
ICカード、ROMチップなどの不揮発性記憶媒体や、
電池バックアップされていないRAMチップなどの揮発
性記憶媒体などが挙げられる。また、記憶媒体は外部記
憶媒体であっても、内部記憶媒体であってもよい。ま
た、記憶媒体としては、書き換えできる記憶媒体である
方が、書き換えができない記憶媒体よりも、設定の変更
が容易であるので好ましい。
【0034】「ハードコピー」とは、モニタに表示する
画像のような一過性の画像であるソフトコピーと比較し
て、永久記録型の画像を意味する。そして、ハードコピ
ーの中で写真のような画像を記録するものを「ピクトリ
アルハードコピー」という。
【0035】なお、本発明において、ハードコピーと同
じ色素で形成された色票画像を用いて、偏差濃淡量変換
情報や中性色濃淡量変換情報を求めることが、画像を好
ましく色再現するので、好ましい。また、本発明におい
て、ハードコピーと同じ色素で形成された色票画像を用
いて、偏差濃淡量変換情報や中性色濃淡量変換情報を求
めることが、画像を好ましく色再現するので、好まし
い。
【0036】また、偏差濃淡量変換情報や中性色濃淡量
変換情報を求めるために、色票画像や第二色票画像を光
電的に読み取って、カラー入力画像情報を得るのに、フ
ィルタにより特定波長域の反射光量を測定する画像読取
装置や、光源の選択により特定波長域の反射光量を測定
する画像読取装置などを用いることが好ましい。
【0037】画像読取装置は、反射光により画像を読み
取る装置であり、第1の実施の形態例以下に示すような
B,G,R毎にリニアイメージセンサを持ちカラー画像
を副走査するカラーイメージスキャナや、2次元イメー
ジセンサなどを搭載したカラーイメージスキャナや、固
定されたデジタルカメラなどが挙げられる。また、画像
読取装置は画像処理装置や画像形成装置と一体となって
いてもよい。
【0038】画像形成装置としては、昇華型感熱転写型
プリンタ、溶融型感熱転写プリンタ、電子写真プリン
タ、インクジェットプリンタ、印刷装置、CRTプリン
タプロセッサなどのように単体でハードコピーを作成す
る装置だけでなく、入力信号からカラーネガを作成する
昇華型感熱転写型カラーネガプリンターと作成されたカ
ラーネガからハードコピーを作成するプリンタプロセッ
サの組み合わせや、入力信号からCRTを用いて印画紙
に画像を焼付けるCRTプリンタと印画紙を現像する自
動現像機との組み合わせや、入力信号からCRTやレー
ザ光学系などを有するネガライタを用いてカラーネガフ
ィルムに画像を焼付けるデジタルフィルムレコーダーと
焼付けられたカラーネガフィルムを現像処理するフィル
ムプロセッサーと現像処理されたカラーネガフィルムか
らハードコピーを作成するプリンタプロセッサの組み合
わせなどのように複数の装置からなっていてもよい。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明に関する具体例の一
例を実施の形態として示すが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。また、実施の形態には、断定的な表
現があるが、本発明の好ましい例を挙げているもので、
本発明の技術的範囲や用語の意義を限定するものではな
い。
【0040】第1の実施の形態例: 〔1.装置概略〕図1は本実施の形態例の処理ブロック
の概要を示すブロック図、図2は本実施の形態例の画像
再現システムの全体構成を示す模式図、図3は変換情報
の作成システムの概略構成を示す模式図である。
【0041】まず、図2と図3とを参照して全体構成に
ついて説明する。この図2は、本実施形態のカラー画像
である原画11を反射光で読み取って、読み取ったカラ
ー入力画像情報から画像処理してカラー出力画像情報を
得て、ピクトリアルハードコピーを作成する画像再現シ
ステムを示している。
【0042】本画像再現システムは、カラー画像を反射
光で読み取る画像読取装置12と、読み取って得られた
カラー入力画像情報から画像処理してカラー出力画像情
報を得る画像処理装置13と、得られたカラー出力画像
情報からピクトリアルハードコピーを作成する画像形成
装置14を有する。
【0043】画像読取装置12は、反射光により、原画
11を読み取り、カラー画像の各画素のR,G,B各原
色の反射率を示すカラー入力画像情報を得る。画像読取
装置12は、カラー反射原稿を固定し、R,G,B毎に
5000画素のCCDリニアイメージセンサを有する。
これらのCCDリニアイメージセンサはその入射光側に
それぞれR,G,Bフィルタを有する。
【0044】また、画像読取装置12は、これらのCC
Dリニアイメージセンサにより主走査をする。画像読取
装置12は、これらのCCDリニアイメージセンサと線
光源と線光源からの光を拡散する拡散ボックスとを有す
る光学ユニットを有する。そして、画像読取装置12
は、この光学ユニットをCCDの配列方向と垂直な方向
に移動させることにより副走査するカラーイメージスキ
ャナである。
【0045】これらにより、線光源から出た光は、拡散
ボックスを通して拡散光となり、カラー反射原稿を照明
し、照明されたカラー反射原稿からの反射光がR,G,
Bフィルタを通って、R,G,BそれぞれのCCDリニ
アイメージセンサに入射して、カラー反射原稿を測光
し、各画素の反射率を求めることができる。画像読取装
置のR,G,Bフィルタの分光透過特性は、R,G,B
それぞれの波長領域以外は殆ど透過しない特性であるこ
とが好ましい。
【0046】なお、画像読取装置12の読み取るカラー
入力画像情報(Ir)は、反射率0%を0,反射率10
0%を255として、反射率Rt(%)より、以下の式
で変換したものである。 Ir=Rt×(255/100) そして、画像処理装置13に付属する記憶媒体読出装置
19で、偏差濃淡量変換情報と中性色濃淡量変換情報を
記憶する変換情報記憶媒体17から、偏差濃淡量変換情
報と中性色濃淡量変換情報を読み出す。
【0047】変換情報記憶媒体17としては、図2に示
すフォトミニディスクを用いる。もちろん、変換情報記
憶媒体17としてはこれに限らず、フロッピーディスク
などの他の外部記憶媒体や、ROMなどのメモリなどの
内部記憶媒体であってもよい。
【0048】画像処理装置13は、読み出した偏差濃淡
量変換情報と中性色濃淡量変換情報により、画像読取装
置12で得られたカラー入力画像情報から、R,G,B
の各原色のカラー出力画像情報を求める。そして、画像
処理装置13は得られたカラー出力画像情報を画像形成
装置14に出力する。
【0049】画像形成装置14は、たとえば、カラー出
力画像情報に基づいて、Y、M、Cの3原色の昇華性染
料を用いて、専用のハードコピー用紙に加熱転写してピ
クトリアルハードコピー15を作成する昇華型感熱転写
方式プリンタや、カラー出力画像情報に基づいて、Y、
M、C、K(墨色)の4原色のインクを用いて、専用の
ハードコピー用紙にインクジェット方式により画像形成
してピクトリアルハードコピー15を作成するインクジ
ェットプリンタ(たとえば、MJC−700V2C(商
品名、セイコーエプソン株式会社製))や、カラー出力
画像情報に基づいてカラー写真感光材料であるカラー印
画紙に露光を与えるCRTプリンタ(露光後に現像処理
してハードコピーを形成するプリンタ)等を使用するこ
とができる。
【0050】また、図3には、上述の画像再現システム
でカラー入力画像情報からカラー出力画像情報を求める
ために用いる中性色濃淡量変換情報と偏差濃淡量変換情
報を求め、求めた中性色濃淡量変換情報と偏差濃淡量変
換情報を変換情報記憶媒体17に記憶させる変換情報の
作成システムを示す。
【0051】なお、中性色濃淡量変換情報は、カラー入
力画像情報から得られる入力中性色濃淡量から出力中性
色濃淡量を求めるための変換情報であり、また、偏差濃
淡量変換情報は、カラー入力画像情報から得られる入力
偏差濃淡量から出力偏差濃淡量を求めるための変換情報
である。変換情報の作成システムは、画像再現システム
の画像読取装置12と同一の機種の算出用画像読取装置
22と、画像再現システムの画像形成装置14と同一の
機種の算出用画像形成装置24と、濃淡量変換情報を求
めるための入力画像情報を読み取る画像読取装置28
と、画像再現システムの画像処理装置13と同一の機種
で、算出用画像処理装置23により求めた偏差濃淡量変
換情報と中性色濃淡量変換情報を変換情報記憶媒体17
に記憶させる記憶媒体書込装置29を付属させている算
出用画像処理装置23と、を有する。
【0052】まず、色票26を作成する。本実施形態に
おける色票26は、色票画像として、Y画像、M画像、
C画像、N画像、R画像、G画像、B画像を有するもの
である。各Y画像、M画像、C画像、N画像、R画像、
G画像、B画像は、画像読取装置で入力画像情報測定可
能なように一定面積を有する。画像読取装置で読み取ら
れる原画11と同じ分光発色特性のY画像、M画像、C
画像、N画像、R画像、G画像、B画像を有する色票2
6を作成することが、一番よく画像を再現するので好ま
しい。
【0053】この色票26は、たとえば、原画11を作
成する出力装置で作成すればよい。また、画像読取装置
で読み取られる原画11と同じ分光発色特性の色票26
を作成することが難しい場合などでは、ハロゲン化銀カ
ラーネガ写真感光材料であるカラー印画紙にステップタ
ブレットを用いて、R,G,B,中性色,Y,M,Cの
露光をし、現像処理して得られるY画像、M画像、C画
像、N画像、R画像、G画像、B画像を有するカラープ
リントを色票26として用いることが好ましい。これ
は、カラー印画紙から得られるカラープリントは副吸収
成分が他の媒体と比較して通常少ないからである。
【0054】そして、画像読取装置28が、色票26の
R,G,B入力画像情報を測定する。この画像読取装置
28は、色票26や第二色票25を反射光で読み取り、
カラー入力画像情報を測定するものである。
【0055】また、算出用画像読取装置22が、反射光
により、色票26のY画像、M画像、C画像、N画像、
R画像、B画像、G画像を読み取り、それぞれの画像の
R、G、Bの各原色の反射率に関するカラー入力画像情
報を得る。
【0056】なお、画像読取装置12の読み取るカラー
入力画像情報(Ir)は、反射率0%を0,反射率10
0%を255として、反射率Rt(%)より、以下の式
で変換したものである。 Ir=Rt×(255/100) そして、算出用画像処理装置23は、算出用画像読取装
置22から送られたカラー入力画像情報そのものをカラ
ー出力画像情報とする。すなわち、カラー入力画像情報
に全く画像処理を施さずに、カラー出力画像情報を得
る。
【0057】そして、算出用画像形成装置24が算出用
画像処理装置23から送られたカラー出力画像情報から
第二色票25を作成する。そして、色票26から得たカ
ラー入力画像情報と第二色票25から得たカラー入力画
像情報との比較により、より好ましくは、第二色票25
も画像読取装置28でR,G,Bの入力画像情報を求め
て、次いで、〔3.偏差濃淡量変換情報の作成〕で説明
する方法で偏差濃淡量変換情報を、また、〔4.中性色
濃淡量変換情報の作成〕で説明する方法で中性色濃淡量
変換情報を求める。
【0058】そして、算出用画像処理装置23に付属す
る記憶媒体書込装置29で求めた偏差濃淡量変換情報と
中性色濃淡量変換情報を変換情報記憶媒体17に記憶さ
せる。
【0059】本実施形態では、変換情報の作成システム
と画像再現システムとが別体の装置で、同一の機種の装
置であるので、工場または販売代理店などで、前記画像
再現システムと同一の画像再現システムを変換情報の作
成システムとして用いて、偏差濃淡量変換情報と中性色
濃淡量変換情報を予め精密に求め、変換情報記憶媒体1
7に記憶させ、エンドユーザーなどの画像再現システム
に、画像再現システムとは別に変換情報記憶媒体17を
供給し、変換情報記憶媒体17を供給された画像再現シ
ステムで画像を形成することを前提に記載している。
【0060】だが、工場または販売代理店などで、画像
再現システム自体を変換情報の作成システムとして用い
て、偏差濃淡量変換情報と中性色濃淡量変換情報を求め
てもよい。
【0061】また、前記画像再現システムまたは前記画
像再現システムと同一の機種の変換情報の作成システム
を用いて予め精密に求められた偏差濃淡量変換情報と中
性色濃淡量変換情報を、ROMなどの変換情報記憶媒体
に記憶させ、画像再現システムに備えつけ、偏差濃淡量
変換情報と中性色濃淡量変換情報を記憶した変換情報記
憶媒体を備えつけられた画像再現システムをエンドユー
ザーなどに供給してもよい。
【0062】また、インターネットなどのネットワーク
や一般電話回線などを通じて、これらの偏差濃淡量変換
情報と中性色濃淡量変換情報を通信により、国内または
国外から国内または国外のエンドユーザの画像再現シス
テムに、供給してもよい。
【0063】また、中性色濃淡量変換情報の作成のプロ
グラムと、偏差濃淡量変換情報の作成のプログラムとを
記憶した記憶媒体を画像再現システムに供給して、個々
のエンドユーザがこの記憶媒体を画像再現システムにセ
ットして、記憶媒体からこれらのプログラムを展開させ
て、エンドユーザが、偏差濃淡量変換情報と中性色濃淡
量変換情報を画像再現システムで求めてもよい。
【0064】また、インターネットなどのネットワーク
や一般電話回線などを通じて、これらの偏差濃淡量変換
情報を作成するためのプログラムや中性色濃淡量変換情
報を作成するためのプログラムなどの情報を通信によ
り、国内または国外から国内または国外のエンドユーザ
の画像再現システムに、供給してもよい。
【0065】中性色濃淡量変換情報及び偏差濃淡量変換
情報は、カラー入力画像情報の種類毎に求めることが好
ましい。すなわち、画像読取装置の読取特性と原画を構
成する原色色素の種類毎に求めることが好ましい。ま
た、中性色濃淡量変換情報及び偏差濃淡量変換情報は、
カラー出力画像情報の種類毎に求めることが好ましい。
すなわち、画像形成装置の出力特性とハードコピー用色
素やハードコピー用記録紙などのハードコピー用材料の
種類等により定まるハードコピーの種類毎に求めること
が好ましい。
【0066】また、原画としてハロゲン化銀カラー写真
プリントに限定すると、プリント用ハロゲン化銀カラー
写真感光材料によって大きく分光発色特性が異なること
もなく、画像読取装置の読取特性によっては、変換方式
を固定しても、大きく色再現が狂うことがない。そこ
で、説明を簡単にするために、次の中性色濃淡量変換情
報及び偏差濃淡量変換情報の作成方法では、この原画と
してハロゲン化銀カラー写真プリントである場合につい
て説明する。
【0067】〔2.画像再現システムのピクトリアルハ
ードコピーの作成〕以下、本画像再現システムのピクト
リアルハードコピーの作成について詳しく述べる。
【0068】ここでは、本実施の形態例の画像処理装置
の処理ブロックの概要を示すブロック図としての図1
と、ピクトリアルハードコピーの作成の手順を示すフロ
ーチャートとしての図4を参照する。
【0069】まず、画像処理装置13の記憶媒体読出装
置19で、偏差濃淡量変換情報と中性色濃淡量変換情報
を記憶する変換情報記憶媒体17から、カラー入力画像
情報からカラー出力画像情報を求めるための偏差濃淡量
変換情報と中性色濃淡量変換情報を読み出す(図4S1
1)。
【0070】ここで、読み出した偏差濃淡量変換情報
は、中性色濃淡量変換情報記憶手段133に格納する。
また、読み出した中性色濃淡量変換情報は、偏差濃淡量
変換情報記憶手段135に格納する。なお、中性色濃淡
量変換情報記憶手段133と偏差濃淡量変換情報記憶手
段135とは、画像処理装置13が有するメモリの所定
の領域に形成される。
【0071】次に、画像読取装置12が、原画11を読
み取り、原画11の各画素(xy:xは各画素のX方向
の位置、yは各画素のY方向の位置)のR,G,Bの反
射率に関するカラー入力画像情報(IRxy,IGx
y,IBxy:xは各画素のX方向の位置、yは各画素
のY方向の位置)を得る(図4S12)。
【0072】なお、IRxy,IGxy,IBxyは読
み取った原画のX方向の位置がxで、yは各画素のY方
向の位置がyの画素のR,G,Bの入力画像情報を意味
する。また、言うまでもないが、R,G,Bの反射率に
関するカラー入力画像情報(IRxy,IGxy,IB
xy)は、測光の調整が済んでいるものであり、R,
G,Bの反射率がともに100%のものに対して、IR
xy=IGxy=IBxy=255を与えるものであ
る。
【0073】次に、画像読取装置12で得られた原画1
1のR,G,Bの各画素(xy)のカラー入力画像情報
(IRxy,IGxy,IBxy)を画像処理装置33
にデータインタフェースを通して入力する(図4S1
3)。
【0074】次に、画像処理装置13の入力演算手段1
31は、画像読取装置12で得られたカラー入力画像情
報の各画素(xy)のR,G,Bの反射率に関するカラ
ー入力画像情報(IRxy,IGxy,IBxy)か
ら、カラー入力画像情報の各画素(xy)の中性色濃淡
量(以下、入力中性色濃淡量INxyと呼ぶことがあ
る)を以下の式(1)で求める(図4S14)。
【0075】式(1) INxy=αR×IRxy+αG×IGxy+αB×I
Bxy 但し、αR,αG,αBはカラー入力画像情報によって
定まる係数で、公知の方法で定めることができる。
【0076】また、画像処理装置13の入力演算手段1
31は、R,G,B各原色濃淡量の中性色濃淡量からの
偏差濃淡量である入力偏差濃淡量(ΔIRxy,ΔIG
xy,ΔIBxy)を以下の式(2)で求める(図4S
14)。
【0077】式(2) ΔIRxy=IRxy−INxy ΔIGxy=IGxy−INxy ΔIBxy=IBxy−INxy なお、これらをマトリックス計算で行ってもよい。
【0078】次に、画像処理装置13の中性色濃淡量演
算手段132は、中性色濃淡量変換情報記憶手段133
に格納されている中性色濃淡量変換情報に基づいて、入
力中性色濃淡量(INxy)を各画素(xy)の出力中
性色濃淡量(PNBxy,PNGxy,PNRxy)
に、以下の式(3)で示す中性色濃淡量変換関数で変換
する(図4S15)。
【0079】式(3) PNRxy=αNR×INxy PNGxy=αNG×INxy PNBxy=αNB×INxy なお、言うまでもないが、画像形成装置14は、画像形
成装置に備えられた設定方法により正規に設定されてい
る状態でハードコピーを得るものである。
【0080】次に、画像処理装置13の偏差濃淡量演算
手段134は、偏差濃淡量変換情報記憶手段135に格
納されている偏差濃淡量変換情報に基づいて、入力偏差
濃淡量(ΔIRxy,ΔIGxy,ΔIBxy)から各
画素(xy)の出力偏差濃淡量(ΔPRxy,ΔPGx
y,ΔPBxy)に、以下の式(4)で示す偏差濃淡量
変換関数で変換する(図4S16)。
【0081】式(4) (ΔPRxy,ΔPGxy,ΔPBxy)=Fk(ΔI
Rxy,ΔIGxy,ΔIBxy) 但し、Fk( )は、偏差濃淡量変換情報が示す色再現
変換関数である。
【0082】ここで、計算が簡単で色再現が良好な色再
現変換関数として、以下のマトリックス変換による関数
が好ましく、以下、これに基づいて説明する。
【0083】
【数1】
【0084】ここで、係数A11〜A33は以下のよう
に決定される。なお、偏差濃淡量変換情報は、R,G,
Bの入力偏差濃淡量量の正負の組合わせ毎に定められて
いるもので、以下の6通りである。 ΔIRxy≧0,ΔIGxy≦0,ΔIBxy≦0の場
合(色がRの場合) A11=Rα11,A21=Rα21,A31=Rα3
1,A12=Rα12,A22=Rα22,A32=R
α32,A13=Rα13,A23=Rα23,A33
=Rα33, ΔIRxy≦0,ΔIGxy≧0,ΔIBxy≦0の場
合(色がGの場合) A11=Gα11,A21=Gα21,A31=Gα3
1,A12=Gα12,A22=Gα22,A32=G
α32,A13=Gα13,A23=Gα23,A33
=Gα33, ΔIRxy≦0,ΔIGxy≦0,ΔIBxy≧0の場
合(色がBの場合) A11=Bα11,A21=Bα21,A31=Bα3
1,A12=Bα12,A22=Bα22,A32=B
α32,A13=Bα13,A23=Bα23,A33
=Bα33, ΔIRxy≦0,ΔIGxy≧0,ΔIBxy≧0の場
合(色がCの場合) A11=Cα11,A21=Cα21,A31=Cα3
1,A12=Cα12,A22=Cα22,A32=C
α32,A13=Cα13,A23=Cα23,A33
=Cα33, ΔIRxy≧0,ΔIGxy≦0,ΔIBxy≧0の場
合(色がMの場合) A11=Mα11,A21=Mα21,A31=Mα3
1,A12=Mα12,A22=Mα22,A32=M
α32,A13=Mα13,A23=Mα23,A33
=Mα33,ΔIRxy≧0,ΔIGxy≧0,ΔIB
xy≦0の場合(色がYの場合) A11=Yα11,A21=Yα21,A31=Yα3
1,A12=Yα12,A22=Yα22,A32=Y
α32,A13=Yα13,A23=Yα23,A33
=Yα33,以下、Rα11〜Rα33,Gα11〜G
α33,Bα11〜Bα33,Cα11〜Cα33,M
α11〜Mα33,Yα11〜Yα33,のそれぞれを
定めた効果を説明する。
【0085】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのR色
の彩度が低く再現される場合、Rα11>1となり、R
色の彩度を高め、鮮やかにする。また、逆に、画像読取
装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情
報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置
で作成されるハードコピーのR色の彩度が高く再現され
る場合、Rα11<1となり、R色の彩度を低め、鮮や
かさを落とす。
【0086】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのR色
がM色がかって再現される場合、Rα21>0となり、
R色をG色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのR色がG色がかって再現され
る場合、Rα21<0となり、R色をM色寄りに再現さ
せる。
【0087】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのR色
がY色がかって再現される場合、Rα31>0となり、
R色をB色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのR色がB色がかって再現され
る場合、Rα31<0となり、R色をY色寄りに再現さ
せる。
【0088】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのG色
がC色がかって再現される場合、Gα12>0となり、
G色をR色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのG色がR色がかって再現され
る場合、Gα12<0となり、G色をC色寄りに再現さ
せる。
【0089】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのG色
の彩度が低く再現される場合、Gα22>1となり、G
色の彩度を高め、鮮やかにする。また、逆に、画像読取
装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情
報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置
で作成されるハードコピーのG色の彩度が高く再現され
る場合、Gα22<1となり、G色の彩度を低め、鮮や
かさを落とす。
【0090】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのG色
がY色がかって再現される場合、Gα32>0となり、
G色をB色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのG色がB色がかって再現され
る場合、Gα32<0となり、G色をY色寄りに再現さ
せる。
【0091】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのB色
がC色がかって再現される場合、Bα13>0となり、
B色をR色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのB色がR色がかって再現され
る場合、Bα13<0となり、B色をC色寄りに再現さ
せる。
【0092】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのB色
がM色がかって再現される場合、Bα23>0となり、
B色をG色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのB色がG色がかって再現され
る場合、Bα23<0となり、B色をM色寄りに再現さ
せる。
【0093】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのB色
の彩度が低く再現される場合、Bα33>1となり、B
色の彩度を高め、鮮やかにする。また、逆に、画像読取
装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情
報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置
で作成されるハードコピーのB色の彩度が高く再現され
る場合、Bα33<1となり、B色の彩度を低め、鮮や
かさを落とす。
【0094】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのC色
の彩度が高く再現される場合、Cα11<1となり、C
色の彩度を低め、鮮やかさを落とす。また、逆に、画像
読取装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画
像情報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成
装置で作成されるハードコピーのC色の彩度が低く再現
される場合、Cα11>1となり、C色の彩度を高め、
鮮やかにする。
【0095】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのC色
がG色がかって再現される場合、Cα21>0となり、
C色をM色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのC色がM色がかって再現され
る場合、Cα21<0となり、C色をG色寄りに再現さ
せる。
【0096】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのC色
がB色がかって再現される場合、Cα31>0となり、
C色をY色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのC色がY色がかって再現され
る場合、Cα31<0となり、C色をB色寄りに再現さ
せる。
【0097】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのM色
がR色がかって再現される場合、Mα12>0となり、
M色をC色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのM色がC色がかって再現され
る場合、Mα12<0となり、M色をR色寄りに再現さ
せる。
【0098】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのM色
の彩度が高く再現される場合、Mα22<1となり、M
色の彩度を低め、鮮やかさを落とす。また、逆に、画像
読取装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画
像情報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成
装置で作成されるハードコピーのM色の彩度が低く再現
される場合、Mα22>1となり、M色の彩度を高め、
鮮やかにする。
【0099】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのM色
がB色がかって再現される場合、Mα32>0となり、
M色をY色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのM色がY色がかって再現され
る場合、Mα32<0となり、M色をB色寄りに再現さ
せる。
【0100】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのY色
がR色がかって再現される場合、Yα13>0となり、
Y色をC色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのY色がC色がかって再現され
る場合、Yα13<0となり、Y色をR色寄りに再現さ
せる。
【0101】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのY色
がG色がかって再現される場合、Yα23>0となり、
Y色をM色寄りに再現させる。また、逆に、画像読取装
置12で原画を読み取って得られたカラー入力画像情報
をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成装置で
作成されるハードコピーのY色がM色がかって再現され
る場合、Yα23<0となり、Y色をG色寄りに再現さ
せる。
【0102】画像読取装置12で原画を読み取って得ら
れたカラー入力画像情報をそのままカラー出力画像情報
とすると画像形成装置で作成されるハードコピーのY色
の彩度が高く再現される場合、Yα33<1となり、Y
色の彩度を低め、鮮やかさを落とす。また、逆に、画像
読取装置12で原画を読み取って得られたカラー入力画
像情報をそのままカラー出力画像情報とすると画像形成
装置で作成されるハードコピーのy色の彩度が低く再現
される場合、Yα33>1となり、y色の彩度を高め、
鮮やかにする。
【0103】そして、画像処理装置13の出力演算手段
136は、各画素(xy)の出力中性色濃淡量(PNR
xy,PNGxy,PNBxy)と出力偏差濃淡量(Δ
PRxy,ΔPGxy,ΔPBxy)から、各画素(x
y)のカラー出力画像(PRxy,PGxy,PBx
y)を以下の式(5)で求める(図4S17)。
【0104】式(5) PRxy=ΔPRxy+PNRxy PGxy=ΔPGxy+PNGxy PBxy=ΔPBxy+PNBxy 次に、画像処理装置13は、得られた各画素(xy)の
カラー出力画像(PRxy,PGxy,PBxy)か
ら、画像形成装置14のフォーマットに変換して、カラ
ー出力画像情報を得て、画像形成装置14へ送る(図4
S18)。
【0105】そして、画像形成装置14は入力したカラ
ー出力画像情報に基づいて、ピクトリアルハードコピー
15を形成する(図4S19)。 〔3.偏差濃淡量変換情報の作成〕以下、原画がハロゲ
ン化銀カラーネガ写真感光材料であるカラー印画紙を露
光して現像処理して得られたカラープリントであり、C
RTプリンタ+現像処理装置でハードコピーを作成する
画像再現システムを例にとり、偏差濃淡量変換情報を求
める方法について詳しく述べる。
【0106】図5は偏差濃淡量変換情報の作成フロー図
である。 最初に、図5S21で、例えば、図6に示す
ような15段階の明度(15段階の濃度)の画像を有す
る色票26をカラー印画紙(ネガポジ型)により作成す
る。
【0107】これは、まず、N画像が無彩色になるよう
なR,G,Bの露光量の関係を求める。そして、N画像
が無彩色になるように、印画紙を露光量logEで0.
05ずつ露光量を増やして露光し、現像処理して、15
段階の明度(15段階の濃度)のN画像(Ni:i=1
〜15)と、15段階の明度(15段階の濃度)のB画
像(Bi:i=1〜15)と、15段階の明度(15段
階の濃度)のG画像(Gi:i=1〜15)と、15段
階の明度(15段階の濃度)のR画像(Ri:i=1〜
15)と、15段階の明度(15段階の濃度)のY画像
(Yi:i=1〜15)と15段階の明度(15段階の
濃度)のM画像(Mi:i=1〜15)と15段階の明
度(15段階の濃度)のC画像(Ci:i=1〜15)
とを有する色票26を作成する。
【0108】ここで、Y画像はB原色の露光のみにより
得られ、M画像はG原色の露光のみにより得られ、C画
像はR原色の露光のみにより得られる。そして、各明度
段階(濃度段階)のY画像、M画像、C画像の露光量
は、前記N画像のR,G,B各原色の露光量と等しい。
従って、各明度段階(濃度段階)毎に、Y画像、M画
像、C画像の色素量はN画像のY色素,M色素,C色素
の各色の色素量と等しくなる。
【0109】また、R画像はG原色の露光とB原色の露
光のみにより得られ、G画像はR原色の露光とB原色の
露光のみにより得られ、B画像はR原色の露光とG原色
の露光のみにより得られる。そして、各明度段階(濃度
段階)のR画像、B画像、G画像のR、G、B各原色の
露光量は、無露光の原色を除いて、前記N画像のR、
G、B各原色の露光量と等しい。従って、各明度段階
(濃度段階)毎に、R画像,G画像,B画像のY色素,
M色素,C色素の各色の色素量は、補色の色素を除い
て、前記N画像のY色素,M色素,C色素の各色の色素
量と等しくなる。
【0110】従って、対応する明度段階(濃度段階)の
Y画像とR画像とG画像とN画像のY色素の色素量は等
しく、対応する明度段階(濃度段階)のM画像とR画像
とB画像とN画像のM色素の色素量は等しく、対応する
明度段階(濃度段階)のC画像とG画像とB画像とN画
像のC色素は等しい。
【0111】なお、15段階の濃度の各段階を仮数iで
示し、露光量が最小露光量の段階の仮数iを1にし、以
降、露光量を増やすに従って、すなわち、本例の色票は
ネガ感光材料で作成されるので、明度が低くなるに従っ
て仮数iを大きくしていく。(すなわち、濃度が高くな
るに従って仮数iが大きい。)また、以降、Y画像,M
画像,C画像、R画像,B画像,G画像、N画像をそれ
ぞれ示す時は、Y画像をY、M画像をM、C画像をC、
R画像をR、B画像をB、G画像をG、N画像をNで示
し、これらの画像を記号で表す時は仮文字kで示す。な
お、図6のJ**は後の説明で用いる記号である。
【0112】次に、図5S22で、算出用画像読取装置
22が、図6に示すように、色票26の各段階のY画像
(Yi:i=1〜15)、M画像(Mi:i=1〜1
5)、C画像(Ci:i=1〜15)、R画像(Ri:
i=1〜15)、B画像(Bi:i=1〜15)、G画
像(Gi:i=1〜15)とN画像(Ni:i=1〜1
5)を読み取り、これらの画像のR,G,B原色のカラ
ー入力画像情報(JRki,JGki,JBki:k=
Y,M,C,B,G,R,N、i=1〜15)を得る。
なお、図6では、JRki,JGki,JBki を一
括してJki(k=Y,M,C,B,G,R,N、i=
1〜15)で示す。
【0113】次に、図5S23で、算出用画像読取装置
22で得られた色票26のY画像(Yi:i=1〜1
5)、M画像(Mi:i=1〜15)、C画像(Ci:
i=1〜15)、R画像(Ri:i=1〜15)、B画
像(Bi:i=1〜15)、G画像(Gi:i=1〜1
5)とN画像(Ni:i=1〜15)のR,G,B原色
のカラー入力画像情報(JRki,JGki,JBk
i:k=Y,M,C,B,G,R,N、i=1〜15)
を算出用画像処理装置23にデータインタフェースを通
して入力する。
【0114】次に、図5S24で、算出用画像処理装置
23は、入力されたカラー入力画像情報をそのままカラ
ー出力画像情報にする。すなわち、カラー入力画像情報
に画像処理を施さずに、カラー出力画像情報を得る。そ
して、得られたカラー出力画像情報をデータインタフェ
ースを通して算出用画像形成装置24に出力する。
【0115】次に、図5S25で、算出用画像形成装置
24が算出用画像処理装置23から送られたカラー出力
画像情報から、図6に示すような、第二色票25を作成
する。なお、図6では、15段階の濃度の各段階を仮数
iで示し、濃度が高くなるに従って仮数iを大きくして
いく。また、以降、Y画像,M画像,C画像、R画像,
B画像,G画像、N画像をそれぞれ示す時は、Y画像を
Y、M画像をM、C画像をC、R画像をR、B画像を
B、G画像をG、N画像をNで示し、これらの画像を記
号で表す時は仮文字kで示す。なお、図6のQ**は後
の説明で用いる記号である。
【0116】次に、図5S26で、第二色票25の各画
像のB,G,R入力画像情報を図5S22と同様に算出
用画像読取装置22で読み取る。ここで読み取ったY画
像(Yi:i=1〜15)の入力画像情報をQRYi,
QGYi,QBYi(i=1〜15)と、M画像(M
i:i=1〜15)の入力画像情報をQRMi,QGM
i,QBMi(i=1〜15)と、C画像(Ci:i=
1〜15)の入力画像情報をQRCi,QGCi,QB
Ci(i=1〜15)と、R画像(Ri:i=1〜1
5)の入力画像情報をQRRi,QGRi,QBRi
(i=1〜15)と、B画像(Bi:i=1〜15)の
入力画像情報をQRBi,QGBi,QBBi(i=1
〜15)と、G画像(Gi:i=1〜15)の入力画像
情報をQRGi,QGGi,QBGi(i=1〜15)
と、N画像(Ni:i=1〜15)の入力画像情報をQ
RNi,QGNi,QBNi(i=1〜15)と、呼
ぶ。なお、図6では、QRki,QGki,QBkiを
一括してQki(k=Y,M,C,R,G,B,N)で
示す。
【0117】次に、図5S27で算出用画像読取装置2
2で得られた第二色票25の各画像の入力画像情報を算
出用画像処理装置23にデータインタフェースを通して
入力する。
【0118】次に、図5S28で、算出用画像処理装置
23は、偏差濃淡量変換情報である係数Rα11〜Rα
33,Gα11〜Gα33,Bα11〜Bα33,Cα
11〜Cα33,Mα11〜Mα33,とYα11〜Y
α33を以下の式で求める。
【0119】
【数2】
【0120】
【数3】
【0121】
【数4】
【0122】
【数5】
【0123】
【数6】
【0124】
【数7】
【0125】次に、図5S29で、算出用画像処理装置
23は、係数Rα11〜Rα33,Gα11〜Gα3
3,Bα11〜Bα33,Cα11〜Cα33,Mα1
1〜Mα33,Yα11〜Yα33を偏差濃淡量変換情
報として、偏差濃淡量変換情報と〔4.中性色濃淡量変
換情報の作成〕で示す方法で算出した中性色濃淡量変換
情報を変換情報記憶媒体17に記憶させる。
【0126】〔4.中性色濃淡量変換情報の作成〕前述
した〔3.偏差濃淡量変換情報の作成〕の図5S22で
得られた色票26の各段階のN画像(Ni:i=1〜1
5)のR,G,B原色のカラー入力画像情報(JRN
i,JGNi,JBNi:i=1〜15)と、図5S2
6で得られた色票26の各段階のN画像(Ni:i=1
〜15)のR,G,B原色のカラー入力画像情報(QR
Ni,QGNi,QBNi:i=1〜15)から、以下
の式により、中性色濃淡量変換情報を求める。
【0127】
【数8】
【0128】〔その他の実施の形態例〕また、以上の実
施の形態例においては、カラー入力画像情報からカラー
出力画像情報を得るに際し、記憶媒体から読み取られた
偏差濃淡量変換情報と中性色濃淡量変換情報をそのまま
用いているが、記憶媒体から読み取られた偏差濃淡量変
換情報と中性色濃淡量変換情報を補正して用いてもよ
い。特に、目標とするカラー出力画像情報の精度と比較
して、画像形成装置やピクトリアルハードコピー用材料
の変動が著しいときは、その影響を補正することが好ま
しい。
【0129】
【発明の効果】本発明により、少ない計算量で、原画の
R,G,Bのカラー入力画像情報から原画を好ましく再
現でき、ある色の調整を行う際に、その色の成分を含む
他の色に影響を与えることのない、画像処理方法、記憶
媒体、および画像処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の画像処理装置の処理ブロ
ックの概要を示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施の形態例の画像再現システムを示す
図である。
【図3】第1の実施の形態例の変換情報の作成システム
を示す図である。
【図4】第1の実施の形態例のピクトリアルハードコピ
ーの作成フローチャートである。
【図5】第1の実施の形態例での偏差濃淡量変換情報の
作成の様子を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態例での色票の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
11 カラー画像(原画) 12 画像読取装置 13 画像処理装置 14 画像形成装置 15 ピクトリアルハードコピー 17 変換情報記憶媒体 19 記憶媒体読出装置 22 算出用画像読取装置 23 算出用画像処理装置 24 算出用画像形成装置 25 第二色票 26 色票 28 画像読取装置 29 記憶媒体書込装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/79 H04N 9/79 G Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CE17 CH12 DC25 5C055 AA14 BA08 EA21 HA37 5C066 AA11 BA13 CA05 GA01 5C077 LL19 MP08 PP32 PP43 PQ22 5C079 HB01 LA01 LB02 MA01 NA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画のR,G,Bのカラー入力画像情報
    からR,G,Bのカラー出力画像情報を得る画像処理方
    法であって、 R,G,Bのカラー入力画像情報から、入力中性色濃淡
    量とR,G,Bの入力偏差濃淡量を求め、 中性色濃淡量変換情報に基づいて、求めた入力中性色濃
    淡量から出力中性色濃淡量を求め、 R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わせ毎に定め
    られた偏差濃淡量変換情報に基づいて、求めた入力偏差
    濃淡量から出力偏差濃淡量を求め、 求めた出力中性色濃淡量及び求めたR,G,Bの出力偏
    差濃淡量から、R,G,Bのカラー出力画像情報を得
    る、ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記偏差濃淡量変換情報は、ある色の調
    整を行う際に、その色の成分を含む他の色に影響を与え
    ずに、入力偏差濃淡量から出力偏差濃淡量を求めること
    ができるように定められたものである、 ことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータ上で請求項1または請求項
    2のいずれかに記載の画像処理方法を実行するためのプ
    ログラムを記憶した記憶媒体。
  4. 【請求項4】 原画のR,G,Bのカラー入力画像情報
    からR,G,Bのカラー出力画像情報を得る画像処理装
    置であって、 R,G,Bのカラー入力画像情報から、入力中性色濃淡
    量とR,G,Bの入力偏差濃淡量を求める入力演算手段
    と、 中性色濃淡量変換情報に基づいて、前記入力演算手段が
    求めた入力中性色濃淡量から出力中性色濃淡量を求める
    中性色濃淡量演算手段と、 R,G,Bの入力偏差濃淡量の正負の組合わせ毎に定め
    られた偏差濃淡量変換情報に基づいて、前記入力演算手
    段が求めたR,G,Bの入力偏差濃淡量からR,G,B
    の出力偏差濃淡量を求める偏差濃淡量演算手段と、 前記中性色濃淡量演算手段が求めた出力中性色濃淡量及
    び前記偏差濃淡量演算手段が求めたR,G,Bの出力偏
    差濃淡量から、R,G,Bのカラー出力画像情報を得る
    出力演算手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記偏差濃淡量変換情報は、ある色の調
    整を行う際に、その色の成分を含む他の色に影響を与え
    ずに、入力偏差濃淡量から出力偏差濃淡量を求めること
    ができるように定められたものである、ことを特徴とす
    る請求項4記載の画像処理装置。
JP10168093A 1998-06-16 1998-06-16 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置 Pending JP2000004370A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168093A JP2000004370A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置
EP99304627A EP0966152A3 (en) 1998-06-16 1999-06-15 Image processing method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10168093A JP2000004370A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000004370A true JP2000004370A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15861724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10168093A Pending JP2000004370A (ja) 1998-06-16 1998-06-16 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0966152A3 (ja)
JP (1) JP2000004370A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0144188A2 (en) * 1983-12-07 1985-06-12 Xerox Corporation Copy density correction system
US5053866A (en) * 1989-08-02 1991-10-01 Eastman Kodak Company Method and an associated apparatus for calibrating a color digital hardcopy device
DE4239315C2 (de) * 1992-11-23 1999-11-25 Agfa Gevaert Ag Verfahren und Vorrichtung zur Vermeidung von Farbfehlern beim Belichten von Bildern auf Farbkopiermaterial
JPH09214794A (ja) * 1995-11-28 1997-08-15 Konica Corp 画像処理方法、偏差濃淡量変換情報の作成方法、中性色濃淡量変換情報の作成方法、記憶媒体、画像処理装置及び画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP0966152A3 (en) 2003-03-19
EP0966152A2 (en) 1999-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5452111A (en) Methods and associated apparatus for forming image data metrics which achieve media compatibility for subsequent imaging applications
KR940005828B1 (ko) 컬러화상 처리장치
EP0587128B1 (en) Image processing system and method for faithfully reproducing colors of objects from negative film
EP0624028B1 (en) Method and associated apparatus which achieve imaging device/media compatibility and color appearance matching
JP2678007B2 (ja) 色情報補正装置
US6018381A (en) Method for calibrating a photofinishing system and components for use in such a method
KR20010112100A (ko) 필름 현상 방법 및 이미지 프로세싱 장치
JP2001189875A (ja) 画像捕捉の非線形性を補償するためのプロファイルの構成
US6628826B1 (en) Color reproduction of images from color films
US7333242B2 (en) Test print producing method and photograph image printing method using the same
EP0460187B1 (en) Methods and associated apparatus for forming image data metrics which achieve media compatibility for subsequent imaging applications
US20040051888A1 (en) Color management with reference gamut
US20020036780A1 (en) Image processing apparatus
US6801296B2 (en) Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus
JP2000004370A (ja) 画像処理方法、記憶媒体、および画像処理装置
US5966505A (en) Image outputting method and converting information producing method
JP2001309195A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP3494924B2 (ja) 濃度特性補正方法および色補正方法
JP2000059637A (ja) 色補正方法および画像読取装置
JPH06139323A (ja) ネガフィルムから被写体の色を忠実に再現できる画像処理システムおよび画像処理方法
JPH09214794A (ja) 画像処理方法、偏差濃淡量変換情報の作成方法、中性色濃淡量変換情報の作成方法、記憶媒体、画像処理装置及び画像処理システム
US6882451B2 (en) Method and means for determining estimated relative exposure values from optical density values of photographic media
JP2006101297A (ja) 画像処理装置およびプログラム
JPH08321963A (ja) 画像変換情報の作成方法及び画像形成方法
JP2000041183A (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080226