JP2000003484A - 防犯用着色液噴射装置 - Google Patents

防犯用着色液噴射装置

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JP2000003484A
JP2000003484A JP18146898A JP18146898A JP2000003484A JP 2000003484 A JP2000003484 A JP 2000003484A JP 18146898 A JP18146898 A JP 18146898A JP 18146898 A JP18146898 A JP 18146898A JP 2000003484 A JP2000003484 A JP 2000003484A
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Japan
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colored solution
signal
sensor
colored liquid
criminal
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JP18146898A
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Toyoo Wakagi
東洋雄 若木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関等のカウンターや机の裏側等に設置
された多数の通報スイッチの内、少なくとも1つの通報
スイッチを入れることにより、警察や警備保障会社に通
報することができると共に、逃走しようとする犯人に着
色液を確実に吹掛けることができる、防犯用着色液噴射
装置を得る。 【解決手段】 着色液を注入した着色液収納容器と、該
着色液収納容器内の着色液の噴射を制御するための噴射
バルブと、人の存在を検知するためのセンサを内蔵した
着色液噴射装置を、通路の天井や壁面に設置しておく。
センサからの信号と、上記通報スイッチからの信号を制
御装置内でAND接続若しくはAND処理し、一方だけ
の信号で動作しないようにすると共に、通報スイッチか
らの信号を制御装置内若しくは制御装置外でOR接続若
しくはOR処理し、少なくとも1つの通報スイッチを入
れることにより動作することができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等が強盗
に襲撃された際に、逃走しようとする犯人に着色液を吹
掛け、犯人を特定することができる防犯用着色液噴射装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、金融機関等が強盗に襲撃され
た場合、カウンターで接客していたり机で事務仕事をし
ている職員が該カウンターや机の裏側等に設置された通
報スイッチを押すことにより、警察や警備保障会社に通
報することができるシステムを採っている。更に犯人が
逃走する際に、着色液が入ったボールを犯人に対して投
げ付け、ボールを破損させることにより犯人に着色液を
浴びせ掛け、犯人を特定することができるような手段も
採っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金融機
関等を襲撃しようとする強盗は事前に綿密な計画を立て
ており、逃走ルートや逃走手段を確保していることが多
く、警察や警備保障会社が到着する間には逃走し終わっ
ていることも多い。また、犯人を特定するために着色液
の入ったボールを犯人に対して投げ付ける場合でも、全
力で逃走する犯人にボールを当てることは難しく、まし
てや女子職員ではなおさら困難であるという問題点があ
った。
【0004】本発明は、以上のような問題点に鑑み成さ
れたものであり、金融機関等のカウンターや机の裏側等
に設置された多数の通報スイッチの内、少なくとも1つ
の通報スイッチを入れることにより、警察や警備保障会
社に通報することができると共に、逃走しようとする犯
人に着色液を確実に吹掛けることができる、防犯用着色
液噴射装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の防犯用着色液噴射装置では着色液10を注
入した着色液収納容器2と、該着色液収納容器2内の着
色液10の噴射を制御するための噴射バルブ3と、人の
存在を検知するためのセンサ4を内蔵した着色液噴射装
置1を、犯人11が逃走に使用すると考えられる通路例
えば自動ドア14の出入口付近やキャッシュディスペン
サー13のあるコーナーの出入口付近の天井や壁面に設
置しておく。
【0006】上記センサ4からの信号とカウンター12
や机の裏側等に設置された多数の通報スイッチ9からの
信号は制御装置5内でAND接続若しくはAND処理
し、一方だけの信号で動作しないようにする。また、カ
ウンター12や机の裏側等に設置された多数の通報スイ
ッチ9からの信号は制御装置5内若しくは制御装置5外
でOR接続若しくはOR処理し、少なくとも1つの通報
スイッチ9を入れることにより動作するようにする。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する。図1
は本発明の防犯用着色液噴射装置の動作原理を示す図で
あり、図2は本発明の防犯用着色液噴射装置を設置する
場所の例を示した見取り図である。
【0008】図1のように、本発明の防犯用着色液噴射
装置1は、着色液10が注入された着色液収納容器2
と、該着色液収納容器2内の着色液10の噴射を制御す
るための噴射バルブ3と、人すなわち犯人11の存在を
検知するためのセンサ4として例えば焦電型赤外線セン
サにて構成される。
【0009】着色液噴射装置1内の噴射バルブ3および
センサ4は、信号線により別置の制御装置5と接続す
る。また、カウンター12や机の裏側等に設置された多
数の通報スイッチ9からの信号も制御装置5と接続す
る。
【0010】制御装置5は、センサ4からの信号とカウ
ンター12や机の裏側等に設置された多数の通報スイッ
チ9からの信号を入力するためのAND回路8と、着色
液噴射装置1内の噴射バルブ3の開閉指令を行うバルブ
駆動部7と、前記AND回路8やバルブ駆動部7の制御
を行う制御部6にて構成される。なお、AND回路8は
必須回路ではなく制御部6内でプログラムによりAND
処理が行えれば無くても構わない。
【0011】該着色液噴射装置1は、犯人11が逃走に
使用すると考えられる通路例えば自動ドア14の出入口
付近(図2のA位置)やキャッシュディスペンサー13
のコーナーの出入口付近(図2のB位置)の天井好まし
くは天井内に埋め込んだり、壁面好ましくは壁面内に埋
め込んで設置する。なお、図2において15はテーブ
ル、16はソファを示す。
【0012】上記センサ4からの信号とカウンター12
や机の裏側等に設置された多数の通報スイッチ9からの
信号は制御装置5内でAND接続若しくは制御部6でA
ND処理し、一方だけの信号で動作しないように、言い
換えればセンサ4からの信号と通報スイッチ9からの両
方の信号がONになった場合にのみ着色液噴射装置1を
動作させるようにする。また、カウンター12や机の裏
側等に設置された多数の通報スイッチ9からの信号は制
御装置5内若しくは制御装置5外でOR接続若しくは制
御部6でOR処理し、どれか1つの通報スイッチ9を入
れれば動作するように、言い換えれば職員の内少なくと
も誰か一人が通報スイッチ9を入れた場合に警察や警備
保障会社に通報が行われると共に着色液噴射装置1を作
動可能となるようにする。
【0013】犯人11がセンサ4即ち着色液噴射装置1
の真下若しくは近辺に来た時にセンサ4が反応してON
となり、制御装置5内のバルブ駆動部7より噴射バルブ
3を“開”にするように信号が送信される。そして、該
信号により噴射バルブ3が開かれると、着色液収納容器
2内の着色液10が瞬時に噴射され、着色液噴射装置1
の真下若しくは近辺にいる犯人11の主に頭部や上半身
に着色液10を吹掛ることができる。
【0014】着色液10は赤色のように人目を引くよう
な色にしたり、悪臭を放ったり、容易に洗い流せないよ
うなものにすれば例え逃走しても犯人11を特定するこ
とができる。従って周囲の人も事件を察知することがで
き、職員および市民の協力により犯人11を取り押さえ
たり、逃走を目撃したり尾行して警察に協力することが
できる。
【0015】なお、着色液噴射装置1内若しくは近辺に
催涙ガス噴射装置等(図示せず)を併設し、着色液10
と同時に催涙ガス等を噴射するようにしても構わない。
また、着色液噴射装置1内の着色液収納容器2を前記催
涙ガス等の収納容器に置換えて使用しても構わない。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の防犯用着色
液噴射装置を金融機関等で使用すれば、職員の内少なく
とも誰か一人がカウンターや机の裏側等に設置された多
数の通報スイッチの1つを入れることにより着色液噴射
装置を作動させることができ、犯人が着色液噴射装置の
真下若しくは近辺に来た時に噴射バルブを開き、着色液
噴射装置の真下若しくは近辺にいる犯人の主に頭部や上
半身に着色液を吹掛ることができる。このため例え犯人
が逃走しても犯人を特定することができ若しくは事件を
察知することができ、犯人を取り押さえたり、逃走を目
撃したり尾行して警察に協力できると共に、警察も事件
を早急に解決することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防犯用着色液噴射装置の動作原理を示
す図である。
【図2】本発明の防犯用着色液噴射装置を設置する場所
の例を示した見取り図である。
【符号の説明】
1 着色液噴射装置 2 着色液収納容器 3 噴射バルブ 4 センサ 5 制御装置 6 制御部 7 バルブ駆動部 8 AND回路 9 通報スイッチ 10 着色液 11 犯人 12 カウンター 13 キャッシュディスペンサー 14 自動ドア 15 テーブル 16 ソファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色液(10)を注入した着色液収納容
    器(2)と、該着色液収納容器(2)内の着色液(1
    0)の噴射を制御するための噴射バルブ(3)と、人の
    存在を検知するためのセンサ(4)を内蔵した着色液噴
    射装置(1)を、犯人(11)が逃走に使用すると考え
    られる通路の天井や壁面に設置したことを特徴とする、
    防犯用着色液噴射装置。
  2. 【請求項2】 上記センサ(4)からの信号と、カウン
    ターや机の裏側等に設置された多数の通報スイッチ
    (9)からの信号を制御装置(5)内でAND接続若し
    くはAND処理し、一方だけの信号で動作しないように
    すると共に、該カウンターや机の裏側等に設置された多
    数の通報スイッチ(9)からの信号を制御装置(5)内
    若しくは制御装置(5)外でOR接続若しくはOR処理
    し、少なくとも1つの通報スイッチ(9)を入れること
    により動作することができることを特徴とする請求項1
    に記載の、防犯用着色液噴射装置。
JP18146898A 1998-06-13 1998-06-13 防犯用着色液噴射装置 Pending JP2000003484A (ja)

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ID=16101291

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001307251A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Fenwall Controls Of Japan Ltd キャッシュポット用監視システム

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