JP2000000956A - スクリ―ン印刷機 - Google Patents

スクリ―ン印刷機

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JP2000000956A JP12604699A JP12604699A JP2000000956A JP 2000000956 A JP2000000956 A JP 2000000956A JP 12604699 A JP12604699 A JP 12604699A JP 12604699 A JP12604699 A JP 12604699A JP 2000000956 A JP2000000956 A JP 2000000956A
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鎬一 浅井
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武義 磯貝
Tomiyasu Sagawa
富保 佐川
Jun Adachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種類のプリント基板を安定して支持し、段
取り替えを短時間で行い、プリント基板の反りを修正す
ることができるプリント基板支持装置を有するスクリー
ン印刷機を提供する。 【解決手段】 支持ピン84を立設した永久磁石製の台
座114の負圧室118を磁性材製のベース86から突
出したパイプ98に嵌合し、磁力により固定する。プリ
ント基板30の種類に応じて台座114を移動させ、プ
リント基板30の裏面の電子部品が装着されていない部
分に対応する位置へ支持ピン84を移動させる。パイプ
98は台座114の移動を規制して負圧供給口100と
負圧室118との連通を保ち、パイプ98と負圧室11
8とを経て供給される負圧によりプリント基板30が吸
着され、反りが修正される。台座114は負圧室118
の負圧によっても台板82に固定され、プリント基板3
0を強固に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン印刷機に
関するものであり、特に、裏側に既に電子部品が装着さ
れるなどして裏面に凹凸を有するプリント基板について
スクリーン印刷を行う際のプリント基板の支持に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の多くは合成樹脂等の電気
絶縁材から成る比較的薄い基板に導電材料から成る回路
パターンが形成されたものであり、可撓性を有する。し
たがって、このようなプリント基板に電子部品装着のた
めに接着剤,クリーム状半田を塗布する場合等には、プ
リント基板を裏側の相当多数の点で支持しなければ、平
面等所望の形状を保って支持することができない。
【0003】プリント基板の裏面が凹凸を有しない平面
である場合には、平らな支持面を有する支持板で支持す
ることができるため問題はないが、裏側に既に電子部品
が装着されるなどして裏面が凹凸を有する場合には、支
持が困難になる。このような場合、従来はプリント基板
を多数のバキュームピンで支持することが行われてい
た。このプリント基板支持装置は、台板と、台板の板面
に開口する多数の負圧供給口と、それら負圧供給口に接
続された負圧源と、負圧供給口に接続される多数の管状
のバキュームピンとを有する。そして、例えば、既に電
子部品が装着されているためにプリント基板の裏面が凹
凸を有する場合には、プリント基板の電子部品の装着さ
れていない部分に対応する負圧供給口の位置にバキュー
ムピンを配置し、ホルダにバキュームピンを保持させる
とともにボルトで台板に固定し、他の負圧供給口は蓋に
より塞ぐ。プリント基板は負圧供給口からバキュームピ
ンを通って供給される負圧によりバキュームピンの先端
面に吸着されて支持され、反りがあっても修正される。
【0004】また、マグネットピンによってプリント基
板を支持することも行われている。このプリント基板支
持装置は、磁性材料製の台板と多数のマグネットピンと
を有し、台板のうち、プリント基板の裏面の電子部品が
装着されていない部分に対応する位置にマグネットピン
を磁力により固定し、プリント基板を支持させるのであ
る。
【0005】しかしながら、プリント基板の種類が異な
れば電子部品の装着されている位置も異なるため、バキ
ュームピンによりプリント基板を支持する場合には、プ
リント基板の種類に合わせてバキュームピンの位置を変
えることが必要であり、工具を用いてボルトを操作する
ことが必要であって面倒であり、段取り替えに時間がか
かる問題があった。
【0006】一方、マグネットピンによりプリント基板
を支持する場合には、マグネットピンは台板に対して容
易に移動させることができ、プリント基板の種類が異な
っても段取り替えを迅速に行うことができるが、プリン
ト基板を負圧により支持する場合のようにプリント基板
の反りを修正することができず、クリーム状半田等の印
刷や電子部品の装着等が良好に為されないことがあっ
た。また、マグネットピンは磁力によって台板に固定さ
れるのみであるため、不安定であり、プリント基板への
クリーム状半田等の印刷材の印刷が行われるとき、印刷
材を印刷するスキージの移動に伴って倒れたり、ずれた
りすることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景として、多種類のプリ
ント基板を安定して支持することができ、短時間で段取
り替えを行い得るとともに、プリント基板の反りを修正
することができるプリント基板支持装置を備えたスクリ
ーン印刷機を提供することを課題として為されたもので
あり、本発明によって、下記各態様のスクリーン印刷機
が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各
項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する
形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容
易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およ
びそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定さ
れると解釈されるべきではない。 (1)プリント基板を支持するプリント基板支持装置
と、多数の印刷用貫通穴を備えたスクリーンを、前記プ
リント基板支持装置に支持されたプリント基板に接触可
能に支持するスクリーン位置決め支持装置と、そのスク
リーン位置決め支持装置に支持されたスクリーン上を移
動し、スクリーンの前記印刷用貫通穴を通して前記プリ
ント基板支持装置に支持されたプリント基板に印刷材を
印刷塗布するスキージ装置とを含むスクリーン印刷機に
おいて、前記プリント基板支持装置を、台板と、その台
板の平坦な取付面に設けられた複数の負圧供給口と、そ
れら負圧供給口に接続された負圧源と、前記取付面に密
着可能な座面と、その座面に前記複数の負圧供給口の各
々より大きい断面積で開口する負圧室とを備えて容器状
を成す台座と、その台座の前記座面とは反対側の外側面
に突設されたプリント基板支持突起と、そのプリント基
板支持突起の先端面と前記負圧室とに開口する負圧供給
通路とを含むものとし、かつ、前記台板と前記台座との
いずれか一方を磁性材料により形成し、他方の少なくと
も一部を磁石としたスクリーン印刷機(請求項1)。本
スクリーン印刷機においてプリント基板はプリント基板
支持装置により吸着支持され、スキージ装置により印刷
材が印刷塗布される。プリント基板支持装置においてプ
リント基板支持突起は、台座を介して台板の取付面に磁
力によって取り付けられる。台座を台板に取り付けると
きには、負圧室を負圧供給口を覆う状態で座面を取付面
に密着させれば、台座は磁力によって台板に固定され
る。そして、負圧源から負圧供給口に供給される負圧
は、負圧室および負圧供給通路を通ってプリント基板支
持突起の先端面に供給され、プリント基板がプリント基
板支持突起の先端面に吸着され、支持される。プリント
基板の種類が異なる場合には、台座を台板に対して移動
させることによりプリント基板支持突起の位置を変え
る。このとき負圧室が負圧供給口を覆う状態を保つ範囲
で台座を移動させる。台座の負圧室は負圧供給口の各々
より大きい断面積で座面に開口させられているため、台
座を負圧室が負圧供給口を覆う状態で移動させれば、負
圧供給通路への負圧の供給を保ちつつプリント基板支持
突起の位置を変えることができるのであり、プリント基
板の種類の違いに対応することができる。また、負圧室
に負圧が供給されるとき、台座は磁力に加えて負圧によ
っても台板に吸着される。このように本態様によれば、
プリント基板支持突起が突設された台座が磁力によって
台板に固定されるため、台座を移動させるのみでプリン
ト基板支持突起をプリント基板の種類に応じた位置に容
易にかつ迅速に移動させることができ、段取り替えを短
時間で行うことができる。また、プリント基板支持突起
はプリント基板を負圧によって吸着するため、プリント
基板の反りが修正される。さらに、台座は磁力によって
台板に固定されるとともに、プリント基板を支持した状
態では負圧によっても台板に吸着されるため、台板に強
固に固定され、プリント基板への印刷材の印刷が行われ
るとき、倒れたり、ずれたりする恐れがなく、プリント
基板を強固に支持することができる。 (2) 前記台座と前記台板とのいずれか一方に、前記
台板の前記取付面を越えて突出する突部を設け、他方に
その突部の嵌入を許容する凹部を設けるとともに、前記
負圧室を前記突部が前記凹部に嵌入した状態では必ず前
記負圧供給口との連通が保たれる形状,寸法に形成した
(1)項に記載のスクリーン印刷機。本態様のスクリーン
印刷機のプリント基板支持装置においては、プリント基
板支持突起の位置を変えるべく、台座を移動させると
き、台座の移動は突部の凹部への嵌入により規制され
る。負圧室は、突部が凹部に嵌入した状態では必ず負圧
供給口との連通が保たれる形状,寸法に形成されている
ため、台座の負圧供給口に対する位置に関係なく、負圧
室は常に負圧が供給される状態に保たれる。このよう
に、台座の移動が突部の凹部への嵌入により規制される
とともに、その規制された状態では必ず負圧室が負圧供
給口に連通する状態に保たれるため、台座を移動させる
とき、負圧室と負圧供給口とが連通しているか否かを確
認する必要がなく、本項の特徴を備えない場合に比較し
て一層容易に台座を移動させることができ、段取り替え
を極めて短時間で行うことができる。 (3)前記台座が、前記台板の前記取付面に平行な方向
に延びる長手形状を有し、前記負圧室が、その台座の長
手方向に沿って一定の幅で延びる長手形状を有する (1)
項または (2)項に記載のスクリーン印刷機。 (4)前記プリント基板支持突起が、前記台座の長手方
向の一端部に突設された(3)項に記載のスクリーン印刷
機。プリント基板支持突起が台座の長手方向の中央に突
設される場合には、プリント基板支持突起が負圧供給口
から最も離れた位置にある状態で台座を回動させると
き、台座のプリント基板支持突起より負圧供給口とは反
対側へ延び出す部分についても回動のためのスペースを
確保することが必要である。換言すれば、その分、プリ
ント基板支持突起の位置調節可能範囲が狭くなるのに対
し、プリント基板支持突起を台座の長手方向の一端部に
突設すれば、移動用スペースを余分に確保する必要がな
く、位置調節可能範囲を拡げることができる。 (5)前記台板にパイプが前記取付面から突出した状態
で固定され、そのパイプの突出部が前記突部および前記
負圧供給口を構成し、かつ、前記長手形状の負圧室の幅
がそのパイプの突出部の外径より僅かに大きく、深さが
突出部の突出量より大きい (3)項または (4)項に記載の
スクリーン印刷機。本態様のスクリーン印刷機のプリン
ト基板支持装置によれば、台座がパイプに嵌合されたと
き、パイプの突出部の端面と負圧室の底面との間には隙
間が生じ、台座がパイプにどの位置で嵌合されても負圧
室は負圧源に連通する状態に保たれる。 (6)前記パイプの外側に嵌合可能な内径を有し、深さ
がパイプの前記取付面からの突出量より大きいキャップ
を少なくとも1個含む (5)項に記載のスクリーン印刷
機。プリント基板支持装置がプリント基板を支持すると
き、支持に不要なプリント基板支持突起があれば、不要
なプリント基板支持突起を台座ごと台板から取り外して
パイプにキャップを被せる。本態様によれば、負圧の漏
れを防止しつつ、プリント基板の支持に不要なプリント
基板支持突起を台板から取り外すことができる。キャッ
プは永久磁石で形成されることが望ましい。 (7)前記台座が永久磁石とされた (1)項ないし (6)項
のいずれか1つに記載のスクリーン印刷機。 (8)前記台板が電磁石とされた (1)項ないし (6)項の
いずれか1つに記載のスクリーン印刷機。台板を電磁石
にすれば、例えば、ベースに鉄粉等が付着した場合に電
流の供給を遮断し、磁界を消滅させた状態で容易に除去
することができる。 (9)前記プリント基板支持突起の先端部に吸着カップ
が取り付けられた (1)項ないし (8)項のいずれか1つに
記載のスクリーン印刷機。 (10)前記台板が、それぞれ一平面内に位置して互い
に逆向きの取付面および座面と、各々それら取付面側と
座面側とに開口する複数の通路とを有するベースと、平
板状を成し、前記複数の通路の前記座面側の開口を内包
する形状で厚さ方向に貫通する連絡通路形成用開口が形
成されたスペーサと、前記ベースと共に前記スペーサを
挟み、連絡通路を形成するカバーとを含む (1)項ないし
(9)項のいずれか1つに記載のスクリーン印刷機(請求
項2)。台板内の連絡通路は、スペーサに形成された連
絡通路形成用開口をベースとカバーとによって塞ぐこと
により形成されるため、プリント基板支持突起が基板を
支持する面に高い平面度が得られ、プリント基板を真に
平坦に支持することができる。負圧供給通路は、板材に
溝を形成し、その溝の開口を別の板材により塞ぐことに
よっても形成することができる。しかし、その場合に
は、溝が形成される板材の加工歪が大きく、基板支持の
平面度が低くなる。それに対し、スペーサに連絡通路形
成用開口を形成し、ベースに通路を形成しても加工歪は
小さく、ベースとカバーとがスペーサを挟んで連絡通路
を形成したとき、ベースの各面の平面度が高く、取付面
の平面度が高くなってプリント基板を真に平坦に支持す
ることができるのである。(1)項ないし(10)項に記載の
各技術的特徴は、スクリーン印刷機以外の装置において
プリント基板を負圧により吸着し、支持するプリント基
板支持装置に採用可能である。 (11)前記プリント基板支持装置を昇降させる昇降装
置と、その昇降装置によりプリント基板支持装置が下降
させられた状態で、そのプリント基板支持装置の上方に
プリント基板を搬入する基板コンベアと、その基板コン
ベアにより搬入されたプリント基板と、前記スクリーン
位置決め支持装置により支持されているスクリーンとの
間に進入し、前記プリント基板支持装置が前記昇降装置
により上昇させられるのに伴ってプリント基板をプリン
ト基板支持装置の前記プリント基板支持突起に押し付け
る基板押さえ板とを含む (1)項ないし(10)項のいずれか
1つに記載のスクリーン印刷機。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、スクリーン印刷機自体
は、プリント基板支持装置を除いて特公平2−1347
5号公報等において既に知られたものであり、公知の部
分については簡単に説明する。
【0009】本実施形態のスクリーン印刷機は、図7お
よび図8に示すように、位置固定のベッド10上に設け
られた基板コンベア12,基板押さえ装置14およびベ
ッド10に対して移動可能な可動台16上に設けられた
基板位置決め支持装置18,スクリーン位置決め支持装
置20,スキージ装置22を備えている。
【0010】基板コンベア12は固定レール24と可動
レール26とにそれぞれロープ28がエンドレスに巻き
掛けられて成り、ロープ28が移動させられることによ
りプリント基板30をX軸方向(図7において左右方
向)に搬送する。この基板コンベア12の幅は、レール
送りねじ34,ナット36,スプロケット38およびチ
ェーン40等によって可動レール26が移動させられる
ことにより、プリント基板30の寸法に合わせて調節さ
れる。
【0011】また、固定レール24には支持部材42に
よってスクリーン受け44が固定され、可動レール26
には支持部材46によってスクリーン受け48が固定さ
れている。これら支持部材42,46にはまた、それぞ
れ押さえ板ガイド50,52が設けられ、基板押さえ装
置14の基板押さえ板54をプリント基板30の搬送方
向と平行な方向のみに移動可能に案内するようにされて
いる。基板押さえ板54は、図示しないチェーンに設け
られた係合部材と係合し、プリント基板30の搬送方向
と平行な方向に移動させられる。
【0012】基板位置決め支持装置18は、可動台16
上に高さ調節可能に設けられている。基板位置決め支持
装置18の支持板60は、支持板60に固定の2個1対
のカムフォロワ62に嵌合されたカム棒64がそれらカ
ム棒64を連結する連結棒66を介して送りねじ68に
より移動させられることによって、高さが変えられるの
である。この支持板60上に基板支持台70が昇降可能
に設けられている。基板支持台70は、取付部材71を
介して固定されたガイドロッド72において支持板60
に案内されつつ、多段シリンダ74により4つの高さ位
置に移動させられて、プリント基板30をスクリーンに
接触,離間させる。なお、基板支持台70の4つの高さ
位置は、取付部材71に設けられた近接スイッチ76と
支持板60上に設けられた4個の被検出体78とによっ
て決められる。
【0013】基板支持台70は、図4に拡大して示すよ
うに、台板82と、台板82に立設されたプリント基板
支持突起としての多数の支持ピン84とを備えている。
台板82は、図1および図2に示すように、ベース8
6,スペーサ88およびカバー90が互に重ねられて成
る。ベース86は平板状を成し、磁性材料により形成さ
れている。ベース86の一方の板面は平坦な取付面92
とされ、他方の板面が座面94とされており、ベース8
6を厚さ方向に貫通する複数の嵌合穴96が形成される
とともに、各嵌合穴96にはそれぞれパイプ98が嵌合
されている。これらパイプ98はそれぞれ、取付面92
を越えて突出する突部を構成し、その先端の開口が負圧
供給口100を形成している。
【0014】スペーサ88は座面94に密着する平板状
を成し、複数のパイプ98に対応する部分に厚さ方向に
貫通する連絡通路形成用開口102が形成されている。
この連絡通路形成用開口102はレーザ加工により形成
され、形成後、スペーサ88の互に逆向きの2つの板面
はそれぞれ研削され、平面度が出される。カバー90も
平板状を成し、ベース86と共同してスペーサ88を挟
み、それにより連絡通路形成用開口102が両側で塞が
れて連絡通路104が形成される。これらベース86,
スペーサ88およびカバー90は、連絡通路104から
外れた外周部において取付部材71にボルトによって固
定されている。
【0015】カバー90には、図示は省略するが、厚さ
方向に貫通し、連絡通路104と、取付部材71内に形
成された通路106(図8参照)とに連通する連通孔が
形成されている。通路106はパイプ108によって負
圧源110に接続されており、これらパイプ108,通
路106,連通孔,連絡通路104を経て負圧供給口1
00に負圧が供給される。なお、パイプ108と負圧源
110との間には図示しない電磁方向切換弁が設けられ
ており、負圧供給口100にプリント基板30を支持す
るときにのみ負圧が供給され、その他のときには大気に
解放されるようになっている。
【0016】支持ピン84は、台座114によって台板
82に取り付けられる。台座114は永久磁石によって
作られており、断面形状が矩形を成す。台座114の長
手方向に延び、一側面が座面116として機能し、台座
114は座面116に開口する負圧室118を備えて容
器状を成す。負圧室118は、図2に示すように幅がパ
イプ98の外径より僅かに大きく、図1に示すように長
さがパイプ98の外径の数倍あり、深さがパイプ98の
取付面92からの突出長さより僅かに深いものとされて
いる。
【0017】支持ピン84は、非磁性材料により作られ
ており、一端部にゴム製の吸着カップ124が取り付け
られている。吸着カップ124の先端面は支持ピン84
の先端面より僅かに突出させられるとともに、支持ピン
84より大径とされている。支持ピン84の他端部には
半径方向外向きのフランジ126が形成されるととも
に、端面には突起128が同心に突設されている。突起
128は、台座114の底壁の長手方向の一端部を厚さ
方向に貫通して形成された嵌合穴130に圧入され、支
持ピン84が台座114の外側面に突設されている。こ
の状態で突起128の突出端面は台座114内の負圧室
118に臨み、支持ピン84内には、その先端面と、突
起128の突出端面、すなわち負圧室118とに開口す
る負圧供給通路132が形成されている。
【0018】支持ピン84が突設された台座114は、
負圧室118においてパイプ98に嵌合されるととも
に、座面116が取付面82に密着させられ、台座11
4は磁力によって台板82に吸着される。このとき、負
圧室118の深さはパイプ98の取付面92からの突出
長さより深くされているため、台座114がパイプ98
に嵌合されたとき、パイプ98の突出端面と負圧室11
8の底面との間には隙間が生じ、台座114がパイプ9
8にどの位置で嵌合されても負圧室118は負圧源11
0に連通する状態に保たれる。本実施形態においては、
負圧室118が突部を構成するパイプ98が嵌入する凹
部を構成しているのである。また、支持ピン84が台座
114によって台板82に取り付けられたとき、複数の
支持ピン84の各吸着カップ124の先端面は一平面内
に位置し、プリント基板30を支持する基板支持面を構
成する。また、パイプ98,負圧室118および負圧供
給通路132が、基板支持面とベース86の座面94と
に開口する末端通路134を構成している。
【0019】なお、支持ピン84が不要な場合、例え
ば、プリント基板30が基板支持台70より小さく、プ
リント基板30を支持しない部分が生ずる場合や、プリ
ント基板30の寸法に対して支持ピン84の数が多い場
合等には、不要な支持ピン84を台座114ごと台板8
2から取り外し、図3に示すようにパイプ98にキャッ
プ136を被せて負圧の漏れを防止する。キャップ13
6は永久磁石により作られており、台板82に磁力によ
って固定されるが、永久磁石製とすることは不可欠では
なく、パイプ98に被せるのみでもよい。
【0020】スクリーン位置決め支持装置20およびス
キージ装置22は、図7に示すように、可動台16上に
水平な軸140のまわりに回動可能に取り付けられたフ
レーム142に設けられている。このフレーム142の
一部は、スクリーン位置決め支持装置20のスクリーン
支持台144を構成している。スクリーン支持台144
上には、スクリーン枠146に取り付けられたスクリー
ン148が固定される。スクリーン148は、図5およ
び図6に示すように、プリント基板30に設けられた配
線パターンに半田を塗布するための貫通穴150が配線
パターンに対応して設けられている。スクリーン148
は、図示しない位置決め装置によってX軸,Y軸の両方
向において位置決めされ、固定シリンダ152によって
スクリーン支持台144に固定される。
【0021】スキージ装置22は、2個のスキージ16
0,162を有している。これらスキージ160,16
2はフレーム142にX軸方向に移動可能に設けられた
X軸スライド164に昇降可能に搭載されており、昇降
シリンダ166,168によって昇降させられる。ま
た、X軸スライド164は、送りねじ170,ガイドロ
ッド172およびX軸駆動モータ174によってX軸方
向に移動させられるようになっており、スキージ16
0,162が昇降シリンダ166,168によって択一
的に塗布位置に下降させられた状態でX軸スライド16
4がX軸方向に移動させられることにより、プリント基
板30の配線パターンに半田が塗布される。
【0022】なお、可動台16は、前記基板コンベア1
2の幅の変更時に可動レール26と同方向に2分の1の
距離だけ移動させられ、可動台16上に設けられた基板
位置決め支持装置18,スクリーン位置決め支持装置2
0,スキージ装置22が基板コンベア12の幅の大小を
問わず、幅方向の中央に位置するようにされている。ス
プロケット176,178およびチェーン180により
前記チェーン40に連結された可動台送りねじ182が
ハンドル184によって回転させられるとき、可動台1
6がガイドロッド186により案内されて図8において
左右方向に移動させられるとともに、ハンドル184の
回転がレール送りねじ34に2倍の速度で伝達され、可
動レール26は可動台16の2倍の距離移動させられる
のである。なお、プリント基板30の幅が変わる場合に
は基板支持台70もプリント基板30の幅に合ったもの
に交換される。
【0023】以上のように構成されたスクリーン印刷機
においてスクリーン印刷時には、プリント基板の種類に
応じたスクリーン148がスクリーン支持台144に固
定され、図1に示すように、裏側に電子部品Cが取り付
けられたプリント基板30が搬送されてスクリーン14
8に下方から接触させられる。基板コンベア12により
搬送されたプリント基板30の移動は図示しないストッ
パ装置により止められ、ちょうど基板支持台70上方で
停止させられる。基板支持台70はプリント基板搬入時
には下降端位置にあり、基板押さえ板54は基板支持台
70上方に位置する。
【0024】プリント基板30の搬入後、基板支持台7
0が上昇させられてプリント基板30を基板コンベア1
2から持ち上げて基板押さえ板54に押し付ける。基板
支持台70の上昇と共に固定レール24に設けられた位
置決めピンが上昇してプリント基板30の位置決め穴に
嵌入し、プリント基板30を正確に位置決めする。
【0025】基板支持台70において複数の支持ピン8
4は、予めプリント基板30の種類に応じて、プリント
基板30の電子部品Cが取り付けられていない部分に対
応する位置に設定させられている。台座114はベース
86に磁力によって吸着されているのみであるため、台
座114に取付面92に平行な方向の力を加えれば移動
させることができ、台座114をパイプ98に対して直
線移動させ、あるいはパイプ98を中心として回動させ
て支持ピン84をプリント基板30の電子部品Cが取り
付けられていない部分に対応する位置へ移動させること
ができる。
【0026】支持ピン84は、図1に示すように、負圧
室118の支持ピン84から遠い方の端がパイプ98に
当接する状態においてパイプ98の中心から支持ピン8
4の中心までの距離を半径とし、パイプ98の中心線を
中心とする円内の任意の位置に移動可能である。支持ピ
ン84をいずれの位置へ移動させるにしても、負圧室1
18においてパイプ98に嵌合された台座114はパイ
プ98により移動を規制され、負圧室118が負圧供給
口100から外れることがなく、負圧供給通路132へ
の負圧の供給を維持しつつ支持ピン84を容易にかつ迅
速に移動させることができる。
【0027】基板支持台70が上昇してプリント基板3
0を基板コンベア12から持ち上げるとき、支持ピン8
4の吸着カップ124がプリント基板30の裏面の電子
部品Cが装着されていない部分に当接し、プリント基板
30を基板押さえ板54に押し付けた後、負圧源110
から負圧が供給され、支持ピン84はプリント基板30
を吸着し、支持する。このとき、負圧室118内に供給
される負圧により台座114がベース86に吸着され、
台座114は磁力と負圧とによって強固にベース86に
固定される。
【0028】次いで、基板支持台70が小距離下降させ
られてプリント基板30が基板押さえ板54から離間さ
せられ、基板押さえ板54がプリント基板30の上方か
ら退避させられた後、基板支持台70が上昇端位置へ上
昇させられてプリント基板30がスクリーン148の下
面に接触させられる。
【0029】続いて、スキージ160,162のうち、
一方のスキージ160が下降させられてスクリーン14
8に接触させられるとともにX軸方向に移動させられ、
スクリーン148に形成された貫通穴150を通って半
田がプリント基板30に塗布される。
【0030】半田の塗布が終了したならば、スキージ1
60が上昇させられた後、基板支持台70が下降させら
れ、プリント基板30がスクリーン148から離間させ
られる。それにより、プリント基板30に塗布された半
田が貫通穴150から抜け出し、所定のパターンでプリ
ント基板30に印刷されることになる。基板支持台70
は、プリント基板30が基板コンベア12に支持された
後も下降させられ、下降端位置へ復帰する。プリント基
板30が下降し、固定レール24に設けられた位置決め
ピンがプリント基板30の位置決め穴に嵌入して位置決
めする状態となった後、支持ピン84への負圧の供給が
断たれ、プリント基板30が解放される。プリント基板
30が基板コンベア12上に載置された後、基板支持台
70は更に下降させられ、その下降に伴って位置決めピ
ンがプリント基板30から離脱する。
【0031】このように本実施形態によれば、支持ピン
84が台座114を介して磁力により台板82に取り付
けられるため、台板82に対して容易に移動させること
でき、段取りを替えを迅速に行うことができる。
【0032】また、台板82内の連絡通路104は、ス
ペーサ88に形成された連絡通路形成用開口102をベ
ース86とカバー90とによって塞ぐことにより形成さ
れるため、吸着カップ124により構成される基板支持
面に高い平面度が得られ、プリント基板30を真に平坦
に支持することができる。負圧供給通路は、板材に溝を
形成し、その溝の開口を別の板材により塞ぐことによっ
ても形成することができる。しかし、その場合には、溝
が形成される板材の加工歪が大きく、基板支持の平面度
が低くなる。それに対し、スペーサ88に連絡通路形成
用開口102を形成し、ベース86に嵌合穴96を形成
しても加工歪は小さく、ベース86とカバー90とがス
ペーサ88を挟んで連絡通路104を形成したとき、ベ
ース86の取付面92の平面度が高く、吸着カップ12
4により形成される基板支持面の平面度が高くなってプ
リント基板30を真に平坦に支持することができる。
【0033】なお、上記実施形態において支持ピン84
は台座114の長手方向の一端部に立設されていたが、
図9に示す支持ピン190のように台座192の長手方
向の中央に立設してもよい。
【0034】また、上記各実施形態において負圧室は矩
形の溝状を成し、ちょうどパイプに嵌合されるものとさ
れていたが、負圧供給口より大きい断面積で開口するも
のであればよく、種々の形状にすることができる。例え
ば負圧室を負圧供給口より径の大きい円形とすれば、負
圧室が負圧供給口より大きい分、台座の移動方向が自由
になり、支持ピンの位置の設定が容易に行うことができ
る。
【0035】しかし、図1に示すように負圧室118を
パイプ98にちょうど嵌合するものとし、支持ピン84
を台座114の長手方向の端部に立設すれば、隣接する
台座同士の干渉を避けながら支持ピン84の位置調節が
可能な範囲を拡げることができる。支持ピンが台座の中
央に立設される場合には、支持ピンが負圧供給口から最
も離れた位置にある状態で台座を回動させるとき、台座
の支持ピンより負圧供給口とは反対側へ延び出す部分に
ついても回動のためのスペースを確保することが必要で
ある。換言すれば、その分、支持ピンの位置調節可能範
囲が狭くなるのに対し、支持ピンを台座の長手方向の端
部に立設すれば移動用スペースを余分に確保する必要が
なく、位置調節可能範囲を拡げることができるのであ
る。
【0036】さらに、上記各実施形態においては、ベー
ス86に突設されたパイプ98が突部を構成し、負圧室
118が凹部を構成していたが、図10に示すように台
座200にピン202を突設して突部とし、そのピン2
02を台板204のベース206に設けられて凹部を構
成する負圧供給口208に嵌入させて台座200の移動
を規制してもよい。
【0037】負圧供給口208は、ベース206を貫通
し、取付面210と座面212とに開口する貫通穴とさ
れており、ピン202は台座200の底壁214に負圧
室216側に突出する向きに圧入されるとともに、取付
面210を越えて突出する長さを有するものとされてい
る。台座200は、ピン202が負圧供給口208に嵌
入させられることにより移動を規制され、支持ピン84
の位置を容易にかつ迅速に設定することができる。
【0038】このように台座と台板とのいずれか一方に
突部を設け、他方に凹部を設けて突部を凹部に嵌入させ
ることにより、台座の移動を規制して支持ピン84の位
置設定を容易にかつ迅速に行うことができるのであり、
特に、図1〜図9に示す実施形態におけるように台板側
に突部を設け、台座側に凹部を設ければ、凹部を大きく
して台座の台板に対する移動範囲を広くすることがで
き、支持ピンの位置設定の自由度が高くなる。
【0039】さらに、前記1〜図9に示す各実施形態に
おいて負圧供給口は台板とは別体のパイプにより形成さ
れていたが、台板の取付面に突起を一体的に突設し、負
圧供給口を形成してもよく、また、図10に示す実施形
態と同様にベースの取付面と座面とに開口する貫通穴に
より形成してもよい。
【0040】また、上記各実施形態においては、負圧室
118とパイプ98との嵌合および突起202と負圧供
給口206との嵌合により台座114,192,200
の移動が規制されるようになっていたが、これは不可欠
ではなく、台座とベースとのいずれにも突部を設けず、
台座の移動を規制しないようにしてもよい。作業者が台
座を移動させるとき、負圧室が負圧供給口を覆う状態に
保てばよいからである。
【0041】さらに、上記各実施形態においては、負圧
供給口が台座の移動を規制するための突部あるいは凹部
を兼ね、負圧室が凹部を兼ねるようになっており、部品
点数が少なくて済み、製造が容易であるが、それら突部
および凹部は台座および台板に負圧供給口および負圧室
とは別に設けてもよい。
【0042】また、上記各実施形態においては台座11
4,192,200全体が永久磁石により作られていた
が、一部を永久磁石により作り、他の部分を磁性材料に
より作って磁化させ、ベース86,206に固定するよ
うにしてもよい。
【0043】さらに、上記各実施形態においては、台座
114,192,200が永久磁石により作られ、ベー
ス86,206が磁性材料により作られていたが、逆で
もよい。この場合、ベース86,206の全部を永久磁
石により作り、あるいは一部を永久磁石により作り、他
の部分を磁性材料により作ってもよい。
【0044】また、永久磁石に限らず、電磁石としても
よい。例えば、ベースを電磁石とし、台座114,19
2を固定する場合に電流を供給して磁界を生じさせるの
である。電磁石にすれば、例えば、ベースに鉄粉等が付
着した場合に電流の供給を遮断し、磁界を消滅させた状
態で容易に除去することができる。
【0045】さらに、上記実施形態においては、台座と
は別体の支持ピンがプリント基板支持突起を構成してい
たが、台座に一体的に突起を設けてプリント基板支持突
起としてもよい。
【0046】また、上記実施形態において台板はベー
ス,スペーサおよびカバーにより構成され、スペーサを
ベースとカバーとによって挟むことにより連絡通路が形
成されていたが、台板をベースとスペーサとを含むもの
とし、基板支持台70が取り付けられる取付部材71
等、他の部材にベースと共にスペーサを挟ませてカバー
として機能させ、連絡通路を形成してもよい。
【0047】さらにまた、上記各実施形態のプリント基
板支持装置は、スクリーン印刷機におけるプリント基板
の支持のみならず、電子部品装着装置や回路検査装置に
おけるプリント基板の支持等他の目的のためにも適用可
能であり、それら装置においてもスクリーン印刷機にお
けると同様に、段取り替えを短時間で行うことができ、
電子部品の装着時等に台座が倒れたり、ずれたりする恐
れがなく、プリント基板を強固に支持し得る等の効果が
得られる。また、本発明は、上記各実施形態の各要素の
組合わせを変えて実行することが可能である。
【0048】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2に共通の一実施形態で
あるスクリーン印刷機のプリント基板支持装置の要部を
拡大して示す正面断面図である。
【図2】図1におけるII-II 断面図である。
【図3】上記プリント基板支持装置の負圧供給口がキャ
ップにより塞がれた状態を示す正面断面図である。
【図4】上記プリント基板支持装置を示す平面図であ
る。
【図5】上記スクリーン印刷機において使用されるスク
リーンを示す平面図である。
【図6】上記スクリーンにプリント基板が接触させられ
た状態の一部を示す正面断面図である。
【図7】上記スクリーン印刷機を示す正面図(一部断
面)である。
【図8】上記スクリーン印刷機を示す側面図(一部断
面)である。
【図9】請求項1および2の発明の別の実施形態である
スクリーン印刷機のプリント基板支持装置の要部を拡大
して示す図である。
【図10】請求項1および請求項2の発明の別の実施形
態であるスクリーン印刷機のプリント基板装置の要部を
拡大して示す図である。
【符号の説明】
30 プリント基板 70 基板支持台 82 台板 84 支持ピン 92 取付面 98 パイプ 100 負圧供給口 110 負圧源 114 台座 116 座面 118 負圧室 132 負圧供給通路 190 支持ピン 192,200 台座 202 ピン 204 台板 208 負圧供給口 210 取付面 216 負圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 富保 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内 (72)発明者 安達 純 愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械 製造株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を支持するプリント基板支
    持装置と、 多数の印刷用貫通穴を備えたスクリーンを、前記プリン
    ト基板支持装置に支持されたプリント基板に接触可能に
    支持するスクリーン位置決め支持装置と、 そのスクリーン位置決め支持装置に支持されたスクリー
    ン上を移動し、スクリーンの前記印刷用貫通穴を通して
    前記プリント基板支持装置に支持されたプリント基板に
    印刷材を印刷塗布するスキージ装置とを含むスクリーン
    印刷機において、 前記プリント基板支持装置を、 台板と、 その台板の平坦な取付面に設けられた複数の負圧供給口
    と、 それら負圧供給口に接続された負圧源と、 前記取付面に密着可能な座面と、その座面に前記複数の
    負圧供給口の各々より大きい断面積で開口する負圧室と
    を備えて容器状を成す台座と、 その台座の前記座面とは反対側の外側面に突設されたプ
    リント基板支持突起と、 そのプリント基板支持突起の先端面と前記負圧室とに開
    口する負圧供給通路とを含むものとし、かつ、前記台板
    と前記台座とのいずれか一方を磁性材料により形成し、
    他方の少なくとも一方を磁石としたことを特徴とするス
    クリーン印刷機。
  2. 【請求項2】 前記台板が、 それぞれ一平面内に位置して互いに逆向きの取付面およ
    び座面と、各々それら取付面側と座面側とに開口する複
    数の通路とを有するベースと、 平板状を成し、前記複数の通路の前記座面側の開口を内
    包する形状で厚さ方向に貫通する連絡通路形成用開口が
    形成されたスペーサと、 前記ベースと共に前記スペーサを挟み、連絡通路を形成
    するカバーとを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    スクリーン印刷機。
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