JP2000000277A - 骨壺収納ケース - Google Patents

骨壺収納ケース

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JP2000000277A
JP2000000277A JP16505698A JP16505698A JP2000000277A JP 2000000277 A JP2000000277 A JP 2000000277A JP 16505698 A JP16505698 A JP 16505698A JP 16505698 A JP16505698 A JP 16505698A JP 2000000277 A JP2000000277 A JP 2000000277A
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urn
pedestal
lid
storage case
bone
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JP16505698A
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Taiichi Matagawa
泰一 又川
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MATAGAWA KK
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MATAGAWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨壺の収納と取り出し操作が行いやすく、持
ち運び時にも骨壺ががたつくことをなくして安全性を確
保し、しかも視覚的な効果をも高めた骨壺収納ケースを
得ることを目的とする。 【解決手段】 骨壺2を収納する台座11と、この台座
11よりも高さ寸法の比率が大きな蓋体12との2部品
により骨壺収納ケースを構成する。上記台座11は上面
が開放されて下面が閉塞された部材で構成されていると
ともに、蓋体12は上面が閉塞されて下面が開放された
部材で構成され、台座11の上面開口周縁部11aより
もやや下方に位置する部位に、蓋体12の下面開口周縁
部12aが面一に当接するフランジ部11bを形成す
る。台座11と蓋体12はともに平面視が円形もしくは
多角形の木材,プラスチック,ガラス,石材などを用い
て構成し、特に蓋体12の材質として透明または半透明
の素材を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨壺収納ケースに関
し、特には収骨(骨上げ)から納骨までの期間(四十九
日祭・五十日祭)に骨壺を収納して祭壇上に安置するた
めのものであって、骨壺の収納及び取出し等の取り扱い
が安全に、かつ、スムーズに行ない得る新規な骨壺収納
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から故人の遺骨を収納する骨壺の多
くは陶器で構成されており、この骨壺が収骨から納骨ま
での間に外部からの衝撃等によって破壊されることがな
いようにするため、この骨壺を骨箱と呼称される箱体内
に収納して祭壇上に安置している。そして、近時は故人
の意志や遺族の希望により様々の意匠を凝らした骨壺が
使用されている。
【0003】上記の骨箱は木材その他の材料を用いて作
製されており、図5に示したように骨箱1内に骨壺2を
落とし込むように収納して、骨箱1の上面開口部を蓋体
3で覆った状態として祭壇上に安置する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は骨箱1内に骨壺2を落とし込むようにすっぽりと収納
して蓋体3で覆っているため、骨壺2を収納するとき、
及び骨壺2を骨箱1から取り出すときに骨箱1と骨壺2
間の小さな隙間に操作者の指先を入れなければならな
い。そのため、骨壺2の収納と取り出し操作が行いにく
い上、収納する際に骨壺2を落としたり、最悪の場合に
は該骨壺2を割ってしまうこともあるという問題があ
る。
【0005】更に骨箱1内に骨壺2を確実に出し入れす
るため、骨壺2の蓋を取ってから縁部を持って操作する
ケースもあるが、このような骨壺2の出し入れ時に遺骨
の一部が外にこぼれてしまうこともあり、操作上の難点
となっている。
【0006】上記に対処して、骨箱1と骨壺2間の隙間
を大きくすることによって操作者の指先が入りやすくす
る手段も考えられるが、この場合には持ち運びする際に
骨箱1内で骨壺2ががたつくこととなり、外部にゴトゴ
トという異音が発生してしまい故人に対する尊敬の念が
保てない場合があるという新たな問題点が生じる。ま
た、通常は骨壺2が外部から視認できないため、意匠を
凝らした豪華な骨壺であっても参列者に見せることがで
きず、視覚的な効果が低いという難点もある。
【0007】そこで本発明は、骨壺の収納と取り出し操
作が行いやすい上、持ち運び時にも骨壺ががたつくこと
をなくして安全性を確保し、しかも視覚的な効果をも高
めた骨壺収納ケースを得ることを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、骨壺を収納する台座と、この台座よりも高
さ寸法の比率が大きな蓋体との2部品により骨壺収納ケ
ースを構成したことが基本手段となっている。
【0009】上記台座は上面が開放されて下面が閉塞さ
れた部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉塞
されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面開
口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下面
開口周縁部が面一に当接するフランジ部を形成する。
【0010】台座と蓋体はともに平面視が円形もしくは
多角形の部材で構成し、台座と蓋体の材質として、木
材,プラスチック,ガラス,石材などを用いる。また、
蓋体の材質として透明または半透明の素材を採用する。
【0011】かかる骨壺収納ケースによれば、台座の高
さ寸法に比較して蓋体の高さ寸法の比率が大きいため、
台座内に骨壺を収納したり骨壺を取り出す際に台座の上
方に骨壺が露出する。従って操作者は骨壺を両手で把持
して台座内に収納もしくは取り出すことができる。
【0012】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
に、蓋体の下面開口周縁部が台座の上面開口周縁部の外
側或は内側に接しながら台座のフランジ部に面一に当接
し、全体的に密閉された状態に保たれる。特に台座と骨
壺間の隙間は小さくしても骨壺の出し入れに支障がない
ため、骨壺の外径サイズを骨壺収納ケースの外径サイズ
に接近させることにより、持ち運び時に台座内での骨壺
のがたつきとか、異音の発生が生じないという作用が得
られる。
【0013】蓋体の材質として透明または半透明の素材
を用いた場合には、台座内に収納した骨壺を外部から視
認可能となり、意匠及び装飾を凝らした骨壺を参列者に
見せることにより視覚的な効果は高められる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の具体
的な実施の一形態を説明する。図1は骨壺収納ケースの
構成部品を示すための正面図であり、図示したように、
骨壺を収納する台座11と蓋体12との2部品により骨
壺収納ケースが構成されている。
【0015】台座11は上面が開放されているとともに
下面が閉塞された平面視が円形もしくは多角形の部材で
成り、この台座11の上面開口周縁部11aよりもやや
下方に位置する部位には、この上面開口周縁部11aの
周縁位置よりも外側に広く張り出したフランジ部11b
が形成されている。
【0016】他方の蓋体12は、上面が閉塞されている
とともに下面が広く開放された平面視が円形もしくは多
角形の部材で成り、該蓋体12の下面開口周縁部12a
が台座11のフランジ部11bに対して面一に当接する
構成となっている。
【0017】図示したように、本例では骨壺を収納する
台座11の高さ寸法に比較して、蓋体12の高さ寸法の
比率が大きくなるように設定されている。
【0018】台座11と蓋体12の材質としては、木
材,プラスチック,ガラス,石材等が採用可能である
が、特に蓋体12の材質として透明又は半透明な素材を
用いることが好ましい。
【0019】図4は本発明の他の実施形態を示してお
り、台座11の上面開口周縁部11aよりもやや下方に
位置する部位には、この上面開口周縁部11aの周縁位
置よりも内側に広く張り出したフランジ部11bを形成
したものである。図1〜図3に示す実施形態では上面開
口周縁部11aの外側にフランジ部11bが形成されて
いるのに対し、図4に示す実施形態では上面開口周縁部
11aの内側にフランジ部11bを形成したものであ
り、他の構成は同一である。
【0020】かかる骨壺収納ケースによれば、図2,図
3に示したように、台座11内に骨壺2を収納して蓋体
12を被冠した際に、蓋体12の下面開口周縁部12a
が台座11の上面開口周縁部11aの外側(図3参照)
或は内側(図4参照)に接しながら台座11のフランジ
部11bに面一に当接し、全体的に密閉された状態に保
たれる。この時に台座11の上面開口周縁部11aは、
蓋体12の左右方向へのずれを防ぐストッパとしての機
能を有している。
【0021】前記したように、台座11の高さ寸法に比
較して蓋体12の高さ寸法の比率が大きくなるように設
定されているため、台座11内に骨壺2を収納する際に
台座11の上方に骨壺2が露出した状態となり、従って
操作者は骨壺2を両手でしっかりと把持して、安全、か
つ、スムーズに台座11内に収納することができる。ま
た、台座11から骨壺2を取り出す際も同様に行うこと
ができて、骨壺2を台座11内に落とすような事態は生
じない。
【0022】蓋体12を被冠した後は、蓋体12の下面
開口周縁部12aが台座11のフランジ部11bに面一
に当接するので、全体的に密閉された状態に保たれ、し
かも台座11と骨壺2間の隙間は小さくしても該骨壺2
の出し入れに支障がないため、骨壺2の外径サイズを骨
壺収納ケースの外径サイズに接近させることが可能であ
り、持ち運びする際でも台座11内で骨壺2ががたつい
たり異音が発生することがない。更に台座11の外側に
はフランジ部11bが形成されているため、このフラン
ジ部11bを持ち運びする際の把持部として用いること
により、安全性が高められる。
【0023】図2に示したように、本例では台座11と
蓋体12がともに平面視八角形の部材を用いたが、この
形状に限定されるものではなく、平面視が円形、四角
形、五角形、六角形としてもよい。
【0024】また、蓋体12の材質として透明または半
透明の素材を用いた場合には、台座11内に収納した骨
壺2を外部から視認することができるため、意匠及び装
飾を凝らしたり、大理石などで作製した骨壺2を参列者
に見せることにより、視覚的な効果を高めることができ
る。
【0025】上記した本発明の主たる特徴は下記の通り
である。骨壺を載置する台座上に蓋体を被冠する構成と
し、骨壺を台座に載置したときに骨壺の本体が露出する
構成としたこと。蓋体の高さ寸法の比率を高くし、台座
の高さ寸法の比率を低くしたこと。蓋体を透明或は半透
明等とすることにより、収納した骨壺を外部から視認す
ることができ、様々な意匠を施した骨壺を祭壇の上で、
参列者の方に視認してもらうことができること。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる骨壺収納ケースは台座の高さ寸法に比較して蓋体の
高さ寸法の比率を大きくしたため、台座内に骨壺を収納
したり骨壺を取り出す際に台座の上方に骨壺が露出し、
操作者は骨壺を両手でしっかりと把持して安全確実に台
座内に収納したり、台座から取り出すことができる。従
って骨壺の収納と取り出し操作がきわめて行いやすくな
り、骨壺を落としたり割ってしまうという事態は生じな
い。
【0027】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
には、蓋体の下面開口周縁部が台座のフランジ部に面一
に当接して密閉された状態に保たれるため、台座と骨壺
間の隙間は小さくしても骨壺の出し入れに支障がなく、
骨壺の外径サイズを骨壺収納ケースの外径サイズに接近
させることによって持ち運び時に台座内での骨壺のがた
つき及び異音の発生が生じないという効果がある。
【0028】更に蓋体の材質として透明または半透明の
素材を用いることによって台座内に収納した骨壺が外部
から視認可能となり、意匠及び装飾を凝らした豪華な骨
壺を参列者に見せることにより視覚的な効果を高めるこ
とができる。
【0029】従って本発明によれば、骨壺の収納と取り
出し操作が行いやすく、持ち運び時にも骨壺ががたつく
ことをなくして安全性を確保し、かつ、視覚的な効果を
高めた骨壺収納ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した骨壺収納ケースを上下に分解
して示す正面図。
【図2】骨壺収納ケースの平面図。
【図3】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態を示す
要部断面図。
【図4】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態の他例
を示す要部断面図。
【図5】従来の骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態
を示す要部断面図。
【符号の説明】
11…台座 11a…上面開口周縁部 11b…フランジ部 12…蓋体 12a…下面開口周縁部 整理番号 P2811
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月2日(1999.4.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 骨壺収納ケース
【特許請求の範囲】
【請求項収骨から納骨までの期間に骨壺が外部か
らの衝撃により破壊されないように骨壺を収納して祭壇
上に安置するための骨壺収納ケースであって、骨壺を載
置する台座と、この台座に被冠する蓋体との2部品によ
り構成され、蓋体の高さ寸法の比率を台座の高さ寸法の
比率よりも大きくすることにより、骨壺を台座に載置し
たときに骨壺の本体が露出するようにすると共に、骨壺
収納ケースの外径サイズを収納する骨壺の外径サイズに
接近させることにより、持ち運び時に台座内での骨壺の
がたつきを防止することを特徴とする骨壺収納ケース。
【請求項】 上記台座は上面が開放されて下面が閉塞
された部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉
塞されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面
開口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下
面開口周縁部が面一に当接するフランジ部もしくは段部
を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の骨
壺収納ケース。
【請求項】 台座と蓋体をともに平面視が円形もしく
は多角形の部材で構成したことを特徴とする請求項1
2又は3に記載の骨壺収納ケース。
【請求項】 台座と蓋体の材質として、木材,プラス
チック,ガラス,石材を用いたことを特徴とする請求項
1,2,3又は4に記載の骨壺収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨壺収納ケースに関
し、特には収骨(骨上げ)から納骨までの期間(四十九
日祭・五十日祭)に骨壺を収納して祭壇上に安置するた
めのものであって、骨壺の収納及び取出し等の取り扱い
が安全に、かつ、スムーズに行ない得る新規な骨壺収納
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から故人の遺骨を収納する骨壺の多
くは陶器で構成されており、この骨壺が収骨から納骨ま
での間に外部からの衝撃等によって破壊されることがな
いようにするため、この骨壺を骨箱と呼称される箱体内
に収納して祭壇上に安置している。そして、近時は故人
の意志や遺族の希望により様々の意匠を凝らした骨壺が
使用されている。
【0003】上記の骨箱は木材その他の材料を用いて作
製されており、図5に示したように骨箱1内に骨壺2を
落とし込むように収納して、骨箱1の上面開口部を蓋体
3で覆った状態として祭壇上に安置する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は骨箱1内に骨壺2を落とし込むようにすっぽりと収納
して蓋体3で覆っているため、収骨から納骨までの期間
に骨箱1内に骨壺2を収納するとき、及び納骨時に骨壺
2を骨箱1から取り出すときに骨箱1と骨壺2間の小さ
な隙間に操作者の指先を入れなければならない。そのた
め、骨壺2の収納と取り出し操作が行いにくい上、収納
する際に骨壺2を落としたり、最悪の場合には該骨壺2
を割ってしまうこともあるという問題がある。
【0005】更に骨箱1内に骨壺2を確実に出し入れす
るため、骨壺2の蓋を取ってから縁部を持って操作する
ケースもあるが、このような骨壺2の出し入れ時に遺骨
の一部が外にこぼれてしまうこともあり、操作上の難点
となっている。
【0006】上記に対処して、骨箱1と骨壺2間の隙間
を大きくすることによって操作者の指先が入りやすくす
る手段も考えられるが、この場合には持ち運びする際に
骨箱1内で骨壺2ががたつくこととなり、外部にゴトゴ
トという異音が発生してしまい故人に対する尊敬の念が
保てない場合があるという新たな問題点が生じる。ま
た、収骨から納骨までの期間に通常は骨壺2が外部から
視認できないため、意匠を凝らした豪華な骨壺であって
も参列者に見せることができず、視覚的な効果が低いと
いう難点もある。
【0007】そこで本発明は、収骨から納骨までの期間
に骨壺が外部からの衝撃により破壊されないように骨壺
を収納して祭壇上に安置するための骨壺収納ケースにお
いて骨壺の収納と取り出し操作が行いやすい上、持ち運
び時にも骨壺ががたつくことをなくして安全性を確保
し、しかも視覚的な効果をも高めた骨壺収納ケースを得
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、収骨から納骨までの期間に骨壺が外部から
の衝撃により破壊されないように骨壺を収納して祭壇上
に安置するための骨壺収納ケースであって、骨壺を載置
する台座と、この台座に被冠する蓋体との2部品により
構成され、蓋体の高さ寸法の比率を台座の高さ寸法の比
率よりも大きくすることにより、骨壺を台座に載置した
ときに骨壺の本体が露出するようにした骨壺収納ケー
ス、及び骨壺収納ケースの外径サイズを収納する骨壺の
外径サイズをに接近させることにより、持ち運び時に台
座内での骨壺のがたつきを防止する骨壺収納ケースを基
本として提供する。
【0009】上記台座は上面が開放されて下面が閉塞さ
れた部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉塞
されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面開
口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下面
開口周縁部が面一に当接するフランジ部もしくは段部
形成する。
【0010】台座と蓋体はともに平面視が円形もしくは
多角形の部材で構成し、台座と蓋体の材質として、木
材,プラスチック,ガラス,石材などを用いる
【0011】かかる骨壺収納ケースによれば、台座の高
さ寸法に比較して蓋体の高さ寸法の比率が大きいため、
収骨から納骨までの期間に台座内に骨壺を収納したり骨
壺を取り出す際に台座の上方に骨壺が露出する。従って
操作者は骨壺を両手で把持して台座内に収納もしくは取
り出すことができる。
【0012】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
に、蓋体の下面開口周縁部が台座の上面開口周縁部の外
側或は内側に接しながら台座のフランジ部もしくは段部
に面一に当接し、全体的に密閉された状態に保たれる。
特に台座と骨壺間の隙間は小さくしても骨壺の出し入れ
に支障がないため、骨壺の外径サイズを骨壺収納ケース
の外径サイズに接近させることにより、持ち運び時に台
座内での骨壺のがたつきとか、異音の発生が生じないと
いう作用が得られる。
【0013】蓋体の材質として透明または半透明の素材
を用いた場合には、台座内に収納した骨壺を外部から視
認可能となり、意匠及び装飾を凝らした骨壺を参列者に
見せることにより視覚的な効果は高められる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の具体
的な実施の一形態を説明する。図1は骨壺収納ケースの
構成部品を示すための正面図であり、図示したように、
骨壺を収納する台座11と蓋体12との2部品により骨
壺収納ケースが構成されている。
【0015】台座11は上面が開放されているとともに
下面が閉塞された平面視が円形もしくは多角形の部材で
成り、この台座11の上面開口周縁部11aよりもやや
下方に位置する部位には、この上面開口周縁部11aの
周縁位置よりも外側に広く張り出したフランジ部11b
が形成されている。
【0016】他方の蓋体12は、上面が閉塞されている
とともに下面が広く開放された平面視が円形もしくは多
角形の部材で成り、該蓋体12の下面開口周縁部12a
が台座11のフランジ部11bに対して面一に当接する
構成となっている。
【0017】図示したように、本例では骨壺を収納する
台座11の高さ寸法に比較して、蓋体12の高さ寸法の
比率が大きくなるように設定されている。
【0018】台座11と蓋体12の材質としては、木
材,プラスチック,ガラス,石材等が採用可能である
が、特に蓋体12の材質として透明又は半透明な素材を
用いれば、意匠及び装飾を凝らした骨壺が視認できる。
【0019】図4は本発明の他の実施形態を示してお
り、台座11の上面開口周縁部11aよりもやや下方に
位置する内側に段部11cが形成されている。図1〜図
3に示す実施形態では上面開口周縁部11aの外側にフ
ランジ部11bが形成されているのに対し、図4に示す
実施形態では上面開口周縁部11aの内側に段部11
を形成したものであり、他の構成は同一である。
【0020】かかる骨壺収納ケースによれば、台座11
内に骨壺2を収納して蓋体12を被冠した際に、蓋体1
2の下面開口周縁部12aが台座11の上面開口周縁部
11aの外側のフランジ部11b(図3参照)或は内側
の段部11c(図4参照)に面一に当接し、全体的に密
閉された状態に保たれる。この時に台座11の上面開口
周縁部11aは、蓋体12の左右方向へのずれを防ぐス
トッパとしての機能を有している。
【0021】前記したように、台座11の高さ寸法に比
較して蓋体12の高さ寸法の比率が大きくなるように設
定されているため、台座11内に骨壺2を収納する際に
台座11の上方に骨壺2が露出した状態となり、従って
操作者は骨壺2を両手でしっかりと把持して、安全、か
つ、スムーズに台座11内に収納することができる。ま
た、台座11から骨壺2を取り出す際も同様に行うこと
ができて、骨壺2を台座11内に落とすような事態は生
じない。
【0022】蓋体12を被冠した後は、蓋体12の下面
開口周縁部12aが台座11のフランジ部11bもしく
は段部11cに面一に当接するので、全体的に密閉され
た状態に保たれ、しかも台座11と骨壺2間の隙間は小
さくしても該骨壺2の出し入れに支障がないため、骨壺
2の外径サイズを骨壺収納ケースの外径サイズに接近さ
せることが可能であり、持ち運びする際でも台座11内
で骨壺2ががたついたり異音が発生することがない。更
に台座11の外側にフランジ部11bを形成したことに
よって、このフランジ部11bを持ち運びする際の把持
部として用いることにより、安全性が高められる。
【0023】図2に示したように、本例では台座11と
蓋体12がともに平面視八角形の部材を用いたが、この
形状に限定されるものではなく、平面視が円形、四角
形、五角形、六角形としてもよい。
【0024】また、蓋体12の材質として透明または半
透明の素材を用いた場合には、台座11内に収納した骨
壺2を外部から視認することができるため、意匠及び装
飾を凝らしたり、大理石などで作製して、収骨から納骨
までの期間に祭壇上に安置した骨壺2を参列者に見せる
ことにより、視覚的な効果を高めることができる。
【0025】上記した本発明の主たる特徴は下記の通り
である。骨壺を載置する台座上に蓋体を被冠する構成と
し、骨壺を台座に載置したときに骨壺の本体が露出する
構成としたこと。蓋体の高さ寸法の比率を高くし、台座
の高さ寸法の比率を低くしたこと。蓋体を透明或は半透
明等とすることにより、収納した骨壺を外部から視認す
ることができ、様々な意匠を施した骨壺を祭壇の上で、
参列者の方に視認してもらうことができること。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる骨壺収納ケースは台座の高さ寸法に比較して蓋体の
高さ寸法の比率を大きくしたため、収骨から納骨までの
期間に台座内に骨壺を収納したり骨壺を取り出す際に台
座の上方に骨壺が露出し、操作者は骨壺を両手でしっか
りと把持して安全確実に台座内に収納したり、台座から
取り出すことができる。従って骨壺の収納と取り出し操
作がきわめて行いやすくなり、祭壇上に安置する際に
壺を落としたり割ってしまうという事態は生じない。
【0027】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
には、蓋体の下面開口周縁部が台座のフランジ部もしく
は段部に面一に当接して密閉された状態に保たれるた
め、台座と骨壺間の隙間は小さくしても骨壺の出し入れ
に支障がなく、骨壺の外径サイズを骨壺収納ケースの外
径サイズに接近させることによって持ち運び時に台座内
での骨壺のがたつき及び異音の発生が生じないという効
果がある。
【0028】更に蓋体の材質として透明または半透明の
素材を用いることによって台座内に収納した骨壺が外部
から視認可能となり、意匠及び装飾を凝らした豪華な骨
壺を参列者に見せることにより視覚的な効果を高めるこ
とができる。
【0029】従って本発明によれば、骨壺の収納と取り
出し操作が行いやすく、持ち運び時にも骨壺ががたつく
ことをなくして安全性を確保し、かつ、視覚的な効果を
高めた骨壺収納ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した骨壺収納ケースを上下に分解
して示す正面図。
【図2】骨壺収納ケースの平面図。
【図3】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態を示す
要部断面図。
【図4】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態の他例
を示す要部断面図。
【図5】従来の骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態
を示す要部断面図。
【符号の説明】 11…台座 11a…上面開口周縁部 11b…フランジ部11c…段部 12…蓋体 12a…下面開口周縁部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 骨壺収納ケース
【特許請求の範囲】
【請求項蓋体の材質として、透明又は半透明のプ
ラスチック又はガラスを用いたことを特徴とする請求項
に記載の骨壺収納ケース。
【請求項台座の材質として、木材,プラスチッ
ク,ガラス,石材を用いたことを特徴とする請求項1,
又は3に記載の骨壺収納ケース。
【請求項】 上記台座は上面が開放されて下面が閉塞
された部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉
塞されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面
開口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下
面開口周縁部が面一に当接するフランジ部もしくは段部
を形成したことを特徴とする請求項1,2,3又は4
記載の骨壺収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨壺収納ケースに関
し、特には収骨(骨上げ)から納骨までの期間(四十九
日祭・五十日祭)に骨壺を収納して祭壇上に安置するた
めのものであって、骨壺の収納及び取出し等の取り扱い
が安全に、かつ、スムーズに行ない得る新規な骨壺収納
ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から故人の遺骨を収納する骨壺の多
くは陶器で構成されており、この骨壺が収骨から納骨ま
での間に外部からの衝撃等によって破壊されることがな
いようにするため、この骨壺を骨箱と呼称される箱体内
に収納して祭壇上に安置している。そして、近時は故人
の意志や遺族の希望により様々の意匠を凝らした骨壺が
使用されている。
【0003】上記の骨箱は木材その他の材料を用いて作
製されており、図5に示したように骨箱1内に骨壺2を
落とし込むように収納して、骨箱1の上面開口部を蓋体
3で覆った状態として祭壇上に安置する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
は骨箱1内に骨壺2を落とし込むようにすっぽりと収納
して蓋体3で覆っているため、収骨から納骨までの期間
に骨箱1内に骨壺2を収納するとき、及び納骨時に骨壺
2を骨箱1から取り出すときに骨箱1と骨壺2間の小さ
な隙間に操作者の指先を入れなければならない。そのた
め、骨壺2の収納と取り出し操作が行いにくい上、収納
する際に骨壺2を落としたり、最悪の場合には該骨壺2
を割ってしまうこともあるという問題がある。
【0005】更に骨箱1内に骨壺2を確実に出し入れす
るため、骨壺2の蓋を取ってから縁部を持って操作する
ケースもあるが、このような骨壺2の出し入れ時に遺骨
の一部が外にこぼれてしまうこともあり、操作上の難点
となっている。
【0006】上記に対処して、骨箱1と骨壺2間の隙間
を大きくすることによって操作者の指先が入りやすくす
る手段も考えられるが、この場合には持ち運びする際に
骨箱1内で骨壺2ががたつくこととなり、外部にゴトゴ
トという異音が発生してしまい故人に対する尊敬の念が
保てない場合があるという新たな問題点が生じる。ま
た、収骨から納骨までの期間に通常は骨壺2が外部から
視認できないため、意匠を凝らした豪華な骨壺であって
も参列者に見せることができず、視覚的な効果が低いと
いう難点もある。
【0007】そこで本発明は、収骨から納骨までの期間
に骨壺が外部からの衝撃により破壊されないように骨壺
を収納して祭壇上に安置するための骨壺収納ケースにお
いて骨壺の収納と取り出し操作が行いやすい上、持ち運
び時にも骨壺ががたつくことをなくして安全性を確保
し、しかも視覚的な効果をも高めた骨壺収納ケースを得
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、収骨から納骨までの期間に骨壺を収納して
祭壇上に安置するための骨壺収納ケースであって、骨壺
を載置する台座と、この台座に被冠する蓋体との2部品
により構成され、蓋体の高さ寸法の比率を台座の高さ寸
法の比率よりも大きくすることにより、骨壺を台座に載
置したときに該骨壺本体の底面部以外の大部分が台座か
ら露出して外部から視認できるようにした骨壺収納ケー
ス、及び収骨から納骨までの期間に骨壺を収納して祭壇
上に安置するための骨壺収納ケースであって、骨壺を載
置する台座と、この台座に被冠するための透明体又は半
透明体でなる蓋体との2部品により構成され、蓋体の高
さ寸法の比率を台座の高さ寸法の比率よりも大きくする
ことにより、骨壺を台座に載置して蓋体を被冠したとき
に該骨壺本体の底面部以外の大部分が台座から露出し
て、蓋体の外部から視認できるようにした骨壺収納ケー
スを基本構成としている。
【0009】上記台座は上面が開放されて下面が閉塞さ
れた部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉塞
されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面開
口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下面
開口周縁部が面一に当接するフランジ部もしくは段部を
形成する。
【0010】台座の材質として、木材,プラスチック,
ガラス,石材を用いており、蓋体の材質として、透明又
は半透明のプラスチック又はガラスを用いる。
【0011】かかる骨壺収納ケースによれば、台座の高
さ寸法に比較して蓋体の高さ寸法の比率が大きいため、
収骨から納骨までの期間に骨壺を台座に載置したときに
該骨壺本体の底面部以外の大部分が台座から露出して外
部から視認できるようになり、又透明体又は半透明体で
なる蓋体を使用した場合には、蓋体を被冠した状態で蓋
体の外部から視認できるようになり、意匠及び装飾を凝
らした骨壺を参列者に見せることにより視覚的な効果が
高められる。
【0012】台座内に骨壺を収納したり取り出す際に
は、台座の上方に骨壺の大部分が露出するので、操作者
は骨壺を両手で把持して安全確実に台座内に収納もしく
は取り出すことができる。
【0013】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
に、蓋体の下面開口周縁部が台座の上面開口周縁部の外
側或は内側に接しながら台座のフランジ部もしくは段部
に面一に当接し、全体的に密閉された状態に保たれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の具体
的な実施の一形態を説明する。図1は骨壺収納ケースの
構成部品を示すための正面図であり、図示したように、
骨壺を収納する台座11と蓋体12との2部品により骨
壺収納ケースが構成されている。
【0015】台座11は上面が開放されているとともに
下面が閉塞された平面視が円形もしくは多角形の部材で
成り、この台座11の上面開口周縁部11aよりもやや
下方に位置する部位には、この上面開口周縁部11aの
周縁位置よりも外側に広く張り出したフランジ部11b
が形成されている。
【0016】他方の蓋体12は、上面が閉塞されている
とともに下面が広く開放された平面視が円形もしくは多
角形の木材又は石材、或は透明又は半透明のプラスチッ
ク又はガラス等の部材で成り、該蓋体12の下面開口周
縁部12aが台座11のフランジ部11bに対して面一
に当接する構成となっている。
【0017】図示したように、本例では骨壺を収納する
台座11の高さ寸法に比較して、蓋体12の高さ寸法の
比率が大きく、骨壺を台座11内に載置したときに該骨
壺本体の底面部以外の大部分が台座から露出して外部か
ら視認できるように設定されている。
【0018】台座11の材質としては、木材,プラスチ
ック,ガラス,石材等が採用可能であり、蓋体12の材
質として木材又は石材が採用可能であり、特に透明又は
半透明のプラスチック又はガラスを用いることにより、
蓋体を被冠した状態で台座から露出している意匠及び装
飾を凝らした骨壺本体の底面部以外の大部分を蓋体12
の外部から視認することができる。
【0019】図4は本発明の他の実施形態を示してお
り、台座11の上面開口周縁部11aよりもやや下方に
位置する内側に段部11cが形成されている。図1〜図
3に示す実施形態では上面開口周縁部11aの外側にフ
ランジ部11bが形成されているのに対し、図4に示す
実施形態では上面開口周縁部11aの内側に段部11c
を形成したものであり、他の構成は同一である。
【0020】かかる骨壺収納ケースによれば、台座11
内に骨壺2を収納して蓋体12を被冠した際に、蓋体1
2の下面開口周縁部12aが台座11の上面開口周縁部
11aの外側のフランジ部11b(図3参照)或は内側
の段部11c(図4参照)に面一に当接し、全体的に密
閉された状態に保たれる。この時に台座11の上面開口
周縁部11aは、蓋体12の左右方向へのずれを防ぐス
トッパとしての機能を有している。
【0021】前記したように、台座11の高さ寸法に比
較して蓋体12の高さ寸法の比率が大きくなるように設
定されているため、台座11内に骨壺2を収納した際
に、骨壺2の底面部以外の大部分が台座11から露出し
て外部から視認できる状態となる。操作者は骨壺2を両
手でしっかりと把持して、安全、かつ、スムーズに台座
11内に収納することができる。また、台座11から骨
壺2を取り出す際も同様に行うことができて、骨壺2を
台座11内に落とすような事態は生じない。
【0022】蓋体12を被冠した後は、蓋体12の下面
開口周縁部12aが台座11のフランジ部11bもしく
は段部11cに面一に当接するので、全体的に密閉され
た状態に保たれ、しかも台座11と骨壺2間の隙間は小
さくしても該骨壺2の出し入れに支障がないため、骨壺
2の外径サイズを骨壺収納ケースの外径サイズに接近さ
せることが可能であり、持ち運びする際でも台座11内
で骨壺2ががたついたり異音が発生することがない。更
に台座11の外側にフランジ部11bを形成したことに
よって、このフランジ部11bを持ち運びする際の把持
部として用いることにより、安全性が高められる。
【0023】図2に示したように、本例では台座11と
蓋体12がともに平面視八角形の部材を用いたが、この
形状に限定されるものではなく、平面視が円形、四角
形、五角形、六角形としてもよい。
【0024】蓋体12の材質として透明又は半透明の
ラスチックもしくはガラス素材を用いた場合には、台座
11内に収納した骨壺2を外部から視認することができ
るため、意匠及び装飾を凝らしたり、大理石などで作製
して、収骨から納骨までの期間に祭壇上に安置した骨壺
2を参列者に見せることにより、視覚的な効果を高める
ことができる。
【0025】上記した本発明の主たる特徴は下記の通り
である。骨壺を載置する台座上に蓋体を被冠する構成と
し、骨壺を台座に載置したときに骨壺の本体の底面部以
外の大部分が台座から露出して外部から視認できる構成
としたこと。蓋体の高さ寸法の比率を高くし、台座の高
さ寸法の比率を低くしたこと。蓋体を透明或は半透明等
とすることにより、収納した骨壺を外部から視認するこ
とができ、様々な意匠を施した骨壺を祭壇の上で、参列
者の方に視認してもらうことができること。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる骨壺収納ケースは台座の高さ寸法に比較して蓋体の
高さ寸法の比率を大きくしたため、収骨から納骨までの
期間に台座内に骨壺を収納したり骨壺を取り出す際に台
座の上方に骨壺が露出し、操作者は骨壺を両手でしっか
りと把持して安全確実に台座内に収納したり、台座から
取り出すことができる。従って骨壺の収納と取り出し操
作がきわめて行いやすくなり、祭壇上に安置する際に骨
壺を落としたり割ってしまうという事態は生じない。
【0027】台座内に骨壺を収納して蓋体を被冠した際
には、蓋体の下面開口周縁部が台座のフランジ部もしく
は段部に面一に当接して密閉された状態に保たれるた
め、台座と骨壺間の隙間は小さくしても骨壺の出し入れ
に支障がなく、持ち運び時に台座内での骨壺のがたつき
及び異音の発生が生じないという効果がある。
【0028】更に蓋体の材質として透明又は半透明の素
材を用いることによって台座内に収納した骨壺が蓋体を
被冠した状態で外部から視認可能となり、意匠及び装飾
を凝らした豪華な骨壺を参列者に見せることにより視覚
的な効果を高めることができる。
【0029】従って本発明によれば、骨壺の収納と取り
出し操作が行いやすく、持ち運び時にも骨壺ががたつく
ことをなくして安全性を確保し、かつ、視覚的な効果を
高めた骨壺収納ケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した骨壺収納ケースを上下に分解
して示す正面図。
【図2】骨壺収納ケースの平面図。
【図3】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態を示す
要部断面図。
【図4】骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態の他例
を示す要部断面図。
【図5】従来の骨壺収納ケース内に骨壺を収納した状態
を示す要部断面図。
【符号の説明】 11…台座 11a…上面開口周縁部 11b…フランジ部 11c…段部 12…蓋体 12a…下面開口周縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨壺を収納する台座と、この台座よりも
    高さ寸法の比率が大きな蓋体との2部品により構成した
    ことを特徴とする骨壺収納ケース。
  2. 【請求項2】 上記台座は上面が開放されて下面が閉塞
    された部材で構成されているとともに、蓋体は上面が閉
    塞されて下面が開放された部材で構成され、台座の上面
    開口周縁部よりもやや下方に位置する部位に、蓋体の下
    面開口周縁部が面一に当接するフランジ部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の骨壺収納ケース。
  3. 【請求項3】 台座と蓋体をともに平面視が円形もしく
    は多角形の部材で構成したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の骨壺収納ケース。
  4. 【請求項4】 台座と蓋体の材質として、木材,プラス
    チック,ガラス,石材を用いたことを特徴とする請求項
    1,2又は3に記載の骨壺収納ケース。
  5. 【請求項5】 蓋体の材質として透明または半透明の素
    材を用いたことを特徴とする請求項1,2,3又は4に
    記載の骨壺収納ケース。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291820A (ja) * 2001-03-30 2002-10-08 Tamanoya:Kk 骨 箱
KR20020078767A (ko) * 2001-04-10 2002-10-19 최수호 항균성 납골함
EP2329805A2 (en) 2009-12-03 2011-06-08 Francesco Dadone Container made of plastic material for funeral use
JP3199661U (ja) * 2015-06-24 2015-09-03 有限会社博善社 骨壷

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