JP1746131S - スチール製缶用のキャップ - Google Patents

Abstract

本物品は、燃料オイル、塗料、溶剤、食用油等の液状製品や小麦粉、顆粒だし、スパイス等の粉状製品を収容するスチール製缶の口部に装着される樹脂で形成されたスチール製缶用のキャップ（以下、キャップという）であり、さらに、そのキャップは、ＪＩＳ Ｚ１６０７：２００３金属板製ふた・口金Ｂ形の特に＃４０に適合するものである。 具体例を用いて説明すると、使用状態参考図（１）に示すように、キャップ１は、スチール製缶Ｔの口部Ｔａに嵌合するキャップ本体１０と、ヒンジ１１を介してキャップ本体１０と連結する外蓋１２とを備え、キャップ本体１０には、キャップ本体１０中央の開口部を閉止する中蓋１３が、キャップ本体１０と切り離し可能に設けられる。キャップ本体１０の内周面には、内向きに突出する凸部１０ａが形成される。この凸部１０ａは、キャップ１が１タッチでスチール製缶Ｔに上から取り付けられた際、スチール製缶Ｔの口部Ｔａに設けられた凹部Ｔｂと嵌合し、キャップ１がスチール製缶Ｔから外れることを防止するようになっている。 さらに、使用状態参考図（１）に示すように、キャップ本体１０の下端部には薄肉に形成され、下端部内側をアール形状とした爪部１０ｂが形成される。爪部１０ｂについてさらに説明するために、使用状態参考図（１）のＣ円部分の拡大図を使用状態参考図（２）に示す。使用状態参考図（２）に示すように、キャップ本体１０の爪部１０ｂは、キャップ１がスチール製缶Ｔに取り付けられた際、スチール製缶Ｔの肩部Ｔｃに押し付けられ、外向きに傾斜する。この状態の爪部１０ｂをドライバ等で持ち上げキャップ１を不正に開封すると、スチール製缶Ｔの肩部Ｔｃに傷が残ると共に、爪部１０ｂが変形し、傷がつくことから、スチール製缶Ｔが不正に開封されたことを容易に確認できる。 一方、キャップ１が取り付けられたスチール製缶Ｔから収容物を注ぎ出すには、使用状態参考図（３）に示すように、中蓋１３を切り離すこととなる。 他方、キャップ１には、使用状態参考図（４）に示すように、キャップ本体１０の中央部分に縦溝１０ｃが設けられていることから、この縦溝１０ｃに沿って、キャップ１を破断できるようになっている。これにより、キャップ１と、スチール製缶Ｔを容易に分離することができるため、ゴミの分別を楽にすることができる。 なお、キャップ１は、使用状態参考図（５）に示すような、天板が水平をなすカシメタイプのスチール製缶Ｔ２にも装着可能である。なおまた、キャップ１は、使用状態参考図（６）に示すように、スチール製缶Ｔ２であっても、縦溝１０ｃに沿って、破断できるようになっている。