JPH11334527A - 乗員保護装置の起動制御方法及び乗員保護装置の起動制御装置並びに乗員保護装置の起動制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

乗員保護装置の起動制御方法及び乗員保護装置の起動制御装置並びに乗員保護装置の起動制御プログラムを記録した記録媒体

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JPH11334527A
JPH11334527A JP10158656A JP15865698A JPH11334527A JP H11334527 A JPH11334527 A JP H11334527A JP 10158656 A JP10158656 A JP 10158656A JP 15865698 A JP15865698 A JP 15865698A JP H11334527 A JPH11334527 A JP H11334527A
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deceleration
speed
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Yasumasa Yota
康正 要田
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Asco KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いわゆるソフトクラッシュと低速衝突との峻
別が可能なエアバック装置の起動制御を提供する。 【解決手段】 所定以上の減速加速度が検出されると
(図2のステップ104)、減速加速度の時間積分である
速度積分値ΔVが算出され(図2のステップ110)、速
度積分値ΔVの変化特性曲線について所定範囲における
線分長が算出され(図2のステップ112,114)、線分長
が所定値l2より小さいと判定されると(図2のステッ
プ116)、いわゆるソフトクラッシュではなく低速衝突
等であるとして、速度積分値ΔVが所定の閾値VTHを越
える場合には、エアバックの展開がなされる一方、線分
長がl2以上あると判定されると(図2のステップ11
6)、速度積分値ΔVが所定値αだけ増分され(図2の
ステップ118)、それが閾値VTHを越すと判定されると
(図2のステップ112)、いわゆるソフトクラッシュの
発生であるとしてエアバックの展開がなされるようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の衝突時に乗
員の保護を図る乗員保護装置の制御に係り、特に、いわ
ゆる低速衝突といわゆるソフトクラッシュとの峻別を可
能とした乗員保護装置の起動制御方法及びその装置並び
に乗員保護装置の起動制御プログラムを記録した記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突の形態は、車両の走行速度と
衝突する部位とから、低速状態で車両の正面側全面が対
象物に衝突する低速正面衝突や、高速状態で車両の正面
側全面が対象物に衝突する高速正面衝突、さらには、高
速状態で車両の正面側の一部が対象物に衝突する高速オ
フセット衝突などに分類されることは既によく知られて
いるところである。このような衝突の際に乗員の身体の
保護を図る、例えば、いわゆるエアバック装置に代表さ
れる乗員保護装置においては、一般に、衝突時における
車両の加速度が通常の走行時と異なることに着目してそ
の起動制御が行われるようになっており、これまで、そ
のような観点に基づく様々な起動制御方法並びにその装
置等が提案されている。これまで、提案された乗員保護
装置の起動制御の一つの考え方として、衝突の際の減速
加速度(いわゆる衝突加速度)の積分値(速度積分値)
を求め、その積分値の所定範囲における変化が、所定時
間以上要する場合、すなわち、換言すれば、いわゆる積
分値の停滞が生じた場合に、積分値に所定値を加算し、
実際の積分値よりも積分を進ませて、その値が所定値の
閾値越えたときに、エアバックの起動を行おうとする考
え方が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な起動制御方法は、いわゆる斜め衝突、オフセット衝
突、そして、ポール衝突等の一般にソフトクラッシュと
称される衝突において生ずる速度積分値の停滞に着目し
て、このようなソフトクラッシュと、速度積分値の停滞
が生ずるようなことがない高速衝突等との峻別を行いな
がら、確実なエアバックの起動を行うべく提案されたも
のであるが、次述するような点において充分ではなく、
実用化には至っていない。すなわち、エアバックの起動
を必要としない場合として、いわゆる低速衝突がある
が、この低速衝突における衝突加速度の速度積分値の変
化は、上述したようなソフトクラッシュと同様に速度積
分値の停滞が生ずるものとなっており、しかも、その速
度積分値の停滞時間はソフトクラッシュにおけるものと
近いものがあり、上述した考え方では、ソフトクラッシ
ュと低速衝突の峻別が困難な場合が生じ得る可能性があ
るものであった。
【0004】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、実用化に適する乗員保護装置の起動制御方法及びそ
の装置並びに乗員保護装置の起動制御プログラムを記録
した記録媒体を提供するものである。本発明の他の目的
は、いわゆるソフトクラッシュと低速衝突との峻別を可
能として、より実用性の高い乗員保護装置の起動制御方
法及びその装置並びに乗員保護装置の起動制御プログラ
ムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る乗員保護装置の起動制御方法は、外部からの起動信号
に応じて車両の乗員を保護するための保護装置が起動さ
れるよう構成されてなる乗員保護装置の起動を制御する
乗員保護装置の起動制御方法であって、車両の減速加速
度の時間積分を行い、この時間積分によって得られる積
分値の所定範囲における時間変化に対する当該積分値の
変化の線分長を算出し、当該算出値と基準値とを比較し
て衝突の種類を判別するようにしてなるものである。
【0006】かかる起動制御方法は、次のような観点に
基づいてなされたものである。すなわち、減速加速度の
時間積分である速度積分値の変化には、衝突の形態によ
っては、ある区間にいわゆる積分値の停滞が生ずるもの
があるが、このような積分値の停滞が生ずる場合であっ
ても、衝突形態によっては、その積分値の時間変化につ
いての線分長に違いが生じ、それによって、衝突の区別
が可能であるという本願発明者の研究結果に基づくもの
である。なお、線分長を算出する場合における積分値の
所定範囲としては、いわゆる積分値の停滞の始まりの
点、すなわち、始点における積分値と、積分値の停滞が
終了する点、すなわち、終点の積分値とで規定されたも
のが好適である。実際にこのような値は、例えば、車両
等により異なるものであるため、実験データに基づい
て、または、実験データに種々の条件等を加味して設定
されたものが好適である。
【0007】より、具体的には、いわゆる斜め衝突、ポ
ール衝突等のいわゆるソフトクラッシュと称される乗員
保護装置の起動を必要とする衝突形態と、低速衝突のよ
うな乗員保護装置の起動を要しない衝突形態との峻別に
適するものである。そのため、上述の基準値は、低速衝
突における車両の減速加速度の時間積分によって得られ
る積分値の所定範囲における時間変化に対する当該積分
値の変化の線分長とするのがよく、当該基準値よりも大
きな線分長が算出された場合に、ソフトクラッシュであ
ると判定するように構成すると好適である。
【0008】請求項4記載の乗員保護装置の起動制御装
置は、外部からの起動信号に応じて車両の乗員を保護す
るための保護装置が起動されるよう構成されてなる乗員
保護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動制御装置
であって、外部から入力された減速加速度が所定以上の
大きさであるか否かを判定する減速度判定手段と、前記
減速度判定手段により所定以上の大きさの減速加速度で
あると判定された場合に、前記外部から入力された減速
加速度の時間積分を行い速度積分値を算出する積分手段
と、前記積分手段により算出された速度積分値の所定範
囲における時間変化について、線分長を算出する線分長
算出手段と、前記線分長算出手段により算出された線分
長が所定値以上であるか否かを判定する線分長判定手段
と、前記線分長判定手段により、前記線分長算出手段の
算出長が所定値以上であると判定された場合に、その時
点の速度積分値に増分用の所定値を加算する増分手段
と、前記増分手段により得られた値が所定の閾値を越え
たと判定された際に、前記乗員保護装置への起動信号を
発生する判定起動手段と、を具備してなるものである。
【0009】かかる構成は、特に、請求項1乃至請求項
3記載の起動制御方法により乗員保護装置の起動ができ
るようにしてなるもので、減速度判定手段、積分手段、
線分長算出手段、線分長判定手段、増分手段、判定起動
手段は、例えば、コンピュータとしての機能を果たすい
わゆるCPUに、所定のプログラムを実行させることに
よって実現することができるものである。なお、線分長
を算出する場合における積分値の所定範囲としては、い
わゆる積分値の停滞の始まりの点、すなわち、始点にお
ける積分値と、積分値の停滞が終了する点、すなわち、
終点の積分値とで規定されたものが好適である。実際に
このような値は、例えば、車両等により異なるものであ
るため、実験データに基づいて、または、実験データに
種々の条件等を加味して設定されたものが好適である。
また、判定起動手段は、増分手段により得られた値が所
定の閾値を越えたか否かを判定する閾値判定手段と、閾
値判定手段により、増分手段により得られた値が所定の
閾値を越えたと判定された際に、乗員保護装置への起動
信号を発生する起動信号発生手段と、から構成されてな
るものとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1乃至図5を参照しつつ説明する。なお、以下に
説明する部材、配置等は本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。まず、この発明の実施の形態における乗員
保護装置の起動制御装置(以下「本装置」と言う。)の
基本的構成について、図1を参照しつつ説明する。本装
置Sのいわゆるハードウェア構成は、図1に示されたよ
うに、第1のインターフェイス回路(図1においては
「I/F(1)」と表記)1と、アナログ信号をディジ
タル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器(図1
においては「A/D」と表記)2と、ROM(Read Onl
y Memory)3と、CPU4と、RAM(Random Access
Memory)5と、ディジタル信号をアナログ信号へ変換す
るディジタル・アナログ信号変換器(図1においては
「D/A」と表記)6と、第2のインターフェイス回路
(図1においては「I/F(2)」と表記)7と、を具
備してなり、後述するように加速度センサ8により検出
された車両の衝突時の加速度(いわゆる減速加速度)を
基に、乗員保護装置としてのエアバック装置9の起動を
制御するようになっているものである。
【0011】第1のインターフェイス回路1は、加速度
センサ8から入力された信号のレベル変換を行うもの
で、その出力信号は、アナログ・ディジタル変換器2に
よりディジタル信号に変換されてCPU4へ入力される
ようになっている。ROM3は、それ自体公知・周知の
いわゆるIC化されたデータ読み出し専用の記憶素子で
あり、これには、後述する起動制御動作を実現するため
のプログラムや定数等が予め記憶されるようになってい
る。CPU4は、いわゆるIC化された公知・周知のい
わゆるマイクロコンピュータとしての機能を有するもの
で、後述するような本装置Sの動作制御を行うものであ
る。尚、このCPU4に代えて、高速演算処理が可能な
集積回路として知られているDSP(Digital Signal P
rocessor)を用いても構わない。
【0012】RAM5は、CPU4による演算結果等の
記憶、読み出しを行うための公知・周知のいわゆるIC
化された記憶素子である。第2のインターフェイス回路
7は、本装置Sとエアバック装置9とのいわゆるインタ
ーフェイスを図るものである。具体的には、CPU4か
ら出力されたディジタルの起動信号がディジタル・アナ
ログ変換器6によりアナログ信号に変換されて、この第
2のインターフェイス回路7に入力されると、第2のイ
ンターフェイス回路7により、エアバック装置9に適す
る信号レベル等に変換されてエアバック装置9へ出力さ
れるようになっている。
【0013】一方、加速度センサとして代表的なものに
は、半導体式のものや圧電式のもの等があるが、本装置
Sの加速度センサ8は、特定の形式のものに限定される
必要はなく、いずれの形式のものでもよい。エアバック
装置9は、図示されないインフレータ(ガス発生器)と
エアバック本体とを有してなるもので、本装置Sからの
起動信号が入力されることにより、インフレータによっ
てガスが発生されて、エアバック本体が膨張するように
なっている公知・周知のものである。
【0014】次に、CPU4による具体的な起動制御の
手順について図2を参照しつつ説明する。CPU4の動
作が開始されると、最初に、各種の変数、フラグ等の初
期設定が行われる(図2のステップ100参照)。次い
で、加速度センサ8により検出された減速加速度Gの入
力が行われ(図2のステップ102参照)、所定加速度
0を越えるものであるか否かの判定が行われる(図2
のステップ104参照)。ここで、所定加速度G0は、
通常の走行状態では発生しないような減速加速度の値で
あって、例えば、実験データに経験的な種々の条件を加
味して定められるものである。また、減速加速度は、負
の値を採るものであり、衝突による衝撃が大きい程、負
側に大きくなるものである。したがって、この発明の実
施の形態においては、「減速加速度Gが大きくなる」と
いう意味は、「より負側の値となる」ことを、換言すれ
ば、「絶対値が大となる」ということを意味する。そし
て、ステップ104における不等式G>G0において、
G,G0は、共に絶対値であるとする。
【0015】ステップ104において、G>G0である
と判定された場合(YESの場合)、すなわち、減速加
速度Gが所定加速度G0より大であると判定された場合
には、後述するステップ110へ進む一方、減速加速度
Gは所定加速度G0より大でないと判定された場合(N
Oの場合)、換言すれば、衝突と判定されるような減速
加速度が未だ生じていないと判定された場合には、後述
する積分処理(図2のステップ110参照)が既に開始
された状態にあるか否かが判定されることとなる(図2
のステップ106参照)。
【0016】そして、ステップ106において、積分処
理は未だ開始されてないと判定された場合(NOの場
合)には、未だ衝突と判定される状態に至っていないと
して、先のステップ102へ戻ることとなる。一方、ス
テップ106において、積分処理は既に開始されている
と判定された場合(YESの場合)には、減速加速度の
時間積分値である速度積分値ΔVが所定値−V3より大
か否かが判定され、所定値−V3より大、すなわち、換
言すれば、−V3よりもさらに、正側に近い値であると
判定された場合(YESの場合)には、エアバックを起
動する必要のない状態であるとしてステップ100へ戻
り、一連の処理が新たに開始されることとなる(図2の
ステップ108参照)。
【0017】ここで、所定値−V3は、車両がエアバッ
ク装置9を起動するような状態ではなく、何等支障なく
走行し得る状態であると判定できる程度の値であり、実
験的に設定されたり、また、実験データに種々の条件を
加味して設定等されるものである。例えば、図4(A)
には、低速衝突の際の減速加速度の時間変化を表す特性
曲線が、同図(B)には、減速加速度の時間積分値の変
化を表す特性曲線が、それぞれ示されているが、同図
(B)において、−V1,−V2は、後述するようにこの
起動制御において、低速衝突を判定する際の一つの基準
となる速度積分値ΔVのレベルであるが、上述の−V3
は、これら−V1,−V2より小さなレベル(換言すれ
ば、より正側に近い値)である(図4(B)参照)。
【0018】一方、ステップ108において、ΔV>−
3が成立しないと判定された場合(NOの場合)、す
なわち、換言すれば、速度積分値ΔVが−V3よりもり
さらに負側の値であると判定された場合には、ステップ
110へ進み、ステップ102の処理により入力された
減速加速度について時間積分がなされ、速度積分値ΔV
が算出されることとなる(図2のステップ110参
照)。次いで、算出された速度積分値ΔVが所定範囲に
あるか否かが判定されることとなる(図2のステップ1
12参照)。すなわち、具体的には、不等式−V2>Δ
V>−V1が成立するか否かが判定される。
【0019】ここで、本発明の実施の形態における起動
制御方法の原理について説明すると共に、上述の不等式
における−V1,−V2の意義について、図3及び図4を
参照しつつ説明することとする。まず、本発明の実施の
形態における起動制御方法は、いわゆる斜め衝突、オフ
セット衝突、ポール衝突等の、速度積分値に停滞が生ず
る一般にソフトクラッシュと総称されるエアバック装置
9の起動を必要とする衝突形態と、エアバック装置9の
起動を必要としない低速衝突とを峻別できるようにした
もので、特に、次述するような点に着目してソフトクラ
ッシュと低速衝突との峻別を可能としたものである。
【0020】従来、いわゆるソフトクラッシュに対する
エアバックの起動制御の考え方の一つとして、速度積分
値ΔVの停滞の有無で判定するものがあった。すなわ
ち、図3(A),(B)には、いわゆるソフトクラッシ
ュにおける減速加速度の変化と、その時間積分値である
速度積分値ΔVの典型例が示されているが、ソフトクラ
ッシュの場合、減速加速度は、図3(A)に示されたよ
うに、最初に比較的小さなレベルの減速加速度が連続的
に発生し(図3(A)の符号イで示された区間参照)、
その後、複数のピークを有するような比較的大きな減速
加速度が生ずる場合が多い。そして、この減速加速度を
時間積分して得られる速度積分値ΔVの変化は、図3
(B)に示されたように、先の符号イで示された区間に
対応する間、比較的緩慢となり、いわゆる速度積分値Δ
Vの停滞が生じた状態となり、その後、比較的大きな減
速加速度の出現(図3(A)参照)に対応して、速度積
分値ΔVの変化も大となるようなものとなっている。
【0021】そこで、従来、このような速度積分値ΔV
の変化に着目して、速度積分値ΔVが所定値−V2を過
ぎり、所定値−V1へ到達するに要する時間を判断し、
その時間が所定時間ta以上であれば、ソフトクラッシ
ュであると判断して、速度積分値ΔVに所定値を加算
し、エアバックの起動信号を発生する閾値VTHを積極的
に越えるようにしようとする起動制御の考え方があっ
た。ここで、所定値−V2は、例えば、図3(A)にお
いて符号イで示されたように、比較的小さなレベルの減
速加速度が連続的に発生する区間の始点に略対応する速
度積分値であり、−V1は、この区間の終点に略対応す
る速度積分値である。すなわち、換言すれば、所定値−
2は、いわゆる積分値の停滞の始まりの点、すなわち
始点における積分値であり、所定値−V1は、積分値の
停滞が終了する点、すなわち、終点における積分値であ
る。
【0022】ところが、この起動制御においては、次述
するような不都合を生ずる可能性がある。すなわち、低
速衝突において、その減速加速度は、図4(A)に典型
例が示されたように、殆どピークのない状態で、あるレ
ベル付近で連続するようなものとなるが、その時間積分
は、図4(B)に示されたように、先程のソフトクラッ
シュの場合と同様に、いわゆる積分の停滞が生ずるもの
となる。そして、同じ所定値−V2から−V1へ至るに要
する時間tbも、先のソフトクラッシュの場合の所定時
間taに比較的近似した値となる傾向にある。したがっ
て、上述したような起動制御の考え方の場合、エアバッ
クの展開を必要としない低速衝突の場合であっても、ソ
フトクラッシュとの判別ができず、エアバックの起動に
至る可能性を含むものであり、そのため、未だ実用に供
するものではなかった。
【0023】本願発明者は、ソフトクラッシュと低速衝
突の各々における減速加速度や速度積分値等の変化につ
いて、その違いを探るべく鋭意研究の結果、速度積分値
の変化を示す特性曲線の線分の長さの違いに基づいて、
ソフトクラッシュと低速衝突との峻別を行うことができ
るという結論を得るに至った。そして、この発明の実施
の形態における起動制御方法は、かかる観点に基づくも
のである。すなわち、ソフトクラッシュと低速衝突のそ
れぞれにおける速度積分値の変化について、同一の所定
の範囲、すなわち、図3(B)及び図4(B)を例に採
れば、速度積分値が−V2を過ぎり−V1へ至るまでの範
囲において、各々の特性曲線の変化を比べると、低速衝
突の場合、ソフトクラッシュに比して比較的時間の経過
にしたがって−V1へ向かうのに対して、ソフトクラッ
シュの場合は、積分値の変動を伴いながら−V1へ向か
うものとなっている。換言すれば、ソフトクラッシュの
場合、速度積分値が−V2を過ぎり−V1へ至るまでの線
分の長さが、低速衝突の場合に比して長いということが
でき、本発明に係る乗員保護装置の起動制御方法は、こ
の速度積分値の特性曲線の所定範囲における線分の長さ
の違いにより、ソフトクラッシュと低速衝突とを峻別
し、より実用性のある起動制御方法を提供するものであ
る。
【0024】ここで、再び図2の説明に戻れば、ステッ
プ112の判定において、不等式−V2>ΔV>−V1
成立すると判定された場合(YESの場合)、所定範囲
すなわち−V2からV1までの線分長の演算が行われるこ
ととなる(図2のステップ114参照)。すなわち、具
体的には、例えば、まず、ある時刻tにおける微小線分
長をΔLtとすれば、ΔLt={1+(ΔVt−Δ
(t-1)21/2として時刻tにおける微小線分長が求
められる。ここで、ΔVtは、時刻tにおける速度積分
値、ΔV(t-1)は、時刻tより所定時間(例えばいわゆ
るCPU4の1クロック分)手前の時刻における速度積
分値である。この式は、ΔVtとΔV(t-1)との間の時間
間隔が充分小さく1に近似できると仮定して、微小線分
長ΔLtを斜辺とし、ΔVtとΔV(t-1)の差分の部分
と、時間間隔1とが直交する2辺としてなる直角三角形
を想定し、その斜辺を算出する式となっている。そし
て、この微小線分長ΔLtについて時間積分を行うこと
で、速度積分値が−V2を過ぎり−V1へ至るまでの線分
長を算出することができる。なお、時間積分の範囲は、
速度積分値が−V2を過ぎり−V1へ至るまでの時間間隔
である。
【0025】そして、上述のようにして線分長lが算出
された後は、この線分長lが所定値l2より大であるか
否かが判定されることとなる(図2のステップ116参
照)。ここで、l2は、いわゆる低速衝突において、速
度積分値の所定範囲、すなわち、速度積分値が−V2
過ぎり−V1へ至るまでの間における、速度積分値の特
性曲線の線分長である(図4(B)参照)。この値は、
実験的に、または実験データに種々の条件等を加味して
設定される値であり、ROM3に予め記憶されており、
この判定の際に、CPU4へ読み込まれて判定の基準値
として用いられるようになっているものである。
【0026】ステップ116において、線分長lはl2
より大ではないと判定された場合(NOの場合)には、
いわゆるソフトクラッシュでもなく、低速衝突でもない
として後述するステップ120へ進む一方、線分長lは
2より大であると判定された場合(YESの場合)に
は、その時点における速度積分値ΔVに増分変数αの値
が加算され、その加算値が新たにこの時点における速度
積分値ΔVとされることとなる(図2のステップ118
参照)。ここで、増分変数αは、次述するような観点か
ら設定され、加算されるものである。すなわち、まず、
後述するエアバックの展開の要否の判断(図2のステッ
プ122参照)において、速度積分値の大きさがエアバ
ックを展開する必要のある大きさであるか否かを判定す
る基準となる閾値は、高速正面衝突を基準として定めら
れたものであるため、それ以外の衝突形態であるソフト
クラッシュの場合であっても、当該閾値を越え得るよう
にするために加算されるものである。そして、この増分
変数αは、予め車種によって実験的に求められ、設定さ
れたもので、例えば、図5に示されたように、ステップ
114によって算出された線分長の大きさによって階段
状に変化するものとなっている。なお、図5において、
a,lb,lcは、速度積分値ΔVが所定値−V2を過ぎ
った時点(図3(B)参照)からの速度積分値の特性曲
線の線分長の長さで、それぞれ適宜に設定された値であ
る。実際には、このような特性曲線に基づいて、各線分
長の値とそれに対するαの値をいわゆる変換テーブル化
し、それをCPU4内部の記憶部(図示せず)またはR
OM3に予め記憶させておき、それをステップ118に
おいて用いるようにしてあるものである。なお、図3
(B)において点線で表された特性曲線の部分は、上述
にように増分変数αが加算されたことによる速度積分値
ΔVの変化を示すものである。
【0027】先のステップ112において、不等式−V
2>ΔV>−V1が成立しないと判定された場合(NOの
場合)、また、先のステップ116において不等式l>
2が成立しないと判定された場合、さらに、先のステ
ップ118が実行された場合のいずれか後には、ステッ
プ120において、閾値VTHが決定されることとなる。
すなわち、速度積分値ΔVがエアバック装置9を起動す
る大きさか否かを判定する基準となる閾値VTHが、この
時点における減速加速度の大きさに基づいて、予め設定
された関係式を用いて演算され、もしくは、予め記憶さ
れた減速加速度Gと閾値VTHとの関係を規定したテーブ
ルから求められて、設定されることとなる。ここで、ス
テップ122において、ΔVTH=ΔV(G)は、ΔVTH
がGの関数であることを意味するものである。なお、G
とΔVTHとの具体的な関係式は、ここでは省略するが、
概略を言えば、この関係式は、例えば、高速正面衝突の
際にエアバック装置9を起動させるべき減速加速度Gの
レベルを、実験や計算機によるシュミレーションデータ
を基にして設定したものであり、車種によってGの生じ
方が異なることを考慮して、車種毎に適切なものが設定
されるようになっている。
【0028】そして、速度積分値ΔVが上述のようにし
て設定された閾値ΔVTHを越えるか否かが判定されるこ
ととなり(図2のステップ122参照)、速度積分値Δ
Vが閾値ΔVTHを越えると判定された場合(YESの場
合)には、エアバックの展開が必要であるとして、ディ
ジタル・アナログ変換器6及び第2のインターフェイス
回路7を介してCPU4からエアバック装置9へ対する
起動信号が出力され、エアバックが展開されることとな
る(図2のステップ124参照)。一方、ステップ12
2において、速度積分値ΔVが閾値ΔVTHを未だ越えて
いないと判定された場合(NOの場合)には、エアバッ
クを展開するに至っていないとして先のステップ102
へ戻り、上述したような一連の処理が再び繰り返される
こととなる(図2のステップ122参照)。
【0029】なお、上述の説明においては、CPU4に
よる図2に示されたステップ104の実行により減速度
判定手段が、CPU4による図2に示されたステップ1
10の実行により積分手段が、CPU4による図2に示
されたステップ114の実行により線分長算出手段が、
CPU4による図2に示されたステップ116の実行に
より線分長判定手段が、CPU4による図2に示された
ステップ118の実行により増分手段が、CPU4によ
る図2に示されたステップ122,124の実行により
判定起動手段が、それぞれ実現されたものとなってい
る。ここで、判定起動手段を、閾値判定手段と、起動信
号発生手段とからなるものとしてもよく、この場合に
は、CPU4による図2に示されたステップ112の実
行により閾値判定手段が、CPU4による図2に示され
たステップ124の実行により起動信号発生手段が、そ
れぞれ実現されることとなる。
【0030】また、上述の説明においては、起動制御を
行うためのプログラムがROM3に予め記憶されている
との前提の下で、上述のような起動制御が行われるとし
て説明したが、このプログラムは必ずしもROM3に予
め記憶されている必要はないものである。すなわち、公
知・周知の外部の記憶媒体に記憶させておき、起動制御
の実行の際に、この記憶媒体からCPU4が読み込むよ
うにしてもよいものである。すなわち、例えば、このよ
うな記憶媒体としては、フロッピィー・ディスク、ハー
ド・ディスク、磁気テープ等に代表されるいわゆる磁気
記録媒体のようなものや、光ディスクのようなものを挙
げることができる。勿論、このような記録媒体を用いる
場合には、それぞれに適した読み取り装置(フロッピィ
ー・ディスクドライブやハード・ディスクドライブ等)
が必要となることは言うまでもないことである。
【0031】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
減速加速度の時間積分であるいわゆる速度積分値の時間
変化特性曲線の所定範囲における線分長の違いを判別で
きるような構成とすることにより、速度積分値のいわゆ
る停滞が生ずる衝突形態であっても、それぞれの衝突の
峻別が可能となる。特に、請求項2、請求項5及び請求
項7記載の発明においては、いわゆるソフトクラッシュ
と低速衝突の峻別が可能となり、従来に比してより確実
で実用性の高い乗員保護装置の起動制御方法及びその装
置並びに乗員保護装置の起動制御プログラムを記録した
記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における乗員保護装置の起
動制御装置の構成例を示す構成図である。
【図2】図1に示された乗員保護装置の起動制御装置に
よる起動制御の手順を示すフローチャートである。
【図3】いわゆるソフトクラッシュにおける減速加速度
の変化及びその時間積分値の特性曲線であり、図3
(A)は減速加速度の時間経過に対する変化を示す特性
曲線、図3(B)は、図3(A)に示された減速加速度
の時間積分の変化を示す特性曲線である。
【図4】低速衝突における減速加速度の変化及びその時
間積分値の特性曲線であり、図3(A)は減速加速度の
時間経過に対する変化を示す特性曲線、図3(B)は、
図3(A)に示された減速加速度の時間積分の変化を示
す特性曲線である。
【図5】速度積分値に加算される増分用変数αの具体例
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…第1のインターフェイス回路 2…アナログ・ディジタル変換器 3…ROM 4…CPU 5…RAM 6…ディジタル・アナログ変換器 7…第2のインターフェイス回路 8…加速度センサ 9…エアバック装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの起動信号に応じて車両の乗員
    を保護するための保護装置が起動されるよう構成されて
    なる乗員保護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動
    制御方法であって、 車両の減速加速度の時間積分を行い、この時間積分によ
    って得られる積分値の所定範囲における時間変化に対す
    る当該積分値の変化の線分長を算出し、当該算出値と基
    準値とを比較して衝突の種類を判別することを特徴とす
    る乗員保護装置の起動制御方法。
  2. 【請求項2】 基準値は、低速衝突における車両の減速
    加速度の時間積分によって得られる積分値の所定範囲に
    おける時間変化に対する当該積分値の変化の線分長であ
    って、当該基準値よりも大きな線分長が算出された場合
    に、ソフトクラッシュであると判定することを特徴とす
    る請求項1記載の乗員保護装置の起動制御方法。
  3. 【請求項3】 ソフトクラッシュであると判定された場
    合に、速度積分値が所定の閾値を越えるか否かを判定
    し、所定の閾値を越えると判定された際に、乗員保護装
    置の起動を行うことを特徴とする請求項2記載の乗員保
    護装置の起動制御方法。
  4. 【請求項4】 外部からの起動信号に応じて車両の乗員
    を保護するための保護装置が起動されるよう構成されて
    なる乗員保護装置の起動を制御する乗員保護装置の起動
    制御装置であって、 外部から入力された減速加速度が所定以上の大きさであ
    るか否かを判定する減速度判定手段と、 前記減速度判定手段により所定以上の大きさの減速加速
    度であると判定された場合に、前記外部から入力された
    減速加速度の時間積分を行い速度積分値を算出する積分
    手段と、 前記積分手段により算出された速度積分値の所定範囲に
    おける時間変化について、線分長を算出する線分長算出
    手段と、 前記線分長算出手段により算出された線分長が所定値以
    上であるか否かを判定する線分長判定手段と、 前記線分長判定手段により、前記線分長算出手段の算出
    長が所定値以上であると判定された場合に、その時点の
    速度積分値に増分用の所定値を加算する増分手段と、 前記増分手段により得られた値が所定の閾値を越えたと
    判定された際に、前記乗員保護装置への起動信号を発生
    する判定起動手段と、 を具備してなることを特徴とする乗員保護装置の起動制
    御装置。
  5. 【請求項5】 線分長手段における所定値は、低速衝突
    における車両の減速加速度の時間積分によって得られる
    積分値の所定範囲における時間変化に対する変化の線分
    長であることを特徴とする請求項4記載の乗員保護装置
    の起動制御装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータによって乗員保護装置の起
    動を制御するための起動制御プログラムを記録した記録
    媒体であって、 当該起動制御プログラムはコンピュータに、外部から入
    力された減速加速度が所定以上の大きさであるか否かを
    判定させ、 当該外部から入力された減速加速度が所定以上の大きさ
    であると判定された場合に、当該減速加速度の時間積分
    を行い速度積分値を算出させ、 この速度積分値の所定範囲における時間変化について、
    線分長を算出させ、 当該算出された線分長が所定値以上であるか否かを判定
    させ、 当該線分長が所定値以上であると判定された場合に、そ
    の時点の速度積分値に増分用の所定値を加算させ、 この増分用の所定値が加算された速度積分値が所定の閾
    値を越えるか否かを判定させ、 所定の閾値を越えたと判定された際に、乗員保護装置を
    起動するための起動信号を発生させることを特徴とする
    乗員保護装置の起動を制御するための起動制御プログラ
    ムを記録した記録媒体。
  7. 【請求項7】 線分長の判定に用いられる所定値は、低
    速衝突における車両の減速加速度の時間積分によって得
    られる積分値の所定範囲における時間変化に対する変化
    の線分長であることを特徴とする請求項6記載の乗員保
    護装置の起動を制御するための起動制御プログラムを記
    録した記録媒体。
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