JPH11331455A - リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法 - Google Patents

リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法

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JPH11331455A
JPH11331455A JP10138571A JP13857198A JPH11331455A JP H11331455 A JPH11331455 A JP H11331455A JP 10138571 A JP10138571 A JP 10138571A JP 13857198 A JP13857198 A JP 13857198A JP H11331455 A JPH11331455 A JP H11331455A
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JP10138571A
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Hideaki Shimizu
秀昭 清水
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Naotsugu Ito
直紹 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタを指定して出力する場合、そのプリ
ンタが使用者の行いたいプリントモードを充足したもの
であるかの判断は困難であり、システム上考慮されな
い。 【解決手段】 原稿画像を読み取り電子画像情報に変換
する画像入力手段と、ネットワークに接続された画像出
力機器情報を保管する機器情報記憶手段と、電子画像情
報の出力条件を設定する設定入力手段と、設定入力手段
からの入力情報を記憶する設定記憶手段と、画像機器情
報記憶手段の中から、前記設定記憶手段に記憶された設
定条件を満たす機器を検索するプリンタ検索手段と、プ
リンタ検索手段によって検索されたプリンタから、前記
画像入力手段で変換された電子画像情報を出力する電子
画像出力手段とを備えることでシステム使用者が設定し
たコピー条件に基づき最も適合する画像出力機器を選択
することを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された入力機器と出力機器によって複写を行うリモー
トコピーシステムおよびリモートコピー方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナ等の入力機器と、プリン
タ等の出力機器をネットワークによってお互いに接続
し、主にコンピュータを介して、複写処理を行うことは
可能であった。この場合においてもシステム使用者は、
あらかじめ指定した一つの特定したプリンタを用いて、
出力する。この場合、プリンタの指定は予め選択したプ
リンタにしか出力できず、使用者が行いたいプリントモ
ードとマッチしているかどうかの判断をしていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、使用者が複
数ページの原稿をコピーしたいとき、その複写機には出
力紙をソートしたり、ステイプルして製本化するフィニ
ッシング装置(以下フィニッシャ)が実装されていない
とき、現状では必要なフィニッシャが接続されていて稼
動していない機器を探さなければ所望のコピーは行えな
い。同じくカラーコピーしたいけどその複写機がモノク
ロプリンタであったとき、その時もあいているカラーコ
ピー機を探す必要がある。使用者がその場所に不慣れな
場合や、プリンタとしての稼働率が高いマルチメディア
機器などの中から稼動していない機器を探さなければな
らない時など、非常に探す作業は厄介なものとなり、業
務の効率を著しく損ねる可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明にかかるリモートコピーシステム及び方法は
以下の構成よりなる。
【0005】すなわち、ネットワークに接続された画像
入力機器、画像出力機器を用いて画像複写を行うリモー
トコピーシステムは、原稿画像を読み取り電子画像情報
に変換する画像入力手段と、前記ネットワークに接続さ
れた画像出力機器の情報を保管する機器情報記憶手段
と、前記電子画像情報の出力条件を設定する設定入力手
段と、前記設定入力手段で設定された出力条件を記憶す
る設定記憶手段と、前記機器情報記憶手段で保管された
情報の中から、前記設定記憶手段で記憶された出力条件
を満たす機器を検索する機器検索手段と、前記機器検索
手段によって検索された画像出力機器から、前記画像入
力手段で変換された電子画像情報を出力する電子画像出
力手段とを備える。
【0006】また、リモートコピーシステムは、プリン
ト情報表示手段を更に備え、どの画像出力機器から出力
されたかを表示することを特徴とする。
【0007】また、リモートコピーシステムは、過去の
プリント履歴を格納するログ記憶手段を更に備えること
を特徴とする。
【0008】また、リモートコピーシステムは、前記ネ
ットワーク上の機器の稼動状態を獲得する機器稼動情報
獲得手段と、前記機器稼動情報獲得手段で獲得した情報
を記憶する稼動情報記憶手段と、を更に備え、前記機器
検索手段は前記稼動情報記憶手段の機器稼動情報を基
に、機器検索を行うことを特徴とする。
【0009】また、リモートコピーシステムは、前記ネ
ットワークに接続された画像出力機器の情報を、前記画
像出力機器の電源投入時のタイミングで獲得する情報獲
得手段を更に備えることを特徴とする。
【0010】また、リモートコピー方法は、原稿画像を
読み取り電子画像情報に変換する画像入力工程と、前記
ネットワークに接続された画像出力機器の情報をメモリ
に保管する機器情報記憶工程と、前記電子画像情報の出
力条件を設定する設定入力工程と、前記設定入力工程で
設定された出力条件を記憶する設定記憶工程と、前記メ
モリに保管された画像出力機器情報の中から、前記設定
記憶工程で記憶された出力条件を満たす機器を検索する
機器検索工程と、前記プリンタ検索工程によって検索さ
れた画像出力機器から、前記画像入力工程で変換された
電子画像情報を出力する電子画像出力工程とを備える。
【0011】また、リモートコピー方法は、プリント情
報表示工程を更に備え、どの画像出力機器から出力され
たかを表示することを特徴とする。
【0012】また、リモートコピーシステムは前記設定
記憶手段で記憶された出力条件を満たす機器の検索にお
いて、前記電子画像情報の出力条件が複数種設定された
場合、全ての条件を満たす電子出力機器を検索すること
ができない場合は、前記機器検索手段は前記出力条件を
緩和して、再度機器検索することを特徴とする。
【0013】また、リモートコピー方法は前記設定記憶
工程で記憶された出力条件を満たす機器の検索におい
て、前記電子画像情報の出力条件が複数種設定された場
合、全ての条件を満たす電子出力機器を検索することが
できない場合は、前記機器検索工程は前記出力条件を緩
和して、再度機器検索することを特徴とする。
【0014】また、リモートコピーシステムで、前記画
像出力機器はプリンタであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】<実施形態1>以下で本発明にか
かる実施形態の装置及びその動作について詳細に説明す
る。
【0016】[ハードウェア] (1)全体構成 全体構成図を図3に示す。Controller Unit2000は
画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デ
バイスであるPrinter2095と接続され、一方ではL
AN2011や公衆回線(WAN)2051接続するこ
とで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコン
トローラである。
【0017】CPU2001はシステム全体を制御する
コントローラである。RAM2002はCPU2002
が動作するためのシステムワークメモリであり、画像デ
ータを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM
2003はブートROMであり、システムのブートプロ
グラムが格納されている。HDD2004はハードディ
スクドライブで、システムソフトウェア、画像データを
格納する。
【0018】操作部I/F2006は操作部(UI)2
012とインターフェース部で、操作部2012に表示
する画像データを操作部2012に対して出力する。ま
た、操作部2012から本システム使用者が入力した情
報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2
010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行
う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、情報
の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス200
7上に配置される。
【0019】Image BusI/F2005はシステムバス
2007と画像データを高速で転送する画像バス200
8を接続し、データ構造を変換するバスブリッジであ
る。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1
394で構成される。画像バス2008上には以下のデ
バイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(R
IP)2060はPDLコードをビットマップイメージ
に展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力
デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095と
コントローラ2000を接続し、画像データの同期系/
非同期系の変換を行う。
【0020】スキャナ画像処理部2080は、入力画像
データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処
理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの
補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像
データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像
データをJPEG、2値画像データをJBIG,MM
R,MHに圧縮伸張処理する。
【0021】(2)画像入出力部 画像入出力デバイスを図4に示す。画像入力デバイスで
あるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照
明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査すること
で、ラスターイメージデータ2071として電気信号に
変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2
073にセットし、装置使用者が操作部2012から読
み取り起動指示することにより、コントローラCPU2
001がスキャナ2070に指示を与え(2071)、
フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿
画像の読み取り動作を行う。
【0022】画像出力デバイスであるプリンタ部209
5は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像
に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光
体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイから
インクを吐出して用紙上に直接画像を印刷するインクジ
ェット方式等があるが、どの方式でも構わない。
【0023】プリント動作の起動は、コントローラユニ
ットCPU2001からの指示2096によって開始す
る。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは
異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持
ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、
2103、2104がある。また、排紙トレイ2111
は印刷し終わった用紙を受けるものである。
【0024】(3)操作部 操作部2012の構成を図5に示す。LCD表示部20
13は、LCD上にタッチパネルシートが貼られてお
り、システムの操作画面を表示するとともに、表示して
あるキーが押されるとその位置情報をコントローラCP
U2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像
の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキ
ー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018が
あり、その色によってスタートキー2014が使える状
態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働
中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使
用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキ
ー2017は操作部からの設定を初期化する時に用い
る。表示例として図15に判別結果の通知画面例を示
す。
【0025】(4)スキャナ画像処理部 スキャナ画像処理部2080の構成を図6に示す。画像
バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082
は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編
集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペ
ンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像デ
ータに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像
加工処理を行う。
【0026】また、ここでは画像データのサンプリング
を行い、自動濃度調整機能のための原稿平均濃度の算出
や、原稿がモノクロ画像であるか、あるいはカラー画像
であるかの彩度の高い色成分を抽出する。変倍処理部2
084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスタ
ーイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、
縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取
りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えるこ
とで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データ
である画像データを濃度データに変換するために、行う
テーブル変換である。2値化2086は、多値のグレー
スケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理
によって2値化する。処理が終了した画像データは、再
び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス上
に転送される。
【0027】(5)プリンタ画像処理部 プリンタ画像処理部2090の構成を図7に示す。画像
バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092
は、Network2011あるいは公衆回線2051から入
力された画像データを、プリンタ2095の解像度に変
換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2
093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め
線等の白黒境界部に現れる画像外形のぎざぎざ状態)を
滑らかにする処理を行う。
【0028】(6)画像圧縮部 画像圧縮部2040の構成を図8に示す。画像バスI/
Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続
し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力
バッファ2042、出力バッファ2045とのデータの
やりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮部
2043に対するモード設定などの制御を行う。以下に
画像圧縮処理部の処理手順を示す。
【0029】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像圧縮
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2032は画像圧縮部2043に対して
画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG
伸長等の)を行う。
【0030】必要な設定を行った後に、再度CPU20
01から画像バスI/Fコントローラ2031に対して
画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バ
スI/Fコントローラ2031はRAM2002もしく
は画像バス2008上の各デバイスから画像データの転
送を開始する。受け取った画像データは入力バッファ2
042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像デー
タ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。
【0031】この際、入力バッファは画像バスI/Fコ
ントローラ2031と、画像圧縮部2043両者の間
で、画像データを転送できるかどうかを判断し、画像バ
ス2008からの画像データの読み込み及び、画像圧縮
部2043への画像の書き込みが不可能である場合は、
データの転送を行わないような制御を行う(以後このよ
うな制御をハンドシェークと呼称する)。画像圧縮部2
043は受け取った画像データを、一旦RAM2044
に格納する。 これは画像圧縮を行う際には行う画像圧
縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要するた
めであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ラ
イン分の画像データを用意してからでないと画像圧縮が
行えないためである。画像圧縮を施された画像データは
直ちに出力バッファ2045に送られる。出力バッファ
2045では、画像バスI/Fコントローラ2032及
び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像
データを画像バスI/Fコントローラ2032に転送す
る。画像バスI/Fコントローラ2032では転送され
た圧縮(もしくは伸長)された画像データをRAM20
02もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータ
を転送する。こうした一連の処理は、CPU2001か
らの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が
終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求
が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返
される。
【0032】(7)画像回転部 画像回転部2030の構成を図9に示す。画像バスI/
Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続
し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2
032にモード等を設定する制御及び、画像回転部20
32に画像データを転送するためのタイミング制御を行
う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0033】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2032は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2032に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2033
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサ
イズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)
とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させ
る際に32bitを単位とする画像転送を行うものとす
る(扱う画像は2値を想定する)。
【0034】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある。(図10参照)不連続アドレッシン
グにより転送された画像データは、読み出し時に所望の
角度に回転されているように、RAM2033に書き込
まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初
に転送された32bitの画像データを、図11のよう
にY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み
出すことで、画像が回転される。
【0035】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上述した読み出し方法で画像
データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ203
1に画像を転送する。
【0036】回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシ
ングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008
上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処
理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで
(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返され
る。
【0037】(8)デバイスI/F部 デバイスI/F部2020の構成を図12に示す。画像
バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及
びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ20
70及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。
スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送
られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008
に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル
・パラレルシリアル変換2023は、スキャンバッファ
2022に保存された画像データを順番に並べて、ある
いは分解して、画像バス2008に転送できる画像デー
タのデータ幅に変換する。
【0038】パラレルシリアル・シリアルパラレル変換
2024は、画像バス2008から転送された画像デー
タを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッフ
ァ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換す
る。プリントバッファ2025は、画像バス2008か
ら送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ20
95に同期させて画像データを出力する。
【0039】画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャ
ナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させ
て、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画
像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に
画像データが32ビット以上入ったときに、画像データ
を先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアル
パラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32
ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントロ
ーラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合に
は、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッフ
ァからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換202
3に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/
Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に
転送する。
【0040】画像プリント時の処理手順を以下に示す。
画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスか
ら送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/
Fコントローラで受け取り、シリアルパラレル・パラレ
ルシリアル変換2024に送り、プリンタ2095の入
力データビット数の画像データに分解し、プリントバッ
ファ2025に保存する。また、画像バス2008がI
EEE1394の場合には、画像バスからおくられてく
るシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで
受け取り、シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2
024に送り、プリンタ2095の入力データビット数
の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保
存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタ
イミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを
先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
【0041】[ソフトウェア] (1)システム全体 本発明のネットワークシステム全体の構成図を図1に示
す。1001は本発明にかかるシステムを構成する装置
(以下「本発明の装置」)で、後述するスキャナとプリ
ンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をロー
カルエリアネットワーク1010(以下LAN)に流し
たり、LANから受信した画像をプリンタによりプリン
トアウトできる。
【0042】また、スキャナから読んだ画像を図示しな
いFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(1
030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受
信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。1
002は、データベースサーバーで、本発明の装置10
01により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベ
ースとして管理する。1003は、データベースサーバ
1002のデータベースクライアントで、データベース
1002に保存されている画像データを閲覧/検索等で
きる。
【0043】1004は、電子メールサーバで、本発明
の装置1001により読み取った画像を電子メールの添
付として受け取ることができる。1005は、電子メー
ルのクライアントで、電子メールサーバ1004の受け
取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信し
たり、可能である。1006がHTML文書をLANに
提供するWWWサーバで、本発明の装置1001により
WWWサーバで提供されるHTML文書をプリントアウ
トできる。1007は、ルータでLAN1010をイン
ターネット/イントラネット1012と連結する。イン
ターネット/イントラネットに、前述したデータベース
サーバ(1002)、WWWサーバ(1006)、電子
メールサーバ(1004)、本発明の装置(1001)
と同様の装置が、それぞれ1020、1021、102
2、1023として連結している。
【0044】一方、本発明の装置1001は、PSTN
またはISDN(1030)を介して、FAX装置10
31と送受信可能になっている。また、LAN上にプリ
ンタ1040も連結されており、本発明の装置1001
により読み取った画像をプリントアウト可能なように構
成されている。
【0045】(2)ソフトウェアブロック全体構成 図2は、本発明を実施した複合機のソフトウエアブロッ
ク図である。
【0046】1501はUI即ちユーザインターフェイ
スを司るものであり、オペレータが本複合機の各種操作
・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールであ
る。本モジュールは、オペレータの操作に従い、後述の
各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いは
データの設定等を行う。
【0047】1502はAddress-Book即ちデータの送付
先、通信先等を管理するデータベースモジュールであ
る。Address-Bookの内容は、UI1501からの操作に
よりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの
操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先
情報を与えるものとして使用されるものである。
【0048】1503はWeb-Serverモジュールであり、
図外のWebクライアントからの要求により、本複合機の
管理情報を通知するために使用される。管理情報は、後
述のControll-API1518を介して読み取られ、後
述のHTTP1512、TCP/IP1516、Networ
k-Driver1517を介してWebクライアントに通知され
る。
【0049】1504はUniversal-Send即ち、データの
配信を司るモジュールであり、UI1501によりオペ
レータに指示されたデータを、同様に指示された通信
(出力)先に配布するものである。また、オペレータに
より、本機器のスキャナ機能を使用し配布データの生成
が指示された場合は、後述のControll-API1518
を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
【0050】1505はUniversal-Send1504内で出
力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュール
である。
【0051】1506はUniversal-Send1504内で通
信先にE-mailアドレスが指定された際に実行されるモジ
ュールである。
【0052】1507はUniversal-Send1504内でデ
ータベースが指定された際に実行されるモジュールであ
る。
【0053】1508はUniversal-Send内で出力先に本
機器と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュ
ールである。
【0054】1509はRemote-Copy-Scanモジュールで
あり、本複合機のスキャナ機能を使用し、ネットワーク
等で接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体
で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュール
である。
【0055】1510はRemote-Copy-Printモジュール
であり、本複合機のプリンタ機能を使用し、ネットワー
ク等で接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単
体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュー
ルである。
【0056】1511はWeb-Pull-Print即ちインターネ
ットまたはイントラネット上の各種ホームページの情報
を読み出し、印刷するモジュールである。
【0057】1512は本複合機がHTTPにより通信
する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/
IP1516モジュールにより前述のWeb-Server150
3、Web-Pull-Print1511モジュールに通信を提供す
るものである。
【0058】1513はlprモジュールであり、後述
のTCP/IP1516モジュールにより前述のUniver
sal-Send内のプリンタモジュール1505に通信を提供
するものである。
【0059】1514はSMTPモジュールであり、後
述のTCP/IP1516モジュールにより前述のUniv
ersal-Send1504内のE-mailモジュール1506に通
信を提供するものである。
【0060】1515はSLM即ちSalutation-Manager
モジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュ
ールにより前述のUniversal-Send内のデータベースモジ
ュール1517、DPモジュール1518、及びRemote
-Copy-Scan1509モジュール、Remote-Copy-Print1
510モジュールに通信を提供するものである。
【0061】1516はTCP/IP通信モジュールで
あり、前述の各種モジュールに後述のNetwork-Driverに
よりネットワーク通信を提供するものである。
【0062】1517はネットワークドライバであり、
ネットワークに物理的に接続される部分を制御するもの
である。
【0063】1518はControll-APIであり、Unive
rsal-send1504等の上流モジュールに対し、後述のJ
ob-Manager1519等の下流モジュールとのインターフ
ェイスを提供するものであり、上流、及び下流のモジュ
ール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるも
のである。
【0064】1519はJob-Managerであり、前述の各
種モジュールよりControll-API1518を介して指
示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与
えるものである。また、本モジュールは、本複合機内で
実行されるハードて来な処理を一元管理するものであ
る。
【0065】1520はCODEC-Managerであり、Job-Man
ager1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・
伸長を管理・制御するものである。
【0066】1521はFBE-Encoderであり、Job-Ma
nager1519、Scan-Manager1524により実行され
るスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォ
ーマットにより圧縮するものである。
【0067】1522はJPEG−CODECであり、
Job-Manager1519、Scan-Manager1524により実
行されるスキャン処理、及びPrint-Manager1526に
より実行される印刷処理において、読み込まれたデータ
のJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行
うものである。
【0068】1523はMMR−CODECであり、Jo
b-Manager1519、Scan-Manager1524により実行
されるスキャン処理、及びPrint-Manager1526によ
り実行される印刷処理において、読み込まれたデータの
MMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うもの
である。
【0069】1524はScan-Managerであり、Job-Mana
ger1519が指示するスキャン処理を管理・制御する
ものである。
【0070】1525はSCSIドライバであり、Scan
-Manager1524と本複合機が内部的に接続しているス
キャナ部との通信を行うものである。
【0071】1526はPrint-Managerであり、Job-Man
ager1519が指示する印刷処理を管理・制御するもの
である。
【0072】1527はEngine-I/Fドライバであ
り、Print-Manager1526と印刷部とのI/Fを提供
するものである。
【0073】1528はパラレルポートドライバであ
り、Web-Pull-Print1511がパラレルポートを介して
図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを提供す
るものである。
【0074】(3)アプリケーション 以下、本発明の組み込みアプリケーションの実施の形態
について図面を用いて説明する。図20は、本発明の配
信に関する組み込みアプリケーションブロックを表すも
のである。
【0075】4050は、前記図16で説明した本発明
の操作部アプリケーションを示すブロックである。
【0076】4100は、リモートコピーアプリケーシ
ョンの送信側を示すブロック図である。
【0077】4150は、同報配信の送信側を示すブロ
ック図である。
【0078】4200は、Web Pull Printモジュールを
示すブロック図である。
【0079】4250は、Web Serverモジュールを示す
ブロック図である。
【0080】4300は、リモートコピーの受信側(プ
リント側)を示すブロック図である。
【0081】4350は、同報配信で送信されてきたイ
メージを汎用のプリンタで受信・プリントするブロック
図である。
【0082】4400は、リモートプリントの受信側
(プリント側)を示すブロック図である。
【0083】4450は、同報配信で送信されてきたイ
メージを公知のNotes Sserverで受信・格納するブロッ
ク図である。
【0084】4500は、同報配信で送信されてきたイ
メージを2値のイメージを受信・格納するブロック図で
ある。
【0085】4550は、同報配信で送信されてきたイ
メージを公知のMail Serverで受信・格納するブロック
図である。
【0086】4600は、同報配信で送信されてきたイ
メージを多値のイメージを受信・格納するブロック図で
ある。
【0087】4650は、情報コンテンツを含んだ、公
知のWeb Serverを示す図である。
【0088】4700は、本発明のWeb Serverなどにア
クセスする公知のWeb Browserを示す図である。
【0089】以下、それぞれのブロックに照らし合わせ
ながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
【0090】(4)User Interfaceアプリケーション 4050ブロックに示したUser Interface(以下、U
I)の詳細は、前記したとおりであるが、ここでは、4
051のAddress Bookについて説明する。このAddress
Bookは、本発明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発
性メモリやハードディスクなど)に保存されており、こ
の中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載
されている。例えば、以下に列挙するようなものが含ま
れている。
【0091】(a)機器の正式名やエイリアス名 (b)機器のネットワークアドレス (c)機器の処理可能なネットワークプロトコル (d)機器の処理可能なドキュメントフォーマット (e)機器の処理可能な圧縮タイプ (f)機器の処理可能なイメージ解像度 (g)プリンター機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給
紙段情報 (h)サーバー(コンピュータ)機器の場合のドキュメ
ントを格納可能なフォルダ名 以下に説明する各アプリケーションは、上記Address Bo
ok4051に記載された情報により配信先の特徴を判別
することが可能となる。
【0092】また、このAddress Bookは、編集可能であ
ると共に、ネットワーク内のサーバーコンピュータなど
に保存されているものをダウンロードして使用する、ま
たは、直接参照することも可能である。
【0093】(5)リモートコピーアプリケーション リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定され
た機器の処理可能な解像度情報を前記Address Book40
51より判別し、それに従い、スキャナにより読みとっ
た画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、そ
れを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化
し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリン
ター機器に送信する。SLM4103とは、詳細には説
明しないが、公知のSalutation Manager(または、Smar
t Link Manager)と呼ばれる機器制御情報などを含んだ
ネットワークプロトコルの一種である。
【0094】(6)操作部概要 操作部の構成を図16に示す。LCD表示部(300
1)は、LCD上にタッチパネルシートが貼られてお
り、システムの操作画面を表示するとともに、表示して
あるキーが押されるとその位置情報をコントローラCP
Uに伝える。スタートキー(3002)は原稿画像の読
み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー中
央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によって
スタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。スト
ップキー(3003)は稼働中の動作を止める働きをす
る。IDキー(3004)は使用者のユーザーIDを入
力するときに用いる。リセットキー(3005)は操作
部からの設定を初期化するときに用いる。
【0095】以下で操作部の各画面について詳細に説明
する。
【0096】(7)操作画面 本発明の装置が提供する機能は、Copy/Send/Retrieve/T
asks/Management/configurationの6つの大きなカテゴ
リーに分かれており、これらは操作画面(図17)上部
に表示される6つのメインタブ(COPY/SEND/RETRIEVE/T
ASKS/MGMT/CONFIG)(3011〜3016)に対応して
いる。
【0097】これらのメインタブを押すことにより、各
カテゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリ
ーへの切り換えが許可されない場合は、メインタブの表
示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
【0098】Copy(3011)は自機が有するスキャナ
とプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機
能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続され
たプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能
(リモートコピー)を含む。
【0099】Send(3012)は自機が有するスキャナ
に置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリ
ンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)およびデー
タベースに転送する機能であり、宛先を複数指定するこ
とが可能である。
【0100】Retrieve(3013)は外部にあるドキュ
メントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する機能
である。ドキュメントの取得手段としてwww、電子メ
ール、ファイル転送およびファックスの使用が可能であ
る。
【0101】Tasks(3014)はファックスやインタ
ーネットプリントなどの外部から送られるドキュメント
を自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの
生成、管理を行う。
【0102】Management(3015)はジョブ・アドレ
ス帳・ブックマーク・ドキュメント・アカウント情報な
どの管理を行う。
【0103】Configuration(3016)では自機に関
しての設定(ネットワーク、時計など)を行う。
【0104】以下、これらの機能設定を行う方法をLC
D画面表示の例を使用して説明する。
【0105】(8)COPY画面 COPY画面表示時にスタートボタンを押すと、スキャナが
動作し、選択されているプリンタから画面上に表示され
ている各設定パラメータに応じた複写物が出力される。
【0106】COPYメイン画面3100(図18)はプリ
ンタ選択ボタン(3103)およびプリンタ表示領域
(3102)、Image Quality選択ボタン(3105)
およびImage Quality表示領域(3104)、従来の複
写機と同様のコピーパラメータ表示(3101)、拡大
縮小設定ボタン(3106,3107)、紙選択ボタン
(3108)、ソータ設定ボタン(3110)、両面コ
ピー設定ボタン(3112)、濃度インジケータおよび
濃度設定ボタン(3109)、テンキー(3114)か
ら構成される。
【0107】プリンタ選択ボタン(3103)を押す
と、使用可能なプリンタ(自機が有するプリンタおよび
ネットワークで接続されたプリンタ)の一覧(312
0)がプルダウン表示される。一覧の中から所望のプリ
ンタを選択すると、一覧が消え、プリンタ表示領域(3
102)に選択したプリンタ名が表示される。
【0108】Image Quality設定ボタン(3105)を
押すと、Image Quality一覧(3125)が表示され、
その中から所望のImage Qualityを選択することができ
る。
【0109】前述のコピーパラメータ設定ボタンを押す
と、それぞれに対応した設定を行うためのサブ画面(拡
大縮小設定:3130、紙選択:3140、ソータ設
定:3150、両面コピー設定:3160)が表示さ
れ、従来の複写機での設定と同様にパラメータを設定す
ることができる。また濃度設定も従来の複写機と同様に
操作することができる。
【0110】(9)Device Information service(D
IS)コントローラ内でジョブに対する設定値、デバイ
ス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステータス、課
金情報等をControl APIに準拠したデータ形態で保持
するデータベースと、そのデータベースとのI/FをDe
viceInformationService(以下、DISと呼称する)と
して定義している。図21にDIS7102とJobManag
er7101、及びScan、Printの各DocumentManager71
03、7104とのやり取りを示す。
【0111】基本的に、Jobの開始命令など動的な情報
はJobManager7101から各DocumentManagerに直接指
示され、デバイスの機能やジョブの内容など静的な情報
はDIS7102を参照する。各DocumentManagerから
の静的、動的情報、イベントはDIS7102を介して
JobManager7101に伝えられる。
【0112】各DocumentManagerからDISのデータベ
ースにデータの設定、取得を行う場合、DISの内部デ
ータ形式がControl API準拠であることから、Contro
l APIに準拠したデータ形式と各DocumentManagerが
理解できるデータ形式との相互の変換処理を行う。
【0113】例えば、各DocumentManagerからステータ
スデータの設定を行う場合、デバイス固有のデータを解
釈し、Control APIで定義される対応するデータに変
換し、DISのデータベースへ書き込みを行う。JobMan
agerからDISのデータベースにデータの設定、取得を
行う場合には、JobManagerとDISの間でデータの変換
は生じない。
【0114】またDISには、DocumentManagerから通
知される各種イベント情報に基づき、イベントデータの
更新が行われる。
【0115】図22にDIS内部に保持される各種デー
タベース(以下、DBと呼称する)を示し、それぞれの
DBについて説明する。図22中の角丸長方形は個々の
DBを表している。
【0116】7201はSupervisorDBであり、機器全
体についてのステータスやユーザ情報を保持しているD
Bであり、ユーザIDやパスワード等、バックアップが
必要な情報はHD装置、あるいはバックアップメモリな
どの不揮発性の記憶装置に保持される。
【0117】7202はScanComponentDB、7203
はPrintComponentDBであり、これらComponentDBは
存在するComponent毎に対応して保持される。例えば、
プリンタのみからなる機器の場合はPrintComponentDB
のみが存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合
はFAXComponentDBが保持される。各ComponentDB
には初期化時に、それぞれ対応するDocumentManagerがC
omponentの機能やステータスを設定する。
【0118】7204はScanJobServiceDB、7205
はPrintJobServiceDBであり、これらのJobServiceD
BもComponentDB同様、初期化時にそれぞれ対応するD
ocumentManagerが機器で使用できる機能や、それらのサ
ポート状況を設定する。
【0119】次にJobDB、DocumentDBについて説明
する。7206はScanJobDB、7207はPrintJobD
Bの各JobDB、7208はScanDocumentDB、720
9はPrintDocumentDBである。
【0120】JobDB、DocumentDBはJobとそれに付随
するDocumentが生成される度にJobManagerにより動的に
確保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。
【0121】各DocumentManagerはJobの処理開始前にJo
bDB、及びDocumentDBから処理に必要な項目を読み
出し、Jobを開始する。その後、Jobが終了するとこれら
のJob、及びそれに付随していたDocumentのDBは解放
される。Jobは1つ以上のDocumentを持つので、あるJob
に対して複数のDocumentDBが確保される場合がある。
【0122】7210は各DocumentManagerから通知さ
れるイベント情報を保持するデータベース、7211は
装置のScan回数、Print回数を記録するためのカウンタ
テーブルである。
【0123】DocumentManagerから通知されるイベント
には、ScanDocumentmanagerからのComponentの状態遷
移、Scan処理動作完了や各種のエラー、またPrintDocum
entManagerからのComponentの状態遷移、Print処理動作
完了、紙詰まり、給紙カセットオープンなどがあり、そ
れぞれのイベントを識別するためのイベントIDが予め
定められている。
【0124】DocumentManagerからイベントが発行され
た場合、DISはイベントデータベース7211に発行
されたイベントIDと必要なら該イベントに付随する詳
細データを登録する。また、DocumentManagerからイベ
ントの解除が通知された場合、解除指定されたイベント
データをイベントデータベース7211から削除する。
【0125】JobManagerよりイベントのポーリングが行
われた場合、DISはイベントデータベース7210を
参照し、現在発生しているイベントIDと必要ならイベ
ントに付随する詳細データをJobManagerへ返信し、現在
イベントが発生していなければその旨を返信する。
【0126】また、Scan処理動作完了、Print処理動作
完了のイベントが通知された場合はScan、Printを行っ
たユーザのカウンタ値を更新する。このソフトウエアに
よるカウンタは不慮の電源遮断などでその値が失われな
いように、バックアップされたメモリ装置やHD装置の
不揮発性記憶装置にその値が更新されるたびに書き戻
す。
【0127】(10)スキャン動作 以下にスキャン動作の詳細について説明する。図23は
スキャン動作に関するブロックの概念図である。PCI
バス8105にCPU8101とメモリ8102、画像
の圧縮・伸長ボード8104、及びスキャナ8107
と、このシステムを接続するためのI/Fを提供するS
CSII/F回路8103が接続されている。
【0128】SCSII/F回路8103とスキャナ
(または複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニッ
ト)8107はSCSIインターフェースケーブル81
06で接続されている。またPCIバス8105にはI
DE Controller8108が接続されており、IDE Ca
ble8109を介してIDE Hard Disk8110と接続
されている。
【0129】図24はスキャン動作に関するソフトウェ
ア構造を示したものである。JobManager8201はアプ
リケーションレベルの要求を分類、保存する機能を持
つ。DIS8202はアプリケーションレベルからのス
キャン動作に必要なパラメータを保存する。アプリケー
ションからの要求はメモリ8102に保存される。スキ
ャン動作管理部8203はJobManager8201とDIS
8202からスキャンを行うのに必要な情報を取得す
る。スキャン動作管理部8203はJobManager8201
から図25のジョブ番号、ドキュメント番号のテーブル
データを受け取り、ジョブ番号、ドキュメント番号のテ
ーブルデータを基に、DIS8202よりスキャンパラ
メータ(8302、8302a,b)をうけとる。これ
によりアプリケーションから要求されているスキャン条
件を基にスキャンを行う。
【0130】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ8302をドキュ
メント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡
す。スキャンパラメータ(8302、8302a,b)
を受け取ったスキャンシーケンス制御部8204はスキ
ャン画像属性(8308,8308a,b)の内容に従
ってSCSI制御部8207をコントロールする。これ
により図23のPCI8105に接続されたSCSICo
ntroller8103を動作させることにより、SCSIケ
ーブル8106を介してScanner8107にSCSI制
御コマンドを送ることによりスキャンが実行される。
【0131】スキャンした画像はSCSI Cable810
6を介してSCSI Controller8103にわたり、さ
らにPCI8105を介してMemory8102に格納され
る。スキャンシーケンス制御部8204はスキャンが終
了し、PCI8105を介してMemory8102に画像が
格納された時点で、スキャンパラメータ(8302、8
302a,b)のスキャン画像圧縮形式(8309,8
309a,b)の内容にしたがって、Memory8102に
格納されているスキャン画像を圧縮するために、圧縮・
伸長制御部8205に対して要求を出す。
【0132】要求を受け取った圧縮・伸長制御部820
5はPCI8105に接続されているCODEC810
4を用いて、スキャンシーケンス制御部8204からの
スキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮を行う。圧
縮・伸長制御部8205は圧縮された画像をPCI81
05を介してMemory8102に格納する。
【0133】スキャンシーケンス制御部8204は圧縮
・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309
で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、Memory81
02に格納した時点で、スキャンパラメータ(図26)
の画像ファイルタイプ8307にしたがってMemory81
02に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイ
ル化する。スキャンシーケンス制御部8204はファイ
ルシステム8206に対して、スキャンパラメータ(図
26)の画像ファイルタイプ8307で指定されたファ
イル形式でファイル化することを要求する。
【0134】ファイルシステム8206はスキャンシー
ケンス制御部8204からの画像ファイルタイプ830
7にしたがって、Memory8102に格納されている圧縮
された画像をファイル化し、PCI8105を介してI
DE Controller8108に転送し、IDE Cable81
09を介してIDE Hard Disk8110に転送すること
によりスキャンされた圧縮画像をファイル化する。スキ
ャンシーケンス制御部8204はファイルシステム82
06がIDE Hard Disk8110にファイル化された画
像を格納した時点で、Scanner8107上の一枚の原稿
の処理が終了したとして、スキャン動作管理部8203
にスキャン終了通知を送り返す。この時点でScanner8
107上にまだスキャンが行われていない原稿が存在
し、JobManager8201からスキャン要求が存在する場
合には再度、DIS8202に格納されているスキャン
パラメータ(8302、8302a,b)を用いてスキ
ャンシーケンス制御部にスキャン動作を要求する。Scan
ner8107上にスキャンされていない原稿が存在しな
い場合、またはJobManager8201からのスキャン要求
が存在しない場合には、スキャン動作が終了したものと
してJobManager8201に対してスキャン終了通知を発
行する。
【0135】(11)プリント動作 以下でプリント動作について詳細に説明する。
【0136】図27はプリント動作に関するブロックの
概念図である。PCIバス9005にCPU9001と
メモリ9002、画像の圧縮・伸張ボード9004、及
びプリンタ9007と、このシステムを接続するための
I/Fを提供するEngineI/Fボード9003が接続さ
れている。EngineI/Fボード9003とプリンタ(ま
たは複合機能を有する複写機のプリンタ機能ユニット)
9007はエンジンインターフェースケーブル9006
で接続されている。
【0137】EngineI/Fボードは内部にDPRAMを
持ち、このDPRAMを介してプリンタへのパラメータ
設定及びプリンタの状態読み出しと、プリントの制御コ
マンドのやりとりを行う。またこのボードはVideoコン
トローラを持ち、プリンタからエンジンインターフェー
スケーブル経由で与えられるVCLK(VideoClock)と
HSYNCに合わせて、PCI上に展開されているイメ
ージデータをエンジンインターフェースケーブルを介し
てプリンタに送信する。
【0138】この送信のタイミングを図で表すと図28
の様になる。VCLKは常に出続け、HSYNCがプリ
ンタの1ラインの開始に同期して与えられる。Videoコ
ントローラは設定された画像幅(WIDTH)分のデー
タを、設定されたPCI上のメモリ(SOURCE)か
ら読み出して、Video信号としてエンジンインターフェ
ースケーブルに出力する。これを指定ライン分(LIN
ES)繰り返した後IMAGE_END割り込みを発生
する。
【0139】先に説明したとおり、CPU上のアプリケ
ーションプログラムからControllAPIにプリントジョ
ブの指示が渡されると、ControllAPIはこれをコント
ローラレベルのJobManagerにジョブとして渡す。さらに
このJobManagerはジョブの設定をDISに格納し、Prin
tManagerにジョブの開始を指示する。PrintManagerはジ
ョブを受け付けるとDISからジョブ実行に必要な情報
を読み出し、EngineI/Fボード及び、DPRAMを介
してプリンタに設定する。
【0140】EngineI/Fボードの設定項目を図29
に、プリンタのDPRAMを介した設定項目及び制御コ
マンド、状態コマンドを図30に示す。
【0141】簡単のためにこのジョブを非圧縮、レター
(11”x8.5”)サイズ2値画像の、2ページ1部
プリント、プリンタが600dpiの性能を持つものと
して、具体的に動作を説明する。
【0142】まず、このジョブを受けるとPrintManager
はこの画像の幅(この場合8.5”の側とする)の画像
バイト数を算出する。
【0143】 WIDTH=8.5×600÷8≒630(Bytes) 次にライン数を演算する。
【0144】 LINES=11×600=6600(Lines) これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が
格納されているSOURCEアドレスとを図29に示し
たWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。
この時点でEngineI/Fボードは画像出力の用意が完了
しているが、プリンタからのHSYNC信号が来ていな
いため(VCLKは来ている)画像データを出力してい
ない。
【0145】次にPrintManagerは図30に示したDPR
AMの所定のアドレス(BookNo)3010に出力部数で
ある1を書き込む。その後、1ページ目に対する出力用
紙の給紙要求(FEED_REQ)3020を出し、プ
リンタからのIMAGE_REQ3040を待つ。プリ
ンタからIMAGE_REQ3040が来たら、IMA
GE_START3030を出す。これを受けてプリン
タはHSYNCを出し始め、HSYNC待ちであったEn
gineI/Fボードは画像を出力する。
【0146】プリンタは出力用紙の後端を検出すると、
IMAGE_ENDを出力し、出力用紙が排出されると
SHEET_OUTを出力する。PrintManagerは1ペー
ジ目のIMAGE_ENDを受けて、2ページ目のWI
DTH,LINES,SOURCEをEngineI/Fボー
ドに設定し、FEED_REQを出して、IMAGE_
REQを待つ。2ページ目のIMAGE_REQが来て
からの動作は、1ページ目と同様である。
【0147】(12)機器情報獲得 図13を用いて、ネットワーク2011上にある複数の
画像入出力機器の情報を獲得する方法を説明する。ここ
に示す画像入出力機器は、一つはデジタル複写機(20
70,2095)であり、カラースキャナ2070、モ
ノクロプリンタ2095を組み合わせた機器である。そ
れ以外はカラープリンタ2902、モノクロプリンタ2
903が接続されている。
【0148】複写機(2070,2095)の電源を入
れると、初期ルーチンの中でネットワーク2011上に
つながり、機器情報の獲得制御をCPU2001が行
う。獲得した機器情報は、RAM2002に記憶する。
【0149】
【表1】
【0150】機器情報とは、ネットワーク上の機器固有
アドレスであるIPアドレス、カラー/モノクロ、パフ
ォーマンス(page per minute)、オプションの種類の
事である。この場合、No.1は自分のプリンタ209
5が、モノクロ、両面コピー可能、フィニッシャ有り、
かつ、ステープル有り、40ページ/分であることを示
している。同様に最初に検索されたNo.2のプリンタ
2902はカラー、両面プリント不可、フィニッシャ接
続なし、10ページ/分、No.3のプリンタ2902
はモノクロ、両面プリント不可、フィニッシャ有りかつ
ステープル有り、30ページ/分であることを示してい
る。
【0151】(13)リモートコピー 引き続き図13、図14を用いて、ネットワーク201
1上にある複数の画像入出力機器を組み合わせたリモー
トコピーを説明する。スキャナ2070から読みとった
画像データを、ネットワーク2011上のどのプリンタ
から出力するかを、使用者が自由に選択できるのがリモ
ートコピー機能である。この場合、ネットワーク201
1上のプリンタとしては、カラープリンタ2902、モ
ノクロプリンタ2903、また同一機器形態になってい
るモノクロプリンタ2095も他のネットワークプリン
タと同様に選択できる。
【0152】このモードでは、使用者が行いたいコピー
モードに応じて最適なプリンターを選択する。カラーコ
ピーを設定すると、自動的にカラープリンタが選択さ
れ、複数部のステイプルを選択すれば自動的に、ステイ
プルフィニッシャが接続されたプリンターを選択する。
【0153】リモートコピーについて図14を用いて説
明する。装置のユーザーがコピーに関する設定を終了
し、コピースタートキーを押す(S2952)。操作部
上にはユーザーの設定内容をディスプレイに表示してい
る(図19)。ディスプレイ表示は、カラーモードは特
に設定されておらず、デフォルトのモノクロコピーであ
ることを示している。また“15”の数値は15部コピ
ーすることを示している。また、プリント用紙サイズは
LETTER、出力紙はステープルにて製本化し、ソー
トすることを示している。
【0154】スタートキーを押された後は、プリンター
条件の明確化を行う。たとえば、第1条件であるカラー
プリントまたは、モノクロプリントの判定を行う(S2
953)。図19の場合設定はされていないのでモノク
ロプリントであり、カラーフラグは立てない(S295
4)。
【0155】リモートコピーの状態を識別するためのフ
ラグは3種類ある。すなわち、カラープリントをするか
否かの識別、フィニシャの有無、ステープルが必要か否
かである。識別フラグが立った状態を「1」、フラグが
立っていない状態を「0」で表示すると、S2953の
ステップが終了した時点で、フラグ状態はカラー:フィ
ニッシャ:ステープルの順に0:0:0となる。
【0156】第2条件であるフィニッシャの必要性を判
定する(S2955)。図19の設定では、ソーターの
指定があるのでフィニッシャフラグを立てる(S295
5−Yes、S2956)。フラグ状態はカラー:フィ
ニッシャ:ステープルの順に0:1:0となる。
【0157】同様に、第3条件であるステープルの判定
(S2957−Yes)についてもフラグを立てる(S
2958)。S2957の処理まで終了した時点で、フ
ラグ状態はカラー:フィニッシャ:ステープルの順に
0:1:1となる。
【0158】第3条件まで判定したら、RAM2002
内の機器情報から、条件を満たすプリンタから検索する
(S2959)。検索できた場合には次の工程に進み、
条件を満たせなかった場合には、フラグの第3条件を無
効にし、検索し直す。この場合は、ステープルは行えな
いことになる。
【0159】さらに、第2条件も満たせない場合には、
その第2条件を無効にして検索を行い直す。その場合、
ソート機能は使えなくなる。さらに第1条件も満たせな
い場合は、第1条件を無効にし、この場合モノクロプリ
ンタに空きはないとして、カラープリンタを選択する。
【0160】次は選択されたプリンタの中からもっとも
パフォーマンスの早いプリンタを選択し、それが稼働中
でないことを確認する(S2961)。稼働中の場合
は、次にパフォーマンスの早いプリンタを選択し、ここ
で絞り切れない場合は、上記同様に条件緩和によって選
択を行い直す。すべての条件緩和によっても検索できな
い場合には、現在プリント不可能の表示を操作部201
3に行う(画面図示せず)。
【0161】検索が終了したら、原稿画像を読み取り
(S2962)、検索されたプリンタに画像データを転
送する(S2963)。これで、コピー動作が終了する
(S2964)。
【0162】
【他の実施形態】本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0163】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0164】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0165】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0166】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0167】
【発明の効果】画像入力手段により変換された電子画像
情報をネットワーク上で接続された画像出力機器から出
力する場合、画像出力機器の情報を機器情報記憶手段で
保管し、システム使用者が設定したコピー条件に基づき
最も適合する画像出力機器を選択することを可能とし
た。
【0168】ユーザが行いたい出力条件と適合性の高い
条件の下で、電子画像情報の出力が可能となる。このこ
とにより、従前のように、稼動可能な印刷装置の検索な
ど付帯的な作業が不要となり、作業効率の高い電子画像
情報の出力が可能となる。
【0169】
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステム全体の構成図である。
【図2】本システムのソフトウェアの全体構成図であ
る。
【図3】本システムの全体ブロック図である。
【図4】スキャナ部、プリンタ部、及び操作部の外形図
である。
【図5】操作部を示す図である。
【図6】スキャナ画像処理部のブロック図である。
【図7】プリンタ画像処理部のプロック図である。
【図8】画像圧縮処理部のブロック図である。
【図9】画像回転部のブロック図である。
【図10】画像回転処理の説明図である。
【図11】画像回転処理の説明図である。
【図12】デバイスI/F部のブロック図である。
【図13】ネットワーク接続図である。
【図14】リモートコピーフロー図である。
【図15】判別結果の通知画面を示す図である。
【図16】操作部全体図である。
【図17】操作画面を示す図である。
【図18】COPYメイン画面を示す図である。
【図19】操作部画面を説明する図である。
【図20】組み込みアプリケーションを説明するブロッ
ク図である。
【図21】DISとJobManager,PrintManager,ScanMa
nagerとのやり取りを示す図である。
【図22】DIS内部のデータベース、及びカウンタを
示す図である。
【図23】スキャンに関するハードウェア制御のブロッ
ク図である。
【図24】スキャンにおけるソフトウェア制御のブロッ
ク図である。
【図25】スキャンにおけるパラメータテーブルの概略
図である。
【図26】スキャンにおけるパラメータテーブルの概略
図である。
【図27】プリントに関するブロック図である。
【図28】プリントイメージデータの転送タイミング図
である。
【図29】EngineI/Fボード内のプリントパラメータ
レジスタ表である。
【図30】プリンタとEngineI/Fボードとの通信コマ
ンド表である。
【符号の説明】
2000 コントローラユニット 2001 CPU 2002 RAM 2003 ROM 2004 HDD 2060 RIP 2080 スキャナ画像処理部 2095 プリンタ画像処理部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された画像入力機
    器、画像出力機器を用いて画像複写を行うリモートコピ
    ーシステムにおいて、 原稿画像を読み取り電子画像情報に変換する画像入力手
    段と、 前記ネットワークに接続された画像出力機器の情報を保
    管する機器情報記憶手段と、 前記電子画像情報の出力条件を設定する設定入力手段
    と、 前記設定入力手段で設定された出力条件を記憶する設定
    記憶手段と、 前記機器情報記憶手段で保管された情報の中から、前記
    設定記憶手段で記憶された出力条件を満たす機器を検索
    する機器検索手段と、 前記機器検索手段によって検索された画像出力機器か
    ら、前記画像入力手段で変換された電子画像情報を出力
    する電子画像出力手段と、を備えることを特徴とするリ
    モートコピーシステム。
  2. 【請求項2】 プリント情報表示手段を更に備え、どの
    画像出力機器から出力されたかを表示することを特徴と
    する請求項1記載のリモートコピーシステム。
  3. 【請求項3】 過去のプリント履歴を格納するログ記憶
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載のリモ
    ートコピーシステム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク上の機器の稼動状態を
    獲得する機器稼動情報獲得手段と、 前記機器稼動情報獲得手段で獲得した情報を記憶する稼
    動情報記憶手段と、 を更に備え、前記機器検索手段は前記稼動情報記憶手段
    の機器稼動情報を基に、機器検索を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のリモートコピーシステム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークに接続された画像出力
    機器の情報を、前記画像出力機器の電源投入時のタイミ
    ングで獲得する情報獲得手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1記載のリモートコピーシステム。
  6. 【請求項6】 原稿画像を読み取り電子画像情報に変換
    する画像入力工程と、 前記ネットワークに接続された画像出力機器の情報をメ
    モリに保管する機器情報記憶工程と、 前記電子画像情報の出力条件を設定する設定入力工程
    と、 前記設定入力工程で設定された出力条件を記憶する設定
    記憶工程と、 前記メモリに保管された画像出力機器情報の中から、前
    記設定記憶工程で記憶された出力条件を満たす機器を検
    索する機器検索工程と、 前記機器検索工程によって検索された画像出力機器か
    ら、前記画像入力工程で変換された電子画像情報を出力
    する電子画像出力工程と、 を備えることを特徴とするリモートコピー方法。
  7. 【請求項7】 前記設定記憶手段で記憶された出力条件
    を満たす機器の検索において、前記電子画像情報の出力
    条件が複数種設定された場合、全ての条件を満たす電子
    出力機器を検索することができない場合は、前記機器検
    索手段は前記出力条件を緩和して、再度機器検索するこ
    とを特徴とする請求項1記載のリモートコピーシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記設定記憶工程で記憶された出力条件
    を満たす機器の検索において、前記電子画像情報の出力
    条件が複数種設定された場合、全ての条件を満たす電子
    出力機器を検索することができない場合は、前記プリン
    タ検索工程は前記出力条件を緩和して、再度機器検索す
    ることを特徴とする請求項6記載のリモートコピー方
    法。
  9. 【請求項9】 前記画像出力機器はプリンタであること
    を特徴とする請求項1記載のリモートコピーシステム。
JP10138571A 1998-05-20 1998-05-20 リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法 Withdrawn JPH11331455A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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