JPH0617991B2 - 光可溶化組成物 - Google Patents

光可溶化組成物

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JPH0617991B2
JPH0617991B2 JP58112481A JP11248183A JPH0617991B2 JP H0617991 B2 JPH0617991 B2 JP H0617991B2 JP 58112481 A JP58112481 A JP 58112481A JP 11248183 A JP11248183 A JP 11248183A JP H0617991 B2 JPH0617991 B2 JP H0617991B2
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photosensitive
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/022Quinonediazides
    • G03F7/0226Quinonediazides characterised by the non-macromolecular additives

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、平版印刷版、多色印刷の校正刷、オーバーヘ
ッドプロジエクター用図面、IC回路、ホトマスクの製
造に適する光可溶化組成物に関する。更に詳しくは、
(a)活性光線の照射により酸を発生し得る化合物、及び
(b)主要連鎖中に酸により分解し得るエステル基を少な
くとも1個有する化合物を含有する新規な光可溶化組成
物に関する。
活性光線により可溶化する、いわゆるポジチブに作用す
る感光性物質としては、従来オルトキノンジアジド化合
物が知られており、実際平版印刷版、ホトレジスト等に
広く利用されてきた。このようなオルトキノンジアジド
化合物としては例えば米国特許第2,766,118
号、同第2,767,092号、同第2,772,97
2号、同第2,859,112号、同第2,907,6
65号、同第3,046,110号、同第3.046,
111号、同第3,046,115号、同第3,04
6,118号、同第3,046,119号、同第3,0
46,120号、同第3,046,121号、同第3,
046,122号、同第3,046,123号、同第
3,061,430号、同第3,102,809号、同
第3,106,465号、同第3,635,709号、
同第3,647,443号の各明細書をはじめ、多数の
刊行物に記されている。これらのオルトキノンジアジド
化合物は、活性光線の照射により分解を起こして5員環
のカルボン酸を生じ、アルカリ可溶性となることを利用
したものであるが、いずれも感光性が不十分であるとい
う欠点を有していた。これは、オルトキノンジアジド化
合物の場合、本質的に量子収率が1を越えないというこ
とに由来するものである。
オルトキノンジアジド化合物を含む感光性組成物の感光
性を高める方法については、今までいろいろと試みられ
てきたが、現像時の現像許容性を保持したまま感光性を
高めることは非常に困難であった。例えば、このような
試みの例として、特公昭48−12242号、特開昭5
2−40125号、米国特許第4307173号などの
各明細書に記載された内容を挙げることができる。
また最近、オルトキノンジアジド化合物を用いずにポジ
チブに作用させる感光性組成物に関して、いくつかの提
案がされている。その1つとして、例えば特公昭56−
2696号の明細書に記載されている、オルトニトロカ
ルビノールエステル基を有するポリマー化合物が挙げら
れる。しかし、この場合も、オルトキノンジアジドの場
合と同じ理由で感光性が十分とは言えなかった。また、
これとは別に接触作用により活性化される感光系を使用
し、感光性を高める方法として、光分解で生成する酸に
よって第2の反応を生起させ、それにより露光域を可溶
化する公知の原理が適用されている。
このような例として、例えば光分解により酸を発生する
化合物と、アセタール又はO,N−アセタール化合物と
の組合せ(米国特許第3779778号)、オルトエス
テル又はアミドアセタール化合物との組合せ(西ドイツ
国特許第2610842号)、主鎖にアセタール又はケ
タール基を有するポリマーとの組合せ(西ドイツ国特許
第2718254号)、エノールエーテル化合物との組
合せ(西ドイツ国特許第2829511号)、N−アシ
ルイミノ炭酸化合物との組合せ(西ドイツ国特許第28
29512号)、及び主鎖にオルトエステル基を有する
ポリマーとの組合せ(西ドイツ国特許第2928636
号)を挙げることができる。これらは原理的に量子収率
が1を越える為、高い感光性を示す可能性があるが、ア
セタール又はO,N−アセタール化合物の場合、及び主
鎖にアセタール又はケタール基を有するポリマーの場
合、光分解で生成する酸による第2の反応の速度が遅い
為、実際の使用に十分な感光性を示さない。またオルト
エステル又はアミドアセタール化合物の場合及び、エノ
ールエーテル化合物の場合、更にN−アシルイミノ炭酸
化合物の場合は確かに高い感光性を示すが、経時での安
定性が悪く、長期に保存することができなかった。主鎖
にオルトエステル基を有するポリマーの場合も、同じく
高感度ではあるが、現像時の現像許容性が狭いという欠
点を有していた。
本発明の目的は、これらの問題点が解決された新規な光
可溶化組成物を提供することである。即ち高い感光性を
有し、現像時の現像許容性が広い新規な光可溶化組成物
を提供することである。
本発明の別の目的は、経時での安定性が優れ、長期に保
存が可能な新規な光可溶化組成物を提供することであ
る。
本発明の更に別の目的は、製造が簡便で容易に取得でき
る新規な光可溶化組成物を提供することである。
本発明者は、上記目的を達成すべく、特に酸により開裂
する結合部分の構造に着目して鋭意検討を加えた結果、
主要連鎖中に酸により分解しうるエステル基を有する化
合物を使用することにより前記目的が達成されることを
見い出し本発明に到達した。
即ち本発明は、(a)活性光線の照射により酸を発生し得
る化合物、及び(b)主要連鎖中に酸により分解し得る下
記一般式(I)で表されるエステル基を少なくとも1個
有し、現像液中でのその溶解度が酸の作用により増大す
る化合物を含有する光可溶化組成物である。
式中Rは置換基を有していてもよいアルキレン又はア
リーレン基を示す。R、Rは同一でも相異していて
もよく、それぞれ水素原子、アルキル、アルケニル、ア
ラルキル、もしくは置換基を有していてもよいアリール
基を示し、上記のアルキル基としては、直鎖、分枝、環
状のものが含まれ、その炭素数は1〜10、より好まし
くは1〜4のものである。また上記のアルケニル基とし
ては、炭素数2〜10、より好ましくは2〜6のもので
ある。更に上記アリール基としてはフエニル基のような
単環のものが適しており、このアリール基には炭素数1
〜15、より好ましくは1〜6のアルキル基、炭素数1
〜6、より好ましくは1〜4のアルコキシなどの置換基
を有していてもよい。これらの内、特に好ましくはアル
キル又は置換基を有していてもよいアリール基である。
但し、R、Rは同時に水素原子とはならない。
、R、R、Rは同一でも相異していてもよ
く、それぞれ水素原子、アルキル(好ましくは炭素数1
〜15のもの、最も好ましくは1〜6のもの)、アルケ
ニルもしくはアルコキシ基(好ましくは炭素数1〜8の
もの、最も好ましくは1〜4のもの)を示し、好ましく
は水素原子又はアルコキシ基を示す。またR、R
、Rのうち2つが結合して芳香環又は脂肪族環を
形成してもよい。AおよびAは同一でも異なってい
てもよく、それぞれ結合手又は水素原子を示す。
上記のような成分(b)の化合物は、低分子化合物から比
較的高分子のポリマーまでの広い範囲の中から選ぶこと
ができる。
成分(b)がポリマーである場合には、その数平均分子量
が約500〜10万の範囲が適当であり、より好ましく
は1000〜2万の範囲である。また成分(b)がポリマ
ーの場合、前記一般式(I)で示される単位を有する単
縮重合体もしくは共縮重合体が含まれるが、一般式
(I)で示されるエステル基の含有量は全エステル基の
5モル%以上、好ましくは20モル%以上とされる。成
分(b)が共縮重合体の場合における共縮合成分として
は、分子中にヒドロキシ基及びカルボキシル基各1個を
有する化合物、分子中にヒドロキシ基2個又はカルボキ
シル基2個を有する化合物であって、その分子中にアミ
ノ基を有しないもの、好ましくは上記基を有する二価の
1〜18の脂肪族、C6〜24の芳香族もしくはC
3〜15の複素環化合物である。
一般式(I)で示されるエステル基の具体例としては、
次に示すものが含まれる。
No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 No.9 No.10 No.11 No.12 No.13 No.14 No.15 No.16 また前記具体例で表わした一般式(I)で示されるエス
テル基を含有する化合物例としては、例えば以下に示す
ものが含まれる。
No.17 No.18 No.19 No.20 No.21 No.22 No.23 No.24 No.25 No.26 これらの酸により分解し得るエステル基を有する化合物
は対応するカルボン酸及びアルコール化合物を既知の方
法にて脱水縮合することにより容易に合成することがで
きる。また使用するアンコールに対しては、芳香族アル
デヒド、ケント又はエステル化合物に有機マグネシウム
試薬(いわゆるグリニヤー試薬)又は有機リチウム化合
物を反応させるか、芳香族ケトン化合物に水素化試薬
(水素化リチウムアルミニウム又は水素化ホウ素ナトリ
ウム)を反応させることにより簡便に望む骨格のものを
合成できる。
上記のエステル基を含む酸により分解し得るエステル基
を主要連鎖中に少なくとも1個有する化合物と組合せて
用いる、活性光線の照射により酸を発生し得る化合物と
しては、多くの公知化合物及び混合物、例えばジアゾニ
ウム、ホスホニウム、スルホニウム、及びヨードニウム
塩、有機ハロゲン化合物、オルトキノンジアジドスルホ
ニルクロリド、及び有機金属/有機ハロゲン化合物組合
せ物が適当である。もちん米国特許第3779778号
及び西ドイツ国特許第2610842号の明細書中に記
載された光分解により酸を発生させる化合物も本発明の
組成物として適する。更に適当な染料と組合せて露光の
際、未露光部と露光部の間に可視的コントラストを与え
ることを目的とした化合物、例えば特開昭55−777
42号、同57−163234号の明細書に記載された
化合物も本発明の組成物として使用することができる。
上記光分解により酸を発生させる化合物の中では、特に
オルトキノンジアジドスルホニルクロリドが好ましい。
というのは、露光の際、3つの酸基(即ち塩酸、スルホ
ン酸、カルボン酸)が形成される為、比較的大きい増度
で前記エステル基を分解させることができるからであ
る。
これらの活性光線の照射により酸を発生し得る化合物
と、前記主要連鎖中に酸により分解し得るエステル基を
少なくとも1個有する化合物との割合は、重量比で0.
01:1〜2:1であり、好ましくは0.2:1〜1:
1で使用される。
本発明の光可溶性組成物は成分(a)と成分(b)の組合せの
みで使用することができるが、アルカリ可溶性樹脂と混
合して用いた方が好ましい。好適なアルカリ可溶性樹脂
には、ノボラック型フエノール樹脂が含まれ、具体的に
は、フエノールホルムアルデヒド樹脂、o−クレゾール
ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾールホルムアルデヒ
ド樹脂などが含まれる。更に特開昭50−125806
号公報に記されている様に上記のようなフエノール樹脂
と共に、t−ブチルフエノールホルムアルデヒド樹脂の
ような炭素数3〜8のアルキル基で置換されたフエノー
ルまたはクレゾールとホルムアルデヒドとの縮合物とを
併用すると、一層好ましい。アルカリ可溶性樹脂は、感
光性レジスト形成組成物の全重量を基準として約50〜
約85重量%、より好ましくは60〜80重量%含有さ
せられる。
本発明の光可溶性組成物には必要に応じて、更に染料、
顔料、可塑剤などを含有させることができる。好適な染
料としては油溶性染料及び塩基性染料がある。具体的に
は、オイルイエロー♯101、オイルイエロー♯13
0、オイルピンク♯312、オイルグリーンBG、オイ
ルブルーBOS、オイルブルー♯603、オイルブラッ
クBY、オイルブラックBS、オイルブラックT−50
5(以上、オリエント化学工業株式会社製)クリスタル
バイオレット(CI42555)、メチルバイオレット
(CI42535)、ローダミンB(CI45170
B)、マラカイトグリーン(CI42000)、メチレ
ンブルー(CI52015)などをあげることができ
る。
本発明の光可溶性組成物は、上記各成分を溶解する溶媒
に溶かして支持体上に塗布する。ここで使用する溶媒と
しては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、メ
チルエチルケトン、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メ
トキシエチルアセテート、トルエン、酢酸エチルなどが
あり、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用する。
そして上記成分中の濃度(固形分)は、2〜50重量%
である。また、塗布量は用途により異なるが、例えば感
光性平版印刷版についていえば一般的に固形分として
0.5〜3.0g/m2が好ましい。塗布量が少くなるに
つれ感光性は大になるが、感光膜の物性は低下する。
本発明の光可溶性組成物を用いて平版印刷版を製造する
場合、その支持体としては、親水化処理したアルミニウ
ム板、たとえばシリケート処理アルミニウム板、陽極酸
化アルミニウム板、砂目立てしたアルミニウム板、シリ
ケート電着したアルミニウム板があり、その他亜鉛板、
ステンレス板、クローム処理鋼板、親水化処理したプラ
スチックフイルムや紙を上げることができる。
また印刷用校正版、オーバーヘツドプロジエクター用フ
イルム第2原図用フイルムの製造に適する支持体として
はポリエチレンテレフタレートフイルム、トリアセテー
トフイルム等の透明フイルムや、これらのプラスチック
フイルムの表面を化学的あるいは物理的にマット化した
ものをあげることが出来る。ホトマスク用フイルムの製
造に適する支持体としてはアルミニウム、アルミニウム
合金やクロムを蒸着させたポリエチレンテレフタレート
フイルムや着色層をもうけたポリエチレンテレフタレー
トフイルムをあげることが出来る。またホトレジストと
して上記以外の種々の支持体例えば銅板、銅メッキ板、
カラス板上に本発明の光可溶性組成物を塗布して使用さ
れる。
本発明の光可溶性組成物にたいする現像液としては、珪
酸ナトリウム、珪酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、第三リン酸ナトリウム、
第二リン酸ナトリウム、第三リン酸アンモニウム、第二
リン酸アンモニウム、メタ珪酸ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、アンモニア水などのような無機アルカリ剤の水
溶液が適当であり、それらの濃度が0.1〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%になるように添加され
る。
また、該アルカリ性水溶液には、必要に応じ界面活性剤
やアルコールなどのような有機溶媒を加えることもでき
る。
以下、本発明を合成例、実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明の内容がこれにより限定されるものではな
い。
合成例1 既知の方法にて調整したメチルマグネシウムブロミド5
2.5gのテトラヒドロフラン500mlの溶液に、氷浴
にて冷却及び攪拌しながらテレフタル酸ジメチル19.
9gのベンゼン400ml溶液を30分間かけて滴下し
た。氷冷しながら更に1時間攪拌した後、1時間加熱還
流させた。放冷後濃硫酸30ml及び氷1000g中に反
応混合物を投入し、酢酸エチルにて抽出し、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液続いて飽和食塩水にて洗浄した。酢
酸エチル抽出液を乾燥後、減圧下濃縮を行い得られた淡
黄色固体を酢酸エチル/n−ヘキサン系にて再結晶し
た。その結果、白色針状結晶17.5gが得られた。N
MR、元素分析、マススペクトルより、1,4−ビス−
(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベンゼン であることを確認した。
1,4−ビス−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ベン
ゼン11.7g及びテレフタル酸10.0gをジクロロ
メタン300ml中、氷冷下、攪拌しながらこれに4−ジ
メチルアミノ−ピリジン0.7g更に脱水剤としてジシ
クロヘキシルカルボジイミド27.3gのジクロロメタ
ン100ml溶液を添加した。氷冷下更に1時間攪拌後、
室温にて8時間攪拌を続けた。反応混合物を過後、
液を濃縮し、得られた白色固体を再沈殿により精製し
た。その結果白色のやや粘性のある固体18.2gが得
られた。VPOにより分子量を測定した結果、数平均分
子量1120であった。
合成例2 合成例1と同様に合成した1,4−ビス(2−ヒドロキ
シ−2−プロピル)ベンゼン11.7g及びアジピン酸
8.8gをジクロロメタン300ml中、氷冷下攪拌しな
がら、これに4−ジメチルアミノピリジン0.7g更に
脱水剤としてジシクロヘキシルカルボジイミド27.3
gのジクロロメタン100ml溶液を添加した。氷冷下更
に1時間攪拌後、室温にて8時間攪拌を続けた。反応混
合物を過後、液を濃縮し得られた白色固体を再沈殿
により精製した。その結果、白色のやや粘性のある固体
16.5gが得られた。VPOにより分子量を測定した
結果、数平均分子量1250であった。
合成例3 既知の方法にて調整したフエニルマグネジウムブロミド
191gのテトラヒドロフラン600mlの溶液に、氷浴
にて冷却及び攪拌しながら、テレフタル酸ジメチル4
6.6gのベンゼン1溶液を40分間かけて滴下し
た。氷冷しながら更に1時間攪拌した後、1時間加熱還
流させた。放冷後濃硫酸50ml及び氷1500g中に反
応混合物を投入し、酢酸エチルにて抽出し、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液、続いて飽和食塩水にて洗浄した。
酢酸エチル抽出液を乾燥後、減圧下濃縮を行い、得られ
た黄色固体を酢酸エチル/n−ヘキサン系にて再結晶し
た、その結果、白色結晶74.5gが得られた。NM
R、元素分析、マススペクトルにより、1,4−ビス−
(ジフエニル−ヒドロキシメチル)ベンゼン であることを確認した。
1,4−ビス−(ジフエニル−ヒドロキシメチル)ベン
ゼン26.7g及びアジピン酸8.8gをジクロロメタ
ン300m中、氷冷下攪拌しながら、これに4−ジメチ
ルアミノピリジン0.7g更に脱水剤としてジシクロヘ
キシルカルボジイミド29.7gのジクロロメタン10
0ml溶液を添加した。氷冷下更に1時間攪拌後、室温に
て24時間攪拌を続けた。反応混合物を過後、液を
濃縮し得られた淡黄色固体を再沈殿により精製した。そ
の結果淡黄色の固体29.2gが得られた。VPOによ
り分子量を測定した結果、数平均分子量1180であっ
た。
実施例1 厚さ0.24mmの2Sアルミニウム板を80℃に保った
第3燐酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬して脱
脂し、ナイロンブラシで砂目立てした後アルミン酸ナト
リウムで約10秒間エッチングして、硫酸水素ナトリウ
ム3%水溶液でデスマット処理を行った。このアルミニ
ウム板を20%硫酸中で電流密度2A/dmにおいて
2分間陽極酸化を行いアルミニウム板(I)を作製し
た。
このアルミニウム板(I)に次の感光液〔A〕を塗布
し、100℃で2分間乾燥して、本発明の感光性平版印
刷版〔A〕を作製した。
感光液〔A〕 合成例1で得られた化合物 0.2g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.0g 1,2−ナフトキノン−2−ジ アジド−4−スルホニルクロリド 0.08g オイルブルー♯603(オリエ ント化学工業(株)製) 0.01g エチレンジクロリド 10g メチルセロソルブ 10g 乾燥後の塗布重量は1.5g/m2であった。
次に比較例として感光液〔B〕を感光液〔A〕と同様に
塗布し、感光性平版印刷版〔B〕を作製した。
感光液〔B〕 クレゾール−ホルムアルデヒド 樹脂と1,2−ナフトキノン −2−ジアジド−5−スルホ ニルクロリドとの縮合生成物 0.45g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.0g 1,2−ナフトキノン−2−ジ アジド−4−スルホニルクロリド 0.02g オイルブルー♯603(オリエ ント化学工業(株)製) 0.01g エチレンジクロリド 10g メチルセロソルブ 10g 乾燥後の塗布重量は1.5g/m2であった。感光性平版
印刷版〔A〕及び〔B〕の感光層上に濃度差0.15の
グレースケールを密着させ、30アンペアのカーボンア
ーク灯で70cmの距離から露光を行った。
本発明の優れた感光性を示す為に露光された感光性平版
印刷版〔A〕及び〔B〕をDP−1(商品名:富士写真
フイルム(株)製、ケイ酸ナトリウム水溶液)の10倍
希釈液で25℃において60秒間現像し、濃度差0.1
5のグレースケールで5段が完全にクリアーとなる露光
時間を求めたところ、本発明の感光性平版印刷版〔A〕
が40秒であるのに対し、比較例の感光性平版印刷版
〔B〕の場合、80秒であった。
実施例2 実施例1のアルミニウム板(I)に感光液〔C〕を実施
例1と同様に塗布し、本発明の感光性平版印刷版〔C〕
を作製した。
感光液〔C〕 合成例2で得られた化合物 0.2g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.0g 1,2−ナフトキノン−2−ジ アジド−4−スルホニルクロリド 0.08g オイルブルー♯603(オリエ ント化学工業(株)製) 0.01g エチレンジクロリド 10g メチルセロソルブ 10g 乾燥後の塗布重量は1.5g/m2であった。
次に比較例として、感光液〔B〕のクレゾール−ホルム
アルデヒド樹脂と1,2−ナフトキノン−2−ジアジド
−5−スルホニルクロリドとの縮合生成物の代わりに、
フエノール−ホルムアルデヒド樹脂と1,2−ナフトキ
ノン−2−ジアジド−5−スルホニルクロリドとの縮合
生成物を用いた感光液〔D〕を実施例1と同様に塗布
し、感光性平版印刷版〔D〕を作製した。また他の比較
例として感光液〔E〕を用い、同様に感光性平版印刷版
〔E〕を作製した。乾燥後の塗布重量は感光性平版印刷
版〔D〕及び〔E〕とも1.5g/m2であった。
感光液〔E〕 西ドイツ国特許第2928636 号の第一表、化合物の番号7の オルトエステルポリマー 0.3g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 1.0g トリス−(トリクロロメチル)− S−トリアジン 0.05g オイルブルー♯603(オリエン ト化学工業(株)製) 0.01g 酢酸ブチル 10g メチルセロソルブ 10g 感光性平版印刷版〔C〕、〔D〕及び〔E〕の感光層の
上に濃度差0.15のグレースケールを密着させ、30
アンペアのカーボンアーク灯で70cmの距離から30秒
間露光を行った。
本発明の優れた現像許容性を示す為露光された感光性平
版印刷版〔C〕、〔D〕及び〔E〕を実施例1と同じ現
像液にて、25℃で60秒間及び5分間現像した。濃度
差0.15のグレースケースで、60秒間及び5分間現
像における完全にクリアーとなる段数の差を求めたとこ
ろ、第一表に示すとおりとなつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)活性光線の照射により酸を発生し得る
    化合物、及び(b)主要連鎖中に酸により分解し得る下記
    一般式(I)で表されるエステル基を少なくとも1個有
    し、現像液中でのその溶解度が酸の作用により増大する
    化合物、を含有する光可溶化組成物。 式中Rは置換基を有していてもよいアルキレン又はア
    リーレン基を示す。R、Rは同一でも相異していて
    もよく、それぞれ水素原子、アルキル、アルケニル、ア
    ラルキル、もしくは置換基を有していてもよいアリール
    基を示す。但し、R、Rは同時に水素原子ではな
    い。R、R、R、Rは同一でも相異していても
    よく、それぞれ水素原子、アルキル、アルケニル、もし
    くはアルコキシ基を示す。またR、R、R、R
    のうち2つが結合して芳香環又は脂肪族環を形成しても
    よい。 AおよびAは同一でも相異していてもよく、それぞ
    れ結合手又は水素原子を示す。
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