JPH0365608B2 - - Google Patents

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JPH0365608B2
JPH0365608B2 JP58179057A JP17905783A JPH0365608B2 JP H0365608 B2 JPH0365608 B2 JP H0365608B2 JP 58179057 A JP58179057 A JP 58179057A JP 17905783 A JP17905783 A JP 17905783A JP H0365608 B2 JPH0365608 B2 JP H0365608B2
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electrode
electron gun
arc
electrodes
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/484Eliminating deleterious effects due to thermal effects, electrical or magnetic fields; Preventing unwanted emission

Landscapes

  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<発明の背景> この発明は電子銃に関するものであり、さらに
詳しく言えば電子銃電極の配列と電流制限アーク
抑制抵抗器とを備えた陰極線管に関するものであ
る。電気的アークの場合、アーク抑制抵抗器は電
極間隙の電位を全アルタ電位よりも低く制限する
ための分圧器として動作し、それによつてアーク
電流を制限し、電極や関連する回路に損傷を与え
る縦続的なアークを防止する。 縦続的アークは、電子銃の高電界領域にある電
極間で急速に開始する一連のアークとして定義さ
れ、これは電子銃の電極間に相当に大きな電流を
流通させ、その結果、電子銃の素子や関連する回
路に損傷を与える。 通常の陰極線管、例えば通常のカラー・テレビ
ジヨン映像管は、ネツク部分、フエースプレー
ト、および両者の間のフアネル部分を備えた排気
された外囲器からなつている。外囲器のネツク部
分には電子銃が配置されており、フエースプレー
トの内面には3色発光蛍光スクリーンが形成され
ている。電子銃とスクリーンとの間にはスクリー
ンと間隔を保つてシヤドウマスクが設けられてい
る。電子銃は3本の電子ビームを蛍光体スクリー
ンに向けて集束し且つ加速するための複数の電極
を具備している。電子ビームを容易に加速し且つ
集束することができるように、一般に幾つかの高
電圧電極および低電圧電極が直列的に配置されて
いる。高電圧電極は通常約30KVのアルタ電圧で
動作し、低電圧電極は通常約8乃至10KVあるい
はそれ以下の電圧で動作する。しかしながら、或
る種の電子銃では、約12KVの中間電位および約
8KVあるいはそれ以下の低電圧が使用される。
約100オームの実効抵抗値をもつた導電圧被膜が
外囲器のフアネル部分の内面に形成されている。
内部導電被膜にはアルタ電圧が印加される。蛍光
体クスリーンに最も近い電子銃電極に設けられた
バルブ・スペーサは電子銃にアルタ電圧を与える
ために内部導電性被膜と接触している。内部導電
性被膜と電気的に絶縁された外部導電性被膜がフ
アネルの外面上に形成されており、これは外囲器
を接地するように作用する。フアネルの内面およ
び外面に形成された導電性被膜はまた高電圧を濾
波するための大きなキヤパシタとして動作する。 電子銃内の高電圧電極と低電圧電極との間に発
生する大きな電圧差よりそれらの電極間でアーク
が発生する可能性がある。アーク発生の可能性
は、電極表面の不整性、電極相互間の間隙に存在
する異物、電極間の不整列あるいは不適切な間隔
によつて大きくなる。アークが発生したとき、高
電圧フイルタ・キヤパシタは数マイクロ秒あるい
はそれ以下の間にその蓄積電荷を放電する。 瞬時ピーク・アーク電流は数百あるいは数千ア
ンペアの大きさに達するので、このようなアーク
によつて大きな損傷を受ける可能性がある。外部
電子銃回路は、関連する受像機回路中に導入され
る過度電流および電圧によつて損傷を受ける可能
性がある。電子銃の電極は、動作不能な状態にま
で焼損し、浸食され、さらに電極材料が隣接する
表面上に飛散して、映像管の素子相互間に漏洩電
路を形成する可能性がある。 管のアーク発生を減少させ、それによる損傷を
少なくするために、陰極線管を、電極間の間隔を
大きくするように設計し、電界の傾斜を小さく
し、管内にアーク抑制装置を組込むのが一般的な
方法である。1958年4月1日付の米国特許第
2829292号明細書中には、アーク電流を非破壊レ
ベルに制限するための新しい試みの1つが示され
ている。この米国特許明細書に示されている構成
では、外囲器のネツクの部分上に約1MΩの抵抗
値を持つた高抵抗内部被膜が形成されている。こ
の高抵抗被膜は、スクリーンに最も近い電子銃の
端部とフアネルの内面上の通常の陽極被膜との間
に配置されている。隣接する電極間でアークが生
ずると、高抵抗被膜はアーク電流を1アンペアの
数分の1に制限する。 ゲツタ・フラツシユ中に放出される導電性金属
フイルムはしばしば高抵抗被膜を側路し、そのた
め前記米国特許第2829292号明細書中に示されて
いるアーク抑制構造は信頼性に欠ける欠点があ
る。上記米国特許明細書記載の電子銃の変形され
たものとしてフアネル上の陽極被膜と電子銃との
間に抵抗性膜あるいはさらに個別の抵抗器を設け
た構造の電子銃がこの分野の他の技術者によつて
提案された。 1978年7月18日付の米国特許第4101803号明細
書中には、電子銃と通常の陽極被膜との間に伸び
る抵抗性の静電防止ネツク被膜と、アンテナ・ゲ
ツタ支持ワイヤ中の個別抵抗器、すなわち並列抵
抗回路網の両方を使用したアーク抑制構体が示さ
れている。静電防止被膜および個別抵抗器の抵抗
性表面部分は共に抵抗性フリツトによつて形成さ
れる。抵抗性フリツト・アーク抑制装置の欠点
は、後続して行なわれる管の真空ペーキングで抵
抗値が低下するという現象が現われることであ
る。このことは、管の処理期間中の抵抗値を変更
することができない時点になるまで抵抗値の値を
正確に決定することができないということを意味
する。さらに、米国特許第4101803号明細書では、
アークが全く発生しない管を未だ構成することが
できないことを認めている。このような管では、
もしアークが並列抵抗回路網の両端間で発生する
と、アークが隣接する電極間で縦続的に繋がり、
電子銃回路を破損する可能性が大である。従つ
て、アーク電流を制限して電子銃の構成素子並び
に関連する回路に損傷を与えるのを最少にするア
ーク抑制装置を必要とする。 このような構成は、1982年8月17日付のコポリ
氏の米国特許第4345185号明細書中に示されてお
り、また1980年6月19日に開かれたアイ・イー・
イー・イー シカゴ スプリング コンフアレン
ス オン コンスーマ エレクトロニクス
(IEEE Chicago Spring Conference on
Consumer Electronics)で配布された「陰極線
管用の新規なアーク抑制技術(A Novel Arc
−Suppression Technique For Cathode Ray
Tubes)」という名称の上記コポリ氏の論文中に
も示されている。コボリ氏の発明に係る構成で
は、G3およびG高電圧電極(通常30KV)間にセ
ラミツク抵抗器を接続し、低電圧G4電極とこれ
に取付けられたステム・リード線との間に他の抵
抗器を接続している。このような構成は後程説明
する第3図および第4図に示されている。隣接す
る電極間でアークが発生すると、アーク電流は
G5よりG3を経てG2へ、あるいはG5よりG3を経
てG4へ流れる。後程詳細に説明するように、初
期アークおよびそれによつて生成されるプラズマ
がさらにアークを生じさせる、例えば第4図の内
部電極間隙A,BおよびCを横切つて電子銃の他
の電極間で縦続アークを生じさせるときに問題が
おこる。この場合、全アーク電流は電子縦電極を
通つて受像機に流れ、電子銃の構成素子および関
連する電子銃回路に損傷を与える可能性がある。 従つて、アーク抑制装置は電子銃を、個々のア
ークの影響からは勿論のこと、多数のアークの影
響からも保護することができるものでなければな
らない。こゝでは多数アークとは初期アークによ
つて急速に発生する一連のアークを言う。アーク
抑制装置は、電子銃の各構成素子および電子銃回
路が損傷を受けるのを阻止するために、アーク電
流を適当に制限することができるものでなければ
ならない。 <発明の概要> この発明の電子銃は、ビーム通路に沿つて電子
ビームを発生する少なくとも1個の陰極と、ビー
ム通路に沿つて直列的に配置された複数の電極と
からなる。電極は少なくとも1個の低電圧電極
と、少なくとも1個の高電圧電極とからなつてい
る。複数の抵抗器が電極の選択されたもの相互間
を接続している。複数の電極のうちの少なくとも
1個の電極は上記複数の抵抗器のうちの1つによ
つて相互に接続された2個の間隔をおいて配置さ
れた分割部材からなつている。相互に接続された
電極は通常実質的に同電圧で動作に、抵抗器はア
ークの発生時に分圧器として働く。抵抗器はアー
ク電流を制限し、縦続的なアークにより損傷を受
けるのを防止する。 <詳細な説明> 第1図は、矩形のカラー陰極線管(CRT)す
なわち映像管10の平面図で、該映像管10は矩
形のフアネル16によつて相互に接続された矩形
のフエースプレート・パネル(前面パネル)12
と管状ネツク14とからなる排気されたガラス外
囲器10を有している。パネル12は観察用前面
板18とフアネル16に封着された周辺フランジ
すなわち側壁20とからなつている。アルミニウ
ムの反射性金属層23によつて裏打ちされたモザ
イク3色カラー蛍光体スクリーン22が前面板1
8の内面上に形成されている。スクリーン22は
線状スクリーンでもドツト・スクリーンでもよ
い。多孔色選択電極すなわちシヤドウマスク24
がスクリーン22に対して予め設定された間隔で
通常の手段によつて着脱自在に取付けられてい
る。第1図に点線で概略的に示した新規なインラ
イン型電子銃26がネツク14内に中心を一致さ
せて設置されており、3本の電子ビーム28を発
生し、これら3本の電子ビームを共通平面集中ビ
ーム路に沿つてマスク24を通してスクリーン2
2に導く。ネツク14の端部は複数の端子ピンす
なわちステム・リード32を有するステム30に
よつて閉じられている。ステム・リード32上に
電子銃が取付けられており、このステム・リード
32は電子銃26の各電極に電気的に接続されて
いる。 第1図の管は、ネツク14とフアネル16との
接続点の近傍で、これらネツクおよびフアネルを
取巻いて概略的に図示されたヨーク34のような
外部磁気偏向ヨークと共に使用するように設計さ
れている。ヨーク34は3本のビーム28に対し
て垂直および水平の磁束を作用させ、これらのビ
ームを水平および垂直方向に走査してスクリーン
22全体に矩形のラスタを形成する。 黒鉛、酸化鉄および珪酸塩バインダからなる不
透明導電性被膜36がフアネル16の内面上に披
着されている。被膜36は約100Ωの抵抗を有し、
フアネル16の高電圧端子すなわちアノード・ボ
タン38に電気的に接続されている。第2図に示
すように被膜36はネツク14内にまで伸延して
3個のバルブ・スペーサ39(1個だけが図示さ
れている)に接触している。スペーサ39はばね
鋼で作られていることが望ましく、このスペーサ
はまた電子銃26の先端部を管10の長手軸と中
心が一致するように位置決めしている。 接地電位に維持された外側導電被膜40はフア
ネル16の外表面上に形成されている。内側被膜
36と外側被膜40は高電圧フイルタ・キヤパシ
タCfを構成している。フイルタ・キヤパシタCf
の容量値は約1000ピコフアラツドである。 第2図に示す新規なインライン双電位電子銃2
6は2本のガラス棒すなわちビード42aおよび
42bからなり、これから各種の電極が支持され
て通常使用されている態様で1つのまとまつたユ
ニツトを構成している。これらの電極は、共通平
面内で横方向に実質的に等しい間隔で配置された
3個の陰極(それぞれ1個の陰極が1本のビーム
を発生する。図ではその1個だけが示されてい
る)と、G1と示された制御格子電極46と、G2
と示された遮蔽格子電極48と、G3と示された
第1加速および集束電極50と、G4と示された
第2加速および集束電極52と、シールド・カツ
プ54とからなる。これらの電極は、棒42a,
42bに沿つて縦方向に上記の順序で間隔を保つ
て配置される。電子銃26の各種の電極の幾つか
はステム・リード32に直接あるいは金属リボン
56を通して電気的に接続されている。電子銃2
6は、リード32と、内部被膜36に押し付け且
つこれと接触するバルブ・スペーサ39とによつ
てネツク14内の所定位置に保持されている。 新規な電子銃26は、G3aすなわち第1基部電
極部材50aと、G3bすなわち第1端部電極部材
50bとからなる分割G3電極50を有してい
る。電子銃26はまたG4aすなわち第2基部電極
部材52aと、G4bすなわち第2端部電極部材5
2bとからなる分割G4電極52を有している。
電子銃26では、基部あるいは端部という用語は
陰極44に対する位置関係を表わしており、基部
分割電極部材は対応する端部分割電極部材よりも
陰極により近く配置されている。この実施例およ
び以下に述べる各実施例の分割電極の電極部材
は、電子ビーム通路に実質的に直角な面に沿つて
軸方向に離れている。第1アーク抑制抵抗60は
G3電極50のG3a電極部材50aとG3b電極部材
50bとの間を接続している。電極部材50aに
取付けられた抵抗器60の端部はこの部材50a
を経てステム・リード32の1本に電気的に接続
されている。第2アーク抑制抵抗器62はG4電
極52のG4a電極部材52aとG4b電極部材52
bとの間に接続されている。電極部材52bに接
続された抵抗器62の端部はまたバルブ・スペー
サ39を経て内部被膜36に接続されている。分
割G3、分割G4電極を備えた電子銃の概略的なブ
ロツク図を第5図に示す。簡略化するために、単
一の陰極(K)44が示されており、陰極、G1
電極46、G2電極48はそれぞれ接地されてい
るものとして示されている。陰極、G1電極およ
びG2電極を接地電位にあるとして簡略化して示
した点は、これらの電極の実際の電位が分割電極
部材50a,50bの8キロボルト(KV)、分
割G4電極部材52a,52bの30KVに比較して
極めて低い(数百ボルト程度)ところから実質的
に正しいと言える。第5図に示すスパーク間隙お
よび電源抵抗器RS(RSUPPLY)によつて表わされる
電源の内部インピーダンスは電子銃26の外部に
あり、特許請求の範囲に示されたこの発明の部分
を形成するものでない。 第5図に示す電子銃26の動作は表を参照し
て説明される。電極間の間隔は、隣接する電極間
のアークあるいは降服が少なくとも20KVまでは
生じないが、30KVでは高い確率で降服状態が生
じると仮定できるように定められている。しかし
ながら、電子銃の性能の解析を容易にするため
に、20KV以下の電圧の降服モードについても検
討する。20KV以下の降服は、電極表面の不整能
あるいは先に示したような原因によつて開始す
る。表は電極に印加される初期電圧、および電
極間隙の両端間の初期電圧をKVの単位で示して
いる。間隙は文字A、B、C、Dで示されてい
る。表または2つの初期降服の可能性、および
1つの初期降服によつて生ずる多数アークに対す
る電極および間隙両端側の電圧分布を仮定してい
る。第1の可能性は間隙B、すなわち端部G3b電
極部材50bと基部G4a電極部材52aとの間の
アークである。第2の可能性は、間隙Dの両端
間、すなわちG2電極48と基部G3a電極部材
50aの両端間のアークである。最後に間隙Bと
Dとの間の多数アークの場合について考察する。
【表】 表および第5図を参照すると、アース電圧で
表わされる初期付勢電圧がG1電極46およびG2
電極48に供給される。抵抗器60によつて相互
に接続されたG3電極部材50aおよび50bの
両方に約8KVの電圧が印加される。抵抗器62
によつて相互に接続されたG4電極部材52aお
よび52bの双方には抵抗性フアネル被膜を通し
て約30KVのアルタ電圧が印加される。正規の動
作期間中は、電子銃26の電極を通して流れる漏
洩電流は通常は10マイクロアンペアあるいはそれ
以下で、抵抗器60および62の値は分割電極5
0aと50b、52aと52bの両端間にそれぞ
れ最小の電位差が与えられように選定されてい
る。例えば、抵抗器60および62が各々約1.5
×104オームの値に選定されていると、30KVに
おける各抵抗器の両端間の電圧降下は0.15ボルト
である。抵抗器60および62の最大値は約1.7
×107オームであるとされているが、約1.5×104
オーム程度が好ましい。次の解析では、抵抗器6
0および62は各々1.5×104オームの値を持つも
のと仮定されているが、その値に等しい値である
必要はなく、アーク電流を少なくするためにさら
に高い抵抗値を使用することもできる。電子銃2
6に対して上述の値の電圧を印加すると、分割
G4電極の電極部材52a,52bは共に30KVの
同電位にあるので、間隙Aの両端間の電位差は0
である。また分割G3電極の電極部材50a,5
0bは共に8KVの同電位にあるので、間隙Cの
両端間の電位差も0である。しかしながら、第1
端部電極部材50b(G3b)は8KVで動作し、第
2基部電極部材52a(G4a)は30KVで動作する
ので、間隙Bの両端間には22KVの電位差が存在
する。G2電極48は実効的にはアース電位で動
作し、G3a第1基部電極部材50aには8KVの電
圧が与えられるので、間隙Dの両端間には8KV
の電位差が現われる。電子銃26の正規の動作期
間中、電子銃の実効抵抗値Reffは実質的に無限大
である。 間隙Bでアークが発生した場合、抵抗器60お
よび62は分圧器として動作し、アーク電流を安
全レベルに制限する。表に示されているよう
に、G4b第2端部電極部材52bにはなお30KV
が印加されているが、その電圧の約1/2は抵抗器
62で降下し、そのためG4a第2基部電極部材5
2aには15KVが存在するにすぎない。アークは
間隙Bを橋絡するので、同じ15KVがG3b第1端
部電極部材50bにも現われる。電極部材50b
に15KVが現われると、スパーク間隙が降服し、
G3a第1基部電極50aの電位をアーク電位にま
で低下させる。アークが間隙Bの両端間で発生し
たときは、電子銃26の実効抵抗器Reffは個々の
抵抗器60および62の2倍の抵抗値になる。抵
抗器60および62が各々1.5×104オームの値を
もつものと仮定すると、最大アーク電流は1アン
ペアである。この程度の大きさのアーク電流は電
子銃の各電極あるいは関連する回路のいずれにも
損傷を与えない。 間隙Dでアークが発生したときは、G4a電極部
材52a、G4b電極部材52bに印加さた30KV
の電位は最初は乱されない。しかしながら、G3a
電極部材50a,G3b電極部材50bの電位は共
にアース電位に減少する。この場合、G3b第1端
部電極部材50bの電位はアース電位に低下し、
一方G4a第2基部電極部材52aは30KVのアル
タ電位にあるので、間隙Bの両端間に不安定状態
が存在する。しばしばプラズマが間隙Dの両端の
初期アークによつて生成され、間隙Bの両端間の
高電圧が、その両端間に降服が生ずる多数アーク
状態を生じさせる。しかしながら、多数アーク状
態が生ずる前に、間隙Dの降服によつて電子銃2
6の実効抵抗は電源の内部インピーダンスRS
(RSUPPly)になる。設計によつて、電源はG2電極
48とG3a電極部材50aとの間のアークによつ
て発生するアーク電流を制限することができる。 間隙Dの間のアークについて上に述べたよう
に、G3b電極部材50bとG4a電極部材52aと
の間の30KVの電位差によつて間隙Bの間にも第
2のアークが発生し易くなる。この多数アーク状
態、すなわち間隙BとDの間にアークが発生した
場合についても表の最終行に示されている。多
数アーク状態の場合に生ずる電圧分布は間隙Bの
間だけのアークについて述べた上の電圧分布と同
じになる。 分割G3電極50、分解G4電極52を有し、ア
ーク抑制抵抗器60および62使用したインライ
ン双電位電子銃26は、アーク電流が電子銃の素
子や関連する回路のいずれにも損傷を与えないレ
ベルに制限される電子銃構体を提供することがで
きる。抵抗器60および62は、電子銃電極のス
ポツトノツキングや低電圧エージングを含む正規
の管のプロセス処理を禁止するものではない。 これに対して米国特許第4345185号明細書中に
示されている電子銃と同様なアインゼル
(einzel)と称される均一電位電子銃が第3図お
よび第4図に示されており、また次の表で解析
されている。
【表】 均一電位電子銃226は2本のガラス支持棒4
2a,42bを有し、これに共通平面内で横方向
に実質的に等しい間隔で配置された陰極44、
G1すなわち制御格子電極46、およびG2すなわ
ち遮蔽格子電極48がこの順序で取付けられて構
成されている。G3すなわち加速および集束電極
250、G4すなわち第2加速および集束電極2
52、およびG5すなわち第3加速および集束電
極254がG2電極48とシールド・カツプ25
6との間に配置されている。第1抵抗器257が
G3電極250とG5電極254との間に接続され
ており、一方第2の抵抗器259がG4電極25
2と管の10KVの電源(図示せず)に接続された
管ベースのピンすなわちリード32の1本との間
に接続されている。抵抗器257および259は
上述のように約1.5×104オーム乃至約1.7×107
ームの範囲内の値を持つようにそれぞれ選定され
ている。 第4図および表を参照すると、接地電位で表
わされる初期低電圧がG1電極46およびG2電極
48にそれぞれ供給される。G4電極252には
10KVの電位が与えられ、G5電極254には
30KVのアルタ電位が与えられ、この30KVのア
ルタ電位はまた第1抵抗器257を経てG3電極
250にも供給される。G4電極252と10KV電
源との間には第2の抵抗器259が接続されてい
る。電子銃26について上に述べたように、管の
正規の動作期間中は、管の漏洩電流は非常に低
く、抵抗器257および259の両端間には殆ん
ど電圧は発生しない。抵抗器257および259
は約1.5×104オームが適当である。電子銃電極は
通常20KVに耐え、約30KVで降服するように設
計されていると仮定すると、表から明らかなよ
うに、30KVの電位差が存在するとき、間隙Cの
間にアークによる橋絡が生ずる可能性が最大であ
る。表に示した可能な降服モードのうちで、間
隙A、B、Cで同時にアークが生ずる欠陥降服モ
ードを除いで、電子銃の電極および関連する回路
に損傷を与える可能性のある縦続アークを生じさ
せるものは何もない。この欠陥モードは、初期ア
ークによつて発生するプラズマおよびそれによつ
て生ずる高電位によつて開始される。従つて、1
個の間隙の間の初期アークは他の間隙の間の多数
アークをトリガし、すべての間隙の間に縦続的な
アークが発生する。間隙A,BおよびCの間に縦
続的なアークが発生する場合には、保護抵抗器2
57および259はアークによつて側路され、隔
離された内側および外側外囲器被膜によつて形成
される高電圧キヤパシタに蓄積されたアルタ電圧
端子と電子銃226との間の抵抗器Rf(Rfuuoel
になる。フアネル抵抗器は100オームかそれ以下
の程度であるので、間隙A、B、Cに縦続的アー
クが発生した場合には、約800アンペアあるいは
それ以上のアーク電流が電子銃226を通つて関
連する回路に流れ込む。従つて、第3図および第
4図に示されており、また米国特許第4345185号
に述べられている構成はすべての可能性のあるモ
ードのアークに対して電子銃226を保護するに
は不充分である。 第6図は改良された均一電位電子銃326ほ概
略構成を示す。均一電位電子銃326は、新規な
分割電極部材および別の電流制限抵抗器が縦続ア
ークの発生を防止するために設けられている点を
除けば通常の均一電位電子銃226と同様であ
る。電子銃326は少なくとも1個の陰極44
と、G1すなわち遮蔽格子電極48とからなつて
いる。G3第1電極350、G4第2電極352お
よびG5第3電極354を含む複数の直列に配列
された加速および集速電極は、電子銃326の軸
に沿つて上記の順序で縦方向に配列されている。
G5電極354はG5a基部電極部材354aとG5b
端部電極部材354bとからなる分割部分を含ん
でいる。第1のアーク制御抵抗器355はG5a電
極部材354aとG5b電極部材354bとの間に
接続されている。第2のアーク抑制抵抗器357
はG5a基部電極部材354aとG3電極350と
の間に接続されている。第3のアーク抑制抵抗器
359は電子銃内でG4電極352と10KV電源と
の間に接続されている。抵抗器355,357お
よび359は少なくとも1.5×104オームの値を持
つように選定されているが、約1.7×107オーム程
度の高さのものも使用することができる。G3電
極350およびG5電極354には抵抗性フアネ
ル被膜を通してアルタ電位が与えられる。G4電
極は抵抗器359を経て低電圧源に接続されてい
る。 新規な改良された均一電位電子銃326の動作
の解析結果が表に示されている。表に示され
た初期動作条件では、最大の電位差30KV、従つ
て最大の降服の可能性は間隙Dで生ずる。設計に
よつてG2電極48とG3電極350はそれぞれ通
常降服することなくその電位差から離れている。
降服時、すなわち間隙Dでアークが生ずると、他
の電極間の電位差は15KVを越えない。20KV以
下の電位傾度では通常アークは発生しないと仮定
されているので、初期アークは自己保持できず、
別のアークは発生しない。間隙Dの間のアーク発
生時の実効抵抗値は少なくとも1.5×104オームに
選定された抑制抵抗器の値の2倍になる。その結
果、実効抵抗値は少なくとも3.0×104オームにな
り、アーク電流は1アンペアあるいはそれ以下に
制限される。表は間隙BおよびCの間のアーク
の影響についても解析結果を示している。いずれ
の場合も、アークの発生に続いて、アークの存在
しない間隙の間の電位差は20KV以下に減少し、
それによつてさらに別のアークが発生するのを防
止することができる。アーク電流は同様に1アン
ペア以下の安全な値に制限される。
【表】 3電位電子銃426が第7図に概略的に示され
ている。電子銃426の実施例では、少なくとも
1個の陰極44、G1制御格子電極46、G2遮蔽
格子電極48、およびG3電極450、G4電極4
52、G5電極454、G6電極456からなる4
個の加速および集束電極がこの順序で電子銃の軸
に沿つて直列に配置されている。G6電極456
はG6a基部電極部材456aとG6b端部電極部材
456bとからなる分割素子である。第1アーク
抑制抵抗器457はG6a基部電極部材456aと
G6b端部電極部材456bとの間に接続されてい
る。第2アーク抑制抵抗器459はG3電極45
0とG5電極454との間に接続されている。第
3アークの抑制抵抗器461は電子銃内で、G3
電極450と12KVの中間電圧源との間に接続さ
れている。抵抗457,459および461は少
なくとも1.5×104オーム乃至約1.7×107オームの
抵抗値をもつように選定されるが、1.5×104オー
ムが適当である。抵抗性のフアネル被膜を通して
G6電極456にアルタ電圧が与えられる。中間
電位がG3電極450およびG5電極454に供給
され、低電圧がG4電極452に供給される。 分割G6電極456を有する3電位電子銃42
6の動作の解析結果が表にまとめて示されてい
る。正規の動作条件のもとでは、間隙A乃至Eの
間の電位差は18KVを越えることはなく、アーク
が発生する可能性は低い。しかしながら、例えば
間隙Eで万一アークが発生すると、間隙Bに
30KVの電位差が現われる。間隙BとEの両方の
間で多数アークが発生すると、残りの間隙の間の
電位差は15KVを越えることはなく、アークは消
滅する。間隙BとEのそれぞれの間で多数アーク
が発生した場合の電子銃426の実効抵抗値はア
ーク抑制抵抗器の値の2倍になつて、約3×104
オームとなる。従つて、アーク電流は1アンペア
あるいはそれ以下の値に制限される。
【表】 3電位電子銃526の第2の実施例が第8図に
示されている。この実施例では、電子銃526は
少なくとも1個の陰極44と、G1制御格子電極
46と、遮蔽格子電極48と、G3電極550、
G4電極552、G5電極554、G6電極556か
らなる4個の加速および集束電極とを有してい
る。G4電極552は、G4a基部電極部材55
2aとG4b端部電極部材552bからなる分割素
子である。第1のアーク抑制抵抗器557はG3
電極550とG5電極554との間に接続されて
いる。第2のアーク抑制抵抗器559は電子銃内
でG3電極550と12KVの中間電圧源との間に接
続されている。第3のアーク抑制抵抗器561は
G4a基部電極部材552aとG4b端部電極部材と
の間に接続されており、第4のアーク抑制抵抗器
563は電子銃内で、G4a基部電極部材552a
と8KVの低電圧電源との間に接続されている。
抑制抵抗器557,559,561および563
の各々は少なくとも1.5×104オーム乃至約1.7×
107オームの値を有しているが、1.5×104オーム
が適当である。 3電位電子銃526の動作の解析結果が表に
示されている。正規の動作状態のもとでは、隣接
電極間の最大電位差は18KVを越えず、アークが
発生する可能性は低い。いろいろなアーク電流に
ついて考えてみた場合、各アーク抑制抵抗器が
1.5×104オームの値を持つていると仮定すると、
いずれの例においてもアーク電流は約3アンペア
の安全値に制限される。この抵抗器回路構成の欠
点は、もし間隙AとEで多数アークが発生する
と、全電圧30KVはG3電極550とG5電極55
4との間に接続されたアーク抑制抵抗器557の
両端間にかゝるという点である。電子銃526の
アーク抑制抵抗器526の他の欠点は、全部で4
個の抵抗器が使用されており、電子銃がコスト高
になるという点である。
【表】 双電位−均一電位電子銃626が第9図に示さ
れている。電子銃626は少なくとも1個の陰極
44と、G1制御格子電極46と、G2遮蔽格子電
極48と、G3電極650、G4電極652、G5電
極654およびG6電極656を含む複数の集束
および加速電極とからなつている。G3電極65
0は、G3a基部電極部材650aとG3b端部電極
部材650bとからなる分子素子である。第1ア
ーク抑制抵抗器657はG4電極652とG6電極
656との間に接続されている。第2のアーク抑
制抵抗器659はG3b端部電極部材650bと
G5電極654との間に接続されており、第3の
アーク抑制抵抗器661はG3a基部電極部材65
0aとG3b端部電極部材650bとの間に接続さ
れている。G6電極656は抵抗性フアネル被膜
を経て30KVのアルタ電位源に接続されており、
10KVの電位がG3電極650およびG5電極65
4に供給される。アーク抑制抵抗器657,65
9および661は少なくとも1.5×104オーム乃至
1.7×107オームの値をもつているが、1.5×104
ームが好ましい。 電子銃626の動作の解析結果が表に示され
ている。正規の動作状態のもとでは、最大の電位
差である20KVは間隙A、B、Cの両端間に現わ
れる。これらの間隙のいずれかにおいてアークが
生じると、他の間隙の両端間に現われる電位差は
減少し、実効抵抗値はアーク電流を約1アンペア
以下に制限する。通常は非常に低い電位差となつ
ている間隙Eの両端側に可能性は低いがアークが
生じた場合には、間隙A、B、Cのそれぞれの両
端間に高い電位差が現われる。しかしながら、電
源の初期インピーダンスRsupplyは、設計によつて
アーク電流を安全値に制限することができる。間
隙Eにおける初期アークが間隙A、B、Cのいず
れかの両端間で多数アークを生じさせた場合に
は、アークの生じない間隙の両端間の電位差は減
少し、アーク電流は約1アンペアあるいはそれ以
下に制限される。
【表】 周期的集束電子銃726が第10図に示されて
いる。電子銃726は、少なくとも1個の陰極4
4と、G1制御格子電極46と、G2遮蔽格子電極
48と、G3電極750、G4電極752、G5電極
754、G6電極756、G7電極758を含む複
数の加速および集束電極とからなつている。G5
電極754とG7電極758との間に第1のアー
ク抑制抵抗器759が接続されている。G3電極
750とG5電極754との間に第2のアーク抑
制抵抗器761が接続されている。アルタ電位が
抵抗性フアネル被膜を経てG3電極750、G5電
極754およびG7電極758に印加される。G4
電極752は第3のアーク抑制抵抗器763によ
つてG6電極756に接続されている。第4のア
ーク抑制抵抗器765が、映像管内において、
G4電極752と12KVの電源との間に接続されて
おり、G4電極756およびG6およびG6電極75
4にそれぞれ動作電位を与えている。各アーク抑
制抵抗器759,761,763および765の
値は、少なくとも1.5×104オーム乃至約1.7×107
オームであるが、1.5×104オームが適当である。 周期的集束電子銃726の動作の解析結果が表
に示されている。正規の動作状態では、30KV
の電位がG3電極750、G5電極754、G7電極
758に印加され、12KVの電位がG4電極752
およびG6電極756に印加される。間隙A、B、
CおよびDの各々の両端間の電位差は18KVであ
るが、間隙Eの両端間の電位差は約30KVであ
る。間隙Eの間でアークが発生した場合、間隙A
の間の電位差は18KVに維持されているが、間隙
B、C、Dの各々の間の電位差は12KVあるいは
それ以下に低下する。従つて、さらに降服が誘起
されることはない。しかしながら、万一間隙Eの
間の初期アークが例えば間隙Aの間で多数アーク
を生じさせると、間隙BおよびDのそれぞれの間
の電位差は15KVに制限され、間隙Cの間の電位
差は0になる。間隙AとEにアークが生じた場合
の電子銃726の実効抵抗値は1.5×104オームに
等しくなり、それに対応するアーク電流は2アン
ペアに制限される。電子銃726の実効抵抗値
は、間隙A乃至Eの両端間に生ずる単一アークの
場合の1.5×104オームよりも大きくなり、それに
応じてアーク電流は1アンペアかそれ以下にな
る。
【表】 周期的集束電子銃の他の実施例が第11図に示
されている。電子銃826は、少なくとも1個の
陰極44と、G1制御格子電極46と、G2遮蔽格
子電極48と、G3電極850、G4電極852、
G5電極854、G6電極856、およびG7電極8
58からなる複数の加速および集束電極とからな
るという点で第10図の電子銃726と類似して
いる。新規な電子銃826のG7電極858は、
G7a基部電極部材858aとG7b端部電極部材8
58bとを有する分割電極部材からなつている。
G7a基部電極部材858aとG7b端部電極部材8
58bとの間に第1のアーク抑制抵抗器859が
接続されている。G5電極854とG7a電極85
8aとの間に第2のアーク抑制抵抗器861が接
続されている。第3のアーク抑制抵抗器863
は、電子銃826内で、G4電極852と12KVの
低電圧電源との間に接続されている。アーク抑制
抵抗器859,861および863は各々1.5×
104オームの値を持つているが、1.7×107オーム
程度の大きさの抵抗器を使用することもできる。
分割G7電極858の両方の素子、G5電極85
4、およびG3電極850には抵抗性フアネル被
膜を通してアルタ電圧が印加される。G4電極8
52およびG6電極856には12KVの電圧が印加
される。G3乃至G7に供給される電圧に比して低
く、接地電位で近似することのできる電位がG2
電極48に供給される。 分割G7電極858を有する周期的集束電子銃
826の動作の解析結果が表に示されている。
各電極にこゝに示した動作電位が印加されると、
間隙A、B、C、DおよびEの両端間の電位差は
18KVを越えないが、間隙Fの両端間には30KV
の電圧が印加される。間隙A乃至Eのうちのいず
れか1つの間隙の両端間にアークが発生すると、
間隙Aを除いてすべての間隙の両端間の電位は
15KVあるいはそれ以下になる。間隙Aの間の初
期電位差は0であつたので、間隙B乃至Fのいず
れかの両端間にアークが発生すると間隙Aの両端
間の電位差を上昇させるが、この間隙Aの間の電
位差が15KVを越えることはない。従つて、電子
銃826に多数アークが発生する可能性は少な
い。間隙B乃至Fの両端間に単一アークが発生し
た場合、実効電子銃抵抗値はアーク抑制抵抗器8
59,861、および863の値の2倍乃至3倍
の値、すなわち約3.0×104オーム乃至4.5×104
ームになる。従つて、アーク電流は1アンペアあ
るいはそれ以下に制限される。
【表】 すべての新規な実施例について以上に述べたア
ーク抑制抵抗器は、カーボランダム コーポレー
シヨン(Carborundum Corporation)製の抵抗
器あるいはこれと等価な抵抗器が適している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が実施されるカラー陰極線管
(CRT)を、その一部を軸に沿つて切断して示し
た平面図、第2図は2対の電極を相互に接続する
2個のアーク抑制抵抗器を備えたこの発明による
新規な電子銃の構造を示す切断正面図、第3図は
アーク抑制抵抗器を使用した従来の電子銃の構造
を示す切断正面図、第4図は動作電圧源への接続
点を含む第3図に示す従来の電子銃の簡略化され
た概略ブロツク図、第5図は動作電圧源への接続
点を含む第2図に示す電子銃の簡単化されたブロ
ツク図、第6図、第7図、第8図、第9図および
第11図は動作電圧源への接続点を含むこの発明
の電子銃の各実施例の簡略化された概略ブロツク
図、第10図は参考として周期的集束電子銃の他
の例を示す図である。 第2図および第5図で、10……陰極線管、2
6……電子銃、44……陰極、46,48……電
極、50……低電圧電極、50a,50b……電
極部材、52……高電圧電極、52a,52b…
…電極部材、60,62……アーク抑制抵抗器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電子ビーム通路に沿つて電子ビームを発生す
    るための少なくとも1個の陰極と、上記電子ビー
    ム通路に沿つて直列的に配置された複数の電極と
    を備えた電子銃を有し、 上記電極は上記電子ビームを加速し集束するた
    めの少なくとも1個の低電圧電極と少なくとも1
    個の高電圧電極とを含み、 上記電子銃はさらに上記複数の電極のうちの選
    択されたものを相互に接続する複数個の抵抗器を
    有し、 上記複数の電極のうちの少なくとも1個の電極
    は、上記複数個の抵抗器のうちの1つによつて相
    互に接続された間隔をおいて設けられた2個の隣
    接する部分からなる分割電極部材であり、 上記相互に接続された電極は通常実質的に同じ
    電位で動作し、上記抵抗器はアークの発生時にア
    ーク電流を制限して、損傷を与える縦続的アーク
    が発生するのを防止する分圧器として動作する、
    陰極線管。
JP58179057A 1982-09-27 1983-09-26 陰極線管 Granted JPS5981840A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US424140 1982-09-27

Publications (2)

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JPS5981840A JPS5981840A (ja) 1984-05-11
JPH0365608B2 true JPH0365608B2 (ja) 1991-10-14

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