JP4586627B2 - データアクセス装置、データアクセス方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

データアクセス装置、データアクセス方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、所定画面上に設定される複数の画素のパターンをアクセスパターンとし、このアクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に順次移動した各設定位置で、このアクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するデータアクセス装置、データアクセス方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
詳しくは、この発明は、アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に順次移動した各設定位置で、当該アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態として、当該複数の画素データを同時にアクセスできるようにしたことによって、当該複数の画素データの同時取得を容易としたデータアクセス装置等に係るものである。
従来、半導体メモリMYは、図31に示すように、ワード線WLとビット線BLを指定してメモリセルMCをアクセスする構造となっており、指定されたワード線WLとビット線BLが交差する位置にあるメモリセルMCに格納されたデータが読み出される。このような構造の半導体メモリMYでは、複数のワード線WLで同じビット線BLを共有している。したがって、図32のように、例えば2つのワード線WL1,WL2を指定すると、ビット線BLにはこれらワード線WL1,WL2のデータが混じり合って出てくるため、異なるワード線WLのデータには同時アクセスできない。
これに対して、図33のように、メモリMYを複数のメモリバンクBK0〜BKn−1に分け、それぞれのメモリバンクBK0〜BKn−1に異なるアドレスを指定することで、複数のワード線WLのデータに同時にアクセスできるが、メモリバンク内の異なるワード線WLのデータには同時にアクセスできない。
一般に、同時に複数データにアクセスが可能なのは、その複数データが異なるメモリバンクに格納されているか、あるいはその複数データが同一ワード線上に格納されているかのいずれかである。
また従来、入力データに含まれる特定のデータ配列を認識することにより、パターン認識や動き検出等の処理が行われている。例えば、数ラインの画素データを蓄積でき画素単位で出力できるバッファメモリと、数ビット幅データを処理し得る複数のプロセッサエレメントを含み、この複数のプロセッサエレメントで同時並行してデータ処理ができるデータ処理器と、マッチング参照データと制御データを格納する制御情報メモリとを備え、データ処理器の各プロセッサエレメントが、バッファメモリが出力した画像データの中の、自己に宛てられた注目画素中心のマトリクスの画素データ群を、閾値を用いて2値化して該プロセッサエレメントが処理可能なシリアル配列のビット幅に区切った対象データに変換し、同形式で制御情報メモリにあった参照データと合致するか否かを判定することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、動画像の処理の分野において、動き、すなわち、時間的に異なる画像中の物体の動き方向と大きさ(または速さ)が用いられており、例えば画像の高能率符号化における動き補償フレーム間符号化や、フレーム間時間領域フィルタによるテレビジョン雑音低減装置における動きによるパラメータ制御等に動きが用いられる。動きを求める動き検出方法としては、ブロックマッチング法が知られている。本件出願人は、画像信号中の動きを検出する動き検出方法において、(a)1画面全体または1画面を複数に分割した比較的大きなブロック毎に、マッチング法によって積算値テーブルを生成し、この積算値テーブルを用いて、1画面全体または1画面を複数に分割した比較的大きなブロック毎に、1または複数の候補ベクトルを抽出するステップと、(b)この候補ベクトルのみを対象としてマッチングを行い、1画素または比較的小さいブロック毎に動きベクトルを検出するステップとからなる2ステップの動き検出方法を先に提案している。この2ステップの動き検出方法では、画像の動き検出を2ステップ方式の代表点マッチングにより行う代表点マッチング、ベクトル割り当ての2ステップの過程において、いずれも画面内における任意の複数の画素データを同時に読み出す必要がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−203236号公報 特開2001−61152号公報
ここで、水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面の上に複数の画素のパターンをアクセスパターンとして設定し、このアクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に1画素ずつ順に移動した各設定位置で、アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得することを考える。
例えば、図34に示すように、水平方向に伸びる画素列が垂直方向に順次配列された画面SRNの上に5個の画素IM1〜IM5のパターンをアクセスパターンACPとして設定し、このアクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動していく場合を考える。この場合、画素列方向は水平方向であり、アクセスパターンACPの設定位置はラスタスキャン順に移動していく。また、図34の「□」は1画素を示しており、この図34におけるアクセスパターンACPの設定位置は、開始位置を示している。
この画面SRNの各画素列の画素のデータを、左上の画素からラスタスキャン順に、図35に示すように、5個のメモリバンクBK0〜BK4に1画素ずつ順に格納したとする。図35の□内の数字はバンクアドレス0〜4を示している。この場合、アクセスパターンACPの設定位置が開始位置にあるとき、図36に示すように、アクセスパターンACPで特定される5個の画素IM1〜IM5の画素データは、メモリバンクBK0〜BK4の○印で示すアドレス位置に格納されていることから、5個の画素データに同時にアクセスして読み出すことができる。
アクセスパターンACPの設定位置が開始位置から1画素ずつ移動して4画素の移動までは、上述した設定位置が開始位置にある場合と同様に、5個の画素データに同時にアクセスして読み出すことができる。しかし、図37に示すように、アクセスパターンACPの設定位置が5画素移動したとき、アクセスパターンACPで特定される5個の画素IM1〜IM5の画素データは、図38に示すように、メモリバンクBK0〜BK4の○印で示すアドレス位置に格納されており、メモリバンクBK0で複数のワード線のデータにアクセスすることが必要になるので、5個の画素データに同時アクセスして読み出すことができなくなる。
アクセスパターンによっては、格納場所を上手く選べば同時にアクセスできるが、どのようなアクセスパターンでも複数の画素データに同時にアクセスできるようにするためには、1メモリバンクが1ワード線だけで構成されるぐらい細かく、バンク分割する必要がある。しかし、細かく分割するほどバンク数は多くなり、(a)それぞれのバンクに異なるアドレスを指定するのでアドレスバスが膨大になる、(b)デコーダやセレクタがバンクの数だけ必要なのでチップ面積が大きくなる、(c)同時に複数のバンクが動作するため消費電力が多くなる、等の問題点が出てくる。
なお、アクセスパターンに対応した複数の画素データに時分割でアクセスし、キャッシュやバッファに一時記憶し、見かけ上の同時アクセスを達成することが提案されているが(実開昭63−35146号公報、実開平8−896号公報参照)、時間的な遅れが発生するという問題点があった。
この発明の目的は、アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、当該アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得することを容易に行い得るようにすることにある。
この発明の概念は、
複数のメモリバンクからなるメモリ部と、
水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、該注目画素の画素データを、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、上記所定画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンの情報に基づき、上記複数のメモリバンクに振り分けて格納するための制御を行うデータ格納制御部と、
上記複数のメモリバンクから、上記アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するための制御を行うデータアクセス制御部と、
上記複数のメモリバンクから同時に取得される上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを入力し、入出力の対応情報に基づいて、それぞれ中心画素と該中心画素の周辺に位置する周辺画素からなる各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを出力するセレクタとを備え、
上記データ格納制御部は、
上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に基づき、上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、上記注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することを開始し、その後上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに該当するとき、上記注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替え、
上記データアクセス制御部は、
上記設定位置が所定位置にあるとき、該所定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを上記複数のメモリバンクから同時に読み出し、上記設定位置が上記画素列方向に移動した際に、上記設定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、上記所定のメモリバンクから読み出した画素データを該画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する
ことを特徴とするデータアクセス装置にある。
この発明においては、水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、この注目画素の画素データを複数のメモリバンクに振り分けて格納する。
例えば、データ格納制御部は、注目画素が、開始位置に設定されたアクセスパターンで特定される複数の画素(初期アクセス画素)に一致する画素であるか否かを判定する一致判定部と、この一致判定部の判定出力に基づいて、注目画素毎に、メモリ部に対する書き込みアドレスを生成するアドレス生成部とを有する。
この場合、注目画素がアクセスパターンで特定される複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、この注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することが開始される。その後、注目画素が複数の画素のいずれかに該当するとき、この注目画素の画素データを格納するメモリバンクが順次切り替えられる。これにより、開始位置に設定されたアクセスパターンで特定される複数の初期アクセス画素の画素データはそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態となって同時アクセスが可能となる。
また、この発明においては、アクセスパターンの設定位置が開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、アクセスパターンで特定される複数の画素(アクセス画素)の画素データを、複数のメモリバンクから同時に取得する。
例えば、データアクセス制御部は、複数のメモリバンクの読み出しアドレスを生成する読み出しアドレス生成部と、複数のメモリバンクの書き込みアドレスを生成する書き込みアドレス生成部とを有する。そして、読み出しアドレス生成部は、複数のメモリバンクのそれぞれに対し、最初の読み出しアドレスを、外部から与えられる読み出し開始アドレスにセットし、各設定位置で画素データの読み出しが行われるとき、読み出しアドレスをインクリメントして次の読み出しアドレスを生成する。また、書き込みアドレス生成部は、複数のメモリバンクのそれぞれに対し、最初の書き込みアドレスを、外部から与えられる書き込み開始アドレスにセットし、各設定位置で画素データの書き込みが行われるとき、書き込みアドレスをインクリメントして次の書き込みアドレスを生成する。
また例えば、データアクセス制御部は、複数のメモリバンクの、読み出しを行うか否かを示す読み出しフラグを生成する読み出しフラグ生成部をさらに備える。そして、この読み出しフラグ生成部は、複数のメモリバンクのそれぞれに対し、外部から与えられる読み出しフラグに基づき、設定位置の開始位置におけるアクセスパターンで特定される複数の画素の画素データのいずれかが格納されているメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態とし、その他のメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態とする。
この場合、アクセスパターンの設定位置が所定位置にあるとき、この所定位置におけるアクセスパターンで特定される複数の画素(アクセス画素)の画素データが複数のメモリバンクから同時に読み出されると共に、この設定位置が画素列方向に移動した際に、設定位置におけるアクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、所定のメモリバンクから読み出した画素データは、その画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納される。これにより、アクセスパターンの設定位置が開始位置から移動した全ての位置で、当該アクセスパターンで特定される複数のアクセス画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態となって同時アクセスが可能となる。
例えば、データアクセス制御部に与えられる読み出しフラグは、データ格納制御部から与えられる。この場合、データ格納制御部は、複数のメモリバンクのそれぞれに対応した、読み出しを行うか否かを示す読み出しフラグを生成する読み出しフラグ生成部をさらに有する。そして、この読み出しフラグ生成部は、複数の画素のいずれかに対応する画素データが格納されるメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態とし、その他のメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態とする。
このように、データ格納制御部からデータアクセス制御部に読み出しフラグを与えることで、例えばこれらデータ格納制御部およびデータアクセス制御部を制御する制御装置が、アクセスパターンの情報に基づいて読み出しフラグを生成して、データアクセス制御部に与えることが必要でなくなる。
また例えば、データアクセス制御部に与えられる読み出し開始アドレスおよび書き込み開始アドレスは、データ格納制御部から与えられる。この場合、データ格納制御部は、複数のメモリバンクのそれぞれに対応した、読み出し開始アドレスおよび書き込み開始アドレスを生成する開始アドレス生成部をさらに有する。そして、この開始アドレス生成部は、それぞれのメモリバンクに対して、最初の画素データが格納されたアドレスを読み出し開始アドレスとし、最後の画素データが格納されたアドレスの次のアドレスを書き込み開始アドレスとする。
このように、データ格納制御部からデータアクセス制御部に読み出し開始アドレスおよび書き込み開始アドレスを与えることで、例えばこれらデータ格納制御部およびデータアクセス制御部を制御する制御装置が、アクセスパターンの情報に基づいて読み出し開始アドレスおよび書き込み開始アドレスを生成して、データアクセス制御部に与えることが必要でなくなる。
また、この発明において、アクセスパターンは、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、所定画面上に設定される複数の画素のパターンである。ここで、一個の中心画素と当該一個の中心画素の周辺に位置する周辺画素とからなるまとまりを画素群と呼ぶ。この場合、複数の中心画素の位置関係によっては、複数の中心画素に対応した複数の画素群を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序は、各画素群毎に連続したものとならない。またこの場合、複数の中心画素の位置関係によっては、複数の画素群を構成する画素同士が重なり、アクセスパターンを構成する画素の個数は、一個の画素群を構成する画素の個数を画素群の個数倍したものより小さくなる。
上述したように、複数のメモリバンクからアクセスパターンで特定される複数の画素の画素データが同時に取得される。この場合、複数の画素は、初期格納時において、注目画素となる順番で並んだものとなる。この発明においては、複数のメモリバンクから同時に取得される複数の画素の画素データから、入出力の対応情報に基づいて、各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを選択的に出力する。これにより、各画素群毎に連続した画素データを得ることが可能となる。
例えば、アクセスパターンの情報および入出力の対応情報は、セレクタ設定部で発生される。このセレクタ設定部は、複数の中心画素の座標情報および周辺の情報に基づいて、各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報を得るアクセスパターン拡張部と、このアクセスパターン拡張部で得られる各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報に基づいて、各画素群を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順番情報を求め、各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報を順番情報で表したアクセスパターンの情報を発生するソート部と、このソート部で求められた、各画素群を構成するそれぞれの画素の順番情報に基づいて、入出力の対応情報を発生するセレクタ位置設定部とを有する。これにより、複数の中心画素の座標情報と周辺の情報を与えて、任意のアクセスパターンを設定できる。
この発明によれば、アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に順次移動した各設定位置で、当該アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態として、当該複数の画素データを同時にアクセスできるようにしたものであり、当該複数の画素データの同時取得を容易に行うことができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのデータアクセス装置100の構成を示している。
このデータアクセス装置100は、メモリ部110と、データ格納制御部120と、データアクセス制御部140と、セレクタ160と、セレクタ設定部170とを備えている。
メモリ部110は、図示しない制御装置から入力端子180を介して与えられる制御信号SCLに基づいて動作する。このメモリ部110には、初期格納時に、入力端子111から、格納すべき所定画面の画素データDiが入力される。ここで、所定画面は、水平方向に伸びる画素列が垂直方向に順次配列された構成となっており、メモリ部110には、各画素列の画素データが、注目画素としてラスタスキャン順に入力されていく。メモリ部110は、複数個のメモリバンクからなっている。本実施の形態においては、後述するように、画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンACPが最大6画素で構成されることから、メモリ部110は6個のメモリバンクBK0〜BK5からなっている。このメモリ部110に入力されていく各注目画素の画素データは、アクセスパターンACPを構成する画素の個数がN個(N≦6)であるとき、N個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に振り分けて格納される。
図2〜図4は、それぞれ、本実施の形態で取り扱う、画面SRN上に設定されるアクセスパターンACPの一例を示している。本実施の形態では、アクセスパターンACPは、2個の中心画素IM1,IM2および各中心画素の上下に位置する周辺画素のパターンとされる。ここで、一個の中心画素と当該一個の中心画素の周辺に位置する周辺画素とからなるまとまりを画素群と呼ぶ。この図2〜図4の「□」は、画面SRNを構成する画素を示している。また、図2〜図4に示すアクセスパターンACPの設定位置は、それぞれ、その開始位置である。また、本実施の形態では、画面の水平方向に伸びる画素列の画素数は22個とされている。
図2に示すアクセスパターンACPは、2個の中心画素IM1,IM2が、水平方向に2画素ずれ、垂直方向に2画素ずれた状態となっている。中心画素IM1と周辺画素IM1U,IM1Dとから、中心画素IM1に対応した画素群G1が構成されている。また、中心画素IM2と周辺画素IM2U,IM2Dとから、中心画素IM2に対応した画素群G2が構成されている。この場合、2個の画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序は、各画素群毎に連続したものとなる。ここで、画素IM1,IM2,IM1U,IM1D,IM2U,IM2Dに付された数字は、注目画素となる順序を示している。またこの場合、2個の画素群G1,G2を構成する画素同士の重なりはなく、アクセスパターンACPを構成する画素の個数は6個であり、一個の画素群を構成する画素の個数を2倍したものとなっている。
図3に示すアクセスパターンACPは、2個の中心画素IM1,IM2が、水平方向に2画素ずれ、垂直方向に1画素ずれた状態となっている。中心画素IM1と周辺画素IM1U,IM1Dとから、中心画素IM1に対応した画素群G1が構成されている。また、中心画素IM2と周辺画素IM2U,IM2Dとから、中心画素IM2に対応した画素群G2が構成されている。この場合、2個の画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序は、各画素群毎に連続したものとならない。ここで、画素IM1,IM2,IM1U,IM1D,IM2U,IM2Dに付された数字は、注目画素となる順序を示している。またこの場合、2個の画素群G1,G2を構成する画素同士の重なりはなく、アクセスパターンACPを構成する画素の個数は6個であり、一個の画素群を構成する画素の個数を2倍したものとなっている。
図4に示すアクセスパターンACPは、2個の中心画素IM1,IM2が、水平方向に同一位置にあり、垂直方向に1画素ずれた状態となっている。中心画素IM1,IM2と周辺画素IM1Uとから、中心画素IM1に対応した画素群G1が構成されている。また、中心画素IM1,IM2と周辺画素IM2Dとから、中心画素IM2に対応した画素群G2が構成されている。この場合、2個の画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序は、各画素群毎に連続したものとならない。ここで、画素IM1,IM2,IM1U,IM2Dに付された数字は、注目画素となる順序を示している。またこの場合、2個の画素群G1,G2を構成する画素同士の重なりがあり、アクセスパターンACPを構成する画素の個数は4個であり、一個の画素群を構成する画素の個数を2倍したものより小さくなっている。
また、データアクセス時に、アクセスパターンACPの設定位置が開始位置(図2〜図4参照)からラスタスキャン順に移動していくが、このアクセスパターンACPが画素列方向に1画素ずつ移動した各設定位置で、当該アクセスパターンACPで特定される複数の画素(以下、適宜、「アクセス画素」という)の画素データが、各メモリバンクから同時に読み出される。この場合、アクセスパターンACPを構成する画素の個数がN個(N≦6)であるとき、メモリバンクBK0〜BK(N-1)から、アクセスパターンACPで特定されるN個の画素データが同時に読み出される。なお、このように各設定位置で読み出されるN個の画素データDo0〜Do(N-1)は、他のメモリバンクに格納すべき画素データとして、メモリ部110に再入力される。
データ格納制御部120は、図示しない制御装置から入力端子180を介して供給される制御信号SCLに基づいて動作する。このデータ格納制御部120は、上述したように、各注目画素の画素データをメモリ部110の各メモリバンクに振り分けて格納するための制御を行う。つまり、このデータ格納制御部120は、注目画素がアクセスパターンACPで特定されるN個の画素(以下、適宜、「初期アクセス画素」という)のいずれかに最初に該当するとき、この注目画素の画素データを最初のメモリバンク、つまりメモリバンクBK0に格納することを開始し、その後注目画素が初期アクセス画素のいずれかに該当するとき、この注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替える。
データアクセス制御部140は、図示しない制御装置から入力端子180を介して供給される制御信号SCLに基づいて動作する。このデータアクセス制御部140は、アクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、このアクセスパターンACPで特定されるN個(N≦6)のアクセス画素の画素データを、N個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から同時に読み出すための制御を行う。ここで、画素列方向は水平方向であり、アクセスパターンACPの設定位置はラスタスキャン順に移動していく。
データアクセス制御部140は、アクセスパターンACPの設定位置が画素列方向に移動した際に、その設定位置におけるアクセスパターンACPで特定されるN個のアクセス画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、所定のメモリバンクから読み出した画素データを、その画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する。
セレクタ160は、メモリ部110のN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から同時に取得されるN個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)を入力し、入出力の対応情報INFに基づいて、上述した中心画素IM1,IM2に対応した画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a〜D1c,D2a〜D2cを出力する。この場合、N個のアクセス画素は、初期格納時において、注目画素となる順序で並んだものとなっている。
上述したように、中心画素IM1,IM2の位置関係によっては、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序が各画素群毎に連続したものとならない場合(図3参照)、あるいは画素群G1,G2を構成する画素同士が重なってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなる場合(図4参照)がある。
セレクタ160は、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序が各画素群毎に連続したものとならない場合には、N個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)の順序を変更し、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a〜D1c,D2a〜D2cを出力する。
また、このセレクタ160は、画素群G1,G2を構成する画素同士が重なってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなる場合には、N個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)のうち所定の画素データを複数の出力画素データとし、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a〜D1c,D2a〜D2cを出力する。
セレクタ設定部170は、図示しない制御装置から入力端子180を介して供給される制御信号SCLに基づいて動作する。このセレクタ設定部170は、中心画素IM1,IM2の情報および周辺の情報に基づいて、上述したアクセスパターンACPの情報IAPを発生する。本実施の形態において、周辺の情報は、「上下位置」を示すものである。また、セレクタ設定部170は、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が初期格納時に注目画素となる順番情報に基づいて、上述した入出力の対応情報INFを発生する。この場合、当該順番情報により、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序が各画素群毎に連続したものとなるか否かがわかる。また、当該順番情報により、画素群G1,G2を構成する画素同士が重なってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなるか否かがわかる。
図1に示すデータアクセス装置100の動作を説明する。
セレクタ設定部170には、制御信号SCLのひとつとして、中心画素IM1,IM2の情報および周辺の情報が供給される。そして、このセレクタ設定部170では、中心画素IM1,IM2の情報および周辺の情報に基づいて、アクセスパターンACPの情報IAPおよび入出力の対応情報INFが発生される。アクセスパターンACPの情報IAPはデータ格納制御部120に供給され、入出力の対応情報INFはセレクタ160に供給される。
初期格納時には、入力端子111からメモリ部110に、格納すべき所定画面の画素データDiが入力される。この初期格納時における動作は、データ格納制御部120により制御される。この場合、開始位置に設定されたアクセスパターンACPで特定されるN個(N≦6)の初期アクセス画素のいずれかに最初に注目画素が該当するとき、この注目画素の画素データを最初のメモリバンク、つまりメモリバンクBK0に格納することが開始され、その後注目画素が初期アクセス画素のいずれかに該当するとき、この注目画素の画素データを格納するメモリバンクが順次切り替えられる。
これにより、メモリ部110に入力されていく各注目画素の画素データは、N個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に振り分けられて格納され、開始位置に設定されたアクセスパターンACPで特定される複数の初期アクセス画素の画素データはそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態となって同時アクセスが可能となる。
また、データアクセス時に、アクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、メモリ部110のN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から、アクセスパターンACPで特定されるN個の画素データDo0〜Do(N-1)が同時に読み出される。このデータアクセス時における動作はデータアクセス制御部140により制御される。
この場合、アクセスパターンACPの設定位置が画素列方向に移動した際に、その設定位置におけるアクセスパターンACPで特定されるN個のアクセス画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、所定のメモリバンクから読み出された画素データは、その画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納される。これにより、アクセスパターンACPの設定位置が開始位置から移動した全ての位置で、当該アクセスパターンACPで特定されるN個のアクセス画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態となって同時アクセスが可能となる。
データアクセス時に、アクセスパターンACPの各設定位置で、メモリ部110のN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から取得されるN個の画素データDo0〜Do(N-1)は、セレクタ160に入力される。そして、このセレクタ160からは、中心画素IM1,IM2に対応した画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cが出力され、この6個の画素データが出力端子112に導出される。
この場合、セレクタ160では、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が初期格納時に注目画素となる順序が各画素群毎に連続したものとならない場合には、N個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)の順序が変更される。またこの場合、画素群G1,G2を構成する画素同士が重なってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなる場合には、N個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)のうち所定の画素データが複数の出力画素データとされる。
例えば、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合には、アクセスパターンACPの各設定位置で、メモリ部110の6個のメモリバンクBK0〜BK5から、6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM1D,IM2U,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出される。この場合、セレクタ160からは6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が出力される。
また例えば、アクセスパターンACPが上述した図3に示すものであった場合には、アクセスパターンACPの各設定位置で、メモリ部110の6個のメモリバンクBK0〜BK5から、6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2U,IM1D,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出される。この場合、セレクタ160からは6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do3,Do2,Do4,Do5が出力される。
また例えば、アクセスパターンACPが上述した図4に示すものであった場合には、アクセスパターンACPの各設定位置で、メモリ部110の4個のメモリバンクBK0〜BK3から、4個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3が同時に読み出される。この場合、セレクタ160からは6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do2,Do1,Do2,Do3が出力される。
次に、データ格納制御部120、データアクセス制御部140、セレクタ160およびセレクタ設定部170の詳細を説明する。
まず、データ格納制御部120を説明する。図5は、このデータ格納制御部120の構成を示している。このデータ格納制御部120は、カウンタ121と、一致判定部122と、バンクアドレスカウンタ123と、ビット線アドレスカウンタ124と、ワード線アドレスカウンタ125と、アドレス生成部126と、読み出しフラグ生成部127とを有している。
カウンタ121は、上述したメモリ部110に順に入力される各注目画素の画素データの入力個数をカウントする。このカウンタ121には、メモリ部110に入力される各注目画素の画素データに同期したデータクロックDCKが供給される。このデータクロックDCKは、上述した制御信号SCLのひとつを構成しており、図示しない制御装置から供給される。このカウンタ121は、最初にそのカウント値が0とされ、その後はメモリ部110に各注目画素の画素データが入力される毎に、データクロックDCKによってインクリメントされていく。
一致判定部122は、上述したメモリ部110に所定の注目画素の画素データが入力される毎に、その注目画素が、開始位置に設定されたアクセスパターンACPで特定されるN個の画素(初期アクセス画素)のいずれかに一致するか否かを判定する。そのため、この一致判定部122には、注目画素が当該N個の画素のそれぞれとなるときに上述したカウンタ121から出力されるカウント値CN1〜CNNが、アクセスパターン情報IAPとして供給される。このアクセスパターン情報IAPは、セレクタ設定部170から供給される。一致判定部122は、ある注目画素におけるカウンタ121のカウント値がカウント値CN1〜CNNと一致するとき、それぞれ、当該注目画素は1番目〜N番目の初期アクセス画素であると判定する。
バンクアドレスカウンタ123は、6個のメモリバンクBK0〜BK5のうち注目画素の画素データを格納すべきメモリバンクを示すカウント値、つまりバンクアドレスを出力する。このカウンタ123には、上述した一致判定部122の判定出力が供給される。このカウンタ123は、最初はそのカウント値が0とされ、その後注目画素が2番目以降の初期アクセス画素となるとき、インクリメントされる。このカウンタ123のカウント値0〜5、つまりバンクアドレス0〜5は、それぞれメモリバンクBK0〜BK5を示している。
ビット線アドレスカウンタ124は、6個のメモリバンクBK0〜BK5にそれぞれ対応した6個のカウンタ124-0〜124-5からなっている。このカウンタ124には、メモリ部110に入力される各注目画素の画素データに同期したデータクロックDCKが供給される。カウンタ124-0〜124-5は、それぞれ、最初は、そのカウント値、つまりビット線アドレスが0とされる。その後は、メモリ部110に各注目画素の画素データが入力されて格納される毎に、カウンタ124-0〜124-5のうちバンクアドレスに対応したカウンタがインクリメントされていく。本実施の形態では、各メモリバンクBK0〜BK5のワード線長は10とされている。そのため、カウンタ124-0〜124-5は、それぞれ、カウント値9の次はカウント値0となり、10進カウンタの構成となっている。
ワード線アドレスカウンタ125は、6個のメモリバンクBK0〜BK5にそれぞれ対応した6個のカウンタ125-0〜125-5からなっている。カウンタ125-0〜125-5には、それぞれ上述したカウンタ124-0〜124-5の桁上げ信号であるキャリーCAが供給される。カウンタ125-0〜125-5は、それぞれ、カウンタ124-0〜124-5からキャリーCAが供給される毎に、インクリメントされていく。
アドレス生成部126は、メモリ部110に供給する書き込みアドレスWを生成する。このアドレス生成部126には、カウンタ123〜125のカウント値が供給される。このアドレス生成部126は、カウンタ125のカウント値(バンクアドレス)、カウンタ124を構成する6個のカウンタ124 -0124 -5のうちバンクアドレスに対応したカウンタのカウント値(ビット線アドレス)、およびカウンタ125を構成する6個のカウンタ125-0〜125-5のうちバンクアドレスに対応したカウンタのカウント値(ワード線アドレス)を合成して、メモリ部110に供給する書き込みアドレスWを生成する。
また、このアドレス生成部126は、初期格納時に画素データが格納されるN個(N≦6)のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に対する、読み出し開始アドレスRSおよび書き込み開始アドレスWSを生成する。これら開始アドレスRS,WSは、それぞれ、データアクセス制御部140で用いられる。この場合、アドレス生成部126は、メモリバンクBK0〜BK(N-1)の、最初の画素データが格納された書き込みアドレスを、それぞれ、メモリバンクBK0〜BK(N-1)に対する読み出し開始アドレスRSとする。また、アドレス生成部126は、メモリバンクBK0〜BK(N-2)の、最後の画素データが格納されたアドレスの次のアドレスを、それぞれ、メモリバンクBK0〜BK(N-2)に対する書き込み開始アドレスWSとする。
読み出しフラグ生成部127は、データアクセス制御部140で用いられる、それぞれのメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しフラグRFGを生成する。この読み出しフラグ生成部127には、一致判定部122の判定出力が供給されると共に、バンクアドレスカウンタ123のカウント値(バンクアドレス)が供給される。この読み出しフラグ生成部127は、6個のメモリバンクBK0〜BK5のうち、開始位置に設定されたアクセスパターンACPで特定されるN個の初期アクセス画素のいずれかに対応する画素データが格納されるメモリバンクに対する読み出しフラグRFGを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1とし、その他のメモリバンクに対する読み出しフラグRFGを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態、例えば0とする。
次に、図5に示すデータ格納制御部120の制御による初期格納時の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、データ格納制御部120は、例えばマイクロプロセッサで構成され、図示しないプログラムメモリに格納されたデータ格納制御プログラムに従って制御動作をする。
ステップST1で、動作を開始し、ステップST2で、バンクアドレスカウンタ123のカウント値(バンクアドレス)、ビット線アドレスカウンタ124を構成する6個のカウンタ124-0〜124-5のカウント値(ビット線アドレス)、およびワード線アドレスカウンタ125を構成する6個のカウンタ125-0〜125-5のカウント値(ワード線アドレス)をそれぞれ0にし、カウンタ121のカウント値を0にし、さらに読み出しフラグ生成部127から出力される各メモリバンクBK0〜BK5に対応する読み出しフラグRFGを全て読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態、例えば0にする。
次に、ステップST3で、注目画素の画素データが入力されたか否かを判定する。この場合、データクロックDCKが供給されるとき、注目画素の画素データが入力されたと判定する。注目画素の画素データが入力されたと判定するとき、ステップST4で、カウンタ121をインクリメントする。
次に、ステップST5で、ステップST3で入力された注目画素が初期アクセス画素であるか否かを、一致判定部122で判定する。この場合、カウンタ121のカウント値が、アクセスパターン情報IAPとしてのカウント値CN1〜CNNのいずれかと一致するとき、注目画素が初期アクセス画素であると判定する。
注目画素が初期アクセス画素であると判定するとき、ステップST6で、その初期アクセス画素が最初の初期アクセス画素であるか否かを判定する。最初の初期アクセス画素であると判定するとき、直ちに、ステップST9に進む。一方、最初の初期アクセス画素でないと判定するとき、ステップST7で、書き込みアドレスWを、バンクアドレスに対応したメモリバンクの書き込み開始アドレスWSにする。
ここで、書き込みアドレスWは、アドレス生成部126で、上述したバンクアドレスの他に、ビット線アドレスおよびワード線アドレスを合成することで生成されている。ビット線アドレスは、バンクアドレスに対応したカウンタ124内のカウンタのカウント値で与えられる。ワード線アドレスは、バンクアドレスに対応したカウンタ125内のカウンタのカウント値で与えられる。
次に、ステップST8で、バンクアドレスカウンタ123のカウント値(バンクアドレス)をインクリメントする。その後に、ステップST9に進む。ステップST9では、読み出しフラグ生成部127は、バンクアドレスに対応したメモリバンクの読み出しフラグRFGを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1にする。そして、ステップST10で、アドレス生成部126で生成されている書き込みアドレスWを、バンクアドレスに対応したメモリバンクの読み出し開始アドレスRSにする。その後に、ステップST11に進む。
上述のステップST5で、注目画素が初期アクセス画素でないと判定されるとき、ステップST12で、注目画素が最初の初期アクセス画素の後の画素であるか否かを判定する。注目画素が最初の初期アクセス画素の後の画素でないと判定するとき、ステップST3に戻り、次の注目画素の画素データの入力を待つ。一方、注目画素が最初の初期アクセス画素の後の画素であると判定するとき、直ちに、ステップST11に進む。
このステップST11では、アドレス生成部126で生成されている書き込みアドレスWに基づき、当該書き込みアドレスWのバンクアドレスで指定されるメモリバンクの、当該書き込みアドレスWのビット線アドレスおよびワード線アドレスで指定されるアドレス位置に、注目画素の画素データを格納する。
次に、ステップST13で、ビット線アドレスカウンタ124のバンクアドレスに対応したカウンタのカウント値(ビット線アドレス)をインクリメントする。そして、ステップST14で、ステップST13で、カウンタのカウント値が0となったとき、そのカウンタから出力されるキャリーCAにより、ワード線アドレスカウンタ125のバンクアドレスに対応したカウンタのカウント値(ワード線アドレス)をインクリメントする。その後に、ステップST15に進む。
ステップST15では、画面SRNの全ての画素の画素データが入力されたか否かを判定する。この場合、カウンタ121のカウント値が、画面SRNを構成する画素の個数に等しいとき、全ての画素の画素データが入力されたと判定する。全ての画素の画素データが入力されたと判定するとき、ステップST16で、動作を終了する。一方、全ての画素の画素データが入力されていないと判定するとき、ステップST3に戻り、次の注目画素の画素データの入力を待つ。
上述した初期格納時の動作により、画面SRNの各画素のデータは、各メモリバンクに振り分けられて格納される。
図7は、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合における、各画素の画素データの初期格納状態を示している。この図7の□内の数字は、その画素の画素データが格納されるメモリバンクのバンクアドレスを示している。ここで、「0」〜「5」は、それぞれ、メモリバンクBK0〜BK5を示している。また、図8は、その場合における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態を示している。ここで、「■」は画素データが格納されているメモリセルMCを示し、「□」は画素データが格納されていないメモリセルMCを示している。これは、以下の図においても同様である。
最初、バンクアドレスは「0」となっている。この状態で、第1列の先頭画素が注目画素となる。この注目画素は、アクセスパターンACPで特定される最初の初期アクセス画素IM1Uである。そのため、メモリバンクBK0の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM1UからメモリバンクBK0への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM1Uの画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK0の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK0参照)。
その後、この画素IM1Uに続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK0に格納されていくが、第2列の1番目の画素は2番目の初期アクセス画素IM1であり、この画素IM1が注目画素となるとき、バンクアドレスがインクリメントされて「1」となり、画素データを格納すべきメモリバンクはBK1となる。
そのため、メモリバンクBK0は、22画素の画素データが格納された状態となる(図8のバンクBK0の最初の22個のアドレス位置参照)。この場合、このメモリバンクBK0の書き込み開始アドレスWSは、最後の画素データ、つまり22画素目の画素データが格納されたアドレス位置の次のアドレス位置を示すアドレスとされる(図8のバンクBK0参照)。
上述したように画素IM1が注目画素となるとき画素データを格納すべきメモリバンクはBK1となる。そのため、このメモリバンクBK1の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM1からメモリバンクBK1への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM1の画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK1の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK1参照)。
その後、この画素IM1に続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK1に格納されていくが、第3列の1番目の画素は3番目の初期アクセス画素IM1Dであり、この画素IM1Dが注目画素となるとき、バンクアドレスがインクリメントされて「2」となり、画素データを格納すべきメモリバンクはBK2となる。
そのため、メモリバンクBK1は、22画素の画素データが格納された状態となる(図8のバンクBK1の最初の22個のアドレス位置参照)。この場合、このメモリバンクBK1の書き込み開始アドレスWSは、最後の画素データ、つまり22画素目の画素データが格納されたアドレス位置の次のアドレス位置を示すアドレスとされる(図8のバンクBK1参照)。
上述したように画素IM1Dが注目画素となるとき画素データを格納すべきメモリバンクはBK2となる。そのため、このメモリバンクBK2の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM1DからメモリバンクBK2への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM1Dの画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK2の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK2参照)。
その後、この画素IM1Dに続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK2に格納されていくが、第3列の3番目の画素は4番目の初期アクセス画素IM2Uであり、この画素IM2Uが注目画素となるとき、バンクアドレスがインクリメントされて「3」となり、画素データを格納すべきメモリバンクはBK3となる。
そのため、メモリバンクBK2は、2画素の画素データが格納された状態となる(図8のバンクBK2の最初の2個のアドレス位置参照)。この場合、このメモリバンクBK2の書き込み開始アドレスWSは、最後の画素データ、つまり2画素目の画素データが格納されたアドレス位置の次のアドレス位置を示すアドレスとされる(図8のバンクBK2参照)。
上述したように画素IM2Uが注目画素となるとき画素データを格納すべきメモリバンクはBK3となる。そのため、このメモリバンクBK3の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM2UからメモリバンクBK3への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM2Uの画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK3の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK3参照)。
その後、この画素IM2Uに続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK3に格納されていくが、第4列の3番目の画素は5番目の初期アクセス画素IM2であり、この画素IM2が注目画素となるとき、バンクアドレスがインクリメントされて「4」となり、画素データを格納すべきメモリバンクはBK4となる。
そのため、メモリバンクBK3は、22画素の画素データが格納された状態となる(図8のバンクBK3の最初の22個のアドレス位置参照)。この場合、このメモリバンクBK3の書き込み開始アドレスWSは、最後の画素データ、つまり22画素目の画素データが格納されたアドレス位置の次のアドレス位置を示すアドレスとされる(図8のバンクBK3参照)。
上述したように画素IM2が注目画素となるとき画素データを格納すべきメモリバンクはBK4となる。そのため、このメモリバンクBK4の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM2からメモリバンクBK4への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM2の画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK4の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK4参照)。
その後、この画素IM2に続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK4に格納されていくが、第5列の3番目の画素は6番目の初期アクセス画素IM2Dであり、この画素IM2Dが注目画素となるとき、バンクアドレスがインクリメントされて「5」となり、画素データを格納すべきメモリバンクはBK5となる。
そのため、メモリバンクBK4は、22画素の画素データが格納された状態となる(図8のバンクBK4の最初の22個のアドレス位置参照)。この場合、このメモリバンクBK4の書き込み開始アドレスWSは、最後の画素データ、つまり22画素目の画素データが格納されたアドレス位置の次のアドレス位置を示すアドレスとされる(図8のバンクBK4参照)。
上述したように画素IM2Dが注目画素となるとき画素データを格納すべきメモリバンクはBK5となる。そのため、このメモリバンクBK5の読み出しフラグRFGは、読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1に変更される。また、この画素IM2DからメモリバンクBK5への画素データの格納が開始される。この場合、この画素IM2Dの画素データを格納すべきアドレス位置を示す書き込みアドレスWが、当該メモリバンクBK5の読み出し開始アドレスRSとされる(図8のバンクBK5参照)。
その後、この画素IM2Dに続く画素が順に注目画素となり、その画素データがメモリバンクBK5に格納されていく。そして、画面SRNを構成する最後の画素の画素データまで、メモリバンクBK5に格納されて、画素データの格納動作が終了する。なお、図8のバンクBK5には、画素データが格納されているメモリセルMC(「■」で図示)の一部のみを示している。
上述の初期格納の動作の説明は、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合である。詳細説明は省略するが、アクセスパターンACPが上述した図3、図4に示すものであった場合における初期格納の動作も同様にして行われる。
なお、図9は、アクセスパターンACPが上述した図3に示すものであった場合における、各画素の画素データの初期格納状態を示している。また、図10は、その場合における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態を示している。この場合、アクセスパターンACPで特定される初期アクセス画素の個数は6個であり、各画素の画素データは、メモリバンクBK0〜BK5に振り分けられて格納される。
さらに、図11は、アクセスパターンACPが上述した図4に示すものであった場合における、各画素の画素データの初期格納状態を示している。また、図12は、その場合における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態を示している。この場合、アクセスパターンACPで特定される初期アクセス画素の個数は4個であり、各画素の画素データは、メモリバンクBK0〜BK3に振り分けられて格納され、メモリバンクBK4,BK5には画素データは格納されない。
次に、データアクセス制御部140を説明する。図13は、このデータアクセス制御部140の構成を示している。このデータアクセス制御部140は、カウンタ141と、アドレスカウンタ制御部142と、読み出しアドレスカウンタ143と、書き込みアドレスカウンタ144と、読み出しアドレス生成部145と、書き込みアドレス生成部146とを有している。
カウンタ141は、アクセスパターンACPの設定位置を示すカウント値を出力する。このカウンタ141には、アクセスパターンACPの設定位置を移動するための移動クロックMCKが供給される。この移動クロックMCKは、上述した制御信号SCLのひとつを構成しており、図示しない制御装置から供給される。このカウンタ141は、最初にそのカウント値が0とされ、その後アクセスパターンACPの設定位置を開始位置とするとき最初の移動クロックMCKでインクリメントされてカウント値が1となり、その後はこの設定位置が画素列方向に1画素ずつ移動する毎に、移動クロックMCKでインクリメントされていく。
読み出しアドレスカウンタ143は、6個のメモリバンクBK0〜BK5にそれぞれ対応した6個のカウンタ143-0〜143-5からなっている。この6個のカウンタ143-0〜143-5のそれぞれは、ビット線アドレスを示すカウント値を得るためのビット線アドレスカウンタと、ワード線アドレスを示すカウント値を得るためのワード線アドレスカウンタとからなっている(図5のビット線アドレスカウンタ124およびワード線アドレスカウンタ125参照)。カウンタ143内の6個のカウンタ143-0〜143-5は、アドレスカウンタ制御部142の制御のもと、それぞれ、6個のメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しアドレス(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)を示すカウント値を出力する。
書き込みアドレスカウンタ144は、5個のメモリバンクBK0〜BK4にそれぞれ対応した5個のカウンタ144-0〜144-4からなっている。この5個のカウンタ144-0〜144-4のそれぞれも、ビット線アドレスを示すカウント値を得るためのビット線アドレスカウンタと、ワード線アドレスを示すカウント値を得るためのワード線アドレスカウンタとからなっている。カウンタ144内の5個のカウンタ144-0〜144-4は、アドレスカウンタ制御部142の制御のもと、それぞれ、5個のメモリバンクBK0〜BK4に対する書き込みアドレス(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)を示すカウント値を出力する。
アドレスカウンタ制御部142は、上述した読み出しアドレスカウンタ143および書き込みアドレスカウンタ144の動作を制御する。このアドレスカウンタ制御部142には、アクセスパターンACPの設定位置を移動するための移動クロックMCK、上述したデータ格納制御部120のアドレス生成部126で生成された、N個(N≦6)のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に対する読み出し開始アドレスRSおよび書き込み開始アドレスWS、および上述したデータ格納制御部120の読み出しフラグ生成部127で生成されたメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しフラグRFGが供給される。ここで、N個(N≦6)のメモリバンクBK0〜BK(N-1)は、上述した初期格納時に、画素データが格納されるメモリバンクである。
このアドレスカウンタ制御部142は、最初に、N個(N≦6)のメモリバンクBK0〜BK(N-1)のそれぞれに対する読み出し開始アドレスRSをカウンタ143内のN個のカウンタ143-0〜143-(N-1)にセットし、(N−1)個のメモリバンクBK0〜BK(N-2)のそれぞれに対する書き込み開始アドレスWSをカウンタ144内の(N−1)個のカウンタ144-0〜144-(N-2)にセットする。
また、アドレスカウンタ制御部142は、アクセスパターンACPの各設定位置で、画素データの読み出しが行われる毎にカウンタ143内のN個のカウンタ143-0〜143-(N-1)のカウント値をインクリメントすると共に、画素データの書き込みが行われる毎にカウンタ144内の(N−1)個のカウンタ144-0〜144-(N-2)のカウント値をインクリメントする。
また、アドレスカウンタ制御部142は、読み出しフラグ生成部を構成し、それぞれのメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しフラグRFGを生成する。この場合、アドレスカウンタ制御部142は、上述したようにデータ格納制御部120から供給されるそれぞれのメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しフラグRFGに基づき、初期格納時に画素データが格納されたN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)についての読み出しフラグRFGを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態、例えば1とし、その他のメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態、例えば0とする。
読み出しアドレス生成部145は、6個のメモリバンクBK0〜BK5のそれぞれに対する読み出しアドレスRを生成する。この読み出しアドレス生成部145には、読み出しアドレスカウンタ143を構成する各カウンタのカウント値(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)が供給される。読み出しアドレス生成部145は、各カウンタのカウント値(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)に、それぞれ、メモリバンクBK0〜BK5のバンクアドレスを合成することで、それぞれのメモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しアドレスRを生成する。
書き込みアドレス生成部146は、5個のメモリバンクBK0〜BK4のそれぞれに対する書き込みアドレスWを生成する。この書き込みアドレス生成部146には、書き込み込みアドレスカウンタ144を構成する各カウンタのカウント値(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)が供給される。書き込みアドレス生成部146は、各カウンタのカウント値(ビット線アドレスおよびワード線アドレス)に、それぞれ、メモリバンクBK0〜BK4のバンクアドレスを合成することで、それぞれのメモリバンクBK0〜BK4に対する書き込みアドレスWを生成する。
次に、図13に示すデータアクセス制御部140の制御によるデータアクセス時の動作を、図14のフローチャートを用いて説明する。なお、データアクセス制御部140は、例えばマイクロプロセッサで構成され、図示しないプログラムメモリに格納されたデータアクセス制御プログラムに従って制御動作をする。
ステップST31で、動作を開始し、ステップST32で、アドレスカウンタ制御部142は、読み出しフラグRFG、読み出しアドレスR、および書き込みアドレスWをセットし、またカウンタ141のカウント値を0にする。この場合、メモリバンクBK0〜BK5に対する読み出しフラグRFGは、それぞれ、データ格納制御部120から供給された読み出しフラグRFGと等しくなるようにセットされる。またこの場合、読み出しアドレスカウンタ143内のN個のカウンタ143-0〜143-(N-1)のカウント値(読み出しアドレス)は、それぞれ、データ格納制御部120から供給された読み出し開始アドレスRSと等しくなるようにセットされる。また、書き込みアドレスカウンタ144内の(N−1)個のカウンタ144-0〜144-(N-2)のカウント値(書き込みアドレス)は、それぞれ、データ格納制御部120から供給された書き込み開始アドレスWSと等しくなるようにセットされる。
次に、ステップST33で、移動クロックMCKにより、カウンタ141をインクリメントする。そして、ステップST34で、読み出しフラグRFGがフラグオンの状態、例えば1となっているN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)の、読み出しアドレス生成部145で生成された読み出しアドレスRで示されるアドレス位置から、アクセスパターンACPで特定されるN個(N≦6)のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)を読み出して出力する。
次に、ステップST35で、上述のステップST34で画素データの読み出しを行ったN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に対応する、読み出しアドレスカウンタ143内のN個のカウンタ143-0〜143-(N-1)のカウント値(読み出しアドレス)を、インクリメントする。
次に、ステップST36で、所定のメモリバンクから読み出した画素データを、1つ前のメモリバンクに格納する。この場合、(N−1)個のメモリバンクBK0〜BK(N-2)の、書き込みアドレス生成部146で生成された書き込みアドレスWで示されるアドレス位置に、それぞれ、メモリバンクBK1〜BK(N-1)から読み出された画素データが書き込まれる。
次に、ステップST37で、上述のステップST36で画素データの書き込みを行った(N−1)個のメモリバンクBK0〜BK(N-2)に対応する、書き込みアドレスカウンタ144内の(N−1)個のカウンタ144-0〜144-(N-2)のカウント値(書き込みアドレス)を、インクリメントする。
次に、ステップST38で、全てアクセスしたか否か、つまりアクセスパターンACPが、開始位置から終了位置まで移動したか否かを判定する。この場合、カウンタ141のカウント値が終了位置を示す値となるとき、全てアクセスしたと判定する。全てアクセスしたと判定するときは、ステップST39で、動作を終了する。全てアクセスしていないと判定するときは、ステップST33に戻って、アクセスパターンACPの次の設定位置の処理に移る。
上述したデータアクセス時の動作をさらに説明する。上述したように、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合、初期格納時の動作により、画面SRNの各画素の画素データは、6個のメモリバンクBK0〜BK5に振り分けて格納される。図15は、アクセスパターンACPが開始位置にある状態を示している。この図15の□内の数字は、その画素の画素データが格納されているメモリバンクのバンクアドレスを示している。
データアクセスの動作開始時に、メモリバンクBK0〜BK5のアドレスR,Wが、上述したように、データ格納制御部120から供給された開始アドレスRS,WSにセットされる。また、このデータアクセスの動作開始時に、6個のメモリバンクBK0〜BK5の読み出しフラグRFGは、全てフラグオンの状態、例えば1とされる。図16は、初期状態における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態および読み出しアドレスRおよび書き込みアドレスWのアドレス位置を示している。
カウンタ141のカウントが開始され、上述の図15に示すように、アクセスパターンACPの設定位置が開始位置とされると、6個のメモリバンクBK0〜BK5の、読み出しアドレスRで示されるアドレス位置から、開始位置のアクセスパターンACPで特定される6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM1D,IM2U,IM2,IM2Dの画素データDo0〜Do5が同時に読み出される。そして、この6個のメモリバンクBK0〜BK5の読み出しアドレスRはそれぞれインクリメントされる。
また、メモリバンクBK1〜BK5から読み出された画素データは、図17に示すように、1つ前のメモリバンクBK0〜BK4の、書き込み込みアドレスWで示されるアドレス位置に書き込まれる(画素データの移動)。そして、この5個のメモリバンクBK0〜BK4の書き込みアドレスWはそれぞれインクリメントされる。
その後、移動クロックMCKの入力に伴ってアクセスパターンACPの設定位置が画素列方向(水平方向)に1画素移動する毎に、上述したと同様に、アクセスパターンACPで特定される6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM1D,IM2U,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出され、読み出しアドレスRのインクリメント、画素データの移動、書き込みアドレスWのインクリメントの処理が行われる。
図18は、アクセスパターンACPが1画素移動した状態を示している。図19は、アクセスパターンACPが1画素移動した状態における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態および読み出しアドレスRおよび書き込みアドレスWのアドレス位置を示している。
また、図20は、アクセスパターンACPが22画素移動した状態を示している。図21は、アクセスパターンACPが22画素移動した状態における、メモリバンクBK0〜BK5のデータ格納状態および読み出しアドレスRおよび書き込みアドレスWのアドレス位置を示している。
この場合、図20に示すように、アクセスパターンACPの設定位置は、開始位置から画素列方向に直交する方向に1画素分ずれた列の先頭に移動する。以下、アクセスパターンACPが22画素移動する毎に、アクセスパターンACPの設定位置は、画素列方向に直交する方向に1画素分ずれた列の先頭に移動する。そして、アクセスパターンACPの設定位置が終了位置まで移動したとき、データアクセスの動作が終了する。
上述の図15〜図21を使用した説明は、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合である。詳細説明は省略するが、アクセスパターンACPが上述した図3、図4に示すものであった場合におけるデータアクセスの動作も同様にして行われる。
なお、アクセスパターンACPが上述した図3に示すものであった場合には、アクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、6個のメモリバンクBK0〜BK5から、当該アクセスパターンACPで特定される6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2U,IM1D,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出される。また、アクセスパターンACPが上述した図4に示すものであった場合には、アクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、4個のメモリバンクBK0〜BK3から、当該アクセスパターンACPで特定される4個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3が同時に読み出される。
次に、セレクタ160を説明する。図22は、セレクタ160の構成を示している。このセレクタ160は、6×6のマトリックス状に配置された36個のスイッチ素子161(0,0)〜161(5,5)で構成されている。
1行目の6個のスイッチ素子161(0,0)〜161(0,5)の入力側は、メモリバンクBK0の出力画素データDo0が入力される入力線162-0に接続される。2行目の6個のスイッチ素子161(1,0)〜161(1,5)の入力側は、メモリバンクBK1の出力画素データDo1が入力される入力線162-1に接続される。3行目の6個のスイッチ素子161(2,0)〜161(2,5)の入力側は、メモリバンクBK2の出力画素データDo2が入力される入力線162-2に接続される。4行目の6個のスイッチ素子161(3,0)〜161(3,5)の入力側は、メモリバンクBK3の出力画素データDo3が入力される入力線162-3に接続される。5行目の6個のスイッチ素子161(4,0)〜161(4,5)の入力側は、メモリバンクBK4の出力画素データDo4が入力される入力線162-4に接続される。そして、6行目の6個のスイッチ素子161(5,0)〜161(5,5)の入力側は、メモリバンクBK5の出力画素データDo5が入力される入力線162-5に接続される。
1列目の6個のスイッチ素子161(0,0)〜161(5,0)の出力側は、画素データD1aを出力する出力線163-0に接続される。2列目の6個のスイッチ素子161(0,1)〜161(5,1)の出力側は、画素データD1bを出力する出力線163-1に接続される。3列目の6個のスイッチ素子161(0,2)〜161(5,2)の出力側は、画素データD1cを出力する出力線163-2に接続される。4列目の6個のスイッチ素子161(0,3)〜161(5,3)の出力側は、画素データD2aを出力する出力線163-3に接続される。5列目の6個のスイッチ素子161(0,4)〜161(5,4)の出力側は、画素データD2bを出力する出力線163-4に接続される。そして、6列目の6個のスイッチ素子161(0,5)〜161(5,5)の出力側は、画素データD2cを出力する出力線163-5に接続される。
このセレクタ160には、上述したように、セレクタ設定部170から入出力の対応情報INFが供給される。この入出力の対応情報INFは、出力線163-0〜163-5のそれぞれに、入力線162-0〜162-5のうちいずれを接続するかを示す情報であって、本実施の形態ではスイッチ素子161(0,0)〜161(5,5)のうち接続すべきスイッチ素子を特定する情報となっている。
例えば、アクセスパターンACPが上述した図2に示すものであった場合を考える。この場合、上述したように6個のメモリバンクBK0〜BK5から6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM1D,IM2U,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出され、この画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5がそれぞれ入力線162-0,162-1,162-2,162-3,162-4,162-5に出力される。
この場合、入出力の対応情報INFは、スイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(2,2),161(3,3),161(4,4),161(5,5)を、接続すべきスイッチ素子として特定する。そのため、図23にハッチングを施して示すスイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(2,2),161(3,3),161(4,4),161(5,5)が接続状態となり、その他のスイッチ素子は非接続状態となる。
そのため、入力線162-0,162-1,162-2,162-3,162-4,162-5は、それぞれ出力線163-0,163-1,163-2,163-3,163-4,163-5に接続される。そして、図24に示すように、6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が出力される。これにより、セレクタ160からは、中心画素IM1,IM2に対応した画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cが出力され、画素群G1,G2毎に連続した画素データを得ることができる。
また例えば、アクセスパターンACPが上述した図3に示すものであった場合を考える。この場合、上述したように6個のメモリバンクBK0〜BK5から6個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2U,IM1D,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5が同時に読み出され、この画素データDo0,Do1,Do2,Do3,Do4,Do5がそれぞれ入力線162-0,162-1,162-2,162-3,162-4,162-5に出力される。
この場合、入出力の対応情報INFは、スイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(2,3),161(3,2),161(4,4),161(5,5)を、接続すべきスイッチ素子として特定する。そのため、図25にハッチングを施して示すスイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(2,3),161(3,2),161(4,4),161(5,5)が接続状態となり、その他のスイッチ素子は非接続状態となる。
そのため、入力線162-0,162-1,162-2,162-3,162-4,162-5は、それぞれ出力線163-0,163-1,163-3,163-2,163-4,163-5に接続される。そして、図26に示すように、6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do3,Do2,Do4,Do5が出力される。これにより、セレクタ160からは、中心画素IM1,IM2に対応した画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cが出力され、画素群G1,G2毎に連続した画素データを得ることができる。
また例えば、アクセスパターンACPが上述した図4に示すものであった場合を考える。この場合、上述したように4個のメモリバンクBK0〜BK3から4個のアクセス画素IM1U,IM1,IM2,IM2Dの画素データDo0,Do1,Do2,Do3が同時に読み出され、この画素データDo0,Do1,Do2,Do3がそれぞれ入力線162-0,162-1,162-2,162-3に出力される。
この場合、入出力の対応情報INFは、スイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(1,3),161(2,2),161(2,4),161(3,5)を、接続すべきスイッチ素子として特定する。そのため、図27にハッチングを施して示すスイッチ素子161(0,0),161(1,1),161(1,3),161(2,2),161(2,4),161(3,5)が接続状態となり、その他のスイッチ素子は非接続状態となる。
そのため、入力線162-0は出力線163-0に接続され、入力線162-1は出力線163-1,163-3に接続され、入力線162-2は出力線163-2,163-4に接続され、さらに入力線162-3は出力線163-5に接続される。そして、図28に示すように、6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cとして、それぞれ、画素データDo0,Do1,Do2,Do1,Do2,Do3が出力される。これにより、セレクタ160からは、中心画素IM1,IM2に対応した画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cが出力され、画素群G1,G2毎に連続した画素データを得ることができる。
次に、セレクタ設定部170を説明する。図29は、セレクタ設定部170の構成を示している。このセレクタ設定部170は、アクセスパターン拡張部171と、ソート部172と、セレクタ位置設定部173とを有している。
アクセスパターン拡張部171は、開始位置のアクセスパターンACPを構成する中心画素IM1,IM2の座標情報(x1,y1),(x2,y2)および周辺の情報PEIに基づいて、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の座標情報を得る。本実施の形態において、上述したように周辺の情報PEIは「上下位置」を示しており、画素群G1を構成する3個の画素の座標情報は(x1,y1−1),(x1,y1),(x1,y1+1)となり、画素群G2を構成する3個の画素の座標情報は(x2,y2−1),(x2,y2),(x2,y2+1)となる。
ソート部172は、アクセスパターン拡張部171で得られる画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の座標情報に基づいて、それぞれの画素が初期格納時に注目画素となる順番を示す順番情報を求める。画面SRNが、図30に示すように、m×n個(水平方向にm個、垂直方向にn個)の画素で構成されている場合、一般に座標情報が(x,y)である画素の順番情報NOは、NO=x+(y−1)mの式で求めることができる。
また、ソート部172は、このように求められた画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の順番情報を、アクセスパターンACPの情報IAPとして、上述したデータ格納制御部120に供給する。この場合、上述したように、中心画素IM1,IM2の位置関係によっては、画素群G1,G2を構成する画素同士が重なることもあるため、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の順番情報の一部が同じものとなり、従ってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなることもある(図4参照)。
セレクタ位置設定部173は、ソート部172で求められた、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の順番情報に基づいて、上述したセレクタ160のスイッチ素子161(0,0)〜161(5,5)のうち接続すべきスイッチ素子を特定する情報である入出力の対応情報INFを発生し、セレクタ160に供給する。この場合、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素の順番情報により、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素が注目画素となる順序が各画素群毎に連続したものとなるか否かがわかる。また、当該順番情報により、画素群G1,G2を構成する画素同士が重なってアクセスパターンACPを構成する画素の個数が6個より小さくなるか否かがわかる。
そのため、セレクタ位置設定部173では、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a,D1b,D1c,D2a,D2b,D2cを出力させるために、セレクタ160において、出力線163-0〜163-5のそれぞれに、入力線162-0〜162-5のうちいずれを接続すべきかを判断でき、入出力の対応情報INFを良好に発生できる。
図1に示すデータアクセス装置100によれば、初期格納時に、開始位置に設定されたアクセスパターンACPで特定されるN個の初期アクセス画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納された状態とし、またデータアクセス時に、アクセスパターンACPの設定位置が所定位置にあるとき、この所定位置におけるアクセスパターンACPで特定されるN個のアクセス画素の画素データをN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から同時に読み出すと共に、この設定位置が画素列方向に移動した際に、設定位置におけるアクセスパターンACPで特定されるN個の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、所定のメモリバンクから読み出した画素データを、その画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納するものであり、アクセスパターンACPの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、当該アクセスパターンACPで特定されるN個の画素の画素データを同時に取得することを容易に行い得る。
また、図1に示すデータアクセス装置100によれば、セレクタ160は、N個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)から同時に取得されるN個のアクセス画素の画素データDo0〜Do(N-1)から、入出力の対応情報INFに基づいて、画素群G1,G2を構成するそれぞれの画素に対応させて6個の画素データD1a〜D1c,D2a〜D2cを選択的に出力するものであり、中心画素IM1,IM2の位置関係に依らず、画素群G1,G2毎に連続した画素データを得ることができる。
また、図1に示すデータアクセス装置100によれば、セレクタ設定部170は、中心画素IM1,IM2の座標情報(x1,y1),(x2,y2)と周辺の情報PEIに基づいてアクセスパターンACPの情報IAPおよび入出力の対応情報INFを発生するものであり、ユーザは中心画素IM1,IM2の座標情報(x1,y1),(x2,y2)および周辺の情報PEIを与えるだけで任意のアクセスパターンACPを設定できる。
また、図1に示すデータアクセス装置100によれば、データ格納制御部120からデータアクセス制御部140に各メモリバンクBK0〜BK5の読み出しフラグRFGを与えるものであり、例えばこれらデータ格納制御部120およびデータアクセス制御部140を制御する制御装置が、アクセスパターンACPの情報に基づいて各メモリバンクBK0〜BK5の読み出しフラグRFGを生成して、データアクセス制御部140に与えることが必要でなくなる。
また、図1に示すデータアクセス装置100によれば、データ格納制御部120からデータアクセス制御部140に各メモリバンクBK0〜BK5の開始アドレスRS,WSを与えるものであり、例えばこれらデータ格納制御部120およびデータアクセス制御部140を制御する制御装置が、アクセスパターンACPおよび一定数Nの情報に基づいて各メモリバンクBK0〜BK5の開始アドレスRS,WSを生成して、データアクセス制御部140に与えることが必要でなくなる。
なお、上述の実施の形態においては、中心画素の個数が2個であり、また周辺の情報PEIが「上下位置」を示すものを示したが、この発明は、中心画素の個数が3個以上、また周辺の情報が「上下位置」以外の場合にも同様に適用できる。なおこの場合、中心画素の個数がp個であって、一個の中心画素に対する周辺の画素の個数がq個であるとき、p個の中心画素がいかなる位置関係であっても適用可能とするためには、メモリ部110にはp×q個のメモリバンクを用意しておく必要がある。
また、上述実施の形態においては、画面SRNが水平方向に伸びる画素列が垂直方向に順次配列された構成であるとし、初期格納時には、各画素列の画素を順に注目画素とし、この注目画素の画素データをN個のメモリバンクBK0〜BK(N-1)に振り分けて格納し、データアクセス時には、アクセスパターンACPの設定位置を画素列方向に移動した各設定位置で当該アクセスパターンACPで特定されるN個のアクセス画素の画素データDo1〜Do(N-1)を同時に得るものを示したが、画面SRNが垂直方向に伸びる画素列が水平方向に順次配列された構成であるとして、初期格納時およびデータアクセス時の動作を行うように構成することもできる。
また、上述実施の形態においては、データ格納制御部120からデータアクセス制御部140に開始アドレスRS,WSおよび読み出しフラグRFGを与えるものを示したが、これら開始アドレスRS,WSおよび読み出しフラグRFGを、データ格納制御部120およびデータアクセス制御部140の動作を制御する制御装置から、データアクセス制御部140に与える構成とすることもできる。
この発明は、アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に順次移動した各設定位置で、当該アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データの同時取得を容易に行い得るものであり、例えば特定のデータ配列を認識してパターン認識や動き検出等の処理を行う装置に適用できる。
実施の形態としてのデータアクセス装置の構成を示すブロック図である。 画面上に設定されたアクセスパターンの一例を示す図である。 画面上に設定されたアクセスパターンの一例を示す図である。 画面上に設定されたアクセスパターンの一例を示す図である。 データアクセス装置を構成するデータ格納制御部の構成を示すブロック図である。 データ格納制御部の制御による初期格納時の動作を示すフローチャートである。 図2のアクセスパターンにおける、画素データの初期格納状態を示す図である。 図2のアクセスパターンにおける、初期格納後の各メモリバンクのデータ格納状態を示す図である。 図3のアクセスパターンにおける、画素データの初期格納状態を示す図である。 図3のアクセスパターンにおける、初期格納後の各メモリバンクのデータ格納状態を示す図である。 図4のアクセスパターンにおける、画素データの初期格納状態を示す図である。 図4のアクセスパターンにおける、初期格納後の各メモリバンクのデータ格納状態を示す図である。 データアクセス装置を構成するデータアクセス制御部の構成を示すブロック図である。 データアクセス制御部の制御によるデータアクセス時の動作を示すフローチャートである。 アクセスパターンが画面上の開始位置にある状態を示す図である。 各メモリバンクの初期状態における、データ格納状態、読み出しおよび書き込みのアドレスを示す図である。 画素データの読み出し後の移動処理を説明するための図である。 画面上に設定されたアクセスパターンが開始位置から1画素移動した状態を示す図である。 アクセスパターンが1画素移動後の各メモリバンクのデータ格納状態、読み出しおよび書き込みのアドレスを示す図である。 画面上に設定されたアクセスパターンが開始位置から22画素移動した状態を示す図である。 アクセスパターンが22画素移動後の各メモリバンクのデータ格納状態、読み出しおよび書き込みのアドレスを示す図である。 データアクセス装置を構成するセレクタの構成を示すブロック図である。 図2のアクセスパターンにおける、セレクタの選択例を示す図である。 図2のアクセスパターンにおける、各メモリバンクと出力データとの対応例を示す図である。 図3のアクセスパターンにおける、セレクタの選択例を示す図である。 図3のアクセスパターンにおける、各メモリバンクと出力データとの対応例を示す図である。 図4のアクセスパターンにおける、セレクタの選択例を示す図である。 図4のアクセスパターンにおける、各メモリバンクと出力データとの対応例を示す図である。 データアクセス装置を構成するセレクタ設定部の構成を示すブロック図である。 画面の垂直、水平の画素数を示す図である。 一般的な半導体メモリの構造を概略的に示す図である。 同時アクセスできない状態を示す図である。 複数メモリバンクのメモリ構成を示す図である。 画面上に設定されたアクセスパターンの一例を示す図である。 4個のメモリバンクへの画素データの格納例を示す図である。 アクセスパターンが開始位置にあるときの各メモリバンクにおけるデータアクセス位置を示す図である。 アクセスパターンを5画素移動した状態を示す図である。 アクセスパターンが5画素移動した位置にあるときの各メモリバンクにおけるデータアクセス位置を示す図である。
符号の説明
100・・・データアクセス装置、110・・・メモリ部、111・・・入力端子、112・・・出力端子、BK0〜BK5・・・メモリバンク、120・・・データ格納制御部、121・・・カウンタ、122・・・一致判定部、123・・・バンクアドレスカウンタ、124・・・ビット線アドレスカウンタ、125・・・ワードアドレス線カウンタ、126・・・アドレス生成部、127・・・読み出しフラグ生成部、140・・・データアクセス制御部、141・・・カウンタ、142・・・アドレスカウンタ制御部、143・・・読み出しアドレスカウンタ、144・・・書き込みアドレスカウンタ、145・・・読み出しアドレス生成部、146・・・書き込みアドレス生成部、160・・・セレクタ、161(0,0)〜161(5,5)・・・スイッチ素子、162-0〜162-5・・・入力線、163−1〜163−5・・・出力線、170・・・セレクタ設定部、171・・・アクセスパターン拡張部、172・・・ソート部、173・・・セレクタ位置設定部、180・・・入力端子

Claims (12)

  1. 複数のメモリバンクからなるメモリ部と、
    水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、該注目画素の画素データを、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、上記所定画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンの情報に基づき、上記複数のメモリバンクに振り分けて格納するための制御を行うデータ格納制御部と、
    上記複数のメモリバンクから、上記アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するための制御を行うデータアクセス制御部と、
    上記複数のメモリバンクから同時に取得される上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを入力し、入出力の対応情報に基づいて、それぞれ中心画素と該中心画素の周辺に位置する周辺画素からなる各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを出力するセレクタとを備え、
    上記データ格納制御部は、
    上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に基づき、上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、上記注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することを開始し、その後上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに該当するとき、上記注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替え、
    上記データアクセス制御部は、
    上記設定位置が所定位置にあるとき、該所定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを上記複数のメモリバンクから同時に読み出し、上記設定位置が上記画素列方向に移動した際に、上記設定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、上記所定のメモリバンクから読み出した画素データを該画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する
    ことを特徴とするデータアクセス装置。
  2. 上記データ格納制御部は、
    上記注目画素が、上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に一致する画素であるか否かを判定する一致判定部と、
    上記一致判定部の判定出力に基づいて、上記注目画素毎に、上記メモリ部に対する書き込みアドレスを生成するアドレス生成部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータアクセス装置。
  3. 上記データ格納制御部は、
    上記複数のメモリバンクのそれぞれに対応した読み出し開始アドレスおよび書き込み開始アドレスを生成する開始アドレス生成部をさらに有し、
    上記開始アドレス生成部は、それぞれのメモリバンクに対して、最初の画素データが格納されたアドレスを上記読み出し開始アドレスとし、最後の画素データが格納されたアドレスの次のアドレスを上記書き込み開始アドレスとする
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータアクセス装置。
  4. 上記データ格納制御部は、
    上記複数のメモリバンクのそれぞれに対応した、読み出しを行うか否かを示す読み出しフラグを生成する読み出しフラグ生成部をさらに有し、
    上記読み出しフラグ生成部は、上記複数の画素のいずれかに対応する画素データが格納されるメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態とし、その他のメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態とする
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータアクセス装置。
  5. 上記データアクセス制御部は、
    上記複数のメモリバンクの読み出しアドレスを生成する読み出しアドレス生成部と、
    上記複数のメモリバンクの書き込みアドレスを生成する書き込みアドレス生成部とを有し、
    上記読み出しアドレス生成部は、
    上記複数のメモリバンクのそれぞれに対し、
    最初の読み出しアドレスを、外部から与えられる読み出し開始アドレスにセットし、各設定位置で画素データの読み出しが行われるとき、上記読み出しアドレスをインクリメントして次の読み出しアドレスを生成し、
    上記書き込みアドレス生成部は、
    上記複数のメモリバンクのそれぞれに対し、
    最初の書き込みアドレスを、外部から与えられる書き込み開始アドレスにセットし、各設定位置で画素データの書き込みが行われるとき、上記書き込みアドレスをインクリメントして次の書き込みアドレスを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータアクセス装置。
  6. 上記外部から与えられる上記書き込み開始アドレスおよび上記読み出し開始アドレスは、上記データ格納制御部から与えられる
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータアクセス装置。
  7. 上記データアクセス制御部は、
    上記複数のメモリバンクの、読み出しを行うか否かを示す読み出しフラグを生成する読み出しフラグ生成部をさらに備え、
    上記読み出しフラグ生成部は、
    上記複数のメモリバンクのそれぞれに対し、外部から与えられる読み出しフラグに基づき、上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データのいずれかが格納されているメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行うことを示すフラグオンの状態とし、その他のメモリバンクについての読み出しフラグを読み出しを行わないことを示すフラグオフの状態とする
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータアクセス装置。
  8. 上記外部から与えられる上記読み出しフラグは、上記データ格納制御部から与えられる
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータアクセス装置。
  9. 上記アクセスパターンの情報を発生すると共に、上記入出力の対応情報を発生するセレクタ設定部をさらに備え、
    上記セレクタ設定部は、
    上記複数の中心画素の座標情報および上記周辺の情報に基づいて、上記各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報を得るアクセスパターン拡張部と、
    上記アクセスパターン拡張部で得られる上記各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報に基づいて、該各画素群を構成するそれぞれの画素が上記注目画素となる順番を示す順番情報を求め、上記各画素群を構成するそれぞれの画素の座標情報を上記順番情報で表した上記アクセスパターンの情報を発生するソート部と、
    上記ソート部で求められた、上記各画素群を構成するそれぞれの画素の順番情報に基づいて、上記入出力の対応情報を発生するセレクタ位置設定部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータアクセス装置。
  10. 水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、該注目画素の画素データを、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、上記所定画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンの情報に基づき、複数のメモリバンクに振り分けて格納するデータ格納工程と、
    上記複数のメモリバンクから、上記アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するデータアクセス工程と、
    上記複数のメモリバンクから同時に取得される上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを入力し、入出力の対応情報に基づいて、それぞれ中心画素と該中心画素の周辺に位置する周辺画素からなる各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを出力するセレクト工程とを備え、
    上記データ格納工程では、
    上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に基づき、上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、上記注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することを開始し、その後上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに該当するとき、上記注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替え、
    上記データアクセス工程では、
    上記設定位置が所定位置にあるとき、該所定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを上記複数のメモリバンクから同時に読み出し、上記設定位置が上記画素列方向に移動した際に、上記設定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、上記所定のメモリバンクから読み出した画素データを該画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する
    ことを特徴とするデータアクセス方法。
  11. 水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、該注目画素の画素データを、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、上記所定画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンの情報に基づき、複数のメモリバンクに振り分けて格納するデータ格納工程と、
    上記複数のメモリバンクから、上記アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するデータアクセス工程と、
    上記複数のメモリバンクから同時に取得される上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを入力し、入出力の対応情報に基づいて、それぞれ中心画素と該中心画素の周辺に位置する周辺画素からなる各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを出力するセレクト工程とを備え、
    上記データ格納工程では、
    上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に基づき、上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、上記注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することを開始し、その後上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに該当するとき、上記注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替え、
    上記データアクセス工程では、
    上記設定位置が所定位置にあるとき、該所定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを上記複数のメモリバンクから同時に読み出し、上記設定位置が上記画素列方向に移動した際に、上記設定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、上記所定のメモリバンクから読み出した画素データを該画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する
    データアクセス方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 水平または垂直の方向に伸びる画素列が垂直または水平の方向に順次配列された所定画面における各画素列の画素を順に注目画素とし、該注目画素の画素データを、複数の中心画素および各中心画素の周辺に位置する周辺画素からなり、上記所定画面上に設定される複数の画素のパターンであるアクセスパターンの情報に基づき、複数のメモリバンクに振り分けて格納するデータ格納工程と、
    上記複数のメモリバンクから、上記アクセスパターンの設定位置を開始位置から画素列方向に移動した各設定位置で、上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを同時に取得するデータアクセス工程と、
    上記複数のメモリバンクから同時に取得される上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを入力し、入出力の対応情報に基づいて、それぞれ中心画素と該中心画素の周辺に位置する周辺画素からなる各画素群を構成するそれぞれの画素に対応させて複数の画素データを出力するセレクト工程とを備え、
    上記データ格納工程では、
    上記設定位置の開始位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素に基づき、上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに最初に該当するとき、上記注目画素の画素データを最初のメモリバンクに格納することを開始し、その後上記注目画素が上記複数の画素のいずれかに該当するとき、上記注目画素の画素データを格納するメモリバンクを順次切り替え、
    上記データアクセス工程では、
    上記設定位置が所定位置にあるとき、該所定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データを上記複数のメモリバンクから同時に読み出し、上記設定位置が上記画素列方向に移動した際に、上記設定位置における上記アクセスパターンで特定される複数の画素の画素データがそれぞれ異なるメモリバンクに格納されているように、上記所定のメモリバンクから読み出した画素データを該画素データが格納されていたメモリバンクの1つ前のメモリバンクに格納する
    データアクセス方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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