JP4381847B2 - 光画像計測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に光散乱媒質の被測定物体に光ビームを照射し、その反射光もしくは透過光を用いて被測定物体の表面形態や内部形態を計測し、その画像を形成する光画像計測装置に関する。特に、光ヘテロダイン検出法を利用して被測定物体の表面形態や内部形態を計測し画像を形成する光画像計測装置に関するものである。
近年、レーザ光源等を用いて被測定物体の表面や内部の画像を形成する光画像計測技術が注目を集めている。この光画像計測技術は、従来からのX線CTのような人体に対する有害性を持たないことから、特に医療分野における応用の展開が期待されている。
光画像計測技術における代表的な手法の一例として低コヒーレンス干渉法(光コヒーレンス断層画像化法などとも呼ばれる)がある。この手法は、例えばスーパールミネセントダイオード(Super Luminescent Diode;SLD)のように広いスペクトル幅をもつ広帯域光源の低干渉性を利用するもので、被測定物体からの反射光や透過光をμmオーダーの優れた距離分解能で検出可能とするものである(例えば下記の非特許文献1を参照)。
この低コヒーレンス干渉法を利用した装置の一例として、マイケルソン干渉計に基づく従来の光画像計測装置の基本構成を図6に示す。この光画像計測装置100は、広帯域光源101、鏡102、ビームスプリッタ103及び光検出器104を含んで構成されている。被測定物体105は、散乱媒質により形成されている。広帯域光源101からの光ビームは、ビームスプリッタ103により、鏡102に向かう参照光Rと被測定物体105に向かう信号光Sの2つに分割される。参照光Rはビームスプリッタ103による反射光であり、信号光Sはビームスプリッタ103の透過光である。
ここで、図6に示すように、信号光Sの進行方向にz軸を定めるとともに、信号光Sの進行方向に対する直交面をx−y面として定義する。鏡102は、同図中の両側矢印方向(z−スキャン方向)に変位可能とされている。
参照光Rは、鏡102に反射される際にそのz−スキャンによりドップラー周波数シフトを受ける。一方、信号光Sは、被測定物体105に照射されると、その表面及び内部層により反射される。被測定物体は散乱媒質であるので、信号光Sの反射光は多重散乱を含む乱雑な位相をもった拡散波面であると考えられる。被測定物体105を経由した信号光と、鏡102を経由し周波数シフトを受けた参照光は、ビームスプリッタ103によって重畳されて干渉光を生成する。
低コヒーレンス干渉方法を用いた画像計測では、信号光Sと参照光Rの光路長差が光源のμmオーダーのコヒーレント長(可干渉距離)以内でありかつ参照光Rと位相相関のある信号光Sの成分のみが参照光Rと干渉を生じる。すなわち、信号光Sのコヒーレントな信号光成分のみが選択的に参照光Rと干渉し合う。この原理から、鏡102の位置をz−スキャンして参照光Rの光路長を変化させることにより、被測定物体105の内部層の光反射プロフィールが測定される。更に、被測定物体105へ照射される信号光Sをx−y面方向にも走査する。このようなz方向及びx−y面方向のスキャンを行いながら干渉光を光検出器104で検出し、その検出結果として出力される電気信号(ヘテロダイン信号)を解析することによって、被検体105の2次元断層画像が取得される(非特許文献1を参照)。
なお、ビームスプリッタ103によって重畳される参照光R及び信号光Sの強度をそれぞれIとIとし、両光波の間の周波数差及び位相差をそれぞれfif及びΔθとすると、光検出器からは次式に示すようなヘテロダイン信号が出力される(例えば、非特許文献2を参照)。
Figure 0004381847
式(1)の右辺第3項は交流電気信号であり、その周波数fifは参照光Rと信号光Sのうなり(ビート)の周波数に等しい。ヘテロダイン信号の交流成分の周波数fifは、ビート周波数などと呼ばれる。また、式(1)の右辺第1項及び第2項はヘテロダイン信号の直流成分であり、干渉光の背景光の信号強度に対応している。
しかしながら、このような従来の低コヒーレンス干渉法で2次元断層画像を取得するためには、被測定物体105に対して光ビームを走査することにより、被測定物体105の深度方向(z方向)及び断層面方向(x−y面方向)の各部位からの反射光波を順次に検出する必要がある。したがって、被測定物体105を計測するためには長時間を要し、また、その計測原理を勘案すると計測時間の短縮を図ることは困難である。
このような問題点に鑑み、計測時間の短縮を図るための光画像計測装置が考案されている。図7は、そのような装置の一例の基本構成が示されている。同図に示す光画像計測装置200は、広帯域光源201、鏡202、ビームスプリッタ203、光検出器としての2次元光センサアレイ204、及びレンズ206、207を含んで構成されている。光源201から出射された光ビームは、レンズ206、207により平行光束にされるとともにそのビーム径が拡大され、ビームスプリッタ203によって参照光Rと信号光Sとに二分される。参照光Rには鏡202のz−スキャンによりドップラー周波数シフトが付与される。一方、信号光Sは、ビーム径が広げられているので、x−y面の広い範囲に亘って被測定物体205に入射される。よって、信号光Sは、当該入射範囲における被測定物体205の表面や内部の情報を含んだ反射光となる。参照光Rと信号光Sは、ビームスプリッタ203により重畳され、2次元光センサアレイ204上に並列配置された素子(光センサ)により検出される。したがって、光ビームを走査することなく、被測定物体205の2次元断層画像をリアルタイムに取得することが可能となる。
このような非走査型の光画像計測装置としては、非特許文献3に記載のものが知られている。同文献に記載の装置では、2次元光センサアレイから出力される複数のヘテロダイン信号を並列配置の信号処理系に入力して、各ヘテロダイン信号の振幅と位相を検出するようになっている。
しかしながら、画像の空間分解能を高めるためにはアレイの素子数を増加させなければならず、更に、その素子数に対応するチャンネル数を備えた信号処理系を用意しなければならない。したがって、高分解能の画像を必要とする医療や工業等の分野においては実用化する上で難があると思われる。
そこで、本発明者らは、下記の特許文献1において、次のような非走査型の光画像計測装置を提案した。本提案に係る光画像計測装置は、光ビームを出射する光源と、該光源から出射された光ビームを、被検体が配置される被検体配置位置を経由する信号光と、前記被検体配置位置を経由する光路とは異なる光路を経由する参照光とに二分するとともに、前記被検体配置位置を経由した後の信号光と、前記異なる光路を経由した参照光とを互いに重畳することにより干渉光を生成する干渉光学系と、該干渉光学系が、前記信号光の周波数と前記参照光の周波数を相対的にシフトさせる周波数シフタと、前記干渉光学系が、前記干渉光を受光するために、前記干渉光を二分割して、さらに、該二分割された干渉光を周期的に遮断することにより、互いの位相差が90度である2列の干渉光パルスを生成する光遮断装置と、前記2列の干渉光パルスをそれぞれ受光する光センサと、該光センサが、空間的に配列され、それぞれが独立に受光信号を得る複数の受光素子を有するものであり、前記光センサで得られた複数の受光信号を統合して前記被検体配置位置に配置された被検体の表面もしくは内部層の、前記信号光の伝搬経路上の各関心点に対応する信号を生成する信号処理部を具備している。
この光画像計測装置は、参照光と信号光の干渉光を二分して2台の光センサ(2次元光センサアレイ)で受光するとともに、両センサアレイの前にそれぞれ光遮断装置を配置して干渉光をサンプリングするように構成されている。そして、分割された2つの干渉光のサンプリング周期にπ/2の位相差を設けることにより、干渉光の背景光を構成する信号光と参照光の強度と、干渉光の位相の直交成分(sin成分とcos成分)とを検出するとともに、両センサアレイからの出力に含まれる背景光の強度を両センサアレイの出力から差し引くことにより、干渉光の2つの位相直交成分を算出し、その算出結果を用いて干渉光の振幅を求めるようになっている。
しかし、特許文献1に記載の光画像計測装置による計測においては、2次元光センサアレイの出力に含まれる干渉光の背景光に対応する直流成分の強度をあらかじめ測定し取得しておく必要がある。したがって、直流成分の強度を測定可能な場合においてはその有効性が発揮されるが、例えば被測定物体又はその一部や内部が運動している場合など、背景光に対応する直流成分の強度を測定することが困難なケースについては、当該装置を用いて被測定物体の計測を行うことは難しい。
なお、以上のような光画像計測装置の2次元光センサアレイとしてはCCD(Charge−Coupled Device)カメラなどの市販のイメージセンサが広く用いられている。しかし、現在市販されているCCDカメラは周波数応答特性が低く、数KHzから数MHz程度のヘテロダイン信号のビート周波数に追従できないという問題点が従来から認識されていた。本発明者らによる特許文献1記載の光画像計測装置は、当該問題点を十分に認識した上で、その応答特性の低さを利用して計測を行っている点が特徴的であるといえる。
特開2001−330558号公報(請求項、明細書段落[0 068]−[0084]、第1図、第3図) 丹野直弘、「光学」、28巻3号、116(1999) 吉沢、瀬田編、「光ヘテロダイン技術(改訂版)」、新技術コミ ュニケーションズ(2003)、p.2 K.P.Chan、K.Satori、H.Inaba、 「Electronics Letters」、Vol.34 1101、(1998)
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、干渉光の信号強度及び位相の空間分布を有効に求めることが可能な光画像計測装置を提供することを目的とする。
特に、本発明は、干渉光の検出結果に基づいてその背景光からなる直流成分の強度を算出することができ、その算出結果を用いて干渉光の信号強度及びその位相の空間分布を求めることが可能な光画像計測装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光ビームを出射する光源と、この光源から出射された光ビームを、被測定物体を経由する信号光と所定の参照物体を経由する参照光とに分割し、前記信号光の周波数と前記参照光の周波数とを相対的にシフトさせた後に、前記被測定物体を経由した前記信号光と前記参照物体を経由した前記参照光とを互いに重畳させて干渉光を生成する干渉光学系とを含んでなり、前記干渉光に基づいて前記被測定物体の画像を形成する光画像計測装置であって、前記干渉光学系により生成された前記干渉光を少なくとも3つの光路に分割する手段と、この分割された3つの前記干渉光をそれぞれ同一の所定の周期かつ互いに異なる位相でサンプリングして検出し電気信号として出力する手段とを有するサンプリング手段と、前記サンプリング手段により出力された前記電気信号に基づいて前記干渉光の信号強度及び位相の空間分布を演算する演算手段と、を備えていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光画像計測装置であって、前記サンプリング手段は、前記干渉光学系により生成された前記干渉光を二分する複数のビームスプリッタと、前記複数のビームスプリッタにより分割された前記干渉光の光路上に配置され、前記光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更することによりサンプリングする光量変更手段と、前記光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光をそれぞれ検出し、前記電気信号に変換して出力する光検出器と、を含んでいることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光画像計測装置であって、前記サンプリング手段は、前記干渉光学系により生成された前記干渉光を二分する第1のビームスプリッタと、前記第1のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の一方の光路上に配置され、当該一方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第1の光量変更手段と、前記第1の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第1の光検出器と、前記第1のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の他方の光路を更に二分する第2のビームスプリッタと、前記第2のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の一方の光路上に配置され、当該一方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第2の光量変更手段と、前記第2の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第2の光検出器と、前記第2のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の他方の光路上に配置され、当該他方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第3の光量変更手段と、前記第3の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第3の光検出器と、を含んでいることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光画像計測装置であって、前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の交流成分の振幅を算出することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光画像計測装置であって、前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の交流成分のsin成分とcos成分とを算出し、このsin成分とcos成分とに基づいて前記振幅を算出することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3に記載の光画像計測装置であって、前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の位相の空間分布を算出することを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の光画像計測装置であって、前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、ある測定時間における前記干渉光の交流成分のsin成分とcos成分とを算出し、このsin成分とcos成分とに基づいて前記位相の空間分布を算出することを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の光画像計測装置であって、前記演算手段は、2つの異なる測定時間における前記干渉光の位相の空間分布の算出結果に基づいて、前記干渉光の周波数を算出することを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記干渉光を少なくとも3つの光路に分割する手段は、前記検出される前記干渉光のそれぞれの強度が等しくなるように前記干渉光を分割することを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項3ないし請求項8のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記第1のビームスプリッタは、前記干渉光学系により生成された前記干渉光を、前記一方の光路と前記他方の光路とに強度比1:2に分割し、前記第2のビームスプリッタは、当該他方の光路上を伝搬する前記干渉光を等しい強度に二分することを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、請求項2ないし請求項10のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記光量変更手段は、前記複数のビームスプリッタにより分割された前記干渉光の光路上に配置され、前記光路上を伝搬する前記干渉光を前記所定の周期で遮断することによりサンプリングするシャッタであることを特徴としている。
また、請求項12に記載の発明は、請求項2ないし請求項11のいずれか一項に記載の光画像計測装置であって、前記干渉光学系は、前記光源からの前記光ビームのビーム径を拡大する光学素子を含んでなり、前記光検出器は、前記光学素子によりビーム径が拡大された前記光ビームを基に前記干渉光学系により生成される前記干渉光を検出する2次元光検出器アレイであることを特徴としている。
本発明の光画像計測装置によれば、少なくとも3つの光路に分割された干渉光に対してそれぞれ所定の周期でサンプリングを施した上で検出を行い、その検出結果である電気信号に基づいて干渉光の信号強度、位相の空間分布、及び干渉光の背景光からなる直流成分の強度を求めることができる。したがって、従来のように干渉光の背景光からなる直流成分の強度を事前に測定しておかなくとも、干渉光の信号強度及び位相の空間分布を有効に検出することができる。
以下、本発明に係る光画像計測装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る光画像計測装置は、端的に述べると、参照光と信号光の干渉光を3つあるいはそれ以上の光路に分割するとともに、分割された各干渉光にそれぞれ所定の周期でサンプリングを施して検出を行い、その検出結果に基づいて干渉光の信号強度、位相の空間分布、更には干渉光の背景光からなる直流成分の強度を取得するような構成を備えている。
〔装置の構成〕
図1は、本発明に係る光画像計測装置として、干渉光を3つの光路に分割して測定を行うように構成された光画像計測装置1の概略構成を示している。この光画像計測装置1は、例えば医療用や工業用に利用可能な装置であって、散乱媒質からなる被測定物体Oの2次元断層画像を取得可能な構成を備えている。
光画像計測装置1は、従来の装置と同様に、低コヒーレントな連続光を出力するSLDや発光ダイオード(LED)等からなる広帯域光源2と、この光源2からの光ビームを平行光束とするとともにそのビーム径を拡大するレンズ3、4と、光ビームを信号光Sと参照光Rとに分割するとともに、それらを重畳して干渉光Lを生成するビームスプリッタ5と、全反射鏡からなる鏡7とを含んでいる。また、鏡7の直前には、電器光学変調器や音響光学変調器等からなる周波数シフタ6が配置されている。なお、市販の近赤外域SLDのコヒーレント長は30μm程度、LEDの場合には10μm程度である。
ここで、レンズ3、4、ビームスプリッタ5、周波数シフタ6及び鏡7は、本発明にいう「干渉光学系」を構成している。レンズ3、4は、本発明の「光源からの光ビームのビーム径を拡大する光学素子」を構成している。また、鏡7は、本発明の「参照物体」を構成するものである。
また、光画像計測装置1には、本発明の「サンプリング手段」として、ビームスプリッタ5により生成された干渉光Lを結像させる結像用レンズ群8と、この干渉光Lを2つの干渉光L1、L2、L3に分割するビームスプリッタ11、12と、干渉光検出用の蓄積型の2次元光センサアレイであるCCD(カメラ)21、22、23と、これらCCDの直前に配置され、干渉光L1、L2、L3をそれぞれ周期的に遮断する液晶シャッタ等の高速シャッタなどからなるシャッタ31、32、33とが設けられている。
なお、シャッタ31、32、33は、それぞれCCD21、22、23の直前に配置されている必要はなく、ビームスプリッタ11、12による干渉光L1、L2、L3の分岐点からCCD21、22、23とを結ぶ各光路上の任意の位置に配設することが可能である。すなわち、シャッタ31、32、33は、各干渉光L1、L2、L3を遮断してCCD21、22、23による受光光量を0に変更することが可能な位置に配置されていれば十分である。
ここで、ビームスプリッタ11、12は、本発明にいう「第1のビームスプリッタ」、「第2のビームスプリッタ」をそれぞれ構成する。更に、CCD21は「第1の光検出器」を構成し、CCD22は「第2の光検出器」を構成し、CCD23は「第3の光検出器」を構成している。また、シャッタ31、32、33は、各光路上を伝搬する干渉光を所定の周期で遮断することにより、その光量を当該周期で「0」に変更するための「第1の光量変更手段」、「第2の光量変更手段」、「第3の光量変更手段」をそれぞれ構成するものである。
更に、光画像計測装置1は、パルス信号を発生させるパルス信号発生器50と、このパルス信号発生器50が発生したパルス信号の位相をシフトさせることにより、各シャッタ31、32、33の開閉タイミングをそれぞれ独立に制御するタイミング信号を生成して出力する位相シフタ41、42、43とを備えている。
各シャッタ31、32、33は、位相シフタ41、42、43からのタイミング信号に基づいて所定の周期で干渉光L1、L2、L3をそれぞれ遮断してサンプリングを行う。それにより、各CCD21、22、23は、対応する干渉光L1、L2、L3を周期的に受光することとなり、後述する図2(C)に示すように、干渉光を周期的なパルスの列として受光する。このとき、各シャッタ31、32、33はそれぞれ独立して開閉されるため、CCD21、22、23によりそれぞれ検出される干渉光L1、L2、L3のパルスは、所定の位相差を有するものとなる。CCD21、22、23は、各ピクセルにて検出した干渉光L1、L2、L3の強度を光電変換し、その変換結果である電気信号(ヘテロダイン信号)を信号処理部60に出力する。ヘテロダイン信号は、検出された干渉光の強度及び位相を反映した電気信号である。
信号処理部60は、CCD21、22、23から出力されるヘテロダイン信号に基づいて後述する演算処理を実行する本発明の「演算手段」である。更に、信号処理部60は、当該演算処理の結果を解析することにより、被測定物体Oの2次元断面画像などの各種画像を形成し、図示しないモニタ装置等の表示装置に表示させる処理を行う。このような信号処理部60は、例えば、所定の演算プログラムを格納したROM等の記憶装置と、当該演算プログラムを実行するCPUとを含んで構成されるコンピュータなどにより構成される。
光源2から出射された光ビームは、レンズ3とレンズ4によってそのビーム径を広げられ、ビームスプリッタ5により信号光Sと参照光Rとに分割される。信号光Sは、被測定物体Oに入射され、その表面形態及び内部形態の情報を含む反射光波としてビームスプリッタ5に再び入射される。
一方、参照光Rは、周波数シフタ6を通過して周波数シフトを受けた後、鏡7に伝送されて反射される。その反射光波は周波数シフタ6を再び通過して更なる周波数シフトを受けてビームスプリッタ5に再び入射される。
被測定物体Oからの信号光Sの一部はビームスプリッタ5により反射され、周波数シフトを受けた参照光Rの一部はビームスプリッタ5を透過する。それにより、信号光Sと参照光Rとはビームスプリッタ5により重畳されて干渉光Lが生成される。この干渉光Lは、結像用レンズ群8を透過してビームスプリッタ11へと伝搬される。
干渉光Lは、ビームスプリッタ11によってその光路が2つに分割される。ビームスプリッタ11により反射された干渉光L1は、シャッタ31を介してCCD21により検出される。
また、ビームスプリッタ11を透過した干渉光は、次のビームスプリッタ12によってその光路が更に二分される。ビームスプリッタ12により反射された干渉光L2は、シャッタ32を介してCCD22により検出される。
一方、ビームスプリッタ12を透過した干渉光L3は、シャッタ33を介してCCD23によって検出される。
なお、ビームスプリッタ11による干渉光の分割率、つまり透過される干渉光と反射される干渉光L1との強度比は2:1であることが望ましい。すなわち、ビームスプリッタ11は、入射光の2/3を透過させ、1/3を反射させる特性を有していることが望ましい。また、ビームスプリッタ12により透過される干渉光L3と反射される干渉光L2との強度比は1:1であることが望ましい。すなわち、ビームスプリッタ12は、入射光の1/2を透過させ、1/2を反射させる特性を有していることが望ましい。これにより、CCD21、22、23により検出される干渉光L1、L2、L3は、それぞれ等しい強度レベルとされるので、後述の演算処理を行うのに好適である。ただし、分割される干渉光の強度比はこれに限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
〔測定形態〕
続いて、光画像計測装置1による干渉光Lの信号強度及び位相の空間分布、すなわちヘテロダイン信号の強度及びその位相情報の測定形態について説明する。光画像計測装置1は、シャッタ31、32、33の開閉タイミングによって位相差が与えられた干渉光L1、L2、L3をサンプリングして検出することにより、干渉光Lの信号強度と位相の空間分布を取得することを特徴としている。なお、シャッタ31、32、33の開閉のタイミングを司る後述のサンプリング関数の位相差はあらかじめ設定されている。
図2は、シャッタ31による干渉光L1のサンプリング動作を説明するための図である。図2(A)は、光センサCCD21により受光される干渉光L1の時間波形を示すものである。干渉光L1によるヘテロダイン信号は、上記の式(1)に示したように、参照光Rと信号光Sの強度に比例する背景光からなる直流成分と、ビート周波数を有する交流成分(ビート信号などと呼ばれる)とを含んでいる。そこで、図2(B)に示すサンプリング関数m(t)に基づいてシャッタ31を周期的に開閉(on−off)させることにより干渉光L1をサンプリングする。
ここで、サンプリング関数m(t)は、例えば50%dutyの矩形列からなる波形を有し、その周波数fsmは、式(1)に示すビート周波数fifに等しいか、もしくはそれに近い値に設定される(すなわち、fsm=fifもしくはfsm≒fifとされる)。なお、サンプリング関数m(t)としては、このような50%dutyの矩形列の波形のものが好ましい。すなわち、50%未満のdutyである場合にはCCD21、22、23に受光される光量が減少してしまうために不都合であり、一方、50%を超えるdutyであっても検出の効率がダウンしてしまう(なお、duty比の変更は、下記の式(2)のファクタKの変更を生じるものである)。また、矩形列の波形を用いることにより、シャッタ31、32、33の開閉が好適に切り換えられる。ただし、50%以外のdutyのサンプリング関数や、正弦波や3角波などの矩形列以外の波形のサンプリング関数を適宜用いることができることはいうまでもない。このような変形については後述のサンプリング関数m(t)m(t)についても同様である。
図2(C)は、サンプリング関数m(t)を用いてサンプリングされ、CCD21に入射された干渉光L1の時間波形を示すものである。ここで、サンプリング関数m(t)の周波数fsmと式(1)に示すヘテロダイン信号のビート周波数fifとの差(δf=|fif−fsm|)は、蓄積型光センサであるCCD21の応答周波数に比べて十分小さく設定されている。それにより、干渉光L1の各周期において位相がほぼ同一の部分をサンプリングするようになっている。このとき、干渉光L1を受光したCCD21からの出力i(t)は、測定時間内にCCD21に蓄積された光電荷量に比例し、具体的には次式によって与えられる(例えば、M.Akiba、K.P.Chan、N.Tanno、「Optics Letters」、Vol.28、816(2003)を参照)。
Figure 0004381847
ここで、<−>はCCD21の蓄積効果による時間平均を表している。また、φは測定の初期位相値を表し、Kはビームスプリッタ11の反射率とCCD21の光電変換率を含めた光検出効率を表している。
同様に、干渉光L2は、所定のサンプリング関数m(t)に基づいて開閉タイミングが制御されるシャッタ32によってサンプリングが施されてCCD22により検出される。このサンプリング関数m(t)は、干渉光L1をサンプリングするサンプリング関数m(t)と同一の周波数fsmを有する、50%dutyの矩形列の波形を有する。ここで、サンプリング関数m(t)は、サンプリング関数m(t)に対して位相差Δθ1,2を有する。この位相差Δθ1,2は、図1に示すパルス信号発生器50からのパルス信号の位相が位相シフタ42によりシフトされることによって付与される。以上のような条件により、式(2)と同様の原理で、CCD22からは次のような出力i(t)が得られる。
Figure 0004381847
ただし、Kは、ビームスプリッタ11の透過率と、ビームスプリッタ12の反射率と、CCD22の光電変換率とを含めた光検出効率である。
式(2)と式(3)から分かるように、CCD21、22からの出力には、信号光Sと参照光Rの強度I、Iの項とともに、干渉光L1、L2の振幅√(I)及び位相(2πδft+φ)、(2πδft+Δθ1,2)に関わる項がそれぞれ含まれている。
更に、干渉光L3は、サンプリング関数m(t)に基づいて開閉タイミングが制御されるシャッタ33によってサンプリングが施されてCCD23により検出される。このサンプリング関数m(t)は、干渉光L1をサンプリングするサンプリング関数m(t)と同一の周波数fsmを有する、50%dutyの矩形列の波形を有する。ここで、サンプリング関数m(t)は、サンプリング関数m(t)に対して位相差Δθ1,3を有する。この位相差Δθ1,3は、パルス信号発生器50からのパルス信号の位相が位相シフタ43によりシフトされることによって付与される。このとき、式(2)と同様の原理で、CCD23からは次のような出力i(t)が得られる。
Figure 0004381847
ただし、Kは、ビームスプリッタ11、12のそれぞれの透過率、及びCCD23の光電変換率を含めた光検出効率である。
〔演算処理〕
式(2)、(3)、(4)に示す各CCD21、22、23から出力された電気信号は、信号処理部60に送信される。信号処理部60は、これらの出力結果を用いて以下に説明するような演算を実行することにより、式(1)に示すヘテロダイン信号の強度及び位相の空間分布、すなわち干渉光Lの信号強度と位相の空間分布を算出する。
ここで、式(3)に示すサンプリング関数m(t)とサンプリング関数m(t)との位相差Δθ1,2を−π/2に設定し、式(4)に示すサンプリング関数m(t)とサンプリング関数m(t)との位相差Δθ1,3をπ/2に設定する。このとき、干渉光の背景光からなるヘテロダイン信号の直流成分の強度Sと位相直交成分(sin成分とcos成分)S及びSは、それぞれ以下の式により表される。
Figure 0004381847
Figure 0004381847
Figure 0004381847
式(6)と式(7)を用いると、式(1)に示すヘテロダイン信号の振幅は次のように表される。
Figure 0004381847
ここで、右辺に係る比例定数はπ/4である。したがって、本実施形態の光画像計測装置1によれば、背景光となる直流成分の強度を事前に測定しなくとも、3つのCCD21、22、23の出力を用いてヘテロダイン信号の振幅を求めることができる。これは、本発明に係る光画像計測装置が、背景光の強度の事前測定が困難な画像計測、例えば運動物体の光断層画像計測などに有効であることを示している。また、背景光となる直流成分の強度を別途測定しておく必要がないため、計測時間の短縮化や計測プロセスの簡略化を図ることが可能となる。
更に、光画像計測装置1によれば、次のような測定方法により干渉光Lの位相の空間分布を求めて画像化することができる。
ある測定時間t=tについて、式(6)及び式(7)に示すヘテロダイン信号の干渉成分S(t)及びS(t)が取得されると、これら双方の干渉成分の比を取ることによって次式に示すような信号が得られる。
Figure 0004381847
この式(9)から分かるように、信号Sは干渉光Lの振幅には依存せず、その位相情報のみを含んでいる。したがって、2次元光センサアレイであるCCD21、22、23の各ピクセルにより検出され出力されるヘテロダイン信号の位相φ(x、y、t)は、次式のように表される。ここで、(x、y)は、これらCCD上における各ピクセルの位置座標を示している。
Figure 0004381847
この式(10)の第2項2πδftは、ゼロあるいはほぼゼロの周波数δfを有する交流信号の測定時間tにおける瞬時位相値であり、CCD21、22、23のピクセルの位置(すなわち変数x、y)によらず一定であると仮定できる。したがって、CCD21、22、23上のある座標x=x、y=yに位置するピクセルにより検出されるヘテロダイン信号の位相φ(x、y、t)に対する、各ピクセルで検出されるヘテロダイン信号の位相差を求めることにより、このヘテロダイン信号、すなわち干渉光Lの位相差の空間分布を画像化することができる。このような干渉光の位相の空間分布測定は、その位相値を基準とする画像計測、例えばヘテロダイン干渉法による鏡状表面の高精度計測に有効であると考えられる。
更に、上記の位相情報を用いると、干渉光Lの周波数情報を取得することができる。すなわち、ヘテロダイン信号の周波数fifとサンプリング周波数fsmとの周波数差δfは、ある2つの測定時間t=t及びt=tにおける位相の算出結果φ(x、y、t)及びφ(x、y、t)に基づく次式を用いて算出される。
Figure 0004381847
サンプリング周波数fsmは既知であるので、式(11)による算出結果からヘテロダイン信号の周波数fif、つまり干渉光Lの周波数を算出することができる。このようなヘテロダイン周波数の測定方法は、例えば被検眼眼底の血流の状態を計測する場合など、ヘテロダイン干渉法を用いたドップラー速度計測に有効に利用可能であると考えられる。
以上に説明した演算手法では、3つのサンプリング関数m(t)、m(t)、m(t)の間の位相差をΔθ1,2=−π/2及びΔθ1,3=π/2に設定して、干渉光の背景光の強度を予備的に測定することなくヘテロダイン信号の振幅と位相を測定する方法を説明したが、Δθ1,2及びΔθ1,3を適宜他の値に設定して測定を行うことも同様に可能である。また、干渉光Lを4つ以上の光路に分割するとともに、上記と同様に、各光路を伝搬する干渉光にサンプリング処理を施して検出することにより干渉光Lの干渉成分の抽出を行ってその信号強度及び位相の空間分布を求めるなど、種々の変形が可能である。
本発明に係る光画像計測装置1によれば、式(2)、(3)、(4)に示す3つのCCD等の2次元光センサアレイからの出力信号に基づいて、干渉光の背景光からなる直流成分の強度を算出することができ、その算出結果を用いてヘテロダイン信号の強度と位相情報、すなわち干渉光Lの信号強度及び位相の空間分布を取得することが可能となる。これは、干渉光の背景光からなる直流成分の強度を事前に測定する必要のある特許文献1記載の発明と大きく異なる本発明の特徴である。
〔各種変形例〕
(変形例1)
図3に、本発明に係る光画像計測装置の第1の変形例を示す。この光画像計測装置1−Aは、図1に示した光画像計測装置1とほぼ同様の構成を備えている。ただ、光ヘテロダイン計測におけるビート周波数を発生させる機構として、参照光Rを反射させる鏡7の背後に例えばピエゾ素子6′などの振動素子を設けて鏡7を振動させることによって参照光にドップラー周波数シフトように構成されている。ピエゾ素子6′は、上述の光画像計測装置1における周波数シフタ6と同様の作用を有するものである。
(変形例2)
図4に、本発明に係る光画像計測装置の第1の変形例を示す。この光画像計測装置1−Bは、図1に示した光画像計測装置1とほぼ同様の構成を備えている。ただし、第1〜第3の光検出器として、CCD21、22、23に代えてラインセンサ21′、22′、23′を備えている。更に、これらラインセンサ21′、22′、23′上にそれぞれ配列された各受光素子の出力を積算する積算回路21′A、22′A、23′Aが設けられ、その出力信号が信号処理部60に送信されるように構成されている。なお、図4において、図1に示す位相シフタ41、42、43及びパルス信号発生器50は、図示が省略されている。
このような構成とすれば、ラインセンサ21′、22′、23′により1次元の画像を取得することができ、更に積算回路21′A、22′A、23′Aの蓄積機能により、図1に示す光画像計測装置1と同様のサンプリング処理を行うことができるので、信号処理部60によって干渉光の背景光からなる直流成分を算出でき、その算出結果を用いて干渉光の信号強度及び位相の空間分布を求めることができる。
(変形例3)
図5に、本発明に係る光画像計測装置の第1の変形例を示す。この光画像計測装置1−Cは、図1に示した光画像計測装置1とほぼ同様の構成を備えている。ただし、本変形例の光画像計測装置1−Cでは、被測定物体Oを透過した信号光Sをビームスプリッタ5に向けて反射させる鏡10が設けられている。ビームスプリッタ5により分割された信号光Sは、被測定物体Oを透過して鏡10により反射され、被測定物体Oを再び透過した後にビームスプリッタ5により参照光Rと重畳されるように構成されている。
このような構成の光画像計測装置1−Cによれば、干渉光は被測定物体Oを透過した信号光Sに基づく情報を含むこととなる。更に、図1の光画像計測装置1と同様に、3つに分割された干渉光のサンプリングを介してCCD21、22、23により検出される。そして、その検出結果に基づいて干渉光の背景光からなる直流成分を算出でき、当該算出結果を用いて干渉光の信号強度及び位相の空間分布を求めることができる。この変形例3の光画像計測装置1−Cは、被測定物体Oを透過した信号光に基づくヘテロダイン検出法を実施する装置の一例を示している。なお、このような透過型の光画像計測装置を構成する場合、低コヒーレンス光を出射する光源だけでなく、通常の半導体レーザ等を用いることもできる。
(その他の変形例)
本発明に係る光画像計測装置における干渉光の分割数は、上記実施形態のように3つに限定されるものではなく、適宜4つ以上に分割するように構成してもよい。その場合、(分割数−1)個のビームスプリッタを設け、分割された各干渉光毎にCCD等の光センサを設けることが好ましい。更に、複数に分割された干渉光の光路上に配置されるシャッタ等の光量変更手段の個数は、上記実施形態に示した演算処理を行う場合には3つで十分であるが、他の演算処理を実行する場合や、他の値を更に算出する場合などには4つ以上の光量変更手段を適宜設けることができる。
ヘテロダイン信号の直流成分の強度を別途に測定することなく干渉光の信号強度及び位相の空間分布を得るためには、干渉光を3つ以上に分割する必要があると思われる。また、上記特許文献1のように2つの光センサを有する場合には、2分割された干渉光のサンプリングの位相差はπ/2とする必要があるが、本発明のように干渉光を3つあるいはそれ以上に分割してサンプリングを行う場合には、π/2以外の適当な位相差を採用することにより目的を達成することができるので、測定の自由度が増加する。
また、上記実施形態では、サンプリング手段に含まれる「光量変更手段」として高速シャッタ等のシャッタを配設した構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、干渉光を完全に遮断してしまう前記のシャッタに代えて、干渉光を透過させる透過率を周期的に増減させる液晶シャッタを設けてサンプリングを行うことにより、光検出器による受光光量を変更させるようにしてもよい。また、光量変更手段を光検出器と一体的に構成することも適宜可能である。
また、本発明に係る光画像計測装置の光検出器としては、上述したCCD21、22、23や、積算回路21′A、22′A、23′Aを備えたラインセンサ21′、22′、23′など、干渉光を検出して光電変換する機能と、検出した電荷を蓄積する機能との双方を備えている限り、1次元ないし2次元のあらゆる構成のものを用いることが可能である。
以上で説明した本発明の実施形態においては、マイケルソン型の干渉光学系を備えた光画像計測装置について説明したが、例えばマッハツェンダー型などその他の干渉光学系を採用することも当然に可能である(例えば、本発明者らによる特許第3245135号を参照)。
また、干渉光学系の一部に光ファイバ(バンドル)を設けて導光部材として用いることにより、装置設計上の自由度を高めたり、装置のコンパクト化を図ったり、あるいは、被測定物体の配置の自由度を高めたりすることができる(例えば、上記の特許第3245135号を参照)。
本発明の光画像計測装置を例えば眼科の分野に応用すると、上述した眼底の血流状態の測定のほか、網膜や角膜の2次元断面像などを得ることができる。それにより、例えば角膜の内皮細胞数などを測定することが可能となる。なお、その他にも各種の応用が可能であることはいうまでもない。
以上に詳述した構成は、本発明に係る光画像計測装置の実施形態の一例に過ぎないものであり、本発明の要旨の範囲内において各種の変形を施すことができる。
本発明に係る光画像計測装置の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係る光画像計測装置による干渉光のサンプリング態様の一例を示す図である。図2(A)は、干渉光の時間波形を示すグラフである。図2(B)は、サンプリング関数の波形の一例を示すグラフである。図2(C)は、サンプリングされた干渉光の波形を示すグラフである。 本発明に係る光画像計測装置の変形例の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係る光画像計測装置の変形例の構成の一例を示す概略図である。 本発明に係る光画像計測装置の変形例の構成の一例を示す概略図である。 従来の光画像計測装置の構成を示す概略図である。 従来の光画像計測装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
1、1−A、1−B、1−C 光画像計測装置
2 広帯域光源
3、4 レンズ
5、11、12 ビームスプリッタ
6 周波数シフタ
6′ ピエゾ素子
7、10 鏡
8 結像用レンズ群
21、22、23 CCD
21′、22′、23′ ラインセンサ
21′A、22′A、23′A 積算回路
31、32、33 シャッタ
41、42、43 位相シフタ
50 パルス信号発生器
60 信号処理部
R 参照光
S 信号光
L、L1、L2、L3 干渉光
O 被測定物体

Claims (12)

  1. 光ビームを出射する光源と、この光源から出射された光ビームを、被測定物体を経由する信号光と所定の参照物体を経由する参照光とに分割し、前記信号光の周波数と前記参照光の周波数とを相対的にシフトさせた後に、前記被測定物体を経由した前記信号光と前記参照物体を経由した前記参照光とを互いに重畳させて干渉光を生成する干渉光学系とを含んでなり、前記干渉光に基づいて前記被測定物体の画像を形成する光画像計測装置であって、
    前記干渉光学系により生成された前記干渉光を少なくとも3つの光路に分割する手段と、この分割された3つの前記干渉光をそれぞれ同一の所定の周期かつ互いに異なる位相でサンプリングして検出し電気信号として出力する手段とを有するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段により出力された前記電気信号に基づいて前記干渉光の信号強度及び位相の空間分布を演算する演算手段と、
    を備えていることを特徴とする光画像計測装置。
  2. 前記サンプリング手段は、
    前記干渉光学系により生成された前記干渉光を二分する複数のビームスプリッタと、
    前記複数のビームスプリッタにより分割された前記干渉光の光路上に配置され、前記光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更することによりサンプリングする光量変更手段と、
    前記光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光をそれぞれ検出し、前記電気信号に変換して出力する光検出器と、
    を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の光画像計測装置。
  3. 前記サンプリング手段は、
    前記干渉光学系により生成された前記干渉光を二分する第1のビームスプリッタと、
    前記第1のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の一方の光路上に配置され、当該一方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第1の光量変更手段と、
    前記第1の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第1の光検出器と、
    前記第1のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の他方の光路を更に二分する第2のビームスプリッタと、
    前記第2のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の一方の光路上に配置され、当該一方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第2の光量変更手段と、
    前記第2の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第2の光検出器と、
    前記第2のビームスプリッタにより二分された前記干渉光の他方の光路上に配置され、当該他方の光路上を伝搬する前記干渉光の光量を前記所定の周期で変更してサンプリングする第3の光量変更手段と、
    前記第3の光量変更手段によりサンプリングされた前記干渉光を検出し、前記電気信号に変換して出力する第3の光検出器と、
    を含んでいることを特徴とする請求項2に記載の光画像計測装置。
  4. 前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の交流成分の振幅を算出することを特徴とする請求項3に記載の光画像計測装置。
  5. 前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の交流成分のsin成分とcos成分とを算出し、このsin成分とcos成分とに基づいて前記振幅を算出することを特徴とする請求項4に記載の光画像計測装置。
  6. 前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、前記干渉光の位相の空間分布を算出することを特徴とする請求項3に記載の光画像計測装置。
  7. 前記演算手段は、前記第1、第2及び第3の光検出器によりそれぞれ出力された前記電気信号に基づいて、ある測定時間における前記干渉光の交流成分のsin成分とcos成分とを算出し、このsin成分とcos成分とに基づいて前記位相の空間分布を算出することを特徴とする請求項6に記載の光画像計測装置。
  8. 前記演算手段は、2つの異なる測定時間における前記干渉光の位相の空間分布の算出結果に基づいて、前記干渉光の周波数を算出することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光画像計測装置。
  9. 前記干渉光を少なくとも3つの光路に分割する手段は、前記検出される前記干渉光のそれぞれの強度が等しくなるように前記干渉光を分割することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
  10. 前記第1のビームスプリッタは、前記干渉光学系により生成された前記干渉光を、前記一方の光路と前記他方の光路とに強度比1:2に分割し、
    前記第2のビームスプリッタは、当該他方の光路上を伝搬する前記干渉光を等しい強度に二分することを特徴とする請求項3ないし請求項8のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
  11. 前記光量変更手段は、前記複数のビームスプリッタにより分割された前記干渉光の光路上に配置され、前記光路上を伝搬する前記干渉光を前記所定の周期で遮断することによりサンプリングするシャッタであることを特徴とする請求項2ないし請求項10のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
  12. 前記干渉光学系は、前記光源からの前記光ビームのビーム径を拡大する光学素子を含んでなり、
    前記光検出器は、前記光学素子によりビーム径が拡大された前記光ビームを基に前記干渉光学系により生成される前記干渉光を検出する2次元光検出器アレイであることを特徴とする請求項2ないし請求項11のいずれか一項に記載の光画像計測装置。
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