JP3279547B2 - Cdma受信機の同期捕捉装置 - Google Patents

Cdma受信機の同期捕捉装置

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    • H04B1/711Interference-related aspects the interference being multi-path interference
    • H04B1/7115Constructive combining of multi-path signals, i.e. RAKE receivers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA受信機に
関し、特に、CDMA受信機の同期捕捉装置及び同期捕
捉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代の携帯電話の標準として期待され
ている広帯域CDMA(code divisionmultiple access)
方式では、拡散コードを用いて信号を広いスペクトラ
ムに拡散させるので、同一の周波数帯を複数のチャンネ
ルで共用できたり、秘匿性が高いなどの利点がある。反
面、このCDMA方式では、受信機に、従来の狭帯域変
調方式とは異なり、拡散コードを取り除く回路が必要と
なるため、回路規模は大きくなってしまう。
【0003】CDMA送信機において、送信データD
(t)は拡散コードc(t)を乗算してスペクトラムを拡散さ
れた送信信号s(t)となり送信されるものとする。ここ
で、送信データD(t)は、最初の部分に、同期をとる為
のある決まったデータ列を含んでいる。これを固定デー
タと呼び、x(t)とする。送信信号s(t)は、伝送路を
通った後、CDMA受信機で受信される。このCDMA
受信機で受信される受信信号をr(t)とする。
【0004】ここで、CDMA送信機が、前述した固定
データx(t)として、複数の固定データx(t)、x
(t)、x(t)、…、x(t)(mは2以上の整数)の内
のどれか一つを使ってデータを送信する場合を考える。
すなわち、1≦i≦mである。CDMA受信機では、そ
れら複数の固定データx(t)、x(t)、x(t)、
…、x(t)はあらかじめ用意している値であるが、複
数の固定データx(t)、x(t)、x(t)、…、x
(t)のうちのどれが送信されてくるのかCDMA受信
機ではわからないものとする。
【0005】図9(A)は、従来のCDMA受信機の同
期捕捉装置を示している。この同期捕捉装置は、第1乃
至第n(nは2以上の整数)のパスを有し、第1乃至第
nのパスには、受信信号r(t)を分岐することにより得
られた第1乃至第nの分岐信号が供給される。
【0006】この同期捕捉装置は、第1乃至第nのパス
に接続された第1乃至第nの遅延器10、10、1
、…、10を有する。これら第1乃至第nの遅延
器10、10、10、…、10は、第1乃至第
nの分岐信号に、互いに異なる遅延量τ、τ
τ、…、τをそれぞれ与えることによって、第1乃
至第nの遅延された信号r(t)、r(t)、r(t)、
…、r(t)をそれぞれ出力する。すなわち、第1乃至
第nのパスのうちの第j(すなわち、1≦j≦n)のパ
スに分岐された第jの分岐信号は、第jの遅延器10
によって第jの遅延された信号r(t)として遅延され
る。
【0007】第1乃至第nの最大相関値生成部15
15、15、…、15は、第1乃至第nの遅延器
10、10、10、…、10に接続され、第1
乃至第nの遅延された信号r(t)、r(t)、r
(t)、…、r(t) から第1乃至第nの最大相関値を
それぞれ生成する。
【0008】同期捕捉用最大値検出器14は、第1乃至
第nの最大相関値生成部15、15、15、…、
15に接続され、第1乃至第nの最大相関値のうちの
最大値を検出して同期捕捉する。
【0009】図9(B)は、図9(A)の同期捕捉装置
における第1乃至第nの最大相関値生成部15、15
、15、…、15のうち第nの最大相関値生成部
15 の詳細を示している。残りの最大相関値生成部も
第nの最大相関値生成部15 と同様の構成を有する。
【0010】図9(B)に示すように、第nの最大相関
値生成部15では、遅延器10において遅延された
信号r(t)を、固定データの数mと同じ数のパス(す
なわち、第1乃至第mのパス)に第1乃至第mの分岐信
号として分岐させ、第1乃至第mの分岐信号が第1乃至
第mの相関器にそれぞれ入力される。第1乃至第mの相
関器は、第1乃至第mの分岐信号に、第1乃至第mの固
定データx(t)、…、x(t)と拡散コードc(t)との
乗算結果を、それぞれ乗算して、第1乃至第mの乗算結
果をそれぞれ得て、これら第1乃至第mの乗算結果をm
個の積分器12’で積分することにより、第1乃至第m
の相関値y1n(t)、…、ymn(t)をそれぞれ出
力する。第1乃至第mの相関器が出力する第1乃至第m
の相関値y1n(t)、…、ymn(t)は、第1乃至
第mの分岐信号が、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)と拡散コードc(t)との前記乗算結
果に対して同期がとれていれば、高い値を示すが、非同
期の時は、低い値にとどまるもので、第nの最大相関値
生成部15のパス対応最大値検出器14’は、第1乃
至第mの相関値y1n(t)、…、ymn(t)(すな
わち、yin(t)(1≦i≦m))の最大値y
in(t)maxを、前記第nの最大相関値として検出
する。詳細には、第nの最大相関値生成部15のパス
対応最大値検出器14’は、前記第nの最大相関値y
in(t)maxと、この第nの最大相関値y
in(t)maxに対応するiとを出力する。
【0011】まとめると、図9(A)において、第1乃
至第nの最大相関値生成部15、…、15の第j
(1≦j≦n)の最大相関値生成部15は、第jの最
大相関値yij(t)maxと、第jの最大相関値y
ij(t)maxに対応するiとを出力する。図9
(A)の同期捕捉用最大値検出器14は、最大相関値y
ij(t)max(1≦j≦n)のうちの最大値max
{yij(t)max}を検出して、同期を捕捉し、検
出された最大値max{yij(t)max}と、最大
値max{yij(t)max}に対応するiおよびj
を出力する。
【0012】上述したように、図9(A)の最大相関値
生成部15、15、15、…、15の各々の内
部は、図9(B)に示すように、m個の積分器12’を
並列にならべることになり、非常に大きな回路になって
しまう。
【0013】なお、積分器12’の各々は、図9(B)
に示すように、入力信号を第1の入力端子に受ける加算
器16と、この加算器16の出力信号を1シンボル分遅
延し、遅延された信号を積分器出力信号として出力する
と共に、この積分器出力信号を加算器16の第2の入力
端子に出力する、ラッチLからなる遅延素子17とを有
する。
【0014】次に、図9(A)および(B)を参照し
て、この同期捕捉装置の動作について説明する。
【0015】送信データD(t)は、情報データをd(t)
とすると、 D(t)=x(t) (0≦t<t) (1) D(t)=d(t) (t≦t) で表される。すなわち、最初に(0≦t<t)、固定
データx(t) (1≦i<m)を含み、それに続いて
(t≦t)、情報データd(t)を含んでいる。情報デ
ータd(t)を受信する時には、まず、この固定データx
(t)と同期をとる必要がある。
【0016】送信信号s(t)は、送信データD(t)に拡散
コードc(t)を乗算して得られたものである。ここで、
時間tを0≦t<tの範囲で考えると、送信信号s
(t)は、 s(t)=x(t)c(t) (0≦t<t) (2) で表される。
【0017】相関器の出力yij(t)は、受信信号r(t)
=s(t)に、下記の数1式のように、各パスごとに遅延
時間τ(1≦j≦n)を与え、拡散コードc(t)と固
定データx(t)をかけたあと、Nシンボルの間積分す
ることにより得られる。各パスのうち最大値を検出して
同期捕捉する。
【0018】
【数1】
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、CDMA
送信機では、送信データに拡散コードをかけてスペクト
ラムを拡散させて伝送し、CDMA受信機では拡散コー
ドを同期させ、元の送信データを復元させる。その際、
受信信号をn本のパスに分岐させて、パスごとに異なる
遅延を与え、更に、パスごとの遅延された信号をm個の
固定データごとに分岐させて積分器で相関値をとるの
で、CDMA受信機の同期捕捉装置では、(n×m)個
の積分器が必要になり、従って、積分器用の加算器とし
て(n×m)個の加算器が必要になり、回路規模が大き
くなるという問題点がある。
【0020】特開平10−173630号公報には、受
信信号を遅延させずに、拡散コードに、互いに異なる遅
延量をそれぞれ与えることによって得られた、複数の遅
延された拡散コードを、複数の相関器にそれぞれ与える
ようにした同期捕捉装置が開示されている。この公報に
は、CDMA送信機が、同期をとる為の固定データとし
て、複数の固定データの内のどれか一つを使ってデータ
を送信してくる場合には着目しておらず、もちろん、こ
の場合に、CDMA受信機の同期捕捉装置の回路規模が
大きくなるという問題点及びその解決手段は何らの開示
がない。
【0021】本発明の目的は、小さい回路規模のCDM
A受信機の同期捕捉装置及びこの同期捕捉装置によって
達成される同期捕捉方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1乃
至第m(mは2以上の整数)の固定データの内の一つを
含む送信データを拡散コードでスペクトラム拡散するこ
とによって送信された信号を受信信号として受信するC
DMA受信機に用いられ、前記受信信号が分岐される複
数のパスを有する同期捕捉装置において、前記複数のパ
スの各々に、前記受信信号に前記拡散コードを乗算する
第1の乗算器と、この第1の乗算器の出力信号を1シン
ボル時間積分する第1の積分器と、前記第1乃至前記第
mの固定データを持ち、前記第1乃至前記第mの固定デ
ータを順次出力する固定データ順次出力部と、前記第1
の積分器の出力信号に、前記固定データ順次出力部から
順次出力される前記第1乃至前記第mの固定データを乗
算し、第1乃至第mの乗算結果を順次出力する第2の乗
算器と、前記第1乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第
mの相関値として順次出力する相関値順次出力部と、前
記第1乃至前記第mの相関値のうちの最大値を検出する
パス対応最大値検出器とを、有することを特徴とするC
DMA受信機の同期捕捉装置が得られる。
【0023】更に本発明によれば、入力信号を複数の分
岐信号に分岐し、これら複数の分岐信号をそれぞれ異な
る遅延時間でもって遅延し、これら複数の遅延された信
号に拡散コードを乗算し、これら複数の乗算された信号
をそれぞれ1シンボル時間積分し、これら1シンボル時
間積分された値の各々に、各固定データが第1乃至第N
(Nは2以上の整数)シンボルからなる第1乃至第m(m
は2以上の整数)の固定データの第kシンボルをシンボ
ル毎に順次乗算する動作を、k=1からk=Nまで繰り
返し行い、乗算結果を、前記第1乃至前記第mの固定デ
ータ毎に、Nシンボル時間分積分して、前記複数の遅延
された信号の各々に対する、前記第1乃至前記第mの固
定データ毎のNシンボル時間分の積分値を求め、前記第
1乃至前記第mの固定データ毎のNシンボル時間分の積
分値の最大値を、前記複数の遅延された信号の各々に対
する最大相関値として求め、前記複数の遅延された信号
に対して求めた前記最大相関値の複数個の中から、最大
値を求めることにより、どの遅延時間における前記最大
相関値が最も高いかを判定して、同期捕捉することを特
徴とするCDMA受信機の同期捕捉方法が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して説明する。
【0025】図1(A)を参照すると、本発明の第1の
実施例によるCDMA受信機の同期捕捉装置が示されて
いる。本同期捕捉装置は、図9(A)の同期捕捉装置と
同様の参照符号で示される同様の部分を含む。
【0026】図1(A)に示すように、この同期捕捉装
置では、図9(A)の同期捕捉装置の第1の最大相関値
生成部15、15、15、…、15の代りに第
1乃至第nの最大相関値生成部115、115、1
15、…、115が設けられている。第1乃至第n
の最大相関値生成部115、115、115
…、115は、遅延器10、10、10、…、
10において遅延された信号r(t)、r(t)、r
(t)、…、r(t)を、それぞれ入力される。
【0027】すなわち、本同期捕捉装置においても、図
9(A)の同期捕捉装置と同様に、受信信号r(t)は第
1乃至第nのパスに第1乃至第nの分岐信号として分岐
され、第1乃至第nのパスのうちの第j(1≦j≦n)
のパスに分岐された第jの分岐信号は、第jの遅延器1
によって第jの遅延された信号r(t)として遅延
される。この第jの遅延された信号r(t)が第jの最
大相関値生成部115 に入力される。
【0028】第1乃至第nの最大相関値生成部11
、115、115、…、115 は互いに同様
の構造を有する。第1乃至第nの最大相関値生成部11
、115、115、…、115の第jの最大
相関値生成部115の詳細を図1(B)に示す。
【0029】図1(B)を参照して、第jの最大相関値
生成部115は、第jの遅延された信号r(t)に拡
散コードc(t)のみを乗算器21で乗算して、乗算器2
1の出力を1シンボル時間積分器12(この積分器12
も加算器16と遅延素子17とを有する。)で積分す
る。次に、乗算器23で積分器12の出力信号に固定デ
ータx(t) (1≦i≦m)を乗算するときに、固定
データ選択器(セレクタ)24で、第1乃至第mの固定
データx(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)を順次
乗算器23に送出する。こうすれば、積分器12内の一
つの加算器16を第1乃至第mの固定データx(t)、
(t)、x(t)、…、x(t)で共有できるので、回
路の規模を小さくすることができる。
【0030】詳細には、この第jの最大相関値生成部1
15は、第jの遅延された信号r (t)に拡散コード
c(t)を乗算する乗算器21と、この乗算器21の出力
信号を1シンボル時間積分する唯一の積分器12とを有
する。この第jの最大相関値生成部115は、更に、
第1乃至第mの固定データx(t)、x(t)、x
(t)、…、x(t)を発生する第1乃至第mの固定デー
タ発生器25、25、25、…、25と、選択
信号Selに応答して第1乃至第mの固定データx
(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)を順次選択し出
力する選択器(セレクタ)24と、積分器12の出力信
号と選択器24の出力信号とを乗算する乗算器23とを
有する。選択信号Selは選択信号発生器26によって
発生され、iとしての1〜mを順次表わす信号である。
選択器(セレクタ)24は、選択信号Selが例えば1
を表わしている時点では、第1の固定データx(t)を
選択し出力する。
【0031】このように、第1乃至第mの固定データ発
生器25、25、25、…、25と選択器(セ
レクタ)24とは、第1乃至第mの固定データx
(t)、x (t)、x(t)、…、x(t)を持ち、第1乃
至第mの固定データx(t)、x(t)、x(t)、…、
(t)を順次出力する固定データ順次出力部として作
用する。
【0032】上述した式(3)におけるx(t)は1シ
ンボルごとに変化するので、Tを1シンボル長とし、k
を1からN(Nは固定データのシンボル数である。)ま
での整数値とすると、 x(t)=xk (kT≦t≦(k+1)T) と書ける。これより、式(3)は下記の数2式のように
変形できる。
【0033】
【数2】 式(4)を見ると、図1のようにr(t)にc(t)を先に
乗算器21で乗算し、この乗算器21の出力信号を1シ
ンボル時間積分器12で積分した後に、積分器12の出
力信号にxkをかけて積分しても図9(B)と同等の
結果が得られることがわかる。
【0034】図1(B)では、第1乃至第mの固定デー
タx(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)を固定デー
タ選択器(セレクタ)24によって順次出力させた後に
積分器12の出力信号に乗算器23で乗算し、第1乃至
第mの乗算結果を、第1乃至第mの固定データx
(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)に対応した第1
乃至第mのラッチ27(L)、27(L)、2
(L)、…、27(L)に、選択信号Sel
に応答する選択器(セレクタ)28および29によって
分岐させることにより、回路規模の小さな同期捕捉装置
を得ている。
【0035】なお、加算器30は、乗算器23の出力信
号と選択器(セレクタ)28の出力信号とを加算し、加
算出力を第1乃至第mのラッチ27(L)、27
(L )、27(L)、…、27(L)に与え
るものである。選択器(セレクタ)29は、選択信号S
elに応答して、クロックclkを第1乃至第mのラッ
チ27(L)、27(L)、27(L)、
…、27(L)に順番に与えるものである。パス対
応最大値検出器31は、選択器(セレクタ)28の出力
信号と、選択信号発生器26の選択信号Selとに応答
し、最大値y (t)maxと、最大値yij(t)
maxに対応するiとを出力するものである。
【0036】図1(A)及び(B)を参照して、本同期
捕捉装置を詳細に説明する。
【0037】図1(A)に示すように、本同期捕捉装置
は、第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)
(図1(B)参照)の内の一つを含む送信データを拡散
コードc(t)でスペクトラム拡散することによって送
信された信号を受信信号r(t)として受信するCDM
A受信機に用いられる。第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の各々は第1乃至第N(Nは2以上の
整数)シンボルからなる。本同期捕捉装置は、第1乃至
第n(nは2以上の整数)のパスを有し、前記第1乃至
前記第nのパスに、受信信号r(t)を分岐することに
より得られた第1乃至第nの分岐信号が供給されるよう
に構成されている。
【0038】本同期捕捉装置は、前記第1乃至前記第n
の分岐信号に、互いに異なる第1乃至第nの遅延量をそ
れぞれ与えることによって、第1乃至第nの遅延された
信号をそれぞれ出力する第1乃至第nの遅延器10
…、10と、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
から第1乃至第nの最大相関値をそれぞれ生成する第1
乃至第nの最大相関値生成部115、…、115
と、前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大
値を検出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器14
とを有する。
【0039】図1(B)に示すように、第1乃至第nの
最大相関値生成部115、…、115の第j(ただ
し、1≦j≦n)の最大相関値生成部115は、第1
の乗算器21と、第1の積分器12と、固定データ順次
出力部(25、…、25、24)と、第2の乗算器
23と、相関値順次出力部(30、27、…、2
、28)と、パス対応最大値検出器31とを有す
る。
【0040】第jの最大相関値生成部115の第1の
乗算器21は、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
(t)、…、r(t)の第jの遅延された信号r(t)
に拡散コードc(t)を乗算する。
【0041】第jの最大相関値生成部115の第1の
積分器12は、第jの最大相関値生成部115の第1
の乗算器21の出力信号を1シンボル時間積分する。
【0042】第jの最大相関値生成部115の固定デ
ータ順次出力部(25、…、25 、24)は、第1
乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を持ち、第
1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の第kシ
ンボルをシンボル毎に順次出力する動作を、k=1から
k=Nまで繰り返し行う。
【0043】第jの最大相関値生成部115の第2の
乗算器23は、第jの最大相関値生成部115の第1
の積分器12の出力信号に、第jの最大相関値生成部1
15 の固定データ順次出力部(25、…、25
24)から順次出力される第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルを乗算し、第1
乃至第mの乗算結果を順次出力する動作を、k=1から
k=Nまで繰り返し行う。
【0044】第jの最大相関値生成部115の相関値
順次出力部(30、27、…、27、28)は、第
jの最大相関値生成部115の第2の乗算器23の前
記第1乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第mの相関値
として順次出力するものである。このため、第jの最大
相関値生成部115の相関値順次出力部(30、27
、…、27、28)は、第jの最大相関値生成部1
15の第2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗
算結果をそれぞれNシンボル時間、第1乃至第mの積分
値として、積分し、前記第1乃至前記第mの積分値を前
記第1乃至前記第mの相関値として順次出力する第2の
積分器(30、27、…、27、28)として動作
する。
【0045】第jの最大相関値生成部115のパス対
応最大値検出器31は、第jの最大相関値生成部115
の第2の積分器(30、27、…、27、28)
が順次出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの
最大値を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの
最大相関値として出力する。
【0046】第jの最大相関値生成部115の固定デ
ータ順次出力部(25、…、25 、24)は、第1
乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を発生する
第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
と、第1乃至第mの固定データ発生器25、…、2
によって発生された第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)から、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルをシンボル毎に順
次選択し出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返
し行う固定データ選択器24とを有する。
【0047】第jの最大相関値生成部115は、更
に、1乃至mを順次表わす選択信号Selを繰り返し発
生する選択信号発生器26を有する。
【0048】固定データ選択器24は、選択信号Sel
を受け、該選択信号Selが1乃至mを順次表わしてい
るときに第1乃至第mの固定データx(t)、…、x
(t)の前記第kシンボルを順次選択し出力する動作
を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0049】第jの最大相関値生成部115の第2の
積分器(30、27、…、27、28)は、第1乃
至第mの固定データx(t)、…、x(t)に対応した第
1乃至第mのラッチ27、…、27と、選択信号S
elを受け、該選択信号Selが1乃至mを順次表わし
ているときに第1乃至第mのラッチ27、…、27
の出力信号を順次選択し出力する動作を、繰り返し行う
ラッチ出力選択器28と、第2の乗算器23の前記第1
乃至前記第mの乗算結果に第1乃至第mのラッチ2
、…、27の前記出力信号を順次加算し、第1乃
至第mの加算結果を順次出力する動作を、繰り返し行う
加算器30とを有している。第1乃至第mのラッチ27
、…、27は、選択信号Selを受ける選択器29
と協働して、該選択信号Selが1乃至mを順次表わし
ているときに前記第1乃至前記第mの加算結果を順次ラ
ッチする動作を、繰り返し行う。
【0050】ラッチ出力選択器28は、第1乃至第mの
ラッチ27、…、27が、前記第1乃至前記第mの
加算結果として、前記第1乃至前記第mの積分値を、順
次ラッチしたときの、第1乃至第mのラッチ27
…、27の前記出力信号を、前記第1乃至前記第mの
相関値として順次選択し出力する。
【0051】このように固定データ選択器(セレクタ)
24を用いて固定データを振り分けることによって、回
路規模の小さな同期捕捉装置を得ている。
【0052】このように回路規模の小さな同期捕捉装置
が得られる理由について以下に詳細に説明する。
【0053】1)固定データ選択器(セレクタ)24に
て第1乃至第mの固定データx(t)、x(t)、x
(t)、…、x(t)を切替える様にしたことで、図9
(B)の加算器16の前段にある、x(t)、x(t)、
(t)、…、x(t)とc(t)を乗算しているm個の乗算
器が、図1の乗算器23に集約されている。
【0054】2)図9(B)の積分器12’は、1シン
ボル分だけでなく、kシンボル分の積分(シンボルレー
トの積分)をするから、1シンボル分の積分をする図1
の積分器12に相当するものではなく、むしろ、本質的
には、図1の加算器30、第1乃至第mのラッチ27
(L)、27(L)、27(L)、…、27
(L)、選択器(セレクタ)28で構成される、第
2の積分器に相当する。図1の積分器12は、第1乃至
第mの固定データx(t)、x(t)、x(t)、…、x
(t)を固定データ選択器(セレクタ)24で切り替え
て、順次乗算器23で乗算する方式を採用するに当たっ
て、順次乗算する間、入力信号の1シンボル分を維持す
る必要が生じ、新たに設けた積分器である。(すなわ
ち、図1の(B)の積分器12は、図9(B)の積分器
12’とは別異の、新規に増加した構成である。)従っ
て、図9(B)の加算器16は、図1(B)の加算器3
0に集約されたと考えられる。
【0055】3)図9(B)で、加算器16の直前にあ
り、加算器16に直接接続された乗算器は、m個ある
が、これらは図1(B)の乗算器21に集約されて、個
数が削減されている。すなわち、図9(B)の乗算手順
が変更されている。図9(B)では、先にc(t)とx
(t)とを掛けてから、r(t)と乗じているが、図1
(B)では、先にrj(t)をc(t)と掛けて1シンボル分積
分し、後からx(t)を乗じている。
【0056】以上をまとめると、図9(B)で、加算器
16の前段に2個ずつm組ある乗算器は、図1(B)の
乗算器21と23の2個に集約されている。また、図9
(B)で、m個ある加算器16は、図1(B)の加算器
30ただ1個に集約されている。代わりに、図1(B)
の12に示される、1シンボル時間分の積分器と、選択
器24、28、29、及び選択信号発生器26が増加し
ている。
【0057】次に図1(B)の第jの最大相関値生成部
115の動作を図2をも参照して説明する。
【0058】選択信号発生器26は、iとしての1〜m
を順次表わす選択信号Selを発生している(図2の第
3ライン参照)。選択信号Selで順次表わされている
1〜mは、選択器(セレクタ)29に入力されるクロッ
クclk(図2の第2ライン参照)に同期している。
【0059】選択器(セレクタ)29は、選択信号発生
器26によって発生される選択信号Selを参照し、S
elの値iに対応するラッチ27(27、27
…、27)にclk信号を送出する。
【0060】すなわち、図2の第4乃至第7ラインに示
すクロックclk_1〜clk_mを発生し、クロック
clk_1〜clk_mを第1乃至第mのラッチ27
(L )、27(L)、27(L)、…、27
(L)にそれぞれ与える。
【0061】固定データ選択器(セレクタ)24は、選
択信号Selが1〜mを表わしているとき、1〜mに対
応する第1乃至第mの固定データx(t)、x(t)、x
(t)、…、x(t)を切り替えて、順次乗算器23へ出
力する。
【0062】図2の中、24OUTは、図1の選択器2
4の出力信号を示す。図1の第1乃至第mの固定データ
発生器25、25、25、…、25は互いに独
立した第1乃至第mの固定データx(t)、x(t)、x
(t)、…、x(t)を、時間直列に複数シンボル分、有
している。選択器24は、次の手順で、第1乃至第mの
固定データx(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)
を、順次第iの固定データx(t)として選択して出力
する。
【0063】選択信号発生器26は、受信信号r(t)
(図1(A)参照)のシンボルレートに同期して、iと
して1からmまでを順次表わす選択信号Selを発生す
る。選択器24は、選択信号発生器26からのiに従
い、まずi=1でx(t)を選択して、x(t)の第1シ
ンボルX11を出力する。以降、i=2ではx(t)の第1
シンボルX21、i=3ではx(t)の第1シンボルX31
順に出力し、i=mでx (t)の第1シンボルXm1を出力
して一巡する。次の一巡のi=1ではx(t)を選択し
て、x(t)の第2シンボルX12を出力する。以降i=2
ではx(t)の第2シンボルX22、i=3ではx(t)の
第2シンボルX32の順に出力していく。こうして各x
(t)の有するシンボル数分を繰り返し、XmNまでを出力
して、一連の相関値積分用のx(t)を供給する。
【0064】図2の中で、Lは、図1のラッチ27
(L)の出力信号を示す。選択器24の出力は、乗算
器23にて入力信号の1シンボル積分値と乗算され、選
択器28にて選択されたラッチ27(L)の出力値
と加算器30で加算されてラッチ27(L)にクロ
ックclk_1でラッチされる。乗算器23にて乗算さ
れる、1シンボル分の入力信号aj(t)は、式(4)よ
り、下記の数3式で表わされる。
【0065】
【数3】 なお、図2の第1ラインに示したリセット信号RSTに
より、以前にラッチ27(L)、27(L)、
27(L)、…、27(L)の保持するデータ
は0に初期化されているので、その後に最初にラッチ2
(L)にラッチされ、ラッチ27(L)の保
持するデータL11は、次式で示される。
【0066】L11=X11 aj(t) (6) 上記の式によりL11がラッチ27(L)に保持さ
れると、次回には選択器28によって選択されたL11
が加算器30に入力されて、新たな入力信号と加算さ
れ、L11+L12となる。
【0067】このようにしてラッチ27(L)に
は、最終的に、L11+L12+・・・+L1Nが相関
値y1j(t)として保持され出力される。
【0068】同様に、ラッチ27(L)には、最終
的に、Lm1+Lm2+・・・+L mNが相関値ymj
(t)として保持され出力される。
【0069】選択器28は、選択信号Selによってi
として順次表わされている1〜mに対応したラッチ27
(L)〜ラッチ27(L)の出力y1j(t)〜
(t)を、yij(t)として順次選択的に出力し、パ
ス対応最大値検出器31に与える。
【0070】パス対応最大値検出器31は、選択器(セ
レクタ)28の出力信号yij(t)と、選択信号発生器
26の選択信号Selとに応答し、最大値yij(t)
maxと、最大値yij(t)maxに対応するiとを
出力する。
【0071】図3を参照すると、パス対応最大値検出器
31は、クロックに応答して、信号yij(t)を保持す
る第1のラッチ311と、前記クロックに応答して、選
択信号Selによって表わされている1〜mをiとして
保持する第2のラッチ312とを有する。比較器(co
mp)313は、前記信号yij(t)を第1の入力aと
して受けると共に、第1のラッチ311の保持出力を第
2の入力bとして受け、第1の入力aが第2の入力bよ
り大きいとき、第1の入力aが第2の入力bより大きい
ことを表わす信号a>bを出力する。アンド回路(AN
D)314は、比較器313から信号a>bを受けたと
きのみ、前記クロックclkを第1のラッチ311及び
第2のラッチ312に送出する。
【0072】第1のラッチ311及び第2のラッチ31
2が、以前にラッチしたデータは、図2の第9ラインに
示したリセット信号RST−Mにより、0に初期化され
る。
【0073】これにより、第1のラッチ311には、信
号yij(t)の最大値yij(t)maxが保持出力として
保持される。また、第2のラッチ312には、最大値y
ij(t)maxに対応するiの値が保持出力として保持
される。
【0074】図4(A)を参照すると、本発明の第2の
実施例によるCDMA受信機の同期捕捉装置が示されて
いる。本同期捕捉装置は、図9(A)及び図1(A)の
同期捕捉装置と同様の参照符号で示される同様の部分を
含む。
【0075】図4(A)に示すように、この同期捕捉装
置では、図1(A)の同期捕捉装置の第1乃至第nの最
大相関値生成部115、115、115、…、1
15 の代りに第1乃至第nの最大相関値生成部215
、215、215、…、215が設けられてい
る。第1乃至第nの最大相関値生成部215、215
、215、…、215は互いに同様の構造を有す
る。第1乃至第nの最大相関値生成部215、215
、215、…、215の第jの最大相関値生成部
215の詳細を図4(B)に示す。
【0076】図4(B)の第jの最大相関値生成部21
から、図1(B)の第jの最大相関値生成部115
には含まれていた、第1乃至第mの固定データ発生器
25 、25、25、…、25と、固定データ選
択器(セレクタ)24と、選択信号発生器26と、選択
器(セレクタ)29とが除去されている。そして、図4
(A)の同期捕捉装置においては、第1乃至第mの固定
データ発生器25、25、25、…、25と、
固定データ選択器(セレクタ)24と、選択信号発生器
26と、選択器(セレクタ)29とを、第1乃至第nの
最大相関値生成部215、215、215、…、
215が共通に使用できるように、第1乃至第mの固
定データ発生器25、25、25、…、25
と、固定データ選択器(セレクタ)24と、選択信号
発生器26と、選択器(セレクタ)29とに、第1乃至
第nの最大相関値生成部215、215、21
、…、215が共通に接続されている。
【0077】図4(A)及び(B)を参照して、本同期
捕捉装置を詳細に説明する。
【0078】図4(A)に示すように、本同期捕捉装置
は、第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の
内の一つを含む送信データを拡散コードc(t)でスペ
クトラム拡散することによって送信された信号を受信信
号r(t)として受信するCDMA受信機に用いられ
る。第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の
各々は第1乃至第N(Nは2以上の整数)シンボルから
なる。本同期捕捉装置は、第1乃至第n(nは2以上の
整数)のパスを有し、前記第1乃至前記第nのパスに、
受信信号r(t)を分岐することにより得られた第1乃
至第nの分岐信号が供給されるように構成されている。
【0079】本同期捕捉装置は、前記第1乃至前記第n
の分岐信号に、互いに異なる第1乃至第nの遅延量をそ
れぞれ与えることによって、第1乃至第nの遅延された
信号をそれぞれ出力する第1乃至第nの遅延器10
…、10と、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
から第1乃至第nの最大相関値をそれぞれ生成する第1
乃至第nの最大相関値生成部215、…、215
と、前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大
値を検出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器14
と、固定データ順次出力部(25、…、25、2
4)とを有する。この固定データ順次出力部(25
…、25、24)は、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)を持ち、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x (t)の第kシンボルをシンボル毎に順次
出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0080】図4(B)に示すように、第1乃至第nの
最大相関値生成部215、…、215の第j(ただ
し、1≦j≦n)の最大相関値生成部215は、第1
の乗算器21と、第1の積分器12と、第2の乗算器2
3と、相関値順次出力部(30、27、…、27
28)と、パス対応最大値検出器31とを有する。
【0081】第jの最大相関値生成部215の第1の
乗算器21は、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
(t)、…、r(t)の第jの遅延された信号r(t)
に拡散コードc(t)を乗算する。
【0082】第jの最大相関値生成部215の第1の
積分器12は、第jの最大相関値生成部215の第1
の乗算器21の出力信号を1シンボル時間積分する。
【0083】第jの最大相関値生成部215の第2の
乗算器23は、第jの最大相関値生成部215の第1
の積分器12の出力信号に、図4(A)の固定データ順
次出力部(25、…、25、24)から順次出力さ
れる第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の
前記第kシンボルを乗算し、第1乃至第mの乗算結果を
順次出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行
う。
【0084】第jの最大相関値生成部215の相関値
順次出力部(30、27、…、27、28)は、第
jの最大相関値生成部215の第2の乗算器23の前
記第1乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第mの相関値
として順次出力するものである。このため、第jの最大
相関値生成部215の相関値順次出力部(30、27
、…、27、28)は、第jの最大相関値生成部2
15の第2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗
算結果をそれぞれNシンボル時間、第1乃至第mの積分
値として、積分し、前記第1乃至前記第mの積分値を前
記第1乃至前記第mの相関値として順次出力する第2の
積分器(30、27、…、27、28)として動作
する。
【0085】第jの最大相関値生成部215のパス対
応最大値検出器31は、第jの最大相関値生成部215
の第2の積分器(30、27、…、27、28)
が順次出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの
最大値を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの
最大相関値として出力する。
【0086】図4(A)の同期捕捉装置において、固定
データ順次出力部(25、…、25、24)は、第
1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を発生す
る第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
と、第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
によって発生された第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)から、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルをシンボル毎に
順次選択し出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り
返し行う固定データ選択器24とを有する。
【0087】図4(A)の同期捕捉装置は、1乃至mを
順次表わす選択信号Selを繰り返し発生する選択信号
発生器26と、選択信号Selを受ける選択器29と
を、更に有する。
【0088】固定データ選択器24は、選択信号Sel
を受け、該選択信号Selが1乃至mを順次表わしてい
るときに第1乃至第mの固定データx(t)、…、x
(t)の前記第kシンボルを順次選択し出力する動作
を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0089】図4(B)において、第jの最大相関値生
成部215の第2の積分器(30、27、…、27
、28)は、第1乃至第mの固定データx(t)、
…、x (t)に対応した第1乃至第mのラッチ27
…、27と、選択信号Selを受け、該選択信号Se
lが1乃至mを順次表わしているときに第1乃至第mの
ラッチ27、…、27の出力信号を順次選択し出力
する動作を、繰り返し行うラッチ出力選択器28と、第
2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗算結果に第
1乃至第mのラッチ27、…、27の前記出力信号
を順次加算し、第1乃至第mの加算結果を順次出力する
動作を、繰り返し行う加算器30とを有している。第1
乃至第mのラッチ27、…、27は、上述した、選
択信号Selを受ける選択器29(図4(A))と協働
して、該選択信号Selが1乃至mを順次表わしている
ときに前記第1乃至前記第mの加算結果を順次ラッチす
る動作を、繰り返し行う。
【0090】ラッチ出力選択器28は、第1乃至第mの
ラッチ27、…、27が、前記第1乃至前記第mの
加算結果として、前記第1乃至前記第mの積分値を、順
次ラッチしたときの、第1乃至第mのラッチ27
…、27の前記出力信号を、前記第1乃至前記第mの
相関値として順次選択し出力する。
【0091】図5(A)を参照すると、本発明の第3の
実施例によるCDMA受信機の同期捕捉装置が示されて
いる。本同期捕捉装置は、図9(A)、図1(A)、及
び図4(A)の同期捕捉装置と同様の参照符号で示され
る同様の部分を含む。
【0092】図5(A)に示すように、この同期捕捉装
置では、図1(A)の同期捕捉装置の第1乃至第nの最
大相関値生成部115、115、115、…、1
15 の代りに第1乃至第nの最大相関値生成部315
、315、315、…、315が設けられてい
る。第1乃至第nの最大相関値生成部315、315
、315、…、315は互いに同様の構造を有す
る。第1乃至第nの最大相関値生成部315、315
、315、…、315の第jの最大相関値生成部
315の詳細を図5(B)に示す。
【0093】図5(A)及び(B)を参照して、本同期
捕捉装置を詳細に説明する。
【0094】図5(A)に示すように、本同期捕捉装置
は、第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)
(図5(B)参照)の内の一つを含む送信データを拡散
コードc(t)でスペクトラム拡散することによって送
信された信号を受信信号r(t)として受信するCDM
A受信機に用いられる。第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の各々は第1乃至第N(Nは2以上の
整数)シンボルからなる。本同期捕捉装置は、第1乃至
第n(nは2以上の整数)のパスを有し、前記第1乃至
前記第nのパスに、受信信号r(t)を分岐することに
より得られた第1乃至第nの分岐信号が供給されるよう
に構成されている。
【0095】本同期捕捉装置は、前記第1乃至前記第n
の分岐信号に、互いに異なる第1乃至第nの遅延量をそ
れぞれ与えることによって、第1乃至第nの遅延された
信号をそれぞれ出力する第1乃至第nの遅延器10
…、10と、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
から第1乃至第nの最大相関値をそれぞれ生成する第1
乃至第nの最大相関値生成部315、…、315
と、前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大
値を検出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器14
とを有する。
【0096】図5(B)に示すように、第1乃至第nの
最大相関値生成部315、…、315の第j(ただ
し、1≦j≦n)の最大相関値生成部315は、第1
の乗算器21と、第1の積分器12と、固定データ順次
出力部(25、…、25、24)と、第2の乗算器
23と、相関値順次出力部(30、41、…、4
)と、パス対応最大値検出器31とを有する。
【0097】第jの最大相関値生成部315の第1の
乗算器21は、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
(t)、…、r(t)の第jの遅延された信号r(t)
に拡散コードc(t)を乗算する。
【0098】第jの最大相関値生成部315の第1の
積分器12は、第jの最大相関値生成部315の第1
の乗算器21の出力信号を1シンボル時間積分する。
【0099】第jの最大相関値生成部315の固定デ
ータ順次出力部(25、…、25 、24)は、第1
乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を持ち、第
1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の第kシ
ンボルをシンボル毎に順次出力する動作を、k=1から
k=Nまで繰り返し行う。
【0100】第jの最大相関値生成部315の第2の
乗算器23は、第jの最大相関値生成部315の第1
の積分器12の出力信号に、第jの最大相関値生成部3
15 の固定データ順次出力部(25、…、25
24)から順次出力される第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルを乗算し、第1
乃至第mの乗算結果を順次出力する動作を、k=1から
k=Nまで繰り返し行う。
【0101】第jの最大相関値生成部315の相関値
順次出力部(30、41、…、41)は、第jの最
大相関値生成部315の第2の乗算器23の前記第1
乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第mの相関値として
順次出力するものである。このため、第jの最大相関値
生成部315の相関値順次出力部(30、41
…、41)は、第jの最大相関値生成部315の第
2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗算結果をそ
れぞれNシンボル時間、第1乃至第mの積分値として、
積分し、前記第1乃至前記第mの積分値を前記第1乃至
前記第mの相関値として順次出力する第2の積分器(3
0、41、…、41)として動作する。
【0102】第jの最大相関値生成部315のパス対
応最大値検出器31は、第jの最大相関値生成部315
の第2の積分器(30、41、…、41)が順次
出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの最大値
を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの最大相
関値として出力する。
【0103】第jの最大相関値生成部315の固定デ
ータ順次出力部(25、…、25 、24)は、第1
乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を発生する
第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
と、第1乃至第mの固定データ発生器25、…、2
によって発生された第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)から、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルをシンボル毎に順
次選択し出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返
し行う固定データ選択器24とを有する。
【0104】第jの最大相関値生成部315は、更
に、1乃至mを順次表わす選択信号Selを繰り返し発
生する選択信号発生器として作用するカウンタ42を有
する。このカウンタ42は、拡散コードc(t)のチッ
プ速度(チップレート)の正整数倍の周波数のクロック
clkを入力し、該クロックclkを1からmまで順次
カウントし、1乃至mを順次表わすカウント値を前記選
択信号Selとして発生する動作を、繰り返し行う。
【0105】固定データ選択器24は、カウンタ42か
ら選択信号Selを受け、該選択信号Selが1乃至m
を順次表わしているときに第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルを順次選択し出
力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0106】第jの最大相関値生成部315の第2の
積分器(30、41、…、41)は、互いに縦続接
続された第1乃至第mのラッチ41、…、41と、
第2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗算結果に
第mのラッチ41の出力信号を順次加算し、第1乃至
第mの加算結果を順次、第1のラッチ41への入力信
号として送出する動作を、繰り返し行う加算器30とを
有する。第1乃至第mのラッチ41、…、41の第
i(ただし、1≦i≦m)のラッチは、前記クロックc
lkに応答して、前記第iのラッチへの入力信号を保持
し、保持された信号を出力する。第1のラッチ41
は、加算器30が、前記第1乃至前記第mの加算結果
として、前記第1乃至前記第mの積分値を、順次、第1
のラッチ41 への入力信号として送出したときに、前
記クロックclkに応答して、前記第1乃至前記第mの
積分値を、前記第1乃至前記第mの相関値として、順
次、保持し、出力する。
【0107】すなわち、図5(B)の第jの最大相関値
生成部315では、ラッチ41(Q)、41
(Q)、41(Q)、…、41(Q)を、
固定データx(t)、x(t)、x(t)、…、x(t)と
同数のm個用意し、ラッチ41(Q)、41(Q
)、41(Q)、…、41(Q)をクロック
clk(図6のclk参照)で制御する。選択信号Sel
はクロックclkをカウントするカウンタ(count
er)42のカウント値(図6のcounterのi=
1〜m参照)で制御し、クロックclkと同期させて固
定データx(t)を振り分けるようにする。このように
すれば、回路構成はさらに簡単にできる。
【0108】カウンタ42のカウント値(図6のcou
nterのi=1〜m)は、ラッチ43に保持され、パ
ス対応最大値検出器31に入力される。
【0109】図6においても、24OUTは、図5の選
択器24の出力信号を示す。図5の選択器24の出力信
号は、図2に24OUTとして示された出力信号と同じ
であり、ここでは説明を省略する。
【0110】図6にQで示されるように、カウンタ4
2は1〜mまでの出力値をN回繰返し出力する(図6の
counter)。ラッチ41(Q)の出力には、
カウンタ42がN回めに出力する1〜mに対応して、N
シンボル分の積分値が出力される。
【0111】すなわち、カウント値がi=1を表わして
いるタイミングで、図2で説明した(L11+L12
・・・+L1N)が相関値y1j(t)として保持され、
パス対応最大値検出器31に入力される。同様に、カウ
ンタ42のカウント値(図6のcounter)がi=
mを表わしているタイミングでは、ラッチ41
(Q )の出力には、図2で説明した(Lm1+L
m2+・・・+LmN)が相関値ymj(t)として保持
され、パス対応最大値検出器31に入力される。
【0112】パス対応最大値検出器31は、図3に示す
構成であり、第1のラッチ31及び第2のラッチ31
が、以前にラッチしたデータは、図6に示したリセッ
ト信号RST−Mにより、0に初期化される。
【0113】これにより、パス対応最大値検出器31
は、ラッチ41(Q)の出力信号yij(t)と、カ
ウンタ42のカウント値(図6のcounterのi=
1〜m)とに応答し、第1のラッチ31には、ラッチ
41(Q)出力の最大値y ij(t)maxが保持出
力として保持される。また、第2のラッチ31には、
最大値yij(t)maxに対応するiの値が保持出力
として保持される。
【0114】図7(A)を参照すると、本発明の第4の
実施例によるCDMA受信機の同期捕捉装置が示されて
いる。本同期捕捉装置は、図9(A)、図1(A)、図
4(A)、及び図5(A)の同期捕捉装置と同様ので示
される同様の部分を含む。
【0115】図7(A)に示すように、この同期捕捉装
置では、図5(A)の同期捕捉装置の第1乃至第nの最
大相関値生成部315、315、315、…、3
15 の代りに第1乃至第nの最大相関値生成部415
、415、415、…、415が設けられてい
る。第1乃至第nの最大相関値生成部415、415
、415、…、415は互いに同様の構造を有す
る。第1乃至第nの最大相関値生成部415、415
、415、…、415の第jの最大相関値生成部
415の詳細を図7(B)に示す。
【0116】図7(B)の第jの最大相関値生成部41
から、図5(B)の第jの最大相関値生成部315
には含まれていた、第1乃至第mの固定データ発生器
25 、25、25、…、25と、固定データ選
択器(セレクタ)24と、カウンタ42とが除去されて
いる。そして、図7(A)の同期捕捉装置においては、
第1乃至第mの固定データ発生器25、25、25
、…、25と、固定データ選択器(セレクタ)24
と、カウンタ42とを、第1乃至第nの最大相関値生成
部415、415、415、…、415が共通
に使用できるように、第1乃至第mの固定データ発生器
25、25、25、…、25と、選択器(セレ
クタ)24と、カウンタ42とに、第1乃至第nの最大
相関値生成部415、415、415、…、41
が共通に接続されている。
【0117】図7(A)及び(B)を参照して、本同期
捕捉装置を詳細に説明する。
【0118】図7(A)に示すように、本同期捕捉装置
は、第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)
(図7(B)参照)の内の一つを含む送信データを拡散
コードc(t)でスペクトラム拡散することによって送
信された信号を受信信号r(t)として受信するCDM
A受信機に用いられる。第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の各々は第1乃至第N(Nは2以上の
整数)シンボルからなる。本同期捕捉装置は、第1乃至
第n(nは2以上の整数)のパスを有し、前記第1乃至
前記第nのパスに、受信信号r(t)を分岐することに
より得られた第1乃至第nの分岐信号が供給されるよう
に構成されている。
【0119】本同期捕捉装置は、前記第1乃至前記第n
の分岐信号に、互いに異なる第1乃至第nの遅延量をそ
れぞれ与えることによって、第1乃至第nの遅延された
信号をそれぞれ出力する第1乃至第nの遅延器10
…、10と、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
から第1乃至第nの最大相関値をそれぞれ生成する第1
乃至第nの最大相関値生成部415、…、415
と、前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大
値を検出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器14
と、固定データ順次出力部(25、…、25、2
4)とを有する。この固定データ順次出力部(25
…、25、24)は、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)を持ち、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x (t)の第kシンボルをシンボル毎に順次
出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0120】図7(B)に示すように、第1乃至第nの
最大相関値生成部415、…、415の第j(ただ
し、1≦j≦n)の最大相関値生成部415は、第1
の乗算器21と、第1の積分器12と、第2の乗算器2
3と、相関値順次出力部(30、41、…、41
と、パス対応最大値検出器31とを有する。
【0121】第jの最大相関値生成部415の第1の
乗算器21は、前記第1乃至前記第nの遅延された信号
(t)、…、r(t)の第jの遅延された信号r(t)
に拡散コードc(t)を乗算する。
【0122】第jの最大相関値生成部415の第1の
積分器12は、第jの最大相関値生成部415の第1
の乗算器21の出力信号を1シンボル時間積分する。
【0123】第jの最大相関値生成部415の第2の
乗算器23は、第jの最大相関値生成部415の第1
の積分器12の出力信号に、図7(B)の固定データ順
次出力部(25、…、25、24)から順次出力さ
れる第1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)の
前記第kシンボルを乗算し、第1乃至第mの乗算結果を
順次出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行
う。
【0124】第jの最大相関値生成部415の相関値
順次出力部(30、41、…、41)は、第jの最
大相関値生成部415の第2の乗算器23の前記第1
乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第mの相関値として
順次出力するものである。このため、第jの最大相関値
生成部415の相関値順次出力部(30、41
…、41)は、第jの最大相関値生成部415の第
2の乗算器23の前記第1乃至前記第mの乗算結果をそ
れぞれNシンボル時間、第1乃至第mの積分値として、
積分し、前記第1乃至前記第mの積分値を前記第1乃至
前記第mの相関値として順次出力する第2の積分器(3
0、41、…、41)として動作する。
【0125】第jの最大相関値生成部415のパス対
応最大値検出器31は、第jの最大相関値生成部415
の第2の積分器(30、41、…、41)が順次
出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの最大値
を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの最大相
関値として出力する。
【0126】図7(A)の同期捕捉装置において、固定
データ順次出力部(25、…、25、24)は、第
1乃至第mの固定データx(t)、…、x(t)を発生す
る第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
と、第1乃至第mの固定データ発生器25、…、25
によって発生された第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)から、第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルをシンボル毎に
順次選択し出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り
返し行う固定データ選択器24とを有する。
【0127】図7(A)の同期捕捉装置は、更に、1乃
至mを順次表わす選択信号Selを繰り返し発生する選
択信号発生器として作用するカウンタ42を有する。こ
のカウンタ42は、拡散コードc(t)のチップ速度
(チップレート)の正整数倍の周波数のクロックclk
を入力し、該クロックclkを1からmまで順次カウン
トし、1乃至mを順次表わすカウント値を前記選択信号
Selとして発生する動作を、繰り返し行う。
【0128】固定データ選択器24は、カウンタ42か
ら選択信号Selを受け、該選択信号Selが1乃至m
を順次表わしているときに第1乃至第mの固定データx
(t)、…、x(t)の前記第kシンボルを順次選択し出
力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行う。
【0129】図7(B)において、第jの最大相関値生
成部415の第2の積分器(30、41、…、41
)は、互いに縦続接続された第1乃至第mのラッチ4
、…、41と、第2の乗算器23の前記第1乃至
前記第mの乗算結果に第mのラッチ41の出力信号を
順次加算し、第1乃至第mの加算結果を順次、第1のラ
ッチ41への入力信号として送出する動作を、繰り返
し行う加算器30とを有する。第1乃至第mのラッチ4
、…、41の第i(ただし、1≦i≦m)のラッ
チは、前記クロックclkに応答して、前記第iのラッ
チへの入力信号を保持し、保持された信号を出力する。
第1のラッチ41は、加算器30が、前記第1乃至前
記第mの加算結果として、前記第1乃至前記第mの積分
値を、順次、第1のラッチ41への入力信号として送
出したときに、前記クロックclkに応答して、前記第
1乃至前記第mの積分値を、前記第1乃至前記第mの相
関値として、順次、保持し、出力する。
【0130】次に図8を参照して、図1のCDMA受信
機の同期捕捉装置における同期捕捉方法を説明する。
【0131】本同期捕捉方法は、各遅延時間毎の最大値
を検出するためのステップを含む。
【0132】まず、各遅延時間毎の最大値を検出するた
めのステップについて説明する。
【0133】入力信号(受信信号)r(t)を分岐し、遅延
器101〜10nにてそれぞれ異なる時間(τ1〜τ
n)ずつ遅延した入力信号rj(t)を得る(ステップS
1)。遅延した入力信号rj(t)に拡散コードc(t)を、乗
算器21において、掛け(ステップS2)、それぞれ1
シンボル時間分、積分器12において積分する(ステッ
プS3)。
【0134】固定データ選択器24において、複数の固
定データxi(t)の第kのシンボルを順次選択して一つの
乗算器23に入力して(ステップS4)、選択した固定
データの第kのシンボルと積分器12の1シンボル積分
値とを乗算器23において乗算し(ステップS5)、乗
算結果を積分する(ステップS6)。
【0135】ここで、S7、S8は、S3からS12ま
でのステップのループの、最終N回目のみの機能なの
で、後に詳述する。
【0136】以上のステップS4、S5、及びS6を第
1の固定データから第mの固定データまでの全ての固定
データについて行わせる(ステップS9、S10)。ス
テップS9において、全ての固定データについての乗算
結果が計算されたと判断されると、ステップS11及び
S12において、以上のステップS4、S5、S6、S
9、及びS10を第1の固定データから第mの固定デー
タまでの第1から第N(k=N)シンボルまで繰返し、
各固定データについてのシンボルレート積分を行わせ
る。
【0137】以上のS3からS12までのステップのル
ープの、最終N回目では、ステップS7において、k=
Nであると判断される。
【0138】これによりステップS8では、ステップS
6にて得られる積分値を、パス対応最大値検出器31に
入力して、最大相関値yij(t)max(図1(B)
参照)を求める。
【0139】すなわち、k=Nのとき、ステップS6で
積分された値は、各固定データについてのNシンボル分
の積分値である。従って、k=Nにおいて第1乃至第m
の固定デ―タに対する積分値(相関値)の最大値を求め
ることによって、最大相関値yij(t)maxを得る
ことができる。
【0140】このようにして、各遅延時間(各パス)毎
の最大値(最大相関値)を検出する。
【0141】次に、同期捕捉用最大値検出器14は、ス
テップS13において、各遅延時間(各パス)毎の最大
値(最大相関値)の最大値を、全体の最大値max{y
ij(t)max}(図1(A)参照)として検出しす
る。さらに、ステップS14において、全体の最大値の
条件(全体の最大値max{yij(t)max}に対
応するi,j)を検出する。
【0142】次に本発明の実施例の効果を、図9の従来
の同期捕捉装置と比較して具体的に説明する。
【0143】まず、具体的な適用例として考えられる実
数の一例として、受信信号が分岐されるパスの数nとし
ては200が、固定データの数mとして20が挙げられ
る。
【0144】この例で図9の従来の同期捕捉装置を考え
ると、図9(B)において、乗算器は、i毎に乗算器が
2個あるため、(m=20)×2個必要となり、図9
(A)の同期捕捉装置の全体では、(m=20)×2×
(n=200)=8000個も必要となる。
【0145】図9(B)を実装するためには、現在入手
可能なプログラマブルロジックデバイスの例として30
mm角、128ピン程度のものを使用するものとする。
このデバイス1個当たりに乗算器10個、加算器5個を
収容するとして、一つの遅延時間系統(例えばτの系
統)の乗算器10は(m=20)×2個より40個、
従って4個のデバイスが要るので、全体では4×200
=800個ものデバイスが必要となる。さらにパス対応
最大値検出器14’、その他駆動回路などが必要である
ので、全体では900から1000個程度のデバイスを
要する。
【0146】これを搭載するためのプリント基板の面積
は次のようなものとなる。デバイス搭載スペースを1個
当たり35mm角とする。これを900個として、35
×35×30×30(mm)=1.1025(平方メー
トル)となる。
【0147】これに対して、本発明の実施によりセレク
タを用いれば、図4(B)の場合、乗算器(21、2
3)の数は400個、セレクタ(28)の数は200個
で構成することが出来る。図7(B)では、セレクタ
(28)がなくなる分、さらに小さな構成とすることが
可能である。
【0148】上記のデバイスを使用するとして、図4
(B)の構成を実装するとした場合、一例として次のよ
うになる。
【0149】プログラマブルロジックデバイス1個に、
乗算器10個、加算器(16、30)10個、セレクタ
(28)1個、ラッチ(27、17)約100個、パス
対応最大値検出器31(図3)を5個収容するものとす
れば、図4(B)の構成を5系統分程度は収容可能とな
る。その他にこれら回路を駆動するための論理回路も収
容する。
【0150】このデバイスを使用して上記実数の例を構
成するには、デバイス40個に加え、受信信号を分岐す
る回路、各部を制御する制御回路、各部を駆動するクロ
ック信号を発生、分配する回路、及び各遅延時間毎の出
力値から最大値を求める最大値検出器(14)などを要
する。
【0151】これらを含めてざっとデバイス50個分で
構成できるものとすると、上の例と同様に、デバイス1
個の実装スペースを35mm角とした場合の基板面積
は、35×35(mm)×50=0.06125(平方
メートル)必要となる。これは、従来技術を実装する上
の例に比して、面積比で1/18である。
【0152】現実には回路基板面積比が18倍にもなる
と、大きさに加え消費電力の差が大きくなる。また、大
きくなると故障の発生確率が高くなることによる信頼性
の低下等の問題も無視できなくなる。さらに、収容する
棚板、電源装置等が大掛かりになるため、コストがより
増加する。
【0153】本発明の実施による効果には、以上のよう
な事項が挙げられる。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小さい回路規模のCDMA受信機の同期捕捉装置を得る
ことができる。
【0155】更に本発明によれば、小さい回路規模のC
DMA受信機の同期捕捉装置とすることができるCDM
A受信機の同期捕捉方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるCDMA受信機の
同期捕捉装置のブロック図である。
【図2】図1の同期捕捉装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図3】図1(B)の最大相関値生成部115内のパ
ス対応最大値検出器31のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例によるCDMA受信機の
同期捕捉装置のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施例によるCDMA受信機の
同期捕捉装置のブロック図である。
【図6】図5の同期捕捉装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例によるCDMA受信機の
同期捕捉装置のブロック図である。
【図8】図1のCDMA受信機の同期捕捉装置における
同期捕捉方法を説明するためのフローチャートである。
【図9】従来のCDMA受信機の同期捕捉装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10、…、10 第1乃至第nの遅延器 12 積分器 12’ 積分器 14 同期捕捉用最大値検出器 14’ パス対応最大値検出器 115、…、115 第1乃至第nの最大相関値
生成部 16 加算器 21 乗算器 23 乗算器 24 選択器(セレクタ) 25、…、25 第1乃至第mの固定データ発生
器 26 選択信号発生器 27、…、27 第1乃至第mのラッチ 28 選択器(セレクタ) 29 選択器(セレクタ) 30 加算器 31 パス対応最大値検出器 215、…、215 第1乃至第nの最大相関値
生成部 315、…、315 第1乃至第nの最大相関値
生成部 41、…、41 ラッチ 42 カウンタ 415、…、415 第1乃至第nの最大相関値
生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04L 7/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1乃至第m(mは2以上の整数)の固
    定データの内の一つを含む送信データを拡散コードでス
    ペクトラム拡散することによって送信された信号を受信
    信号として受信するCDMA受信機に用いられ、前記受
    信信号が分岐される複数のパスを有する同期捕捉装置に
    おいて、 前記複数のパスの各々に、 前記受信信号に前記拡散コードを乗算する第1の乗算器
    と、 この第1の乗算器の出力信号を1シンボル時間積分する
    第1の積分器と、 前記第1乃至前記第mの固定データを持ち、前記第1乃
    至前記第mの固定データを順次出力する固定データ順次
    出力部と、 前記第1の積分器の出力信号に、前記固定データ順次出
    力部から順次出力される前記第1乃至前記第mの固定デ
    ータを乗算し、第1乃至第mの乗算結果を順次出力する
    第2の乗算器と、 前記第1乃至前記第mの乗算結果を第1乃至第mの相関
    値として順次出力する相関値順次出力部と、 前記第1乃至前記第mの相関値のうちの最大値を検出す
    るパス対応最大値検出器とを、有することを特徴とする
    CDMA受信機の同期捕捉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記複数のパスの各々の前記固定データ順次出力部は、 前記第1乃至前記第mの固定データを発生する第1乃至
    第mの固定データ発生器と、 前記第1乃至前記第mの固定データ発生器によって発生
    された前記第1乃至前記第mの固定データを順次選択し
    出力する固定データ選択器とを有することを特徴とする
    CDMA受信機の同期捕捉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 各々が第1乃至第N(Nは2以上の整数)シンボルから
    なる前記第1乃至前記第mの固定データの内の一つを含
    む前記送信データを前記拡散コードでスペクトラム拡散
    することによって送信された信号を前記受信信号として
    受信する前記CDMA受信機に用いられ、前記複数のパ
    スとして第1乃至第n(nは2以上の整数)のパスを有
    し、前記第1乃至前記第nのパスに、前記受信信号を分
    岐することにより得られた第1乃至第nの分岐信号が供
    給されるように構成された前記同期捕捉装置であって、 前記第1乃至前記第nの分岐信号に、互いに異なる第1
    乃至第nの遅延量をそれぞれ与えることによって、第1
    乃至第nの遅延された信号をそれぞれ出力する第1乃至
    第nの遅延器と、 前記第1乃至前記第nの遅延された信号から第1乃至第
    nの最大相関値をそれぞれ生成する第1乃至第nの最大
    相関値生成部と、 前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大値を検
    出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器とを有し、 前記第1乃至前記第nの最大相関値生成部の第j(ただ
    し、1≦j≦n)の最大相関値生成部が、前記第1の乗
    算器と、前記第1の積分器と、前記固定データ順次出力
    部と、前記第2の乗算器と、前記相関値順次出力部と、
    前記パス対応最大値検出器とを有し、 前記第jの最大相関値生成部の前記第1の乗算器は、前
    記第1乃至前記第nの遅延された信号の第jの遅延され
    た信号に前記拡散コードを乗算するものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第1の積分器は、前
    記第jの最大相関値生成部の前記第1の乗算器の出力信
    号を1シンボル時間積分するものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記固定データ順次出力
    部は、前記第1乃至前記第mの固定データの第kシンボ
    ルをシンボル毎に順次出力する動作を、k=1からk=
    Nまで繰り返し行うものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の乗算器は、前
    記第jの最大相関値生成部の前記第1の積分器の出力信
    号に、前記第jの最大相関値生成部の前記固定データ順
    次出力部から順次出力される前記第1乃至前記第mの固
    定データの前記第kシンボルを乗算し、前記第1乃至前
    記第mの乗算結果を順次出力する動作を、k=1からk
    =Nまで繰り返し行うものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記相関値順次出力部
    は、前記第jの最大相関値生成部の前記第2の乗算器の
    前記第1乃至前記第mの乗算結果をそれぞれNシンボル
    時間、第1乃至第mの積分値として、積分し、前記第1
    乃至前記第mの積分値を前記第1乃至前記第mの相関値
    として順次出力する第2の積分器を有し、 前記第jの最大相関値生成部の前記パス対応最大値検出
    器は、前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器
    が順次出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの
    最大値を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの
    最大相関値として出力するものであることを特徴とする
    CDMA受信機の同期捕捉装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記第jの最大相関値生成部の前記固定データ順次出力
    部は、 前記第1乃至前記第mの固定データを発生する第1乃至
    第mの固定データ発生器と、 前記第1乃至前記第mの固定データ発生器によって発生
    された前記第1乃至前記第mの固定データから、前記第
    1乃至前記第mの固定データの前記第kシンボルをシン
    ボル毎に順次選択し出力する動作を、k=1からk=N
    まで繰り返し行う固定データ選択器とを有することを特
    徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記第jの最大相関値生成部は、更に、1乃至mを順次
    表わす選択信号を繰り返し発生する選択信号発生器を有
    し、 前記固定データ選択器は、前記選択信号を受け、該選択
    信号が1乃至mを順次表わしているときに前記第1乃至
    前記第mの固定データの前記第kシンボルを順次選択し
    出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行うこ
    とを特徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器は、 前記第1乃至前記第mの固定データに対応した第1乃至
    第mのラッチと、 前記選択信号を受け、該選択信号が1乃至mを順次表わ
    しているときに前記第1乃至前記第mのラッチの出力信
    号を順次選択し出力する動作を、繰り返し行うラッチ出
    力選択器と、 前記第2の乗算器の前記第1乃至前記第mの乗算結果に
    前記第1乃至前記第mのラッチの前記出力信号を順次加
    算し、第1乃至第mの加算結果を順次出力する動作を、
    繰り返し行う加算器とを有し、 前記第1乃至前記第mのラッチは、前記選択信号を受
    け、該選択信号が1乃至mを順次表わしているときに前
    記第1乃至前記第mの加算結果を順次ラッチする動作
    を、繰り返し行うものであり、 前記ラッチ出力選択器は、前記第1乃至前記第mのラッ
    チが、前記第1乃至前記第mの加算結果として、前記第
    1乃至前記第mの積分値を、順次ラッチしたときの、前
    記第1乃至前記第mのラッチの前記出力信号を、前記第
    1乃至前記第mの相関値として順次選択し出力すること
    を特徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記選択信号発生器は、前記拡散コードのチップ速度
    (チップレート)の正整数倍の周波数のクロック信号を
    入力し、前記クロック信号を1からmまで順次カウント
    し、1乃至mを順次表わすカウント値を前記選択信号と
    して発生する動作を、繰り返し行うカウンタであり、 前記固定データ選択器は、前記カウンタから前記選択信
    号を受け、該選択信号が1乃至mを順次表わしていると
    きに前記第1乃至前記第mの固定データの前記第kシン
    ボルを順次選択し出力する動作を、k=1からk=Nま
    で繰り返し行うものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器は、 互いに縦続接続された第1乃至第mのラッチと、 前記第2の乗算器の前記第1乃至前記第mの乗算結果に
    前記第mのラッチの出力信号を順次加算し、第1乃至第
    mの加算結果を順次、前記第1のラッチへの入力信号と
    して送出する動作を、繰り返し行う加算器とを有し、 前記第1乃至前記第mのラッチの第i(ただし、1≦i
    ≦m)のラッチは、前記クロック信号に応答して、前記
    第iのラッチへの入力信号を保持し、保持された信号を
    出力するものであり、 前記第1のラッチは、前記加算器が、前記第1乃至前記
    第mの加算結果として、前記第1乃至前記第mの積分値
    を、順次、前記第1のラッチへの入力信号として送出し
    たときに、前記クロック信号に応答して、前記第1乃至
    前記第mの積分値を、前記第1乃至前記第mの相関値と
    して、順次、保持し、出力することを特徴とするCDM
    A受信機の同期捕捉装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 各々が第1乃至第N(Nは2以上の整数)シンボルから
    なる前記第1乃至前記第mの固定データの内の一つを含
    む前記送信データを前記拡散コードでスペクトラム拡散
    することによって送信された信号を前記受信信号として
    受信する前記CDMA受信機に用いられ、前記複数のパ
    スとして第1乃至第n(nは2以上の整数)のパスを有
    し、前記第1乃至前記第nのパスに、前記受信信号を分
    岐することにより得られた第1乃至第nの分岐信号が供
    給されるように構成された前記同期捕捉装置であって、 前記第1乃至前記第nの分岐信号に、互いに異なる第1
    乃至第nの遅延量をそれぞれ与えることによって、第1
    乃至第nの遅延された信号をそれぞれ出力する第1乃至
    第nの遅延器と、 前記第1乃至前記第nの遅延された信号から第1乃至第
    nの最大相関値をそれぞれ生成する第1乃至第nの最大
    相関値生成部と、 前記第1乃至前記第nの最大相関値のうちの最大値を検
    出して同期捕捉する同期捕捉用最大値検出器と、 前記固定データ順次出力部とを有し、 この固定データ順次出力部は、前記第1乃至前記第mの
    固定データの第kシンボルをシンボル毎に順次出力する
    動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行うものであ
    り、 前記第1乃至前記第nの最大相関値生成部の第j(ただ
    し、1≦j≦n)の最大相関値生成部が、前記第1の乗
    算器と、前記第1の積分器と、前記第2の乗算器と、前
    記相関値順次出力部と、前記パス対応最大値検出器とを
    有し、 前記第jの最大相関値生成部の前記第1の乗算器は、前
    記第1乃至前記第nの遅延された信号の第jの遅延され
    た信号に前記拡散コードを乗算するものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第1の積分器は、前
    記第jの最大相関値生成部の前記第1の乗算器の出力信
    号を1シンボル時間積分するものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の乗算器は、前
    記第jの最大相関値生成部の前記第1の積分器の出力信
    号に、前記固定データ順次出力部から順次出力される前
    記第1乃至前記第mの固定データの前記第kシンボルを
    乗算し、前記第1乃至前記第mの乗算結果を順次出力す
    る動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行うものであ
    り、 前記第jの最大相関値生成部の前記相関値順次出力部
    は、前記第jの最大相関値生成部の前記第2の乗算器の
    前記第1乃至前記第mの乗算結果をそれぞれNシンボル
    時間、第1乃至第mの積分値として、積分し、前記第1
    乃至前記第mの積分値を前記第1乃至前記第mの相関値
    として順次出力する第2の積分器を有し、 前記第jの最大相関値生成部の前記パス対応最大値検出
    器は、前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器
    が順次出力する前記第1乃至前記第mの相関値のうちの
    最大値を、前記第1乃至前記第nの最大相関値の第jの
    最大相関値として出力するものであることを特徴とする
    CDMA受信機の同期捕捉装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のCDMA受信機の同期
    捕捉装置において、 前記固定データ順次出力部は、 前記第1乃至前記第mの固定データを発生する第1乃至
    第mの固定データ発生器と、 前記第1乃至前記第mの固定データ発生器によって発生
    された前記第1乃至前記第mの固定データから、前記第
    1乃至前記第mの固定データの前記第kシンボルをシン
    ボル毎に順次選択し出力する動作を、k=1からk=N
    まで繰り返し行う固定データ選択器とを有することを特
    徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のCDMA受信機の同
    期捕捉装置において、 1乃至mを順次表わす選択信号を繰り返し発生する選択
    信号発生器を更に有し、 前記固定データ選択器は、前記選択信号を受け、該選択
    信号が1乃至mを順次表わしているときに前記第1乃至
    前記第mの固定データの前記第kシンボルを順次選択し
    出力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行うこ
    とを特徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のCDMA受信機の
    同期捕捉装置において、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器は、 前記第1乃至前記第mの固定データに対応した第1乃至
    第mのラッチと、 前記選択信号を受け、該選択信号が1乃至mを順次表わ
    しているときに前記第1乃至前記第mのラッチの出力信
    号を順次選択し出力する動作を、繰り返し行うラッチ出
    力選択器と、 前記第2の乗算器の前記第1乃至前記第mの乗算結果に
    前記第1乃至前記第mのラッチの前記出力信号を順次加
    算し、第1乃至第mの加算結果を順次出力する動作を、
    繰り返し行う加算器とを有し、 前記第1乃至前記第mのラッチは、前記選択信号を受
    け、該選択信号が1乃至mを順次表わしているときに前
    記第1乃至前記第mの加算結果を順次ラッチする動作
    を、繰り返し行うものであり、 前記ラッチ出力選択器は、前記第1乃至前記第mのラッ
    チが、前記第1乃至前記第mの加算結果として、前記第
    1乃至前記第mの積分値を、順次ラッチしたときの、前
    記第1乃至前記第mのラッチの前記出力信号を、前記第
    1乃至前記第mの相関値として順次選択し出力すること
    を特徴とするCDMA受信機の同期捕捉装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のCDMA受信機の
    同期捕捉装置において、 前記選択信号発生器は、前記拡散コードのチップ速度
    (チップレート)の正整数倍の周波数のクロック信号を
    入力し、前記クロック信号を1からmまで順次カウント
    し、1乃至mを順次表わすカウント値を前記選択信号と
    して発生する動作を、繰り返し行うカウンタであり、 前記固定データ選択器は、前記カウンタから前記選択信
    号を受け、該選択信号が1乃至mを順次表わしていると
    きに前記第1乃至前記第mの固定データの前記第kシン
    ボルを順次選択し出力する動作を、k=1からk=Nま
    で繰り返し行うものであり、 前記第jの最大相関値生成部の前記第2の積分器は、 互いに縦続接続された第1乃至第mのラッチと、 前記第2の乗算器の前記第1乃至前記第mの乗算結果に
    前記第mのラッチの出力信号を順次加算し、第1乃至第
    mの加算結果を順次、前記第1のラッチへの入力信号と
    して送出する動作を、繰り返し行う加算器とを有し、 前記第1乃至前記第mのラッチの第i(ただし、1≦i
    ≦m)のラッチは、前記クロック信号に応答して、前記
    第iのラッチへの入力信号を保持し、保持された信号を
    出力するものであり、 前記第1のラッチは、前記加算器が、前記第1乃至前記
    第mの加算結果として、前記第1乃至前記第mの積分値
    を、順次、前記第1のラッチへの入力信号として送出し
    たときに、前記クロック信号に応答して、前記第1乃至
    前記第mの積分値を、前記第1乃至前記第mの相関値と
    して、順次、保持し、出力することを特徴とするCDM
    A受信機の同期捕捉装置。
  13. 【請求項13】 入力信号を複数の分岐信号に分岐し、
    これら複数の分岐信号をそれぞれ異なる遅延時間でもっ
    て遅延し、これら複数の遅延された信号に拡散コードを
    乗算し、これら複数の乗算された信号をそれぞれ1シン
    ボル時間積分し、これら1シンボル時間積分された値の
    各々に、各固定データが第1乃至第N(Nは2以上の整
    数)シンボルからなる第1乃至第m(mは2以上の整数)
    の固定データの第kシンボルをシンボル毎に順次乗算す
    る動作を、k=1からk=Nまで繰り返し行い、乗算結
    果を、前記第1乃至前記第mの固定データ毎に、Nシン
    ボル時間分積分して、前記複数の遅延された信号の各々
    に対する、前記第1乃至前記第mの固定データ毎のNシ
    ンボル時間分の積分値を求め、前記第1乃至前記第mの
    固定データ毎のNシンボル時間分の積分値の最大値を、
    前記複数の遅延された信号の各々に対する最大相関値と
    して求め、前記複数の遅延された信号に対して求めた前
    記最大相関値の複数個の中から、最大値を求めることに
    より、どの遅延時間における前記最大相関値が最も高い
    かを判定して、同期捕捉することを特徴とするCDMA
    受信機の同期捕捉方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のCDMA受信機の
    同期捕捉方法において、 前記第1乃至前記第mの固定データの前記第kシンボル
    をシンボル毎に順次選択して一つの乗算器に一入力信号
    として入力する動作を、k=1からk=Nまで繰り返し
    行い、この一入力信号と前記1シンボル時間積分された
    値とを前記乗算器にて乗算し、前記乗算結果を得ること
    を特徴とするCDMA受信機の同期捕捉方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のCDMA受信機の
    同期捕捉方法において、 前記第1乃至前記第mの固定データに対応した第1乃至
    第mのラッチに、前記第1乃至前記第mの固定データの
    選択と対応して個別に、前記乗算結果を一入力に受けて
    複数シンボルに渡って積分を行なう加算器の加算結果を
    保持し、各ラッチの出力に設けた選択器で前記第1乃至
    前記第mの固定データの選択に対応するラッチの保持す
    る値を、前記加算器の他入力に導くよう選択し、一つの
    前記加算器によって各固定データに対応する積分値を複
    数シンボルに渡って求めることを特徴とするCDMA受
    信機の同期捕捉方法。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のCDMA受信機の
    同期捕捉方法において、 固定データの数と同数の第1乃至第mのラッチをシリー
    ズに接続し、前記第1乃至前記第mのラッチの各々は、
    前記固定データの選択に同期して入力データをラッチし
    出力するよう構成し、最終段の前記第4のラッチの出力
    を、前記乗算結果を一入力に受けて複数シンボルに渡っ
    て積分を行なう加算器の他入力に接続し、前記固定デー
    タの選択に対応して順次前記加算器の加算結果を前記第
    1のラッチに入力して保持させるとともに、前記第1乃
    至前記第mのラッチの保持していたデータを順次前記第
    1乃至前記第mのラッチの後段のラッチに保持させ、前
    記固定データの選択に対応して順次ラッチの保持する値
    を、複数のシンボルに渡って積分することによって、一
    つの前記加算器によって各固定データに対応する積分値
    を複数シンボルに渡って求めることを特徴とするCDM
    A受信機の同期捕捉方法。
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