JP3180518B2 - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents
感放射線性樹脂組成物Info
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Description
造用ポジ型レジストとして有用な感放射線性樹脂組成物
に関する。さらに詳しくは、g線、i線などの紫外線、
エキシマレーザーなどの遠紫外線、シンクロトロン放射
線などのX線、電子線などの荷電粒子線で例示される放
射線に感応する高集積度の集積回路作製用レジストとし
て好適な感放射線性樹脂組成物に関する。
パターンが得られるため、集積回路の製造において多く
用いられているが、近年における集積回路の高集積化に
伴って、より解像度の向上したレジストパターンを形成
できるポジ型レジストが望まれている。すなわち、ポジ
型レジストによって微細なレジストパターンを形成する
場合、放射線の照射により形成される潜像をアルカリ性
水溶液からなる現像液で現像する際に、放射線照射部が
ウェハーと接している部分(パターンの裾部)まで速や
かに現像されることが必要である。
合、形成すべきレジストパターンの間隔が0.8μm以
下になると、微細なパターンでの現像性およびパターン
形状が不十分であった。
めには、マスクの設計寸法と実際のレジストパターンの
寸法との差が少さく、マスクの設計寸法を忠実に再現す
るレジスト、即ち寸法忠実度の高いレジストが必要であ
るが、一般にパターンの線幅が狭くなればなるほど、マ
スクの設計寸法と実際のレジストパターンの寸法との差
が大きくなる傾向があり、従来のポジ型レジストでは、
必ずしも満足できる寸法忠実度が達成できなかった。し
かも、従来のポジ型レジストは、ステッパーによる露光
時のフォーカスがずれると、パターン形状の変形、現像
性の低下、得られるレジストパターンと設計寸法との差
などが著しくなり、フォーカス許容性の点でも十分とは
いえなかった。
目的は、新規な感放射線性樹脂組成物を提供することに
あり、さらに詳しくは、現像性およびパターン形状に優
れ、高感度で、特にレジストパターンの寸法忠実度およ
びフォーカス許容性が著しく優れたポジ型レジストとし
て有用な感放射線性樹脂組成物を提供することにある。
的は、アルカリ可溶性樹脂および下記一般式(1)
同一または異なり、水素原子、アルキル基、アルコキシ
基または−ODで示される基(但し、Dは水素原子であ
るかまたは1,2−キノンジアジド基を含有する有機基
である。)であり、そしてR1〜R4は、同一または異な
り、水素原子、アルキル基またはアリール基である、但
し、X1〜X9およびX10〜X14のそれぞれの組み合せに
おいて、少なくとも1つは−ODで示される基であり、
これら−ODで示される基の複数個のDの少なくとも1
つは1,2−キノンジアジド基を含有する有機基であ
る。]で表わされる1,2−キノンジアジド化合物を含
有することを特徴とする感放射線性樹脂組成物によって
達成される。
により、本発明の目的、構成および効果がより明確とな
るであろう。
樹脂(以下、「樹脂(A)」と称する。)としては、例
えばノボラック樹脂、ポリビニルフェノールまたはその
誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリビニ
ルヒドロキシベンゾエート、カルボキシル基含有メタア
クリル酸系樹脂などを挙げることができる。
単独でまたは2種以上組み合わせて用いることができ
る。
ある。特に好ましいノボラック樹脂は、下記一般式
(2)
表わされるフェノール類とアルデヒド類とを重縮合する
ことによって得られるものである。
レゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3−
キシレノール、2,5−キシレノール、3,4−キシレノ
ール、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフ
ェノール、3,4,5−トリメチルフェノールなどを挙げ
ることができる。特にm−クレゾール、p−クレゾー
ル、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,
4−キシレノール、3,5−キシレノールおよび2,3,
5−トリメチルフェノールが好ましい。これらのフェノ
ール類は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いら
れ、例えばm−クレゾール/2,3−キシレノール/3,
4−キシレノール=20〜95/5〜80/0〜75
(重量比)、およびm−クレゾール/2,3,5−トリメ
チルフェノール/p−クレゾール=30〜95/5〜7
0/0〜65(重量比)の組み合わせが特に好ましい。
ルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒド、トリオ
キサン、パラホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、ア
セトアルデヒド、プロピルアルデヒド、フェニルアセト
アルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フ
ェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアル
デヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、
m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデ
ヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベンズ
アルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メチル
ベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、p−
メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデヒ
ド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラールな
どを挙げることができる。これらのうち、ホルムアルデ
ヒドを特に好適に用いることができる。
例えばホルマリン;トリオキサン;パラホルムアルデヒ
ド;メチルヘミホルマール、エチルヘミホルマール、プ
ロピルヘミホルマール、ブチルヘミホルマール、フェニ
ルヘミホルマールなどを挙げることができる。これらの
うち、ホルマリンとブチルヘミホルマールを特に好適に
用いることができる。
以上を組み合わせて用いることができる。アルデヒド類
の使用量は、フェノール類1モルに対し、0.7〜3モ
ルが好ましく、より好ましくは0.8〜1.5モルであ
る。
応には、通常、酸性触媒が使用される。この酸性触媒と
しては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、酢
酸などを挙げることができる。これらの酸性触媒の使用
量は、通常、フェノール類1モルに対し、1×10-5〜
5×10-1モルである。
として水が使用されるが、重縮合の反応に用いられるフ
ェノール類がアルデヒド類の水溶液に溶解せず、反応初
期から不均一系になる場合は、反応媒質として親水性溶
媒を使用することもできる。これらの親水性溶媒として
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノールなどのアルコール類およびテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどの環状エーテル類が挙げられる。こ
れらの反応媒質の使用量は、通常、反応原料100重量
部当り、20〜1,000重量部である。重縮合の反応
温度は、反応原料の反応性に応じて、適宜調整すること
ができるが、通常10〜200℃である。重縮合反応の
方法としては、フェノール類、アルデヒド類、酸性触媒
などを一括して仕込む方法、および酸性触媒の存在下に
フェノール類、アルデヒド類などを反応の進行とともに
加えていく方法を採用することができる。重縮合の反応
終了後、系内に存在する未反応原料、酸性触媒、反応媒
質などを除去するために、一般的には、反応系の温度を
130〜230℃に上昇させ、減圧下で揮発分を留去
し、ノボラック樹脂を回収する。
脂のポリスチレン換算重量平均分子量(以下、「Mw」
と称する。)は、本発明の組成物を基材へ塗布する際の
作業性、組成物の現像性、感度および耐熱性の点から、
2,000〜20,000であることが好ましく、3,0
00〜15,000であることが特に好ましい。
めには、上記等の方法により得られたノボラック樹脂
を、エチルセロソルブアセテート、ジオキサン、メタノ
ール、酢酸エチルなどの良溶媒に溶解したのち、水、n
−ヘキサン、n−ヘプタンなどの貧溶媒を混合し、次い
で、析出する樹脂溶液層を分離し、高分子量のノボラッ
ク樹脂を回収すればよい。
のアルカリ溶解性を促進する目的で、低分子量のフェノ
ール化合物を溶解促進剤として添加することもできる。
この低分子量のフェノール化合物としては、ベンゼン環
数が2〜6のフェノール化合物が好適であり、例えば下
記式(3−1)〜(3−8)で表わされる化合物を例示
することができる。
は、それぞれ0〜3の数であり(但し、いずれも0の場
合は除く)、x、yおよびzはそれぞれ0〜3の数であ
り、a+x≦5、b+y≦5、c+z≦5(ただし、化
合物(3−4)〜(3−6)はb+y≦4である)を満
足する。]
量は、通常、樹脂(A)100重量部に対し50重量部
以下である。
部を溶解促進剤として作用する、低分子量のアルカリ可
溶性ノボラック樹脂またはアルカリ可溶性レゾール樹脂
(以下、「樹脂(B)」と称する。)とおきかえること
ができる。
デヒド類の重縮合の反応によって得られるが、フェノー
ル類としては、前記ノボラック樹脂の合成に用いられる
フェノール類として例示したもの以外に、フェノール、
1−ナフトール、2−ナフトールなどを使用することが
できる。またアルデヒド類としては、前記ノボラック樹
脂の合成に用いられるものを使用することができる。こ
の場合のアルデヒド類の使用量は、フェノール類1モル
に対して、通常、0.2〜0.8モルである。またこの重
縮合の反応においては、ノボラック樹脂の製造に用いる
酸性触媒以外にアルカリ性触媒を用いることができる。
であることが好ましく、300〜1,000であること
が特に好ましい。このような樹脂(B)としては、フェ
ノール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、m−ク
レゾール/ホルムアルデビト縮合ノボラック樹脂、p−
クレゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、o
−クレゾール/ホルムアルデヒド縮合ノボラック樹脂、
m−クレゾール/p−クレゾール/ホルムアルデヒド縮
合ノボラック樹脂などを挙げることができる。かかる樹
脂(B)の配合量は、一般に、樹脂(A)100重量部
中に、50重量部以下である。
る化合物を含有する。
子、アルキル基、アルコキシ基および−ODで示される
基(但し、Dは水素原子または1,2−キノンジアジド
基を含有する有機基である。)の中から選択される基で
あり、かつX1〜X9およびX 10〜X14のそれぞれの組み
合せにおいて、少なくとも1個のODで示される基(以
下、「OD基」という。)が含まれていることが必要で
あり、特に、X1〜X4、X5〜X9およびX10〜X14のそ
れぞれの組合せにおいて少なくとも1個のOD基が含ま
れていることが好ましい。
4のアルキル基が好適であり、具体的にはメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、t−ブチル基などを例示することができる。またア
ルコキシ基としては、炭素数1〜4のアルコキシが好適
であり、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基などを例示することができる。
子、アルキル基またはアリール基を示す。ここで、アル
キル基としては、上記X1〜X14の場合と同様のものを
例示することができる。また、アリール基としては、具
体的にはフェニル基、トルイル基、ナフチル基などを例
示することができる。
る有機基としては、例えば1,2−ベンゾキノンジアジ
ド−4−スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−
6−スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−4
−スルホニル基などの1,2−キノンジアジドスルホニ
ル基を好ましいものとして挙げることができる。その中
で、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基
および1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル
基が特に好適である。
ある場合に相当する化合物、すなわち前記−OD基が水
酸基である場合に相当する化合物は式(1)で表わされ
る化合物の前駆体である(以下、この前駆体を「化合物
(a)」と称する)。化合物(a)の具体例としては、
下記式(4−1)〜(4−19)で表わされる化合物を
挙げることができる。
される化合物は、例えばフェノール類とヒドロキシベン
ザルアセトン類を酸性触媒を用いて縮合させることによ
り合成することができる。このフェノール類としては、
レゾルシノール、ハイドロキノン、2−メチルレゾルシ
ノール、メチルハイドロキノン、フロログルシノール、
ピロガロール、ヒドロキシハイドロキノンなどが好まし
く、ヒドロキシベンザルアセトン類としては、p−ヒド
ロキシベンザルアセトン、m−ヒドロキシベンザルアセ
トン、o−ヒドロキシベンザルアセトン、3−メトキシ
−4−ヒドロキシベンザルアセトン、2,4−ジヒドロ
キシベンザルアセトンなどを好ましいものとして挙げる
ことができる。
「化合物(b)」と称する。)の具体例は、(4−1)
〜(4−19)で表わされる化合物の1,2−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフ
トキノンジアジド−5−スルホン酸エステル、1,2−
ベンゾキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、1,
2−ナフトキノンジアジド−6−スルホン酸エステルな
どを挙げることができる。中でも好ましいものは、1,
2−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸エステル、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エステ
ルなどである。
1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニルクロリ
ド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルク
ロリドなどの1,2−キノンジアジドスルホニルハライ
ドとのエステル化反応により得ることができる。エステ
ル化反応において、化合物(a)と1,2−キノンジア
ジドスルホニルハライドとの反応割合は、フェノール性
水酸基1モル当量に対し、1,2−キノンジアジドスル
ホニルハライドが、好ましくは0.2〜1モルであり、
特に好ましくは0.4〜1.0モルであり、これらを塩基
性触媒の存在下に反応させることにより得られる。
わされる化合物を樹脂(A)100重量部当り、5〜5
0重量部、特に10〜40重量部の割合で使用すること
が好ましい。また式(1)で表わされる化合物は、単独
であるいは2種以上を組合せて使用することができる。
て、化合物(b)以外の1,2−ベンゾキノンジアジド
−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホン酸エステル、1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸エステルなどの1,2−キノ
ンジアジド化合物を配合することができる。このような
1,2−キノンジアジド化合物としては、例えば、2,
3,4−トリヒドロキシベンゾフェノンの1,2−キノン
ジアジド化合物、2,3,4,4'−テトラヒドロキシベン
ゾフェノンの1,2−キノンジアジド化合物、1,1,1
−トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタンの1,2−
キノンジアジド化合物などを挙げることができる。
外の1,2−キノンジアジド化合物の配合量は、樹脂
(A)100重量部に対して、好ましくは100重量部
以下である。
キノンジアジドスルホニル残基の総重量は、組成物中の
全固形分に対する割合として、好ましくは5〜50重量
%、より好ましくは10〜30重量%となるように調節
される。
じ、増感剤、界面活性剤などの各種配合剤を配合するこ
とができる。
めに配合されるものである。このような増感剤として
は、例えば2H−ピリド−[3,2−b]−1,4−オキ
サジン−3(4H)−オン類、10H−ピリド−[3,
2−b]−1,4−ベンゾチアジン類、ウラゾール類、
ヒダントイン類、パルビツール酸類、グリシン無水物
類、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール類、アロキサン
類、マレイミド類などが挙げられる。これらの増感剤の
配合量は、樹脂(A)100重量部に対し、好ましくは
50重量部以下である。
性を改良するために配合されるものである。このような
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポ
リオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリ
コールジラウレート、ポリエチレングリコールジステア
レート、エフトップEF301、EF303、EF35
2(商品名、新秋田化成社製)、メガファックF17
1、F172、F173(商品名、大日本インキ化学工
業社製)、フロラード FC430、FC431(商品
名、住友スリーエム社製)、アサヒガード AG71
0、サーフロン S−382、SC−101、SC−1
02、SC−103、SC−104、SC−105、S
C−106(商品名、旭硝子社製)、KP341(商品
名、信越化学工業社製)、ポリフローNo.75、N
o.95(商品名、共栄社油脂化学工業社製)などが挙
げられる。これらの界面活性剤の配合量は、組成物の固
形分100重量部当り、好ましくは2重量部以下であ
る。
の潜像を可視化させ、放射線照射時のハレーションの影
響を少なくするために、染料や顔料を配合することがで
き、また接着性を改善するために、接着助剤を配合する
こともできる。さらに必要に応じて保存安定剤、消泡剤
なども配合することができる。
よび化合物(b)ならびに必要に応じ用いられる前述し
た各種配合剤を、例えば固形分濃度が20〜40重量%
となるように溶剤に溶解し、孔径0.2μm程度のフィ
ルターで濾過することによって調製される。
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、メチルセロソルブアセテー
ト、エチルセロソルブアセテート、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテルアセ
テート、プロピレングリコールプロピルエーテルアセテ
ート、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2
−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキ
シ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ
−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン
酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、3−メト
キシプロピオン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど
を挙げることができる。さらに、N−メチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルホルム
アニリド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチル
アセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホ
キシド、ベンジルエチルエーテル、ジヘキシルエーテ
ル、アセトニルアセトン、イソホロン、カプロン酸、カ
プリル酸、1−オクタノール、1−ノナノール、ベンジ
ルアルコール、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ
酸ジエチル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクト
ン、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、フェニルセロソル
ブアセテートなどの高沸点溶剤を添加することもでき
る。これらの溶剤は、単独であるいは2種以上を組み合
わせて使用される。
これを回転塗布、流延塗布、ロール塗布などによって、
例えばシリコンウェハーまたはアルミニウムなどが被覆
されたウェハーに塗布しプレベークすることによりレジ
スト被膜を形成し、所望のレジストパターンを形成する
ようにレジスト被膜に放射線を照射し、現像液で現像す
ることによりパターンの形成が行われる。
i線などの紫外線が好ましく用いられるが、エキシマレ
ーザーなどの遠紫外線、シンクロトロン放射線などのX
線、電子線などの荷電粒子線の如き各放射線を用いるこ
ともできる。
成し、プレベークおよび放射線照射を行った後、70〜
140℃で加熱する操作を行い、その後に現像すること
によって、本発明の効果をさらに向上させることもでき
る。
しては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、硅酸ナトリウム、メタ硅酸ナトリウム、
アンモニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジ
エチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルア
ミン、ジエチルメチルアミン、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、コリン、ピロール、ピペリジン、1,8−ジアザビ
シクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジア
ザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネンなどのアルカリ
性化合物を、濃度が、例えば1〜10重量%となるよう
に溶解したアルカリ性水溶液が使用される。また、前記
現像液には、水溶性有機溶媒、例えばメタノール、エタ
ノールなどのアルコール類や界面活性剤を適量添加する
こともできる。なお、このようなアルカリ性水溶液から
なる現像液を使用した場合は、一般的には、現像後、水
で洗浄する。
が、本発明はこれらの実施例によって、なんら制約され
るものではない。なお、実施例中のMwの測定およびレ
ジストの評価は、以下の方法により行った。
0H6:2本、G3000H6:1本、G4000H6:
1本)を用い、流量1.5ml/分、溶出溶媒テトラヒ
ドロフラン、カラム温度40℃の分析条件で、単分散ポ
リスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマト
グラフ法により測定した。
ェハー上に、組成物のレジスト被膜を形成し、(株)ニ
コン製NSR−1755i7A縮小投影露光機(レンズ
の開口数;0.50)を用いて、波長365nmのi線
を露光時間を変化させて露光し、ついで2.4重量%テ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液を用い、2
5℃で60秒間現像したのち、水で洗浄し、乾燥してレ
ジストパターンを形成させた。その際、0.5μmのラ
イン・アンド・スペースパターンを1対1の幅に形成す
る露光時間を求めた。
走査型電子顕微鏡を用い、0.45μmのライン・アン
ド・スペースパターンにおいて、解像されるパターン寸
法が、マスクの設計寸法の±10%以内となる場合のフ
ォーカスの振れ幅をフォーカスレンジとし、評価指標と
した。フォーカスレンジが大きいことは、良好なフォー
カス許容性を有していることを意味する。
パターン形成後のスカムや現像残りの程度を走査型電子
顕微鏡を用いて調べた。
℃に保持して攪拌しながら8時間重縮合を行い、反応
後、室温まで冷却し、内容物をビーカーに取り出した。
このビーカー内で2層に分離したのち、下層を取り出
し、濃縮し、脱水し、乾燥してノボラック樹脂を回収し
た。この樹脂を、樹脂(A1)という。樹脂A1のMw
は8,000であった。
℃に保持して攪拌しながら8時間重縮合を行い、反応
後、室温まで冷却し、内容物をビーカーに取り出した。
このビーカー内で2層に分離したのち、下層を取り出
し、濃縮し、脱水し、乾燥してノボラック樹脂を回収し
た。この樹脂を、樹脂(A2)という。樹脂A2のMw
は7,800であった。
記式(4−2)で表わされる化合物を(a−2)、前記
式(4−6)で表わされる化合物を(a−6)と略称す
る。
ラスコに、 化合物(a−2) 36.4g(0.1モル) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド 80.6g(0.3モル) および ジオキサン 450g を仕込み、攪拌しながら溶解させた。ついで、フラスコ
を30℃の水浴中に浸し、内温が30℃となった時点
で、この溶液に トリエチルアミン 33.3g(0.33モル) を、内温が35℃を越えないように滴下ロートを用いて
ゆっくり滴下した。その後、析出したトリエチルアミン
塩酸塩を濾過により取り除き、濾液を大量の希塩酸中に
注ぎ込んで析出させ、ついで析出物を濾取し、40℃の
加熱真空乾燥器で一昼夜乾燥して化合物(b−2)を得
た。
た。
ジド化合物の合成〉合成例5 2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン 24.6g(0.10モル) 1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド 107.5g(0.40モル) トリエチルアミン 44.5g(0.44モル) および ジオキサン 450g を使用し、合成例3と同様にしてキノンジアジド化合物
(イ)を得た。
(ロ)を得た。
脂(A)、溶解促進剤、キノンジアジド系化合物および
溶剤を混合して、均一溶液としたのち、孔径0.2μm
のメンブランフィルターで濾過し、組成物の溶液を調製
した。得られた溶液をシリコン酸化膜を有するシリコン
ウェハー上にスピンナーを用いて塗布したのち、ホット
プレート上で90℃にて2分間プレベークして厚さ1.
2μmのレジスト膜を形成し、レチクルを介して前記の
ように波長365nm(i線)を用いて露光し、現像
し、リンスし、乾燥したのち、該組成物の性能を調べ
た。結果を表2に示す。
類は次のとおりである。 溶解促進剤 α:1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン β:1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン 溶剤 S1:2−ヒドロキシプロピオン酸エチル S2:3−メトキシプロピオン酸メチル
性およびパターン形状に優れ、高感度であり、特にレジ
ストパターンの寸法忠実度およびフォーカス許容性が著
しく改善される。そのため本感放射線性樹脂組成物は高
集積度の集積回路作製用ポジ型レジストとして好適に使
用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 アルカリ可溶性樹脂および下記一般式
(1) 【化1】 [一般式(1)において、X1〜X14は、同一または異
なり、水素原子、アルキル基、アルコキシ基または−O
Dで示される基(但し、Dは水素原子であるかまたは
1,2−キノンジアジド基を含有する有機基である。)
であり、そしてR1〜R4は、同一または異なり、水素原
子、アルキル基またはアリール基である、但し、X1〜
X9およびX10〜X14のそれぞれの組み合せにおいて、
少なくとも1つは−ODで示される基であり、これら−
ODで示される基の複数個のDの少なくとも1つは1,
2−キノンジアジド基を含有する有機基である。]で表
わされる1,2−キノンジアジド化合物を含有すること
を特徴とする感放射線性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20537193A JP3180518B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 感放射線性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20537193A JP3180518B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 感放射線性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0756331A JPH0756331A (ja) | 1995-03-03 |
JP3180518B2 true JP3180518B2 (ja) | 2001-06-25 |
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ID=16505741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20537193A Expired - Lifetime JP3180518B2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 感放射線性樹脂組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3180518B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4179579B2 (ja) | 2000-05-08 | 2008-11-12 | 東洋合成工業株式会社 | 1,2−ナフトキノンジアジド系感光剤の製造方法 |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP20537193A patent/JP3180518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0756331A (ja) | 1995-03-03 |
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