JP2993500B1 - フレームタイミング同期方法 - Google Patents

フレームタイミング同期方法

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    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70707Efficiency-related aspects

Abstract

【要約】 【課題】 フレームタイミング同期を確立するために必
要な演算量を削減する。 【解決手段】 W−CDMA通信システムの下り回線の
受信フレームは、BPSKにより拡散変調されているロ
ングコードマスクシンボルとQPSKにより変調されて
いる部分とから構成されている。1シンボル分の複素受
信サンプルを2乗して積分することにより積分結果を求
める処理を1シンボルずつずらしながら行ない、その積
分結果のうちから最大値となる積分結果を探し、最大値
を示した積分結果の積分開始点を中心とした一定範囲で
ある逆拡散開始点範囲内における開始点に対して逆拡散
を行なうことによりロングコードマスクシンボルの位置
を検出してフレーム同期を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(符号分
割多元接続:Code Division Multi
ple Access)通信システムにおいてフレーム
同期を確立するためのフレームタイミング同期方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】送受信間であらかじめ決められたフォー
マットを用いて通信を行うことは一般的に行われてお
り、受信側では、正しく情報を受信するために受信信号
のフレーム境界を見つけること、すなわちフレーム同期
を確立することが必要となる。
【0003】特に、近年注目されているCDMA通信シ
ステムにおいては、通常、フレーム境界と拡散符号の間
に既知の時間関係があり、受信側において拡散符号及び
そのタイミングを知らずに情報の復号を行うことはでき
ないため、フレーム同期を確立することはよりいっそう
重要となる。
【0004】現在ARIB(Association
of Radio Industries and B
usinesses)にて標準化が進められているW−
CDMA(Wide band−CDMA)では、基地局
から端末局への回線である下り回線における拡散符号と
しては、フレームと同じ周期をもつ符号であるロングコ
ードと、ロングコードより短い周期で同一の基地局から
送信される他の下り物理チャンネルとの直交性を持たせ
るための符号であるショートコードが用いられている。
そして、基地局から端末局への下り回線は、ロングコー
ドとショートコードの積により拡散されている。
【0005】そして、端末局におけるフレーム同期の確
立を容易とするために、スロットの一部のシンボルを、
周期的にロングコードでは拡散せずに既知のショートコ
ードのみで拡散している。この既知のショートコードの
みで拡散されているシンボルは、ロングコードマスクシ
ンボルと呼ばれている。ただし、ロングコードマスクシ
ンボルを拡散しているショートコードとその他のシンボ
ル部分の拡散を行なっているショートコードが同一であ
る必要はなく、単に既知であればよい。端末局では、こ
のロングコードマスクシンボルと既知のショートコード
によりフレーム同期の確立を行なっている。
【0006】この場合、最終的に拡散符号の同期を取る
ための手順は、例えば下記のとおりとなる。
【0007】(1)既知のショートコードにより1チッ
プ毎に逐次逆拡散を行ない、得られる相関値が大きくな
った開始点を探すことによりロングコードマスクシンボ
ルの位置を検出する。
【0008】(2)検出されたロングコードマスクシン
ボルを元にロングコード種別とフレームタイミング(ロ
ングコード開始位相)を検出する。
【0009】図7に下り通信回線におけるフレームの構
成例を示す。図1において、1(フレーム)=N(スロ
ット)、1(スロット)=M(シンボル)、1(シンボ
ル)=P(チップ)であり、1(スロット)中のM−1
(シンボル)がロングコード及びショートコードで拡散
されており、1(シンボル)がショートコードのみで拡
散されているものとする。また、拡散符号(ロングコー
ド×ショートコード)の種類が全体でG[個]であり、受
信オーバーサンプル数がS(サンプル/チップ)であっ
た場合、フレーム同期を確立すると言うことは、G×N
×M×P×Sの不確定性を解消すること、つまりG×N
×M×P×S回の相関演算を必要とすることに他ならな
い。
【0010】先に示した従来の拡散符号同期確立の手順
による不確定性の減らし方は、G×N×M×P×Sをす
べて調べるのではなく、 (1)G×N×M×P×S→G×N (2)G×N→1 と、段階的に行おうとするものである。実際は、(2)
のステップにおいても段階的に不確定性を解消していく
方法が取れるようにフレームフォーマットが工夫されて
いるが、本発明には直接的に関係がないので説明を省略
する。
【0011】しかしながら、(1)のステップではM×
P×S回の相関演算が必要であり、ハードウエア規模及
び消費電流の増大を招いていた。W−CDMAの例で言
えば、N=16、M=10、P=256であり、S=1
とした場合でも、(1)のステップで行われる相関演算
の回数は2560回となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフレー
ムタイミング同期方法では、フレームタイミング同期を
確立するために大きな演算量を必要とするという問題点
があった。
【0013】本発明の目的は、フレームタイミング同期
を確立するための演算量を削減することができるフレー
ムタイミング同期方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフレームタイミング同期方法は、受信フレ
ームが、BPSKにより(拡散)変調されている部分と
(拡散)変調後の信号点の位相が2点を越える多値PS
Kにより(拡散)変調されている部分とから構成されて
いて、かつ、BPSKで(拡散)変調されている部分と
BPSK以外で(拡散)変調されている部分の、受信フ
レームにおける相対位置が既知である場合にフレーム同
期を確立するためのフレームタイミング同期方法であっ
て、任意の積分開始点から1シンボル分の複素受信サン
プルを2乗して積分することにより積分結果を求める処
理を予め定められた一定間隔だけずらしながら複数回行
なう処理と、前記複数の積分結果のうちから最大値とな
る積分結果を探す処理と、最大値を示した積分結果に対
する積分開始点を中心とした一定範囲に含まれる複素受
信サンプルを、それぞれ復調(逆拡散)開始点として復
調(逆拡散)を行なう処理と、得られた復調(逆拡散)
結果からBPSKにより変調(拡散)されている部分を
検出することによりフレーム同期の確立を行う処理とか
ら構成されている。
【0015】本発明は、1シンボル分の複素受信サンプ
ルを2乗して積分し、積分結果が最大となる開始点を探
すことにより、BPSKにより(拡散)変調されている
部分とQPSK等の(拡散)変調後の信号点の位相が2
点を越える多値PSKにより(拡散)変調されている部
分とのおおよその判定を行ない、BPSKにより(拡
散)変調されている部分が含まれていると判定された積
分結果のみを再度逐次復調(逆拡散)してフレーム同期
の確立を行うようにしたものである。
【0016】したがって、従来のように全ての受信フレ
ームを逐次復調(逆拡散)してフレーム同期の確立を行
う場合と比較して演算量を大幅に削減することができ
る。
【0017】また、本発明の他のフレームタイミング同
期方法は、前記BPSKにより拡散変調されている部分
が、W−CDMAにおけるロングコードマスクシンボル
である。
【0018】また、本発明の他のフレームタイミング同
期方法は、前記多値PSKが、QPSKである。
【0019】さらに、本発明の他のフレームタイミング
同期方法は、1シンボル分の複素受信サンプルを2乗す
る処理が、予め複素受信サンプルを2乗した結果を記憶
しているテーブルを用いて実現する。
【0020】さらに、本発明の他のフレームタイミング
同期方法は、1シンボル分の複素受信サンプルを2乗し
て積分することにより積分結果を求める処理を予め定め
られた一定間隔だけずらしながら複数回行なう処理を複
数回繰り返し、複数の積分結果をそれぞれ累積する。
【0021】本発明は、積分結果を複数回繰り返して行
ないその値を累積することにより、積分結果の信頼性を
高くするようにしたものである。
【0022】また、本発明の他のフレームタイミング同
期方法は、最大値を示した積分結果の積分開始点を中心
とした一定範囲である復調(逆拡散)開始点範囲内にお
ける開始点に対して復調(逆拡散)を行なう処理により
フレーム同期の確立が行なえない場合には、受信フレー
ムをチップ毎に逐次復調(逆拡散)することによりフレ
ーム同期の確立を行う処理をさらに有する。
【0023】また、本発明の他のフレームタイミング同
期方法は、受信フレームをチップ毎に逐次復調(逆拡
散)することによりフレーム同期の確立を行う処理の際
に、復調(逆拡散)開始点範囲内における開始点に対し
て行なった復調(逆拡散)結果を流用する。
【0024】本発明は、C/Nが低い等の条件により最
大値を示した積分結果の積分開始点を中心とした一定範
囲である復調(逆拡散)開始点範囲内における開始点に
対して復調(逆拡散)を行なう処理によりフレーム同期
の確立が行なえない場合であって従来のフレームタイミ
ング同期方法による相関演算を行う場合に、一度相関演
算を行なった復調(逆拡散)開始点範囲内における相関
演算結果を流用することにより演算量を削減するように
したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0026】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態のフレームタイミング同期方法を説明するため
の図、図2は本実施形態のフレームタイミング同期方法
の手順を示したフローチャートである。
【0027】前述したW−CDMAの場合では、ロング
コードマスクシンボル部分の拡散コードの変調方式はB
PSK(Binary Phase Shift Ke
ying:2相PSK)となっていて情報シンボルは固
定である。また、ロングコードマスクシンボル以外の拡
散コードもしくは情報シンボルの変調方式は共にQPS
K(Quadrature Phase Shift
Keying:直交PSK)となっている。
【0028】本実施形態のフレームタイミング同期方法
を以下に示す。説明を単純化するため、オーバーサンプ
ル数S(サンプル/チップ)は1、BPSKで拡散され
ている部分を1(シンボル)として説明する。
【0029】先ず、1シンボルに相当する複素受信サン
プル(P(チップ))について、受信サンプルを2乗した
ものの積分を1シンボルの範囲でずらしながらM回連続
して行うことによりM個の積分結果を得る(ステップ1
01)。
【0030】このステップ101の処理を図1において
説明すると、円はそれぞれ積分開始点を示していて、そ
れぞれの積分開始点から1シンボル区間の間が積分範囲
となっている。そして、それぞれの積分範囲は、1シン
ボルずつずれているため、隣接する積分範囲とは重複し
ておらず、各積分範囲は連続している。
【0031】ここで、受信サンプルを2乗することによ
る効果について図3および図4を参照して説明する。
【0032】図3、図4にBPSKで変調されている信
号の位相点とQPSKで変調されている信号点およびそ
の信号点を2乗した場合の信号点を示す。ここで、これ
らの信号の振幅は正規化されていてその大きさは“1”
となっている。
【0033】図3はBPSKで変調されている場合で、
受信される信号点はα及びβである。αの位相はθであ
り、その2乗の位相は2θとなる。さらに、もう一つの
信号点βの位相はαに対してπだけずれているのでθ+
πとなり、その2乗の位相は2(θ+π)、すなわち2θ
となる。
【0034】このようにBPSKの場合、受信信号を2
乗すると1つの点εに集約されるため、それらを累積は
同相加算となる。
【0035】一方、図4に示すQPSKの場合では、受
信される信号点がα及びβであった場合、2乗した結果
はεになる。また、受信される信号点がγ及びδであっ
た場合、2乗した結果はζとなる。すべての信号点を取
りうる確率が等しいとすると、信号点の2乗であるεと
ζの出現確率も等しい。ここで、εとζの間にはπだけ
の位相差があるため、それらを累積した場合の期待値は
0となる。
【0036】このことを利用してBPSKで変調されて
いる部分と、QPSKで変調されている部分を、実際に
は復調する事なしに区別することが出来る。
【0037】さらに、詳しい説明は省略するが、BPS
KとQPSKの信号が混在する場合においてもBPSK
信号とQPSK信号の相関が0であることが期待できる
ので、同様な処理によってBPSKの部分を見つけだす
ことが可能となる。
【0038】次に、M個の積分結果の中から最大のもの
を探す(ステップ102)。図1では、斜線が設けられ
たn番目の円が、積分結果が最大となる積分開始点とな
っている。
【0039】そして次に、ステップ102において見つ
けた最大値を示した積分結果の積分開始点を中心とした
前後(P−1)/2+マージン分の計(P−1)+(2×マ
ージン)の点を逆拡散開始点範囲として、既知のロング
コードマスクシンボル用ショートコードで逆拡散を行
い、ロングコードマスクシンボルの位置を検出する(ス
テップ103)。図1ではマージン分を0としているた
め、計(P−1)回の逆拡散を行うことになる。図1で
は、BPSKにより変調されたシンボルはこの逆拡散開
始点範囲に含まれていることが示されている。
【0040】最後に、従来例と同様の方法で、検出され
たロングコードマスクシンボルを元にロングコード種別
とフレームタイミング(ロングコード開始位相)を検出す
る(ステップ104)。
【0041】本実施形態のの拡散符号同期確立の手順に
よる不確定性の減らし方は、 (1)G×N×M×P×S→G×N×(P/Q−1+(2
×マージン))×S:ステップ101、ステップ102に
相当 (2)G×N×(P/Q−1+(2×マージン))×S−>
G×N:ステップ103に相当 (3)G×N→1:ステップ104に相当 と、従来例で示した方法をさらに段階的に行おうとする
ものである。
【0042】本実施形態のステップ101における信号
点の2乗計算は、複素受信サンプルをR=Ri+jRq
すると、R2=(Ri 2−Rq 2)+j(2×Ri×Rq)である
が、あらかじめ作成されたテーブルを参照することによ
り実現可能である。このため、演算としては積分のため
の加算のみと考えることが出来る。さらに、ステップ1
04の最大値検出は積分結果が出力されるたびに逐次的
に行うことが出来、演算量としてはそれほど大きなイン
パクトはないものと考えられる。以上により、本実施形
態でのステップ101での積分はほぼ逆拡散することと
同等の演算量であると仮定し、全体の演算回数を比較す
る。
【0043】本実施形態によれば、全体の演算回数は、
手順(1)での演算回数:M×Q、(2)での相関演算
回数:(P/Q−1+(2×マージン))を加算した、下記
の式(1)に示される回数となる。
【0044】 M×Q+(P/Q−1+(2×マージン)) ・・・(1) ここで、マージンを0とした場合の演算回数は、下記の
式(2)のようになる。
【0045】M×Q+P/Q−1 ・・・(2) この式(2)における最低演算回数は、Q=(P/M)
1/2のときで、2×(M×P)1/2−1となる。
【0046】一方、従来例では、M×P回の相関演算が
必要である。よって、本実施形態によるフレームタイミ
ング方法は、従来例に比べて、((M×P)1/2>>1の条件
において、フレームタイミング同期を確立するための演
算量を(2/(M×P)1/2)程度とする。先にあげたW−
CDMAの例で言えば、M=10、P=256より、本
実施形態による演算回数の100回に対し従来例による
演算回数は2560回であるので、マージンを0とした
極限状態において3.9%程度の演算量で済むことにな
る。
【0047】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態のフレームタイミング同期方法について説明す
る。
【0048】上記第1の実施形態では、ステップ101
における各積分範囲はそれぞれ1シンボルずつずれるよ
うに設定されていたが、この各積分範囲をずらす量は、
一定値であればどのような値でも設定することができ、
本実施形態では、各積分範囲がそれぞれk/Qシンボル
ずつずれるように設定したものである。ここで、Qは1
以上の整数、0≦k<Qとなる。Q=1の時は第1の実
施形態に相当する。
【0049】そして、図5は、Q=2、k=1の場合の
フレームタイミング同期方法を説明するための図であ
り、図6は、、Q=4、k=1の場合のフレームタイミ
ング同期方法を説明するための図である。
【0050】このように各積分範囲を、k/Qシンボル
ずつずらすように設定した場合の手順を図2に示したフ
ローチャートを用いて説明すると下記のようになる。
【0051】先ず、1シンボルに相当する複素受信サン
プル(P(チップ))について、受信サンプルを2乗した
ものの積分を1シンボルの範囲でずらしながらM×Q/
k回連続して行うことによりM×Q/k個の積分結果を
得る(ステップ101)。ただし、説明を簡単にするた
め以下ではk=1として説明する。
【0052】次に、M×Q個の積分結果の中から最大の
ものを探す(ステップ102)。
【0053】ステップ102で見つけた最大値を示した
積分結果の積分開始時間を中心とした前後(P/Q−1)
/2+マージン分の計(P/Q−1)+(2×マージン)の
点を逆拡散開始点として、既知のロングコードマスクシ
ンボル用ショートコードで逆拡散を行い、ロングコード
マスクシンボルの位置を検出する。図1、Q=2、Q=
4ではマージンを0としているので、それぞれ(P/2−
1)、(P/4−1)回の逆拡散を行うことになる。
【0054】従来例と同様の方法で、検出されたロング
コードマスクシンボルを元にロングコード種別とフレー
ムタイミング(ロングコード開始位相)を検出する(ステ
ップ104)。
【0055】上記第1および第2の実施形態で説明した
方法によりフレーム同期を確立するためには、従来のフ
レームタイミング同期方法によりフレーム同期を確立す
るよりも高い受信C/Nを必要とする。そのため、受信
C/Nが低い場合には、第1および第2の実施形態のフ
レームタイミング同期方法ではフレーム同期の確立を行
うことができない場合が発生する可能性がある。このよ
うな場合でも、従来のフレームタイミング同期方法によ
るフレーム同期の確立は行うことができる場合も有り得
るため、第1および第2の実施形態のフレームタイミン
グ同期方法によりフレーム同期の確立ができない場合に
は、従来のフレームタイミング同期方法によりフレーム
同期の確立を行うようにしてもよい。また、この際に
は、図2のステップ104で説明した手順により行なっ
た相関演算の結果を従来のフレームタイミング同期方法
によるフレーム同期の確立処理に流用すれば演算量を削
減することができる。
【0056】さらに、上記第1および第2の実施形態に
おいて、図2のステップ101に示した手順における処
理を複数回繰り返し、M×Q個の積分結果のそれぞれに
ついて累積するようにしてもよい。このようにすること
によりそれぞれの積分結果の信頼度を高くすることがで
きる。
【0057】上記第1および第2の実施形態では、スペ
クトラム拡散を用いたCDMA通信システムに対して本
発明を適用した場合を用いて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、TDMA、FDMA等のフ
レーム同期を確立する必要のある他の通信方式に適用し
た場合でも同様に本発明を適用することができるもので
ある。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、フレー
ムタイミング同期を確立するために必要な演算量を削減
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のフレームタイミング
同期方法を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のフレームタイミング
同期方法の手順を示したフローチャートである。
【図3】BPSKの複素受信サンプルを2乗した場合の
結果を説明するための図である。
【図4】QPSKの複素受信サンプルを2乗した場合の
結果を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のフレームタイミング
同期方法を説明するための図である(Q=2の場合)。
【図6】本発明の第2の実施形態のフレームタイミング
同期方法を説明するための図である(Q=4の場合)。
【図7】下り通信回線のフレームの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101〜104 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/707 H04L 7/00 H04L 7/08 H04L 27/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信フレームが、BPSKにより変調さ
    れている部分と変調後の信号点の位相が2点を越える多
    値PSKにより変調されている部分とから構成されてい
    て、かつ、BPSKで変調されている部分とBPSK以
    外で変調されている部分の、受信フレームにおける相対
    位置が既知である場合にフレーム同期を確立するための
    フレームタイミング同期方法であって、 任意の積分開始点から1シンボル分の複素受信サンプル
    を2乗して積分することにより積分結果を求める処理を
    予め定められた一定間隔だけずらしながら複数回行なう
    処理と、 前記複数の積分結果のうちから最大値となる積分結果を
    探す処理と、 最大値を示した積分結果に対する積分開始点を中心とし
    た一定範囲に含まれる複素受信サンプルを、それぞれ復
    調開始点として復調を行なう処理と、 得られた復調結果からBPSKにより変調されている部
    分を検出することによりフレーム同期の確立を行う処理
    とから構成されるフレーム同期確立方法。
  2. 【請求項2】 受信フレームが、BPSKにより拡散変
    調されている部分と拡散変調後の信号点の位相が2点を
    越える多値PSKにより変調されている部分とから構成
    されていて、かつ、BPSKで拡散変調されている部分
    とBPSK以外で拡散変調されている部分の、受信フレ
    ームにおける相対位置が既知である場合にフレーム同期
    を確立するためのフレームタイミング同期方法であっ
    て、 任意の積分開始点から1シンボル分の複素受信サンプル
    を2乗して積分することにより積分結果を求める処理を
    予め定められた一定間隔だけずらしながら複数回行なう
    処理と、 前記複数の積分結果のうちから最大値となる積分結果を
    探す処理と、 最大値を示した積分結果に対する積分開始点を中心とし
    た一定範囲に含まれる複素受信サンプルを、それぞれ復
    調開始点として逆拡散を行なう処理と、 得られた逆拡散結果からBPSKにより拡散変調されて
    いる部分を検出することによりフレーム同期の確立を行
    う処理とから構成されるフレーム同期確立方法。
  3. 【請求項3】 前記BPSKにより拡散変調されている
    部分が、W−CDMAにおけるロングコードマスクシン
    ボルである請求項2記載のフレームタイミング同期方
    法。
  4. 【請求項4】 前記多値PSKが、QPSKである請求
    項1から3のいずれか1項記載のフレームタイミング同
    期方法。
  5. 【請求項5】 1シンボル分の複素受信サンプルを2乗
    する処理が、予め複素受信サンプルを2乗した結果を記
    憶しているテーブルを用いて実現する請求項1から4の
    いずれか1項記載のフレームタイミング同期方法
  6. 【請求項6】 1シンボル分の複素受信サンプルを2乗
    して積分することにより積分結果を求める処理を予め定
    められた一定間隔だけずらしながら複数回行なう処理を
    複数回繰り返し、複数の積分結果をそれぞれ累積する請
    求項1から5のいずれか1項記載のフレームタイミング
    同期方法。
  7. 【請求項7】 最大値を示した積分結果の積分開始点を
    中心とした一定範囲である復調開始点範囲内における開
    始点に対して復調を行なう処理によりフレーム同期の確
    立が行なえない場合には、受信フレームをチップ毎に逐
    次復調することによりフレーム同期の確立を行う処理を
    さらに有する請求項1記載のフレームタイミング同期方
    法。
  8. 【請求項8】 受信フレームをチップ毎に逐次復調する
    ことによりフレーム同期の確立を行う処理の際に、復調
    開始点範囲内における開始点に対して行なった復調結果
    を流用する請求項7記載のフレームタイミング同期方
    法。
  9. 【請求項9】 最大値を示した積分結果の積分開始点を
    中心とした一定範囲である逆拡散開始点範囲内における
    開始点に対して逆拡散を行なう処理によりフレーム同期
    の確立が行なえない場合には、受信フレームをチップ毎
    に逐次逆拡散することによりフレーム同期の確立を行う
    処理をさらに有する請求項2または3記載のフレームタ
    イミング同期方法。
  10. 【請求項10】 受信フレームをチップ毎に逐次逆拡散
    することによりフレーム同期の確立を行う処理の際に、
    逆拡散開始点範囲内における開始点に対して行なった逆
    拡散の結果を流用する請求項9記載のフレームタイミン
    グ同期方法。
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