JP2854490B2 - 防災監視装置および防災監視装置の端末試験方法 - Google Patents

防災監視装置および防災監視装置の端末試験方法

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JP2854490B2
JP2854490B2 JP5058243A JP5824393A JP2854490B2 JP 2854490 B2 JP2854490 B2 JP 2854490B2 JP 5058243 A JP5058243 A JP 5058243A JP 5824393 A JP5824393 A JP 5824393A JP 2854490 B2 JP2854490 B2 JP 2854490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信側からの呼出しで
端末情報を収集する防災監視装置に関し、特に火災等の
異常発生時には端末からの割込みで受信側に異常発生を
知らせる防災監視装置及び防災監視装置の端末試験方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視装置としては、
特願平3−21488号(特開平5−6492号公報
のものが知られている。この防災監視装置にあっては、
定常的な端末情報の収集は、受信機側から端末アドレス
を指定した呼出コマンド信号を順次送信し、呼出コマン
ド信号に対する応答信号として端末情報を送信するポー
リング方式を採用している。しかし、火災などの異常発
生時には、ポーリングでは異常を検出するまでに時間遅
れがあることから、異常が起きたことを割込みにより通
知している。即ち、火災を検出した端末は、呼出アドレ
スとは無関係に、呼出しに対する端末応答信号の送信タ
イミングで、端末応答信号を破壊するブレーク信号を送
信する。即ち、線路電流を増加させて例えばオール1の
論理レベルとなるように端末応答信号を破壊する。オー
ル1の端末応答信号を受信して割込を判別して受信機
は、割込みを起した異常発生端末を特定するためのグル
ープ検索を開始し、異常発生グループを特定するとグル
ープ内の異常発生端末を特定するグループ内検索処理に
進み、異常発生端末を検出して警報表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、受信機からの指示
で端末の動作試験、例えば火災感知器の動作試験を行っ
た場合にも、火災時と同様にブレーク信号の送信による
割込み通知が行われ、受信機はグループ検索によって試
験により動作した端末を特定する処理を行うようにな
る。このため端末試験時に受信機のCPUは、割込み通
知に伴なう一連の割込処理を行うために処理負荷が増加
し、ビジィ状態になるという問題があった。また試験中
に実火災が生じた場合には、実火災に対する割込み処理
が待たされるため、火災判断に手間取るといった問題も
あった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受信側の割込通知に基づく火災判断
を損うことなく端末試験ができる防災監視装置および端
末試験方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の装置構成
の原理説明図である。まず本発明は、受信手段1からの
伝送路に複数の端末2を接続し、受信手段1には、アド
レス指定による呼出信号の送信で端末2を順次呼出して
端末情報を返送させる呼出制御部3と、端末2から割込
信号を受信して対応する割込処理を行う割込処理部4を
設け、端末2には、受信手段1からの呼出アドレスに自
己アドレスが一致した際に端末応答信号を送信する呼出
応答部6と、異常を検出した際に呼出アドレスのアドレ
ス指定とは無関係に呼出信号に対する端末情報の返送タ
イミング時に受信手段1に異常発生を割込信号により知
らせる割込送信部を設けた防災監視装置を対象とする。
【0006】このような防災監視装置につき本発明にあ
っては、受信手段1に、試験コマンド信号の送信に先立
って試験対象となる端末にのみ割込禁止コマンド信号を
送信すると共に、端末の試験終了の確認後に割込禁止解
除コマンド信号を送信する試験命令部5を設け、また端
末2には、試験命令部5からの割込禁止コマンド信号に
より割込送信部7の動作を禁止すると共に禁止解除コマ
ンド信号により割込通知部7の動作禁止を解除する割込
制御部8と、試験命令部5からの試験コマンド信号によ
り端末の試験動作を行う試験制御部9とを設け、割込禁
止コマンド信号を受信したことによる割込禁止状態にお
いて呼出応答部は作動試験で得られた火災試験データ
を、後に受信する自己アドレスが付加された呼出信号に
対する端末情報の返送タイミング時に受信手段へ送信す
ことを特徴とする。
【0007】ここで、端末2の試験制御部9は、作動試
験で得られた火災試験データをメモリに記憶し、呼出応
答部6は受信手段1からの呼出しに対しメモリに記憶し
ている火災試験データを送信する。また受信手段1の試
験命令部5は、電源投入直後の初期化処理時、または一
定時間ごとの定期点検時に、端末アドレスを順次指定し
て試験動作を命令する。
【0008】更に、端末の割込送信部7としては、異常
を検出した際に端末応答信号の送信タイミングで、端末
応答信号を無効とするブレーク信号を送信して受信手段
1に異常発生を割込み通知する。この場合、受信手段1
の割込処理部4は、端末からの異常発生を割込み受信し
た際に、異常を検出している端末を検索して特定する処
理を実行する。
【0009】ここで受信手段1は、受信機のみ、受信機
と受信機からの伝送路に接続されたローカル受信機とし
ての1又は複数の中継盤、或いは相互に伝送路で接続さ
れた複数のローカル受信機としての中継盤のみで構成さ
れる場合を含む。また本発明は、 受信手段1からの試験コマンド信号の送信に先立って
試験対象となる端末2にのみ割込禁止コマンド信号を送
信する過程と、 割込禁止コマンド信号により端末2の割込送信動作を
禁止する過程と、試験動作させた端末をアドレス指定した呼出信号を送
信して火災試験データを返送させる過程と、 端末の試験終了の確認後に割込禁止解除コマンド信号
を送信する過程と、 禁止解除コマンド信号により端末の割込禁止を解除す
る過程と、 を備えたことを特徴とする防災監視装置の端
末試験方法を提供する。
【0010】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、火災試験に先立って受信機側から端末に対し
割込禁止コマンドを送信し、その後に試験コマンドを送
信し、試験が終了した後に割込禁止解除コマンドを送信
するようになる。一方、端末側は、割込禁止コマンドを
受信すると、割込みによる火災発生の通知を禁止する。
このため火災試験を行って火災発報状態となっても、割
込による火災発生の通知は行わず、通常のポーリングに
よる呼出しを受けた時に火災試験データを送信する。
【0011】受信機は、端末呼出しに対する応答として
試験データを受信すると、割込禁止解除コマンドを送信
し、試験中に禁止していた割込送信機能を回復させる。
このため試験を行っても試験火災データは呼出応答によ
り得られるため、割込処理は必要なく、受信機側のCP
Uが試験によりビジィとはならない。また試験中に火災
が生じても、火災発生の割込み通知が試験データの送信
に妨げられることなく優先的に行われ、迅速な火災判断
処理ができる。
【0012】
【実施例】図2は本発明の全体構成を示した実施例構成
図である。図2において、10は受信機であり、受信機
10から引き出された伝送路12に感知器用中継器1
4,アナログ煙感知器16,アナログ熱感知器18及び
制御用中継器20を接続している。感知器用中継器14
からは感知器回線22が引き出され、感知器回線22に
オンオフ感知器24−1,24−2,24−3,・・
・、及びスイッチ操作により火災信号を送出する発信機
26を接続している。また、制御用中継器20からの制
御線28には地区ベル,防排煙機器等の制御負荷30を
接続している。
【0013】一方、受信機10にはCPUを用いた制御
部32が設けられ、制御部32に対しては表示部34,
操作部36、警報や音声メッセージを出力する鳴動部3
8を設けている。受信機10の制御部32にはCPUの
プログラム制御により実現される呼出制御部3,割込処
理部4及び試験命令部5が設けられている。これに対応
して端末側には感知器用中継器14に代表して示すよう
に呼出応答部6,割込送信部7,割込制御部8及び試験
制御部9を設けている。
【0014】受信機10の呼出制御部3は各端末に対し
一連の端末アドレスを設定しており、例えばアドレス1
〜127の127アドレスが使用される。受信機10の
呼出制御部3は端末アドレス及び呼出コマンドを含む呼
出信号を使用して一定周期毎に順次端末を呼び出して、
端末情報を応答送信させるためのポーリングを行ってい
る。
【0015】受信機10の呼出制御部3からの呼出信号
は端末側の呼出応答部6で受信され、受信信号に含まれ
る呼出アドレスと自己の端末アドレスとの照合一致が得
られたときに、その時メモリに保持している端末情報を
端末応答信号として受信機10に送信する。図は図2
の受信機10と端末側との間で行われる通常のポーリン
グによる呼出動作を示したタイムチャートである。図3
において、受信機10は呼出コマンドC1、端末アドレ
スAi(但し、i=1〜127)を含む呼出信号を順次
送信している。この呼出信号は図4に取り出して示すよ
うに、8ビットのコマンドフィールド、8ビットのアド
レスフィールド、更に8ビットのチェックサムフィール
ドの3バイトで構成される。
【0016】図5は端末からの応答信号の伝送フォーマ
ットを示したもので、8ビットのデータフィールドと8
ビットのチェックサムフィールドの2バイトで構成さ
れ、各バイトの前後にはスタートビット,パリティビッ
ト及びストップビットが設けられている。勿論、本発明
で使用する受信機からの呼出信号及び端末からの応答信
号の伝送フォーマットは必要に応じて適宜の構成とでき
る。
【0017】再び図2を参照するに、受信機10の呼出
制御部3は、この実施例にあっては、端末アドレスを指
定した呼出中に端末アドレスとは無関係に全端末に対し
検出信号をAD変換によりサンプリングしてメモリに同
時刻に保持するための一括情報収集処理を指示するた
め、例えば1秒毎の一定周期でサンプリングコマンド
(一括AD変換コマンド)を送信する。
【0018】端末側の呼出応答部6はアドレスとは無関
係にコマンドフィールドのサンプリングコマンドを判別
すると、端末に接続している検出器の検出信号をAD変
換により収集してメモリに記憶保持する。このようなサ
ンプリングコマンドに基づいて一斉に収集された端末デ
ータが端末アドレスを指定した呼出信号に対する応答信
号の端末情報として受信機10に送り返されることにな
る。尚、サンプリングコマンドによる端末側での検出信
号の一括収集に限定されず、呼出信号を受けた時の検出
信号をリアルタイムで端末情報として返送するようにし
てもよい。
【0019】端末側に設けた割込送信部7は受信機10
の呼出制御部3からのサンプリングコマンドに基づいて
検出信号のAD変換によるサンプリングを行った際の検
出データから例えば火災を検出した場合、火災発生を受
信機10に直ちに知らせる割込信号を送信する。割込送
信部7による割込信号の送信は、受信機10の呼出制御
部3による端末呼出信号の応答タイミングで端末のいず
れかから送信された応答信号を破壊するブレーク信号を
送信することで行われる。
【0020】ここで、受信機10から端末14に対する
呼出信号は電圧モードで送られており、一方、端末から
受信機10に対する応答信号は電流モードで送られてい
る。従って、割込送信部7は端末応答信号のタイミング
で端末のいずれかから送信された応答信号を破壊するブ
レーク信号を電流信号として伝送路12に送出する。端
末側の割込送信部7に対応して、受信機10の制御部3
2には割込処理部4が設けられる。割込処理部4は端末
応答信号のタイミングで、通常の端末応答信号では得ら
れない特異な信号、例えばオール1を受信したときに端
末からの割込信号を受信したものと判断する。割込処理
部4で端末からの割込信号の受信が判別されると、呼出
制御部3に対し割込原因の詳細を得るために割込確認要
求コマンドの送信を行わせる。
【0021】この割込確認要求コマンドに対し、端末側
の呼出応答部6は割込詳細情報を送り返す。呼出制御部
3を使用して割込詳細情報を入手した割込処理部4は、
割込信号を送信した端末を特定するためのグループ検索
を開始する。このグループ検索は端末アドレスを所定数
のグループに分け、グループ毎に検索コマンドを発行し
て、火災検出が行われ端末を含むグループを特定し、グ
ループが特定できたならばグループ内の端末を順次呼び
出して、火災発生を起こした端末を特定する。このグル
ープ検索は、それ以外に2分法などで行ってもよい。
【0022】図6は端末側の割込送信部7と受信機10
の割込処理部4の間の伝送動作を示したタイムチャート
である。いまアドレスAiの端末で火災検出が行われた
とすると、受信機10からのアドレスA2の呼出信号に
続く端末呼出信号の応答タイミングでアドレスAiの割
込送信部7は、同時にアドレスA2の端末より送信され
る応答データを破壊してオール1とするようなブレーク
データにする電流信号を出力する。
【0023】このため、受信機10はアドレスA2から
の端末応答信号のタイミングでオール1となるブレーク
データを受信し、割込信号の受信を判別する。続いて受
信機10は割込確認コマンドC2をもつ呼出信号を送信
する。割込信号を送出したアドレスAiの端末は割込確
認コマンドC2に対し、割込応答データを返送する。割
込応答データを受信した受信機10は、次に検索コマン
ドC3及びグループアドレスG1をグループ検索のため
の呼出信号を順次送信する。
【0024】受信機10からの割込確認コマンドC2に
対する割込応答データとしては、割込みの発生原因が例
えば感知器用中継器14については発信機26の火災検
出出力によるものか、あるいはオンオフ感知器24−
1,24−2,・・・の火災検出によるものかを示す情
報を出力する。また、アナログ煙感知器16やアナログ
熱感知器18にあっては、アナログデータに加えてプリ
アラームレベルや火災レベルの設定によるオンオフ感知
器としての機能も備えていることから、アラームレベル
による火災検出か火災レベルによる火災検出か等の詳細
情報を送る。
【0025】このような割込原因の詳細情報が得られれ
ば、例えば発信機26からの火災信号であれば確実に火
災と判断できるので、受信機10の割込処理部4にあっ
ては割込応答データから発信機26の火災検出を認識す
ると、直ちに鳴動部38により警報ベルや警報メッセー
ジを出力するようになる。また、発信機26以外の感知
器からの火災検出であった場合には、例えばプリアラー
ム等を出して次の本来の火災判断に備えるようにする。
【0026】このような受信機10の呼出制御部3,割
込処理部4及び端末側の呼出応答部6及び割込送信部7
による処理機能は、特願平3−214882に詳細に示
される。さらに本発明は、受信機10の制御部32に試
験命令部5を設け、また端末側に割込制御部8と試験制
御部9を設けている。受信機10の制御部32に設けた
試験命令部5は、端末に対する試験コマンドの送信に先
立って割込禁止コマンドを送信し、また端末側の試験終
了を確認すると割込禁止解除コマンドを送信する。端末
側の割込制御部8は受信機10から割込禁止コマンドを
受信すると、割込送信部7による割込信号の送信機能を
禁止する。
【0027】また割込禁止解除コマンドを受信すると、
禁止状態にある割込送信部7の割込信号の送信機能を回
復させる。このため、受信機10からの試験コマンドに
より端末の試験制御部9が検出器の試験動作を行って擬
似的な火災検出信号が得られても、割込送信部7はブレ
ーク信号の出力による割込信号の送信を行うことがな
い。
【0028】試験動作により得られた試験データは受信
機10の呼出制御部3からのサンプリングコマンドに基
づきAD変換されてメモリに記憶保持され、受信機10
からのポーリングによる呼出信号に対する端末応答デー
タとして受信機10に送信され、試験命令部5で試験作
動が行われたか否か確認される。もし試験作動が行われ
なければ、試験命令部5は表示部34に端末故障表示を
行う。
【0029】通常の呼出しにより端末より試験データが
得られると、試験命令部5は端末試験が終了したものと
判断し、端末アドレスを指定して試験復旧コマンドおよ
び割込禁止解除コマンドを送信するようになる。端末側
に設けた試験制御部9による試験動作は、感知器用中継
器14,アナログ煙感知器16及びアナログ熱感知器1
8のそれぞれ固有の処理動作を行う。尚、制御用中継器
20は試験対象から除外されている。
【0030】図7は図2に示したオンオフ感知器や火災
発信機に使用される感知器用中継器14の実施例を示し
た回路ブロック図である。図7において、中継器14に
はCPU44,メモリ46及びAD変換部48を備えた
制御回路42が設けられる。CPU44に対しては伝送
表示灯52を備えた送受信回路50、及びアドレス設定
スイッチ56を備えたアドレス設定回路54が設けられ
る。
【0031】このCPU44は図2に示した呼出応答部
6,割込送信部7,割込制御部8及び試験制御部9の各
機能を実現する。AD変換部48は入力ポート1〜nを
有し、各ポートに対応してオンオフ感知器24−1〜2
4−(n−1)及び発信機26を接続している。これら
の検出器側に対しては、個別に火災断線検出回路64−
1〜64−nと試験回路66−1〜66−nが設けられ
る。
【0032】火災断線検出回路64−1は定電圧回路6
0からのDC24Vを定常時受けており、CPU44で
受信機10からのサンプリングコマンドを受信したタイ
ミングで昇圧回路62を動作して昇圧電圧DC35Vを
受ける。オンオフ感知器は例えばオンオフ感知器24−
1に示すように、発報表示灯68,抵抗R1,R2及び
感知器接点70を備える。
【0033】また終端器72が接続され、ツェナダイオ
ードZD2,終端抵抗R0及びツェナダイオードZD3
を直列接続している。ツェナダイオードZD2,ZD3
は接続極性によりいずれか一方が有効となる。ツェナダ
イオードZD2はDC20Vの供給状態では非導通にあ
り、昇圧回路62より昇圧電圧DC35Vを受けると導
通し、終端器72に依存した断線監視電圧を作り出す。
【0034】図8は火災断線検出回路の等価回路をオン
オフ感知器と共に示した回路図である。図8において、
受信機からのサンプリングコマンドにより動作した昇圧
回路62の昇圧電圧DC35Vの供給状態で、火災断線
検出回路64は定電流源82により定電流をオンオフ感
知器24に流す。オンオフ感知器24の内部インピーダ
ンスはR12で示され、また線路抵抗はRzで示され
る。
【0035】断線がなく、また感知器接点70が開いて
いる場合にはツェナダイオードZD2が導通し、終端器
72で決まる例えば図9に示す正常検出領域に入る線路
間電圧が得られ、これを抵抗R5,R6の分圧電圧とし
てAD変換部48に出力する。また火災検出により感知
器接点70が閉じると、感知器インピーダンスR12に
依存した線路電圧となり、例えば図9に示す火災検出領
域の範囲内の電圧となる。
【0036】ここでオンオフついては、例えば検出電圧
V1となるように内部インピーダンスR12を決めてい
る。これに対し、発信機26については高めの検出電圧
V2となるように内部インピーダンスを決めている。従
って、火災検出領域の検出電圧によりオンオフ感知器に
よる火災検出か発信機による火災検出かを区別すること
ができる。更に、断線時にあっては昇圧電圧DC35V
がそのまま得られることから、図9に示す35Vを上限
とする断線検出領域を設定している。
【0037】再び図7を参照するに、AD変換部48の
ポートnに対応して設けた発信機26はスイッチ接点7
6、終端器72に加えて確認表示のためのスイッチ接点
78を備えており、スイッチ接点78に対し確認表示灯
74及び抵抗R3,R4の回路を接続している。この確
認表示灯74側に対しては、感知器用中継器14の端子
AAを経由して確認信号線が受信機10側より接続され
る。端子AAには受信機10側で発信機26からの火災
検出信号を受信すると、確認応答信号として信号電圧を
加えるようになり、これによって確認表示灯74が点灯
する。
【0038】尚、定電圧回路58は制御回路部42に対
するDC3.2Vを供給する。また、定電圧回路60に
対しては端子Vにより受信機10からの電源線が接続さ
れ、定電圧回路58には端子Sによって受信機10から
の信号線が接続され、更に端子SCには受信機10から
のコモン線が接続される。また端子V,Sのそれぞれに
続いてはダイオードD1,D2とノイズ吸収用のツェナ
ダイオードZD1,ZD2を設けている。
【0039】感知器用中継器14に設けられた試験回路
66−1〜66−nは、CPU44で受信機10からの
試験コマンドを受信すると一斉に動作し、感知器端子間
に図9の感知器あるいは発信機に対応した試験電圧V
1,V2が得られるように試験抵抗を接続する。また、
試験回路66−1〜66−nの動作状態は試験復旧コマ
ンドが受信されるまで継続され、その間にサンプリング
コマンドに基づきAD変換部48で検出電圧のAD変換
が行われ、得られた試験データはメモリ46に記憶され
る。
【0040】更に、感知器用中継器14には制御電圧監
視回路80が設けられており、昇圧回路62の昇圧電圧
の異常を検出すると、CPU44を介してメモリ46に
電圧障害情報を保持させ、通常の呼出しに対する端末応
答信号に電源障害ビットを含ませて送り返す。図10は
図2のアナログ煙感知器16の実施例を示したブロック
図である。図10において、アナログ熱感知器16は感
知器本体16aと感知器ベース16bから構成される。
感知器ベース16bには発報表示灯回路108が設けら
れ、端子S,SCに受信機10からの信号線が接続され
る。感知器本体16aは接続極性を無極性化する整流回
路84に続いて、ノイズ吸収回路86及び伝送信号検出
回路88を設けている。
【0041】伝送信号検出回路88は受信機10からの
電圧モードによる呼出信号を検出して伝送制御回路92
に供給する。伝送制御回路92にはCPUが設けられ、
図2の感知器用中継器14に示したと同様、呼出応答部
6,割込送信部7,割込制御部8及び試験制御部9の各
機能が実現される。また伝送制御回路92に対しては種
別・アドレス設定回路94が設けられる。
【0042】煙検出部はLED駆動回路96,赤外LE
D98,受光回路100及び増幅回路102で構成され
る。赤外LED98と受光回路100の受光素子は、例
えば散乱光式の煙検出構造によって配置される。更にテ
ストLED106が設けられ、所定の煙濃度に対応した
光を直接、受光回路100の受光素子に照射して試験作
動を行う。
【0043】伝送制御回路92からの送信信号は応答信
号出力回路104に与えられ、通常の応答信号は電流モ
ードで受信機10側に送信される。また、火災検出に基
づく割込信号については、応答信号を受信機側でオール
1とするようなブレーク電流信号を出力する。伝送制御
回路92は受信機10よりサンプリングコマンドを受信
すると、LED駆動回路96により赤外LED98を発
光駆動し、受光回路100及び増幅回路102により得
られた受光信号をAD変換してメモリに記憶保持する。
【0044】メモリに記憶保持されたアナログ検出デー
タは、受信機10からの呼出信号のアドレス一致が得ら
れたときに応答信号のデータフィールドに含ませて送信
する。受信機10から試験コマンドを受信した場合に
は、LED駆動回路96によりテストLED106を駆
動する。テストLED106の発光駆動で受光回路10
0及び増幅回路102により得られた検出信号は、サン
プリングコマンドに基づくAD変換により試験データと
してメモリに記憶保持され、自己アドレスを指定した呼
出信号に対する端末応答信号に含ませて受信機に送信す
る。
【0045】更に、伝送制御回路92はAD変換により
サンプリングしたアナログ検出データから火災を判断し
た場合には、応答信号出力回路104によりブレーク電
流信号を送出して受信機10に対し割込信号を送信す
る。この割込信号の送信機能は感知器試験動作の際には
試験コマンドに先立って割込禁止コマンドが送られてく
ることで、感知器試験においてAD変換により得られた
アナログ検出データが火災レベルを越えていても割込信
号の送信は行われない。また、感知器試験動作が終了す
ると、受信機10からの試験復旧コマンドを受けて試験
動作が停止され、続いて割込禁止解除コマンドを受けて
割込信号の送信機能が回復される。
【0046】図11は図2のアナログ熱感知器の実施例
を示したブロック図である。図11において、アナログ
熱感知器は端子S,SC間に受信機10からの信号線を
接続し、これに続いて無極性回路110,ノイズ吸収回
路112、DC13Vを出力する定電圧回路114、電
流制限回路116、DC10Vを出力する定電圧回路1
18を設けている。続いて熱検出部として定電流回路1
20、サーミスタ等を用いた熱検出素子122及び火災
試験回路124が設けられる。
【0047】一方、ノイズ吸収回路112に対する分岐
ラインに対し呼出信号回路126を設け、受信機10か
らの電圧モードによる呼出信号を検出して伝送制御回路
130に供給する。伝送制御回路130にはCPUが設
けられ、図2の感知器用中継器14に示したと同様、呼
出応答部6,割込送信部7,割込制御部8及び試験制御
部9の各機能が設けられる。
【0048】伝送制御回路130に対しては発振回路1
32,アドレス・種別設定回路134及びパワーオンリ
セットを行うリセット回路136が設けられる。また、
制御回路130以降に対しては定電圧回路128よりD
C3.2Vの電源供給が行われる。伝送制御回路130
からの送信信号は応答信号回路138に与えられ、電流
モードで受信機10側に送信される。また、応答信号回
路138には応答信号のビット1.0により点滅する作
動表示灯140を設けている。
【0049】伝送制御回路130は受信機10からサン
プリングコマンドを受けると、定電流回路120を動作
して熱検出素子122に一定電流を流し、熱検出素子1
22のインピーダンスは周囲温度により決まることか
ら、周囲温度に依存した検出電圧をAD変換によりサン
プリングしてメモリに記憶する。メモリに記憶された検
出データは自己アドレスを指定した呼出信号に対する応
答信号により受信機10に送信される。
【0050】また、伝送制御回路130は受信機10か
ら試験コマンドを受信すると、火災試験回路124を動
作して試験動作を行わせる。このとき同時に定電流回路
120も動作される。火災試験回路124は試験動作に
より例えば試験温度100℃のインピーダンス状態を定
電流回路120の接続負荷として作り出す。従って、伝
送制御回路130に対しては試験温度100℃に対応し
た検出電圧が入力され、サンプリングコマンドに基づく
AD変換によってメモリに記憶保持される。
【0051】このとき100℃の試験温度による検出電
圧は当然に火災レベルを越えていることから、本来、伝
送制御回路130は応答信号回路138を使用してブレ
ーク電流を送出することで割込信号を送信する。しかし
ながら本発明にあっては、試験コマンドに先立って割込
禁止コマンドが受信機10から送られてきているため、
火災試験により100℃の検出データが得られるため割
込信号の送信は行われず、試験データはメモリに記憶さ
れる。
【0052】その後の自己アドレスを指定した呼出信号
に対する応答データとして受信機10に送信されること
になる。また、試験動作が終了すれば試験復旧コマンド
によって試験動作を停止し、さらに割込禁止解除コマン
ドによって火災検出に基づく割込信号の送信機能は回復
される。図12は図2に示した受信機10の制御部32
による処理動作を示したフローチャートである。図12
において、受信機10の電源を投入すると、ステップS
1で初期設定が行われる。続いてステップS2で端末ア
ドレスnを最初のn=1にセットする。続いてステップ
S3で作動試験か否かチェックする。この実施例にあっ
ては、端末の作動試験は パワーオンスタート時、 一定時間毎、例えば一日1回の定期試験, 保守点検時の端末アドレスの指定による作動試験、 のいずれかが行われる。
【0053】通常は作動試験でないことからステップS
4に進み、アドレスn=1を指定した呼出信号の送信に
よるポーリングを行う。続いてステップS5で端末から
の応答信号を受信し、応答信号のデータフィールドから
ステップS6で状態変化の有無をチェックする。もし状
態変化があればステップS7に進み、作動試験中か否か
チェックした後、ステップS8で状態変化の内容に応じ
た対応処理を行う。
【0054】この対応処理は火災処理、障害処理などの
各種の対応処理が含まれる。続いてステップS9で例え
ば1秒毎のサンプリングタイミングに達したか否かチェ
ックし、もしサンプリングタイミングに達していればス
テップS10でサンプリングコマンドを発行して、全端
末に対し一斉にAD変換による端末情報の収集処理を指
令する。
【0055】続いてステップS11で最終端末アドレス
か否かチェックし、最終端末アドレスでなければステッ
プS22で端末アドレスを1つインクリメントし、同様
な処理を繰り返す。またステップS11で最終端末アド
レスであった場合にはステップS2に戻り、最初の端末
アドレスからのポーリングを繰り返す。次にステップS
3で作動試験が判別されるとステップS12に進み、試
験端末に対し割込禁止コマンドを発行する。割込禁止コ
マンドが端末側で受信されると応答信号が返されてくる
ことから、ステップS13で応答受信を確認し、続いて
ステップS14で応答に対する確認コマンド(ACKコ
マンド)を送信する。これによって割込禁止コマンドの
送信処理を終了する。
【0056】次にステップS15で試験コマンドを送信
する。試験コマンドについてもステップS16の端末応
答の受信確認に基づくステップS16の確認コマンドの
発行を行う。試験コマンドを送信した後の試験データの
収集は通常のポーリング処理を通じて行われる。即ち、
試験コマンドの送信後にステップS4に進んで通常のポ
ーリングを行い、ステップS5の応答信号の受信からス
テップS6で状態変化ありと判別した場合には、ステッ
プS7で作動試験中か否かチェックする。
【0057】作動試験中であればステップS18で試験
データから正常に試験作動したか否か判断し、正常の試
験動作が行われていればステップS20で試験終了コマ
ンドを送信し、続いてステップS21で割込禁止解除コ
マンドを送信する。この試験終了コマンドおよび割込禁
止解除コマンドの送信についても割込禁止コマンドや試
験コマンドの場合と同様、端末からの応答受信に対する
確認コマンドの発行が行われるが、フローチャートでは
省略している。
【0058】また、ステップS18で試験作動が正常に
行われなかった場合にはステップS19に進み、端末故
障処理により障害発生を表示する。尚、故障と判定され
た端末については修理交換等が済むまでポーリング対象
から除外するようにしてもよい。図13は端末側の処理
動作を示したフローチャートである。図13において、
電源投入が行われるとステップS1で初期設定が行わ
れ、ステップS2で信号受信の有無を監視する。信号受
信が行われるとステップS3でサンプリングコマンドか
否かチェックし、サンプリングコマンドでなければステ
ップS4でアドレス一致をチェックする。
【0059】アドレス一致が得られるとステップS5で
ポーリングコマンドか否かチェックする。通常呼出時の
ポーリングコマンドであればステップS6でメモリにサ
ンプリングによって保持されているデータを送信する。
またステップS7で割込禁止コマンドであった場合には
ステップS8に進み、割込禁止フラグFLをFL=1に
セットし、割込送信機能を禁止する。
【0060】ステップS9で割込禁止解除コマンドが判
別されるとステップS10で割込禁止フラグをFL=0
にリセットする。ステップS11で試験コマンドが判別
されると、ステップS12で端末の作動試験を行う。さ
らにステップS13で試験終了コマンドであればステッ
プS14で試験動作を終了する。一方、ステップS3で
サンプリングコマンドが判別された場合にはステップS
15に進み、検出信号をAD変換によりサンプリングし
てメモリに保持する。続いてステップS16でサンプリ
ングデータから火災検出の有無を判断し、火災検出であ
ればステップS17で割込禁止フラグFLをチェック
し、割込禁止フラグがFL=0とリセット状態にあれば
ステップS18に進み、割込信号を送信する。
【0061】このとき作動試験による火災検出であれ
ば、試験コマンドに先立って割込禁止コマンドにより割
込禁止フラグがFL=1にセットされていることから、
ステップS16の割込信号の送信は行わない。図14は
本発明の受信機10と特定の端末との間における作動試
験の際の信号のやり取りを示したタイムチャートであ
る。図14において、端末の作動試験に際しては受信機
10は、まずで割込禁止コマンドを発行し、端末より
受信応答が得られると、でACKコマンド(確認コマ
ンド)を発行する。このACKコマンドに対する端末応
答は特に行われない。続いてで試験コマンドを発行す
る。試験コマンド3に対しても端末は受信応答を返すこ
とから、でACKコマンドを発行する。
【0062】続いてでサンプリングコマンドが発行さ
れたとすると、端末側はAD変換によるサンプリングを
行い、このときの試験コマンドによって端末側は試験
動作状態にあることから、試験動作による検出信号がA
D変換によりサンプリングされてメモリに記憶保持され
ることになる。その後、受信機10はで試験を行った
端末アドレスをポーリングコマンドを発行し、ポーリン
グコマンドを受けて端末はメモリに保持している試験デ
ータを応答信号として送信する。
【0063】この試験データに基づいて試験終了が確認
されると、受信機10はで試験終了コマンドを送信
し、受信応答及びのACKコマンドを経て試験復旧が
終了され、最終的にで割込禁止解除コマンドを送信
し、受信応答及びACKコマンドを経て割込禁止動作が
行われ、これによって一連の試験動作が終了する。尚、
上記の実施例は端末における火災検出に基づく割込信号
として受信機からの呼出信号の応答タイミングで端末送
信データを破壊するブレーク信号を送出して、受信機側
で割込信号を受信判断するようにしているが、端末から
の割込信号の送信はブレーク信号に限定されず、適宜の
割込コード信号を使用するようにしてもよい。また、上
記の実施例では割込信号に続いて割込確認呼出しを行っ
て割込詳細情報を返送させているが、最初の割込コード
信号に詳細情報を含めた場合には割込確認呼出しは不要
である。
【0064】更に、上記の実施例は図1の原理説明図に
おける受信手段1として受信機10のみを設けた場合を
例にとっているが、受信手段1には受信機と受信機から
の伝送路にローカル受信機として機能する中継盤を接続
して中継盤からの伝送路に端末を接続する構成、あるい
はローカル受信機としての中継盤のみを複数伝送路で接
続し各中継盤からの伝送路に端末を接続する構成、のい
ずれかについてもそのまま適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、端末試験中は割込送信が禁止されるため、試験中に
火災が発生しても火災による割込信号の送信で火災を優
先的に処理することができる。また、端末試験による火
災試験データを割込によらず通常の呼出処理により端末
から受信機に送ることから、受信機制御部の処理負担が
端末試験によって増加せず、火災等の異常監視に十分な
処理能力を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体構成を示した説明図
【図3】本発明のポーリングを示したタイムチャート
【図4】受信機からの呼出信号の伝送フォーマット説明
【図5】端末からの応答信号の伝送フォーマット説明図
【図6】ブレーク信号の送信による異常発生の割込み通
知を示したタイムチャート
【図7】図2の感知器用中継器の実施例構成図
【図8】図7の火災検出時の等価回路を示した回路図
【図9】図8における火災、正常、断線の検出領域を示
した説明図
【図10】図2のアナログ煙感知器の実施例を示したブ
ロック図
【図11】図2のアナログ熱感知器の実施例を示したブ
ロック図
【図12】図2の受信機側の処理動作を示したフローチ
ャート
【図13】図2の端末側の処理動作を示したフローチャ
ート
【図14】受信機と端末間の処理動作を示したタイムチ
ャート
【符号の説明】
1:受信手段 2:端末 3:呼出制御部 4:割込処理部 5:試験命令部 6:呼出応答部 7:割込送信部 8:割込制御部 9:試験制御部 10:受信機 12:伝送路 14:感知器用中継器 16:アナログ煙感知器 16a:感知器本体 16b:感知器ベース 18:アナログ熱感知器 20:制御用中継器 22:感知器回線 24−1,24−2:オンオフ感知器 26:発信機 28:制御回線 30:制御負荷 32:制御部 34:表示部 36:操作部 38:鳴動部 42:制御回路 44:CPU 46:メモリ 48:AD変換部 50:送受信回路 52:伝送表示灯 54:アドレス設定回路 56:アドレス設定スイッチ 58,60,114,118,128:定電圧回路 62:昇圧回路 64−1〜64−n:火災断線検出回路 66−1〜66−n:試験回路 68:発報表示灯 70:感知器接点 72:終端器 74:確認応答表示灯 76,78:スイッチ接点 80:制御電圧監視回路 82:定電流源 84:整流回路 86:ノイズ吸収回路 88:伝送信号検出回路 90:定電圧回路 92:伝送制御回路 94,134:アドレス・種別設定回路 96:LED駆動回路 100:受光回路 102:増幅回路 104:応答信号出力回路 106:テストLED 110:無極性回路 112:ノイズ吸収回路 116:電流制限回路 120:定電流回路 122:熱検出素子(サーミスタ) 124:火災試験回路 126:呼出信号回路 130:伝送制御回路 132:発振回路 136:リセット回路 139:作動表示灯
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−6492(JP,A) 特開 平2−247797(JP,A) 特開 昭61−195494(JP,A) 特開 昭61−195495(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 23/00 - 31/00 G08B 17/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段からの伝送路に複数の端末を接続
    し、前記受信手段には、アドレス指定による呼出信号の
    送信で端末を順次呼出して端末情報を返送させる呼出制
    御部と、端末からの割込信号を受信して対応する処理を
    行う割込処理部を設け、前記端末には、前記受信手段か
    らの呼出アドレスに自己アドレスが一致した際に端末応
    答信号を送信する呼出応答部と、異常を検出した際に呼
    出アドレスのアドレス指定とは無関係に呼出信号に対す
    る端末情報の返送タイミング時に受信手段に異常発生を
    割込信号により知らせる割込送信部を設けた防災監視装
    置に於いて、 前記受信手段に、試験コマンド信号の送信に先立って試
    験対象となる端末にのみ割込禁止コマンド信号を送信す
    ると共に、端末の試験終了の確認後に割込禁止解除コマ
    ンド信号を送信する試験命令部を設け、 前記端末には、試験命令部からの割込禁止コマンド信号
    により前記割込送信部の動作を禁止すると共に、禁止解
    除コマンド信号により前記割込通知部の動作禁止を解除
    する割込制御部と、試験命令部からの試験コマンド信号
    により端末の試験動作を行う試験制御部とを設け 前記割込禁止コマンド信号を受信したことによる割込禁
    止状態において前記呼出応答部は作動試験で得られた火
    災試験データを、後に受信する自己アドレスが付加され
    た呼出信号に対する端末情報の返送タイミング時に前記
    受信手段へ送信する ことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記端末の試験制御部は、作動試験で得られた火災試験デ
    ータをメモリに記憶し、前記呼出応答部は受信手段から
    の呼出しに対し前記メモリに記憶している火災試験デー
    タを送信することを特徴とする防災監視装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信機の試験命令部は、電源投入直後の初期化処理時
    および一定時間ごとの定期点検時に、端末アドレスを順
    次指定して試験動作を命令することを特徴とする防災監
    視装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記端末の割込送信部は、異常を検出した際に前記端末応
    答信号の送信タイミングで該端末応答信号を無効とする
    ブレーク信号を送信して受信手段に異常発生を割込みで
    知らせることを特徴とする防災監視装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の割込処理部は、端末から割込信号を受信し
    た際に、異常を検出している端末を検索して特定する検
    索処理を行うことを特徴とする防災監視装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5記載の防災監視装置に於い
    て、前記受信手段は、受信機のみ、受信機と該受信機か
    らの伝送路に接続されたローカル受信機としての1又は
    複数の中継盤、或いは相互に伝送路で接続された複数の
    ローカル受信機としての中継盤のみで構成されたことを
    特徴とする防災監視装置。
  7. 【請求項7】受信手段からの伝送路に複数の端末を接続
    し、前記受信手段には、アドレス指定による呼出信号の
    送信で端末を順次呼出して端末情報を返送させる呼出制
    御部と、端末からの割込みの発生通知を受けて対応する
    処理を行う割込処理部を設け、前記端末には、前記受信
    手段からの呼出アドレスと自己アドレスとの一致照合が
    得られた際に端末応答信号を送信する呼出応答部と、異
    常を検出した際に呼出アドレス指定とは無関係に呼出信
    号に対する端末情報の返送タイミング時に受信手段に異
    常発生を割込により知らせる割込送信部を設けた防災監
    視装置の端末試験方法に於いて、前記受信手段からの試
    験コマンド信号の送信に先立って試験対象となる端末に
    のみ割込禁止コマンド信号を送信する過程と、 前記割込禁止コマンド信号により端末の割込送信動作を
    禁止する過程と、試験動作させた端末をアドレス指定した呼出信号を送信
    して火災試験データを返送させる過程と、 端末の試験終了の確認後に割込禁止解除コマンド信号を
    送信する過程と、 前記禁止解除コマンド信号により端末の割込禁止を解除
    する過程と、 を備えたことを特徴とする防災監視装置の端末試験方
    法。
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