JP2664479B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JP2664479B2
JP2664479B2 JP1146971A JP14697189A JP2664479B2 JP 2664479 B2 JP2664479 B2 JP 2664479B2 JP 1146971 A JP1146971 A JP 1146971A JP 14697189 A JP14697189 A JP 14697189A JP 2664479 B2 JP2664479 B2 JP 2664479B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディジタル記録方式による電子スチルカメ
ラに関するものである。
[従来の技術] 従来の電子スチルカメラには、撮像回路によって得ら
れたアナログの画像信号を、アナログ信号のままフロッ
ピディスクのような記録媒体に記録するものと、アナロ
グの画像信号をディジタル信号に変換して記録媒体にデ
ィジタル記録する2種類のものとがある。特に、後者の
ディジタル記録による電子スチルカメラは、ダビングし
ても画質が劣化しない上、画像処理がしやすいなどの理
由から多方面で開発が進められている。
ディジタル記録による電子スチルカメラの問題点の1
つは、記録媒体に膨大なメモリ容量を必要とすることで
ある。その1つの解決策として、特開昭62−269581号公
報に記載されているように、予測符号化器や変換符号化
器で画像データを圧縮して記録する方法がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来技術にある予測符号化器や変換符号化器によ
る画像符号化は、各画素に一定のビット数を割り当てる
固定長符号化であり、この方法では、1/2〜1/3程度のデ
ータ圧縮しかできない。従って、この方法で1画面分の
画像データを1Mbit程度まで圧縮しても、1枚の記録媒
体で実用的な枚数(例えば、25枚以上)を記録可能とす
るためには、まだまだ大容量の記録媒体が必要となって
しまう。
これに対して、画像データを可変長符号化によってデ
ータ圧縮を行ない、従来と同じ容量の記録媒体により、
多くの画像を記録できるようにすることが考えられる。
しかしながら、このような可変長符号化を用いた場
合、符号化後のデータ量は、1゜符号化しないとわから
ない。従って、何枚か撮影して記録媒体の記録可能なメ
モリ容量が少なくなった時、次の1枚が記録できるかど
うかが、撮影してみないとわからないという問題があ
る。
本発明の目的は、画像データを可変長符号化によって
データ圧縮を行ない、従来と同じ容量の記録媒体に、よ
り多くの画像を記録できるようにすると共に、撮影した
画像データを記録媒体に記録しきれずに廃棄するという
事態を防止できるようにした電子スチルカメラを提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、撮像した画像信号をディジタル信号に変
換して、記録媒体にディジタル記録する電子スチルカメ
ラにおいて、前記ディジタル信号を可変長符号化する可
変長符号化手段と、撮像した少なくとも1画面分の画像
データを記録できる画像メモリと、撮像した1画面分の
画像データが前記記録媒体に格納できない時、該画像デ
ータを前記画像メモリに保持させるよう制御する画像デ
ータ保持制御手段とを備えることにより達成される。
ここで好ましくは、撮像した画像データが前記記録媒
体の容量不足で記録しきれないことを検出する検出手段
と、該検出手段によって容量不足を検出したことを表示
する表示手段とを設け、かつ、前記画像データ保持制御
手段を、撮影した1画面分の画像データが前記記録媒体
に記録しきれないことが検出された時、該画像データを
前記画像メモリに保持させるよう制御する構成とする。
また、上記目的は、撮像した画像信号をディジタル信
号に変換して、記録媒体にディジタル記録する電子スチ
ルカメラにおいて、前記ディジタル信号を可変長符号化
する可変長符号化手段と、撮像した少なくとも1画面分
の画像データを記録できる画像メモリと、前記可変長符
号化された画像データを、接続されている複数の記録媒
体に選択的に記録することができる記録手段と、撮像し
た1画面分の画像データが、前記記録手段により選択さ
れた一の記録媒体に記録しきれない時、該画像データを
接続されている他の記録媒体に記録させるよう制御する
切換え制御手段とを備えることによっても達成される。
さらに、上記目的は、撮像した画像信号をディジタル
信号に変換して、記録媒体にディジタル記録する電子ス
チルカメラにおいて、前記ディジタル信号を、データ圧
縮率を変えて可変長符号化することができる可変長符号
化手段と、撮像した1画面分の画像データが前記記録媒
体に格納しきれない時、該記録媒体の記録容量に合わせ
て前記可変長符号化手段のデータ圧縮率を選定し、可変
長符号化を行なわせるよう制御する可変長符号化制御手
段とを備えることによっても達成される。
同様に、上記目的は、撮像した画像信号をディジタル
信号に変換して、記録媒体にディジタル記録する電子ス
チルカメラにおいて、前記ディジタル信号を可変長符号
化する可変長符号化手段を有し、該可変長符号化手段
は、符号化後のデータ量が予め定めた量以下となるよう
に可変長符号化を行なう機能を備えることによっても達
成される。
[作 用] 可変長符号化手段は、画像データを可変長符号でデー
タ圧縮を行なう。画像メモリは、少なくとも1画面分の
画像データを記憶可能であり、記録媒体に記録しきれな
い場合に、一時的に得画面分の画像データを保持する。
検出手段は、撮影した1画面分の画像データが記録媒
体に記録できるかどうかを検出する。画像データ保持制
御手段は、記録できない場合に、別の記録媒体に画像デ
ータを記録するまで画像メモリ内の画像データを保持さ
せる。
表示手段は、撮影した画像データが記録媒体に記録で
きない場合に、そのことを表示し、記録媒体の交換が必
要なことを使用者に知らせる。
複数の記録媒体への記録手段は、画像データを複数の
記録媒体に選択的に可能とする。切換え制御手段は、撮
影した画像データが、ある記録媒体に記録できない場合
に、他の記録媒体にその画像データを記録させるよう制
御する。
また、可変長符号化手段は、データ圧縮率を、記録媒
体の記録容量に合わせて、または、予め定めた符号化後
のデータ量に合わせて選定して、可変長符号化を行なう
ようにしてもよい。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
する。
第1図に本発明の電子スチルカメラの第1の実施例の
構成を示す。
同図において、101は撮影して得られた光信号を電気
信号(映像信号)に変換する撮像部で、CCDやMOS等によ
る固体撮像素子等で構成される。
102は撮像部101で得られた映像信号を処理して、圧縮
符号化しやすい信号形式(例えば、輝度と色差信号)に
する映像信号処理部、103は映像信号処理部102からのア
ナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路で
ある。
104はディジタル信号に変換された映像信号を1画面
分記憶する画像メモリ、105は画像メモリ104からの映像
信号を可変長符号によりデータ圧縮を行なう可変長符号
化部、106は可変長符号化された画像データを記録媒体1
07へ記録するためのインターフェイス部である。
107は画像データをディジタル記録する記録媒体であ
る。
108はカメラ全体を制御するシステム制御部、109はカ
メラの各種操作を行なう操作部、110は各種表示を行な
う表示部である。
また、111は、撮影により次の画像を画像メモリ104に
記憶することを禁止する撮影禁止回路である。
なお、同図では、レンズ等の光学系の記録媒体107に
記録された画像データを再生する再生系については省略
してある。
可変長符号化部105で実行する可変長符号化は、画素
当りに割り当てるビット長を発生頻度に応じて可変長と
する符号化方式で、いわゆるエントロピー符号化がこれ
にあたる。
代表的な符号化方式としては、出現頻度の高いデータ
から短い符号を割り当てていくハフマン符号化がある。
画像データの可変長符号化としては、G IIIファクシミ
リで用いられているMH(Modified Huffman)符号化やMR
(Modified Read)符号化などがある。
また、この他にも、画像データを適当な画素単位でDC
T(離散コサイン変換)を行なった後、この変換係数を
エントロピー符号化する方法や、差分データをエントロ
ピー符号化する方法、画像データをそのままエントロピ
ー符号化する方法なども考えられる。
記録媒体107としては、EEPROM(電気的に消去可能な
プログラマブルROM)やSRAM(スタティックRAM)を内蔵
したメモリカードの他、ディジタル記録を行なうフロッ
ピディスクや磁気シート、光記録媒体等が考えられる。
ただし、SRAMを内蔵したメモリカードの場合には、バッ
クアップ用の電源も必要となる。また、光記録媒体の場
合には、書込み用の光源および光学系が必要となる。
システム制御部108は、撮像部101、映像信号処理部10
2、A/D変換回路103、撮影禁止回路111、可変長符号化部
105、記録インターフェイス部106、操作部109および表
示部110に接続され、これらを制御する。このシステム
制御部は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するマイクロ
コンピュータにて構成される。
さて、可変長符号化を用いた場合の問題点は、既に述
べたように、符号化後のデータ量が符号化してみないと
わからないため、あるメモリ容量の記録媒体に何枚分の
画像が記録できるかわからず、特に、記録できる容量が
減った場合、次の1枚が記録できるかどうかがわからな
いという点である。この場合、撮影した画像が記録でき
ないという事態を生じることになり、大問題である。
そこで、第1図の実施例では、撮影した1画面分の画
像データ(符号化前のデータ)を、まず画像メモリ104
に記憶し、これを可変長符号化部105で符号化しなが
ら、記録インターフェイス部106を介して記録媒体107に
記録する。この際、記録している途中で、記録媒体107
のメモリ容量が不足してしまった場合には、これをシス
テム制御部108が検出し、記録できない旨の表示を表示
部110が行なう。
そして、それと共に、撮影禁止回路111によって、次
の撮影による画像メモリ104への画像の取り込みを禁止
し、画像メモリ104の内容をそのまま保持させる。この
禁止動作は、記録媒体107が交換され、その交換された
記録媒体に画像データを記録しなおすまで行なわれる。
第2図は、第1図における記録インターフェイス部10
6、記録媒体107および表示部110の具体的な構成例を示
したものである。なお、図において、第1図と同一部分
は同一符号を付してある。
記録インターフェイス部106は、切換えスイッチ201お
よび202と、アドレスカウンタ204と、アドレスカウンタ
204のカウント値を格納するカウンタレジスタ203と、ア
ドレスカウンタ204のスタートアドレスを設定するスタ
ートアドレスレジスタ205と、システム制御部108が記録
媒体107をアクセスする時のアドレスを格納するアドレ
スレジスタ206と、記録媒体107へ書き込みデータまたは
記憶媒体107からの読み出しデータを一時格納するデー
タバッファ207と、記録媒体107に送るアドレスを一時保
持するアドレスバッファ208と、記録媒体107に対する制
御信号を一時保持する制御信号バッファ209とを有して
いる。
記録媒体107は、画像データを記録する記録メモリ213
と、該記録メモリ213に対する書き込み/読み出し時に
データを一時保持するデータバッファ210と、前記デー
タバッファ208からのアドレスを保持するアドレスバッ
ファ211と、該アドレスバッファ211および前記制御信号
バッファ209からの制御信号を受けて記録メモリ213のリ
ード/ライトを制御するメモリ制御部212と、記録メモ
リ213のバックアップ電源214とを有している。
表示部110は、表示を行なう発光ダイオード(以下LED
と略記することもある)216と、この発光ダイオード216
の発光を制御するトランジスタ215と、抵抗217とを有し
て構成される。トランジスタ215は、システム制御部108
からの制御信号により制御される。
記録インターフェイス部106と記録媒体107とは、金属
端子のコネクタ等で接続される。もっとも、他の手段に
より接続してもよい。
前記切換えスイッチ201は、a側に可変長符号化部105
を、b側にシステム制御部108を各々接続し、これらを
切り換えて、データバッファ207に接続する。一方、切
換えスイッチ202は、a側にアドレスカウンタ204を、b
側にアドレスレジスタ2062を各々接続し、これらを切り
換えてアドレスバッファ208に接続する。
第3図は、記録メモリ213のメモリマップの一例を示
したものである。
アドレス(IA0)は、総合インデックスとして、メモ
リの総容量や撮影済みの枚数等を書き込んでおく領域
で、数バイト程度を割り当てる。次のアドレス(IA1)
は、撮影した1枚目の画像のインデックスを書き込み領
域である。インデックスとしては、1枚目の画像データ
を格納するスタートアドレス(SA1)や、そのデータ量
の他、撮影日時や撮影条件等が考えられる。同様に、ア
ドレス(IAN)は撮影したn枚目の画像のインデックス
領域である。
インデックスの領域は、予め数バイト程度ずつ割り当
てておき、撮影した時には、撮影済みのインデックス情
報を参照して、次に画像データの書き込みを始めるスタ
ートアドレスを決め、そこから書き込みはじめる。もち
ろん、他の情報をインデックスとして記録しておいても
よい。
第4図は、第2図の動作を説明するフローチャートで
ある。
次に、第4図と第3図を使って、第2図に示す各部の
動作を説明する。
まず、撮影を行なう前に、システム制御部108は、切
換えスイッチ201と202をb側にし、インデックスのアド
レス(IA0やIA1など)アドレスレジスタ206に書き込
む。このアドレスは、アドレスバッファ208と211も介し
て記録メモリ213に与えられ、制御信号バッファ209とメ
モリ制御部212の制御によって、そのアドレスに対応し
たインデックス情報がデータバッファ210と207を通して
システム制御部108に読み込まれる。
システム制御部108は、これらの情報から記録メモリ2
13の最終アドレスLAと次の画像を記録開始するアドレス
SAN(ここではn番目の画像とする)を得る。そして、
スタートアドレスレジスタ205に、このアドレスSANを設
定し、切換えスイッチ201と202をa側に切り換える(ス
テップ401,402)。
この状態で、操作部109(第1図参照)の操作で撮影
を行なうと、1枚分の画像データが画像メモり104(第
1図参照)に記録される(ステップ403)。
可変長符号化部105は、画像メモリ104を適当なブロッ
クに分割し、そのブロック単位(ライン単位でも、画素
単位でも勿論構わない)で符号化を行なう(ステップ40
4)。そして、アドレスカウンタ204は、スタートアドレ
スレジスタ205に設定されているスタートアドレスSANか
らアドレス値をカウントアップしながら、記録メモリ21
3の対応するアドレスへ符号化したデータを記録してい
く(ステップ405)。
システム制御部108は、アドレスカウンタ204のカウン
ト値CA、すなわちアドレスの値をカウントレジスタ203
を介して監視する。そして、1枚分の符号化データを記
録している途中で、カウント値CAが最終アドレスLAより
大きくしてしまった場合には、メモリ不足で記録できな
いので、符号化および記録を停止させる。そして、この
メモリ不足を、表示部110で表示すると共に、撮影禁止
回路111に対して次の撮影を禁止する撮影信号を送る
(ステップ406〜410)。これを受けて、撮影禁止回路11
1は、画像メモリ104の画像データが取り込みを禁止す
る。
表示方法は、LED216を点滅させてもよいし、文字、例
えば、「カードを交換して下さい」、「メモリ不足で
す」などのメッセージ等で表示してもよいし、表示の代
わりに音や音声を用いてもよい。表示の位置は、カメラ
の上面や側面の他、ファインダーの中に表示してもよ
い。また、このメモリ不足の表示は、記録媒体の残りの
記録容量が予め定めた容量以下になった場合には表示す
るようにしてもよい。
なお、前述した撮影禁止は、画像メモリ104の画像デ
ータ取り込み禁止に代えて、または、これと共に、撮影
部101についての、撮像操作自体を禁止してもよい。
さて、システムン制御部108は、このような表示を行
なうと共に、記録媒体107を熱交換してその記憶媒体に
記録を行なうまで、次の撮影ができないようにして、画
像メモリ140の内容を保持する。なお、途中まで記録し
たデータは、メモリ不足となった時点で消去してもよ
い。
この状態で、システム制御部108は、記録媒体が交換
されたか否か監視する(ステップ411)。
次に、記録媒体が交換された場合には、可変長符号化
部105は、最初から符号化をやり直して、前記した同様
にして、1枚分のデータを、交換した記録媒体に記録を
行ない、最後にデータ量などのインデックス情報を所定
の領域にする(ステップ412,413)。
上記説明では、記録メモリ213のメモリ容量を示す最
終アドレスLAは、総合インデックスを参照するとした
が、これは記録媒体の容量毎に固有の端子を設けておい
て、それを参照してもよいし、システム制御部108が全
メモリ領域のリードライトチェックを行なって、メモリ
容量を知る方法などでもよい。
以上の実施例は、記録媒体の記録容量が残り少なくな
り、撮影した画像データがその記録媒体に記録しきれな
くなった場合に、その画像データを廃棄することなく、
別の記録媒体に記録する手段の例である。
次に、別の実施例として、可変長符号化後のデータ量
に制限を設ける手段の例について説明する。
これには、記録媒体の残りの記録容量に応じて可変長
符号化後のデータ量を制限する例と、予め符号化後のデ
ータ量の上限を設けておく例がある。
これらの例は、いずれも、第1図に示す実施例と基本
的には同じ構成である。従って、ここでは特に図示しな
い。これらの実施例と第1図に示す実施例とは、可変長
符号化部105に相違がある。以下、この相違点を中心に
説明する。
すなわち、これらの実施例は、画像データの圧縮率を
選定できる可変長符号化部を備えている。また、記録媒
体の記録容量に合わせて、可変長符号化部のデータ圧縮
率を変更させる制御手段を、システム制御部の一機能と
して備えている。
具体的には、例えば、DCTとエントロピー符号化によ
り可変長符号化を行ない、DCTの変換係数の低次データ
(低周波成分)から記録を行なう。そして、記録するダ
ータ量が記録媒体の残りの記録容量あるいは上限を超え
るまで記録する。もちろんn次データの途中で超えてし
まった場合は、n−1次までのデータを記録してもよ
い。
また、別の具体例としては、記録容量に応じて可変長
符号化の符号化方式を変えてもよいし、符号化を行なう
際の量子化の幅を変える等によって、符号化後のデータ
量を調整してもよい。
符号化後のデータ量に上限を設ける場合には、残りの
記録容量がその上限以下となったら、そのことを表示し
て、次の撮影を禁止してもよいし、他の方法と組み合わ
せてもよい。
なお、符号化後のデータ量に上限を設けた場合には、
記録媒体に記録できる最小画面数を知ることができると
いう長所がある。
次に、記録媒体の記録容量と画像のデータ量との関係
を述べる。
ここでは、記録媒体として、半導体メモリを用いたメ
モリカードを考え、そのメモリ容量を1Mバイトする。
画像は、通常のテレビ画面の1フィールド画相当とし
て、画素数は、横512画素、縦240画素とする。
まず、画像データを全く圧縮しない場合には、1画素
当り少なくとも12ビット(輝度に8ビット、色に4ビッ
ト)程度必要となるので、画像1毎のデータ量は、約18
4Kバイトとなり、1Mバイトの記録媒体1は、5枚しか記
録できない。そこで、例えば、DPCMなどによって、1画
素当り4ビットまで圧縮すれば、15枚の画像が記録でき
ることになる。また、DCTとエントロピー符号化を用い
た方式等で圧縮すれば、画質を劣化させることなく、さ
らに圧縮することができ、例えば、1画素当り3ビット
まで圧縮すれば、20枚の画像が記録できる。
そこで、例えば、可変長符号化により何枚か記録し、
最後に50Kバイトの容量が残った状態で、次の撮影を行
なった場合には、1画素当り3ビットに圧縮する方式を
用いて圧縮すればよいことになる。
データ量を制限する方式としては、既に述べたよう
に、DCTを用いた方式の場合、DCTの変換係数のn−1次
データまで記録する方法や量子化の幅を変える方法等が
あるが、さらに、別の手段としては、画素数そのものを
減らしてしまう手段もある。
すなわち、1枚の画像を512画素×240画素とする代わ
りに、256画素×240画素としてしまうことによって、デ
ータ量を少なくすることもできる。
なお、このような手段で、データ量を制限した場合に
は、画質が多少悪くなる。すなわち、画像が多少ぼけた
り、解像力が低下したように見える。これは、通常の印
刷では、粒子を粗くしたり、活字の品質を下げたりする
ことに対応する。しかし、撮影した画像データを廃棄し
なければならないことに比べれば、許容できると考えら
れる。
もっとも、画質を選ぶか、記録することを選ぶかを、
使用者が選択できるようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施例について第5図を参照して
説明する。
第5図に示す実施例は、撮影部101、映像信号処理部1
02およびA/D変換回路103と、ディジタル信号化された映
像信号を可変長符号によりデータ圧縮する可変長符号化
部501と、可変長符号化された画像データを1画面分記
憶する画像メモリ502と、画像メモリ502に格納されてい
る画像データを記録媒体107に記録するインターフェイ
ス部106と、操作部109および表示部110とを有してい
る。
本実施例は、一部を除き、基本的には、前述した第1
図に示す実施例と道央の構成要素を有して構成される。
従って、同一部分には同一符号を付してあり、重複した
説明を省略し、相違点を中心に説明する。
第1図に示す実施例と相違する点は、第1図の画像メ
モリ104には符号化前の画像データが記憶されるのに対
して、第5図の画像メモリ502には符号化後の画像デー
タが記憶されることである。
すなわち、本実施例の場合、撮影と同時に可変長符号
化部501で符号化しながら画像データを画像メモリ502へ
一旦記憶して、記録インターフェイス部106を介して記
録媒体107へ記録する。従って、画像メモリ502のメモリ
容量は、符号化後の最大データ量だけあればよく、第1
図の画像メモリ104よりもメモリ容量は少なくてよい。
なお、記録媒体107への記録動作については、第1
図,第2図の場合と同様である。
また、記録媒体107の記録容量が少なくなって、画像
データが記録できなきなった場合の対応についても、前
述した第1図に示す実施例の場合とほぼ同様である。た
だし、本実施例では、この場合に、システム制御部108
から画像メモリ502に対し、画像データ取り込みを禁止
する信号を直接送る構成となっている。
次に、本発明の他の実施例について第6図を参照して
説明する。
第6図に示す実施例は、順次接続される撮像部101、
映像信号処理部102およびA/D変換回路103および画像メ
モリ104と、システムの制御等を実行するマイクロプロ
セッサ等の中央処理装置(以下CPUと略記する)601と、
CPU601の動作等を制御するプログラムを格納するROM602
と、システムのクーキングエリアとして用いられるRAM6
03と、積和演算等を高速に実行するディジタルシグナル
プロセッサ(以下DSPと略記する)604と、操作部109お
よび表示部110と、記録媒体107に画像データの記録を行
なう記録インターフェイス部106とを有し、これらをシ
ステムバス605に接続して構成される。
なお、システムバス605は、アドレスバスおよびデー
タバスを有している。
本実施例は、CPU601、ROM602およびRAM603が、前述し
た第1図等に示す実施例システム制御部108として動作
する。また、DSP604は、同様に、第1図等に示す可変長
符号化部105(または501)として機能する。
そして、各ブロックは、システムバス605によって相
互に接続されており、CPU601によって全体が制御され
る。記録媒体107への記録方法は、基本的に第1図に示
す実施例および第5図実施例と同様である。
次に、本実施例のさらに他の実施例について、第7図
を参照して説明する。
本実施例は、撮影部101、映像信号処理部102、A/D変
換回路103、画像メモリ104および可変長符号化部105
と、システム制御部108、操作部109および表示部110
と、記録インターフェイス部702および703と、可変長符
号化部105の出力を前記記録インターフェイス部702と70
3とに選択的に出力する切換えスイッチ701とを有してい
る。
本実施例は、2枚の記録媒体704および705を同時に接
続(装着)可能としたものである。
この実施例では、撮影して画像メモリ104上に取り込
まれた画像データは、まず、切換えスイッチ701をa側
に切り換えておき、可変長符号化部105で符号化しなが
ら記録インターフェイス部702を介して記録媒体704へ記
録される。そして、システム制御部108は、記録媒体704
のメモリ容量が不足して、その1画面分の画像データが
記録しきれないことを検出すると、切換えスイッチ701
をb側に切り換え、記録できなかった1画面分の画像デ
ータを記録媒体705へ記録する。表示部110は、記録媒体
704への記録が終了したことを示す表示を行なうように
する。
なお、第7図の実施例では、2枚の記録媒体704と705
へ交替で記録する構成としたが、一方の記録媒体のメモ
リ容量が残り少なくなった場合には、2枚の記録媒体に
同時に記録を行なうようにし、2枚とも記録ができた場
合には、一方を消去するようにしてもよい。このように
すれば、画像メモリ104を不要にすることもできる。た
だし、この場合には常に2枚の記録媒体を接続しておく
必要がある。
また、第7図に示す実施例では同時に接続できる記録
媒体を2枚としたが、もちろん、これ以上の枚数を接続
可能としてもよい。
前述した各実施例では、画像メモリとして、1画面分
の画像データを保持できる記録容量のメモリの例を示し
たが、本発明は、2画面分以上の画像データを保持でき
る記録容量を有する画像メモリを用いてもよい。
本発明により用いることができる記録媒体は、半導体
メモリに限らず、磁気ディスク、光ディスク、光カード
等を用いることができる。
また、本発明は、静止面に限らず、動画の記録につい
ても適用可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、画像データを可変長符号化によって
データ圧縮を行ない、従来と同じ容量の記録媒体に、よ
り多くの画像を記録できるようにすることができる。
また、撮像した画像データを記録媒体に記録しきれず
に廃棄するという事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子スチルカメラの一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図に示す実施例における主
要ブロックの具体的な構成例を示すブロック図、第3図
は記録媒体のメモリマップの一例を示す説明図、第4図
は第2図に示す各部の動作を説明するフローチャート、
第5図〜第7図は本発明の他の実施例を示すブロック図
である。 101……撮像部、104……画像メモリ、105……可変長符
号化部、106……記録インターフェイス部、107……記録
媒体、108……システム制御部、110……表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横沢 達 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 池庄司 伸夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−104078(JP,A) 特開 平2−100487(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像した画像信号をディジタル信号に変換
    して、交換可能な記録媒体にディジタル記録する電子ス
    チルカメラにおいて、 前記ディジタル信号を可変長符号化する可変長符号化手
    段と、 撮像した少なくとも1画面分の画像データを記録できる
    画像メモリと、 撮像した1画面分の画像データが前記記録媒体に格納で
    きない時、該画像データを前記画像メモリに保持させる
    よう制御する画像データ保持制御手段と、 画像データが前記画像メモリに保持されているときに、
    前記記憶媒体が他の記憶媒体に交換されたことを検出
    し、交換された前記他の記憶媒体に前記画像メモリが保
    持する画像データを記憶する手段と を備えて構成することを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】撮像した画像信号をディジタル信号に変換
    して、交換可能な記録媒体にディジタル記録する電子ス
    チルカメラにおいて、 前記ディジタル信号を可変長符号化する可変長符号化手
    段と、 撮像した少なくとも1画面分の画像データを記録できる
    画像メモリと、 撮像した画像データが前記記録媒体の容量不足で記録し
    きれないことを検出する検出手段と、 該検出手段によって容量不足を検出したことを表示する
    表示手段と、 撮像した1画面分の画像データが前記記録媒体に記録し
    きれないことが検出された時、該画像データを前記画像
    メモリに保持させるよう制御する画像データ保持制御手
    段と、 画像データが前記画像メモリに保持されているときに、
    前記記憶媒体が他の記憶媒体に交換されたことを検出
    し、交換された前記他の記憶媒体に前記画像メモリが保
    持する画像データを記録する手段と を備えて構成することを特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】撮像した画像信号をディジタル信号に変換
    して、記録媒体にディジタル記録する電子スチルカメラ
    において、 前記ディジタル信号を可変長符号化する可変長符号化手
    段と、 撮像した少なくとも1画面分の画像データを記録できる
    画像メモリと、 前記可変長符号化された画像データを、接続されている
    複数の記録媒体に選択的に記録することができる記録手
    段と、 撮像した1画面分の画像データが、前記記録手段により
    選択された一の記録媒体に記録しきれない時、該画像デ
    ータを接続されている他の記録媒体に記録させるよう制
    御する切換え制御手段と を備えて構成することを特徴とする電子スチルカメラ。
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