JP2537261B2 - 画像信号の圧縮記録装置および伸長再生装置 - Google Patents

画像信号の圧縮記録装置および伸長再生装置

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JP2537261B2
JP2537261B2 JP4576088A JP4576088A JP2537261B2 JP 2537261 B2 JP2537261 B2 JP 2537261B2 JP 4576088 A JP4576088 A JP 4576088A JP 4576088 A JP4576088 A JP 4576088A JP 2537261 B2 JP2537261 B2 JP 2537261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は画像信号の圧縮記録装置および伸長再生装置
に関し、特に撮像された画像信号のデータを圧縮して記
録媒体に記録する圧縮記録装置と、記録媒体から圧縮さ
れたデータを読み出して伸長し、撮像された画像を再生
する伸長再生装置に関する。
背景技術 例えばCCD等の固体撮像装置により撮像された画像信
号をメモリカード、磁気ディスク等の記憶装置に記憶す
る場合には、記憶装置の容量を考慮し、画像信号のデー
タを小さな容量に圧縮することが必要である。このよう
な、画像データの圧縮の方法としては例えば直交変換符
号化が知られている。この方法は次のようなものであ
る。
まず、画像信号の表す画像を所定の数のブロックに分
割し、分割されたブロックごとの各画素のデータを直交
変換する。
画像信号においては、低周波成分が電力的に大きな成
分を占めている。一方、高周波成分は電力的には大きく
ないが、情報的には意味が大きい。また、視覚的にもこ
れらに対する特性は異なる。そこで画像信号をこのよう
な低周波成分および高周波成分に変換して、それぞれの
成分に適した量子化を行い、符号化してメモリカード等
の記憶装置に記憶する。再生側では記憶装置から読み出
した符号化された信号を逆変換して元の信号を得る。こ
のようにすれば、効率的な符号化を行うことができる。
ところで画像データの圧縮率は、メモリカードへの画
像信号の記憶量を考えた場合には大きいほどよい。しか
し、この画像データの圧縮率は言うまでもなく画像の復
元性、つまり画質を左右する。したがって、利用者の目
的によっては高い復元性を必要とするため、画像データ
の圧縮率を一律に高くすると不都合を生じる場合があ
る。一方、画像データの圧縮率の異なる複数の装置を用
意することは不経済である。このため、必要に応じて画
像データの圧縮率を変化させることができる装置が要求
される。また、このような記録時の圧縮率の変化に応じ
て画像を再生できる装置が要求される。
この要求に対し、例えば特開昭61−135286の装置が提
案されている。この装置は各画素のデータを直交変換し
た後、係数切り捨て閾値を設定して画像データからこの
閾値を減算することによってデータの圧縮をするもの
で、画像データからこの閾値を減算する際に減算する閾
値を変化させることによって再生画像の画質を選択する
というものであった。この装置の場合には、画像データ
からこの閾値を減算した後、例えばメモリカートリッジ
などの外部メモリにデータを記録するためのビットの割
当て、つまり符号化を均一のデータにより行っていた。
したがって、再生装置においては、外部メモリからのデ
ータを複号化した後、データを圧縮する際に減算した閾
値を加算しなければならないため、その閾値のデータを
その都度再生装置に供給する必要があった。
目 的 本発明はこのような要求に鑑み、画像データを圧縮符
号化して記憶装置に記憶する場合に、画像データの圧縮
率を選択することができ、かつ圧縮率の選択データを画
像データとともに記憶装置に記憶させる画像信号の圧縮
記録装置、およびこのように記憶された画像データを再
生する画像信号の伸長再生装置を提供することを目的と
する。
発明の開示 本発明によれば、画像信号を受けて、画像信号の画像
データを圧縮符号化して記録媒体に記録する画像信号の
圧縮記録装置は、画像データをブロック化するブロック
化手段と、ブロック化手段によりブロック化された画像
データを直交変換する直交変換手段と、直交変換手段に
おいて直交変換された画像データをルックアップテーブ
ルにより圧縮、符号化する符号化手段と、符号化手段に
おいて直交変換された画像データを圧縮符号化するとき
の圧縮比を選択する選択手段と、選択手段で選択された
圧縮比により圧縮符号化された画像データおよび圧縮比
の選択データを記録媒体に書き込むデータ書き込み手段
とを有し、データ書き込み手段は、圧縮符号化された画
像データおよび圧縮比の選択データをそれぞれ記録媒体
の異なる領域に書き込むものである。
また本発明によれば、画像信号の伸長再生装置は、上
記の画像信号の圧縮記録装置により記録された記録媒体
から、圧縮符号化された画像データおよび圧縮比の選択
データをそれぞれ読み出すデータ読み出し手段と、デー
タ読み出し手段により記録媒体から読み出された圧縮比
の選択データを用いて圧縮符号化された画像データを伸
長復号化する伸長復号化手段とを有し、記録媒体に圧縮
符号化されて記録された画像データを伸長再生するもの
である。
実施例の説明 次に添付図面を参照して本発明による画像信号の圧縮
記録装置および伸長再生装置の実施例を詳細に説明す
る。
第1図には本発明による画像信号の圧縮記録装置をデ
ジタル電子スチルカメラに適用した一実施例が示されて
いる。なお、本発明の説明に直接関係のないカメラの他
の部分、例えばシャッタ、絞り、フイルム等の機構は図
示を省略している。
本装置はマスターレンズ12を有し、マスターレンズ12
の後方にはマスターレンズ12により捕えられた被写体の
光学像を光信号から映像信号に変換する撮像デバイス14
が配置され、撮像デバイス14の表面には色フィルタ16が
設けられている。
撮像デバイス14は、同期信号発生回路34から信号線12
0を通して送られる同期信号に応動して被写体の光学像
を光信号から映像信号に変換する。
撮像デバイス14により得られた画像信号は、信号線10
2を通してAD変換回路18に送られる。AD変換回路18は撮
像デバイス14から送られる画像信号をデジタル信号に変
換する。なお、撮像デバイス14とAD変換回路18との間に
は、図示しないが、ガンマ補正や、ホワイトバランス処
理の手段を挿入してもよい。AD変換回路18においてデジ
タル信号に変換されたカラー画像信号は、信号線104を
通してブロック化回路22に送られる。
ブロック化回路22はAD変換回路18から入力されるRGB
の成分の画素により構成される画像信号をそれぞれ所定
の数のブロックに分割するブロック化を行う。ブロック
化は、例えば第3A図に示すような画像60を第3B図に示す
ような複数の領域62、62、62…、すなわちブロックに分
割するものである。第3B図に示される1のブロック62
は、例えば16×16=256個の画素により構成されるもの
が好ましいが、画像信号を構成する画素数に応じて所定
の数の画素から構成されるブロックとすればよく、本実
施例では説明を容易にするため4×4=16個の画素によ
り構成されるものを使用する。
ブロック化回路22においてブロック化された画像信号
は、信号線108を通して直交変換回路24に入力される。
直交変換回路24はブロック化された画素信号に対し、各
ブロックごとに直交変換を行う。各ブロックの画素信号
は、直交変換前には例えば第4A図に示すように、それぞ
れの画素のレベルの値を有している。同図の例において
は、最も上の最も左の画素はデジタルデータにおいて12
0のレベルであり、その右の画素は127のレベル、3番目
の画素は108のレベルを有し、また上から2番目の最も
左の画素は107のレベル、その右の画素は120のレベルで
ある。
これを直交変換すると、例えば第4B図に示すようなデ
ータが得られる。直交変換としては、アダマール変換、
コサイン変換、フーリエ変換等が知られている。直交変
換を行われた第4B図のようなデータは、横軸方向に元の
画面の水平方向の周波数成分、縦軸方向に元の画面の垂
直方向の周波数成分が対応している。また、データの配
列において、左上方ほど低周波数成分のデータが配置さ
れ、右方または下方へいくにつれて高周波数成分のデー
タ、すなわち隣接する画素間の変化率の大きいデータが
配置されている。
一般の画像は先にも述べたように、低周波成分は電力
的に大きな成分を占め、高周波成分は小さな成分しかあ
らわれないため、第4B図に示すような直交変換後のデー
タは、左上方部に大きい値が現れ、右方および下方にい
くにつれて小さい値となる。
直交変換回路24において直交変換された信号は、信号
線110を通して符号化回路26に送られる。
符号化回路26はルックアップテーブル38から信号線13
8を通して送られる符号化のためのデータにより、入力
される画像データを符号化する。
符号化は、例えば入力される画像データが第4B図に示
されるような行列データである場合に、各データに所定
のビット数を割り当てて行う。つまり、分割されたブロ
ックのそれぞれの絵柄に応じてルックアップテーブル38
から符号化のためのデータを符号化回路26に読み出し、
各ブロックの絵柄に応じた符号化、すなわちそのブロッ
ク内において変化の多い絵柄は多くのビットを割り当
て、変化の少ない絵柄は少ないビットを割り当てる。
ビット数を割り当てるためのデータは、画質モード設
定部80から信号線242を通して制御部36に送られるモー
ド選択データにより、制御部36から信号線136を介して
ルックアップテーブル38に出力させる制御信号によって
設定される。なお、本実施例においては画質モード設定
部80に「標準モード」と「高画実モード」の2種類のモ
ード選択スイッチが用意されており、このスイッチは操
作者により選択される。例えば画質モード設定部80にお
いて「標準モード」が選択された場合は、第4C図に示す
ように1ブロックのデータに合計32ビット(圧縮比1/
4)のビット数を割り当て、第4B図のデータ200には8ビ
ットを、データ150、130、150には4ビットを、データ1
00、90、70、80には2ビットを、データ50、40、60、20
には1ビットを、それぞれ割り当て、これらのデータを
符号化する。これら以外に配置されたデータにはビット
数を割り当てない。すなわち、直交変換等の処理を施さ
れたデータにおいて所定の範囲よりも右または下に配置
されたデータは無視し、記憶しない。このように低周波
数成分のみを記憶し、高周波数成分を無視する理由は、
一般の画像において、大部分が低周波数成分であるた
め、高周波数成分を無視しても画像をおおむね再現でき
るからである。
また、画質モード設定部80において「高画質モード」
が選択された場合には第4D図に示すように1ブロックの
データに合計64ビット(圧縮比1/2)のビット数を割り
当て、第4B図のデータ200には8ビットを、データ150、
130、150には6ビットを、データ100、90、40、70、80
には4ビットを、データ60、50には3ビットを、50、1
0、5、10には2ビットを、それぞれ割り当てる。この
ように高周波成分も記憶することによって再生時に高い
再現性を得ることが可能となる。
符号化回路26において符号化されたデータは、信号線
112を通してコネクタ30に出力され、コネクタ30に接続
されたメモリ32に記憶される。メモリ32は例えば半導体
メモリなどがカード状の基板上に実装されたいわゆるメ
モリカード等が有利に用いられ、符号化されたスチル画
像が記憶される。
コネクタ30にはまた、ルックアップテーブル38から信
号線240を通して前述したビット数の割り当てデータ等
符号化のためのルックアップテーブルデータおよびモー
ド選択データが送られ、これらのデータもメモリ32に記
憶される。
同期信号発生回路34は、制御部36から信号線126を通
して送られる制御信号により、同期信号を発生し、信号
線120により撮像デバイス14へ、信号線122によりAD変換
回路18へ、それぞれ信号を出力する。
制御部36は本装置の各機能部を制御する制御部であ
り、信号線126を通して同期信号発生回路34へ、信号線1
28によりブロック化回路22へ、信号線130により直交変
換回路24へ、信号線132により符号化回路26へ、信号線1
36によりルックアップテーブル38へ、それぞれ制御信号
を出力し、各部の動作を制御する。制御部36はまた、信
号線244を通してコネクタ30に書き込みのための制御信
号を送り、コネクタ30に送られる各データをそれぞれメ
モリ32の所定のアドレスに記録させる。
本装置の動作を説明する。
マスターレンズ12により捕えられた被写体の光学像は
撮像デバイス14により光信号から映像信号に変換され、
信号線102を通してAD変換回路18に送られる。映像信号
はAD変換回路18においてデジタル信号に変換され、信号
線104を通してブロック化回路22に送られる。ブロック
化回路22に入力された画像データはブロック化回路22に
おいて前記のようにブロック化され、信号線108を通し
て直交変換回路24に送られ、直交変換回路24において前
記のようにブロックごとに直交変換される。直交変換さ
れたデータが信号線110を通して符号化回路26に送ら
れ、選択されたデータの圧縮率等のルックアップテーブ
ル38によって符号化され、信号線112を通してコネクタ3
0に送られる。
符号化回路26からコネクタ30に送られた画像データは
制御部36から信号線244を通して送られる制御信号によ
り、メモリ32の所定のアドレスに記憶される。例えば第
5図に示すようにメモリ32におけるビット容量が一定の
ブロック領域に、符号化回路26から出力されるブロック
ごとのn個の各画像データが記憶される。
また、ルックアップテーブル38から送られるモード選
択データも、同様に制御部36から信号線244を通して送
られる制御信号によりメモリ32の所定のアドレスに記憶
され、例えば第5図に示すようにメモリ32のヘッダーの
領域に記憶される。
このようにして電子スチルカメラにより撮影されたス
チル画像のデータがモード選択データとともに、メモリ
カード等のメモリ32に記憶される。
第2図には第1図の電子スチルカメラにより撮影さ
れ、メモリ32に記憶された画像を再生する再生装置の例
が示されている。
この再生装置はメモリ32が接続されるコネクタ40を有
する。コネクタ40には信号線142が接続されている。メ
モリ32に記憶された画像データは、制御部56から信号線
270を通して送られる制御信号により指定されたメモリ3
2のアドレスからコネクタ40に読み出され、信号線142を
通して復号化回路44に入力される。また、メモリ32のヘ
ッダーの領域に記憶されたモード選択データは、同様に
制御部56から信号線270を通して送られる制御信号によ
ってそれぞれ指定されたメモリ32のアドレスからコネク
タ40に読み出され、信号線272を通して復号化回路44に
送られる。
復号化回路44は入力されたデータを復号化し、例えば
第4B図に示すようなデータを得る。復号化回路44により
復号化されたデータは、信号線144を通して直交逆変換
回路46に入力され、直交逆変換回路46において直交逆変
換される。直交逆変換された各ブロックのデータは信号
線146を通してブロック合成回路48に送られ、各ブロッ
クのデータが合成され、元の画像のデータが作成され
る。ブロック合成回路48で合成されたデータは信号線15
0を通してDA変換回路52に送られ、DA変換回路52におい
てアナログ信号に変換され、信号線152を通してCRT54に
出力され、メモリ32に記憶されたカラー画像がCRT54の
画面に再生される。
制御部56は再生装置の各機能部を制御する制御部であ
り、信号線156により復号化回路44へ、信号線158により
直交逆変換回路46へ、信号線160によりブロック合成回
路48へ、信号線164によりDA変換回路52へ、それぞれ制
御信号を出力し、各部の動作を制御する。制御部56はま
た、信号線270を通してコネクタ40に読み出しのための
制御信号を送り、メモリ32の所定のアドレスに記録され
た画像データおよびモード選択データをそれぞれコネク
タ40に読み出す。
次に再生装置の動作を説明する。
メモリ32が再生装置に装着されると、メモリ32の所定
のアドレスに記憶された画像データは制御部56からの制
御信号によりコネクタ40に読み出され、信号線142を通
して復号化回路44に入力される。すなわち、第5図のブ
ロックの領域に記憶された各ブロックの画像データがコ
ネクタ40に読み出され、復号化回路44に入力される。ま
た、第5図に示すメモリ32のヘッダーの所定のアドレス
に記憶されたモード選択データも制御部56からの制御信
号によりコネクタ40に読み出され、信号線272を通して
復号化回路44に入力される。
復号化回路44に入力された画像データは、信号線272
を通して復号化回路44に送られたモード選択データに応
じて選択される復号化のためのデータにより復号化さ
れ、信号線144を通して直交逆変換回路46に送られる。
直交逆変換回路46に入力されたデータは直交逆変換さ
れ、例えば第4A図のようなブロックごとのデータが得ら
れる。信号線146を通してブロック合成回路48に送られ
たブロックごとのデータは、ブロック合成回路48におい
て合成され、信号線150を通してDA変換回路52に送ら
れ、DA変換回路52においてアナログ信号に変換され、信
号線152を通してCRT54に送られ、CRT54の画面に元のス
チル画像が再生表示される。
上記のように第1図の電子スチルカメラによれば、撮
像デバイス14で撮像された画像はブロック化され、各ブ
ロックごとに直交変換され、および符号化が行われてメ
モリ32に記憶される。したがって、画像データを圧縮し
てメモリ32に記憶するから、小さな容量のメモリ32に多
くの画像データを記憶することができる。しかも、画像
データの圧縮率をルックアップテーブルによって選択で
きるため、メモリ32に記憶する圧縮された画像データを
再生する際の画質を選択して画像データの符号化を行う
ことができる。利用者はこのように圧縮率を選択するこ
とによってメモリ32に記憶させる画像の枚数を選択する
ことができる。
また、画像データの圧縮は画像データの符号化の際に
行われるため、回路を簡素化させることが可能になる。
第1図の装置によれば、メモリ32の画像データを記憶
するアドレスと異なるアドレスに上記の符号化のための
モード選択データを記憶させるから、第2図の再生装置
により再生を行う場合に、このデータを読み出すことに
より第1図の装置により行われた符号化のモードに応じ
て復号化を行うことができる。なお、本実施例ではモー
ド選択データをメモリ32のヘッダーの領域に記憶させた
が、例えばモード選択データをメモリ32の各画像データ
ごとに付加して記憶させることも可能である。
本実施例による第1図の装置では画質モード設定部80
に「標準モード」と「高画質モード」との2種類のモー
ド選択スイッチが用意されいるが、他の実施例として例
えばデジタル電子スチルカメラによって被写体を撮像し
た場合に、その被写体の輪郭だけを再生させるモード、
つまり画像データを線画的に再生させる「輪郭抽出モー
ド」を設けることも可能である。この「輪郭抽出モー
ド」では、符号化回路26で画像データを符号化する際、
前述したデータの配列において隣接する画素の差分値の
大きい高周波数成分のデータだけにビット数の割り当て
を行うことにより実現される。「輪郭抽出モード」によ
れば、例えば第6図に示されているように、1ブロック
に合計8ビット(圧縮比1/16)のビット数を割り当てる
というようにビット数の割り当てを小さくできるため、
画像データの圧縮率を大きくすることができ、メモリ32
により多くの画像データを記憶させることができる。な
お、「輪郭抽出モード」により符号化を行った場合には
第2図の再生装置においてもこのモードで復号化するこ
とができるように復号化のデータを設定することが必要
である。
第7図には本発明による画像信号の圧縮記録装置をデ
ジタル電子スチルカメラに適用した他の実施例が示され
ている。
この実施例においては、AD変換回路18の出力が信号線
104を通してメモリ70に送られる。メモリ70にはメモリ
制御部72から信号線170を通して制御信号が送られる。
メモリ70にはAD変換回路から送られたデータ画像信号が
一旦蓄積され、メモリ制御部72からの制御信号により、
画像データをブロック化したデータとして直交変換回路
24へ出力する。メモリ制御部72には装置全体を制御する
制御部36から信号線174を通して制御信号が送られ、ま
た、同期信号発生回路34から信号線172を通して同期信
号が送られる。
その他の構成は第1図の装置と同様である。
第7図の装置においては、AD変換回路18から読み出さ
れた画像データの信号はメモリ70に記憶され、メモリ制
御部72からの制御信号によって、ブロック化されてメモ
リ70から読み出される。したがって、メモリ70およびメ
モリ制御部72が第1図の装置のブロック化回路22に対応
し、ブロック化を行う。その他の動作は第1図の装置と
同様であるから説明を省略する。
この実施例の装置においても、画像データの圧縮率を
ルックアップテーブルによって選択できるため、メモリ
32に記憶する圧縮された画像データを再生する際の画質
を選択して画像データの符号化を行うことができる。ま
た、メモリ32の画像データを記憶するアドレスと異なる
アドレスに上記の符号化のためのモード選択データを記
憶させるから、再生装置により再生を行う場合に、この
データを読み出すことにより第7図の装置により行われ
た符号化のモードに応じて復号化を行うことができる。
画像データの圧縮率は以上の実施例のような圧縮率を
複数の所定の数値に設定したモード選択でなく、画質モ
ード設定部80に数値入力手段を設けることにより所望の
圧縮率を入力し、設定させることも可能である。
上記の実施例においては、画像信号を直交変換して符
号化する装置および符号化された画像の再生装置につい
て説明したが、本発明は直交変換以外の方法によって画
像データを圧縮符号化する装置および再生装置について
も適用できる。したがって、メモリに記憶される圧縮符
号化のための各種のデータも上記のデータに限らず、各
種のデータを用いることができる。
また、上記の実施例の記録装置は電子スチルカメラに
適用した装置を説明したが、本発明は電子スチルカメラ
に限られず、画像データを直交変換符号化する必要のあ
る各種装置に適用できるものである。
効 果 本発明によれば、画質を決定する画像データの圧縮率
を選択することができるため、再生時に所望の画質で再
生できるように画像データを符号化することができる。
さらに、圧縮符号化における圧縮比の選択データを記録
媒体の画像信号を記憶する領域と異なる領域に記憶させ
ておくから、再生時にはこのデータを読み出すことによ
り、圧縮符号化された画像信号を適切に伸長復号化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による画像信号の圧縮記録装置をデジタ
ル電子スチルカメラに適用した一実施例を示すブロック
図、 第2図は本発明による画像信号の伸長再生装置の一実施
例を示すブロック図、 第3A図はブロック化される前の画像の一例を示す図、 第3B図は画像をブロック化する例を示す図、 第4A図は1のブロックの画素データの例を示す図、 第4B図は第4A図の画素データを直交変換したデータの例
を示す図、 第4C図および第4D図は第4B図のデータの符号化において
割り当てるビット数の例を示す図、 第5図は第1図の装置により画像信号を記録する記録媒
体の記憶内容の例を示す図 第6図は第4B図のデータの符号化において割り当てるビ
ット数の他の例を示す図、 第7図は本発明による画像信号の圧縮記録装置をデジタ
ル電子スチルカメラに適用した他の実施例を示すブロッ
ク図である。 主要部分の符号の説明 14……撮像デバイス 18……AD変換回路 22……ブロック化回路 24……直交変換回路 26……符号化回路 32……メモリ 44……復号化回路 46……直交逆変換回路 48……ブロック合成回路 52……DA変換回路 70……メモリ 72……メモリ制御部 80……画質モード設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−281582(JP,A) 特開 昭61−135286(JP,A) 特開 昭63−274275(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画面の画像信号を受けて、該画像信号の
    画像データを圧縮符号化して記録媒体に記録する画像信
    号の圧縮記録装置において、該装置は、 前記画像データをブロック化するブロック化手段と、 該ブロック化手段によりブロック化された画像データを
    直交変換する直交変換手段と、 圧縮比を選択する選択データに応じた制御信号に基づい
    て符号化のためのデータを出力するルックアップテーブ
    ル手段とを有し、 該ルックアップテーブル手段は、第1の圧縮比に基づい
    てブロックの各画像データの周波数信号成分に対応して
    割り当てたデータ量を示す符号化のためのデータを該第
    1の圧縮比の選択データに応じた第1の制御信号に応動
    して出力する第1のテーブル手段と、 前記第1の圧縮比と異なる第2の圧縮比に基づいてブロ
    ックの各画像データの周波数信号成分に対応して割り当
    てたデータ量を示す符号化のためのデータを該第2の圧
    縮比の選択データに応じた第2の制御信号に応動して出
    力する第2のテーブル手段とを含み、 該装置はさらに、 前記直交変換手段において直交変換された画像データを
    前記第1または第2のテーブル手段からの符号化のため
    のデータに基づいて圧縮、符号化する符号化手段と、 前記第1または第2の圧縮比を選択する選択データを出
    力する選択手段と、 前記第1または第2の制御信号に基づいて前記圧縮符号
    化された画像データおよび前記圧縮比の選択データを前
    記記録媒体に書き込むデータ書き込み手段と、 前記選択手段と接続され、前記第1または第2の圧縮比
    を選択する選択データに対応した前記第1または第2の
    制御信号を出力するとともに、前記ルックアップテーブ
    ル手段、符号化手段およびデータ書き込み手段を制御す
    る制御手段とを有し、 該制御手段は前記ルックアップテーブル手段に前記第1
    または第2の制御信号を出力して前記第1または第2の
    圧縮比に基づく符号化のためのデータを出力させるとと
    もに、符号化手段を制御して前記1画面の前記圧縮符号
    化される画像データの量を一定にさせ、さらに前記デー
    タ書き込み手段を制御し、該制御に基づいて該データ書
    き込み手段は該圧縮符号化された一定量の画像データお
    よび前記圧縮比の選択データをそれぞれ前記記録媒体の
    異なる領域に書き込むことを特徴とする画像信号の圧縮
    記録装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置により記
    録された前記記録媒体から、前記圧縮符号化された画像
    データおよび前記圧縮比の選択データをそれぞれ読み出
    すデータ読み出し手段と、 該データ読み出し手段により前記記録媒体から読み出さ
    れた前記圧縮比の選択データを用いて前記圧縮符号化さ
    れた画像データを伸長復号化する伸長復号化手段とを有
    し、 前記記録媒体に圧縮符号化されて記録された画像データ
    を伸長再生する画像信号の伸長再生装置。
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