JP2020537211A - アプリケーション管理方法および端末 - Google Patents

Abstract

命令を含むアプリケーション管理方法、端末、コンピュータ可読記憶媒体、およびコンピュータプログラムプロダクトが開示される。方法は、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された条件を満たしたとき、バックグラウンドアプリケーションを中断する段階（３０１）と、バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを切断する段階（３０２）と、を含む。端末上のバックグラウンドアプリケーションの管理に適用可能であり、本方法は、大量のアプリケーションがバックグラウンドで動作するときに端末のバッテリ寿命が減少するという、従来技術に見られる問題を解消する意図である。

Description

本願は、端末技術の分野に関し、特に、アプリケーション管理方法および端末に関する。

現在、ますます多くの携帯電話およびタブレットコンピュータなどの端末が、マルチタスキングオペレーティングシステムをサポートしている。マルチタスキングオペレーティングシステムが適用された後、端末は複数の異なるアプリケーションプログラム（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ、ＡＰＰ）を同時に動作させることができる。アプリケーションプログラムは、また、簡潔にはアプリケーションと呼ばれることがある。端末が同時に動作させるアプリケーションは、フォアグラウンドアプリケーションおよびバックグラウンドアプリケーションを含み得る。フォアグラウンドアプリケーションは、端末がユーザインタフェースを表示するアプリケーションのことを指し、ユーザがアプリケーションを用いていることを示す。バックグラウンドアプリケーションは、端末がユーザインタフェースを全く表示しないアプリケーションのことを指す。

バックグラウンドアプリケーションは、表示されるユーザインタフェースを有しないが、依然として端末のリソースを占め、端末の電力を消費する。したがって、端末上に大量のバックグラウンドアプリケーションがあるとき、端末はフリーズしがちであり、電力消費は比較的高く、端末のバッテリ寿命の短縮をもたらす。

本願の複数の実施形態は、大量のアプリケーションがバックグラウンドで動作するときに端末のバッテリ寿命が減少するという、従来技術に見られる問題を解消する、アプリケーション管理方法および端末を提供する。

上述の目的を達成するように、本願の複数の実施形態は、以下の技術的解決法をサポートする。

第１の態様によると、アプリケーション管理方法が提供される。方法は端末に適用され、ここで、端末は通信モジュールを含む。方法は、バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、端末が、バックグラウンドアプリケーションを中断する段階と、バックグラウンドアプリケーションを中断するとき、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを、端末が切断する段階と、を含む。

本願のこの一実施形態において提供されるアプリケーション管理方法において、バックグラウンドアプリケーションは、予め設定された中断条件を満たしたときに中断されることができ、中断されたバックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクは、同時に無効とすることができる。これにより、中断されたバックグラウンドアプリケーションを、アプリケーションサーバがネットワークを介して再アクティブ化することを回避し、バックグラウンドにおけるアプリケーションの実行を保持し、それにより、端末の電力消費を低減させて、端末のバッテリ寿命を長くさせる。加えて、中断されたバックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを無効にすることは、中断されたバックグラウンドアプリケーションをネットワークから単に切断することにすぎない。このことは、中断されていないアプリケーションによるネットワークの使用への影響をなくし、したがって、中断されていないアプリケーションをユーザが用いることを妨げない。

可能な設計方法において、バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、端末が、バックグラウンドアプリケーションを中断する段階は、バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないとき、端末が、バックグラウンドアプリケーションを中断することを含む。

バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことを含む。

この実装において、スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含む。同様に、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が予め設定されたスタート時刻に達していないことを含む。

この実装において、スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み得る。同様に、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、端末の速度が予め設定された速度に達していないことを含む。

スタートアップ条件を有するバックグラウンドアプリケーションに関して、バックグラウンドアプリケーションが中断された後、方法はさらに、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしたとき、端末が、バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化することを含むことが理解され得る。

可能な設計方法において、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすことは、バックグラウンドアプリケーションがいかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、ここで、予め設定されたタスクは、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクであり、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末がバックグラウンドアプリケーションに指示するタスクであり、予め設定されたタスクは、以下のタスク、すなわち、スポーツデータを取得すること、位置決定すること、および音声を再生すること、のうち任意の１つを含む。

可能な設計方法において、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを切断することは、バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にすることを含み、ここで、予め設定されたネットワークポートは、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを確立するように用いられる。オプションで、予め設定されたネットワークポートは、端末が伝送制御プロトコル（Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ，ＴＣＰ）／インターネットプロトコル（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ，ＩＰ）をサポートするとき、端末によってバックグラウンドアプリケーションに関して割り当てられたソケット（Ｓｏｃｋｅｔ）ポートであり得る。

第２の態様によると、端末が提供される。端末は、処理モジュールおよび通信モジュールを含む。

処理モジュールは、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たす場合、バックグラウンドアプリケーションを中断することと、バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを切断することと、を行うように構成される。

可能な設計方法において、処理モジュールはさらに、バックグラウンドアプリケーションが処理中のタスクを有するかどうか判断するように構成される。

処理モジュールはさらに、バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたかどうか判断するように構成される。代わりに、処理モジュールはさらに、バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有するかどうか、および、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たすかどうか判断するように構成される。

この実装において、スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含む。同様に、処理モジュールはさらに、時間が予め設定されたスタート時刻に達したかどうか判断するように構成される。

代わりに、スタートアップ条件は、予め設定された速度を含む。同様に、処理モジュールはさらに、端末の速度が予め設定された速度に達したかどうか判断するように構成される。

処理すべきタスクを有するバックグラウンドアプリケーションに関して、処理モジュールはさらに、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしたときにバックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成されることが理解され得る。

可能な設計方法において、処理モジュールはさらに、バックグラウンドアプリケーションが予め設定されたタスクを有するかどうか判断するように構成される。例えば、予め設定されたタスクは、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクであり、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末がバックグラウンドアプリケーションに指示するタスクであり、予め設定されたタスクは、以下のタスク、すなわち、スポーツデータを取得すること、位置決定すること、および音声を再生すること、のうち任意の１つを含む。

可能な設計方法において、処理モジュールはさらに、バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成され、ここで、予め設定されたネットワークポートは、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを確立するように構成される。予め設定されたネットワークポートは、端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするときにバックグラウンドアプリケーションに関して端末によって割り当てられるソケットポートであり得る。

第３の態様によると、端末が提供される。端末は、プロセッサ、通信インタフェース、およびメモリを含み、ここで、メモリはコンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、プロセッサおよびメモリはバスを介して接続され、端末が動作するとき、プロセッサはメモリに格納されたコンピュータ実行可能命令を実行して、端末に、
バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、
バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たす場合、バックグラウンドアプリケーションを中断することと、
バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、バックグラウンドアプリケーションと通信インタフェースとの間の通信リンクを切断することと、
の実行を可能にする。

可能な設計方法において、プロセッサはさらに、バックグラウンドアプリケーションが処理中のタスクを有するかどうか判断するように構成される。

プロセッサはさらに、バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたかどうか判断するように構成される。代わりに、プロセッサはさらに、バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有するかどうか、および、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たすかどうか、判断するように構成される。

この実装において、スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含む。同様に、プロセッサはさらに、時刻が予め設定されたスタート時刻に達したかどうか判断するように構成される。

代わりに、スタートアップ条件は、予め設定された速度を含む。同様に、プロセッサはさらに、端末の速度が予め設定された速度に達したかどうか判断するように構成される。

処理すべきタスクを有するバックグラウンドアプリケーションに関して、プロセッサがさらに、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしたときに、バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成されることが理解され得る。

可能な設計方法において、プロセッサはさらに、バックグラウンドアプリケーションが予め設定されたタスクを有するかどうか判断するように構成される。例えば、予め設定されたタスクは、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクであり、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末がバックグラウンドアプリケーションに指示するタスクであり、予め設定されたタスクは、以下のタスク、すなわち、スポーツデータを取得すること、位置決定すること、音声を再生すること、のうち任意の１つを含む。

可能な設計方法において、プロセッサはさらに、バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成される。予め設定されたネットワークポートは、端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするときに、バックグラウンドアプリケーションに関して端末によって割り当てられるソケットポートであり得る。

第４の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、ここで、コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納する。命令が端末上で動作するとき、端末は第１の態様によるアプリケーション管理方法を実行することを可能にされる。

第５の態様によると、本願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトが端末上で動作するとき、端末は第１の態様によるアプリケーション管理方法を実行することを可能にされる。

本願の複数の実施形態において、端末のユニットモジュールの名称は、デバイス上のいかなる限定も構成しない。実際の実装において、これらのユニットモジュールは、他の名称で提供され得る。ユニットモジュールの機能が本願の複数の実施形態におけるそれらと同様であるならば、ユニットモジュールの機能は、本願の請求項およびそれらの均等技術によって画定される範囲内にある。

Ｄｏｚｅ機構を用いた端末の状態遷移の概略図である。

本願の一実施形態に係る端末の概略構造図である。

本願の一実施形態によるアプリケーション管理方法の概略フローチャートである。

本願の一実施形態によるバックグラウンドアプリケーションに関して割り当てられたソケットポートの無効化の概略図である。

本願の一実施形態によるバックグラウンドアプリケーション管理に関するユーザインタフェースの概略図である。

本願の一実施形態による地図ナビゲーションアプリケーションの中断設定に関するユーザインタフェースの概略図である。

本願の一実施形態による別のアプリケーション管理方法の概略フローチャートである。

本願の一実施形態に係る端末の概略構造図である。

本願の一実施形態に係る別の端末の概略構造図である。

以下の用語「第１」および「第２」は、説明の目的のために意図されたものにすぎず、相対的に重要であるとのいかなる表示または示唆とも理解されるものではなく、指示された技術的特徴の量のいかなる暗示的な表示とも理解されるものではない。したがって、「第１」または「第２」によって変更された特徴は、１または複数のそのような特徴を、明確に、または暗示的に含み得る。本願の複数の実施形態の説明において、他のことが述べられない限り、「複数の」は２つまたは２つより大きいことを意味する。

従来技術において、アプリケーション管理のためのＤｏｚｅ機構が、端末の電力消費を減少させるために提案された。Ｄｏｚｅ機構において、端末は５つの状態を有し、それらはそれぞれＡＣＴＩＶＥ（アクティブ）、ＩＮＡＣＴＩＶＥ（非アクティブ）、ＩＤＬＥ＿ＰＥＮＤＩＮＧ（アイドルペンディング）、ＩＤＬＥ（アイドル）、およびＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ（アイドルメンテナンス）である。以下に、端末がこの５つの状態の間をどのように遷移するかを具体的に説明する。

図１に示されるように、端末が使用中、または充電のために電源に接続されているとき、端末はＡＣＴＩＶＥ状態にある。端末が画面オフになり充電されていないとき、端末はＡＣＴＩＶＥ状態からＩＮＡＣＴＩＶＥ状態へと遷移する。端末が第１の設定された時間Ｔ１（例えば、３０分）のうちにアクティブ化されない場合、端末はＩＮＡＣＴＩＶＥ状態からＩＤＬＥ＿ＰＥＮＤＩＮＧ状態へと遷移する。端末が第２の設定された時間Ｔ２（例えば、１分）のうちにアクティブ化されない場合、端末はＩＤＬＥ＿ＰＥＮＤＩＮＧ状態からＩＤＬＥ状態へと遷移する。

端末がＩＤＬＥ状態にあるとき、端末は、端末の電力消費を縮小するように、例えば、ホワイトリストに入っていないバックグラウンドアプリケーションがネットワークに接続することを阻止し、ウェイクロック（Ｗａｋｅ Ｌｏｃｋ）機能を無効にし、バックグラウンドアプリケーションのタスクを中断することによって、バックグラウンドアプリケーションを制御する。バックグラウンドアプリケーションのタスクを中断することは、タスクのステータスおよび処理されたデータを保存すること、タスクを処理する処理を中断すること、および、タスクに割り当てられたリソースを解放することを含む。

加えて、端末が第３の設定された時間Ｔ３（例えば、３０分）より長くＩＤＬＥ状態にあるとき、端末はＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ状態へと遷移する。端末は、第４の設定された時間Ｔ４（例えば、３０秒）の間、ＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ状態にとどまり、したがって、端末は、バックグラウンドアプリケーション上でルーチンの処理を実装し得る。例えば、端末は、バックグラウンドアプリケーションがネットワークを用いて中断されたタスクを処理することを可能にする。そして、端末は、ＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ状態からＩＤＬＥ状態へと戻るように遷移する。

もちろん、端末が再び画面オンになるとき、端末がＩＮＡＣＴＩＶＥ状態、ＩＤＬＥ＿ＰＥＮＤＩＮＧ状態、ＩＤＬＥ状態、またはＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥ状態のいずれにあるかにかかわらず、端末は直接ＡＣＴＩＶＥ状態へと遷移する。

上述のＤｏｚｅ機構において、端末がＩＤＬＥ状態にあるときのみ、端末は、端末の電力消費を低減するようにバックグラウンドアプリケーションを効率的に管理し得る。しかしながら、端末がＩＮＡＣＴＩＶＥ、ＩＤＬＥ＿ＰＥＮＤＩＮＧ、およびＩＤＬＥ＿ＭＡＩＮＴＥＮＡＮＣＥの３つの遷移状態にあるとき、バックグラウンドアプリケーションは依然として実行されており、したがって、電力を消費し続け、不必要な電力消費につながる。

端末がこれら３つの遷移状態にあるとき、端末は、バックグラウンドアプリケーションがネットワークを用いることを可能にする。このことは、アプリケーションサーバがネットワークを介してバックグラウンドアプリケーションをアクティブ化し、さらに、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドで実行されることを保持することの、助けとなる。したがって、Ｄｏｚｅ機構を介して電力消費を制御しようという端末の取り組みは台無しになり、端末の電力消費は相対的に高くとどまり、端末のバッテリ寿命は低減する。

端末の電力消費を縮小するように、本願の複数の実施形態は、アプリケーション管理方法を提供する。少なくとも１つのバックグラウンドアプリケーションが所与の条件を満たすことを判断した後、端末は直接、バックグラウンドアプリケーションを中断し、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを無効にする。したがって、バックグラウンドアプリケーションはアプリケーションサーバによってアクティブ化されることができ、端末の電力消費を低減し、端末のバッテリ寿命は長くなる。アプリケーション管理方法は、携帯電話、ウェアラブルデバイス、拡張現実（Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｒｅａｌｉｔｙ、ＡＲ）／仮想現実（Ｖｉｒｔｕａｌ Ｒｅａｌｉｔｙ、ＶＲ）デバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（Ｕｌｔｒａ−Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ、ＵＭＰＣ）、ネットブック、パーソナルデジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ、ＰＤＡ）などの、任意の端末に適用され得る。以下の実施形態において、端末の具体的な形は多少なりとも限定されるものではない。

図２に示されるように、本願の複数の実施形態における端末は、携帯電話２００であり得る。以下は、具体的に実施形態を説明する例として、携帯電話２００を用いる。示された携帯電話２００は、上述の端末の一例にすぎず、携帯電話２００は、図に示されるものより多いまたはより少ない構成要素を有し得、組み合わされた２つ以上の構成要素を有し得、または、異なる構成要素配置を有し得ることが、理解されるべきである。

図２に示されるように、携帯電話２００は、具体的には、プロセッサ２０１、無線周波数（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ、ＲＦ）回路２０２、メモリ２０３、タッチスクリーン２０４、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）装置２０５、１または複数のセンサ２０６、ワイヤレス・フィディリティ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標））装置２０７、測位装置２０８、音声回路２０９、周辺機器インタフェース２２０、および電力システム２１１などの構成要素を含み得る。これらの構成要素は、１または複数の通信バスまたは信号線（図２には不図示）を介して、互いに通信し得る。当業者は、図２に示されるハードウェア機構が、携帯電話上にいかなる限定も構成しないことを理解し得る。携帯電話２００は、図２に示されるものより多いまたはより少ない構成要素を含み得、または、組み合わされたいくつかの構成要素を有し得、または異なる構成要素配置を有し得る。

携帯電話２００の構成要素は、図２を参照して、以下に具体的に説明される。

プロセッサ２０１は、携帯電話２００の制御の中心であり、様々なインタフェースおよび線を用いて、携帯電話２００の様々な部品を接続し、メモリ２０３に格納されたアプリケーションを実行し、メモリ２０３に格納されたデータを呼び出すことによって、携帯電話２００の様々な機能、および処理データを実行する。いくつかの実施形態において、プロセッサ２０１は、１または複数の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ２０１は、Ｈｕａｗｅｉ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｃｏ．， Ｌｔｄ．によって製造されたＫｉｒｉｎ９６０チップであり得る。本願のいくつかの複数の実施形態において、プロセッサ２０１はさらに、収集された指紋の認証のための、指紋認証チップを含み得る。

無線周波数回路２０２は、情報送信または受信の最中、または通話の最中に、無線信号を送信または受信するように構成され得る。特に、基地局からダウンリンクデータを受信した後、無線周波数回路２０２は、処理のためにプロセッサ２０１にデータを送信し得、加えて、基地局にアップリンク関連データを送信し得る。典型的には、無線周波数回路は、アンテナ、少なくとも１つの増幅器、送受信器、カプラ、低ノイズ増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されるものではない。加えて、無線周波数回路２０２は、無線通信を介して別のデバイスと通信し得る。無線通信は、移動通信のためのグローバルシステム、汎用パケット無線サービス、符号分割多重アクセス、ワイドバンド符号分割多重アクセス、ロングタームエボリューション、電子メール、ショートメッセージサービスなどを含むがそれらに限定されるものではない、任意の無線通信規格またはプロトコルも用い得る。

メモリ２０３は、アプリケーションおよびデータを格納するように構成され、プロセッサ２０１は、携帯電話２００の様々な機能を実行し、メモリ２０３に格納されたアプリケーションおよびデータを実行することによってデータを処理する。メモリ２０３は、プログラム格納領域およびデータ格納領域を主に含む。プログラム格納領域は、オペレーティングシステム、および少なくとも１つの機能（音声再生機能およびイメージ再生機能など）によって必要とされるアプリケーションを格納し得る。データ格納領域は、携帯電話２００の使用に基づいて形成されるデータ（音声データおよび電話帳など）を格納し得る。加えて、メモリ２０３は、高速度ランダムアクセスメモリ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ、ＲＡＭ）を含み得、さらに、磁気ディスクストレージデバイスなどの非揮発性メモリ、フラッシュメモリデバイス、または別の揮発性ソリッドステートストレージデバイスを含み得る。メモリ２０３は、Ａｐｐｌｅによって開発されたｉＯＳ（登録商標）オペレーティングシステム、およびＧｏｏｇｌｅによって開発されたＡｎｄｒｏｉｄ（登録商標）オペレーティングシステムなどの様々なオペレーティングシステムを格納し得る。メモリ２０３は、スタンドアローンであり得、通信バスを介してプロセッサ２０１に接続され得る。代わりに、メモリ２０３は、プロセッサ２０１と統合され得る。

タッチスクリーン２０４は、具体的には、タッチパネル２０４−１およびディスプレイ２０４−２を含み得る。

タッチパネル２０４−１は、タッチパネル２０４−１の上または近くでの、携帯電話２００のユーザによって実行されたタッチ操作（例えば、指またはスタイラスといった任意の適用可能なオブジェクトを用いて、例えば、タッチパネル２０４−１の上または近くでユーザによって実行される操作）を収集し得、収集されたタッチ情報を別のデバイス（例えば、プロセッサ２０１）に送信し得る。ユーザによるタッチパネル２０４−１の近くでのタッチ操作は、ホバータッチと呼ばれることがある。ホバータッチは、ターゲット（例えば、制御）の選択、移動またはドラッグのためにユーザがタッチパネルに直接タッチすることが必要とされず、意図された機能を実行するために端末の近くにとどまることのみが必要とされる、という意味であり得る。加えて、タッチパネル２０４−１は、抵抗タイプ、容量タイプ、赤外線タイプ、表面音響波タイプなどの様々なタイプで実装され得る。

ディスプレイ（ディスプレイスクリーンとしてもまた知られる）２０４−２は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供された情報、および、携帯電話２００の様々なメニューを表示するように構成され得る。ディスプレイ２０４−２は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードスクリーンなどの形で構成され得る。タッチパネル２０４−１は、ディスプレイ２０４−２を覆い得る。タッチパネル２０４−１の上または近くでタッチイベントを検出した後、タッチパネル２０４−１は、タッチイベントのタイプを判断するようにプロセッサ２０１にタッチイベントを送信して、そして、プロセッサ２０１は、タッチイベントのタイプに基づいて対応する視覚的出力をディスプレイ２０４−２上に提供し得る。図２において、２つのスタンドアローンな構成要素としてタッチパネル２０４−１およびディスプレイスクリーン２０４−２が用いられ、携帯電話２００の入力および出力機能を実装する。しかしながら、いくつかの実施形態において、タッチパネル２０４−１およびディスプレイスクリーン２０４−２は、携帯電話２００の入力および出力機能を実装するように統合され得る。タッチスクリーン２０４が、複数の素材のレイヤの積層によって形成されることが、理解され得る。本願の複数の実施形態において、タッチパネル（レイヤ）およびディスプレイスクリーン（レイヤ）のみが示される。他のレイヤは、本願のこの一実施形態においては説明されない。加えて、タッチパネル２０４−１は、完全なパネルの形で携帯電話２００の前方に構成され得、ディスプレイスクリーン２０４−２もまた、完全なパネルの形で携帯電話２００の前方に構成され得、したがって、ベゼルフリー機構が、携帯電話の前方に実装され得る。

加えて、携帯電話２００は、指紋認識機能をさらに有する。例えば、指紋リーダ２１２は、携帯電話２００の背部（例えば、以下のリアカメラ）に構成され得、または、携帯電話２００の前方（例えば、以下のタッチスクリーン２０４）に構成され得る。別の例に関して、指紋コレクタ２１２が、指紋認識機能を実装するようにタッチスクリーン２０４内に構成され得る。すなわち、指紋コレクタ２１２は、携帯電話２００の指紋認識機能を実装するように、タッチスクリーン２０４と統合され得る。この場合、指紋コレクタ２１２は、タッチスクリーン２０４の一部としてタッチスクリーン２０４内に構成され、または、別の方式でタッチスクリーン２０４内に構成され得る。本願の複数の実施形態において、指紋コレクタ２１２の主要な構成要素は、指紋センサである。指紋センサは、光学技術、容量技術、圧電技術、超音波技術などを含むが、それに限定されるものではない、任意のタイプの感知技術を用い得る。

携帯電話２００はさらに、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）装置２０５を含み得、それは携帯電話２００と別のショートレンジ端末（例えば、携帯電話またはスマートウォッチ）との間のデータのやり取りを実現するように構成される。本願の複数の実施形態において、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）装置は、集積回路、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）チップなどであり得る。

携帯電話２００はさらに、光センサ、モーションセンサ、および他のセンサなどの、少なくとも１つのタイプのセンサ２０６を含み得る。具体的には、光センサは環境光センサおよび近接センサを含み得る。環境光センサは、環境光の輝度によってタッチスクリーン２０４のディスプレイのルミナンスを調整し得、近接センサは、携帯電話２００が耳へと移動するときにディスプレイをオフにし得る。モーションセンサのタイプとして、加速度計センサは様々な方向（典型的には、３軸）の加速度の大きさを検出し得、静止状態における重力の大きさおよび方向を検出し得、携帯電話の姿勢認識アプリケーション（ランドスケープ／ポートレート切り替え、関連するゲーム、および磁力計姿勢キャリブレーションなど）、および振動認識関連機能（歩数計、またはノック認識など）などに適用され得る。携帯電話２００内にまた構成され得る、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、および赤外線センサなどの他のセンサに関して、ここでは詳細は説明されない。

Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７は、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）関連の規格プロトコルに即して、ネットワークアクセスに携帯電話２００を提供するように構成される。携帯電話２００は、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７を用いて、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントにアクセスし得、電子メールを送信または受信する、ウェブページをブラウジングする、ストリーミング媒体にアクセスするなどのことにおいてユーザを支援し得る。Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７は、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。いくつかの他の実施形態において、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７はまた、別の端末にＷｉ−Ｆｉ（登録商標）ネットワークアクセスを提供するように、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）無線アクセスポイントとして機能し得る。

測位装置２０８は、携帯電話２００に地理的位置を提供するように構成される。測位装置２０８は、具体的には、グローバル・ポジショニング・システム（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＧＰＳ）、Ｂｅｉｄｏｕ衛星ナビゲーションシステム、またはロシアのＧＬＯＮＡＳＳなどの、位置決定システムの受信機であり得ることが、理解され得る。上記で言及された位置決定システムによって送信される地理的位置を受信した後、測位装置２０８は、処理のために情報をプロセッサ２０１に送信し、または、格納のために情報をメモリ２０３に送信する。ある他の実施形態において、測位装置２０８は代わりに、アシスト型全地球測位システム（Ａｓｓｉｓｔｅｄ Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ、ＡＧＰＳ）の受信機であり得る。ＡＧＰＳシステムは、距離測定および位置決定サービスを実行することにおいて、測位装置２０８を支援する補助サーバとしての機能を果たす。この場合、補助位置決定サーバは端末、例えば携帯電話２００の測位装置２０８（ＧＰＳ受信機である）と通信し、無線通信ネットワークを介して、位置決定への支援を提供する。いくつかの他の実施形態において、測位装置２０８は代わりに、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントに基づく位置決定技術であり得る。各Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントがグローバルにただ１つのメディアアクセス制御（Ｍｅｄｉａ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）アドレスを有するので、端末は、イネーブルにされたＷｉ−Ｆｉ（登録商標）によって、周囲のＷｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントのブロードキャスト信号をスキャンおよび収集し、これらのＷｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントによってブロードキャストされるＭＡＣアドレスを取得し得る。端末は、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントを識別し得るデータ（ＭＡＣアドレスなど）を、無線通信ネットワークを介して、ロケーションサーバに送信する。ロケーションサーバは、各Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）アクセスポイントの地理的位置を検索し、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）ブロードキャスト信号の強さに基づいて端末の地理的位置を計算し、計算された地理的位置を、端末の測位装置２０８に送信する。

音声回路２０９、スピーカ２１３、およびマイク２１４は、ユーザと携帯電話２００との間の音声インタフェースを提供し得る。音声回路２０９は、受信された音声データから転換された電気信号をスピーカ２１３に送信し得、スピーカ２１３は、出力のために、電気信号を音声信号に変換する。逆向きには、マイク２１４は捕捉された音声信号を電気信号に変換し、音声回路２０９は電気信号を受信してそれを音声データに変換し、そして、音声データが別の携帯電話に送信されることが可能となるように、音声データをＲＦ回路２０２に出力し、または、さらなる処理を容易にするように、音声データがメモリ２０３に出力される。

周辺機器インタフェース２２０は、外部入出力デバイス（キーボード、マウス、外部ディスプレイ、外部メモリ、および加入者識別モジュールカードなど）のために、様々なインタフェースを提供するように構成される。例えば、マウスはユニバーサルシリアルバス（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ、ＵＳＢ）インタフェースを用いて接続され、遠隔通信オペレータによって提供される加入者識別モジュール（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ Ｍｏｄｕｌｅ、ＳＩＭ）カードは、加入者識別モジュールカードスロットとの金属接触を介して接続される。周辺機器インタフェース２２０は、上述の外部入出力周辺機器を、プロセッサ２０１およびメモリ２０３と結合するように構成され得る。

携帯電話２００はさらに、電力を様々な構成要素に供給する電源装置２１１（例えば、バッテリおよび電力管理チップ）を含み得る。バッテリは、電源装置２１１を用いて充電管理、放電管理、および電力消費管理などの機能を実装するように、電力管理チップによってプロセッサ２０１に論理的に接続され得る。

図２には不図示であるが、携帯電話２００はさらに、カメラ（前方カメラ及び／又はリアカメラ）、フラッシュ、マイクロ投影装置、近距離無線通信（Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ、ＮＦＣ）装置などを含み得る。詳細はここには説明されない。

本願の複数の実施形態において提供されるアプリケーション管理方法をはっきりと説明すると、以下の実施形態において見られ得るいくつかの概念が、以下に第１に導入される。

アプリケーションとは、少なくとも１つの機能を実行するために上述の端末にインストールされたアプリケーションプログラムのことを指す。そのようなアプリケーションは、例えば、写真やビデオを撮影するためのカメラアプリケーション、位置決定およびナビゲーションのためのマッピングアプリケーション、音声およびビデオファイルを再生するためのプレイヤアプリケーション、ソーシャルコミュニケーションのためのインスタントメッセージングアプリケーション、ウェブページをブラウジングするためのブラウザアプリケーション、ウェブファイルをダウンロードするためのダウンロードアプリケーション、および、オンラインショッピングおよび金銭の移動のための決済アプリケーションを含む。

アプリケーションのフリーズとしてもまた知られる、アプリケーションの中断は、アプリケーションの実行を一時休止すること、アプリケーションのデータおよびステータスを保存すること、およびアプリケーションに割り当てられたソフトウェアおよびハードウェアリソースを解放することを意味する。アプリケーションに割り当てられたハードウェアおよびソフトウェアリソースを解放することは、コンピューティングリソース、内部キャッシュリソース、および、アプリケーションに割り当てられた他の必要なハードウェアリソースを解放することを含み得る。例えば、オンラインビデオプレイヤを中断することは、再生中のビデオファイルのＵＲＬ、名称、再生進捗を保存すること、オンラインビデオプレイヤに割り当てられたプロセッサリソースおよび内部キャッシュリソースを解放すること、および、スピーカおよび表示スクリーンを解放することを含み得る。

アプリケーションをアクティブ化することは、中断されたアプリケーションを開始することを意味し、具体的には、アプリケーションが中断されたときに保存されたアプリケーションのデータおよびステータスを読み取ること、アプリケーションのデータおよびステータスに従って、必要なソフトウェアおよびハードウェアリソースをアプリケーションに再び割り当てること、および、アプリケーションの予め設定されたネットワークポートをイネーブルにすることなどを含み得る。

本願の複数の実施形態において提供されるアプリケーション管理方法は、通信モジュールを含む端末に適用され得、ここで、通信モジュールは、典型的には、端末が他のデバイスと通信するように構成される。例として図２に示される携帯電話２００を用いて、通信モジュールは、無線周波数回路２０２およびＷｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７のうち少なくとも一方を含み得る。

図３に示されるように、アプリケーション管理方法は以下の段階を含む。

３０１．バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たす場合、バックグラウンドアプリケーションを中断する。

可能な実装において、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすことは、バックグラウンドアプリケーションが処理中のいかなるタスクも有さないことを含む。

オプションで、バックグラウンドアプリケーションが処理中のいかなるタスクも有さないことは、バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたことを含む。

例えば、オンラインビデオファイルがプレイヤアプリケーションを用いて再生中であるとき、再生中のビデオファイルと同じ、または異なるビデオファイルがダウンロードされることが可能である。プレイヤアプリケーションがバックグラウンドに入る前に、再生タスクおよびダウンロードタスクが完了する。したがって、プレイヤアプリケーションは、予め設定された中断条件を満たすバックグラウンドアプリケーションとみなされることが可能である。

オプションで、バックグラウンドアプリケーションが処理中のいかなるタスクも有さないことは、バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有しており、そのタスクがスタートアップ条件を満たしていないことを含む。

例えば、スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が予め設定されたスタート時刻に達していないことを含む。

例えば、ユーザが列車チケット予約アプリケーションのｃｏｍ．ｙｉｐｉａｏを用いて２０１７年１２月１４日の午前９：００にチケット獲得タスクを設定する。ここで、チケット獲得タスクは北京から上海への２０１８年２月１４日（旧暦大晦日の前日）の旅行のためのものである。チケットが、２０１７年１２月１４日の１２：００まで購入できないと仮定すると、２０１７年１２月１４日の９：００から１２：００までの期間の最中にｃｏｍ．ｙｉｐｉａｏを動作させることは不必要である。したがって、ｃｏｍ．ｙｉｐｉａｏは、時刻（端末の内部時計を読み取ることによって取得され得る）が予め設定されたスタート時刻（例えば、チケットが購入できる時刻）に達していないときの期間の最中は、中断されることが可能である。所与の前倒し時間が、スタートアップ条件の設定において画定され得る。例えば、スタート時刻は１１：５５に設定され得る。

例えば、スタートアップ条件は予め設定された速度を含み、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、端末の速度が予め設定された速度に達していないことを含む。

例えば成人は典型的には、６ｋｍ／ｈより小さい速度で歩き、８ｋｍ／ｈから１０ｋｍ／ｈの速度で走る。したがって、スポーツアプリケーションの予め設定された速度が８ｋｍ／ｈから１０ｋｍ／ｈに設定されたとき、端末が、その移動速度が８ｋｍ／ｈより小さいことを検出した場合、スポーツアプリケーションがスタートアップ条件を満たしていないとみなされ得る。

処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たすかどうかは、自動的に検出されてもよく、端末システムによって決定されてもよく、ユーザ設定に従って端末によって検出および決定されてもよいことが、留意されるべきである。

例えば、図４Ａおよび図４Ｂに示されるグラフィカルユーザインタフェース（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＧＵＩ）を参照する。ユーザが、図４Ａの図（１）に示されるバックグラウンドアプリケーション管理ページ４０１上のマッピングナビゲーションボタン４０２をタップしたとき、図４Ｂの図（２）に示されるバックグラウンド設定ページ４０３が表示される。そして、ユーザがページ４０３上の中断設定ボタン４０４をタップしたとき、図４Ｂに示される中断設定ページ４０５が表示される。中断設定ページ４０５上で、ユーザは、２つのオプション、ナビゲーション終了（Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ ｅｎｄｅｄ）４０６および画面オフ４０７を用いて、少なくとも１つの中断状態を設定し得る。例えば、図４Ｂで示されるように、ユーザは画面オフ４０７をイネーブルにすることなく、ナビゲーション終了４０６をイネーブルにする。上記で設定された全ての、またはいくつかの中断状態が満たされたとき、端末は、地図ナビゲーションアプリケーションを自動的に中断する。

オプションで、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすことはさらに、バックグラウンドアプリケーションがいかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、ここで、予め設定されたタスクは、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクであり、バックグラウンドアプリケーションがバックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末がバックグラウンドアプリケーションに指示するタスクであり、予め設定されたタスクは、以下のタスク、すなわち、スポーツデータを取得すること、位置決定すること、および音声を再生すること、のうち任意の１つを含む。

上述の予め設定されたタスクは、ユーザの実際の必要およびアプリケーションのタスクタイプに基づいて、フレキシブルに設定され得る。

オプションで、アプリケーションがバックグラウンドに入った後、ユーザが依然として知覚可能なタスクが、予め設定されたタスクとして設定され得る。例えば、ユーザがラジオ放送を聴いているか音楽を聴いているとき、オーディオ再生アプリケーションがバックグラウンドに入った場合でさえも、ユーザは依然として、オーディオ再生アプリケーションが実行を保つことを必要とする。もちろん、いくつかの特定のタスクは、ユーザが感知できないが、予め設定されたタスクとして依然として設定されることがある。例えば、バックグラウンドで実行されるアプリケーションはスポーツアプリケーションを含む。ユーザが運動を行うとき、ユーザがスポーツアプリケーションを知覚することができない場合でさえも、ユーザは依然として、スポーツアプリケーションを用いて、運動軌跡、運動速度、運動持続時間、および運動距離などのスポーツデータを取得する必要がある。バックグラウンドアプリケーションが、上記の予め設定されたタスクを依然として実行しているとき、これらのバックグラウンドアプリケーションは予め設定された条件を満たさないものとみなされ、中断される必要がないものとみなされる。

いくつかのバックグラウンドアプリケーションが依然としてタスクを実行しているが、これらのタスクは予め設定されたタスクではないことが留意されるべきである。そのようなタスクは、例えば、ダウンロードタスクを含む。バックグラウンドアプリケーションがいかなる予め設定されたタスクも実行していないとき、これらのバックグラウンドアプリケーションは、予め設定された条件を満たすものとみなされ、中断される必要があるものとみなされる。

バックグラウンドアプリケーションを中断することは、バックグラウンドアプリケーションのステータスおよびデータを格納すること、および、もはやバックグラウンドアプリケーションによって用いられないリソースを解放することを含む。例えば、プレイヤアプリケーションを用いてオンラインビデオファイルが再生中であるとき、端末は、プロセッサリソース、ストレージリソース、スピーカおよび表示スクリーンなどの必要なリソースをプレイヤアプリケーションに割り当てる必要がある。プレイヤアプリケーションが予め設定された中断条件を満たし、中断となったとき、端末は、プレイヤアプリケーションのコンフィギュレーション情報と同様に、再生中のオンラインビデオファイルのウェブアドレス、ファイル名称、および再生進捗などの情報を格納し、プロセッサリソース、スピーカ、およびディスプレイスクリーンなどの、もはや用いられないリソースを解放する。

４０２．バックグラウンドアプリケーションを中断するとき、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを切断する。

実際のアプリケーションにおいて、端末によってサポートされる通信技術規格が異なることが、バックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクが異なることを引き起こす。具体的には、端末によってバックグラウンドアプリケーションに関して割り当てられた、予め設定されたネットワークポートが異なる。

例えば、図３Ａにおいて示されるように、端末が、中断されたバックグラウンドアプリケーションのために処理１を生成し、処理リソースおよびストレージリソースなどのリソースを処理１に関して割り当て、処理１によって処理されるファイルを規定すると仮定する。処理１は、モデムの内部に位置し、端末によって割り当てられたソケット（Ｓｏｃｋｅｔ）ポートを介して、別のデバイスまたはネットワークに接続される。モデムは、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル、ユーザデータグラムプロトコル（Ｕｓｅｒ Ｄａｔａｇｒａｍ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＵＤＰ）などの、少なくとも１つのネットワークプロトコルをサポートし得る。中断されたバックグラウンドアプリケーションの処理１が中断されたとき、端末は、中断されたバックグラウンドアプリケーションに関して端末によって割り当てられたソケットを無効にし、したがって、中断されたバックグラウンドアプリケーションをネットワークから切断する。このように、アプリケーションサーバが、中断されたバックグラウンドアプリケーションに関して端末によって割り当てられたソケットポートを介して、中断されたバックグラウンドアプリケーションをアクティブ化することが回避され、それにより、端末の電力消費を低減させる。

従来技術とは異なり、本願のこの一実施形態における段階４０１および段階４０２は、Ａｎｄｒｏｉｄシステムレイヤによって完了されることが留意されるべきである。

本願のこの一実施形態において提供されるアプリケーション管理方法において、バックグラウンドアプリケーションは、予め設定された中断条件を満たしたときに中断されることができ、中断されたバックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクは、同時に無効とすることができる。これにより、中断されたバックグラウンドアプリケーションを、アプリケーションサーバがネットワークを介して再アクティブ化することが回避し、バックグラウンドにおけるアプリケーションの実行を保持し、それにより、端末の電力消費を低減させて、端末のバッテリ寿命を長くさせる。加えて、中断されたバックグラウンドアプリケーションと通信モジュールとの間の通信リンクを無効にすることは、中断されたバックグラウンドアプリケーションをネットワークから単に切断することにすぎない。このことは、中断されていないアプリケーションによるネットワークの使用への影響をなくし、したがって、中断されていないアプリケーションをユーザが用いることを妨げない。

本願のこの一実施形態において提供されるアプリケーション管理方法において、制御はアプリケーションに特有のものである。具体的には、停止操作されることなくアプリケーション側で処理が停止したとき、モデム側ネットワークリンクは、端末の電力消費を減少させるように、強制的にシャットダウンされる。無効にされたものはアプリケーションに関するソケットポートのみであり、モデム全体ではないことが、留意されるべきである。したがって、別のアプリケーションによるネットワークの通常の使用には影響はない。このように、端末の電力消費は極めて正確に制御される。ユーザ感知不可能なバックグラウンドアプリケーションには顕著に、そのような制御がより効率的であり、基本的に電力消費が０である。

図５に示されるように、処理すべきタスクを有するバックグラウンドアプリケーションに関して、段階３０１は、具体的には段階５０１として実装され得る。

５０１．バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていない場合、バックグラウンドアプリケーションを中断する。

スタートアップ条件に関しては、先述の段階３０１において関連する説明を参照し、詳細はここでは再び説明されない。

そして、段階３０２の後に、段階５０２がさらに実行され得る。

５０２．スタートアップ条件が満たされたとき、バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化する。

バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化する方法に関しては、先述の段階３０１に関連する説明を参照し、詳細はここでは再び説明されない。

本願の複数の実施形態において、機能モジュールは、上述した方法の例に基づいて計画され得る。例えば、機能モジュールは、複数の機能に対応して計画され得、または２つ以上の機能が１つの処理モジュールに統合され得る。統合されたモジュールは、ハードウェアの形で実装され得、または、ソフトウェア機能モジュールの形で実装され得る。本願の複数の実施形態におけるモジュール区分は、例示的なものであり、論理的な機能区分に過ぎないことが、留意されるべきである。実際の実装において、別の区分方式が用いられてもよい。

図６は、先述の実施形態の端末の可能な概略構造図を示す。図６に示されるように、端末６０は、処理モジュール６１および通信モジュール６２を含む。処理モジュール６１は、端末の動作を制御および管理するように構成される。例えば、処理モジュール６１は、図３の段階３０１および段階３０２を実行する際に端末をサポートするように構成され、及び／又は、本明細書に説明される技術的解決法の他の段階を実行するように構成される。通信モジュール６２は、端末と別のデバイスまたはネットワークとの間の通信をサポートするように構成される。例えば、通信モジュール６２は、端末上のアプリケーションと、アプリケーションに対応するアプリケーションサーバとの間の通信をサポートする。加えて、端末６０はさらに、関連する命令および関連するデータを格納するように構成されたストレージモジュール６３を含む。

上述した方法の実施形態の段階の全ての関連する内容は、参照によって、図６に示される対応する機能モジュールの機能説明に組み込まれ得る。詳細はここには再び説明されない。

処理モジュールがプロセッサによって実装されるとき、通信モジュールは通信インタフェースによって実装され、ストレージモジュールはメモリによって実装され、図７は、先述の実施形態における端末の別の可能な概略構造図を示す。図７に示されるように、端末７０は、プロセッサ７１、通信インタフェース７２、およびメモリ７３を含む。プロセッサ７１、通信インタフェース７２およびメモリ７３は、バス７４を介して互いに通信する。プロセッサ７１は、端末の動作を制御および管理するように構成される。例えば、プロセッサ７１は、図３の段階３０１および段階３０２を実行する際に端末をサポートするように構成され、及び／又は、本明細書に説明される技術的解決法の他の段階を実行するように構成される。通信インタフェース７２は、端末と外部デバイスとの間の通信をサポートするように構成される。例えば、通信インタフェース７２は、端末上のアプリケーションと、アプリケーションに対応するアプリケーションサーバとの間の通信をサポートする。メモリ７３は、命令およびデータを格納するように構成される。

プロセッサ７１は、図２に示されるプロセッサ２０１であり得る。通信インタフェース７２は、図２に示される無線周波数回路２０２およびＷｉ−Ｆｉ（登録商標）装置２０７のうち少なくとも一方を含み得る。メモリ７３は、図２に示されるメモリ２０３であり得る。加えて、端末７０はさらに、図２に示されるセンサ２０６、測位装置２０８、音声回路２０９、周辺機器インタフェース２１０などを含み得る。

先述の実施形態の全てまたはいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の結合を用いて実装され得る。ソフトウェアプログラムが実施形態を実装するように用いられるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形で完全に、または部分的に実装され得る。コンピュータプログラムプロダクトは、１または複数のコンピュータ命令を含み得る。コンピュータプログラム命令が端末上でロードおよび実行されるとき、本願の複数の実施形態によるプロシージャまたは機能が、全てまたは部分的に引き起こされる。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブルな装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得、または、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから、別のウェブサイト、別のコンピュータ、別のサーバ、または別のデータセンタに、有線（例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線（ＤＳＬ）を介して）で、または、無線（例えば、赤外線ビーム、無線、またはマイクロ波を介して）方式で送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得、または、１または複数の使用可能な媒体を統合する、サーバまたはデータセンタなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体（例えば、フロッピディスク、ハードディスク、または磁気テープ）、光媒体（例えば、ＤＶＤ）、半導体媒体（例えば、ソリッドステートディスク（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｉｓｋ（ＳＳＤ）））、などであり得る。

上述の説明は、本願の特定の実装にすぎず、本願の保護範囲を制限する意図はない。出願に開示された技術範囲の当業者には容易に思いつく任意の変形または置換が、出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。

プロセッサ２０１は、携帯電話２００の制御の中心であり、様々なインタフェースおよび線を用いて、携帯電話２００の様々な部品を接続し、メモリ２０３に格納されたアプリケーションを実行し、メモリ２０３に格納されたデータを呼び出すことによって、携帯電話２００の様々な機能、およびデータの処理を実行する。いくつかの実施形態において、プロセッサ２０１は、１または複数の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ２０１は、Ｈｕａｗｅｉ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ Ｃｏ．， Ｌｔｄ．によって製造されたＫｉｒｉｎ９６０チップであり得る。本願のいくつかの複数の実施形態において、プロセッサ２０１はさらに、収集された指紋の認証のための、指紋認証チップを含み得る。

上述の説明は、本願の特定の実装にすぎず、本願の保護範囲を制限する意図はない。出願に開示された技術範囲の当業者には容易に思いつく任意の変形または置換が、出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
（項目１）
端末に適用されるアプリケーション管理方法であって、上記端末は通信モジュールを備え、上記方法は、
上記端末上のバックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、上記端末が、上記バックグラウンドアプリケーションを中断する段階と、
上記バックグラウンドアプリケーションを中断するとき、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信モジュールとの間の通信リンクを、上記端末が切断する段階と、
を備える、アプリケーション管理方法。
（項目２）
上記端末上の上記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、上記端末が、バックグラウンドアプリケーションを中断する上記段階は、
上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないとき、上記端末が、上記バックグラウンドアプリケーションを中断することを含む、項目１に記載の方法。
（項目３）
上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
上記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
上記バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことを含む、
項目２に記載の方法。
（項目４）
上記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、上記端末の時刻が上記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含み、または、
上記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、上記端末の速度が上記予め設定された速度に達していないことを含む、
項目３に記載の方法。
（項目５）
上記バックグラウンドアプリケーションが中断された後、方法はさらに、
上記処理すべきタスクが上記スタートアップ条件を満たしたとき、上記端末が、上記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化することを備える、
項目３または４に記載の方法。
（項目６）
上記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、
上記バックグラウンドアプリケーションが、いかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、上記予め設定されたタスクは、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入る前に上記端末が設定するタスクであり、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように上記端末が上記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクである、
項目１に記載の方法。
（項目７）
上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信モジュールとの間の通信リンクを切断することは、
上記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にすることを含み、
上記予め設定されたネットワークポートは、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信モジュールとの間の上記通信リンクを確立するように構成される、
項目１から６のいずれか一項に記載の方法。
（項目８）
上記予め設定されたネットワークポートは、上記端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするとき、上記端末によって上記バックグラウンドアプリケーションに関して割り当てられたソケットポートを含む、項目７に記載の方法。
（項目９）
端末であって、上記端末は処理モジュールおよび通信モジュールを備え、
上記処理モジュールは、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、上記バックグラウンドアプリケーションが上記予め設定された中断条件を満たす場合、上記バックグラウンドアプリケーションを中断することと、を行うように構成され、
上記処理モジュールはさらに、上記バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信モジュールとの間の通信リンクを切断するように構成される、
端末。
（項目１０）
上記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことを含む、項目９に記載の端末。
（項目１１）
上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
上記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
上記バックグラウンドアプリケーションが、処理すべきタスクを有し、上記処理すべきタスクが、上記スタートアップ条件を満たしていないことを含む、
項目１０に記載の端末。
（項目１２）
上記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、上記処理すべきタスクが上記スタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が上記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含む、または、
上記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、上記端末の速度が予め設定された速度に達していないことを含む、
項目１１に記載の端末。
（項目１３）
上記処理モジュールはさらに、上記処理すべきタスクが上記スタートアップ条件を満たしたとき、上記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成される、項目１１または１２に記載の端末。
（項目１４）
上記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、上記バックグラウンドアプリケーションが、いかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、上記予め設定されたタスクは、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクを含み、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末が上記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクを含む、
項目９に記載の端末。
（項目１５）
上記処理モジュールはさらに、上記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成され、上記予め設定されたネットワークポートは、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信モジュールとの間の上記通信リンクを確立するように構成される、項目９から１４のいずれか一項に記載の端末。
（項目１６）
上記予め設定されたネットワークポートが、ソケットポートを含む、項目１５に記載の端末。
（項目１７）
端末であって、上記端末は、プロセッサ、通信インタフェース、およびメモリを備え、
上記メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、上記プロセッサは、上記バスを介して上記メモリと接続され、上記端末が動作するとき、上記プロセッサは上記メモリに格納された上記コンピュータ実行可能命令を実行して、上記端末に、
バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、
上記バックグラウンドアプリケーションが上記予め設定された中断条件を満たす場合、上記バックグラウンドアプリケーションを中断することと、
上記バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信インタフェースとの間の通信リンクを切断することと、
の実行を可能にする、
端末。
（項目１８）
上記バックグラウンドアプリケーションが、上記予め設定された中断条件を満たすことは、上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有しないことを含む、項目１７に記載の端末。
（項目１９）
上記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
上記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
上記バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないこと、
を含む、項目１８に記載の端末。
（項目２０）
上記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が上記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含み、または、
上記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、上記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、上記端末の速度が上記予め設定された速度に達していないことを含む、
項目１９に記載の端末。
（項目２１）
上記プロセッサはさらに、上記処理すべきタスクが上記スタートアップ条件を満たしたときに上記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成される、項目１９または２０に記載の端末。
（項目２２）
上記バックグラウンドアプリケーションが上記予め設定された中断条件を満たすことは、
上記バックグラウンドアプリケーションがいかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、上記予め設定されたタスクは、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入る前に上記端末が設定するタスクであり、上記バックグラウンドアプリケーションが上記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように上記端末が上記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクである、項目１７に記載の端末。
（項目２３）
上記プロセッサはさらに、上記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成され、上記予め設定されたネットワークポートは、上記バックグラウンドアプリケーションと上記通信インタフェースとの間の上記通信リンクを確立するように構成される、項目１７から２２のいずれか一項に記載の端末。
（項目２４）
上記予め設定されたネットワークポートは、上記端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするときに、上記バックグラウンドアプリケーションに関して上記端末によって割り当てられるソケットポートを含む、項目２３に記載の端末。
（項目２５）
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、上記命令が端末上で動作したとき、上記端末は、項目１から８のいずれか一項に記載のアプリケーション管理方法を実行することを可能とする、コンピュータ可読記憶媒体。
（項目２６）
命令を備えるコンピュータプログラムプロダクトであって、上記コンピュータプログラムプロダクトが端末上で動作したとき、上記端末は、項目１から８のいずれか一項に記載のアプリケーション管理方法を実行することを可能とする、コンピュータプログラムプロダクト。

Claims (26)

1. 端末に適用されるアプリケーション管理方法であって、前記端末は通信モジュールを備え、前記方法は、
   前記端末上のバックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、前記端末が、前記バックグラウンドアプリケーションを中断する段階と、
   前記バックグラウンドアプリケーションを中断するとき、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信モジュールとの間の通信リンクを、前記端末が切断する段階と、
   を備える、アプリケーション管理方法。
2. 前記端末上の前記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たしたとき、前記端末が、バックグラウンドアプリケーションを中断する前記段階は、
   前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないとき、前記端末が、前記バックグラウンドアプリケーションを中断することを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
   前記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
   前記バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことを含む、
   請求項２に記載の方法。
4. 前記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、前記端末の時刻が前記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含み、または、
   前記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、前記端末の速度が前記予め設定された速度に達していないことを含む、
   請求項３に記載の方法。
5. 前記バックグラウンドアプリケーションが中断された後、方法はさらに、
   前記処理すべきタスクが前記スタートアップ条件を満たしたとき、前記端末が、前記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化することを備える、
   請求項３または４に記載の方法。
6. 前記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、
   前記バックグラウンドアプリケーションが、いかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、前記予め設定されたタスクは、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入る前に前記端末が設定するタスクであり、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように前記端末が前記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクである、
   請求項１に記載の方法。
7. 前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信モジュールとの間の通信リンクを切断することは、
   前記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にすることを含み、
   前記予め設定されたネットワークポートは、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信モジュールとの間の前記通信リンクを確立するように構成される、
   請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記予め設定されたネットワークポートは、前記端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするとき、前記端末によって前記バックグラウンドアプリケーションに関して割り当てられたソケットポートを含む、請求項７に記載の方法。
9. 端末であって、前記端末は処理モジュールおよび通信モジュールを備え、
   前記処理モジュールは、バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、前記バックグラウンドアプリケーションが前記予め設定された中断条件を満たす場合、前記バックグラウンドアプリケーションを中断することと、を行うように構成され、
   前記処理モジュールはさらに、前記バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信モジュールとの間の通信リンクを切断するように構成される、
   端末。
10. 前記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことを含む、請求項９に記載の端末。
11. 前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
    前記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
    前記バックグラウンドアプリケーションが、処理すべきタスクを有し、前記処理すべきタスクが、前記スタートアップ条件を満たしていないことを含む、
    請求項１０に記載の端末。
12. 前記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、前記処理すべきタスクが前記スタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が前記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含む、または、
    前記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、前記端末の速度が予め設定された速度に達していないことを含む、
    請求項１１に記載の端末。
13. 前記処理モジュールはさらに、前記処理すべきタスクが前記スタートアップ条件を満たしたとき、前記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成される、請求項１１または１２に記載の端末。
14. 前記バックグラウンドアプリケーションが、予め設定された中断条件を満たすことは、前記バックグラウンドアプリケーションが、いかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、前記予め設定されたタスクは、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入る前に端末が設定するタスクを含み、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように端末が前記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクを含む、
    請求項９に記載の端末。
15. 前記処理モジュールはさらに、前記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成され、前記予め設定されたネットワークポートは、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信モジュールとの間の前記通信リンクを確立するように構成される、請求項９から１４のいずれか一項に記載の端末。
16. 前記予め設定されたネットワークポートが、ソケットポートを含む、請求項１５に記載の端末。
17. 端末であって、前記端末は、プロセッサ、通信インタフェース、およびメモリを備え、
    前記メモリは、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、前記プロセッサは、前記バスを介して前記メモリと接続され、前記端末が動作するとき、前記プロセッサは前記メモリに格納された前記コンピュータ実行可能命令を実行して、前記端末に、
    バックグラウンドアプリケーションが予め設定された中断条件を満たすかどうか判断することと、
    前記バックグラウンドアプリケーションが前記予め設定された中断条件を満たす場合、前記バックグラウンドアプリケーションを中断することと、
    前記バックグラウンドアプリケーションを中断したとき、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信インタフェースとの間の通信リンクを切断することと、
    の実行を可能にする、
    端末。
18. 前記バックグラウンドアプリケーションが、前記予め設定された中断条件を満たすことは、前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有しないことを含む、請求項１７に記載の端末。
19. 前記バックグラウンドアプリケーションが、処理中のいかなるタスクも有さないことは、
    前記バックグラウンドアプリケーションの全てのタスクが処理されたこと、または、
    前記バックグラウンドアプリケーションが処理すべきタスクを有し、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないこと、
    を含む、請求項１８に記載の端末。
20. 前記スタートアップ条件は、予め設定されたスタート時刻を含み、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、時刻が前記予め設定されたスタート時刻に達していないことを含み、または、
    前記スタートアップ条件は、予め設定された速度を含み、前記処理すべきタスクがスタートアップ条件を満たしていないことは、前記端末の速度が前記予め設定された速度に達していないことを含む、
    請求項１９に記載の端末。
21. 前記プロセッサはさらに、前記処理すべきタスクが前記スタートアップ条件を満たしたときに前記バックグラウンドアプリケーションをアクティブ化するように構成される、請求項１９または２０に記載の端末。
22. 前記バックグラウンドアプリケーションが前記予め設定された中断条件を満たすことは、
    前記バックグラウンドアプリケーションがいかなる予め設定されたタスクも有さないことを含み、前記予め設定されたタスクは、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入る前に前記端末が設定するタスクであり、前記バックグラウンドアプリケーションが前記バックグラウンドに入った後に、実行を続けるように前記端末が前記バックグラウンドアプリケーションに指示するタスクである、請求項１７に記載の端末。
23. 前記プロセッサはさらに、前記バックグラウンドアプリケーションの予め設定されたネットワークポートを無効にするように構成され、前記予め設定されたネットワークポートは、前記バックグラウンドアプリケーションと前記通信インタフェースとの間の前記通信リンクを確立するように構成される、請求項１７から２２のいずれか一項に記載の端末。
24. 前記予め設定されたネットワークポートは、前記端末がＴＣＰ／ＩＰプロトコルをサポートするときに、前記バックグラウンドアプリケーションに関して前記端末によって割り当てられるソケットポートを含む、請求項２３に記載の端末。
25. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、前記命令が端末上で動作したとき、前記端末は、請求項１から８のいずれか一項に記載のアプリケーション管理方法を実行することを可能とする、コンピュータ可読記憶媒体。
26. 命令を備えるコンピュータプログラムプロダクトであって、前記コンピュータプログラムプロダクトが端末上で動作したとき、前記端末は、請求項１から８のいずれか一項に記載のアプリケーション管理方法を実行することを可能とする、コンピュータプログラムプロダクト。