JP2010039791A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実行される処理の内容に応じてCPUの動作周波数を好適に制御することにより、消費電力の抑制と高処理能力化を実現することができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】CPUを動作させるクロック信号の動作周波数をCPUに供給する供給手段と、CPUの動作状況に応じて、動作周波数が割り当てられた複数のクロック段階間の中から一のクロック段階を設定する設定手段であって、かつクロック段階間を段階的に変動させて設定する設定手段と、設定手段による設定に基づき、CPUに供給された動作周波数をクロック段階間で制御する制御手段と、キーを介して入力を受け付ける入力受付手段とを備え、入力受付手段により入力を受け付けた場合、設定手段はCPUの動作状況に係わらず所定のクロック段階を設定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯端末装置に係り、特にCPUの動作周波数を好適に制御する携帯端末装置に関する。
近年、携帯電話機を代表とする内蔵バッテリで駆動される携帯端末装置は、外出先や移動中において広く使用されている。また、この携帯端末装置は、音声通話機能、電子メール機能のみならず、動画データや音楽データなどの再生機能、ワンセグ放送の視聴・録画機能などが備えられ、高機能化が図られている。
このような携帯端末装置の高機能化に伴い、プロセッサの高性能化が必須となっている。しかし、プロセッサの高性能化に伴い、消費電力は大きくなるため、内蔵バッテリの駆動時間が短くなるという課題があった。
そこで、CPUの動作周波数および電源電圧を簡易に制御して省電力効果を得ることができる電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−77563号公報
特許文献1などに開示されたCPUの動作周波数制御技術は、CPUの使用率に応じて動作周波数を設定するため、動作周波数の不要な上昇を抑制することにより消費電力の低減を好適に図ることができた。
しかし、CPUにおいて実行される処理の内容によっては、設定された動作周波数では処理能力が不十分である場合があり、ユーザに対しては応答性の悪さ、携帯端末装置全体の操作性の悪さを感じさせるという課題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、実行される処理の内容に応じてCPUの動作周波数を好適に制御することにより、消費電力の抑制と状況に応じた効率のよいCPU処理を実現することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上述した課題を解決するために、CPUと、前記CPUを動作させるクロック信号の動作周波数を前記CPUに供給する供給手段と、前記CPUの動作状況に応じて、前記動作周波数が割り当てられた複数のクロック段階間の中から一のクロック段階を設定する設定手段であって、かつ前記クロック段階間を段階的に変動させて設定する設定手段と、前記設定手段による設定に基づき、前記CPUに供給された前記動作周波数を前記クロック段階間で制御する制御手段と、キーを介して入力を受け付ける入力受付手段とを備え、前記入力受付手段により前記入力を受け付けた場合、前記設定手段は、前記CPUの動作状況に係わらず所定の前記クロック段階を設定することを特徴とする。
また、本発明に係る携帯端末装置は、上述した課題を解決するために、CPUと、前記CPUを動作させるクロック信号の動作周波数を前記CPUに供給する供給手段と、前記CPUの動作状況に応じて、前記動作周波数が割り当てられた複数のクロック段階間の中から一のクロック段階を設定する設定手段であって、かつ前記クロック段階間を段階的に変動させて設定する設定手段と、前記設定手段による設定に基づき、前記CPUに供給された前記動作周波数を前記クロック段階間で制御する制御手段と、ユーザにより実行された所定の処理を検出する検出手段とを備え、前記検出手段により前記処理が検出された場合、前記設定手段は、前記CPUの動作状況に係わらず所定の前記クロック段階を設定することを特徴とする。
本発明に係る携帯端末装置は、実行される処理の内容に応じてCPUの動作周波数を好適に制御することにより、消費電力の抑制と状況に応じた効率のよいCPU処理を実現することができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
[第1実施形態]
本発明に係る携帯端末装置の第1実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る携帯端末装置の第1実施形態を示す携帯電話機の外観の構成を示す図である。図1(A)は、携帯電話機1を約180度に開いた開状態のときの正面から見た外観の構成を示し、(B)は、携帯電話機1を開状態としたときの右側面から見た外観の構成を示す。
図1(A)および(B)に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第一の筐体12と第二の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ31)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第一の筐体12には、その表面に「0」から「9」の数字キー、発呼・応答キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、およびメニューキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第一の筐体12には、操作キー14として上部に十字キー16と確定キー17が設けられている。十字キー16には、上方向キー、下方向キー、右方向キー、左方向キーが設けられており、使用者が十字キー16を上下左右方向に操作することによりメインディスプレイ21に表示されたカーソルなどを上下左右方向に移動させることができる。また、確定キー17を押下することにより、種々の機能を確定することができる。確定キー17には、メインディスプレイ21の下部に設けられた確定キー機能表示部21aに表示される処理も割り当てられる。
さらに、第一の筐体12には、左ソフトキー18および右ソフトキー19が十字キー16および確定キー17の上部にそれぞれ設けられる。第一の筐体12の側面には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー20が設けられる。左ソフトキー18、右ソフトキー19およびサイドキー20は、第一の筐体12の内部方向に押下されることによって、それぞれ所定の処理が割り当てられている。特に左ソフトキー18および右ソフトキー19は、メインディスプレイ21の下部に設けられた左ソフトキー機能表示部21bおよび右ソフトキー機能表示部21cに表示される処理が割り当てられる。
第一の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン22が設けられており、マイクロフォン22によって通話時の使用者の音声を集音する。
なお、第一の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーが押下されてオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第二の筐体13には、その正面にメインディスプレイ21が設けられており、電波の受信状態、電池残量の他、電子メールの内容、簡易ホームページなどを表示することができる。なお、メインディスプレイ21は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイ、無機EL(inorganic ElectroLuminescence)ディスプレイにより構成されるディスプレイである。
また、メインディスプレイ21の上部の所定の位置にはレシーバ(受話器)23が設けられており、これにより、使用者は音声通話することが可能である。なお、携帯電話機1の所定の位置には、レシーバ23以外の音声出力部としてのスピーカ(図示せず)も設けられている。テレビ電話通信時には、このスピーカから通話相手の音声が出力される。
図2は、本発明に係る携帯端末装置の第1実施形態を示す式携帯電話機1の他の外観の構成を示す図である。図2の携帯電話機1は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた閉状態を構成する。図2(A)は、携帯電話機1が閉状態のときの正面から見た外観の構成を示し、(B)は、携帯電話機1が閉状態のときの右側面から見た外観の構成を示す。
第二の筐体13には、例えばLCDで構成されるサブディスプレイ24が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
図3は、第1実施形態における携帯電話機1の内部の構成を示す図である。図示せぬ基地局から送信されてきた無線信号は、アンテナ31で受信された後、アンテナ共用器(DUP)32を介して受信回路(RX)33に入力される。受信回路33は、受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)34から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波数信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、受信回路33は、このダウンコンバートされた中間周波数信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。
受信回路33からの受信ベースバンド信号は、CDMA信号処理部36に入力される。CDMA信号処理部36は、図示せぬRAKE受信機を備える。このRAKE受信機では、受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれの拡散符号(すなわち、拡散された受信信号の拡散符号と同一の拡散符号)で逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号は、位相が調停された後、コヒーレントRake合成される。Rake合成後のデータ系列は、デインタリーブおよびチャネル復号(誤り訂正復号)が行われた後、2値のデータ判定が行われる。これにより、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは、圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、CDMA信号処理部36から出力された受信パケットデータを図示せぬ多重分離部によりメディアごとに分離し、分離されたメディアごとに対してそれぞれ復号処理を行う。
圧縮伸張処理部37のビデオコーデックにて復号されたディジタル動画像信号は、制御部41に入力される。制御部41は、圧縮伸張処理部37から出力されたディジタル動画像信号に基づく動画像を、図示せぬビデオRAM(例えばVRAMなど)を介してメインディスプレイ21に表示させる。
一方、通話モードにおいて、マイクロフォン22に入力された話者(使用者)の音声信号(アナログオーディオ信号)は、送話増幅器40により適正レベルまで増幅された後、PCMコーデック38によりPCM符号化される。このPCM符号化後のディジタルオーディオ信号は、圧縮伸張処理部37に入力される。また、制御部41にて作成された電子メールなどのテキストデータも圧縮伸張処理部37に入力される。
圧縮伸張処理部37は、PCMコーデック38から出力されたディジタルオーディオ信号を所定の送信データレートに応じたフォーマットで圧縮符号化する。これにより、オーディオデータが生成される。また、圧縮伸張処理部37は、制御部41から出力されたディジタル動画像信号を圧縮符号化して動画像データを生成する。そして、圧縮伸張処理部37は、これらのオーディオデータや動画像データを図示せぬ多重分離部で所定の伝送フォーマットに従って多重化した後にパケット化し、パケット化後の送信パケットデータをCDMA信号処理部36に出力する。
CDMA信号処理部36は、圧縮伸張処理部37から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施し、スペクトラム拡散処理後の出力信号を送信回路(TX)35に出力する。送信回路35は、スペクトラム拡散処理後の信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式などのディジタル変調方式を使用して変調する。送信回路35は、ディジタル変調後の送信信号を、周波数シンセサイザ34から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換(アップコンバート)する。そして、送信回路35は、制御部41により指示される送信電力レベルとなるように、このアップコンバートにより生成された無線信号を高周波増幅する。この高周波増幅された無線信号は、アンテナ共用器32を介してアンテナ31に供給され、このアンテナ31から図示せぬ基地局に向けて送信される。
電源回路44は、バッテリ43の出力を元に所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。
クロック供給回路45は、所定周波数を持ったクロック信号を生成し、携帯電話機1の各回路に供給する。
制御部41は、CPU46(central Processing Unit)、ROM47(Read Only Memory)、およびRAM48(Random Access Memory)などからなり、CPU46は、ROM47に記憶されているプログラムまたは記憶部42からRAM48にロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。
CPU46には、CPU46を動作させるクロック信号の動作周波数を制御する動作周波数制御回路49が設けられる。動作周波数制御回路49は、クロック供給回路45より供給されるクロック信号を制御し、所定の動作周波数のクロック信号を生成してCPU46内に供給する。動作周波数制御回路49は、所定の動作周波数が割り当てられた複数の段階(クロック段階)に、動作周波数を制御可能なようになっている。動作周波数制御回路49は、後述する動作周波数設定部により設定されたクロック段階に基づきクロック段階を制御する。
RAM48は、CPU46が各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。また、制御部41はビデオRAM50も備え、メインディスプレイ21に表示される映像に関する情報が一時的に格納される。
記憶部42は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、制御部41のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。
ここで、本実施形態における携帯電話機1は、制御部41のCPU46の動作周波数が動的に制御可能となっている。以下、CPU46の動作周波数制御について具体的に説明する。
図4は、第1実施形態における携帯電話機1の制御部41の概略的な機能ブロック図である。タスク管理部51は、CPU46に実行させるタスク(処理)を管理する。タスク管理部51において管理されるタスクは、キー入力イベント起因の処理によるものと、非キー入力イベント起因の処理によるものに大別される。キー入力イベント起因の処理は、操作キー14およびサイドキー20の押下に伴い発生した処理である。非キー入力イベント起因の処理は、例えば音声・テレビ電話着信処理や、電子メールサーバからの電子メール受信処理、予め設定されたアラーム通知時刻の到来に伴うアラーム通知処理など、操作キー14などの押下以外で発生した割込み処理が該当する。
タスク管理部51で管理されるタスクには、それぞれ優先度が付与されている。例えば、あるタスクの実行中に優先度が高い他のタスクの割り込みが発生した場合には、タスク管理部51は優先度の高いタスクを優先してCPU46に実行させる。
タスク管理部51は、最も低い優先度が付与された特別なタスクであるスリープタスクを、常時実行待ち状態として管理している。このスリープタスクが実行された状態は、CPU46において実行中または実行待ち状態の他のタスクが存在しない状態であるスリープ状態であることを示している。
キー入力検出部52は、ユーザによる操作キー14およびサイドキー20の押下に伴うキー入力イベントを検出する。キー入力検出部52は、キー入力イベントを検出した場合には、タスク管理部51に通知を行う。また、タスク管理部51は、キー入力イベントに伴い発生した処理をタスクとして管理する。
使用率取得部53は、CPU46の使用率を取得して動作周波数設定部54に供給する。使用率取得部53は、例えばタスク管理部51において管理されているタスクを参照してCPU46の使用率を取得する。この「CPUの使用率」は、例えば、単位時間あたりにスリープタスク以外のタスクがCPU46を占有した割合(またはスリープタスクがCPU46を占有する割合から求めても良い)で求めることができる。
動作周波数設定部54は、タスク管理部51、使用率取得部53より取得した種々の情報に基づいて、図3に示すCPU46の動作周波数制御回路49により制御される動作周波数(クロック段階)の設定を行う。動作周波数設定部54により設定されたクロック段階は動作周波数制御回路49に通知され、この動作周波数制御回路49により動作周波数の制御が行われる。
具体的には、動作周波数設定部54は、予め設定された所定の閾値以上の使用率が使用率取得部53より所定の回数連続して得られた場合、クロック段階を1段階上昇させるようになっている。これは、所定の閾値以上の使用率が所定回数連続して得られた場合には、CPU46がタスクの処理を実行している状態であり、高動作周波数でCPU46の処理能力を向上させる必要があるとみなすことができるためである。また、動作周波数設定部54は、所定の閾値以下の使用率が所定の回数連続して得られた場合、クロック段階を1段階低下させるようになっている。これは、所定の閾値以下の使用率が所定回数連続して得られた場合には、CPU46がタスクの処理を実行しておらず、低動作周波数でCPU46を動作させることにより省電力化が可能であるとみなすことができるためである。省電力化を好適に実現するためには、多少の使用率の上昇ではクロック段階が上昇しにくく、かつ使用率の低下に伴うクロック段階の変動には追従性を持たせることが望ましい。
動作周波数設定部54は、CPU46が最も低いクロック段階における動作中に何らかのタスク(処理)が発生した場合には、CPU46の使用率に係わらずクロック段階を1段階上昇させ、タスクが終了した場合にはクロック段階を1段階低下させるようにクロック段階を設定するものとする。
なお、これらクロック段階の上昇を判定するための各条件値と低下を判定するための各条件値(使用率の閾値、連続取得回数)とは、異なる条件値に設定しても同一の条件値に設定してもよい。
本実施形態における動作周波数設定部54は、タスク管理部51においてキー入力イベント起因のタスクが発生した場合、CPU46の使用率に係わらず、十分な処理能力が発揮できる高動作周波数(クロック段階)まで上昇させるようになっている。動作周波数設定部54は、例えば、最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階まで上昇させる。また、動作周波数設定部54は、キー入力の検出時において他のタスクが実行中であった場合、タスク管理部51より優先度に関する情報を取得する。動作周波数設定部54は、実行中のタスクとキー入力に伴うタスクとの優先度を比較し、キー入力に伴うタスクの優先度が高い場合に限って動作周波数を上昇させるために所定のクロック段階に設定する。
本実施形態における携帯電話機1におけるCPU46の動作周波数設定処理の一例について説明する。
図5は、第1実施形態における携帯電話機1の動作周波数設定部54により実行される、CPU46の使用率に基づくCPU動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS1において、動作周波数設定部54は、使用率取得部53よりCPU46の使用率を取得する。動作周波数設定部54は、使用率取得部53により所定時間毎に取得された使用率を取得する。本実施形態においては、使用率取得部53は、50msec毎に使用率を取得して動作周波数設定部54に供給するものとするが、これに限定されない。
ステップS2において、動作周波数設定部54は、所定の閾値以上または所定の閾値以下の使用率を所定回数(所定時間)連続して取得したか否かの判定を行う。動作周波数設定部54は、所定の閾値以上または所定の閾値以下の使用率を所定回数(所定時間)連続して取得していないと判定した場合、使用率取得ステップS1に戻り、処理を繰り返す。
一方、動作周波数設定部54は、所定の閾値以上または所定の閾値以下の使用率を所定回数(所定時間)連続して取得したと判定した場合、ステップS3において、クロック段階を1段階上昇または低下させる。処理は再び使用率取得ステップS1に戻り、以降の処理が繰り返される。以上でCPU46の使用率に基づく動作周波数設定処理の説明を終了する。
なお、本実施形態において説明する全てのCPU動作周波数設定処理において、使用率取得部53は、50msec毎にCPU46の使用率を取得し、動作周波数設定部54に供給するものとした。動作周波数設定部54は、使用率取得部53より3回(150msec)連続して所定の閾値以上の使用率が得られた場合に、クロック段階を1段階上昇させるものとした。また、動作周波数設定部54は、使用率取得部53より1回所定の閾値以下の使用率が得られた場合には、クロック段階を1段階低下させるものとした。なお、これらの値は一例であって、消費電力の抑制が可能であればどのように設定してもよい。
次に、本実施形態における携帯電話機1における処理発生時に実行される動作周波数設定処理の一例について説明する。
図6は、第1実施形態における携帯電話機1の動作周波数設定部54により実行される、処理発生時における動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャートである。なお、この処理発生時における動作周波数設定処理においては、特に説明しないが図5で説明したCPU46の使用率に基づく動作周波数設定処理は常時実行されているものとする。
ステップS11において、携帯電話機1において何らかの処理が発生し、これに伴い携帯電話機1のCPU46などで実行されるタスクがタスク管理部51により統括的に管理される。
ステップS12において、動作周波数設定部54は、発生した処理がキー入力イベントを起因とした処理であるか否かの判定を行う。なお、キー入力イベント起因の処理は、操作キー14およびサイドキー20の押下に伴い発生した処理である。非キー入力イベントを起因とした処理は、例えば音声・テレビ電話着信処理や、電子メールサーバからの電子メール受信処理、予め設定されたアラーム通知時刻の到来に伴うアラーム通知処理などの操作キー14などの押下以外で発生した全ての処理が該当する。
動作周波数設定部54は、発生した処理がキー入力イベント起因の処理であると判定した場合、ステップS13において、使用率取得部53より取得したCPU46の使用率に係わらず、十分な処理能力が発揮できる高動作周波数(高クロック段階)まで上昇させる。本実施形態においては、動作周波数設定部54は、最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階6まで上昇させる。
一方、動作周波数設定部54は、発生したタスクが非キー入力イベント起因の処理であると判定した場合、ステップS14においてクロック段階を1段階上昇させる所定の処理を行う。
ステップS15において、動作周波数設定部54は、処理発生ステップS11において発生した処理が終了したか否かの判定を行う。動作周波数設定部54は、処理が継続中であると判定した場合、その処理が終了するまで待機する。
一方、動作周波数設定部54は、処理発生ステップS11において発生した処理が終了したと判定した場合、ステップS16においてクロック段階を1段階低下させる所定の処理を行う。以上で処理発生時に実行おける動作周波数設定処理の説明を終了する。
次に、非キー入力イベント起因の処理およびキー入力イベント起因の処理が発生した場合における各クロック段階の遷移状態について、グラフを用いて説明する。
図7(A)は、図6の動作周波数設定処理の処理発生ステップS11において、非キー入力イベント起因の処理が発生した場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は、キー入力イベント起因の処理が発生した場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフである。なお、非キー入力イベント起因の処理(以下、処理Aという。)とキー入力イベント起因の処理(以下、処理Bという。)は、おおむね同一の処理時間を必要とする処理とする。図7は、縦軸を動作周波数制御回路49により生成されたクロック信号のクロック段階を示し、横軸は1メモリ50msecとして表された時間を示す。図7においては、動作周波数制御回路49が制御可能なクロック段階が6段階設けられた例を説明する。また、図5のCPU46の使用率に基づく動作周波数設定処理は、動作周波数設定部54により常時実行されている。
図7(A)の時間0から処理開始時(時間t1)まではスリープタスクの実行中であり、クロック段階は最低値の動作周波数に対応するクロック段階1に設定されている。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階1に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号の供給が行われている。
図7(A)の時間t1(処理開始時)において、動作周波数設定部54は処理Aが発生したと判定したため(図6の処理判定ステップS12)、クロック段階を1段階上昇させる所定の処理を行い、クロック段階を2に設定した(クロック段階上昇ステップS14)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階2に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号の供給が開始された。
時間t2において、CPU46の使用率の取得を行った結果(図5の使用率取得ステップS1)、動作周波数設定部54が所定の閾値以上の使用率を3回連続して取得したと判定したため(連続取得判定処理ステップS2)、クロック段階を1段階上昇させてクロック段階を3に設定した(クロック段階設定ステップS3)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階3に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号の供給が開始された。
また、処理Aの実行継続中である時間t3においても、動作周波数設定部54は継続して使用率の取得を行った結果(使用率取得ステップS1)、所定の閾値以上の使用率を3回連続して取得したと判定したため(連続取得判定ステップS2)、クロック段階を1段階上昇させてクロック段階を4に設定した(クロック段階設定ステップS3)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階4に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号の供給が開始された。
さらに、動作周波数設定部54は、時間t4、t5においても、同様に3回連続して所定の閾値以上の使用率が得られたため、クロック段階を順次1段階上昇させてクロック段階5、クロック段階6に設定を行った。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階5、6に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号が順次供給された。
時間t6において動作周波数設定部54は処理Aの実行が終了したと判定したため(図6の終了判定ステップS15)、クロック段階を1段階低下させる所定の処理を行いクロック段階を5に低下させた(クロック段階低下ステップS16)。
時間t7、t8、t9、t10において、動作周波数設定部54はそれぞれ所定の閾値以下の使用率が得られたため(連続取得判定ステップS2)、クロック段階をクロック段階4、クロック段階3、クロック段階2、クロック段階1と順次一段階ずつ低下させる設定を行った(クロック段階設定ステップS3)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階4、3、2、1に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号が順次供給された。以上で図7(A)のクロック段階の遷移状態を示すグラフの説明を終了する。
図7(B)を用いて、図6の動作周波数設定処理の処理発生ステップS11において処理Bが発生した場合のクロック段階の遷移状態を説明する。図7(B)の時間0から処理開始時(時間t11)までは、図7(A)で説明した処理A発生時のクロック段階の遷移状態と同様であるため、説明を省略する。
図7(B)の時間t11(処理開始時)において、動作周波数設定部54は処理Bが発生したと判定したため(図6の処理判定ステップS12)、高動作周波数(高クロック段階)まで上昇させる処理を行った。図7(B)においては、動作周波数設定部54は、最高値の動作周波数に該当するクロック段階6に設定した(高クロック段階設定ステップS13)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階6に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号の供給が開始された。
処理Bの実行継続中である時間t11以降においても、動作周波数設定部54は継続してCPU46の使用率の取得を行った結果(図5の使用率取得ステップS1)、所定の閾値以下の使用率が取得されていないと判定したため(連続取得判定処理ステップS2)、クロック段階は低下することなくクロック段階6の状態で維持されている。
時間t12において動作周波数設定部54は処理Bの実行が終了したと判定したため(図6の終了判定ステップS15)、クロック段階を1段階低下させる所定の処理を行いクロック段階を5に低下させた(クロック段階低下ステップS16)。
時間t13、t14、t15、t16において、動作周波数設定部54はそれぞれ閾値以下の使用率が得られたため(連続取得判定ステップS2)、クロック段階をクロック段階4、クロック段階3、クロック段階2、クロック段階1と順次一段階ずつ低下させる設定を行った(クロック段階設定ステップS3)。また、CPU46には、動作周波数制御回路49の制御によりクロック段階4、3、2、1に割り当てられた所定の動作周波数のクロック信号が順次供給された。以上で図7(B)のクロック段階の遷移状態を示すグラフの説明を終了する。
図7(A)に示す非キー入力イベント起因の処理(処理A)発生時においては、CPU46の使用率を監視し、段階的にクロック段階(動作周波数)を変動させることにより、一時的な使用率の増加による動作周波数の上昇を回避することができた。このため、CPU46の動作周波数の不要な上昇に伴う消費電力の増加の抑制が可能な動作周波数設定処理の実現が可能である。この段階的にクロック段階を変動させる動作周波数設定処理は、特に非キー入力イベント起因の処理である音声・テレビ電話着信処理や、電子メールサーバからの電子メール受信処理、予め設定されたアラーム通知時刻の到来に伴うアラーム通知処理など、応答性や高い処理能力を必要としない処理に対しては、省電力化を実現可能な点で有効である。
一方、図7(B)に示すキー入力イベント起因の処理(処理B)発生時においては、クロック段階を瞬時に高クロック段階まで上昇させることにより、CPU46の応答性や処理能力の向上を重視した動作周波数設定処理を実現することができる。
低クロック段階が設定されてCPU46の処理能力が低下している際に何らかの処理が発生した場合、段階的に動作周波数を上昇させる動作周波数設定処理では処理能力の高い高クロック段階が設定されるまで一定時間が必要となる。これは、特にユーザによるキー入力などを起因とするイベント発生時には、ユーザに対して応答性の不足感を与えることになる。例えば、ユーザが操作キー14を押下し何らかのイベントを発生させた場合、ユーザは押下に伴う処理の迅速な実行を期待している。しかし、操作キー14の押下時、低クロック段階が設定された状態であった場合には、CPU46は十分な処理能力を発揮することができる高クロック段階に遷移するまでに時間を要し、ユーザには応答性や操作性の悪さを感じさせる原因となってしまう。
例えば、図7(A)のクロック段階が1に設定された状態で処理Aが開始されると(時間t1)クロック段階は2に設定されるが、CPU46は低動作周波数での動作となるため処理発生直後の応答性を十分に備えていなかった。すなわち、段階的に動作周波数を上昇させる動作周波数設定処理は、好適に省電力化を図ることができるものの、低クロック段階設定時に処理が発生した場合には処理開始直後の応答性を十分に備えているとはいえない。
これに対し、図7(B)に示すように、応答性が求められるキー入力イベント起因の処理Bに対しては、処理B開始時(時間t11)においてクロック段階を最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階に設定することにより、処理Bに対する応答性を十分に備えることができる。
また、キー入力イベント起因の処理に対しては、応答性のみならず処理が終了するまでの所要時間を短期化する高い処理能力も求められる。この点においても、図7(B)で説明した動作周波数設定処理は、高動作周波数でキー入力イベント起因の処理を実行することができるため、処理開始から終了までに要する時間も短縮することができる。
例えば、図7(A)においては処理Aが開始されてから終了するまでΔta時間を必要としていた。これに対し、図7(B)においては処理Bが開始されてから終了するまでの所要時間はΔtb時間であり、処理時間をΔt時間短縮することができた。
次に、非キー入力イベント起因の処理(処理A)とキー入力イベント起因の処理(処理B)が非連続的または連続的に発生した場合のクロック段階の遷移状態についてグラフを用いて説明する。なお、以下に説明するCPU46の動作周波数設定処理においては、動作周波数制御回路49が制御可能なクロック段階が8段階である例を適用して説明する。
以下の説明においては、処理Aの実行時においては、段階的にクロック段階を変動させる動作周波数設定処理(以下、段階的動作周波数設定処理という。)が行われるものとする。処理Bの実行時においては、処理開始直後に瞬時に高クロック段階まで上昇させる動作周波数設定処理(以下、高クロック動作周波数設定処理という。)が行われるものとする。また、本実施形態における動作周波数設定処理に対する比較例として、処理Aおよび処理Bのいずれの実行時においても段階的動作周波数設定処理が行われる場合についても説明する。
図8は、非連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された場合を説明する図であり、(A)は、クロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は、図8(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。図8(C)は、図8(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行された場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図8(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。
図8(A)および8(C)では、図8(B)および8(D)に示すように処理Aの終了後、一定時間が経過した後に処理Bが発生した場合のクロック段階の遷移状態が示されている。処理A開始時においては、図8(A)および8(C)共に段階的動作周波数設定処理が行われている。処理Aの終了時、クロック段階は6まで上昇したが、CPU46の使用率の低下に伴いクロック段階が段階的に3まで低下した。このとき、処理Bが開始されるが、段階的動作周波数設定処理が行われた図8(C)における処理B開始時においてはクロック段階が3の状態であるため、処理B開始直後には十分な応答性を得ることができない。
しかし、高クロック動作周波数設定処理が行われた図8(A)における処理B開始時においては、クロック段階を最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階8まで上昇させるため、ユーザによるキー入力に対する十分な応答性を実現することができた。また、開始直後からCPU46を高い処理能力で動作させて処理Bを実行することができるため、図8(B)に示すように、図8(D)に示す処理Bの実行時間と比較して、処理の実行時間を短縮することができた。
図9は、連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された場合を説明する図であり、(A)はクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は図9(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。図9(C)は、図9(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行されたクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図9(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。
図9(A)および9(C)は、図9(B)および9(D)に示すように処理A実行中に処理Bが発生した場合であって、処理実行の優先度が処理A>処理Bであった場合のクロック段階の遷移状態が示されている。このため、処理Aの終了後に連続的に処理Bが実行される。なお、処理の優先度は、CPU46で実行されるタスク(処理)の管理を行うタスク管理部51によって管理されている。
処理A開始時においては、図9(A)および9(C)共に段階的動作周波数設定処理が行われている。処理Aの終了時、クロック段階は6まで上昇した。このとき、連続的に処理Bが開始されるが、段階的動作周波数設定処理が行われた図9(C)における処理B開始時においてはクロック段階が6の状態であった。
しかし、高クロック動作周波数設定処理が行われた図9(A)における処理B開始時においては、クロック段階を最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階8まで瞬時に上昇させるため、図9(C)における処理B開始直後と比較してユーザによるキー入力に対する応答性を備えることができた。
図10は、連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された他の場合を説明する図であり、(A)はクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は図10(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。図10(C)は、図10(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行されたクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図10(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図である。
図10(A)および10(C)では、図10(B)および10(D)に示すように処理A実行中に処理Bが発生した場合であって、処理実行の優先度が処理A<処理Bであった場合のクロック段階の遷移状態が示されている。このため、処理Aの実行中に処理Bが割り込みを伴い実行され、処理B終了後に再び処理Aが中断時の処理の続きから実行される。
処理A開始時においては、図10(A)および10(C)共に段階的動作周波数設定処理が行われている。処理Aの実行中における処理Bの割込み実行前、クロック段階は4まで上昇していた。このとき、段階的動作周波数設定処理が行われた図10(C)における処理B開始時においてはクロック段階が4の状態が維持されており、処理Bの実行中においてはCPU46の使用率に伴い段階的にクロック段階が上昇していた。
しかし、高クロック動作周波数設定処理が行われた図10(A)における処理B開始時においては、クロック段階を最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階8まで瞬時に上昇させるため、図10(C)における処理B開始直後と比較してユーザによるキー入力に対する十分な応答性を備えることができた。また、図10(B)に示すように、図10(D)に示す処理Bの実行時間と比較して、処理の実行時間を短縮することができた。
なお、処理A実行中に処理Bが発生した場合であって、処理実行の優先度が処理A=処理Bであった場合には、ユーザによるキー入力に伴う処理Bを優先させて実行してもよい。このとき、処理Bの開始時においては、高クロック動作周波数設定処理が行われる。また、処理Bの発生時に高クロック動作周波数設定処理のみを行って処理Aの実行を終了させた後に、処理Bの実行を開始しても応答性および高処理能力化の効果を得ることもできる。
この携帯電話機1によれば、発生した処理の内容を判定し動作周波数を好適に制御することにより、処理の内容に応じて消費電力の抑制を維持しつつ、かつ応答性や高処理能力化を実現することができる。これにより、キー入力を行ったユーザに対するレスポンスを向上させることができる点で有効である。特に、消費電力の抑制のため低動作周波数で動作している際(例えばスリープタスク実行中)のキー入力イベント起因の処理の実行時については、段階的動作周波数設定処理を行った場合と比較して、十分な応答性および高処理能力を得ることができる。
なお、本実施形態においてはCPU46の動作周波数を設定することによりCPU46の応答性や高処理能力化を実現したが、動作周波数と共にまたは動作周波数に代えて動作電圧を好適に制御してもよい。
[第2実施形態]
本発明に係る携帯端末装置の第2実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本発明に係る携帯端末装置の一例としての本実施形態における折りたたみ式の携帯電話機が第1実施形態で説明した携帯電話機と異なる点は、携帯電話機の開閉状態を検出する磁気センサ、メモリカードスロットおよび外部接続端子を備えた点である。また、第1実施形態と対応する構成および部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図11は、本発明に係る携帯端末装置の第2実施形態を示す携帯電話機の外観の構成を示す図である。図11(A)は、携帯電話機1aを約180度に開いた開状態のときの正面から見た外観の構成を示し、(B)は、携帯電話機1aを開状態としたときの左側面から見た外観の構成を示す。
図12は、本発明に係る携帯端末装置の第2実施形態を示す携帯電話機の他の外観の構成を示す図である。図12の携帯電話機1aは、図11の携帯電話機1aの状態から矢印X方向に回動させた閉状態を構成する。図12(A)は、携帯電話機1aが閉状態のときの正面から見た外観の構成を示し、(B)は、携帯電話機1aが閉状態のときの左側面から見た外観の構成を示す。
携帯電話機1aは、第一の筐体12と第二の筐体13の内部の所定の位置に、携帯電話機1aの筐体12、13の状態を検出するための磁気センサ61a、61b、61c、および61d(磁気センサ61)が設けられる。
また、図11(B)および12(B)に示すように、第一の筐体12aの左側面には、メモリカードスロット62および外部接続端子63を備える。メモリカードスロット62は、メモリカードを着脱することが可能なスロットを備えている。メモリカードは、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽などの各種データの書き込みおよび読み出しが可能となっている。外部接続端子63は、バッテリ43の充電を行う際に用いられる充電ケーブル、パーソナルコンピュータなどと携帯電話機1aとを接続させる際に用いられるUSBケーブルなどの各種外部機器と接続される端子である。
図13は、第2実施形態における携帯電話機1aの内部の構成を示す図である。本実施形態における携帯電話機1aの内部の構成が、第1実施形態における携帯電話機1の内部の構成と異なる点は、磁気センサ61、メモリカードスロット62および外部接続端子63が設けられた点である。
図14は、第2実施形態における携帯電話機1aの制御部41の概略的な機能ブロック図である。タスク管理部51において管理されるタスクは、ユーザイベント起因の処理によるものと、非ユーザイベント起因の処理によるものに大別される。ユーザイベント起因の処理は、携帯電話機1aが開状態と閉状態との間を遷移した場合、メモリカードスロット62に対しメモリカードが挿抜された場合、外部接続端子63にUSBケーブルなどの各種外部機器が挿抜された場合、操作キー14およびサイドキー20が押下された場合に発生した処理が該当する。ここで、ユーザイベントとは、携帯電話機1aの外部から負荷された処理であって、ユーザが意図して携帯電話機1aに対して行った操作が起因となり発生したとみなすことができる処理をいい、上述した処理に限らない。
非ユーザイベント起因の処理は、例えば音声・テレビ電話着信処理や、電子メールサーバからの電子メール受信処理、予め設定されたアラーム通知時刻の到来に伴うアラーム通知処理など、ユーザイベント以外で発生した全ての処理が該当する。
タスク管理部51は、最も低い優先度が付与された特別なタスクであるスリープタスクを、常時実行待ち状態として管理している。このスリープタスクが実行された状態は、CPU46において実行中または実行待ち状態の他のタスクが存在しない待機状態であることを示している。本実施形態においては、CPU46においてこのスリープタスクが実行されている状態を「CPUがスリープ状態である」という。また、CPU46においてスリープタスク以外のタスクが実行されている状態を「CPUがビジー状態である」という。
ユーザイベント検出部65は、ユーザにより携帯電話機1aに対して行われたユーザイベントを検出する。なお、携帯電話機1aが開状態と閉状態間を遷移した場合には、磁気センサ61がユーザイベント検出部65として機能する。ユーザイベント検出部65は、ユーザイベントを検出した場合には、タスク管理部51に通知を行う。また、タスク管理部51は、ユーザイベントに伴い発生した処理をタスクとして管理する。
使用率取得部53aは、CPU46の使用率を取得して動作周波数設定部54aに供給する。使用率取得部53aは、例えばタスク管理部51より現在実行中のタスクを参照し、CPU46がスリープ状態であるかビジー状態であるかを動作状態として取得する。なお、使用率取得部53aは、動作状態を所定時間毎に取得するようになっている(例えば、5msec毎)。
使用率取得部53aは、所定の取得した所定回数分(例えば128回分)の動作状態を動作状態履歴として時系列に保持する。使用率取得部53aは、最新の動作状態を取得した場合には最古の動作状態を削除するように動作状態履歴の更新を適宜行う。そして、使用率取得部53aは、現在保持する動作状態履歴におけるビジー状態を示す動作状態の割合から、CPU46の使用率を取得する。すなわち、「CPUの使用率」は、単位時間あたりに検出されたビジー状態の回数で求めることができる。使用率取得部53aで保持される動作状態履歴は、時間遷移と共に一の最新の動作状態の取得および最古の動作状態履歴の削除を繰り返す。このため、CPU46の使用率も時間遷移と共に段階的(連続的)に遷移するようになっている。
また、使用率取得部53aはユーザイベントを起因とした処理が発生した場合、現在保持する動作状態履歴における全動作状態をビジー状態に書き換える処理を行う。
動作周波数設定部54aは、使用率取得部53aより使用率を取得して、この使用率の遷移に応じて動作周波数を上昇または低下させるようになっている。CPU46の使用率は、時間遷移と共に段階的に遷移するようになっているため、動作周波数設定部54aにより設定される動作クロック段階も、段階的(連続的)に遷移するようになっている。動作周波数設定部54aは、例えば使用率が所定値から他の所定値まで遷移した場合に、クロック段階を上昇させたり低下させたりするようになっている。
本実施形態における携帯電話機1aにおけるCPU46の動作周波数設定処理の一例について説明する。
図15は、第1実施形態における携帯電話機1の動作周波数設定部54aにより実行される、CPU46の使用率に基づく動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS21において、使用率取得部53aは、タスク管理部51より現在実行中のタスクの種類を取得する。すなわち、スリープタスクまたはスリープタスク以外のタスクが実行されているかを取得する。
ステップS22において、使用率取得部53aは、CPU46で現在実行中のタスクが、スリープタスクであるか否かの判定を行う。使用率取得部53aは、現在実行中のタスクがスリープタスクであると判定した場合、ステップS23において最新の動作状態履歴にスリープ状態を追加する。一方、使用率取得部53aは、現在実行中のタスクがスリープタスク以外のタスクであると判定した場合、ステップS24において最新の動作状態履歴にビジー状態を追加する。
ステップS25において、使用率取得部53aは、動作状態追加ステップS23およびステップS24において動作状態履歴に最新の動作状態を追加すると同時に、最古の動作状態を削除する。
ステップS26において、使用率取得部53aは、現在保持する動作状態履歴を参照し、CPU46の使用率を取得する。CPU46の使用率は、動作状態履歴におけるビジー状態の回数によって求められる。使用率取得部53aは、取得した使用率を動作周波数設定部54aに供給する。
ステップS27において、動作周波数設定部54aは、取得したCPU46の使用率に基づいて、所定の動作周波数が割り当てられたクロック段階を設定し、動作周波数設定処理は終了する。
図16は、動作周波数設定部54aにより実行されるクロック段階の設定処理の一例を概念的に説明する図である。図中における○は、使用率取得部53aにより取得されたCPU46の動作状態がスリープ状態であった場合を示し、●はビジー状態であった場合を示す。また、動作状態履歴は使用率取得部53aによって時間t1〜t17の間に、所定時間毎に一の動作状態が取得、更新された場合の例を示している。さらに、動作状態履歴は、左から右にかけて最新の動作状態履歴が示されているものとし、ここでは説明の便宜上、過去8回分の履歴を記憶した場合の例で説明する。図16においては、1から5のクロック段階が設けられた例を適用して説明する。
図16では、時間t1においてCPU46がスリープタスクの実行中であり、かつ全動作状態履歴がスリープ状態である、時間t2においてスリープタスク以外の何らかのタスクの実行が開始され、さらに時間t10で実行中のタスクが終了した場合の動作状態履歴の遷移例を適用して説明する。
時間t1において、CPU46はスリープタスクの実行中であったため、動作周波数設定部状態履歴にはスリープ状態が新たに追加された。このとき、図示しない最古の動作状態履歴は削除される。使用率取得部53aにより、時間t1におけるCPU46の使用率、すなわち動作状態履歴全体におけるビジー状態の回数が0/8と取得された。動作周波数設定部54aは、このときのクロック段階を1に設定した。
時間t2において、CPU46はスリープタスク以外のタスクの実行中であったため、動作状態履歴にはビジー状態が新たに追加された。このとき、時間t1における最古の動作状態履歴は削除される。使用率取得部53aにより、時間t2におけるCPU46の使用率が1/8と取得された。動作周波数設定部54aは、使用率が0/8から1/8に遷移したため、クロック段階を1から2に設定した。
時間t3においては、動作状態履歴にビジー状態が新たに追加された。また、使用率取得部53aにより、時間t3におけるCPU46の使用率が2/8と取得された。動作周波数設定部54aは、このときのクロック段階を2に維持する。
時間t4においては、動作状態履歴にビジー状態が新たに追加された。また、使用率取得部53aにより、時間t4におけるCPU46の使用率が3/8と取得された。動作周波数設定部54aは、このときのクロック段階を2から3に設定した。
時間t5〜t8においては、動作状態履歴に順次ビジー状態が追加されていき、時間t9においては全動作状態履歴がビジー状態となった。このとき使用率取得部53aにより、CPU46の使用率が8/8と取得された。動作周波数設定部54aは、このときのクロック段階を最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階であるクロック段階5に設定した。
時間t10において、CPU46では実行中のタスクが終了したため、スリープタスクの実行が開始された。これに伴い、動作状態履歴にはスリープ状態が追加された。このとき使用率取得部53aにより、時間t10におけるCPU46の使用率が7/8と取得された。また、動作周波数設定部54aはクロック段階を遷移させずに5の状態を維持した。
ここで、CPU46の使用率が上昇中である場合(時間t1〜t9)と、使用率が低下中である場合(時間t9〜時間t17)とにおけるクロック段階の遷移のタイミングをずらしてヒステリシス特性を与えることにより、使用率のばたつきを低減させることができる。
時間t11以降についても、上述した使用率の上昇中(時間t1〜t9)と同様に、使用率の遷移に応じてクロック段階を設定し、CPU46の動作周波数の段階的な制御が実行される。
次に、本実施形態における携帯電話機1におけるユーザイベント発生時に実行される動作周波数設定処理の一例について説明する。図17は、第2実施形態における携帯電話機1aの動作周波数設定部54aにより実行される、ユーザイベント発生時における動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS31において、使用率取得部53aは、ユーザイベントの発生に伴い、ユーザイベントを起因とした処理が発生したか否かの判定を行う。なお、ユーザイベント起因の処理は、携帯電話機1aが開状態と閉状態との間を遷移した場合、メモリカードスロット62に対しメモリカードが挿抜された場合、外部接続端子63にUSBケーブルなどの各種外部機器が挿抜された場合、操作キー14およびサイドキー20が押下された場合などに発生した処理である。非ユーザイベント起因の処理は、例えば音声・テレビ電話着信処理や、電子メールサーバからの電子メール受信処理、予め設定されたアラーム通知時刻の到来に伴うアラーム通知処理などの処理などユーザが意図した操作以外で発生した全ての処理が該当する。
使用率取得部53aにより、発生した処理が非ユーザイベント起因の処理であると判定された場合、ユーザイベント起因の処理が発生するまで処理を待機する。なお、この間には図15の使用率に基づく動作周波数設定処理が繰り返し実行されている。
ユーザイベント起因の処理が発生したと判定された場合、ステップS32において、使用率取得部53aは現在保持する所定回数分の全動作状態履歴をビジー状態に書き換える処理を行う。また、ステップS33において、使用率取得部53aは動作状態履歴に基づく使用率を取得して動作周波数設定部54aに供給する。使用率取得ステップS33において取得される使用率は、全動作状態履歴がビジー状態となっているため、最大値の使用率が取得されて動作周波数設定部54aに供給される。
ステップS34において、動作周波数設定部54aは、取得した最大値であるCPU46の使用率に基づいて、最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階を設定し、動作周波数設定処理は終了する。動作周波数設定部54aは、クロック段階や動作状態履歴に係わらず、ユーザイベント起因の処理発生時には瞬時に最高値の動作周波数が割り当てられたクロック段階に引き上げられる。また、クロック段階が引き上げられた後は、図15で説明したように使用率取得部53aによって動作状態が所定間隔毎に更新され、CPU46の動作状態に対応した使用率が取得される。動作周波数設定部54aは、この使用率に基づいてクロック段階の設定を行う。
この携帯電話機1aによれば、第1実施形態で説明した効果に加え、ユーザが意図して実行した処理を広く検出し、この処理に対し応答性の向上や高処理性能化を実現することができるため、ユーザに対して携帯電話機1a全体の操作性をも向上することができる。
なお、本発明に係る携帯端末装置を折りたたみ式の携帯電話機に適用した例を説明したが、これに限らずスライド式の携帯電話機であってもよい。この場合、ユーザ処理検出部65は、携帯電話機がスライドされて開状態と閉状態との間を遷移した場合にユーザイベントとして検出を行う。
また、第1実施形態および第2実施形態においては、CPU46の使用率の取得方法やクロック段階の設定方法が異なる例を説明したが、これらの方法を適宜組み合わせて実施しても同様の効果が得られる。
また、本発明は携帯電話機以外にもPDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の携帯端末装置にも適用することができる。
さらに、本発明の各実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
本発明に係る携帯端末装置の第1実施形態を示す携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る携帯端末装置の第1実施形態を示す携帯電話機の他の外観の構成を示す図。 第1実施形態における携帯電話機の内部の構成を示す図。 第1実施形態における携帯電話機の制御部の概略的な機能ブロック図。 第1実施形態における携帯電話機の動作周波数設定部により実行される、CPUの使用率に基づく動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャート。 第1実施形態における携帯電話機の動作周波数設定部により実行される、処理発生時における動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャート。 (A)は図6の動作周波数設定処理の処理発生ステップS11において、非キー入力イベント起因の処理が発生した場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)はキー入力イベント起因の処理が発生した場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフ。 非連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された場合を説明する図であり、(A)はクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は、図8(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図、(C)は図8(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行された場合のクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図8(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図。 連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された場合を説明する図であり、(A)はクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は図9(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図、(C)は図9(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行されたクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図9(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図。 連続的に実行された処理Aおよび処理Bに対して動作周波数設定処理が実行された他の場合を説明する図であり、(A)はクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(B)は図10(A)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図、(C)は図10(A)の動作周波数設定処理に対する比較例としての動作周波数設定処理が実行されたクロック段階の遷移状態を示すグラフ、(D)は図10(C)の動作周波数設定処理が実行された場合の処理Aと処理Bとの実行時間の関係を示す図。 本発明に係る携帯端末装置の第2実施形態を示す携帯電話機の外観の構成を示す図。 本発明に係る携帯端末装置の第2実施形態を示す携帯電話機の他の外観の構成を示す図。 第2実施形態における携帯電話機の内部の構成を示す図。 第2実施形態における携帯電話機の制御部の概略的な機能ブロック図。 第2実施形態における携帯電話機の動作周波数設定部により実行される、CPUの使用率に基づく動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャート。 動作周波数設定部により実行されるクロック段階の設定処理の一例を概念的に説明する図。 第2実施形態における携帯電話機の動作周波数設定部により実行される、ユーザイベント発生時における動作周波数設定処理の一例を説明するフローチャート。
符号の説明
1、1a 携帯電話機
11 ヒンジ部
12 第一の筐体
13 第二の筐体
14 操作キー
15 十字キー
16 確定キー
18 左ソフトキー
19 右ソフトキー
20 サイドキー
21 メインディスプレイ
22 マイクロフォン
23 レシーバ
24 サブディスプレイ
31 アンテナ
32 アンテナ共用器
33 受信回路
34 周波数シンセサイザ
35 送信回路
36 信号処理部
37 圧縮伸張処理部
38 コーデック
40 送話増幅器
41 制御部
42 記憶部
43 バッテリ
44 電源回路
45 クロック供給回路
46 CPU
47 ROM
48 RAM
49 動作周波数制御回路
50 ビデオRAM
51 タスク管理部
52 キー入力検出部
53、53a 使用率取得部
54、54a 動作周波数設定部
61 磁気センサ
62 メモリカードスロット
63 外部接続端子
65 ユーザイベント検出部

Claims (6)

  1. CPUと、
    前記CPUを動作させるクロック信号の動作周波数を前記CPUに供給する供給手段と、
    前記CPUの動作状況に応じて、前記動作周波数が割り当てられた複数のクロック段階間の中から一のクロック段階を設定する設定手段であって、かつ前記クロック段階間を段階的に変動させて設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に基づき、前記CPUに供給された前記動作周波数を前記クロック段階間で制御する制御手段と、
    キーを介して入力を受け付ける入力受付手段とを備え、
    前記入力受付手段により前記入力を受け付けた場合、前記設定手段は、前記CPUの動作状況に係わらず所定の前記クロック段階を設定することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記入力受付手段により前記入力が受け付けられた場合、前記設定手段は、前記クロック段階を最高値の前記動作周波数が割り当てられた前記クロック段階に設定する請求項1記載の携帯端末装置。
  3. CPUと、
    前記CPUを動作させるクロック信号の動作周波数を前記CPUに供給する供給手段と、
    前記CPUの動作状況に応じて、前記動作周波数が割り当てられた複数のクロック段階間の中から一のクロック段階を設定する設定手段であって、かつ前記クロック段階間を段階的に変動させて設定する設定手段と、
    前記設定手段による設定に基づき、前記CPUに供給された前記動作周波数を前記クロック段階間で制御する制御手段と、
    ユーザにより実行された所定の処理を検出する検出手段とを備え、
    前記検出手段により前記処理が検出された場合、前記設定手段は、前記CPUの動作状況に係わらず所定の前記クロック段階を設定することを特徴とする携帯端末装置。
  4. 前記検出手段により前記処理が検出された場合、前記設定手段は、前記クロック段階を最高値の前記動作周波数が割り当てられた前記クロック段階に設定する請求項3記載の携帯端末装置。
  5. 前記ユーザにより実行された前記所定の処理は、キーの押下、筐体の変化、ケーブルの挿抜、メモリカードの挿抜を少なくとも含む請求項3記載の携帯端末装置。
  6. 前記CPUの動作状況である前記CPUの使用率を取得する使用率取得手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記使用率の上昇または低下に伴い、前記クロック段階を段階的に上昇または低下させる設定を行う請求項1または3記載の携帯端末装置。
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