JP2007289417A - X線診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】X線管及びX線検出器を回転させて被検部位についての複数の画像データを収集し、その複数の画像データを用いて3次元画像の再構成を行うときに被検部位についての関心領域を容易に決定することが可能なX線診断システムを提供すること。
【解決手段】少なくとも被検部位を示す検査情報と、検査情報に対応する関心領域とを関連付けて予め記憶するROI記憶部23と、入力部20と、入力部から入力される検査情報に対応する関心領域をROI記憶部を検索して取得するROI取得部27と、取得された関心領域について3次元画像を複数の画像データに基づいて再構成する3次元再構成部24とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線管及びX線検出器を回転させて撮影することにより収集される画像データに基づいて関心領域についての3次元画像を再構成するX線診断システムに関する。
従来、例えば、循環器用X線診断システムを用いて、X線管及びX線検出器を回転させて撮影することにより被検部位についての複数の画像データを収集し、収集した複数の画像データから3次元画像を再構成し、その再構成した3次元画像を用いて診断が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、図9に多方向からの複数の画像データを収集するための循環器用X線診断システムの概略外観図を示す。図9に示すように、循環器用X線診断システムは、被検体8(図示せず)が横臥する寝台9、天井に沿って移動可能に保持される基台51、基台51に支持される支柱52、及び、X線管5とX線検出器10が対向するように設けられ、支柱52に対し回転可能に保持され、一端側にX線管5、X線管5に対向するように他端側にX線検出器10が設けられたCの字状のアーム(以下、Cアームという。)53を含んで構成される。また、図10に多方向から複数の画像データを収集するときのX線管5とX線検出器10との回転の様子を示す。図10に示すように、X線管5とX線検出器10とが被検体8を中心として回転する(Cアーム53を回転させることによりX線管5とX線検出器10とが回転する。)。そして、回転しているときに、X線管5から被検体8にX線を照射し、X線検出器10で透過X線を検出することにより、被検部位に対し多方向からの複数の画像データを収集できるようになっている。そして、収集した複数の画像データを用いて、3次元画像の再構成が行われる。
ここで、3次元画像の再構成の手順について説明する。まず、各画像データについてサブトラクションを行い、不必要な画像を削除する。例えば、回転DSA(Digital Subtraction Angiography)画像を再構成する場合は、マスク画像及びコントラスト画像を示す画像データをそれぞれ取得しておき、それぞれ画像データを取得した角度が対応するマスク画像からコントラスト画像をサブトラクションする。それ以外の場合は、それぞれの画像データからキャリブレーションデータをサブトラクションする。ここでキャリブレーションデータは検出器の感度、X線の分布を補正するデータにより予め決められたものである。
次に、画像の補正処理を行う。例えば、X線検出器10にI.I.(Imaging Intensifier;イメージングインテンシファイア)を用いた場合は、I.I.による磁気歪みを補正する。また、必要に応じて使用するCアームの回転動作に伴うたわみも補正する。これらの補正データは予め撮影したファントムデータに基づいて算出されたものである。
さらに、再構成演算処理が行われる。ここではFeldkamp等によって提案されたフィルタ補正逆投影法(Filtered Backprojection)の場合を示すと、200フレームのサブトラクションを行った画像に対して例えばShepp & LoganやRamachandranのような適当なコンボリューションフィルターをかける。次に逆投影演算を行うことにより再構成された3次元画像のデータ(3次元画像データ)が得られる(例えば、非特許文献1参照。)。
ところが、微細な血管の状態を観察するためには、画像の解像度を高くした画像データを収集することにより高精細な3次元画像を提供する必要がある。つまり、収集する画像データのサイズ(以下、画像マトリクスサイズということがある)が大きくなる。その結果、画像再構成に要する時間が増大することになる。例えば、画像マトリクスサイズが2倍になると、再構成の時間は約8倍となってしまう。
そこで、時間の増加を抑えるように、全体領域(全体領域とは、収集した複数の画像データを用いて再構成可能な最大の領域を示す。)を再構成するのではなく、観察したい一部の領域である関心領域(Region Of Interest;以下、ROIという。)だけを部分的に再構成することで、時間の増加を抑えることが行われている。例えば、ROIのサイズを全体領域に対し3次元の各方向について2分の1となるようにすれば、そのROIを作成するときの画像データの画像マトリクスサイズは2分の1となるから再構成の時間は約8分の1となる。
特開2005−80285号公報 大石悟、"回転DSAからの三次元画像処理"、全国循環器撮影研究会誌Vol.14 2002、P56−P69
ところで、ROIは、画像データを収集した後に、医師やオペレータ(以下、操作者という)により、観察したい部分が含まれるように指定される。
例えば、3次元画像を用いて指定する方法がある。全体領域を高精細に再構成するには時間がかかるため、まず画像データの解像度を粗くすることにより全体領域を時間を短縮して再構成し、全体領域をモニタ等に表示させるとともに、その領域内に例えば全体領域に対し各辺が例えば2分の1の長さで構成され内部が透明な立方体を重ねて表示させる。そして、操作者が入力手段等を操作して表示した立方体に観察したい部分が含まれるように移動させ、その位置がROIとして指定される。しかしながら、画像データの解像度を粗くしたとしても、再構成を行う時間がかかってしまう。また、指定のための操作を行う必要があり、この指定の操作が煩わしく、時間もかかっていた。
また、収集した画像データによる2次元画像を用いて指定する方法がある。例えば、Cアーム53が直交する角度で収集された2つの画像データが示す2次元画像をモニタ等に表示させるとともに、各2次元画像のそれぞれに2次元画像に対し各辺が例えば2分の1の長さで構成され内部が透明な矩形を重ねて表示させる。そして、操作者が入力手段等を操作して表示した矩形に観察したい部分が含まれるように移動させ、各矩形の各2次元画像に対する位置によりROIが指定される。この方法によれば前述の3次元画像の再構成を行う必要がないので時間的には有利ではある。しかしながら、指定のための操作を各2次元画像のそれぞれについて行う必要があり、この指定の操作が煩わしく、時間もかかっていた。
一方、例えば3次元画像を脳動脈瘤の診断・治療のために用いられる場合がある。一般に治療の対象となる脳動脈瘤は、内頚動脈から中大脳動脈にかけての領域に発症しやすい傾向がある。つまり、ROIは、患者側面から見れば画像の中央付近またはやや下方付近、側面から見れば中央付近またはやや下方付近となる。また、肝臓の血管の門脈や総肝動(静)脈を診断・治療の対象とする場合は、対象の領域が中央に位置するように画像データを収集するので、ROIは中央付近となる。このように診断・治療の対象となる部位によりROIが特定される場合がある。しかしながら、診断・治療の対象となる部位の違いによりROIはそれぞれ異なるため、上述のようにしてROIを指定する必要があり、煩わしい操作を要することになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、X線管及びX線検出器を回転させて被検部位についての複数の画像データを収集し、その複数の画像データを用いて3次元画像の再構成を行うときに被検部位についての関心領域を容易に決定することが可能なX線診断システムを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、被検部位にX線を照射するX線管及び前記被検部位からの透過X線を検出するX線検出器を回転させて収集される複数の画像データに基づいて関心領域についての3次元画像の再構成が可能なX線診断システムであって、少なくとも被検部位情報を含む検査情報と、前記検査情報に対応する関心領域とを関連付けて予め記憶する記憶手段と、入力手段と、前記入力手段から入力される検査情報に対応する関心領域を前記領域記憶手段を検索して取得する取得手段と、前記取得された関心領域についての3次元画像を前記複数の画像データに基づいて再構成する再構成手段とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、少なくとも被検部位情報を示す検査情報と、前記検査情報に対応する関心領域とを関連付けて予め記憶することにより、検査開始時に検査情報の入力をすることにより、検査情報に対応する関心領域を容易に取得することが可能となる。
以下、本発明の特徴である被検部位に対しX線管及びX線検出器を回転させて複数の画像データを収集し、少なくとも検査部位情報を含む検査情報に基づいてROIを取得し、その複数の画像データを用いて取得したROIについての3次元画像を再構成する構成について説明する。
〈第1の実施形態〉
まず、本発明に係る第1の実施形態としてのX線診断システムについて、図を参照しつつ説明する。ただし、本X線診断システムの外観、及び、複数の画像データを収集するときのX線管とX線検出器との回転の様子については、それぞれ〔背景技術〕の図9及び図10による説明と実質的に同様であるため説明を省略する。
(構成)
図1は、本実施形態に係るX線診断システムの構成を示す機能ブロック図である。
入力部20(入力手段)は、ハンドスイッチ22及び操作表示部21により構成され、操作者が、各種操作、各種指定、または各種選択などの入力を行うためのもので、ハンドスイッチ22または操作表示部21を操作することにより操作に応じた信号が出力される。例えば、撮影を開始する前に検査プロトコル、画像データに付加されるコメントとなるView ID(検査種別情報)の入力が行われる。また、撮影開始の指示、画像表示(ループ再生)指示、また、ループ再生による表示画像の確認結果の入力などの入力が行われる。ここで、検査プロトコルは、頭部、腹部といった検査対象の部位(被検部位)に応じて予め制御部30の図示しない記憶手段に記憶されている。また。検査プロトコルは、撮影プログラム情報を含み、撮影プログラム情報は、撮影条件、X線条件、画像収集条件或いはCアームの回転条件などの各部の制御条件を含むものである。View IDは、同一検査内の撮影画像を識別するために付加されるが、ここでは同一部位に対する検査の種別を示すものとして入力される。例えば、右脳動脈と左脳動脈のように、撮影結果の画像からはいずれの動脈についての画像か識別が不能なものを区別するために、View IDとして、「右脳動脈」または「左脳動脈」というような情報を入力する。
ここで、本発明の検査情報は、少なくとも被検部位情報を含むものであるが、上記から明らかであるが、検査プロトコル及びView IDにより検査部位示すことができるから、検査情報は、View IDまたは検査プロトコル、或いは、View ID及び検査プロトコルを含む情報で構成することができる。また、以下の説明において検査情報としてView IDを用いることにする。
制御部30は、CPU(central processing unit)等の演算制御装置(図示せず)、プログラムを格納するROM(read−only memory)等のプログラム格納部(図示せず)を含み、制御部30は、格納されたプログラム、若しくは入力部20からの入力などに従ってX線診断システムの各部の制御を行う。また、そのプログラムを実行するときのワークエリアを構成するシステムメモリや不揮発性RAM(random access memory)などで構成される記憶手段(図示せず)を含んで構成される。
例えば、制御部30は、検査プロトコル、View ID及び撮影開始の入力の信号を受けて、検査プロトコルの撮影プログラム情報に基づいて駆動手段7、高電圧制御部31及びX線検出部3を制御することにより、画像データの収集を行う。
駆動手段7は、Cアーム53(図9参照)等を動作させるためのものである。駆動手段7は、制御部30により制御され、撮影プログラム情報に設定された回転速度でCアーム53を回転させる。また、3次元画像を再構成するための画像データ収集のときは、制御部30は、回転開始及び回転停止を制御し所定の角度(回転角度)だけ回転させる。例えば、高精細な3次元再構成画像を作成する場合には、50度/秒以上の回転速度で、被検体8に対し左右それぞれ100度となるように200度回転させて撮影が行われる。
高電圧制御部31は、高電圧発生部1を制御し、X線発生部2のX線管5からX線を撮影プログラム情報に設定された所定の間隔でパルス状に断続的に照射する。照射されたX線は、被検体8を透過し、X線検出部3に入射する。また、3次元画像を再構成するための画像データ収集のときは、回転開始及び回転停止に同期させてX線を照射する。
X線検出部3は、透過X線をX線検出器10で検出し、データ変換部11は、制御部30に制御され、X線管5によるX線の照射に同期して、検出結果を順次デジタルデータ(画像データ)化する。すなわち、一照射に対して一フレームの画像データを生成する。また、生成した画像データに付帯情報を付する手段としての機能を有する。付帯情報にはX線照射時のアームの回転位置を示す位置情報、検査情報としてView IDが記述される。さらに、画像データを記憶装置25へ送る。記憶装置25は、画像データ等を記憶する記憶手段である。
画像処理部4は、画像データ処理部26と、3次元再構成部24とを含んで構成される。
画像データ処理部は、撮影により収集した画像データの処理を行うもので、記憶装置25に記憶された画像データに対して空間フィルタなどによる画像処理、表示階調処理などを施し表示制御部28に送る。
3次元再構成部24(再構成手段)は、被検体8に対しX線管5及びX線検出器10を回転させて収集される複数の画像データに基づいて後述のROI取得部27により取得されるROIについての3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する機能を有する。また、再構成により得られる3次元画像データを表示制御部28に送る。尚、再構成の手順については〔背景技術〕で説明したので省略する。
ROI記憶部23(記憶手段)は、View IDと、各View IDに対応するROIが関連付けて記憶されている。図2にROI記憶部23に記憶されるView ID及びROIの構成の一例を示す。図2に示すように、View IDとして例えば、「右脳動脈」、「左脳動脈」、「肝臓門脈」、「肝臓総肝動(静)脈」・・・・のそれぞれに、対応するROI位置が関連付けて記憶されている。
ここで、各View IDについてのROI位置について説明する。ROI位置は、各View IDが示す被検部位における特徴領域を含むように決められている。特徴領域とは、例えば被検部位のなかで特定の病変が発生しやすい領域、或いは、被検部位のなかで特に診断・治療の対象となる領域をいう。例えば、〔背景技術〕で説明したように、脳動脈瘤は、内頚動脈から中大脳動脈にかけての領域に発症しやすい傾向があるから、その内頚動脈から中大脳動脈にかけての領域が特徴領域である。また、肝臓の診断・治療において、肝臓の血管の門脈、または、肝臓の総肝動(静)脈は特にその診断・治療の対象となるので、肝臓の血管の門脈、または、肝臓の総肝動(静)脈が特定領域である。また、他のView IDについて、具体的は示さないが同様特定領域からROI位置を定めることができる。
例えば、View IDが「右脳動脈」のROI位置に示される範囲を、それぞれX線検出器10が正面となる撮影により収集される画像、及び、X線検出器10が左側面となる撮影により収集される画像に重ねると、図3に示すように、ROIは内頚動脈から中大脳動脈を含むようになる。図示しないが他のView IDについても同様である。
また、ROI位置を、X線検出器10が正面となる撮影により得られる画像に対する四角形の位置(図2では、正面位置)及びX線検出器10が左側面となる撮影により得られる画像に対する四角形の位置(図2では、左側面位置)で示した。この2つの四角形によりROIの3次元領域を示すことができる。また、図2では、説明しやすいように四角形を用いた図で示したが、実際には座標データ等のデータで示される。また、ROI位置を3次元の全体領域(収集した複数の画像データを用いて再構成可能な最大の領域)に対する3次元領域で示すことも可能である。
ROI取得部27(設定手段)は、制御部30からの指示を受け、記憶装置25に記憶された収集された画像データの付帯情報からView IDを読み取り、ROI記憶部23を検索して読み取ったView IDに対応するROI位置を取得する機能を有する。本例では、ROI取得部27はView IDを画像データの付帯情報から読み取るようにしたが、入力されたView IDを制御部30を介して受けるようにしてもよい。
表示制御部28は、モニタ29(表示手段)で行う画像表示などを制御する。例えば、例えばループ再生を行いモニタ29に画像データの示す画像を表示する機能、生成した3次元画像をモニタ29に表示する機能を有する。
(動作態様)
本実施形態の当該X線診断システムにおいて行われる3次元画像再構成処理の手順の一例について、図4を用いて説明する。図4は、X線診断システムにおける動作態様の一例を示すフローチャートである。
まず、図4には示さないが、ROI記憶部23には、View IDと、各View IDに対応するROIが関連付けて予め記憶されている。
初めに、操作者は、入力部20の操作表示部21に表示される複数の検査プロトコルから所望の検査プロトコルを指定するなどして検査プロトコルを選択する(ステップS100。以下、ステップS100を省略してS100と表示する。他のステップも同様に省略して表示する。)。次に、操作者が入力部20を操作して、X線発生部2及びX線検出部3の位置が被検体8の所望の観察位置となるように駆動手段7によりCアーム53の位置決めを行う(S101)。続いて、操作者は、S100で選択した検査プロトコルに基づき入力部20の操作表示部21に表示される複数の撮影プログラムから所望の撮影プログラムを指定するなどして撮影プログラムを選択し(S102)、さらに入力部20を用いてView IDを入力する(S103)。入力部20は、検査プロトコル、撮影プログラム及びView IDを示す情報を制御部30に出力する。さらに、操作者により入力部20撮影開始の指示が入力されると(S104、Y)、制御部30は、高電圧制御部31、駆動手段7、X線発生部2及びX線検出部3などを検査プロトコルに示される撮影プログラムの撮影条件、X線条件、画像収集条件或いはCアームの回転条件などの各条件に基づいて制御する。そして、被検体8を介しての透過X線をX線検出器10で検出し、データ変換部11は、制御部30に制御されX線管5によるX線の照射に同期して、画像データを生成するとともに、生成した画像データにView IDを含む付帯情報を付し、記憶装置25は、画像データ等を記憶する(S105)。
次に、表示制御部28は、例えば、入力部20からのループ再生指示を制御部30を介して受けて、ループ再生を行いモニタ29に画像データに基づく画像を表示する(S106)。
ループ再生により操作者は、画像を確認し、確認結果を入力部20から入力する。NG(問題あり)が入力された場合には(S107、N)、撮影のやり直し、中止など(例外処理)が行われる。
一方、OK(問題なし)が入力された場合には(S107、Y)、ROIが取得される。ここで、ROI取得の手順の一例について、図5を用いて説明する。図5は、X線診断システムにおけるROI設定処理の一例を示すフローチャートである。
ROI取得部27は、画像データの付帯情報のView IDを読み取る(S201)。次に、ROI取得部27は、ROI記憶部23を検索して(S202)、読み取ったView IDに対応するROI位置を取得し、3次元再構成部24に送る(S203)。
3次元再構成部24は、収集した複数の画像データに基づいて送られたROIについての3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する(S109)。さらに、3次元再構成部24は、生成した3次元画像データを表示制御部28に送り、表示制御部28は、3次元画像をモニタ29に表示する(S110)。
このように、予め用意されたView IDに対応したROIを用いて3次元画像を再構成することにより、ほとんどの場合、再構成した3次元画像に観察したい部分が含まれることになる。したがって、指定のための操作を行う必要がなく、検査の時間短縮が可能となる。
〈第2の実施形態〉
本発明に係る第2の実施形態としてのX線診断システムについて説明する。なお、本実施形態は、第1の実施の形態の構成において、さらに取得されたROIを目視で確認ができるようにしたもので、第1の実施の形態に、さらに機能が追加された各部について詳細に説明する。
本実施の形態において、表示制御部28は、ROI取得部27が取得したROIをモニタ29に表示する機能を有している。例えば、例えば撮影により収集された画像データから、各画像データの位置情報を参照し、X線検出器10が正面となる位置で撮影された画像データ、及び、X線検出器10が左側面となる位置で撮影された画像データを読み出して、モニタ29に各画像データが示す画像とROI取得部27で取得されたROI位置を示す画像とを重ねて表示する。例えば、図3に示したように表示される。また、入力部20は、表示されたROIの確認結果を入力するための機能を有する。また、3次元再構成部24は、ROIの確認結果として、操作者によりOK(問題なし)が入力された場合に、3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する。
(動作態様)
本実施形態において行われる3次元画像再構成処理の手順は、ROI設定を除き同様ため、ここで、本実施形態の当該X線診断システムにおいて行われるROI設定の手順の一例について、図6を用いて説明する。図6は、X線診断システムにおけるROI設定処理の一例を示すフローチャートである。
S301乃至S303は、第1の実施の形態のS201乃至S203と同様で、ROI取得部27は、ROI位置を取得する。そして、取得したROI位置を表示制御部28に送る。
表示制御部28は、撮影により収集された画像データから、付帯情報の位置情報を参照してX線検出器10が正面となる撮影により得られる画像データ、及び、X線検出器10が左側面となる撮影により得られる画像データを読み出して、各画像とROI取得部27で取得されたROIを示す画像を重ねてモニタ29に表示する(S304)。
そして、操作者は、表示されたROIを確認し、確認結果を入力部20から入力する。NG(問題あり)が入力された場合には(S305、N)、詳細には説明しないが再構成の中止など(例外処理)が行われる。
一方、OK(問題なし)が入力された場合には(S305、Y)、S109に示すステップに遷移し、3次元再構成部24は、収集した複数の画像データに基づいて表示されたROIについての3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する。
このようにして、ROIの位置の確認を行うことができ、ROIに観察したい部分が含まれないことが発生した場合に、対処を行うことが可能となる。したがって、ROIに観察したい部分が含まれない場合に、無駄に3次元画像の再構成を行うことがない。
〈第3の実施形態〉
本発明に係る第3の実施形態としてのX線診断システムについて説明する。なお、本実施形態は、第2の実施の形態の構成において、さらにROIの変更を容易にできるようにしたもので、第2の実施の形態に、さらに機能が追加された各部について詳細に説明する。
本実施の形態において、入力部20は、ROIの変更指示を入力するための機能を有する。例えば、ハンドスイッチ22などを押下することにより変更指示の入力を行うようにする。
また、ROI取得部27は、ROIの変更指示の入力を受けて、先に取得したROIを他のView IDに対応するROIに変更する。また、この変更は予め設定された優先順位に従って行われる。この優先順位は、View IDごとに決められており、例えば図8に示すような構成で、例えばROI記憶部23に記憶されている。図8には、各View IDに対する優先順位が示されており、優先順位1には、初めのROIの変更指示の入力があったときに新たに取得されるROIのView IDが示され、優先順位2には、次にROIの変更指示の入力があったときに新たに取得されるROIのView IDが示されている。例えば、この優先順位は、他のROIにおいて特定の病変が発生する確率などから決定される。
(動作態様)
ここで、本実施形態の当該X線診断システムにおいて行われるROI変更の手順の一例について、図7を用いて説明する。図7は、X線診断システムにおけるROI変更処理の一例を示すフローチャートである。また、収集された画像データに付されたView IDが「右脳動脈」の場合を例にROIの変更について説明する。
ROI記憶部23は、まず上述の実施の形態の説明と同様にして、View IDの「右脳動脈」に対応したROIを取得する(S401乃至S403)。そして、取得したROI位置を表示制御部28に送る。
表示制御部28は、取得されたROIをモニタ29に表示する(S404)。ここで、操作者は、表示されたROIを確認し、操作者によりOK(問題なし)が入力された場合には(S405、Y)、第2の実施形態と同様に3次元再構成部24は表示されたROIについての3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する。
一方、ROIの変更指示の入力がなされると(S406、Y)、ROI取得部27は、ROI記憶部23に記憶されている優先順位を参照し、「右脳動脈」における優先順位1の「左脳動脈」に対応したROIを新たに取得し(S407)、S404に遷移し、表示制御部28は、新たに取得されたROIをモニタ29に表示する。操作者によりOK(問題なし)が入力された場合には(S405、Y)、S109に遷移し、3次元再構成部24は新たに取得され表示されたROIについての3次元画像の再構成を行い3次元画像データを生成する。
さらに、ROIの変更指示の入力がなされたら(S406、Y)、S407において。優先順位2のView IDに対応するROIに同様に変更され、この後は、優先順位3、優先順位4といった順にROIが変更されていく。
ただし、確認結果がNG(問題あり)(S405、N)で、変更を行わない場合(S406、N)には詳細には説明しないが再構成の中止など(例外処理)が行われる。
このようにして、ROI設定変更を、ハンドスイッチ22などを押下するだけで、他のView IDに対応したROIを利用して容易に変更することができる。したがって、ROIに観察したい部分が含まれないことが発生した場合に、ROIを変更して観察したい部分を含むROIを取得することが容易に行うことが可能となる。
本発明に係る第1の実施形態におけるX線診断システムの制御構成を表す機能ブロック図である。 ROI記憶部に記憶されるView ID及びROIの構成の一例を示す図である。 撮影により収集される画像上にROIを表示した図である。 本実施の形態におけるX線診断システムにおける動作態様の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるX線診断システムにおけるROI設定処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるX線診断システムにおけるROI設定処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態におけるX線診断システムにおけるROI設定処理の一例を示すフローチャートである。 ROI記憶部に記憶されるView ID及び優先順位の構成の一例を示す図である。 多方向から複数の画像データを収集するための循環器用X線診断システムの概略外観図である。 多方向から複数の画像データを収集するときのX線管とX線検出器との回転の様子を示す図である。
符号の説明
1 高電圧発生部
2 X線発生部
3 X線検出部
4 画像処理部
5 X線管
7 駆動手段
8 被検体
9 寝台
10 X線検出器
11 データ変換部
20 入力部
21 操作表示部
22 ハンドスイッチ
23 ROI記憶部
24 3次元再構成部
25 記憶装置
26 画像データ処理部
27 ROI取得部
28 表示制御部
29 モニタ
30 制御部
31 高電圧制御部

Claims (5)

  1. 被検部位にX線を照射するX線管及び前記被検部位からの透過X線を検出するX線検出器を回転させて収集される複数の画像データに基づいて関心領域についての3次元画像の再構成が可能なX線診断システムであって、
    少なくとも被検部位情報を含む検査情報と、前記検査情報に対応する関心領域とを関連付けて予め記憶する記憶手段と、
    入力手段と、
    前記入力手段から入力される検査情報に対応する関心領域を前記領域記憶手段を検索して取得する取得手段と、
    前記取得された関心領域についての3次元画像を前記複数の画像データに基づいて再構成する再構成手段とを備えることを特徴とするX線診断システム。
  2. 前記入力手段から入力される検査情報を前記収集される複数の画像データに付す手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記複数の画像データに付された検査情報に対応する関心領域を前記領域記憶手段を検索して取得する請求項1に記載のX線診断システム。
  3. 表示手段と、
    前記表示手段に、前記取得された関心領域を前記複数の画像データの中の少なくとも2つの直交する角度で収集された画像データにより示される2次元画像上に視認可能に表示する表示制御手段とをさらに備え、
    前記再構成手段は、前記入力手段からの再構成実行の指示の入力を受けて、前記表示された関心領域について前記再構成を行う請求項1または請求項2に記載のX線診断システム。
  4. 前記記憶手段は、前記検査情報に対し、他の検査情報に対応する関心領域を優先順位を付して関連付けて予め記憶し、
    前記取得手段は、さらに前記入力手段からの関心領域変更の指示の入力を受けて、前記優先順位に従って他の検査情報に対応する関心領域を新たに取得し、
    前記表示制御手段は、前記新たに取得された関心領域を前記2次元画像上に視認可能に表示する請求項3に記載のX線診断システム。
  5. 前記記憶される関心領域は、前記被検部位における特徴領域を含むように定められた請求項1乃至4のいずれかに記載のX線診断システム。
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