JP2006024168A - サーバシステム,ユーザ端末並びに同サーバシステムおよび同ユーザ端末を用いたサービス提供方法 - Google Patents

サーバシステム,ユーザ端末並びに同サーバシステムおよび同ユーザ端末を用いたサービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 情報配信システムにおいて、多様なサービス情報を常時提供でき、広域に亘って利用可能なサービス情報を取得でき、効率的なハードウェア使用を可能とし、さらに、アクセス制限を行なえるサービス提供システムを提供する。
【解決手段】 複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とを対応付けた複数のバルーンデータを保持する第1データベース15と、各識別子に関連させた複数の3次元空間領域情報と各3次元空間領域におけるサービス情報とを対応付けたサービス実行ファイルを保持する第2データベース9と、ユーザ端末11の位置情報と識別子とに基づいてサービス実行ファイルのうちの識別子を含む3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部40と、抽出されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部8とをそなえて構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば携帯端末を用いた情報配信サービスに用いて好適な、サーバシステム,ユーザ端末並びに同サーバシステムおよび同ユーザ端末を用いたサービス提供方法に関する。
移動体通信の進展に伴い、通信事業者がユーザに対して提供するサービス内容は多様化しており、例えばナビゲーションサービス等が展開されている。また、移動体通信の究極の目標は、いつでも、どこでも、誰とでも通信できることとされ、ユビキタス空間が提唱されている。
出願人は、ユーザの視界内の建物に入居している例えばレストランのメニュー,混雑度合い等の情報を、ユーザ端末を用いて取得する情報提供サービスシステムを提案している(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の情報提供サービスシステムは、位置測定機能を有するユーザ端末と、3次元実空間における特定領域(建物9階のレストラン等)および、その特定領域にリンクした仮想空間に定義したサービス情報(レストランのメニューおよび感想等)とが対応付けられたデータベースを保持するサーバシステムとを設けている。そして、ユーザがユーザ端末を建物9階に向けて測位ボタン(検索ボタン)を押下すると、ユーザ端末は、ユーザ端末自身の位置情報(緯度,経度,高度,方位および傾斜角度等)を測定し、測定した位置情報をサーバシステムに送信する。そして、サーバシステムは、位置情報を受信すると、その位置情報に基づいて検索した複数のサービス情報をユーザ端末に対して送信するのである。
ここで、ユーザがアクセスするデータベースにおいて、3次元空間における特定の空間が、バルーンデータ(バブルデータ)と称する仮想空間に構築され、このバルーンデータを用いて実空間における建物,レストラン等を再現している。また、サーバシステムは、サービス情報をデータベースから検索するに当たり、ユーザ端末の位置情報を検索用タグ(位置情報タグ)として用いている。
なお、時空間に関する技術は、従来からも提案されている(例えば非特許文献1参照)。非特許文献1記載のシステムは、SpaceTagと呼ばれる時空間限定でアクセス可能なオブジェクトを用いたものである。SpaceTagは、特定の場所、特定の時間でのみアクセスできるテキスト、画像、音声、プログラム等の任意の情報である。ユーザは、時空間座標せん(例えば、時計とGPS)をそなえたSpaceTag用の端末を用いて、これらの情報をブラウザするようになっている。
特開2002−132806号公報 垂水浩幸、森下健、中尾恵、上林弥彦:時空間限定型オブジェクトシステム:SpaceTag、インタラクティブシステムとソフトウェアVI、近代科学社、pp.1−10(1998年12月)
しかしながら、上記のシステムにおけるサービスは、メニュー等の情報の提供に過ぎない。また、データベースは、位置情報を唯一の検索用タグとしており、単にタグとしての適用しかできず、データベースの利用範囲が限定されている。また、データベースは、多数のサービス情報を保持しているが、複数のサービス情報間の相互の関連性を定義したものではない。従って、複数のサービス情報を統合させた利用価値の高いサービス情報を、必ずしも、常時、ユーザに対して提供できないという課題がある。
また、ユーザが上記サービス情報を、データベースの検索によって取得する場合、そのデータベースを検索するための検索タグ(検索インデックス)は、ユーザ端末の位置情報だけである。このため、ユーザが広域で利用可能なサービス情報を取得するためには、検索タグとしての位置情報を広範にしなければならず、実用化が困難であり、そのうえ、データベースの記憶領域を効率的に使用することが困難であるという課題がある。
そして、種々の情報提供サービスを展開する場合、「どの地域において」、「どのようなサービス」等の情報がないので、情報サービスの増加によって、情報量が増大し、サーバシステムの情報処理能力を超える可能性があった。さらに、データベースは、「アクセスした/アクセスしない」の情報を保持するだけなので、アクセス数を制限する方法がないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、情報配信システムにおいて、サーバシステムが多様なサービス情報を常時ユーザに提供でき、また、ユーザが広域に亘って利用可能なサービス情報を取得でき、そして、効率的なハードウェア使用を可能とし、さらに、サーバシステムが必要に応じてユーザのアクセス制限を行なえる、サーバシステム,サーバシステム,ユーザ端末並びに同サーバシステムおよび同ユーザ端末を用いたサービス提供方法を提供することを目的とする。
このため、本発明のサーバシステムは、ユーザ端末に対してサービスを提供するシステムにおけるサーバシステムであって、複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースと、ユーザ端末の位置情報と第1データベースが保持する識別子とに基づいて、第2データベースの1又は複数のサービス実行ファイルのうちの識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部と、抽出部にて抽出されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部とをそなえて構成されたことを特徴としている(請求項1)。
また、第1データベースは、3次元空間における物体の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各物体に関連付けられたアドレスとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし第1データベースの各アドレスに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数のディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、抽出部が、ユーザ端末から送信されたユーザ端末自身の位置情報、又はシステム側の測位部にて測位された位置情報と第1データベースが保持するアドレスとに基づいて、第2データベースに保持された1又は複数のサービス実行ファイルを抽出し、そして、サービス実行処理部が、抽出部にて抽出されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成することができる(請求項2)。
さらに、第1データベースは、3次元空間における建物の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各建物に関連するサービス情報を得るためのユニフォーム・リソース・ロケータとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし第1データベースの各ユニフォーム・リソース・ロケータに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数の階層構造を有するディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、抽出部が、ユーザ端末から送信されたユーザ端末自身の緯度,経度,高度を少なくとも含む位置情報、又はユーザ端末から発信された光および音波に基づいてシステム側の測位部が測位した位置情報と第1データベースが保持するユニフォーム・リソース・ロケータとに基づいて、第2データベースに保持された1又は複数のサービス実行ファイル又は1又は複数のディレクトリのうちのユニフォーム・リソース・ロケータと関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイル又はディレクトリを抽出し、そして、サービス実行処理部が、抽出部にて抽出されたサービス実行ファイル又はディレクトリ内のサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成することもできる(請求項3)。
また、第2データベースは、複数の3次元空間領域情報を、データ,ファイルおよびディレクトリの管理機能を有する汎用OS(Operating System:オペレーティングシステム)を用いていずれかのディレクトリに保持するように構成されてもよい(請求項4)。
そして、第2データベースが、1又は複数のサービス実行ファイルのサービス情報に、読み出しおよび書き込みの可否を表すファイル属性を割り当てて、複数の3次元空間領域情報を保持するように構成されてもよい(請求項5)。
また、本発明のサーバシステムは、ユーザ端末からの要求に応じてユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、前記別の装置に関する3次元実空間情報を装置に関連付けて格納する格納手段と、前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とから、ユーザが要求するサービスを実行させる装置を識別し、識別された装置に対してサービスを実行させる制御手段と、を有することを特徴としている(請求項6)。
さらに、本発明のサーバシステムは、複数の前記別の装置に関する3次元実空間情報を装置に関連付けて格納する格納手段と、前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行するために必要な情報を有する第一の装置を識別し、その後取得した別の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行させるための第二の装置を識別し、前記第一の装置の前記サービスを実行するために必要な情報を利用して前記第二の装置に対してサービスを実行させる制御手段と、を有することを特徴としている(請求項7)。
また、本発明のユーザ端末は、サービスを提供するシステムからの情報を受信するユーザ端末であって、ユーザ端末自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部にて検出された位置情報をシステムに対して送信する送信部と、送信部が送信した位置情報についてシステムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえ、受信部が、送信部が送信した位置情報について、システムに設けられたデータベースであって、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子と識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルとのそれぞれを保持するデータベースに基づいて、システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴としている(請求項8)。
また、本発明のユーザ端末は、ユーザ端末自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部にて検出された位置情報をシステムに対して送信する送信部と、送信部が送信した位置情報についてシステムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえ、受信部が、送信部が送信した位置情報について、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースとのそれぞれに基づいて、システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴としている(請求項9)。
また、本発明のサーバシステムおよびユーザ端末を用いたサービス提供方法は、サーバシステムを利用してユーザ端末に対してサービスを提供するサービス提供方法であって、前記サーバシステムに、複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報に対応する識別情報とのそれぞれが対応付けられた複数のデータと、前記識別情報に関連付けられた領域情報と各領域情報に関連するサービス情報とが対応付けられた少なくとも1のサービス実行ファイルを格納しておき、ユーザ端末の位置情報が示す位置を含む3次元実空間範囲情報からに対応する識別情報を抽出し、抽出された識別情報に基づいて、前記領域情報に対応するサービス実行ファイルを特定し、特定されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスを前記ユーザ端末に対して実行処理を行なうことを特徴としている(請求項10)。
本発明のサーバシステムによれば、多様なサービス情報を常時ユーザに提供でき、また、効率的なハードウェア使用が可能になる。
また、本発明のユーザ端末によれば、ユーザが広域に亘って利用可能なサービス情報を取得できる。
そして、本発明のサーバシステムおよびユーザ端末を用いたサービス提供方法によれば、サーバシステムが必要に応じてユーザのアクセス制限を行なえるので、安定したシステムの運用が可能となる。さらに、サーバシステムが多様なサービス情報を常時ユーザに提供でき、また、ユーザが広域に亘って利用可能なサービス情報を取得でき、そして、サーバシステムは、必要に応じてユーザのアクセス制限を行なえる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)本発明の第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係るサービス提供システムの構成図である。この図1に示すサービス提供システムは、携帯端末,携帯電話機,PDA(Personal Digital Assistants)等のユーザ端末に対して、又はユーザ端末を利用して、各種のサービスを提供するものである。ここで、サービスの例は、(i)電話,メール,インターネット接続、(ii)音楽,静止画又は動画等のコンテンツ配信、(iii)駅等の特定の場所内のユーザ端末に対する時刻表情報の提供、(iv)デパート等の館内のユーザ端末に対する商品広告、(v)地図表示や地理案内等である。さらに、(vi)ユーザ端末に対して、企業,店舗又は公共機関の商品,サービス,企業広告又は公共情報をメール送信することや、あるいは、企業内の特定ユーザに対して、配信情報又は業務情報をメール送信すること等をも行なう。
これらのサービスに加えて、サービス提供システム100は、緯度,経度,高度等の3次元空間における位置(空間位置)を測位できる測位モジュールを設けたユーザ端末に対し、そのユーザ端末が差し向けられたデパートのレストランのメニュー等の情報をも提供する。
図1に示すサービス提供システム100は、多数の携帯端末(本発明のユーザ端末)11と、携帯端末11と無線通信する基地局10aと、携帯端末11および基地局10a間の無線電話回線ネットワーク10と、ホームページ等を有する多数のWebサーバ(Webサイト)13bが接続されたインターネット12と、無線電話回線ネットワーク10およびインターネット12間のデータをフィルタリングする等の機能をもつゲートウェイサーバ13aと、インターネット12に接続され各種の情報およびサービスを提供するサービスセンタ(本発明のサーバシステム)19とをそなえ、例えば4基のGPS衛星90を利用して各種のサービスを提供するものである。 これらのうちの携帯端末11およびサービスセンタ19についてさらに詳述する。
図2は本発明の第1実施形態に係る携帯端末11のブロック図である。この図2に示す携帯端末11は、サービス提供システム100からの情報を受信するものであって、GPS衛星90からの無線信号を受信するためのGPSアンテナ11dと、携帯端末11自身の位置情報を取得する位置情報取得部21と、基地局10a(図1)と無線通信するためのアンテナ11eと、無線信号を変復調する無線モジュール11fと、位置情報取得部21にて取得された位置情報データの送信フォーマットへの変換および携帯端末11の各部の制御等を行なう制御モジュール11gと、無線モジュール11fにて受信したサービスに関する例えばサービス実行完了メッセージやサービス実行結果等の情報を表示する表示部11hと、マイク11jおよびスピーカ11iとをそなえて構成されている。
ここで、線モジュール11fは、位置情報取得部21にて検出された位置情報をサービス提供システム100に対して送信する送信部(第1送信部)22aと、送信部22aが送信した位置情報についてサービス提供システム100が実行するサービスに関する情報を受信する受信部(第1受信部)22bと、送受信信号を変復調する変復調部22cとをそなえて構成されている。なお、ユーザが受信する情報であってサービス提供システム100が実行するサービスに関する情報は、サービスセンタ19のデータベースの検索によって得られる。
さらに、位置情報取得部21は、緯度,経度,高度および方位,傾斜角度からなる位置情報を取得するものであって、傾斜センサ11a,GPSモジュール11c,方位センサ11bを有する。この傾斜センサ11aは携帯端末11の水平線からの傾斜角度を測定するものであり、GPSモジュール11cは4基のGPS衛星90から送信された各GPS衛星90の識別ID(IDentification)とこの識別ID等を含む信号の送信時刻とを含む無線信号によって携帯端末11自身の緯度,経度,高度を取得するものであり、方位センサ11bは地磁気の検出により方位を測定するものである。
なお、位置情報に含まれる5種類の全要素を収集することが好ましいが、一部の要素を使用せず、あるいは、一部の要素を定数によって代用することも可能である。また、第1実施形態におけるサービス提供エリアは、都市や日本全体等広範なので、緯度,経度,高度等の要素を取得する。これに対して、後述する第2実施形態における測位方法は、比較的狭い部屋又はフロアにおいて三角測位法等を用いたものであり、緯度,経度,高度等を用いずに行なわれる。
図1において、ユーザは、自分の視界に入る建物のうちの例えばデパートを選択し、その9階のレストランのメニュー,混雑状況等の情報を得るために、携帯端末11をその9階に差し向けて、携帯端末11の測位ボタン11k等を押下する。この押下によって携帯端末11の位置情報取得部21が位置情報の取得動作を開始する。制御モジュール11gは、携帯端末11の緯度,経度,高度をGPSモジュール11cから取得し、携帯端末11の方位を方位センサ11bにより取得し、また、携帯端末11の傾斜角度を傾斜センサ11aにより取得する。そして、制御モジュール11gは、これらの緯度,経度,高度,方位および傾斜角度の各データを位置情報データにフォーマット変換し、変換した位置情報データをサービスセンタ19に対して送信する。
一方、サービスセンタ19(図1)は、その位置情報を受信すると、後述する空間情報データベースを検索し、予めそのレストランによつで登録されたメニュー等を抽出し、メニューおよび混雑状況等の情報を携帯端末11に対して送信する。
従って、ユーザは、レストラン等の広告を探さず、レストランに直接問い合わせをせずに、あるいは、そのレストランのホームページ等にアクセスせず、インターネット12で情報検索せずに、サービス情報を入手できる。換言すれば、ユーザは、インターネット接続等のいわばデジタル的な処理をする代わりに、視界内のレストランについて、「この場所」,「あの場所」といったアナログ的な感覚によりサービス情報を取得できる。
また、サービスセンタ19は、3次元空間における物体(例えば建物,建物の各フロア,看板等現実に存在する物又は空間を移動する物)又は所望空間の緯度,経度,高度および後述するバルーン径(バブル径)からなる複数の3次元実空間範囲情報占有情報(空間範囲情報又は空間領域情報)と、各物体に関連付けられたアドレス(URL[Uniform Resource Locator:ユニフォーム・リソース・ロケータ])とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータ(バブルデータ)を保持するサーバシステム(サーバ)を含むものである。ここで、アドレス(URL)は、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子、又はサービス情報を得るためのアドレスとして機能している。また、サーバシステムは、所望空間の空間占有情報と、その所望空間に関連づけたい各種情報又はその各種情報に関連するURLとが対応付けられたバルーンデータをも含むことができる。
なお、サーバシステムは、複数のサーバを設け、各サーバに、例えばメールサーバ,ドメイン名に関するサーバ等の機能を付与する分散型のものである。一方、サーバシステムがもつ複数の機能を1台のサーバに集約させて構成することもできる。
次に、バルーンについて詳述する。
バルーンとは、データベースに保持されたデータであって、上記空間占有情報が3次元空間における特定の空間であり、それが、3次元空間に浮かんだ泡のごときものであり、このバルーンを用いて実空間の建物を再現している。また、バルーンの形状は、球,楕円球又は建物の容積に則した四角柱(直方体)等のいずれの形状でもよい。以下の主に、球形のバルーンを用いて説明する。形状を球形にすることにより、データベースは、バルーンの中心座標(緯度,経度,高度)と半径(バルーン径)との各データのみでバルーンを特定できるので、メモリ量の消費を抑制できる。さらに、バルーンは、閉じた空間(占有された空間)のみならず、空間における所定範囲の一部として設定したり、片側無限大の範囲に設定することができる。
また、バルーンデータの登録方法は、一例として、レストランが、サービス提供システム100に対して、バルーンの位置およびバルーン径を指定して申し込み、サービスセンタ19が、建物9階の実空間位置に対応するデータベース内のメモリ領域に、15mのバルーン径と、レストランのURLとを対応付けて書き込む。そして、データベースに、バルーンデータが書き込まれると、バブルデータの空間占有情報のイメージ(情報バルーン)が発生し、また、そのデータベースから、バブルデータが消去されると、情報バルーンが消滅するのと同等の効果を有する。なお、バルーンは、3次元空間を分割して得た各空間として設定することもできる。これにより、データベースの世界において、サービス又は情報を提供する場所に様々な大きさのバルーンが設定される。
次に、図3は本発明の第1実施形態に係るサービスセンタ19の構成例を示す図である。この図3に示すサービスセンタ19は、携帯端末11から送信される位置情報に基づいて、以下に述べる第2データベースに保持されたサービスの実行処理を行なうものであって、空間情報データベース(第1データベース:空間占有情報/URLデータベース)15,第2データベース9,サービス実行処理部8,受信部(第2受信部)16,送信部(第2送信部)17,抽出部40,提供部41と、ゲートウェイサーバ(ゲートウェイ部:GW[Gate Way])18a,Webサーバ(Web情報出力部)18b,DNS(Domain Name Server)サーバ(DNS部)18c,メールサーバ(メール送受信部)18dとをそなえて構成されている。なお、認証部39a,位置情報修正部39b,アクセス変更部39c,測定部39d,推測部39eのそれぞれについては後述する。
ここで、空間情報データベース15は、3次元空間における物体の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる空間占有情報と、物体に関連する各種情報又はその各種情報に関連するサービス情報を得るためのURLとを対応付けられたバルーンデータを保持するものである。
この物体に関連する各種情報とは、建物に関連する施設情報であり、例えば、建物,東京タワーおよびそれらの建物等にある店舗情報等や、公共輸送機関の駅情報等をいう。そして、各種情報に関連するサービス情報とは、その施設情報のサービス情報であり、例えば、企業の自社製品情報,東京タワーの開館情報および建物内のレストランや飲食店のメニュー等や、駅の時刻表情報をいう。以下の説明においては、特に断らない限り、これらについて同様の意味で使用する。この空間情報データベース15は、必ずしもサービスセンタ19に設けられる必要はなく、インターネット12に接続された別の場所のサーバに保持されるようにしてもよい。
第2データベース9は、3次元実空間領域にリンクし空間情報データベースの各URL(アドレス)に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数の階層構造を有するディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持するものである。サービス実行の一例は、自宅から離れた場所の自動車内において自宅テレビの電源をオフにする、ビデオ録画を開始する、あるいは、外出先において風呂を沸かす等である。
抽出部40は、携帯端末11の位置情報と空間情報データベース15が保持するURLとに基づいて、第2データベース9の1又は複数のサービス実行ファイルのうちの識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出するものである。さらに、抽出部40は、1又は複数のディレクトリのうちのURLと関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイル又はディレクトリを抽出する。なお、第1実施形態において、サービスセンタ19は、携帯端末11自身が位置情報を測位して送信した位置情報を用いている。
提供部41は、抽出部40にて抽出されたアドレスに対応するサービス情報を携帯端末11に提供するものであり、また、抽出部40にて抽出された検索情報に対応するサービス情報を携帯端末11に提供するものである。
ゲートウェイサーバ18aは、ゲートウェイ機能を有するものであり、Webサーバ18bは、個人又はレストランのメニュー等を保持するものであり、DNSサーバ18cは、ホスト名とIPアドレスとの変換テーブルを有し受信したホスト名に対応するIPアドレスを出力するものである。そして、メールサーバ18dは電子メールを送受信するものである。
なお、認証部39a,位置情報修正部39b,アクセス変更部39c,測定部39d,推測部39eのそれぞれは後述する。
そして、サービス実行処理部8は、抽出部40にて抽出されたサービス実行ファイル又はディレクトリ内のサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうものである。
このサービス実行処理部8は、実行するサービスに関する情報を携帯端末11に対して送信する機能を有する。この実行するサービスに関する情報とは、例えば音楽、映像等のコンテンツや、テレビの電源をオフにする等のサービスにおいて、テレビの制御手段にアクセスし、オフにしたことを完了した旨の情報である。
なお、サーバシステム21は、携帯端末11に対するサービス提供の可否を認証する認証部39aをそなえ、これにより、サービスの信頼性が向上する。さらに、サーバシステム21は、携帯端末11の位置情報に基づいて予測又は補正した修正位置情報を、抽出部40に対して位置情報として入力する位置情報修正部39bをそなえ、位置情報の精度を一層向上させている。
次に、図4〜図6を参照してサービスセンタ19が携帯端末11の位置情報から所望のサービス情報を取得してそのサービス情報をユーザに対して提供する方法について説明する。
図4は空間における建物配置を模式的に示す図である。この図4に示す4件の建物の位置は、いずれも、同一の経度を有し、異なる緯度を有する。例えば、Aビルは緯度A−1〜A+1の範囲に位置し、また、Bビル,Cスタジアム,Dタワーの中心位置は、それぞれ、緯度B,C,Dである。なお、これらの緯度,経度の単位は、ともに、°(度),’(分),″(秒)により表されている。
図5は本発明の第1実施形態に係るバルーンデータの3次元空間範囲のイメージ(情報バルーン)を示す図であって、この図5に示す情報バルーン1〜17は、A〜Dの建物に相当するイメージを表している。これらの情報バルーン1〜17は、いずれも、物体の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる3次元空間範囲情報と、各建物において提供される商品又はサービス等の情報とが対応付けられている。
情報バルーン1,5,8,9は、それぞれ、Aビル,Bビル,Cスタジアム,Dタワーを表す。また、情報バルーン1は、その内部に、情報バルーン2,3,4を有する。これらの情報バルーン2,3,4は、それぞれ、Aビルの各階のフロアに相当するイメージを表す。
これらの情報バルーンを得るために、携帯端末11は、測位した実測位置をデータ化した実測位置データをサービスセンタ19に対して送信する。サービスセンタ19は、その実測位置データを受信すると、その携帯端末11自身の実測位置を含む3次元空間範囲にて提供されるサービスを、空間情報データベース15に保持されたバルーンデータから検索する。そして、サービスセンタ19は、検索して得た提供サービスをその携帯端末11に対して送信する。
図6は本発明の第1実施形態に係るバルーンデータを説明するための図であって、この図6に示すバルーン番号1〜17が、図5に示すバルーン番号1〜17に対応している。そして、A/X/0/3で表されたデータは、緯度/経度/高度/バルーン径を表しており、例えば、バルーン番号2は、図5に示すAビルの3階に対応したものであって、サービスセンタ19は、このデータを、緯度A(単位:度数)、経度X(単位:度数)、高度3(45mに相当)およびバルーン径1と変換して保持するのである。なお、高度0は建物が地面に接している場合を表し、高度1,2,3はいずれも真値(例えば15m,30m,45m)に対応した値を表し、また、バルーン径0.5〜4もそれぞれ真値(例えば、1m〜8m)に対応した値である。
さらに、URLは、第2データベース9に保持される多数のサービスを識別するためのサービスIDとしても機能する。例えば、第2データベース9に入力されるドキュメント類の論理バルーンをサービス化した場合と、第2データベース9から出力されるデバイス類のデバイスバルーンをサービス化した場合とが、URLによって識別されるのである。
これにより、配信コンテンツ等を簡易に検索できる。換言すれば、物体に関連するサービス情報を表示したWebサイトが、URLに関連づけて保持されているのである。
なお、空間領域占有情報は、複数のバルーンが占有する空間領域を変更するために用いられるものであり、後述する図16を参照して説明する。
これらに加えて、バルーンがユーザによって掴まれた場合に、そのバルーンに対する操作が設定されており、設定例として、以下の(i)〜(v)に示す5種類の属性が各バルーンに付与されている。(i)ユーザが掴んだバルーンのコピーの生成は可能だがバルーン自体の位置の移動は不可。(ii)ユーザが掴んだバルーンの移動は可能だがバルーンのコピーの生成は不可。(iii)ユーザが掴もうとしたバルーンの移動およびコピーのいずれも不可。(iv)ユーザの掴み方により、移動およびコピーのいずれも可能。(v)最上位のディレクトリに設けられたバルーン(以下、包括バルーンと呼ぶ。)については、ユーザが掴もうとしたバルーンの移動およびコピーのいずれも不可。下位のディレクトリへの進入とその進入したディレクトリ内のバルーンへのアクセスは可能。
このように、バルーンに属性を付与することにより、例えばUNIX等のファイルおよびディレクトリ操作と同様なバルーン処理が可能となり、ファイル等の操作性が向上する。さらに、バルーンについてのインタフェースにより、実空間にマッピングされた情報を掴むことができる。
そして、携帯端末11が位置情報をサービスセンタ19に対して送信すると、サービスセンタ19の抽出部40が、空間情報データベース15を検索してレストランのURLを携帯端末11に対して通知する。これにより、ユーザは、15mのバルーン径の範囲において提供されるスパゲティ等の料理メニューや営業時間とを取得できる。
次に、図7および図8(a)〜図8(c)のそれぞれを参照して空間情報提供サービスについて説明する。
図7は本発明の第1実施形態に係る空間情報提供サービスを説明するための図である。この図7に示す領域(空間占有領域)Fが、ファイルシステム(OS[オペレーティングシステム]の機能のうちのファイルの取り扱いに関する機能)の最上層であり、また、この領域Fの内部のB1〜B3と付した各々が領域Fの下位ディレクトリに相当する。ここで、B1は地理,地域等のバルーンであり、B2,B3はそれぞれ音楽,画像等のバルーンである。また、バルーンB2の下位ディレクトリには、いずれも、洋楽,邦楽等の音楽ジャンル別のバルーン(図示省略)が保持され、また、バルーンB3の下位ディレクトリには、風景,映像等の各画像種別が保持されている。ユーザは、各バルーンB1〜B3のうちの一部のバルーンを複写又は移動させることができる。
従って、登録を希望するユーザが携帯端末11から空間情報データベース15に書き込むことにより、多数のバルーンが生成される。一方、ユーザが空間情報データベース15にアクセスして所望のバルーンを取得する場合は、携帯端末11を用いて空間情報データベース15にアクセスし、この空間情報データベース15から各種情報を検索し、その検索データを取り込むようにしている。
また、図8(a)〜図8(c)はそれぞれ本発明の第1実施形態に係る仮想空間と3次元実空間との関係を説明するための図である。この図8(a)に示すイメージは仮想空間におけるデータベース上に構築された実体を伴わない空間を表す。一方、図8(b)に示すイメージは3次元実空間を表す。また、図8(c)に示すイメージは、図8(a)および図8(b)の各イメージを足し併せた空間を表しサービスを提供するユビキタス空間に相当する。
このユビキタス空間の特徴の一つは、不連続性を有する点である。この不連続性とは、情報提供サービスの数および種別が、場所によって疎密になっていることである。一般に、郊外や山間部におけるサービス数および種別は少ない一方、市街地において提供されるサービス数および種別は多い。従って、サービスが提供される場所は、学校等の公共施設、駅、高速道路、商業施設等の適所に集中している。例えば、多くのサービスが提供される市街地空間から離れると提供されるサービスが減少し、また、別の市街地空間に近づくと提供されるサービスが増加する。
そして、ユーザが、ユビキタス空間をディレクトリと認識し、ディレクトリ内で提供されるサービスおよび情報をファイルと認識することにより、実空間にて展開される仮想的な空間情報データベース15を構築できる。従って、空間情報サービスを利用することにより、実空間にリンクした情報を制御できる。
このため、実空間においては、バルーンBとユーザとが接触していない場合であっても、空間情報データベース15の世界において、バルーンBとユーザとが重なり合う場合がある。この場合、サービスセンタ19は、その重なり合った部分のバルーンにおいて提供されるサービスを抽出する。
これにより、空間情報データベース15において、「バルーンに接触する」、「バルーンを掴む」、「バルーンを移動させる」といった実空間における直感的あるいはアナログ感覚に基づく操作が可能となる。これに加えて、仮想空間におけるバルーン操作により、複雑な操作が必要なオフィス機器,家電製品等を容易に扱える。
次に、第2データベース9および以下の説明に必要な用語等について詳述する。
一般に、ファイルは抽象化するための機構でありOS(Operating System:オペレーティングシステム)によって管理される。また、ディレクトリは、ファイルを管理するためのファイルであって、ディレクトリ内のファイルの個数,サイズ,ファイル名,ファイル属性(アクセス可否,読み出し専用/書き込み可能等),各ファイルのポインタ等を管理するものである。そして、ファイル構造、ディレクトリ構造、ファイルへのアクセス可否等は、いずれも、OSの仕様によって決定され、また、OSの機能のうちのファイルの取り扱いに関する機能はファイルシステムと呼ばれる。第2データベース9は、UNIXを用いて構築されるので、UNIXのファイル管理に関する仕様を用いることができる。
換言すれば、ファイルシステムは、ユーザが操作するファイルおよびディレクトリを管理する方式又は仕組みである。このファイルシステムによって、記憶装置に保持されている多数のファイルデータが管理される。
具体的には、ファイル構造(1ファイルを何バイトで構成するか)、ファイルへのアクセス可否(読み取り又は書き込み等の可否)、ファイルのプロパティ(狭義のファイル属性:名称、作成者、作成時刻、大きさ等)、ファイルの型(通常ファイル、ディレクトリ、他のファイルが含む情報を管理するファイル、入出力ハードウェアをファイルとして扱う特殊ファイル等)およびファイル操作(UNIXコマンド)等のファイルの属性(広義のファイル属性)が、空間情報データベース15および第2データベース9のそれぞれに共有されるようになっている。
本ファイルシステムは、空間情報データベース15に情報データを保持するときに、各情報データに、UNIXファイルシステムと同様なファイル属性を付与している。すなわち、本ファイルシステムは、サービスにファイル属性をもたせているのである。この意味で、空間情報とは、3次元実空間にリンクした仮想空間に定義された情報であってその仮想空間における空間領域を占有(又は共有)し3次元実空間を介してアクセス可能な情報を空間媒体として統括するファイルシステムといえる。
従って、本ファイルシステムは、UNIXと同様に、ディレクトリ構造(ツリー構造)を導入できる。
これにより、本発明の第1実施形態に係るサービス提供方法は、まず、位置情報取得部21が、携帯端末11自身の位置情報を取得し、送信部22aが、位置情報取得部21が検出した位置情報をサーバシステム21に対して送信する。
そして、サーバシステム21において、抽出部が、携帯端末11が送信した位置情報について、空間情報データベース15と第2データベース9とのそれぞれに基づいて、3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出し、サービス実行処理部8が、抽出部にて抽出されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なう。
サーバシステム21は、実空間にリンクした仮想空間において、実空間を抽象化して表すファイルシステムを構築する。従って、サービス提供システム100は、位置情報に関連付けられたサービスを抽象化された位置情報を用いて指定するようになっている。ここで、抽象化とは、ディレクトリ構造を意味する。
以下の説明において、「実空間」とは、(i)部屋,建物,山,川,島等の自然物自体、(ii)日本,東京等の国,地域を意味し、また、後述するように(iii)遠隔地において「自室のテレビの電源をオン/オフする」サービス自体をも意味する。
さらに、「実空間を抽象化したファイルシステム」とは、上記(i),(ii)については、建物,山等の実空間におけるものを、それぞれ、「建物」,「山」という名前のディレクトリ又はファイルをデータベースに階層化して作成されたファイル管理方式である。
また、(iii)については、「自室のテレビの電源をオン/オフする」等の特定のサービスを特定の実空間の領域をもったファイルとして扱うファイル管理方式である。換言すれば、この(iii)のファイル管理方式は、通常、無体物として扱われる「自室のテレビの電源をオン/オフする」等のサービスをも抽象化の対象として階層化構造を有するディレクトリ又はファイルを付与し、建物,山等の実空間を抽象化したディレクトリ又はファイルと同列に扱うのである。
これにより、地域名について、1個以上のファイルが各々占有する「横浜市」,「川崎市」等の各地域を包含する「神奈川県」等の領域が上位ディレクトリとして定義されるとともに、「西区」,「港北区」又は「宮前区」,「中原区」等の地域が「横浜市」,「川崎市」等の下位ディレクトリとして定義される。
このディレクトリには、ファイルのみならず、他のディレクトリをも含むようにもできる。つまり、UNIX等で通常、使用されるファイルシステムのツリー構造のようなシステムを実空間の領域情報によって、ファイルシステムを構築(等価)するのである。
さらに、ファイルシステムは、「横浜市」等の地域をディレクトリ化すると、その「横浜市」ディレクトリに含まれる情報を記録するために定義ファイルを作成する。この定義ファイルとは、サービス情報とそのサービス情報に関連する情報とを記録したものであって、ディレクトリ内に存在する各ファイルについての情報(ディレクトリ内ファイル情報)としてデータベース化されるようになっている。
図9は本発明の第1実施形態に係る定義ファイルの一例を示す図である。この図9に示す「レストランA」ディレクトリにおいて、「サービスデータベース」と表示されたものが定義ファイルである。そして、「メニューサービス」ファイルと、メニューについての感想等のデータ(コメントA〜C)とが、それぞれ、サービス情報と、サービス情報に関連する情報とに相当する。従って、2個のファイル間を相互に関連付ける等して、第2データベース9が、各ディレクトリと、各ディレクトリよりも下位階層の1又は複数のサブディレクトリとを相互に関連付けている。
さらに、図10は本発明の第1実施形態に係る定義ファイルの一例を示す図である。この図10に示す定義ファイル(メニューバルーン)には、「おいしかった」,「レシピがほしい」,「ワインに合う」,「安い」等の相互に依存しない独立した情報が、いずれも、定義ファイルに集中し、各ファイルが、別々の情報又はサービスを、空間上に関連付けて配置される。これにより、他のユーザがディレクトリにアクセスする度に、定義ファイルを参照するので、例えばインターネットの掲示板のように、最新かつきめ細かい情報が得られる。
さらに、第2データベース9は、複数のサービス情報間の関連性を設定しているので、サービスセンタ19に設けられた各種のサーバの情報処理能力を超えることが回避され、サービス情報等を保持するメモリを効率的に使用可能になる。
この定義ファイルについてさらに詳述する。
サービスセンタ19が所望のディレクトリにアクセスする場合、サービスセンタ19は、最初に、ディレクトリ内ファイル情報のデータベースにあるバルーン情報に基づいて、各バルーンに登録されたサービスが実施可能か否かを判定し、実施可能なサービスについてのみ、エリア内のバルーン情報(システムの内部値)に登録し、これにより、抽象化された情報に含まれる情報を定義した定義ファイルが、その抽象化された情報に付随して作成される。そして、他のユーザがその「横浜市」ディレクトリにアクセスする度に、定義ファイルが参照される。定義ファイルは、ディレクトリに存在する実施可能な全サービスのリストとそのリスト化されたサービス案内等を記録し、また、更新しているので、サービス提供システム100は、ユーザに対して適切な情報を提供できる。
なお、定義ファイルには、各ファイルの属性等をも記録することができ、このようにすれば、他のユーザが所望のディレクトリにアクセスすると、そのディレクトリおよびそのディレクトリよりも下位のディレクトリに保持された多数のファイル位置情報、従属情報および属性情報等を得ることができる。
また、定義ファイルにはさらに別の機能として、抽象化されたディレクトリ内のサービス情報の主従関係(相対関係)を付与することができる。サーバシステム21は、第2データベース9に保持された複数のディレクトリ層の各サービス情報について相対関係を定義する相対関係定義部(図示省略)をそなえている。この相対関係は、例えば抽象化された層内のサービス情報の主従関係として定義できる。
図11(a)は本発明の第1実施形態に係る主従関係を説明するための図である。この図11(a)に示す「スパゲティ店」バルーンは、メニュー、スタッフ、批評1〜4等の各ファイルを有する。ここで、相対関係定義部は、図11(b)に示す「スパゲティ店」ディレクトリに属する6個のファイルにそれぞれ異なるID1〜6を付与し、各ID1〜6間の依存関係情報を付与するようになっている。具体的には、批評1(ID2)はメニュー(ID1)に依存し、批評2(ID3)は批評1(ID2),批評3(ID4)に依存する等の依存関係を各ファイルに付与するのである。
これにより、ファイル間に依存関係がなく、情報のリンクが欠落している状態から、各ファイル間の依存関係が明確になる。
なお、相対関係は、他のディレクトリのファイルとの間における依存関係や、ファイル間のプライオリティ等の情報として定義することもできる。
また、このようなディレクトリ構造を定義したことは、その地域又は領域を抽象化したことと同等なので、所望の地域のサービスを抽象化層の組み合わせにより指定できる。例えば、「テレビの電源をオンにする」サービスを使用する場合は、テレビ電源オンサービス.Room311.富士通研究所.川崎市.神奈川県.日本と表記することができる。つまり、日本の神奈川県の川崎市の富士通研究所のNo.311の部屋にあるテレビ電源をオンと定義する。すなわち、第2データベース9が、サービス実行ファイルが保持されたディレクトリを、階層化された複数のディレクトリの名称の組み合わせにより識別し、各ファイルおよびディレクトリを指定、定義しているのである。
また、このディレクトリをサービスを使用できる範囲を規定した境界情報として捕らえ、境界情報をコントロールし、サービス情報が増加しても対応可能になる。また、これらの境界情報によって、その境界内情報をクライアントに移譲しクライアントだけでサービス検索できるようになる。
これにより、サーバシステム21が第2データベース9にアクセスして検索する場合、携帯端末11の位置情報に対応するサービス情報を携帯端末11に通知するのみならず、ユーザが直接指定したディレクトリ又はファイルを検索用タグとして、空間情報データベース15および第2データベース9を検索可能になる。さらに、データベースに、多数のディレクトリを登録しておくことにより、携帯端末11は、所望の地域のサービス情報を取得できるようになる。従って、本情報配信システム100によれば、ユーザ端末の位置の近辺のサービス情報のみならず、広範囲のサービス情報を得られる。
そして、「どの地域において」、「どのようなサービス」等の情報を定義できるので、種々の情報配信サービスを展開できる。さらに、第2データベース9は、アクセスした/アクセスしないを表す情報のほかに、アクセスの度合いを制限する情報を用いることができる。
また、これらの領域情報のフィルタリングとして3次元以上のn(nは自然数を表す。)次元を追加することもできる。これらのn次元には、時刻情報、クライアントのプロファイル情報等が含まれる。そして、これに境界情報のあいまいさを加えることにより、ある次元で動作している上記情報発信システムにおいて、その情報のアクセス密度を変更することもできる。
以下、サービスを3次元実空間にマッピングする方法について詳述する。
サーバシステム21は、UNIXサーバ上に、実空間にリンクしたファイルシステムを構築しており、UNIXサーバ内のハードディスク、外付けの記憶装置に、複数の3次元空間領域情報を表すファイル、ディレクトリを保持している。また、第2データベース9は、データ,ファイルおよびディレクトリの管理機能を有するUNIX,Windows(登録商標)等の汎用OSを用いて複数の3次元空間領域情報をいずれかのディレクトリに保持している。
図12は本発明の第1実施形態に係るマッピング概念を説明するための図である。この図12に示すディレクトリ層は、「日本」という名称をサーバシステム21によって付与され、この「日本」ディレクトリ層は、例えば「東京都」ディレクトリ、「神奈川県」ディレクトリおよび「時刻合わせ」ディレクトリ等のディレクトリを有する。そして、各ディレクトリにおいて、深く入り、小バルーンに辿りつくのである。また、「東京都」、「神奈川県」の各ディレクトリは、各企業、公共機関等が、東京都又は神奈川県において提供可能なサービスの実行処理を行なうためのファイル(サービス実行ファイル)を有する。このサービス実行の一例は、ユーザに対して川崎駅の時刻表情報を知らせる等である。
本サービス提供システム100は、この「時刻表情報を知らせる」サービスをデータベース上にサービス実行ファイルとして登録し、さらに、そのサービス実行ファイルを、地域毎に分類した地域ディレクトリに対応させて登録している。換言すれば、本サービス提供システム100は、第2データベース9が、階層化された複数のディレクトリの各範囲を、3次元実空間における地域範囲に基づいて割り当てているのである。また、ユビキタス空間上に各ディレクトリ構造を生成できる。
これにより、本ファイルシステムは、位置情報に関連付けられたサービスを、抽象化された不連続な位置情報を用いて指定できる。ここで、抽象化とは、階層的なディレクトリ構造を構築することを意味する。
また、「東京都」ディレクトリ等は、実空間における特定地域にリンクさせたものである。すなわち、第2データベース9が、階層化された複数のディレクトリの各範囲を、サービスを提供できる地域範囲を表す境界情報に基づいて割り当てている。換言すれば、サーバシステム21は、ディレクトリの概念を、ユビキタス空間の境界と定義しており、また、本サービス提供システム100は、サービスを3次元実空間に配置しているのである。
第2データベース9は、特定地域とは関係のない例えば時報サービスを表す「時刻合わせ」ディレクトリを設けることもできる。すなわち、ディレクトリに、位置によらないサービス(天気情報、修理サービス、時刻合わせ)等のサービス情報を作成できる。
従って、第2データベース9が、1又は複数のサービス実行ファイルについて、階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元空間領域情報に依存する情報と依存しない情報とを保持し、さらに、階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元実空間位置情報に関連付けられていないサービス情報をさらに保持することもできる。すなわち、抽象化された情報の中に抽象化された情報を含むことができる。
加えて、第2データベース9は、階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元実空間位置情報に関連付けられたサービス情報と、3次元実空間位置情報に関連付けられていないサービス情報とを混在させて保持するようにもできる。
また、「日本」ディレクトリをデータベース化した一例を図13に示す。
図13は本発明の第1実施形態に係るディレクトリの一例を示す図であり、この図13に示す「日本」ディレクトリの直下に、神奈川県、東京都等の特定地域単位の下位ディレクトリと、地域に依存しないサービスを表す「サービスA」、「サービスB」等のファイルと、「日本」ディレクトリに存在する実施可能な全サービスのリストとそのリスト化されたサービス案内等を記録する定義ファイルとが設けられている。すなわち、第2データベース9は、複数の3次元空間領域情報を、階層化された複数のディレクトリのうちのいずれかのディレクトリに対応付けて保持している。
さらに、各ディレクトリ又はファイルは、URL(空間URL)を与えられており、例えば「川崎市」の「サービスD」をもつファイルのURLは、「サービスD.川崎市.神奈川県.日本」と表される。すなわち、第2データベース9が、階層化された複数のディレクトリ層の名称を、ピリオド”.”の連結のように、UNIX等の汎用OSのファイルおよびディレクトリの表記仕様に基づいて特定している。また、ピリオド”.”の連結は、Windows(登録商標)等の他のOSも、サポートしているので、本第2データベース9は、UNIX以外のOSを用いたシステムにも移植できる。
このように、第2データベース9が、階層化された複数のディレクトリの名称を、汎用OSのファイルおよびディレクトリの表記仕様に基づいて特定するように構成されている。
そして、このように、位置情報を用いてサービスを指定している。
なお、URLへのアクセスパスは、携帯端末11の緯度、経度、高度等の位置情報が用いられる。従って、携帯端末11は、実空間をアクセスしてサービスを取り込む一方、サーバシステム21は、位置「川崎市」を用いてサービスを指定するようになっている。
図14は本発明の第1実施形態に係るディレクトリ構造の一例を示す図であり、この図14に示す「日本」,「神奈川県」,「横浜市」,「川崎市」等の各ディレクトリ層は、特定地域のディレクトリ、サービス実行ファイルおよび定義ファイルの3種類のディレクトリ、ファイルを保持している。ここで、第2データベース9は、UNIX、Windows(商品名)等の階層構造と同様な階層構造を有する空間情報を保持している。従って、仮想空間に構築したファイルシステムは、ディレクトリがツリー構造になっている。
また、第2データベース9に保持されたファイル、ディレクトリは、各々、属性(attribute)を与えられている。ここで、複数のユーザによってアクセスされるので、各ユーザのファイルのプライバシを保護する必要がある。このため、ファイルおよびディレクトリは、いずれも、UNIX(登録商標)等のファイルシステムと同様に、例えばrwxr−xr−x等と表わされる保護コードが付与されている。ここで、r,w,xは、それぞれ、読み取りアクセス,書き込みアクセス,実行アクセスの各アクセスの可否を表す。また、9ビットのうちの最初の3ビットrwdは所有者、次にの3ビットr−xは所有者のグループの他のユーザ、残りの3ビットr−xはそれ以外のユーザにそれぞれ与えられている。これにより、保護コードrwxr−xr−xの意味は、所有者はファイルの読み込み、書き込み、実行が可能であり、グループの他のユーザは、ファイルの読み取り、実行が可能であり、その他のユーザはファイルの実行のみが可能と設定されるのである。従って、第2データベース9が、1又は複数のサービス実行ファイルのサービス情報に、読み出しおよび書き込みの可否を表すファイル属性を割り当てて、複数の3次元空間領域情報を保持するようになっている。
これにより、本ファイルシステムは、各サービスについてのセキュリティ管理を可能とし、また、ファイル操作として、ファイル又はディレクトリ間のリンク,ファイルのコピー、ファイルの移動等の各種のファイル操作を可能にしている。加えて、本ファイルシステムは、上記の定義ファイルを、ファイルの型として、通常ファイルとは別個に管理している。
さらに、特定地域のディレクトリについては、住居等の特定場所や、自動車等の特定位置等の狭い範囲のディレクトリを作成することができる。例えば神奈川県地域の「川崎市」ディレクトリは、ディレクトリ(Aさん車内)を有し、また、「横浜市」ディレクトリは、ディレクトリ(Aさん自宅)を有する。そして、この住居等のディレクトリを作成することにより、次に述べるリモートコントロールを用いたサービスが可能となる。
図15(a)は本発明の第1実施形態に係るディレクトリイメージの他の例を説明するための図である。この図15(a)に示すディレクトリ(Aさん自宅)は深い階層が作成されており、ディレクトリ(テレビ)はディレクトリ(電源オン),(電源オフ)を有する。これらのディレクトリ構造は、ユーザAが、「風呂を沸かす」等のバルーンとともに、各予め登録している。ここで、第2データベース9に保持された複数のディレクトリ層のうちの携帯端末11側のディレクトリ範囲深さに応じた深さの1又は複数のディレクトリ層を、携帯端末11に対して通知するリモートコントロール部がさらに設けられている。
また、図15(b)は図15(a)に示すディレクトリイメージを、ディレクトリ構造を用いて表示した図である。これらの2種類のディレクトリを用いて、自宅のテレビの電源をオフにするサービスの実行方法について詳述する。
ユーザAは、車内において、携帯端末11を用いて、サーバシステム21にアクセスすると、サーバシステム21は、UNIX(登録商標)コマンドの“コピー”を用いて、ディレクトリ(Aさん自宅)を、車内のパソコン内のファイルシステムに相当するディレクトリ(Aさん車内)内に、リンクさせる(なお、予めコピーさせるようにもできる。)。また、UNIX(登録商標)でコピーすることにより、位置情報が書き替えられる。
続いて、第2データベース9が検索されてバルーン90が抽出され、このバルーン90がサービス実行を開始し、例えば電話回線でAさん自宅の装置に、「テレビの電源をオフにする」メッセージ信号を送信する。装置は、このメッセージ信号を受信すると、装置自身に接続された配線を用いてテレビの電源をオフにする。また、サービス実行処理部8は、実行するサービス(テレビの電源をオフにする)に関し、テレビ電源をオフにした等の情報をユーザ端末に対して送信し、これにより、サービス実行が完了する。これにより、上記情報アクセスシステムと、パソコンに保持されたファイルシステムとを連携させることにより、リモートコントロール可能になる。
このように、本サービスシステム29は、これらの実空間上の範囲を単にディレクトリに割り当てるのみならず、ディレクトリに登録したサービス実行ファイルの実行によって3次元実空間におけるサービスを実現する。換言すれば、空間情報データベース15および第2データベース9は、ともに、実空間におけるサービスを仮想的なファイルに取り入れている。
また、UNIX等を用いることにより、ディレクトリ等の操作が、コンピュータとの親和性が向上し、各サービス情報を表すファイル、ディレクトリ等の操作性が向上する。
このように、本サービス提供システム100によれば、ディレクトリ(Aさん車内)、ディレクトリ(Aさん自宅)のように、第2データベース9が仮想的に構築されるので、例えば小さな企業を大きく見せたり、実空間上あり得ない物体についても第2データベース9上に登録することもできる。
なお、第1の変形例として、特定場所だけでしか受信できない情報を得ることができ、また、空間情報サービスを介してユーザはインターネット12にアクセスでき、人に対してメールを送信するのみならず、特定場所に対してメールを送信することができる。また、インターネット12から実空間にアクセスすることもできる。
また、第2の変形例として、サービス提供システム100のバルーンが、ユーザに対して、接近するようにもできる。ユーザがバルーンに接近してサービス情報を得る場合と逆に、第2データベース9に保持された情報データについてのアクセス領域の境界の形状を変化させ、ユーザのアクセス度合いを変更する。
図16は本発明の第1実施形態に係る境界形状の変化を説明するための図である。この図16に示す3個のバルーンは楕円球形状の細長い形状を有し、例えば道路上に配置されたものである。ここで、ユーザがP1からP2に進む場合、ユーザはバルーンに接触しやすい。一方、ユーザがP3からP4に進む場合、ユーザはバルーンに接触せずに、通過しやすくなる。
サーバシステム21は、保持したバルーン属性として空間領域占有情報(境界情報の形状)を付与し、また、ユーザによるサービス実行ファイルへのアクセスを、この空間領域占有情報に基づいて制限するアクセス変更部39c(図1参照)をそなえている。そして、サーバシステム21は、抽象化された情報の層およびサービスを実空間にリンクした仮想空間に構築する際に、その仮想空間における情報のアクセス領域の形状を所望の形状に設定し、これにより、情報のアクセス度合いを制御するようになっている。
また、従って、第2データベース9は、ユーザ端末の位置情報に基づいてバルーンデータの3次元実空間範囲情報を逐次更新可能に構成されている。
このように、複数のバルーンが占有する空間範囲領域(占有領域)と、それ以外の領域とが、ユーザ端末の位置に基づいて変更できるので、サーバシステム21は、ユーザの目に触れる機会を制御できる。
上述したディレクトリ構造は、地域、住居、自動車等の範囲毎に別個作成されており、例えば実空間上で隣接する2台の自動車について、サーバシステム21は、2個のバルーンおよびディレクトリを作成している。従って、自動車A,Bを中心とするバルーン径数メートルのバルーンによって外縁が決定される。
図17(a)は本発明の第1実施形態に係る境界を有するディレクトリの一例を示す図であり、第2データベース9においては、この図17(a)に示す「自動車Aディレクトリ」,「自動車Bディレクトリ」間に境界が存在するようにデータが保持されている。
これに対して、図17(b)は本発明の第1実施形態に係る境界があいまいのディレクトリの一例を示す図である。次の図18、図19を参照して述べるように、サーバシステム21は、「自動車Aディレクトリ」,「自動車Bディレクトリ」のそれぞれを、2個のディレクトリ間の境界をあいまいにしてディレクトリを作成することができる。サーバシステム21は、あいまいな境界を有するディレクトリを作成するとともに、多数のバルーンを登録し、これにより、実空間における物体の疎密状況を収集するようにしている。
以下、図18、図19等を参照して、空間にバルーンを配置する方法について詳述する。
一般に、ユーザが自動車,新幹線等に乗って高速移動している場合に、何らかのサービスを利用するとき、そのサービスを利用できる実空間における範囲は一定の広さを有するが、速度が速くなるにつれて、サービス利用可能エリアにとどまる時間は短くなる。このため、ユーザは、そのサービスを利用するための事前設定を要する。また、サービス起動までの時間が長い場合は、そのユーザがサービス終了まで、そのサービス利用可能エリアにとどまることが困難なことがある。従って、ユーザがサービス利用可能エリアに接近したことを、サーバシステム21が事前に検知できれば、サービス利用に必要な手順を予め実行しておき、サービス利用可能エリアに到達した際に、速やかにサービス利用可能な状態又は環境を準備しておくことができる。
このため、サーバシステム21は、目的地(サービス利用可能エリア等の特定の場所)に接近したことを検知するための接近検知用バルーンを作成し、データベース上に、この接近検知用バルーンを目的地から遠いほど疎に、近いほど密に配置する。そして、この接近検知用バルーンが設けられた区間(例えば新幹線の線路、高速道路)をユーザが通過する間に、サーバシステム21は、接近検知用バルーンに接触する頻度を測定するようにしている。サーバシステム21は、事前にバルーンの接触頻度に応じて目的地への接近の度合いをメモリ等に保持し、保持した接触頻度と測定した接触頻度とを比較することにより、「現在、目的値にどの程度接近しているか」を判定する。これにより、進行方向に沿って目的地までに設けられたバルーンの検出頻度が上昇すると、目的地に徐々に接近していることが分かる。
図18は本発明の第1実施形態に係る物体の疎密状況を模式的に表した図であり、自動車の渋滞状況を表す。この図18に示す仮想範囲300は、データベースのイメージであって実空間の例えば高速道路を表し、また、検出用の円形の小バルーンが多数作成されている。そして、ユーザが高速道路の料金所等の目的地に進んでいる間に、サーバシステム21は、ユーザの携帯端末11の位置を常時モニタし、この携帯端末11を表すバルーンと検出用バルーンとの接触回数(検出頻度)をモニタする。サーバシステム21は、バルーンの検出頻度が上昇すると、ユーザが目的地に接近していることを検出し、ユーザに対して目的地に接近していることを通知する。これにより、サーバシステム21は、自動車の渋滞状況が得られる。
さらに詳述すると、サーバシステム21は、バルーンの検出に関する検出頻度(統計情報)を測定する測定部39d(図1参照)と、この測定部にて測定された統計情報に基づいて目的地までの距離等の携帯端末11の位置情報を推測する推測部39e(図1参照)とをそなえて構成されている。
図19は本発明の第1実施形態に係る市街地を上方から眺めた模式的な上面図である。この図19に示す市街地200は、建物群80と道路81とを有する。なお、各バルーンの高度は無視し、各バルーンを平面的な道路81上に投影して表示してある。ここで、道路81上のポイントA〜Dにおいて、ポイントAからポイントDに進むにつれて、バルーンの検出個数が増加し、渋滞中のポイントAから離れるにつれて、バルーンの個数が疎になっている。サーバシステム21は、各ポイントA〜Dにおけるバルーンの個数を収集した後、バルーンの分布情報を作成し、そして、各ポイントA〜Dについて、収集したバルーンの個数と予め取得したバルーンの個数の閾値とを比較する。これにより、サーバシステム21は、ポイントAにおいて渋滞が発生していることを知るのである。
このように、ディレクトリ間の境界をあいまいにすることにより、バルーン自体を用いて情報又はサービスを取得するのみならず、バルーンを用いて物体の疎密状況をモニタできる。そして、10回に1回検出する等の検出について、濃度を定義できる。
さらに、レストラン等についても、地域毎に作成するディレクトリの境界をあいまいにしてサービスを提供することもできる。
図20(a)は本発明の第1実施形態に係る情報密度を用いたサービス提供を説明するための図である。この図20(a)に示すグラフの横軸は、一日の時間帯を表し、縦軸はサーバシステム21が携帯端末11に対して紹介するレストラン、飲食店の全広告件数を表す。ここで、各ディレクトリに境界が設けられている場合は、広範な地域におけるレストランの広告件数を収集することができないが、ディレクトリの境界をあいまいにすることにより、広範な地域における広告を収集できる。これにより、昼時にレストランの広告件数が最大となり、サーバシステム21はユーザに対してサービスを提供できる。
また、図20(b)は本発明の第1実施形態に係るメニュー別のサービス提供を説明するための図である。この図20(b)に示すグラフは、ラーメンおよびスパゲティの各広告件数を表示している。サーバシステム21は、境界をあいまいにすることにより、各レストランのメニュー毎のサービスを提供する。ここで、図20(b)に示すようにスパゲティの件数がラーメンの件数よりも密なので、スパゲティについてのサービス情報にヒットする確率が高い。
また、サーバシステム21は、第2データベース9に保持された1又は複数のサービス実行ファイルを、階層化された複数のディレクトリ間の境界情報に基づいてフィルタリングするフィルタ部をさらにそなえており、フィルタ部が、複数のディレクトリ間の境界情報に応じて、第2データベース9に保持された1又は複数のサービス実行ファイルへのアクセスを制限するようになっている。
これにより、時間や好みをパラメータにして、それに応じてアクセス頻度を調整することができる。従って、第2データベース9は、境界情報にあいまいさを加味して1又は複数のサービス実行ファイルを保持する。
このように、ディレクトリをサービスを使用できる範囲を規定した境界情報として捕らえることにより、サービス情報が増加してもこの境界情報をコントロールすることにより、対応可能になる。また、これらの境界情報によって、その境界内情報をクライアントに移譲しクライアントだけでサービス検索できるようになる。
また、このように、本発明のサーバシステムは、ユーザ端末からの要求に応じてユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、前記別の装置に関する3次元実空間情報を装置に関連付けて格納する格納手段と、前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とから、ユーザが要求するサービスを実行させる装置を識別し、識別された装置に対してサービスを実行させる制御手段とを有する。
さらに、本発明のサーバシステムは、複数の前記別の装置に関する3次元実空間情報を装置に関連付けて格納する格納手段と、前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行するために必要な情報を有する第一の装置を識別し、その後取得した別の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行させるための第二の装置を識別し、前記第一の装置の前記サービスを実行するために必要な情報を利用して前記第二の装置に対してサービスを実行させる制御手段とを有する。
さらに、境界をあいまいにし、フィルタリングする方法を一般化することができる。
図21(a)〜図21(c)は各々本発明の第1実施形態に係るn(nは自然数を表す。)次元のアクセス頻度の制限方法を説明するための図である。
抽象化された情報の層において、n次元でのフィルタを適用した際に、あいまいな境界に応じて、実空間にリンクした仮想空間上に定義された情報のアクセス度を制限するようになっている。
このサーバシステム21は、例えば時間、趣味等をパラメータとして、パラメータ毎に、図21(a)に示す情報密度を取得する。また、図21(b)はバルーンを示し、情報密度とバルーンとを組み合わせることにより、図21(c)に示すような情報の濃淡を有する空間情報が構築できる。
次に、第4の変形例について説明する。
携帯端末11のメモリを効率的に使用するための機能を付与することもできる。
図22は本発明の第1実施形態に係る領域範囲の変更方法を説明するための図である。この図22に示す地図の地図データ量は極めて大きく、携帯端末11が地図データをすべて取得する必要はない。このため、携帯端末11から送信された携帯端末11自身のメモリ等のリソース量に関する情報に応じて、ディレクトリの範囲を変更可能になっている。
そして、サーバシステム21は、ユーザ端末から送信されたリソース量に関する情報を受信すると、その携帯端末のリソース量に応じて、複数のディレクトリ層にアクセス可能な範囲又は携帯端末が取得できる範囲を動的に変化させる。また、サーバシステム21は、「川崎市」ディレクトリ等の大きなカテゴリに属するファイルについては、多数のディレクトリのうちのサーバシステム21が選択したファイル、データを携帯端末11に対してロードする。
このように、抽象化された層領域を定義する範囲を、クライアントのメモリ量に応じて変化させ、リソースを効率的に使用できる。
このディレクトリには、ファイルのみならず、他のディレクトリをも含むようにもできる。つまり、UNIX等で通常、使用されるファイルシステムのツリー構造のようなシステムを実空間の領域情報によって等価する(ファイルシステムを構築する)。
また、このようなディレクトリ構造を定義したことは、その地域又は領域を抽象化したことと同等である。これにより、ある地域のサービスを抽象化層の組み合わせにより指定できる。例えば、テレビの電源をオンにするサービスを使用する場合は、テレビ電源オンサービス.Room311.富士通研究所.川崎市.神奈川県.日本と表記することができる(図13、図14等参照)。つまり、日本の神奈川県の川崎市の富士通研究所のNo.311の部屋にあるテレビ電源をオンと定義できる。
このようにして、サービス提供システム100において、サーバシステムが多様なサービス情報を常時ユーザに提供でき、また、ユーザが広域に亘って利用可能なサービス情報を取得でき、そして、効率的なハードウェア使用を可能とし、さらに、サーバシステムが必要に応じてユーザのアクセス制限を行なえる。
また、位置情報は、緯度,経度,高度,方位および傾斜角度の各要素を収集するので、市街地等の広いエリアにおいて、サービス提供システム100は、高い精度の位置情報データを用いて各種サービスを提供できる。
一方、本サービス提供システム100は、建物内部の空間等においても適用できる。この建物内部等のエリアにおいては、位置情報の全要素を収集しないでも、ユーザ端末の位置を取得することができる。
(B)本発明の第2実施形態の説明
図23は本発明の第2実施形態に係る空間情報サービスシステムの構成例を示す図である。この図23に示すサービス提供システム38は、ユーザ端末に対してサービスを提供するシステムであって、例えば建物の部屋やフロア等に構築され、そこにいるユーザが携帯するPDA(Personal Digital Assistants)31を操作することにより、研究開発の内容や製品等のプレゼンテーション資料等をプリンタから出力させる、あるいはディスプレイに表示させる等の操作をアナログ的な感覚での処理を行なうものである。ここで、PDA31は、パソコン、サーバ等が有するプリント機能、表示機能を遠隔から直接操作するものではなく、パソコン、サーバ等に遠隔ログインするものでもなく、また、プリンタ、ディスプレイ等と遠隔的に操作メッセージを送受信する機能を設けたものではない。以下に詳述するように、サーバシステム29が、PDA31の位置(空間位置)を測位し、その位置に対応させて予め保持したプリント、表示等の操作を行なうのである。
第2実施形態においては、プリント、表示等の操作又は処理等のサービスについて説明する。なお、本発明のサービスは、音楽,映像等のコンテンツを配信するサービスや、外出時のユーザからの求めに応じてそのユーザの家にあるテレビの電源をオフにする等の操作又は処理も意味し、これらの具体例については後述する。
このサービス提供システム38は、ユーザに対して各種のサービスを提供するものであって、PDA31に加えて、サーバシステム29とをそなえて構成されている。
図24は本発明の第2実施形態に係るPDA31のブロック図である。この図21に示すPDA31は、サーバシステム29と無線LAN(Local Area Network)による無線信号の送受信と、サーバシステム29側からの情報の表示と、実位置の測位に用いられる超音波,赤外線の送信との各機能を有するものであって、アンテナ11e,無線モジュール11f,制御モジュール11gからなる無線信号送受信部と、実行ボタン(アプリケーションボタン)11L(エル),決定キー11M(エム),表示部11h,スピーカ11i,マイク11jからなる情報入出力部と、3組の同一の超音波および赤外線送信機(超音波/赤外線送信機:以下、特に断らない限り、送信モジュールと呼ぶ。)25とをそなえて構成されている。
ここで、アンテナ11eはサーバシステム29と無線信号を送受信するものであり、無線モジュール11fは無線信号を変復調するRF(Radio Frequency)回路であり、制御モジュール11gはPDA31の各部分の動作の制御および送受信データのフォーマット処理を行なうものである。そして、表示部11hは、主に、無線モジュール11fにて復調されたデータを表示するものである。スピーカ11iは復調データの種別に応じて音声を出力するものであり、マイク11jは音声を入力するものである。
また、実行ボタン11Lは、PDA31の位置測位動作の開始や、PDA31の動作モードの変更等に押下するものであり、PDA31の側面に、ユーザが筐体を掴んでいる状態で押下できるところに設けられている。ユーザがこの実行ボタン11Lを押下すると、PDA31の超音波/赤外線送信機25から超音波および赤外線が送信され、サービスシステム29がこの超音波/赤外線を受信するとPDA31の3次元位置の測位を開始する。
また、決定キー11Mは、PDA31の操作キーである。ユーザは、サービスシステム29から送信された各種のサービス又は情報の受信後にこの決定キー11Mを押下し、受信確認(受信確認メッセージ)がサービスシステム29に通知される。例えば、ユーザの自宅のテレビの電源をオフにするサービスにおいて、そのサービスの完了をサービスシステム29側からの通知を確認し押下する。
あるいは、サービスシステム29から受信した複数のサービス又は情報が表示部11hに表示されている場合に、ユーザは、それらのものから所望のサービス又は情報を選択して押下し、これにより、ユーザは、例えばニュース,渋滞情報,時刻表情報等の複数の項目から所望の情報を取得できる。
次に、3組の送信モジュール25は、いずれも、超音波および赤外線を同時に送信するものであって、光および音波を発信する光/音波送信部として機能している。
図25は本発明の第2実施形態に係る超音波/赤外線受信機の設置例を示す図である。この図25に示す部屋の天井にサーバシステム29側のN(Nは自然数を表し例えば3〜16)組の同一の超音波/赤外線受信機(以下、特に断らない限り、受信モジュールと呼ぶ。)が固定され、それぞれ、送信された超音波および赤外線を受信し、超音波および赤外線の受信時刻の差を測定しその時刻差に基づいてPDA31の位置を特定するようになっている。また、超音波/赤外線受信機は、PDA31から発信された光および音波に基づいてPDA31の位置情報を測位する測位部として機能している。なお、超音波/赤外線受信機の設置場所は、室内のレイアウト等によって種々の場所を選択できる。この位置を特定する超音波測位方法(三角測位法)についてさらに詳述する。
図26は本発明の第2実施形態に係る三角測位法を説明するための図である。この図26に示す送信モジュールが送信した赤外線(例えばパルス状のもの)と超音波(例えば約40kHz)とは、いずれも、3組の受信モジュール1〜3(16組のうちの最低3組でよい。)にて受信され、各受信信号がADコンバータ,測距モジュールをそれぞれを介して測位サーバに集められる。ここで、赤外線は瞬時に受信モジュールに伝播する一方、超音波は赤外線の到達時刻に遅れて受信モジュールに伝播する。測位サーバは、この伝播時間の差を用いて受信モジュールとPDA31との間の伝播距離を計算しPDA31の位置を特定する。具体的には、測位サーバは、受信モジュール1にて観測された時間差により、受信モジュール1を中心とする半径r1の半球面を取得する。この取得により半球面のいずれかの地点にPDA31が位置することが得られる。同様に、測位サーバは、受信モジュール2,3にて観測された時間差により、半径r2、r3の2種類の半球面を取得し、半径r1〜r3の3個の半球面が交差する点を計算して取得し、この点をPDA31の位置として出力するのである。なお、測位サーバは、このPDA31の位置を3次元座標X,Y,Zにより特定し、座標X,Y,Zを空間情報サーバに対して通知し、空間情報サーバはこの位置をPDA31に対して送信しPDA31に位置を通知することもできる。
このように、PDA31に送信モジュールを設け、また、部屋の天井に受信モジュールを固定することにより、三角測位法による3次元空間における位置が得られる。
なお、測位方法は、無線LAN、RFID(Radio Frequency−Identification:電波方式認識)等を用いることができ、位置を得る簡易な測位方法もある。例えば、サービスシステム29が位置検出用のサーバの位置を正確に測位しておき、バルーンを設定する。そして、PDA31が、このサーバに接近してバルーンに接触すると、サーバシステム29は、サーバの位置を、PDA31の位置として認識するものである。さらに、バルーンの数又はサーバの数を増加させることにより、一層精度の高いPDA31の位置を取得できる。
これにより、本発明の第2実施形態に係るサービス提供方法は、PDA31において、光/音波送信部が、光および音波を発信し、サーバシステムにおいて、測位部が、PDA31から発信された光および音波に基づいてPDA31の位置情報を測位し、抽出部が、測位部にて測位された位置情報と空間情報データベース15が保持する識別子とに基づいて、第2データベース9の1又は複数のサービス実行ファイルのうちの識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出し、そして、サービス実行処理部8が、抽出部にて抽出されたサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なう。
以上は、測位のための例示であり、下記のサービス提供に必須のいものではなく、如何なる方法であっても位置情報を取得可能であればよいことは言うまでもない。
例えばPDA31による超音波と赤外線との両方の送信は、必ずしも必須なものではない。サービス提供システム38は、PDA31の位置情報を収集又は取得して、その収集又は取得した位置情報に基づいて、データベースに保持した情報およびサービスを特定できればよいのである。
また、第1,第2の各実施形態において、サービス提供システム100,38は、空間情報データベース15又は第2データベース9が保持するバルーンデータの情報件数又はサービス,情報の情報件数に比べて、格段に精度の高い位置測位機能をそなえる必要はない。換言すれば、データベース化されたデータ数に粗密状態に応じて、3次元実空間における位置情報の精度を変化させることが可能である。
従って、各実施形態において、携帯端末11およびPDA31が、自分自身の位置情報を測位し、その測位した位置情報(およびフォーマット処理した位置情報)を、サーバシステム29に送信し、サーバシステム29はデータベースの検索だけを行なわせるようにもできる。加えて、ユーザ端末(携帯端末11,PDA31)において位置情報取得のための計算処理と、サービスシステム25,29における位置情報処理のための計算処理との負荷を考慮して、計算負荷を分散するようにもできる。このような構成により、本発明の第2実施形態に係るサービス提供方法について詳述する。
図27は本発明の第2実施形態に係る携帯端末のサービス提供方法を説明するための図であり、この図27に示すバルーンG1は、部屋の奥に設けられたプリンタA1を3次元空間においてイメージ的に表したものである。また、バルーンG2〜G4は各々、ディスプレイA2〜A4を3次元空間においてイメージ的に表したものであり、バルーンG5も、表示させたい情報が書かれたファイルを保持するパソコンA5の本体又はハードディスク(HD)を3次元空間においてイメージ的に表したものであり、バルーンG6は、部屋の手前に設けられた電話機A6を3次元空間においてイメージ的に表したものである。
ユーザは、表示させたい情報が書かれたファイルを保持するパソコンA5の前に立ち、そのパソコンA5のディスプレイG4に表示された資料にPDA31を差し向けて、実行ボタン11Lを押下する。この押下により、ディスプレイ表示された資料のファイルは、掴まれた状態(ホールド)になる((1)参照)。そして、ユーザは、ホールドしたままの状態で奥のディスプレイA2に近づき、そのディスプレイA2の前で実行ボタン11Lを離す((2)参照)。これにより、奥のディスプレイA2にそのファイルが表示される。このドラッグ方法は、マウスを用いたドラッグ方法と同様である。すなわち、ユーザは、ディスプレイ表示されたファイル(ファイルのアイコン又はダイアログに表示されたファイル名)に、マウスポインタを合わせてマウスの左ボタンを押下して、そのファイルをホールドする。そして、ユーザは、マウスの左ボタンを押下したままの状態で、移動先のディレクトリやファイルアイコンの上に合わせて左ボタンを離す。これにより、ファイルがドラッグされる。
また、ユーザは、ホールドしたファイルを電話機A6に近づけて実行ボタン11Lを離すことにより、そのファイルを電話回線で、上記動作が可能なら例えば予め設定された外部に送信することもできる。さらに、ホールドしたファイルをプリンタに近づけて同一の操作をすることにより、そのファイルが印刷される。
以上の処理は、PDA31を使用し、ユーザにとってアナログ感覚で動作する処理である。次に、このアナログ処理を可能にさせたシステム又は方法について詳述する。
第2実施形態においても、第1実施形態において説明した実空間における建物の位置とバルーンデータとの対応関係と同等であって、プリンタ,ディスプレイおよび電話機等の各種の装置とバルーンデータとの対応付けされた情報を、システム側は前提として把握しておく必要がある。また、バルーンは、緯度、経度、高度、方位および傾斜角度等の位置情報の各要素をもつことができる。
本システムの実空間における配置は、図27に示す部屋において、部屋の奥側から、プリンタA1,ディスプレイA2〜A4を有する3台のパソコンと、ユーザが操作する対象となるファイルを保持したパソコンA5と、部屋の手前の電話機A6とのそれぞれが、この順番で配置されている。
そして、システムは、これらのプリンタ等の配置を、ほぼ直線上に配置している等と認識し、直線と直線の各位置とを座標軸で表し、そして、直線において、原点からの距離等を空間位置情報とし、また、プリンタ,電話機等についてそれぞれ印刷サービスおよび電話通話サービスを行なうサービスと抽象化し、プリンタと印刷サービスとを対応付け、さらに、ディスプレイと表示サービスとの対応、および電話機と通話サービスとの対応付けのそれぞれを行なう。
なお、システムは、各プリンタ、ディスプレイのそれぞれ表すバルーンの中心位置と半径(バルーン径)とをそれぞれ保持し、かつ、これらのバルーンのそれぞれにバルーンを識別するためのバルーン番号を付与する。すなわち、プリンタバルーンは1番等と付与されるのである。
これにより、システムは、各バルーンについての空間情報データベース15と、第2データベース9とに保持すべきデータベースを構築できる。
さらに、サービスシステム29は、第1実施形態のサービスセンタ19と同様に、抽出部および提供部の各機能を有するプログラムがデータベースから所望の情報を取得するのである。
このように、第2実施形態のシステムにおいて、図27に示す部屋におけるバルーン情報の登録が行なわれる。
なお、第2実施形態においても、図4にして説明したように、各プリンタ等の位置情報を、それぞれ、緯度、経度、高度等の各パラメータを用いて登録することができ、このようにすれば、第1実施形態における場合と同様に、精度の高い管理が可能となるy。
次に、図28〜図31を用いて、サービス提供システムの動作について詳述する。
図28〜図31はそれぞれ本発明の第2実施形態に係るサービス提供システム38の処理を説明するためのシーケンス例である。
図28は本発明の第2実施形態に係るバルーンの作成についてのシーケンスを表示した図である。
PDA31は、アプリケーションボタンで起動し、動作完了後に終了し、入力を切り替える指示メッセージを送信する(ステップA1)。また、空間情報クライアントおよびバルーン作成アプリケーションは、ともに、アプリケーションボタンで起動する(ステップA2,A3)。一方、空間情報サーバは、立ち上がり後、デバイスを検索し、検出されたデバイスについて、バルーンデータに登録する(ステップA4)。なお、TC(Task Computing)実装サーバは、手動により起動される(ステップA5)。
次に、空間情報クライアントが、アプリケーションボタンを押下すると(ステップA6)、空間情報サーバに起動通知が送信される。一方、位置測位サーバは、位置情報を測位し(ステップA7)、測位情報を空間情報サーバに送信する。空間情報サーバは、エリア内のバルーン情報を収集し(ステップA9)、収集したエリア内のバルーンの位置測位情報およびバルーン情報をPDA31に対して通知する。ここで、収集した情報は、例えば3次元空間情報およびその属性(例えばタイトル)およびそのタスク(例えば表示)等である。なお、TC実装サーバは、位置測位の動作を継続する(ステップA8)。
ユーザは、受信した位置測位情報およびエリア内バルーン情報に基づいて、バルーンを選択して決定キーM11を押下する(ステップA10)。
ここで、例えばプレゼンテーション等が開始すると(ステップA11)、サービス検索が周期的に行なわれ、空間情報サーバは、エリア内のバルーンを更新し(ステップA12)、その更新データをPDA31に送信する。PDA31は受信したデータについて決定キーを押下し(ステップA13,A14)、表示を切り替えるメッセージを空間情報サーバに対して、送信する。
続いて、図29において、プレゼンテーション等が終了すると(ステップA15)、サービスが削除され、その後、空間情報サーバは、エリア内のバルーンを更新する(ステップA16)。
次に、図30は本発明の第2実施形態に係るバルーンの操作についてのシーケンスを示す図である。前述のとおり、ここで、PDA31は、エリア内バルーン情報が予め通知されている。
位置測位サーバとTC実装サーバとは、ともに、位置測位を継続的に行ない(ステップB1)、位置測位情報を空間情報クライアントに対して通知する。空間情報クライアントは、受信した位置情報とエリア内バルーン情報とに基づいて、第1のバルーンヒットを確認し、例えばプリンタ等の属性情報を表すタイトルを表示し(ステップB2),決定ボタンを押下し始める(ステップB3)。そして、空間情報クライアントは、バルーンのキャッチが成功の場合(ステップB4)、バルーンキャッチを空間情報サーバに対して通知し、また、バルーンキャッチが失敗の場合は、キャッチ動作前の状態に戻る。
なお、バルーンのヒットを確認する方法は、例えば2種類の方法がある。最初の確認方法は、例えばバルーンの位置情報とPDA31の位置情報との2種類を、相対的にディスプレイに表示して確認する方法である。この場合、ユーザは、ディスプレイによって、目視的に、PDA31とバルーンヒットとのヒットを確認する。なお、相対的にディスプレイに表示とは、ユーザとバルーンが開いているパソコン等のバルーンとの間の相対的な関係である。
もう1つの確認方法は、ユーザの推測又は仮定に基づいて、ユーザが、予めバルーンとヒットしやすいと判断したところまで近づくことにより、バルーンヒットを検出する方法である。例えば、特定のパソコンからバルーンが展開されている(開いている)場合において、ユーザがそのパソコンと約50センチメートル程度離れたところまで近づき、これにより、ユーザは、いわば、感覚的又は直感的にバルーンに近づいたことを知る。
なお、バルーンヒットの決定方法は、人とパソコンとの関係のみならず、プリンタ、電話機等との間においても決定できる。
次に、ユーザは、決定キー11Mを押下したまま移動し、PDA31が別のバルーンへのヒットを確認すると、ユーザは、PDA31の掴みをはずす。すなわち、ユーザは、PDA31によるホールド状態を解除する。そして、lタイトルを表示し(ステップB6)、マッチング(例えばプリントを行なえるということ。)について空間情報サーバに対して問い合わせる。このマッチングの問い合わせに対し、返信によって実行できないことを知った場合は、PDA31の表示への反映を受ける(ステップB7)。この一方、マッチングの結果が成功の場合は、図31において、空間情報クライアントは、決定ボタンを離す(ステップB8)。次に、空間情報クライアントは、サービスの実行の可否を問い合わせて、実行できない場合は、バルーンを開放するメッセージを空間情報サーバに対して送信し、空間情報サーバは、キャッチ状態を更新し(ステップB9)、エリア内のバルーンを更新し(ステップB10) また、サービスの実行とは、例えばパソコンに表示されているファイルの内容を、PDA31に表示すること又は、プリンタで印刷、あるいは、電話で送信することに相当する。
図32は本発明の第2実施形態に係るバルーンの新規作成についてのシーケンスを示す図である。
バルーン作成アプリケーションは、アプリケーションボタンを押下し(ステップC1),ダイアログにて必要な情報を記入し(ステップC2)、記入した情報を空間情報サーバに対して送信する。空間情報サーバは、登録に関する情報をTC実装サーバに対して送信し各処理が行なわれる。そして、サービス検索後、情報サーバは、エリア内のバルーンを更新する(ステップC3)。
次に、図33は本発明の第2実施形態に係るバルーンの削除についてのシーケンスを示す図である。
空間情報クライアントは、空間情報サーバから位置測位情報を受信すると、ごみ箱バルーンに接触し(ステップD1)、バルーンキャッチ動作を開始する(ステップD2)。ここで、空間情報クライアントは、メモに用いるバルーンにヒットしたことを確認すると、タイトルを表示する(ステップD3)。この後、空間情報クライアントは、マッチングについての問い合わせを空間情報サーバに対して送信し、その問い合わせ結果が実行できない場合は、失敗である旨を表示する(ステップD4)。また、空間情報クライアントは、問い合わせ結果が成功ならば、決定ボタンを押下し(ステップD5)、サービスの実行の可否を空間情報サーバに対して送信し、実行できないことを通知されると、バルーンの開放メッセージを空間情報サーバに送信する。
一方、空間情報サーバは、開放メッセージを受信すると、キャッチ状態を更新し(ステップD6)、エリア内のバルーンを更新する(ステップD8)。
このように、第1実施形態における利点と同様に、サービス提供システムは、多様なサービス情報をユーザに提供できる。
また、このように、部屋等にサービス提供システムを構築できるので、例えばプレゼンテーション等に関するサービス情報を取得できる。また、本サービス提供システムは、比較的狭いエリアに構築できるので、比較的コストが低いシステムを構築できる。
さらに、このように、劣化していない位置情報を簡便に得られるので、多数のPDA31についての緯度,経度,高度等の各要素について処理が不要となる。従って、サーバシステムは、効率的にメモリ領域を使用できる。また、GPSを用いないので、投資コストを抑制したサービス提供システムを構築でき、外部要因に起因する障害が発生しても、サービス提供システムを安定して運用できる。
なお、第2実施形態におけるサービス提供システムは、パソコン、ディスプレイ、プリンタ、電話機等によって構成されていたが、本発明は、これらの装置に限定されるものではなく、例えば家庭用品等、どのような装置を用いても同様に、第2実施形態にて説明した方法と、ほぼ同様に実施可能である。
(C)その他
本発明は上述した実施態様およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
例えば、第2データベース9には、各ディレクトリに、音,静止画像又は動画像の再生に必要なデバイスファイルを保持するようにもできる。
(D)付記
(付記1)
ユーザ端末に対してサービスを提供するシステムにおけるサーバシステムであって、
複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、
該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースと、
該ユーザ端末の位置情報と該第1データベースが保持する識別子とに基づいて、該第2データベースの該1又は複数のサービス実行ファイルのうちの該識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部と、
該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部とをそなえて構成されたことを特徴とする、サーバシステム。
(付記2)
該第1データベースが、3次元空間における物体の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各物体に関連付けられたアドレスとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、
該第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし該第1データベースの各アドレスに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数のディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、
該抽出部が、該ユーザ端末から送信された該ユーザ端末自身の位置情報、又は該システム側の測位部にて測位された該位置情報と該第1データベースが保持する該アドレスとに基づいて、該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイルを抽出し、そして、
該サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成されたことを特徴とする、請求項1記載のサーバシステム。
(付記3)
該第1データベースが、3次元空間における建物の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各建物に関連するサービス情報を得るためのユニフォーム・リソース・ロケータとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、
該第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし該第1データベースの各ユニフォーム・リソース・ロケータに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数の階層構造を有するディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、
該抽出部が、該ユーザ端末から送信された該ユーザ端末自身の緯度,経度,高度を少なくとも含む位置情報、又は該ユーザ端末から発信された光および音波に基づいて該システム側の測位部が測位した該位置情報と該第1データベースが保持する該ユニフォーム・リソース・ロケータとに基づいて、該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイル又は該1又は複数のディレクトリのうちの該ユニフォーム・リソース・ロケータと関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイル又はディレクトリを抽出し、そして、
該サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイル又は該ディレクトリ内のサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成されたことを特徴とする、請求項1記載のサーバシステム。
(付記4)
該サービス実行処理部が、
実行するサービスに関する情報を該ユーザ端末に対して送信するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記5)
該第2データベースが、
少なくとも該複数の3次元空間領域情報を、階層化された複数のディレクトリのうちのいずれかのディレクトリに対応付けて保持するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記6)
該第2データベースが、
該複数の3次元空間領域情報を、データ,ファイルおよびディレクトリの管理機能を有する汎用OS(Operating System:オペレーティングシステム)を用いていずれかのディレクトリに保持するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記7)
該第2データベースが、
該1又は複数のサービス実行ファイルの該サービス情報に、読み出しおよび書き込みの可否を表すファイル属性を割り当てて、該複数の3次元空間領域情報を保持するように構成されたことを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記8)
該第2データベースが、
該階層化された複数のディレクトリの各範囲を、3次元実空間における地域範囲に基づいて割り当てるように構成されたことを特徴とする、付記6又は付記7のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記9)
該第2データベースが、
該階層化された複数のディレクトリの各範囲を、サービスを提供できる地域範囲を表す境界情報に基づいて割り当てるように構成されたことを特徴とする、付記8記載のサーバシステム。
(付記10)
該第2データベースが、
該境界情報にあいまいさを加味して該1又は複数のサービス実行ファイルを保持するように構成されたことを特徴とする、付記9記載のサーバシステム。
(付記11)
該第2データベースが、
該サービス実行ファイルが保持されたディレクトリを、該階層化された複数のディレクトリの名称の組み合わせにより識別するように構成されたことを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記12)
該第2データベースが、
該階層化された複数のディレクトリの名称を、該汎用OSのファイルおよびディレクトリの表記仕様に基づいて特定するように構成されたことを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記13)
該第2データベースが、
各ディレクトリと、各ディレクトリよりも下位階層の1又は複数のサブディレクトリとが相互に関連付けられていることを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記14)
該第2データベースが、
該1又は複数のサービス実行ファイルについて、該階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元空間領域情報に依存する情報と依存しない情報とのうちの少なくとも一方を保持するように構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記15)
該第2データベースが、
ディレクトリ化されたサービス情報に含まれる情報を記録するための定義ファイルを保持することを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記16)
該第2データベースが、
該階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元実空間位置情報に関連付けられていないサービス情報をさらに保持することを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記17)
該第2データベースが、
該階層化された複数のディレクトリのそれぞれの3次元実空間位置情報に関連付けられたサービス情報と、該3次元実空間位置情報に関連付けられていないサービス情報とを混在させて保持することを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記18)
該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイルを、該階層化された複数のディレクトリ間の境界情報に基づいてフィルタリングするフィルタ部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記9記載のサーバシステム。
(付記19)
該フィルタ部が、
該複数のディレクトリ間の境界情報に応じて、該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイルへのアクセスを制限するように構成されたことを特徴とする、付記18記載のサーバシステム。
(付記20)
該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイルへのアクセスを、該境界情報の形状に基づいて制限するアクセス変更部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記10記載のサーバシステム。
(付記21)
該第2データベースが、
各ディレクトリに、音,静止画像又は動画像の再生に必要なデバイスファイルを保持するように構成されたことを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記22)
バルーンの検出に関する統計情報を測定する測定部と、
該測定部にて測定された該統計情報に基づいて該ユーザ端末の位置情報を推測する推測部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記23)
該第2データベースに保持された該複数のサービス実行ファイルに含まれる各サービス情報についての相対関係を定義する相対関係定義部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記24)
該ユーザ端末から送信された該ユーザ端末自身のリソース量に関する情報に応じて、該ディレクトリの範囲を変更可能に構成されたことを特徴とする、付記23記載のサーバシステム。
(付記25)
該1又は複数のサービス実行ファイルの実行可否を判定可能なサービス可否判定部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記6記載のサーバシステム。
(付記26)
該サービス可否判定部が、
各ディレクトリ内又は各ディレクトリからアクセスしてするサービス情報を含む初期ファイルと、
該第1データベースに保持された該複数のバルーンデータにアクセスし該初期ファイルに含まれる該1又は複数のサービス情報についてのサービス実行可否情報を該初期ファイルに書き込むアクセス部とをそなえて構成されたことを特徴とする、付記25記載のサーバシステム。
(付記27)
該サービス可否判定部が、
該第1データベースに保持された該複数のバルーンデータのそれぞれに付与されたサービス利用の可否を表すパラメータを参照することにより、該1又は複数のサービス実行ファイルの実行可否を判定するように構成されたことを特徴とする、付記25記載のサーバシステム。
(付記28)
該サービス可否判定部が、
アクセスされた該ディレクトリに属する複数のサービスについてのサービス可否を記載したファイルの作成を、該バルーンデータの管理ファイル側に依頼し依頼に対して作成されたファイルを参照することにより、サービス可否を判定するように構成されたことを特徴とする、付記25記載のサーバシステム。
(付記29)
該ユーザ端末に対するサービス提供の可否を認証する認証部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記30)
該第1データベースに保持された該バルーンデータに対するアクセス制限を設定するアクセス制御部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記31)
該第1データベースおよび該第2データベースのうちの少なくとも一方が、
該ユーザ端末の該位置情報に基づいて該バルーンデータの3次元実空間範囲情報を逐次更新可能に構成されたことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか一に記載のサーバシステム。
(付記32)
サービスを提供するシステムからの情報を受信するユーザ端末であって、
該ユーザ端末自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、
該位置情報取得部にて検出された該位置情報を該システムに対して送信する送信部と、
該送信部が送信した該位置情報について該システムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、ユーザ端末。
(付記33)
該受信部が、
該送信部が送信した該位置情報について、該システムに設けられたデータベースであって、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子と該識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルとのそれぞれを保持するデータベースに基づいて、該システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴とする、付記32記載のユーザ端末。
(付記34)
該受信部が、
該送信部が送信した該位置情報について、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースとのそれぞれに基づいて、該システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴とする、付記32記載のユーザ端末。
(付記35)
該受信部にて受信した該サービスに関する情報を表示する表示部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記32〜付記34のいずれか一に記載のユーザ端末。
(付記36)
該位置情報取得部が、ユーザ端末自身の緯度,経度,高度を少なくとも含む位置情報を取得するように構成されたことを特徴とする、付記32〜付記34のいずれか一に記載のユーザ端末。
(付記37)
ユーザ端末に対してサーバシステムからサービスを提供するサービス提供システムであって、
該サーバシステムが、
複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、
該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースと、
該ユーザ端末の位置情報と該第1データベースが保持する識別子とに基づいて、該第2データベースの該1又は複数のサービス実行ファイルのうちの該識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部と、
該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部とをそなえるとともに、
該ユーザ端末が、
該ユーザ端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、
該位置情報取得部にて検出された該位置情報を該サーバシステムに対して送信する送信部と、
該送信部が送信した該位置情報について、該第1データベースと該第2データベースとのそれぞれに基づいて、該サーバシステムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、サービス提供システム。(9)
(付記38)
該サーバシステムが、
該ユーザ端末の位置情報に基づいて予測又は補正した修正位置情報を、該抽出部に対して位置情報として入力する位置情報修正部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記37記載のサービス提供システム。
(付記39)
ユーザ端末に対してサーバシステムからサービスを提供するサービス提供システムであって、
該サーバシステムが、
複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、
該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースと、
該ユーザ端末から発信された光および音波に基づいて該ユーザ端末の位置情報を測位する測位部と、
該測位部にて測位された該位置情報と該第1データベースが保持する識別子とに基づいて、該第2データベースの該1又は複数のサービス実行ファイルのうちの該識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部と、
該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部とをそなえるとともに、
該ユーザ端末が、
上記の光および音波を発信する光/音波送信部と、
ユーザが操作した該サービスに関するデータを該サーバシステムに対して送信する送信部と、
該光/音波送信部が発信した該光および音波に基づいて該サーバシステムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、サービス提供システム。
(付記40)
該第2データベースに保持された該1又は複数のディレクトリのうちの該ユーザ端末側のディレクトリの階層に応じた深さの階層を有する1又は複数のディレクトリを、該ユーザ端末に対して通知するリモートコントロール部をさらにそなえて構成されたことを特徴とする、付記37〜付記39のいずれか一に記載のサービス提供システム。
(付記41)
ユーザ端末に対してサーバシステムからサービスを提供するサービス提供方法であって、
該ユーザ端末において、
位置情報取得部が、該ユーザ端末自身の位置情報を取得し、
送信部が、該位置情報取得部が検出した該位置情報を該サーバシステムに対して送信し、
複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースとをそなえたサーバシステムにおいて、
抽出部が、該ユーザ端末が送信した該位置情報について、該第1データベースと該第2データベースとのそれぞれに基づいて、該3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出し、
サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスを実行することを特徴とする、サービス提供方法。
(付記42)
ユーザ端末に対してサーバシステムからサービスを提供するサービス提供方法であって、
該ユーザ端末において、
光/音波送信部が、光および音波を発信し、
複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースとをそなえたサーバシステムにおいて、
測位部が、該ユーザ端末から発信された光および音波に基づいて該ユーザ端末の位置情報を測位し、
抽出部が、該測位部にて測位された該位置情報と該第1データベースが保持する識別子とに基づいて、該第2データベースの該1又は複数のサービス実行ファイルのうちの該識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出し、
サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスを実行することを特徴とする、サービス提供方法。
(付記43)
ユーザ端末からの要求に応じて該ユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、
前記別の装置に関する3次元実空間情報を該装置に関連付けて格納する格納手段と、
前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、
前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とから、ユーザが要求するサービスを実行させる装置を識別し、識別された装置に対してサービスを実行させる制御手段と、
を有することを特徴とする、サーバシステム。
(付記44)
ユーザ端末からの要求に応じてユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、
複数の前記別の装置に関する3次元実空間情報を該装置に関連付けて格納する格納手段と、
前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、
前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行するために必要な情報を有する第一の装置を識別し、その後取得した別の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行させるための第二の装置を識別し、前記第一の装置の前記サービスを実行するために必要な情報を利用して前記第二の装置に対してサービスを実行させる制御手段と、
を有することを特徴とする、サーバシステム。
本発明によれば、ディレクトリをサービスを使用できる範囲を規定した境界情報として捕らえ、境界情報をコントロールし、サービス情報が増加しても対応可能になる。また、これらの境界情報によって、その境界内情報をクライアントに移譲しクライアントだけでサービス検索できるようになる。
本発明の第1実施形態に係るサービス提供システムの構成図である。 本発明の第1実施形態に係る携帯端末のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るサービスセンタの構成例を示す図である。 空間における建物配置を模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係るバルーンデータの3次元空間範囲のイメージを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るバルーンデータを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る空間情報提供サービスを説明するための図である。 (a)〜(c)はそれぞれ本発明の第1実施形態に係る仮想空間と3次元実空間との関係を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るマッピング概念を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る定義ファイルの一例を示す図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係るディレクトリイメージの他の例を説明するための図であり、(b)は図11(a)に示すディレクトリイメージを、ディレクトリ構造を用いて表示したものである 本発明の第1実施形態に係るマッピング概念を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るディレクトリの一例を示す図である。本発明の第1実施形態に係る境界形状の変化を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係るディレクトリ構造の一例を示す図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係るディレクトリイメージの他の例を説明するための図であり、(b)は図15(a)に示すディレクトリイメージを、ディレクトリ構造を用いて表示した図である。 本発明の第1実施形態に係る境界形状の変化を説明するための図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係る境界を有するディレクトリの一例を示す図であり、(b)は本発明の第1実施形態に係る境界があいまいのディレクトリの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る物体の疎密状況を模式的に表した図である。 本発明の第1実施形態に係る市街地を上方から眺めた模式的な上面図である。 (a)は本発明の第1実施形態に係る情報密度を用いたサービス提供を説明するための図であり、(b)は本発明の第1実施形態に係るメニュー別のサービス提供を説明するための図である。 (a)〜(c)は各々本発明の第1実施形態に係るn次元のアクセス頻度の制限方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る領域範囲の変更方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る空間情報サービスシステムの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るPDAのブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る超音波/赤外線受信機の設置例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る三角測位法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る携帯端末のサービス提供方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの作成についてのシーケンスを表示した図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの作成についてのシーケンスを表示した図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの操作についてのシーケンスを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの操作についてのシーケンスを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの新規作成についてのシーケンスを示す図である。 本発明の第2実施形態に係るバルーンの削除についてのシーケンスを示す図である。
符号の説明
8 サービス実行処理部
9 第2データベース
10 無線電話回線ネットワーク
10a 基地局
11 携帯端末(ユーザ端末)
11a 傾斜センサ
11b 方位センサ
11c GPSモジュール
11d GPSアンテナ
11e アンテナ
11f 無線モジュール
11g 制御モジュール
11h 表示部
11j マイク
11i スピーカ
11k 測位ボタン
11L 実行ボタン
11M 決定キー
12 インターネット
13a ゲートウェイサーバ
13b Webサーバ
15 空間情報データベース(第1データベース)
16 受信部(第2受信部)
17 送信部(第2送信部)
18a ゲートウェイサーバ(ゲートウェイ部)
18b Webサーバ(Web情報出力部)
18c DNSサーバ(DNS部)
18d メールサーバ(メール送受信部)
19 サービスセンタ(サーバシステム)
21 位置情報取得部
22a 送信部(第1受信部)
22b 受信部(第1送信部)
22c 変復調部
23
38,100 サービス提供システム
39a 認証部
39b 位置情報修正部
39c アクセス変更部
39d 測定部
39e 推測部
40 抽出部
41 提供部
90 GPS衛星

Claims (10)

  1. ユーザ端末に対してサービスを提供するシステムにおけるサーバシステムであって、
    複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと、
    該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースと、
    該ユーザ端末の位置情報と該第1データベースが保持する識別子とに基づいて、該第2データベースの該1又は複数のサービス実行ファイルのうちの該識別子と関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイルを抽出する抽出部と、
    該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうサービス実行処理部とをそなえて構成されたことを特徴とする、サーバシステム。
  2. 該第1データベースが、3次元空間における物体の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各物体に関連付けられたアドレスとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、
    該第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし該第1データベースの各アドレスに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数のディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、
    該抽出部が、該ユーザ端末から送信された該ユーザ端末自身の位置情報、又は該システム側の測位部にて測位された該位置情報と該第1データベースが保持する該アドレスとに基づいて、該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイルを抽出し、そして、
    該サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成されたことを特徴とする、請求項1記載のサーバシステム。
  3. 該第1データベースが、3次元空間における建物の緯度,経度,高度およびバルーン径からなる複数の3次元実空間範囲情報と、各建物に関連するサービス情報を得るためのユニフォーム・リソース・ロケータとのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持し、
    該第2データベースが、3次元実空間領域にリンクし該第1データベースの各ユニフォーム・リソース・ロケータに関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報と、1又は複数の階層構造を有するディレクトリとが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持し、
    該抽出部が、該ユーザ端末から送信された該ユーザ端末自身の緯度,経度,高度を少なくとも含む位置情報、又は該ユーザ端末から発信された光および音波に基づいて該システム側の測位部が測位した該位置情報と該第1データベースが保持する該ユニフォーム・リソース・ロケータとに基づいて、該第2データベースに保持された該1又は複数のサービス実行ファイル又は該1又は複数のディレクトリのうちの該ユニフォーム・リソース・ロケータと関連した3次元空間領域に対応するサービス実行ファイル又はディレクトリを抽出し、そして、
    該サービス実行処理部が、該抽出部にて抽出された該サービス実行ファイル又は該ディレクトリ内のサービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスの実行処理を行なうように構成されたことを特徴とする、請求項1記載のサーバシステム。
  4. 該第2データベースが、
    該複数の3次元空間領域情報を、データ,ファイルおよびディレクトリの管理機能を有する汎用OS(Operating System:オペレーティングシステム)を用いていずれかのディレクトリに保持するように構成されたことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項記載のサーバシステム。
  5. 該第2データベースが、
    該1又は複数のサービス実行ファイルの該サービス情報に、読み出しおよび書き込みの可否を表すファイル属性を割り当てて、該複数の3次元空間領域情報を保持するように構成されたことを特徴とする、請求項4記載のサーバシステム。
  6. ユーザ端末からの要求に応じて該ユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、
    前記別の装置に関する3次元実空間情報を該装置に関連付けて格納する格納手段と、
    前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とから、ユーザが要求するサービスを実行させる装置を識別し、識別された装置に対してサービスを実行させる制御手段と、
    を有することを特徴とする、サーバシステム。
  7. ユーザ端末からの要求に応じてユーザ端末とは別の装置にユーザの要求するサービスを実行させるサーバシステムであって、
    複数の前記別の装置に関する3次元実空間情報を該装置に関連付けて格納する格納手段と、
    前記ユーザ端末の位置情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段にて取得した前記ユーザ端末の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行するために必要な情報を有する第一の装置を識別し、その後取得した別の位置情報と前記格納手段に格納された3次元空間情報とからユーザが要求するサービスを実行させるための第二の装置を識別し、前記第一の装置の前記サービスを実行するために必要な情報を利用して前記第二の装置に対してサービスを実行させる制御手段と、
    を有することを特徴とする、サーバシステム。
  8. サービスを提供するシステムからの情報を受信するユーザ端末であって、
    該ユーザ端末自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    該位置情報取得部にて検出された該位置情報を該システムに対して送信する送信部と、
    該送信部が送信した該位置情報について該システムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえ、
    該受信部が、
    該送信部が送信した該位置情報について、該システムに設けられたデータベースであって、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子と該識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と、各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルとのそれぞれを保持するデータベースに基づいて、該システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴とする、ユーザ端末。
  9. サービスを提供するシステムからの情報を受信するユーザ端末であって、
    該ユーザ端末自身の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    該位置情報取得部にて検出された該位置情報を該システムに対して送信する送信部と、
    該送信部が送信した該位置情報について該システムが実行するサービスに関する情報を受信する受信部とをそなえ、
    該受信部が、
    該送信部が送信した該位置情報について、複数の3次元実空間範囲情報と各3次元実空間範囲情報を識別する識別子とのそれぞれが対応付けられた複数のバルーンデータを保持する第1データベースと該第1データベースの各識別子に関連付けられた複数の3次元空間領域情報と各3次元空間領域にて提供されるサービス情報とが対応付けられた1又は複数のサービス実行ファイルを保持する第2データベースとのそれぞれに基づいて、該システムが実行するサービスに関する情報を受信するように構成されたことを特徴とする、ユーザ端末。
  10. サーバシステムを利用してユーザ端末に対してサービスを提供するサービス提供方法であって、
    前記サーバシステムに、複数の3次元実空間範囲情報と、各3次元実空間範囲情報に対応する識別情報とのそれぞれが対応付けられた複数のデータと、前記識別情報に関連付けられた領域情報と各領域情報に関連するサービス情報とが対応付けられた少なくとも1のサービス実行ファイルを格納しておき、
    該ユーザ端末の位置情報が示す位置を含む3次元実空間範囲情報からに対応する識別情報を抽出し、
    抽出された識別情報に基づいて、前記領域情報に対応するサービス実行ファイルを特定し、
    特定された該サービス実行ファイルに保持されたサービス情報に対応するサービスを前記ユーザ端末に対して実行処理を行なう、
    ことを特徴とする、サーバシステムおよびユーザ端末を用いたサービス提供方法。
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