JP2005501317A - 外部データ記憶装置管理システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
それぞれがデータ記憶装置属性を有する物理データ記憶装置デバイスと、外部記憶装置マネージャを含むホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶装置システムを提供する。
外部記憶装置マネージャは、結合した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性には無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置内で物理データ記憶装置デバイスを組織することにより、特定のデータ記憶アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる。外部データ記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間でデータを転送する。
外部記憶装置マネージャは、結合した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性には無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置内で物理データ記憶装置デバイスを組織することにより、特定のデータ記憶アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる。外部データ記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間でデータを転送する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、データ記憶装置管理システムに関し、特に所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置において、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データ記憶装置サブシステムは、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するための複数の異なるタイプのデータ記憶装置デバイスを含む。データ記憶装置デバイスの各タイプは、あるデータ属性を有するデータを記憶するのに適している異なる記憶装置属性を有する。データ記憶装置管理システムは、ホスト・プロセッサから、選択したデータ記憶装置デバイスにデータを経路指定する。データを記憶するためのデータ記憶装置デバイスは、データ属性の関数として選択される。通常、データ記憶装置管理システムは、ホスト・プロセッサが、データを記憶するための実際のデータ記憶装置デバイスを使用できるようにする。すなわち、データは、ホスト・プロセッサから、選択したデータ記憶装置デバイスに直接経路指定される。
【0003】
この装置に関する問題は、ホスト・プロセッサが、選択したデータ記憶装置デバイスにアクセスしたい場合、選択したデータ記憶装置デバイスを使用することができないことであり、またはデータ記憶装置サブシステムが、選択したデータ記憶装置デバイスを有することができないことである。この装置に関するもう1つの問題は、データ記憶装置サブシステムのどのデータ記憶装置デバイスも、データを記憶するのに適している記憶装置属性を有することができないことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の1つの目的は、所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置において、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。仮想データ記憶装置画像は、例えば、デバイス画像(例えば、ディスク、テープ等)であっても、またはファイル・システム画像(例えば、NFS、GFS等)であっても、データベース画像であっても、またはオブジェクトをベースとする記憶装置デバイス画像であってもよい。本明細書において使用する「仮想データ記憶装置デバイス」という用語は、デバイス、ファイル、データベースおよびオブジェクトを指す。
【0005】
本発明のもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想ディスク構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することによりデータを記憶するための仮想ディスク構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムを提供することである。
【0006】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として、仮想テープ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより、データを記憶するための仮想テープ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0007】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想ライブラリ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することによりデータを記憶するための仮想ライブラリ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0008】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想サーバ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより仮想サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0009】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想データベース・サーバ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより仮想データベース・サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0010】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想オブジェクト・サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記および他の目的を実行するに際して、本発明は、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶装置システムを提供する。データ記憶装置システムは、それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスを含む。外部記憶装置マネージャは、組織した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織することにより特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる。外部記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間でデータを転送するために動作することができる。外部データ記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するデータ属性の関数として、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織する。
【0012】
外部データ記憶装置マネージャが提示する仮想データ記憶装置画像は、仮想データ記憶装置デバイス画像であっても、仮想データ記憶装置ファイル画像であっても、仮想記憶装置データベース画像であっても、仮想ディスク構成要素であっても、仮想テープ構成要素であっても、仮想ライブラリ構成要素であっても、仮想サーバ構成要素であっても、仮想データベース構成要素であっても、仮想オブジェクト構成要素であってもよい。
【0013】
記憶装置マネージャ・クライアントは、ホスト・プロセッサ上に常駐する。記憶装置マネージャ・クライアントは、所望のデータ記憶装置属性を示す情報を転送するために、また外部記憶装置マネージャへの特定のデータ・アプリケーションに対するデータ属性を示す情報を転送するために外部記憶装置マネージャと一緒に動作することができる。
【0014】
外部データ記憶装置マネージャは、さらに、仮想データ記憶装置デバイスを通して、ホスト・プロセッサと結合した物理データ記憶装置デバイス装置との間で転送されたデータを記憶するための中間記憶装置を含むことができる。外部データ記憶装置マネージャは、フロントエンドとバックエンドを含む。フロントエンドは、特定のデータ・アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するために動作することができる。バックエンドは、適当な装置で物理記憶装置デバイスを組織するために動作することができる。フロントエンドは、所望のデータ記憶装置属性を示すデータおよび情報を受信するために、データ・チャネル機能および制御経路機能を通してホスト・プロセッサに接続している。バックエンドは、受信したデータを所望のデータ記憶装置属性を供給する組織された物理データ記憶装置デバイス装置に転送するために、各データ・チャネルにより複数の各物理データ記憶装置デバイスに接続している。
【0015】
複数の物理データ記憶装置デバイスは、ディスク・サブシステム、テープ・サブシステム、光学サブシステム、半導体サブシステム、およびプローブ記憶装置サブシステムを含むことができる。
【0016】
外部記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像をエミュレートする結合した物理データ記憶装置デバイス装置を、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内に配置することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、記憶装置階層内の記憶装置レベルを昇格および降格することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、記憶装置階層内の記憶装置レベルを除去したり復帰させたりすることができる。
【0017】
外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサから中間記憶装置レベルに直接データを転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサから各記憶装置レベルへデータの各部分を転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、異なる記憶装置レベルに同時にデータを転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、異なる記憶装置レベルから仮想データ記憶装置画像に同時にデータを転送することができる。
【0018】
外部記憶装置マネージャは、結合している物理データ記憶装置デバイス装置内の物理データ記憶装置デバイスを、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内に配置することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、物理データ記憶装置デバイスの一部を、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内の結合している物理データ記憶装置デバイス装置内に配置することができる。
【0019】
さらに、上記目的および他の目的を実行するに際して、本発明は、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶方法を提供する。データ記憶方法は、それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスを供給するステップを含む。特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像は、次に、組織した物理データ記憶装置デバイス装置が仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織することによりホスト・プロセッサに提示される。次に、データは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間で転送される。
【0020】
本発明の上記目的および他の目的、機能および利点は、添付の図面を参照しながら本発明を実行するための最良の形態の下記の詳細な説明を読めば容易に理解することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
データ記憶装置慣行
データは記憶または検索対象のユーザ情報である。ユーザ情報の内容および意味は未知のものであり、ユーザ情報は内容または意味に対する物理記憶装置デバイス・フォーマッティング属性に依存しない。データ経路は、データが転送されるインタフェースである。データ・セットまたはデータ・ファイルは、エンド・ユーザが名前をつけ、定義したデータのグループ分けである。名前はデータ記憶装置サブシステムの全ホスト・プロセッサ内で一意である必要はない。ボリュームはデータ・セットの識別した集合体である。
【0022】
ホストまたは仮想ボリュームは、データ・セットの一意に識別した集合体である。ホストまたは仮想ボリュームは、通常、1つの物理データ記憶装置デバイスまたは1つの物理データ記憶装置デバイスの一部を含む。この意味で、物理ボリュームは、ホスト・ボリュームの一部、全ホスト・ボリューム、またはその上に記憶された多くのホスト・ボリュームを含むことができる1つの物理データ記憶装置デバイスを含む。物理データ記憶装置デバイス、すなわち、実データ記憶装置デバイスは、物理ボリューム上にデータを記憶する実際の読取り/書込みデータ記憶装置デバイスである。
【0023】
ランダム・アクセスは、ユーザが自分が望む任意の順序で、データ記憶装置デバイス上に記憶している任意のデータ・セットにアクセスすることができるデータ記憶装置デバイス上にデータを記憶する方法である。ユーザは、通常、所望のデータ・セットにアクセスするシーケンスは意識しない。シーケンシャル・アクセスは、シーケンシャルに書き込まれたデータ記憶装置デバイス上のすべてのシーケンシャルな前のデータ・セットにアクセスした後で、所望のデータ・セットだけにアクセスすることができるように、所定のシーケンシャルな順序でデータ記憶装置デバイス上にデータを記憶する方法である。
【0024】
外部記憶装置マネージャ・ハイ・レベル・アーキテクチャ
図面について説明すると、この図は、本発明の外部記憶装置管理システムおよび方法による外部記憶装置マネージャ10のブロック図である。一般に、外部記憶装置マネージャ10は、フロントエンド・データ記憶装置デバイスの仮想化、ユーザが指定したデータ記憶装置規則毎の管理、バックエンド・データ経路管理、および物理データ記憶装置を有する外部チャネル・サブシステムである。
【0025】
外部記憶装置マネージャ10は、フロントエンド14およびバックエンド16を有する記憶装置マネージャ構成要素部分12を含む。フロントエンド14は、一般に、記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想デバイス面である。バックエンド16は、一般に、記憶装置マネージャ構成要素部分12の物理デバイス側である。ホスト・プロセッサ複合体のホスト・プロセッサ18および20は、別々に記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に接続している。一例を挙げると、ホスト・プロセッサ18は、複数の仮想記憶装置(MVS)ホスト・プロセッサであり、ホスト・プロセッサ20は非MVSホスト・プロセッサである。
【0026】
各ホスト・プロセッサ18および20は、別々のデータ・チャネル19および21、および別々の制御経路23および25により記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に接続している。データ・チャネル19および21は、ホスト・プロセッサ18および20と外部記憶装置マネージャ10との間でデータ通信が行われるインタフェースである。データ・インタフェースのタイプとしては、FIPS、ESCON,SCSI等がある。制御経路23および25は、ホスト・プロセッサ18、20と外部記憶装置マネージャ10との間で制御情報が交換されるインタフェースである。
【0027】
記憶装置マネージャ構成要素部分12は、複数の物理データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39上でホスト・プロセッサ・データ用のデータ記憶容量を供給するために、ホスト・プロセッサ18および20に接続している。データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39は、各バックエンド・データ経路27、29、31、33および35により、記憶装置マネージャ構成要素部分12のバックエンド16内に位置するデータ記憶装置デバイス・コントローラ43に別々に接続している。データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39は、一般に、物理データ記憶装置デバイスからなる。一例を挙げると、データ記憶装置サブシステムは、複数のディスク記憶装置デバイスを有するディスク・データ記憶装置サブシステム22、複数のテープ記憶装置デバイスを有するテープ・データ記憶装置サブシステム24、複数の光学記憶装置デバイスを有する光学データ記憶装置サブシステム26、プローブ記憶装置サブシステムおよび半導体記憶装置サブシステムのような新しいデータ記憶装置サブシステム28、および他の各データ記憶装置サブシステム用の取り外すことができる媒体を管理するために動作することができるライブラリ・サブシステム39を含む。
【0028】
ホスト・プロセッサ18および20から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、付属物理データ記憶装置デバイスまたはデータ・ファイル・リポジトリである。外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ・データ・チャネル19および21および物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39に相互接続している処理システム内に位置するプロセスを協力して実行するシステムである。ホスト・プロセッサ18および20から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、複数の物理データ記憶装置デバイスである。データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、関連するデータ記憶装置デバイス・コントローラ、すなわち、デバイス・コントローラ43である。
【0029】
外部記憶装置マネージャ10は、1つまたはそれ以上の異なる物理データ記憶装置デバイスおよび/またはファイル・サーバを表す仮想データ記憶装置デバイス30、32、34、36、50および52が、フロントエンド14のところでホスト・プロセッサ18および20に提示されるフロントエンド・データ記憶装置デバイスの仮想化によりこれを行う。一例を挙げると、仮想データ記憶装置デバイス30、32、34、36、50および52は、仮想ディスク構成要素(VDC)30、仮想テープ構成要素(VTC)32、仮想ファイル・サーバ構成要素34、仮想ライブラリ構成要素(VLC)36、仮想データベース・サーバ構成要素50、および仮想オブジェクト・サーバ構成要素52を含む。仮想データ記憶装置デバイス30、32および36は、物理データ記憶装置デバイス・エミュレーションを行い、また設計または販売しなければならない物理データ記憶装置デバイスの新しい表現を供給する。例えば、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36は、それぞれ、ホスト・プロセッサ18および20から見ると、別々のエンティティのように見えるが、各仮想データ記憶装置デバイスは、実際には、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39の共有部分である。
【0030】
さらに、外部記憶装置マネージャ10は、ユーザが供給したデータ記憶装置規則、データ属性およびデータ・ポリシーに基づいて、受信したユーザ・データを管理する。外部記憶装置マネージャ10は、さらに、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、および物理データ記憶装置デバイスを記憶装置マネージャ構成要素部分12に相互接続しているバックエンド・データ経路27、29、31、33および35の物理データ記憶装置容量を管理する。
【0031】
外部記憶装置マネージャ10は、さらに、各ホスト・プロセッサ18および20上に常駐している記憶装置マネージャ・クライアント38および40を含む。記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、データ・セットを仮想データ記憶装置デバイス構成要素30、32または36、仮想ファイル・サーバ構成要素34、仮想データベース・サーバ構成要素50、または仮想オブジェクト・サーバ構成要素52の中の適当なものに送るために機能するソフトウェア製品である。記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、データ記憶装置規則を、各制御経路23および25を通して、各ホスト・プロセッサ18および20から記憶装置マネージャ構成要素部分12に送る。データ記憶装置規則は、ハイ・レベルの用語で、記憶装置マネージャ10により、付随するデータ・セットをどのように記憶するのかを指定する。記憶装置マネージャ構成要素部分12内に常駐する管理ソフトウェア42は、データ・チャネル19および21を通して転送した受信データ・セットをどのように処理するのかを決定するためにデータ記憶装置規則を使用する。データ記憶装置規則は、ユーザがどのようなデータ転送およびデータ・アクセス特性を必要としているのか、記憶装置マネージャ10がサービスを行っている高価な実現したデータ記憶装置デバイス22、24、26、28および39上の衝撃を低減するために、何時これらの定義した特性をリラックスすることができるのかというような情報を含む。大部分の非MVSホスト・プロセッサのように、データ記憶装置規則が存在していない場合には、外部記憶装置マネージャ10は、データ記憶装置規則を指定するためにユーザに対する1つの制御点を供給する。
【0032】
データ記憶装置規則およびデータ・ポリシーおよび属性に応じて、外部記憶装置マネージャ10は、データ処理能力および記憶媒体の使用を最大限に増大するために、データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、およびホスト・プロセッサ18および20から受信した各データ・セットを記憶するために使用したデータ経路27、29、31、33および35を制御する。ユーザおよびホスト・プロセッサ18および20は、データ・セットが記憶される選択したデータ記憶装置デバイスを意識しない。
【0033】
データ・セットの生成
ホスト・プロセッサ18および20がデータ・セットを生成したい場合であって、データ記憶装置規則がこのデータ・セットを外部記憶装置マネージャ10の管理したリソース上に常駐すべきことを示している場合には、記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、ホスト・プロセッサ・オペレーティング・システムに、物理データ記憶装置デバイスを選択させ、制御経路23および25を通して、記憶装置マネージャ構成要素部分12に任意の制御情報(すなわち、データ記憶装置規則)を転送させることにより、データ・セットの転送をスタートする。次に、ホスト・プロセッサ18または20は、識別したデータ・セットを、選択した物理データ記憶装置デバイスに対応する仮想データ記憶装置デバイス30、32または36に転送する。ホスト・プロセッサ18または20から見た場合、この転送は選択したデータ記憶装置デバイスに対して行うように見える。実際には、データ・セットは、ホスト・プロセッサ18または20により、各データ・チャネル19または21を通して、選択した物理データ記憶装置デバイスをエミュレートすることによりデータ・セットを受信し、記憶装置管理構成要素部分12の中間記憶装置(キャッシュ)44に受信したデータ・セットを記憶する記憶装置マネージャ構成要素部分12に送信される。中間記憶装置44は、初期データ管理規則が適応することができない場合か、またはデータ転送の速度整合またはマスキングを必要とする場合に、一時記憶域として使用されるデータ記憶装置空間である。中間メモリ44は、半導体メモリ、DASDまたは他の適当なメモリ技術を含むことができる。中間メモリ44は、記憶装置マネージャ構成要素部分12内に位置する専用メモリであってもよいし、またはバックエンド物理データ記憶装置デバイスのうちの1つのデバイス上の共有空間であってもよい。
【0034】
記憶装置管理ソフトウェア42は、データ・セットをどの物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、および選択した物理データ記憶装置デバイスの中のどの物理ボリュームに書き込むのかを決定する。外部記憶装置マネージャ10の記憶装置管理データ空間46は、ホスト・ボリュームと物理ボリュームとの間の相互関係のカタログを作成する。
【0035】
インタフェース・コマンド・プロトコルは、データ・セットの転送が完了することができる前に、データ書込みが成功したことを確認しなければならないと指定する場合には、中間記憶装置44は、データ・セットを中間記憶装置に記憶した場合、書込みを直ちに確認するのに十分な信頼性を有していなければならないし、または中間記憶装置から選択したバックエンド物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28または39への受信したデータ・セットを設定解除してから確認を行わなければならない。バックエンド物理記憶装置デバイス22、24、26、28または39への受信データ・セットの書込みは、ライブラリ・サブシステム39を通して、選択した物理記憶装置デバイス上の選択した物理媒体の装着に依存する場合がある。
【0036】
データ・セットの検索
外部記憶装置マネージャ10が記憶したデータ・セットを、ホスト・プロセッサ18または20の一方によりアクセスするために検索しなければならない場合には、ホスト・オペレーティング・システムは、記憶装置マネージャ・クライアント38または40と一緒に一意のボリュームまたはデータ・セット識別情報に基づいてデータ・セット・アクセスをスタートする。記憶装置マネージャ管理ソフトウェア42は記憶装置マネージャ管理データ空間46から対応する物理ボリューム・データを検索するために、ホスト・プロセッサが供給した識別情報を使用する。記憶装置マネージャ管理ソフトウェア42は、また、識別した物理ボリュームを選択した物理デバイス上に装着させ、それにより物理ボリューム上に記憶しているデータにホスト・プロセッサ18および20がアクセスすることができるようにする。外部記憶装置マネージャ10は、同時に、要求したボリュームが使用することができる制御経路23または25を通して要求しているホスト・プロセッサ18または20に制御情報を送信しながら、装着した物理ボリュームから中間記憶装置44にデータ転送をスタートすることができる。ホスト・プロセッサ18または20は、制御経路23または25を通して仮想データ記憶装置デバイスに制御情報を送信することにより、仮想データ記憶装置デバイス30、32または36からデータ・セット転送をスタートすることができる。外部記憶装置マネージャ10は、指定したフロントエンド・デバイス・フォーマットを使用して、選択した仮想データ記憶装置デバイス・インタフェース30、32または36を通して、設定したデータ・セットを中間記憶装置44から要求しているホスト・プロセッサ18または20に転送する。ホスト・プロセッサ18または20が、中間記憶装置44に設定される前にデータ・セットを要求した場合には、外部記憶装置マネージャ10は、要求したデータ・セットを記憶している物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39からデータ・セットが入手することができるようになるまで、ホスト・プロセッサを待機させる。
【0037】
外部記憶装置マネージャの機能
すでに説明したように、外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ18および20に、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の画像を提示するが、実際には、仮想データ記憶装置デバイスを実現するために実施した物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、実現した仮想データ記憶装置デバイスとは全く異なる物理データ記憶装置デバイスであってもよい。さらに、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の記憶装置のタイプとは異なるタイプの記憶装置(テープ、ディスク、光学装置等)であってもよい。物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39の部分的組合わせも、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36を実現するために使用することができる。外部記憶装置マネージャ10は、一般に、あるデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置デバイスをエミュレートするのに適している装置内の複数の選択した物理データ記憶装置デバイスを組み合わせる。外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ記憶装置用途に対するデータ記憶装置ポリシーの関数として、またはユーザの設定に従って複数の選択した物理データ記憶装置デバイスを組み合わせる。
【0038】
データ管理規則
入力データを記憶するための外部記憶装置マネージャ10の機能は、異なるタイプのデータ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間を移動して、通常はデータの書込みが行われる場合に、I/Oデータ・インタフェースを通らない情報に従ってホスト・プロセッサ18または20にデータを返送する。外部記憶装置マネージャ10は、データ・セットの設置および移動についてのインテリジェントな決定を行うために、個々のデータ・セットの属性または記憶ポリシーを理解できなければならない。ある関連データ・セットの属性およびポリシーは、下記のようなものである。すなわち、データ・セット・サイズ、データ・セットの生成と次のシーケンシャルなアクセスとの間の時間間隔、そのデータ・セットを使用するアプリケーションが予想する性能のレベル、許容できるデータ検索遅延、時間経過中のデータ・セット性能の変化、データ・セットのバックアップ状態、データ・セットの能動バックアップ・コピーの数である。これらのデータ属性およびポリシーの中のあるものは、データ・クラス、記憶装置クラス、記憶装置グループ、および管理クラスに分類される。オペレーティング・システム内に常駐するホスト・プロセッサにより、データ・セットを最初に生成する場合に、ユーザはこれらの属性およびポリシーの中の1つをデータ・セットに割り当てることができる。
【0039】
外部記憶装置マネージャ10は、最初に生成される場合、データ・セットを常駐させる場所を決定する。ユーザは、最初に、データを記憶する目的で仮想ボリュームにデータを書き込むために、選択した仮想データ記憶装置デバイス30、32および36に対してデータ・セット属性およびポリシーを指定することができるが、外部記憶装置マネージャ10は、自動的にユーザが識別した属性およびデータ記憶規則に基づいて、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39またはその組合わせおよび物理ボリュームを割り当てる。
【0040】
データ・セット属性の送信は、ホスト・プロセッサ18および20の記憶装置マネージャ・クライアント38および40を外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に相互接続している制御経路23および25により行うことができる。この帯域外制御信号は、外部記憶装置マネージャ10により、ホスト・プロセッサ18および20を外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に相互接続しているデータ経路19および21を通して送信されるデータ・セット・ストリームに関連づける。受信したデータ・セットは、中間記憶装置44に一時的に記憶され、制御情報は中間記憶装置から選択した記憶装置位置への受信データ・セットを設定解除するための物理デバイスおよび物理ボリュームを選択するために使用される。別の方法としては、記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、この属性情報を含む前文を生成することができ、この前文をデータ経路19および21を通して、外部記憶装置マネージャ構成要素部分12に帯域内送信を行うためのデータ・セットの前に付加することができる。データ・セット属性で外部記憶装置マネージャ10を用意するための技術が何であれ、問題のホスト・ソフトウェアは、これらの属性の定義の入手、および正しい時間に外部記憶装置マネージャへのそれらの属性の定義の送信を担当する。
【0041】
外部記憶装置マネージャ10は、何時および何処にデータを移動させるのかを決定する。多くのデータ・セットは、データ・セットが数日前のものである場合には、要求された性能より遥かに高い初期性能要件を有する。さらに、いくつかのデータ・セットは、基準のどちらかといえば散発性時間的周期を有し、頻繁でない使用期間中は、安価なデータ記憶装置デバイスの低いレベルの実行の際に常駐する。外部記憶装置マネージャ10は、データ・セット属性に基づいてこれらの機能を自動的に実行する。
【0042】
外部記憶装置マネージャ10は、データ・セットを削除する場合には、空間の再利用を行う。データ・セット属性は、データ・セットがもはや必要なくなった時間を定義するが、そのデータ・セットが使用した記憶空間は新しいデータのために使用できるようにする必要がある。記憶空間を再利用する動作は、問題のデータ・セットがホスト・プロセッサ18または20により削除されたことが確認されるまで行うことができない。この決定が行われた場合、外部記憶装置マネージャ10は自分で空間再利用を制御する。
【0043】
サーバ構成要素
仮想データ記憶装置デバイス30、32および36を通して、データ記憶機能およびアクセス機能を供給する他に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20が同時に共有することができるネイティブ・モード・ファイル・システム(すなわち、仮想ファイル・サーバ構成要素34)を実施する。このファイル・システムへのデータ記憶および検索アクセスは、ホスト・プロセッサ18および20に常駐する記憶装置マネージャ・クライアント38および40を通して行われる。ホスト・プロセッサ18および20は、ホスト・プロセッサ上に同様に常駐するアプリケーション・プログラムから受信した論理データ・セット要求を、外部記憶装置マネージャ10内に含まれるサービスにより、適当なコマンド・シーケンスおよびダイアログに変換する。アプリケーション・プログラムは、仮想ファイル・サーバ構成要素34を実施するために使用される実際の物理記憶装置デバイスを意識しないし、データ・セット・アクセスはシーケンシャルにまたはランダムに行われる。同様に、外部記憶装置マネージャ10は、また、ホスト・プロセッサ18および20が同時に共有することができる仮想データベース・サーバ構成要素50および仮想オブジェクト・サーバ構成要素52を実施する。
【0044】
デバイスの仮想化
外部記憶装置マネージャ10構成要素部分12の仮想テープ構成要素(VTC)32は、ホスト・プロセッサ18および20に一組のゼロまたはそれ以上のテープ記憶装置サブシステムの仮想画像を提示する。ホスト・プロセッサ18および20の観点から見たコマンド・セット、状況および他のプログラミング・インタフェースに関しては、各仮想テープ記憶装置サブシステムは、対応する実際のテープ記憶装置サブシステムの全機能を有する。例えば、それ自身を文書化された実際のテープ記憶装置サブシステムに制限するホスト・プロセッサは、実際のテープ記憶装置サブシステムからVTC32が提示する仮想テープ記憶装置サブシステムを区別することはできない。VTC32によりエミュレートされた実際のテープ記憶装置デバイスは、Storage Technology CorporationおよびIBMのテープ記憶装置モデル3490および3490Eを含む。VTC32によりエミュレートされている実際のテープ記憶装置デバイス上で使用することができるすべての機能は、VTC上で入手することができる。エミュレートされたデバイスは、その外観を実際のテープ記憶装置サブシステムの外観と同じにするために任意に配置することができる。
【0045】
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想ディスク構成要素(VDC)30は、ホスト・プロセッサ18および20に一組のゼロまたはそれ以上の直接アクセス記憶装置デバイス(DASD)サブシステムの仮想画像を提示する。仮想化の内容は、仮想テープ記憶装置サブシステムのところですでに説明したものと同じである。VDC30によりエミュレートした実際のDASDサブシステムは、Storage Technology Corporationのモデル3380、3390およびRAMACおよびIBM DASDモデル3990を含む。実際のDASDサブシステム上で使用することができるすべての機能は、エミュレートされたデバイス、すなわち、VDC30上で使用することができる。エミュレートされたデバイスは、その外観を実際のDASDサブシステムの外観と同じにするために任意にグループ分けすることができる。
【0046】
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想ライブラリ構成要素(VLC)36は、ホスト・プロセッサ18および20に、一組のゼロまたはそれ以上のテープ記憶ライブラリの仮想画像を提示する。VLC36によりエミュレートされた実際のテープ記憶ライブラリは、Storage Technology Corporationのモデル3494および3495を含む。一般に、仮想化デバイスは、エミュレート中の読出しデバイスに対して有効な任意の構成により構成することができる。
【0047】
物理データ記憶装置デバイス・サポート
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のバックエンド16がサポートすることができる物理データ記憶装置デバイスは、Storage Technology Corporationのデータ記憶装置デバイス・モデルTimberline、Iceberg、4430LMU、9330/15LMU、Nordique、4480および4490、RedWood、SnoCap、および有用品SCSIテープおよびディスク・ドライブおよびIBMモデル3490、3390、およびNTLを含む。データ記憶装置デバイスは、ESCON、SCSI、FIPSおよびファイバチャネル・データ通信をサポートするデータ・チャネル27、29、31、33および35によりバックエンド16に取り付けられる。
【0048】
管理ソフトウェア
管理ソフトウェア42は、外部記憶装置マネージャ10に対してデータ・フロー管理を行う。データ・フロー管理は、下記のこと、すなわち、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36および仮想ファイル・システム・オブジェクト34用の中間記憶装置44の管理、中間記憶装置44と物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間のデータ転送のスケジューリングおよび制御(すなわち、設定動作および設定解除動作)、物理データ記憶装置デバイス階層を通してのデータ移動のスケジューリングおよび制御、所与のデータ・セットに対する適当なレベルの性能を達成するためのデータ・ストライピングのような技術の適用、データ・チャネル27、29、31、33および35および記憶マネージャ構成要素部分12と物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間の制御経路の管理、仮想データ記憶装置デバイスと対応する物理データ記憶装置デバイスとの関連付け、および全作業量管理を処理する一組のプロセスのことを指す。
【0049】
管理ソフトウェア42は、さらに、物理ボリューム管理も行う。外部記憶装置マネージャ10が、データ・セットを、中間記憶装置44からバックエンド物理記憶装置デバイス22、24、26、28および39に移動することを決定した場合には、それらを置く場所についていくつかの決定を行わなければならない。記憶管理ポリシーが定義したデータ属性が、そのデータ・セットはテープ・カートリッジ上に常駐させる候補者であることを示している場合には、その上に期限切れデータを有するテープ・カートリッジを、データ・セットを書き込むために選択しなければならない。選択したテープ・カートリッジは、データ・セットを全然含んでいないテープ・カートリッジであってもよいし、またはそのテープ・カートリッジは、期限切れでないいくつかのデータ・セットを含むことができ、そのテープ・カートリッジ上で使用することができる空間を、現在のデータを書き込むために使用することができる。
【0050】
管理ソフトウェア42は、さらに、データ期限切れ処理を行う。通常、データ・セットは、データ・セットに含まれているデータが、もはや有効でなくなる時点を定義する固有の期限切れ日付を有する。データ・セットがその期限切れデータに達し、ユーザにより削除された場合には、これらのデータ・セットが占めているメモリ空間を、媒体をできるだけ有効に使用するために再利用しなければならない。磁気テープのようなシーケンシャルな媒体の場合には、媒体の所与の部分に対する空間の部分的再利用は、そのデータ・セットから再利用のためのテープの終わりまですべての空間を必要とする。テープのこのセグメントが有効なデータ・セットを含んでいる場合には、テープのこのセグメントを再利用できるように、これらの有効なデータ・セットを他の媒体に移動するためのコストについての判断を行わなければならない。それ故、媒体素子全体を一度に再利用できるように、同じ媒体素子上に同じ期限切れ日付を有するデータ・セットを最初に書き込むと有利である。データ・セットの期限切れ日付が、データ・セットの管理中に変わった場合には、そのデータ・セットを期限切れ日付が同じか近い他のデータ・セットを含む媒体素子に移動させなければならない。さらに、ユーザは、通常、媒体素子をテープ・プールと呼ぶサブセットにグループ分けし、外部記憶装置マネージャ10の媒体管理は、少なくとも1つの仮想レベル上にこの組織を収容しなければならない。
【0051】
管理ソフトウェア42は、さらに、仮想ボリューム管理を行う。ホスト・システムが新しいデータ・セットを生成する場合には、一連番号が上記データ・セットを生成したホスト・システムにより記憶される。データ・セット名とボリューム一連番号との組合わせが、データ・セットを読み出す時に将来使用する識別子である。外部記憶装置マネージャ10の環境においては、この一連番号が示すボリュームは、ホスト・プロセッサ18および20にとっては幻影であるが、外部記憶装置マネージャは、外部記憶装置マネージャが、データ・セットがそのボリューム上に常駐しているかのように、データ・セットを読み出すための以降の要求に応答するために、ホストが知っている一連番号が何であるか、またデータ・セットが生成された時間を覚えておかなければならない。ホスト・プロセッサがデータ・セットが生成されたと信じているボリュームの一連番号の他に、外部記憶装置マネージャ10は、そのボリュームの始まりに対するデータ・セットの位置を維持しなければならない。ホスト・プロセッサがデータ・セットを読み出した場合には、ホスト・プロセッサがデータ・セットが生成されたと考えているボリューム上の位置に移動するために、位置決めコマンドが仮想デバイスに発行される。外部記憶装置マネージャ仮想デバイス・フロントエンド14は、これらのコマンドが実行される幻影を受け入れ、描き出す。
【0052】
物理データ記憶装置デバイスの配置
すでに説明したように、外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ18および20に仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の画像を提示するが、実際には、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39を実現するために実施した物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、実現した仮想データ記憶装置デバイスとは全然異なる物理データ記憶装置デバイスであってもよい。外部記憶装置マネージャ10は、さらに、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36をエミュレートするために、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39に関連して種々の機能を実行するために動作することができる。
【0053】
第一に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対して複数の記憶装置レベルで、階層的に物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39を配置する。これらの記憶装置レベルの存在および管理は、ホスト・プロセッサ18および20が知らない状態で、外部記憶装置マネージャ10によってだけ行われる。複数の記憶レベルは、高速で高価なランダム・アクセスの最も高い記憶レベルと取り外すことができる安価でシーケンシャルな最も低い記憶レベルとの間にいくつかの中間記憶レベルを含む。
【0054】
第二に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に影響を与えないで、特定のデータ・アプリケーションに対する記憶レベル組織の個々の記憶レベルを論理的に取り外す(例えば、除去したり復帰させたりする)ことができる。
【0055】
第三に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に影響を与えないで、記憶レベル組織の特定の記憶レベルを昇格および降格することができる。
【0056】
第四に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対する高い記憶レベルを通してデータ・セットを設定しなくても、ホスト・プロセッサ18および20間で、最も低いまたは中間の記憶レベルにデータ・セットを直接転送することができる。すなわち、外部記憶装置マネージャ10は、各データ・セット転送に対して仮想記憶階層を確立することができる。
【0057】
第五に、外部記憶装置マネージャ10は、DASDのような高速で高価で高い記憶レベル上に常駐する、および特定のデータ・アプリケーション用のテープのような取り外すことができる媒体の低い記憶レベル上の残りのデータ・セット・バルク上に常駐するいくつかのデータ・セット部分(例えば、索引、最初のnバイト等)で、いくつかの記憶レベル間のデータ・セット常駐性を分割することができる。すなわち、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に知らせないで、異なる記憶レベル間で、データ・セットを備えるデータを分割することができる。
【0058】
第六に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対するデータ・セットの属性に従って、2つ以上の記憶レベルに書込みを行っている間に、同時にデータ・セットを転送することができる。1回でデータ・セットがいくつかの記憶レベルに行くようにデータ・セットを2つに分割することもできるし、いくつかのデータ・セットが1つの記憶レベルに転送され、残りのデータ・セットが他の記憶レベルに転送されるように分割することもできる。
【0059】
第七に、同様に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサに転送するために、異なる記憶レベルからのデータ・セットを結合することにより、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサ18および20に、読出し中のデータ・セットを同時に転送することができる。
【0060】
第八に、外部記憶装置マネージャ10は、あるデータ記憶装置デバイス上の記憶を、特定のデータ・アプリケーションに対する2つ以上の記憶レベルとして使用することができる。第八に、外部記憶装置マネージャは、1つのレベルの媒体を特定のデータ・アプリケーションに対する2つ以上のレベルとして使用することができる。
【0061】
それ故、本発明によれば、上記の目的、目標および利点を完全に満足させる所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置でデータ記憶装置デバイスを結合することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置デバイスをホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を供給することは明らかである。本発明をその特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者であれば、上記の説明から考えて、多くの代替、修正および変更を行うことができることは明らかである。従ってそのような代替、修正および変更は、添付の特許請求の範囲の精神および広い範囲内に入る。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の外部記憶装置管理システムおよび方法による外部記憶装置マネージャのブロック図である。
【0001】
本発明は、概して、データ記憶装置管理システムに関し、特に所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置において、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データ記憶装置サブシステムは、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するための複数の異なるタイプのデータ記憶装置デバイスを含む。データ記憶装置デバイスの各タイプは、あるデータ属性を有するデータを記憶するのに適している異なる記憶装置属性を有する。データ記憶装置管理システムは、ホスト・プロセッサから、選択したデータ記憶装置デバイスにデータを経路指定する。データを記憶するためのデータ記憶装置デバイスは、データ属性の関数として選択される。通常、データ記憶装置管理システムは、ホスト・プロセッサが、データを記憶するための実際のデータ記憶装置デバイスを使用できるようにする。すなわち、データは、ホスト・プロセッサから、選択したデータ記憶装置デバイスに直接経路指定される。
【0003】
この装置に関する問題は、ホスト・プロセッサが、選択したデータ記憶装置デバイスにアクセスしたい場合、選択したデータ記憶装置デバイスを使用することができないことであり、またはデータ記憶装置サブシステムが、選択したデータ記憶装置デバイスを有することができないことである。この装置に関するもう1つの問題は、データ記憶装置サブシステムのどのデータ記憶装置デバイスも、データを記憶するのに適している記憶装置属性を有することができないことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の1つの目的は、所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置において、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。仮想データ記憶装置画像は、例えば、デバイス画像(例えば、ディスク、テープ等)であっても、またはファイル・システム画像(例えば、NFS、GFS等)であっても、データベース画像であっても、またはオブジェクトをベースとする記憶装置デバイス画像であってもよい。本明細書において使用する「仮想データ記憶装置デバイス」という用語は、デバイス、ファイル、データベースおよびオブジェクトを指す。
【0005】
本発明のもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想ディスク構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することによりデータを記憶するための仮想ディスク構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムを提供することである。
【0006】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として、仮想テープ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより、データを記憶するための仮想テープ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0007】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想ライブラリ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することによりデータを記憶するための仮想ライブラリ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0008】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想サーバ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより仮想サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0009】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想データベース・サーバ構成要素をエミュレートするために、複数の物理データ記憶装置デバイスを結合することにより仮想データベース・サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【0010】
本発明のさらにもう1つの目的は、データ属性の関数として仮想オブジェクト・サーバ構成要素の画像をホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記および他の目的を実行するに際して、本発明は、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶装置システムを提供する。データ記憶装置システムは、それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスを含む。外部記憶装置マネージャは、組織した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織することにより特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる。外部記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間でデータを転送するために動作することができる。外部データ記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するデータ属性の関数として、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織する。
【0012】
外部データ記憶装置マネージャが提示する仮想データ記憶装置画像は、仮想データ記憶装置デバイス画像であっても、仮想データ記憶装置ファイル画像であっても、仮想記憶装置データベース画像であっても、仮想ディスク構成要素であっても、仮想テープ構成要素であっても、仮想ライブラリ構成要素であっても、仮想サーバ構成要素であっても、仮想データベース構成要素であっても、仮想オブジェクト構成要素であってもよい。
【0013】
記憶装置マネージャ・クライアントは、ホスト・プロセッサ上に常駐する。記憶装置マネージャ・クライアントは、所望のデータ記憶装置属性を示す情報を転送するために、また外部記憶装置マネージャへの特定のデータ・アプリケーションに対するデータ属性を示す情報を転送するために外部記憶装置マネージャと一緒に動作することができる。
【0014】
外部データ記憶装置マネージャは、さらに、仮想データ記憶装置デバイスを通して、ホスト・プロセッサと結合した物理データ記憶装置デバイス装置との間で転送されたデータを記憶するための中間記憶装置を含むことができる。外部データ記憶装置マネージャは、フロントエンドとバックエンドを含む。フロントエンドは、特定のデータ・アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像をホスト・プロセッサに提示するために動作することができる。バックエンドは、適当な装置で物理記憶装置デバイスを組織するために動作することができる。フロントエンドは、所望のデータ記憶装置属性を示すデータおよび情報を受信するために、データ・チャネル機能および制御経路機能を通してホスト・プロセッサに接続している。バックエンドは、受信したデータを所望のデータ記憶装置属性を供給する組織された物理データ記憶装置デバイス装置に転送するために、各データ・チャネルにより複数の各物理データ記憶装置デバイスに接続している。
【0015】
複数の物理データ記憶装置デバイスは、ディスク・サブシステム、テープ・サブシステム、光学サブシステム、半導体サブシステム、およびプローブ記憶装置サブシステムを含むことができる。
【0016】
外部記憶装置マネージャは、仮想データ記憶装置画像をエミュレートする結合した物理データ記憶装置デバイス装置を、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内に配置することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、記憶装置階層内の記憶装置レベルを昇格および降格することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、記憶装置階層内の記憶装置レベルを除去したり復帰させたりすることができる。
【0017】
外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサから中間記憶装置レベルに直接データを転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサから各記憶装置レベルへデータの各部分を転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、仮想データ記憶装置画像を通して、異なる記憶装置レベルに同時にデータを転送することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、異なる記憶装置レベルから仮想データ記憶装置画像に同時にデータを転送することができる。
【0018】
外部記憶装置マネージャは、結合している物理データ記憶装置デバイス装置内の物理データ記憶装置デバイスを、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内に配置することができる。外部記憶装置マネージャは、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサに知らせないで、物理データ記憶装置デバイスの一部を、いくつかの記憶装置レベルを有する記憶装置階層内の結合している物理データ記憶装置デバイス装置内に配置することができる。
【0019】
さらに、上記目的および他の目的を実行するに際して、本発明は、ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶方法を提供する。データ記憶方法は、それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスを供給するステップを含む。特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像は、次に、組織した物理データ記憶装置デバイス装置が仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置で物理データ記憶装置デバイスを組織することによりホスト・プロセッサに提示される。次に、データは、仮想データ記憶装置画像を通して、ホスト・プロセッサと組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間で転送される。
【0020】
本発明の上記目的および他の目的、機能および利点は、添付の図面を参照しながら本発明を実行するための最良の形態の下記の詳細な説明を読めば容易に理解することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
データ記憶装置慣行
データは記憶または検索対象のユーザ情報である。ユーザ情報の内容および意味は未知のものであり、ユーザ情報は内容または意味に対する物理記憶装置デバイス・フォーマッティング属性に依存しない。データ経路は、データが転送されるインタフェースである。データ・セットまたはデータ・ファイルは、エンド・ユーザが名前をつけ、定義したデータのグループ分けである。名前はデータ記憶装置サブシステムの全ホスト・プロセッサ内で一意である必要はない。ボリュームはデータ・セットの識別した集合体である。
【0022】
ホストまたは仮想ボリュームは、データ・セットの一意に識別した集合体である。ホストまたは仮想ボリュームは、通常、1つの物理データ記憶装置デバイスまたは1つの物理データ記憶装置デバイスの一部を含む。この意味で、物理ボリュームは、ホスト・ボリュームの一部、全ホスト・ボリューム、またはその上に記憶された多くのホスト・ボリュームを含むことができる1つの物理データ記憶装置デバイスを含む。物理データ記憶装置デバイス、すなわち、実データ記憶装置デバイスは、物理ボリューム上にデータを記憶する実際の読取り/書込みデータ記憶装置デバイスである。
【0023】
ランダム・アクセスは、ユーザが自分が望む任意の順序で、データ記憶装置デバイス上に記憶している任意のデータ・セットにアクセスすることができるデータ記憶装置デバイス上にデータを記憶する方法である。ユーザは、通常、所望のデータ・セットにアクセスするシーケンスは意識しない。シーケンシャル・アクセスは、シーケンシャルに書き込まれたデータ記憶装置デバイス上のすべてのシーケンシャルな前のデータ・セットにアクセスした後で、所望のデータ・セットだけにアクセスすることができるように、所定のシーケンシャルな順序でデータ記憶装置デバイス上にデータを記憶する方法である。
【0024】
外部記憶装置マネージャ・ハイ・レベル・アーキテクチャ
図面について説明すると、この図は、本発明の外部記憶装置管理システムおよび方法による外部記憶装置マネージャ10のブロック図である。一般に、外部記憶装置マネージャ10は、フロントエンド・データ記憶装置デバイスの仮想化、ユーザが指定したデータ記憶装置規則毎の管理、バックエンド・データ経路管理、および物理データ記憶装置を有する外部チャネル・サブシステムである。
【0025】
外部記憶装置マネージャ10は、フロントエンド14およびバックエンド16を有する記憶装置マネージャ構成要素部分12を含む。フロントエンド14は、一般に、記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想デバイス面である。バックエンド16は、一般に、記憶装置マネージャ構成要素部分12の物理デバイス側である。ホスト・プロセッサ複合体のホスト・プロセッサ18および20は、別々に記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に接続している。一例を挙げると、ホスト・プロセッサ18は、複数の仮想記憶装置(MVS)ホスト・プロセッサであり、ホスト・プロセッサ20は非MVSホスト・プロセッサである。
【0026】
各ホスト・プロセッサ18および20は、別々のデータ・チャネル19および21、および別々の制御経路23および25により記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に接続している。データ・チャネル19および21は、ホスト・プロセッサ18および20と外部記憶装置マネージャ10との間でデータ通信が行われるインタフェースである。データ・インタフェースのタイプとしては、FIPS、ESCON,SCSI等がある。制御経路23および25は、ホスト・プロセッサ18、20と外部記憶装置マネージャ10との間で制御情報が交換されるインタフェースである。
【0027】
記憶装置マネージャ構成要素部分12は、複数の物理データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39上でホスト・プロセッサ・データ用のデータ記憶容量を供給するために、ホスト・プロセッサ18および20に接続している。データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39は、各バックエンド・データ経路27、29、31、33および35により、記憶装置マネージャ構成要素部分12のバックエンド16内に位置するデータ記憶装置デバイス・コントローラ43に別々に接続している。データ記憶装置サブシステム22、24、26、28および39は、一般に、物理データ記憶装置デバイスからなる。一例を挙げると、データ記憶装置サブシステムは、複数のディスク記憶装置デバイスを有するディスク・データ記憶装置サブシステム22、複数のテープ記憶装置デバイスを有するテープ・データ記憶装置サブシステム24、複数の光学記憶装置デバイスを有する光学データ記憶装置サブシステム26、プローブ記憶装置サブシステムおよび半導体記憶装置サブシステムのような新しいデータ記憶装置サブシステム28、および他の各データ記憶装置サブシステム用の取り外すことができる媒体を管理するために動作することができるライブラリ・サブシステム39を含む。
【0028】
ホスト・プロセッサ18および20から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、付属物理データ記憶装置デバイスまたはデータ・ファイル・リポジトリである。外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ・データ・チャネル19および21および物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39に相互接続している処理システム内に位置するプロセスを協力して実行するシステムである。ホスト・プロセッサ18および20から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、複数の物理データ記憶装置デバイスである。データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39から見た場合、外部記憶装置マネージャ10は、関連するデータ記憶装置デバイス・コントローラ、すなわち、デバイス・コントローラ43である。
【0029】
外部記憶装置マネージャ10は、1つまたはそれ以上の異なる物理データ記憶装置デバイスおよび/またはファイル・サーバを表す仮想データ記憶装置デバイス30、32、34、36、50および52が、フロントエンド14のところでホスト・プロセッサ18および20に提示されるフロントエンド・データ記憶装置デバイスの仮想化によりこれを行う。一例を挙げると、仮想データ記憶装置デバイス30、32、34、36、50および52は、仮想ディスク構成要素(VDC)30、仮想テープ構成要素(VTC)32、仮想ファイル・サーバ構成要素34、仮想ライブラリ構成要素(VLC)36、仮想データベース・サーバ構成要素50、および仮想オブジェクト・サーバ構成要素52を含む。仮想データ記憶装置デバイス30、32および36は、物理データ記憶装置デバイス・エミュレーションを行い、また設計または販売しなければならない物理データ記憶装置デバイスの新しい表現を供給する。例えば、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36は、それぞれ、ホスト・プロセッサ18および20から見ると、別々のエンティティのように見えるが、各仮想データ記憶装置デバイスは、実際には、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39の共有部分である。
【0030】
さらに、外部記憶装置マネージャ10は、ユーザが供給したデータ記憶装置規則、データ属性およびデータ・ポリシーに基づいて、受信したユーザ・データを管理する。外部記憶装置マネージャ10は、さらに、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、および物理データ記憶装置デバイスを記憶装置マネージャ構成要素部分12に相互接続しているバックエンド・データ経路27、29、31、33および35の物理データ記憶装置容量を管理する。
【0031】
外部記憶装置マネージャ10は、さらに、各ホスト・プロセッサ18および20上に常駐している記憶装置マネージャ・クライアント38および40を含む。記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、データ・セットを仮想データ記憶装置デバイス構成要素30、32または36、仮想ファイル・サーバ構成要素34、仮想データベース・サーバ構成要素50、または仮想オブジェクト・サーバ構成要素52の中の適当なものに送るために機能するソフトウェア製品である。記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、データ記憶装置規則を、各制御経路23および25を通して、各ホスト・プロセッサ18および20から記憶装置マネージャ構成要素部分12に送る。データ記憶装置規則は、ハイ・レベルの用語で、記憶装置マネージャ10により、付随するデータ・セットをどのように記憶するのかを指定する。記憶装置マネージャ構成要素部分12内に常駐する管理ソフトウェア42は、データ・チャネル19および21を通して転送した受信データ・セットをどのように処理するのかを決定するためにデータ記憶装置規則を使用する。データ記憶装置規則は、ユーザがどのようなデータ転送およびデータ・アクセス特性を必要としているのか、記憶装置マネージャ10がサービスを行っている高価な実現したデータ記憶装置デバイス22、24、26、28および39上の衝撃を低減するために、何時これらの定義した特性をリラックスすることができるのかというような情報を含む。大部分の非MVSホスト・プロセッサのように、データ記憶装置規則が存在していない場合には、外部記憶装置マネージャ10は、データ記憶装置規則を指定するためにユーザに対する1つの制御点を供給する。
【0032】
データ記憶装置規則およびデータ・ポリシーおよび属性に応じて、外部記憶装置マネージャ10は、データ処理能力および記憶媒体の使用を最大限に増大するために、データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、およびホスト・プロセッサ18および20から受信した各データ・セットを記憶するために使用したデータ経路27、29、31、33および35を制御する。ユーザおよびホスト・プロセッサ18および20は、データ・セットが記憶される選択したデータ記憶装置デバイスを意識しない。
【0033】
データ・セットの生成
ホスト・プロセッサ18および20がデータ・セットを生成したい場合であって、データ記憶装置規則がこのデータ・セットを外部記憶装置マネージャ10の管理したリソース上に常駐すべきことを示している場合には、記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、ホスト・プロセッサ・オペレーティング・システムに、物理データ記憶装置デバイスを選択させ、制御経路23および25を通して、記憶装置マネージャ構成要素部分12に任意の制御情報(すなわち、データ記憶装置規則)を転送させることにより、データ・セットの転送をスタートする。次に、ホスト・プロセッサ18または20は、識別したデータ・セットを、選択した物理データ記憶装置デバイスに対応する仮想データ記憶装置デバイス30、32または36に転送する。ホスト・プロセッサ18または20から見た場合、この転送は選択したデータ記憶装置デバイスに対して行うように見える。実際には、データ・セットは、ホスト・プロセッサ18または20により、各データ・チャネル19または21を通して、選択した物理データ記憶装置デバイスをエミュレートすることによりデータ・セットを受信し、記憶装置管理構成要素部分12の中間記憶装置(キャッシュ)44に受信したデータ・セットを記憶する記憶装置マネージャ構成要素部分12に送信される。中間記憶装置44は、初期データ管理規則が適応することができない場合か、またはデータ転送の速度整合またはマスキングを必要とする場合に、一時記憶域として使用されるデータ記憶装置空間である。中間メモリ44は、半導体メモリ、DASDまたは他の適当なメモリ技術を含むことができる。中間メモリ44は、記憶装置マネージャ構成要素部分12内に位置する専用メモリであってもよいし、またはバックエンド物理データ記憶装置デバイスのうちの1つのデバイス上の共有空間であってもよい。
【0034】
記憶装置管理ソフトウェア42は、データ・セットをどの物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39、および選択した物理データ記憶装置デバイスの中のどの物理ボリュームに書き込むのかを決定する。外部記憶装置マネージャ10の記憶装置管理データ空間46は、ホスト・ボリュームと物理ボリュームとの間の相互関係のカタログを作成する。
【0035】
インタフェース・コマンド・プロトコルは、データ・セットの転送が完了することができる前に、データ書込みが成功したことを確認しなければならないと指定する場合には、中間記憶装置44は、データ・セットを中間記憶装置に記憶した場合、書込みを直ちに確認するのに十分な信頼性を有していなければならないし、または中間記憶装置から選択したバックエンド物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28または39への受信したデータ・セットを設定解除してから確認を行わなければならない。バックエンド物理記憶装置デバイス22、24、26、28または39への受信データ・セットの書込みは、ライブラリ・サブシステム39を通して、選択した物理記憶装置デバイス上の選択した物理媒体の装着に依存する場合がある。
【0036】
データ・セットの検索
外部記憶装置マネージャ10が記憶したデータ・セットを、ホスト・プロセッサ18または20の一方によりアクセスするために検索しなければならない場合には、ホスト・オペレーティング・システムは、記憶装置マネージャ・クライアント38または40と一緒に一意のボリュームまたはデータ・セット識別情報に基づいてデータ・セット・アクセスをスタートする。記憶装置マネージャ管理ソフトウェア42は記憶装置マネージャ管理データ空間46から対応する物理ボリューム・データを検索するために、ホスト・プロセッサが供給した識別情報を使用する。記憶装置マネージャ管理ソフトウェア42は、また、識別した物理ボリュームを選択した物理デバイス上に装着させ、それにより物理ボリューム上に記憶しているデータにホスト・プロセッサ18および20がアクセスすることができるようにする。外部記憶装置マネージャ10は、同時に、要求したボリュームが使用することができる制御経路23または25を通して要求しているホスト・プロセッサ18または20に制御情報を送信しながら、装着した物理ボリュームから中間記憶装置44にデータ転送をスタートすることができる。ホスト・プロセッサ18または20は、制御経路23または25を通して仮想データ記憶装置デバイスに制御情報を送信することにより、仮想データ記憶装置デバイス30、32または36からデータ・セット転送をスタートすることができる。外部記憶装置マネージャ10は、指定したフロントエンド・デバイス・フォーマットを使用して、選択した仮想データ記憶装置デバイス・インタフェース30、32または36を通して、設定したデータ・セットを中間記憶装置44から要求しているホスト・プロセッサ18または20に転送する。ホスト・プロセッサ18または20が、中間記憶装置44に設定される前にデータ・セットを要求した場合には、外部記憶装置マネージャ10は、要求したデータ・セットを記憶している物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39からデータ・セットが入手することができるようになるまで、ホスト・プロセッサを待機させる。
【0037】
外部記憶装置マネージャの機能
すでに説明したように、外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ18および20に、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の画像を提示するが、実際には、仮想データ記憶装置デバイスを実現するために実施した物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、実現した仮想データ記憶装置デバイスとは全く異なる物理データ記憶装置デバイスであってもよい。さらに、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の記憶装置のタイプとは異なるタイプの記憶装置(テープ、ディスク、光学装置等)であってもよい。物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39の部分的組合わせも、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36を実現するために使用することができる。外部記憶装置マネージャ10は、一般に、あるデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置デバイスをエミュレートするのに適している装置内の複数の選択した物理データ記憶装置デバイスを組み合わせる。外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ記憶装置用途に対するデータ記憶装置ポリシーの関数として、またはユーザの設定に従って複数の選択した物理データ記憶装置デバイスを組み合わせる。
【0038】
データ管理規則
入力データを記憶するための外部記憶装置マネージャ10の機能は、異なるタイプのデータ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間を移動して、通常はデータの書込みが行われる場合に、I/Oデータ・インタフェースを通らない情報に従ってホスト・プロセッサ18または20にデータを返送する。外部記憶装置マネージャ10は、データ・セットの設置および移動についてのインテリジェントな決定を行うために、個々のデータ・セットの属性または記憶ポリシーを理解できなければならない。ある関連データ・セットの属性およびポリシーは、下記のようなものである。すなわち、データ・セット・サイズ、データ・セットの生成と次のシーケンシャルなアクセスとの間の時間間隔、そのデータ・セットを使用するアプリケーションが予想する性能のレベル、許容できるデータ検索遅延、時間経過中のデータ・セット性能の変化、データ・セットのバックアップ状態、データ・セットの能動バックアップ・コピーの数である。これらのデータ属性およびポリシーの中のあるものは、データ・クラス、記憶装置クラス、記憶装置グループ、および管理クラスに分類される。オペレーティング・システム内に常駐するホスト・プロセッサにより、データ・セットを最初に生成する場合に、ユーザはこれらの属性およびポリシーの中の1つをデータ・セットに割り当てることができる。
【0039】
外部記憶装置マネージャ10は、最初に生成される場合、データ・セットを常駐させる場所を決定する。ユーザは、最初に、データを記憶する目的で仮想ボリュームにデータを書き込むために、選択した仮想データ記憶装置デバイス30、32および36に対してデータ・セット属性およびポリシーを指定することができるが、外部記憶装置マネージャ10は、自動的にユーザが識別した属性およびデータ記憶規則に基づいて、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39またはその組合わせおよび物理ボリュームを割り当てる。
【0040】
データ・セット属性の送信は、ホスト・プロセッサ18および20の記憶装置マネージャ・クライアント38および40を外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に相互接続している制御経路23および25により行うことができる。この帯域外制御信号は、外部記憶装置マネージャ10により、ホスト・プロセッサ18および20を外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のフロントエンド14に相互接続しているデータ経路19および21を通して送信されるデータ・セット・ストリームに関連づける。受信したデータ・セットは、中間記憶装置44に一時的に記憶され、制御情報は中間記憶装置から選択した記憶装置位置への受信データ・セットを設定解除するための物理デバイスおよび物理ボリュームを選択するために使用される。別の方法としては、記憶装置マネージャ・クライアント38および40は、この属性情報を含む前文を生成することができ、この前文をデータ経路19および21を通して、外部記憶装置マネージャ構成要素部分12に帯域内送信を行うためのデータ・セットの前に付加することができる。データ・セット属性で外部記憶装置マネージャ10を用意するための技術が何であれ、問題のホスト・ソフトウェアは、これらの属性の定義の入手、および正しい時間に外部記憶装置マネージャへのそれらの属性の定義の送信を担当する。
【0041】
外部記憶装置マネージャ10は、何時および何処にデータを移動させるのかを決定する。多くのデータ・セットは、データ・セットが数日前のものである場合には、要求された性能より遥かに高い初期性能要件を有する。さらに、いくつかのデータ・セットは、基準のどちらかといえば散発性時間的周期を有し、頻繁でない使用期間中は、安価なデータ記憶装置デバイスの低いレベルの実行の際に常駐する。外部記憶装置マネージャ10は、データ・セット属性に基づいてこれらの機能を自動的に実行する。
【0042】
外部記憶装置マネージャ10は、データ・セットを削除する場合には、空間の再利用を行う。データ・セット属性は、データ・セットがもはや必要なくなった時間を定義するが、そのデータ・セットが使用した記憶空間は新しいデータのために使用できるようにする必要がある。記憶空間を再利用する動作は、問題のデータ・セットがホスト・プロセッサ18または20により削除されたことが確認されるまで行うことができない。この決定が行われた場合、外部記憶装置マネージャ10は自分で空間再利用を制御する。
【0043】
サーバ構成要素
仮想データ記憶装置デバイス30、32および36を通して、データ記憶機能およびアクセス機能を供給する他に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20が同時に共有することができるネイティブ・モード・ファイル・システム(すなわち、仮想ファイル・サーバ構成要素34)を実施する。このファイル・システムへのデータ記憶および検索アクセスは、ホスト・プロセッサ18および20に常駐する記憶装置マネージャ・クライアント38および40を通して行われる。ホスト・プロセッサ18および20は、ホスト・プロセッサ上に同様に常駐するアプリケーション・プログラムから受信した論理データ・セット要求を、外部記憶装置マネージャ10内に含まれるサービスにより、適当なコマンド・シーケンスおよびダイアログに変換する。アプリケーション・プログラムは、仮想ファイル・サーバ構成要素34を実施するために使用される実際の物理記憶装置デバイスを意識しないし、データ・セット・アクセスはシーケンシャルにまたはランダムに行われる。同様に、外部記憶装置マネージャ10は、また、ホスト・プロセッサ18および20が同時に共有することができる仮想データベース・サーバ構成要素50および仮想オブジェクト・サーバ構成要素52を実施する。
【0044】
デバイスの仮想化
外部記憶装置マネージャ10構成要素部分12の仮想テープ構成要素(VTC)32は、ホスト・プロセッサ18および20に一組のゼロまたはそれ以上のテープ記憶装置サブシステムの仮想画像を提示する。ホスト・プロセッサ18および20の観点から見たコマンド・セット、状況および他のプログラミング・インタフェースに関しては、各仮想テープ記憶装置サブシステムは、対応する実際のテープ記憶装置サブシステムの全機能を有する。例えば、それ自身を文書化された実際のテープ記憶装置サブシステムに制限するホスト・プロセッサは、実際のテープ記憶装置サブシステムからVTC32が提示する仮想テープ記憶装置サブシステムを区別することはできない。VTC32によりエミュレートされた実際のテープ記憶装置デバイスは、Storage Technology CorporationおよびIBMのテープ記憶装置モデル3490および3490Eを含む。VTC32によりエミュレートされている実際のテープ記憶装置デバイス上で使用することができるすべての機能は、VTC上で入手することができる。エミュレートされたデバイスは、その外観を実際のテープ記憶装置サブシステムの外観と同じにするために任意に配置することができる。
【0045】
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想ディスク構成要素(VDC)30は、ホスト・プロセッサ18および20に一組のゼロまたはそれ以上の直接アクセス記憶装置デバイス(DASD)サブシステムの仮想画像を提示する。仮想化の内容は、仮想テープ記憶装置サブシステムのところですでに説明したものと同じである。VDC30によりエミュレートした実際のDASDサブシステムは、Storage Technology Corporationのモデル3380、3390およびRAMACおよびIBM DASDモデル3990を含む。実際のDASDサブシステム上で使用することができるすべての機能は、エミュレートされたデバイス、すなわち、VDC30上で使用することができる。エミュレートされたデバイスは、その外観を実際のDASDサブシステムの外観と同じにするために任意にグループ分けすることができる。
【0046】
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12の仮想ライブラリ構成要素(VLC)36は、ホスト・プロセッサ18および20に、一組のゼロまたはそれ以上のテープ記憶ライブラリの仮想画像を提示する。VLC36によりエミュレートされた実際のテープ記憶ライブラリは、Storage Technology Corporationのモデル3494および3495を含む。一般に、仮想化デバイスは、エミュレート中の読出しデバイスに対して有効な任意の構成により構成することができる。
【0047】
物理データ記憶装置デバイス・サポート
外部記憶装置マネージャ構成要素部分12のバックエンド16がサポートすることができる物理データ記憶装置デバイスは、Storage Technology Corporationのデータ記憶装置デバイス・モデルTimberline、Iceberg、4430LMU、9330/15LMU、Nordique、4480および4490、RedWood、SnoCap、および有用品SCSIテープおよびディスク・ドライブおよびIBMモデル3490、3390、およびNTLを含む。データ記憶装置デバイスは、ESCON、SCSI、FIPSおよびファイバチャネル・データ通信をサポートするデータ・チャネル27、29、31、33および35によりバックエンド16に取り付けられる。
【0048】
管理ソフトウェア
管理ソフトウェア42は、外部記憶装置マネージャ10に対してデータ・フロー管理を行う。データ・フロー管理は、下記のこと、すなわち、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36および仮想ファイル・システム・オブジェクト34用の中間記憶装置44の管理、中間記憶装置44と物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間のデータ転送のスケジューリングおよび制御(すなわち、設定動作および設定解除動作)、物理データ記憶装置デバイス階層を通してのデータ移動のスケジューリングおよび制御、所与のデータ・セットに対する適当なレベルの性能を達成するためのデータ・ストライピングのような技術の適用、データ・チャネル27、29、31、33および35および記憶マネージャ構成要素部分12と物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39間の制御経路の管理、仮想データ記憶装置デバイスと対応する物理データ記憶装置デバイスとの関連付け、および全作業量管理を処理する一組のプロセスのことを指す。
【0049】
管理ソフトウェア42は、さらに、物理ボリューム管理も行う。外部記憶装置マネージャ10が、データ・セットを、中間記憶装置44からバックエンド物理記憶装置デバイス22、24、26、28および39に移動することを決定した場合には、それらを置く場所についていくつかの決定を行わなければならない。記憶管理ポリシーが定義したデータ属性が、そのデータ・セットはテープ・カートリッジ上に常駐させる候補者であることを示している場合には、その上に期限切れデータを有するテープ・カートリッジを、データ・セットを書き込むために選択しなければならない。選択したテープ・カートリッジは、データ・セットを全然含んでいないテープ・カートリッジであってもよいし、またはそのテープ・カートリッジは、期限切れでないいくつかのデータ・セットを含むことができ、そのテープ・カートリッジ上で使用することができる空間を、現在のデータを書き込むために使用することができる。
【0050】
管理ソフトウェア42は、さらに、データ期限切れ処理を行う。通常、データ・セットは、データ・セットに含まれているデータが、もはや有効でなくなる時点を定義する固有の期限切れ日付を有する。データ・セットがその期限切れデータに達し、ユーザにより削除された場合には、これらのデータ・セットが占めているメモリ空間を、媒体をできるだけ有効に使用するために再利用しなければならない。磁気テープのようなシーケンシャルな媒体の場合には、媒体の所与の部分に対する空間の部分的再利用は、そのデータ・セットから再利用のためのテープの終わりまですべての空間を必要とする。テープのこのセグメントが有効なデータ・セットを含んでいる場合には、テープのこのセグメントを再利用できるように、これらの有効なデータ・セットを他の媒体に移動するためのコストについての判断を行わなければならない。それ故、媒体素子全体を一度に再利用できるように、同じ媒体素子上に同じ期限切れ日付を有するデータ・セットを最初に書き込むと有利である。データ・セットの期限切れ日付が、データ・セットの管理中に変わった場合には、そのデータ・セットを期限切れ日付が同じか近い他のデータ・セットを含む媒体素子に移動させなければならない。さらに、ユーザは、通常、媒体素子をテープ・プールと呼ぶサブセットにグループ分けし、外部記憶装置マネージャ10の媒体管理は、少なくとも1つの仮想レベル上にこの組織を収容しなければならない。
【0051】
管理ソフトウェア42は、さらに、仮想ボリューム管理を行う。ホスト・システムが新しいデータ・セットを生成する場合には、一連番号が上記データ・セットを生成したホスト・システムにより記憶される。データ・セット名とボリューム一連番号との組合わせが、データ・セットを読み出す時に将来使用する識別子である。外部記憶装置マネージャ10の環境においては、この一連番号が示すボリュームは、ホスト・プロセッサ18および20にとっては幻影であるが、外部記憶装置マネージャは、外部記憶装置マネージャが、データ・セットがそのボリューム上に常駐しているかのように、データ・セットを読み出すための以降の要求に応答するために、ホストが知っている一連番号が何であるか、またデータ・セットが生成された時間を覚えておかなければならない。ホスト・プロセッサがデータ・セットが生成されたと信じているボリュームの一連番号の他に、外部記憶装置マネージャ10は、そのボリュームの始まりに対するデータ・セットの位置を維持しなければならない。ホスト・プロセッサがデータ・セットを読み出した場合には、ホスト・プロセッサがデータ・セットが生成されたと考えているボリューム上の位置に移動するために、位置決めコマンドが仮想デバイスに発行される。外部記憶装置マネージャ仮想デバイス・フロントエンド14は、これらのコマンドが実行される幻影を受け入れ、描き出す。
【0052】
物理データ記憶装置デバイスの配置
すでに説明したように、外部記憶装置マネージャ10は、一般に、ホスト・プロセッサ18および20に仮想データ記憶装置デバイス30、32および36の画像を提示するが、実際には、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39を実現するために実施した物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39は、実現した仮想データ記憶装置デバイスとは全然異なる物理データ記憶装置デバイスであってもよい。外部記憶装置マネージャ10は、さらに、仮想データ記憶装置デバイス30、32および36をエミュレートするために、物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39に関連して種々の機能を実行するために動作することができる。
【0053】
第一に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対して複数の記憶装置レベルで、階層的に物理データ記憶装置デバイス22、24、26、28および39を配置する。これらの記憶装置レベルの存在および管理は、ホスト・プロセッサ18および20が知らない状態で、外部記憶装置マネージャ10によってだけ行われる。複数の記憶レベルは、高速で高価なランダム・アクセスの最も高い記憶レベルと取り外すことができる安価でシーケンシャルな最も低い記憶レベルとの間にいくつかの中間記憶レベルを含む。
【0054】
第二に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に影響を与えないで、特定のデータ・アプリケーションに対する記憶レベル組織の個々の記憶レベルを論理的に取り外す(例えば、除去したり復帰させたりする)ことができる。
【0055】
第三に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に影響を与えないで、記憶レベル組織の特定の記憶レベルを昇格および降格することができる。
【0056】
第四に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対する高い記憶レベルを通してデータ・セットを設定しなくても、ホスト・プロセッサ18および20間で、最も低いまたは中間の記憶レベルにデータ・セットを直接転送することができる。すなわち、外部記憶装置マネージャ10は、各データ・セット転送に対して仮想記憶階層を確立することができる。
【0057】
第五に、外部記憶装置マネージャ10は、DASDのような高速で高価で高い記憶レベル上に常駐する、および特定のデータ・アプリケーション用のテープのような取り外すことができる媒体の低い記憶レベル上の残りのデータ・セット・バルク上に常駐するいくつかのデータ・セット部分(例えば、索引、最初のnバイト等)で、いくつかの記憶レベル間のデータ・セット常駐性を分割することができる。すなわち、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサ18および20に知らせないで、異なる記憶レベル間で、データ・セットを備えるデータを分割することができる。
【0058】
第六に、外部記憶装置マネージャ10は、特定のデータ・アプリケーションに対するデータ・セットの属性に従って、2つ以上の記憶レベルに書込みを行っている間に、同時にデータ・セットを転送することができる。1回でデータ・セットがいくつかの記憶レベルに行くようにデータ・セットを2つに分割することもできるし、いくつかのデータ・セットが1つの記憶レベルに転送され、残りのデータ・セットが他の記憶レベルに転送されるように分割することもできる。
【0059】
第七に、同様に、外部記憶装置マネージャ10は、ホスト・プロセッサに転送するために、異なる記憶レベルからのデータ・セットを結合することにより、特定のデータ・アプリケーションに対するホスト・プロセッサ18および20に、読出し中のデータ・セットを同時に転送することができる。
【0060】
第八に、外部記憶装置マネージャ10は、あるデータ記憶装置デバイス上の記憶を、特定のデータ・アプリケーションに対する2つ以上の記憶レベルとして使用することができる。第八に、外部記憶装置マネージャは、1つのレベルの媒体を特定のデータ・アプリケーションに対する2つ以上のレベルとして使用することができる。
【0061】
それ故、本発明によれば、上記の目的、目標および利点を完全に満足させる所望の記憶装置属性を供給するのに適している装置でデータ記憶装置デバイスを結合することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望の記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置デバイスをホスト・プロセッサに提示する外部データ記憶装置管理システムおよび方法を供給することは明らかである。本発明をその特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者であれば、上記の説明から考えて、多くの代替、修正および変更を行うことができることは明らかである。従ってそのような代替、修正および変更は、添付の特許請求の範囲の精神および広い範囲内に入る。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の外部記憶装置管理システムおよび方法による外部記憶装置マネージャのブロック図である。
Claims (43)
- ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶装置システムであって、
それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスと、
組織した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、前記物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性には無関係な、前記所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置内で前記物理データ記憶装置デバイスを組織することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像を前記ホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる外部記憶装置マネージャとを備えるデータ記憶装置システムであって、前記外部データ記憶マネージャが、前記仮想データ記憶装置画像を通して、前記ホスト・プロセッサと前記組織した物理データ記憶装置デバイス装置との間でデータを転送するために動作することができるデータ記憶装置システム。 - 前記仮想データ記憶装置画像が、仮想データ記憶装置デバイス画像である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記仮想データ記憶装置画像が、仮想データ記憶装置ファイル画像である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記仮想データ記憶装置画像が、仮想データ記憶装置データベース画像である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想ディスク構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想テープ構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想ライブラリ構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想サーバ構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想データベース構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが提示する前記仮想データ記憶装置画像が、仮想オブジェクト構成要素である、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーションに対するデータの属性の関数として、前記所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している前記装置で前記物理データ記憶装置デバイスを組織する、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- さらに、前記ホスト・プロセッサ上に常駐する記憶装置マネージャ・クライアントを備え、前記記憶装置マネージャ・クライアントが、前記外部記憶装置マネージャに、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記所望のデータ記憶装置属性を示す情報を転送するために、前記外部記憶装置マネージャと一緒に動作することができる、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- さらに、前記ホスト・プロセッサ上に常駐する記憶装置マネージャ・クライアントを備え、前記記憶装置マネージャ・クライアントが、前記外部記憶装置マネージャに、前記特定のデータ・アプリケーションに対するデータの属性を示す情報を転送するために、前記外部記憶装置マネージャと一緒に動作することができる、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、さらに、前記仮想データ記憶装置デバイスを通して、前記ホスト・プロセッサと前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置との間で転送されるデータを記憶するための中間記憶装置を含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャがフロントエンドとバックエンドを含み、前記フロントエンドが前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像を前記ホスト・プロセッサに提示するために動作することができ、前記バックエンドが、前記適当な装置で前記物理データ記憶装置デバイスを組織するために動作することができ、前記フロントエンドが、データ・チャネル機能および制御経路機能により、前記所望のデータ記憶装置属性を示すデータおよび情報を受信するための前記ホスト・プロセッサに接続し、前記バックエンドが、前記所望のデータ記憶装置属性を供給する前記組織した物理データ記憶装置デバイス装置に前記受信データを転送するための各データ・チャネルにより、複数の各物理データ記憶装置デバイスに接続している、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記データ・チャネル機能および前記制御経路機能が、1本の通信ラインにより前記フロントエンドに接続している、請求項15に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記データ・チャネル機能および前記制御経路機能が、各通信ラインにより前記フロントエンドに接続している、請求項15に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記複数の物理データ記憶装置デバイスが、ディスク・サブシステムを含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記複数の物理データ記憶装置デバイスが、テープ・サブシステムを含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記複数の物理データ記憶装置デバイスが、光学サブシステムを含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記複数の物理データ記憶装置デバイスが、半導体サブシステムを含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記複数の物理データ記憶装置デバイスが、プローブ記憶装置サブシステムを含む、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶レベルを有する記憶階層で仮想データ記憶装置画像をエミュレートする前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置を配置する、請求項1に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記記憶階層において記憶レベルを昇格および降格する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記記憶階層において記憶レベルを除去したり復帰させたりする、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像を通して、前記ホスト・プロセッサから中間記憶レベルに直接データを転送する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像を通して、前記ホスト・プロセッサから各記憶装置レベルに前記データの各部分を転送する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像を通して異なる記憶レベルにデータを同時に転送する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、異なる記憶レベルから前記仮想データ記憶装置画像に同時にデータを転送する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶レベルを有する記憶階層内の前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置内に物理データ記憶装置デバイスを配置する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- 前記外部記憶装置マネージャが、前記特定のデータ・アプリケーション用の前記ホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶レベルを有する記憶階層内の前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置内に物理データ記憶装置デバイスの一部を配置する、請求項23に記載のデータ記憶装置システム。
- ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶装置システムであって、
それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスと、
組織した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、前記物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、前記所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置内で前記物理データ記憶装置デバイスを組織することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像を前記ホスト・プロセッサに提示するための複数の物理データ記憶装置デバイスと一緒に動作することができる外部記憶装置マネージャとを備えるデータ記憶装置システム。 - ホスト・プロセッサに対するデータを記憶するためのデータ記憶方法であって、
それぞれがデータ記憶装置属性を有する複数の物理データ記憶装置デバイスを供給するステップと、
組織した物理データ記憶装置デバイス装置が、仮想データ記憶装置画像をエミュレートするように、前記物理データ記憶装置デバイスのデータ記憶装置属性とは無関係な、前記所望のデータ記憶装置属性を供給するのに適している装置内で前記物理データ記憶装置デバイスを組織することにより、特定のデータ記憶装置アプリケーションに対する所望のデータ記憶装置属性を有する仮想データ記憶装置画像を前記ホスト・プロセッサに提示するステップと、
前記仮想データ記憶装置画像を通して、前記ホスト・プロセッサと前記組織した物理データ記憶装置デバイス装置間でデータを転送するステップとを含むデータ記憶方法。 - 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記データの属性の関数として前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記記憶階層内で記憶レベルを昇格および降格するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記記憶階層において記憶レベルを除去したり復帰させたりするステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- データを転送するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像通して前記ホスト・プロセッサから前記中間記憶レベルに前記データを直接転送するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- データを転送するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像を通して前記ホスト・プロセッサから各記憶レベルに前記データの各部分を転送するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- データを転送するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、前記仮想データ記憶装置画像を通して異なる記憶レベルに前記データを同時に転送するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- データを転送するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、異なる記憶レベルから前記仮想データ記憶装置画像に前記データを同時に転送するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶レベルを有する記憶階層内の前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置内で物理データ記憶装置デバイスを配置するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
- 前記物理データ記憶装置デバイスを組織するステップが、前記特定のデータ・アプリケーションに対する前記ホスト・プロセッサに知らせないで、いくつかの記憶レベルを有する記憶階層内の前記結合した物理データ記憶装置デバイス装置内で物理データ記憶装置デバイスの一部を配置するステップを含む、請求項33に記載のデータ記憶方法。
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