JP2003009102A - オブジェクトデータの符号化方法、オブジェクトデータの伝送方法、オブジェクトデータの復号方法、オブジェクトデータ符号化装置、オブジェクトデータ生成装置、オブジェクトデータ復号装置、オブジェクトデータ符号化用プログラム、オブジェクトデータ復号用プログラム、及びオブジェクトデータ記録媒体 - Google Patents

オブジェクトデータの符号化方法、オブジェクトデータの伝送方法、オブジェクトデータの復号方法、オブジェクトデータ符号化装置、オブジェクトデータ生成装置、オブジェクトデータ復号装置、オブジェクトデータ符号化用プログラム、オブジェクトデータ復号用プログラム、及びオブジェクトデータ記録媒体

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JP2003009102A
JP2003009102A JP2002049416A JP2002049416A JP2003009102A JP 2003009102 A JP2003009102 A JP 2003009102A JP 2002049416 A JP2002049416 A JP 2002049416A JP 2002049416 A JP2002049416 A JP 2002049416A JP 2003009102 A JP2003009102 A JP 2003009102A
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JP2002049416A
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Takayuki Sugawara
隆幸 菅原
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Victor Company of Japan Ltd
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給されるコンテンツの地域性、又は年
齢制限に基づく再生禁止をコンテンツ全体に対して行う
のではなく、禁止の対象とされるオブジェクトごとに再
生部分を指定して行うことにある。 【解決手段】 コンテンツを複数のオブジェクト毎にM
PEG圧縮器12で符号化し記録メディア20に記録し
て再生するに際し、リージョン、又はレーティングに基
づくコンテンツ毎の再生禁止情報を再生プロテクション
情報発生器13で生成して、制御ヘッダ挿入器14で、
又は電子透かし挿入器16によりオブジェクト信号に挿
入して記録し、その信号の再生は再生プロテクション制
御信号を得、その信号を基に不許可とされるオブジェク
ト信号の合成を再生プロテクション制御器34により禁
止して映像信号を生成するようにして実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作者の所有権を
証明し、著作権侵害を識別し、隠されたメッセージを送
信するために、オーディオ、画像、ビデオ、マルチメデ
ィアデータなどの情報に著作権に係る情報を混入させて
行う電子透かしに係り、特に再生可能なオブジェクトデ
ータを制御するリージョン管理、及びパレンタルロック
制御管理が可能であるオブジェクトデータの符号化、復
号、及びその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、映像信号などの記録にはビデ
オテープを用いるVTRが使用されてきたが、最近にな
りランダムアクセスが可能であるHDD(ハードディス
クドライブ)及びDVD−RAM(Random Access Memo
ry 型 Digital Versatile Disc)などの記録容量が増加
し、それらの円盤形記録媒体を用いるディスクレコーダ
が実用化されるようになってきた。
【0003】そのディスクレコーダは、例えばMPEG
(moving picture experts group)により規定される符
号化方式で符号化して得られるコンテンツデータを円盤
形記録媒体に記録し、再生するものであり、そのような
ランダムアクセス性の優れた記録媒体に対する記録、及
び再生はそれらの複数の動作を同時に行なうことができ
る等の特徴を有しており、更には記録される映像信号を
複数のオブジェクトに分割して記録し、表示用画面には
それらを合成して得られる映像信号を表示するオブジェ
クトデータの記録、再生装置としても用いられるように
なってきた。
【0004】そして、これらのオブジェクトデータはデ
ジタルデータであり、デジタル映像信号を含めこれらの
オブジェクトデータのデジタル記録、及び再生ではアナ
ログ信号による記録再生と異なり、記録再生、又は情報
信号の伝送に伴う品質の劣化が生じないため、映像、な
いしはオブジェクトデータなどの著作権者よりコンテン
ツの著作権保護に係る課題が提起されている。
【0005】そのようなコンテンツデータの著作権保護
に関し、例えば電子透かし信号をデジタル画像、ないし
はデジタルオーディオ信号等のコンテンツ信号に、その
コンテンツ信号の質を劣化させないようにしつつ埋め込
み、隠し持たせる技術を用い、その埋めこまれた電子透
かし信号は所定の信号処理を行うことによりコンテンツ
信号より分離され、コンテンツに係る著作権情報として
抽出できる様になされている。
【0006】その電子透かし情報を埋め込む方法に関し
ては種々提案がなされているが、例えばNTTはSCI
S’97(The 1997 Symposium on Cryptography and I
nformation Security;1997年、暗号と情報セキュ
リティシンポジウム)−31Gにおいて「DCTを用い
たディジタル動画像における著作権情報埋め込み方法」
を発表している。
【0007】ここでは情報信号のMPEG(moving pic
ture experts group)符号化において、特にDCT(di
screte cosine transform)係数、動きベクトル、及び
量子化特性の変更に基づく情報埋め込み手法について提
案している。
【0008】また、防衛大学ではSCIS’97−26
Bにおいて「PN系列による画像への透かし署名法」を
発表しており、それは直接拡散方式に従い、PN(pseu
do noise)系列で画像信号を拡散し、画像に署名情報を
合成する方法を提案している。
【0009】一方、メディアの再生に係るプロテクショ
ン情報を記録し、再生器にもプロテクション情報を設定
することにより、記録、再生系双方の組合わせで最終的
な再生プロテクションレベルが決定される再生制御方式
が特開平7−235131号公報「再生プロテクト方法
及びプロテクト再生装置」に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、制作された
コンテンツ情報に対して上記のような方法により、その
コンテンツ情報の著作権の帰属等に係る情報を埋め込む
ことができ、その著作物の保護に利用されるものである
が、そのコンテンツ情報の不正使用に対して警告を発す
るなどの処置が可能とされている。
【0011】しかしながら上記の従来の方式では、メデ
ィアに記録されているコンテンツが1つの番組を構成し
ていて、その番組をプロテクション制御信号によってす
べてを再生しない、又は番組の一部の時間を再生しない
などの制御はできるが、番組を構成する特定のオブジェ
クト、例えば再生画面における特定の人物、又は特定の
背景など、そして再生音響信号における音声においては
特定の人物の発した声、又は特定の演奏者により演奏さ
れたBGMなどコンテンツの構成要素ごとに除くような
再生制御を行う、ないしは他の構成要素に切り替えて再
生するなどの処置はできなかった。
【0012】そこで本発明は、メディアに記憶されるな
いしはメディアで伝送されるコンテンツを構成するオブ
ジェクトに、表示、発音のための再生制御を行い、又は
それらのオブジェクトを切り替えてオブジェクトの合成
を行い、更にはオブジェクトごとに記録する再生制御信
号を電子透かし(ウォーターマーク)信号として埋め込
んで記録、及び再生することにより、コンテンツの地域
性、ないしは視聴者の年齢制限などに応じたコンテンツ
再生の保護ができ、セキュリティレベルが高く、又改ざ
んなどによる不正な再生が困難であるオブジェクトデー
タの符号化方法、その信号の生成方法、その復号方法、
その符号化装置、その生成装置、その復号装置、その符
号化用プログラム、その復号用プログラム、及びその記
録媒体の実現方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の1)〜10)の手段より成るもので
ある。すなわち、
【0014】1) コンテンツを構成する複数のオブジ
ェクトに再生許可を与えるために生成された再生許可情
報信号と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符
号化した各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、
を多重化した多重化信号を生成することを特徴とするオ
ブジェクトデータの符号化方法。 2) 前記再生許可情報信号は電子透かし手法を用いて
生成することを特徴とする上記1)項記載のオブジェク
トデータの符号化方法。 3) コンテンツを構成する複数のオブジェクトに再生
許可を与えるために生成された再生許可情報信号と、前
記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々
のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した
多重化信号を生成し、その生成された多重化信号を所定
のデータ量ごとにパケット化してパケット化多重化信号
を生成することを特徴とするオブジェクトデータの生成
方法。 4) コンテンツを構成する複数のオブジェクトに再生
許可を与えるために生成された再生許可情報信号と、前
記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々
のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した
多重化信号を復号するオブジェクトデータの復号方法で
あって、前記多重化信号より前記圧縮符号化信号と前記
再生許可情報信号とを分離して得る第1のステップ(3
2、33)と、その第1のステップで得られた再生許可
情報信号を基に、前記圧縮符号化信号を復号して得られ
る再生許可の与えられた前記複数のオブジェクト信号を
合成してオブジェクト合成信号を得る第2のステップ
(34、35、36)と、を有してなることを特徴とす
るオブジェクトデータの復号方法。 5) コンテンツを構成する複数のオブジェクトのそれ
ぞれを圧縮符号化してそれらのオブジェクトに係る圧縮
符号化信号を得る圧縮符号化手段(12)と、前記複数
のオブジェクトに対して再生許可を与えるための再生許
可情報信号を生成する再生許可情報信号生成手段(1
3)と、その再生許可情報信号生成手段により生成され
た再生許可情報信号、及び前記圧縮符号化手段により得
られた圧縮符号化信号を多重化して多重化信号を得る多
重化信号生成手段(14、15)と、を具備して構成す
ることを特徴とするオブジェクトデータ符号化装置。 6) コンテンツを構成する複数のオブジェクトに対し
て再生許可を与えるための再生許可情報信号を生成する
再生許可情報信号生成手段(13)と、その再生許可情
報信号生成手段により生成された再生許可情報信号と、
前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化して得
られた圧縮符号化信号とを多重化して多重化信号を得る
多重化信号生成手段(15)と、前記多重化信号を所定
のデータ量ごとにパケット化してパケット化多重化信号
を生成するパケット化データ生成手段(17)と、を具
備して構成することを特徴とするオブジェクトデータ生
成装置。 7) コンテンツを構成する複数のオブジェクトに再生
許可を与えるために生成された再生許可情報信号と、前
記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々
のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した
多重化信号を復号するオブジェクトデータの復号装置で
あって、前記多重化信号より前記圧縮符号化信号と前記
再生許可情報信号とを分離して得る信号分離手段(3
2、33)と、その信号分離手段より得られた再生許可
情報信号を基に再生許可の与えられる、前記圧縮符号化
信号を復号して得られる前記複数のオブジェクト信号を
合成してオブジェクト合成信号を得るオブジェクト信号
合成手段(34、35、36)と、を具備して構成する
ことを特徴とするオブジェクトデータ復号装置。 8) コンテンツを構成する複数のオブジェクトにリー
ジョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可を
与えるために再生許可情報信号を生成するステップと、
前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各
々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化し
た多重化信号を生成するステップとを、コンピュータに
より実行させることを特徴とするオブジェクトデータ符
号化用プログラム。 9) コンテンツを構成する複数のオブジェクトにリー
ジョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可を
与えるために生成された再生許可情報信号と、前記複数
のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々のオブ
ジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した多重化
信号をコンピュータを実行させて復号するためのオブジ
ェクトデータ復号用プログラムであって、前記多重化信
号より前記圧縮符号化信号と前記再生許可情報信号とを
分離して得る第1のステップ(S24)と、その第1の
ステップで得られた再生許可情報信号を基に、前記圧縮
符号化信号を復号して得られる再生許可の与えられた前
記複数のオブジェクト信号を合成してオブジェクト合成
信号を得る第2のステップ(S26)と、をコンピュー
タにより実行させることを特徴とするオブジェクトデー
タ復号用プログラム。 10) コンテンツを構成する複数のオブジェクトにリ
ージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可
を与えるために生成された再生許可情報信号と、前記複
数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々のオ
ブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した多重
化信号を記録したことを特徴とするオブジェクトデータ
記録媒体。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のオブジェクトデー
タの符号化方法、オブジェクトデータの生成方法、オブ
ジェクトデータの復号方法、オブジェクトデータ符号化
装置、オブジェクトデータ生成装置、オブジェクトデー
タ復号装置、オブジェクトデータ符号化用プログラム、
オブジェクトデータ復号用プログラム、及びオブジェク
トデータ記録媒体の実施形態につき、好適な実施例によ
り説明する。
【0016】図1は、それらの実施に係るオブジェクト
データ記録再生システムの概略ブロック図であり、その
構成と動作について概説する。
【0017】同図に示すオブジェクトデータ記録再生シ
ステムはMPEG圧縮器A12a、MPEG圧縮器B1
2b、再生プロテクション情報発生器13、制御ヘッダ
挿入器14a、14b、多重化器15よりなるオブジェ
クトデータ符号化装置10と、ハードディスク21より
なるオブジェクトデータ記録メディア20と、多重化分
離器32、制御ヘッダ検出器33a、33b、再生プロ
テクション制御器34、MPEG復号器A35a、MP
EG復号器B35b、及びオブジェクト合成器36より
なるオブジェクトデータ復号装置30より構成されてい
る。
【0018】次に、この様に構成されるオブジェクトデ
ータ記録再生システムの動作について述べる。
【0019】まず、符号化して記録すべき信号のオブジ
ェクトA及びオブジェクトBのそれぞれはMPEG圧縮
器A12aの入力端子11a、及びMPEG圧縮器B1
2bの入力端子11bのそれぞれに供給される。
【0020】MPEG圧縮器A12a、及びMPEG圧
縮器B12bのそれぞれではMPEG(moving picture
experts group)−4規格によるオブジェクトの符号化
が行われるが、符号化されるオブジェクトA、及びオブ
ジェクトBは例えば画面を構成する物体Aと物体Bであ
り、それらの物体はそれぞれのMPEG−4圧縮器によ
り個別に圧縮符号化がなされる。
【0021】その様にして符号化のなされたオブジェク
トA及びBのそれぞれは制御ヘッダ挿入器14a、及び
14bに供給されると共に、それらの制御ヘッダ挿入器
14a、及び14bには再生プロテクション情報発生器
13により発生された再生プロテクション情報信号が供
給される。
【0022】その再生プロテクション情報信号は、例え
ばリージョンコードと呼ばれる国、あるいは地方別にコ
ンテンツの再生許可を与えるための信号であったり、又
はレーティングコードと称されるコンテンツ視聴者の年
齢制限等に関するコードであったりする。
【0023】それらの信号が供給されるそれぞれの制御
ヘッダ挿入器14a、及び14bでは、それぞれのオブ
ジェクトA、及びBに係り圧縮符号化のなされた符号化
信号のそれぞれに対して、リージョンコード、及びレー
ティングコードなどに関わる情報を含むヘッダ信号が付
された信号として生成され、それらの制御ヘッダの付さ
れたオブジェクトA、及びBの圧縮符号化信号のそれぞ
れは多重化器15に供給される。
【0024】その多重化器15では、それらの並列に供
給される信号はマルチプレックスされてシリーズな信号
として生成され、その生成されたシリーズな信号はオブ
ジェクトデータ符号化装置10より供給される符号化信
号としてオブジェクトデータ記録メディア20のハード
ディスク21に供給されて記録される。
【0025】次に、このようにして記録された符号化信
号の再生について述べる。ハードディスク21に記録さ
れた符号化信号は図示しないハードディスクの読み出し
器により読み出され、読み出された符号化信号はオブジ
ェクトデータ復号装置30の多重化分離器32に供給さ
れる。
【0026】その多重化分離器32ではシリーズな信号
形式で供給された信号のデマルチプレクシングが行われ
てそれぞれのオブジェクトA、及びBに係る信号として
分離され、オブジェクトAに係る信号は制御ヘッダ検出
器33aに、オブジェクトBに係る信号は制御ヘッダ検
出器33bにそれぞれ供給される。
【0027】そして、それらの制御ヘッダ検出器33
a、及び同33bでは、それぞれのオブジェクトA、及
びBに付されるヘッダ信号の検出がなされる。
【0028】そのようにして検出されたそれぞれのヘッ
ダ情報は再生プロテクション制御器34に供給されると
共に、制御ヘッダ検出器33a、及び33bで制御ヘッ
ダの除去されたそれぞれの圧縮符号化されたオブジェク
トA、及びBに係る信号のそれぞれはMPEG復号器A
35a、及びMPEG復号器B35bのそれぞれに供給
される。
【0029】それらのMPEG復号器35a、及び35
bでは符号化されたそれぞれのオブジェクトA、及びB
の信号が復号され、復号されて得られるそれらの信号は
オブジェクト合成器36に供給される。
【0030】そのオブジェクト合成器36では再生プロ
テクション制御器34より再生制御信号が供給され、そ
の再生制御信号によりオブジェクトA及びBの内、再生
の許可されているオブジェクトの信号が合成されて映像
出力信号として供給される。
【0031】そして、その得られた映像信号出力はオブ
ジェクトデータ復号装置30の映像信号出力端子に供給
され、その供給された映像信号出力は出力端子に接続さ
れる図示しないモニタTVに供給されて表示される様に
なされている。
【0032】このようにして入力端子11a、及び11
bに供給されたオブジェクト信号はMPEG−4などに
よるオブジェクト符号化がなされると共に、それらのオ
ブジェクトに係る再生プロテクション情報が付加されて
記録媒体に記録される。
【0033】そして、その記録されたオブジェクト信号
は再生され、それらのオブジェクトに対する再生プロテ
クション情報に基づいて再生の許可されたオブジェクト
信号が合成されて映像信号出力としてオブジェクト記録
再生システムより供給されるようになされている。
【0034】次に、それらのオブジェクト信号の構成、
及び再生許可に係る動作について述べる。図2に、その
オブジェクト信号の記録を説明するための表示画面例を
示し、その表示内容を基にしてオブジェクトデータ記録
再生システムの動作について述べる。
【0035】同図における表示画面はオブジェクトデー
タ復号装置においてそれぞれのオブジェクトの再生が許
可されて再生された表示画面であり、その表示画面はオ
ブジェクト1の背景、オブジェクト2の車、及びオブジ
ェクト3のバニーガールより構成される。
【0036】そして、それらのオブジェクトの表示許可
は地域、ないしは国などの政令及び慣習などによって規
制される場合、又はセクシャル、及び暴力などに係るレ
ーティングにより視聴者の年齢が規制される場合などが
ある。
【0037】そこで、仮にオブジェクト3のバニーガー
ルを表示するのが好ましくないとされるときはオブジェ
クト3のバニーガールは他のオブジェクトに置換されて
再生され、表示される。
【0038】図3は、そのオブジェクトが置換されて表
示された表示画面の例である。同図において、前述の図
2におけるオブジェクト3のバニーガールの表示許可が
得られなく、それをオブジェクト4の制服姿の女性に置
換、変更して表示したものである。
【0039】このようにして、MPEG−4などでなさ
れるオブジェクト符号化は、オブジェクトのそれぞれに
ついて符号化がなされて伝送、ないしは記録再生される
ための情報圧縮方法であるが、伝送側では複数のオブジ
ェクトを伝送し、再生側ではその伝送された複数のオブ
ジェクトの中より選択されたオブジェクトのみを表示
し、ないしは表現されるようになされている。
【0040】そして、そのようなオブジェクトの選択は
地域、ないしは国毎に設定されるリージョンコードによ
り、又は視聴者の年齢に応じてその親などにより制限が
設定されるレーティング情報によりなされる。
【0041】以上、オブジェクト符号化、リージョンコ
ード、レーティング情報、及びそれらの情報を基にして
なされる表示画面について述べた。次に、そのような符
号化を行うためのオブジェクトデータ符号化装置の構成
と動作について更に述べる。
【0042】図4に、オブジェクトデータ符号化装置の
構成を示す。同図に示すオブジェクトデータ符号化装置
10aは、前述の図1に示したオブジェクトデータ符号
化装置10と同様の構成であり、オブジェクトデータ符
号化装置10は2個のオブジェクトを符号化するための
装置として示したがこのオブジェクトデータ符号化装置
10aは4個のオブジェクトの符号化を行う装置として
示してある。
【0043】この装置の動作は、まずオブジェクト信号
入力端子には、あらかじめ図示しない編集器で編集して
生成されたオブジェクトAとしてオブジェクト1の背
景、オブジェクトBとしてオブジェクト2の車、オブジ
ェクトCとしてオブジェクト3のバニーガール、そして
オブジェクトDとしてオブジェクト4の制服姿の女性に
係る信号が供給されている。
【0044】これらの供給されたオブジェクトA〜Dの
信号はMPEG圧縮器12a〜12dに供給されて圧縮
符号化され、圧縮符号化されて得られるそれぞれの信号
は制御ヘッダ挿入器14a〜14dに供給される。
【0045】それらの制御ヘッダ挿入器14a〜14d
では、図示しないCPU(CentralProcessing Unit)か
らはMPEG圧縮器A〜Dにおけるオブジェクト信号の
符号化処理時間に応じてトリガ信号が再生プロテクショ
ン情報発生器13に供給され、再生プロテクション情報
発生器13ではこれらのオブジェクトA〜Dに対するリ
ージョンコード、及びレーティングに係る情報信号が生
成され、生成されたそれらの信号は相対応するそれぞれ
の制御ヘッダ挿入器14a〜14dに供給される。
【0046】そして、それぞれの制御ヘッダ挿入器14
a〜14dでは圧縮符号化されて供給されたそれぞれの
符号化信号に対し、相対応する再生プロテクション情報
がヘッダ信号として付加され、それらのオブジェクトに
対してヘッダ信号の付加された符号化信号が得られ、そ
れらの得られた符号化信号は多重化器15に供給され
る。
【0047】その多重化器15では、それらの制御ヘッ
ダ挿入器14a〜14dより並列信号として供給された
4種類のオブジェクト信号はここでマルチプレキシング
されて直列の信号とされ、そのようにして得られた圧縮
符号化信号はオブジェクトデータ符号化装置10aより
出力信号として供給される。
【0048】このようにして生成された圧縮符号化信号
は記録メディア20に供給されて記録される、または図
示しない伝送装置、ないしは送信装置に供給されて伝送
媒体を介して伝送されるようになされる。次にそのよう
にして記録された信号、ないしは伝送される信号の再
生、及び復号動作について述べる。
【0049】図5に、オブジェクトデータ復号装置の構
成を示す。同図に示すオブジェクトデータ復号装置30
aは、前述の図1におけるオブジェクトデータ復号装置
30が2つのオブジェクトの再生を行うのに対し、この
オブジェクトデータ復号装置30aは4つの符号化され
たオブジェクトの再生を行う点で異なっている。
【0050】そのオブジェクトデータ復号装置30a
は、前述の図4に示したオブジェクトデータ符号化装置
10aにより符号化のされた圧縮符号化データが供給さ
れて復号され、復号されて得られるオブジェクトA〜D
のそれぞれの信号はオブジェクト合成器36に供給さ
れ、そこでは供給されたオブジェクトA〜Dの内、再生
の許可されたオブジェクトの信号が合成されて映像信号
として映像信号出力端子より供給される。
【0051】即ち、再生プロテクション制御器34では
後述のようにオブジェクトごとに再生が許可されている
か、許可されていないかが判定され、その判定の結果、
許可されているオブジェクトの番号がオブジェクト合成
器36に供給され、そのオブジェクト合成器36では、
再生プロテクション制御器より許可されるオブジェクト
のみの画像が合成されることにより、1つの画面に画像
合成されて得られる映像信号は映像信号出力端子に供給
され、その映像信号出力端子に接続されるモニタ装置に
より表示される。
【0052】そのようにして表示される映像信号は、オ
ブジェクトCとして再生されるバニーガールの再生が許
可されるときはオブジェクトA、B、及びCが合成され
た前述の図2に示した画像信号であり、バニーガールの
再生が許可されないときはオブジェクトA、B、及びD
が合成されて得られる前述の図3に示した画像信号とな
る。
【0053】以上、4つのオブジェクトに対するオブジ
ェクトデータの記録、及び再生について述べたが、オブ
ジェクトの数は4に限ることなく、又オブジェクトの種
類も映像コンポーネントの他に音声、ないしは音響信号
のコンポーネント、その他のグラフィクスデータ、文字
コードなど情報として供給されるものであればその種類
は何であってもよい。
【0054】そして、このような表示効果が与えられる
システムでは、例えば画面のオブジェクトごとにデータ
を構成しておく必要があるが、それはMPEG−4によ
る画像圧縮方式の場合ではオブジェクトごとに画像が圧
縮符号化されて、それらのオブジェクトデータが多重化
されて伝送され、受信側ではそれらの多重化されたオブ
ジェクトデータが受信されて多重化が解かれ、オブジェ
クトごとの画像が合成されて1つの画面としてモニタT
Vに表示されるようになされている。
【0055】また、それらのオブジェクト画像のデータ
ごとに、記録装置側でリージョンコード及びレーティン
グコードなどが設定され、設定されたリージョンコード
及びレーティングコードなどは再生装置側で設定される
それぞれのリージョンコード及びレーティングコードな
どと比較され、それらの比較されて得られる結果を基に
それらのオブジェクトごとの再生制御が行われるように
なされている。
【0056】そして、再生装置におけるリージョンコー
ドはその再生装置が販売される地域のコード1つが設定
されるが、そのリージョンコードは工場生産時にROM
(read only memory)などユーザーが変更できないメモ
リ素子に記録されて出荷される。
【0057】また、レーティング情報は再生装置側でユ
ーザーにより設定されるが、例えばそのユーザである親
が、子供の教育上を含め再生できるレベルをパスワード
ないしはID(identification)番号を用いて設定し、
ID番号ないしはパスワードを知らない子供達はレーテ
ィングのレベル変更をすることができないようになされ
る。
【0058】以上、オブジェクトに付加される制御ヘッ
ダ情報によりリージョンコード及びレーティングコード
情報を伝送し再生制御を行う方法について述べたが、次
にそれらの情報を電子透かし(ウォーターマーク)によ
り供給される情報信号に畳み込んで伝送する方法につい
て述べる。
【0059】図6に、電子透かしの手法を用いてオブジ
ェクト毎の圧縮符号化データを生成するオブジェクトデ
ータ符号化装置の構成を示し、その動作について述べ
る。まず、同図に示すオブジェクトデータ符号化装置1
0bにおいて、再生プロテクション情報発生器13によ
り生成される各々のオブジェクトA〜Dに対するリージ
ョンコード情報及びレーティングコード情報は電子透か
し挿入器16a〜16dに供給される。
【0060】その電子透かし挿入器16a〜16dで
は、供給される符号化されたオブジェクトA〜Dの信号
に対応するそれぞれに対し、リージョンコードないしは
レーティングコードが挿入される。
【0061】それらのコードの挿入は電子透かし挿入器
16a〜16dにより、MPEG圧縮器12a〜12d
より供給されるそれぞれのオブジェクト圧縮データに対
して電子透かし情報の復号が比較的易しく、且つオブジ
ェクトに係る符号化品質の劣化が少ない方法により行わ
れる。
【0062】このようにして電子透かし情報の挿入され
た符号化信号は多重化器15に供給され、多重化器15
ではこれらの4つのオブジェクト符号化データが多重化
された圧縮データとして得られ、その得られた符号化デ
ータは記録メディア20に記録される、ないしは図示し
ないネットワークを介して伝送されるようになされてい
る。
【0063】次に、このようにして記録された、又は伝
送された符号化データの再生について述べる。図7に、
電子透かし方法により挿入された再生プロテクション信
号を検出して行うオブジェクトデータ復号装置の構成を
示す。
【0064】同図に示すオブジェクトデータ復号装置3
0bは、前述のオブジェクトデータ復号装置装置30a
に対して制御ヘッダ検出器33a〜33dの代りに電子
透かし検出器37a〜37dが用いられている点で異な
っている。
【0065】そのオブジェクトデータ復号装置30bで
は、電子透かし検出器により挿入されたオブジェクト毎
の再生プロテクション信号が検出され、その検出された
再生プロテクション信号は再生プロテクション制御器3
4に供給される。
【0066】その再生プロテクション制御器に供給され
た信号は、MPEG復号器35a〜35dで復号されて
オブジェクト合成器36に供給され、供給されるそれぞ
れのオブジェクト信号に対して再生が許可されている
か、又は許可されていないかが判定され、判定の結果、
許可されているオブジェクトのナンバーがオブジェクト
合成器36に供給される。
【0067】そのオブジェクト合成器36では、供給さ
れたオブジェクト信号のうち、許可されたオブジェクト
に係る信号が画像合成され、1つの画面に合成された画
像信号は映像信号出力端子に供給される。
【0068】このようにして、符号化されたオブジェク
トに挿入された再生プロテクション情報に基づいてオブ
ジェクトの表示、及び非表示が制御され、表示に適した
オブジェクトの再生が行われるオブジェクトデータ符号
化装置、及びオブジェクトデータ復号装置を構成するこ
とが出来る。
【0069】次に、そのような表示制御を行うための再
生プロテクション制御の動作について述べる。その再生
プロテクション制御は、再生プロテクション情報発生器
13で生成されるオブジェクトごとの再生プロテクショ
ン信号によりなされるが、その再生プロテクション信号
は例えばコンテンツの再生可能な地域を指定するリージ
ョンコードであったり、ないしは視聴者の年齢制限に係
るレーティングコードであったりする。
【0070】それらの信号は再生プロテクション情報発
生器で生成され、その生成された信号は制御ヘッダを介
して、ないしは電子透かし手法により符号化されたオブ
ジェクトに埋め込まれて再生プロテクション制御器34
に伝送される。
【0071】図8に、それらの情報を制御ヘッダで伝送
するときのデータフォーマットを示す。同図において、
符号化されたオブジェクト圧縮データの前に制御ヘッダ
情報が付されているが、その制御ヘッダはリージョンコ
ードとレーティングコードよりなっている。
【0072】そして、これらのコードの種類を例えば5
種類とするとその表現は3ビットで行うことができるた
め、リージョンコードとレーティングコードの各々に3
ビットずつが割り当てられている。
【0073】図9に、電子透かし手法により伝送される
場合の信号フォーマットを示す。同図において、符号化
された圧縮オブジェクト信号に埋め込まれる電子透かし
コードは、制御ヘッダによる場合と同じリージョンコー
ドに3ビット、レーティングコードに3ビットが割り当
てられている。
【0074】次に、それらのリージョンコードとレーテ
ィングコードのコード例について更に述べる。図10
は、5種類のリージョンコードの例を示したものであ
る。
【0075】同図において、5種類の再生器再生制御情
報1〜5は特定の5種類の地域を示しており、例えば1
はアメリカ、2は日本などのように設定されている。従
って、日本で発売される再生器には2というリージョン
コードが、即ち3ビット表示で「010」のコードが付
されている。
【0076】そして、同図におけるオブジェクト再生情
報は、オブジェクトごとに指定されるオブジェクト再生
制御情報が記述されており、それらは第1行でアメリカ
でのみ再生可能なオブジェクトには1が、第2行の日本
では2の付されるオブジェクトのみが再生可能なオブジ
ェクトとしてデータ側に記録される。
【0077】なお、再生がどの地域でも許可されている
ことを示す、FREEというコードにはコード0が割り
当てられて伝送され、そのFREEはどこの地域の再生
器でも再生が許可されるという意味で使用される。
【0078】再生プロテクション制御器34ではこの表
に基づいて、そのオブジェクトの再生が許可されている
かどうかの判定が行われる。この表におけるリージョン
はコード1つに対して1つの地域を示しているが、他の
方法として複数の地域を示すコードを定め、それをリー
ジョンコードとして記録する方法によってもよい。
【0079】その複数の地域に係るコードを記録する方
法は、例えば地域コード毎にオブジェクト再生制御情報
を記録する場合、あるいは複数の地域で再生が可能であ
ることを示すコードを設定して行う場合などがあるが、
それらの場合ではリージョンコードを3ビット以上に拡
張して記述すればよい。
【0080】このようにしてリージョン情報が伝送され
るが、次にレーティングコードについて述べる。図11
に、レーティングにより再生の許可、及び不許可が規定
される再生器再生制御情報とオブジェクト再生制御情報
の関係を示す。
【0081】そして、再生プロテクション制御器34で
は供給されたレーティングコードと、再生器に設定され
ているレーティングコードの関係を判定してそのオブジ
ェクトの再生許可、または不許可を定める。
【0082】即ち、同図に示される許可、及び不許可
(×印で示されている)は、再生器再生制御情報1〜5
により与えられるレーティングのレベルと、オブジェク
ト再生制御情報としてオブジェクトが有するレーティン
グのレベルとの関係として示されている。
【0083】例えば再生器再生制御情報は、1を13歳
までの子供を対象とし、2は16歳までの青年を対象と
するというように設定され、オブジェクト再生情報はオ
ブジェクトごとにレーティングが定められ、そのレーテ
ィングに基づいてオブジェクト再生制御情報が規定され
ている。
【0084】オブジェクトの再生はその規定に基づいて
なされ、例えば再生器のレーティングコードが4に設定
されているときは、オブジェクトに1〜4のどのレーテ
ィングが設定されている場合でもオブジェクトの再生が
許可される。
【0085】このようにしてリージョン、及びレーティ
ングに係るコードと、オブジェクトとの再生許可、不許
可に係る再生テーブルが作成され、その再生テーブルに
基づいてオブジェクトの表示、非表示が制御され、表示
の許可されたオブジェクトのみがオブジェクト合成器3
6に供給され、映像信号として合成され、映像信号出力
として映像信号出力端子に供給される。
【0086】次に、実際のコンテンツ再生プログラムの
オブジェクトにおいてなされるリージョンコードの設定
例を示し、それぞれの例におけるオブジェクト再生の許
可、不許可について述べる。
【0087】図12に、記録されるオブジェクトとリー
ジョンコードの関係を示す。同図において、横軸は時間
軸であり縦軸に示す再生プログラムがt0からt3の時
間まで記録されていることを示し、時間t0からt1ま
ではオブジェクト1、5、6、7、及び8がそれぞれリ
ージョンコードはFREE、FREE、2、1、及び3
が設定されていることを示している。
【0088】そして、時間t1からt2の区間はオブジ
ェクト1、2、3、及び4がそれぞれのリージョンコー
ドがFREE、FREE、1、及び2で、又時間t2か
らt3まではオブジェクト1、5、6、7、及び8がそ
れぞれリージョンコードのFREE、4、4、3、及び
FREEで設定されていることを示している。
【0089】ここで、例えばオブジェクトデータ再生器
のリージョンコードが1と設定される場合は、これらの
オブジェクトのうちFREE、及び1と設定されるオブ
ジェクトのみの再生が許可される。
【0090】ここで時間t1からt2の期間に表示され
るオブジェクトについて述べる。図13は、図12にお
ける時間t1〜t2の状態を示したものであり、このと
きに再生器のリージョンコードが1と設定されていると
きの再生画像は、前述の図2に示したようにオブジェク
ト1の背景、2の車、及び3のバニーガールとなる。
【0091】そして、再生器のリージョンコードが2と
設定される場合の表示画像はFREE、及び2と設定さ
れるオブジェクトのみの再生が許可されることになり、
このときの再生画像は前述の図3に示したオブジェクト
1の背景、2の車、4の制服姿の女性となる。
【0092】このようにして、リージョンコードに従っ
て指定される画像が表示されることになるが、次にレー
ティングコードにより設定されて表示されるオブジェク
トについて述べる。
【0093】図14は、時間t0〜t3において、レー
ティングが指定されて記録されているオブジェクトの状
態を示している。同図において、時間t0〜t1までは
オブジェクト1、5、6、7、及び8がそれぞれのレー
ティングコード1、1、2、1、及び3が設定されて記
録されており、時間t1〜t2にはオブジェクト1、
2、3、及び4がそれぞれのレーティングコード1、
1、1、及び2が付されており、時間t2〜t3にはオ
ブジェクト1、5、6、7、及び8がそれぞれのレーテ
ィングコード1、4、4、3、及び1が付されて記録さ
れている。
【0094】そのように記録されるオブジェクトの再生
は、再生器のレーティングコードが1と設定されている
ときは、これらのオブジェクトで1以下のコードが設定
されているオブジェクトのみの再生が許可される。
【0095】ここで、時間t1〜t2に着目し、その部
分を図15に示す。同図において、オブジェクト合成器
36で合成されるオブジェクトは前述の図2に示したオ
ブジェクト1の背景、2の車、及び3のバニーガールと
なる。
【0096】そして、再生器に設定されるレーティング
コードが2と設定されているときは、レーティングコー
ドが2以下であるオブジェクトに再生許可が与えられ、
その再生画像は前述の図2に示したオブジェクト1の背
景、2の車、及び3のバニーガールと、前述の図3に示
したオブジェクト1の背景、2の車、及び4の制服姿の
女性との両者のうちの任意の方となる。
【0097】この場合、再生器のレーティングコードに
より複数の組合わせによる表示画像が表示可能とされる
が、それら表示可能画像のうちどちらの画像を選択して
表示するかは再生器の設定事項であり、その設定は設計
事項となる。
【0098】以上、リージョンコードにより、及びレー
ティングコードによりオブジェクトが選択されて表示画
像の生成されるオブジェクトデータ記録再生システムの
構成と動作について述べた。
【0099】そして、前述の図5、及び図7における構
成では供給される4つのオブジェクトの符号化信号をM
PEG復号器A35a〜MPEG復号器D35dの4つ
の復号器で復号した後に、その復号されたオブジェクト
の合成を再生プロテクション制御器34よりの制御によ
り行う方法として述べた。
【0100】しかし、この例に示した女性に係る再生は
前述の図2に示したオブジェクト3のバニーガールか、
又は前述の図3に示したオブジェクト4の制服姿の女性
のいずれか一方である。
【0101】そのように、再生するオブジェクトが再生
プロテクション情報により指定されている場合は指定さ
れる以外のオブジェクトの復号を行う必要はなく、前述
の実施例の場合ではMPEG復号器に供給される圧縮符
号化信号が切り替えられてオブジェクト3又はオブジェ
クト4の復号が行なわれるようにすればよい。
【0102】そのようにして、圧縮符号化信号を復号す
る前にオブジェクトの指定を行うことにより、MPEG
復号器の個数を少なくすることができ、オブジェクトデ
ータ復号装置の構成を簡略化することが出来る。
【0103】それは、ここの例では代表的なオブジェク
ト4個を示し、それらのオブジェクトに対する再生プロ
テクションの方法について述べたが、実際の応用ではそ
の対象物はさらに細かく、例えば人の服、帽子、車のタ
イヤ、及び背景の各部分などが細かく設定されて表示制
御が行われるような方法によって実施されるため、画像
は多くのオブジェクトに分割され、その中で表示、非表
示が制御されるように構成され、非表示となるオブジェ
クトの数も多くなる。
【0104】更に、オブジェクトは画像のみでなく、特
定の人物の話言葉を音声として設定し、その音声を人物
画像のオブジェクトとしてリンクさせるようにして制御
する方法、更にまた背景画像とBGMの音声情報とをリ
ンクさせて制御する方法などオブジェクトの数は多くな
る場合では更に上記の効果が大きくなる。
【0105】そのような、音声情報がリンクされる場合
の電子透かしは画像信号に対してのみではなく音声信号
に混入するような方法によっても良く、オブジェクト情
報が冗長性を有して符号化される場合は、画像、又は音
声とリンク関係にある他の情報信号に電子透かしコード
を挿入する方法によってもよい。
【0106】そして、電子透かし情報は、前述の図10
に示したFREEの個所の情報に埋め込むように構成す
れば、そのオブジェクトは常に復号されるため電子透か
し情報も常に復号されることとなり利便性が高くなる。
【0107】以上、オブジェクト毎にリージョン情報、
乃至はレーティング情報に係る再生許可を与えるために
再生情報信号を生成して、圧縮符号化されたそれぞれの
オブジェクトの再生を制御するオブジェクトデータの符
号化方法、及びオブジェクトデータの復号方法、そして
それを搭載するオブジェクトデータ符号化装置、及びオ
ブジェクトデータ復号装置の構成例について述べた。
【0108】そしてそれらの構成例では、全てのオブジ
ェクトがハードディスク21に記録されているとして述
べたが、記録メディア20が複数の記録媒体により構成
されており、そのオブジェクトは例えばハードディス
ク、及びDVD−RAMに記録されているような場合で
あってもよい。
【0109】さらにまた、オブジェクトデータは記録メ
ディア20以外の場所にある記録メディアに記録されて
あり、その記録メディアに対してネットワークを介して
アクセスして取得するように構成してもよく、次にその
ようなネットワークを用いてオブジェクト信号の伝送を
行なう伝送装置、及びその信号を受信する受信装置の構
成例について述べる。
【0110】図16に、制御ヘッダを用いる伝送用符号
化信号を生成するオブジェクト符号化信号生成装置の構
成を示す。同図に示すオブジェクト符号化信号生成装置
10cは、前述の図4に示したオブジェクトデータ符号
化装置10aに比し、多重化器15より出力信号として
供給される圧縮データが伝送路パケット化器17に供給
され、そこでパケット化された圧縮符号化信号が生成さ
れて伝送路に供給される点で異なっている。
【0111】そして、その伝送路に供給されるパケット
化された多重化信号はMPEGのシステム標準により規
定されるビットストリームが用いられる。即ち、MPE
Gシステムでは多重化信号を伝送する方法として、TS
(Transport Stream)及びPS(Program Stream)の2
つのビットストリームによる信号形式が規定されてい
る。
【0112】そして、TS及びPSはPES(Packetiz
ed Elementary Stream)及びその他の必要な情報を含む
パケットから構成されており、そのPESはTSとPS
との間の変換を可能にするための中間ストリームとして
規定されており、MPEG標準により符号化されたビデ
オ、及びオーディオデータの他に、プライベートストリ
ームなどのストリームをパケット化したものである。
【0113】図17に、TS、PS、及びPESのそれ
ぞれのデータ構成の関連を示す。同図において、トラン
スポートストリーム(TS)は188バイトの固定長で
構成される複数のTSパケットにより構成され(1)、
そのTSパケットはTSヘッダ及びTSペイロードによ
り構成される(2)。
【0114】一方、プログラムストリームは複数のPS
パックにより構成され(5)、そのPSパックはパック
ヘッダと複数のパケタイズドエレメンタリストリーム
(PES)により構成され(4)、そのPESはPES
ヘッダとPESデータとにより構成されている(3)。
【0115】そして、PES領域には、PESヘッダを
含む複数のTSペイロードが記述されるようになされる
が、そのようにしてTSとPSが関係づけられるなど、
PSとTSとの間での相互互換が可能とされている。
【0116】このようにして、PS及びTSの両ストリ
ームが構成されるが、PSの復号を行なうSTD(stan
dard)モデルの場合では、PESヘッダ内に記述される
stream_idによって、復号すべきストリームを取得して
デコードする様になされている。
【0117】また、TSの復号を行なうSTDモデルの
場合でも、PS用デコーダと同様に共通の基準時間を有
するプログラムソフトのビデオ、及びオーディオの多重
化信号を復号化することができるが、TSの信号を伝送
する場合では、さらに異なる基準時間を有する通信及び
放送などにおけるマルチプログラムの多重化伝送が可能
とされている。
【0118】即ち、TSが例えばATM回線が用いられ
て伝送されるときには、伝送に用いられるパケットサイ
ズは188バイトの固定長とされているが、セル長及び
誤り訂正符号化が行われることも考慮されており、仮に
伝送路にエラーが存在する系の場合においても好適に伝
送されるように配慮されている。
【0119】このようなデータ構造が用いられて、パケ
ット化された圧縮符号化信号はインターネットなどの伝
送路に供給され、その伝送路に供給されたパケット化圧
縮符号化信号はそのネットワークに接続されるオブジェ
クト符号化信号受信装置により受信される。
【0120】図18に、パケット化された圧縮符号化信
号に付される制御ヘッダを検出して受信信号を得るオブ
ジェクトデータ受信装置の構成を示す。同図に示すオブ
ジェクトデータ受信装置30cは、前述の図5に示した
オブジェクトデータ復号装置30aに比し、供給される
信号は伝送路より得た信号が伝送路パケット解除器38
を介して圧縮データが得られるようにされており、その
得られた圧縮データが多重化分離器32に供給されるよ
うになされている点で異なっている。
【0121】即ち伝送路より取得された信号は、前述の
伝送路パケット化器17と相補的な動作を行なう伝送路
パケット解除器38によりパケット化信号の解除された
圧縮符号化信号である圧縮データとして得られ、その得
られたペイロードのみの信号である圧縮データが多重化
分離器32に供給され、その供給された圧縮データは前
述のオブジェクトデータ復号装置30aと同様な動作が
なされ、所望のオブジェクト合成信号が生成され、その
生成された合成信号は図示しないモニタTVに供給され
て表示される。
【0122】以上、オブジェクトに付加される制御ヘッ
ダ情報によりリージョンコード及びレーティングコード
情報が伝送され、受信時に再生制御を行う方法について
述べたが、次にそれらの情報を電子透かし法により供給
される情報に畳み込んで伝送する方法について述べる。
【0123】図19に、電子透かしの手法を用いてオブ
ジェクト毎の圧縮符号化データを生成して伝送するオブ
ジェクトデータ伝送装置の構成を示し、その動作につい
て述べる。
【0124】即ち、同図に示すオブジェクトデータ送信
装置10dは前述の図6に示したオブジェクトデータ符
号化装置10bに比し、多重化器15により多重化され
て得られた圧縮符号化データが伝送路パケット化器17
に供給され、そこでネットワークに供給されるパケット
信号が生成されその生成された信号が伝送路に供給され
るようになされる点で異なっている。
【0125】即ち、再生プロテクション情報発生器13
により生成された各々のオブジェクトA〜Dに対するリ
ージョンコード情報及びレーティングコード情報は電子
透かし挿入器16a〜16dに供給され、供給される符
号化されたオブジェクトA〜Dの信号に対応するそれぞ
れの圧縮符号化オブジェクト信号に対し、リージョンコ
ードないしはレーティングコードが電子透かし法により
透かしデータとして挿入される。
【0126】そして、電子透かし情報の挿入された符号
化信号は多重化器15に供給されて、多重化された圧縮
データとして得られ、その得られた符号化データは伝送
パケット化器17により前述の図16に示したと同様の
方法によりパケット化された圧縮符号化信号が生成さ
れ、その生成された信号は伝送路に供給され、図示しな
いネットワークを介して伝送されるようになされてい
る。
【0127】次に、このようにして伝送された符号化デ
ータの再生を行なう受信装置について述べる。図20
に、電子透かし方法により挿入された再生プロテクショ
ン信号を検出して行うオブジェクトデータ受信装置の構
成を示す。
【0128】同図に示すオブジェクトデータ受信装置3
0dは、前述のオブジェクトデータ復号装置30bに比
し、多重化分離器32に供給される信号は、伝送路より
取得されたパケット化された圧縮符号化信号は伝送路パ
ケット解除器38に供給され、そこでは伝送路パケット
化器17でパケット化されたと相補的な方法によりパケ
ット化が解除され、その解除されて得られる圧縮符号化
データが多重化分離器32に供給される点で異なってい
る。
【0129】そして、電子透かし検出器37a〜37d
により、電子透かし挿入器16a〜16dにより挿入さ
れたオブジェクト毎の再生プロテクション信号が検出さ
れ、その検出された再生プロテクション信号を基にして
MPEG復号器35a〜35dで復号されて得られるそ
れぞれのオブジェクト信号の再生許可、又は不許可が判
定され、判定された結果を基に、許可されるオブジェク
トに係る信号が画像合成され、合成されて得られる画像
信号は映像信号出力端子に供給される。
【0130】このようにして、符号化されたオブジェク
トに畳み込まれた再生プロテクション情報に基づいてオ
ブジェクトの表示、及び非表示が制御され、表示に適し
たオブジェクトの再生を行なうためのオブジェクトデー
タ送信装置、及びオブジェクトデータ受信装置を構成す
ることが出来る。
【0131】そのように構成されるオブジェクトデータ
生成装置、ないしはオブジェクトデータ送信装置、及び
オブジェクトデータ受信装置を用いることによリ、ネッ
トワークに接続される端末装置、ないしはサーバー装置
に蓄積されるオブジェクトデータは、オブジェクトの要
素ごとに再生制御信号が挿入されたデータとされて存在
し、そのオブジェクトデータは更に異なる場所、ないし
はサイトに設置されるサーバーに蓄積される。そして、
多くのサーバーに、多くのオブジェクトが蓄積されてい
る場合においては、より適したオブジェクト同士が選択
されて合成されることによリ、より質の高いオブジェク
ト合成画像が生成されるようになされるものである。
【0132】以上、複数のリージョンコード、及びレー
ティングコードにより許可されるオブジェクトを用いて
オブジェクトを合成し、映像信号を得る構成とその方法
について述べたが、オブジェクトに対して再生許可、乃
至は再生不許可を与えるための同様なコード情報を用い
て上述と同様な符号化方法、及び復号方法を実現するこ
とができる。そして、そのようなコード情報に基づくオ
ブジェクトの合成処理はコンピュータが用いられ、コン
ピュータに接続されるRAM、ないしはフレームメモリ
の中でオブジェクト信号の合成が行なわれる方法もあ
る。次に、そのようなコンピュータを実行させて行うコ
ンピュータプログラムについて述べる。
【0133】まず、前述の図4、及び図16に示した制
御ヘッダを用いてオブジェクトに再生プロテクション制
御信号を付加する場合の符号化プログラム、及び符号化
伝送プログラムについて述べる。
【0134】図21に、制御ヘッダーを挿入して行なう
オブジェクトデータ符号化用プログラムのフローチャー
トを示す。同図において、コンピュータプログラムの動
作がステップ(S)により示されている。
【0135】まず、S11においてオブジェクト画像が
MPEG圧縮器に入力信号として供給され、S12にお
いて供給されたオブジェクト画像は圧縮符号化がなされ
てそれぞれのオブジェクトに係る圧縮符号化信号が生成
される。
【0136】次に、S13において生成されたそれぞれ
の圧縮符号化信号に前述の制御ヘッダが挿入され、S1
4においてそれらの制御ヘッダの挿入された圧縮符号化
信号は多重化されるようにして多重化データが生成され
る。
【0137】そのようにして生成された多重化データは
記録媒体に記録される、ないしは所定の伝送路に供給さ
れるための信号フォーマットに従ってパケット化され、
そのパケット化された圧縮データは伝送路に供給され
る。
【0138】そのようにして、圧縮データの記録、ない
しは伝送が行なわれるが、次のS16において入力画像
データがもう無いとして検出されるまでS11〜S15
のステップが繰り返され、全ての画像データの記録ない
しは伝送が行なわれたときに動作が終了される。
【0139】次に、そのようにして記録ないしは伝送さ
れた画像データの再生について述べる。図22に、制御
ヘッダが付されて記録された、ないしは伝送された画像
データを再生するためのオブジェクトデータ復号用プロ
グラムに係るフローチャートを示す。
【0140】同図において、まずS21において記録媒
体に記録された画像データが再生される、ないしは伝送
路に供給されたパケット化された画像データが伝送路パ
ケット解除器に供給され、そこでパケット化が解除され
てペイロードのみのデータが取得される。
【0141】その取得されて得られた圧縮データは多重
化分離器に供給され、S22において多重化されたそれ
ぞれのオブジェクトデータが分離されて得られ、それら
の得られたオブジェクトデータはS23においてオブジ
ェクトごとの制御ヘッダが検出される。
【0142】次に、その検出された制御ヘッダからはS
24において再生プロテクション制御情報が検出される
と共に、S25では再生が許可されるオブジェクトがパ
ラレル動作により復号化がなされる。
【0143】そのようにして復号化されたそれぞれのオ
ブジェクトは、S26においてオブジェクトの再生プロ
テクション制御情報に基づいて画像合成が行われ、画像
合成がなされて得られた画像信号はS27のステップで
表示器に供給され、表示される。
【0144】次のS28ではさらに入力再生データがあ
るか否かが検出され、入力再生データが無いとして検出
されるまでS22〜S27のステップが繰り返し実行さ
れ、オブジェクト再生データが無いとされる状態におい
てオブジェクトデータの再生動作が終了される。
【0145】以上、オブジェクトごとにリージョンコー
ドないしはレーティングコードなどの制御ヘッダがオブ
ジェクトごとに付されて記録、ないしは伝送される符号
化データの生成、及び再生動作に係るフローチャートに
ついて述べた。
【0146】次に、オブジェクトごとの再生制御をコン
ピュータが実行され、電子透かし法により行われる場合
の動作をフローチャートと共に述べる。図23に、電子
透かしを用いたオブジェクト符号化プログラム及び符号
化伝送プログラムに関するフローチャートを示す。
【0147】同図における動作は、前述の図6、及び図
19に係るが、それらは圧縮符号化された信号に対して
電子透かしデータが挿入されていたが、ここで述べる方
法は電子透かしデータの挿入されたオブジェクト信号を
圧縮符号化して伝送するものである。
【0148】まず、S31において複数のオブジェクト
画像のそれぞれは複数の電子透かしデータ挿入器に入力
信号として供給され、次のS32においてそれらのオブ
ジェクト画像ごとにそれらのオブジェクトの再生に係る
再生プロテクション制御信号が電子透かし法により挿入
される。
【0149】次のS33では、そのようにして得られた
電子透かしデータの挿入されたオブジェクト画像データ
のそれぞれはMPEG圧縮符号化器に供給され、そこで
は圧縮符号化のなされた符号化信号として生成される。
【0150】そのようにして圧縮符号化がなされて生成
されたそれぞれのオブジェクト信号は、S34において
多重化器に供給され、そこでは圧縮符号化のなされた複
数のオブジェクト信号は多重化された信号として生成さ
れる。
【0151】そのようにして生成された多重化信号はS
35において記録媒体に記録される、ないしは所定のフ
ォーマットによりパケット化され、そのパケット化され
て得られる信号は伝送路に供給される。
【0152】そのようにして、圧縮データの記録、ない
しは伝送が行なわれるが、次のS36において入力画像
データがもう無いとして検出されるまでS31〜S35
のステップが繰り返され、全ての画像データの記録ない
しは伝送が行なわれたときに動作が終了される。
【0153】次に、そのようにして記録ないしは伝送さ
れた画像データの再生について述べる。図24に、電子
透かし法により制御信号が挿入されて記録された、ない
しは伝送された画像データを再生するためのオブジェク
トデータ復号用プログラムに係るフローチャートを示
す。
【0154】同図において、まずS41において記録媒
体に記録された画像データを再生する、ないしは伝送路
に供給されるパケット化された画像データが伝送路パケ
ット解除器に供給され、そこでパケット化が解除されて
ペイロードのみのデータが取得される。
【0155】その取得された圧縮符号化画像データは多
重化分離器に供給され、S42において多重化されたそ
れぞれのオブジェクトデータが分離されて得られ、それ
らの得られたオブジェクトデータはS43においてそれ
ぞれが並列的に復号化される。
【0156】その並列的な復号化は、複数のMPEGデ
コーダを用いて復号を行なう場合、及び1つの高速に動
作するMPEGデコーダを時分割により動作させて、所
定の時間内に複数のオブジェクトデータのデコードを行
う場合の両者が含まれる。
【0157】そのようにして復号化がなされて得られる
それぞれのオブジェクトは、S44において電子透かし
検出器に供給され、そこで前述のS32により挿入され
た電子透かし情報が得られ、その得られた電子透かし情
報が基にされてS45においてそれぞれのオブジェクト
に係るプロテクション制御ヘッダが検出される。
【0158】次にS46において、その検出されたプロ
テクション制御ヘッダを基にして再生が許可されるオブ
ジェクトの画像合成が行われ、画像合成がなされて得ら
れた画像信号はS47のステップで表示器に供給され
て、表示される。
【0159】次のS48ではさらに入力再生データがあ
るか否かが検出され、入力再生データが無いとして検出
されるまでS42〜S47のステップが繰り返して実行
され、オブジェクト再生データが無いとされる状態にお
いてオブジェクトデータの再生動作が終了される。
【0160】以上、オブジェクトごとにリージョンコー
ドないしはレーティングコードなどのプロテクション制
御ヘッダが、電子透かし法によりそれぞれのオブジェク
トに埋め込まれて記録、ないしは伝送される符号化デー
タの生成、及び再生動作に係る動作をフローチャートに
より述べた。
【0161】このようにして、それぞれのオブジェクト
データは記録ないしは伝送されるが、再生側で許可のさ
れるオブジェクトの表示器で表示させるための表示ソフ
トはオブジェクト制作者により用意されたものが用いら
れる場合、また複数のサイトに蓄積されるオブジェクト
データをネットワークを経由して取得し、取得されたオ
ブジェクトを合成して表示するような場合では、例えば
インターネット上の画像を表示する表示ソフト(ブラウ
ザ)が用いられて行なわれる方法であっても良い。
【0162】そして、一般的に使用される表示ソフトを
用いて表示を行なうようなときには、その表示ソフトの
搭載されるコンピュータに対して予め設定されているリ
ージョンコードが書き換えられることによリ、禁止のさ
れるオブジェクトの表示がなされないようにする必要が
ある。
【0163】すなわち、そのコンピュータに登録される
リージョンコードなどは、書き替えのできないROMに
記録された情報が用いられるようにする、またそのよう
なROMを有していないコンピュータに対しては、ユー
ザによりそのコードの書き換えがなされないように暗号
化された電子ファイルを用いて行うようにする。
【0164】このようにして、電子透かし法により再生
プロテクション制御情報を生め込み、使用者による修正
が困難であるようにした動作を、コンピュータを実行し
て行なうようにするオブジェクトデータ符号化用プログ
ラム、及びオブジェクトデータ復号用プログラムを実現
することができる。
【0165】そのようにして実現されるオブジェクトデ
ータ符号化装置、ないしはオブジェクトデータ伝送装置
と、オブジェクトデータ復号装置とでは、それぞれのオ
ブジェクトのひとつひとつにリージョン情報、乃至はレ
ーティング情報に係る再生許可を与えるための再生許可
情報信号を付加するようにした。
【0166】そして、それらの再生許可を与えるための
再生許可情報信号はグルーピングされた複数のオブジェ
クトに対して、まとめてリージョン情報、乃至はレーテ
ィング情報を与えるようにしても良い。
【0167】その複数のオブジェクト群に対して、リー
ジョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可を
与える方法に係り、MPEG−4などのシステム標準で
はそれぞれのオブジェクトに対してそれぞれのIDコー
ドを付すことができると規定されており、それを用いる
ことができる。
【0168】即ち、そのIDコードを付すことによリオ
ブジェクト群を定義し、定義のされたオブジェクト群に
含まれるオブジェクトを同時に再生することができるな
ど、MPEG−4システム標準には画像合成によりシー
ンを表示するためのシーン記述構造が備わっていること
による。
【0169】従って、例えば前述の図2に示したオブジ
ェクト1、2、3のオブジェクト群に対して、リージョ
ン情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可を与え
るための再生許可情報信号を付加し、また前述の図3に
示したオブジェクト1、2、4に対し異なるリージョン
情報、乃至はレーティング情報に係る再生許可を与える
ための再生許可情報信号を付加する方法も可能である。
【0170】そのようにして構成されるシーン記述構造
をMPEG−4ではBIFS(Binary Format for Scen
e)と呼んでおり、そのBIFSにより再生許可の与え
られるシーンの記述が可能である。次に、そのBIFS
を応用する場合のシーン記述について述べる。
【0171】そのBIFSは、シーン記述と多重化の2
層構造で構成されており、多重化層の下にDMIF(De
livery Multimedia Integration Framework)がある。
そしてシーン記述に関しては、既存の伝送方式である、
例えばMPEG−2システムで規定されるTS(Transp
ort Stream)、ITU−T(International Telecommun
ication Union − Telecommunication Standardization
Sector)で規定されるH.223、及びIP(Interne
t Protocol)などに対し、そのためのインターフェース
が定義されている。
【0172】もうひとつの多重化に関しては、BIFS
(Binary Format for Scene)として多種多様なオブジ
ェクトに係る多重化の記述が可能とされ、例えばオーデ
ィオ信号、動画像、CG(Computer Graphics)画像、
静止画像、及びテキストデータなどのオブジェクトに対
して、シーンとしてどのように合成されるかの指定がで
きるようになっている。
【0173】そして、そのシーン記述の方法に関しては
ビデオ情報、オーディオ情報、及びテキスト情報などの
複数のオブジェクト情報をシーン記述言語(BIFS)によ
って、空間的にないしは時間的に配置する構成を記述す
ることも可能とされている。
【0174】さらに、シーン記述言語はツリー構造での
表現が可能であり、記述及び振る舞いの単位としてノー
ドが定義されている。そのノードには、その表現される
機能に応じて多くの種類が用意されている。
【0175】その機能の種類として、シーンは1つのト
ップノードを有し、その下位の階層にツリー状の子ノー
ドを、さらにその下位には孫ノードを有する構成とされ
ている。
【0176】そして、例えばトップノードとしては2次
元のシーンであることを示すLayer2Dノードが作成さ
れ、その下位に共通背景画像及び共通BGMを表示する
ための背景画像、及び音声を示すCommon_Groupノー
ド、大人用を示すSwitchノード、および子供用を示すSw
itchノードなどが作成できる。
【0177】また、子供用を示すSwitchノードの下位に
は子供の視聴に適したオブジェクトを示すGroupノー
ド、及びTouchSensorノードが記述される。そして、そ
のタッチセンサーノードはユーザからのマウスクリック
に反応してイベントが出力される。
【0178】そして、そのイベントの出力がSwitchノー
ドに入力されているため、マウスをクリックするたびに
子供用と大人用オブジェクトが切り替わるようになされ
ている。
【0179】このようにして、時間及びユーザからのア
クションに対して反応されるノードをセンサー系ノード
と呼び、それらのセンサー系ノードを用いてシーンにイ
ンタアクティブ性を持たせることが可能とされる。
【0180】そのようにして、MPEG−4ではシーン
記述ノード及びオブジェクトを組み合わせることによっ
てシーンが構成され、イベントを用いることによりイン
タアクティブ操作が可能とされる。
【0181】従って、1つのBIFSによる記述が用い
られて、リージョン情報、乃至はレーティング情報に係
る再生許可を与えるために生成された再生許可情報信号
が付加されることにより、オブジェクトごとの再生制御
を行うことが実現できることになる。
【0182】図25にシーン記述構造データを用いた符
号化装置の構成例を示す。同図に示すオブジェクトデー
タ符号化装置10eは、前述の図4に示したオブジェク
トデータ符号化装置10aに比し、再生プロテクション
情報発生器13で発生されたリージョンコード、及びレ
ーティングに係る情報信号が制御ヘッダ挿入器14a〜
14dに供給されるほか、シーン記述情報発生器18に
も供給され、そこで発生されたシーン記述情報が多重化
器15に供給されている点で異なっている。
【0183】即ち、そのシーン記述情報発生器18では
所定のオブジェクト群に対するリージョンコード、ない
しはレーティングなどの再生プロテクション情報が上記
のシーン記述構造により記述され、その記述された再生
プロテクション情報の制御ヘッダには、再生プロテクシ
ョン情報が付加されたシーン記述情報がどのオブジェク
ト群を指定するかを一義的に特定するためのID情報が
付されている。
【0184】そのような再生プロテクション情報の付さ
れたシーン記述情報は多重化器15に供給され、それぞ
れの圧縮符号化されたオブジェクトと共に圧縮データと
して記録媒体に供給されて記録されるようになされてい
る。次に、そのようにして記録媒体に記録された圧縮デ
ータの再生について述べる。
【0185】図26に、オブジェクトデータ復号装置の
構成を示す。同図に示すオブジェクトデータ復号装置3
0eは、前述の図5に示したオブジェクトデータ復号装
置30aに比し、シーン記述情報解析器39が多重化分
離器32と再生プロテクション制御器34の間に配置さ
れて構成されている点で異なっている。
【0186】そのように構成されるオブジェクトデータ
復号装置30eの動作について述べるに、記録媒体より
再生された圧縮データは多重化分離器32に供給されて
多重化された信号は分離されるが、分離されて得らえる
圧縮符号化信号は制御ヘッダ検出器33a〜33dに供
給されると共に、シーン記述情報はシーン記述情報解析
器39に供給される。
【0187】そのシーン記述情報解析器39では、シー
ンに対して再生表示可能なオブジェクト群が指定される
と共に、そのオブジェクト群に係るリージョンコード、
ないしはレーティングなどの再生プロテクション情報は
どのような再生プロテクション情報であるかが解析さ
れ、その解析して得らえる結果に係る情報は再生プロテ
クション制御器34に供給される。
【0188】その再生プロテクション制御器34では、
特定されたオブジェクト群の再生プロテクション制御信
号に従ってオブジェクトが合成される。そして、その場
合の制御ヘッダには、再生プロテクション情報が付加さ
れたシーン記述情報が、どのオブジェクト群を指してい
るかを一意的に特定するためのID情報が付されている
が、そのID情報を基にしてオブジェクト群の指定、及
び特定がなされる。
【0189】このようにして、オブジェクトデータ符号
化装置10eに内蔵されるシーン記述情報発生器18に
より発生されたオブジェクト群ごとの再生プロテクショ
ン情報は圧縮符号化されたオブジェクトデータと共に多
重化されて記録媒体に記録され、その記録された圧縮デ
ータの再生はオブジェクトデータ復号装置30eにより
シーン記述情報が解析されてオブジェクト群ごとに再生
プロテクション制御のなされたオブジェクト合成信号が
得られ、その得られた信号はモニタTVなどにより表示
される。
【0190】以上、記録媒体に記録されるオブジェクト
群ごとの再生制御について述べたが、次にオブジェクト
群ごとに再生制御されて伝送されるオブジェクト圧縮符
号化信号の送信、及び受信について述べる。
【0191】図27に、シーン記述構造データを用いた
オブジェクトデータ送信装置の構成を示す。同図に示す
オブジェクトデータ送信装置10fは、前述の図25に
示したオブジェクトデータ符号化装置10eに比し、多
重化器15より出力信号として供給される圧縮データが
伝送路パケット化器17に供給され、そこでパケット化
された圧縮符号化信号が生成されて伝送路に供給される
点で異なっている。
【0192】このようにして、パケット化された圧縮符
号化信号はインターネットなどの伝送路に供給され、そ
の伝送路に供給されたパケット化圧縮符号化信号はその
ネットワークに接続されるオブジェクト符号化信号受信
装置により受信される。
【0193】図28に、パケット化された圧縮符号化信
号に付される制御ヘッダを検出して受信信号を得るオブ
ジェクトデータ受信装置の構成を示す。同図に示すオブ
ジェクトデータ受信装置30fは、前述の図26に示し
たオブジェクトデータ復号装置30eに比し、伝送路よ
り得た信号が伝送路パケット解除器38を介して得られ
る圧縮データが多重化分離器32に供給されている点で
異なっている。
【0194】即ち伝送路より取得された信号は、伝送路
パケット解除器38によりパケット化信号の解除された
圧縮符号化信号である圧縮データとして得られ、その得
られたペイロードのみの信号である圧縮データが多重化
分離器32に供給され、その供給された圧縮データは前
述のオブジェクトデータ復号装置30eと同様な動作が
なされ、所望のオブジェクト群を含んだオブジェクト合
成信号が生成され、その生成された合成信号は図示しな
いモニタTVに供給されて表示される。
【0195】以上、インターネットなどの伝送路で伝送
されるオブジェクト群ごとに再生制御の行なわれるオブ
ジェクト信号の送信と受信について述べた。次にそのよ
うなオブジェクト群ごとに再生制御されて記録、ないし
は伝送されるオブジェクト圧縮符号化信号の生成を、コ
ンピュータを実行させて行なうために用いる符号化プロ
グラム、及び符号化伝送プログラムについて述べる。
【0196】図29に、制御ヘッダを挿入して所定のオ
ブジェクト群に対して再生制御を行なうオブジェクトデ
ータ符号化用プログラムのフローチャートを示す。ま
ず、S51においてオブジェクト画像がMPEG圧縮器
に入力信号として供給され、S52において供給された
オブジェクト画像は圧縮符号化がなされてそれぞれのオ
ブジェクトに係る圧縮符号化信号が生成される。
【0197】次に、S53において前述のシーン記述情
報の作成が行われ、S54において制御ヘッダに記述さ
れるシーン記述情報、及びオブジェクトを一意的に特定
するためのID信号の挿入が行なわれる。
【0198】次に、S55において再生プロテクション
制御信号はシーン記述情報に付加され、S56では圧縮
符号化されたオブジェクトデータ及び生成されたシーン
記述情報が多重化されて多重化データが生成される。
【0199】そのようにして生成された多重化データは
S57において記録媒体に記録される、ないしは所定の
伝送路に供給するための信号フォーマットに従ってパケ
ット化され、そのパケット化された圧縮データは伝送路
に供給される。
【0200】そのようにして、圧縮符号化のされたオブ
ジェクト、及びオブジェクト群のデータの記録、ないし
は伝送が行なわれるが、次のS58において入力画像デ
ータがもう無いとして検出されるまでS51〜S57の
ステップが繰り返され、全ての画像データの記録ないし
は伝送が行なわれたときに動作が終了される。
【0201】次に、そのようにして記録ないしは伝送さ
れた画像データを再生するための、シーン記述構造デー
タを用いる復号化プログラム及び復号化受信プログラム
について述べる。図30に、制御ヘッダが付されて記録
された、ないしは伝送されたオブジェクト群を含む画像
データを再生するためのオブジェクトデータ復号用プロ
グラムに係るフローチャートを示す。
【0202】同図において、まずS61において記録媒
体に記録された画像データが再生される、ないしは伝送
路に供給されたパケット化された画像データが伝送路パ
ケット解除器に供給され、そこでパケット化が解除され
てペイロードのみのデータが取得される。
【0203】その取得された圧縮データは多重化分離器
に供給され、S62において多重化されたそれぞれのオ
ブジェクトデータが分離されて得られ、それらの得られ
たオブジェクトデータよりS63においてオブジェクト
ごとの制御ヘッダが検出される。
【0204】次にその検出された制御ヘッダからはS6
4においシーン記述情報が検出されると共に、S65で
は検出されたシーン記述情報より再生プロテクション情
報が検出され、次のS66では圧縮符号化のなされてい
る圧縮データは並列的に復号化されてそれぞれのオブジ
ェクト信号が得られる。
【0205】そのようにして復号化されたそれぞれのオ
ブジェクト信号は、S67においてシーン記述情報の再
生プロテクション制御情報、シーン記述情報、及びそれ
ぞれのオブジェクトに付されるID情報が基にされてオ
ブジェクト信号、及びオブジェクト群信号の画像合成が
行われ、画像合成がなされて得られた画像信号はS68
のステップで表示器に表示される。
【0206】次のS69では、さらに入力再生データが
あるか否かが検出され、入力再生データが無いとして検
出されるまでS62〜S68のステップが繰り返して実
行され、オブジェクト再生データが無い状態においてオ
ブジェクトデータの再生動作が終了される。
【0207】以上、オブジェクト群ごとにシーン記述構
造データを用いてリージョンないしはレーティングに係
る再生制御を行なうための符号化用、復号化用、伝送用
及び受信用のそれぞれを、コンピュータを実行させるた
めのプログラムに係るフローチャートついて述べた。
【0208】このようにして、それぞれの実施例で述べ
た符号化、及び復号化に係る方式では、符号化された信
号の記録されたメディアの再生に係るプロテクション情
報をオブジェクト信号と共に記録し、記録した信号の再
生は所定のプロテクション情報を設定することにより、
記録系、及び再生系の双方の組合わせにより、再生され
るオブジェクトの再生プロテクションレベルが定められ
て表示される再生制御方式を実現することを基本として
いる。
【0209】そのような再生制御方式の詳細に関して
は、本願発明者により発明され本願出願人により出願さ
れた特開平7−235131号公報「再生プロテクト方
法及びプロテクト再生装置」に開示されている。
【0210】そして、そのメディアに記録されるメディ
アプロテクションデータと、オーディオデータ及びビデ
オデータなどのメインデータとの双方は、記録メディア
として光ディスクが用いられるときはそのメディアにピ
ットが形成される記録方法により、また磁気ディスク、
磁気テープ、及び光磁気ディスクなどの磁気記録媒体に
よる場合では磁性媒体を磁化する方法による記録など、
同一の記録方式により記録メディアに記録され、また物
理的にオブジェクトデータごとに付帯可能な形態で記録
される場合はどのような記録方式により記録媒体に記録
されるものであっても再生制御のできる記録媒体を実現
できる。
【0211】また、記録メディアに記録されるプロテク
ション情報は、プロテクション制御情報が有効とされる
時刻情報、ないしは時間期間情報を付加することも可能
であり、その場合は時刻情報の管理された復号装置、な
いしは受信装置により再生制御のされたオブジェクトの
表示ができる。
【0212】その再生制御は、例えばシーン記述情報
が、そのシーンに存在するオブジェクトを時間軸情報と
共に特定することが可能であるので、そのシーン記述情
報を用いてプロテクション制御情報が有効とされる時間
期間情報を記述するようにしても良い。
【0213】また、メディアに記録されるプロテクショ
ン情報は少なくとも暴力シーン、セクシャルシーンなど
のシーンを再生制限するパレンタルロック機能を持つよ
うにしても良い。すなわち、その場合では、米国などで
指定される映画のレーティングシステムを基本とした再
生制限を適用するような方法によってもよい。
【0214】さらに、再生器に設定されるプロテクショ
ン情報はプロテクトの強い方向、すなわち映像の暴力シ
ーンが弱い方向、及びセクシャル度合いが少ない方向へ
はユーザの操作により変更できるようにしても良い。そ
れは、各国の法律で定められている度合いの範囲を超え
ることは許されないが、例えば家庭内で親が子供に対し
て家庭内の価値観により上記プロテクトの強い方向に再
生制限が変更されることを可能とすることは合理的だか
らである。
【0215】以上のようにして、メディアに記憶される
コンテンツ、ないしはネットワークを介して伝送される
コンテンツを例えば再生画面における特定の人物、ない
しは特定の背景、また音響信号における特定の人物の発
した声、ないしはBGMなどの特定のオブジェクトごと
に、表示、発音のための個別な再生制御を行い、又はそ
れらのオブジェクト、ないしはオブジェクト群を切り替
えてオブジェクト合成を行い、そしてまたオブジェクト
ごとに記録する再生制御信号を電子透かし信号、ないし
はシーン記述情報により符号化されたコンテンツ情報に
埋め込ませて記録、伝送、乃至は再生することができる
ので、コンテンツのリージョン、ないしはレーティング
などのためのプロテクションができ、セキュリティレベ
ルが高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオ
ブジェクトデータの符号化方法、オブジェクトデータの
生成方法、オブジェクトデータの復号方法、オブジェク
トデータ符号化装置、オブジェクトデータ生成装置、オ
ブジェクトデータ復号装置、オブジェクトデータ符号化
用プログラム、オブジェクトデータ復号用プログラム、
及びオブジェクトデータ記録媒体を実現することができ
る。
【0216】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コンテン
ツを構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるた
めの再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトの
うち再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコン
テンツ信号を生成することができるため、コンテンツの
地域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に
応じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベ
ルが高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオ
ブジェクトデータの符号化方法を提供できる効果があ
る。
【0217】請求項2記載の発明によれば、特に再生許
可情報信号を電子透かし(ウォーターマーク)により暗
号化して生成するため、請求項1による効果に加え、更
にセキュリティレベルが高く、改ざんなどによる不正な
再生が困難であるオブジェクトデータの符号化方法を提
供できる効果がある。
【0218】請求項3記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
の再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのう
ち再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコンテ
ンツ信号を生成することができるため、コンテンツの地
域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に応
じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベル
が高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるパケ
ット多重化されたオブジェクト信号の生成方法を提供で
きる効果がある。
【0219】請求項4記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
の再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのう
ち再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコンテ
ンツ信号を生成することができるため、コンテンツの地
域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に応
じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベル
が高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオブ
ジェクトデータの符号化された信号を再生するためのオ
ブジェクトデータの復号方法を提供できる効果がある。
【0220】請求項5記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
の再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのう
ち、再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコン
テンツ信号を生成することができるため、コンテンツの
地域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に
応じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベ
ルが高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオ
ブジェクトデータ符号化装置の構成を提供できる効果が
ある。
【0221】請求項6記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
の再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのう
ち、再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコン
テンツ信号を生成することができるため、コンテンツの
地域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に
応じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベ
ルが高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるパ
ケット化されたオブジェクトデータを生成するオブジェ
クトデータ生成装置の構成を提供できる効果がある。
【0222】請求項7記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
の再生許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのう
ち再生許可の与えられるオブジェクトを合成してコンテ
ンツ信号を生成することができるため、コンテンツの地
域性、ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に応
じたコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベル
が高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオブ
ジェクトデータの符号化された信号を再生するためのオ
ブジェクトデータ復号装置の構成を提供できる効果があ
る。
【0223】請求項8記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
のリージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生
許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのうち再生
許可の与えられるオブジェクトを合成してコンテンツ信
号を生成することができるため、コンテンツの地域性、
ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に応じたコ
ンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベルが高
く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオブジェ
クトデータの生成をコンピュータを実行して行なうため
のオブジェクトデータ符号化用プログラムを提供できる
効果がある。
【0224】請求項9記載の発明によれば、コンテンツ
を構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるため
のリージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生
許可情報信号に基づいて複数のオブジェクトのうち再生
許可の与えられるオブジェクトを合成してコンテンツ信
号を生成することができるため、コンテンツの地域性、
ないしは視聴者の年齢制限などのコード情報に応じたコ
ンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベルが高
く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオブジェ
クトデータの符号化された信号を再生するためのオブジ
ェクトデータの復号をコンピュータを実行して行なうた
めのオブジェクトデータ復号用プログラムを提供できる
効果がある。
【0225】請求項10記載の発明によれば、コンテン
ツを構成する複数のオブジェクトに再生許可を与えるた
めのリージョン情報、乃至はレーティング情報などのコ
ード情報に係る再生許可情報信号に基づいて複数のオブ
ジェクトのうち、再生許可の与えられるオブジェクトを
合成してコンテンツ信号を生成することができるため、
コンテンツの地域性、ないしは視聴者の年齢制限に応じ
たコンテンツ再生の保護ができ、セキュリティレベルが
高く、改ざんなどによる不正な再生が困難であるオブジ
ェクトデータ記録媒体を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る、オブジェクトデ
ータ記録再生システムの概略構成を示した図である。
【図2】本発明の実施に係る、オブジェクト記録を説明
するための表示画面例を示した図である。
【図3】本発明の実施に係る、オブジェクト記録を説明
するための表示画面例を示した図である。
【図4】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ符号
化装置の構成例を示した図である。
【図5】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ復号
装置の構成例を示した図である。
【図6】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ符号
化装置の構成例を示した図である。
【図7】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ復号
装置の構成例を示した図である。
【図8】本発明の実施に係る、制御ヘッダの伝送フォー
マットを例示した図である。
【図9】本発明の実施に係る、電子透かし手法による伝
送フォーマットを例示した図である。
【図10】本発明の実施に係る、5種類のリージョンコ
ードの例を示した図である。
【図11】本発明の実施に係る、レーティング情報と再
生の許可、不許可の関係を例示した図である。
【図12】本発明の実施に係る、オブジェクトとリージ
ョンコードの関係を例示した図である。
【図13】本発明の実施に係る、オブジェクトとリージ
ョンコードの関係を例示した図である。
【図14】本発明の実施に係る、オブジェクトとレーテ
ィングコードの関係を例示した図である。
【図15】本発明の実施に係る、オブジェクトとレーテ
ィングコードの関係を例示した図である。
【図16】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ伝
送装置の構成例を示した図である。
【図17】本発明の実施に係る、パケット化されて伝送
されるデータ構成例を示した図である。
【図18】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ受
信装置の構成例を示した図である。
【図19】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ送
信装置の構成例を示した図である。
【図20】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ受
信装置の構成例を示した図である。
【図21】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
符号化に係るフローチャートを例示した図である。
【図22】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
復号に係るフローチャートを例示した図である。
【図23】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
符号化に係るフローチャートを例示した図である。
【図24】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
復号に係るフローチャートを例示した図である。
【図25】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ符
号化装置の構成例を示した図である。
【図26】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ復
号装置の構成例を示した図である。
【図27】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ送
信装置の構成例を示した図である。
【図28】本発明の実施に係る、オブジェクトデータ受
信装置の構成例を示した図である。
【図29】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
符号化に係るフローチャートを例示した図である。
【図30】本発明の実施に係る、オブジェクトデータの
復号に係るフローチャートを例示した図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10e オブジェクトデータ符
号化装置 10c オブジェクト符号化信号生成装置 10d、10f オブジェクトデータ送信装置 12a MPEG圧縮器A 12b MPEG圧縮器B 13 再生プロテクション情報発生器 14a、14b 制御ヘッダ挿入器 15 多重化器 16a〜16d 電子透かし挿入器 17 伝送路パケット化器 18 シーン記述情報発生器 20 オブジェクトデータ記録メディア 21 ハードディスク 30、30a、30b、30e オブジェクトデータ復
号装置 30c、30d、30f オブジェクトデータ受信装置 32 多重化分離器 33a〜33d 制御ヘッダ検出器 34 再生プロテクション制御器 35a MPEG復号器A 35b MPEG復号器B 36 オブジェクト合成器 37a〜37d 電子透かし検出器 38 伝送路パケット解除器 39 シーン記述情報解析器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 5/92 H 7/24 Fターム(参考) 5B057 CB19 CE08 CG01 CG07 5C053 FA13 GA11 GB01 GB05 GB21 JA30 LA15 5C059 KK43 MA00 MB01 MB21 RB02 RB09 RC35 SS11 SS20 UA02 UA05 UA38 UA39 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 AC10 CA29 CA36 DA07 DA13 5C076 AA14 BA06 (54)【発明の名称】 オブジェクトデータの符号化方法、オブジェクトデータの伝送方法、オブジェクトデータの復号 方法、オブジェクトデータ符号化装置、オブジェクトデータ生成装置、オブジェクトデータ復号 装置、オブジェクトデータ符号化用プログラム、オブジェクトデータ復号用プログラム、及びオ ブジェクトデータ記録媒体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    に再生許可を与えるために生成された再生許可情報信号
    と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化し
    た各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重
    化した多重化信号を生成することを特徴とするオブジェ
    クトデータの符号化方法。
  2. 【請求項2】前記再生許可情報信号は電子透かし手法を
    用いて生成することを特徴とする請求項1記載のオブジ
    ェクトデータの符号化方法。
  3. 【請求項3】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    に再生許可を与えるために生成された再生許可情報信号
    と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化し
    た各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重
    化した多重化信号を生成し、その生成された多重化信号
    を所定のデータ量ごとにパケット化してパケット化多重
    化信号を生成することを特徴とするオブジェクトデータ
    の生成方法。
  4. 【請求項4】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    に再生許可を与えるために生成された再生許可情報信号
    と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化し
    た各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重
    化した多重化信号を復号するオブジェクトデータの復号
    方法であって、 前記多重化信号より前記圧縮符号化信号と前記再生許可
    情報信号とを分離して得る第1のステップと、 その第1のステップで得られた再生許可情報信号を基
    に、前記圧縮符号化信号を復号して得られる再生許可の
    与えられた前記複数のオブジェクト信号を合成してオブ
    ジェクト合成信号を得る第2のステップと、 を有してなることを特徴とするオブジェクトデータの復
    号方法。
  5. 【請求項5】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    のそれぞれを圧縮符号化してそれらのオブジェクトに係
    る圧縮符号化信号を得る圧縮符号化手段と、 前記複数のオブジェクトに対して再生許可を与えるため
    の再生許可情報信号を生成する再生許可情報信号生成手
    段と、 その再生許可情報信号生成手段により生成された再生許
    可情報信号、及び前記圧縮符号化手段により得られた圧
    縮符号化信号を多重化して多重化信号を得る多重化信号
    生成手段と、 を具備して構成することを特徴とするオブジェクトデー
    タ符号化装置。
  6. 【請求項6】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    に対して再生許可を与えるための再生許可情報信号を生
    成する再生許可情報信号生成手段と、 その再生許可情報信号生成手段により生成された再生許
    可情報信号と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧
    縮符号化して得られた圧縮符号化信号とを多重化して多
    重化信号を得る多重化信号生成手段と、 前記多重化信号を所定のデータ量ごとにパケット化して
    パケット化多重化信号を生成するパケット化データ生成
    手段と、 を具備して構成することを特徴とするオブジェクトデー
    タ生成装置。
  7. 【請求項7】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    に再生許可を与えるために生成された再生許可情報信号
    と、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化し
    た各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重
    化した多重化信号を復号するオブジェクトデータの復号
    装置であって、 前記多重化信号より前記圧縮符号化信号と前記再生許可
    情報信号とを分離して得る信号分離手段と、 その信号分離手段より得られた再生許可情報信号を基に
    再生許可の与えられる、前記圧縮符号化信号を復号して
    得られる前記複数のオブジェクト信号を合成してオブジ
    ェクト合成信号を得るオブジェクト信号合成手段と、 を具備して構成することを特徴とするオブジェクトデー
    タ復号装置。
  8. 【請求項8】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    にリージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生
    許可を与えるために再生許可情報信号を生成するステッ
    プと、前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化
    した各々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多
    重化した多重化信号を生成するステップとを、コンピュ
    ータにより実行させることを特徴とするオブジェクトデ
    ータ符号化用プログラム。
  9. 【請求項9】コンテンツを構成する複数のオブジェクト
    にリージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再生
    許可を与えるために生成された再生許可情報信号と、前
    記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各々
    のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化した
    多重化信号をコンピュータを実行させて復号するための
    オブジェクトデータ復号用プログラムであって、 前記多重化信号より前記圧縮符号化信号と前記再生許可
    情報信号とを分離して得る第1のステップと、 その第1のステップで得られた再生許可情報信号を基
    に、前記圧縮符号化信号を復号して得られる再生許可の
    与えられた前記複数のオブジェクト信号を合成してオブ
    ジェクト合成信号を得る第2のステップと、 をコンピュータにより実行させることを特徴とするオブ
    ジェクトデータ復号用プログラム。
  10. 【請求項10】コンテンツを構成する複数のオブジェク
    トにリージョン情報、乃至はレーティング情報に係る再
    生許可を与えるために生成された再生許可情報信号と、
    前記複数のオブジェクトのそれぞれを圧縮符号化した各
    々のオブジェクトに係る圧縮符号化信号と、を多重化し
    た多重化信号を記録したことを特徴とするオブジェクト
    データ記録媒体。
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