JP2001312362A - 手書き入力データ表示システム,座標データ入力装置及び表示装置 - Google Patents

手書き入力データ表示システム,座標データ入力装置及び表示装置

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JP2001312362A
JP2001312362A JP2000130390A JP2000130390A JP2001312362A JP 2001312362 A JP2001312362 A JP 2001312362A JP 2000130390 A JP2000130390 A JP 2000130390A JP 2000130390 A JP2000130390 A JP 2000130390A JP 2001312362 A JP2001312362 A JP 2001312362A
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Shigeaki Komatsu
慈明 小松
Kazuya Taki
和也 滝
Tsutomu Ohashi
勉 大橋
Takuya Nagai
拓也 永井
Yoshitsugu Tomomatsu
義継 友松
Ryohei Komiya
量平 小宮
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ユーザが夫々の手元に配置された座標デー
タ入力装置に手書きで入力した文字や図形などを、表示
装置に見易い状態で表示することができる手書き入力デ
ータ表示システムを提供する。 【解決手段】 表示サーバの表示制御部は、表示パネル
12aの表示領域を、複数の入力ボードに対応する複数
の個別表示領域39と、それらの個別表示領域39の表
示内容を選択的に表示するための書込み表示領域40と
に分割して表示させる。その場合、各入力ボード側にお
いて、個別表示領域39に表示されている内容の何れか
についてユーザが選択すべきであると判断したものを操
作部により指定して投票すると、表示サーバの表示制御
部、各入力ボードからの投票データを受信し、投票数が
最も多い個別表示領域39の表示内容を書込み表示領域
40に移動表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数の遠
隔地に夫々存在する会議室において、会議に参加する者
が座標データ入力装置に手書き入力した文字や図形等の
データを互いに送信して、各会議室に配置された表示装
置に表示するためなどに使用される手書き入力データ表
示システム,及びその手書き入力データ表示システムに
使用される座標データ入力装置並びに表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図21には、手書き入力データ表示シス
テムの従来構成例を示す。例えば、パーソナルコンピュ
ータ(パソコン)1と表示装置2とを接続してなるプレ
ゼンテーション装置を各会議室に設置し、各会議室のパ
ソコン1は、電話回線等を介して通信が可能となってい
る。表示装置2は、例えば、プロジェクタ3と感圧タッ
チセンサを備えた表示ボード4とで構成されている。
【0003】そして、遠隔地の会議室間で会議などを行
う場合には、何れかの会議室内においてパソコン1を操
作して、該パソコン1の内部で取り扱っているデータや
外部記憶装置に記憶されているデータなどをプロジェク
タ3によって表示ボード4に投影表示させると共に、電
話回線を介して他の会議室にあるパソコン1にも同じデ
ータを送信し、その会議室の表示ボード4にも同じ内容
を表示させる。斯様にして、各会議室の参加者は、表示
ボード4における同一の表示内容を見ながら会議や討論
などを行うようにしている。
【0004】この場合、例えば、表示ボード4に現在表
示されている内容について説明者が補足を行う場合に
は、筆記具5を用いて表示ボード4の表面に文字や図形
を描くと、その筆圧が感圧タッチセンサによって検知さ
れ入力座標データが得られる。その入力座標データはパ
ソコン1に送信され、電話回線を介して他の会議室のパ
ソコン1にも送信される。そして、各地の会議室におけ
る表示ボード4に、説明者が追記した文字や図形などが
同様に投影されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプレゼンテーション装置では、プロジェクタ
3が表示内容を投影している表示ボード4に文字や図形
を描くため、投影表示されている内容に追記内容が重な
る場合には画面が見づらくなってしまう。更に、他の会
議室おいて表示ボード4に追記された内容も重ねて投影
された場合には、どの表示内容が誰によって入力された
のかが分からなくなることがある。加えて、各内容の表
示領域が重複する場合には画面が一層見づらくなってし
まうという問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、各ユーザが手書きで入力した文字や
図形などを、表示装置に見易い状態で表示することがで
きる手書き入力データ表示システム、及びそのシステム
に用いられる座標データ入力装置並びに表示装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の手書き入力データ表示システムは、
手書き入力されるデータを座標データとして取得する座
標データ取得手段と、この座標データ取得手段により取
得された座標データを処理制御するための制御手段と、
前記座標データを送信するための通信手段とを備えた複
数の座標データ入力装置と、これら複数の座標データ入
力装置より送信された座標データを受信するための通信
手段と、この通信手段を介して受信した座標データを処
理制御するための制御手段と、前記座標データに基づい
て手書き入力された文字や図形などを表示するための表
示手段とを備えてなる1つ以上の表示装置とによって構
成されるものにおいて、前記表示装置の制御手段は、前
記表示手段の表示領域を、複数の座標データ入力装置に
対応する複数の個別表示領域と、それらの個別表示領域
の表示内容を選択的に表示するための1つの選択表示領
域とに分割して表示させる。
【0008】例えば、複数の参加者が会議を行う場合を
想定すると、各参加者が座標データ入力装置において意
見などを手書き入力した文字等は表示手段の対応する個
別表示領域に夫々表示されるので、参加者が表示手段を
参照した場合に、前記文字等で表された意見がどの座標
データ入力装置(参加者)によって入力されたのかを理
解し易くなる。そして、例えば、各参加者より入力され
て各個別表示領域に表示されている多数の意見の内、特
に注目すべき内容を備えたものを、抜き出して別途選択
表示領域に表示させることで、会議の要点などが整理し
易くなる。
【0009】請求項2記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記座標データ入力装置の制御手段は、
前記座標データ取得手段により取得された座標データに
該座標データ入力装置のID情報を付して送信するよう
に制御し、前記表示装置の制御手段は、前記通信手段を
介して受信した座標データのID情報を参照し、各座標
データ入力装置において入力された文字等を座標データ
に基づいて前記個別表示領域に夫々表示させると共に、
前記個別表示領域に表示されている内容について所定の
条件を満たすと判定した場合は、前記個別表示領域の表
示内容を前記選択表示領域に移動表示させる。
【0010】即ち、表示装置の制御手段は、受信した座
標データのID情報に基いて何れの座標データ入力装置
において入力された座標データであるかのを判別し、対
応する個別表示領域に夫々表示させることができる。ま
た、条件の設定に応じて選択表示領域に移動表示させる
内容を制御手段に選択させることができる。
【0011】請求項3記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記表示装置の制御手段は、前記座標デ
ータのID情報に基づいて、該座標データに基づく文字
等を前記表示手段に表示させるか否かを判断する。例え
ば、各参加者が遠隔地に分散している状態で会議を行う
場合で、各会議室毎に表示装置が配置されているとする
と、各会議室の表示装置には、各室毎の参加者が自ら手
書き入力した文字等を表示させる必要性は比較的低いと
考えられる。そのような場合に、表示手段には他の会議
室の参加者が入力した文字等を選択的に表示させれば、
必要性の高い情報がより多く表示されるので表示領域を
有効に使用できる。
【0012】請求項4記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記座標データ入力装置は、前記個別表
示領域に表示されている内容の何れかについて、ユーザ
が選択すべきであると判断したものを指定するための選
択指定手段を備え、前記表示装置の制御手段は、前記通
信手段を介して何れかの座標データ入力装置からの選択
指定を受信すると、対応する個別表示領域の表示内容に
ついて前記所定の条件を満たすと判定する。即ち、座標
データ入力装置のユーザが、選択指定手段により指定を
行うことで、該個別表示領域の表示内容を選択表示領域
に移動表示させることができる。
【0013】請求項5記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記座標データ入力装置は、前記個別表
示領域に表示されている内容の何れかについて、ユーザ
が選択すべきであると判断したものを指定するための選
択指定手段を備え、前記表示装置の制御手段は、前記通
信手段を介して各座標データ入力装置の前記選択指定手
段からの選択指定を受信し、指定数が最も多い個別表示
領域の表示内容について前記所定の条件を満たすと判定
する。
【0014】例えば、座標データ入力装置のユーザが、
各個別表示領域の表示内容の何れかについて、特に注目
すべき意見であり選択表示領域に移動表示させることが
望ましいと判断したものを選択指定手段により夫々指定
させると、表示装置の制御手段によって指定数が最も多
い(即ち、最も多くのユーザが指定した)表示内容を選
択表示領域に移動表示させることができる。
【0015】請求項6記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記座標データ入力装置に、前記座標デ
ータ取得手段により取得された座標データを一時的に記
憶する一時記憶手段を備え、前記座標データ入力装置の
制御手段は、消去手段によってユーザにより手書き入力
されたデータを全て消去する処理が行われると、前記一
時記憶手段に記憶されている座標データを前記通信手段
を介して前記表示装置側に送信する。
【0016】例えば、ユーザが筆記用具に準ずる構成で
ある、例えばペンタイプのデータ入力手段によりデータ
を手書き入力した場合、そのデータの入力軌跡がインク
などによって残留する。そして、ユーザが消去手段を用
いてデータの入力軌跡を全て消去すると、座標データ入
力装置の制御手段がその消去処理を検出して一時記憶手
段に記憶されている座標データを表示装置に送信する。
従って、ユーザが、次の新たなデータを入力するために
消去処理を行うことで、その直前に入力していたデータ
を自動的に表示装置に送信させて表示させることができ
る。
【0017】請求項7記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記表示装置の制御手段は、前記個別表
示領域の表示内容を前記選択表示領域に移動表示させる
場合に、該個別表示領域に対応する座標データ入力装置
のID情報を、前記表示内容に付加して表示させるの
で、ユーザは、選択表示領域に移動表示された内容が、
元々何れの座標データ入力装置において入力されたもの
であるかを容易に判別できる。
【0018】請求項8記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記座標データ入力装置は、ユーザが表
示情報を入力するための情報入力手段を備え、前記座標
データ入力装置の制御手段は、前記情報入力手段により
入力された表示情報を前記ID情報に加えるので、例え
ば、ユーザが自分の氏名などを表示情報として入力すれ
ば、選択表示領域に移動表示された内容がどのユーザの
ものであるかを判別できる。
【0019】請求項9記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、前記表示装置の制御手段は、前記個別表
示領域の表示内容を前記選択表示領域に移動表示させる
場合、各表示内容に連番を付して表示させるので、例え
ば、ユーザは、選択表示領域に表示された内容を付され
た番号で指定することができる。
【0020】請求項10記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、前記座標データ入力装置は、前記選択
表示領域に表示される内容について見出しを指定するた
めの見出し指定手段を備え、前記表示装置の制御手段
は、前記通信手段を介して前記見出し指定手段からの見
出し指定を受信すると、前記個別表示領域の表示内容を
前記選択表示領域に移動表示させる場合に、指定された
見出しを付加して表示させる。従って、例えば、各表示
内容に、「意見」,「案」,「問題点」,「対策」など
の見出しを付すことができる。
【0021】請求項11記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、前記表示装置の制御手段は、前記個別
表示領域を前記通信手段に接続されている座標データ入
力装置の数に応じて予め設定するので、データを送信す
る可能性のある座標データ入力装置の全てに対応する個
別表示領域が表示手段に予め用意される。
【0022】請求項12記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、前記表示装置の制御手段は、前記個別
表示領域を、前記通信手段に接続されている座標データ
入力装置の内、実際に座標データの送信があったものの
数に応じて設定するので、表示手段の表示領域が効率的
に使用される。
【0023】請求項13記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、前記表示装置の制御手段を、前記表示
手段において前記個別表示領域を少なくとも領域の一部
が重複する状態となるように階層化することが可能とな
るように構成し、座標データの送信が最後にあった座標
データ入力装置に対応する個別表示領域を最上層に表示
する。
【0024】例えば、座標データ入力装置の数が比較的
多く、表示手段における個別表示領域を多数用意する必
要があり、表示手段の表示領域を全て使用してもそれら
の全てを同時に表示できないような場合に、個別表示領
域を所謂ウインドウのイメージで階層化させて状態で重
複表示させる。そして、最新の座標データを送信した座
標データ入力装置の個別表示領域を最上層に表示するの
で、個別表示領域が重複表示されても、新たに入力され
た文字等は、その入力が行われた時点で表示手段に確実
に表示される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1乃至図11を参照して説明する。図2に示すよう
に、入力ボード(座標データ入力装置)11(1)〜1
1(3)は、主に、筆記シート上に描かれる手書き文字
や図形などを座標データとして電気的に読取り、読み取
ったデータを外部に送信可能に構成されている。また、
表示サーバ(表示装置)12は、入力ボード10が読み
取った座標データに基づく文字等を表示するものであ
る。
【0026】手書き入力データ表示システム全体の構成
を示す図1において、これらの入力ボード11(1)〜
11(3)と表示サーバ12とは通信回線(例えば、L
ANや電話回線等)13を介して互いに接続されてい
る。入力ボード11(1)〜11(3)は、例えば会議
室のテーブル上において会議の参加者夫々の手元に配置
されており、各参加者は、表示サーバ12を参照しなが
ら会議を行うようになっている。
【0027】入力ボード11の詳細な構成は特願平11
−223530号に開示されているが、以下その概略を
図2及び図3を参照して説明する。入力ボード11は、
筆記パネル14の筆記面にユーザがペン(データ入力手
段)15を用いて文字や図形などを筆記する構成であ
る。また、筆記した文字や図形などを消去したい場合に
はイレーサ(消去手段)16を使用するようになってい
る。筆記パネル14は、枠状のフレーム17に組み込ま
れている。そのフレーム17の一側部にはユーザが各種
の操作入力を行うための操作部(選択指定手段)18が
設けられている。
【0028】図3に示すように、筆記パネル14は、筆
記シート(例えば、ポリエチレンテレフタラート:PE
Tなどで構成される)19,板状のパネル20,センス
コイル21が敷設された枠形状の取付けパネル22及び
板状のバックパネル23が順に積層されて構成されてい
る。センスコイル21は、ユーザによってペン15やイ
レーサ16が筆記シート19上で移動された場合にX,
Y座標を検出するためのXコイル,Yコイルが夫々複数
本互いに直交するように配置されている。尚、、Xコイ
ル,Yコイルは、隣接するコイルとの配置ピッチをPと
すると、互いにP/2ずつ重なるようにして配置されて
いる。
【0029】図4は、ペン15の内部構成を示す縦断面
図である。ペン15は、円筒形状の胴体部24の内部
に、コイル25と、図4矢印F2方向に取り出し可能な
インクカートリッジ26と、このインクカートリッジ2
6に挿入されたペン先27と、コイル25から交番磁界
を発生させるための発振回路などが搭載された回路基板
28と、この回路基板28に電源を供給する電池29と
が配置されている。
【0030】また、インクカートリッジ26と回路基板
28との間には、発振回路などに電源供給を行うための
押しボタン式スイッチ30が配置されている。このスイ
ッチ30は、ペン先27が筆記シート19上に押しつけ
られて矢印F1方向に移動した場合にONとなり、ペン
15によって筆記が行われる場合にコイル25より交番
磁界を発生させるようになっている。
【0031】回路基板28上には、各ペンの属性(イン
クの色など)毎に予め定められた周波数の発振信号(変
調波)を出力する回路と、搬送波信号を発振出力する回
路と、変調波によって搬送波をFSK(Frequency Shift
Keying)変調するための変調回路とが搭載されている。
例えば、搬送波周波数は410kHz程度であり、ペン
15のインクが黒色である場合の変調波周波数を4.1
kHz程度と設定する。尚、具体的には図示しないが、
イレーサ16も同様に、交番磁界を発生させるコイルや
発振回路,電池などを内蔵して構成されている。
【0032】また、図5には、入力ボード11の電気的
構成を概略的に示している。ストロークデータ入力部
(座標データ取得手段,制御手段)31は、例えば、C
PU,ROM及びRAM等のメモリ,コイル25からの
信号出力を切り替えるためのマルチプレクサ,信号増幅
用のアンプ,A/D変換器やFSK信号復調回路,時刻
データ取得用のリアルタイムクロック(RTC)ICな
どを含んで構成されている。また、ストロークデータ記
憶部(一時記憶手段)50は、ストロークデータ入力部
31において入力された座標データを一時的に記憶する
ためのバッファである。
【0033】送信部(通信手段)32は、ストロークデ
ータ記憶部50に記憶されている座標データを、通信回
線13を介して他の入力ボード11に送信するための通
信インターフェイスである。また、送信判定部33は、
ユーザがペン15を用いて筆記パネル14に手書きデー
タを入力した後、筆記シート19の表面にインクで描か
れているデータの入力軌跡をイレーサ16により全て消
去したことをストロークデータ入力部31を介して検出
すると、送信部32に送信許可を与えるようになってい
る。
【0034】多数決投票部34は、詳細は後述するが、
ユーザが、各入力ボード11において入力された意見等
の内容を表示サーバ12の表示を参照した結果、特に選
択すべきであると思った内容に対応する入力ボード11
の番号を操作部18において入力すると、その番号デー
タを投票データとして送信部32を介して表示サーバ1
2に送信するようになっている。
【0035】一方、表示サーバ12は、ディスプレイな
どの表示パネル12a(図11参照)と本体12b(図
6参照)とで構成されるもので、例えば、パーソナルコ
ンピュータを用いても良い。図6は、本体12b側の電
気的構成を示す機能ブロック図である。受信部(通信手
段)35は、各入力ボード11より送信されたデータを
通信回線13を介して受信すると個別表示部36に記憶
させるようになっている。
【0036】個別表示部36は、各入力ボード11に対
応して設けられている座標データのバッファを備えてい
ると共に、そのバッファに格納されたデータに基づく文
字等を表示パネル12aの個別表示領域39(図11参
照)に夫々表示させるようになっている。また、書き込
みスペース表示部37には、表示制御部(制御手段)3
8による制御に基づいて個別表示部36に保持されてい
るデータが転送されるようになっており、その転送され
たデータに基づく文字等を表示パネル12aの書込み表
示領域40(選択表示領域,図11参照)に表示させる
ようになっている。
【0037】表示制御部38は、移動判定処理部38a
及び移動処理部38bで構成される。移動判定処理部3
8aは、前述した入力ボード11の多数決投票部34よ
り送信される投票データを受信して、投票数が最も多く
集まった入力ボード11を判定する処理を行う。そし
て、移動処理部38bは、移動判定処理部38aの処理
結果に基づいて、個別表示部36から書き込みスペース
表示部37へのデータ転送を行うようになっている。
【0038】次に、本実施例の作用について図7乃至図
11をも参照して説明する。図7は、ユーザが、ペン1
5を用いて入力ボード11の筆記シート19上に文字な
どを描こうとする場合に、ストロークデータ入力部31
が行う処理内容を示すフローチャートである。前述のよ
うに、ユーザがペン15のペン先27を筆記シート19
上に押しつけると内部のスイッチ30がONとなり、コ
イル25より交番磁界(FSK変調信号)が発生する。
【0039】すると、ストロークデータ入力部31は、
その交番磁界を受信することで手書き入力が開始された
と判断し(ステップA1,「YES」)、RTCより入
力開始時刻データ(タイムスタンプ)を取得する(ステ
ップA2)。それから、ペン15により送信されるFS
K変調信号の復調レベルに基づいて、ペン15のID情
報を取得と入力開始地点の座標データとを取得する(ス
テップA3,A4)。
【0040】以下、座標データの取得に関する処理の概
略を説明する。また、図8には、ユーザがペン15を入
力ボード11の筆記シート19上の点Ps において接触
させ、1本の線Lを描画した後に、点Pe においてペン
15を離した場合に得られる一連(これらの動作を1ス
トロークと称する)の座標データの例を示している。
【0041】ペン15より発生される交番磁界が入力ボ
ード11のコイル25と磁気結合することで、コイル2
5側に電圧信号が誘起される。そして、入力ボード11
のストロークデータ入力部31は、コイル25のXコイ
ル(X1,X2,…,Xm)に誘起されている電圧信号
のレベルをA/D変換して順次読み込むように走査しそ
のレベルをメモリに記憶させ、それらの内最も高いレベ
ルを示したXコイルの位置によりX座標データを定め
る。続いて、ストロークデータ入力部31は、コイル2
5のYコイル(Y1,Y2,…,Yn)についても、同
様に誘起電圧信号のレベルをA/D変換して順次読み込
むように走査して、Y座標データを定める。すると、1
つの座標データ(X,Y)が求められる。
【0042】以上のようにして入力開始点Ps の座標デ
ータを(xs ,ys )を得ると、ストロークデータ入力
部31は、次に、手書き入力が終了したか否かを判断す
る(ステップA5)。即ち、ユーザがペン15のペン先
27を筆記シート19上より離すと、内部のスイッチ3
0がOFFとなって交番磁界の出力が停止するので、そ
の磁界信号が検出されているかどうかによって判断す
る。手書き入力が終了していなければ(「NO」)、次
回のサンプリング周期に達するのを待って(ステップA
5,「YES」)ステップA4に移行し、次の座標デー
タ(x1 ,y1)を得る。
【0043】そして、図8(a)に示すように、Ps ,
P1 ,P2 ,…の座標データを順次取得して行き、点P
e において手書き入力が終了したと判断すると(ステッ
プA5,「YES」)点Pe を入力終了点とする。即
ち、入力開始点Ps から入力終了点Pe までの所謂一筆
書きのデータが1ストロークに相当する。例えば、
“A”という文字を手書き入力する場合には、通常は3
ストローク分の描線が入力されることになる。
【0044】それから、ストロークデータ入力部31
は、1ストローク分のデータの先頭部分に入力ボード1
1のID(入力ボードID)及びペン15のID(属性
データ)並びに入力開始時刻データを付してパケットを
作成し、ストロークデータ記憶部50に出力する(ステ
ップA7)。そして、ステップA1に戻って次ストロー
クの入力開始を待つ。
【0045】図9は、送信部32の処理内容を示すフロ
ーチャートである。送信部32は、送信判定部33より
送信許可が与えられるか否かを判断する(ステップB
1)。送信判定部33は、前述のように、ユーザがイレ
ーサ16によりデータ入力軌跡を全て消去したことを検
出すると送信部32に送信許可を与える。
【0046】即ち、イレーサ16は、ペン15のように
IDコードをFSK変調信号によってストロークデータ
入力部31に送信するので、ストロークデータ入力部3
1はイレーサ16が使用されたことを判別できる。そし
て、ストロークデータ入力部31は、イレーサ16によ
って筆記シート19上の入力軌跡が全て消去されたこと
を検出すると、送信判定部33に消去処理が行われたこ
とを示す信号を与え、送信判定部33は、それを受けて
送信部32に送信許可を与える。
【0047】すると、送信部32はステップB1で「Y
ES」と判断して、ストロークデータ記憶部50に記憶
されているストロークデータのパケットを読み出して、
表示サーバ12に送信する(ステップB2)。続いて、
ユーザが操作部18において投票入力を行い、多数決投
票部34が起動されたか否かが判断される(ステップB
3)。また、ステップB1において送信許可が与えられ
ない場合も(「NO」)、ステップB3に移行する。
【0048】ここでの投票入力は、前述したように、ユ
ーザが表示サーバ12の表示パネル12aを参照し、特
に選択すべきであると思う表示内容に対応する入力ボー
ド11の番号を操作部18によって入力することで行
う。そして、多数決投票部34は、投票入力があれば投
票データ(選択した入力ボード11のID)に自身の入
力ボード11のIDを付して投票データパケットを作成
し、送信部32に出力する。すると、送信部32は、ス
テップB3で「YES」と判断して投票データパケット
を表示サーバ12に送信する(ステップB4)。それか
ら、ステップB1に戻る。
【0049】次に、図10は、表示サーバ12側の処理
内容を示すフローチャートである。先ず、受信部35
は、何れかの入力ボード11よりデータ送信要求が発生
するまで待機し(ステップC1)、前記要求が発生する
と(「YES」)データの受信処理を行う(ステップC
2)。そして、受信したデータが座標データであるか否
かを判断し(ステップC3)、座標データであれば
(「YES」)受信したデータに付されているボードI
Dを判別して、そのボードIDに対応する個別表示部3
6に座標データを出力し、表示パネル12aの個別表示
領域39に前記座標データに基づく文字等を表示させる
(ステップC4)。
【0050】即ち、図8に示すストロークデータであれ
ば、点Ps −点P1 ,点P1 −点P2 ,…のように2点
間に直線を引くことで文字や図形などを描画する。それ
から、ステップC1に移行する。
【0051】一方、ステップC3において、受信したデ
ータが座標データでない場合(「NO」)そのデータは
投票データであるから、移動判定処理部38aは投票処
理を行う(ステップC5)。ここでの投票処理とは所謂
多数決の集計であり、投票データで示された入力ボード
11のIDをカウントする。それから、投票が全て完了
したかを判断する(ステップC6)。投票が完了したか
どうかは、例えば、基準時点から所定時間を経過したこ
とや、通信回線13を介して接続されている全ての入力
ボード11から投票があったことを以て判断する。投票
が完了していなければ(「NO」)ステップC1に戻
り、投票が完了すれば(「YES」)ステップC7に移
行する。
【0052】ステップC7において、移動判定処理部3
8aは、多数決を集計した結果、投票数が最大となった
入力ボード11の表示内容の座標データを、個別表示部
36から書込みスペース表示部37に移動させる。する
と、書込みスペース表示部37は移動された座標データ
に基づく文字等を書込み表示領域40に移動表示させ
る。その場合、移動表示させる文字等には、対応する入
力ボード11のIDを付すようにする。それからステッ
プC1に移行する。
【0053】ここで、例えば図11に示すように、表示
パネル12aの表示領域には、3つの入力ボード11
(1),11(2),11(3)に夫々対応する個別表
示領域39(1),39(2),39(3)と1つの書
込み表示領域40とが設けられている。この場合、各表
示領域39(1)〜39(3)には、“入力ボード
1”,“入力ボード2”,“入力ボード3”のように表
示を付してして、表示パネル12aを見る者が、どの入
力ボード11によって入力された文字列であるかを容易
に認識できるようにする。各個別表示領域39(1)〜
39(3)には、各入力ボード11(1),11
(2),11(3)において手書き入力された文字列
が、夫々“ABCDEF”,“12345”,“あいう
えお”のように表示されている。
【0054】また、表示制御部38は、各文字列の末尾
に入力開始時刻を付して表示させる。図11では、文字
列“ABCDEF”と“12345”とは、10時33
分に入力が開始され、文字列“あいうえお”は10時3
4分に入力が開始されたことを示している。
【0055】そして、各入力ボード11(1)〜11
(3)を使用する参加者によって投票が行われた結果、
入力ボード11(1)の意見が最も良いものと判断され
た(最多投票数になった)とする。すると、個別表示領
域39(1)の表示内容である“ABCDEF”は、書
込み表示領域40に移動表示される。また、その文字列
の末尾部分には、入力ボード11(1)のID“ボード
1”が付加される。
【0056】以上のように本実施例によれば、表示サー
バ12の表示制御部38は、表示パネル12aの表示領
域を、複数の入力ボード11に対応する複数の個別表示
領域39と、それらの個別表示領域39の表示内容を選
択的に表示するための書込み表示領域40とに分割して
表示させるようにした。従って、複数の参加者が会議を
行う場合に、各参加者が入力ボード11において意見な
どを手書き入力した文字等は夫々に対応する個別表示領
域39に表示されるので、参加者が表示パネル12aを
参照した場合に、前記文字等で表された意見がどの入力
ボード11(参加者)によって入力されたのかを理解し
易くなる。
【0057】そして、各入力ボード11側において、個
別表示領域39に表示されている内容の何れかについ
て、ユーザが選択すべきであると判断したものを操作部
18により指定して投票すると、表示サーバ12の表示
制御部38は、各入力ボード11からの投票データを受
信し、投票数が最も多い個別表示領域39の表示内容を
書込み表示領域40に移動表示させるので、各参加者の
意見を反映させて移動表示を行うことができる。また、
特に注目すべき意見などを抜き出して移動表示させるこ
とで、会議の要点などを整理し易くすることができる。
【0058】更に、本実施例によれば、入力ボード11
において、ストロークデータ入力部31により取得され
た座標データをストロークデータ記憶部50に一時的に
記憶させ、イレーサ16によって筆記シート19上にお
ける手書き入力データを全て消去する処理が行われる
と、ストロークデータ記憶部50に記憶されている座標
データを表示サーバ12側に送信するので、ユーザは、
送信処理を意識して行わずとも、例えば、次の新たなデ
ータを入力するために消去処理を行えば、その直前に入
力していた座標データを自動的に表示サーバ12に送信
させて表示させることができる。
【0059】また、表示制御部38は、個別表示領域3
9を、入力ボード11の内、実際に座標データの送信が
あったものの数に応じて設定するので、表示パネル12
aの表示領域を効率的に使用することができる。加え
て、表示制御部38は、書込み表示領域40に移動表示
させる場合に、移動元の個別表示領域29に対応する入
力ボード11のID情報を付加して表示させるので、ユ
ーザは、書込み表示領域40に移動表示された内容が、
元々何れの入力ボード11において入力されたものであ
るかを容易に判別することができる。更にまた、ストロ
ークデータ入力部31は、取得された座標データに入力
時刻データを付して送信し、表示制御部38は各文字列
の入力開始時刻も表示するので、各参加者は時間の経過
をより明確に知ることができる。
【0060】図12乃至図14は本発明の第2実施例を
示すものである。第1実施例の構成は基本的に第1実施
例と同様であり、ソフトウエア的な処理内容が異なって
いる。図12において、入力ボード11Aは、多数決投
票部34に代わる選択指定部34Aを備えている。但
し、選択指定部34Aは名称が異なるのみであり、実質
構成は多数決投票部34と同一である。
【0061】送信処理のフローチャートを示す図13に
おいて、送信部32は、ステップB3に代わるステップ
B5において、ユーザが操作部18において選択指定を
行ったか否かが判断される。
【0062】ここでの選択指定は、第1実施例の投票を
同様に、ユーザが表示サーバ12の表示パネル12aを
参照し、特に選択すべきであると思う表示内容に対応す
る入力ボード11の番号を入力することで行う。そし
て、選択指定部34Aは、選択指定があれば選択指定デ
ータ(選択した入力ボード11のID)に自身の入力ボ
ード11のIDを付して指定データパケットを作成し、
送信部32に出力する。すると、送信部32は、ステッ
プB5で「YES」と判断して指定データパケットを表
示サーバ12に送信する(ステップB6)。
【0063】一方、表示サーバ12側の処理内容を示す
図14においては、ステップC5〜C7は削除されてい
る。そして、表示制御部38は、ステップC3において
「NO」と判断すると、入力ボード11より送信された
指定データパケットにおいて選択指定されているIDに
対応する、入力ボード11の表示内容の座標データを、
個別表示部36から書込みスペース表示部37に移動さ
せる(ステップC8)即ち、第2実施例では、第1実施
例のように多数決を集計することなく、何れかの参加者
が指定した表示内容は書込み表示領域40に無条件で移
動表示させる。この場合、例えば会議の議長や書記など
に選択権を与えても良いし、全ての参加者に選択権を与
えて、何れかの参加者が選択指定を行う毎に移動表示さ
せても良い。
【0064】以上のように第2実施例によれば、各入力
ボード11において、個別表示領域39に表示されてい
る内容の何れかにつきユーザが選択すべきであると判断
したものを操作部18により選択指定すると、表示制御
部38は、その選択指定された個別表示領域39の表示
内容を書込み表示領域40に移動表示させるので、請求
項1と同様の効果が得られる。
【0065】図15及び図16は本発明の第3実施例を
示すものである。第3実施例は、図15に示すように、
3つの会議室A,B,Cが遠隔地に分散している場合で
あり、各会議室に夫々入力ボード11(1)〜11
(3)と表示サーバ12(1)〜12(3)とが配置さ
れている。
【0066】そして、この場合、各表示サーバ12は、
入力ボード11から送信されたデータのIDを識別する
ことで、図16に示すように、同じ会議室内に存在して
いる入力ボード11から送信されたデータは表示パネル
12aに表示させず、他の会議室内に存在している入力
ボード11から送信されたデータだけ、個別表示領域3
9を設けて表示させる。
【0067】例えば、図16(a)において、会議室A
の表示サーバ12(1)の表示パネル12a(1)に
は、他の会議室B,Cの入力ボード11(2),11
(3)より送信されたデータを表示する個別表示領域3
9(2),39(3)のみが設けられている。即ち、同
じ会議室内に存在している入力ボード11のデータは、
表示パネル12aに表示させる必要性が比較的低いと考
えられるからである。
【0068】以上のように構成された第3実施例によれ
ば、表示サーバ12は、他の会議室内に存在している入
力ボード11から送信されたデータだけ、表示パネル1
2aに表示させるので、表示パネル12aの表示領域を
有効に使用することができる。
【0069】図17は本発明の第4実施例を示すもので
ある。第4実施例では、入力ボード11側において、ユ
ーザが表示パネル12aに表示させたい特定の情報、例
えば、自分の名前等を指定入力できるような情報入力手
段を備えておく。例えば、操作部18に表示情報を指定
入力するためのキーを用意したり、筆記パネル14上に
同指定入力するためのソフトキー等を用意しておき、そ
れらを操作した上で入力ボード11においてユーザの名
前を入力する。すると、ストロークデータ入力部31
は、その名前のデータをボードID等と共にデータパケ
ットに組み込むようにして、表示部12側に送信する。
【0070】そして、同期表示制御部38の移動処理部
38bはパケットより名前データを抽出して、例えば図
17に示すように、個別表示領域39(1)の表示内容
“ABCDEF”を書込み表示領域40に移動表示させ
る場合に、その文字列の末尾に入力ボード11(1)に
おいて入力されたユーザ名(小松)を付して表示させ
る。
【0071】以上のように第4実施例によれば、入力ボ
ード11側においてユーザが自分の名前を入力すると表
示サーバ12側にボードIDと共に送信を行い、移動処
理部38bは、その名前のデータを抽出して表示パネル
12aにおいて文字列と共に表示させるようにしたの
で、意見等を書込み表示領域40に移動表示させた場合
にその意見等を入力した参加者の氏名をも表示すること
で、各参加者は、夫々の意見等を誰が入力したのかをよ
り明確に把握することができる。
【0072】図18は本発明の第5実施例を示すもので
ある。第5実施例では、例えば、第1実施例の場合にお
いて、入力ボード11が(1)〜(5)まで5つ存在し
ており、それらが全て表示サーバ12にデータを送信し
た場合を想定する。第1実施例では、3つの個別表示領
域39と1つの書込み表示領域40とを用意すると表示
パネル12aの表示領域は略全てを使用する状態にあっ
た。
【0073】その状態から、例えば、入力ボード11
(4),11(5)がデータを送信すると、表示制御部
38は、個別表示領域39(4),39(5)を、所謂
ウインドウの形式で、個別表示領域39(1),39
(2)の上に重複させて表示させるようにする。
【0074】以上のように第5実施例によれば、個別表
示領域39を階層化して表示させることで、入力ボード
11の数が比較的多い場合でも、表示パネル12aの表
示領域を有効に活用して全て表示させることができる。
また、最新のデータを送信してきた入力ボード11
(4),11(5)の個別表示領域39を最上層に設定
するので、新たに入力された文字等を確実に表示させる
ことができる。また、この場合、操作部18における操
作によって、下層に配置されている個別表示領域39
(1),39(2)を最上層に移動表示させるようにし
ても良いことは言うまでも無い。
【0075】図19は、本発明の第6実施例を示すもの
である。第6実施例では、個別表示領域39の表示内容
を書込み表示領域40に移動表示させる場合、第4実施
例と同様に、その文字列の末尾に入力ボード11におい
て入力されたユーザ名を付して表示させると共に、移動
処理部38bは、移動表示させる内容に自動的に連番を
付すようになっている。
【0076】即ち、図19に示すように、最初に個別表
示領域39(1)の表示内容“ABCDEF”が書込み
表示領域40に移動表示されると、その文字列の冒頭部
分には連番“1.”が付される。その次に、個別表示領
域39(2)の表示内容“12345”が書込み表示領
域40に移動表示されると、その文字列の冒頭部分には
連番“2.”が付される。
【0077】以上のように第6実施例によれば、移動処
理部38bは、個別表示領域39の表示内容を書込み表
示領域40に移動表示させる場合に、自動的に連番を付
すようにしたので、ユーザは、書込み表示領域40の表
示内容をより把握しやすくなる。また、ユーザは、選択
表示領域に表示された内容を付された番号で指定するこ
ともできる。
【0078】図20は本発明の第7実施例を示すもので
ある。第7実施例では、入力ボード11の筆記パネル1
4に手書き入力した文字等を指示するための指示棒41
を用いた例である。指示棒41は、基本的にはペン15
からペン先及びインクカートリッジを除いた構成であ
り、電池や磁界発生用のコイル等を内蔵して構成されて
いる。そして、予め設定された指示棒であることを示す
ID情報に基づくFSK変調信号をストロークデータ入
力部31に対して出力するようになっている。ストロー
クデータ入力部31は、FSK変調信号を復調して指示
棒41であることを判別すると、以下のように処理を行
う。
【0079】即ち、図20(a)に示すように、入力ボ
ード11(1)を使用するユーザがペン15により既に
入力した文字列“ABCDEF”について、指示棒41
を用いて指示を行うものとする。尚、筆記パネル14
(1)のシート19には、ペン15のインクによって筆
記された文字が示されている。ユーザが、指示棒41の
先端によって最初に文字“A”の下部を指示し、それか
ら指示棒41を図中右方向に移動させて現在は文字
“D”の下部を指示しているものとする。
【0080】ストロークデータ入力部31は、指示棒4
1のIDを判別すると、そのIDを第1実施例における
図8(b)に示す“ペン属性”の領域にセットし、指示
位置の座標データをパケットとして表示部12側に送信
する。そして、表示サーバ12の表示制御部38は、前
記パケットを受取り、データが指示棒41の指示位置座
標であることを判別すると、表示パネル12aの指示位
置座標に相当する位置にカーソルのシンボル“▲”を表
示する(図20(b)参照)。また、この場合、文字
“A”から文字“D”にかけて指示棒41の指示位置が
移動した軌跡を、文字とは異なる色や異なる太さの線な
どで表示する。
【0081】尚、このカーソル“▲”や移動軌跡を示す
線は、指示棒41の先端が筆記シート19より離れて、
座標データ入力部11側からの指示棒41に関するデー
タパケットの送信が停止した時点で表示を消去しても良
いし、また、パケットの送信が停止しても表示をそのま
ま残して、イレーサ16が使用された場合に消去するよ
うにしても良い。
【0082】以上のように第7実施例によれば、座標デ
ータ入力部11側において指示棒41を使用することに
より、表示部12側に表示パネル12aにその指示位置
及び指示位置の移動軌跡を表示するようにしたので、手
書き入力した文字等を指示しながら会議を進めることが
でき、参加者の意図などをより分かり易く伝えることが
可能となる。
【0083】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。入力ボード11と表示サーバ12と
の接続態様は、その他様々に変形が可能である。例え
ば、同じ会議室内において表示サーバ12が複数台配置
されているても良い。通信回線13は、遠隔地の会議室
と通信を行う場合には公衆電話回線を使用すれば良い
し、1つの会議室や、或いは、1つのビル内にある複数
の会議室間で通信する場合にはLANや独自の通信プロ
トコルを採用しても良い。実際にデータが送信された入
力表示ボードに対応する表示領域だけを用意するものに
限らず、予め、接続されており通信可能な状態にある入
力表示ボードの数に合わせて表示領域を用意するように
しても良い。第1実施例において、イレーサ16により
全消去処理を行うと表示サーバ12にデータを送信する
ものに限らず、操作部18や筆記パネル14に送信用の
ハードキー,或いはソフトキーを設けて、それらのキー
を操作するとデータを送信するようにしても良い。ま
た、入力が1ストロークある毎に順次データを送信する
ようにしても良い。
【0084】第4実施例のように、入力ボード11側に
おいて表示情報を入力するのと同様にして、書込み表示
領域40に移動表示させる場合、その表示内容に付加す
るための見出しを入力して指定するための見出し指定手
段を設けても良い。そして、例えば、「意見」,
「案」,「問題点」,「対策」などの見出しを入力指定
することで、書込み表示領域40に移動表示させる内容
にそれらの見出しを付すように制御する。斯様に構成す
れば、各参加者は、書込み表示領域40に移動表示され
た内容が何に関するものかをより容易に把握することが
できる。第7実施例において、指示棒41の移動軌跡を
点滅表示させたり、或いは、ダイナミックに残像として
表示させるようにしても良い。また、指示棒41の移動
軌跡を表示せず、指示位置のみを表示させても良い。ペ
ン15のIDに基づいて、例えば、予め対応付けた表示
色を(黒、青、赤など)適宜設定して表示を行うように
しても良い。
【0085】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の手書き入力データ
表示システムによれば、表示装置の制御手段は、表示手
段の表示領域を、複数の座標データ入力装置に対応する
複数の個別表示領域と、それらの個別表示領域の表示内
容を選択的に表示するための1つの選択表示領域とに分
割して表示させるので、例えば、複数の参加者が会議を
行う場合に、各参加者が座標データ入力装置において意
見などを手書き入力した文字等は夫々表示手段の対応す
る個別表示領域に表示される。
【0086】従って、参加者が表示手段を参照した場合
に、各個別表示領域に表示されている意見がどの座標デ
ータ入力装置(参加者)によって入力されたのかを理解
し易くなる。また、それらの意見の内、特に注目すべき
内容を備えたものを抜き出して別途選択表示領域に表示
させることで、会議の要点などが整理し易くなる。
【0087】請求項2記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、表示装置の制御手段は、受信した座標デ
ータのID情報に基づき各座標データ入力装置において
入力された文字等を判別し、対応する個別表示領域に夫
々表示させることができる。また、条件の設定に応じて
選択表示領域に移動表示させる内容を制御手段に選択さ
せることができる。
【0088】請求項3記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、例えば、各参加者が遠隔地に分散してい
る状態で会議を行う場合に、各会議室の表示装置には、
比較的必要性が高い他の会議室の参加者によって入力さ
れた文字等だけを表示させることが可能となるので、表
示領域を有効に使用できる。
【0089】請求項4記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、座標データ入力装置のユーザが選択指定
手段により指定を行うことで、該個別表示領域の表示内
容を選択表示領域に移動表示させることができるので、
移動表示にユーザの意思を反映させることができる。
【0090】請求項5記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、座標データ入力装置のユーザが、各個別
表示領域の表示内容の何れかについて、特に注目すべき
意見であり選択表示領域に移動表示させることが望まし
いと判断したものを夫々指定させて、選択指定数が最も
多い表示内容を選択表示領域に移動表示させることがで
きるので、多くのユーザの意思に基づいて移動表示を行
わせることができる。
【0091】請求項6記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、ユーザが、座標データ入力装置に手書き
入力したデータを全て消去する処理を行うと、その消去
した手書き入力データの座標データが自動的に表示装置
に送信されて表示されるので、ユーザは、送信処理を意
識して行う必要がない。
【0092】請求項7記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、表示装置の制御手段は、個別表示領域の
表示内容を選択表示領域に移動表示させる場合に、該個
別表示領域に対応する座標データ入力装置のID情報を
表示内容に付加して表示させるので、ユーザは、選択表
示領域に移動表示された内容が、元々何れの座標データ
入力装置において入力されたものであるかを判別するこ
とができる。
【0093】請求項8記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、座標データ入力装置の制御手段は、情報
入力手段により入力された表示情報をID情報に加える
ので、例えば、ユーザが自分の氏名などを表示情報とし
て入力すれば、選択表示領域に移動表示された場合にそ
の氏名も表示されるので、各表示内容がどのユーザのも
のであるかを判別できる。
【0094】請求項9記載の手書き入力データ表示シス
テムによれば、表示装置の制御手段は、個別表示領域の
表示内容を選択表示領域に移動表示させる場合、各表示
内容に連番を付して表示させることができる。
【0095】請求項10記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、表示装置の制御手段は、見出し指定手
段からの見出し指定を受信すると、個別表示領域の表示
内容を選択表示領域に移動表示させる場合に、指定され
た見出しを付加して表示させることができる。
【0096】請求項11記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、表示装置の制御手段は、個別表示領域
を通信手段に接続されている座標データ入力装置の数に
応じて予め設定するので、データを送信する可能性のあ
る座標データ入力装置の全てに対応する個別表示領域を
表示手段に予め用意することができる。
【0097】請求項12記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、表示装置の制御手段は、個別表示領域
を、通信手段に接続されている座標データ入力装置の
内、実際に座標データの送信があったものの数に応じて
設定するので、表示手段の表示領域を効率的に使用する
ことができる。
【0098】請求項13記載の手書き入力データ表示シ
ステムによれば、座標データ入力装置の数が比較的多
く、表示手段における個別表示領域を多数用意する必要
がある場合などに、個別表示領域を所謂ウインドウのイ
メージで階層化して重複表示することで対応が可能とな
る。そして、最新の座標データを送信した座標データ入
力装置の個別表示領域を最上層に表示するので、重複表
示が行われて、新たに入力された文字等を表示手段に確
実に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、手書き入力データ
表示システムの全体構成を示す機能ブロック図
【図2】入力ボードの外観構成を示す斜視図
【図3】筆記パネルの分解斜視図
【図4】ペンの内部構成を示す縦断面図
【図5】入力ボードの電気的構成を示す機能ブロック図
【図6】表示サーバの電気的構成を示す機能ブロック図
【図7】ストロークデータ入力部が行う処理内容を示す
フローチャート
【図8】(a)は、ユーザが座標データ入力部において
1本の線Lを描画した場合に得られる1ストローク分の
座標データの例を示す図、(b)は、(a)の1ストロ
ーク分の座標データに基づいて構成されるパケットのフ
ォーマットを示す図
【図9】入力ボード側の送信処理内容を示すフローチャ
ート
【図10】表示部側の処理内容を示すフローチャート
【図11】表示パネルの表示例を示す図
【図12】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図13】図11相当図
【図14】図10相当図
【図15】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図16】表示パネルの表示例であり、(a)は会議室
A,(b)は会議室B,(c)は会議室Cの表示例を示
す図
【図17】本発明の第4実施例を示す図11相当図
【図18】本発明の第5実施例を示す図11相当図
【図19】本発明の第6実施例を示す図11相当図
【図20】本発明の第7実施例を示すものであり、
(a)は筆記パネル上における指示棒の移動軌跡を示す
図、(b)は、(a)に伴って表示パネル側に表示され
る指示棒の移動軌跡を示す図
【図21】従来技術の全体構成を示す斜視図
【符号の説明】
11は入力ボード(座標データ入力装置)、12は表示
サーバ(表示装置)、12aは表示パネル(表示手
段)、15はペン(データ入力手段)、18は操作部
(選択指定手段,情報入力手段)、31はストロークデ
ータ入力部(座標データ取得手段,制御手段,情報入力
手段)、32は送信部(通信手段)、33は受信部(通
信手段)、34は多数決投票部(選択指定手段)、38
は表示制御部(制御手段)、41は指示棒、50はスト
ロークデータ記憶部(記憶手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/14 G09G 5/00 555D (72)発明者 大橋 勉 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 永井 拓也 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 友松 義継 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 小宮 量平 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B068 AA01 AA11 AA22 BD17 BE08 BE12 BE14 CC19 CD06 5B087 AB04 AE03 CC26 DD05 DD10 DD17 DE05 DG01 5C082 AA24 BA02 BA12 BB01 BB15 BB25 CA33 CA64 CB06 DA55 DA61 DA87 MM09 MM10 5E501 AA30 AB20 AC37 BA05 CA03 CB06 CB11 CC04 EA02 EB19 FA06 FA47 FB34

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書き入力されるデータを座標データと
    して取得する座標データ取得手段と、この座標データ取
    得手段により取得された座標データを処理制御するため
    の制御手段と、前記座標データを送信するための通信手
    段とを備えた複数の座標データ入力装置と、 これら複数の座標データ入力装置より送信された座標デ
    ータを受信するための通信手段と、この通信手段を介し
    て受信した座標データを処理制御するための制御手段
    と、前記座標データに基づいて手書き入力された文字や
    図形などを表示するための表示手段とを備えてなる1つ
    以上の表示装置とによって構成される手書き入力データ
    表示システムにおいて、 前記表示装置の制御手段は、前記表示手段の表示領域
    を、複数の座標データ入力装置に対応する複数の個別表
    示領域と、それらの個別表示領域の表示内容を選択的に
    表示するための1つの選択表示領域とに分割するように
    制御することを特徴とする手書き入力データ表示システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記座標データ入力装置の制御手段は、
    前記座標データ取得手段により取得された座標データに
    該座標データ入力装置のID情報を付して送信するよう
    に制御し、 前記表示装置の制御手段は、前記通信手段を介して受信
    した座標データのID情報を参照し、各座標データ入力
    装置において入力された文字等を座標データに基づいて
    前記個別表示領域に夫々表示させると共に、前記個別表
    示領域に表示されている内容について所定の条件を満た
    すと判定した場合は、前記個別表示領域の表示内容を前
    記選択表示領域に移動表示させるように制御することを
    特徴とする請求項1記載の手書き入力データ表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記表示装置の制御手段は、前記座標デ
    ータのID情報に基づいて、該座標データに基づく文字
    等を前記表示手段に表示させるか否かを判断することを
    特徴とする請求項2記載の手書き入力データ表示システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記座標データ入力装置は、前記個別表
    示領域に表示されている内容の何れかについて、ユーザ
    が選択すべきであると判断したものを指定するための選
    択指定手段を備え、 前記表示装置の制御手段は、前記通信手段を介して何れ
    かの座標データ入力装置からの選択指定を受信すると、
    対応する個別表示領域の表示内容について前記所定の条
    件を満たすと判定することを特徴とする請求項2または
    3記載の手書き入力データ表示システム。
  5. 【請求項5】 前記座標データ入力装置は、前記個別表
    示領域に表示されている内容の何れかについて、ユーザ
    が選択すべきであると判断したものを指定するための選
    択指定手段を備え、 前記表示装置の制御手段は、前記通信手段を介して各座
    標データ入力装置の前記選択指定手段からの選択指定を
    受信し、指定数が最も多い個別表示領域の表示内容につ
    いて前記所定の条件を満たすと判定することを特徴とす
    る請求項2乃至4の何れかに記載の手書き入力データ表
    示システム。
  6. 【請求項6】 前記座標データ入力装置は、前記座標デ
    ータ取得手段により取得された座標データを一時的に記
    憶する一時記憶手段を備え、 前記座標データ入力装置の制御手段は、消去手段によっ
    てユーザにより手書き入力されたデータを全て消去する
    処理が行われると、前記一時記憶手段に記憶されている
    座標データを前記通信手段を介して前記表示装置側に送
    信することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の手書き入力データ表示システム。
  7. 【請求項7】 前記表示装置の制御手段は、前記個別表
    示領域の表示内容を前記選択表示領域に移動表示させる
    場合に、該個別表示領域に対応する座標データ入力装置
    のID情報を、前記表示内容に付加して表示させること
    を特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の手書き入
    力データ表示システム。
  8. 【請求項8】 前記座標データ入力装置は、ユーザが表
    示情報を入力するための情報入力手段を備え、 前記座標データ入力装置の制御手段は、前記情報入力手
    段により入力された表示情報を前記ID情報に加えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の手書き入力データ表示シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記表示装置の制御手段は、前記個別表
    示領域の表示内容を前記選択表示領域に移動表示させる
    場合に、各表示内容に連番を付して表示させることを特
    徴とする請求項2乃至8の何れかに記載の手書き入力デ
    ータ表示システム。
  10. 【請求項10】 前記座標データ入力装置は、前記選択
    表示領域に表示される内容について見出しを指定するた
    めの見出し指定手段を備え、 前記表示装置の制御手段は、前記通信手段を介して前記
    見出し指定手段からの見出し指定を受信すると、前記個
    別表示領域の表示内容を前記選択表示領域に移動表示さ
    せる場合に、指定された見出しを付加して表示させるこ
    とを特徴とする請求項2乃至9の何れかに記載の手書き
    入力データ表示システム。
  11. 【請求項11】 前記表示装置の制御手段は、前記個別
    表示領域を、前記通信手段に接続されている座標データ
    入力装置の数に応じて予め設定することを特徴とする請
    求項1乃至10の何れかに記載の手書き入力データ表示
    システム。
  12. 【請求項12】 前記表示装置の制御手段は、前記個別
    表示領域を、前記通信手段に接続されている座標データ
    入力装置の内、実際に座標データの送信があったものの
    数に応じて設定することを特徴とする請求項1乃至10
    の何れかに記載の手書き入力データ表示システム。
  13. 【請求項13】 前記表示装置の制御手段は、前記表示
    手段において、前記個別表示領域を少なくとも領域の一
    部が重複する状態となるように階層化することが可能に
    構成され、座標データの送信が最後にあった座標データ
    入力装置に対応する個別表示領域を最上層に表示するこ
    とを特徴とする請求項12記載の手書き入力データ表示
    システム。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れかに記載の手
    書き入力データ表示システムに使用されることを特徴と
    する座標データ入力装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至13の何れかに記載の手
    書き入力データ表示システムに使用されることを特徴と
    する表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008258903A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Pioneer Electronic Corp 情報入力装置、情報入力システム、および情報入力方法
WO2008149430A1 (ja) * 2007-06-05 2008-12-11 Fujitsu Limited コンテンツ提供プログラム、コンテンツ提供装置およびコンテンツ提供方法
JP2014029573A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Sharp Corp 表示システム
JP2014135096A (ja) * 2014-04-25 2014-07-24 Square Enix Co Ltd 通信プログラム、通信端末および通信方法

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