JP2001086032A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP2001086032A
JP2001086032A JP25696199A JP25696199A JP2001086032A JP 2001086032 A JP2001086032 A JP 2001086032A JP 25696199 A JP25696199 A JP 25696199A JP 25696199 A JP25696199 A JP 25696199A JP 2001086032 A JP2001086032 A JP 2001086032A
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Manabu Nohara
学 野原
Takehiko Shioda
岳彦 塩田
Katsunori Arakawa
克憲 荒川
Osamu Yamazaki
理 山崎
Masami Suzuki
雅美 鈴木
Yasuteru Kodama
泰輝 児玉
Masahiro Okamura
正寛 岡村
Naoyuki Akimoto
尚行 秋本
Hiroto Inoue
博人 井上
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Pioneer Electronic Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない記憶容量の記憶手段を用いて同期捕捉を
行う。 【解決手段】一定の時間間隔毎に区切り信号が挿入され
た下り回線の信号を受信する。その受信信号Sinを所定
の位相シフト量毎にマッチドフィルタ12が相関演算す
る。また、上記の一定の時間間隔より長時間にわたって
相関演算を行う。得られた相関値Piを比較器13aが
閾値THDと比較する。Pi≧THDとなった相関値P
iと既に記憶部16に記憶されている累積加算値P(i)
とを加算器15が加算し、新たに得られた累積加算値P
i+P(i)を再び記憶部16に記憶させる。ここで、上
記一定の時間間隔内における異なった時点で加算するこ
とによって前記累積加算値が生成されると、各累積加算
値を記憶部16内に設けられている複数の記憶領域に詰
めて記憶させる。そして、最終的に記憶部16に記憶さ
れた累積加算値に基づいて同期捕捉を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば基地局との
間で非同期通信を行う通信装置及び通信方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信装置として、CDM
A(Code Division Multiple Access:符号分割多重)
方式を用いたものが知られている。例えば事業化されて
いるCDMA方式の移動体通信システムでは、複数の基
地局がサービスエリア毎に配置され、各基地局と各利用
者の所有する通信装置(携帯情報端末)との間で無線に
よる非同期通信を行うシステム構成が採られている。
【0003】基地局から携帯情報端末へは、例えば図7
に示すようなフォーマットに準拠した信号が送信され
る。つまり、基地局側では、1無線フレームを16スロ
ットで構成し且つ各スロット間を区切るためのロングコ
ードマークシンボルと呼ばれる区切り信号を挿入した信
号を生成して送信する。携帯情報端末は、基地局からの
信号を受信し、その受信信号中のロングコードマークシ
ンボルの位置を検出して、ロングコードマークシンボル
に同期した所定の拡散符号系列信号によって逆拡散を行
うことによりベースバンド信号を生成し、更にベースバ
ンド信号を復調することで各スロット内のデータを再生
するようになっている。
【0004】複数の基地局の中から適切な1つの基地局
を選定して非同期通信を行い、携帯情報端末が受信信号
中の各スロットのデータを最良の条件で復調できるよう
にするためには、携帯情報端末自信が拡散符号系列信号
の発生タイミングを基地局側に合わせるべく、受信信号
中のロングコードマークシンボルの位置を正確に検出す
ることが重要となっている。
【0005】このロングコードマークシンボルの位置を
検出するために、従来の携帯情報端末には、図8に示す
受信回路が備えられ、通話やデータ通信等の本来の通信
動作の開始に先だって、基地局側と携帯情報端末側との
間での同期確立(同期捕捉)を行うための処理が行われ
ていた。
【0006】図8において、この受信回路には、基地局
から到来する電波を受信するアンテナ1と、アンテナ1
が受信した受信信号をRF回路2を通じて入力するスロ
ットサーチ回路3が設けられている。スロットサーチ回
路3は、マッチドフィルタ4と加算器5と記憶部6及び
ピーク検出回路7で構成されている。
【0007】マッチドフィルタ4は相関器であり、RF
回路2からの受信信号Sinと所定の符号系列データ(ロ
ングコードマークシンボルと同系列のデータ)とを相関
演算し、相関値が最大になったときの位相シフト量に基
づいてロングコードマークシンボルの位置を検出する。
【0008】より具体的には、図7に示すように、1ス
ロット期間をチップ区間(chip duration)Tcの10
分の1の時間幅τ(=Tc/10)で2560ポイント
に分割することとし、マッチドフィルタ4がこの時間幅
τを位相シフト量として上記の相関演算を行うことによ
り、1スロット期間においてポイントi=1〜2560
毎に相関値を求めている。
【0009】ところが、基地局は送信信号をスペクトラ
ム拡散により広帯域に拡大して送信するので、携帯情報
端末での受信信号のS/Nが悪くなり、相関値のS/N
も悪くなる。このため、1スロット期間だけの相関演算
で得られる相関値に基づいてロングコードマークシンボ
ルの位置を正確に検出するのは一般に困難であった。そ
こで、マッチドフィルタ4は複数のスロット期間(例え
ば、32スロット期間)に亘って相関演算を繰り返し、
演算された各相関値を加算器5が各ポイントi毎(位相
シフト量毎)に累積加算することで、S/Nの良い累積
加算値を求めるようにしていた。
【0010】このS/Nの良い累積加算値を求めるため
に、記憶部6には、予め2560ポイント分に相当する
2560個の相関値を記憶するための2560個の記憶
領域AP(1)〜AP(2560)が設けられていた。マッチド
フィルタ4が各スロット期間において2560個の相関
値を演算すると、加算器5がそれら新規に相関演算され
た2560個の相関値と記憶部6に既に記憶されている
2560個の相関値とを各ポイントi毎(各位相シフト
量毎)に対応付けて累積加算し、更に2560個の累積
加算された相関値を再び記憶領域AP(1)〜AP(2560)
に割り振って記憶させる。そして、この相関演算と累積
加算の処理を複数のスロット期間に亘って繰り返すこと
にとにより、図9に示すようなS/Nの良い累積加算値
の分布を生成していた。
【0011】ピーク判定部7は、上記複数のスロット期
間に亘って累積加算され最終的に記憶領域AP(1)〜A
P(2560)に記憶された2560個の累積加算値の中か
ら、値の大きな上位20個の累積加算値とそれらに該当
する各ポイントiの位置を検出し、図10に示すような
ヒストグラムを生成する。更にこのヒストグラム内の2
0個のポイントkに基づいて受信信号Sin中のロングコ
ードマークシンボルの位置を判定することで、適切な基
地局を選定して非同期通信を行うための同期確立(同期
捕捉)が行われる。そして、この判定結果を信号検波回
路に設けられている拡散系列信号発生器(図示省略)に
供給し、受信信号Sinを逆拡散するための拡散系列信号
の発生タイミングをロングコードマークシンボルの位置
に同期させることで、最良の条件で復調が可能なベース
バンド信号を生成することとしていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
携帯情報端末は、2560個という大量の累積加算値を
演算するために、大容量の記憶部6が設けられている。
このため、例えば消費電力の増加、コスト高、装置の大
型化等を招来するという課題があった。
【0013】特に、上記相関演算によってロングコード
マークシンボルの位置を高精度で検出するためには、時
間幅(位相シフト量)τをチップ区間Tcに比して可能
な限り小さくして相関値の位相分解能を高めることが望
ましい。しかし、時間幅τを小さくするほど、1スロッ
ト期間におけるポイントiの総数が増加することになる
から、そのポイント総数の増加に伴って膨大な記憶容量
の記憶部6が必要になるという課題があった。
【0014】また、ビット区間(bit duration)Tに対
するチップ区間Tc、すなわち拡散比(spreading rati
o)T/Tcが大きい場合にも、1スロット期間におけ
るポイントiの総数が増加することになるので、そのポ
イント総数の増加に伴って膨大な記憶容量の記憶部6が
必要になるという課題があった。
【0015】本発明はこうした課題を克服するためにな
されたものであり、少容量の記憶部で高精度の同期捕捉
が可能な通信装置及び通信方法を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、基地局との間で非同期通信を行う通信装置及
び通信方法であって、上記基地局より送信され一定の時
間間隔毎に区切り信号が挿入された下り回線の信号を受
信し、上記下り回線の受信信号から一定の時間間隔に位
相を合わせて上記区切り信号を検出し、検出された上記
区切り信号を上記一定の時間間隔より長時間に亘って加
算すると共に、上記一定の時間間隔毎に位相を合わせて
加算することによって累積加算値を生成し、上記累積加
算値を記憶し、上記長時間に亘って加算された上記累積
加算値に基づいて上記基地局との間での同期捕捉を行う
こととした。
【0017】本発明によれば、受信信号の全てを累積加
算するのではなく、区切り信号の累積加算値を求めるの
で、累積加算値を記憶しておくための記憶手段を設けた
場合に、その記憶手段の記憶容量を大幅に低減すること
ができる。
【0018】また、上記区切り信号との相関性を有する
信号と上記下り回線の受信信号とを相関演算し、上記相
関演算により生成される相関値が所定の閾値より大きな
値となったときに、上記下り回線の信号を検出すること
とした。
【0019】本発明によれば、相関演算によって得られ
る相関値が閾値より大きくなったときを、下り回線の受
信信号中に含まれている区切り信号の位置として正確に
検出することができる。そして、相関値が閾値より大き
くなったときの区切り信号のみの累積加算値を求めるこ
とにより、累積加算値を記憶しておくための記憶手段を
設けた場合に、その記憶手段の記憶容量を大幅に低減す
ることができる。
【0020】また、上記一定の時間間隔内の異なった時
点で加算することによって上記累積加算値を生成する
と、上記各累積加算値を予め備えられた記憶領域に詰め
て記憶することとした。本発明によれば、各累積加算値
が得られる度に、それぞれの累積加算値を別々の記憶領
域に記憶させないので、記憶手段の記憶容量を大幅に低
減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態として、
CDMA方式を用いる携帯情報端末について図面を参照
して説明する。尚、図1は、本実施形態に係る携帯情報
端末の構成を示すブロック図である。
【0022】図1において、本携帯情報端末には、基地
局との間で通信を行うためのアンテナ8と、アンテナ8
の受信した受信信号を増幅して出力する受信手段として
のRF回路9と、RF回路9からの受信信号Sinを入力
する同期捕捉部10及び復調部11とを備えて構成され
ている。
【0023】同期捕捉部10は、マッチドフィルタ1
2、比較器13a、閾値発生部13b、メモリ制御部1
4、加算器15、記憶部16、スロットタイミング発生
器17及び拡散系列発生器18を備えて構成されてい
る。
【0024】復調部11は、バンドパスフィルタ19と
乗算器20及び復号器21を備えて構成されている。
【0025】マッチドフィルタ12は、後述の時間幅τ
に同期して受信信号Sinを入力し瞬時に相関演算を行う
相関器、例えばSAW(surface Acoustic Wave)素子
やCCD(Charge Coupled Device)を利用して形成さ
れた相関器である。より具体的には、エラスティック型
SAWコンボルバデバイスで形成された相関器が用いら
れており、タップ数が256に設定されている。そし
て、受信信号Sinと所定の符号系列データDrfとを相互
相関演算し、演算結果である相関値Piを比較器13及
び加算器15側へ出力する。
【0026】ここで、説明の便宜上、基地局から到来す
る信号は、図7に示したのと同様のフォーマットに準拠
しており、16スロットを1無線フレームとし且つ各ス
ロット間を区切るためのロングコードマークシンボルと
呼ばれる区切り信号が挿入されているものとする。した
がって、RF回路9から出力される受信信号Sinも図7
に示したのと同様のフォーマットに準拠しているものと
する。
【0027】一方、符号系列データDrfは、マッチドフ
ィルタ12に予め設定されており、ロングコードマーク
シンボルと同じ符号系列、又はロングコードマークシン
ボルとの相関性が高い符号系列となっている。
【0028】また、図7に示したのと同様に、受信信号
Sinの1スロット期間をチップ区間(chip duration)
Tcの10分の1の時間幅τ(=Tc/10)で256
0ポイントに分割することとし、マッチドフィルタ12
がこの時間幅τを位相シフト量として上記の相関演算を
行うことにより、1スロット期間において2560ポイ
ント分の相関値P1〜P2560を演算して出力する。
【0029】したがって、マッチドフィルタ12は、2
56タップ分の受信信号Sinと符号系列データDrfとを
一挙に相関演算し、更に時間幅τに同期して受信信号S
inを入力しながら(位相シフトさせながら)上記の相関
演算をおこなっていき、受信信号Sin中のロングコード
マークシンボルと符号系列データDrfとの位相が一致し
た時点で最大の相関値を出力する。また、この最大の相
関値は、ロングコードマークシンボルと等価になる。
【0030】また、マッチドフィルタ12は、複数のス
ロット期間(本実施形態では、32スロット期間)に亘
って相関演算を行う。すなわち、1スロット期間当たり
2560ポイント分の相関値P1〜P2560を求める
ための相関演算処理を32回繰り返すようになってい
る。
【0031】比較器13aは、マッチドフィルタ12か
ら時間幅τに同期して順番に出力される各相関値Pi
(但し、符号iはポイント1〜2560の何れかのポイ
ントをいう)を閾値THDと比較し、Pi≧THDのと
きには論理“1”、Pi<THDのときには論理“0”
となる比較信号CMPiを出力する。すなわち、比較器
13aは、マッチドフィルタ12と協働して、受信信号
Sinに含まれているロングコードマークシンボルを検出
するための検出手段を構成している。
【0032】閾値発生部13bは、受信信号Sinを所定
期間積分し、その積分値の時間平均値に比例係数αを乗
算することで上記の閾値THDを発生する。
【0033】尚、比例係数αは実験等によって決められ
た固定値であり、上記相関演算の際、受信信号Sin中の
ロングコードマークシンボルと符号系列データDrfとの
位相がほぼ一致したときに生じる相関値Piは閾値TH
Dより大きな値となり、受信信号Sin中のロングコード
マークシンボルと符号系列データDrfとの位相が大きく
ずれているときに生じる相関値Piは閾値THDよりも
小さな値となるように、閾値THDが自動的に生成され
るようになっている。
【0034】メモリ制御部14は、比較信号CMPiの
論理値に応じて、加算器15と記憶部16を制御する。
比較信号CMPiが論理“1”のときには、その時点に
マッチドフィルタ12で演算された最新の相関値Piを
加算器15に入力させると共に、記憶部16をメモリア
クセスして、その相関値Piのポイント(位相シフト
量)iに該当する累積加算値P(i)を読み出して加算器
15に供給し、更に加算器15にそれら相関値Piと累
積加算値P(i)の加算演算を行わせる。
【0035】加算器15が相関値Piと累積加算値P(i)
とを加算演算してその加算値Pi+P(i)を出力すると、
メモリ制御部14は、上記累積加算値P(i)が記憶され
ていた記憶部16の記憶領域を再びメモリアクセスし、
上記加算値Pi+P(i)を再び累積加算値P(i)としてそ
の記憶領域(同じ記憶領域)に記憶させる。
【0036】一方、比較信号CMPiが論理“0”のと
きには、上記加算演算のための制御を停止する。
【0037】したがって、メモリ制御部14は比較信号
CMPiが論理“1”になった場合に限り、加算器15
にそのポイントiに該当する相関値Piと累積加算値P
(i)とを加算演算させ、更にその加算値Pi+P(i)を記
憶部16に再記憶させるので、閾値THDより大きな値
の相関値Piのみの加算値Pi+P(i)が新たな累積加
算値P(i)として記憶部16に記憶される。
【0038】更に、32フレーム期間に亘ってマッチド
フィルタ12による上記相関演算が行われるので、記憶
部16には、閾値THDより大きな値の相関値Piの累
積加算値が新たな累積加算値P(i)として、ポイント
(位相シフト量)iに対応付けて記憶される。
【0039】また、メモリ制御部14は、閾値THDよ
り大きな値と判断された相関値Piのポイント(位相シ
フト量)iに該当する累積加算値P(i)が記憶部16の
どの記憶領域にも記憶されていなかった場合、つまり、
その相関値Piが或るポイント(位相シフト量)iにお
いて初めて生成されたものであった場合には、その相関
値Piを記憶させるための新規な記憶領域を確保し、そ
の新規な記憶領域に相関値Piをそのまま累積加算値P
(i)として記憶させる。
【0040】記憶部16は、累積加算値P(i)をポイン
ト(位相シフト量)iに対応付けて記憶するために設け
られており、図2のメモリマップに示すように、テンポ
ラリメモリ部TMとメインメモリ部MMを備えて構成さ
れている。
【0041】テンポラリメモリ部TMとメインメモリ部
MMは、所謂コントロールバスとアドレスバス及びデー
タバスを介して、メモリ制御部14と加算器15及びス
ロットタイミング発生器17に接続されている。
【0042】メインメモリ部MMは、メモリアドレスm
=1,2,3,4……で割り当てられた複数の記憶領域
AM1,AM2,AM3,AM4……を有しており、メ
モリ制御部14の指示に従って、複数の累積加算値P
(i)をポイントi毎に割り振って各記憶領域AM1,A
M2,AM3,AM4……に記憶する。
【0043】テンポラリメモリ部TMは、メモリアドレ
スn=1,2,3,4……で割り当てられた複数の記憶
領域AT1,AT2,AT3,AT4……を有してお
り、メモリ制御部14の指示に従って、メインメモリ部
MMに記憶された累積加算値P(i)の該当ポイントi
と、その累積加算値P(i)が記憶された記憶領域のアド
レスmを示すための指標データD(i,m)を記憶する。
【0044】但し、メインメモリ部MMとテンポラリメ
モリ部TMは、従来技術のように全ポイント(全位相シ
フト量)i=1〜2560に対応する全ての累積加算値
を記憶するための記憶容量は備えられていない。
【0045】より具体的には、図8に示した従来の記憶
部6は、2560ポイント分の累積加算値を全て記憶し
なければならなかったため、2560個の記憶領域AP
(1)〜AP(2560)が予め備えられていたが、本実施形態
は、少ない数の累積加算値に基づいて同期捕捉を行うこ
とができるため、メインメモリ部MMとテンポラリメモ
リ部TMの総記憶容量は、従来の記憶部6の記憶容量に
比して大幅に少なくなっている。
【0046】尚、メインメモリ部MMとテンポラリメモ
リ部TMの総記憶容量を従来技術に比して大幅に少なく
ても高精度の同期捕捉が可能となる点については、次の
機能説明と後述の動作説明と共に説明する。
【0047】次に、メモリ制御部14とテンポラリメモ
リ部TM及びメインメモリ部MMの機能を図3を参照し
て詳述する。
【0048】マッチドフィルタ12が相関演算を開始す
る以前には、図3(a)に示すように、テンポラリメモ
リ部TMとメインメモリ部MMは共に無意味なデータ
(NULLデータ)が記憶される。
【0049】この状態で、マッチドフィルタ12が相関
演算を開始し、第1番目のスロット期間内の例えばポイ
ントi=50のときに、閾値THDより大きな値の相関
値P50が演算されたとすると、メモリ制御部14は、
テンポラリメモリ部TMをメモリアクセスすることによ
り、ポイントi=50を表す指標データD(i,m)が既
に記憶されているか調べる。
【0050】この場合には、上述したようにテンポラリ
メモリ部TMにはNULLデータが記憶されているにす
ぎないので、メモリ制御部14は指標データD(i,m)
が記憶されていないと判断する。そして、メモリ制御部
14は、図3(b)に示すように、メインメモリ部MM
の最初のアドレスm=1の記憶領域AM1に、相関値P
50を累積加算値P(50)として記憶させ、更に、テンポ
ラリメモリ部TMの最初のアドレスn=1の記憶領域A
T1に、指標データD(50,1)を記憶させる。この結
果、テンポラリメモリ部TMに記憶された指標データD
(50,1)に対応付けて、累積加算値P(50)=P50がメ
インメモリ部MMに記憶される。
【0051】引き続き相関演算が行われ、例えば第2番
目のスロット期間内のポイントi=50のときに、閾値
THDより大きな値の相関値P50が演算されたとする
と、メモリ制御部14は、テンポラリメモリ部TMをメ
モリアクセスすることにより、ポイントi=50を表す
指標データD(i,m)が既に記憶されているか調べる。
【0052】この場合には、図3(b)に示したよう
に、指標データD(50,1)が記憶されているので、メモ
リ制御部14は、ポイントi=50を示す指標データD
(i,m)が存在すると判断する。更にメモリ制御部14
は、指標データD(50,1)からアドレスm=1を取得
し、メインメモリ部MMのアドレスm=1の記憶領域A
M1に記憶されている累積加算値P(50)を読み出して加
算器15へ供給する。
【0053】そして、加算器15がマッチドフィルタ1
2からの相関値P50と上記累積加算値P(50)を加算す
ると、メモリ制御部14は再びメインメモリ部MMのア
ドレスm=1の記憶領域AM1をメモリアクセスし、同
じ記憶領域AM1に加算値P50+P(50)を新たな累積
加算値P(50)として記憶させる。更に、テンポラリメモ
リ部TMには指標データD(50,1)が既に記憶されてい
るので、指標データD(50,1)を別の記憶領域に記憶さ
せることなく、そのままアドレスn=1の記憶領域AT
M1に残しておく。
【0054】但し、上記の第2番目のスロット期間内に
おいて、ポイントi=50のときではなく、例えばポイ
ントi=40のときに閾値THDより大きな値の相関値
P40が演算されたとすると、図3(d)に示すよう
に、メインメモリ部MMのアドレスm=2の記憶領域A
M2に、相関値P40が累積加算値P(40)として記憶さ
れ、更に、テンポラリメモリ部TMのアドレスn=2の
記憶領域AT2に指標データD(40,2)が記憶される。
この結果、テンポラリメモリ部TMに記憶された指標デ
ータD(40,2)に対応付けて、累積加算値P(40)=P4
0がメインメモリ部MMに記憶され、更に、これらの指
標データD(40,2)と累積加算値P(40)は、テンポラリ
メモリ部TMとメインメモリ部MMに詰めて記憶され
る。
【0055】このようにしてメインメモリ部MMには3
2スロット期間分の累積加算値P(i)が記憶され、テン
ポラリメモリ部TMには、メインメモリ部MMに記憶さ
れた累積加算値P(i)の記憶場所(メモリアドレス)m
とポイントiを示す指標データD(i,m)が記憶される。
【0056】更に、32スロット期間分の各累積加算値
P(i)は、閾値THDより大きな値となった相関値Pi
のみを選び出して累積加算されるものであるため、累積
加算値P(i)の総数は、ポイントiの総数(2560
個)に比べて大幅に少なくなる。更に、各累積加算値P
(i)は、図4に模式的に示すように、アドレスmの若い
方から順に詰めてメインメモリ部MMに記憶される。こ
の結果、テンポラリメモリ部TMとメインメモリ部MM
は、従来技術の記憶部6(図8参照)よりも少ない記憶
容量で全累積加算値P(i)を記憶できるようになってい
る。
【0057】スロットタイミング発生器17は、最終的
にメインメモリ部MMに記憶された32スロット期間分
の累積加算値のうち、値の大きな上位20個の累積加算
値を抽出する。更に、それら上位20個の各累積加算値
に該当する各ポイントiの位置をテンポラリメモリ部T
Mに記憶されている指標データD(i,m)から抽出する。
そして、これら20個の累積加算値を大きい順に配列す
ることで図5に示すようなヒストグラムを作成する。更
にこのヒストグラム内の20個のポイントkに基づいて
受信信号Sin中のロングコードマークシンボルの位置を
判定し、ロングコードマークシンボルの位置に同期した
スロットタイミング信号CLKを拡散系列発生器18に
供給する。
【0058】拡散系列発生器18は、スロットタイミン
グ信号CLKに同期して逆拡散のための拡散系列信号S
PNを生成し、復調回路11中の乗算器20に供給す
る。
【0059】バンドパスフィルタ19は、受信信号Sin
のうち下り回線の周波数帯域の信号成分Sin’を通過さ
せて乗算器20に供給する。
【0060】乗算器20は、上記信号成分Sin’と拡散
系列信号SPNとを乗積することによりべースバンド信
号SBを生成し、このべースバンド信号SBを復号器2
1に供給することで各フレーム内のデータを復調させ
る。
【0061】次にかかる構成を有する本携帯情報端末の
動作例を図6に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0062】本携帯情報端末の電源投入がなされると、
受信を開始し、ステップ100の初期化処理を行う。こ
の初期化処理では、閾値発生部13bが受信信号Sinを
所定時間積分し、その積分値の時間平均値に比例係数α
を乗算することで閾値THDを決定する。更に、メモリ
制御部14がテンポラリメモリ部TMとメインメモリ部
MMをクリアし、NULLデータを記憶させる。更にま
た、テンポラリメモリ部TMとメインメモリ部MMのメ
モリアドレスをn=1、m=1に設定し、メモリ制御部
14内に備えられているスロットカウンタfの値を1に
設定する。尚、スロットカウンタfは、相関演算が行わ
れているスロット期間の順番を計数するために設けられ
ている。
【0063】次に、ステップ102において、メモリ制
御部14内に備えられているポイントカウンタiの値を
1に設定する。尚、ポイントカウンタiは、相関値Pi
のポイント(位相シフト量)iの順番を計数するために
設けられている。
【0064】次に、ステップ104においてマッチドフ
ィルタ12が相関値Piを演算し、ステップ106にお
いて、比較器13aがその相関値Piと閾値THDを比
較する。
【0065】ここで、Pi<THDのときは、ステップ
108に移行し、ポイントカウンタiの値をインクリメ
ントして、ステップ104からの相関演算を繰り返す。
Pi≧THDのときは、ステップ110の処理に移行す
る。従って、閾値THDより小さな値の相関値Piは廃
棄され、閾値THDより大きな値の相関値Piが演算さ
れた場合に限りステップ110の処理が行われる。
【0066】ステップ110では、テンポラリメモリ部
TMが調べられ、ポイントカウンタiの値に該当する指
標データD(i,m)が記憶されているかの判定が行われ
る。ここで、ポイントカウンタiの値に該当する指標デ
ータD(i,m)が記憶されていない場合(「NO」の場
合)には、相関値Piを初めてのポイントiにおいて演
算されたものであると判断してステップ112に移行
し、メインメモリ部MMのメモリアドレスmの記憶領域
に、相関値Piを累積加算値P(i)として記憶する。更
に、ステップ114において、テンポラリメモリ部TM
のメモリアドレスnの記憶領域に、指標データD(i,m)
を記憶する。そして、ステップ122に移行する。
【0067】一方、上記ステップ110においてポイン
トカウンタiの値に該当する指標データD(i,m)が記憶
されていた場合(「YES」の場合)には、ステップ1
16に移行し、その指標データD(i,m)からポイントi
に対応するメモリアドレスmのデータを取得する。更
に、ステップ118において、メインメモリ部MMのア
ドレスmの記憶領域をメモリアクセスし、既に記憶され
ている累積加算値P(i)を読み出して、加算値Pi+P
(i)を演算する。そして、ステップ120において、加
算値Pi+P(i)を累積加算値P(i)として、同じメモリ
アドレスmの記憶領域に記憶した後、ステップ122に
移行する。
【0068】ステップ122ではポイントカウンタiの
値をインクリメントし、次のステップ124において、
ポイントカウンタiの値が2560を越えたか否か判定
する。i>2560の場合には、ステップ126へ移行
する。一方、i≦2560の場合には、ステップ104
からの処理を繰り返す。従って、ポイントカウンタiの
値が2560に達するまで、ステップ104〜124の
処理が繰り返されることで、1スロット期間に亘って2
560ポイント分の相関演算が繰り返され、更に、Pi
≧THDとなる相関値Piの累積加算値P(i)がポイン
トiに対応付けてメインメモリ部MMに記憶される。
【0069】ステップ122において、i>2560の
場合には、1スロット期間分の相関演算が完了したと判
定する。そして、ステップ126においてスロットカウ
ンタfの値をインクリメントし、更にステップ128に
おいて、スロットカウンタfの値が32を越えたか否か
判定する。ここで、f≦32の場合には、ステップ10
2〜128の処理を繰り返す。従って、32スロット期
間に亘って相関演算が繰り返され、更に、Pi≧THD
となる相関値Piの累積加算値P(i)がポイントiに対
応付けてメインメモリ部MMに記憶される。
【0070】こうして32スロット期間の相関演算が繰
り返され、ステップ128においてf>32となると、
図4に示したような32スロット期間分の累積加算値が
メインメモリ部MMに記録されたと判断して、ステップ
130へ移行する。
【0071】ステップ130では、スロットタイミング
発生器17が、最終的にメインメモリ部MMに記録され
た32スロット期間分の累積加算値のうち、値の大きな
上位20個の累積加算値を抽出し、更に、それら上位2
0個の各累積加算値に該当する各ポイントiの位置をテ
ンポラリメモリ部TMに記憶されている指標データD
(i,m)から抽出することにより、図5に示したようなヒ
ストグラムを作成する。
【0072】次に、ステップ132において、このヒス
トグラム内の20個のポイントに基づいて受信信号Sin
中のロングコードマークシンボルの位置を判定し、ロン
グコードマークシンボルの位置に同期したスロットタイ
ミング信号CLKを拡散系列発生器18に供給する。
【0073】以上の処理によって受信信号Sin中のロン
グコードマークシンボルの位置を検出するための同期捕
捉が完了する。そして、拡散系列発生器18が、スロッ
トタイミング信号CLKに同期して逆拡散のための拡散
系列信号SPNを生成し、復調回路11中の乗算器20
に供給することにより、最良の条件で復調が可能なベー
スバンド信号SBが生成される。
【0074】このように本実施形態によれば、閾値TH
Dより大きな値となった相関値Piのみを選び出して各
累積加算値P(i)を演算することとし、更に、各累積加
算値P(i)を各ポイントiに対応付けてメインメモリ部
MMに詰めて記憶するので、記憶部16の記憶容量を大
幅に低減することができる。
【0075】尚、本実施形態では、32スロット期間に
亘って相関演算を繰り返すこととしたが、本発明は32
スロット期間に限定されるものではなく、適宜のスロッ
ト期間に亘って相関演算を繰り返えせばよい。
【0076】また、本実施形態では、直接拡散(Direct
Sequence:DS)法を用いたCDMA方式に適用する
場合について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、周波数ホッピング(Frequency Hopping:
FH)法を用いたCDMA方式に適用することが可能で
ある。
【0077】また、CDMA方式に適用する場合につい
て説明したが、本発明は、FDMA方式やTDMA方式
にも適用することが可能である。
【0078】また、本実施形態では、無線の携帯情報端
末に適用する場合について説明したが、本発明は、無線
通信と有線通信を問わず、どの通信分野にも適用するこ
とができる。例えば、光ファイバーを伝送路とする光L
AN(ローカルエリアネットワーク)や、光信号を空中
に飛ばして通信を行う無線LAN等にも適用することが
できる。
【0079】また、デジタル通信とアナログ通信の何れ
にも本発明を適用することが可能である。また、本実施
形態では、PSK(Phase Shift Keying)方式で変調さ
れ信号を受信する場合を説明したが、ASK(Amplitud
e Shift Keying)や、OOK(On-Off Shift Keyin
g)、FSK(Frequency Shift Keying)等の他の変調
方式にも適用することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
地局より送信され一定の時間間隔毎に発信される区切り
信号を含んだ下り回線の信号を受信し、その区切り信号
を累積加算することによって得られる累積加算値に基づ
いて上記基地局との間での同期捕捉を行う通信装置及び
通信方法において、累積加算値を記憶するための記憶手
段を設けた場合に、その記憶手段の記憶容量を大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る携帯電話端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】テンポラリメモリ部とメインメモリ部の構成を
示す説明図である。
【図3】メモリ制御部とテンポラリメモリ部とメインメ
モリ部の機能を説明するための説明図である。
【図4】メインメモリ部に最終的に記憶された累積加算
値の様子を示した説明図である。
【図5】メインメモリ部に最終的に記憶された累積加算
値のうち上位20個の累積加算値に基づいて生成される
ヒストグラムを示す説明図である。
【図6】本実施形態に係る携帯電話端末の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】基地局から送信される信号と受信信号のフォー
マットを示す説明図である。
【図8】従来の携帯電話端末の構成を示すブロック図で
ある。
【図9】従来の携帯電話端末に設けられた記憶部に最終
的に記憶された累積加算値の様子を示した説明図であ
る。
【図10】従来の携帯電話端末に設けられた記憶部に最
終的に記憶された累積加算値のうち上位20個の累積加
算値に基づいて生成されるヒストグラムを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
8…アンテナ 9…RF回路 10…同期捕捉部 11…復調部 12…マッチドフィルタ 13a…比較器 13b…閾値発生部 14…メモリ制御部 15…加算器 16…記憶部 17…スロットタイミング発生器 18…拡散系列発生器 19…バンドパスフィルタ 20…乗算器 21…復号器 TM…テンポラリメモリ部 MM…メインメモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 克憲 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 山崎 理 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 鈴木 雅美 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 児玉 泰輝 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 岡村 正寛 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 秋本 尚行 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 (72)発明者 井上 博人 埼玉県鶴ヶ島市富士見6丁目1番1号 パ イオニア株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE13 EE33 EE36 5K047 AA16 BB01 CC01 HH15 MM24 5K067 AA25 BB02 CC10 DD13 DD25 DD51 EE02 EE10 GG11 HH05 HH23 HH24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局との間で非同期通信を行う通信装
    置であって、 前記基地局より送信され、一定の時間間隔毎に区切り信
    号が挿入された下り回線の信号を受信する受信手段と、 前記受信手段より出力される前記下り回線の受信信号か
    ら、前記一定の時間間隔に位相を合わせて前記区切り信
    号を検出する検出手段と、 前記検出手段で検出される前記区切り信号を、前記一定
    の時間間隔より長時間に亘って加算すると共に、前記一
    定の時間間隔毎に位相を合わせて加算することにより、
    累積加算値を生成する加算手段と、 前記加算手段が加算した累積加算値を記憶する記憶手段
    とを有し、 前記長時間に亘って加算され前記記憶手段に記憶された
    前記累積加算値に基づいて前記基地局との間での同期捕
    捉を行うことを特徴する通信装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記区切り信号との相
    関性を有する信号と、前記下り回線の受信信号とを相関
    演算し、前記相関演算により生成される相関値が所定の
    閾値より大きな値となったときに、前記下り回線の信号
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は複数の記憶領域を備え、
    前記加算手段が前記一定の時間間隔内における異なった
    時点で加算することによって前記累積加算値を生成する
    と、前記各累積加算値を前記記憶領域に詰めて記憶する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 基地局との間で非同期通信を行う通信方
    法であって、 前記基地局より送信され、一定の時間間隔毎に区切り信
    号が挿入された下り回線の信号を受信する第1の工程
    と、 前記第1の工程で得られる前記下り回線の受信信号か
    ら、一定の時間間隔に位相を合わせて前記区切り信号を
    検出する第2の工程と、 前記第2の工程で検出される前記区切り信号を、前記一
    定の時間間隔より長時間に亘って加算すると共に、前記
    一定の時間間隔毎に位相を合わせて加算することによ
    り、累積加算値を生成する第3の工程と、 前記第3の工程で得られる前記累積加算値を記憶する第
    4の工程とを有し、 前記長時間に亘って加算された前記累積加算値に基づい
    て前記基地局との間での同期捕捉を行うことを特徴する
    通信方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の工程では、前記区切り信号と
    の相関性を有する信号と、前記下り回線の受信信号とを
    相関演算し、前記相関演算により生成される相関値が所
    定の閾値より大きな値となったときに、前記下り回線の
    信号を検出することを特徴とする請求項4に記載の通信
    装置。
  6. 【請求項6】 前記第4の工程では、前記第3の工程に
    おいて前記一定の時間間隔内の異なった時点で加算する
    ことによって前記累積加算値を生成すると、前記各累積
    加算値を、予め備えられた記憶領域に詰めて記憶するこ
    とを特徴とする請求項4または5に記載の通信方法。
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