JP2000152198A - 付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置、情報信号記録装置および情報信号記録媒体 - Google Patents

付加情報伝送方法、付加情報伝送システム、情報信号出力装置、情報信号処理装置、情報信号記録装置および情報信号記録媒体

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JP2000152198A
JP2000152198A JP31883598A JP31883598A JP2000152198A JP 2000152198 A JP2000152198 A JP 2000152198A JP 31883598 A JP31883598 A JP 31883598A JP 31883598 A JP31883598 A JP 31883598A JP 2000152198 A JP2000152198 A JP 2000152198A
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Nozomi Ikeda
望 池田
Akira Ogino
晃 荻野
Takashi Kobashi
貴志 小橋
Yuji Kimura
裕司 木村
Hisayoshi Moriwaki
久芳 森脇
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子透かし情報として情報信号とともに伝送
する付加情報の秘匿性をより高くし、確実かつ正確に付
加情報を伝送するようにする。 【解決手段】 PN発生部4により発生されるPN符号
列を、重畳パターン発生部7からのアトリビュートパタ
ーンに基づいて、パターン切り換え部5において、DV
D100に記録する映像信号に重畳する区間と、重畳し
ない区間とを生じるようにして重畳し、このPN符号列
の重畳/非重畳パターンにより、DVD100に記録す
る映像信号についての付加情報を伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、映像信
号などの情報信号とともに、この情報信号についての付
加情報を伝送するようにする付加情報伝送方法、この方
法が用いられる付加情報伝送システム、このシステムで
用いられる情報信号出力装置、情報信号処理装置、情報
信号記録装置および情報信号記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープやデジタルビデオディスク
(DVD)、さらには、インターネットや放送メディア
などを通じて、画像情報や音声情報などの様々なコンテ
ンツ情報が豊富に提供されるようになってきている。そ
の一方で、各種のメディアを通じて提供されるようにな
った様々なコンテンツ情報についての違法な複製(コピ
ー)による著作権侵害が問題となっている。
【0003】この問題に対処するため、画像情報などの
コンテンツ情報に複製制御のための情報や著作権情報な
どを付加し、この付加情報を用いて、コンテンツ情報の
違法な複製を防止したり、コンテンツ情報の違法な複製
業者の追跡を行うなど、種々の方策が考えられている。
【0004】そして、コンテンツ情報に付加される付加
情報は、電子透かし処理を用いて重畳する方法が提案さ
れている。この電子透かし処理は、画像データや音楽デ
ータに存在する人間の知覚上の重要でない部分、すなわ
ち、音楽や映像に対して冗長でない部分に、雑音として
情報を埋め込む処理である。
【0005】このような電子透かし処理により画像デー
タや音楽データ中に埋め込まれた付加情報は、その画像
データや音楽データから除去されにくい。一方、画像デ
ータや音楽データについてフィルタリング処理やデータ
圧縮処理をした後であっても、それらに埋め込まれた電
子透かしの付加情報(電子透かし情報)を画像データや
音楽データ中から抽出することが可能である。
【0006】このように電子透かし処理を用いることに
より、簡単に除去や改ざんがされることがないように電
子透かし情報をコンテンツ情報に重畳することができる
とともに、コンテンツ情報に重畳された電子透かし情報
は、例えば記録装置などにおいて、抽出することができ
るようにされるので、コンテンツ情報に重畳された電子
透かし情報を用いて、コンテンツ情報の違法な複製を防
止するなどのこと行なわれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子透かし
処理の1つに、スペクトラム拡散技術を用いたものがあ
る。これは、付加情報をスペクトラム拡散することによ
り、映像信号などの情報信号に対してノイズと見なせる
程度の低レベル、広帯域の信号にし、これを映像信号な
どの情報信号に重畳するものである。
【0008】付加情報のスペクトラム拡散は、付加情報
に、十分早い周期で発生させた拡散符号を掛け合わせる
ことにより行なわれる。また、スペクトラム拡散される
ことにより、低レベル、広帯域の信号にされた付加情報
は、スペクトラム拡散時と、同じ拡散符号を同じタイミ
ングで掛け合わせる逆拡散を行うことにより、元の高レ
ベル、狭帯域の信号として抽出することができる。
【0009】このため、スペクトラム拡散された付加情
報であるスペクトラム拡散信号を映像信号に重畳する場
合、例えば、1フレーム周期、2フレーム周期というよ
うに、垂直同期信号に同期させて拡散符号を発生させ、
この拡散符号によりスペクトラム拡散した付加情報を映
像信号に重畳するようにすることが考えられている。
【0010】これにより、映像信号に重畳されたスペク
トラム拡散信号を抽出する場合には、垂直同期信号を基
準信号として用いることによって、映像信号にスペクト
ラム拡散されて重畳されている付加情報に対して、スペ
クトラム拡散時と同じ拡散符号を同じタイミングで発生
させて逆拡散を行うことができるので、映像信号にスペ
クトラム拡散されて重畳されている付加情報を迅速かつ
正確に抽出することができるようにされる。
【0011】ところが、前述のようにして、映像信号に
ついての付加情報をスペクトラム拡散信号により映像信
号に重畳して伝送するようにしても、様々な方法により
スペクトラム拡散信号の映像信号への重畳状態や、その
スペクトラム拡散信号により伝送するようにされる付加
情報の内容が不正に検出されることもあると考えられ
る。
【0012】この場合、不正に検出された情報に基づい
て、映像信号に重畳されたスペクトラム拡散信号の除去
や改ざんがしやすくなってしまうというという恐れがあ
る。このことは、付加情報をスペクトラム拡散信号とし
て映像信号に重畳する場合だけでなく、音声信号やコン
ピュータデータなど各種の情報信号に付加情報を電子透
かし情報として重畳して伝送する場合にも起こり得る。
【0013】このため、映像信号などの情報信号にスペ
クトラム拡散信号として重畳される付加情報を、不正な
攻撃に対する強度をより強くし、確実かつ正確に映像信
号についての付加情報を映像信号とともに相手先に提供
できるようにすることが望まれている。
【0014】以上のことにかんがみ、この発明は、電子
透かし情報として情報信号とともに伝送する付加情報の
秘匿性をより高くし、確実かつ正確に付加情報を伝送す
るようにする付加情報伝送方法、この方法を用いた付加
情報伝送システム、このシステムで用いられる情報信号
出力装置、情報信号処理装置、情報信号記録装置および
情報信号記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の付加情報伝送方法は、電子
透かし情報を情報信号に重畳する区間と、重畳しない前
記区間との予め定めた組み合わせからなる重畳/非重畳
パターンにより前記情報信号についての付加情報を伝送
することを特徴とする。
【0016】この請求項1に記載の付加情報伝送方法に
よれば、情報信号についての付加情報は、情報信号に重
畳される電子透かし情報の重畳/非重畳パターンによっ
て伝送するようにされる。
【0017】このように、電子透かし情報の重畳/非重
畳パターンを利用して、付加情報を伝送するので、電子
透かし情報が重畳された情報信号の提供を受ける側にお
いては、情報信号に重畳されている電子透かし情報の重
畳/非重畳パターンを検出することにより、付加情報を
確実に検出することができるようにされる。
【0018】また、単に電子透かし情報を検出しただけ
では、付加情報の内容を知ることはできず、電子透かし
情報の重畳/非重畳パターンを検出し、その重畳/非重
畳パターンに対応する付加情報を判別するようにしなけ
ればならないので、付加情報が伝送過程などにおいて漏
れることなく、より確実に伝送することができるように
されるので、付加情報の信頼性を向上させることができ
るようにされる。
【0019】また、情報信号に重畳された付加情報を除
去したり改ざんしたりしようとするときには、電子透か
し情報の重畳/非重畳パターンの全体を除去したり改ざ
んしたりしなければならないいので、情報信号に重畳さ
れた付加情報の除去や改ざんがより困難にすることがで
きる。また、電子透かし情報の重畳/非重畳パターンの
一部を除去したり改ざんしただけでは、情報信号に重畳
されている付加情報の完全な除去や改ざんにはならない
ので、情報信号に重畳されている付加情報の強度を強く
することができ、付加情報の信頼性向上させることがで
きるようにされる。
【0020】また、請求項2に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記重畳/非重畳パターンは、複数の付加情報のそ
れぞれに対応して、複数のパターンが定められたもので
あり、伝送されてくる前記情報信号に重畳されている前
記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出し、そ
の重畳/非重畳パターンに基づいて、前記複数の付加情
報の内から対応する付加情報を判別することを特徴とす
る。
【0021】この請求項2に記載の付加情報伝送方法に
よれば、情報信号とともに伝送する情報信号についての
付加情報は複数有り、この複数の付加情報に対応する複
数の重畳/非重畳パターンが予め定められる。そして、
情報信号とともに伝送する付加情報に対応する重畳/非
重畳パターンに基づいて、電子透かし情報が情報信号に
重畳するようにされる。
【0022】これにより、複数の電子透かし情報の重畳
/非重畳パターンにより、情報信号についての複数の付
加情報のそれぞれを確実に伝送するようにすることがで
きるようにされる。
【0023】また、請求項3に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1または請求項2に記載の付加情報伝
送方法であって、前記情報信号は、映像信号であり、前
記電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同
期信号に同期した区間として定められ、前記電子透かし
情報は、前記映像同期信号に同期させて発生させる拡散
符号を用いて形成されるスペクトラム拡散信号であるこ
とを特徴とする。
【0024】この請求項3に記載の付加情報伝送方法に
よれば、電子透かし情報としてのスペクトラム拡散信号
は、映像同期信号に同期させて発生するようにされる拡
散符号を用いて形成され、また、スペクトラム拡散信号
の重畳/非重畳の区間は、例えば、1フレームを1区
間、あるいは、2フレームを1区間などのように、映像
同期信号に同期する区間として定められる。
【0025】これにより、映像信号に電子透かし情報の
重畳/非重畳パターンにより付加情報を重畳するように
して伝送することができるようにされる。また、この付
加情報が重畳された映像信号の供給を受ける側において
は、供給された映像信号の映像同期信号を基準信号とし
て用いて、逆拡散用の拡散符号を発生させ、逆拡散を行
うようにすることにより、映像信号に重畳されたスペク
トラム拡散信号の重畳/非重畳パターンを迅速かつ正確
に検出し、その重畳/非重畳パターンに対応する付加情
報を迅速かつ正確に判別することができるようにされ
る。
【0026】また、請求項4に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記情報信号には、1つの前記重畳/非重畳パター
ンと、他の前記重畳/非重畳パターンとの間、あるい
は、前記重畳/非重畳パターンの先頭に、前記情報信号
に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パ
ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報が重
畳されることを特徴とする。
【0027】この請求項4に記載の付加情報伝送方法に
よれば、同期検出用電子透かし情報を検出することによ
り、電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出する
場合の同期を確実に合わせることができるようにされ
る。
【0028】例えば、音声信号や、コンピュータ間で伝
送されるコンピュータデータなど、映像信号のような同
期信号を持たない情報信号に電子透かし情報の重畳/非
重畳パターンを重畳しても、電子透かし情報の重畳/非
重畳パターンを確実に検出し、その重畳/非重畳パター
ンに対応する付加情報を判別することができるようにさ
れる。
【0029】また、請求項5に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項4に記載の付加情報伝送方法であっ
て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
し情報と、前記同期検出用電子透かし情報とは、それぞ
れ異なる拡散符号が用いられて形成されたスペクトラム
拡散信号であることを特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の付加情報伝送方法に
よれば、重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
し情報と、同期検出用電子透かし情報とは、異なる拡散
符号が用いられて形成されているので、両者を間違える
ことなく確実にそれぞれをけ検出することができるよう
にされる。
【0031】これにより、付加情報を電子透かし情報の
重畳/非重畳パターンにより、相手先に確実に伝送し、
相手先においては、同期検出用電子透かし情報を検出す
ることにより、同期タイミングを合わせ、電子透かし情
報の重畳/非重畳パターンを確実かつ正確に検出して、
伝送されてきた情報信号に重畳されている付加情報を判
別することができるようにされる。
【0032】また、請求項6に記載の発明の付加情報伝
送方法は、請求項1または請求項24に記載の付加情報
伝送方法であって、前記情報信号には、それぞれ異なる
拡散符号が用いられて形成された、前記重畳/非重畳パ
ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パ
ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
が、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時間領
域に重畳されることを特徴とする。
【0033】この請求項6に記載の付加情報伝送方法に
よれば、重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
し情報と、同期検出用電子透かし情報とは異なる拡散符
号が用いられて形成されているので、両者が情報信号に
対して、情報信号の同じ時間領域に重畳されていても、
そのそれぞれを確実に検出することができるようにされ
る。
【0034】これにより、付加情報を電子透かし情報の
重畳/非重畳パターンにより、相手先に確実に伝送し、
相手先においては、同期検出用電子透かし情報を検出す
ることにより、同期タイミングを合わせ、電子透かし情
報の重畳/非重畳パターンを確実かつ正確に検出して、
伝送されてきた情報信号に重畳されている付加情報を判
別することができるようにされる。
【0035】なお、電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
ーンにより付加情報を伝送するのではなく、電子透かし
情報をそのまま重畳する区間と、位相を反転させて重畳
する区間との電子透かし情報の反転/非反転パターンに
より付加情報を伝送するようにすることも可能である。
【0036】このように、映像信号に対して、電子透か
し情報をそのまま重畳する区間と、反転させて重畳する
区間とを生じるようにした場合には、電子透かし情報を
そのまま重畳する区間と、位相を反転させて重畳する区
間との電子透かし情報のレベル差を大きくとることがで
きる。
【0037】これにより、情報信号に重畳される電子透
かし情報が情報信号から受ける影響を少なくすることが
でき、より確実に電子透かし情報の伝送および検出を行
うことができるようにされる。また、この場合には、電
子透かし情報が重畳されない区間を用いないので、パタ
ーン中に電子透かし情報が重畳されない区間が生じるこ
とがなく、電子透かし情報を除去したり、改ざんするな
どの不正な攻撃に対して、その強度を強くすることがで
きるようにされる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、この発明による付加情報伝
送方法、この方法が用いられた付加情報伝送システム、
このシステムで用いられる情報信号出力装置、情報信号
処理装置、情報信号記録装置および情報信号記録媒体の
一実施の形態について、図を参照しながら説明する。
【0039】以下に説明する実施の形態においては、こ
の発明による情報信号出力装置を、映像信号などのコン
テンツ情報をデジタルビデオディスク(以下、DVDと
略称する。)に記録して提供するコンテンツ情報の提供
業者側において用いられる映像信号記録装置(オーサリ
ング装置)に適用したものとして説明する。したがっ
て、以下に説明する実施の形態のオーサリング装置によ
り、この発明による情報信号記録媒体として、映像信号
が記録されたDVDが作成するようにされる。
【0040】また、この発明による情報信号処理装置
を、前記映像信号記録装置により映像信号が記録された
DVDから映像信号を再生するようにする映像信号再生
装置(DVDの再生装置)に適用し、また、この発明に
よる情報信号記録装置を、前記DVDの再生装置により
再生された映像信号の供給を受けて、これをDVD(R
AMディスク)に記録するコンシューマ用のDVDの記
録装置に適用したものとして説明する。
【0041】そして、以下に説明する実施の形態におい
て、オーサリング装置は、映像信号をDVDに記録する
場合、記録された映像信号が違法に複製されることを防
止するための複製制御情報(付加情報)を電子透かし情
報として映像信号に重畳するようにする。
【0042】この場合、電子透かし情報は、拡散符号が
用いられて形成されるスペクトラム信号である。このス
ペクトラム拡散信号は、以下に説明する実施の形態にお
いては、垂直同期信号に同期して発生するようにされる
PN(Pseudorandom Noise;擬似雑
音符号)系列の符号(以下、PN符号という)が用いら
れて形成されるものである。
【0043】そして、詳しくは後述するように、複製制
御情報を伝送するためのスペクトラム拡散信号は、映像
信号に対し、重畳する区間と、重畳しない区間とを生じ
るようにして重畳したり、あるいは、スペクトラム拡散
信号をそのままの位相で重畳する区間と、位相を反転さ
せて重畳する区間とを生じるようにして重畳する。
【0044】このスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
パターン、あるいは、スペクトラム拡散信号の反転/非
反転パターンによって、スペクトラム拡散信号が重畳さ
れた映像信号が、複製禁止であるか、1回だけ複製可で
あるか、これ以上の複製禁止であるか、複製自由である
かの複製制御状態を通知するようにしている。
【0045】すなわち、複製制御情報は、スペクトラム
拡散信号を予め定められた重畳/非重畳パターン、ある
いは、反転/非反転パターンで、映像信号に重畳するこ
とにより伝送するようにされる。この映像信号の供給を
受ける装置においては、映像信号に重畳されているスペ
クトラム拡散信号の重畳/非重畳パターン、あるいは、
反転/非反転パターンを判別することにより、映像信号
に重畳された複製制御情報を検出することができるよう
にされ、検出した複製制御情報を用いて、再生した映像
信号の出力を制御したり、記録媒体への記録を制御する
ことができるようにされている。
【0046】なお、以下に説明する実施の形態のオーサ
リング装置、DVDの再生装置、DVDの記録装置は、
いずれも映像信号の他、音声信号をも記録したり、ある
いは、再生したりすることができるものであるが、説明
を簡単にするため、以下においては、音声系についての
説明は省略する。また、以下に説明する実施の形態にお
いては、映像信号に付加されている付加情報としての複
製制御情報に基づいて、複製世代制限処理を行うことが
できる記録装置および再生装置をコンプライアントの装
置と呼び、複製世代制限処理に対応していない装置を、
ノンコンプライアントの装置と呼ぶ。
【0047】[映像信号記録装置(オーサリング装置)
について]図1は、この実施の形態のオーサリング装置
を説明するためのブロック図である。図1に示すよう
に、この実施の形態のオーサリング装置は、映像信号の
入力端子1、電子透かし情報重畳部(以下、WM重畳部
という)2、タイミング制御部3、PN発生部4、パタ
ーン切り換え部5、重畳パターン決定部6、重畳パター
ン発生部7、データ圧縮処理部8、CGMS−D情報付
加部9、CGMS−D情報発生部10、暗号化部11、
記録処理部12を備えている。
【0048】図1に示すオーサリング装置において、D
VD100に記録しようとする映像信号は、入力端子1
を通じて、WM重畳部2と、タイミング制御部3に供給
される。WM重畳部2は、以下に説明するように、複製
制御情報を伝送するための予め決められた重畳/非重畳
パターンのスペクトラム拡散信号を入力端子1を通じて
入力された映像信号に重畳するものである。
【0049】タイミング制御部3は、同期検出回路やP
LL回路を備え、供給された映像信号から、垂直同期タ
イミング信号Vおよび水平同期タイミング信号Hを検出
する。そして、この検出した垂直同期タイミング信号V
や水平同期タイミング信号Hを基準信号として用いて、
PN符号の発生開始タイミングを示すPN符号リセット
タイミング信号RE(以下、リセット信号REとい
う。)や、PN符号を発生させる区間を示すPN発生イ
ネーブル信号EN(以下、イネーブル信号ENとい
う。)や、スペクトラム拡散信号が重畳される区間、お
よび、スペクトラム拡散信号が重畳されない区間であ
る、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳の区間(単位
区間)を示す区間信号KSや、PNクロック信号PNC
LKなどの各種のタイミング信号を生成する。
【0050】この実施の形態において、リセット信号
は、1フレーム毎にPN符号列をその先頭から発生させ
るようにするものであり、また、イネーブル信号EN
は、いづれのフレームにおいてもPN発生部4をPN符
号発生可能状態(イネーブル状態)にするものである。
また、区間信号KSは、1フレーム毎の区間をスペクト
ラム拡散信号としてのPN符号列PSの重畳/非重畳の
区間とするものである。
【0051】そして、この実施の形態において、タイミ
ング制御部3において生成されたリセット信号RE、イ
ネーブル信号EN、PNクロック信号PNCLKは、P
N発生部4に供給され、また、区間信号KSは、重畳パ
ターン発生部7に供給される。
【0052】PN発生部4は、イネーブル信号EN、P
Nクロック信号PNCLK、リセット信号REに基づい
て、M系列のPN符号列PSを発生するものであり、図
示しないが、多段のシフトレジスタを備え、このシフト
レジスタの適宜のタップ出力を演算する幾つかのイクス
クルーシブオア回路から構成されたものである。
【0053】そして、PN発生部4は、イネーブル信号
ENによりイネーブル状態とされ、クロック信号PNC
LKの1クロック毎に1チップの割合でPN符号を発生
させることにより、1垂直周期でリセットされる予め決
められた符号パターンのPN符号列PSを発生させ、こ
れをパターン切り換え部5に供給する。
【0054】こうして得られたPN発生部4からのPN
符号列PSが、複製制御情報を伝送するためのスペクト
ラム拡散信号として用いられる。そして、前述したよう
に、複製制御情報は、スペクトラム拡散信号を重畳する
区間と、重畳しない区間とからなるスペクトラム拡散信
号の重畳/非重畳パターンにより伝送するようにされ
る。
【0055】このため、パターン切り換え部5には、P
N符号列PSの重畳/非重畳パターンを決めるためのパ
ターン情報(以下、この明細書ではアトリビュートパタ
ーンという)が、重畳パターン発生部7から供給され
る。そして、このアトリビュートパターンに基づいて、
PN符号列PS1の重畳/非重畳が切り換えられる。
【0056】この実施の形態においては、複製禁止
(Never Copy)、1回(1世代)複製可
(Copy Once)、これ以上複製禁止(No
MoreCopy)、複製自由(Copy Fre
e)の4つの複製制御状態のそれぞれに対応するアトリ
ビュートパターンが予め決められている。
【0057】すなわち、スペクトラム拡散信号としての
PN符号列PSの重畳を「1」、非重畳を「0」として
表すと、前述の4つの複製制御状態に対応するアトリビ
ュートパターンは、次のように予め定められている。
【0058】この実施の形態においては、複製禁止を示
すアトリビュートパターンは、「10011100」と
され、1回複製可を示すアトリビュートパターンは、
「11011000」とされている。また、これ以上の
複製禁止を示すアトリビュートパターンは、「1110
0111」とされ、また、複製自由を示すアトリビュー
トパターンは、「11110011」とされている。
【0059】そして、重畳パターン発生部7は、図1に
示すように、複製禁止パターンレジスタ71、1回複製
可パターンレジスタ72、これ以上複製禁止パターンレ
ジスタ73、複製自由パターンレジスタ74を備えてい
る。これらの各パターンレジスタ71〜74は、上述の
ように予め決められているアトリビュートパターンに対
応する8ビットの情報を予め保持するようにされてい
る。
【0060】重畳パターン発生部7のパターンレジスタ
71〜74のそれぞれは、自己が保持するアトリビュー
トパターンに対応する8ビットの情報と、タイミング制
御部3から供給される区間信号KSに基づいて、1フレ
ームをPN符号列PSの重畳/非重畳の区間(単位区
間)とし、8フレームを繰り返し周期とするアトリビュ
ートパターンを発生させる。
【0061】したがって、この実施の形態においては、
連続する8フレームを構成する各フレームのPN符号列
PSの重畳/非重畳により形成される8フレームの重畳
/非重畳パターンによって、1つの複製制御状態が表わ
される。言い換えれば、PN符号列の重畳/非重畳の区
間(単位区間)が1フレームであり、アトリビュートパ
ターンの繰り返し周期が8フレーム周期の場合には、1
ビットの情報が映像信号の1フレーム(1単位区間)で
表され、連続する8フレーム(8単位区間)で表される
8ビットの情報で、1つの複製制御状態が表されるよう
にされる。
【0062】図2は、重畳パターン発生部7のレジスタ
71〜74のそれぞれにおいて発生されるアトリビュー
トパターンの例を説明するための図である。重畳パター
ン発生部7の各パターンレジスタ71〜74は、自己が
保持するアトリビュートパターンに対応する8ビットの
情報と、区間信号KSとに基づいて、以下に説明するよ
うに、アトリビュートパターンを発生させるものであ
る。
【0063】複製禁止パターンレジスタ71は、図2A
に示すように、最初の1単位区間(1フレーム)はハイ
レベル、次の2単位区間(2フレーム)はローレベル、
次の3単位区間(3フレーム)はハイレベル、最後の2
単位区間(2フレーム)はローレベルとなる、映像信号
が複製禁止であることを示すためのアトリビュートパタ
ーンを発生させる。
【0064】同様に、1回複製可パターンレジスタ72
は、図2Bに示すように、最初の2単位区間(2フレー
ム)はハイレベル、次の1単位区間(1フレーム)はロ
ーレベル、次の2単位区間(2フレーム)はハイレベ
ル、最後の3単位区間(3フレーム)はローレベルとな
る、映像信号が1回複製可であることを示すためのアト
リビュートパターンを発生させる。
【0065】また、これ以上複製禁止パターンレジスタ
73は、図2Cに示すように、最初の3単位区間(3フ
レーム)はハイレベル、次の2単位区間(2フレーム)
はローレベル、最後の3単位区間(3フレーム)はロー
レベルとなる、映像信号がこれ以上複製禁止であること
を示すためのアトリビュートパターンを発生させる。
【0066】また、複製自由パターンレジスタ74は、
図2Dに示すように、最初の4単位区間(4フレーム)
はハイレベル、次の2単位区間(2フレーム)はローレ
ベル、最後の2単位区間(2フレーム)はローレベルと
なる、映像信号が自由に複製できるものであることを示
すためのアトリビュートパターンを発生させる。
【0067】このように、重畳パターン発生部7の各パ
ターンレジスタ71〜74のそれぞれは、映像信号に重
畳する付加情報として複製制御状態を通知する複製制御
情報に応じて予め決められたアトリビュートパターンを
発生させることができるものである。
【0068】そして、重畳パターン発生部7の4つのレ
ジスタのうち、いずれのレジスタからのアトリビュート
パターンを用いるかは、重畳パターン決定部6により制
御される。この重畳パターン決定部6は、コントロール
部20によって制御されるようにされている。
【0069】すなわち。コントロール部20は、CP
U、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータ
であり、オーサリング装置の使用者から入力された指示
入力情報に応じて、このオーサリング装置の各部を制御
する。このため、このオーサリング装置の例えば図示し
ないキー操作部を通じて、このオーサリング装置の使用
者により、DVD100に記録する映像信号の複製制御
状態が指示されると、コントロール部20は、使用者か
らの指示入力に応じたアトリビュートパターンを発生さ
せるレジスタを選択するように指示する信号を重畳パタ
ーン決定部6に供給する。
【0070】重畳パターン決定部6は、コントロール部
20からの信号に基づいて、使用者からの指示に応じた
複製制御状態を通知するためのアトリビュートパターン
を発生させるレジスタを選択し、選択したレジスタに対
して、アトリビュートパターンを発生させることを指示
する発生指示信号を供給する。
【0071】そして、重畳パターン発生部7の4つのレ
ジスタ71〜74のうち、重畳パターン決定部6からの
発生指示信号の供給を受けたパターンレジスタは、前述
したように、自己が備えるアトリビュートパターンに対
応する8ビットの情報と、タイミング制御部3からの区
間信号KSとに基づいて、1単位区間を1フレーム、繰
り返し周期を8フレーム周期とするアトリビュートパタ
ーンを発生させ、これをパターン切り換え部5に供給す
る。
【0072】パターン切り換え部5は、供給されたアト
リビュートパターンに基づいて、PN発生部4からのP
N符号列PSの重畳/非重畳を切り換える。すなわち、
パターン切り換え部5は、重畳パターン発生部7からの
アトリビュートパターンが、ハイレベルの単位区間にお
いては、PN符号列PSを出力し、アトリビュートパタ
ーンがローレベルの単位区間においては、PN符号列P
Sを出力しないようにする。
【0073】このように、パターン切り換え部5におい
て、重畳パターン発生部7からのアトリビュートパター
ンに基づいて、重畳される区間と、重畳されない区間と
を生じるようにされたPN発生部4からのPN符号列P
SがWM重畳部2に供給される。
【0074】WM重畳部2は、パターン切り換え部5に
おいて、重畳/非重畳がきりかえられうようにされたP
N符号列PSをスペクトラム拡散信号として、入力端子
1を通じて供給された映像信号に重畳する。
【0075】前述したように、パターン切り換え部5か
らは、アトリビュートパターンがハイレベルの区間でし
かPN符号列PSが出力されない。このため、パターン
切り換え部5に供給されたアトリビュートパターンが、
複製禁止パターンレジスタ71からの図2A(複製禁止
パターン)に示したものである場合には、図2において
パターンA1が示す重畳/非重畳パターンでPN符号列
PSが映像信号に重畳される。
【0076】同様に、アトリビュートパターンが、1回
複製可パターンレジスタからの図2B(1回複製可パタ
ーン)に示したものである場合には、図2においてパタ
ーンB1が示す重畳/非重畳パターンで、PN符号列P
S1が映像信号に重畳される。
【0077】また、アトリビュートパターンが、これ以
上の複製禁止レジスタ73からの図2C(これ以上の複
製禁止パターン)に示したものである場合には、図2に
おいてパターンC1が示す重畳/非重畳パターンで、P
N符号列PS1が映像信号に重畳され、また、アトリビ
ュートパターンが、複製自由パターンレジスタからの図
2D(複製自由パターン)に示したものである場合に
は、図2においてパターンD1が示す重畳/非重畳パタ
ーンで、PN符号列PS1が映像信号に重畳される。
【0078】この場合、WM重畳部2に供給されるPN
符号列PSは、これが重畳される映像信号を劣化させる
ことがないように、その重畳レベルが調整されている。
この実施の形態においては、PN符号列PSを、映像信
号のダイナミックレンジより小さいレベルで重畳するよ
うに、重畳レベルが調整されている。そして、WM重畳
部2においてスペクトラム拡散信号としてのPN符号列
PSが選択された複製制御状態に応じて予め決められて
いる重畳/非重畳パターン(アトリビュートパターン)
で重畳された映像信号は、データ圧縮処理部8に供給さ
れる。
【0079】データ圧縮処理部8は、これに供給された
映像信号を、MPEG方式でデータ圧縮する。そして、
この実施の形態においては、データ圧縮された映像信号
に、CGMS(Copy Generation Ma
nagement System)方式の複製制御情報
を付加するため、データ圧縮された映像信号はCGMS
−D情報付加部9に供給される。
【0080】CGMS方式は、例えばアナログ画像信号
であれば、その垂直ブランキング期間内の特定の1水平
区間に複製制御用の2ビットの付加情報(以下、CGM
S−A情報という。)を重畳し、また、デジタル画像信
号であれば、デジタル画像データに、複製制御用の2ビ
ットの付加情報(以下、CGMS−D情報という)を付
加して伝送する方式である。
【0081】CGMS−D情報付加部9は、データ圧縮
されたデジタル映像信号に、CGMS−D発生部10か
ら供給されるCGMS−D情報を付加する。CGMS−
D情報発生部10は、コントロール部20からの制御信
号に基づいて、伝送しようとする映像信号に付加するC
GMS−D情報を発生させる。CGMS−D情報発生部
10において発生されるCGMS−D情報は、「複製可
能[00]」「1回複製可能[10]」「複製禁止[1
1]」のいづれかを意味するものである。
【0082】CGMS−D情報付加部9において、CG
MS−D情報が付加された映像信号は、暗号化部11に
供給される。この実施の形態においては、暗号化部11
は、映像信号にCSS(Contents Scram
ble System)方式の暗号化処理を施す。CS
S方式の暗号化処理は、DVDなどのディスク媒体に映
像信号などの情報信号を記録して提供する場合などにお
いて、情報信号に対して施される暗号化処理方式であ
る。
【0083】暗号化部11において、暗号化処理が施さ
れた映像信号は、記録処理部12に供給される。記録処
理部12は、供給された映像信号に対し、DVD100
に記録するための調整処理などを行って、映像信号をD
VD100に記録する。
【0084】これにより、複製制御情報に応じたアトリ
ビュートパターンにより、スペクトラム拡散信号として
のPN符号列PSが、重畳される区間と、重畳されない
区間とが生じるようにされて重畳された映像信号がDV
D100に記録され、このDVD100を伝送媒体とし
てユーザに映像信号が提供される。この場合、ディスク
100に記録された映像信号に重畳されたPN符号列P
Sのアトリビュートパターンに応じた重畳/非重畳パタ
ーンによって、複製制御状態を通知する複製制御情報が
伝送するようにされる。
【0085】そして、この場合、スペクトラム拡散信号
としてのPN符号列PS1は、これを映像信号に重畳し
ても、映像信号を劣化させることがなく、また、映像信
号に重畳されたスペクトラム拡散信号は、除去や改ざん
が難しい。このため、スペクトラム拡散信号を確実に映
像信号などの情報信号とともに、記録装置や再生装置な
どに供給することができるようにされ、供給を受けた装
置において、スペクトラム拡散信号を検出することによ
り、例えば、確実な複製制御や再生制御ができるように
される。
【0086】図3は、スペクトラム拡散信号として映像
信号に重畳するようにされる複製制御情報などの付加情
報と、映像信号との関係をスペクトルで示したものであ
る。例えば、複製制御情報は、前述もしたように、複製
禁止、1回(1世代)複製可、これ以上複製禁止、複製
自由などを示すものであり、その情報量は少なく、低ビ
ットレートの信号であり、図3(a)に示されるように
狭帯域の信号である。
【0087】この複製制御情報にスペクトラム拡散を施
すと、すなわち、十分に早い周期で発生させるPN符号
列を用いて複製制御情報をスペクトラム拡散することに
よりスペクトラム拡散信号を形成したり、あるいは、前
述したように、PN符号列自体をスペクトラム拡散信号
とし、PN符号列の重畳/非重畳パターンにより複製制
御状態を表すようにするなどした場合には、複製制御情
報は、図3(b)に示すような広帯域幅の信号となる。
このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯域の拡大
比に反比例して小さくなる。
【0088】このスペクトラム拡散信号を、WM重畳部
2で映像信号に重畳させるのであるが、この場合に、図
3(c)に示すように、情報信号としての映像信号のダ
イナミックレンジより小さいレベルで、スペクトラム拡
散信号を重畳させるようにする。このように重畳するこ
とにより主情報信号の劣化がほとんど生じないようにす
ることができる。したがって、上述したように、スペク
トラム拡散信号が重畳された映像信号がモニター受像機
に供給されて、映像が再生された場合に、スペクトラム
拡散信号の影響はほとんどなく、良好な再生映像が得ら
れるものである。
【0089】一方、後述するように、スペクトラム拡散
信号を検出するために、逆スペクトラム拡散(逆拡散)
を行うと、図3(d)に示すように、スペクトラム拡散
信号が再び狭帯域の信号として復元される。十分な帯域
拡散率を与えることにより、逆拡散後の複製制御情報の
電力が情報信号を上回り、検出可能となる。
【0090】また、前述したように、PN符号列自体を
スペクトラム拡散信号とし、PN符号列の重畳/非重畳
パターンにより複製制御状態を表すようにした場合に
は、逆拡散を行うと、スペクトラム拡散信号の重畳され
ている部分では、逆拡散の結果得られる出力のレベルは
高くなるので、スペクトラム拡散信号が重畳されている
区間と、重畳されていない区間都の区別ができるように
される。
【0091】この場合、映像信号に重畳されたスペクト
ラム拡散信号は、映像信号と同一時間、同一周波数内に
重畳されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換
えでは削除および修正が不可能である。
【0092】したがって、映像信号に重畳されたスペク
トラム拡散信号が取り除かれることがなく、その改ざん
が困難であるので、映像信号とともに、複製制御情報や
追加付加情報を確実に伝送することができるようにされ
る。
【0093】また、この実施の形態のオーサリング装置
は、垂直同期信号を基準信号とした、1フレーム周期の
PN符号列を用いてスペクトラム拡散を行うようにして
いるので、垂直同期信号を基準信号として用いることに
よって、映像信号に対して、スペクトラム拡散時と同じ
タイミングで、逆拡散用のPN符号列を発生させること
ができるので、スペクトラム拡散信号の抽出を迅速に行
うことができるようにされる。
【0094】そして、前述もしたように、この実施の形
態のオーサリング装置は、PN符号列PSをスペクトラ
ム拡散信号として用い、PN符号列PSのアトリビュー
トパターンに応じた重畳/非重畳パターンにより複製制
御状態を通知するようにしている。PN符号列PSの重
畳/非重畳パターンを決めるアトリビュートパターン
は、4つの複製制御状態に対応して、前述したように予
め決められている。
【0095】このため、後述もするように、このオーサ
リング装置により映像信号が記録されたDVDを再生す
る再生装置においては、映像信号に重畳されているPN
符号列の重畳/非重畳パターンを検出し、その重畳/非
重畳パターンがどの複製制御状態に対応するかを判別す
ることにより、その映像信号の複製制御状態が、複製禁
止、1回複製可、これ以上の複製禁止、複製自由のいづ
れであるかを判定することができるようにされる。
【0096】この場合、PN符号列PSの重畳/非重畳
パターンにより複製制御情報を伝送することができるの
で、映像信号に重畳されているスペクトラム拡散信号を
単に検出しただけでは、そのスペクトラム拡散信号によ
り伝送するようにされた情報、この実施の形態において
は複製制御状態を通知するための複製制御情報の意味ま
でを判別することはできない。
【0097】したがって、映像信号にスペクトラム拡散
信号として重畳するようにした複製制御情報が、単に除
去や改ざんが困難であるというだけではなく、例えば、
伝送過程において、スペクトラム拡散信号により映像信
号に重畳された複製制御情報の意味が簡単にもれること
なく、映像信号とともに確実に映像信号の再生装置や他
の記録装置などの相手先に提供することができるように
される。すなわち、映像信号に重畳される複製制御情報
の秘匿性をより高くし、その映像信号についての複製制
御情報を除去したり、改ざんすることをより困難にする
ことができる。
【0098】また、映像信号に重畳されたPN符号列P
Sの重畳/非重畳パターンによって、その映像信号の複
製制御情報を伝送するようにされるので、その映像信号
についての複製制御情報を除去したり、改ざんしたりし
ようとするときには、PN符号列PSの重畳/非重畳パ
ターン毎に行わなければならなくなる。
【0099】このため、複製制御情報を伝送するために
映像信号に重畳されたスペクトラム拡散信号の除去や改
ざんなどの不正な行為に対する強度を強くすることがで
きる。したがって、映像信号にスペクトラム拡散信号に
より重畳される複製制御情報の信頼性を向上させること
ができる。
【0100】[再生装置について]図4は、図1を用い
て前述したオーサリング装置により作成されたDVD1
00から、これに記録されている映像信号を再生して出
力するDVDの再生装置を説明するためのブロック図で
ある。
【0101】図4に示すように、この実施の形態の再生
装置は、読み出し部21、デ・スクランブル部22、ビ
デオデータデコード部23、D/A変換回路24、CG
MS−A重畳部25、アナログ映像信号の出力端子25
a、CGMS−Dデコード部26、WMデコード部2
7、暗号化部28、IEEE1394インターフェース
29、デジタル映像信号の出力端子29d、コントロー
ル部30、キー操作部31を備えている。
【0102】ユーザにより、キー操作部31を通じて、
DVD100に記録されている映像信号の再生指示が与
えられると、読み出し部21により、DVD100から
映像信号が読み出される。読み出し部21により読み出
された映像信号は、デ・スクランブル部22に供給さ
れ、映像信号にかけられているスクランブルを解くデ・
スクランブル処理が行なわれる。
【0103】デ・スクランブル処理された映像信号は、
ビデオデータデコード部23に供給される。このデ・ス
クランブル処理された映像信号は、MPEG圧縮されて
いるので、これを例えばディスプレイモニター装置など
に供給するために、ビデオデータデコード部23におい
て、MPEGデコードされて、伸長される。このMPE
Gデコードされた映像信号は、D/A変換回路24に供
給されて、アナログ信号に変換される。
【0104】アナログ信号に変換された映像信号は、C
GMS−A重畳部25に供給され、ここでコントロール
部30からの情報に基づいて、垂直帰線消去消去期間の
所定の水平区間にCGMS−A情報を重畳する。この場
合コントロール部30は、後述するCGMS−Dデコー
ド部26からのCGMS−D情報、WMデコード部27
からの複製制御情報に基づいて、出力するアナログ映像
信号に重畳するCGMS−A情報を設定し、これをCG
MS−A重畳部25に供給してアナログ映像信号に重畳
するようにする。
【0105】CGMS−A重畳部25において、CGM
S−A情報が重畳されたアナログ映像信号信号は、アナ
ログ映像信号の出力端子25aを通じて出力され、例え
ばディスプレイモニター装置や記録装置に供給される。
このように、アナログ映像信号の主津ろく端子25aを
通じて出力される映像信号には、CGMS−A情報と、
スペクトラム拡散信号としてのPN符号列PSの重畳/
非重畳パターンにより伝送するようにされた複製制御情
報が重畳されているものである。
【0106】また、この実施の形態においては、デ・ス
クランブル部22からのMPEG圧縮された状態の映像
信号が、IEEE1394規格のインターフェースバス
を通じてデジタル出力することができるようにされてい
る。
【0107】IEEE1394規格のインターフェース
においては、不正な複製を防止するために、伝送デジタ
ル情報には暗号化を施すが、出力先がコンプライアント
の装置であるかなどを検証するとともに、複製制御のた
めの情報であるCGMS−D情報やWMデコード27か
らの複製制御情報を検証して、それらの検証結果に応じ
て、前記暗号化を解くためキーを出力先に送出するか否
かを決定する。
【0108】以上の通信制御方式は、IEEE1394
セキュアバスと呼ばれており、デジタルインターフェー
スは、これにより複製の有効な防止が図られている。
【0109】そして、デ・スクランブル部22から出力
された映像信号は、CGMS−Dデコード部26に供給
されて、映像信号に付加されているCGMS−D情報が
抽出される。CGMS−D情報は、CGMS−Dデコー
ド部26において、ビデオデータとは分離された特定位
置の2ビットの情報として抽出され、その2ビットの情
報がコントロール部30に供給される。
【0110】また、ビデオデータデコード部23におい
て、MPEGデコードされた映像信号が、電子透かし情
報デコード部(以下、WMデコード部という。)27に
供給されて、映像信号に付加されているスペクトラム拡
散信号が抽出される。
【0111】図5は、WMデコード部27を説明するた
めのブロック図である。図5に示すように、この実施の
形態において、WMデコード部27は、タイミング制御
部271、PN発生部272、逆拡散部273、重畳パ
ターン判定部274、重畳パターン発生部275を備え
たものである。ここで、WMデコード部27のタイミン
グ制御部271は、図1を用いて前述したオーサリング
装置のタイミング制御部3と同様に構成されたものであ
り、同期検出回路やPLL回路を備えたものである。
【0112】そして、ビデオデータデコード部23から
のMPEGデコードされた映像信号は、図5に示すよう
に、逆拡散部273に供給されるとともに、タイミング
制御部271に供給される。タイミング制御部271に
おいては、供給された映像信号から、垂直同期タイミン
グ信号Vおよび水平同期タイミング信号Hが検出され
る。そして、検出された垂直同期タイミング信号Vおよ
び水平同期タイミング信号Hを基準信号として用いて、
リセット信号RE、イネーブル信号EN、重畳単位区間
を示す重畳単位区間信号KS、PNクロック信号PNC
LKなどの各種のタイミング信号が形成される。
【0113】すなわち、タイミング制御部271は、入
力された映像信号に対し、前述したオーサリング装置に
おいて用いられたリセット信号RE、イネーブル信号E
N、区間信号KS、PNクロック信号PNCLKと同じ
タイミングを提供する各タイミング信号を形成する。
【0114】したがって、この実施の形態の再生装置に
おいて、リセット信号REは、1フレーム周期の信号で
あり、イネーブル信号ENは、映像信号に対して、いず
れのフレームにおいても逆拡散用のPN符号列を発生さ
せる信号である。また、区間信号KSは、1フレーム周
期の信号であり、PNクロック信号PNCLKも、オー
サリング装置において、PN符号列を発生させたときに
用いたPNクロック信号と同じタイミングを提供する信
号である。
【0115】そして、タイミング制御部271において
形成されたリセット信号RE、イネーブル信EN、PN
クロック信号PNCLKはPN発生部272に供給さ
れ、また、区間信号KSは、重畳パターン発生部275
に供給される。
【0116】PN発生部272は、前述したオーサリン
グ装置のPN発生部4と同様に構成されたものであり、
タイミング制御部271からのタイミング信号に基づい
て、映像信号に対し、スペクトラム拡散信号としてのP
N符号列PSが映像信号に重畳されたときと同じタイミ
ングで、同じ系列の逆拡散用のPN符号列PSを発生さ
せ、これを逆拡散部273に供給する。
【0117】逆拡散部273は、PN発生部272から
の逆拡散用のPN符号列PSを用いて逆拡散を行い、逆
拡散部273に供給された映像信号に重畳されているス
ペクトラム拡散信号を検出するようにする。逆拡散部2
73からの検出出力は、重畳パターン判定部274に供
給される。
【0118】そして、この実施の形態においては、前述
したようにDVD100に記録されている映像信号に
は、この映像信号の複製制御状態を示すために、予め決
められたアトリビュートパターンに応じた重畳/非重畳
パターンで、スペクトラム拡散信号としてのPN符号列
PSが、重畳された区間と、重畳されない区間とが生じ
るようにして重畳されている。
【0119】このため、図1に示したオーサリング装置
において映像信号に重畳する用にされたPN符号列PS
を逆拡散用のPN符号列として、映像信号に対して重畳
時と同じタイミングで発生させ、これを用いて逆拡散を
行うと、PN符号列PSが重畳されている区間に対する
逆拡散の検出出力は、高レベルの信号となり、PN符号
列PSが重畳されていない区間に対する逆拡散の検出出
力は、低レベルの信号となる。
【0120】この逆拡散部272からの検出出力のレベ
ルに応じて、PN符号列PSの重畳されている区間と、
重畳されていない区間との判別が可能となり、重畳パタ
ーン判定部274において、PN符号列PSの重畳/非
重畳パターンが検出される。
【0121】そして、PN符号列PSの検出された重畳
/非重畳パターンが、どのアトリビュートパターンに対
応するものかを判別しなければならない。そこで、この
再生装置の重畳パターン発生部275は、前述した4つ
の複製制御状態のそれぞれに対応するアトリビュートパ
ターンを発生させる4つのパターンレジスタ751〜7
54を備えている。
【0122】そして、重畳パターン発生部275の各パ
ターンレジスタ751〜754のそれぞれは、区間信号
KSに基づいて、1フレームをPN符号列PSの重畳/
非重畳の区間(単位区間)とし、8フレーム周期を繰り
返し周期とする予め決められたアトリビュートパターン
を発生させる。
【0123】つまり、この重畳パターン発生部275の
各パターンレジスタ751〜754のそれぞれは、図1
を用いて前述したオーサリング装置の重畳パターン発生
部7の各パターンレジスタ71〜74と同様に構成され
たものである。そして、この重畳パターン発生部275
の複製禁止パターンレジスタ751では、映像信号が複
製禁止であることを示すための図2Aに示したアトリビ
ュートパターンを発生させ、1回複製可パターンレジス
タ752は、映像信号が1回複製可であることを示すた
めの図2Bに示したアトリビュートパターンを発生させ
る。
【0124】同様に、これ以上複製禁止パターンレジス
タ763は、映像信号がこれ以上複製禁止であることを
示すための図2Cに示したアトリビュートパターンを発
生させ、複製自由パターンレジスタ274は、映像信号
が自由に複製できるものであることを示すための図2D
に示したアトリビュートパターンを発生させる。
【0125】このようにして、この実施の形態の映像信
号再生装置において、重畳パターン発生部275の各パ
ターンレジスタ751〜754において発生されたアト
リビュートパターンのそれぞれは、同時に重畳パターン
判別部274に供給される。重畳パターン判別部274
は、逆拡散部272からの検出出力と、各パターンレジ
スタ751〜754からのアトリビュートパターンに基
づいて、映像信号に重畳されているPN符号列PSの重
畳/非重畳パターンは、どのアトリビュートパターンに
対応するものかをし、判定結果をこの映像信号再生装置
のコントロール部30に供給する。
【0126】例えば、PN符号列PS1の重畳/非重畳
パターンと一致するアトリビュートパターンが複製禁止
を示すものであるときには、「11」、1回複製可を示
すものであるときには、「01」、これ以上の複製禁止
を示すものであるときには、「10」、複製自由を示す
ものであるときには、「00」となる判定結果を示す情
報をコントロール部30に供給する。この判定結果を示
す情報は、各アトリビュートパターンに対応して、決め
られており、重畳パターン判別部274において管理す
るようにされている。
【0127】なお、重畳パターン判別部274は、タイ
ミング制御部271からの区間信号に基づいて、スペク
トラム拡散信号の重畳/非重畳の単位区間を1フレーム
とし、8フレーム(繰り返し周期の1周期分)に渡って
パターン判別を行っても、映像信号に重畳されているP
N符号列PSの重畳/非重畳パターンと一致するアトリ
ビュートパターンが判定できないときは、判定できない
ことをタイミング制御部271に通知する。
【0128】この場合には、タイミング制御部271
は、スペクトラム拡散信号の繰り返し周期区間信号KS
を1フレームずらすようにして、スペクトラム拡散信号
の繰り返し周期の先頭フレームをずらし、PN符号列P
Sの重畳/非重畳パターンの繰り返し周期と、この映像
信号再生装置において形成して用いられるPN符号列P
Sの重畳/非重畳パターンの繰り返し周期との同期を合
わせるようにする。
【0129】このように、タイミング制御部271は、
重畳パターン判定部274からの情報に基づいて、映像
信号に重畳されているPN符号列PSと、この映像信号
再生装置で形成して用いるPN符号列PSの重畳/非重
畳パターンの繰り返し周期との同期を合わせることがで
きるものである。
【0130】これにより、この映像信号再生装置のコン
トロール部30は、PN符号列PSの重畳/非重畳パタ
ーンにより伝送するようにされた複製制御情報を得るこ
とができるようにされている。また、前述したように、
コントロール部30には、CGMS−Dデコード部26
からのCGMS−D情報も供給されている。
【0131】このため、コントロール30は、CGMS
−Dデコード部26からのCGMS−D情報と、WMデ
コード部27からの複製制御状態をも考慮して、暗号化
されてIEEE1394インターフェース29を通じて
出力される映像信号の暗号化をとくための暗号化キーを
も出力するようにするか否かを決定する。
【0132】すなわち、デ・スクランブル部22の出力
データは、暗号化部28にも供給され、コントロール部
30からの制御により通信毎に異なる暗号キーに基づく
暗号化が圧縮ビデオデータに施される。この暗号化部2
8からの暗号化データは、IEEE1394インターフ
ェース29を通じ、出力端子29dを通じて出力先の電
子機器に供給される。IEEE1394インターフェー
ス29は、当該IEEE1394インターフェース規格
に適合するように、データ変換をしてデータを出力す
る。
【0133】この際に、コントロール部30は、IEE
E1394インターフェース29を通じて出力先の機器
と通信を行い、その出力先の機器がコンプライアントの
装置か、また、コンプライアントの装置であれば、それ
が記録装置であるか否か判別する。
【0134】そして、コントロール部30は、CGMS
−Dデコード部26からのCGMS−D情報およびWM
デコード部27からの複製制御情報と、IEEE139
4インターフェース29を通じた出力先の機器の判別情
報とから、暗号化部28で暗号化を解くための暗号キー
情報を出力先に送出するか否かを決定する。
【0135】例えば、出力先がノンコンプライアントの
装置であったときには、暗号キー情報は、出力先の装置
に渡さない。また、出力先がコンプライアントの装置で
あったときでも、それが記録装置の場合には、CGMS
情報が「複製禁止」を示す[11]のとき、あるいは、
電子透かし情報が「複製禁止」を示すものであるときに
は、暗号キー情報は、出力先の装置に渡さない。
【0136】このように、この実施の形態の再生装置
は、スペクトラム拡散信号が重畳されるとともに、別の
複製制御情報としてのCGMS情報が重畳されてDVD
100に記録されている映像信号を読み出し、前述した
ように、デ・スクランブル処理(暗号解読処理)や、デ
ータ圧縮されたデジタル映像信号の伸長処理、出力映像
信号の形成処理などの必要な処理を行って、モニター受
像機などに供給するアナログ映像信号と、デジタルイン
ターフェースを通じて出力するデジタル映像信号を形成
して出力する。
【0137】そして、デジタルインターフェースを通じ
てデジタル映像信号を出力する場合には、前述のよう
に、デジタルインターフェースIEEE1394の機能
により、また、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パ
ターンにより示される複製制御状態、および、CGMS
情報に基づいて、違法な複製の防止が確実に図られる。
【0138】また、前述したように、コントロール部3
0は、CGMS−Dデコード部26からのCGMS−D
情報と、WMデコード部27からの複製制御情報とに基
づいて、CGMS−A重畳部25に供給するCGMS情
報を適切に決定し、これをCGMS−A重畳部25に供
給するようにされている。
【0139】これにより、出力するアナログ映像信号に
適切なCGMS−A情報を付加することができるので、
このアナログ映像信号の供給先の例えばVTRなどの記
録装置において、アナログ映像信号に重畳されているC
GMS−A情報や、スペクトラム拡散信号の重畳/非重
畳パターンにより伝送するようにされる複製制御情報を
用いて複製制御を行うことができるようにされる。
【0140】このように、この実施の形態の映像信号再
生装置は、映像信号に重畳されているスペクトラム拡散
信号としてのPN符号列PSの重畳/非重畳パターンに
より伝送される複製制御情報を検出し、その複製制御状
態を判定することができるようにされている。
【0141】そして、映像信号に重畳されたスペクトラ
ム拡散信号が、例えば、1フレーム分除去されたりする
などの攻撃を受けた場合でも、スペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳の状態から、そのスペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳パターン、すなわちアトリビュートパター
ンを判別し、スペクトラム拡散信号が重畳された映像信
号の複製制御状態を確実に判定して、確実かつ適正にデ
ジタルインターフェースを通じた情報の出力制御を行う
ことができるとともに、出力するアナログ映像信号に適
正なCGMS−A情報を重畳して出力することができ
る。
【0142】[コンプライアントの映像信号記録装置に
ついて]図6は、図4に示した映像信号再生装置により
再生された映像信号の供給を受けて、これをRAMディ
スクであるDVD200に記録するこのコンプライアン
トのDVDの記録装置の構成例のブロック図である。
【0143】図6に示すように、このコンプライアント
の記録装置は、IEEE1394インターフェース用の
デジタル入力端子41dと、アナログ入力端子44aと
を備える。デジタル入力端子41dはIEEE1394
インターフェース41に接続される。
【0144】このIEEE1394インターフェース4
1は、当該IEEE1394バスインターフェース規格
に適合するように変換されているデータを元に戻す処理
を行う。また、このIEEE1394インターフェース
41を通じて、デジタル映像信号の供給元の機器と通信
を行うことにより、コントロール部60は、供給元の機
器の種類を判別することができるようにされている。
【0145】そして、IEEE1394インターフェー
ス41からのデータは、暗号解読部42に供給される。
前述したように、このデジタル入力端子41dに接続さ
れる機器が、その情報信号の複製が可能と判断した情報
については、その機器から暗号化を解くために暗号キー
情報が送られてくる。暗号化解読部42は、この暗号キ
ー情報が得られたときには、IEEE1394インター
フェース41からのデータの暗号化を解読して、圧縮ビ
デオデータを復元することができる。復元された圧縮ビ
デオデータはセレクタ43に供給される。
【0146】また、アナログ入力端子44aを通じて入
力されたビデオ情報は、アナログインターフェース44
を通じて圧縮エンコード部45に供給されて、MPEG
圧縮された後、セレクタ43に供給される。
【0147】セレクタ43は、キー操作部51を通じて
入力されたユーザからの選択入力に応じたセレクタ制御
信号により、暗号解読部42からのデータと、エンコー
ド部45からのデータとのいずれかを選択して出力す
る。このセレクタ43の出力データは、CGMS−D書
換部48を介して記録制御部48に供給される。セレク
タ43の出力データは、また、CGMS−Dデコード部
46およびWMデコード部47に供給される。
【0148】CGMS−Dデコード部46は、図4を用
いて前述した映像信号再生装置のCGMS−Dデコード
部26と同様に構成されたものである。また、WMデコ
ード部47は、前述した再生装置の図5を用いて説明し
たWMデコード部27と、ほぼ同様に構成されたもので
あが、MPEGデコード機能をも備えたものである。
【0149】つまり、この記録装置のWMデコード部4
7は、供給されるMPEG方式でデータ圧縮されたデジ
タル映像信号をMPEGデコードする機能をも備え、圧
縮される前の映像信号に重畳された電子透かし情報を確
実かつ正確に抽出することができるようにしている。
【0150】CGMS−Dデコード部46およびWMデ
コード部47においては、図4を用いて前述した再生装
置のCGMS−Dデコード部26および図5を用いて前
述したWMデコード部27と同様にして、CGMS−D
情報および電子透かし情報の抽出、判別が行われ、それ
らCGMS−D情報および電子透かし情報の判別出力が
コントロール部60に供給されることになる。
【0151】つまり、CGMS−Dデコード部46にお
いては、CGMS−D情報は、ビデオデータとは分離さ
れた特定位置の2ビットの情報として抽出され、その2
ビットの情報がコントロール部60に供給される。
【0152】また、WMデコード部47は、前述したよ
うに、セレクタ43からの映像信号をMPEGデコード
する機能を備えるほかは、図5に示したWMデコード2
7と同様に構成されたものであり、以下においては、W
Mデコード47は、図5に示したように構成されたもの
として説明する。
【0153】WMデコード部47においては、セレクタ
43からの映像信号をMPEGデコードし、このMPE
Gデコード後の映像信号が、タイミング制御部271、
逆拡散部273に供給される。
【0154】タイミング制御部271においては、前述
したように、供給された映像信号から、垂直同期タイミ
ング信号Vおよび水平同期タイミング信号Hが検出さ
れ、これらを基準信号として用いて、リセット信号R
E、イネーブル信号EN、重畳単位区間を示す重畳単位
区間信号KS、PNクロック信号PNCLKなどの各種
のタイミング信号が形成される。
【0155】これらの各タイミング信号は、このWMデ
コード部47に供給された映像信号に対して、図1に示
したオーサリング装置において、スペクトラム拡散信号
としてのPN符号列PSを形成し、映像信号に重畳した
ときに用いた各タイミング信号と同じタイミングを提供
するものである。
【0156】そして、PN発生部272は、このタイミ
ング制御部47からのリセット信号RE、イネーブル信
号EN、PNクロック信号PNCLKを用いて、映像信
号に重畳されているスペクトラム拡散信号としてのPN
符号列PSと同じ系列のPN符号列PSを、映像信号に
対して、重畳時と同じタイミングで発生させ、逆拡散部
273に供給する。
【0157】逆拡散部273は、PN発生部272から
のPN符号列PSを用いて逆拡散を行い、その検出出力
を重畳パターン判定部274に供給する。この重畳パタ
ーン判定部274には、図2を用いて前述したように、
重畳パターン発生部275の各パターンレジスタ751
〜754において形成された4種類のアトリビュートパ
ターンが供給される。
【0158】重畳パターン判定部274は、逆拡散部2
72からの検出出力と、重畳パターン発生部275から
の4種類のアトリビュートパターンに基づいて、供給さ
れた映像信号に重畳されているスペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳パターンがどのアトリビュートパターンに
対応するかを判別し、その判別結果をコントロール部5
0に供給する。
【0159】この図6に示すDVDの記録装置において
も、重畳パターン判定部274は、PN符号列PS1の
重畳/非重畳パターンと一致するアトリビュートパター
ンが複製禁止を示すものであるときには、「11」、1
回複製可を示すものであるときには、「01」、これ以
上の複製禁止を示すものであるときには、「10」、複
製自由を示すものであるときには、「00」となる判定
結果を示す情報(複製制御情報)をコントロール部60
に供給する。
【0160】コントロール部60は、CGMS−Dデコ
ード46からのCGMS−D情報およびWMデコード部
47からの複製制御情報に基づいて、入力情報の記録
(複製)が可能であるか否か判別するとともに、記録
(複製)が可能であると判別したときであって、複製制
御のためのCGMS−D情報の書換が必要であるかを判
別する。
【0161】そして、コントロール部60は、記録が禁
止されていると判別したときには、記録制御部49を制
御して、記録を実行しないように制御する。
【0162】また、記録可能、あるいは、1回複製可能
と判別したときには、コントロール部60は、記録制御
部49を制御して、記録を実行するようにし、記録デー
タは、スクランブル部50により、特定のスクランブル
を施してDVD200に記録するようにする。また、1
回複製可能と判別したときには、CGMS−D情報の書
き換えを、CGMS−D書換部48により実行する。
【0163】この場合のCGMS書換部48は、CGM
S情報が暗号解読部42からのデータストリーム中の特
定位置の2ビットデータであるので、その2ビットデー
タを抽出して、[10]の状態から[11]の状態に書
き換えるように構成すればよい。
【0164】なお、この実施の形態においては、PN符
号列PSの重畳/非重畳パターンにより伝送するように
される複製制御情報は書き換えないが、以下のように記
録媒体であるDVDに記録されているメディアタイプを
示す情報と、複製制御情報とに基づいて、映像信号の世
代制限ができるためである。
【0165】すなわち、記録装置は、映像信号を記録す
るDVDのメディアタイプを読み出し、このメディアタ
イプが、書き込み可能なRAMディスクであり、複製制
御情報が、1回複製可能であることを示すものであると
きには、そのRAMディスクに記録されている1回複製
可能を示す複製制御情報が重畳されている映像信号は、
当該RAMディスクに複製(コピー)されたものと判別
することができるので、この場合には、これ以上の複製
を禁止するようにする。
【0166】子のように、メディアタイプをも考慮する
ことにより、PN符号列PSの重畳/非重畳パターンに
より伝送するようにされる複製制御情報を書き換えなく
とも、映像信号に複製世代制限制御を行うことができ
る。
【0167】なお、PN符号列PSの重畳/非重畳パタ
ーンにより伝送するようにされる複製制御情報を書き換
えるようにすることもできる。この場合には、映像信号
に既に重畳されているPN符号列PSの重畳/非重畳パ
ターンを除去した後に、新たに、これ以上の複製禁止を
示すPN符号列PSの重畳/非重畳パターンを映像信号
に重畳するようにすればよい。
【0168】また、例えば、異なる系列のPN符号列を
用いて、これ以上の複製禁止を示す重畳/非重畳パター
ンを映像信号に重畳するようにすることができる。この
場合には、先に重畳されているPN符号列PSの重畳/
非重畳パターンを除去しなくても、新たなPN符号列の
重畳/非重畳パターンにより、新たな複製制御情報を重
畳するようにすることができる。
【0169】このように、いわゆるコンプライアントの
記録装置においては、供給された映像信号に重畳されて
いるスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターンを検
出し、その重畳/非重畳パターンに対応する複製制御情
報を判別して確実に複製制御を行うことができる。
【0170】また、この場合、CGMS情報が示す複製
制御状態と、重畳/非重畳パターンによって伝送するよ
うにされた複製制御情報が示す複製制御状態が異なって
いるときには、複製禁止に近い方を優先して用いたり、
信頼性の高さから、スペクトラム拡散信号の重畳/非重
畳パターンによって伝送するようにされた複製制御情報
を優先させて、記録制御部49を制御するようにしても
よい。
【0171】このように、DVDの再生装置からDVD
の記録装置に供給される映像信号には、PN符号列PS
の重畳/非重畳パターンにより伝送するようにされた複
製制御情報が重畳されている。この場合、前述もしたよ
うに、映像信号に重畳されているスペクトラム拡散信号
を単に検出しただけでは、そのスペクトラム拡散信号に
より伝送するようにされた複製制御情報の意味までを判
別することはできない。
【0172】したがって、映像信号にスペクトラム拡散
信号として重畳するようにした複製制御情報が、単に除
去や改ざんが困難であるというだけではなく、その伝送
過程において、スペクトラム拡散信号により映像信号に
重畳された複製制御情報の意味が簡単にもれることな
く、映像信号とともに確実に複製制御情報をDVDの記
録装置に提供することができる。
【0173】このように、映像信号に重畳される複製制
御情報は、PN符号列PSの重畳/非重畳パターンによ
り表されているので、複製制御情報の秘匿性をより高く
し、その映像信号についての複製制御情報を除去した
り、改ざんすることをより困難にするようにして伝送す
ることができることができる。
【0174】そして、DVDの記録装置においては、供
給された映像信号に重畳されている複製制御情報を確実
に判別し、適切に映像信号に対する複製制御を行うこと
ができる。
【0175】[反転/非反転パターンによる複製制御情
報の伝送]前述した実施の形態においては、スペクトラ
ム拡散信号の重畳/非重畳パターンにより複製制御情報
を伝送するようにした。しかし、スペクトラム拡散信号
の重畳/非重畳により情報を伝送するのではなく、スペ
クトラム拡散信号をそのまま重畳する区間と、位相を反
転させて重畳する区間とのスペクトラム拡散信号の反転
/非反転により情報を伝送するようにすることができ
る。
【0176】例えば、図2を用いて前述した8ビットの
情報からなるアトリビュートパターンに基づいて、この
アトリビュートパターンのうち、ハイレベルの区間にお
いては、スペクトラム拡散信号であるPN符号列PSを
そのまま映像信号に重畳し、ローレベルの区間において
は、PN符号列PSをその位相を反転させて重畳するよ
うにする。
【0177】これにより、スペクトラム拡散信号の反転
/非反転パターンによりアトリビュートパターンを表
し、このスペクトラム拡散信号の反転/非反転のパター
ンによって、複製制御情報を伝送するようにすることが
できる。
【0178】つまり、アトリビュートパターンが、図2
Aに示した複製禁止パターンである場合には、図2にお
いてパターンA2が示す反転/非反転パターンでPN符
号列PSを映像信号に重畳するようにする。
【0179】同様に、アトリビュートパターンが、図2
Bに示した1回複製可パターンである場合には、図2に
おいてパターンB2が示す反転/非反転パターンで、P
N符号列PSを映像信号に重畳するようにする。
【0180】また、アトリビュートパターンが、図2C
に示したこれ以上の複製禁止パターンである場合には、
図2においてパターンC2が示す反転/非反転パターン
で、PN符号列PSを映像信号に重畳する。また、アト
リビュートパターンが、図2Dに示した複製自由パター
ンである場合には、図2においてパターンD2が示す反
転/非反転パターンで、PN符号列PSを映像信号に重
畳する。
【0181】このように、映像信号に重畳するスペクト
ラム拡散信号の反転/非反転により情報を伝送するよう
にする場合には、図1を用いて前述したオーサリング装
置のパターン切り換え部5において、重畳パターン発生
部からのアトリビュートパターンに基づいて、スペクト
ラム拡散信号の反転/非反転を制御するようにすればよ
い。
【0182】また、映像信号に重畳されたスペクトラム
拡散信号の反転/非反転の区間を判別する図4に示した
映像信号再生装置においては、図5に示したWMデコー
ド部27の逆拡散部272からの検出出力は、非反転区
間においてはプラス(+)、反転区間においては、マイ
ナス(−)となるので、この検出出力の符号に基づい
て、スペクトラム拡散信号の反転/非反転の区間を判別
することができる。
【0183】このように、映像信号に対して、スペクト
ラム拡散信号をそのまま重畳する区間と、反転させて重
畳する区間とを生じるようにした場合には、スペクトラ
ム拡散信号をそのまま重畳する区間と、位相を反転させ
て重畳する区間とのスペクトラム拡散信号のレベル差
を、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳を行うように
した場合に比べ大きくとることができる。
【0184】これにより、スペクトラム拡散信号の反転
/非反転を行うようにした場合には、映像信号に重畳さ
れるスペクトラム拡散信号が映像信号から受ける影響を
少なくすることができ、より確実にスペクトラム拡散信
号の伝送、検出を行うことができるようにされる。
【0185】なお、この実施の形態においては、スペク
トラム拡散信号の重畳/非重畳の区間、反転/非反転の
区間は、1フレームとし、8フレーム周期の重畳/非重
畳パターン、反転/非反転パターンにより複製制御情報
を伝送するようにした。しかし、これに限るものではな
い。
【0186】重畳/非重畳の区間、反転/非反転の区
間、すなわち、単位区間は、2フレーム、3フレー、…
というように、前述した実施の形態の場合より大きな区
間として設定することもできる。このように、単位区間
を大きくしておくことにより、例えば、フィルタリング
や様々な攻撃に対し、映像信号に重畳されたスペクトラ
ム拡散信号の強度を強くすることができる。
【0187】また、単位区間は、1/2フレーム、1/
3フレームというように、前述した実施の形態の場合よ
り小さな区間として設定することもできる。もちろん、
垂直同期信号に変えて、水平同期信号を基準信号として
用いて、重畳/非重畳の区間、反転/非反転の区間を設
定するようにしてもよい。
【0188】また、重畳/非重畳パターン、反転/非反
転パターンの繰り返し周期は、8フレーム周期に限るも
のではなく、前述の実施の形態の例よりも、長くするこ
ともできるし、短くすることもできる。
【0189】また、重畳/非重畳パターン、反転/非反
転パターンも前述した実施の形態の例にがぎるものでは
なく、様々なパターンを用いることができる。この場
合、重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターンの検
出時において、検出同期がずれた場合にも、誤検出を起
こすことがないようなパターンにするようにする。
【0190】[第2の実施の形態]前述の実施の形態に
おいては、映像信号に複製制御情報をスペクトラム拡散
信号を用いて重畳する場合を説明したが、情報信号は、
映像信号に限るものではない。例えば、音声信号などの
情報信号に、スペクトラム拡散信号とされた複製制御情
報などのを重畳することができる。
【0191】そして、この場合においても、この音声信
号に対して予め決められた区間毎のスペクトラム拡散信
号の重畳/非重畳、あるいは、反転/非反転により、複
製制御情報などの付加情報を伝送することができるよう
にされる。この場合、重畳/非重畳の区間(単位区
間)、反転/非反転の区間(単位区間)は、例えば、音
声信号などの情報信号の予め決められたデータ量や時間
長によって定めるようにすればよい。
【0192】例えば、情報信号がデジタル信号の場合に
は、当該デジタル情報を処理するためのブロックなどの
予め決められたデータのまとまりを基準として、重畳/
非重畳の区間、反転/非反転の区間を定めたり、例え
ば、0.5秒を1区間、あるいは、1秒を1区間という
ように、時間長によって、重畳/非重畳の区間、反転/
非反転の区間を定めればよい。
【0193】しかし、音声信号などの情報信号の場合、
映像信号のように、映像同期信号を基準信号として用い
ることができない。そこで、音声信号などの情報信号に
重畳する重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターン
に、予め定めたスペクトラム拡散信号のスタート情報、
エンド情報を含めるようにしたり、また、重畳/非重畳
パターンあるいは反転/非反転パターンを検出するため
の同期信号をスペクトラム拡散信号として重畳しておく
ようにする。
【0194】図7、図8は、音声信号などの情報信号に
複製制御情報などの付加情報を伝送するためのスペクト
ラム拡散信号の重畳/非重畳パターンあるいは反転/非
反転パターンを重畳する場合の例を説明するための図で
ある。
【0195】図7に示す例は、付加情報を伝送するため
のスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パターン、反転
/非反転パターンにスペクトラム拡散信号とされた予め
決めたスタート情報、エンド情報を含めるようにし、こ
のスタート情報とエンド情報とを用いて、重畳/非重畳
パターン、反転/非反転パターンの各区間の同期をとる
ようにするものである。この場合、スタートビット(ス
タート情報)およびエンドビット(エンド情報)は、重
畳/非重畳パターンあるいは反転/非反転パターンを構
成する複数の区間の内の先頭と末尾の1区間の情報であ
る。
【0196】そして、予め決められたスタートビットを
検出したときに、スペクトラム拡散信号の重畳/非重畳
パターンあるいは反転/非反転パターンが重畳されてい
るものと判断し、予め決められたエンドビットが検出さ
れるまでの間の各単位区間毎のスペクトラム拡散信号の
重畳/非重畳の別あるいは反転/非反転の別を検出する
ことによって、重畳/非重畳パターンあるいは反転/非
反転パターンを検出することができる。
【0197】この場合、スタートビットとエンドビット
を形成するスペクトラム拡散信号と、スタートビットと
エンドビットとの間に挟まれる各単位区間に重畳される
スペクトラム拡散信号とは、同じ系列のPN符号列を用
いて形成することができる。
【0198】図8Aに示す例は、重畳/非重畳パター
ン、反転/非反転パターンに同期パルス発生用のスペク
トラム拡散信号を付加しておくものである。つまり、図
8Aに示すように、重畳/非重畳パターンあるいは反転
/非反転パターンの前に、同期信号としてのスペクトラ
ム拡散信号(図8Bにおいては、同期用WMと記載。)
を付加しておく。
【0199】そして、同期用WMを検出した場合には、
その後ろには重畳/非重畳パターンあるいは反転/非反
転パターンが重畳されていると判断し、重畳/非重畳パ
ターンあるいは反転/非反転パターンを検出することが
できるようにされる。この場合、同期用WMと、重畳/
非重畳パターンあるいは反転/非反転パターンは、同じ
系列のPN符号列を用いて形成することができる。
【0200】もちろん、同期用WMと、重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンとを、異なる系列のPN
符号を用いて形成するようにすることもできる。例え
ば、図8Bに示すように、重畳/非重畳パターン、反転
/非反転パターンは、PN符号列PS1を用いて形成
し、同期用WMは、PN符号列PS2を用いて形成す
る。
【0201】このように、同期用WMと重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンとは、それぞれ異なるP
N符号列によって形成されたスペクトラム拡散信号によ
り伝送するようにした場合には、これらを情報信号の同
じ時間領域に重ね合わせるようにして重畳しても、その
それぞれを確実に検出することができる。このため、図
8Bに示すように、同期用WMと重畳/非重畳パター
ン、反転/非反転パターンを重ね合わせて、音声信号な
どの情報信号に重畳するようにすることもできる。
【0202】この場合には、同期用WMが重畳されてい
る情報信号の次の区間から重畳/非重畳パターン、反転
/非反転パターンが開始されると判断して、重畳/非重
畳パターン、反転/非反転パターンを検出するようにす
ればよい。
【0203】また、図8においては、同期用WMは、重
畳/非重畳パターン、反転/非反転パターンの直前に設
けるようにした。しかし、これに限るものではなく、同
期用WMは、1つの重畳/非重畳パターンと他の重畳/
非重畳パターンとの間に設けたり、1つの反転/非反転
パターンと他の反転/非反転パターンとの間に設けるよ
うにすればよい。
【0204】すなわち、同期用WMと、重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンは必ずしも隣接していな
くてもよく、同期用WMと、重畳/非重畳パターン、反
転/非反転パターンの検出が可能なように、同期用WM
を付加しておけばよい。
【0205】このように、スタート情報、エンド情報を
設けたり、同期用WMを用いるなどすることにより、音
声信号などの映像信号以外の各種の情報信号に対して
も、付加情報をスペクトラム拡散信号の重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンにより伝送することがで
きるようにされる。なお、この図7、図8を用いて説明
した方法は、情報信号が映像信号の場合にも適用するこ
とができる。
【0206】なお、前述した実施の形態の場合には、同
じPN符号列PSを用いて、複数の付加情報を伝送する
ための重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターンを
形成するようにした。しかし、これに限るものではな
い。
【0207】例えば、パターンは同じてあるが、スペク
トラム拡散信号としてのPN符号列を異ならせることに
より複数の付加情報の伝送を可能にしたり、異なる複数
のPN符号列と、これらのPN符号列の重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンとにより、より多くの種
類の付加情報を伝送するようにすることができる。
【0208】また、前述した実施の形態においては、オ
ーサリング装置、DVDの再生装置、DVDの記録装置
のいずれも4つの複製制御情報を通知するためのアトリ
ビュートパターンを発生させる4つのパターンレジスタ
を有するものとして説明したが、これに限るものではな
い。
【0209】例えば、図1に示したオーサリング装置装
置において、重畳パターン決定部6、重畳パターン発生
部7を設けることなく、例えば、コントロール部20の
メモリに予め登録されているアトリビュートパターンを
パターン切り換え部5に供給し、このコントロール部2
0からのアトリビュートパターンに対応する情報に基づ
いて、PN発生部4からのPN符号列の重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンを切り換えるようにする
ことができる。
【0210】この場合には、タイミング制御部3におい
て形成されるタイミング信号のうち、区間信号KSをパ
ターン切り換え部5に供給し、パターン切り換え部5
が、タイミング制御部3からのタイミング信号を用いる
とともに、コントロール部20からのアトリビュートパ
ターンに対応する情報に基づいて、スペクトラム拡散信
号としてのPN符号列の重畳/非重畳パターン、反転/
非反転パターンを切り換えるようにすればよい。
【0211】同様に、DVDの再生装置、DVDの記録
装置においても、コントロール部30、60からのアト
リビュートパターンに対応する情報と、タイミング制御
部271からの区間信号とを重畳パターン判定部274
に供給して、これらの情報に基づいて、処理する映像信
号に重畳されているスペクトラム拡散信号としてのPN
符号列PSの重畳/非重畳パターン、反転/非反転パタ
ーンを判別するようにすることができる。
【0212】また、前述した実施の形態において、アト
リビュートパターンは、前述した例に限るものではな
く、各種のパターンを用いることができる。例えば、M
系列の符号によってアトリビュートパターンを定めるよ
うにすることもできる。
【0213】また、アトリビュートパターンの繰り返し
周期、重畳/非重畳の区間、反転/非反転の区間など
は、前述した実施の形態において用いた場合に限られる
ものではない。例えば、情報信号が映像信号の場合に
は、映像同期信号に同期する周期、長さであればよい。
【0214】また、前述の実施の形態においては、この
発明による情報信号出力装置をオーサリング装置に適用
し、情報信号処理装置を映像信号再生装置(DVDの再
生装置)に適用し、また情報信号記録装置をDVDの記
録装置に適用したものとして説明した。しかし、これに
限るものではない。
【0215】この発明による情報信号出力装置を、放送
局から放送信号を送信する放送装置や、家庭において使
用されるいわゆるDVDの記録再生装置やVTR(ビデ
オテープレコーダ)などの情報信号記録装置や情報信号
記録再生装置、あるいは、インターネットなどの通信メ
ディアを通じて情報の送受を行う通信機能を備えた情報
処理装置などに適用することができる。つまり、映像信
号、音声信号、通信データなどの各種の情報信号を出力
する各種の装置に、この発明の情報信号出力装置を適用
することができる。
【0216】また、この発明による情報信号処理装置
を、例えば、デジタル放送を受信してモニタ受像機や記
録装置に供給するセットトップボックスとよばれる受信
機や、インターネットなどの通信メディアを通じて情報
の送受を行う通信機能を備えた情報処理装置などに適用
することができる。つまり、映像信号、音声信号、通信
データなどの各種の情報信号の供給をうけてこれを処理
する各種の処理装置に、この発明を適用することができ
る。
【0217】また、この発明による情報信号記録装置
を、例えば、VTR(ビデオテープレコーダ)、(ミニ
ディスク)と呼ばれる小型の光磁気ディスクの記録装置
や記録再生装置、ハードディスク装置、あるいは、ハー
ドディスク装置などに情報信号を記録するようにするコ
ンピュータなどに適用することができる。すなわち、磁
気テープ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、半導体メモリなどの各種の記録媒体に情報信号を記
録する場合に、情報信号に重畳されている複製制御情報
を用いて複製制御を行う各種の記録装置に、この発明に
よる情報信号記録装置を適用することができる。
【0218】また、前述の実施の形態においては、スペ
クトラム拡散信号を形成する拡散符号としてPN符号を
用いるようにしたが、これに限るものではない。スペク
トラム拡散信号を形成する拡散符号は、各種の拡散符号
を用いることができる。
【0219】また、前述の実施の形態においては、電子
透かし情報としてスペクトラム拡散信号を用いるように
したが、電子透かし情報は、スペクトラム拡散信号に限
るものではない。電子透かし技術を用いて形成する各種
の電子透かし情報を重畳/非重畳パターン、反転/非反
転パターンで情報信号に重畳するようにすることができ
る。
【0220】また、電子透かし情報を重畳する映像信号
がデジタル信号の場合には、前述したように、電子透か
し情報は、MPEGエンコード前のデジタル信号に重畳
するようにした。しかし、MPEGエンコード後のデジ
タル映像信号に重畳することももちろんできる。
【0221】また、電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
ーン、あるいは、反転/非反転によって通知するように
する情報は、複製制御情報に限るものではなく、例え
ば、著作権情報など、各種の付加情報を電子透かし情報
の重畳/非重畳パターン、あるいは、反転/非反転パタ
ーンによって伝送するようにすることができる。
【0222】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の付加情
報伝送方法によれば、電子透かし情報の重畳/非重畳パ
ターン、反転/非反転パターンを利用して、付加情報を
伝送するので、電子透かし情報が重畳された情報信号の
提供を受ける側においては、情報信号に重畳されている
電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出すること
により、付加情報を確実に検出することができる。
【0223】また、単に電子透かし情報を検出しただけ
では、付加情報の内容を知ることはできず、電子透かし
情報の重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターンを
検出し、その重畳/非重畳パターン、反転/非反転パタ
ーンに対応する付加情報を判別するようにしなければな
らないので、付加情報が伝送過程などにおいて漏れるこ
となく、秘匿性を高くし、より確実に伝送することがで
き、付加情報の信頼性を向上させることができる。
【0224】また、情報信号に重畳された付加情報を除
去したり改ざんしたりしようとするときには、電子透か
し情報の重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターン
の全体を除去したり改ざんしたりしなければならないい
ので、情報信号に重畳された付加情報の除去や改ざんが
より困難にすることができる。また、電子透かし情報の
重畳/非重畳パターン、反転/非反転パターンの一部を
除去したり改ざんしただけでは、情報信号に重畳されて
いる付加情報の完全な除去や改ざんにはならないので、
情報信号に重畳されている付加情報の強度を強くし、付
加情報の信頼性を向上させることができる。
【0225】また、複数の付加情報に対応して複数の電
子透かし情報の重畳/非重畳パターン、あるいは、反転
/非反転パターンを設けておくことにより、情報信号に
ついての複数の付加情報のそれぞれを確実に伝送するよ
うにすることができる。
【0226】また、電子透かし情報の複数の重畳/非重
畳パターン、反転/非反転パターンを用いることによ
り、情報信号についての複数の付加情報のそれぞれを確
実に伝送するようにすることができる。
【0227】また、情報信号が映像信号の場合には、電
子透かし情報の重畳/非重畳の区間、あるいは、反転/
非反転の区間を、映像同期信号に同期する区間として定
め、映像同期信号に同期させて発生させる拡散符号を用
いて形成したスペクトラム拡散信号を電子透かし情報と
して、重畳/非重畳パターン、あるいは、反転/非反転
パターンに応じて重畳することにより、映像信号につい
ての付加情報を簡単かつ確実に映像信号に重畳して伝送
することができる。
【0228】この場合、この付加情報が重畳された映像
信号の提供を受ける側においても、映像同期信号を基準
信号として用いて、映像信号に重畳されスペクトラム拡
散信号の重畳/非重畳パターン、あるいは、反転/非反
転パターンを迅速かつ正確に検出し、検出したパターン
に対応する付加情報を迅速かつ正確に判別することがで
きる。
【0229】また、電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
ーン、あるいは、反転/非反転パターンにより付加情報
を重畳して伝送する情報信号が、映像信号以外の音声信
号やコンピュータデータなどであっても、重畳/非重畳
パターン、あるいは、反転/非反転パターンを検出する
ための同期検出用電子透かし情報を情報信号に重畳して
おくことにより、電子透かし情報の重畳/非重畳パター
ン、あるいは、反転/非反転パターンを確実に検出し、
検出したパターンに対応する付加情報を確実に判別する
ことができる。
【0230】また、付加情報を電子透かし情報の重畳/
非重畳パターン、あるいは、反転/非反転パターンによ
り、相手先に確実に伝送し、相手先においては、同期検
出用電子透かし情報を検出することにより、同期タイミ
ングを合わせ、電子透かし情報の重畳/非重畳パターン
を確実かつ正確に検出して、伝送されてきた情報信号に
重畳されている付加情報を判別することができる。
【0231】また、付加情報を電子透かし情報の重畳/
非重畳パターン、あるいは、反転/非反転パターンによ
り、相手先に確実に伝送し、相手先においては、同期検
出用電子透かし情報を検出することにより、同期タイミ
ングを合わせ、電子透かし情報の重畳/非重畳パターン
を確実かつ正確に検出して、伝送されてきた情報信号に
重畳されている付加情報を判別することができるように
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報信号出力装置の一実施の形
態が適用された映像信号記録装置(オーサリング装置)
を説明するためのブロック図である。
【図2】付加情報を伝送するためのアトリビュートパタ
ーンを説明するための図である。
【図3】情報信号、複製制御情報、スペクトラム拡散さ
れた複製制御情報(スペクトラム拡散信号)の関係を説
明するための図である。
【図4】この発明による情報信号処理装置の一実施の形
態が適用された映像信号再生装置を説明するためのブロ
ック図である。
【図5】図5に示した映像信号再生装置のWMデコード
部26を説明するための図である。
【図6】この発明による情報信号記録装置の一実施の形
態が適用された映像信号記録装置を説明するためのブロ
ック図である。
【図7】音声信号などの情報信号に付加情報を電子透か
し情報として重畳する場合の例を説明するための図であ
る。
【図8】音声信号などの情報信号に付加情報を電子透か
し情報として重畳する場合の他の例を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…入力端子、2…WM重畳部、3…タイミング制御
部、4…PN発生部、5…パターン切り換え部、6…重
畳パターン決定部、7…重畳パターン発生部、8…デー
タ圧縮処理部、9…CGMS−D情報付加部、10…C
GMS−D情報発生部、11…暗号化部、12…記録処
理部、71、72…パターンレジスタ、73、74…パ
ターンレジスタ、71A、72A…重畳係数発生部、7
3A、74A…重畳係数発生部、71B、72B…レベ
ル調整部、73B、74B…レベル調整部、20…コン
トロール部、21…読み出し部、22…デ・スクランブ
ル部、23…ビデオデータデコード部、24…D/A変
換回路、25…CGMS−A重畳部、25a…アナログ
映像信号の出力端子、26…CGMSデコード部、27
…6WMデコード部、28…暗号化部、29…IEEE
1394インターフェース、29d…デジタル映像信号
の出力端子、30…コントロール部、31…キー操作
部、271…タイミング制御部、272…PN発生部,
273…逆拡散部、274…重畳パターン判定部、27
5…重畳パターン発生部、751、752…パターンレ
ジスタ、753、754…パターンレジスタ、100…
DVD(ROMディスク)、200…DVD(RAMデ
ィスク)、41d…デジタル映像信号の入力端子、41
…IEEE1394インターフェース、42…暗号解読
部、43…セレクタ、44a…アナログ映像信号の入力
端子、44…アナログインターフェース、45…エンコ
ード部、46…CGMS−Dデコード部、47…WMデ
コード部、48…CGMS−D書き換え部、49…記録
制御部、50…スクランブル部、60…コントロール
部、61…キ−操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 (72)発明者 小橋 貴志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木村 裕司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 森脇 久芳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA24 GA20 GB21 GB37 GB40 KA24 LA06 5C063 AB05 CA40 DA13 DA20 DB10 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE17 DE32 DE49 DE52 EF05 FG18 GK12 GK17 5J104 AA14 HA03 NA27 PA14 5K022 EE01 EE21

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子透かし情報を情報信号に重畳する区間
    と、重畳しない前記区間との予め定めた組み合わせから
    なる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号について
    の付加情報を伝送することを特徴とする付加情報伝送方
    法。
  2. 【請求項2】前記重畳/非重畳パターンは、複数の付加
    情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定められ
    たものであり、 伝送されてくる前記情報信号に重畳されている前記電子
    透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出し、その重畳
    /非重畳パターンに基づいて、前記複数の付加情報の内
    から対応する付加情報を判別することを特徴とする請求
    項1に記載の付加情報伝送方法。
  3. 【請求項3】前記情報信号は、映像信号であり、前記電
    子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期信
    号に同期した区間として定められ、前記電子透かし情報
    は、前記映像同期信号に同期させて発生させる拡散符号
    を用いて形成されるスペクトラム拡散信号であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の付加情報伝
    送方法。
  4. 【請求項4】前記情報信号には、1つの前記重畳/非重
    畳パターンと、他の前記重畳/非重畳パターンとの間、
    あるいは、前記重畳/非重畳パターンの先頭に、前記情
    報信号に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非
    重畳パターンを検出するための同期検出用電子透かし情
    報が重畳されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の付加情報伝送方法。
  5. 【請求項5】前記重畳/非重畳パターンを形成する前記
    電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項4に
    記載の付加情報伝送方法。
  6. 【請求項6】前記情報信号には、前記重畳/非重畳パタ
    ーンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号に
    重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パタ
    ーンを検出するための同期検出用電子透かし情報とが、
    それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されるととも
    に、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時間領
    域に重畳されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の付加情報伝送方法。
  7. 【請求項7】電子透かし情報を情報信号にそのまま重畳
    する区間と、反転させて重畳する前記区間との予め定め
    た組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前記
    情報信号についての付加情報を伝送することを特徴とす
    る付加情報伝送方法。
  8. 【請求項8】前記反転/非反転パターンは、複数の付加
    情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定められ
    たものであり、 伝送されてくる前記情報信号に重畳されている前記電子
    透かし情報の反転/非反転パターンを検出し、その反転
    /非反転パターンに基づいて、前記複数の付加情報の内
    から対応する付加情報を判別することを特徴とする請求
    項7に記載の付加情報伝送方法。
  9. 【請求項9】前記情報信号は、映像信号であり、前記電
    子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期信
    号に同期した区間として定められ、前記電子透かし情報
    は、前記映像同期信号に同期させて発生させる拡散符号
    を用いて形成されるスペクトラム拡散信号であることを
    特徴とする請求項7または請求項8に記載の付加情報伝
    送方法。
  10. 【請求項10】前記情報信号には、1つの前記反転/非
    反転パターンと、他の前記反転/非反転パターンとの
    間、あるいは、前記反転/非反転パターンの先頭に、前
    記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報の前記
    反転/非反転パターンを検出するための同期検出用電子
    透かし情報を重畳することを特徴とする請求項7または
    請求項8に記載の付加情報伝送方法。
  11. 【請求項11】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項10
    に記載の付加情報伝送方法。
  12. 【請求項12】前記情報信号には、前記反転/非反転パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の反転/非反転パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳されることを特徴とする請求項7または請
    求項8に記載の付加情報伝送方法。
  13. 【請求項13】電子透かし情報が重畳された情報信号を
    出力する情報信号出力装置と、前記情報信号出力装置か
    ら出力された前記情報信号から前記電子透かし情報を検
    出する機能を備える情報信号処理装置とからなる付加情
    報伝送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 前記情報信号についての付加情報に応じて予め定めた重
    畳/非重畳パターンに基づいて、電子透かし情報を重畳
    する前記区間と、重畳しない前記区間とを設けるように
    して前記情報信号に重畳する重畳手段を備え、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置から供給される前記情報信号に重
    畳されている前記電子透かし情報を検出する電子透かし
    情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の重畳/非重畳パターンを検出し、検出した前記重畳/
    非重畳パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    とを備えることを特徴とする付加情報伝送システム。
  14. 【請求項14】前記重畳/非重畳パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであり、 前記情報信号処理装置の前記判別手段は、検出した前記
    重畳/非重畳パターンに基づいて、前記複数の付加情報
    の内から対応する付加情報を判別することを特徴とする
    請求項13に記載の付加情報伝送システム。
  15. 【請求項15】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記情報信号処理装置は、 前記映像同期信号に同期して発生させる拡散符号を用い
    て、前記電子透かし情報としてのスペクトラム拡散信号
    を形成するスペクトラム拡散信号形成手段を備え、 前記重畳手段は、前記スペクトラム拡散信号形成手段か
    らの前記スペクトラム拡散信号を、重畳しようとする付
    加情報に応じた前記重畳/非重畳パターンとなるよう
    に、前記映像信号に重畳するものであり、 前記情報信号処理装置の前記電子透かし情報検出手段
    は、 前記情報信号出力装置からの前記映像信号の映像同期信
    号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、この逆
    拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前
    記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報を検出
    することを特徴とする請求項13または請求項14に記
    載の付加情報伝送システム。
  16. 【請求項16】前記情報信号処理装置の前記重畳手段
    は、1つの前記重畳/非重畳パターンと、他の前記重畳
    /非重畳パターンとの間、あるいは、前記重畳/非重畳
    パターンの先頭に、前記情報信号に重畳されている前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出するため
    の同期検出用電子透かし情報を重畳するものであり、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に重畳されて
    いる前記同期検出用電子透かし情報を検出することによ
    り、前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出
    するための前記同期タイミングを検出する同期タイミン
    グ検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項1
    3または請求項14に記載の付加情報伝送システム。
  17. 【請求項17】前記重畳/非重畳パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記情報信号処理装置の前記同期タイミング検出手段
    と、前記電子透かし情報検出手段とは、それぞれ異なる
    逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、
    前記同期検出用電子透かし情報と、前記重畳/非重畳パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報とを検出するよう
    にすることを特徴とする請求項16に記載の付加情報伝
    送システム。
  18. 【請求項18】前記情報信号出力装置の前記重畳手段
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成される、
    前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透かし情
    報と、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情
    報の重畳/非重畳パターンを検出するための同期検出用
    電子透かし情報とを、前記情報信号に対して、前記情報
    信号の同じ時間領域に重畳するものであり、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に重畳されて
    いる前記同期検出用電子透かし情報を検出することによ
    り、前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検出
    するための前記同期タイミングを検出する同期タイミン
    グ検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項13または請求項14に記載の付加情
    報伝送システム。
  19. 【請求項19】電子透かし情報が重畳された情報信号を
    出力する情報信号出力装置と、前記情報信号出力装置か
    ら出力された前記情報信号から前記電子透かし情報を検
    出する機能を備える情報信号処理装置とからなる付加情
    報伝送システムであって、 前記情報信号出力装置は、 前記情報信号についての付加情報に応じて予め定めた反
    転/非反転パターンに基づいて、電子透かし情報をその
    まま重畳する前記区間と、反転させて重畳する前記区間
    とを設けるようにして前記情報信号に重畳する重畳手段
    を備え、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置から供給される前記情報信号に重
    畳されている前記電子透かし情報を検出する電子透かし
    情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の反転/非反転パターンを検出し、検出した前記反転/
    非反転パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    とを備えることを特徴とする付加情報伝送システム。
  20. 【請求項20】前記反転/非反転パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであり、 前記情報信号処理装置の前記判別手段は、検出した前記
    反転/非反転パターンに基づいて、前記複数の付加情報
    の内から対応する付加情報を判別することを特徴とする
    請求項19に記載の付加情報伝送システム。
  21. 【請求項21】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記情報信号処理装置は、 前記映像同期信号に同期して発生させる拡散符号を用い
    て、前記電子透かし情報としてのスペクトラム拡散信号
    を形成するスペクトラム拡散信号形成手段を備え、 前記重畳手段は、前記スペクトラム拡散信号形成手段か
    らの前記スペクトラム拡散信号を、重畳しようとする付
    加情報に応じた前記反転/非反転パターンとなるよう
    に、前記映像信号に重畳するものであり、 前記情報信号処理装置の前記電子透かし情報検出手段
    は、 前記情報信号出力装置からの前記映像信号の映像同期信
    号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、この逆
    拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、前
    記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報を検出
    することを特徴とする請求項19または請求項20に記
    載の付加情報伝送システム。
  22. 【請求項22】前記情報信号処理装置の前記重畳手段
    は、1つの前記反転/非反転パターンと、他の前記反転
    /非反転パターンとの間、あるいは、前記反転/非反転
    パターンの先頭に、前記情報信号に重畳されている前記
    電子透かし情報の反転/非反転パターンを検出するため
    の同期検出用電子透かし情報を重畳するものであり、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に重畳されて
    いる前記同期検出用電子透かし情報を検出することによ
    り、前記電子透かし情報の反転/非反転パターンを検出
    するための前記同期タイミングを検出する同期タイミン
    グ検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項1
    9または請求項20に記載の付加情報伝送システム。
  23. 【請求項23】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記情報信号処理装置の前記同期タイミング検出手段
    と、前記電子透かし情報検出手段とは、それぞれ異なる
    逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことにより、
    前記同期検出用電子透かし情報と、前記反転/非反転パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報とを検出するよう
    にすることを特徴とする請求項22に記載の付加情報伝
    送システム。
  24. 【請求項24】前記情報信号出力装置の前記重畳手段
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成される、
    前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透かし情
    報と、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情
    報の反転/非反転パターンを検出するための同期検出用
    電子透かし情報とを、前記情報信号に対して、前記情報
    信号の同じ時間領域に重畳するものであり、 前記情報信号処理装置は、 前記情報信号出力装置からの前記情報信号に重畳されて
    いる前記同期検出用電子透かし情報を検出することによ
    り、前記電子透かし情報の反転/非反転パターンを検出
    するための前記同期タイミングを検出する同期タイミン
    グ検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項19または請求項20に記載の付加情
    報伝送システム。
  25. 【請求項25】情報信号についての付加情報に応じて予
    め定めた重畳/非重畳パターンに基づいて、電子透かし
    情報を重畳する前記区間と、重畳しない前記区間とを設
    けるようにして前記情報信号に重畳する重畳手段を備え
    ることを特徴とする情報信号出力装置。
  26. 【請求項26】前記重畳/非重畳パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであることを特徴とする請求項25に記載の情
    報信号出力装置。
  27. 【請求項27】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記映像同期信号に同期して発生させる拡散符号を用い
    て、前記電子透かし情報としてのスペクトラム拡散信号
    を形成するスペクトラム拡散信号形成手段を備え、 前記重畳手段は、前記スペクトラム拡散信号形成手段か
    らの前記スペクトラム拡散信号を、重畳しようとする付
    加情報に応じた前記重畳/非重畳パターンとなるよう
    に、前記映像信号に重畳するものであることを特徴とす
    る請求項25または請求項26に記載の情報信号出力装
    置。
  28. 【請求項28】前記重畳手段は、1つの前記重畳/非重
    畳パターンと、他の前記重畳/非重畳パターンとの間、
    あるいは、前記重畳/非重畳パターンの先頭に、前記情
    報信号に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非
    重畳パターンを検出するための同期検出用電子透かし情
    報を重畳するものであることを特徴とする請求項25ま
    たは請求項26に記載の情報信号出力装置。
  29. 【請求項29】前記重畳/非重畳パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項28
    に記載の情報信号出力装置。
  30. 【請求項30】前記重畳手段は、それぞれ異なる拡散符
    号が用いられて形成される、前記重畳/非重畳パターン
    を形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号に重畳
    されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターン
    を検出するための同期検出用電子透かし情報とを、前記
    情報信号に対して、前記情報信号の同じ時間領域に重畳
    するものであることを特徴とする請求項25または請求
    項26に記載の情報信号出力装置。
  31. 【請求項31】情報信号についての付加情報に応じて予
    め定めた反転/非反転パターンに基づいて、電子透かし
    情報をそのまま重畳する前記区間と、反転させて重畳す
    る前記区間とを設けるようにして前記情報信号に重畳す
    る重畳手段を備えることを特徴とする情報信号出力装
    置。
  32. 【請求項32】前記反転/非反転パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであることを特徴とする請求項31に記載の情
    報信号出力装置。
  33. 【請求項33】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記映像同期信号に同期して発生させる拡散符号を用い
    て、前記電子透かし情報としてのスペクトラム拡散信号
    を形成するスペクトラム拡散信号形成手段を備え、 前記重畳手段は、前記スペクトラム拡散信号形成手段か
    らの前記スペクトラム拡散信号を、重畳しようとする付
    加情報に応じた前記反転/非反転パターンとなるよう
    に、前記映像信号に重畳するものであることを特徴とす
    る請求項31または請求項32に記載の情報信号出力装
    置。
  34. 【請求項34】前記重畳手段は、1つの前記反転/非反
    転パターンと、他の前記反転/非反転パターンとの間、
    あるいは、前記反転/非反転パターンの先頭に、前記情
    報信号に重畳されている前記電子透かし情報の反転/非
    反転パターンを検出するための同期検出用電子透かし情
    報を重畳するものであることを特徴とする請求項31ま
    たは請求項32に記載の情報信号出力装置。
  35. 【請求項35】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項34
    に記載の情報信号出力装置。
  36. 【請求項36】前記重畳手段は、それぞれ異なる拡散符
    号が用いられて形成される、前記反転/非反転パターン
    を形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号に重畳
    されている前記電子透かし情報の反転/非反転パターン
    を検出するための同期検出用電子透かし情報とを、前記
    情報信号に対して、前記情報信号の同じ時間領域に重畳
    するものであることを特徴とする請求項31または請求
    項32に記載の情報信号出力装置。
  37. 【請求項37】電子透かし情報を情報信号に重畳する区
    間と、重畳しない前記区間との予め定めた組み合わせか
    らなる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号につい
    ての付加情報を伝送するようにされた前記情報信号を処
    理する情報信号処理装置であって、 前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報を検
    出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の重畳/非重畳パターンを検出し、検出した前記重畳/
    非重畳パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    とを備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  38. 【請求項38】前記重畳/非重畳パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであり、 前記判別手段は、検出した前記重畳/非重畳パターンに
    基づいて、前記複数の付加情報の内から対応する付加情
    報を判別することを特徴とする請求項37に記載の情報
    信号処理装置。
  39. 【請求項39】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記電子透かし情報検出手段は、前記映像信号の映像同
    期信号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、こ
    の逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことによ
    り、前記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報
    を検出することを特徴とする請求項37または請求項3
    8に記載の情報信号処理装置。
  40. 【請求項40】1つの前記重畳/非重畳パターンと、他
    の前記重畳/非重畳パターンとの間、あるいは、前記重
    畳/非重畳パターンの先頭に、前記情報信号に重畳され
    ている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検
    出するための同期検出用電子透かし情報が重畳されてお
    り、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の重
    畳/非重畳パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項3
    7または請求項38に記載の情報信号処理装置。
  41. 【請求項41】前記重畳/非重畳パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うことにより、前記同期検出用電子透かし
    情報と、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子
    透かし情報とを検出するようにすることを特徴とする請
    求項40に記載の情報信号処理装置。
  42. 【請求項42】前記情報信号には、前記重畳/非重畳パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳するようにされており、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項37または請求項38に記載の情報信
    号処理装置。
  43. 【請求項43】電子透かし情報を情報信号にそのまま重
    畳する区間と、反転させて重畳する前記区間との予め定
    めた組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前
    記情報信号についての付加情報を伝送するようにされた
    前記情報信号を処理する情報信号処理装置であって、 前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報を検
    出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の反転/非反転パターンを検出し、検出した前記反転/
    非反転パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    とを備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  44. 【請求項44】前記反転/非反転パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであり、 前記判別手段は、検出した前記反転/非反転パターンに
    基づいて、前記複数の付加情報の内から対応する付加情
    報を判別することを特徴とする請求項43に記載の情報
    信号処理装置。
  45. 【請求項45】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記電子透かし情報検出手段は、前記映像信号の映像同
    期信号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、こ
    の逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことによ
    り、前記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報
    を検出することを特徴とする請求項43または請求項4
    4に記載の情報信号処理装置。
  46. 【請求項46】1つの前記反転/非反転パターンと、他
    の前記反転/非反転パターンとの間、あるいは、前記反
    転/非反転パターンの先頭に、前記情報信号に重畳され
    ている前記電子透かし情報の反転/非反転パターンを検
    出するための同期検出用電子透かし情報が重畳されてお
    り、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項4
    3または請求項44に記載の情報信号処理装置。
  47. 【請求項47】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うことにより、前記同期検出用電子透かし
    情報と、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子
    透かし情報とを検出するようにすることを特徴とする請
    求項46に記載の情報信号処理装置。
  48. 【請求項48】前記情報信号には、前記反転/非反転パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の反転/非反転パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳するようにされており、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項43または請求項44に記載の情報信
    号処理装置。
  49. 【請求項49】電子透かし情報を情報信号に重畳する区
    間と、重畳しない前記区間との予め定めた組み合わせか
    らなる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号につい
    ての付加情報として複製制御情報を伝送するようにされ
    た前記情報信号を記録媒体に記録する情報信号記録装置
    であって、 前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報を検
    出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の重畳/非重畳パターンを検出し、検出した前記重畳/
    非重畳パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    と、 前記判別手段により判別された付加情報に応じて、前記
    情報信号の前記記録媒体への記録制御を行う記録制御手
    段とを備えることを特徴とする情報信号記録装置。
  50. 【請求項50】前記重畳/非重畳パターンは、複数の複
    製制御情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定
    められたものであり、 前記判別手段は、検出した前記重畳/非重畳パターンに
    基づいて、前記複数の複製制御情報の内から対応する付
    加情報を判別することを特徴とする請求項49に記載の
    情報信号記録装置。
  51. 【請求項51】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記電子透かし情報検出手段は、前記映像信号の映像同
    期信号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、こ
    の逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことによ
    り、前記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報
    を検出することを特徴とする請求項49または請求項5
    0に記載の情報信号記録装置。
  52. 【請求項52】1つの前記重畳/非重畳パターンと、他
    の前記重畳/非重畳パターンとの間、あるいは、前記重
    畳/非重畳パターンの先頭に、前記情報信号に重畳され
    ている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パターンを検
    出するための同期検出用電子透かし情報が重畳されてお
    り、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の重
    畳/非重畳パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項4
    9または請求項50に記載の情報信号記録装置。
  53. 【請求項53】前記重畳/非重畳パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うことにより、前記同期検出用電子透かし
    情報と、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子
    透かし情報とを検出するようにすることを特徴とする請
    求項52に記載の情報信号記録装置。
  54. 【請求項54】前記情報信号には、前記重畳/非重畳パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳するようにされており、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記重畳/非重畳パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項49または請求項50に記載の情報信
    号記録装置。
  55. 【請求項55】電子透かし情報を情報信号にそのまま重
    畳する区間と、反転させて重畳する前記区間との予め定
    めた組み合わせからなる反転/非反転パターンにより前
    記情報信号についての付加情報として複製制御情報を伝
    送するようにされた前記情報信号を記録媒体に記録する
    情報信号記録装置であって、 前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報を検
    出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段からの検出出力に基づい
    て、前記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報
    の反転/非反転パターンを検出し、検出した前記反転/
    非反転パターンに基づいて付加情報を判別する判別手段
    と、 前記判別手段により判別された付加情報に応じて、前記
    情報信号の前記記録媒体への記録制御を行う記録制御手
    段とを備えることを特徴とする情報信号記録装置。
  56. 【請求項56】前記反転/非反転パターンは、複数の複
    製制御情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定
    められたものであり、 前記判別手段は、検出した前記反転/非反転パターンに
    基づいて、前記複数の複製制御情報の内から対応する付
    加情報を判別することを特徴とする請求項55に記載の
    情報信号記録装置。
  57. 【請求項57】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められており、 前記電子透かし情報検出手段は、前記映像信号の映像同
    期信号に同期して、逆拡散用の拡散符号を発生させ、こ
    の逆拡散用の拡散符号を用いて逆拡散を行うことによ
    り、前記映像信号に重畳されている前記電子透かし情報
    を検出することを特徴とする請求項55または請求項5
    6に記載の情報信号記録装置。
  58. 【請求項58】1つの前記反転/非反転パターンと、他
    の前記反転/非反転パターンとの間、あるいは、前記反
    転/非反転パターンの先頭に、前記情報信号に重畳され
    ている前記電子透かし情報の反転/非反転パターンを検
    出するための同期検出用電子透かし情報が重畳されてお
    り、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するようにすることを特徴とする請求項5
    5または請求項56に記載の情報信号記録装置。
  59. 【請求項59】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であり、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うことにより、前記同期検出用電子透かし
    情報と、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子
    透かし情報とを検出するようにすることを特徴とする請
    求項58に記載の情報信号記録装置。
  60. 【請求項60】前記情報信号には、前記反転/非反転パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の反転/非反転パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳するようにされており、 前記情報信号に重畳されている前記同期検出用電子透か
    し情報を検出することにより、前記電子透かし情報の反
    転/非反転パターンを検出するための前記同期タイミン
    グを検出する同期タイミング検出手段を備え、 前記同期タイミング検出手段と、前記電子透かし情報検
    出手段とは、それぞれ異なる逆拡散用の拡散符号を用い
    て逆拡散を行うものであり、 前記電子透かし情報検出手段は、前記同期タイミング検
    出手段により検出された前記同期タイミングに基づい
    て、前記反転/非反転パターンを形成する前記電子透か
    し情報を検出するための逆拡散を行うようにすることを
    特徴とする請求項55または請求項56に記載の情報信
    号記録装置。
  61. 【請求項61】電子透かし情報を情報信号に重畳する区
    間と、重畳しない前記区間との予め定めた組み合わせか
    らなる重畳/非重畳パターンにより前記情報信号につい
    ての付加情報が重畳された前記情報信号が記録された情
    報信号記録媒体。
  62. 【請求項62】前記重畳/非重畳パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであることを特徴とする請求項61に記載の情
    報信号記録媒体。
  63. 【請求項63】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の重畳/非重畳の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められ、前記電子透かし情
    報は、前記映像同期信号に同期させて発生させる拡散符
    号を用いて形成されるスペクトラム拡散信号であること
    を特徴とする請求項61または請求項62に記載の情報
    信号記録媒体。
  64. 【請求項64】前記情報信号には、1つの前記重畳/非
    重畳パターンと、他の前記重畳/非重畳パターンとの
    間、あるいは、前記重畳/非重畳パターンの先頭に、前
    記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報の重畳
    /非重畳パターンを検出するための同期検出用電子透か
    し情報が重畳されることを特徴とする請求項61または
    請求項62に記載の情報信号記録媒体。
  65. 【請求項65】前記重畳/非重畳パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項64
    に記載の情報信号記録媒体。
  66. 【請求項66】前記情報信号には、前記重畳/非重畳パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の重畳/非重畳パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳されていることを特徴とする請求項61ま
    たは請求項62に記載の情報信号記録媒体。
  67. 【請求項67】電子透かし情報を情報信号にそのまま重
    畳する区間と、反転させて重畳する前記区間との予め定
    めた組み合わせからなる反転/非反転パターンにより表
    わされる前記情報信号についての付加情報が重畳された
    前記情報信号が記録されて形成される情報信号記録媒
    体。
  68. 【請求項68】前記反転/非反転パターンは、複数の付
    加情報のそれぞれに対応して、複数のパターンが定めら
    れたものであることを特徴とする請求項67に記載の情
    報信号記録媒体。
  69. 【請求項69】前記情報信号は、映像信号であり、前記
    電子透かし情報の反転/非反転の前記区間は、映像同期
    信号に同期した区間として定められ、前記電子透かし情
    報は、前記映像同期信号に同期させて発生させる拡散符
    号を用いて形成されるスペクトラム拡散信号であること
    を特徴とする請求項67または請求項68に記載の情報
    信号記録媒体。
  70. 【請求項70】前記情報信号には、1つの前記反転/非
    反転パターンと、他の前記反転/非反転パターンとの
    間、あるいは、前記反転/非反転パターンの先頭に、前
    記情報信号に重畳されている前記電子透かし情報の前記
    反転/非反転パターンを検出するための同期検出用電子
    透かし情報が重畳されていることを特徴とする請求項6
    7または請求項68に記載の情報信号記録媒体。
  71. 【請求項71】前記反転/非反転パターンを形成する前
    記電子透かし情報と、前記同期検出用電子透かし情報と
    は、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されたス
    ペクトラム拡散信号であることを特徴とする請求項70
    に記載の情報信号記録媒体。
  72. 【請求項72】前記情報信号には、前記反転/非反転パ
    ターンを形成する前記電子透かし情報と、前記情報信号
    に重畳されている前記電子透かし情報の反転/非反転パ
    ターンを検出するための同期検出用電子透かし情報と
    が、それぞれ異なる拡散符号が用いられて形成されると
    ともに、前記情報信号に対して、前記情報信号の同じ時
    間領域に重畳されることを特徴とする請求項67または
    請求項68に記載の情報信号記録媒体。
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