JP2001008174A - 圧縮情報信号の著作権保護方法、信号処理方法、記録装置および記録再生装置 - Google Patents

圧縮情報信号の著作権保護方法、信号処理方法、記録装置および記録再生装置

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JP2001008174A
JP2001008174A JP11172098A JP17209899A JP2001008174A JP 2001008174 A JP2001008174 A JP 2001008174A JP 11172098 A JP11172098 A JP 11172098A JP 17209899 A JP17209899 A JP 17209899A JP 2001008174 A JP2001008174 A JP 2001008174A
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Akira Ogino
晃 荻野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮方式や情報信号フォーマットの違いに関
係なく、圧縮情報信号についての著作権保護を確実に行
なうことができる。 【解決手段】 圧縮情報信号の圧縮を解凍してベースバ
ンド信号に変換した後、電子透かし情報として圧縮情報
信号に重畳されている著作権保護情報を検出し、その検
出した著作権保護情報に基づいて、圧縮情報信号につい
ての著作権保護のための制御を行なう。圧縮情報信号を
ベースバンド信号に変換するためのデコード手段は、圧
縮情報信号をデコードして再生するためのデコード手段
を兼用して、構成の簡略化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、圧縮符
号化された映像信号やオーディオ信号についての著作権
保護方法およびこの方法を適用した信号処理装置、記録
装置および記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットなどのネットワー
クや、デジタルビデオディスクなどの記録媒体によるデ
ジタルコンテンツの普及に伴い、映像情報やオーディオ
情報などのコンテンツ情報についての不正な複製(コピ
ー)による著作権侵害が問題となっている。
【0003】そこで、この著作権侵害の問題に対処する
ため、コンテンツ情報に複製制御情報などの著作権保護
情報を付加し、この付加情報を用いて、不正な複製を防
止することが考えられている。
【0004】例えば、コンテンツ情報に付加する著作権
保護情報を用いることにより、情報ソースに応じて全く
複製を認めない、1回は複製を認めるが1回複製された
ものからの複製を禁止する(世代制限の複製制御方
式)、同一のコンテンツについての複製回数を制御する
などの複製制御を行なうことが考えられている。また、
コンテンツ情報に付加された著作権保護情報を検出する
ことにより、不正な複製が行なわれた場合の追跡調査を
行なうことも考えられている。
【0005】以上のような著作権保護情報を用いた複製
制御や追跡調査を有効に行なわしめるためには、複製さ
れたコンテンツ情報中から、付加されている著作権保護
情報が正しく検出されることが必要である。つまり、複
製過程において、不正に複製を行なおうとする者による
改ざんが困難であることが望ましい。
【0006】そこで、コンテンツ情報中に、電子透かし
処理により、複製制御用情報や追跡用情報などの著作権
保護情報を埋め込むことが注目されている。この電子透
かし処理は、例えば、映像情報や音楽情報に存在する人
間の知覚上の重要でない部分、すなわち、音楽や映像に
対して冗長でない部分に直接的に雑音信号として著作権
保護情報などを埋め込む処理である。この電子透かし処
理の具体例としては、乱数やM系列等を用いて発生させ
た鍵パターンを利用して情報の付加および検出を行な
う、スペクトラム拡散等がある。
【0007】このように、電子透かし処理によれば、映
像データや音楽データと同一時間領域および同一周波数
領域中に付加情報が埋め込まれるため、当該埋め込まれ
た著作権保護情報は、その映像データや音楽データから
除去されにくく、改ざんが非常に困難である。一方、映
像データや音楽データについてフィルタリング処理やデ
ータ圧縮処理をした後であっても、それらに埋め込まれ
た付加情報を映像データや音楽データ中から検出するこ
とが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近は、映
像情報やオーディオ情報を効率良く記憶したり伝送する
ことができるように、情報を圧縮符号化して記録し、再
生したり、ネットワーク上を伝送させるようになってき
ている。この場合の複製は、圧縮されたデータストリー
ムが、そのままコピーされて、記録媒体に記録された
り、メモリなどのデータストレージ手段に格納されるこ
とにより、行われることになる。
【0009】このため、情報信号の著作権保護施策とし
ては、ベースバンド信号の状態の情報信号についてのみ
でなく、圧縮された状態の情報信号についても考慮する
必要がある。
【0010】そこで、圧縮された情報信号から、直接的
に、付加されている著作権保護情報を検出することが考
えられた。このように、情報信号に付加されている著作
権保護情報を直接的に検出することができるようにする
方法としては、圧縮情報信号に、直接的に電子透かし処
理した著作権保護情報を付加する方法だけでなく、ベー
スバンド信号の状態の情報信号に付加するが、圧縮情報
信号から直接的に検出することができるようにする方法
も提案されている。
【0011】例えば、DCT(離散コサイン変換)処理
を用いるMPEG圧縮方式によりデータ圧縮を行なう場
合、特定のDCT係数、例えば直流成分(DC係数)や
交流成分の係数AC4に電子透かし情報を重畳するよう
にし、検出時には、その電子透かし情報が重畳されてい
るDCT係数のみを抽出することにより、MPEGデコ
ードすることなく、著作権保護情報を検出することが提
案された(例えば特願平9−235789号、特願平9
−234695号参照)。
【0012】しかしながら、これらの圧縮情報信号から
直接的に電子透かしの情報を検出する方法の場合、信号
ビットの一部反転による改ざんが行なわれたり、また、
圧縮情報信号が異なる圧縮方式に変更されたり、さら
に、例えば映像信号の場合であれば、走査線数や飛び越
し走査方式などの変換(フォーマットコンバージョン)
が行なわれたりした場合、電子透かしの著作権保護情報
が正しく検出することができなくなってしまう場合があ
る。このため、有効な著作権保護が困難になってしまう
おそれがあった。
【0013】フォーマットコンバージョンや圧縮方式の
問題を解決するためには、複数種のフォーマットや圧縮
方式に対応できるように、それぞれのフォーマットや圧
縮方式に対応する形式で電子透かしの著作権保護情報を
重ねて付加することも考えられるが、その場合には、複
数の電子透かし情報を重畳することによる情報信号の品
質劣化や検出時間が長くなるなどの問題があった。
【0014】この発明は、以上の点にかんがみ、異種の
圧縮方式に変更されたり、フォーマットコンバージョン
が行われた後であっても、また、ビットの変更などの改
ざんがなされても、上述のような問題を生じることな
く、圧縮情報信号についての著作権保護を確実に行なう
ことができるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による著作権保護方法は、電子透かしの著
作権保護情報が付加されていると共にデータ圧縮された
状態の圧縮情報信号について、著作権保護のための制御
を行なう方法において、前記圧縮情報信号の圧縮を解凍
してベースバンド信号に変換した後、前記著作権保護情
報を検出し、その検出した著作権保護情報に基づいて、
前記圧縮情報信号についての著作権保護のための制御を
行なうことを特徴とする。
【0016】上記の構成の発明においては、電子透かし
の著作権保護情報は、圧縮情報信号の圧縮が解凍されて
ベースバンド信号とされた後に検出される方式とされ
る。したがって、圧縮方式や情報信号フォーマットに無
関係に、当該ベースバンド信号用の1種類の電子透かし
情報を用いれば、著作権保護情報を確実に検出すること
ができると共に、複数種類のフォーマットや圧縮方式に
応じて複数個の電子透かし情報を重畳する必要がなくな
るので、情報信号の品質劣化や検出時間の長時間化が防
止できる。
【0017】また、この発明は、電子透かしの著作権保
護情報が付加されると共にデータ圧縮された状態の情報
信号について、前記著作権保護情報の変更、追加または
付加を行なう際には、前記圧縮された状態の情報信号の
圧縮を解凍してベースバンド信号に変換した後、前記著
作権保護情報を検出し、その検出結果に基づき、前記ベ
ースバンド信号の状態の情報信号についての電子透かし
の著作権保護情報の変更、追加または付加を行い、その
後、圧縮エンコードして圧縮された状態の情報信号を得
ることを特徴とする。
【0018】複製世代の管理のためには、著作権保護情
報を、例えば「1回複製可能」の状態から「複製禁止」
の状態に書き換える必要があるが、圧縮情報信号から直
接に電子透かしの著作権保護情報を検出する方式の場合
には、著作権保護情報の書き換えが困難である。しか
し、この発明の場合には、ベースバンド信号の状態にお
いて、電子透かしの著作権保護情報を検出する方式を採
用しているので、電子透かしの著作権保護情報の書き換
えが容易である。しかも、ベースバンド上での電子透か
し情報の重畳であるので、情報信号に対する電子透かし
情報の影響を例えばモニターすることによりチェック可
能であるから、情報信号の品質劣化を最小限に抑えなが
ら、電子透かし情報の書き換えが可能となる。
【0019】さらに、この発明による記録再生装置は、
入力された圧縮情報信号が供給される複製制御部と、記
録モードのときに、前記複製制御部から出力される圧縮
情報信号を記録媒体に書き込む書き込み部と、再生モー
ドのときに、前記記録媒体から圧縮情報信号を読み出す
読み出し部と、圧縮情報信号をデコードして伸長した情
報信号を出力するデコード部と、前記記録モードのとき
には、前記入力された圧縮情報信号を前記デコード部に
供給し、前記再生モードのときには、前記読み出し部か
らの圧縮情報信号を前記デコード部に供給するように切
り換える切換手段と、前記デコード部からのデコードさ
れた情報信号を出力する情報出力手段と、前記デコード
部からのデコードされた情報信号から、前記情報信号に
重畳されている電子透かしの著作権保護情報を検出する
電子透かし情報検出手段と、前記電子透かし情報検出手
段で検出された前記著作権保護情報に基づいて、前記複
製制御部を制御するコントロール部と、を備えることを
特徴とする。
【0020】この発明のように、記録再生装置において
は、再生用としてデコード部を予め備えている。この発
明の記録再生装置によれば、このデコード部を用いて、
圧縮情報信号の圧縮を解凍してベースバンド信号に変換
し、電子透かしの著作権保護情報をそのベースバンド信
号から検出することができる。そして、その検出した著
作権保護情報に基づいて、複製制御を実行することがで
きる。
【0021】したがって、この発明による記録再生装置
によれば、圧縮情報信号についての著作権保護情報の検
出のためにデコード部を設けることなく、少ない回路で
圧縮情報信号についての著作権保護が行なえる。
【0022】また、上記の記録再生装置において、前記
コントロール部は、前記電子透かし情報検出手段で検出
された前記著作権保護情報に基づいて、前記記録媒体か
ら読み出された圧縮情報信号がデコードされて出力され
るのを制限する再生制御をも行なうようにすることがで
きる。
【0023】さらに、前記コントロール部は、前記電子
透かし情報検出手段で検出された前記著作権保護情報に
基づいて、前記入力された圧縮情報信号がデコードされ
て出力されるのを制限する再生制御をも行なうようにす
ることもできる。
【0024】このように再生制御する場合においても、
電子透かし情報検出手段は、複製制御にも用いるものを
共通に用いることができ、少ない回路で再生情報信号に
ついての著作権保護が行なえる。
【0025】また、この発明による信号処理装置は、入
力された圧縮情報信号をデコードして伸長した情報信号
を出力するデコード部と、前記デコード部からのデコー
ドされた情報信号から、電子透かしの著作権保護情報を
検出する電子透かし情報検出手段と、前記電子透かし情
報検出手段での検出結果に基づき、前記デコード部から
のデコードされた情報信号の前記電子透かしの著作権保
護情報を変更する、または前記デコードされた情報信号
に電子透かしの著作権保護情報を付加または追加する電
子透かし情報付加手段と、前記電子透かし情報付加手段
からの情報信号を圧縮エンコードするエンコード手段
と、前記エンコード手段からの圧縮情報信号と、前記入
力された圧縮情報信号のいずれかを選択するセレクタ手
段と、前記セレクタ手段で選択された圧縮情報信号を記
録媒体に書き込む書き込み手段と、前記電子透かし情報
検出手段での検出結果に基づいて、前記入力された圧縮
情報信号の前記電子透かし情報の変更、追加または付加
が必要であるとされたときには、前記エンコード手段の
出力を選択し、それ以外の場合には入力された圧縮情報
信号を選択するように前記セレクタ手段を制御するコン
トロール部と、を備えることを特徴とする。
【0026】上述の構成のこの発明の信号処理装置にお
いては、電子透かしの著作権保護情報の変更、追加、新
たな付加などの書き換えが必要なときには、ベースバン
ド信号に変換された情報信号について電子透かしの著作
権情報の前記書き換え処理を実行して、それをエンコー
ド手段で圧縮エンコードして、元の圧縮情報信号にする
ようにする。これにより、確実に電子透かし情報の書き
換え処理が行なえるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明による圧縮情報信
号の著作権保護方法およびこの方法を用いて記録媒体
(メモリなどの記憶媒体を含む)に情報の書き込みを行
い、また、情報の読み出しを行なう装置の実施の形態に
ついて、図を参照しながら説明する。以下に説明する実
施の形態は、情報信号が映像信号であって、記録媒体と
して例えばDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)を用
いる場合である。
【0028】そして、映像信号には、ベースバンド信号
のときに電子透かしの著作権保護情報として複製制御情
報が重畳され、この著作権保護情報が重畳された映像信
号がMPEG2方式により圧縮符号化されて伝送(記
録)される。
【0029】この実施の形態においては、電子透かし情
報は、映像信号にスペクトラム拡散信号として重畳され
る。すなわち、この実施の形態では、PN(Pseud
orandom Noise;擬似雑音符号)系列の符
号(以下、PN符号という)を用いて、複製制御情報を
スペクトラム拡散し、そのスペクトラム拡散した複製制
御情報を電子透かし情報として、映像情報に重畳する。
この電子透かし情報の付加装置の一例を図2に示す。
【0030】この例では、拡散符号として用いるPN符
号を十分に早い周期で発生させて、これを付加情報とし
ての複製制御情報に対して掛け合わせることによりスペ
クトラム拡散し、狭帯域、高レベルの複製制御情報を、
映像信号には影響を与えることのない広帯域、微小レベ
ルの信号に変換させる。そして、このスペクトラム拡散
された複製制御情報を映像信号に重畳して伝送するよう
にする。
【0031】図2において、例えば映像信号Viの垂直
同期信号が同期検出部101で検出され、その検出出力
がタイミング信号発生部102に供給される。タイミン
グ信号発生部102は、垂直同期信号に同期したタイミ
ング信号を発生する。
【0032】PN発生部103は、タイミング信号発生
部102からのタイミング信号に同期して、この例で
は、垂直周期で繰り返すPN符号列PNを発生し、その
PN符号列PNをSS拡散部104(SSはスペクトラ
ム拡散の略である。以下、同じ)に供給する。
【0033】また、複製制御情報発生部105は、タイ
ミング信号発生部102からのタイミング信号に同期し
て、映像信号Viに電子透かし情報として重畳しようと
する複製制御情報を発生し、SS拡散部104に供給す
る。この例の場合、重畳しようとする複製制御情報は、
「複製可能(Copy Free)」「1回複製可能
(One Copy)」「これ以上の複製禁止(No
More Copy)」「絶対複製禁止(Never
Copy)」などを意味する情報が発生せられる。
【0034】SS拡散部104は、複製制御情報とPN
符号列PNとを乗算して、スペクトラム拡散信号を生成
する。そして、このスペクトラム拡散信号をレベル調整
部106を通じて電子透かし情報重畳部(WM重畳部と
略称する)107に供給して、入力映像信号Viに電子
透かし情報として重畳する。レベル調整部106は、電
子透かし情報の重畳により、再生映像が劣化しない程度
に重畳レベルを調整するためのものである。この場合、
SS電子透かし情報が、映像信号のダイナミックレンジ
より小さいレベルで重畳される。
【0035】図3はPN発生部103の構成例を示す図
である。この例のPN発生部103は、15段のシフト
レジスタを構成する15個のDフリップフロップREG
1〜REG15と、このシフトレジスタの適宜のタップ
出力を演算するイクスクルーシブオア回路EX−OR1
〜EX−OR3とからなっている。そして、図3に示す
PN発生部103は、タイミング信号発生部102から
の映像同期信号に同期して生成された、イネーブル信号
EN、PNクロック信号PNCLK、PN符号リセット
タイミング信号REに基づいて、M系列のPN符号列P
Sを発生する。
【0036】この図3の例の場合には、1垂直区間当た
りに4095チップを入れたスペクトラム拡散信号から
なる電子透かし情報が得られる。例えば、クロックレー
トは250kHz程度にすれば、電子透かし情報の1周
期は、4095/250=16.38msとなり、ほぼ
1垂直区間(16.7ms)に収めることが可能とな
る。このとき、初期化信号として、1垂直周期ごとにリ
セット信号REを入力することにより、1垂直周期に対
して、電子透かし情報の位相を揃えることができる。
【0037】図4は、電子透かし情報として重畳する複
製制御情報と、映像信号との関係をスペクトルで示した
ものである。複製制御情報は、これに含まれる情報量は
少なく、低ビットレートの信号であり、図4(a)に示
されるように狭帯域の信号である。これにスペクトラム
拡散を施すと、図4(b)に示すような広帯域幅の信号
となる。このときに、スペクトラム拡散信号レベルは帯
域の拡大比に反比例して小さくなる。
【0038】このスペクトラム拡散信号、すなわち、S
S複製制御情報を、WM重畳部47で映像信号Viに重
畳させるのであるが、この場合に、図4(c)に示すよ
うに、情報信号としての映像信号のダイナミックレンジ
より小さいレベルで、SS複製制御情報を重畳させるよ
うにする。このように重畳することにより主情報信号の
劣化がほとんど生じないようにすることができる。した
がって、上述したように、SS複製制御情報が重畳され
た映像信号がモニター受像機に供給されて、映像が再生
された場合に、SS複製制御情報の影響はほとんどな
く、良好な再生映像が得られるものである。
【0039】一方、後述するように、SS複製制御情報
を検出するために、逆スペクトラム拡散を行うと、図4
(d)に示すように、SS複製制御情報が再び狭帯域の
信号として復元される。十分な帯域拡散率を与えること
により、逆拡散後の複製制御情報の電力が情報信号を上
回り、検出可能となる。
【0040】この場合、映像信号に重畳された電子透か
し情報WMは、映像信号と同一時間、同一周波数内に重
畳されるため、周波数フィルタや単純な情報の置き換え
では削除および修正が不可能である。
【0041】したがって、映像信号に重畳されたSS複
製制御情報が取り除かれることがなく、その改ざんが困
難であるので、不正な複製を確実に防止することができ
る複製制御が可能になる。
【0042】また、上述の構成においては、垂直同期信
号を基準信号とした、垂直周期のPN符号列を用いてス
ペクトラム拡散を行うようにしたので、このスペクトラ
ム拡散信号を映像信号から検出する場合に必要となる逆
スペクトラム拡散用のPN符号列は、映像信号から検出
した垂直同期信号に同期した信号に基づき容易に生成す
ることができる。
【0043】以上のようにして、電子透かし情報の著作
権保護情報が重畳された映像信号は、前述したように、
MPEG2圧縮されて伝送されるが、MPEG2方式の
伸長デコードを行なってベースバンド信号に戻されたと
きには、電子透かし情報は、そのベースバンドの映像信
号について逆スペクトラム拡散処理を行なうことによ
り、容易に検出可能である。
【0044】なお、前述したように、電子透かし情報の
重畳は、DCT係数の直流係数(DC係数)や交流係数
のAC4係数に重畳する場合には、MPEG2圧縮途中
のDCT変換した後のDCT係数の情報の段階で、電子
透かし情報を重畳することもできる。
【0045】なお、以下の説明においては、書き換え可
能なDVDはRAMディスクと称し、また、書き換え不
能な読み出し専用のDVDはROMディスクと称するこ
ととする。
【0046】そして、以下に説明する実施の形態では、
記録装置によりRAMディスクに、圧縮符号化された映
像信号データを記録する場合において、その映像信号デ
ータについての複製制御状態が「複製許可;Copy
Free」でないときには、その記録する圧縮符号化デ
ータには、予め定められた暗号化処理の例としてのスク
ランブル処理を施すようにする。
【0047】また、コンテンツ提供会社等が、オーサリ
ング装置により、映像信号を、圧縮符号化してROMデ
ィスクに書き込む場合には、前述のような電子透かしの
著作権保護情報が重畳されるとともに、複製が禁止とさ
れる圧縮符号化された映像情報には、CSS(Cont
ents Scramble System)方式の暗
号化が施される。このROMディスクで使用される暗号
化と、前記のRAMディスクへの書き込みの際に用いら
れる暗号化(スクランブル)とは、この実施の形態で
は、異なるものとされている。
【0048】また、各DVDには、それがRAMディス
クであるか、ROMディスクであるかを識別するための
ディスク識別データが、例えばTOCやディレクトリと
呼ばれるエリアに記録されている。
【0049】また、RAMディスク、ROMディスクに
は、それぞれスクランブルがかけられているか否かを示
すためのスクランブル・フラグが、例えばTOCやディ
レクトリに記録される。
【0050】[記録再生装置の第1の実施の形態]図1
は、この発明による記録再生装置の第1の実施の形態の
構成例を示すブロック図である。この実施の形態の記録
再生装置は、圧縮された状態のデジタル映像信号をその
圧縮状態のまま記録媒体としてのディスク(DVD)に
記録する機能と、ディスクに記録されている圧縮された
状態のデジタル映像信号を伸長デコードして圧縮を解凍
し、再生モニター出力としてアナログ映像信号に変換し
て、例えば外部のモニターディスプレイに出力するよう
にする機能とを備える。
【0051】そして、この実施の形態の記録再生装置
は、記録時には、入力デジタル映像信号に重畳されてい
る電子透かしの著作権保護情報を検出して、その検出出
力に基づいて、複製記録を実行するか、あるいは複製記
録を禁止するかなどの制御を行なう。また、再生時に
は、再生デジタル映像信号に重畳されている電子透かし
の著作権保護情報を検出し、その検出出力と、その他の
付随的な情報とに基づいて、後述するように、特に不正
に複製記録が行なわれた記録媒体からの映像信号の再生
を禁止あるいは制限するように制御する機能も備える。
【0052】そして、この実施の形態では、記録時およ
び再生時における電子透かし情報の検出は、圧縮デジタ
ル映像信号をデコードした後のベースバンド信号の状態
で行なう。この場合に、記録時および再生時の電子透か
し情報の検出の系は、同一のものを使用するように構成
されている。
【0053】すなわち、図1に示すように、この実施の
形態の記録再生装置の記録系10は、圧縮された状態の
デジタル映像信号用入力端子11と、複製許可禁止制御
部12と、スクランブル部13と、書き込み部14とを
含んで構成されている。また、再生系20は、読み出し
部21と、デ・スクランブル部22と、デコード部23
と、再生制御部24と、WM書換部25と、D/A変換
部26と、映像信号出力端子27とを含んで構成されて
いる。
【0054】そして、デコード部23の前段には、記録
再生切換スイッチ回路2が設けられる。この記録再生切
換スイッチ回路2の一方の入力端Rには、入力端子11
を通じて入力された圧縮デジタル映像信号が供給され、
他方の入力端Pには、デ・スクランブル部22からの圧
縮デジタル映像信号が供給される。
【0055】この記録再生切換スイッチ回路2は、コン
トロール部1からの切換制御信号SWにより切り換えら
れる。コントロール部1は、使用者のキー操作部3を通
じた記録モードあるいは再生モードの選択操作入力に応
じてスイッチ回路2の切換制御信号SWを生成する。こ
の切換制御信号SWにより、スイッチ回路2は、記録時
には入力端R側に、再生時には入力P側に、それぞれ切
り換えられる。そして、スイッチ回路2は、切り換えに
より選択した、いずれかの圧縮デジタル映像信号をデコ
ード部23に供給する。
【0056】デコード部23のデコード出力は、再生制
御部24に供給されるとともに、電子透かし情報の検出
部(WM検出部と以下略称する)4に供給される。WM
検出部4では、圧縮が解凍されてベースバンド信号とさ
れた映像信号から電子透かしの著作権保護情報を検出す
る。
【0057】WM検出部4は、例えば図5に示すように
構成される。図5に示すように、デコード部23からの
電子透かし情報が重畳されているベースバンド映像信号
データは、逆拡散部404に供給されるとともに、同期
検出部401に供給される。同期検出部401は、垂直
同期タイミングを検出し、その検出出力をタイミング信
号発生部402に供給する。
【0058】タイミング信号発生部402は、PN発生
部403に垂直同期タイミング信号を供給する。このP
N発生部403は、図3の重畳側のPN発生部103と
同じPN符号系列を発生する図4に示したものと同一の
構成を有するもので、重畳側と同じ垂直同期タイミング
でPN符号列を発生することになる。このPN発生部4
03からのPN符号列は、逆拡散部404に供給され
て、これよりスペクトラム拡散されていた電子透かしの
複製制御情報が得られる。この複製制御情報はWM判定
部405に供給されて、電子透かし情報による複製制御
状態が判定される。そして、その判定出力が、コントロ
ール部1に供給される。
【0059】コントロール部1は、この著作権保護情報
としての複製制御情報の判定出力に基づき複製許可禁止
制御部12、再生制御部24を後述するように制御す
る。
【0060】複製許可禁止制御部12は、このコントロ
ール部1からの制御信号を受けて、複製が許可される場
合には、圧縮デジタル映像信号をスクランブル部13に
供給し、複製が禁止される場合には、圧縮デジタル映像
信号のスクランブル部13への供給を禁止する。
【0061】そして、コントロール部1は、記録時にお
いて、複製を許可する場合には、スクランブル部13お
よび書き込み部14を動作可能(書き込みイネーブル)
とする。したがって、複製記録が許可される場合であっ
て、重畳されていた電子透かし情報が「Copy Fr
ee」でないときには、すなわち、「Copy Onc
e」であったときには、圧縮デジタル映像信号は、スク
ランブル部13で暗号化のスクランブル処理が行なわれ
た後、書き込み部14により、ディスク5に記録され
る。なお、重畳されていた電子透かし情報が「Copy
Free」であったときには、映像データにはスクラ
ンブルはかけられずにRAMディスクに記録される。
【0062】また、コントロール部1は、再生時には、
読み出し部21を動作可能(読み出しイネーブル)とす
る。
【0063】デ・スクランブル部22は、記録系のスク
ランブル部13で施されたスクランブルおよびROMデ
ィスクのスクランブル(CSS)を解く処理を行う。こ
のデ・スクランブル部22において、RAMディスクの
記録データに施されるスクランブルと、ROMディスク
に施されるCSS方式のスクランブルの、いずれについ
てのデ・スクランブル処理を行うかは、後述するよう
に、コントロール部1が切り換え制御する。
【0064】このデ・スクランブル部22の出力信号
は、スイッチ回路2を通じてデコード部23に供給され
て、伸長デコードされる。そして、その伸長デコードさ
れた映像信号データがWM検出部4に供給されるととも
に、再生制御部24に供給される。
【0065】そして、再生制御部24は、コントロール
部1からの制御信号を受けて、再生が許可される場合に
は、デコード部23からの圧縮が解凍されたデジタル映
像信号を出力する。コントロール部1で、後述するよう
に、不正に複製された信号の再生であると判別されたと
きには、再生制御部24は、その制御信号を受けて、正
しい再生が行なわれないようする再生制限制御を行な
う。例えば、再生映像信号の出力を禁止する。あるい
は、ノイズで観視に耐えない映像信号を出力する。ま
た、再生映像信号を出力する代わりに、例えば、「不正
に複製されたものでありますので、再生はできません」
などのメッセージを表示する映像信号を出力するように
してもよい。
【0066】WM書換部25は、再生映像信号を出力す
るときに、後述するように、コントロール部1からの指
示に従い、必要に応じて、著作権保護情報としての複製
制御情報の書き換えを行なう。
【0067】この実施の形態では、電子透かし情報は、
スペクトラム拡散信号を用いるので、その書き換えは、
既に映像信号に重畳されている電子透かし情報に用いら
れているPN符号とは別系列のPN符号を用いた複製制
御情報をさらに重畳するようにする。この場合には、異
なる系列のPN符号によりスペクトラム拡散された複製
制御情報が複数個、映像信号に重畳されることになる
が、電子透かし情報の検出側では、これらの複数個の電
子透かし情報のすべてを検出し、そのうちの最も複製禁
止に近いものを、その映像信号についての電子透かしの
複製制御情報として判別する。なお、別系列のPN符号
には、同じPN符号発生器からの互いに位相が異なるP
N符号を含むものである。
【0068】WM書換部25の出力映像信号は、D/A
変換部26によりアナログ映像信号に変換され、出力端
子27に導出される。
【0069】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら、図1の記録再生装置の記録動作および再生動作につ
いて説明する。
【0070】まず、ステップS101においては、コン
トロール部1は、キー操作部3を通じた使用者のキー入
力操作により記録モードが選択されたか、再生モードが
選択されたかが判別される。
【0071】[記録モード]ステップS101で、記録
モードが選択されたと判別されたときには、ステップS
102に進み、スイッチ回路2を入力端R側に切り換え
る。すると、入力端子11を通じた入力圧縮デジタル映
像信号がデコード部23に供給されて、伸長デコードさ
れて、ベースバンド信号に戻される。そして、WM検出
部4で、そのベースバンド信号から電子透かしの著作権
保護情報として複製制御情報が検出される。
【0072】そして、ステップS103に進み、コント
ロール部1は、WM検出部4での電子透かしの複製制御
情報の検出出力を取り込んで、解析・判別する。次い
で、ステップS104に進み、その解析の結果、複製記
録が可能であるか否か判別する。
【0073】すなわち、この例においては、コントロー
ル部1では、まず、電子透かし情報が検出されたかどう
か判別し、電子透かし情報が検出されなかったときに
は、この例では、圧縮デジタル映像信号には著作権保護
がかかっていないと判断して、複製可能と判断する。ま
た、電子透かし情報が検出されたときには、その電子透
かしの著作権保護情報として重畳されている複製制御情
報が何であるか判別し、その判別の結果が、「Copy
Free」あるいは「Copy Once」であると
きには、複製記録を許可する。
【0074】このように複製可能あるいは複製記録許可
と判別したときには、ステップS104からステップS
106に進み、コントロール部1は、複製許可禁止制御
部12を、複製許可状態に制御するとともに、スクラン
ブル部13および書き込み部14をイネーブル状態とし
て記録を実行する。ただし、この例の場合、電子透かし
情報の複製制御情報が「Copy Free」のときに
は、スクランブル部13ではスクランブルはかけず、
「Copy Once」であるときには、スクランブル
部13で圧縮デジタル映像信号にスクランブル処理を施
したものをRAMディスク5に書き込む。
【0075】そして、使用者の操作指示により、記録終
了となったことがステップS107で判別されると、記
録モードを終了する。なお、このとき、前述したよう
に、RAMディスク5の例えばTOC(Table O
f Contents)あるいはディレクトリと呼ばれ
るエリアには、スクランブルがかけられている否かを示
すスクランブル・フラグが記録される。例えば、スクラ
ンブルがかけられている場合には、スクランブル・フラ
グが「1」とされ、スクランブルがかけられていないと
きは、スクランブル・フラグは「0」とされて、記録さ
れる。
【0076】また、ステップS104でのコントロール
部1の判別の結果、検出された電子透かし情報が、「N
o More Copy」あるいは「Never Co
py」であったときには、ステップS105に進み、複
製記録が禁止される。すなわち、複製許可禁止制御部1
2は、コントロール部1からの制御信号によりその入力
信号をスクランブル部13に供給しないように制御す
る。また、スクランブル部13および書き込み部14
は、非動作状態とされる。
【0077】このとき、デコード部23の出力が再生制
御部24を通じ、WM書換部25を通じ、さらにD/A
変換部26を通じて出力端子27に供給されることによ
り、出力端子27に接続したモニター受像機などによっ
て、記録信号のモニターができる。なお、このとき、コ
ントロール部1は、WM検出部4の電子透かし情報の検
出出力に基づいて、複製記録が許可される場合において
は、再生制御部24を再生許可の状態に制御するととも
に、WM書換部25では、電子透かし情報の書き換えは
行なわないように制御する。
【0078】これにより、RAMディスク5に記録され
る映像信号を確認することができる。ただし、この場合
の複製記録は、圧縮デジタル映像信号の状態での記録で
あるので、記録速度が速く、モニター再生されるのは、
記録される映像信号の一部である。
【0079】なお、複製記録が禁止される場合には、コ
ントロール部1は、再生制御部24を制御して、入力圧
縮デジタル映像信号のデコード出力に代えて、例えば、
「複製記録が禁止されています」などのメッセージを表
示する映像信号を出力するようにする。
【0080】[再生モード]次に、ステップS101
で、キー操作部3を通じた使用者のキー入力操作によ
り、再生モードが選択されたと判別されたときには、ス
テップS111に進み、スイッチ回路2を入力端P側に
切り換える。そして、読み出し部21が、コントロール
部1からの制御信号を受けて、イネーブル状態になり、
再生対象のディスクから圧縮デジタル映像信号の読み出
しを実行する。すると、読み出し部21からの信号は、
デ・スクランブル部22に供給される。
【0081】この場合、再生対象となるディスクは、こ
の実施の形態のような記録再生装置の記録系により記録
されたRAMディスク5のみでなく、オーサリング装置
で記録されたROMディスクもある。
【0082】前述したように、複製禁止のROMディス
クには、CSS(ContentsScramble
System)方式のスクランブルがかけられている。
また、RAMディスク5の場合には、WM検出部4で検
出された電子透かし情報は、「Copy Once」の
ときには、前述したように、スクランブル部13により
スクランブルがかけられている。また、各DVDには、
それがRAMディスクであるか、ROMディスクである
かを識別するためのディスク識別データが、例えばTO
Cやディレクトリと呼ばれるエリアに記録されている。
【0083】コントロール部1は、読み出し部21を通
じて、スクランブル・フラグを判別してスクランブルが
かかっているか否かを識別するとともに、ディスク識別
データを判別して、再生中のディスクが、RAMディス
クであるか、ROMディスクであるかを判別する。
【0084】デ・スクランブル部22では、コントロー
ル部1の制御に応じて、再生信号にかけられているスク
ランブルを解除する処理を施す。すなわち、デ・スクラ
ンブル部22は、コントロール部1の制御指示を受け
て、RAMディスク5およびROMディスクのそれぞれ
のスクランブルに対応するデ・スクランブル処理を行な
う。
【0085】以上のようにして、スクランブルが解除さ
れた圧縮デジタル映像信号は、スイッチ回路2を通じて
デコード部23に供給されて、伸長デコードされ、圧縮
が解凍される。そして、その解凍されたデジタル映像信
号は、再生制御部24に供給されるとともに、WM検出
部4に供給されて、電子透かし情報が検出される。コン
トロール部1は、ステップS112で、この電子透かし
情報の検出出力を判別する。
【0086】そして、ステップS113に進み、この電
子透かし情報と、この実施の形態では、前述したスクラ
ンブル・フラグおよびディスク識別データとに基づいて
再生を許可するか否かの判別を行なう。
【0087】再生を禁止するのは、違法に複製されたデ
ィスクからの再生時である。例えば、ディスクからのデ
ータにスクランブルがかけられているときには、ROM
ディスクの場合には、電子透かしの複製制御情報は、
「Never Copy」であるはずである。したがっ
て、再生中のディスクがROMディスクであって、スク
ランブルがかかっているにもかかわらず、WM検出部4
で検出された電子透かしの複製制御情報が「Never
Copy」以外の状態であると判別したときには、不
正な複製が行われているとして、その再生を禁止するよ
うにする。
【0088】また、RAMディスクであって、その記録
データにスクランブルがかかっていない場合には、その
電子透かしの複製制御情報は、「Copy Free」
であるはずであり、また、記録データにスクランブルが
かかっている場合には、その電子透かしの複製制御情報
は、「Copy Once」であるはずである。そこ
で、RAMディスクの再生時であって、スクランブルが
かかっていて、電子透かしの複製制御情報が「Copy
Free」の場合、また、スクランブルがかかってい
なくて、「Copy Once」の場合には、不正な複
製が行われているディスクからの再生であるとして、そ
の再生を禁止するようにする。
【0089】コントロール部1は、以上のような違法に
複製されたディスクの再生であるか否かを判定し(ステ
ップS113)、その判定結果に基づいた制御情報を再
生制御部24に供給する。そして、再生禁止のときに
は、この再生制御部24は、コントロール部1の制御に
応じて、その出力を後段の処理部に供給しない、あるい
は、前述したように、再生信号の代わりに、再生ができ
ない旨のメッセージの映像信号を出力して再生を制限す
る(ステップS114)。
【0090】再生許可とした場合には、再生制御部24
は、その出力を後段の処理部に供給する状態となり、再
生制御部24からの映像データは、WM書換部25およ
びD/A変換部26を通じて出力端子27に出力される
(ステップS115)。
【0091】この実施の形態の場合、圧縮デジタル映像
信号の記録の際には、電子透かし情報の書き換えは行な
わないので、再生中のディスクがRAMディスクであっ
て、検出された電子透かし情報の複製制御情報が、「C
opy Once」であったときには、それは複製記録
されたものの再生であることが判る。このため、再生中
のディスクがRAMディスクであって、検出された電子
透かし情報の複製制御情報が、「Copy Once」
であったときには、その複製制御情報は、「No Mo
re Copy」と判別すべきものであるとすることが
できる。
【0092】このことを踏まえて、この実施の形態で
は、再生中のディスクがRAMディスクであって、検出
された電子透かし情報の複製制御情報が、「Copy
Once」であると判別したときには、コントロール部
1は、WM書換部25を制御して、再生出力の電子透か
し情報の複製制御情報を、「Copy Once」から
「No More Copy」に書き換えるようにす
る。前述もしたように、この書き換えは、電子透かし情
報がこの実施の形態では、スペクトラム拡散信号である
ので、「No More Copy」の電子透かし情報
を重ねて重畳するものである。
【0093】このようにしておくことにより、再生映像
信号についての不正な複製記録を防止することができ
る。そして、このようにしても、電子透かし情報である
ので、ディスプレイには、再生映像が正しく再生され
る。
【0094】そして、その後、使用者の操作指示によ
り、再生終了となったことがステップS116で判別さ
れると、再生モードを終了する。
【0095】以上説明した第1の実施の形態の記録再生
装置においては、圧縮デジタル映像信号についての著作
権保護、上述の例では、複製制御のために、圧縮デジタ
ル映像信号から直接に電子透かし情報を検出するのでは
なく、一旦ベースバンド信号に戻してから検出するよう
にしている。
【0096】このため、電子透かしの著作権保護情報
は、ベースバンド信号の状態で検出できる形式で重畳さ
れる1種類だけでよく、圧縮方式や情報信号フォーマッ
トに無関係に、電子透かしの著作権保護情報の検出が可
能である。
【0097】また、複数種類のフォーマットや圧縮方式
に応じて複数個の電子透かし情報を重畳する場合には、
例えば、上述の例のように電子透かし処理にスペクトラ
ム拡散方式を用いる場合であれば、複数系列のPN符号
を用いた電子透かし情報を重ねて重畳することになり、
情報信号の品質劣化が生じたり、複数個の電子透かし情
報を検出しなければならないため検出時間の長時間とな
る。しかし、この実施の形態の場合には、上述のように
電子透かしの著作権保護情報は、ベースバンド信号用の
1種類化でよいので、上述のような問題点が防止でき
る。
【0098】しかも、この実施の形態の場合には、再生
機能のために存在するデコード部23を、複製記録の制
御のための電子透かし情報の検出のためにも用いるよう
に構成しているので、複製記録の制御のためにデコード
部を別個に設ける必要がなく、装置の構成が簡略化され
る。
【0099】さらに、WM検出部4も、記録時の複製記
録制御だけでなく、再生時の再生許可禁止制御のために
も用いるように構成しているので、記録再生装置の構成
が全体として複雑になることなく、簡単な構成のまま、
上述の機能を実現できる。
【0100】[記録再生装置の第2の実施の形態]この
発明による記録再生装置の第2の実施の形態を、図7〜
図9を参照しながら説明する。この第2の実施の形態の
記録再生装置は、第1の実施の形態の記録再生装置が備
える機能に加えて、ベースバンドのアナログ入力映像信
号を圧縮デジタル映像信号に変換して記録する機能と、
記録時に電子透かし情報の必要な書き換えを行なう機能
とを備えるものである。ただし、この第2の実施の形態
の場合には、第1の実施の形態の場合における記録信号
のモニター機能は備えていない。
【0101】図7は、この第2の実施の形態の記録再生
装置の構成例を示すブロック図である。この実施の形態
の記録再生装置の記録系40は、圧縮された状態のデジ
タル映像信号用入力端子41dと、ベースバンド信号入
力としてのアナログ映像信号用入力端子41aと、セレ
クタ42と、複製許可禁止制御部43と、スクランブル
部44と、書き込み部45と、A/D変換部46と、セ
レクタ33と、WM書換部47と、エンコード部48と
を含んで構成されている。
【0102】また、再生系50は、読み出し部51と、
デ・スクランブル部52と、デコード部53と、再生制
御部54と、D/A変換部55と、映像信号出力端子5
6とを含んで構成されている。
【0103】そして、デコード部53の前段には、第1
の実施の形態と同様に、記録再生切換スイッチ回路32
が設けられ、その一方の入力端Rには、入力端子41d
を通じて入力された圧縮デジタル映像信号が供給され、
他方の入力端Pには、デ・スクランブル部52からの圧
縮デジタル映像信号が供給される。また、デコード部5
3の後段には、記録再生切換スイッチ回路33が設けら
れ、その一方の出力端Rに得られるデコード出力信号は
セレクタ34の一方の入力端に供給され、スイッチ回路
33の他方の出力端Pに得られるデコード出力信号は、
再生制御部54に供給される。
【0104】これらの記録再生切換スイッチ回路32、
33は、コントロール部31からの、使用者のキー操作
部36を通じた記録モードあるいは再生モードの選択操
作入力に応じた切換制御信号SWにより、記録時には入
力端R側および出力端R側に、再生時には入力端P側お
よび出力端P側に、それぞれ切り換えられる。
【0105】また、セレクタ34の他方の入力端にはA
/D変換部46からのベースバンド映像信号が供給され
る。そして、このセレクタ34は、コントロール部31
からの選択制御信号に応じて、その2つの入力信号のい
ずれか一方の信号をWM書換部47に供給する。この実
施の形態の場合、このセレクタ34は、コントロール部
31からの選択制御信号により、入力端子41dからの
圧縮デジタル映像信号の記録時には、デコード部53の
出力信号をWM書換部47に供給し、また、入力端子4
1aからのベースバンド映像信号の記録時には、A/D
変換部46の出力信号をWM書換部47に供給するよう
に選択制御される。
【0106】また、WM検出部37の前段には、セレク
タ35が設けられる。このセレクタ35の一方の入力端
には、デコード部53の出力信号が供給され、他方の入
力端には、A/D変換部46からの信号の供給される。
そして、このセレクタ35は、コントロール部31から
の選択制御信号に応じて、その2つの入力信号のいずれ
か一方の信号をWM検出部37に供給する。この実施の
形態の場合、このセレクタ35は、コントロール部31
からの選択制御信号により、入力端子41dからの圧縮
デジタル映像信号の記録時および再生時には、デコード
部53の出力信号をWM検出部37に供給し、また、入
力端子41aからのベースバンド映像信号の記録時に
は、A/D変換部46の出力信号をWM検出部37に供
給するように選択制御される。
【0107】また、セレクタ42の一方の入力端には、
入力端子41dを通じた圧縮デジタル映像信号が供給さ
れ、他方の入力端には、エンコード部48からの圧縮デ
ジタル映像信号が供給される。そして、このセレクタ4
2は、コントロール部31からの選択制御信号に応じ
て、その2つの入力信号のいずれか一方の信号を複製許
可制御部43に供給する。
【0108】この実施の形態の場合、このセレクタ42
は、コントロール部31からの選択制御信号により、入
力端子41dからの圧縮デジタル映像信号の記録時であ
って、かつ、電子透かし情報の書き換えが必要でない場
合には、入力端子41dからの圧縮デジタル映像信号を
選択し、また、入力端子41dからの圧縮デジタル映像
信号の記録時であって、かつ、電子透かし情報の書き換
えが必要である場合には、エンコード部48からの圧縮
デジタル映像信号を選択して、複製許可禁止制御部43
に供給するように選択制御される。また、入力端子41
aからのベースバンド映像信号の記録時には、セレクタ
42は、エンコード部48からの圧縮デジタル映像信号
を選択して、複製許可禁止制御部43に供給するように
選択制御される。
【0109】複製許可禁止制御部43、スクランブル部
44、書き込み部45、読み出し部51、デ・スクラン
ブル部52、デコード部53、再生制御部54のそれぞ
れは、前述した第1の実施の形態の同一名称のブロック
の処理部と同様の構成および動作を行なう。また、WM
検出部37は、第1の実施の形態のWM検出部4と同一
の構成を備える。さらに、WM書換部47は、第1の実
施の形態のWM書換部25と同一の構成を備える。
【0110】そして、エンコード部48は、ベースバン
ドのデジタル映像信号を、圧縮符号化して、圧縮デジタ
ル映像信号にエンコードする処理を行なう。
【0111】次に、図8および図9のフローチャートを
参照しながら、図7の記録再生装置の記録動作および再
生動作について説明する。
【0112】まず、ステップS201においては、コン
トロール部31は、キー操作部36を通じた使用者のキ
ー入力操作により記録モードが選択されたか、再生モー
ドが選択されたかが判別される。
【0113】[記録モード]ステップS201で、記録
モードが選択されたと判別されたときには、ステップS
202に進み、スイッチ回路32および33を入力端R
側および出力端R側に切り換える。すると、入力端子1
1を通じた入力圧縮デジタル映像信号がデコード部53
に供給されて、伸長デコードされて、ベースバンド信号
に戻され、スイッチ回路33を介してセレクタ34に供
給される。
【0114】そして、ステップS203に進み、コント
ロール部31は、使用者のキー操作部36を通じた記録
要求は、入力端子41dからの圧縮デジタル映像信号の
記録要求であるか、入力端子41aからのベースバンド
映像信号の記録要求であるかを判別する。
【0115】このステップS203で、入力端子41d
からの圧縮デジタル映像信号の記録要求であると判別し
たときには、コントロール部31は、ステップS204
において、セレクタ34および35をデコード部53の
出力を選択する状態に制御する。したがって、セレクタ
34からは入力端子41dを通じて入力された圧縮デジ
タル映像信号が解凍されてベースバンド信号とされた映
像信号がWM書換部47に供給され、また、セレクタ3
5からは入力端子41dを通じて入力された圧縮デジタ
ル映像信号が解凍されてベースバンド信号とされた映像
信号がWM検出部37に供給される。
【0116】そして、ステップS205に進み、コント
ロール部31は、WM検出部37での電子透かしの著作
権保護情報の検出出力を取り込んで、入力端子41dか
ら入力された圧縮デジタル映像信号に重畳されている電
子透かしの複製制御情報を解析・判別する。次いで、ス
テップS206に進み、その解析の結果、複製記録が可
能であるか否か判別する。
【0117】すなわち、この例においては、コントロー
ル部31では、まず、電子透かし情報が検出されたかど
うか判別し、電子透かし情報が検出されなかったときに
は、この例では、圧縮デジタル映像信号には著作権保護
がかかっていないと判断して、複製可能と判断する。ま
た、電子透かし情報が検出されたときには、その電子透
かしの著作権保護情報として重畳されている複製制御情
報が何であるか判別し、その判別の結果が、「Copy
Free」あるいは「Copy Once」であると
きには、複製記録を許可する。
【0118】このように複製可能あるいは複製記録許可
と判別したときには、ステップS206からステップS
207に進み、電子透かしの複製制御情報の書き換えが
必要であるか否か判別する。すなわち、この例において
は、電子透かしの複製制御情報の判別結果が「Copy
Free」のときには、書き換えが不要であると判別
し、判別結果が「Copy Once」であるときに
は、「No MoreCopy」への書き換えが必要で
あると判別する。
【0119】そして、電子透かしの複製制御情報の書き
換えが不要であると判別されたときには、ステップS2
08に進み、セレクタ42を入力端子41dからの圧縮
デジタル映像信号を選択する側に切り換える。そして、
図9のステップS237に進み、コントロール部31
は、複製許可禁止制御部43を、複製許可状態に制御す
るとともに、書き込み部45をイネーブル状態として、
RAMディスク38への複製記録を実行する。ただし、
この場合、電子透かし情報の複製制御情報が「Copy
Free」であったので、スクランブル部44ではス
クランブルはかけない。
【0120】そして、使用者の操作指示により、記録終
了となったことがステップS238で判別されると、記
録モードを終了する。このとき、RAMディスク38の
例えばTOC(Table Of Contents)
あるいはディレクトリと呼ばれるエリアに記録されるス
クランブル・フラグは、スクランブルがかけられていな
いことを示す「0」が記録される。
【0121】一方、ステップS207で電子透かしの複
製制御情報の書き換えが必要であると判別されたときに
は、ステップS209に進み、セレクタ42をエンコー
ド部48からの圧縮デジタル映像信号を選択する側に切
り換える。そして、ステップS210に進み、コントロ
ール部1はWM書換部47を制御して、電子透かしの複
製制御情報を「No More Copy」へ書き換え
る処理を行なう。
【0122】すなわち、このとき、セレクタ34からは
デコード部53からの入力端子41dからの圧縮デジタ
ル映像信号の圧縮が解凍されてベースバンド信号にされ
た信号が得られるので、WM書換部47では、このベー
スバンドの映像信号に、「No More Copy」
の電子透かし情報を、重畳する処理を行なう。
【0123】前述もしたように、この書き換え処理は、
電子透かし情報がこの実施の形態では、スペクトラム拡
散信号であるので、「No More Copy」の電
子透かし情報を、「Copy Once」の電子透かし
情報に重ねて重畳するものである。電子透かし情報の検
出時には、両方の電子透かし情報が検出され、複製禁止
により近い「No More Copy」が、その複製
制御情報として検出される。
【0124】こうして、電子透かしの複製制御情報が書
き換えられたベースバンドの映像信号は、エンコード部
48に供給されて、圧縮エンコードされる。すなわち、
このときこのエンコード部48に得られる信号は、入力
端子41dを通じて入力される圧縮デジタル映像信号と
同一の映像信号であって、電子透かしの複製制御情報が
書き換えられたものとなっている。そして、このエンコ
ード部48からの圧縮デジタル映像信号がセレクタ42
を通じて取り出されて、複製許可禁止制御部43に供給
され、上述した場合と同様にして、ステップS237以
降が実施されて、RAMディスク38への複製記録が実
行される。
【0125】なお、この電子透かし情報の書き換えを行
なう場合には、記録信号にはスクランブル部44におい
て、スクランブル処理(暗号化処理)が施される。した
がって、このときには、RAMディスク38の例えばT
OCあるいはディレクトリに記録される、スクランブル
・フラグが「1」とされ、スクランブルがかけられてい
ることが記録される。
【0126】また、ステップS206でのコントロール
部31の判別の結果、検出された電子透かし情報が、
「No More Copy」あるいは「Never
Copy」であったときには、ステップS234(図
9)に進み、複製記録が禁止される。すなわち、複製許
可禁止制御部43は、コントロール部31からの制御信
号によりその入力信号をスクランブル部44に供給しな
いように制御する。また、スクランブル部44および書
き込み部45は、非動作状態とされる。
【0127】次に、ステップS203で、入力端子41
aからのベースバンド映像信号の記録要求であると判別
したときには、コントロール部31は、ステップS23
1において、セレクタ34および35をA/D変換部4
6からのベースバンドデジタル映像信号を選択する状態
に制御するとともに、セレクタ42をエンコード部48
の出力を選択する状態に制御する。
【0128】すると、このときには、セレクタ34から
はA/D変換部46からのベースバンドデジタル映像信
号がWM書換部47に供給される。また、セレクタ35
からはA/D変換部46からのベースバンドデジタル映
像信号がWM検出部37に供給される。
【0129】そこで、ステップS232で、コントロー
ル部31は、WM検出部37での電子透かしの著作権保
護情報の検出出力を取り込んで、入力端子41aからの
ベースバンド映像信号に重畳されている電子透かしの複
製制御情報を解析・判別する。次いで、ステップS23
3に進み、その解析の結果、複製記録が可能であるか否
か判別する。
【0130】この場合、前述したように、コントロール
部31では、電子透かし情報が検出されたかどうか判別
し、電子透かし情報が検出されなかったときには、ベー
スバンド映像信号には著作権保護がかかっていないと判
断して、複製可能と判断する。また、電子透かし情報が
検出されたときには、その電子透かしの著作権保護情報
として重畳されている複製制御情報が何であるか判別
し、その判別の結果が、「Copy Free」あるい
は「Copy Once」であるときには、複製記録を
許可する。
【0131】このように複製可能あるいは複製記録許可
と判別したときには、ステップS233からステップS
235に進み、電子透かしの複製制御情報の書き換えが
必要であるか否か判別する。すなわち、この例において
は、電子透かしの複製制御情報の判別結果が「Copy
Free」のときには、書き換えが不要であると判別
し、判別結果が「Copy Once」であるときに
は、「No MoreCopy」への書き換えが必要で
あると判別する。
【0132】そして、電子透かしの複製制御情報の書き
換えが不要であると判別されたときには、ステップS2
37に進み、コントロール部31は、複製許可禁止制御
部43を、複製許可状態に制御するとともに、書き込み
部45をイネーブル状態として、RAMディスク38へ
の複製記録を実行する。ただし、この場合、電子透かし
情報の複製制御情報が「Copy Free」であるの
で、スクランブル部44ではスクランブルはかけない。
【0133】そして、使用者の操作指示により、記録終
了となったことがステップS238で判別されると、記
録モードを終了する。このとき、RAMディスク38の
例えばTOC(Table Of Contents)
あるいはディレクトリと呼ばれるエリアに記録されるス
クランブル・フラグは、スクランブルがかけられていな
いことを示す「0」が記録される。
【0134】一方、ステップS235で電子透かしの複
製制御情報の書き換えが必要であると判別されたときに
は、ステップS236に進み、コントロール部1はWM
書換部47を制御して、電子透かしの複製制御情報を
「No More Copy」へ書き換える処理を行な
う。
【0135】すなわち、このとき、セレクタ34から
は、入力端子41aからのベースバンド映像信号が得ら
れるので、WM書換部47では、このベースバンドの映
像信号に、「No More Copy」の電子透かし
情報を、「Copy Once」の電子透かし情報に重
ねて重畳することにより、電子透かし情報の書き換え処
理を行なう。
【0136】こうして、電子透かしの複製制御情報が書
き換えられたベースバンドの映像信号は、エンコード部
48において、圧縮エンコードされ、このエンコード部
48からの圧縮デジタル映像信号がセレクタ42を通じ
て、複製許可禁止制御部43に供給され、上述した場合
と同様にして、ステップS237以降が実施されて、R
AMディスク38への複製記録が実行される。
【0137】なお、この電子透かし情報の書き換えを行
なう場合には、記録信号にはスクランブル部44におい
て、スクランブル処理(暗号化処理)が施される。した
がって、このときには、RAMディスク38の例えばT
OCあるいはディレクトリに記録される、スクランブル
・フラグが「1」とされ、スクランブルがかけられてい
ることが記録される。
【0138】また、ステップS233でのコントロール
部31の判別の結果、検出された電子透かし情報が、
「No More Copy」あるいは「Never
Copy」であったときには、ステップS234に進
み、複製記録が禁止される。すなわち、複製許可禁止制
御部43は、コントロール部31からの制御信号により
その入力信号をスクランブル部44に供給しないように
制御する。また、スクランブル部44および書き込み部
45は、非動作状態とされる。
【0139】なお、WM書換部47の出力を再生制御部
54に供給するようにすることにより、第1の実施の形
態の場合と同様にして、記録信号のモニター再生を行な
うようにすることもできる。その場合には、複製記録が
禁止されるときには、コントロール部31は、再生制御
部54を制御して、入力圧縮デジタル映像信号のデコー
ド出力に代えて、例えば、「複製記録が禁止されていま
す」などのメッセージを表示する映像信号を出力するよ
うにする。
【0140】[再生モード]次に、ステップS201
で、キー操作部36を通じた使用者のキー入力操作によ
り、再生モードが選択されたと判別されたときには、ス
テップS221に進み、スイッチ回路32および33
を、入力端P側および出力端P側に切り換える。そし
て、読み出し部51が、コントロール部31からの制御
信号を受けて、イネーブル状態になり、ディスクから圧
縮デジタル映像信号の読み出しを実行する。すると、読
み出し部51からの信号は、デ・スクランブル部52に
供給される。
【0141】この場合、再生対象となるディスクは、こ
の実施の形態のような記録再生装置の記録系により記録
されたRAMディスク38のみでなく、オーサリング装
置で記録されたROMディスクの場合もある。
【0142】前述したように、複製禁止のROMディス
クには、CSS(ContentsScramble
System)方式のスクランブルがかけられている。
また、RAMディスク38には、前述したように、スク
ランブル部44によりスクランブルがかけられている。
また、各DVDには、それがRAMディスクであるか、
ROMディスクであるかを識別するためのディスク識別
データが、例えばTOCやディレクトリと呼ばれるエリ
アに記録されている。
【0143】コントロール部31は、読み出し部51を
通じて、スクランブル・フラグを判別するとともに、デ
ィスク識別データを判別して、再生中のディスクが、R
AMディスクであるか、ROMディスクであるかを判別
する。
【0144】デ・スクランブル部52では、コントロー
ル部31の制御に応じて、再生信号にかけられているス
クランブルを解除する処理を施す。すなわち、RAMデ
ィスク38およびROMディスクのそれぞれのスクラン
ブルに対応するデ・スクランブル処理を行なう。
【0145】以上のようにして、スクランブルが解除さ
れた圧縮デジタル映像信号は、スイッチ回路32を通じ
てデコード部53に供給されて、伸長デコードされ、圧
縮が解凍される。そして、その解凍されたデジタル映像
信号は、再生制御部54に供給されるとともに、WM検
出部37に供給されて、電子透かし情報が検出される。
コントロール部31は、ステップS222で、この電子
透かし情報の検出出力を判別する。
【0146】そして、ステップS223に進み、この電
子透かし情報と、この実施の形態では、前述したスクラ
ンブル・フラグおよびディスク識別データとに基づいて
再生を許可するか否かの判別を行なう。
【0147】再生を禁止するのは、前述したように、違
法に複製されたディスクからの再生時である。コントロ
ール部31は、前述したような違法に複製されたディス
クの再生であるか否かを判定し(ステップS223)、
その判定結果に基づいた制御情報を再生制御部54に供
給する。そして、再生禁止のときには、この再生制御部
54は、その出力を後段の処理部に供給しない、あるい
は、前述したように、再生信号の代わりに、再生ができ
ない旨のメッセージの映像信号を出力して再生を制限す
る(ステップS224)。
【0148】再生許可とした場合には、再生制御部54
は、その出力を後段の処理部に供給する状態となり、再
生制御部54からの映像データは、D/A変換部55を
通じて出力端子56に出力される(ステップS22
5)。
【0149】そして、その後、使用者の操作指示によ
り、再生終了となったことがステップS216で判別さ
れると、再生モードを終了する。
【0150】この第2の実施の形態においても、第1の
実施の形態と同様に、圧縮デジタル映像信号についての
著作権保護、上述の例では、複製制御のために、圧縮デ
ジタル映像信号から直接に電子透かし情報を検出するの
ではなく、一旦ベースバンド信号に戻してから検出する
ようにしている。
【0151】このため、電子透かし情報は、ベースアン
ド信号の状態で検出できる形式で重畳されるだけでよ
く、圧縮方式が異なったりしても、電子透かし情報の検
出が可能である。しかも、この実施の形態の場合には、
再生機能のために存在するデコード部53を、複製記録
の制御のための電子透かし情報の検出のためにも用いる
ように構成しているので、複製記録の制御のためにデコ
ード部を別個に設ける必要がなく、構成が簡略化され
る。
【0152】また、WM検出部4も、記録時の複製記録
制御だけでなく、再生時の再生許可禁止制御のためにも
用いるように構成しているので、記録再生装置の構成が
全体として複雑になることなく、簡単な構成のまま、上
述の機能を実現できる。
【0153】さらに、圧縮デジタル映像信号の複製記録
の際に、電子透かし情報の書き換えが必要な場合には、
ベースバンド信号に戻して電子透かし情報を書き換える
ようにしたので、圧縮デジタル映像信号について直接的
に電子透かし情報を書き換える必要がなく、容易に書き
換えが可能になる。そして、書き換えたベースバンド信
号を圧縮エンコードして記録することになるが、そのた
めのエンコード部48は、この第2の実施の形態では、
入力ベースバンド映像信号を圧縮符号化してRAMディ
スクに記録する際に使用するものを兼用するようにして
いるので、別のエンコード手段が不要であり、構成が簡
単になる。
【0154】なお、著作権保護情報としては、上述した
ような複製制御のための情報だけではなく、コンテンツ
識別情報や、著作権者の情報、あるいは複製記録の日
時、複製記録を行なった装置の識別情報などの不正な複
製の追跡情報、その他の著作権保護のための情報を付加
するようにすることができる。
【0155】また、上述の実施の形態では、映像信号デ
ータには、電子透かしの著作権保護情報のみを付加する
ようにしたが、CGMS(Copy Generati
onManagement System)情報を合わ
せて付加するようにしてもよい。その場合には、記録媒
体から再生された情報から検出された、電子透かしの著
作権保護情報としての複製制御情報と、CGMS情報と
が互いに齟齬をきたすような場合は、不正な複製が行な
われた状態として把握することができ、その複製記録を
禁止し、また、その再生を制限するようにすることがで
きる。
【0156】また、この発明の対象とする信号処理装置
は、上述のようなDVDの記録再生装置に限られず、パ
ーソナルコンピュータなどであってもよい。また、圧縮
デジタル信号は、記録媒体により伝送される場合に限ら
ず、ネットワーク上を伝送される場合であってもよい。
【0157】また、この発明の対象とする情報信号は、
上述のような映像信号のみに限られるのではなく、オー
ディオ信号やコンピュータ情報であってもよい。
【0158】また、記録媒体は、DVDやハードディス
クなどのディスク媒体に限られるものではなく、例えば
半導体メモリやカードメモリであってもよい。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧縮状態の情報信号についての著作権保護を、確実
かつ容易に行なうことができる。すなわち、圧縮方式の
違いや、信号フォーマットの違いを考慮することなく、
圧縮情報信号についての著作権保護情報の重畳付加およ
び検出ができる。
【0160】そして、装置にもともと伸長デコード部が
存在する場合には、それを有効に利用して著作権保護情
報の検出を行なうようにするので、装置の構成が複雑に
ならないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録再生装置の第1の実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図2】電子透かし情報の付加方法の一例を説明するた
めのブロック図である。
【図3】実施の形態で用いる電子透かし情報の重畳部の
一例に用いるPN符号の発生器の一例を説明するための
図である。
【図4】電子透かし情報としてスペクトラム拡散信号を
用いた場合の映像信号に対する影響を説明するための図
である。
【図5】実施の形態で用いる電子透かし情報の検出部の
一例を説明するためのブロック図である。
【図6】記録再生装置の第1の実施の形態における動作
説明のためのフローチャートを示す図である。
【図7】この発明による記録再生装置の第2の実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【図8】記録再生装置の第2の実施の形態における動作
説明のためのフローチャートの一部を示す図である。
【図9】記録再生装置の第2の実施の形態における動作
説明のためのフローチャートの続きを示す図である。
【符号の説明】
1,31…コントロール部、2,32,33…記録再生
切換スイッチ回路、4,37…電子透かし情報の検出
部、10,40…記録系、11,41d…圧縮デジタル
映像信号の入力端子、12,43…複製許可禁止制御
部、13,44…スクランブル部、14,45…書き込
み部、20,50…再生系、21,51…読み出し部、
22,52…デ・スクランブル部、23,53…デコー
ド部、24,54…再生制御部、25,47…電子透か
し情報の書換部、26,46…D/A変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CE08 CG07 5C063 AC01 AC10 CA09 CA11 CA12 CA14 CA23 CA40 5C076 AA14 BA06 5J104 AA14 9A001 BB02 BB03 BB04 CC02 DD09 EE03 EE04 EE05 HH15 HH18 HH27 HH30 JJ25 JJ33 KK43 KK60 LL03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子透かしの著作権保護情報が付加されて
    いると共にデータ圧縮された状態の圧縮情報信号につい
    て、著作権保護のための制御を行なう方法において、 前記圧縮情報信号の圧縮を解凍してベースバンド信号に
    変換した後、前記著作権保護情報を検出し、その検出し
    た著作権保護情報に基づいて、前記圧縮情報信号につい
    ての著作権保護のための制御を行なうことを特徴とする
    圧縮情報信号の著作権保護方法。
  2. 【請求項2】電子透かしの著作権保護情報が付加される
    と共にデータ圧縮された状態の情報信号について、前記
    著作権保護情報の変更、追加または付加を行なう際に
    は、 前記圧縮された状態の情報信号の圧縮を解凍してベース
    バンド信号に変換した後、前記著作権保護情報を検出
    し、その検出結果に基づき、前記ベースバンド信号の状
    態の情報信号についての電子透かしの著作権保護情報の
    変更、追加または付加を行い、その後、圧縮エンコード
    して圧縮された状態の情報信号を得ることを特徴とする
    信号処理方法。
  3. 【請求項3】入力された圧縮情報信号が供給される複製
    制御部と、 記録モードのときに、前記複製制御部から出力される圧
    縮情報信号を記録媒体に書き込む書き込み部と、 再生モードのときに、前記記録媒体から圧縮情報信号を
    読み出す読み出し部と、 圧縮情報信号をデコードして伸長した情報信号を出力す
    るデコード部と、 前記記録モードのときには、前記入力された圧縮情報信
    号を前記デコード部に供給し、前記再生モードのときに
    は、前記読み出し部からの圧縮情報信号を前記デコード
    部に供給するように切り換える切換手段と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号を出力す
    る情報出力手段と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号から、前
    記情報信号に重畳されている電子透かしの著作権保護情
    報を検出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段で検出された前記著作権保
    護情報に基づいて、前記複製制御部を制御するコントロ
    ール部と、 を備える記録再生装置。
  4. 【請求項4】前記コントロール部は、前記電子透かし情
    報検出手段で検出された前記著作権保護情報に基づい
    て、前記記録媒体から読み出された圧縮情報信号がデコ
    ードされて出力されるのを制限する再生制御をも行なう
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】前記コントロール部は、前記電子透かし情
    報検出手段で検出された前記著作権保護情報に基づい
    て、前記入力された圧縮情報信号がデコードされて出力
    されるのを制限する再生制御をも行なうことを特徴とす
    る請求項3または請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 【請求項6】入力された圧縮情報信号が供給される複製
    制御部と、 前記複製制御部から出力される圧縮情報信号を記録媒体
    に記録する書き込み部と、 前記入力された圧縮情報信号をデコードして伸長した情
    報信号を出力するデコード部と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号をモニタ
    ーするために出力する情報出力手段と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号から、前
    記情報信号に重畳されている電子透かしの著作権保護情
    報を検出する電子透かし情報検出手段と、 前記電子透かし情報検出手段で検出された前記著作権保
    護情報に基づいて、前記複製制御部を制御するコントロ
    ール部と、 を備える信号処理装置。
  7. 【請求項7】前記コントロール部は、前記電子透かし情
    報検出手段で検出された前記著作権保護情報に基づい
    て、前記入力された圧縮情報信号がデコードされて出力
    されるのを制限する再生制御をも行なうことを特徴とす
    る請求項6に記載の信号処理装置。
  8. 【請求項8】入力された圧縮情報信号をデコードして伸
    長した情報信号を出力するデコード部と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号から、電
    子透かしの著作権保護情報を検出する電子透かし情報検
    出手段と、 前記電子透かし情報検出手段での検出結果に基づき、前
    記デコード部からのデコードされた情報信号の前記電子
    透かしの著作権保護情報を変更する、または前記デコー
    ドされた情報信号に電子透かしの著作権保護情報を付加
    または追加する電子透かし情報付加・変更手段と、 前記電子透かし情報付加・変更手段からの情報信号を圧
    縮エンコードするエンコード手段と、 前記エンコード手段からの圧縮情報信号と、前記入力さ
    れた圧縮情報信号のいずれかを選択するセレクタ手段
    と、 前記セレクタ手段で選択された圧縮情報信号を記録媒体
    に書き込む書き込み手段と、 前記電子透かし情報検出手段での検出結果に基づいて、
    前記入力された圧縮情報信号の前記電子透かし情報の変
    更、追加または付加が必要であるとされたときには、前
    記エンコード手段の出力を選択し、それ以外の場合には
    入力された圧縮情報信号を選択するように前記セレクタ
    手段を制御するコントロール部と、 を備える信号処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の信号処理装置は、記録装
    置であって、 前記セレクタ手段で選択された圧縮情報信号の前記記録
    媒体への書き込みを制御する複製制御部を備え、 前記コントロール部は、前記電子透かし情報検出手段で
    の検出結果に基づいて、前記複製制御部を制御して、複
    製記録を実行するか否かを制御することを特徴とする信
    号処理装置。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の信号処理装置は、記録
    再生装置であって、 前記セレクタ手段で選択された圧縮情報信号の前記記録
    媒体への書き込みを制御する複製制御部と、 再生モードのときに、前記記録媒体から圧縮情報信号を
    読み出す読み出し部と、 前記記録モードのときには、前記入力された圧縮情報信
    号を前記デコード部に供給し、前記再生モードのときに
    は、前記読み出し部からの圧縮情報信号を前記デコード
    部に供給するように切り換える切換手段と、 前記デコード部からのデコードされた情報信号を出力す
    る情報出力手段と、 を備え、 前記コントロール部は、前記電子透かし情報検出手段で
    の検出結果に基づいて、前記複製制御部を制御して、複
    製記録を実行するか否かを制御することを特徴とする信
    号処理装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の信号処理装置におい
    て、 前記コントロール部は、前記電子透かし情報検出手段で
    検出された前記著作権保護情報に基づいて、前記記録媒
    体から読み出された圧縮情報信号がデコードされて出力
    されるのを制限する再生制御をも行なうことを特徴とす
    る信号処理装置。
  12. 【請求項12】請求項10または請求項11に記載の信
    号処理装置において、 前記コントロール部は、前記電子透かし情報検出手段で
    検出された前記著作権保護情報に基づいて、前記入力さ
    れた圧縮情報信号がデコードされて出力されるのを制限
    する再生制御をも行なうことを特徴とする信号処理装
    置。
  13. 【請求項13】請求項10〜請求項12に記載の信号処
    理装置において、 ベースバンド信号の状態の情報信号の入力手段を備え、 前記入力手段を通じて入力された前記ベースバンド信号
    の状態の情報信号の記録時に、前記電子透かし情報付加
    ・変更手段と、前記エンコード手段とを用いることを特
    徴とする信号処理装置。
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