WO2024121906A1 - 光モニタデバイス及び光強度測定方法 - Google Patents

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良 小山
宜輝 阿部
和典 片山
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日本電信電話株式会社
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Abstract

本開示は、多心数の光ファイバについて、入射する光信号の偏光状態によらず、光信号の光強度を測定することができる光モニタデバイスを実現することを目的とする。 本開示に係る光モニタデバイスは、複数の光ファイバを伝搬する光の強度を検出する光モニタデバイスにおいて、複数の分岐部と、複数の光センサと、を備え、前記複数の光センサは、前記複数の光ファイバの本数よりも多くの画素が2次元配列され、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに光強度を検出し、前記複数の光センサで検出された光強度の総和を、入射領域における入射位置に対応する画素ごとに算出し、算出された各画素の光強度の総和を用いて、前記複数の光ファイバの少なくともいずれかの光ファイバを伝搬する光の強度を算出する、光モニタデバイスである。

Description

光モニタデバイス及び光強度測定方法
 本開示は光モニタデバイスに関し、特に光伝送装置などにあって光の強度を検出しその検出結果を他の部品にフィードバックするための光モニタデバイスに関する。
 近年、インターネットトラフィックの増大に伴い、通信システムにおいては通信容量を増大することが強く求められている。これを実現するため、通信局舎とユーザ宅間のアクセスネットワークや通信局舎同士を結ぶコアネットワークでは光ファイバを用いた通信システムが使われている。光ファイバ通信では通信の制御や設備の健全性の確認のために光ファイバを伝搬する光強度の検出がしばしば用いられる。例えば、アクセスネットワークでは、光ファイバに試験光を伝搬させ、その光強度検出から光ファイバの損失や健全性、心線対象や繋がりの確認などを行なっている。また、コアネットワークで用いられるWDM(Wavelength Division Multiplex)伝送ではフィードバック制御のため光強度のモニタリングが必要である。
 アクセスネットワークの光強度モニタリングでは、2本の平行導波路によって光ファイバ1心毎に光を一定の分岐比で分岐する光カプラを用いる技術が使われており(例えば特許文献1参照。)、これによりアクセスネットワークにおける光信号の強度や伝搬損失の測定などが行なえる。
 WMD伝送での光強度モニタリングでは、1次元に配列された光ファイバと光センサとの組み合わせにより複数の光ファイバの光信号の強度を同時にモニタリングする技術が使われている(例えば特許文献2参照。)。
 しかし、従来のような配置構成とした光強度モニタリングにおいては、まだ以下に示すような課題がある。
 光通信が普及し、光設備/ケーブルのファイバ心数が多心化していく中で、まず、特許文献1のような光ファイバ1心毎に光カプラを用いる場合は多心化に応じてコストとサイズが増大する。特許文献2のような光ファイバの心数に合わせて光センサを1次元のアレイ状に配置した場合も、光ファイバ及び光センサのアレイ配置には限界があり、それよりも光ファイバの心数が増大すれば、心数に応じてコストとサイズが増大する。
 また、このような光強度モニタリングを実現するために、空間光学系におけるフレネル反射を用いることが考えられる。しかしながら、フレネル反射は入射するp偏光とs偏光により反射率が異なる。p偏光とs偏光により反射率が異なる例として、図1に石英ガラスから空気に入射する時のp偏光とs偏光の入射角度と反射率の計算例を示す。図1に示すように、入射する光の偏光状態が変動していると、光センサ側に分岐される光の分岐比が変動する。このため、フレネル反射を用いると、正確な測定が行なえないという課題がある。
特許第3450104号公報 特開2004-219523号公報
 本開示は、このような点に鑑みてなされたものであり、数十心といった多心数の光ファイバであっても、入射する光信号の偏光状態によらず、光信号の光強度を測定することができる光強度測定方法を実現すること目的とする。
 上記目的を達成するため、本開示の光強度測定方法は、
 複数の光ファイバを伝搬する光の強度を検出する光モニタデバイスにおいて、
 本開示の光モニタデバイスを用いる。
 本開示の光モニタデバイスは、
 定められた入射領域に入射された前記複数の光ファイバからの入射光を異なる方向に分岐する複数の分岐部と、
 前記複数の分岐部で分岐された分岐光をそれぞれ受光する複数の光センサと、
 を備え、
 前記複数の光センサは、前記複数の光ファイバの本数よりも多くの画素が2次元配列され、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに光強度を検出し、
 前記複数の光センサで検出された光強度の総和を、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに行う。
 本開示では、複数の光センサを備え、各分岐光の光強度を入射領域における入射位置に対応する画素ごとに検出し、画素ごとに光強度の総和を算出する。これにより、本開示は、数十心といった多心数の光ファイバであっても、入射光の光強度を光ファイバごとに測定することができる。ここで、偏向軸は光の進む方向を仮にx軸として、あるy方向とそれに垂直なz方向の2方向で表される。そこで、本開示は、2つの分岐部を備え、複数の分岐部で異なる方向に反射させ、各方向で反射されるp偏光とs偏光の割合を考慮することで、入射する光信号の偏光状態によらず、光信号の光強度を測定することができる。
 本開示の光モニタデバイスは、
 定められた入射領域から入射された入射光を、第1の方向及び第2の方向の2つに分岐する第1の分岐部と、
 前記第1の分岐部で前記第2の方向に分岐された分岐光を受光し、前記第1の分岐部で分岐された光の強度を、前記入射領域における入射位置ごとに検出する第1の光センサと、
 前記第1の分岐部で前記第1の方向に分岐された分岐光を、第3の方向並びに前記第1の方向の2つに分岐する第2の分岐部と、
 前記第2の分岐部で前記第3の方向に分岐された分岐光を受光し、前記第2の分岐部で分岐された光の強度を、前記入射領域における入射位置ごとに検出する第2の光センサと、
 を備えていてもよい。
 前記光モニタデバイスは、
 前記複数の分岐部を有する光学部品と、
 前記光学部品の前記入射領域に光を入射するように2次元配列状に配置されている複数の入射側光ファイバと、
 前記光学部品からの各出射光をそれぞれ受光するように2次元配列状に配置されている複数の出射側光ファイバと、
 前記光学部品と前記入射側光ファイバの間に配置され、前記光学部品への各入射光を平行光とする入射側光学レンズと、
 前記光学部品と前記出射側光ファイバの間に配置され、前記光学部品からの各出射光を前記出射側光ファイバに結合させる出射側光学レンズと、
 を備えていてもよい。
 前記光学部品は、
 一様な屈折率を持つ第1の部材と、
 前記第1の部材と接しており、前記第1の部材の屈折率と異なる一様な屈折率を持つ第1の単層膜と、
 前記第1の単層膜と接しており、前記第1の部材と同じ屈折率を持つ第2の部材と、
 前記第2の部材と接しており、前記第1の部材及び前記第2の部材の屈折率と異なる一様な屈折率を持つ第2の単層膜と、
 前記第2の単層膜と前記出射側光学レンズとに接続され、前記第1の部材と同じ屈折率を持つ第3の部材と、を備えていてもよい。
 本形態では、
 前記第1の単層膜が前記第1の分岐部として機能し、
 前記第2の単層膜が前記第2の分岐部として機能し、
 前記第1の部材と前記第1の単層膜との第1の屈折率界面及び前記第2の部材と前記第1の単層膜との第2の屈折率界面が、前記入射光と特定の第1の入射角度を有し、
 前記第2の部材と前記第2の単層膜との第3の屈折率界面及び前記第3の部材と前記第2の単層膜との第4の屈折率界面が、前記入射光と特定の第2の入射角度を有し、
 前記第1の方向が前記第1の屈折率界面から前記第4の屈折率界面を透過した方向であり、
 前記第2の方向が前記第1の屈折率界面で反射した方向であり、
 前記第3の方向が前記第3の屈折率界面で反射した方向であってもよい。
 前記光モニタデバイスは、
 前記第1の単層膜からの分岐光を受光する第1の光センサと、
 前記第2の単層膜からの分岐光を受光する第2の光センサと、
 を備え、
 後述する式(16)及び式(17)で表される、前記複数の光ファイバにおけるf番目の光ファイバの光強度IRfと前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力との対応関係を用いて、前記複数の光ファイバにおけるf番目の光ファイバの光強度IRfを算出してもよい。
 ここで、前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角は90度であり、前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率が等しくてもよい。この場合、前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率を用いて定義されるRが後述する式(6)で定義され、後述する式(7)に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出してもよい。
 ここで、前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角は90度であってもよい。この場合、前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率を用いて定義されるRが後述する式(43)で定義され、後述する式(31)に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出してもよい。
 ここで、前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率並びに前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角を用いて定義されるRで定義されるRが後述する式(53)で定義され、後述する式(32)に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出してもよい。
 本開示の光強度測定方法は、本開示の光モニタデバイスを用いた光強度測定方法であり、
 前記複数の光ファイバから光ファイバごとに出射したときに前記複数の光センサに備わる各画素で検出される光強度の出力値を測定することで、前記複数の光ファイバと各光センサとの対応関係を予め取得し、
 前記複数の光ファイバが光を伝搬している状態で、前記複数の光センサに備わる各画素の光強度を検出し、前記対応関係に基づいて、前記複数の光ファイバの伝搬光の光強度を光ファイバごとに測定する、光強度測定方法であり、
 前記対応関係の取得に当たって、前記複数の光センサの出力値の総和を、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに算出する、
という特徴を備える。
 前記対応関係の取得に当たって、複数回の測定を行なって各光センサの出力値の平均値を画素ごとに算出し、その平均値の総和を用いてもよい。
 なお、上記各開示は、可能な限り組み合わせることができる。
 本開示によれば、数十心といった多心数の光ファイバであっても、入射する光信号の偏光状態によらず、光信号の強度を正確に測定することができる。
s偏光及びp偏光の入射角度と反射率の関係を例示する図である。 本開示に係る光モニタデバイスを説明する図である。 本開示に係る光モニタデバイスを説明する図である。 本開示に係る光モニタデバイスを説明する図である。 本開示に係る光モニタデバイスを説明する図である。 本開示に係る光モニタデバイスを説明する図である。 第1の単層膜の入射面と第2の単層膜の入射面との為す角θを説明する図である。
 以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
 本開示では上記課題を解決するために、図2に例示する構成によって実現可能な光モニタデバイスを用いた光強度測定方法を提供する。
 本開示は、複数の入射側光ファイバ11を伝搬する伝搬光の強度を検出する光モニタデバイスにおいて、
 定められた入射領域に入射された前記複数の光ファイバ11からの入射光を異なる方向に分岐する複数の分岐部を備える光学部品である空間光学系30と、
 前記複数の分岐部で分岐された分岐光をそれぞれ受光する複数の光センサ5A及び5Bと、
 を備える。
 具体的には、本開示で用いる光モニタデバイスは、
 入射光41の一部を特定の方向(第2の方向)へ、残りの一部を別の特定の方向(第3の方向)へ、残りの大部分をまた別の特定の方向(第1の方向)へと特定の分岐比で分岐し出射する空間光学系30と、
 空間光学系30に光を入射するように2次元配列状に配置された複数の光を伝搬する入射側光ファイバ11と、
 空間光学系30から第1の方向への大部分の出射光42を受光するように配置された複数の光を伝搬する出射側光ファイバ12と、
 空間光学系30から第2の方向への第1の一部の出射光43Aを受光するように配置された第1の光センサ5Aと、
 空間光学系30から第3の方向への第2の一部の出射光43Bを受光するように配置された第2光センサ5Bと、
 空間光学系30と前記入射側光ファイバ11の間に配置され、空間光学系30の入射領域への入射光を平行光とする入射側光学レンズ21と、
 空間光学系30と前記出射側光ファイバ12の間に配置され、空間光学系30からの出射光を効率よく出射側光ファイバ12に結合する出射側光学レンズ22と、
 を有する。
 光センサ5A及び5Bは、複数の光ファイバ11の本数よりも多くの画素が2次元配列され、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに光強度を検出する。本実施形態は、演算装置(不図示)が、前記複数の光センサ5A及び5Bで検出された光強度の総和を、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに算出し、算出された各画素の光強度の総和を用いて、前記複数の光ファイバ11の少なくともいずれかの光ファイバを伝搬する光の強度を算出する。
 図2に示すように、空間光学系30は、
 前記入射側光学レンズ21と接続され、一様な屈折率を持つ第1の部材30Aと、
 前記第1の部材30Aと接しており、第1の部材30Aとは異なる一様な屈折率を持つ第1の単層膜33Aと、
 前記第1の単層膜33Aと接しており、前記第1の部材30Aと同じ屈折率を持つ第2の部材30Bと、
 前記第2の部材30Bと接しており、第1の単層膜33Aと同じ屈折率を持つ第2の単層膜33Bと、
 前記第2の単層膜33Bと前記出射側光学レンズ22とに接続され、前記第1の部材30Aと同じ屈折率を持つ第3の部材30Cと、
 で構成されてもよい。
 第1の部材30Aのうちの入射側光学レンズ21と接続されている面に、入射領域が含まれる。本開示では、空間光学系30がこのような屈折率を有することで、入射領域から第1の部材30Aに入射された各平行光の相対位置を、入射領域のまま維持することができる。ここで、第1の単層膜33Aの屈折率及び第2の単層膜33Bの屈折率は、任意である。例えば、第1の単層膜33Aの屈折率及び第2の単層膜33Bの屈折率は、第1の部材30A、第2の部材30B及び第3の部材30Cの屈折率より低い、または高い。
 本実施形態では、第1の単層膜33Aの入射面と第2の単層膜33Bの入射面との為す角θが90度である例を示す。第1の単層膜33Aは、入射された入射光を第1の方向及び第2の方向の2つに分岐する第1の分岐部として機能する。第2の単層膜33Bは、第1の単層膜33Aで第1の方向に分岐された分岐光を、第1の方向及び第2の方向の両方に垂直な第3の方向並びに第1の方向の2つに分岐する第2の分岐部として機能する。
 図2に示す空間光学系30について理解が容易になるよう、2次元配列されている入射側光ファイバ11及び出射側光ファイバ12のうちの1本のみを記載したものを図3に示す。以下、第1の単層膜33Aをx軸方向に透過した光を大部分の出射光42Aとし、第2の単層膜33Bをx軸方向に透過した光を大部分の出射光42Bとして説明する。また、入射光41の光軸がx軸方向であるとする。
 図3においては、第1の部材30Aと第1の単層膜33Aとの境界面を第1の屈折率界面31Aとし、第2の部材30Bと第1の単層膜33Aとの境界面を第2の屈折率界面31Bとし、第2の部材30Bと第2の単層膜33Bとの境界面を第3の屈折率界面31Cがとし、第3の部材30Cと第2の単層膜33Bとの境界面を第4の屈折率界面31Dとする。
 図2では、第1の方向がx軸方向であり、第2の方向がz軸方向であり、第3の方向がy軸方向である例を示すが、これらの方向は空間光学系30の光学設計に応じた任意の方向にすることができる。
 空間光学系30は、
 入射光41と特定の第1の入射角度をもって設けられ、互いに平行な第1の屈折率界面31A及び第2の屈折率界面31Bと、
 第1の屈折率界面31A及び第2の屈折率界面31Bよりも出射側光ファイバ12側に配置され、入射光41と前述の特定の第2の入射角度を持ち、第1の屈折率界面31A及び第2の屈折率界面31Bの入射面と直交する入射面をもって設けられた互いに平行な第3の屈折率界面31C及び第4の屈折率界面31Dと、を有しており、
 大部分の出射光42が出射する第1の方向が第1から第4の屈折率界面(31A、31B、31C、31D)を透過した方向であり、
 第1の入射角度と第2の入射角度が等しく、
 第1の一部の出射光43Aが出射する第2の方向が第1の屈折率界面31Aで反射した方向であり、
 第2の一部の出射光43Bが出射する第3の方向が第3の屈折率界面31Cで反射した方向である、ことを特徴とする。
 第3の屈折率界面31C及び第4の屈折率界面31Dは、入射光41の光軸を中心とした円周方向に第1の屈折率界面31A及び第2の屈折率界面31Bを90度回転させた面であってもよい。
 図3において、第1の方向(x方向)は第1の単層膜33Aに入射する入射光41の直進する方向であり大部分の出射光42Aの進行方向である。第2の方向(z方向)は第1の単層膜33Aで反射される第1の一部の出射光43Aの進む方向である。第3の方向(y方向)は、第2の単層膜33Bで反射される第2の一部の出射光43Bの進む方向である。前述したように、第1の方向と第2の方向が含まれる面(xz面)と第1の方向と第3の方向が含まれる面(xy面)が互いに垂直になるように第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bを設けることで、第1の単層膜33Aにおける入射面と第2の単層膜33Bにおける入射面とを垂直にすることができる。
 図2,図3に示す空間光学系30においては、前述したように、第1の単層膜33Aにおける入射面と第2の単層膜33Bにおける入射面とが垂直になるため、第1の単層膜33Aにおけるp偏光が第2の単層膜33Bにおけるs偏光となり、第1の単層膜33Aにおけるs偏光が第2の単層膜33Bにおけるp偏光となる。第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bは、屈折率及び膜厚が等しく、第1の単層膜33Aにおけるp偏光の抽出率と第2の単層膜33Bにおけるp偏光の抽出率は等しく、第1の単層膜33Aにおけるs偏光の抽出率と第2の単層膜33Bにおけるs偏光の抽出率も等しい。
 本光モニタデバイスを用いた光強度測定方法について、図3~図6を参照しながら説明する。
 図3に示すように、入射光のp偏光及びs偏光の強度をE及びEとすると、入射光の偏波状態は次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000006
 第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bにおけるp偏光及びs偏光の抽出率をR及びRとすると、第1の単層膜33Aの透過光の偏光状態は次のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000007
 光センサ5A、5Bに入射する光強度はそれぞれ式(3)及び式(4)で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000008
 この時、測定対象である光強度は次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000009
 式(6)で表されるRを定義すると、式(7)が成り立つ。
(数6)
+R-R=R    (6)
(数7)
+I=RI    (7)
 そこで、まず、f番目の光ファイバのみが光強度IRfの光を入射している状態で、J回の測定を繰り返す。この測定の間、入射光の偏波状態は、一定である必要はなく、測定ごとに変動しても構わない。この時のj回目の測定について、第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bに分岐される光強度のうちの第1の単層膜33Aに分岐される光強度比の割合をαとすると、図4に示すように、光センサ5A、5Bに入射する光強度は次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000010
 j回目の光センサ5A及び5Bのi番目の画素iで検出された光強度SAfij及びSBfijは式(10)及び式(11)で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000011
ここで、Kは光センサ5A及び5Bのセンサ感度であり、kAfiは光センサ5Aに入射する光ファイバfからの光のうちの画素iに入射する光強度の割合であり、kBfiは光センサ5Bに入射する光ファイバfからの光のうちの画素iに入射する光強度の割合であり、nはセンサノイズである。
 J回測定における光センサ5A、5Bの画素iで検出された光強度の出力値の平均値(平均画素出力)は、式(12)及び式(13)となる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000012
 これにより、図5に示されるような画素iの平均画素出力を求めることができる。ただし、式(12)及び式(13)においては、Jが十分大きいとして、自然雑音であるセンサノイズnの平均値をゼロとみなした。
 光センサ5A、5Bの平均画素出力の全画素分の合計は式(14)及び式(15)となる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000013
 以上から、どんな偏波状態(α)でもf番目の光ファイバの光強度IRfと光センサ5A、5Bの平均画素出力の対応関係である、次式を求めることができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000014
 そこで、予めの測定として、演算装置は、各光ファイバ1,2,…,f,…の順に1つの光ファイバのみから光強度IRfの光が入射している状態で、光センサ5A、5Bの各画素iについて式(18)及び式(19)を算出し、この算出値を各要素に持つ行列ARfi,BRfiを予め作成しておく。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000015
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000016
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000017
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000018
 次に、光ファイバ1~f…から同時に異なる光強度の光が入射しており、各光センサ5A及び5Bがこの光強度を測定する。光ファイバ1~f…に入射している光強度をI~I…とおき、測定中に光センサ5A、光センサ5Bへ向かう抽出光の平均強度の比を式(20)とおく。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000019
 図6に、光センサ5Aの行列ARfiとAの対応関係の一例を示す。光の線形性から、光センサ5Aで検出された光強度の出力値Aは、次式と表せる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000020
 これより、一般逆行列(+)を用いて、式(22)となる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000021
 光センサ5Bについても同様に、式(23)となる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000022
 以上より、本開示の演算装置は、測定したい光強度I~I…は光センサ5A、5Bの画素iの出力値A,Bと予め作成しておいた行列ARfi,BRfiから式(24)と算出でき、測定結果として得ることができる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000023
 以上のように、予め作成しておいた行列ARfi,BRfiは予めの測定における各光センサ5A及び5Bの各画素の出力値と決められた光強度の値のみから作成でき、どんな偏波状態(α)でも作成が可能である。また、測定においても、どんな偏波状態(β)でも行列ARfi,BRfiを用いて光強度I~I…の測定が可能である。これは図3において、式(7)が成り立つからである。
 光センサ5A、5BのS/N比が十分良好で繰り返し測定が不要な場合はJ回測定の代わりに1回測定として良い。この場合は繰り返し測定によって得られた平均値
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000024
の代わりに1回測定結果のSAfi及びSBfiを用いることができる。
 本実施形態ではRが式(6)で示すように第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bにおけるp偏光及びs偏光の抽出率を用いて定義される例を示したが、本開示のRは第1の単層膜33Aの入射面と第2の単層膜33Bの入射面との為す角θを考慮してもよい。
(第2の実施形態)
 第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bの屈折率や膜厚が異なる場合や入射光の入射角度が異なる場合、それぞれでのp偏光、s偏光の抽出率が異なるときがある。この時、第1の単層膜33Aのp偏光、s偏光の抽出率をR,R、第2の単層膜33Bのp偏光、s偏光の抽出率をR’,R’とおくと、次式が成り立つ。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000025
ここで、Rの定義については後述する。
 第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bの各分岐部単体に対して予め偏波コントローラを用いてp偏光、s偏光のみを入射させ、予めR,R、R’,R’を測定しておき、その結果を元に光センサ5Bの各画素の出力値の平均値(平均画素出力)を
(R-R)/{R’(1-R)-R’(1-R)}
倍した値を用いることで、第1の実施形態と同様の光強度測定方法を用いることができる。
(第3の実施形態)
 さらに、本開示は、第1の単層膜33Aの入射面と第2の単層膜33Bの入射面との為す角が90度ではなく、図7に示すように、0度及び180度以外の任意のθ度であってもよい。このとき、次式が成り立つ。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000026
 ここで、Rの定義については後述する。
 予めR,R、R’,R’、θを測定しておき、その結果を元に光センサ5Bの各画素の出力値の平均値(平均画素出力)を
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000027
倍した値を用いることで、第1の実施形態と同様の光強度測定方法を用いることができる。
 以上、実施形態例だが、これに制限されるものではない。例えば、空間光学系30は立方形状に限らず、直方体などの任意の形状でありうる。また光センサ5A及び5Bの配置についても、空間光学系30で分岐された光を受光可能な任意の位置に配置することができる。例えば、光センサ5A及び5Bは空間光学系30の内部に埋設されていてもよい。
 また本開示の光モニタデバイスは、光伝送システムにおいて伝送される任意の光のモニタリングに用いることが可能である。例えば、送信装置、受信装置又は中継装置などの光伝送システムに用いられる任意の装置に本開示の光モニタデバイスを搭載し、光センサ5A及び5Bでの測定結果を装置内又は装置外での任意の部品へのフィードバック又はフィードフォワードに用いることができる。また、光伝送システムにおける伝送線路の途中に本開示の光モニタデバイスを挿入し、伝送線路における光信号の強度や伝搬損失の測定を行うことができる。
(第2の実施形態におけるRの定義)
 第1の単層膜33A及び第2の単層膜33Bにおけるp偏光及びs偏光の抽出率が異なる場合、光センサ5Bに入射する光強度は次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000028
ここで、各パラメータは以下のとおりである。
,R:第1の単層膜33Aのp偏光、s偏光の抽出率
’,R’:第2の単層膜33Bのp偏光、s偏光の抽出率
 入射時点での伝搬光強度Iは次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000029
 そこで、以下で定義されるRを用いる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000030
 これにより、入射時点での伝搬光強度Iの式(42)を用いて次式の関係が得られる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000031
(第3の実施形態におけるRの定義)
 第1の単層膜33Aの入射面と第2の単層膜33Bの入射面との為す角θが90度ではなく、図7に示すように、任意のθ度である場合、光センサ5Bに入射する光強度は次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000032
 入射時点での伝搬光強度Iは次式で表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000033
 そこで、本実施形態では以下で定義されるRを用いる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000034
 これにより、入射時点での伝搬光強度Iの式(52)を用いて次式の関係が得られる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000035
 本開示は情報通信産業に適用することができる。
5A、5B:光センサ
11:入射側光ファイバ
12:出射側光ファイバ
13:入射側フェルール
14:出射側フェルール
15:ガイドピン
21:入射側光学レンズ
22:出射側光学レンズ
31:屈折率界面
33A、33B:単層膜
34:スペーサ
41:入射光
42:大部分の出射光
43A、43B:一部の出射光
30:空間光学系
30A、30B、30C:部材

 

Claims (8)

  1.  複数の光ファイバを伝搬する光の強度を検出する光モニタデバイスにおいて、
     定められた入射領域に入射された前記複数の光ファイバからの入射光を異なる方向に分岐する複数の分岐部と、
     前記複数の分岐部で分岐された分岐光をそれぞれ受光する複数の光センサと、
     を備え、
     前記複数の光センサは、前記複数の光ファイバの本数よりも多くの画素が2次元配列され、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに光強度を検出し、
     前記複数の光センサで検出された光強度の総和を、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに算出し、算出された各画素の光強度の総和を用いて、前記複数の光ファイバの少なくともいずれかの光ファイバを伝搬する光の強度を算出する、
     光モニタデバイス。
  2.  一様な屈折率を持つ第1の部材と、
     前記第1の部材と接しており、前記第1の部材の屈折率と異なる一様な屈折率を持つ第1の単層膜と、
     前記第1の単層膜と接しており、前記第1の部材と同じ屈折率を持つ第2の部材と、
     前記第2の部材と接しており、前記第1の部材及び前記第2の部材の屈折率と異なる一様な屈折率を持つ第2の単層膜と、
     前記第2の単層膜と接しており、前記第1の部材と同じ屈折率を持つ第3の部材と、
     を備える光学部品を備え、
     前記第1の部材と前記第1の単層膜との第1の屈折率界面及び前記第2の部材と前記第1の単層膜との第2の屈折率界面が、前記入射光と第1の入射角度を有し、
     前記第2の部材と前記第2の単層膜との第3の屈折率界面及び前記第3の部材と前記第2の単層膜との第4の屈折率界面が、前記入射光と第2の入射角度を有し、
     前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜が前記複数の分岐部として機能する、
     請求項1に記載の光モニタデバイス。
  3.  前記複数の光センサが、
     前記第1の単層膜からの分岐光を受光する第1の光センサと、
     前記第2の単層膜からの分岐光を受光する第2の光センサと、
     を備え、
     次式で表される、前記複数の光ファイバにおけるf番目の光ファイバの光強度IRfと前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力との対応関係を用いて、前記複数の光ファイバにおけるf番目の光ファイバの光強度IRfを算出する、
     ことを特徴とする請求項2に記載の光モニタデバイス。
    Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
     また、kAfiは前記第1の光センサに入射する光ファイバfからの光のうちのi番目の画素iに入射する光強度の割合であり、
     kBfiは前記第2の光センサに入射する光ファイバfからの光のうちのi番目の画素iに入射する光強度の割合であり、
     Kは前記第1の光センサ及び前記第2の光センサのセンサ感度であり、
     Rは、前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率並びに前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角を用いて定義される値である。
  4.  前記Rが式C21で定義され、
     式C22に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出することを特徴とする請求項3に記載の光モニタデバイス。
    Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
    Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
    ここで、
     I及びIは前記第1の光センサ及び前記第2の光センサで検出された光強度であり、
     R及びRは前記第1の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率であり、
     R’及びR’は前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率である。
  5.  前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角は90度であり、
     前記Rが式C31で定義され、
     式C32に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出することを特徴とする請求項3に記載の光モニタデバイス。
    Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
    Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
     ここで、
     I及びIは前記第1の光センサ及び前記第2の光センサで検出された光強度であり、
     R及びRは前記第1の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率であり、
     R’及びR’は前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率である。
  6.  前記第1の単層膜の入射面と前記第2の単層膜の入射面との為す角は90度であり、
     前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率が等しく、
     前記Rが式C41で定義され、
     式C42に基づいて、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサの平均画素出力を算出することを特徴とする請求項3に記載の光モニタデバイス。
     R+R-R=R  (C41)
     I+I=RI  (C42)
     ここで、I及びIは前記第1の光センサ及び前記第2の光センサで検出された光強度、R及びRは前記第1の単層膜及び前記第2の単層膜におけるp偏光及びs偏光の抽出率を示す。
  7.  請求項1から6のいずれかに記載の光モニタデバイスを用いた光強度測定方法であって、
     前記複数の光ファイバから光ファイバごとに出射したときに複数の光センサに備わる各画素で検出される光強度の出力値を測定することで、前記複数の光ファイバのそれぞれと前記複数の光センサに備わる各画素との対応関係を予め取得し、
     前記複数の光ファイバが光を伝搬している状態で、前記複数の光センサに備わる各画素の光強度を検出し、前記対応関係に基づいて、前記複数の光ファイバの伝搬光の光強度を光ファイバごとに測定し、
     前記対応関係の取得に当たって、前記複数の光センサの出力値の総和を、前記入射領域における入射位置に対応する画素ごとに算出することを特徴とする光強度測定方法。
  8.  前記対応関係の取得に当たって、複数回の測定を行なって各光センサの出力値の平均値を画素ごとに算出し、その平均値の総和を用いることを特徴とする請求項7に記載の光強度測定方法。

     
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