WO2024069850A1 - 通信装置および通信システム - Google Patents

Abstract

無線アクセスネットワークを構成するＤＵとＲＵとの接続の可否を判定する方法を提供する。ＤＵは、ＲＵが提供する機能に係わる情報を表す第１のプロファイルをＲＵから取得し、第１のプロファイルおよびＤＵが提供する機能に係わる情報を表す第２のプロファイルに基づいて、ＤＵが提供する機能がＲＵによりサポートされているか否かを判定し、ＤＵが提供する機能がＲＵによりサポートされているときに、第２のプロファイルをＲＵに送信する。ＲＵは、第２のプロファイルに基づいて、第１のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第１の制御情報を編集し、編集後の第１の制御情報をＤＵに送信する。ＤＵは、第１の制御情報および第２のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第２の制御情報に基づいて、ＤＵが提供する機能に係わる通信パラメータがＲＵによりサポートされているか否かを判定する。

Description

通信装置および通信システム

　本発明は、無線通信のための通信装置および通信システムに係わる。

　５Ｇネットワークの無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）は、多くのケースにおいて、ＤＵ（Distributed　Unit）およびＲＵ（Radio　Unit）を備える。ＤＵは、無線リンク制御（ＲＬＣ）、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）、およびＰＨＹ－Ｈｉｇｈ機能などを提供する。すなわち、ＤＵは、上位レイヤにおいて信号を処理する。ＲＵは、ＰＨＹ－Ｌｏｗ機能およびＲＦ処理などを提供する。すなわち、ＲＵは、無線端末を収容することができる。

　ＤＵとＲＵとの間のインタフェースは、従来は、通信装置のベンダごとに設計されていた。ところが、近年では、無線アクセスネットワークのインタフェースのオープン化が進められている。例えば、Ｏ－ＲＡＮ（Open　RAN）アライアンスにより、無線アクセスネットワークのインタフェースおよび通信装置の仕様が規定されている。この場合、各ベンダがＯ－ＲＡＮに準拠する通信装置を提供することにより、異なるベンダの通信装置を相互に接続することが可能になる。

　なお、Ｏ－ＲＡＮのフロントホールインタフェースについては、例えば、特許文献１に記載されている。

国際公開第２０２１／１１７２４５号

　ただし、Ｏ－ＲＡＮは、ＤＵとＲＵとを接続するためのすべての仕様を規定しているわけではない。このため、各ベンダがＯ－ＲＡＮに準拠する通信装置を提供する場合であっても、通信装置の機能、通信装置が使用するプロファイル、通信装置が準拠するＯ－ＲＡＮのバージョンの違いなどに起因して、通信装置を相互に接続できないことがある。

　本発明の１つの側面に係わる目的は、無線アクセスネットワークを構成する通信装置間の接続の可否を判定する方法を提供することである。

　本発明の１つの態様に係わる通信システムは、無線端末を収容する第１の通信装置および前記第１の通信装置の信号を処理する第２の通信装置を備える。前記第２の通信装置は、前記第１の通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第１のプロファイルを前記第１の通信装置から取得し、前記第１のプロファイルおよび前記第２の通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第２のプロファイルに基づいて、前記第２の通信装置が提供する機能が前記第１の通信装置によりサポートされているか否かを判定し、前記第２の通信装置が提供する機能が前記第１の通信装置によりサポートされているときに、前記第２のプロファイルを前記第１の通信装置に送信する。前記第１の通信装置は、前記第２のプロファイルに基づいて、前記第１のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第１の制御情報を編集し、編集後の前記第１の制御情報を前記第２の通信装置に送信する。前記第２の通信装置は、前記第１の制御情報および前記第２のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第２の制御情報に基づいて、前記第２の通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータが前記第１の通信装置によりサポートされているか否かを判定する。

　上述の態様によれば、無線アクセスネットワークを構成する通信装置間の接続の可否をサービス開始前に簡単に判定することができる。

本発明の実施形態に係わる通信システムの一例を示す図である。 ＤＵとＲＵとの間の管理（Ｍ）プレーンインタフェースを規定するプロファイルの一例を示す図である。 ＤＵとＲＵとの間の制御（Ｃ）／ユーザ（Ｕ）／同期（Ｓ）プレーンインタフェースを規定するプロファイルの他の例を示す図である。 ＤＵとＲＵとの間の相互接続の可否を判定するシーケンスの一例を示す図である。 ＲＵに設定されるＲＵプロファイル情報の一例を示す図である。 ＲＵに設定されるＹＡＮＧモジュールの一例を示す図（その１）である。 ＲＵに設定されるＹＡＮＧモジュールの一例を示す図（その２）である。 ＤＵに設定されるＤＵプロファイル情報の一例を示す図である。 プロファイル情報の比較の一例を示す図である。 ＹＡＮＧモジュールの編集の一例を示す図である。 ＹＡＮＧモジュールの編集の他の例を示す図である。 図１０および図１１に示す手順で編集されたＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールの一例を示す図である。 ＲＵに設定されるＹＡＮＧモジュール内の各パラメータの初期値および範囲の一例を示す図である。 ＤＵに設定されるＹＡＮＧモジュール内の各パラメータの期待値の一例を示す図である。 通信装置ＲＵおよび通信装置ＤＵの機能を表すブロック図である。 判定部の処理の一例を示すフローチャートである。 通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。

　図１は、本発明の実施形態に係わる通信システムの一例を示す。この実施例では、通信システム１００は、ＣＵ（Central　Unit）、ＤＵ、ＲＵ、および無線端末を備える。ＤＵおよびＲＵは、上述したように、無線アクセスネットワークを構成する。すなわち、ＲＵは、ＰＨＹ－Ｌｏｗ機能およびＲＦ処理などを提供し、無線端末を収容することができる。よって、ＲＵは、無線アクセスネットワークにおいて無線端末を収容する無線装置の一例である。ＤＵは、無線リンク制御、媒体アクセス制御、およびＰＨＹ－Ｈｉｇｈ機能などを提供し、上位レイヤにおいてＲＵの信号を処理する。なお、ＤＵには、複数のＲＵが接続し得る。すなわち、ＤＵは、複数のＲＵの信号を処理することができる。ＣＵは、コアネットワークとＤＵとの間に設けられ、さらに上位レイヤにおいてＤＵの信号を処理する。無線端末は、特に限定されるものではないが、例えばＵＥ（User　Equipment）である。

　ＤＵおよびＲＵは、公知のインタフェースにより相互に接続される。この実施例では、ＤＵとＲＵとの間のインタフェースは、Ｏ－ＲＡＮアライアンスにより規定されるフロントホールインタフェースである。

　無線アクセスネットワークは、例えば、ＮＥＴＣＯＮＦ（NETwork　CONFiguration）プロトコルを利用して設定される。ＮＥＴＣＯＮＦは、ネットワークデバイスと通信するための標準的なトランスポートプロトコルの１つである。具体的には、ＮＥＴＣＯＮＦは、設定データを編集する機能、およびネットワークデバイスから運用データを取得するメカニズムなどを提供する。

　ＮＥＴＣＯＮＦにおいては、ＹＡＮＧ（Yet　Another　Next　Generation）モデリング言語が使用される。すなわち、ＮＥＴＣＯＮＦにおいては、ＹＡＮＧで記述されたデータに基づいて、ネットワークデバイスの設定が行われる。ＹＡＮＧは、ネットワークデバイスの設定項目、状態、手続き呼出しなどの構造を、人が解釈しやすい形式で記述することを目的として開発されたモデリング言語の１つである。なお、ＹＡＮＧを使用してネットワークデバイスの設定値および構造を抽象化したデータは「ＹＡＮＧデータモデル」または「ＹＡＮＧモジュール」と呼ばれることがある。

　また、Ｏ－ＲＡＮ　ＷＧ４は、相互接続時において使用すべき機能を規定する仕様書であるＩＯＴ　ＳＰＥＣ（Interoperability　Test　Specification）を作成している。この仕様書では、項目（Item）ごとに使用する機能がリストアップされる。なお、リストアップされた内容を「ＩＯＴプロファイル」または単に「プロファイル」と呼ぶことがある。

　図２～図３は、ＤＵとＲＵとの間のインタフェースを規定するプロファイルの一例を示す。図２に示すプロファイルにおいては、例えば、管理（Ｍ）プレーンにおいてＩＰｖ４を使用することが規定されている。この場合、ＤＵおよびＲＵは、それぞれ、ＩＰｖ４で通信を行う機能をサポートしなければならない。図３に示すプロファイルにおいては、例えば、ＤＵおよびＲＵは、それぞれ、制御（Ｃ）／ユーザ（Ｕ）／同期（Ｓ）プレーンにおいてＮＲ　ＴＤＤ方式で通信を行う機能をサポートしなければならない。また、各項目に対して複数の機能（または、動作条件）を設定することも可能である。例えば、図３に示す例では、フロントホールイーサネットリンク（イーサネットは、登録商標）として２つの機能が設定されている。この場合は、ＤＵおよびＲＵは、それぞれ、２つの機能のうちの少なくとも一方をサポートする必要がある。

　図４は、ＤＵとＲＵとの間の相互接続の可否を判定するシーケンスの一例を示す。このシーケンスは、例えば、ＲＵの起動時に開始される。なお、以下の記載では、ＲＵおよびＤＵをそれぞれ通信装置ＲＵおよび通信装置ＤＵと呼ぶことがある。

　通信装置ＲＵのメモリには、ＲＵプロファイル情報、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＲＵパラメータ設定情報が保存されている。なお、ＲＵプロファイル情報、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＲＵパラメータ設定情報は、例えば、通信装置ＲＵのベンダにより作成されて通信装置ＲＵのメモリに書き込まれる。

　ＲＵプロファイル情報は、通信装置ＲＵと通信装置ＤＵとの間の相互接続において通信装置ＲＵが使用可能な機能を規定し、Ｏ－ＲＡＮの仕様に従って作成される。ＲＵプロファイル情報の一例を図５に示す。図５に示すＲＵプロファイル情報によれば、通信装置ＲＵは、例えば、アーキテクチャモデルとして、階層モデルおよびハイブリッドモデルをサポートする。また、通信装置ＲＵは、ＩＰｖ４をサポートする。

　ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＲＵプロファイル情報に基づいて作成され、ＹＡＮＧを使用して通信装置ＲＵの設定および構造を表す。ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールの一例を図６～図７に示す。図６では、ＤＨＣＰ（Dynamic　Host　Configuration　Protocol）に係わる情報が記述されている。図７では、ファイル管理に係わる情報が記述されている。

　ＲＵパラメータ設定情報は、通信装置ＲＵにおいてＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内で使用されるパラメータの初期値および有効範囲などを表す。尚、ＲＵパラメータ設定情報は、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールの一部であってもよい。

　同様に、通信装置ＤＵのメモリには、ＤＵプロファイル情報、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＤＵパラメータ情報が保存されている。なお、ＤＵプロファイル情報、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＤＵパラメータ情報は、例えば、通信装置ＤＵのベンダまたは通信装置ＤＵを含む無線アクセスネットワークの管理者により作成されて通信装置ＤＵのメモリに書き込まれる。

　ＤＵプロファイル情報は、通信装置ＲＵと通信装置ＤＵとの間の相互接続において通信装置ＤＵが提供したい機能を規定し、Ｏ－ＲＡＮの仕様に従って作成される。ここで、通信装置ＤＵが提供したい機能は、通信装置ＤＵが開始したいサービスを含む。ＤＵプロファイル情報の一例を図８に示す。図８に示すＤＵプロファイル情報によれば、通信装置ＤＵは、例えば、アーキテクチャモデルとしてハイブリッドモデルを使用する。また、通信装置ＤＵは、ＩＰｖ４を使用する。

　ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＤＵプロファイル情報に基づいて作成され、ＹＡＮＧを使用して通信装置ＤＵの設定および構造を表す。ＤＵパラメータ情報は、通信装置ＤＵにおいてＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内で使用されるパラメータの期待値などを表す。期待値は、通信装置ＤＵが提供したい機能または通信装置ＤＵが開始したいサービスを表す。なお、ＤＵパラメータ情報は、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールの一部であってもよい。

　図４の説明に戻る。図４に示すシーケンスにおいて、通信装置ＲＵが起動されると、通信装置ＲＵと通信装置ＤＵとの間にリンクが確立される。リンクは、この実施例では、ＳＳＬ（Secure　Sockets　Layer）またはＴＬＳ（Transport　Layer　Security）で確立される。ＳＳＬ／ＴＬＳは、認証および暗号化通信を行うためのプロトコルである。したがって、通信装置ＲＵが起動されたときには、例えば、通信装置ＲＵがクライアントとして動作する。この場合、通信装置ＲＵがクライアントＨｅｌｌｏメッセージを通信装置ＤＵに送信することでＳＳＬ／ＴＬＳ手順が開始される。

　通信装置ＲＵと通信装置ＤＵとの間にリンクが確立すると、Ｓ１において、通信装置ＲＵは、通信装置ＲＵのメモリからＲＵプロファイル情報を読み出す。そして、通信装置ＲＵは、ＲＵプロファイル情報を通信装置ＤＵに送信する。すなわち、通信装置ＤＵは、通信装置ＲＵが提供する機能に係わる情報を表すＲＵプロファイル情報を通信装置ＲＵから取得する。なお、ＲＵプロファイル情報の一例は、図５に示した通りである。

　Ｓ２において、通信装置ＤＵは、通信装置ＤＵのメモリからＤＵプロファイル情報を読み出す。ＤＵプロファイル情報の一例は、図８に示した通りである。そして、通信装置ＤＵは、図９に示すように、ＤＵプロファイル情報と通信装置ＲＵから取得したＲＵプロファイル情報とを比較する。具体的には、通信装置ＤＵは、ＤＵプロファイル情報およびＲＵプロファイル情報に基づいて、通信装置ＤＵが提供したい機能（サービスを含む）が、通信装置ＲＵによりサポートされているか否かを判定する。

　例えば、ＤＵプロファイル情報によれば、通信装置ＤＵは、アーキテクチャモデルとしてハイブリッドモデルを使用する。これに対して、ＲＵプロファイル情報によれば、通信装置ＲＵは、アーキテクチャモデルとして、階層モデルおよびハイブリッドモデルをサポートする。すなわち、通信装置ＤＵが提供したいアーキテクチャモデルは、通信装置ＲＵによりサポートされている。また、通信装置ＤＵは、ＩＰｖ４で管理プレーンのデータを通信する。他方、通信装置ＲＵは、ＩＰｖ４およびＩＰｖ６をサポートする。すなわち、通信装置ＤＵが使用したい通信プロトコル（ＩＰｖ４）は、通信装置ＲＵによりサポートされている。

　同様に、通信装置ＤＵは、ＤＵプロファイル情報の各項目について、通信装置ＤＵが提供したい機能が、通信装置ＲＵによりサポートされているか否かを判定する。そして、ＤＵプロファイル情報の中の１以上の項目において、通信装置ＤＵが提供したい機能が通信装置ＲＵによりサポートされていないときには、通信装置ＤＵは、オペレータ端末にエラーメッセージを送信する。この場合、エラーメッセージは、例えば、通信装置ＲＵによりサポートされていない機能を識別する情報を含む。なお、オペレータ端末は、無線アクセスネットワークの管理者が操作するコンピュータである。

　ＤＵプロファイル情報のすべての項目において、通信装置ＤＵが提供したい機能が通信装置ＲＵによりサポートされているときには、Ｓ３において、通信装置ＤＵは、ＤＵプロファイル情報を通信装置ＲＵに送信する。ＤＵプロファイル情報の一例は、図８に示した通りである。

　Ｓ４において、通信装置ＲＵは、通信装置ＤＵから受信するＤＵプロファイル情報に基づいて、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールを編集する。このとき、通信装置ＲＵは、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールにおいて、通信装置ＤＵが必要としない機能に係わる記述を削除する。

　例えば、通信装置ＲＵに図６に示すＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールが設定されているものとする。ここで、通信装置ＲＵは、ＩＰｖ４およびＩＰｖ６をサポートするものとする。すなわち、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールには、ＩＰｖ４に係わる記述（ro　dhcpv4）およびＩＰｖ６に係わる記述（ro　dhcpv6）が記述されている。そして、通信装置ＲＵは、通信装置ＤＵから図８に示すＤＵプロファイル情報を受信する。ここで、このＤＵプロファイル情報によれば、通信装置ＤＵはＩＰｖ４で通信を行う。この場合、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールにおいて、ＩＰｖ６に係わる記述（ro　dhcpv6）は不要である。よって、通信装置ＲＵは、ＤＵプロファイル情報に基づいて、図１０に示すように、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールからＩＰｖ６に係わる記述（ro　dhcpv6）を削除する。

　また、通信装置ＲＵに図７に示すＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールが設定されているものとする。ここで、通信装置ＲＵは、パスワードによる認証をサポートするものとする。すなわち、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールには、パスワード認証に係わる情報が記述されている。そして、通信装置ＲＵは、通信装置ＤＵから図８に示すＤＵプロファイル情報を受信する。ここで、このＤＵプロファイル情報によれば、通信装置ＤＵはＴＬＳを使用する。なお、ＴＬＳにおいては、パスワードを使用することなく相互認証が行われる。この場合、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールにおいて、パスワードに係わる記述は不要である。よって、通信装置ＲＵは、ＤＵプロファイル情報に基づいて、図１１に示すように、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールからパスワードに係わる記述を削除する。

　図１２は、図１０および図１１に示す手順で編集されたＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールの一例を示す。このように、通信装置ＲＵは、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールにおいて、通信装置ＤＵが提供する機能に対応しない記述を削除する。

　Ｓ５において、通信装置ＲＵは、編集後のＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータに対応する初期値および有効範囲を決定する。ここで、通信装置ＲＵの動作に係わる各パラメータの初期値および有効範囲は、図４に示すＲＵパラメータ設定情報として、通信装置ＲＵのメモリ内に予め保存されている。また、通信装置ＲＵにおいて、ＤＵプロファイル情報に基づく編集により、図１３（ａ）に示すＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールが得られているものとする。この場合、通信装置ＲＵは、予め用意されているＲＵパラメータ設定情報を参照することにより、図１３（ｂ）に示すように、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータに対して初期値および有効範囲を決定できる。なお、以下の記載では、通信装置ＲＵの各パラメータの初期値および有効範囲を表す情報を「ＲＵパラメータ情報」と呼ぶことがある。また、ＲＵパラメータ情報が付与されたＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールを「パラメータマッピングデータ」と呼ぶことがある。

　この実施例では、例えば「rw　acceptance-list-of-ssm」の初期値および有効範囲としてそれぞれ「ＰＲＣ」および「ＰＲＣ、ＳＳＵ＿Ｂ」が設定されている。この状態は、通信装置ＲＵがＰＲＣおよびＳＳＵ＿Ｂをサポートし、デフォルト動作状態がＰＲＣであることを表している。また、「rw　ssw-timeout?」の初期値および有効範囲としてそれぞれ「５」および「１～５」が設定されている。この状態は、通信装置ＲＵにおけるＳＳＷタイムアウトの有効範囲が「１～５」であり、デフォルト動作状態が「１」であることを表している。

　Ｓ６において、通信装置ＲＵは、パラメータマッピングデータを通信装置ＤＵに送信する。すなわち、通信装置ＤＵは、通信装置ＲＵからパラメータマッピングデータを取得する。パラメータマッピングデータは、編集後のＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールおよび通信装置ＲＵが使用する各パラメータの初期値および有効範囲を表すＲＵパラメータ情報に相当する。

　Ｓ７において、通信装置ＤＵは、通信装置ＲＵに設定されている通信パラメータと通信装置ＤＵが使用する通信パラメータとの整合性をチェックする。通信装置ＲＵに設定されている通信パラメータは、通信装置ＲＵから通信装置ＤＵに送信されるパラメータマッピングデータにより表される。また、通信装置ＤＵが使用する通信パラメータは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールに基づいて図４に示すＤＵパラメータ設定情報を参照することにより得られる。このとき、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、通信装置ＤＵが開始したい機能／サービスに係わる記述を含む。すなわち、通信装置ＤＵが開始したい機能／サービスに係わらない記述は、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールから削除されているものとする。また、ＤＵパラメータ設定情報は、通信装置ＤＵが開始したい機能／サービスを表す通信パラメータの期待値を表し、通信装置ＤＵのベンダまたは通信装置ＤＵを含む無線アクセスネットワークの管理者により作成されてメモリに書き込まれている。

　例えば、図１４（ａ）に示すＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールが通信装置ＤＵに設定されている。但し、通信装置ＤＵは、ＧＮＳＳ（Global　Navigation　Satellite　System）を使用しない。したがって、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールにおいてＧＮＳＳに係わる記述は削除される。そして、通信装置ＤＵは、ＤＵパラメータ設定情報を参照することにより、図１４（ｂ）に示すように、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータに対応する期待値を特定する。パラメータの期待値は、通信装置ＤＵが開始したい機能／サービスの具体的な内容を表す。

　続いて、通信装置ＤＵは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータの期待値が、通信装置ＲＵによりサポートされているか否かを判定する。ここでは、通信装置ＤＵにおいて、図１４（ｂ）に示す期待値が設定されているものとする。また、通信装置ＤＵは、通信装置ＲＵから図１３（ｂ）に示すＲＵパラメータ情報を受信しているものとする。

　例えば、「acceptance-list-of-ssm」についての判定は以下の通りである。なお、このパラメータの値は、通信装置ＤＵからの指示に応じて、通信装置ＲＵにおいて書き換えることが可能であるものとする。図１３および図１４に示す例では、「ｒｗ」が付与されているパラメータは通信装置ＲＵにおいて書き換え可能であり、「ｒｏ」が付与されているパラメータは通信装置ＲＵにおいて書き換え不可である。

　まず、通信装置ＤＵの期待値が通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っているか否か判定される。この例では、通信装置ＤＵの期待値は「ＳＳＵ＿Ｂ」であり、通信装置ＲＵにおける有効範囲は「ＰＲＣ、ＳＳＵ＿Ｂ」である。よって、通信装置ＤＵの期待値は、通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っている。この場合、通信装置ＤＵの期待値と通信装置ＲＵの初期値とが比較される。この例では、通信装置ＲＵにおける初期値は「ＰＲＣ」である。すなわち、通信装置ＲＵの初期値は、通信装置ＤＵの期待値とは異なっている。この場合、判定対象のパラメータが通信装置ＲＵにおいて書き換え可能か否かがチェックされる。この実施例では、このパラメータに「ｒｗ」が付与されており、通信装置ＲＵにおいて書き換え可能である。よって、通信装置ＤＵは、このパラメータの値を「ＰＲＣ」から「ＳＳＵ＿Ｂ」に書き換えることを指示する更新メッセージを生成する。なお、通信装置ＤＵの期待値が通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っていないときは、エラーメッセージが生成される。また、通信装置ＲＵの初期値が通信装置ＤＵの期待値と一致するときは、ＯＫメッセージが生成され、次のパラメータが選択される。

　「lock-state」についての判定は以下の通りである。なお、このパラメータの値は、通信装置ＤＵからの指示に応じて、通信装置ＲＵにおいて書き換えることができないものとする。

　通信装置ＤＵの期待値が通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っているか否か判定される。この例では、通信装置ＤＵの期待値は「ＵＮＬＯＣＫＥＤ」であり、通信装置ＲＵにおける有効範囲は「ＬＯＣＫＥＤ、ＵＮＬＯＣＫＥＤ」である。よって、通信装置ＤＵの期待値は、通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っている。この場合、通信装置ＤＵの期待値と通信装置ＲＵの初期値とが比較される。この例では、通信装置ＲＵにおける初期値は「ＵＮＬＯＣＫＥＤ」である。すなわち、通信装置ＲＵの初期値は、通信装置ＤＵの期待値と一致する。この場合、ＯＫメッセージが生成される。

　このパラメータの値は、通信装置ＤＵからの指示に応じて、通信装置ＲＵにおいて書き換えることができない。よって、通信装置ＲＵの初期値が通信装置ＤＵの期待値と異なるときには、通信装置ＤＵと通信装置ＲＵとの間で通信できないことがある。例えば、通信装置ＲＵの初期値が「ＬＯＣＫＥＤ」である場合は、通信装置ＤＵの期待値が通信装置ＲＵにおける有効範囲の中に入っていても、通信装置ＤＵと通信装置ＲＵとの間でパラメータの値を一致させることができない、よって、この場合は、エラーメッセージが生成される。

　通信装置ＤＵは、上述のようにして、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータが通信装置ＲＵにおいてサポートされているか否かを判定する。そして、すべてのパラメータが通信装置ＲＵにおいてサポートされているときは、通信装置ＤＵは、Ｓ８において、通信装置ＲＵに起動指示を送信する。また、１または複数のパラメータについて更新メッセージが生成されているときには、通信装置ＤＵは、起動指示および更新メッセージを通信装置ＲＵに送信する。なお、１または複数のパラメータについてエラーメッセージが生成されているときには、通信装置ＤＵは、起動指示を通信装置ＲＵに送信することなく、エラーメッセージをオペレータ端末に送信する。

　通信装置ＲＵは、起動指示および更新メッセージを受信したときは、Ｓ９において、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の対応するパラメータの値を更新する。例えば、図１３～図１４に示す実施例では、通信装置ＲＵは、「acceptance-list-of-ssm」の値を「ＰＲＣ」から「ＳＳＵ＿Ｂ」に更新することを指示する更新メッセージを受信する。この場合、通信装置ＲＵは、「acceptance-list-of-ssm」の値を「ＰＲＣ」から「ＳＳＵ＿Ｂ」に更新する。

　Ｓ１０において、通信装置ＲＵは、受信した起動指示に従って通信装置ＤＵ内の回路を起動する。この後、Ｓ１１において、通信装置ＤＵおよび通信装置ＲＵは通信サービスを開始する。

　このように、本発明の実施形態に係わる無線アクセスネットワークにおいては、通信装置ＲＵの起動時に、通信装置ＤＵが提供したい機能／サービスに係わる通信パラメータが通信装置ＲＵによりサポートされているか判定される。そして、通信装置ＤＵが提供したい機能／サービスに係わる通信パラメータが通信装置ＲＵによりサポートされてないときには、通信装置ＲＵによりサポートされてない通信パラメータを表すエラーメッセージが生成される。したがって、通信装置ＤＵと通信装置ＲＵとの相互接続に問題があるときには、無線アクセスネットワークの管理者は、その問題点をサービス開始前に容易に認識できる。これにより、無線アクセスネットワークを構築するための労力が削減される。

　図１５は、通信装置ＲＵおよび通信装置ＤＵの機能を表すブロック図である。通信装置ＲＵおよび通信装置ＤＵは、フロントホールを介して相互に接続される。

　通信装置ＲＵ１０は、ＦＨインタフェース部１１、保存部１２、およびＲＵ制御部１３を備える。ＦＨインタフェース部１１は、フロントホールを介して通信装置ＤＵ２０と通信する。また、通信装置ＲＵ１０は、無線アンテナを備え、無線端末を収容することができる。

　保存部１２には、ＲＵプロファイル情報、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＲＵパラメータ設定情報が保存されている。ＲＵプロファイル情報は、図５に示すように、通信装置ＲＵ１０と通信装置ＤＵ２０との間の相互接続において通信装置ＲＵ１０がサポートする機能／サービスを表す。ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＲＵプロファイル情報に基づいて作成され、図６～図７に示すように、通信装置ＲＵ１０の設定および構造を表す。尚、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＲＵプロファイル情報に対応する通信パラメータを含む制御情報の一例である。ＲＵパラメータ設定情報は、通信装置ＲＵ１０においてＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内で使用されるパラメータの初期値および有効範囲などを表す。

　ＲＵ制御部１３は、通信装置ＲＵ１０の動作を制御する。また、ＲＵ制御部１３は、編集部１３ａを備える。編集部１３ａは、通信装置ＤＵ２０から受信するＤＵプロファイル情報に基づいてＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールを編集する。例えば、編集部１３ａは、ＤＵプロファイル情報に基づいて、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールから通信装置ＤＵ２０が提供する機能に係わらない記述を削除する。図１０に示す例では、編集部１３ａにより、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールからＩＰｖ６に係わる記述が削除される。また、編集部１３ａは、ＲＵパラメータ設定情報を参照し、編集後のＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールに含まれる各通信パラメータの初期値および有効範囲を表すＲＵパラメータ情報を生成する。なお、編集後のＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールおよびＲＵパラメータ情報は、ＦＨインタフェース部１１により通信装置ＤＵ２０に送信される。

　通信装置ＤＵ２０は、ＦＨインタフェース部２１、保存部２２、ＤＵ制御部２３、およびＯＰインタフェース部２４を備える。ＦＨインタフェース部２１は、フロントホールを介して通信装置ＲＵ１０と通信する。ＯＰインタフェース部２４は、オペレータ端末３０と通信する。

　保存部２２には、ＤＵプロファイル情報、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＤＵパラメータ設定情報が保存されている。ＤＵプロファイル情報は、図８に示すように、通信装置ＲＵ１０と通信装置ＤＵ２０との間の相互接続において通信装置ＤＵ２０が提供したい機能／サービスを表す。ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＤＵプロファイル情報に基づいて作成され、通信装置ＤＵ２０の設定および構造を表す。なお、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールは、ＤＵプロファイル情報に対応する通信パラメータを含む制御情報の一例である。ＤＵパラメータ設定情報は、通信装置ＤＵ１０においてＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内で使用されるパラメータの期待値などを表す。

　ＤＵ制御部２３は、通信装置ＤＵ２０の動作を制御する。また、ＤＵ制御部２３は、判定部２３ａを備える。判定部２３ａは、通信装置ＤＵ２０が提供する機能／サービスが通信装置ＲＵ１０によりサポートされているか否かを判定する。例えば、ＦＨインタフェース部２１が、通信装置ＲＵ１０からＲＵプロファイル情報を受信したときに、判定部２３ａは、ＤＵプロファイル情報およびＲＵプロファイル情報に基づいて、通信装置ＤＵ２０が提供する機能／サービスが通信装置ＲＵ１０によりサポートされているか否かをする。図９に示す例では、通信装置ＤＵ２０が提供する各機能／サービスがそれぞれ通信装置ＲＵ１０によりサポートされている。

　ＦＨインタフェース部２１が、通信装置ＲＵ１０からＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールを受信したときには、判定部２３ａは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールおよびＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールに基づいて、通信装置ＤＵ２０が提供する機能／サービスに係わる通信パラメータが通信装置ＲＵ１０によりサポートされているか否かを判定する。図１３～図１４に示す実施例では、判定部２３ａは、通信装置ＤＵ２０が使用する各通信パラメータの期待値は、それぞれ、通信装置ＲＵ１０において規定されている有効範囲の中に入っている。また、判定部２３ａは、通信装置ＤＵ２０が使用する各通信パラメータの期待値が、それぞれ、通信装置ＲＵ１０において規定されている初期値と一致するか否かを判定してもよい。通信装置ＤＵ２０が使用する通信パラメータの期待値が通信装置ＲＵ１０において規定されている初期値と一致しないときには、判定部２３ａは、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の対応する通信パラメータの初期値を、通信装置ＤＵ２０における通信パラメータの期待値に更新することを指示する更新メッセージを生成してもよい。この場合、ＦＨインタフェース部２１は、この更新メッセージを通信装置ＲＵ１０に送信する。

　通信装置ＤＵ２０が提供する機能／サービスに係わる通信パラメータの期待値が通信装置ＲＵ１０において規定されている有効範囲の中に入っていないときには、判定部２３ａは、エラーメッセージを出力してもよい。また、通信装置ＤＵ２０が提供する機能／サービスに係わる通信パラメータの期待値が、通信装置ＲＵ１０において規定されている初期値と一致せず、且つ、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の対応する通信パラメータの初期値を更新できないときには、判定部２３ａは、エラーメッセージを出力してもよい。エラーメッセージは、ＯＰインタフェース部２４によりオペレータ端末３０に送信される。

　図１６は、判定部２３ａの処理の一例を示すフローチャートである。判定部２３ａは、通信装置ＤＵ２０に実装される。また、このフローチャートの処理は、図４に示すＳ７で実行されるパラメータ判定に相当する。

　Ｓ２１において、判定部２３ａは、通信装置ＲＵ１０からＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールおよびＲＵパラメータ情報を取得する。Ｓ２２において、判定部２３ａは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールが使用するパラメータの中から判定対象のパラメータを選択する。そして、判定部２３ａは、保存部２２に保存されているＤＵパラメータ設定情報を参照することにより、選択したパラメータの期待値を認識する。なお、以下の記載では、Ｓ２２で選択されるパラメータを対象パラメータと呼ぶことがある。

　Ｓ２３において、判定部２３ａは、対象パラメータの期待値が、通信装置ＲＵ１０において使用される対応するパラメータの有効範囲の中に入っているか判定する。なお、通信装置ＲＵ１０において使用される各パラメータの有効範囲は、通信装置ＲＵ１０から受信するＲＵパラメータ情報により表される。

　対象パラメータの期待値が対応するパラメータの有効範囲の中に入っているときは、判定部２３ａは、Ｓ２４において、対象パラメータの期待値が、通信装置ＲＵ１０において使用される対応するパラメータの初期値と一致するか判定する。なお、通信装置ＲＵ１０において使用される各パラメータの初期値は、通信装置ＲＵ１０から受信するＲＵパラメータ情報により表される。

　対象パラメータの期待値が対応するパラメータの初期値と一致するときは、判定部２３ａの処理はＳ２７に進む。対象パラメータの期待値が対応するパラメータの初期値と一致しないときは、判定部２３ａは、Ｓ２５において、対応するパラメータの初期値を対象パラメータの期待値に更新できるか判定する。そして、対応するパラメータの初期値を対象パラメータの期待値に更新できるときは、判定部２３ａは、Ｓ２６において、更新メッセージを生成する。この更新メッセージは、対応するパラメータの初期値を対象パラメータの期待値に更新することを指示する。

　Ｓ２７において、判定部２３ａは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内のすべてのパラメータに対してＳ２３～Ｓ２６の処理を実行したか判定する。ここで、Ｓ２３～Ｓ２６の処理を実行していないパラメータが残っているときは、判定部２３ａの処理はＳ２２に戻る。そして、判定部２３ａは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュールから次のパラメータを選択する。すなわち、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータに対してＳ２３～Ｓ２６の処理が実行される。そして、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内のすべてのパラメータに対してＳ２３～Ｓ２６の処理が実行されると、判定部２３ａの処理はＳ２８に進む。

　Ｓ２８において、判定部２３ａは、ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内の各パラメータが下記の条件（１）または条件（２）を満足しているか判定する。
（１）対象パラメータの期待値は、通信装置ＲＵ１０における対応するパラメータの有効範囲の中に入っており、且つ、通信装置ＲＵ１０における対応するパラメータの初期値と一致する。
（２）対象パラメータの期待値は、通信装置ＲＵ１０における対応するパラメータの有効範囲の中に入っており、且つ、通信装置ＲＵ１０における対応するパラメータの初期値を対象パラメータの期待値に更新できる。

　ＤＵ＿ＹＡＮＧモジュール内のすべてのパラメータが条件（１）または条件（２）を満足するときは、判定部２３ａは、Ｓ２９において起動指示を生成する。起動指示は、無線アクセスネットワークのサービスの開始を指示する。そして、起動指示は、通信装置ＲＵ１０に送信される。更新メッセージが生成されているときは、起動指示および更新メッセージが通信装置ＲＵ１０に送信される。

　なお、対象パラメータの期待値が対応するパラメータの有効範囲の中に入っていないときは（Ｓ２３：Ｎｏ）、Ｓ３０においてエラーメッセージが生成される。また、対応するパラメータの初期値を対象パラメータの期待値に更新できないときも（Ｓ２５：Ｎｏ）、Ｓ３０においてエラーメッセージが生成される。エラーメッセージは、オペレータ端末３０に送信される。

　＜ハードウェア構成＞
　図１７は、通信装置ＲＵ１０および通信装置ＤＵ２０のハードウェア構成の一例を示す。通信装置ＲＵ１０は、プロセッサ４１、メモリ４２、記憶装置４３、通信インタフェース回路４４、および無線回路４５を備える。

　プロセッサ４１は、記憶装置４３に保存されている通信プログラムを実行することにより、通信装置ＲＵ１０の動作を制御する。通信プログラムは、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュールを編集する手順を記述したプログラムコードを含む。したがって、プロセッサ４１がこの通信プログラムを実行することで、編集部１３ａの機能が提供される。メモリ４２は、プロセッサ４１の作業領域として使用される。記憶装置４３は、上述した通信プログラムおよび他のプログラムを保存する。また、ＲＵプロファイル情報、ＲＵ＿ＹＡＮＧモジュール、およびＲＵパラメータ設定情報は、記憶装置４３に保存される。通信インタフェース回路４４は、図１５に示すＦＨインタフェース部１１に相当し、フロントホールを介して通信装置ＤＵ２０と通信する。無線回路４５は、無線端末に信号を送信する無線送信機および無線端末から信号を受信する無線受信機を含む。

　通信装置ＤＵ２０は、プロセッサ５１、メモリ５２、記憶装置５３、および通信インタフェース回路５４を備える。すなわち、通信装置ＤＵ２０の構成は、通信装置ＲＵ１０と概ね同じである。ただし、プロセッサ５１が実行する通信プログラムは、通信装置ＤＵ２０の機能／サービスが通信装置ＲＵ１０によりサポートされているかを判定する手順を記述したプログラムコードを含む。したがって、プロセッサ５１がこの通信プログラムを実行することで、判定部２３ａの機能が提供される。また、通信装置ＤＵ２０は、無線回路を備えていない。

１０　通信装置ＲＵ
１１　ＦＨインタフェース部
１２　保存部
１３　ＲＵ制御部
１３ａ　編集部
２０　通信装置ＤＵ
２１　ＦＨインタフェース部
２２　保存部
２３　ＤＵ制御部
２３ａ　判定部

 

Claims (10)

1. 　無線アクセスネットワークにおいて無線端末を収容する通信装置であって、
   　前記無線アクセスネットワークにおいて当該通信装置の信号を処理する第２の通信装置と通信するインタフェース部と、
   　当該通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第１のプロファイルおよび前記第１のプロファイルに対応する通信パラメータを含む制御情報を保存する保存部と、
   　前記制御情報を編集する編集部と、を備え、
   　前記インタフェース部は、前記第１のプロファイルを前記第２の通信装置に送信し、前記第２の通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第２のプロファイルを前記第２の通信装置から受信し、
   　前記編集部は、前記第２のプロファイルに基づいて、前記制御情報を編集し、
   　前記インタフェース部は、編集後の前記制御情報を前記第２の通信装置に送信し、
   　前記第２の通信装置において、編集後の前記制御情報に基づいて、前記第２の通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータが当該通信装置によりサポートされていると判定されたときに、当該通信装置は、編集後の前記制御情報に基づいて通信サービスを開始する
   　ことを特徴とする通信装置。
2. 　前記編集部は、前記第２のプロファイルに基づいて、前記制御情報から前記第２の通信装置が提供する機能に係わらない記述を削除する
   　ことを特徴とする請求項１に記載の通信装置。
3. 　前記編集部は、編集後の前記制御情報に含まれる各通信パラメータの初期値および範囲を表すパラメータ情報を生成し、
   　前記インタフェース部は、編集後の前記制御情報および前記パラメータ情報を前記第２の通信装置に送信する
   　ことを特徴とする請求項２に記載の通信装置。
4. 　無線アクセスネットワークにおいて無線端末を収容する無線装置の信号を処理する通信装置であって、
   　前記無線装置と通信するインタフェース部と、
   　当該通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第１のプロファイルおよび前記第１のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第１の制御情報を保存する保存部と、
   　当該通信装置が提供する機能が前記無線装置によりサポートされているか否かを判定する判定部と、を備え、
   　前記インタフェース部が、前記無線装置が提供する機能に係わる情報を表す第２のプロファイルを前記無線装置から受信したときに、前記判定部は、前記第１のプロファイルおよび前記第２のプロファイルに基づいて、当該通信装置が提供する機能が前記無線装置によりサポートされているか否かを判定し、
   　前記インタフェース部が、前記第２のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第２の制御情報を前記無線装置から受信したときに、前記判定部は、前記第１の制御情報および前記第２の制御情報に基づいて、当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータが前記無線装置によりサポートされているか否かを判定する
   　ことを特徴とする通信装置。
5. 　前記インタフェース部が、前記第２の制御情報に含まれる通信パラメータの初期値および範囲を表すパラメータ情報を受信したときに、前記判定部は、当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータの期待値が前記パラメータ情報により表される通信パラメータの範囲内であるか否かを判定する
   　ことを特徴とする請求項４に記載の通信装置。
6. 　前記判定部は、当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータの期待値が前記パラメータ情報により表される通信パラメータの初期値と一致するか否かを判定する
   　ことを特徴とする請求項５に記載の通信装置。
7. 　当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータの期待値が前記パラメータ情報により表される通信パラメータの初期値と一致しないときは、前記判定部は、前記パラメータ情報により表される通信パラメータの初期値を当該通信装置の通信パラメータの期待値に更新することを指示する更新メッセージを生成し、
   　前記インタフェース部は、前記更新メッセージを前記無線装置に送信する
   　ことを特徴とする請求項６に記載の通信装置。
8. 　当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータの期待値が前記パラメータ情報により表される通信パラメータの範囲に入ってないときに、前記判定部は、エラーメッセージを出力する
   　ことを特徴とする請求項７に記載の通信装置。
9. 　当該通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータの期待値が前記パラメータ情報により表される通信パラメータの初期値と一致せず、且つ、前記パラメータ情報により表される通信パラメータの初期値を当該通信装置の通信パラメータの期待値に更新できないときに、前記判定部は、エラーメッセージを出力する
   　ことを特徴とする請求項７に記載の通信装置。
10. 　無線端末を収容する第１の通信装置および前記第１の通信装置の信号を処理する第２の通信装置を備える通信システムであって、
    　前記第２の通信装置は、
    　　前記第１の通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第１のプロファイルを前記第１の通信装置から取得し、
    　　前記第１のプロファイルおよび前記第２の通信装置が提供する機能に係わる情報を表す第２のプロファイルに基づいて、前記第２の通信装置が提供する機能が前記第１の通信装置によりサポートされているか否かを判定し、
    　　前記第２の通信装置が提供する機能が前記第１の通信装置によりサポートされているときに、前記第２のプロファイルを前記第１の通信装置に送信し、
    　前記第１の通信装置は、
    　　前記第２のプロファイルに基づいて、前記第１のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第１の制御情報を編集し、
    　　編集後の前記第１の制御情報を前記第２の通信装置に送信し、
    　前記第２の通信装置は、前記第１の制御情報および前記第２のプロファイルに対応する通信パラメータを含む第２の制御情報に基づいて、前記第２の通信装置が提供する機能に係わる通信パラメータが前記第１の通信装置によりサポートされているか否かを判定する
    　ことを特徴とする通信システム。
    
     

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