WO2023176307A1 - 切断装置およびラベルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

切断時における長尺体の撓みを抑制して安定的に長尺体を切断する。 切断装置1は、第1挟持部10と、第2挟持部20と、刃部30と、第1押圧部41と、第2押圧部42とを備える。第1押圧部41は、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。第2押圧部42は、長手方向Lにおいて第1押圧部41と離隔して位置し、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。刃部30が長尺体9の第1面91側に当接しつつ第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込み、かつ、第1押圧部41および第2押圧部42が長尺体9を第2面92側から押圧することで、刃部30は長尺体9を押し切り可能に構成されている。

Description

切断装置およびラベルの製造方法
 本開示は、切断装置およびラベルの製造方法に関する。
 特開2011-173182号公報(特許文献1)に開示されたフィルム切断装置は、第1のローラ対と、第2のローラ対と、切断刃とを具備する。第1のローラ対は、上下からフィルムを挟み、回動によりフィルムが引き出されると共に滑らずにフィルムを挟持する。第2ローラ対は、上下からフィルムを挟み、回動によりフィルムが引き出されると共に滑らずにフィルムを挟持し、第1のローラ対の下流に配されている。切断刃は、第1のローラ対と第2のローラ対との間に配され、上下移動によりフィルムを切断する。
特開2011-173182号公報
 特許文献1においては、第1のローラ対および第2のローラ対によって上下方向にフィルム(長尺体)を挟持する。第1のローラ対および第2のローラ対は互いに離隔している。このため、上下移動によって切断刃が長尺体に接触したときに、第1のローラ対および第2のローラ対の挟持位置が支点となって長尺体が撓む場合がある。これにより、安定的に長尺体を切断できない場合がある。また、長尺体を切断することにより長尺体本体から切り離された長尺体の先端部分をラベルとして得る場合には、安定的に長尺体を切断できないことで歩留まりが下がり、ラベルの製造コストが増加するおそれがある。
 本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、切断時における長尺体の撓みを抑制して安定的に長尺体を切断できる切断装置およびラベルの製造方法を提供することを目的とする。
 本開示に基づく切断装置は、第1面と、第1面が向く方向とは反対方向を向く第2面とを有するシート状の長尺体を、その長手方向において互いに切り離されるように切断する。切断装置は、第1挟持部と、第2挟持部と、刃部と、第1押圧部と、第2押圧部とを備える。第1挟持部は、長尺体から見て、第1面側および第2面側のそれぞれから、長尺体を第1の挟持位置にて挟持可能である。第2挟持部は、上記長手方向において第1挟持部と離隔して位置し、長尺体から見て、第1面側および第2面側から、長尺体を第2の挟持位置にて挟持可能である。第1挟持部および第2挟持部によって挟持されることにより、第1の挟持位置および第2の挟持位置の間において第1の挟持位置および第2の挟持位置を含む仮想平面に沿って位置する長尺体から見て、刃部は、第1面側から長尺体に当接可能である。第1押圧部は、第1の挟持位置および第2の挟持位置の間において上記仮想平面に沿って位置する長尺体から見て、第2面側に位置する。第2押圧部は、上記長手方向において第1押圧部と離隔して位置し、第1の挟持位置および第2の挟持位置の間において上記仮想平面に沿って位置する長尺体から見て、第2面側に位置する。刃部が長尺体の第1面側に当接しつつ第1押圧部と第2押圧部との間に入り込み、かつ、第1押圧部および第2押圧部が長尺体を第2面側から押圧することで、刃部は長尺体を押し切り可能に構成されている。
 本開示の一形態において、第1押圧部および第2押圧部は、それぞれ、刃部が第1押圧部と第2押圧部との間に入り込んだときに刃部と接触しないように位置している。
 本開示の一形態において、刃部は、上記仮想平面の平面方向に対して斜めに交差する方向に沿って延びる先端縁を有する。
 本開示の一形態において、第1押圧部および第2押圧部は、刃部が長尺体に当接する前に予め上記仮想平面に沿って位置する長尺体に近づくように、上記仮想平面に対して相対的に移動可能に構成されている。
 本開示の一形態において、第1押圧部および第2押圧部は、刃部が上記仮想平面に沿って位置する長尺体に向かって移動している時間の少なくとも一部の間に、上記仮想平面に位置する長尺体に近づくように移動可能に構成されている。
 本開示の一形態において、第1挟持部は、第1送出部と、第1支持部とを有する。第1送出部は、第1の挟持位置に位置する長尺体の第1面側または第2面側の少なくとも一方から長尺体に接し、かつ、長尺体を第2の挟持位置に向かって送出可能に構成されている。第1支持部は、長尺体から見て第1送出部側とは反対側に位置して第1送出部とともに長尺体を挟持する。第2挟持部は、第2送出部と、第2支持部とを有する。第2送出部は、第2の挟持位置に位置する長尺体の第1面側または第2面側の少なくとも一方から長尺体に接し、かつ、長尺体を第1挟持部側とは反対側に送出可能に構成されている。第2支持部は、長尺体から見て第2送出部側とは反対側に位置して第2送出部とともに長尺体を挟持する。第2送出部による長尺体の送り速度は、第1送出部による長尺体の送り速度より速い。
 本開示の一形態において、第1挟持部は、第1壁部と、第1押付部とを有する。第1壁部は、長尺体の第1面側または第2面側の一方に位置して上記仮想平面に対する相対的な位置が固定されている。第1押付部は、長尺体から見て第1壁部側とは反対側に位置して、第1壁部に向かって長尺体を押し付け可能である。第2挟持部は、第2壁部と、第2押付部とを有する。第2壁部は、長尺体の第1面側または第2面側の一方に位置して上記仮想平面に対する相対的な位置が固定されている。第2押付部は、長尺体から見て第2壁部側とは反対側に位置して、第2壁部に向かって長尺体を押し付け可能である。第1押付部および第2押付部は、それぞれ、第1壁部および第2壁部と離隔した位置から、第1壁部および第2壁部に向かって相対的に移動することで、刃部が長尺体に当接する前に予め長尺体を第1壁部および第2壁部に押し付けて、長尺体を上記仮想平面に沿うように位置させることができるように構成されている。
 本開示の一形態に基づく切断装置は、搬送機構をさらに備える。搬送機構は、第1の挟持位置および第2の挟持位置に長尺体を位置させるため、第1挟持部から見て第2挟持部とは反対側から長尺体を上記長手方向に沿って搬送する。搬送機構が長尺体を搬送しているとき、第1押付部および第2押付部は、それぞれ、長尺体を第1壁部および第2壁部に押し付けないように位置している。
 本開示の一形態に基づく切断装置は、駆動部と、第1弾性部と、第2弾性部とをさらに備える。駆動部は、前記刃部に接続され、上記仮想平面に対して相対的に刃部を移動させる。第1弾性部は、駆動部と第1押付部とを互いに接続する。第2弾性部は、駆動部と第2押付部とを互いに接続する。第1押付部および第2押付部は長尺体から見て第1面側に位置する。第1壁部および第2壁部は長尺体から見て第2面側に位置する。第1押付部および第2押付部がそれぞれ長尺体を第1壁部および第2壁部に押し付けている状態において、駆動部が刃部を第1押圧部および第2押圧部の間に位置させるように刃部を移動させたときに、第1弾性部および第2弾性部が刃部の移動方向に沿って圧縮可能に構成されている。
 本開示に基づくラベルの製造方法は、第1面と、第1面が向く方向とは反対方向を向く第2面とを有するシート状の長尺体を、その長手方向において互いに切り離して切断することで得られるラベルの製造方法である。ラベルの製造方法は、準備工程と、第1挟持工程と、第2挟持工程と、当接工程と、入れ込み工程とを備える。準備工程においては、長尺体を準備する。第1挟持工程においては、長尺体から見て、第1面側および第2面側のそれぞれから、長尺体を第1の挟持位置にて挟持する。第2挟持工程においては、上記長手方向において第1の挟持位置と離隔する位置にて、長尺体から見て、第1面側および第2面側から、長尺体を第2の挟持位置にて挟持する。当接工程においては、第1の挟持位置および第2の挟持位置の間において第1の挟持位置および第2の挟持位置を含む上記仮想平面に沿って位置する長尺体から見て、第1面側から長尺体に刃部を当接させる。入れ込み工程においては、第1の挟持位置および第2の挟持位置の間において上記仮想平面に沿って位置する長尺体から見て、第2面側に位置する第1押圧部と、長手方向において第1押圧部と離隔しつつ第2面側に位置する第2押圧部との間に、刃部を、長尺体の第1面側に当接させつつ入り込ませる。入れ込み工程においては、第2面側から第1押圧部および第2押圧部に長尺体を押圧させつつ、刃部に長尺体を押し切らせる。
 本開示によれば、切断時における長尺体の撓みを抑制して安定的に長尺体を切断できる。
本開示の実施形態1に係る切断装置を含むラベル製造装置を示す概略図である。 本開示の実施形態1に係る切断装置を示す平面図である。 図2の領域IIIの部分拡大図である。 本開示の実施形態1に係る切断装置を示す正面図である。 本開示の実施形態1に係る構成の一部を表したブロック図である。 本開示の実施形態1に係るラベルの製造方法を示すフロー図である。 本開示の実施形態1における準備工程および第1挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。 本開示の実施形態1における第2挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。 本開示の実施形態1における当接工程での切断装置を示す模式的な概略図である。 本開示の実施形態1における入れ込み工程での切断装置を示す模式的な概略図である。 図10の刃部およびその周辺を拡大した部分拡大図である。 本開示の実施形態1における送出工程での切断装置を示す概略図である。 本開示の実施形態2に係る切断装置を含むラベル製造装置を示す概略図である。 本開示の実施形態2に係る切断装置を示す正面図である。 本開示の実施形態2に係る切断装置を示す下面図である。 本開示の実施形態2に係る構成の一部を表したブロック図である。 本開示の実施形態2に係るラベルの製造方法を示すフロー図である。 本開示の実施形態2における第1挟持工程および第2挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。 本開示の実施形態2における当接工程の後の切断装置を示す概略図である。 本開示の実施形態2における入れ込み工程の後の切断装置を示す概略図である。
 以下、本開示の各実施形態に係る切断装置およびラベルの製造方法について説明する。
以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
 [実施形態1]
 図1は、本開示の実施形態1に係る切断装置を含むラベル製造装置を示す概略図である。図1に示すように、本開示の実施形態1に係る切断装置1は、ラベル製造装置1000に含まれる。
 切断装置1は、長尺体9を切断する。切断装置1において、長尺体9は、その長手方向Lにおいて互いに切り離される。切断装置1にて長尺体9が互いに切り離され、本体から先端部分が分離することで、複数のラベル9Lが得られる。切断装置1の詳細については後述する。
 長尺体9は、シート状であり、第1面91と、第1面が向く方向とは反対方向を向く第2面92とを有する。すなわち、第1面91と第2面92とが互いに並ぶ方向が、長尺体9の厚さ方向Tである。また、長尺体9の長手方向Lおよび厚さ方向Tの両方に直交する方向が、長尺体9の幅方向Wである。なお、図1以降の図に示される長手方向L、厚さ方向T、幅方向Wは、仮想平面S(詳細は後述する)に沿って長尺体9が位置したときの長尺体9の各方向を示している。さらに、本明細書において単に「長手方向L」、「厚さ方向T」および「幅方向W」という場合、これらの方向は、実際に仮想平面Sに沿って長尺体9が位置しているか否かに関わらず、仮想平面Sに沿って長尺体9が位置していると仮定した場合の切断装置1の各方向を示す。
 本実施形態において、第1面91は、文字、図形または記号などが外部から視認可能な意匠面である。第2面92は、ペットボトルなどの所定の包装体に貼り付け可能な粘着部材によって構成された粘着面である。すなわち、複数のラベル9Lも、長尺体9と同様の第1面91Lおよび第2面92Lを有する。
 なお、長尺体は、第2面92に粘着面が設けられていなくてもよい。たとえば、長尺体9は、剥離層と被剥離層とが互いに積層した積層シートでもよい。また、長尺体9は、筒状シートでもよい。この場合、筒状シートの両端の開口部が並ぶ方向は、長尺体9の長手方向Lである。筒状シートは、上記軸方向に直交する径方向のうちの一方向に押しつぶされていることにより、第1面と第2面とを有する。
 ラベル製造装置1000は、リール取付部2と、熱照射部3と、ラベル貼付部4とをさらに備える。リール取付部2には、長尺体9が巻き回されたリール9Rが取り付けられる。リール取付部2は、リール9Rから長尺体をその長手方向Lに沿って連続的に送り込む。換言すると、切断装置1は、リール9Rに巻き回された長尺体をその長手方向Lに沿って連続的に引き出す。熱照射部3は、切断装置1から複数のラベルが1つずつ所定の時間間隔で送られる。熱照射部3は、切断装置1で得られたラベルに熱を照射することにより、ラベルの第2面92の温度を上昇させる。これにより、ラベルの第2面を構成する粘着部材が暖められ、粘着部材の粘度強度が上昇する。ラベル貼付部4は、熱照射部3にて第2面92の粘着強度が上昇した複数のラベル9Lが、1つずつ所定の包装容器に貼り付けられる。
 なお、本開示の実施形態1に係る切断装置1は、ラベル製造装置1000に組み込まれるものに限定されるものではない。また、リール取付部2、熱照射部3およびラベル貼付部4としては、従来公知の装置を用いることができ、これらの具体的な構成は上記および図面で示したものに限定されない。また、ラベル製造装置1000は、リール取付部2、熱照射部3、または、ラベル貼付部4のうち少なくとも1つを備えていなくてもよい。
 次に、切断装置1の構造について説明する。図2は、本開示の実施形態1に係る切断装置を示す平面図である。図3は、図2の領域IIIの部分拡大図である。図4は、本開示の実施形態1に係る切断装置を示す正面図である。図1から図4に示すように、切断装置1は、第1挟持部10と、第2挟持部20と、刃部30と、第1押圧部41と、第2押圧部42とを備える。
 第1挟持部10は、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側のそれぞれから、長尺体9を第1の挟持位置P1にて挟持可能である。具体的には、第1挟持部10は、第1送出部11と、第1支持部12とを有する。
 第1送出部11は、第1の挟持位置P1に位置する長尺体9の第1面91側または第2面92側の少なくとも一方から長尺体9に接する。具体的には、第1送出部11は、第1の挟持位置P1に位置する長尺体9の第1面91側から長尺体9に接する。第1送出部11は、駆動ローラ111と、駆動ローラ111を軸支する軸部112と、軸部112を周方向に回転させるモータ(図示せず)とを有する。軸部112は、幅方向Wに沿って延びている。モータによって周方向に回転した軸部112が回転することで、駆動ローラ111が回動する。駆動ローラ111は、回動することで、第1の挟持位置P1にて接した長尺体9を、第2挟持部20に向かって長手方向Lに送り出す。
 第1支持部12は、長尺体9から見て第1送出部11側とは反対側に位置する。具体的には、第1支持部12は、第1の挟持位置P1に位置する長尺体9の第2面92側から長尺体9に接する。第1支持部12は、ローラ121と、ローラ121を回動可能に軸支する軸部122と、軸部122を少なくとも厚さ方向Tにおいて第1送出部11に向かって付勢する付勢ばね123とを有する。ローラ121は、付勢ばね123によって付勢された軸部122によって第1の挟持位置P1に位置する長尺体9を第1送出部11に押し付ける。これにより、第1支持部12は、第1送出部11とともに第1の挟持位置P1にて長尺体9を挟持する。第1の挟持位置P1にて接した長尺体9が第1送出部11によって送出されるとき、ローラ121が回動する。これにより第1送出部11の送出は妨げられない。
 第2挟持部20は、長尺体9の長手方向Lにおいて第1挟持部10と離隔して位置する。第2挟持部20は、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側から、長尺体9を第2の挟持位置P2にて挟持可能である。このため、上述した第1送出部11は、長尺体9を第2の挟持位置P2に向かって送出可能に構成されている。また、具体的には、第2挟持部20は、第2送出部21と、第2支持部22とを有する。
 第2送出部21は、第2の挟持位置P2に位置する長尺体9の第1面91側または第2面92側の少なくとも一方から長尺体9に接する。具体的には、第2送出部21は、第2の挟持位置P2に位置する長尺体9の第1面91側から長尺体9に接する。第2送出部21は、複数の貫通孔を有する駆動ベルト211と、駆動ベルト211に係合する複数のローラ212と、複数のローラ212の各々を軸支する複数の軸部213と、駆動ベルト211に隣り合って位置する吸着部214と、複数の軸部213を周方向に回転させるモータ(図示せず)とを有する。軸部213は、幅方向Wに沿って延びている。複数のローラ212の少なくとも1つは、モータによって周方向に回転させられた軸部213が回転することで、係合した駆動ベルト211を駆動させる。これにより、駆動ベルト211は、第2の挟持位置P2にて接した長尺体9またはラベル9Lを、長手方向Lに送り出す。このように、第2送出部21は、長尺体9またはラベル9Lを第1挟持部10側とは反対側に送出可能に構成されている。さらに、吸着部214は、駆動ベルト211から見てラベル9Lが位置する側とは反対側に位置しており、駆動ベルト211の貫通孔を介してエアーを吸引する。これにより、ラベル9Lが駆動ベルト211に吸着する。駆動ベルト211は、その駆動方向にラベル9Lを搬送可能である。また、第2送出部21は第1送出部11と同様の構成であってもよい。
 第2支持部22は、長尺体9から見て第2送出部21側とは反対側に位置する。具体的には、第2支持部22は、第2の挟持位置P2に位置する長尺体9またはラベル9Lの第2面92,92L側から長尺体9またはラベル9Lに接する。第2支持部22は、ローラ221と、ローラ221を回動可能に軸支する軸部222と、軸部222を少なくとも厚さ方向Tにおいて第2送出部21に向かって付勢する付勢ばね(図示せず)とを有する。
ローラは、付勢ばねによって付勢された軸部によって第2の挟持位置P2に位置する長尺体9またはラベル9Lを第2送出部21に押し付ける。これにより、第2支持部22は、第2送出部21とともに長尺体9を挟持する。第2の挟持位置P2にて接した長尺体9またはラベル9Lが第2送出部21によって送出されるとき、ローラが回動する。これにより第2送出部21の送出は妨げられない。
 ここで、上述した仮想平面Sは、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2によって定義される。具体的には、仮想平面Sは、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2を含む仮想平面である。長尺体9は、第1挟持部10および第2挟持部20によって挟持されることにより、仮想平面Sに沿って位置する。
 刃部30は、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第1面91側から長尺体9に当接可能に構成されている。まず、刃部30が仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て第1面91側に位置するときの刃部30について説明し、刃部30の動作については後述する。
 刃部30は、長手方向Lから見たときに、仮想平面Sの平面方向に対して斜めに交差する方向に沿って延びる先端縁301を有する。本実施形態において、先端縁301は、その全体が仮想平面Sに対して斜めに交差する方向に沿って斜めに延びている。先端縁301は、その少なくとも一部が仮想平面Sに対して斜めに交差する方向に沿って延びていてもよい。先端縁301は、長手方向Lから見たときに幅方向Wにおける略中央に頂点を有する山型であってもよい。
 刃部30は、さらに、第1平面部302、第2平面部303、斜面部304を有する。
第1平面部302および第2平面部303は、各々が厚さ方向Tおよび幅方向Wに沿って拡がっている。第2平面部303は、第1平面部302から見て第2挟持部20側に位置している。斜面部304は、幅方向Wに沿って延びている。斜面部304は、幅方向Wから見たときに長手方向Lおよび厚さ方向Tの両方に対して斜めに傾いている。斜面部304は、幅方向Wから見て第1平面部302と接続している。斜面部304は、幅方向Wから見て第1平面部302側と反対側において第2平面部303と接続している。先端縁301は、第2平面部303と斜面部304との接続部分である。
 刃部30は、上述した先端縁301、第1平面部302、第2平面部303、斜面部304を有する本体部31と、本体部31を支持する本体支持部32とを有する。本体支持部32は、本体部31から見て仮想平面S側とは反対側から本体部31を支持する。本体支持部32は、本体部31から見て第1押圧部41および第2押圧部42とは反対側から本体部31を支持する。
 第1押圧部41は、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。第1押圧部41は、第1押圧面部411と、第1対向面部412と、第1外面部413とを有する。第1押圧面部411は、仮想平面Sに平行に拡がっている。第1押圧面部411は、長手方向Lおよび幅方向Wの両方に沿って拡がっている。第1対向面部412は、第1押圧面部411の長手方向Lにおける一方の端縁に接続している。第1対向面部412は、厚さ方向Tおよび幅方向Wの両方に沿って拡がっている。第1対向面部412は、第2押圧部42を向いている。第1外面部413は、第1押圧部41において第1対向面部412とは反対側を向く面である。
 本実施形態においては、幅方向Wから見て、第1外面部413と第1押圧面部411との接続端縁が、第1対向面部412と第1押圧面部411との接続端縁に比較して丸まっている。
 第2押圧部42は、第1押圧部41に対する相対的な位置が固定されている。第2押圧部42は、長手方向Lにおいて第1押圧部41と離隔して位置している。第2押圧部42は、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。第2押圧部42は、第2押圧面部421と、第2対向面部422と、第2外面部423とを有する。第2押圧面部421は、仮想平面Sに平行に拡がっている。第2押圧面部421は、長手方向Lおよび幅方向Wの両方に沿って拡がっている。第2押圧面部421は、第1押圧面部411と略同一の仮想平面上に位置している。第2対向面部422は、第2押圧面部421の長手方向Lにおける一方の端縁に接続している。第2対向面部422は、厚さ方向Tおよび幅方向Wの両方に沿って拡がっている。第2対向面部422は、第1押圧部41を向いている。第2外面部423は、第2押圧部42において第2対向面部422とは反対側を向く面である。
 本実施形態においては、幅方向Wから見て、第2対向面部422と第2押圧面部421との接続端縁が、第1対向面部412と第1押圧面部411との接続端縁に比較して丸まっている。幅方向Wから見て、第2対向面部422と第2押圧面部421との接続端縁は、第2外面部423と第2押圧面部421との接続端縁に比較して丸まっている。
 切断装置1は、さらに接続部43を備える。接続部43は、第1押圧部41および第2押圧部42のそれぞれと接続する。本実施形態においては、第1押圧部41および第2押圧部42は、接続部43から仮想平面Sに向かって延出している。
 第1押圧部41、第2押圧部42および接続部43は、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に近づくように、仮想平面Sに対して相対的に移動可能に構成されている。第1押圧部41、第2押圧部42および接続部43の動作については後述する。
 切断装置1は、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42が仮想平面Sに対して相対的に移動するように、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42を動作させる駆動機構50をさらに備える。
 駆動機構50は、レール500と、第1スライダ510と、第1リンク部512と、第1振り子513と、第1軸部514と、第2スライダ515と、第2リンク部517と、第2振り子518とを有する。
 レール500は、厚さ方向Tに沿って延びている。刃部30は、第1スライダ510に接続固定されている。第1スライダ510は、レール500に沿って摺動可能にレール500に取り付けられている。第1スライダ510は、第1連結部511を有している。第1リンク部512は、直線状に延び、一方端部512aおよび他方端部512bを有している。第1リンク部512の一方端部512aは、第1スライダ510の第1連結部511に接続されている。第1リンク部512の一方端部512aは、幅方向Wを軸方向として、第1連結部511を中心に回動可能に連結されている。第1リンク部512の他方端部512bは、第1振り子513に連結されている。第1振り子513は、幅方向Wに延びる第1軸部514によって軸支されている。第1振り子513は、第1軸部514を中心として、幅方向Wに直交する平面方向に沿って、揺動可能に構成されている。このため、第1振り子513が揺動することにより、第1スライダ510はレールに沿って往復運動する。ひいては、第1振り子513が揺動することにより、刃部30は、厚さ方向Tに沿って往復運動する。
 第1押圧部41および第2押圧部42は、接続部43を介して第2スライダ515に接続固定されている。第2スライダ515は、レール500に沿って摺動可能にレール500に取り付けられている。第2スライダ515は、第2連結部516を有している。第2リンク部517は、直線状に延び、一方端部517aおよび他方端部517bを有している。第2リンク部517の一方端部517aは、第2スライダ515の第2連結部516に接続されている。第2リンク部517の一方端部517aは、幅方向Wを軸方向として、第2連結部516を中心に回動可能に連結されている。第2リンク部517の他方端部517bは、第2振り子518に接続されている。第2振り子518は、第1軸部514を中心として、幅方向Wに直交する平面に沿って、揺動可能に構成されている。このため、第2振り子518が揺動することにより、第2スライダ515はレール500に沿って往復運動する。ひいては、第2振り子518が揺動することにより、第1押圧部41および第2押圧部42は、厚さ方向Tに沿って往復運動する。
 さらに、第2振り子518は、第1振り子513に固定接続されている。また、第2振り子518は、第1軸部514から見て、第1振り子513とは反対側に延びている。このため、第2振り子518は、第1軸部514を中心とする周方向において、第1振り子513と常に同じ方向に動く。そして、第2振り子518は、幅方向Wにおいて、第1振り子513の動く方向と常に反対方向に動く。したがって、第1リンク部512を介して第1振り子513と連結された第1スライダ510が、レール500に沿って第2スライダ515に向かって動くとき、第2リンク部517を介して第2振り子518と連結された第2スライダ515は、レール500に沿って第1スライダ510に向かって動く。また、第1スライダ510が、レール500に沿って第2スライダ515から離れるように動くとき、第2スライダ515は、レール500に沿って第1スライダ510から離れるように動く。したがって、刃部30が、仮想平面Sに位置する長尺体9の第1面91側から長尺体9に向かう方向に動くとき、第1押圧部41および第2押圧部42も長尺体9に向かう方向に動く。また、第1押圧部41および第2押圧部42が、仮想平面Sに位置する長尺体9から離れる方向に動くとき、刃部30はその反対方向(第1押圧部41および第2押圧部42から離れる方向)に動く。
 駆動機構50は、第2軸部550と、第3振り子551と、第4振り子552と、連結スライダ553と、第3軸部560と、回転板部561と、モータ564とをさらに備える。
 第2軸部550は、幅方向Wに沿って延びている。幅方向Wから見て、第2軸部550は、第3振り子551および第4振り子552をそれぞれ揺動可能に軸支する。第4振り子552は、第3振り子551と接続固定されている。このため、第2軸部550を中心とする周方向において、第3振り子551および第4振り子552は常に同じ向きに揺動する。第3振り子551は、第1振り子513と連結されている。このため、第3振り子551が揺動すると、第1振り子513および第2振り子518も揺動する。第3振り子551は、第2振り子518と連結されてもよい。連結スライダ553は、第4振り子552に設けられている。
 第3軸部560は、幅方向Wに沿って延びている。回転板部561は、第3軸部560を中心として回転可能に第3軸部560に軸支されている。回転板部561には、連結レール562が形成されている。連結レール562は、幅方向Wから見たときに第3軸部560を囲む環状のレールである。連結レール562は、複数の第1領域562aと、複数の第2領域562bとを有する。複数の第1領域562aおよび複数の第2領域562bは、第3軸部560の延びる方向を軸方向としたときの周方向(単に「第3軸部560を中心とする周方向」という場合がある)において交互に配置されている。モータ564は、第3軸部560を少なくとも一方向に回動させる。第3軸部560が回転することにより、幅方向Wから見て、回転板部561は第3軸部560を中心に回転する。
 連結スライダ553は連結レール562に連結しつつ、連結レール562に対して摺動可能に構成されている。このため、回転板部561が回転すると、連結レール562と連結スライダ553との連結位置が変化していく。具体的には、回転板部561の回転に伴い、回転板部561から見たときには連結スライダ553が第1領域562aと第2領域562bとを交互に通過するように、連結レール562と連結スライダ553との相対的な位置が変化する。連結スライダ553が第1領域562aに位置する状態のときは、回転板部561が回転しても、連結スライダ553の位置は変化しない。複数の第1領域562aは、いずれも、幅方向Wから見て第3軸部560を中心とする円弧状に延びているためである。一方、連結スライダ553が第1領域562aに位置する状態のときは、回転板部561の回転に伴い、連結スライダ553の位置が変化する。複数の第2領域562bは、複数の第1領域562aと比較して、第3軸部560の延びる方向を軸方向としたときの径方向外側に向かって凸状に湾曲するように延びているためである。
 このように、回転板部561が一定の速度で回転することで、連結スライダ553が動かない状態と、連結スライダ553が第2軸部550を中心とする周方向において一往復だけ移動する状態とが、連続で交互に生じる。連結スライダ553が上記のように一往復だけ移動すれば、第4振り子552、第3振り子551、第1振り子513、第2振り子518も一往復だけ揺動する。すなわち、回転板部561が一定の速度で回転することで、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42の動作が停止している状態と、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42が厚さ方向Tに沿って同時に一回往復運動する状態とを、連続で交互に生じさせることができる。
 また、図2に示すように、本開示の実施形態1に係る切断装置1は、第1ガイド部45と、第2ガイド部46とをさらに備える。第1ガイド部45は、長手方向Lに沿って延びている。第2ガイド部46は、長手方向Lに沿って延び、第1ガイド部45と厚さ方向Tにおいて並んでいる。第1ガイド部45は、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9(図2にて不図示のため図1参照)から見て第1面91側に位置する。第2ガイド部46は、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て第2面92側に位置する。
 第1ガイド部45および第2ガイド部46は、駆動機構50により、同時に同じ方向に摺動可能に構成されている。第1ガイド部45および第2ガイド部46は、長手方向Lに沿って摺動可能に構成されている。より詳細には、第1ガイド部45および第2ガイド部46は、刃部30が仮想平面Sに位置してないときに、摺動可能に構成されている。ここで、第1ガイド部45および第2ガイド部46は、上記のように摺動することにより、待機状態、または、ガイド状態をとることができる。待機状態とは、刃部30の動作により刃部30と仮想平面Sとが交差する位置である切断位置から見て、第1ガイド部45および第2ガイド部46が、第1の挟持位置P1側にのみ位置する状態をいう。また、ガイド状態とは、上記切断位置から見て、第1ガイド部45および第2ガイド部46が、第1の挟持位置P1側から第2の挟持位置P2側に向かって延出する状態をいう。そして、第1ガイド部45および第2ガイド部46は、刃部30が仮想平面Sに位置していないときに長手方向Lに沿って摺動することにより、上記待機状態から上記ガイド状態に遷移するように構成されている。その後、第1ガイド部45および第2ガイド部46は、長手方向Lに沿ってさらに摺動することにより、上記ガイド状態から上記待機状態に遷移するように構成されている。これにより、長尺体9の切断後に、第1押圧部41および第2押圧部42の間に入り込んだ長尺体9の先端部分が、仮想平面Sに沿うように矯正される。ひいては、長尺体9の搬送時において、長尺体9の切断後の先端部分が第1押圧部41および第2押圧部42の間に詰まることを抑制できる。
 駆動機構50は、第1ガイド部45および第2ガイド部46をさらに動作させる。駆動機構50は、第2レール580と、第3スライダ581と、第4リンク部582と、第7振り子583と、第5軸部584と、第8振り子585と、第2連結スライダ586とをさらに有する。
 第2レール580は、長手方向Lに沿って延びている。第1ガイド部45および第2ガイド部46は、第3スライダ581に接続固定されている。第3スライダ581は、第2レールに沿って摺動可能に第2レール580に取り付けられている。第4リンク部582の一方端は、第3スライダ581に連結されている。第4リンク部582の他方端は、第7振り子583と連結されている。第7振り子583は、第5軸部584に軸支されている。第7振り子583は、第5軸部584を中心として、幅方向Wに直交する平面方向に沿って、揺動可能に構成されている。このため、第7振り子583が揺動することにより、第4リンク部582を介して、第1ガイド部45および第2ガイド部46は長手方向Lに沿って往復運動する。
 第8振り子585は、第5軸部584に軸支されている。第8振り子585は、第5軸部584を中心として、幅方向Wに直交する平面方向に沿って、揺動可能に構成されている。第8振り子585は、第7振り子583と固定接続されている。このため、第8振り子585が揺動することにより、第7振り子583も揺動する。第2連結スライダ586は、第8振り子585に設けられている。第2連結スライダ586は連結レール562に連結しつつ、連結レール562に対して摺動可能に構成されている。このため、回転板部561が一定の速度で回転することで、上述した連結スライダ553と同様に、第2連結スライダ586が動かない状態と、第2連結スライダ586が第5軸部584を中心とする周方向において一往復だけ移動する状態とが、連続で交互に生じる。第2連結スライダ586が上記のように一往復だけ移動すれば、第8振り子585、第7振り子583、第3スライダ581も一往復だけ移動する。すなわち、駆動機構50は、回転板部561が一定の速度で回転することで、第1押圧部41および第2押圧部42の動作が停止している状態と、第1押圧部41および第2押圧部42が長手方向Lに沿って同時に一往復運動する状態とを、連続で交互に生じさせることができる。
 なお、第2連結スライダ586は、連結スライダ553が第1領域562aに位置しているときに主に第2領域562bに位置し、連結スライダ553が第2領域562bに位置しているときに主に第1領域562aに位置するように構成される。これにより、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42が動作していないときに、第1ガイド部45および第2ガイド部46が主に動作して、上記ガイド状態をとることができる。また、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42が動作しているときに、第1ガイド部45および第2ガイド部46が動作せずに上記待機状態をとることができる。ひいては、第1ガイド部45および第2ガイド部46は、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42と接触しないように動作することができる。
 図5は、本開示の実施形態1に係る構成の一部を表したブロック図である。図5に示すように、切断装置1は、制御部80をさらに備える。制御部80は、プロセッサ81とメモリ82とを有する。制御部80は、切断装置1の全体的な動作を制御する。具体的には、プロセッサ81が、メモリ82に記憶された各種のプログラムを実行することにより、切断装置1の動作を制御する。制御部80は、第1挟持部10、第2挟持部20および駆動機構50を少なくとも動作させる。具体的には、制御部80は、第1送出部11のモータ、第2送出部21のモータ、駆動機構50のモータ564を動作させる。たとえば、制御部80は、第1送出部のモータ、第2送出部のモータを間欠的に動作させることができる。制御部80は、駆動機構50のモータ564を作動させることにより、回転板部561を等速で連続的に回転させることができる。ひいては、制御部80は、刃部30および第1押圧部41および第2押圧部42を、厚さ方向Tにおいて一往復するごとに動作が一次停止する、間欠的な往復運動をするように動作させることができる。
 なお、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42を移動させるための駆動機構50はこれに限定されない。刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42にそれぞれにアクチュエータなどが取り付けられ、制御部80からの電気信号によりアクチュエータを作動させることにより、制御部80が刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42の動作を制御してもよい。
 以下、本開示の実施形態1に係るラベル9Lの製造方法を説明しつつ、切断装置1の動作の詳細を説明する。
 図6は、本開示の実施形態1に係るラベルの製造方法を示すフロー図である。図6に示すように、本開示の実施形態1に係るラベル9Lの製造方法は、準備工程S11と、第1挟持工程S12と、第2挟持工程S13と、当接工程S14と、入れ込み工程S15と、送出工程S16と、加熱工程S17と、貼り付け工程S18とを備える。
 図7は、本開示の実施形態1における準備工程および第1挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。図7に示すように、準備工程S11においては、長尺体9を準備する。
具体的には、準備工程S11にて、長尺体が巻き回されたリールをセットする。第1挟持工程S12においては、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側のそれぞれから、長尺体9を第1の挟持位置P1にて挟持する。具体的には、第1送出部11と第1支持部12との間に長尺体9を挟み込む。他のローラが当該間に長尺体9を送り込んでもよいし、切断装置1の操作者が、第1支持部12を第1送出部から引き離した状態で、長尺体9を配置してもよい。
 図8は、本開示の実施形態1における第2挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。図8に示すように、第2挟持工程S13においては、上記長手方向Lにおいて第1の挟持位置P1と離隔する位置にて、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側から、長尺体9を第2の挟持位置P2にて挟持する。具体的には、まず。制御部80が第1挟持部10の第1送出部11を動作させて長尺体9を第2挟持部に向かって送り出す。そして、制御部80が第2挟持部20の第2送出部21を動作させて、長尺体9を、第2送出部21と第2支持部22との間に引きこむ。このとき、制御部80は、第2送出部21による長尺体9の送り速度が、第1送出部11による長尺体9の送り速度より速くなるように、第1送出部11および第2送出部21を動作させる。第2送出部21が、長手方向Lに長尺体9の所定の長さの分だけ送出させたあと、制御部80は、第1送出部11および第2送出部21の動作を停止させる。
 なお、第2挟持部によって長尺体9を挟持した直後において、刃部30は、仮想平面Sに位置する長尺体9から見て第1面91側に位置して停止している状態であるか、あるいは、刃部30は、第1押圧部41および第2押圧部42から離れるように動作している状態である。
 図9は、本開示の実施形態1における当接工程での切断装置を示す模式的な概略図である。図9に示すように、当接工程S14においては、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第1面91側から長尺体9に刃部30を当接させる。具体的には、制御部80によって駆動機構50の各種構成が動作することで、刃部30が、厚さ方向Tにおいて、仮想平面Sに位置する長尺体9に向かって第1面91側から近づくように移動する。そして、刃部30の移動とともに、第1押圧部41および第2押圧部42も、厚さ方向Tにおいて、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に向かって第2面92側から近づくように移動する。刃部30が長尺体9に当接したとき、刃部30は、厚さ方向Tにおいて、さらに第1押圧部41および第2押圧部42に近づくように移動中の状態である。また、第1押圧部41および第2押圧部42は、厚さ方向Tにおいて、さらに刃部30に近づくように移動中の状態であり、長尺体9には接していない。
 このように、第1押圧部41および第2押圧部42は、刃部30が長尺体9に当接する前に予め仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に近づくように、仮想平面Sに対して相対的に移動可能に構成されている。さらには、第1押圧部41および第2押圧部42は、刃部30が上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に向かって移動している時間の少なくとも一部の間に、上記仮想平面Sに位置する長尺体9に近づくように移動可能に構成されている。
 図10は、本開示の実施形態1における入れ込み工程での切断装置を示す模式的な概略図である。図10に示すように、入れ込み工程S15においては、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する第1押圧部41と、長手方向Lにおいて第1押圧部41と離隔しつつ第2面92側に位置する第2押圧部42との間に、刃部30を、長尺体9の第1面91側に当接させつつ入り込ませる。そして、第1押圧部41および第2押圧部42が第2面92側から長尺体9を押圧しつつ、刃部30は第1面91側から長尺体9を押し切る。具体的には、図9に示した状態から、さらに、制御部80にて駆動機構50の各種構成が動作することで、刃部30は、厚さ方向Tに沿って移動し、第1押圧部41と第2押圧部42との間に位置することとなる。そして、刃部30の移動とともに、第1押圧部41および第2押圧部42も、厚さ方向Tにおいて、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に向かって第2面92に近づくように移動する。なお、第1押圧部41および、第2押圧部42は、仮想平面Sと交差しないように構成されている。
 図11は、図10の刃部およびその周辺を拡大した部分拡大図である。図11においては、長尺体9を図示していない。図11に示すように、第1押圧部41および第2押圧部42は、それぞれ、刃部30が第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込んだとき(以下、単に「入り込んだ状態のとき」という場合がある)に刃部30と接触しないように位置している。刃部30は、刃部30が上記のように入り込んだ状態のとき、刃部30の第1平面部302の少なくとも一部が第1押圧部41と第2押圧部42との間に位置するように、構成されている。第1押圧部41の第1対向面部412と、刃部30の第1平面部302とは、長手方向Lにおいて互いに離間するように位置している。第2押圧部42の第2対向面部422と、刃部30の第2平面部303とは、長手方向Lにおいて互いに離間するように位置している。
 図12は、本開示の実施形態1における送出工程での切断装置を示す概略図である。図12に示すように、送出工程S16においては、切り離された長尺体9の長手方向Lにおける先端部分、すなわち、ラベル9Lを送出する。ラベル9Lは、長尺体9が切断された直後においては、第2挟持部20において挟持されている。そして、制御部80が第2送出部21の動作を再開させることにより、ラベル9Lは、第2挟持部20の第2送出部21によって第1挟持部10側とは反対側に送出される。また、制御部80は、第2送出部21の動作を再開させるとともに、第1送出部11の動作も再開させる。このため、送出工程S16は、先端のラベル9Lと切り離された長尺体9にとっての第2挟持工程S13と同時に行われる。
 また、送出工程S16においては、第1送出部11と第2送出部21の動作が再開されるとともに、刃部30、第1押圧部41および第2押圧部42も、駆動機構50の動作によって入れ込み工程S15から引き続き動作する。具体的には、第2送出部21の動作が再開するとともに、刃部30は、第1押圧部41および第2押圧部42から離れるように厚さ方向Tに沿って移動する。すなわち、第1押圧部41および第2押圧部42も、仮想平面Sから離れるように厚さ方向Tに沿って移動する。これにより、切断装置1によって長尺体9を続けて連続的に切断する際には、切断の時間間隔を短縮できる。
 加熱工程S17においては、入れ込み工程S15において刃部30によって長尺体を切断することで得られたラベル9Lを加熱して、ラベル9Lの第2面92Lを構成する粘着部材の粘性を上昇させる。貼り付け工程S18では、ラベル9Lが所定の包装容器に接着させる。ラベル9Lの製造方法は、加熱工程S17および貼り付け工程S18を備えていなくてもよい。上記の工程により、ラベル9Lが製造される。
 上述したように、本開示の実施形態1に係る切断装置1においては、第1挟持部10および第2挟持部20によって挟持されることにより、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2を含む仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、刃部30は、第1面91側から長尺体9に当接可能である。第1押圧部41は、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。第2押圧部42は、上記長手方向Lにおいて第1押圧部41と離隔して位置し、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。刃部30が長尺体9の第1面91側に当接しつつ第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込み、かつ、第1押圧部41および第2押圧部42が長尺体9を第2面92側から押圧することで、刃部30は長尺体9を押し切り可能に構成されている。
 上記の構成によれば、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において、第1押圧部41および第2押圧部42が長尺体9を押圧している箇所が支点となり、長尺体9の撓みの範囲が長手方向Lにおいて小さくなる。これにより、長尺体9には、第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込んだ刃部30の当接による応力が大きく作用するため、刃部30はより容易に長尺体9を切断できる。したがって、切断時における長尺体9の撓みを抑制して安定的に長尺体9を切断できる。
 また、本開示の実施形態1において、第1押圧部41および第2押圧部42は、それぞれ、刃部30が第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込んだときに刃部30と接触しないように位置している。
 上記の構成によれば、刃部30が第1押圧部41または第2押圧部42と接触することを抑制できる。ひいては、長尺体9切断の安定性低下を抑制できる。
 また、本開示の実施形態1において、刃部30は、上記仮想平面Sの平面方向に対して斜めに交差する方向に沿って延びる先端縁301を有する。
 上記の構成によれば、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に対して、幅方向Wのうちの一方向に沿って連続的に先端縁301が接触する。これにより、長尺体9の切断がより容易となり、長尺体9切断の安定性を向上できる。
 また、本開示の実施形態1において、第1押圧部41および第2押圧部42は、刃部30が長尺体9に当接する前に予め上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に近づくように、上記仮想平面Sに対して相対的に移動可能に構成されている。
 上記の構成によれば、刃部30よる長尺体9の切断を行わないときは、第1押圧部41および第2押圧部42を長尺体9から遠ざけておくことで、仮想平面Sに沿って位置する長尺体9との接触を低減できる。この場合、たとえば、仮想平面Sに沿って長尺体9を配置する際に、長尺体9を長手方向Lに沿って安定的に搬送できる。また、長尺体9の第2面92が粘着面である場合には、第1押圧部41と第2押圧部42とを、粘着性のある長尺体9の第2面92から遠ざけておくことで、第1押圧部41と第2押圧部42とが長尺体9を押圧する押圧面に粘着物質が付着する量を減らすことができる。もし、粘着性のある長尺体9の第2面92と当該押圧面が互いに接する時間が長いと、当該押圧面に粘着物質が付着し、うまく長尺体9が送れなかったり機械の故障の原因になりえる。上記の構成によれば、長尺体9の第2面92が粘着面である場合においてそのようなリスクを低減することができる。
 また、本開示の実施形態1において、第1押圧部41および第2押圧部42は、刃部30が上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9に向かって移動している時間の少なくとも一部の間に、仮想平面Sに位置する長尺体9に近づくように移動可能に構成されている。
 上記の構成によれば、第1押圧部41および第2押圧部42の移動が終了してから刃部30が移動する場合と比較して、これらの全体の作動時間を短縮できる。
 また、本開示の実施形態1において、第1挟持部10は、第1送出部11と、第1支持部12とを有する。第1送出部11は、第1の挟持位置P1に位置する長尺体9の第1面91側または第2面92側の少なくとも一方から長尺体9に接し、かつ、長尺体9を第2の挟持位置P2に向かって送出可能に構成されている。第1支持部12は、長尺体9から見て第1送出部11側とは反対側に位置して第1送出部11とともに長尺体9を挟持する。第2挟持部20は、第2送出部21と、第2支持部22とを有する。第2送出部21は、第2の挟持位置P2に位置する長尺体9の第1面91側または第2面92側の少なくとも一方から長尺体9に接し、かつ、長尺体9を第1挟持部10側とは反対側に送出可能に構成されている。第2支持部22は、長尺体9から見て第2送出部21側とは反対側に位置して第2送出部21とともに長尺体9を挟持する。第2送出部21による長尺体9の送り速度は、第1送出部11による長尺体9の送り速度より速い。
 上記の構成によれば、第1の挟持位置P1と第2の挟持位置P2との間で長尺体9に対して長手方向Lにおいて引張力を作用させることができる。これにより、上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9の撓みをより抑制できる。ひいては、長尺体9をより安定的に切断できる。
 本開示の実施形態1に係るラベル9Lの製造方法では、当接工程において、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2を含む仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第1面91側から長尺体9に刃部30を当接させる。入れ込み工程においては、上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する第1押圧部41と、長手方向Lにおいて第1押圧部41と離隔しつつ第2面92側に位置する第2押圧部42との間に、刃部30を、長尺体9の第1面91側に当接させつつ入り込ませる。入れ込み工程においては、第2面92側から第1押圧部41および第2押圧部42に長尺体9を押圧させつつ、刃部30に長尺体9を押し切らせる。
 上記の構成によれば、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において、第1押圧部41および第2押圧部42が長尺体9を押圧している箇所が支点となり、長尺体9の撓みの範囲が長手方向Lにおいて小さくなる。これにより、長尺体9には、第1押圧部41と第2押圧部42との間に入り込んだ刃部30の当接による応力が大きく作用するため、刃部30はより容易に長尺体9を切断できる。したがって、切断時における長尺体9の撓みを抑制して安定的に長尺体9を切断できる。
 [実施形態2]
 次に、本開示の実施形態2に係る切断装置およびラベルの製造方法について説明する。
本開示の実施形態2においては、刃部が長尺体の第1面側に当接しつつ第1押圧部と第2押圧部との間に入り込み、かつ、第1押圧部および第2押圧部が長尺体を第2面側から押圧することで、刃部が長尺体を押し切り可能に構成されている点で実施形態1と同様である。このため、本開示の実施形態1に係る切断装置およびラベルの製造方法と同様の構成については、説明を繰り返さない。
 図13は、本開示の実施形態2に係る切断装置を含むラベル製造装置を示す概略図である。図13に示すように、本開示の実施形態2に係るラベル製造装置1000Aにて製造されるラベル9LAは、特に限定されないが、具体的には筒状ラベルである。よって、長尺体9は、筒状シートが径方向に圧縮されることで形成されたシートであり、第1面91および第2面92もいずれも粘着面を有していない。
 ラベル製造装置1000Aは、切断装置1Aの下方に位置する装着機構5をさらに備えている。装着機構5は、吸引機構によって、筒状のラベル9LAを第1面91L側および第2面92L側からそれぞれ筒状のラベル9LAを吸引することにより、厚さ方向Tに圧縮された筒状のラベル9LAを径方向に押し広げ、所定の容器に装着させる。装着機構5は、マンドレルによって筒状のラベル9LAを径方向に押し広げてもよい。ラベル製造装置1000Aは、装着機構5を備えていなくてもよい。
 本開示の実施形態2において、第1挟持部10Aは、第1壁部15と、第1押付部16とを有する。
 第1壁部15は、長尺体9の第1面91側または第2面92側の一方に位置している。
具体的には、第1壁部15は長尺体9から見て第2面92側に位置する。第1壁部15は、仮想平面Sに対する相対的な位置が固定されている。このため、第1壁部15は、仮想平面Sに含まれる第1壁面151を有している。第1壁部15は、第1側壁面152をさらに有している。第1側壁面152は、長手方向Lにおいて、第1押圧部41Aに向いている。第1壁部15は、第1側壁面152にて第1押圧部41Aと接している。
 第1押付部16は、長尺体9から見て第1壁部15側とは反対側に位置している。具体的には、第1押付部16は、長尺体9から見て第1面91側に位置する。第1押付部16は、第1壁部15に向かって長尺体9を押し付け可能に構成される。第1押付部16は、第1壁部15を向く第1押付面161を有する。第1押付面は、仮想平面Sに略平行に拡がる面である。第1押付部16は、第1押付面161で長尺体9を第1壁部15に押し付ける。また、図13に示すように、第1押付部16は、厚さ方向Tにおいて仮想平面Sから離隔して位置可能である。第1押付部16の押し付け動作については後述する。
 本開示の実施形態2において、第2挟持部20Aは、第2壁部25と、第2押付部26とを有する。
 第2壁部25は、長尺体9の第1面91側または第2面92側の一方に位置している。
具体的には、第2壁部25は、長尺体9から見て第1面91側に位置する。第2壁部25は、仮想平面Sに対する相対的な位置が固定されている。このため、第2壁部25は、仮想平面Sに含まれる第2壁面251を有している。第2壁部25は、第2側壁面252をさらに有している。第2側壁面252は、長手方向Lにおいて、第2押圧部42Aに向いている。第2側壁面252は、第2押圧部42Aと離隔している。
 第2押付部26は、長尺体9から見て第2壁部25側とは反対側に位置している。具体的には、第2押付部26は、長尺体9から見て第1面91側に位置する。第2押付部26は、第2壁部25に向かって長尺体9を押し付け可能に構成される。第2押付部26は、第2壁部25を向く第2押付面261を有する。第2押付面は、仮想平面Sに略平行に拡がる面である。第2押付部26は、第2押付面261で長尺体9を第2壁部25に押し付ける。また、図13に示すように、第2押付部26は、厚さ方向Tにおいて仮想平面Sから離隔して位置可能である。第2押付部26の押し付け動作については後述する。
 第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aは、仮想平面Sに対する相対的な位置が固定されている。このため、第1押圧部41Aの第1押圧面部411と、第2押圧部42Aの第2押圧面部421は、仮想平面S上に位置している。なお、第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aは、それぞれ、本開示の実施形態1に係る切断装置1の第1押圧部41および第2押圧部42と同様の動作が可能に構成されていてもよい。
 図14は、本開示の実施形態2に係る切断装置を示す正面図である。図14に示すように、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aは、搬送機構60をさらに備える。搬送機構60は、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2に長尺体9を位置させるため、第1挟持部10Aから見て第2挟持部20Aとは反対側から長尺体9を上記長手方向Lに沿って搬送する。すなわち、搬送機構60は、第1の挟持位置P1から見て第2の挟持位置P2とは反対側に位置している。また、搬送機構60は、長尺体9を挟持することで仮想平面Sにて長尺体9を位置させたまま搬送を停止可能に構成されている。搬送機構60の具体的な構成は特に限定されないが、たとえば、搬送機構60は、一対の搬送ローラ61,62を有する。一対の搬送ローラ61,62の各々は、幅方向Wを軸方向に回動可能に構成されている。また、一対の搬送ローラ61,62の少なくとも一方(具体的には搬送ローラ61)は、他方の搬送ローラ61,62(具体的には搬送ローラ62)に向かって付勢されている。さらに、一対の搬送ローラ61,62の少なくとも一方(具体的には搬送ローラ62)が、制御部80Aによって回動もしくは回動停止可能に制御される。
 図15は、本開示の実施形態2に係る切断装置を示す下面図である。図14および図15に示すように、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aは、駆動部70と、複数の第1弾性部71と、複数の第2弾性部72とをさらに備える。
 駆動部70は、前記刃部30Aに接続されている。駆動部70は、上記仮想平面Sに対して、相対的に刃部30Aを厚さ方向Tに移動させる。具体的には、駆動部70は、複数のレール部701と、スライダ部702と、第4軸部703と、第5振り子704と、第6振り子705と、回動部706と、モータ707と、第3リンク部708とを有している。
 複数のレール部701は、それぞれ、厚さ方向Tに延在している。複数のレール部701は、仮想平面Sに対して相対的な位置が固定されている。スライダ部702は、厚さ方向Tに沿って摺動可能に、複数のレール部701と係合している。スライダ部702は、刃部30A、複数の第1弾性部71および複数の第2弾性部72に接続されている。
 第4軸部703は、長手方向Lに延びている。第4軸部703は、仮想平面Sに対して相対的な位置が固定されている。第5振り子704は、第4軸部703に軸支されている。第5振り子704は、第4軸部703を中心として、長手方向Lに直交する平面に沿って揺動可能に構成されている。第5振り子704は、スライダ部702に対して幅方向Wに摺動可能にスライダ部702と連結している。このため、第5振り子704が揺動することにより、スライダ部702は、レール部701に沿って往復運動する。ひいては、第5振り子704が揺動することにより、刃部30Aは厚さ方向Tに沿って往復運動する。
 第6振り子705は、第4軸部703に軸支されている。第6振り子705は、第4軸部703を中心として、長手方向Lに直交する平面に沿って揺動可能に構成されている。
第6振り子705は、第4軸部703を中心として、長手方向Lに直交する平面に沿って揺動可能に構成されている。第6振り子705は、第5振り子704に固定接続されている。このため、第5振り子704は、第4軸部703を中心とする周方向において、第6振り子705と常に同じ方向に動く。
 回動部706は、長手方向Lを軸方向として、少なくとも一方向に回動する。回動部706は、モータ707は、回動部706を回動させる。第3リンク部708は、回動部706に連結された一方端708aと、第6振り子705に連結された他方端708bとを有する。したがって、モータ707が回動部706を回動させると、第5振り子704が揺動する。第6振り子705が揺動することで第5振り子704が揺動し、スライダ部702が複数のレール部701に沿って往復運動する。結果として、刃部30Aが厚さ方向Tに往復運動する。
 複数の第1弾性部71は、互いに幅方向Wに並んでいる。複数の第1弾性部71は、幅方向Wの位置のみが互いに異なる。駆動部70は、第1弾性部71を1つのみ備えていてもよい。第1弾性部71は、駆動部70と第1押付部16とを互いに接続する。具体的には、第1弾性部71は、第1押付部16側とは反対側にて、駆動部70のスライダ部702と接続されている。第1弾性部71は、厚さ方向Tにおいて圧縮可能に構成されている。具体的には、第1弾性部71は、中央軸部711と、コイルばね712とを有する。コイルばね712は、第1押付部16とスライダ部702との間に配置される。コイルばね712は、厚さ方向Tに圧縮されたときに、第1押付部16とスライダ部702とを厚さ方向Tに付勢する。中央軸部711は、コイルばね712に挿通されている。中央軸部711は、第1押付部16に固定接続される。中央軸部711は、スライダ部702によって、厚さ方向Tにて摺動可能に支持される。
 なお、第1弾性部71が圧縮されていないとき、第1押付面161は、厚さ方向Tにおいて刃部30Aより仮想平面Sの近くに位置している。
 複数の第2弾性部72は、幅方向Wに並んでいる。複数の第2弾性部72は、幅方向Wの位置のみが互いに異なる。駆動部70は、第2弾性部72を1つのみ備えていてもよい。第2弾性部72は、駆動部70と第2押付部26とを互いに接続する。具体的には、第2弾性部72は、第2押付部26側とは反対側にて、駆動部70のスライダ部702と接続されている。第2弾性部72は、厚さ方向Tにおいて圧縮可能に構成されている。具体的には、第2弾性部72は、第1弾性部71と同様に、中央軸部721と、コイルばね722とを有する。
 なお、第2弾性部72が圧縮されていないとき、第2押付面261は、厚さ方向Tにおいて刃部30Aより仮想平面Sの近くに位置している。
 図16は、本開示の実施形態2に係る構成の一部を表したブロック図である。図16に示すように、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aにおいて、制御部80Aは、搬送機構60の一対の搬送ローラ61,62の少なくとも一方(具体的には搬送ローラ62)および駆動部70のモータ707を少なくとも動作させる。たとえば、制御部80Aは、搬送機構60の搬送ローラ62を間欠的に動作させることができる。制御部80Aは、駆動部70のモータ707を動作させることにより、回動部706を等速で連続的に回転させることができる。ひいては、制御部80Aは、刃部30A、第1押付部16および第2押付部26を厚さ方向Tにおいて連続的に往復移動させることができる。
 なお、刃部30A、第1押付部16および第2押付部26を動作させるための駆動部70はこれに限定されない。刃部30A、第1押付部16および第2押付部26にアクチュエータなどが取り付けられ、制御部80Aからの電気信号によりアクチュエータを作動させることにより、制御部80Aが刃部30A、第1押付部16および第2押付部26の動作を制御してもよい。
 以下、本開示の実施形態2に係るラベル9LAの製造方法を説明しつつ、切断装置1Aの動作の詳細を説明する。
 図17は、本開示の実施形態2に係るラベルの製造方法を示すフロー図である。図17に示すように、本開示の実施形態2に係るラベル9LAの製造方法は、準備工程S21と、第1挟持工程S22と、第2挟持工程S23と、当接工程S24と、入れ込み工程S25と、装着工程S29とを備える。
 準備工程S21においては、搬送機構60が、長尺体9を第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の近傍に、この順で位置させるように搬送する(図14参照)。換言すれば、搬送機構60が、長尺体9を、第1壁部15と第1押付部16との間、および、第2壁部25と第2押付部26との間に、この順で位置させるように搬送する。搬送機構60が長尺体9を搬送しているとき、第1押付部16および第2押付部26は、それぞれ、長尺体9を第1壁部15および第2壁部25に押し付けないように位置している。これにより、搬送機構60により長手方向Lに沿って長尺体9を搬送する際は、第1押付部16および第2押付部26と長尺体9との接触を低減しスムーズに長尺体9を搬送できる。具体的には、搬送機構60が長尺体9を搬送しているとき、第1押付部16および第2押付部26は仮想平面Sから離隔して位置する。駆動部70は動作してもよいし、駆動部70の動作は停止していてもよい。製造時間短縮の観点からは、搬送機構60が長尺体9を搬送しているときも、駆動部70は連続で動作していることが好ましい。搬送機構60が長尺体9を所定の長さのだけ搬送した後、搬送機構60は搬送を停止する。長尺体9は、搬送機構60にて一時的に挟持される。
 図18は、本開示の実施形態2における第1挟持工程および第2挟持工程の後の切断装置を示す概略図である。図17および図18に示すように、本実施形態においては、第1挟持工程S22および第2挟持工程S23が同時に実施される。第1押付部16および第2押付部26は、それぞれ、第1壁部15および第2壁部25と離隔した位置から、第1壁部15および第2壁部25に向かって相対的に移動することで、刃部30Aが長尺体9に当接する前に予め長尺体9を第1壁部15および第2壁部25に押し付けて、長尺体9を仮想平面Sに沿うように位置させる。これにより、第1挟持部10Aと第2挟持部20Aにて長尺体9が挟持された状態を確保した上で、刃部30Aを長尺体9に当接させることができる。具体的には、第1の挟持位置P1にて、第1壁面151と第1押付面161とで、長尺体9が挟持されている。第2の挟持位置P2にて、第2壁面251と第2押付面261とで、長尺体9が挟持されている。なお、このとき、第1弾性部71および第2弾性部72は圧縮されていない状態である。
 図19は、本開示の実施形態2における当接工程の後の切断装置を示す概略図である。
図19に示すように、当接工程においては、駆動部70は、刃部30Aを長尺体9にさらに近づけるように移動させる。これにより、刃部30Aが長尺体9に当接する。第1挟持工程S22および第2挟持工程S23から、当接工程S24までの間、第1押付部16および第2押付部26の位置は、変化しない。また、当接工程S24において第1弾性部71および第2弾性部72は厚さ方向Tに圧縮される。このため、第1押付部16および第2押付部26がそれぞれ第1壁部15および第2壁部25に向かって付勢される。ひいては、第1挟持部10Aおよび第2挟持部20Aにて、より強固に長尺体9が保持される。
 図20は、本開示の実施形態2における入れ込み工程の後の切断装置を示す概略図である。図20に示すように、本開示の実施形態2においても、入れ込み工程S25にて、長尺体9を切断する。入れ込み工程S25においては、第1押付部16および第2押付部26がそれぞれ長尺体9を第1壁部15および第2壁部25に押し付けている状態において、駆動部70が刃部30Aを第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aの間に位置させるように刃部30Aをさらに移動させる。このとき、第1弾性部71および第2弾性部72が刃部30Aの移動方向に沿って(厚さ方向Tに沿って)圧縮される。このように、本実施形態においては、簡易な制御にて、第1押付部16および第2押付部26を動作させる長尺体9を挟持するとともに、長尺体9の挟持の後、刃部30Aを動作させて長尺体9を切断できる。
 刃部30Aが所定の長さのぶんだけ厚さ方向Tに沿って第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aに向かって移動した後、駆動部70は、刃部30Aをこれと反対方向に移動させる。刃部30Aの移動に伴い、駆動部70によって、第1押付部16および第2押付部26が、それぞれ第1壁部15および第2壁部25から離隔するように移動する。このように第1押付部16および第2押付部26が移動した後、搬送機構60は長尺体9の搬送を再開してもよい。これにより、準備工程S21が再度行われる。結果として、長尺体9の先端部分が連続的に切り離され、複数のラベル9LAが得られる。
 装着工程S29においては、入れ込み工程S25にて切断されることで得られたラベル9LAを所定の包装体に装着させる。ラベル9LAの製造方法は、装着工程S29を備えていなくてもよい。上記の工程により、ラベル9LAが製造される。
 なお、図13から図20に示すように、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aも、本開示の実施形態1に係る切断装置1と同様、第1面91と、第1面91が向く方向とは反対方向を向く第2面92とを有するシート状の長尺体9を、その長手方向Lにおいて互いに切り離されるように切断する。切断装置1Aは、第1挟持部10Aと、第2挟持部20Aと、刃部30Aと、第1押圧部41Aと、第2押圧部42Aとを備える。第1挟持部10Aは、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側のそれぞれから、長尺体9を第1の挟持位置P1にて挟持可能である。第2挟持部20Aは、上記長手方向Lにおいて第1挟持部10Aと離隔して位置し、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側から、長尺体9を第2の挟持位置P2にて挟持可能である。第1挟持部10Aおよび第2挟持部20Aによって挟持されることにより、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2を含む仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、刃部30Aは、第1面91側から長尺体9に当接可能である。第1押圧部41Aは、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。第2押圧部42Aは、上記長手方向Lにおいて第1押圧部41Aと離隔して位置し、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する。刃部30Aが長尺体9の第1面91側に当接しつつ第1押圧部41Aと第2押圧部42Aとの間に入り込み、かつ、第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aが長尺体9を第2面92側から押圧することで、刃部30Aは長尺体9を押し切り可能に構成されている。これにより、切断時における長尺体9の撓みを抑制して安定的に長尺体9を切断できる。
 さらに、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aにおいて、長尺体9が、筒状シートが径方向に圧縮されることで形成されたシートである場合には、上記の構成により、長尺体9を切断することで得られた筒状のラベル9LAを径方向に押し広げることが容易となる。これについて下記に説明する。
 従来、筒状シートの切断装置における刃部としては、ギロチンカッター等が使用されていた。この場合、筒状シートのカットの際に筒状ラベルの端が溶着してしまう可能性があった。溶着してしまったラベルに対して、吸引機構で筒状のラベルを開口しようとするとラベルがぐしゃぐしゃになってしまう可能性があった。このため、確実にラベルの端部を開口するためにマンドレルを使用してラベルを開口する必要があった。しかしながら、本開示の実施形態2に係る切断装置1Aであれば、刃部30Aが長尺体9(筒状シート)を押し切るため、筒状のラベル9LAの端部の溶着を抑制できる。したがって、得られた筒状のラベル9LAを径方向に押し広げることが容易となる。さらには、筒状のラベル9LAの端部の溶着を抑制できるため、装着機構5において、吸引機構により筒状により筒状のラベル9LAを径方向に安定して押し広げることができる。結果として、装着機構5において、マンドレルが不要となるため、ラベル9LAの径の設計寸法が変わった際に、ラベル9LAの径に合わせるためのマンドレルの型替えの作業が不要となる。
 そして、本開示の実施形態2に係るラベルの製造方法も、第1面91と、第1面91が向く方向とは反対方向を向く第2面92とを有するシート状の長尺体9を、その長手方向Lにおいて互いに切り離して切断することで得られるラベル9LAの製造方法である。ラベル9LAの製造方法は、準備工程S21と、第1挟持工程S22と、第2挟持工程S23と、当接工程S24と、入れ込み工程S25とを備える。準備工程S21においては、長尺体9を準備する。第1挟持工程S22においては、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側のそれぞれから、長尺体9を第1の挟持位置P1にて挟持する。第2挟持工程S23においては、上記長手方向Lにおいて第1の挟持位置P1と離隔する位置にて、長尺体9から見て、第1面91側および第2面92側から、長尺体9を第2の挟持位置P2にて挟持する。当接工程S24においては、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2を含む上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第1面91側から長尺体9に刃部30Aを当接させる。入れ込み工程S25においては、第1の挟持位置P1および第2の挟持位置P2の間において上記仮想平面Sに沿って位置する長尺体9から見て、第2面92側に位置する第1押圧部41Aと、長手方向Lにおいて第1押圧部41Aと離隔しつつ第2面92側に位置する第2押圧部42Aとの間に、刃部30Aを、長尺体9の第1面91側に当接させつつ入り込ませる。入れ込み工程S25においては、第2面92側から第1押圧部41Aおよび第2押圧部42Aに長尺体9を押圧させつつ、刃部30Aに長尺体9を押し切らせる。これにより、切断時における長尺体9の撓みを抑制して安定的に長尺体9を切断できる。
 今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 1,1A 切断装置、2 リール取付部、3 熱照射部、4 ラベル貼付部、5 装着機構、9 長尺体、9L,9LA ラベル、9R リール、91,91L 第1面、92,92L 第2面、10,10A 第1挟持部、11 第1送出部、111 駆動ローラ、112 軸部、12 第1支持部、121 ローラ、122 軸部、123 付勢ばね、15 第1壁部、151 第1壁面、152 第1側壁面、16 第1押付部、161 第1押付面、20,20A 第2挟持部、21 第2送出部、211 駆動ベルト、212 ローラ、213 軸部、214 吸着部、22 第2支持部、221 ローラ、222 軸部、25 第2壁部、251 第2壁面、252 第2側壁面、26 第2押付部、261 第2押付面、30,30A 刃部、301 先端縁、302 第1平面部、303 第2平面部、304 斜面部、31 本体部、32 本体支持部、41,41A 第1押圧部、411 第1押圧面部、412 第1対向面部、413 第1外面部、42,42A 第2押圧部、421 第2押圧面部、422 第2対向面部、423 第2外面部、43 接続部、45 第1ガイド部、46 第2ガイド部、50 駆動機構、500 レール、510 第1スライダ、511 第1連結部、512 第1リンク部、512a 一方端部、512b 他方端部、513 第1振り子、514 第1軸部、515 第2スライダ、516 第2連結部、517 第2リンク部、517a 一方端部、517b 他方端部、518 第2振り子、550 第2軸部、551 第3振り子、552 第4振り子、553 連結スライダ、560 第3軸部、561 回転板部、562 連結レール、562a 第1領域、562b 第2領域、564 モータ、580 第2レール、581 第3スライダ、582 第4リンク部、583 第7振り子、584 第5軸部、585 第8振り子、586 第2連結スライダ、60 搬送機構、61,62 搬送ローラ、70 駆動部、701 レール部、702 スライダ部、703 第4軸部、704 第5振り子、705 第6振り子、706 回動部、707 モータ、708 第3リンク部、708a 一方端、708b 他方端、71 第1弾性部、711 中央軸部、712 コイルばね、72 第2弾性部、721 中央軸部、722 コイルばね、80,80A 制御部、81 プロセッサ、82 メモリ、1000,1000A ラベル製造装置、P1 第1の挟持位置、P2 第2の挟持位置、S 仮想平面。 

Claims (10)

  1.  第1面と、該第1面が向く方向とは反対方向を向く第2面とを有するシート状の長尺体を、その長手方向において互いに切り離されるように切断する、切断装置であって、
     前記長尺体から見て、前記第1面側および前記第2面側のそれぞれから、前記長尺体を第1の挟持位置にて挟持可能な第1挟持部と、
     前記長手方向において前記第1挟持部と離隔して位置し、前記長尺体から見て、前記第1面側および前記第2面側から、前記長尺体を第2の挟持位置にて挟持可能な第2挟持部と、
     前記第1挟持部および前記第2挟持部によって挟持されることにより、前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置の間において前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置を含む仮想平面に沿って位置する前記長尺体から見て、前記第1面側から前記長尺体に当接可能な刃部と、
     前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置の間において前記仮想平面に沿って位置する前記長尺体から見て、前記第2面側に位置する第1押圧部と、
     前記長手方向において前記第1押圧部と離隔して位置し、前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置の間において前記仮想平面に沿って位置する前記長尺体から見て、前記第2面側に位置する第2押圧部とを備え、
     前記刃部が前記長尺体の前記第1面側に当接しつつ前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に入り込み、かつ、前記第1押圧部および前記第2押圧部が前記長尺体を前記第2面側から押圧することで、前記刃部は前記長尺体を押し切り可能に構成されている、切断装置。
  2.  前記第1押圧部および前記第2押圧部は、それぞれ、前記刃部が前記第1押圧部と前記第2押圧部との間に入り込んだときに前記刃部と接触しないように位置している、請求項1に記載の切断装置。
  3.  前記刃部は、前記仮想平面の平面方向に対して斜めに交差する方向に沿って延びる先端縁を有する、請求項1または請求項2に記載の切断装置。
  4.  前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記刃部が前記長尺体に当接する前に予め前記仮想平面に沿って位置する前記長尺体に近づくように、前記仮想平面に対して相対的に移動可能に構成されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の切断装置。
  5.  前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記刃部が前記仮想平面に沿って位置する前記長尺体に向かって移動している時間の少なくとも一部の間に、前記仮想平面に位置する前記長尺体に近づくように移動可能に構成されている、請求項4に記載の切断装置。
  6.  前記第1挟持部は、前記第1の挟持位置に位置する前記長尺体の前記第1面側または前記第2面側の少なくとも一方から前記長尺体に接し、かつ、前記長尺体を前記第2の挟持位置に向かって送出可能に構成された第1送出部と、前記長尺体から見て前記第1送出部側とは反対側に位置して前記第1送出部とともに前記長尺体を挟持する第1支持部とを有し、
     前記第2挟持部は、前記第2の挟持位置に位置する前記長尺体の前記第1面側または前記第2面側の少なくとも一方から前記長尺体に接し、かつ、前記長尺体を前記第1挟持部側とは反対側に送出可能に構成された第2送出部と、前記長尺体から見て前記第2送出部側とは反対側に位置して前記第2送出部とともに前記長尺体を挟持する第2支持部とを有し、
     前記第2送出部による前記長尺体の送り速度は、前記第1送出部による前記長尺体の送り速度より速い、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の切断装置。
  7.  前記第1挟持部は、前記長尺体の前記第1面側または前記第2面側の一方に位置して前記仮想平面に対する相対的な位置が固定された第1壁部と、前記長尺体から見て前記第1壁部側とは反対側に位置して、前記第1壁部に向かって前記長尺体を押し付け可能な第1押付部と、を有し、
     前記第2挟持部は、前記長尺体の前記第1面側または前記第2面側の一方に位置して前記仮想平面に対する相対的な位置が固定された第2壁部と、前記長尺体から見て前記第2壁部側とは反対側に位置して、前記第2壁部側とは反対側に位置して、前記第2壁部に向かって前記長尺体を押し付け可能な第2押付部と、を有し、
     前記第1押付部および前記第2押付部は、それぞれ、前記第1壁部および前記第2壁部と離隔した位置から、前記第1壁部および前記第2壁部に向かって相対的に移動することで、前記刃部が前記長尺体に当接する前に予め前記長尺体を前記第1壁部および前記第2壁部に押し付けて、前記長尺体を前記仮想平面に沿うように位置させることができるように構成されている、請求項1または請求項2に記載の切断装置。
  8.  前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置に前記長尺体を位置させるため、前記第1挟持部から見て前記第2挟持部とは反対側から前記長尺体を前記長手方向に沿って搬送する搬送機構をさらに備え、
     前記搬送機構が前記長尺体を搬送しているとき、前記第1押付部および前記第2押付部は、それぞれ、前記長尺体を前記第1壁部および前記第2壁部に押し付けないように位置している、請求項7に記載の切断装置。
  9.  前記刃部に接続され、前記仮想平面に対して相対的に前記刃部を移動させる駆動部と、 前記駆動部と前記第1押付部とを互いに接続する第1弾性部と、
     前記駆動部と前記第2押付部とを互いに接続する第2弾性部とをさらに備え、
     前記第1押付部および前記第2押付部は前記長尺体から見て前記第1面側に位置し、
     前記第1壁部および前記第2壁部は前記長尺体から見て前記第2面側に位置し、
     前記第1押付部および前記第2押付部がそれぞれ前記長尺体を前記第1壁部および前記第2壁部に押し付けている状態において、前記駆動部が前記刃部を前記第1押圧部および前記第2押圧部の間に位置させるように前記刃部を移動させたときに、前記第1弾性部および前記第2弾性部が前記刃部の移動方向に沿って圧縮可能に構成されている、請求項7または請求項8に記載の切断装置。
  10.  第1面と、該第1面が向く方向とは反対方向を向く第2面とを有するシート状の長尺体を、その長手方向において互いに切り離して切断することで得られるラベルの製造方法であって、
     前記長尺体を準備する準備工程と、
     前記長尺体から見て、前記第1面側および前記第2面側のそれぞれから、前記長尺体を第1の挟持位置にて挟持する第1挟持工程と、
     前記長手方向において前記第1の挟持位置と離隔する位置にて、前記長尺体から見て、前記第1面側および前記第2面側から、前記長尺体を第2の挟持位置にて挟持する第2挟持工程と、
     前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置の間において前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置を含む仮想平面に沿って位置する前記長尺体から見て、前記第1面側から前記長尺体に刃部を当接させる当接工程と、
     前記第1の挟持位置および前記第2の挟持位置の間において前記仮想平面に沿って位置する前記長尺体から見て、前記第2面側に位置する第1押圧部と、前記長手方向において前記第1押圧部と離隔しつつ前記第2面側に位置する第2押圧部との間に、前記刃部を、前記長尺体の前記第1面側に当接させつつ入り込ませる入れ込み工程とを備え、
     前記入れ込み工程においては、前記第2面側から前記第1押圧部および前記第2押圧部に前記長尺体を押圧させつつ、前記刃部に前記長尺体を押し切らせる、ラベルの製造方法。
     
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