WO2023119665A1 - 非燃焼型香味吸引器の本体ユニット及び非燃焼型香味吸引器 - Google Patents

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Abstract

エアロゾル生成液を貯留するリザーバと、当該リザーバから供給されるエアロゾル生成液を保持する液保持部材とを備えるカートリッジを着脱可能な、非燃焼型香味吸引器の本体ユニットが、前記本体ユニットに前記カートリッジを装着したカートリッジ装着状態において前記液保持部材と接触し、前記液保持部材が保持する前記エアロゾル生成液を加熱するためのヒータユニットと、前記ヒータユニットに電力を供給する電源と、を備え、前記ヒータユニットは、前記電源から供給される前記電力によって発熱する加熱素子と、前記カートリッジ装着状態において前記液保持部材と対向する対向面に沿って前記加熱素子が設けられ、前記加熱素子を前記液保持部材に当接させた状態で当該加熱素子を支持する支持部材であって、少なくとも前記対向面が非多孔性で且つ熱伝導率が前記加熱素子より低い支持部材とを備える。

Description

非燃焼型香味吸引器の本体ユニット及び非燃焼型香味吸引器
 本発明は、非燃焼型香味吸引器の本体ユニット及び非燃焼型香味吸引器に関する。
 従来、カートリッジ、筐体及び電池ユニットを含む電子たばこが提案されている(例えば特許文献1)。本技術において、カートリッジは、カートリッジケースと、カートリッジケース内に収容されるリザーバと、カートリッジケースの底部に位置する吸液ユニットとを含む。また、電池ユニットは、ヒータ、及び電力供給手段を含み、電力供給手段が、回路基板、及び回路基板とヒータとの両方に電気的に接続された電池を含む。すなわち、取り外し可能なカートリッジは、カートリッジ内のリキッドを加熱して蒸気にするヒータを含まない。この電子たばこでは、リキッドを使い切った場合に、カートリッジを新しいものに交換することが可能であるとともに、ヒータ等を含む電池ユニットを再使用することができる。
特表2019-520793号公報
 ヒータを有するユニット(以下、本体ユニット)に対して、エアロゾル生成液を貯留するカートリッジを着脱可能とした非燃焼型香味吸引器の場合、例えばカートリッジ側にリザーバから供給されたエアロゾル生成液を保持する液保持部を配置し、カートリッジを本体ユニットに取り付けた際に、本体ユニット側のヒータと液保持部とが接するように形成する。この場合、非燃焼型香味吸引器は、ヒータによって液保持部が保持するエアロゾル生成液を加熱し、エアロゾル生成液を霧化させる。しかしながら、製造誤差等により液保持部とヒータとの間に隙間が生じたり、加熱時のヒータの歪みによりヒータが液保持部から離れたりすると、ヒータによってエアロゾル生成液を十分に加熱できず設計通りの霧化性能が得られないことがあった。
 そこで、本発明は、加熱素子(ヒータ)による加熱を適切に行えるようにする技術の提供を目的とする。
 本発明に係る非燃焼型香味吸引器の本体ユニットは、
 エアロゾル生成液を貯留するリザーバと、当該リザーバから供給されるエアロゾル生成液を保持する液保持部材と、を備えるカートリッジを着脱可能な、非燃焼型香味吸引器の本体ユニットであって、
 前記本体ユニットに前記カートリッジを装着したカートリッジ装着状態において前記液保持部材と接触し、前記液保持部材が保持する前記エアロゾル生成液を加熱するためのヒータユニットと、
 前記ヒータユニットに電力を供給する電源と、
 を備え、
 前記ヒータユニットは、
  前記電源から供給される前記電力によって発熱する加熱素子と、
  前記カートリッジ装着状態において前記液保持部材と対向する対向面に沿って前記加熱素子が設けられ、前記加熱素子を前記液保持部材に当接させた状態で当該加熱素子を支持する支持部材であって、少なくとも前記対向面が非多孔性で且つ熱伝導率が前記加熱素子より低い支持部材と、
 を備える。
 前記本体ユニットにおいて、前記支持部材の前記対向面は、一方向に延在し、その延在方向の長さ寸法が、前記延在方向と直交する方向の幅寸法よりも長くなるように形成されてもよい。
 前記本体ユニットにおいて、前記支持部材の前記対向面は、前記液保持部材と接する面積の8割以上が前記加熱素子によって覆われてもよい。即ち、前記対向面は、前記液保持部材と接する部分(接触領域)に対する面積比が2割未満となるように前記加熱素子に覆われていない部分(非加熱領域)を有してもよい。また、前記対向面は、前記液保持部材と接する部分(接触領域)の長手方向と直交する幅方向において、接触領域の幅寸法に対する加熱素子の幅寸法が8割以上であってもよい。この場合、接触領域の幅方向において中央に加熱素子が配置され、接触領域の両外縁付近が加熱素子に覆われていない部分となってもよい。このように前記対向面の大部分を加熱素子で覆う構成とすることにより、液保持部材のエアロゾル生成液を効率良く加熱できる。また、ヒータユニットを本体ユニットの筐体等に組み付ける場合、対向面がカートリッジ側に向くように配置されるため、ヒータユニットの対向面付近を持って、その反対側端部を筐体内に嵌入させることが考えられる。このとき対向面の加熱素子で覆われた部分を押圧して嵌入させると、加熱素子を損傷させる可能性がある。このため、前記ヒータユニットは、対向面の大部分を加熱素子で覆いつつ、加熱素子で覆わない部分を残すことで、この加熱素子で覆わない部分を押圧して嵌入できるようにし、加熱素子の損傷を防止している。
 前記本体ユニットにおいて、前記支持部材は、前記対向面の外縁から、前記対向面と直交する方向に延設された外面を有し、前記加熱素子へ前記電力を供給するための導電部材が前記外面上に設けられてもよい。
 前記本体ユニットは、前記導電部材の外面を覆う被覆部材を更に備え、
 前記被覆部材は、絶縁体又は半導体で形成されてもよい。
 本発明に係る非燃焼型香味吸引器は、
 前記本体ユニットと、
 前記カートリッジと、を備える。
 なお、課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
 本発明によれば、加熱素子による加熱を適切に行えるようにする技術を提供することができる。
図1は、非燃焼型香味吸引器の構成の一例を模式的に示す図である。 図2は、ヒータユニットの斜視図である。 図3は、本体ユニットにおけるヒータユニット付近の正面図である。 図4は、本体ユニットの平面図である。 図5は、本体ユニットにカートリッジを取り付けたカートリッジ装着状態であって、図4におけるA-A線に沿う縦断面を示す図である。 図6は、本体ユニットにカートリッジを取り付けたカートリッジ装着状態であって、図4におけるB-B線に沿う縦断面を示す図である。 図7は、カートリッジの底面図である。
 本発明に係る非燃焼型香味吸引器の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対的な配置等は一例である。また、処理の順序も一例であり、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り入れ替えることや、並列に実行することができる。したがって、特に限定的な説明がない限り、発明の技術的範囲は以下の例には限定されない。
 図1は、非燃焼型香味吸引器の構成の一例を模式的に示す図である。本実施形態に係る非燃焼型香味吸引器1は、液体のエアロゾル源(エアロゾル生成液)を保持するカートリッジ2と、エアロゾル源を加熱するための本体ユニット3と、使用者が咥えてエアロゾルを吸引するための吸い口であるマウスピース部4とを備える。本体ユニット3及びカートリッジ2は、互いに着脱可能に形成されている。また、カートリッジ2及びマウスピース部4は、互いに着脱可能に形成されている。すなわち、カートリッジ2、本体ユニット3及びマウスピース部4は、それぞれ例えば円柱や角柱等のような柱状であり、その軸方向に互いに挿抜可能である。また、本体ユニット3にカートリッジ2を装着した状態において、カートリッジ2が備える液保持部材22と、本体ユニット3が備える加熱素子311とが当接するようになっている。実施形態においては、便宜上、非燃焼型香味吸引器1において本体ユニットに対してカートリッジ2及びマウスピース部4が位置する方向を「上」とし、非燃焼型香味吸引器1においてカートリッジ2に対して本体ユニット3が位置する方向を「下」として説明する。
<カートリッジ>
 カートリッジ2は、外殻20と、リザーバ21と、液保持部材22とを有する。外殻20は、概ね筒状の部材であり、上端にマウスピース部4と接続するための接続機構を備え、下端部分に本体ユニット3と接続するための接続機構を備え、内部にリザーバ21と液保持部材22とを備える。リザーバ21は、エアロゾル源を貯留するタンクである。なお、外殻20とリザーバ21とが一体に成形され、外殻20における内部空間の一部がタンクとして用いられてもよい。また、リザーバ21の外壁が外殻として用いられてもよい。
 エアロゾル源は、例えばグリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、又は1,3-ブタンジオールのような多価アルコール等の液体である。なお、エアロゾル源は、さらにニコチン液、水、香料等を含む混合液であってもよい。このエアロゾル源は、エアロゾル生成液の一形態である。また、リザーバ21は、特に形状が限定されるものではないが、エアロゾル源を貯留し、液保持部材22と連通した空間を有し、液保持部材22にエアロゾル源を供給する構成であればよい。
 液保持部材22は、例えばガラス繊維やロックウールのような繊維材料や、多孔質セラミックのような多孔質材料によって形成され、エアロゾル源を保持する微細な空隙を有する部材である。そして、液保持部材22は、例えば多孔質材料の孔の部分又は撚り合わせた繊維材料における毛細管状の隙間を流路としてリザーバ21からエアロゾル源が流入可能に連通(以下、液体連通とも称す)されている。例えば、液保持部材は、少なくとも一部、もしくは全部がリザーバ内に位置し、ヒータユニットと接する下面が露出した構成であってもよい。このため液保持部材22は、毛管現象によりエアロゾル源がリザーバ21から供給され、繊維材料や多孔質材料内の微細な空隙にエアロゾル源が浸透し保持される。また、液保持部材22は、本体ユニット3側に露出する面(平面又は曲面)を有し、本体ユニット3にカートリッジ2を装着した状態において、液保持部材22と、本体ユニット3が備える加熱素子311とが接触する。
 また、カートリッジ2の内部には、液保持部材22の周囲からマウスピース部4へ気体が流通可能な流路(エアロゾル流路)が形成されているものとする。液保持部材22において生成されたエアロゾルは、使用者のパフにより吸引され、エアロゾル流路を通過してマウスピース部4へ移動する。
<マウスピース部>
 マウスピース部4は、使用者がエアロゾルを吸引する吸い口であり、カートリッジ2が備えるエアロゾル流路の上端と接続される接続機構を下端部分に有している。また、マウスピース部4は、例えばたばこ葉の刻等の香味源が充填されたものであってもよい。例えば、マウスピース部4は、この香味源の収容空間をエアロゾルが通過することでエアロゾルに香味が添加されるように形成されたものであってもよい。なお、非燃焼型香味吸引器1は、マウスピース部4を備えていないものであってもよい。この場合、使用者がカートリッジ2からエアロゾルを吸引する構成、即ちカートリッジ2がマウスピース部4を兼ねる構成であってもよい。また、マウスピース部4を有しない場合、リザーバ21が保持するエアロゾル源は、さらにニコチン液、水、香料等を含む混合液であってもよい。
<本体ユニット>
 本体ユニット3は、筐体30内に、ヒータユニット31と、バッテリー32と、検知部33と、制御部34とを備える。また、筐体30は、上端部分にカートリッジ2と接続するための接続機構を有している。
 バッテリー32は、例えば充電可能な二次電池であり、本体ユニット3が備える回路に電力を供給する。検知部33は、センサにより非燃焼型香味吸引器1の状態を検知する。例えば、検知部33は、操作ボタン等を含み、使用者によって加熱の開始等の操作が行われたことを検知する。また、検知部33は、例えば圧力センサを含み、使用者がマウスピース部4に対して吸引する動作(パフ)を行った場合に生じる負圧を検知する。更に、検知部33は、温度センサにより、液保持部材22やヒータユニット31付近の温度を検知するものや、カートリッジの液残量を検知するものであってもよい。そして、検知部33は、検知結果を示す信号を制御部34に出力する。
 制御部34は、検知部33が出力する信号に基づいてヒータユニット31に対する電力供給を制御する。例えば、制御部34は、使用者のパフに応じ、バッテリー32から供給された電流を所定の電流値となるように制御して加熱素子311へ供給し、ヒータユニット31を所定の温度で発熱させる。なお、制御部34は、液保持部材22付近の温度を検知部33で検知し、この検知結果に基づいて液保持部材22付近の温度が目標値に近づくようにヒータユニット31へ供給する電力量を制御してもよい。
 なお、本体ユニット3は、上述以外の構成を含んでもよい。例えば、点灯や点滅により本体ユニット3の作動の状態を表すインジケータや、ディスプレイを含むようにしてもよい。また、本体ユニット3は、バッテリー32を充電するために電流を供給するケーブルと接続するための充電コネクタや、外部電源から送電される電力を非接触で受電可能な受電部を含むようにしてもよい。また、本体ユニット3は、カートリッジ2が保持するエアロゾル源の残量を推定し、残量に応じた制御を行う制御部を含むようにしてもよい。
 図2は、ヒータユニット31の斜視図、図3は、本体ユニット3におけるヒータユニット31付近の正面図、図4は、本体ユニット3の平面図である。また、図5は、本体ユニット3にカートリッジ2を取り付けたカートリッジ装着状態であって、図3におけるA-A線に沿う縦断面を示す図である。同様に図6は、図3におけるB-B線に沿う縦断面を示す図である。図7は、カートリッジ2の底面図である。
 ヒータユニット31は、バッテリー32から供給される電力によって発熱する加熱素子311と、当該加熱素子311を支持する支持部材312と、加熱素子311を制御部34と電気的に接続する導電部材313と、被覆部材314とを備える。
 加熱素子311は、通電によるジュール熱によって発熱する素子を生じさせる素子、例えば電熱線である。加熱素子311は、ニッケルや、ニクロム、鉄クロムアルミニウム合金、ステンレス(316/304/430)、酸化インジウムスズ、ハステロイ等のような電気抵抗が比較的大きい材料で形成されることが望ましい。加熱素子311は、例えば帯状又は線状の電熱線である。帯状の電熱線は、横断面が、一対の短辺と、当該一対の短辺よりも寸法が大きい一対の長辺とによって規定される。線状の電熱線は、横断面が円、多角形等であってもよい。
 支持部材312は、耐熱性の部材であって、熱伝導率が加熱素子311より低い部材である。支持部材312は、例えば、ガラス、セラミック、合成樹脂等によって形成される。また、支持部材312は、非多孔性の部材である。例えば、支持部材312が多孔性の部材で構成されると、カートリッジ2の液保持部材22と接した際にエアロゾル源が支持部材312に染み込み、カートリッジを交換しても交換前のエアロゾル源に含まれている香味やエアロゾル源が支持部材312内に残るため、香味が混じってしまうことや、ヒータユニット31の清掃がし難くなることがある。本実施形態の支持部材312は、非多孔性であるため、エアロゾル源が染み込まず、カートリッジ交換前のエアロゾル源が残ることによる不具合を抑制できる。なお、支持部材312は、全体が非多孔性でなくてもよく、多孔性の材料(ポーラス体)、例えばセラミックで形成され、少なくとも液保持部材22と接する付近の表面、本実施形態では上面が、ガラス質の釉薬等、非多孔性の材料でコーティングされたものであってもよい。
 支持部材312は、概ね直方体であり、カートリッジ2の液保持部材22と対向する対向面(上面)31Aに加熱素子311が設けられている。図2及び図3では、対向面31Aが、平面の例を示したが、対向面31Aは平面に限定されるものではない。例えば、対向面31Aは、図2及び図3における中央付近がカートリッジ2側(上方)に向けて凸状の三角形、台形、或は湾曲した湾曲面であってもよい。
 支持部材312の対向面31Aは、一方向に延在し、その延在方向の長さ寸法が、この面内で延在方向と直交する方向の幅寸法よりも長くなるように形成されている。なお、図4では、対向面31Aが、矩形状の例を示したが、対向面31Aは矩形に限定されるものではない。対向面31Aは、長さ寸法が幅寸法よりも長く、細長い形状であればよく、例えば、楕円形や角丸長方形(オーバル形)であってもよい。また、対向面31Aは、直線状に限らず、ジグザグや波状等に屈曲した形状であってもよい。
 加熱素子311は、対向面31Aの延在方向に沿って対向面31A上に形成されている。また、液保持部材22と接触する対向面31Aの大部分が発熱するように、加熱素子311は、対向面31Aの8割以上を占めるように形成されている。即ち、ヒータユニット31は、対向面31Aのうち、液保持部材22と接する部分(接触領域)に対する面積比が2割未満となるように、加熱素子311に覆われていない部分(非加熱領域)を有してもよい。また、対向面31Aは、液保持部材22と接する部分(接触領域)の長手方向と直交する幅方向において、接触領域の幅寸法に対する加熱素子311の幅寸法が8割以上となるように形成されてもよい。本実施形態では、接触領域の幅方向において中央に加熱素子311が配置され、接触領域の両外縁付近が加熱素子311に覆われていない部分となっている。このように対向面31Aの大部分を加熱素子311で覆う構成とすることにより、液保持部材22のエアロゾル源を効率良く加熱できる。また、ヒータユニット31を本体ユニット3の筐体30等に組み付ける場合、対向面31Aがカートリッジ側に向くように配置されるため、ヒータユニット31の対向面付近を持って、その反対側端部(下端部)を筐体内に嵌入させることが考えられる。このとき対向面31Aの加熱素子311で覆われた部分を押圧して嵌入させると、加熱素子311を損傷させる可能性がある。このため、ヒータユニット31は、対向面31Aの大部分を加熱素子で覆いつつ、加熱素子311で覆わない部分を残すことで、この加熱素子311で覆わない部分を押圧して嵌入できるようにし、加熱素子311の損傷を防止している。このため、本実施形態の加熱素子311は、対向面31Aと同様に長さ寸法が幅寸法よりも長い帯状に形成されている。また、加熱素子311は、この幅寸法よりも厚さ(高さ)寸法が短く(薄く)、電気抵抗が低くなり過ぎないように断面積が小さく形成されている。加熱素子311は、例えば、幅寸法が0.1~1.0mm、長さ寸法が2.0~20.0mm、厚さ寸法が10nm~1000μmであってもよい。なお、厚さ寸法は、金属の種類や形成方法に応じて設定されてもよく、例えば、蒸着であれば10nm~30μm、スクリーン印刷(ペースト塗布)であれば1μm~1000μm、金属箔であれば1μm~200μmとされてもよい。
 加熱素子311は、対向面31A上に固設されている。例えば、加熱素子311は、金属ペーストを対向面31A上に印刷し、焼成したものであってもよい。また、加熱素子311は、蒸着によって対向面31A上に形成されたものであってもよい。更に、加熱素子311は、フィルム状の金属が耐熱性の合成樹脂によって貼着されたものであってもよい。なお、加熱素子311は、石英ガラス等の耐熱性材料によってコーティングされてもよい。この場合、多孔性の支持部材312上に加熱素子311が配置され、加熱素子311を覆うコーティングが、支持部材表面を非多孔性とするコーティングを兼ねてもよい。
 支持部材312は、対向面31Aの外縁から、対向面31Aと直交する方向(下方向)に延設された外面を有し、この外面、図2の例では、正面31B及び背面31Cに、導電部材313が設けられている。正面31B及び背面31Cの導電部材313は、それぞれ対向面31Aの端部付近において加熱素子311と重なるように設けられ、このオーバーラップ部36を介して加熱素子311と導通している。導電部材313は、例えば、ニッケル、銅、金、銀、これらの合金によって形成される。導電部材313は、加熱素子311と同様に、印刷、蒸着、又は貼着等によって支持部材312の正面31B上及び背面31C上に形成される。
 また、導電部材313は、制御部34と接続され、加熱素子311を発熱させるための電力を制御部34から受けて加熱素子311に伝達する。なお、導電部材313は、この供給電力の漏電及び熱の拡散を防ぐため、外面が被覆部材314で覆われている。被覆部材314は、絶縁体又は半導体であり、例えばガラス、セラミック、樹脂、紙等によって形成される。本実施形態の被覆部材314は、シート状に形成され、ヒータユニット3の外周を囲むように巻回されている。なお、被覆部材314は、シート状に限らず、導電部材313の表面を層状に覆う被覆層であってもよい。
 図5及び図6に示すように、カートリッジ2を本体ユニット3に装着したカートリッジ装着状態では、液保持部材22の最下端22Aが、ヒータユニット3の対向面31Aよりも下に位置するように、液保持部材22がヒータユニット3に圧接される。また、図6において、ヒータユニット3の正面31B及び背面31Cと筐体30との間に空間(チャンバ)35が形成され、このチャンバ35が、カートリッジ2内のリザーバ21と外殻20との間に形成されたエアロゾル流路23と連通している。
 使用者が本体ユニット3にカートリッジ2を取り付けると共に、カートリッジ2にマウスピース部4を取り付けて使用開始の操作を行うと、制御部34及び導電部材313を介してヒータユニット3に電力が供給され、ヒータユニット3が発熱することで、液保持部材22に浸透したエアロゾル源を加熱し、エアロゾルを生成する。生成されたエアロゾルは、チャンバ35に拡散し、使用者のパフにより、エアロゾル流路23を介して吸い出され、マウスピース部4を通過して使用者に吸引される。
 <効果>
 本実施形態の非燃焼型香味吸引器1では、支持部材312が加熱素子311を支持している。これにより加熱素子311が液保持部材22と確実に接し、適切に加熱が行えるようにしている。また、支持部材312は、液保持部材22を加熱素子311に圧接する方向と反対側から加熱素子311を支持しているため、加熱素子311を薄く形成しても加熱素子311の歪みが防止されるため、加熱素子311の断面積を小さくして高い電気抵抗を確保することができ、適切な加熱を行うことができる。
 また、本実施形態では、支持部材312を非多孔性としたことにより、エアロゾル源が支持部材312に染み込まず、カートリッジ交換時にエアロゾル源が残ることによる不具合を抑制できる。
 本実施形態の支持部材312は、対向面31Aが、一方向に延在し、その延在方向の長さ寸法が、幅寸法よりも長くなるように形成されている。これにより、ヒータユニット3の幅方向に空間(チャンバ)35ができ、加熱によって霧化したエアロゾルが、ヒータユニット周囲のチャンバ35に拡散し易くなり、適切にエアロゾルが生成される。
 本実施形態の支持部材312における対向面31Aは、液保持部材22と接する面積の8割以上が加熱素子311によって覆われている。このため、加熱素子311の加熱によって霧化したエアロゾルが、支持部材312で遮られず、チャンバ35に拡散し易くなり、適切にエアロゾルが生成される。
<その他>
 上述した実施形態及び変形例で説明した構成は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
1: 非燃焼型香味吸引器
2: カートリッジ
20: 外殻
21: リザーバ
22: 液保持部材
22A: 最下端
23: 流路
3: 本体ユニット
3: ヒータユニット
30: 筐体
31: ヒータユニット
311: 加熱素子
312: 支持部材
313: 導電部材
314: 被覆部材
31A: 対向面
32: バッテリー
33: 検知部
34: 制御部
35: チャンバ
4: マウスピース部

Claims (6)

  1.  エアロゾル生成液を貯留するリザーバと、当該リザーバから供給されるエアロゾル生成液を保持する液保持部材と、を備えるカートリッジを着脱可能な、非燃焼型香味吸引器の本体ユニットであって、
     前記本体ユニットに前記カートリッジを装着したカートリッジ装着状態において前記液保持部材と接触し、前記液保持部材が保持する前記エアロゾル生成液を加熱するためのヒータユニットと、
     前記ヒータユニットに電力を供給する電源と、
     を備え、
     前記ヒータユニットは、
      前記電源から供給される前記電力によって発熱する加熱素子と、
      前記カートリッジ装着状態において前記液保持部材と対向する対向面に沿って前記加熱素子が設けられ、前記加熱素子を前記液保持部材に当接させた状態で当該加熱素子を支持する支持部材であって、少なくとも前記対向面が非多孔性で且つ熱伝導率が前記加熱素子より低い支持部材と、
     を備える
     非燃焼型香味吸引器の本体ユニット。
  2.  前記支持部材の前記対向面は、一方向に延在し、その延在方向の長さ寸法が、前記延在方向と直交する方向の幅寸法よりも長くなるように形成されている、
     請求項1に記載の非燃焼型香味吸引器の本体ユニット。
  3.  前記支持部材の前記対向面は、前記液保持部材と接する面積の8割以上が前記加熱素子によって覆われている、
     請求項1又は2に記載の非燃焼型香味吸引器の本体ユニット。
  4.  前記支持部材は、前記対向面の外縁から、前記対向面と直交する方向に延設された外面を有し、前記加熱素子へ前記電力を供給するための導電部材が前記外面上に設けられている、
     請求項1から3の何れか一項に記載の非燃焼型香味吸引器の本体ユニット。
  5.  前記導電部材の外面を覆う被覆部材を更に備え、
     前記被覆部材は、絶縁体又は半導体で形成されている、
     請求項4に記載の非燃焼型香味吸引器の本体ユニット。
  6.  請求項1から5の何れか一項に記載の非燃焼型香味吸引器の本体ユニットと、
     前記カートリッジと、
     を備える非燃焼型香味吸引器。
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