WO2023074703A1 - 3次元表示装置、3次元表示システム、及び移動体 - Google Patents

3次元表示装置、3次元表示システム、及び移動体 Download PDF

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Abstract

3次元表示装置は、視差画像を表示する表示パネルと、表示パネルから射出される画像光の光線方向を規定する光学パネルと、利用者の眼の位置情報を記憶するメモリと、眼の位置情報に基づき視差画像を変更するコントローラとを含む。複数のサブピクセルは、各々が第1個数N1のサブピクセルを含む複数の制御単位によって構成される。各制御単位には、第1個数N1のサブピクセルの各々が左眼画像および右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを定める制御変数Xが対応している。コントローラは、制御変数Xと、眼の位置情報に応じた変数X2と、制御単位ごとに異なる第1変数X3とを加算し、割り当てを変更し、変更した割り当てに基づいて、視差画像を複数のサブピクセルに表示させる。

Description

3次元表示装置、3次元表示システム、及び移動体
 本開示は、3次元表示装置、3次元表示システム、及び移動体に関する。
 従来技術の3次元表示装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
国際公開第2018/139611号
 本開示の3次元表示装置は、表示パネルと、光学パネルと、メモリと、コントローラとを含む。前記表示パネルは、複数のサブピクセルからなり、左眼画像および右眼画像を含む視差画像を前記複数のサブピクセルに表示する。前記光学パネルは、前記複数のサブピクセルのそれぞれから射出される画像光の光線方向を規定する。前記メモリは、利用者の眼の位置情報を記憶する。前記コントローラは、前記位置情報に基づいて、前記複数のサブピクセルに表示させる視差画像を変更する。前記複数のサブピクセルは、複数の制御単位から構成される。前記複数の制御単位の各々は、第1個数のサブピクセルを含む。前記複数の制御単位の各々には、光学的に定められ、前記第1個数のサブピクセルの各々が前記左眼画像および前記右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを定める制御変数が対応している。前記コントローラは、前記制御変数と、前記位置情報に応じた変数と、前記制御単位ごとに異なる第1変数とを加算し、前記割り当てを変更し、変更後の前記割り当てに基づいて、前記視差画像を前記複数のサブピクセルに表示させる。
 本開示の3次元表示システムは、上記の3次元表示装置と、利用者の顔を撮像するカメラと、を備える。
 本開示の移動体は、上記の3次元表示装置を備える。
 本開示の目的、特色、及び利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
本開示の実施形態に係る3次元表示システムを鉛直方向から見た例を示す図である。 図1の3次元表示システムの表示パネルを奥行方向から見た例を示す図である。 図1の3次元表示システムのパララックスバリアを奥行方向から見た例を示す図である。 図1の3次元表示システムの表示パネルにおける左可視領域を説明するための図である。 図1の3次元表示システムの表示パネルにおける右可視領域を説明するための図である。 図1の3次元表示システムの表示パネルにおける制御単位を説明するための図である。 図6の制御単位を奥行方向から見た例を示す図である。 利用者の眼の位置の検出精度が高い場合に、利用者の右眼が視認するテスト画像の例を示す図である。 利用者の眼の位置の検出精度が低い場合に、利用者の右眼が視認するテスト画像の例を示す図である。 制御単位の各サブピクセルの画素位相成分を示す図である。 制御変数の画素位相成分を示す図である。 制御変数の初期位相成分を示す図である。 制御変数に加算される位相シフト成分を示す図である。 初期位相成分と位相シフト成分との和を示す図である。 制御成分に加算される第1変数を示す図である。 更新された制御変数を示す図である。 第1変数が加算される第2個数のサブピクセルの一例を説明するための図である。 第1変数が加算される第2個数のサブピクセルの他の例を説明するための図である。 本実施形態に係る3次元表示システムを搭載したヘッドアップディスプレイの例を示す図である。 本実施形態に係る移動体の例を示す図である。
 本開示の基礎となる構成は、前述の特許文献1に記載されるように、眼鏡を用いずに3次元表示を行うために、互いに視差を有する左眼用画像および右眼用画像を表示する表示パネルと、左眼用画像の画像光を利用者の左眼に到達させ、右眼用画像の画像光を利用者の右眼に到達させる光学パネルとを備えた3次元表示装置が知られている。
 このような3次元表示装置では、利用者の眼の位置が高速に移動する等の理由により眼の位置の検出精度が低い場合、表示パネルにおける左眼用画像と右眼用画像との切り換え位置が利用者に視認されやすく、利用者が3次元画像を適切に視認できないことがある。
 以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明がされる。なお、以下の説明で用いられる図は模式的なものであり、図面上の寸法比率等は現実のものとは必ずしも一致していない。
 図1は、本開示の実施形態の3次元表示システムを鉛直方向から見た例を示す図である。本実施形態の3次元表示システム100は、検出装置1と、3次元表示装置2とを含んで構成される。
 検出装置1は、利用者の眼の位置を検出し、検出した眼の位置を表す位置情報を3次元表示装置2に出力する。眼の位置は、瞳の位置であってよい。検出装置1は、例えば、カメラを備えてよい。検出装置1は、カメラによって利用者の顔を撮影してよい。検出装置1は、利用者の顔の像を含むカメラの撮影画像から眼の位置を検出してよい。検出装置1は、1個のカメラの撮影画像から、眼の位置を3次元空間の座標として検出してよい。検出装置1は、2個以上のカメラの撮影画像から、眼の位置を3次元空間の座標として検出してよい。
 カメラは、撮影画像を、有線通信又は無線通信を介して、3次元表示装置2のコントローラ7へ出力するように構成されてよい。有線通信は、例えばCAN(Controller Area Network)等を含んでよい。カメラは、赤外光を受光して画像を生成する赤外光カメラであってよい。カメラは、赤外光カメラ及び可視光カメラの両方の機能を有していてよい。カメラは、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを含んでよい。
 検出装置1は、カメラを備えず、装置外のカメラに接続されていてよい。検出装置1は、装置外のカメラからの信号を入力する入力端子を備えてよい。装置外のカメラは、入力端子に直接的に接続されてよい。装置外のカメラは、共有の情報通信ネットワークを介して入力端子に間接的に接続されてよい。カメラを備えない検出装置1は、装置外のカメラからの映像信号を入力する入力端子を備えてよい。カメラを備えない検出装置1は、入力端子に入力された映像信号から眼の位置を検出してよい。検出装置1は、利用者の眼の位置として、左眼(第1眼ともいう)の位置および右眼(第2眼ともいう)の位置を検出してよい。検出装置1は、利用者の眼の位置として、第1眼の位置または第2眼の位置を検出してよい。
 検出装置1は、例えば、センサを備えてよい。センサは、超音波センサまたは光センサ等であってよい。検出装置1は、センサによって利用者の頭部の位置を検出し、頭部の位置に基づいて眼の位置を検出してよい。検出装置1は、1個または2個以上のセンサによって、眼の位置を3次元空間の座標として検出してよい。
 3次元表示システム100は、検出装置1を備えなくてよい。3次元表示システム100が検出装置1を備えない場合、3次元表示装置2は、装置外の検出装置からの信号を入力する入力端子を備えてよい。装置外の検出装置は、入力端子に接続されてよい。装置外の検出装置は、入力端子に対する伝送信号として、電気信号および光信号を用いてよい。装置外の検出装置は、共有のネットワークを介して入力端子に間接的に接続されてよい。3次元表示装置2には、装置外の検出装置から取得した眼の位置を示す位置情報が入力されてよい。
 検出装置1は、利用者の眼の位置を検出しなくてよい。検出装置1は、利用者の顔を撮像し、撮像データを3次元表示装置2に出力してよい。
 3次元表示装置2は、表示パネル5と、光学パネルとしてのパララックスバリア6と、コントローラ7と、メモリ8とを含んで構成される。
 3次元表示装置2は、取得部3をさらに含んで構成されてよい。取得部3は、検出装置1によって検出された利用者の眼の位置情報を取得する。検出装置1が利用者の眼の位置を検出しない場合、取得部3は検出装置1から出力される撮像データを取得してよい。
 3次元表示装置2は、照射器4をさらに含んで構成されてよい。照射器4は、表示パネル5を面的に照射し得る。照射器4は、光源、導光板、拡散板、拡散シート等を含んで構成されてよい。照射器4は、光源により照射光を射出し、導光板、拡散板、拡散シート等により照射光を表示パネル5の面方向に均一化する。そして、照射器4は均一化された光を表示パネル5に向かって出射し得る。
 表示パネル5は、例えば透過型の液晶表示パネル等の表示パネルを採用し得る。図2に示すように、表示パネル5は、面状に形成されたアクティブエリア51上に複数の区画領域を有する。アクティブエリア51は、視差画像を表示する。視差画像は、左眼画像および左眼画像に対して視差を有する右眼画像を含む。左眼画像は、第1画像とも称される。右眼画像は、第2画像とも称される。第1画像を表す画像光は、第1画像光とも称される。第2画像を表す画像光は、第2画像光とも称される。区画領域は、格子状のブラックマトリックス52により第1方向および第1方向に直交する第2方向に区画された領域である。第1方向および第2方向の両方に直交する方向は第3方向と称される。第1方向は水平方向と称されてよい。第2方向は鉛直方向と称されてよい。第3方向は奥行方向と称されてよい。第1方向、第2方向、及び第3方向はそれぞれ、水平方向、鉛直方向、及び奥行方向に限られない。図面において、第1方向はx軸方向として表され、第2方向はy軸方向として表され、第3方向はz軸方向として表される。
 区画領域の各々には、1個のサブピクセルが対応する。アクティブエリア51は、第1方向(水平方向)と第2方向(鉛直方向)とに沿って格子状に配列された複数のサブピクセルを備える。複数のサブピクセルは、図2に示すように、第2方向(鉛直方向)にb個(b行)、第1方向(水平方向)に2×n個(n列)、連続して配列された(2×n×b)個のサブピクセルP1~P(2×n×b)を含む。図2に示す例では、n=12、b=7である。
 各サブピクセルは、R(Red),G(Green),B(Blue)のいずれかの色に対応し、R,G,Bの3個のサブピクセルを一組として1ピクセルを構成することができる。1ピクセルは、1画素と称され得る。第1方向(水平方向)は、例えば、1ピクセルを構成する複数のサブピクセルが並ぶ方向である。第2方向(鉛直方向)は、例えば、同じ色のサブピクセルが並ぶ方向である。
 表示パネル5としては、透過型の液晶パネルに限られず、有機EL等他の表示パネルを使用し得る。表示パネル5として、自発光型の表示パネルを使用した場合、3次元表示装置2は照射器4を備えなくてよい。
 パララックスバリア6は、図1に示すように、アクティブエリア51に沿うように位置する。パララックスバリア6は、アクティブエリア51から所定距離(ギャップ)gだけ離れて配置される。パララックスバリア6は、図1に示すように、表示パネル5に対して照射器4の反対側に位置してよい。パララックスバリア6は、表示パネル5の照射器4側に位置してよい。
 パララックスバリア6は、図3に示すように、面内の所定方向に延びる複数の帯状領域である透光領域62ごとに、サブピクセルから射出される画像光の伝播方向である光線方向を規定する。所定方向は、鉛直方向と0度でない所定角度をなす方向である。図1に示すように、パララックスバリア6がアクティブエリア51に配列されたサブピクセルから射出された画像光を規定することによって、利用者の眼が視認可能なアクティブエリア51上の領域が定まる。以下では、利用者の眼の位置に伝播する画像光を射出するアクティブエリア51内の領域を可視領域51aと称する。利用者の左眼の位置に伝播する第1画像光を射出するアクティブエリア51内の領域を左可視領域51aL(第1可視領域)と称する。利用者の右眼の位置に伝播する第2画像光を射出するアクティブエリア51内の領域を右可視領域51aR(第2可視領域)と称する。
 パララックスバリア6は、図3に示すように、複数の遮光面61を有する。複数の遮光面61の各々は、画像光を遮光する。複数の遮光面61は、互いに隣接する遮光面61の間に位置する透光領域62を画定する。透光領域62は、遮光面61に比べて光透過率が高い。遮光面61は、透光領域62に比べて光透過率が低い。
 透光領域62は、パララックスバリア6に入射する光を透過させる部分である。透光領域62は、第1所定値以上の透過率で光を透過させてよい。第1所定値は、例えば略100%であってよいし、100%未満の値であってよい。アクティブエリア51から射出される画像光が良好に視認できる範囲であれば、第1所定値は、100%以下の値、例えば、80%または50%等とし得る。遮光面61は、パララックスバリア6に入射する光を遮って殆ど透過させない部分である。言い換えれば、遮光面61は、表示パネル5のアクティブエリア51に表示される画像が、利用者の眼に到達することを遮る。遮光面61は、第2所定値以下の透過率で光を遮ってよい。第2所定値は、例えば略0%であってよく、0%より大きく、0.5%、1%または3%等、0%に近い値であってよい。第1所定値は、第2所定値よりも数倍以上、例えば、10倍以上大きい値とし得る。
 透光領域62と遮光面61とは、アクティブエリア51に沿う所定方向に延び、所定方向と直交する方向に繰り返し交互に配列される。透光領域62は、サブピクセルから射出される画像光の光線方向を規定する。
 図1に示すように、透光領域62の水平方向における配置間隔であるバリアピッチBp、及びアクティブエリア51とパララックスバリア6との間のギャップgは、適視距離d及び標準眼間距離E0を用いた次の式(1)および式(2)が成り立つように規定される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 適視距離dは、可視領域51aの水平方向の長さがサブピクセルn個分となるような、利用者の右眼および左眼それぞれとパララックスバリア6との間の距離である。右眼と左眼とを通る直線の方向(眼間方向)は水平方向である。標準眼間距離E0は利用者の眼間距離Eの標準である。標準眼間距離E0は、例えば、産業技術総合研究所の研究によって算出された値である61.1mm~64.4mmであってよい。Hpは、図2に示すように、サブピクセルの水平方向の長さである。
 パララックスバリア6は、第2所定値未満の透過率を有するフィルムまたは板状部材で構成されてよい。この場合、遮光面61は、当該フィルムまたは板状部材で構成される。透光領域62は、フィルム又は板状部材に設けられた開口で構成される。フィルムは、樹脂で構成されてよいし、他の材料で構成されてよい。板状部材は、樹脂又は金属等で構成されてよいし、他の材料で構成されてよい。パララックスバリア6は、フィルム又は板状部材に限られず、他の種類の部材で構成されてよい。パララックスバリア6は、基材が遮光性を有してよいし、基材に遮光性を有する添加物が含有されてよい。
 パララックスバリア6は、液晶シャッターで構成されてよい。液晶シャッターは、印加する電圧に応じて光の透過率を制御し得る。液晶シャッターは、複数の画素で構成され、各画素における光の透過率を制御してよい。液晶シャッターは、光の透過率が高い領域または光の透過率が低い領域を任意の形状に形成し得る。パララックスバリア6が液晶シャッターで構成される場合、透光領域62は、第1所定値以上の透過率を有する領域としてよい。パララックスバリア6が液晶シャッターで構成される場合、遮光面61は、第2所定値以下の透過率を有する領域としてよい。
 このように構成されることによって、パララックスバリア6は、アクティブエリア51の一部のサブピクセルから出射した画像光を、透光領域62を通過させ利用者の右眼に伝搬させる。パララックスバリア6は、他の一部のサブピクセルから出射した画像光を、透光領域62を通過させ利用者の左眼に伝搬させる。画像光が利用者の左眼および右眼のそれぞれに伝播されることによって、利用者の眼に視認される画像について、図4,5を参照して詳細に説明する。
 図4に示す左可視領域51aLは、パララックスバリア6の透光領域62を透過した画像光が利用者の左眼に到達することによって、利用者の左眼が視認するアクティブエリア51上の領域である。左不可視領域51bLは、パララックスバリア6の遮光面61によって画像光が遮られることによって、利用者の左眼が視認することのできない領域である。左可視領域51aLには、制御単位Cgに含まれるサブピクセルのうち、サブピクセルP1の半分と、サブピクセルP2~P6の全体と、サブピクセルP7の半分とが含まれる。
 図5に示す右可視領域51aRは、パララックスバリア6の透光領域62を透過した他の一部のサブピクセルからの画像光が利用者の右眼に到達することによって、利用者の右眼が視認するアクティブエリア51上の領域である。右不可視領域51bRは、パララックスバリア6の遮光面61によって画像光が遮られることによって、利用者の右眼が視認することのできない領域である。右可視領域51aRには、制御単位Cgに含まれるサブピクセルのうち、サブピクセルP7の半分と、サブピクセルP8~P12の全体と、サブピクセルP1の半分とが含まれる。
 サブピクセル(P1~P6)に左眼画像が表示され、サブピクセル(P7~P12)に右眼画像が表示されると、左眼および右眼はそれぞれ画像を視認する。右眼画像および左眼画像は互いに視差を有する視差画像である。左眼は、サブピクセルP1に表示された左眼画像の半分と、サブピクセルP2~P6に表示された左眼画像の全体と、サブピクセルP7に表示された右眼画像の半分とを視認する。右眼は、サブピクセルP7に表示された右眼画像の半分と、サブピクセルP8~P12に表示された右眼画像の全体と、サブピクセルP1に表示された左眼画像の半分とを視認する。図4,5において、左眼画像を表示するサブピクセル群のサブピクセルには符号「L」が付され、右眼画像を表示するサブピクセル群のサブピクセルには符号「R」が付されている。
 図4,5に示す状態において、利用者の左眼が視認する左眼画像の領域は最大となり、右眼画像の面積は最小となる。利用者の右眼が視認する右眼画像の領域は最大となり、左眼画像の面積は最小となる。したがって、利用者は、クロストークが最も低減された状態で3次元画像を視認する。
 3次元表示装置2において、互いに視差を有する左眼画像および右眼画像が、左可視領域51aLに含まれるサブピクセルおよび右可視領域51aRに含まれるサブピクセルにそれぞれ表示されると、眼間距離Eが標準眼間距離E0である利用者は3次元画像を適切に視認し得る。図4,5に示した状態では、左眼によって半分以上が視認されるサブピクセルP1~P6に左眼画像が表示され、右眼によって半分以上が視認されるサブピクセルP7~P12に右眼画像が表示された。これに限られず、左眼画像および右眼画像を表示させるサブピクセルは、アクティブエリア51、パララックスバリア6等の設計に応じて、クロストークが最小になるように左可視領域51aLおよび右可視領域51aRに基づいて適宜判定されてよい。例えば、パララックスバリア6の開口率等に応じて、左眼によって所定割合以上が視認されるサブピクセルに左眼画像を表示させ、右眼によって所定割合以上が視認されるサブピクセルに右眼画像を表示させてよい。
 コントローラ7は、3次元表示システム100の各構成要素に接続され、各構成要素を制御し得る。コントローラ7によって制御される構成要素は、検出装置1および表示パネル5を含んでよい。コントローラ7は、例えばプロセッサとして構成される。コントローラ7は、1以上のプロセッサを含んでよい。プロセッサは、特定のプログラムを読み込ませて特定の機能を実行する汎用のプロセッサ、および特定の処理に特化した専用のプロセッサを含んでよい。専用のプロセッサは、特定用途向けIC(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)を含んでよい。プロセッサは、プログラマブルロジックデバイス(PLD:Programmable Logic Device)を含んでよい。PLDは、FPGA(Field-Programmable Gate Array)を含んでよい。コントローラ7は、1つまたは複数のプロセッサが協働するSoC(System-on-a-Chip)、およびSiP(System In a Package)のいずれかであってよい。コントローラ7は、記憶部を備え、記憶部に各種情報、または3次元表示システム100の各構成要素を動作させるためのプログラム等を格納してよい。記憶部は、例えば半導体メモリ等で構成されてよい。記憶部は、コントローラ7のワークメモリとして機能してよい。
 メモリ8は、例えばRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等、任意の記憶デバイスにより構成される。
 アクティブエリア51に配列された複数のサブピクセルは、例えば図6に示すように、複数の制御単位Cgによって構成される。コントローラ7は、各制御単位Cgに含まれるサブピクセルに対して、同一の制御を行う。各制御単位Cgは、第1個数N1のサブピクセルを含む。第1個数N1のサブピクセルは、例えば図7に示すように、第1方向と第2方向とに沿って格子状に配列されてよい。図7に示す例では、第1個数N1のサブピクセルは、第1方向に20個(20列)、第2方向に5個(5行)、連続して配列されている。第1個数N1のサブピクセルの配列は、図7に示した配列に限られず、任意に設定することができる。表示パネル5の中央部に位置する制御単位Cgと、表示パネル5の周縁部に位置する制御単位Cgとでは、パララックスバリア6と第1個数N1のサブピクセルとの位置関係が相違し、当該位置関係の相違は、クロストーク発生の原因となる。このため、コントローラ7は、表示パネル5の中央部に位置する制御単位Cgと、表示パネル5の周縁部に位置する制御単位Cgとで異なる制御を行って、クロストークの発生を抑制する。
 制御単位Cgは、例えば図7に示すように、少なくとも1個のサブピクセル群Pgを含んで構成される。各サブピクセル群Pgは、例えば、第1方向に1個、第2方向に8個、連続して配列された8個のサブピクセルP1~P8を含む。全てのサブピクセル群Pgの同じ識別情報を有するサブピクセルP1~P8は、コントローラ7によって同時に制御される。例えば、コントローラ7は、サブピクセルP1に表示させる画像を左眼画像から右眼画像に切り換える場合、全てのサブピクセル群におけるサブピクセルP1に表示させる画像を左眼画像から右眼画像に同時的に切り換える。制御単位Cgは、1個のサブピクセル群Pgで構成されてよい。言い換えれば、制御単位Cgとサブピクセル群Pgとは一致してよい。
 コントローラ7は、利用者の眼の位置に応じて、各制御単位Cgの第1個数N1のサブピクセルの各々が左眼画像及び右眼画像のいずれを表示するかの割り当て(以下、単に、割り当てともいう)を定める。コントローラ7は、利用者の眼の位置が変化すると、各制御単位Cgの第1個数N1のサブピクセルに対する割り当てを変更する。コントローラ7は、変更した割り当てに基づいて、表示パネル5に視差画像を表示する。これにより、3次元表示装置2は、利用者が顔を動かしたり、視線を動かしたりした場合でも、利用者に適切な視差画像を視認させることが可能となる。
 制御単位Cgの各々には、制御変数Xが対応付けられている。制御変数Xは、第1個数N1のサブピクセルの各々が左眼画像及び右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを定めている。コントローラ7は、制御変数Xに基づいて、第1個数N1のサブピクセルの各々に左眼画像及び右眼画像のいずれか一方を表示させる。制御変数Xは、制御単位Cgごとに定められてよい。制御変数Xは、例えば、第1個数N1のサブピクセルのそれぞれに対して個別に定められてよいし、3個のサブピクセルで構成されるピクセルごとに定められてよい。
 制御変数Xは、画素位相成分X0と初期位相成分X1とを含む。以下では、画素位相成分X0と初期位相成分X1とから成る制御変数Xは、初期制御変数Xとも称される。画素位相成分X0は、例えば図9に示すように、周期的に並ぶ0~7の整数で表されてよい。図9は、制御単位Cgが5行20列の格子状に配列されたサブピクセルを含み、サブピクセル群Pgが8個のサブピクセルを含む例を示しているが、制御単位Cgの行数及び列数、並びにサブピクセル群Pgに含まれるサブピクセルの個数は、任意に設定することができる。
 初期位相成分X1は、3次元表示装置2の製造時又は設置時に生じる位相による成分である。位相は、表示パネル5及びパララックスバリア6を適視距離dから左眼又は右眼で見た場合の、透光領域62の中央部からの距離である。当該距離は、第1方向に沿った距離であってよい。位相は、サブピクセル幅を単位として表されてよい。
 初期位相成分X1は、例えば、表示パネル5とパララックスバリア6との相対的な位置ずれによって生じる。表示パネル5とパララックスバリア6との位置ずれは、例えば3次元表示装置2の製造時又は設置時に不可避的に発生する。3次元表示装置2の製造時又は設置時において、表示パネル5とパララックスバリア6とを、直接に貼り合わせたり、それぞれを決められた位置に設置したりするが、その際、表示パネル5とパララックスバリア6との不可避的な位置ずれが発生してしまう。表示パネル5とパララックスバリア6との位置ずれのずれ量は、例えば、パララックスバリア6が貼り付けられた表示パネル5を直接観察して測定する、又は、表示パネル5にテスト画像を表示させ、表示されたテスト画像から算出する等の光学的方法によって得られる。得られた位置ずれのずれ量から初期位相成分X1を決定することができる。このように、初期制御変数Xは、光学的に予め定められる。初期位相成分X1は、例えば、3次元表示装置2の製造時又は設置時に決定され、メモリ8に保存されてよい。初期位相成分X1は、例えば、3次元表示装置2を使用開始後に改めて決定され、メモリ8に保存された値を更新してよい。
 位相は、利用者の眼の位置が移動することによって変化する。コントローラ7は、位相の変化に応じて、第1個数N1のサブピクセルが左眼画像及び右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを変更する。割り当ての変更は、例えば、初期制御変数Xに位相シフト成分X2を加算し、初期制御変数Xを更新することによって行われる。位相シフト成分X2は、第1方向における利用者の眼の位置の移動距離をLとし、左眼画像と右眼画像との切り換え周期をTとし、アクティブエリア51における左眼画像と右眼画像との切り換え位置を表すインデックス値のバリエーション数をVとするとき、次の式(3)で与えられる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
 位相シフト成分X2は、利用者の眼の位置情報から算出される。位相シフト成分X2は、利用者の眼の位置が移動すると、移動前の位置情報及び移動後の位置情報から算出される移動距離Lに応じて変化する。利用者の眼の位置情報は、例えば、検出装置1から出力され、取得部3で取得される。コントローラ7は、位置情報が新たに取得されると、新たに取得された位置情報と前回取得された位置情報との差分に基づいて、移動距離Lを算出し、式(3)を用いて、位相シフト成分X2を算出する。位相シフト成分X2は、視差画像の表示中に繰り返し算出される。
 図8A,8Bは、左眼画像及び右眼画像として白色画像及び黒色画像をそれぞれ用いて視差画像を合成し、合成した視差画像を表示パネル5に表示した場合に、利用者の右眼によって視認される画像の例を示している。図8A,8Bは、眼間距離Eが標準眼間距離E0である利用者が、適視距離dから視差画像を視認している場合を示している。
 図8Aは、適切な視差画像を合成できている場合に対応する。言い換えれば、図8Aは、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が十分高く、視差画像が適切な制御変数Xに基づいて合成されている場合に対応する。図8Aに示された例では、アクティブエリア51における第1画像と第2画像との切り換え位置に対応する境界Bにおいて、画像の輝度値が滑らかに繋がっている。
 図8Bは、適切な視差画像を合成できていない場合に対応する。言い換えれば、図8Bは、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低く、視差画像が適切な制御変数Xに基づいて合成されていない場合に対応する。利用者の眼の位置が高速で(例えば180mm/秒以上の速さで)移動した場合、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低くなることがある。図8Bに示された例では、アクティブエリア51における左眼画像と右眼画像との切り換え位置に対応する境界Bにおいて、画像の輝度値が不連続になっている。輝度値が不連続である境界Bは、眼の位置の移動に応じて変化するため、3次元画像の画質が低下してしまう。
 本実施形態の3次元表示装置2は、輝度値が不連続となる境界Bの近傍における画像の輝度値を平滑化することによって、境界Bが利用者に視認されにくくするように構成されている。これにより、3次元表示装置2は、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、利用者に3次元画像を適切に視認させることが可能となる。
 本実施形態において、コントローラ7は、画素位相成分X0と初期位相成分X1とから成る初期制御変数Xに、位相シフト成分X2と第1変数X3とを加算することによって、制御変数Xを更新する。コントローラ7は、更新された制御変数Xに基づいて、第1個数N1のサブピクセルの各々が左眼画像及び右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを変更する。コントローラ7は、変更された割り当てに基づいて、複数のサブピクセルに視差画像を表示させる。
 第1変数X3は、制御単位Cgごとに、境界Bの近傍における画像の輝度値を平滑化するように定められる。各制御単位Cgにおいて、第1変数X3は、サブピクセルごとに乱数的に異なってよいし、サブピクセルごとに周期的に変化してよい。第1変数X3は、第1個数N1のサブピクセルの全てに対して加算されてよい。第1変数X3は、第1個数N1のサブピクセルの一部、例えば、第1方向に連続する第2個数N2のサブピクセルに対して加算されてよい。第1変数X3は、第2個数N2のサブピクセルが並ぶ方向に乱数的に異なってよいし、周期的に変化してよい。
 図9,10A~10Fを参照して、制御変数Xの更新及び割り当ての変更について説明する。図9は、制御単位Cg及び画素位相成分X0の一例を示す。図10A~10Fは、制御単位Cg(第1個数N1のサブピクセルの格子状配列)の1行を取り出し、各列の各種位相成分を示している。位相成分は、任意の実数値を取り得る位相の8による剰余で表されるものとする。図解を容易にするために、図9に示す制御単位Cgの列数は、図10A~10Fに示す1次元配列の列数より小さくしている。位相成分はサブピクセルごとに定まる離散的な点であるが、図10A~10Fにおいては、連続的に示している。
 図9は、制御単位Cg及び画素位相成分X0の一例を示す。画素位相成分X0は、第1個数N1のサブピクセルの各々に割り当てられている。表示パネル5とパララックスバリア6とが位置ずれなく貼付又は設置されている場合には、例えば、画素位相成分X0が0~3のサブピクセルに左眼画像を表示し、画素位相成分X0が4~7のサブピクセルに右眼画像を表示することで、利用者に視差画像を適切に視認させることが可能となる。
 図10Aは、画素位相成分X0を示す。画素位相成分X0は、第1方向において、周期性を有している。
 図10Bは、初期位相成分X1を示す。初期位相成分X1は、表示パネル5とパララックスバリア6との相対的な位置ずれによって生じる。表示パネル5とパララックスバリア6との位置ずれが面内で一定である場合、初期位相成分X1は一定となるが、実際には、貼付誤差、設置誤差等により、初期位相成分X1はサブピクセルごとに異なる。
 図10Cは、位相シフト成分X2を示している。利用者の眼の位置が第1方向(水平方向)のみに移動する場合、位相シフト成分X2は、表示パネル5全体で一定であるが、利用者の眼の位置が第3方向(奥行方向)に移動する場合、位相シフト成分X2は、表示パネル5全体で一定とならない。
 図10Dは、初期位相成分X1と位相シフト成分X2との和を示している。初期位相成分X1と位相シフト成分X2との和は、位相変化量ΔXとも称される。境界Bが現れる位置は、位相変化量ΔXが整数値をとるサブピクセル間の境界(サブピクセル境界ともいう)、並びに、サブピクセル境界を形成する2個のサブピクセルの位相変化量ΔXおよび画素位相成分X0に基づいて決定することができる。例えば、ある列番号のサブピクセルについて、画素位相成分X0に位相変化量ΔXを加算した場合、0~3の画素位相成分X0が4~7に変化するとき、又は、4~7の画素位相成分X0が0~3に変化するとき、当該サブピクセルに隣接して境界Bが現れると判断することができる。位相変化量ΔXが整数値をとるサブピクセル境界を決定する際、例えば、第M列のサブピクセルの位相変化量ΔXが整数K以下であり、第(M+1)列のサブピクセルの位相変化量ΔXが整数K以上である場合、第M列のサブピクセルと第(M+1)列のサブピクセルとの間のサブピクセル境界において、位相変化量ΔXが整数値をとると判断してよい。
 図10Eは、本実施形態における第1変数X3の一例を示している。図10Eは、周期的に変化する第1変数X3を示している。第1変数X3の周期及び第1変数X3の振幅(最大値と最小値との差)は、境界Bが現れる位置における位相変化量ΔXの傾きに応じて決定されてよい。例えば、境界Bが現れる位置における位相変化量ΔXの傾きが大きくなるにつれて、第1変数X3の振幅を大きくしてよい。
 図10Fは、画素位相成分X0と初期位相成分X1とで構成される制御変数Xに、位相シフト成分X2と第1変数X3とを加算することによって更新された制御変数Xを示す。位相シフト成分X2と周期的に変化する第1変数X3とを用いて制御変数Xを更新することによって、左眼画像と右眼画像との切り換え位置を、初期制御変数Xによる切り替え位置から不規則に変化させることができる。
 本実施形態において、コントローラ7は、画素位相成分X0と初期位相成分X1とで構成される制御変数Xに、位相シフト成分X2と第1変数X3とを加算することによって、制御変数Xを更新する。制御変数Xの更新は、制御単位Cgの全ての行に対して行われる。コントローラ7は、更新された制御変数Xに基づいて、第1個数N1のサブピクセルの各々が左眼画像及び右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを変更する。コントローラ7は、変更された割り当てに基づいて、第1個数N1のサブピクセルに左眼画像及び右眼画像のいずれかを表示させ、利用者に視差画像を視認させる。これにより、境界Bの近傍において、左眼画像と右眼画像との切り換えが、境界Bと異なる少なくとも1つの境界(サブピクセル境界)において行われる。その結果、コントラストが大きい境界Bが利用者に視認され難くなり、利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、利用者に3次元画像を適切に視認させることが可能となる。
 位相成分を0~7の実数で表現する場合、第1変数X3は、絶対値が0.05以上0.3以下であってよい。第1変数X3の絶対値が0.05未満である場合、境界Bの近傍において、左眼画像と右眼画像との切り換えが行われる、境界Bと異なる境界(サブピクセル境界)が生じ難くなり、境界Bの視認性を低下させられない虞がある。第1変数X3の絶対値が0.3より大きい場合、左眼(右眼)が右眼(左眼)画像を視認し易くなるため、クロストークが増大し、適切な3次元表示が行えない虞がある。
 図10E,10Fでは、第1変数X3が周期的に変化する場合を示したが、第1変数X3が乱数的に異なる場合も同様である。位相シフト成分X2と乱数的に変化する第1変数X3とを用いて制御変数Xを更新することによって、左眼画像と右眼画像との切り換え位置を、初期制御変数Xによる切り替え位置から不規則に変化させることができる。第1変数X3は、一様乱数であってよいし、正規分布乱数であってよい。第1変数X3は、例えばコンピュータソフトウェアを用いて生成された疑似乱数であってよい。位相成分を0~7の実数(実数で表現される位相の8による剰余)で表現する場合、第1変数X3は、絶対値が0.05以上0.3以下であってよい。第1変数X3の絶対値が0.05未満である場合、境界Bの近傍において、左眼画像と右眼画像との切り換えが行われる、境界Bと異なる境界(サブピクセル境界)が生じ難くなり、境界Bの視認性を低下させられない虞がある。第1変数X3の絶対値が0.3より大きい場合、左眼(右眼)が右眼(左眼)画像を視認し易くなるため、クロストークが増大し、適切な3次元表示が行えない虞がある。
 第1変数X3は、第1方向に連続する第2個数N2のサブピクセルのみに加算されてよい。言い換えれば、第1個数N1のサブピクセルのうち第2個数N2のサブピクセルを除くサブピクセルには、「0」である第1変数X3が加算されてよい。第2個数N2の連続するサブピクセルは、アクティブエリア51における左眼画像と右眼画像との切り換え位置を横断するように選択されてよい。第1変数X3を第1個数N1のサブピクセルの全てに加算せず、連続する第2個数N2のサブピクセルに加算することで、コントローラ7の処理負担を軽減することができる。
 第2個数N2は、利用者が視認する視差画像(虚像ともいう)450の視野角θの5%に相当する個数以上であってよい。言い換えれば、図11に示すように、視差画像450の視野角をθとし、利用者の眼と視差画像450との間の距離をrとするとき、第2個数N2は、視差画像450における幅W1(=2×r×tan(0.025×θ))の領域を形成するサブピクセルの個数以上であってよい。視差画像450の視野角θは、第1方向における視野角であってよい。第2個数N2が視差画像450の視野角θの5%に相当する個数未満である場合、画像の輝度値が平滑化される範囲が狭いため、更新された制御変数Xに基づいて、割り当てを変更したとしても、境界Bが利用者に視認され易い。第2個数N2を視差画像450の視野角θの5%に相当する個数以上とすることで、輝度値が平滑化される範囲を拡げることができる。その結果、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、境界Bが利用者に視認されにくくなり、利用者に3次元画像を適切に視認させることができる。
 第2個数N2は、視差画像450の視野角θの30%に相当する個数以下であってよい。言い換えれば、第2個数N2は、図11に示すように、視差画像450における幅W2(=2×r×tan(0.15×θ))の領域を形成するサブピクセルの個数以下であってよい。第2個数N2が視差画像450の視野角θの30%に相当する個数以上である場合、左眼が右眼画像を視認し、右眼が左眼画像を視認し易くなるため、クロストークが発生し易くなる。第2個数N2を視差画像450の視野角θの5%以上30%以下に相当する個数とすることで、輝度値が平滑化される範囲を拡げつつ、クロストークの発生を抑制することができる。その結果、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、利用者に3次元画像を適切に視認させることができる。
 第2個数N2は、利用者が視認する視差画像450の幅の5%に相当する個数以上であってよい。言い換えれば、例えば図12に示すように、視差画像450の幅をWとするとき、第2個数N2は、視差画像450における幅W3(=0.05W)の領域を形成するサブピクセルの個数以上であってよい。視差画像450の幅Wは、第1方向における幅であってよい。第2個数N2が視差画像450の幅Wの5%に相当する個数未満である場合、画像の輝度値が平滑化される範囲が狭いため、更新された制御変数Xに基づいて、割り当てを変更したとしても、境界Bが利用者に視認され易い。第2個数N2を視差画像450の幅Wの5%に相当する個数以上とすることで、輝度値が平滑化される範囲を拡げることができる。その結果、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、境界Bが利用者に視認されにくくなり、利用者に3次元画像を適切に視認させることができる。
 第2個数N2は、視差画像450の幅Wの30%に相当する個数以下であってよい。言い換えれば、図12に示すように、第2個数N2は、視差画像450における幅W4(=0.3W)の領域を形成するサブピクセルの個数以下であってよい。第2個数N2が視差画像450の幅Wの30%に相当する個数以上である場合、左眼が右眼画像を視認し、右眼が左眼画像を視認し易くなるため、クロストークが発生し易くなる。第2個数N2を視差画像450の幅Wの5%以上30%以下に相当する個数とすることで、輝度値が平滑化される範囲を拡げつつ、クロストークの発生を抑制することができる。その結果、検出装置1による利用者の眼の位置の検出精度が低い場合であっても、利用者に3次元画像を適切に視認させることができる。
 第2個数N2は、視差画像450に現れる境界Bの個数に応じて決定されてよい。視差画像450に境界Bが複数個存在する場合、第2個数N2は、視差画像450における、互いに隣接する境界B同士の幅の50%以下に相当する個数であってよい。これにより、視差画像に複数の境界Bが存在する場合であっても、利用者に3次元画像を適切に視認させることができる。
 視差画像450のある領域(以下、注目領域ともいう)内に現れる境界Bの個数は、位相変化量ΔXが注目領域において単調に増加又は減少する場合、注目領域内における位相変化量ΔXの最大値と最小値との差から得ることができる。例えば、注目領域内における位相変化量ΔXの最大値と最小値との差が2未満である場合、注目領域内に現れる境界Bの個数は1となる。一般には、注目領域内における位相変化量ΔXの最大値と最小値との差が(L-1)以上L未満である場合(Lは自然数)、注目領域内に現れる境界Bの個数はLとなる。位相変化量ΔXが注目領域において単調に増加又は減少する量でない場合、境界Bの個数は画像処理等の方法によって得ることができる。
 メモリ8は、初期制御変数Xに第1変数X3が加算された第2制御変数Yを記憶してよい。コントローラ7は、第2制御変数Yに位相シフト成分X2を加算することによって、第2制御変数Yを更新してよい。コントローラ7は、更新された第2制御変数Yに基づいて、割り当てを変更し、変更した割り当てに基づいて、視差画像を複数のサブピクセルに表示させてよい。これにより、コントローラ7の処理負担を軽減することができる。
 コントローラ7は、図1に示すように、第1コントローラと第2コントローラ72とを含んでよい。第1コントローラ71は、制御変数Xを更新し、更新された制御変数Xに基づいて、割り当てを変更し、変更された割り当てに基づいて、視差画像を変更するように構成されてよい。第2コントローラ72は、検出装置1から出力される撮像データに基づいて、利用者の眼の位置情報を検出するように構成されてよい。第1コントローラ71と第2コントローラ72とは、3次元表示装置2における互いに異なる位置に配置されてよい。コントローラ7が第2コントローラ72を含む場合、検出装置1は利用者の眼の位置を検出しなくてよい。
 図13に示すように、3次元表示システム100は、ヘッドアップディスプレイ400に搭載され得る。ヘッドアップディスプレイ400は、HUD(Head Up Display)400とも称される。HUD400は、3次元表示システム100と、光学部材410と、被投影面430を有する被投影部材420とを備える。HUD400は、3次元表示システム100から射出される画像光を、光学部材410を介して被投影部材420に到達させる。HUD400は、被投影部材420で反射させた画像光を、利用者の左眼および右眼に到達させる。つまり、HUD400は、破線で示される光路440に沿って、3次元表示システム100から利用者の左眼および右眼まで画像光を進行させる。利用者は、光路440に沿って到達した画像光を、虚像450として視認し得る。
 図14に示すように、HUD400は、移動体10に搭載されてよい。HUD400は、構成の一部を、当該移動体10が備える他の装置又は部品と兼用してよい。例えば、移動体10がウインドシールドを備える場合、ウインドシールドを被投影部材420として兼用してよい。このように、HUD400の構成の一部を当該移動体10が備える他の装置、部品と兼用する場合、他の構成をHUDモジュールまたは3次元表示コンポーネントと呼び得る。
 本開示における「移動体」は、車両、船舶、航空機を含む。本開示における「車両」には、自動車および産業車両を含むが、これに限られず、鉄道車両および生活車両、滑走路を走行する固定翼機を含めてよい。自動車は、乗用車、トラック、バス、二輪車、およびトロリーバス等を含むがこれに限られず、道路上を走行する他の車両を含んでよい。産業車両は、農業および建設向けの産業車両を含む。産業車両には、フォークリフト、およびゴルフカートを含むがこれに限られない。農業向けの産業車両には、トラクター、耕耘機、移植機、バインダー、コンバイン、および芝刈り機を含むが、これに限られない。建設向けの産業車両は、ブルドーザー、スクレーパー、ショベルカー、クレーン車、ダンプカー、およびロードローラを含むが、これに限られない。車両は、人力で走行するものを含む。なお、車両の分類は、上述に限られない。例えば、自動車には、道路を走行可能な産業車両を含んでよく、複数の分類に同じ車両が含まれてよい。本開示における船舶には、マリンジェット、ボート、タンカーを含む。本開示における航空機は、固定翼機、回転翼機を含む。
 本開示の3次元表示装置、3次元表示システム及び移動体によれば、利用者に3次元画像を適切に視認させることが可能となる。
 本開示に係る3次元表示装置は、以下の構成(1)~(9)の態様で実施可能である。
(1)複数のサブピクセルからなる表示パネルであって、左眼画像および右眼画像を含む視差画像を前記複数のサブピクセルに表示する表示パネルと、
 前記複数のサブピクセルのそれぞれから射出される画像光の光線方向を規定する光学パネルと、
 利用者の眼の位置情報を記憶するメモリと、
 前記位置情報に基づいて、前記複数のサブピクセルに表示させる視差画像を変更するコントローラと、を含み、
 前記複数のサブピクセルは、複数の制御単位から構成され、
 前記複数の制御単位の各々は、第1個数のサブピクセルを含み、
 前記複数の制御単位の各々には、光学的に定められ、前記第1個数のサブピクセルの各々が前記左眼画像および前記右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを定める制御変数が対応しており、
 前記コントローラは、
  前記制御変数と、前記位置情報に応じた変数と、前記制御単位ごとに異なる第1変数とを加算し、前記割り当てを変更し、
  変更後の前記割り当てに基づいて、前記視差画像を前記複数のサブピクセルに表示させる、3次元表示装置。
(2)上記構成(1)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第1変数は、前記第1個数のサブピクセルのうち連続する第2個数のサブピクセルに対して加算され、
 前記第1変数は、前記第2個数のサブピクセルのそれぞれに対して互いに異なる数である、3次元表示装置。
(3)上記構成(1)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第1変数は、前記第1個数のサブピクセルのうち連続する第2個数のサブピクセルに対して加算され、
 前記第1変数は、前記第2個数のサブピクセルが並ぶ方向に周期的に変化する数である、3次元表示装置。
(4)上記構成(2)または(3)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第2個数は、前記視差画像の視野角の5%に相当する個数以上である、3次元表示装置。
(5)上記構成(4)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第2個数は、前記視差画像の視野角の30%に相当する個数以下である、3次元表示装置。
(6)上記構成(2)または(3)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第2個数は、前記視差画像の幅の5%に相当する個数以上である、3次元表示装置。
(7)上記構成(6)に記載の3次元表示装置であって、
 前記第2個数は、前記視差画像の幅の30%に相当する個数以下である、3次元表示装置。
(8)上記構成(1)~(7)のいずれか1つに記載の3次元表示装置であって、
 前記メモリには、前記制御変数に前記第1変数が加算された第2制御変数が記憶されており、
 前記コントローラは、
  前記第2制御変数に、前記位置情報に応じた変数を加算することによって、前記割り当てを変更し、
  変更した前記割り当てに基づいて、前記視差画像を前記複数のサブピクセルに表示させる、3次元表示装置。
 本開示に係る3次元表示システムは、以下の構成(9),(10)の態様で実施可能である。
(9)上記構成(1)~(8)のいずれか1つに記載の3次元表示装置と、
 利用者の顔を撮像するカメラと、を備える、3次元表示システム。
(10)上記構成(9)に記載の3次元表示システムであって、
 前記コントローラは、
  前記位置情報に基づいて、前記視差画像を変更する第1コントローラと、
  前記カメラから出力される撮像データに基づいて、前記利用者の眼の位置を検出する第2コントローラと、を含む、3次元表示システム。
 本開示に係る移動体は、以下の構成(11)の態様で実施可能である。
(11)上記構成(1)~(8)のいずれか1つに記載の3次元表示装置を備える、移動体。
 以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、また、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
 1   検出装置
 2   3次元表示装置
 3   取得部
 4   照射器
 5   表示パネル
 6   光学パネル(パララックスバリア)
 7   コントローラ
 8   メモリ
 10  移動体
 20  5行
 51  アクティブエリア
 51a 可視領域
 51aL 左可視領域
 51aR 右可視領域
 51bL 左不可視領域
 51bR 右不可視領域
 52  ブラックマトリックス
 61  遮光面
 62  透光領域
 71  第1コントローラ
 72  第2コントローラ
 100 3次元表示システム
 400 ヘッドアップディスプレイ
 410 光学部材
 420 被投影部材
 430 被投影面
 440 光路
 450 虚像

Claims (11)

  1.  複数のサブピクセルからなる表示パネルであって、左眼画像および右眼画像を含む視差画像を前記複数のサブピクセルに表示する表示パネルと、
     前記複数のサブピクセルのそれぞれから射出される画像光の光線方向を規定する光学パネルと、
     利用者の眼の位置情報を記憶するメモリと、
     前記位置情報に基づいて、前記複数のサブピクセルに表示させる視差画像を変更するコントローラと、を含み、
     前記複数のサブピクセルは、複数の制御単位から構成され、
     前記複数の制御単位の各々は、第1個数のサブピクセルを含み、
     前記複数の制御単位の各々には、光学的に定められ、前記第1個数のサブピクセルの各々が前記左眼画像および前記右眼画像のいずれを表示するかの割り当てを定める制御変数が対応しており、
     前記コントローラは、
      前記制御変数と、前記位置情報に応じた変数と、前記制御単位ごとに異なる第1変数とを加算し、前記割り当てを変更し、
      変更後の前記割り当てに基づいて、前記視差画像を前記複数のサブピクセルに表示させる、3次元表示装置。
  2.  請求項1に記載の3次元表示装置であって、
     前記第1変数は、前記第1個数のサブピクセルのうち連続する第2個数のサブピクセルに対して加算され、
     前記第1変数は、前記第2個数のサブピクセルのそれぞれに対して互いに異なる数である、3次元表示装置。
  3.  請求項1に記載の3次元表示装置であって、
     前記第1変数は、前記第1個数のサブピクセルのうち連続する第2個数のサブピクセルに対して加算され、
     前記第1変数は、前記第2個数のサブピクセルが並ぶ方向に周期的に変化する数である、3次元表示装置。
  4.  請求項2または3に記載の3次元表示装置であって、
     前記第2個数は、前記視差画像の視野角の5%に相当する個数以上である、3次元表示装置。
  5.  請求項4に記載の3次元表示装置であって、
     前記第2個数は、前記視差画像の視野角の30%に相当する個数以下である、3次元表示装置。
  6.  請求項2または3に記載の3次元表示装置であって、
     前記第2個数は、前記視差画像の幅の5%に相当する個数以上である、3次元表示装置。
  7.  請求項6に記載の3次元表示装置であって、
     前記第2個数は、前記視差画像の幅の30%に相当する個数以下である、3次元表示装置。
  8.  請求項1~7のいずれか1つに記載の3次元表示装置であって、
     前記メモリには、前記制御変数に前記第1変数が加算された第2制御変数が記憶されており、
     前記コントローラは、
      前記第2制御変数に、前記位置情報に応じた変数を加算することによって、前記割り当てを変更し、
      変更した前記割り当てに基づいて、前記視差画像を前記複数のサブピクセルに表示させる、3次元表示装置。
  9.  請求項1~8のいずれか1つに記載の3次元表示装置と、
     利用者の顔を撮像するカメラと、を備える、3次元表示システム。
  10.  請求項9に記載の3次元表示システムであって、
     前記コントローラは、
      前記位置情報に基づいて、前記視差画像を変更する第1コントローラと、
      前記カメラから出力される撮像データに基づいて、前記利用者の眼の位置を検出する第2コントローラと、を含む、3次元表示システム。
  11.  請求項1~8のいずれか1つに記載の3次元表示装置を備える、移動体。
PCT/JP2022/039780 2021-10-26 2022-10-25 3次元表示装置、3次元表示システム、及び移動体 WO2023074703A1 (ja)

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