WO2023048183A1 - ユーザ装置、基地局、及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

ユーザ装置(100)は、第1セカンダリノード(200S1)から第2セカンダリノード(200S2)へのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージをマスタノード(200M)から受信する。前記RRC再設定メッセージは、セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、第2セカンダリノード(200S2)との通信に用いるC-RNTIを含まずに、第2セカンダリノード(200S2)との下りリンク同期に用いる設定情報を含む。

Description

ユーザ装置、基地局、及び通信方法
 本開示は、移動通信システムで用いるユーザ装置、基地局、及び通信方法に関する。
関連出願への相互参照
 本出願は、2021年9月22日に出願された特許出願番号2021-153884号に基づくものであって、その優先権の利益を主張するものであり、その特許出願のすべての内容が、参照により本明細書に組み入れられる。
 移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(登録商標。以下同じ)(Third Generation Partnership Project)の技術仕様に準拠する移動通信システムにおいて、二重接続(DC:Dual Connectivity)が導入されている。DCにおいて、ユーザ装置は、マスタノード(「マスタ基地局」とも称される)が管理するマスタセルグループ(MCG)及びセカンダリノード(「セカンダリ基地局」とも称される)が管理するセカンダリセルグループ(SCG)との同時通信を行う(例えば、非特許文献1参照)。
 3GPPでは、DCにおけるユーザ装置の消費電力を抑制するために、SCGを状況に応じて非アクティブ化する技術について検討されている。例えば、マスタノードは、SCGのアクティブ化又は非アクティブ化に関する無線リソース制御(RRC)メッセージをユーザ装置に送信する。
 一方、3GPPの技術仕様では、プライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更について規定している。PSCellは、セカンダリノードが管理するSCGのプライマリセルである。PSCell変更により、セカンダリノードをソースセカンダリノード(第1セカンダリノード)からターゲットセカンダリノード(第2セカンダリノード)へ切り替えることができる。
 3GPPでは、SCGが非アクティブ状態の場合、どのようにPSCell変更を行うのかについて議論されている。例えば、PSCell変更においてSCGが非アクティブ状態の場合、SCGがアクティブ状態になるまでユーザ装置がターゲットPSCellへのランダムアクセスを保留することが提案されている。
 ここで、3GPPの技術仕様では、ランダムアクセスを実行するための情報要素であるreconfigurationWithSyncを含むRRC再設定メッセージを受信したユーザ装置は、T304と称されるタイマを始動し、ランダムアクセスに成功することなく当該タイマ(T304)が満了すると、PSCell変更の失敗(「SCG Failure」とも称される)と判定する。なお、reconfigurationWithSyncは、当該ランダムアクセスに用いる専用ランダムアクセスリソース設定と、T304のタイマ設定値とを含む(例えば、非特許文献2参照)。
 SCGがアクティブ状態になるまでユーザ装置がランダムアクセスを保留する場合、T304が満了し、SCG Failureが発生してしまう。そのため、SCGが非アクティブ状態にあるときのPSCell変更において、ユーザ装置がT304を始動しない又はT304の満了を無視する方法が提案されている(非特許文献3参照)。また、reconfigurationWithSyncとは異なる情報要素であるreconfigurationWithSCGdeactivatedを新たに導入する方法も提案されている(非特許文献4参照)。
3GPP技術仕様書「TS 37.340 V16.6.0」 3GPP技術仕様書「TS 38.331 V16.5.0」 3GPP寄書「R2-2107923」 3GPP寄書「R2-2107753」
 非特許文献4に記載の方法は、効率性の向上という観点において改善の余地がある。例えば、非特許文献4に記載の方法において、PSCell変更のためのreconfigurationWithSCGdeactivatedは、ターゲットセカンダリノード(ターゲットPSCell)との通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含む。
 ユーザ装置は、C-RNTIが割り当てられても、SCGがアクティブ状態になるまでは当該C-RNTIを用いてターゲットセカンダリノード(ターゲットPSCell)と通信することができない。そのため、割り当てられたC-RNTIが無駄になる期間が生じ、効率が悪いという問題がある。
 また、例えば、非特許文献4に記載の方法では、既存仕様には無い情報要素であるreconfigurationWithSCGdeactivatedを導入する必要があり、仕様変更のインパクトが大きいという問題もある。
 そこで、本開示は、SCGが非アクティブ状態である場合のPSCell変更を効率化することが可能なユーザ装置、基地局、及び通信方法を提供することを目的とする。
 第1の態様に係るユーザ装置は、マスタノードが管理するマスタセルグループ及びセカンダリノードが管理するセカンダリセルグループとの通信を行うユーザ装置であって、第1セカンダリノードから第2セカンダリノードへのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノードから受信する受信部と、前記セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、前記PSCell変更において前記第2セカンダリノードに対するランダムアクセスを保留する制御部と、を備える。前記受信部は、前記セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノードとの通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノードとの下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを受信する。
 第2の態様に係る基地局は、ユーザ装置のマスタセルグループを管理するマスタノードとして動作する基地局であって、第1セカンダリノードから第2セカンダリノードへのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記ユーザ装置に送信する送信部を備える。前記送信部は、前記セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノードとの通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノードとの下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを送信する。
 第3の態様に係る通信方法は、マスタノードが管理するマスタセルグループ及びセカンダリノードが管理するセカンダリセルグループとの二重接続通信を行うユーザ装置で実行する通信方法であって、第1セカンダリノードから第2セカンダリノードへのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノードから受信するステップと、前記セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、前記PSCell変更において前記第2セカンダリノードに対するランダムアクセスを保留するステップと、を備える。前記受信するステップは、前記セカンダリセルグループが非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノードとの通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノードとの下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを受信するステップを有する。
 第4の態様に係るユーザ装置は、マスタノードが管理するマスタセルグループ及びセカンダリノードが管理するセカンダリセルグループとの通信を行うユーザ装置であって、プライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加のための無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノードから受信する受信部と、前記RRC再設定メッセージに基づいて前記セカンダリノードに対する通信制御を行う制御部と、を備える。前記セカンダリセルグループは、アクティブ状態及び非アクティブ状態を含む複数の状態のうちのいずれかに設定される。前記制御部は、前記PSCell追加の際に、前記セカンダリセルグループが前記アクティブ状態であると判定する。
 本開示についての上記目的およびその他の目的、特徴や利点は、添付の図面を参照しながら下記の詳細な記述により、より明確になる。その図面は、
図1は、実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図であり、 図2は、実施形態に係る移動通信システムにおけるプロトコルスタックの構成例を示す図であり、 図3は、実施形態に係る二重接続(DC)の概要を示す図であり、 図4は、実施形態に係るユーザ装置(UE)の構成を示す図であり、 図5は、実施形態に係る基地局の構成を示す図であり、 図6は、実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図であり、 図7は、実施形態に係る移動通信システムの動作の変更例を示す図であり、 図8は、実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージの構成例を示す図であり、 図9は、実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージの構成例を示す図であり、 図10は、実施形態に係るUEの動作例を示す図である。
 図面を参照しながら、実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
 (移動通信システムの構成)
 図1を参照して、実施形態に係る移動通信システム1の構成について説明する。移動通信システム1は、例えば、3GPPの技術仕様(Technical Specification:TS)に準拠したシステムである。以下において、移動通信システム1として、3GPP規格の第5世代システム(5th Generation System:5GS)、すなわち、NR(New Radio)に基づく移動通信システムを例に挙げて説明する。
 移動通信システム1は、ネットワーク10と、ネットワーク10と通信するユーザ装置(User Equipment:UE)100とを有する。ネットワーク10は、5Gの無線アクセスネットワークであるNG-RAN(Next Generation Radio Access Network)20と、5Gのコアネットワークである5GC(5G Core Network)30とを含む。
 UE100は、ユーザにより利用される装置である。UE100は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話端末、タブレット端末、ノートPC、通信モジュール、又は通信カードなどの移動可能な装置である。UE100は、車両(例えば、車、電車など)又はこれに設けられる装置であってよい。UE100は、車両以外の輸送機体(例えば、船、飛行機など)又はこれに設けられる装置であってよい。UE100は、センサ又はこれに設けられる装置であってよい。なお、UE100は、移動局、移動端末、移動装置、移動ユニット、加入者局、加入者端末、加入者装置、加入者ユニット、ワイヤレス局、ワイヤレス端末、ワイヤレス装置、ワイヤレスユニット、リモート局、リモート端末、リモート装置、又はリモートユニット等の別の名称で呼ばれてもよい。
 NG-RAN20は、複数の基地局200を含む。各基地局200は、少なくとも1つのセルを管理する。セルは、通信エリアの最小単位を構成する。例えば、1つのセルは、1つの周波数(キャリア周波数)に属し、1つのコンポーネントキャリアにより構成される。用語「セル」は、無線通信リソースを表すことがあり、UE100の通信対象を表すこともある。各基地局200は、自セルに在圏するUE100との無線通信を行うことができる。基地局200は、RANのプロトコルスタックを使用してUE100と通信する。基地局200は、UE100へ向けたNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し、NGインターフェイスを介して5GC30に接続される。このようなNRの基地局200は、gNodeB(gNB)と称されることがある。
 5GC30は、コアネットワーク装置300を含む。コアネットワーク装置300は、例えば、AMF(Access and Mobility Management Function)及び/又はUPF(User Plane Function)を含む。AMFは、UE100のモビリティ管理を行う。UPFは、ユーザプレーン処理に特化した機能を提供する。AMF及びUPFは、NGインターフェイスを介して基地局200と接続される。
 図2を参照して、実施形態に係る移動通信システム1におけるプロトコルスタックの構成例について説明する。
 UE100と基地局200との間の無線区間のプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、RRC(Radio Resource Control)レイヤとを有する。
 PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤと基地局200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
 物理チャネルは、時間領域における複数のOFDMシンボルと周波数領域における複数のサブキャリアとで構成される。1つのサブフレームは、時間領域で複数のOFDMシンボルで構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であり、複数のOFDMシンボルと複数のサブキャリアとで構成される。フレームは、10msで構成されることができ、1msで構成された10個のサブフレームを含むことができる。サブフレーム内には、サブキャリア間隔に応じた数のスロットが含まれることができる。
 物理チャネルの中で、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)は、例えば、下りリンクスケジューリング割り当て、上りリンクスケジューリンググラント、及び送信電力制御等の目的で中心的な役割を果たす。例えば、UE100は、基地局200からUE100に割り当てられたC-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)及びMCS-C-RNTI(Modulation and Coding Scheme-C-RNTI)、又はCS-RNTI(Configured Scheduling-RNTI(Radio Network Temporary Identifier))を用いてPDCCHのブラインド復号を行い、復号に成功したDCIを自UE宛てのDCIとして取得する。ここで、基地局200から送信されるDCIには、C-RNTI及びMCS-C-RNTI、又はCS-RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されている。
 NRでは、UE100は、システム帯域幅(すなわち、セルの帯域幅)よりも狭い帯域幅を使用できる。基地局200は、連続するPRBからなる帯域幅部分(BWP:BandWidth Part)をUE100に設定する。UE100は、アクティブなBWPにおいてデータ及び制御信号を送受信する。UE100には、例えば、最大4つのBWPが設定可能である。各BWPは、異なるサブキャリア間隔を有していてもよい。また、当該各BWPは、周波数が相互に重複していてもよい。UE100に対して複数のBWPが設定されている場合、基地局200は、ダウンリンクにおける制御によって、どのBWPをアクティブ化するかを指定できる。これにより、基地局200は、UE100のデータトラフィックの量等に応じてUE帯域幅を動的に調整でき、UE電力消費を減少させ得る。
 基地局200は、例えば、サービングセル上の最大4つのBWPのそれぞれに最大3つの制御リソースセット(CORESET:control resource set)を設定できる。CORESETは、UE100が受信すべき制御情報のための無線リソースである。UE100には、サービングセル上で最大12個のCORESETが設定され得る。各CORESETは、0乃至11のインデックスを有する。例えば、CORESETは、6つのリソースブロック(PRB)と、時間領域内の1つ、2つ、又は3つの連続するOFDMシンボルとにより構成される。
 MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤと基地局200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。基地局200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS:Modulation and Coding Scheme))及びUE100への割当リソースを決定する。
 RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤと基地局200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
 PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
 PDCPレイヤの上位レイヤとしてSDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤが設けられていてもよい。SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤは、コアネットワークがQoS(Quality of Service)制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。
 RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCレイヤと基地局200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間にRRC接続がある場合、UE100はRRCコネクティッド状態にある。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間にRRC接続がない場合、UE100はRRCアイドル状態にある。UE100のRRCと基地局200のRRCとの間のRRC接続がサスペンドされている場合、UE100はRRCインアクティブ状態にある。
 RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、UE100のセッション管理及びモビリティ管理を行う。UE100のNASレイヤとコアネットワーク装置300(AMF)のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
 (DCの概要)
 図3を参照して、実施形態に係る二重接続(DC:Dual Connectivity)の概要について説明する。
 DCにおいて、UE100は、マスタノード(MN)200Mが管理するマスタセルグループ(MCG)201M及びセカンダリノード(SN)200Sが管理するセカンダリセルグループ(SCG)201Sとの同時通信を行う。MN200MはNR基地局(gNB)又はLTE基地局(eNB)であってもよい。MN200Mはマスタ基地局とも称される。SN200SはNR基地局(gNB)又はLTE基地局(eNB)であってもよい。SN200Sはセカンダリ基地局とも称される。
 例えば、MN200MがSN200Sへ所定のメッセージ(例えば、SN Addition Requestメッセージ)を送信し、MN200MがUE100へRRC再設定(RRC Reconfiguration)メッセージを送信することで、DCが開始される。
 RRCコネクティッド状態にあるUE100は、バックホールのネットワークインターフェイスを介して互いに接続されたMN200M及びSN200Sのそれぞれのスケジューラから無線リソースが割り当てられ、MN200Mの無線リソース及びSN200Sの無線リソースを用いて無線通信を行う。MN200MとSN200との間のネットワークインターフェイスは、Xnインターフェイス又はX2インターフェイスであってもよい。MN200M及びSN200は、当該ネットワークインターフェイスを介して互いに通信する。
 MN200Mは、コアネットワークとの制御プレーン接続を有していてもよい。MN200Mは、UE100の主たる無線リソースを提供する。MN200Mは、MCG201Mを管理する。MCG201Mは、MN200Mと対応付けられたサービングセルのグループである。MCG201Mは、プライマリセル(PCell)を有し、オプションで1つ以上のセカンダリセルグ(SCell)を有する。
 SN200Sは、コアネットワークとの制御プレーン接続を有していなくてもよい。SN200Sは、追加的な無線リソースをUE100に提供する。SN200Sは、SCG201Sを管理する。SCG201Sは、プライマリ・セカンダリセル(PSCell)を有し、オプションで1つ以上のSCellを有する。なお、MCG201MのPCell及びSCG201SのPSCellは、スペシャルセル(SpCell)とも称される。
 DCでは、SCG201SのPSCell変更が行われる場合がある。PSCell変更により、MACエンティティがリセットされ、SCG201S用のRLCエンティティが再確立されてもよい。PSCell変更により、SN200Sの変更プロシージャが行われる場合がある。例えば、PSCell変更により、SN200SをソースSN200S1(第1セカンダリノード)からターゲットSN200S2(第2セカンダリノード)へ変更する変更プロシージャが行われる(例えば、図6参照)。
 次に、SCG201Sの非アクティブ化について説明する。3GPPでは、UE100の消費電力を抑制するために、SCG201Sの非アクティブ化(deactivation)が検討されている。SCG201Sが非アクティブ状態の場合、SCG201Sに属する全てのセル(PSCell及びSCell)が非アクティブ状態になる。UE100は、非アクティブ状態のSCG201Sに属するセルについて、当該セルのためのCSI(Channel Status Information)を報告せず、PDCCHも監視しなくてもよい。また、UE100は、当該セルにRACH(Random Access CHannel)、SRS(Sounding Reference Signal)、及びUL-SCH(UL-Shared CHannel)なども送信しなくてもよい。これにより、UE100の消費電力が抑制される。
 UE100は、次のいずれか1つの方法により、SCG201Sが非アクティブ状態とされてもよい。
 方法1:UE100は、SCG201Sを非アクティブ化する指示をMN200Mから受信することに応じて、SCG201Sを非アクティブ状態にする。当該指示は、RRCレイヤのシグナリング(RRCメッセージ)、MACレイヤのシグナリング(MAC CE)、及びPHYレイヤのシグナリング(PDCCH)のいずれかで送信されてもよい。
 方法2:UE100は、SCG201Sを非アクティブ状態にするためのタイマの満了に応じて、SCG201Sを非アクティブ化してもよい。
 以下において、SCG201Sが非アクティブ状態の場合のPSCell変更について主として説明する。実施形態では、UE100は、PSCell変更においてSCG201Sが非アクティブ状態の場合、SCG201Sがアクティブ状態になるまでターゲットPSCell(すなわち、ターゲットSN200S2のPSCell)へのランダムアクセスを保留する。
 例えば、MN200Mは、SCG201Sをアクティブ化する指示をUE100に送信することによりSCG201Sがアクティブ状態になる。当該指示は、RRCレイヤのシグナリング(RRCメッセージ)、MACレイヤのシグナリング(MAC CE)、及びPHYレイヤのシグナリング(PDCCH)のいずれかで送信されてもよい。
 なお、ターゲットPSCellへのランダムアクセスに用いられるRACHリソースとしては、1)共通RACHリソース、2)SCGアクティブ化指示の前(SCG非アクティブ状態になるとき又はSCGが非アクティブ状態であるとき)にUE100に通知される専用RACHリソース、及び、3)SCGアクティベーション指示でUE100に通知される専用RACHリソースのいずれかが用いられる。
 実施形態では、ランダムアクセスに用いるパラメータを含む情報要素であるreconfigurationWithSyncを含むRRC ReconfigurationメッセージをMN200MからUE100に送信することによりPSCell変更を実行する。UE100は、reconfigurationWithSyncを含むRRC Reconfigurationメッセージを受信すると、T304と称されるタイマを始動する。そして、UE100は、ターゲットPSCellへのランダムアクセスに成功することなくT304が満了すると、PSCell変更の失敗(SCG Failure)と判定する。reconfigurationWithSyncは、ランダムアクセスに用いる専用RACHリソース設定と、T304のタイマ設定値と、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)との通信に用いるC-RNTIとを含んでもよい。
 (ユーザ装置の構成)
 図4を参照して、実施形態に係るUE100の構成について説明する。UE100は、通信部110及び制御部120を備える。
 通信部110は、無線信号を基地局200と送受信することによって基地局200との無線通信を行う。通信部110は、少なくとも1つの送信部111及び少なくとも1つの受信部112を有する。送信部111及び受信部112は、複数のアンテナ及びRF回路を含んで構成されてもよい。アンテナは、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナは、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。RF回路は、アンテナを介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
 制御部120は、UE100における各種の制御を行う。制御部120は、通信部110を介した基地局200との通信を制御する。上述及び後述のUE100の動作は、制御部120の制御による動作であってよい。制御部120は、プログラムを実行可能な少なくとも1つのプロセッサ及びプログラムを記憶するメモリを含んでよい。プロセッサは、プログラムを実行して、制御部120の動作を行ってもよい。制御部120は、アンテナ及びRF回路を介して送受信される信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサを含んでもよい。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。なお、メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリは、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリの全部又は一部は、プロセッサ内に含まれていてよい。
 このように構成されたUE100は、MN200Mが管理するMCG201M及びSN200Sが管理するSCG201SとのDC通信を行う。受信部112は、ソースSN200S1からターゲットSN200S2へのPSCell変更に用いるRRC ReconfigurationメッセージをMN200Mから受信する。制御部120は、SCG201Sが非アクティブ状態の場合、PSCell変更においてターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対するランダムアクセスを保留する。実施形態では、受信部112は、SCG201Sが非アクティブ状態の場合、ターゲットSN200S2との通信に用いるC-RNTIを含まずに、ターゲットSN200S2との下りリンク同期に用いる設定情報を含むRRC Reconfigurationメッセージを受信する。UE100は、C-RNTIが割り当てられても、SCG201Sがアクティブ状態になるまでは当該C-RNTIを用いてターゲットSN200S2と通信することができない。そのため、実施形態では、SCG201Sが非アクティブ状態の場合、PSCell変更に用いるRRC Reconfigurationメッセージに、ターゲットSN200S2との通信に用いるC-RNTIを含めないこととしている。これにより、割り当てられたC-RNTIが無駄になる期間が生じることを防止し、SCGが非アクティブ状態である場合のPSCell変更を効率化できる。一方、当該RRC Reconfigurationメッセージは、ターゲットSN200S2との下りリンク同期に用いる設定情報を含む。これにより、UE100(制御部120)は、SCG201Sが非アクティブ化されていてもターゲットSN200S2との下りリンク同期を実行できるため、PSCell変更を効率化できる。
 例えば、制御部120は、SCG201Sが非アクティブ状態の場合、ターゲットSN200S2との通信に用いるC-RNTIが割り当てられていない状態において、RRC Reconfigurationメッセージに含まれる設定情報に基づいてターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対する下りリンク同期を行う。
 一実施形態では、SCG201Sが非アクティブ状態の場合のPSCell変更に用いるRRC Reconfigurationメッセージは、ターゲットSN200S2のPSCell(ターゲットPSCell)を設定するためのスペシャルセル設定(SpCell設定)を含む。当該SpCell設定は、reconfigurationWithSyncを含まずに、ターゲットPSCellのセル固有パラメータを設定するための情報要素であるspCellConfigCommonを設定情報として含む。SpCell設定がreconfigurationWithSyncを含まないため、制御部120がT304を始動せず、T304の満了によるPSCell変更の失敗(SCG Failure)を防止できる。一方、SpCell設定がspCellConfigCommonを含むため、制御部120がspCellConfigCommonに基づいてターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対する下りリンク同期を行うことが可能である。
 例えば、制御部120は、SpCell設定がreconfigurationWithSyncを含まずにspCellConfigCommonを含む場合、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対する下りリンク同期を開始する。
 一実施形態では、SpCell設定は、ターゲットPSCellがアクティブ状態であるか否かを示す状態情報をさらに含む。これにより、UE100(制御部120)は、状態情報に基づいて、ターゲットPSCellがアクティブ状態であるか否かを把握できる。
 一実施形態では、SpCell設定は、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)からの同期信号ブロック(SSB)の測定タイミングを示すタイミング情報をさらに含む。これにより、UE100(制御部120)は、タイミング情報に基づいて、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対する下りリンク同期・測定を適切に行うことが可能である。
 一実施形態では、受信部112は、上述のRRC Reconfigurationメッセージの受信後に、SCG201Sをアクティブ化するための別のRRC ReconfigurationメッセージをMN200Mから受信する。当該別のRRC Reconfigurationメッセージは、reconfigurationWithSyncを含む。reconfigurationWithSyncは、ランダムアクセスに用いる専用RACHリソース設定と、T304のタイマ設定値と、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)との通信に用いるC-RNTIとを含んでもよい。制御部120は、当該reconfigurationWithSyncに基づいて、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)へのランダムアクセスを実行する。なお、このようなランダムアクセスは、非競合ベースランダムアクセス(CFRA:Contention Free Random Access)とも称される。これにより、SCG201Sをアクティブ化するときに、UE100がターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)へのランダムアクセスを適切に行うことが可能である。
 (基地局の構成)
 図5を参照して、実施形態に係る基地局200の構成について説明する。基地局200は、通信部210と、ネットワークインターフェイス220と、制御部230とを有する。
 通信部210は、例えば、UE100からの無線信号を受信し、UE100への無線信号を送信する。通信部210は、少なくとも1つの送信部211及び少なくとも1つの受信部212を有する。送信部211及び受信部212は、RF回路を含んで構成されてもよい。RF回路は、アンテナを介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
 ネットワークインターフェイス220は、信号をネットワークと送受信する。ネットワークインターフェイス220は、例えば、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して接続された隣接基地局から信号を受信し、隣接基地局へ信号を送信する。また、ネットワークインターフェイス220は、例えば、NGインターフェイスを介して接続されたコアネットワーク装置300から信号を受信し、コアネットワーク装置300へ信号を送信する。
 制御部230は、基地局200における各種の制御を行う。制御部230は、例えば、通信部210を介したUE100との通信を制御する。また、制御部230は、例えば、ネットワークインターフェイス220を介したノード(例えば、隣接基地局、コアネットワーク装置300)との通信を制御する。上述及び後述の基地局200の動作は、制御部230の制御による動作であってよい。制御部230は、プログラムを実行可能な少なくとも1つのプロセッサ及びプログラムを記憶するメモリを含んでよい。プロセッサは、プログラムを実行して、制御部230の動作を行ってもよい。制御部230は、アンテナ及びRF回路を介して送受信される信号のデジタル処理を行うデジタル信号プロセッサを含んでもよい。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。なお、メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、当該プログラムに関するデータを記憶する。メモリの全部又は一部は、プロセッサ内に含まれていてよい。
 このように構成された基地局200は、MCG201Mを管理するMN200Mとして動作し得る。送信部211は、ソースSN200S1からターゲットSN200S2へのPSCell変更に用いるRRC ReconfigurationメッセージをUE100に送信する。実施形態では、送信部211は、SCG201Sが非アクティブ状態の場合、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)との通信に用いるC-RNTIを含まずに、ターゲットSN200S2との下りリンク同期に用いる設定情報を含むRRC Reconfigurationメッセージを送信する。これにより、割り当てられたC-RNTIが無駄になる期間が生じることを防止し、SCGが非アクティブ状態である場合のPSCell変更を効率化できる。また、SCG201Sが非アクティブ化されていてもUE100がターゲットSN200S2との下りリンク同期を実行できるため、PSCell変更を効率化できる。
 一実施形態では、送信部211は、上述のRRC Reconfigurationメッセージの送信後に、SCG201Sをアクティブ化するための別のRRC ReconfigurationメッセージをUE100に送信する。当該別のRRC Reconfigurationメッセージは、reconfigurationWithSyncを含む。reconfigurationWithSyncは、ランダムアクセスに用いる専用RACHリソース設定と、T304のタイマ設定値と、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)との通信に用いるC-RNTIとを含んでもよい。
 (移動通信システムの動作例)
 図6を参照して、実施形態に係る移動通信システム1の動作例について説明する。なお、図6に示す処理が開始される前に、UE100、MN200M、及びソースSN200S1によるDCが設定されているものとする。
 ステップS10において、UE100の制御部120は、SCG201Sが非アクティブであることを検知する。例えば、MN200Mの制御部230は、SCG201Sが非アクティブ状態であることを示すRRC Reconfigurationメッセージを生成し、当該RRC Reconfigurationメッセージを送信部211からUE100に送信する。UE100の制御部120は、受信部112で当該RRC Reconfigurationメッセージを受信することで、SCG201Sが非アクティブ状態になったことを検知する。
 ステップS11において、UE100の制御部120は、各セルに対する測定結果を含む測定報告(Measurement Report)を生成し、当該Measurement Reportを送信部211からMN200Mに送信する。例えば、UE100は、ソースSN200S1のセルからの受信信号強度が閾値より低くなり、ターゲットSN200S2のセルからの受信信号強度が閾値より高くなるなどの条件を満たすことに応じて、Measurement Reportを送信する。
 ステップS12において、MN200Mの制御部230は、受信部212でMeasurement Reportを受信したことに応じて、SN追加要求(SN Addition Request)メッセージを生成し、当該SN Addition Requestメッセージをネットワークインターフェイス220からターゲットSN200S2に送信する。
 ステップS13において、ターゲットSN200S2の制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Addition Requestメッセージを受信したことに応じて、SN追加要求承諾(SN Addition Request ACK)メッセージを生成し、当該SN Addition Request ACKメッセージをネットワークインターフェイス220からMN200Mに送信する。
 ステップS14において、MN200Mの制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Addition Request ACKを受信したことに応じて、SN解放要求(SN Release Request)メッセージを生成し、当該SN Release Requestメッセージをネットワークインターフェイス220からソースSN200S1に送信する。
 ステップS15において、ソースSN200S1の制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Release Requestメッセージを受信したことに応じて、SN解放要求承諾(SN Release Request ACK)メッセージを生成し、当該SN Release Request ACKメッセージをネットワークインターフェイス220からMN200Mに送信する。
 ステップS16において、MN200Mの制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Release Request ACKメッセージを受信したことに応じて、SCG201Sが非アクティブ状態の場合のPSCell変更に用いるRRC再設定(RRC Reconfiguration)メッセージを生成し、当該RRC Reconfigurationメッセージを送信部211からUE100に送信する。当該RRC Reconfigurationメッセージは、ターゲットSN200S2のPSCell(ターゲットPSCell)を設定するためのSpCell設定を含む。当該SpCell設定は、reconfigurationWithSyncを含まずに、spCellConfigCommonを含む。当該SpCell設定は、ターゲットPSCellが非アクティブ状態であることを示す状態情報をさらに含んでもよい。当該SpCell設定は、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)からのSSBの測定タイミングを示すタイミング情報をさらに含んでもよい。なお、当該RRC Reconfigurationメッセージに含まれる情報要素の少なくとも一部は、ステップS13でターゲットSN200S2から送信されたものであってもよい。
 ステップS17において、UE100の制御部120は、受信部112でRRC Reconfigurationメッセージを受信したことに応じてRRC再設定を行い、RRC再設定完了(RRC Reconfiguration Complete)メッセージを生成し、当該RRC Reconfiguration Completeメッセージを送信部111からMN200Mに送信する。
 当該RRC再設定の後、UE100の制御部120は、ターゲットSN200S2との通信に用いるC-RNTIが割り当てられていない状態において、ステップS16のRRC Reconfigurationメッセージに含まれるspCellConfigCommon(及びタイミング情報)に基づいて、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対する下りリンク同期(及び下りリンク測定)を行う。なお、UE100の制御部120は、ステップS16のRRC ReconfigurationメッセージにreconfigurationWithSyncが含まれていないため、T304を始動せず、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)へのランダムアクセスも行わない。
 ステップS18において、MN200Mの制御部230は、SCG201Sをアクティブ化することを決定すると、SCG201Sをアクティブ化するためのRRC Reconfigurationメッセージを生成し、当該RRC Reconfigurationメッセージを送信部211からUE100に送信する。当該RRC Reconfigurationメッセージは、ターゲットSN200S2のPSCell(ターゲットPSCell)を設定するためのSpCell設定を含む。当該SpCell設定は、reconfigurationWithSyncを含む。reconfigurationWithSyncは、ランダムアクセスに用いる専用RACHリソース設定と、T304のタイマ設定値と、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)との通信に用いるC-RNTIとを含んでもよい。当該SpCell設定は、ターゲットPSCellのアクティブ化を示す状態情報をさらに含んでもよい。
 ステップS19において、UE100の制御部120は、受信部112でRRC Reconfigurationメッセージを受信したことに応じてRRC再設定を行い、RRC再設定完了(RRC Reconfiguration Complete)メッセージを生成し、当該RRC Reconfiguration Completeメッセージを送信部111からMN200Mに送信する。なお、MN200Mの制御部230は、受信部212でRRC Reconfiguration Completeメッセージを受信したことに応じて、SN再設定完了(SN Reconfiguration Complete)メッセージを生成し、当該SN Reconfiguration Completeメッセージをネットワークインターフェイス220からターゲットSN200S2に送信してもよい。
 ステップS20において、UE100の制御部120は、ステップS18のRRC Reconfigurationメッセージの受信に応じて、SCG201Sがアクティブ化されたことを検知する。
 ステップS21において、UE100の制御部120は、ステップS18のRRC Reconfigurationメッセージに含まれるreconfigurationWithSyncに基づいて、ターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)へのランダムアクセスを実行する。このようなランダムアクセス手順を行うことで、UE100がターゲットSN200S2(ターゲットPSCell)に対して接続処理を行い、PSCell変更が完了する。
 (移動通信システムの動作の変更例)
 図7を参照して、実施形態に係る移動通信システム1の動作の変更例について、図6の動作例との相違点を説明する。図6の動作例では、MN200MがPSCell変更プロシージャを開始していたが、図7の動作例では、ソースSN200S1がPSCell変更を開始する。
 ステップS31において、ソースSN200S1の制御部230は、SN変更要求(SN Change Required)メッセージを生成し、当該SN Change Requiredメッセージをネットワークインターフェイス220からMN200Mに送信する。
 ステップS32において、MN200Mの制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Change Requiredメッセージを受信したことに応じて、SN追加要求(SN Addition Request)メッセージを生成し、当該SN Addition Requestメッセージをネットワークインターフェイス220からターゲットSN200S2に送信する。
 ステップS33において、ターゲットSN200S2の制御部230は、ネットワークインターフェイス220でSN Addition Requestメッセージを受信したことに応じて、SN追加要求承諾(SN Addition Request ACK)メッセージを生成し、当該SN Addition Request ACKメッセージをネットワークインターフェイス220からMN200Mに送信する。
 その他の動作については、図6の動作例と同様である。
 (メッセージ構成例)
 図8及び図9を参照して、実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージの構成例について説明する。
 図8に示すように、実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージは、ターゲットSN200S2のSCG201Sを設定するためのセルグループ設定(CellGroupConfig)を含む。セルグループ設定(CellGroupConfig)は、ターゲットSN200S2のPSCell(ターゲットPSCell)を設定するためのスペシャルセル設定(SpCellConfig)E1を含み得る。
 スペシャルセル設定(SpCellConfig)E1は、ランダムアクセスを実行するための情報要素(ReconfigurationWithSync)E2を含み得る。当該情報要素(ReconfigurationWithSync)E2は、ターゲットPSCellのセル固有パラメータを設定するための情報要素(spCellConfigCommon)と、ターゲットPSCellとの通信に用いるC-RNTIに相当するnewUE-Identityと、T304のタイマ設定値(t304)と、ランダムアクセスに用いる専用RACHリソース設定(rach-ConfigDedicated)と、ターゲットPSCellからのSSBの測定タイミングを示すタイミング情報(smtc)と、のうち少なくとも1つを含み得る。
 一実施形態では、スペシャルセル設定(SpCellConfig)E1は、新たなパラメータ群E3として、ターゲットPSCellが非アクティブ状態であるか否かを示す状態情報(Scg-State-r17)と、ターゲットPSCellのセル固有パラメータを設定するための情報要素(spCellConfigCommon-r17)と、ターゲットPSCellからのSSBの測定タイミングを示すタイミング情報(smtc-r17)と、のうち少なくとも1つを含み得る。ここで、「-r17」とは、3GPP技術仕様のリリース17で導入されるものであることを意味する。
 具体的には、状態情報(Scg-State-r17)は、ターゲットPSCellの状態がアクティブ状態(activated)であるか又は非アクティブ状態(deactivated)であるかを示す。
 ターゲットPSCellのセル固有パラメータを設定するための情報要素(spCellConfigCommon-r17)は、ServingCellConfigCommonからなり、UE100がターゲットPSCellにおけるSSBの位置を特定してSSB測定を実行するために必要な情報を含む。当該情報要素(spCellConfigCommon-r17)は、reconfigurationWithSyncがRRC Reconfigurationメッセージに含まれない場合、当該RRC Reconfigurationメッセージにオプションで存在する情報要素である(図9参照)。具体的には、当該情報要素(spCellConfigCommon-r17)は、SCG201Sが非アクティブされている間のPSCell変更の場合に用いられる情報要素である。
 タイミング情報(smtc-r17)は、SSB-MTCからなり、SSBの測定に必要な情報(測定周期、タイミング)を通知するパラメータを含む。
 (ユーザ装置の動作例)
 図10を参照して、実施形態に係るUE100の動作例について説明する。本動作例は、RRCレイヤの3GPP技術仕様「TS38.331」におけるUE100の動作例を示している。ネットワーク10(例えば、MN200M)は、RRC Reconfigurationメッセージ中の情報要素であるCellGroupConfigにより、セルグループ(例えば、SCG201S)の設定パラメータを提供する。UE100の制御部120(具体的には、RRCエンティティ)は、受信したCellGroupConfigに基づいて次のアクションを行う(ステップS100)。
 UE100の制御部120は、reconfigurationWithSyncを有するspCellConfigをCellGroupConfigが含む場合(ステップS101)、ランダムアクセス(Reconfiguration with sync)を行い(ステップS102)、サスペンドされている場合はサスペンドされたベアラ等をレジュームする(ステップS103)。
 一方、UE100の制御部120は、CellGroupConfigがspCellConfigを含み、当該spCellConfigがreconfigurationWithSyncを含まずにspCellConfigCommonを含む場合(ステップS104)、次のアクションを行う。
 spCellConfigCommonにfrequencyInfoDLが含まれる場合(ステップS105)、すなわち、ターゲットSpCell(例えば、ターゲットPSCell)がインター周波数セルである場合、UE100の制御部120は、ターゲットSpCellが、frequencyInfoDLで示されるSSB周波数上のセルであり、且つ、spCellConfigCommon中のphysCellIdで示される物理セル識別子を有すると判定する(ステップS106)。これに対し、spCellConfigCommonにfrequencyInfoDLが含まれない場合(ステップS107)、すなわち、ターゲットSpCell(例えば、ターゲットPSCell)がイントラ周波数セルである場合、UE100の制御部120は、ターゲットSpCellが、ソースSpCellのSSB周波数上のセルであり、且つ、spCellConfigCommon中のphysCellIdで示される物理セル識別子を有すると判定する(ステップS108)。
 そして、UE100の制御部120は、ターゲットSpCellに対する下りリンク同期を開始する(ステップS109)。
 また、UE100の制御部120は、ターゲットSpCellについて特定されたBCCH(broadcast control channel)設定を適用する(ステップS110)。
 また、UE100の制御部120は、ターゲットSpCellのMIB(Master Information Block)を取得する(ステップS111)。
 また、UE100の制御部120は、受信したspCellConfigCommonに応じて下位レイヤを設定する(ステップS112)。
 (その他の実施形態)
 上述の実施形態において、PSCell変更(SN変更)、すなわち、DCが設定・開始された後においてPSCell(SN)を変更する動作について主として説明した。しかしながら、上述の実施形態に係る動作を、PSCell追加(SN追加)、すなわち、DCの設定・開始時においてPSCell(SN)を追加する動作に応用してもよい。
 但し、PSCell追加(SN追加)においてSCG201Sを非アクティブ状態とする場合、その後にSCG201Sをアクティブ化するための動作が必要になり、効率が悪い。そのため、ネットワーク10(例えば、MN200M)は、PSCell追加(SN追加)の際にはSCG201Sを必ずアクティブ状態とすることが好ましい。ネットワーク10(例えば、MN200M)は、PSCell追加(SN追加)のためのRRC Reconfigurationメッセージに、SCG201Sがアクティブ状態であることを示す状態情報を含めてもよい。或いは、PSCell追加(SN追加)の際にはSCG201Sを必ずアクティブ状態とする旨を技術仕様で規定し、PSCell追加(SN追加)の際にSCG201Sがアクティブ状態であるとUE100が自律的に(暗黙的に)判定してもよい。このような前提下において、UE100の受信部112は、PSCell追加のためのRRC ReconfigurationメッセージをMN200Mから受信する。UE100の制御部120は、当該RRC Reconfigurationメッセージに基づいてSN200S(SCG201S)に対する通信制御を行う。SCG201Sは、アクティブ状態及び非アクティブ状態のうち一方の状態に設定される。UE100の制御部120は、PSCell追加の際に、SCG201Sがアクティブ状態であると判定する。ここで、UE100の受信部112は、SCG201Sがアクティブ状態であるか否かを示す状態情報を含むRRC Reconfigurationメッセージを受信してもよい。UE100の制御部120は、当該RRC Reconfigurationメッセージに含まれる状態情報に基づいて、SCG201Sがアクティブ状態であると判定してもよい。
 上述の実施形態では、UE100が2つの基地局と通信する二重接続(DC)について記載したが、UE100は、3つ以上の基地局との多重接続を行ってもよい。また、UE100が基地局に限らない2つ以上の他の装置(例えば、他のユーザ装置)と多重接続を行ってもよい。
 上述の実施形態における動作シーケンス(及び動作フロー)は、必ずしもフロー図又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、動作におけるステップは、フロー図又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、動作におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。また、上述の実施形態における動作シーケンス(及び動作フロー)は、別個独立に実施してもよい。上述の実施形態における動作シーケンス(及び動作フロー)は、2以上の動作シーケンス(及び動作フロー)を組み合わせて実施してもよい。例えば、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローに追加してもよいし、1つの動作フローの一部のステップを他の動作フローの一部のステップと置換してもよい。
 上述の実施形態において、移動通信システム1としてNRに基づく移動通信システムを例に挙げて説明した。しかしながら、移動通信システム1は、この例に限定されない。移動通信システム1は、LTE又は3GPP規格の他の世代システム(例えば、第6世代)のいずれかのTSに準拠したシステムであってよい。基地局200は、LTEにおいてUE100へ向けたE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供するeNBであってよい。移動通信システム1は、3GPP規格以外の規格のTSに準拠したシステムであってよい。基地局200は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ドナー又はIABノードであってよい。
 UE100又は基地局200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROM又はDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。また、UE100又は基地局200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又は基地局200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC(System-on-a-Chip))として構成してもよい。
 上述の実施形態において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよい。又は、「送信する(transmit)」は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。或いは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよい。又は、「受信する(receive)」は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。或いは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよい。「取得する(obtain/acquire)」は、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよい。又は、「取得する(obtain/acquire)」は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。同様に、「~を含む(include)」及び「~を備える(comprise)」は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。同様に、本開示において、「又は(or)」は、排他的論理和を意味せず、論理和を意味する。
 本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
 

Claims (12)

  1.  マスタノード(200M)が管理するマスタセルグループ(201M)及びセカンダリノード(200S)が管理するセカンダリセルグループ(201S)との通信を行うユーザ装置(100)であって、
     第1セカンダリノード(200S1)から第2セカンダリノード(200S2)へのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノード(200M)から受信する受信部(112)と、
     前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記PSCell変更において前記第2セカンダリノード(200S2)に対するランダムアクセスを保留する制御部(120)と、を備え、
     前記受信部(112)は、前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノード(200S2)との通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノード(200S2)との下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを受信する
     ユーザ装置(100)。
  2.  前記制御部(120)は、前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記C-RNTIが割り当てられていない状態において、前記RRC再設定メッセージに含まれる前記設定情報に基づいて前記第2セカンダリノード(200S2)に対する前記下りリンク同期を行う
     請求項1に記載のユーザ装置(100)。
  3.  前記RRC再設定メッセージは、前記第2セカンダリノード(200S2)のPSCellを設定するためのスペシャルセル設定を含み、
     前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記スペシャルセル設定は、前記ランダムアクセスに用いるパラメータを含む情報要素であるreconfigurationWithSyncを含まずに、前記PSCellのセル固有パラメータを設定するための情報要素であるspCellConfigCommonを前記設定情報として含む
     請求項1又は2に記載のユーザ装置(100)。
  4.  前記制御部(120)は、前記スペシャルセル設定が前記reconfigurationWithSyncを含まずに前記spCellConfigCommonを含む場合、前記下りリンク同期を開始する
     請求項3に記載のユーザ装置(100)。
  5.  前記スペシャルセル設定は、前記PSCellがアクティブ状態であるか否かを示す状態情報をさらに含む
     請求項3に記載のユーザ装置(100)。
  6.  前記スペシャルセル設定は、前記第2セカンダリノード(200S2)からの同期信号ブロック(SSB)の測定タイミングを示すタイミング情報をさらに含む
     請求項3に記載のユーザ装置(100)。
  7.  前記受信部(112)は、前記RRC再設定メッセージの受信後に、前記セカンダリセルグループ(201S)をアクティブ状態にするための別のRRC再設定メッセージを前記マスタノード(200M)から受信し、
     前記別のRRC再設定メッセージは、前記reconfigurationWithSyncを含み、
     前記制御部(120)は、前記別のRRC再設定メッセージに含まれる前記reconfigurationWithSyncに基づいて前記ランダムアクセスを実行する
     請求項3に記載のユーザ装置(100)。
  8.  前記非アクティブ状態は、前記非アクティブ状態のセカンダリセルグループ(201S)に属するセルについて、前記ユーザ装置(100)がCSI(Channel Status Information)、RACH(Random Access CHannel)、SRS(Sounding Reference Signal)、及びUL-SCH(UL-Shared CHannel)のうち少なくとも1つを送信しない状態、及び/又は、前記ユーザ装置(100)がPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を監視しない状態である
     請求項1又は2に記載のユーザ装置(100)。
  9.  ユーザ装置(100)のマスタセルグループ(201M)を管理するマスタノード(200M)として動作する基地局(200)であって、
     第1セカンダリノード(200S1)から第2セカンダリノード(200S2)へのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記ユーザ装置(100)に送信する送信部(211)を備え、
     前記送信部(211)は、前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノード(200S2)との通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノード(200S2)との下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを送信する
     基地局(200)。
  10.  マスタノード(200M)が管理するマスタセルグループ(201M)及びセカンダリノード(200S)が管理するセカンダリセルグループ(201S)との通信を行うユーザ装置(100)で実行する通信方法であって、
     第1セカンダリノード(200S1)から第2セカンダリノード(200S2)へのプライマリ・セカンダリセル(PSCell)変更に用いる無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノード(200M)から受信するステップと、
     前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記PSCell変更において前記第2セカンダリノード(200S2)に対するランダムアクセスを保留するステップと、を備え、
     前記受信するステップは、前記セカンダリセルグループ(201S)が非アクティブ状態の場合、前記第2セカンダリノード(200S2)との通信に用いるセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)を含まずに、前記第2セカンダリノード(200S2)との下りリンク同期に用いる設定情報を含む前記RRC再設定メッセージを受信するステップを有する
     通信方法。
  11.  マスタノード(200M)が管理するマスタセルグループ(201M)及びセカンダリノード(200S)が管理するセカンダリセルグループ(201S)との通信を行うユーザ装置(100)であって、
     プライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加のための無線リソース制御(RRC)再設定メッセージを前記マスタノード(200M)から受信する受信部(112)と、
     前記RRC再設定メッセージに基づいて前記セカンダリノード(200S)に対する通信制御を行う制御部(120)と、を備え、
     前記セカンダリセルグループ(201S)は、アクティブ状態及び非アクティブ状態を含む複数の状態のうちのいずれかに設定され、
     前記制御部(120)は、前記PSCell追加の際に、前記セカンダリセルグループ(201S)が前記アクティブ状態であると判定する
     ユーザ装置(100)。
  12.  前記受信部(112)は、前記セカンダリセルグループ(201S)が前記アクティブ状態であるか否かを示す状態情報を含む前記RRC再設定メッセージを受信し、
     前記制御部(120)は、前記RRC再設定メッセージに含まれる前記状態情報に基づいて、前記セカンダリセルグループ(201S)が前記アクティブ状態であると判定する
     請求項11に記載のユーザ装置(100)。
     
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