WO2023042373A1 - 光通信装置及びスリープ制御方法 - Google Patents

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Abstract

給電用の光信号より得られる電力で駆動する受電光通信装置のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、受電光通信装置と無線通信を行う端末装置との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成する制御信号生成部と、生成されたスリープ解除信号を光信号に変換して受電光通信装置に送信する光通信部と、を備える光通信装置。 

Description

光通信装置及びスリープ制御方法
 本発明は、光通信装置及びスリープ制御方法に関する。
 従来、光給電により得られた電力をバッテリーに充電し、充電した電力を利用して動作する光通信装置が知られている。このような光通信装置は、使用可能電力が限られるため、信号の非伝送時にはスリープすることで消費電力を抑制することができる。しかしながら、LoRaWAN(Long Range Wide Area Network)(LoRaは登録商標)のclassAやenocean等の多くのLPWA(Low Power Wide Area)規格では、前置きなく端末装置から信号が到来する(例えば、非特許文献1参照)。そのため、信号到来に合わせて光通信装置のスリープを解除することは困難である。
 そこで、従来のLPWA通信を行う光通信装置は、電源駆動等による常時信号の待ち受けを行っている。しかしながら、光給電駆動等で電力が限られる光通信装置では常時稼働が出来ない。
"IoT事業拡大のためのLoRaWANの事業化"、NTT技術ジャーナル、[online]、[令和3年9月6日検索]、インターネット< https://journal.ntt.co.jp/article/5426>
 商用電源を使用せず、光給電等により得られた電力を光通信装置でバッテリー充電して省電力駆動しつつ、LPWA通信の上り信号を受信する方法として2つの方法が考えられる。1つ目の方法として、光通信装置の充電の残量等を参照して起動可能時のみ起動させる方法が挙げられる。1つ目の方法では、光通信装置の消費電力を削減することは可能であるが、信号到来によらず起動を行うため信号の受信成功率が低くなってしまう場合がある。
 2つ目の方法として、上り信号を送信する端末装置の送信周期等の先見情報を利用する方法が挙げられる。2つ目の方法では、光通信装置が、何らかの方法で先見情報として端末装置の送信周期の情報を取得しておき、送信周期の情報を端末送信周期テーブルとして格納しておく。その後、光通信装置は、端末送信周期テーブルを参照して、スリープ状態と起動状態とを遷移させることで端末装置から送信される信号の到来に合わせて起動する。2つ目の方法では、信号の受信成功率は高くなるが、先見情報を得ることが困難である。
 上記のように、従来では、上り信号を送信する端末装置と通信を行う光通信装置において省電力で、上り信号の受信成功率を向上させることができないという問題があった。
 上記事情に鑑み、本発明は、上り信号を送信する端末装置と通信を行う光通信装置において省電力で、上り信号の受信成功率を向上させることができる技術の提供を目的としている。
 本発明の一態様は、給電用の光信号より得られる電力で駆動する受電光通信装置のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、前記受電光通信装置と無線通信を行う端末装置との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成する制御信号生成部と、生成された前記スリープ解除信号を光信号に変換して前記受電光通信装置に送信する光通信部と、を備える光通信装置である。
 本発明の一態様は、給電用の光信号より得られる電力で駆動する受電光通信装置のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、前記受電光通信装置と無線通信を行う端末装置との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成し、生成された前記スリープ解除信号を光信号に変換して前記受電光通信装置に送信するスリープ制御方法である。
 本発明により、上り信号を送信する端末装置と通信を行う光通信装置において省電力で、上り信号の受信成功率を向上させることが可能となる。
実施形態における光給電システムの構成例を示す図である。 実施形態におけるOLTの具体的な構成を示す図である。 実施形態におけるONUの具体的な構成を示す図である。 実施形態における通信ログの一例を示す図である。 実施形態における光給電システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 実施形態におけるOLTが行うスリープ解除信号の生成処理の流れを示すフローチャートである。 学習済みモデルから得られた推定結果の一例を示す図である。 実施形態における推定結果と閾値との関係性を示す図である。
 以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
 図1は、実施形態における光給電システム100の構成例を示す図である。
 光給電システム100は、OLT10と、ONU20とを備える。OLT10と、ONU20とは、光伝送路40を介して接続される。OLT10と、ONU20とが光伝送路40を介して接続されることにより、OLT10とONU20との間で通信が可能になる。例えば、OLT10と、ONU20とは、給電用回線及び通信用回線それぞれを介して接続される。
 給電用回線及び通信用回線は、物理的に同じファイバ内に設けられてもよいし、独立した別のファイバ内にそれぞれ設けられてもよい。すなわち、通信用の光信号と給電用の光信号で物理的に同じファイバを共用してもよいし、独立した別のファイバを使用してもよい。通信用の光信号と給電用の光信号で同じファイバを共用する場合、通信用の光と給電用の光は異なる周波数帯を使用して波長多重する方法などが考えられる。以下の説明では、通信用の光信号と給電用の光信号で独立した別のファイバを使用する構成を例に説明する。図1では、OLT10と、ONU20とは、single-star型のトポロジー構成をとる。以下、OLT10からONU20に向かう方向を下り方向、ONU20からOLT10に向かう方向を上り方向とする。
 なお、図1では、ONU20を1台示しているが、光給電システム100は複数のONU20を備えてもよい。光給電システム100に複数台のONU20が備えられる場合、OLT10と、複数のONU20との間には、光スプリッタが備えられる。光スプリッタは、OLT10から送信された光信号を分岐して各ONU20に送信する。光スプリッタは、各ONU20から送信された光信号を多重してOLT10に送信する。
 ONU20には、1台以上の無線端末30(図1では、無線端末30-1及び30-2)が接続される。ONU20と各無線端末30とは、LPWAによる通信を行う。無線端末30は、例えばセンサ等のIoT(Internet of Things)端末である。各無線端末30は、事前設定した条件を満たした場合に信号の送信を行う。条件とは、例えば時間や曜日、データ蓄積量、端末に付属したセンサの駆動等である。すなわち、事前の設定によっては、無線端末30-1と、無線端末30-2とは、異なるタイミングで信号をONU20に送信する。
 OLT10は、ONU20が動作するための電力を供給する光通信装置である。OLT10は、ONU20を省電力で動作させるために、ONU20と無線端末30との間の通信が成功すると推定されるタイミングでONU20のスリープを解除させる。例えば、OLT10は、通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号をONU20に送信する。スリープ解除信号は、ONU20が備える一部の機能部のスリープ状態を解除させるための信号である。
 OLT10では、通信が成功すると推定されるタイミングを推定するために、無線端末30からの信号の到来タイミングを機械学習により学習する。ここで、学習とは、機械学習モデルで利用される係数を最適化することである。例えば、学習とは、機械学習モデルで利用される係数を、損失関数が最小となるように調整することである。機械学習モデルで利用される係数は、例えば重みの値やバイアスの値である。OLT10は、学習の初期段階(例えば、学習済みモデルの最初の生成段階)においては、ランダムな時刻にONU20のスリープ状態を解除し、スリープ解除時にONU20で得られた無線端末30との間の通信ログを収集する。
 通信ログとは、スリープ解除時におけるONU20と無線端末30との間の通信に関するログであり、例えばスリープ状態解除時の時刻情報(解除時刻情報)と、通信の成否の情報と、通信成功時の無線端末30のSSID(Service Set Identifier)の情報である。通信の成否の情報としては、ONU20と無線端末30との間の通信が成功したのか、失敗したのかを表す情報である。ONU20と無線端末30との間の通信が成功したとは、ONU20が無線端末30から送信された信号を受信したことを意味する。ONU20と無線端末30との間の通信が失敗したとは、ONU20が無線端末30から送信された信号を受信できなかったことを意味する。
 OLT10では、収集した通信ログを用いて、上記の機械学習によりどのタイミングでONU20のスリープを解除すれば通信成功確率が高くなるのかを学習し、通信が成功すると推定されるタイミングでONU20のスリープ状態を解除させる。なお、通信が成功すると推定されるタイミングは、無線端末30から送信された信号が、ONU20に到来する確率が高いタイミングである。
 ONU20は、OLT10から給電される電力を電源として駆動する。ONU20は、省電力で動作するために、OLT10から指示されるタイミング以外はスリープ状態で動作する。例えば、ONU20は、OLT10送信されたスリープ解除信号に含まれる時刻情報で示される時刻にスリープ状態から動作可能な状態へ移行する。ONU20は、スリープ状態から動作可能な状態になった時点(スリープ状態解除時)における通信ログを記録し、記録した通信ログをOLT10に送信する。
 図2は、実施形態におけるOLT10の具体的な構成を示す図である。OLT10は、光給電部11と、データ送受信部12と、制御部13と、ログ記憶部14と、学習部15と、学習済みモデル記憶部16と、設定値記憶部17と、制御信号生成部18とを備える。
 光給電部11は、内部に給電光を出射する光源を備えており、光源により給電光を生成して光伝送路40に送出する。これにより、光給電部11は、給電光をONU20に送信する。給電光としては、例えば一定電圧で時間的な変化がない光信号が用いられる。
 データ送受信部12は、ONU20との間でデータの送受信を行う。データ送受信部12は、例えば光トランシーバを備え、内部に特定の波長の光を出射する光源を備える。データ送受信部12は、内部に備える光源が出射する光を制御信号生成部18により生成されるスリープ解除信号の電気信号に基づいて変調することにより、送信データの光信号(以下「通信光」という。)に変換し、変換した通信光を光伝送路40に送出する。
 データ送受信部12は、さらに、内部にフォトディテクタ等のO/E(Optical/Electrical)変換器を備える。データ送受信部12は、光伝送路40を介して受信する通信ログの光信号を受信し、受信した通信ログの光信号をO/E変換器により電気信号に変換して制御部13に出力する。
 制御部13は、OLT10が備える各機能部の動作を制御する。例えば、制御部13は、光給電部11から給電光を出力させる。例えば、制御部13は、スリープ解除信号を生成するように制御信号生成部18を制御する。
 ログ記憶部14には、ONU20から送信された通信ログが記憶される。ログ記憶部14は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
 学習部15は、ログ記憶部14に記憶されている通信ログに基づいて、スリープ解除させるために推定したい期間に関する期間情報(以下「推定対象期間」という。)を入力として、入力された期間情報で示される各時刻におけるONU20の受信成功率の推定結果を出力するように学習された学習済みモデルを生成する。具体的には、学習部15は、スリープ状態解除時の時刻情報を学習データとし、無線端末30のSSIDと通信の成否の情報とを教師データとして用いて学習済みモデルを生成する。推定対象期間は、「現時刻から5秒先まで1秒間隔で推定」といった形で事前設定しておく。
 学習部15で使用する学習アルゴリズムは、教師あり学習モデルであり、例えばニューラルネットワークや深層学習である。なお、学習アルゴリズムは、例えば、強化学習や古典的な機械学習法(線形回帰、ロジスティック回帰、サポートベクターマシン、決定木、ランダムフォレスト、単純ベイズ等)等であってもよい。
 学習済みモデル記憶部16は、学習部15により生成された学習済みモデルを記憶する。磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
 設定値記憶部17には、制御信号生成部18においてスリープ解除信号を生成する際に用いる閾値と、ONU20において一度のスリープ解除で消費する電力量の情報(以下「消費電力情報」という。)とが記憶される。設定値記憶部17は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
 制御信号生成部18は、通信ログに基づいて、ONU20と無線端末30との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成する。より具体的には、制御信号生成部18は、学習済みモデル記憶部16に記憶されている学習済みモデルと、設定値記憶部17に記憶されている閾値及び消費電力情報と、ONU20のバッテリー残量の情報と、推定対象期間とに基づいて、スリープ解除信号を生成する。
 図3は、実施形態におけるONU20の具体的な構成を示す図である。ONU20は、受光部22と、蓄電部23と、送受信部24と、スリープ制御部25と、通信制御部26と、ログ記憶部27と、LPWAチップ28と、アンテナ29とを備える。なお、通信制御部26及びLPWAチップ28は、使用されない場合にはスリープ状態となっている。
 受光部22は、光給電部11から送信された光信号を、光伝送路40を介して受信し、受信した光信号を電気信号に変換して蓄電部23に出力する。受光部22は、例えばフォトディテクタ等のO/E変換器である。
 蓄電部23は、内部にバッテリーを備える。蓄電部23は、受光部22から出力される電気信号に基づいて充電処理を行うことによって電気信号の電力をバッテリーに蓄電する。蓄電部23は、スリープ制御部25からの指示に応じて、蓄電している電力を用いて発生させた電源電圧を通信制御部26及びLPWAチップ28に対して供給する。これにより、通信制御部26及びLPWAチップ28は、スリープ状態から動作可能な状態になる。
 送受信部24は、OLT10との間でデータの送受信を行う。送受信部24は、例えば光トランシーバを備え、内部に特定の波長の光を出射する光源を備える。送受信部24は、内部に備える光源が出射する光を通信制御部26から出力される通信ログの電気信号に基づいて変調することにより、通信光に変換し、変換した通信光を光伝送路40に送出する。
 送受信部24は、さらに、内部にフォトディテクタ等のO/E変換器を備える。送受信部24は、光伝送路40を介して受信するスリープ解除信号の光信号を受信し、受信したスリープ解除信号の光信号をO/E変換器により電気信号に変換してスリープ制御部25に出力する。
 スリープ制御部25は、送受信部24により受信されたスリープ解除信号に応じて、スリープ状態の機能部を起動状態に制御する。具体的には、スリープ制御部25は、スリープ解除信号に含まれる時刻になったタイミングで、スリープ状態の機能部を起動状態に制御する。
 通信制御部26は、蓄電部23から供給される電力で動作可能な機能部である。そのため、通信制御部26は、蓄電部23から電力の供給がなされていない場合にはスリープ状態となる。通信制御部26は、蓄電部23から電力の供給がなされた場合にはスリープ状態から起動状態となる。通信制御部26は、送受信部24で受信された信号と、アンテナ29で受信されてLPWAチップ28に入力された信号を処理する。
 例えば、通信制御部26は、アンテナ29で受信されてLPWAチップ28に入力された信号に基づいて、通信ログを取得する。通信制御部26は、取得した通信ログをログ記憶部27に記憶させる。例えば、通信制御部26は、ログ記憶部27に記憶されている通信ログを、送受信部24を介して、OLT10に送信する。
 ログ記憶部27は、通信制御部26により取得された通信ログが記憶される。ログ記憶部27は、磁気記憶装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。
 LPWAチップ28は、蓄電部23から供給される電力で動作可能な機能部である。そのため、LPWAチップ28は、蓄電部23から電力の供給がなされていない場合にはスリープ状態となる。LPWAチップ28は、蓄電部23から電力の供給がなされた場合にはスリープ状態から起動状態となる。LPWAチップ28は、アンテナ29を介してLPWNにより無線端末30との間で通信を行う。
 次に、図4を用いて、学習部15による学習について一例について説明する。前提として、図4に示す通信ログがログ記憶部14に記憶されているものとする。図4は、実施形態における通信ログの一例を示す図である。図4には、通信ログとして、スリープ解除時刻と、受信成否と、SSIDの各値が対応付けて登録されている。スリープ解除時刻は、ONU20がスリープ状態を解除した時刻を表す。受信成否は、ONU20のスリープ状態が解除された状態(動作可能な状態)において受信が成功したか否かを表す。SSIDの値は、無線端末30が接続しているネットワークの識別名を表す。なお、通信が失敗した場合には、ONU20はSSIDの情報が得られない。そこで、通信が失敗した場合には、通信の失敗を意味する予め設定された値(図4では、Y0)が、通信成功時の無線端末30のSSIDの代わりに用いられる。
 図4には、0時0分0秒においては通信が成功したことが表されており、取得したSSIDがY1であることが示されている。一方で、0時0分1秒においては通信が失敗したことが表されており、SSIDが取得できなかったためY0の値が設定されていることが示されている。学習部15は、図4に示す通信ログを用いて、例えばX1の時刻ではY1のSSIDからのデータの受信に成功していたこと、X2の時刻ではデータの受信に失敗していたこと等の学習データと教師データの対応関係を学習する。
 図5は、実施形態における光給電システム100の処理の流れを示すシーケンス図である。なお、図5では、初期段階における学習済みモデルの生成の流れについて説明する。なお、図5の処理開始時点では、OLT10には学習済みモデルが記憶されていないものとする。
 ONU20の通信制御部26は、カウンタm、nに初期値“0”を代入する(ステップS101)。ここで、カウンタm、nは、ログ記憶部27に記憶された通信ログの数を表す。例えば、カウンタmは、通信が成功したことを表す通信ログ(受信成否が“成功”)の数を表し、カウンタnは、通信が失敗したことを表す通信ログ(受信成否が“失敗”)の数を表す。
 制御部13は、制御信号生成部18に対してスリープ解除信号の生成を指示する。初期段階であるため、例えば制御部13はランダムにスリープ解除を行わせるように制御信号生成部18に指示する。制御信号生成部18は、制御部13の指示に従って、スリープ解除信号を生成する(ステップS102)。例えば、制御信号生成部18は、現時点の時刻から先の時刻のうち、ランダムに選択された複数の時刻の情報を含むスリープ解除信号を生成する。制御信号生成部18は、生成したスリープ解除信号をデータ送受信部12に出力する。
 データ送受信部12は、制御信号生成部18から出力されたスリープ解除信号を用いて、光信号に変換して、光伝送路40を介して光信号をONU20に送信する。
 ONU20の送受信部24は、OLT10から送信された光信号を受信する。送受信部24は、受信した光信号を電気信号のスリープ解除信号に変換する。送受信部24は、スリープ解除信号をスリープ制御部25に出力する。スリープ制御部25は、スリープ解除信号に含まれる時刻になると、蓄電部23を制御して通信制御部26及びLPWAチップ28のスリープ状態を解除する(ステップS104)。
 通信制御部26及びLPWAチップ28のスリープ状態が解除されると、ONU20と無線端末30との無線通信が可能になる。通信制御部26は、スリープ解除における無線信号の受信成否に応じた結果をログ記憶部27に保存する(ステップS105)。例えば、スリープ状態が解除された時点で、無線端末30から送信された信号がアンテナ29を介して受信された場合には、通信制御部26は受信された信号から無線端末30のSSIDを取得し、取得したSSIDと、スリープ解除の時刻と、無線信号の受信が成功したことを示す情報とを対応付けてログ記憶部27に追加の通信ログとして保存する。この際、通信制御部26は、カウンタmの値に1を加算する。
 一方で、スリープ状態が解除された時点で、無線端末30から送信された信号がアンテナ29を介して受信されていない場合には、通信制御部26はスリープ解除の時刻と、無線信号の受信が失敗したことを示す情報と、通信が失敗したことを意味する値とを対応付けてログ記憶部27に追加の通信ログとして保存する。この際、通信制御部26は、カウンタnの値に1を加算する。
 その後、通信制御部26は、通信ログの送信条件が満たされたか否かを判定する(ステップS106)。通信ログの送信条件は、カウンタm及びカウンタnの値が所定の数(例えば、m≧Tm、n≧Tn)以上であることである。なお、通信ログの送信条件は、通信が成功したことを表す通信ログと、通信が失敗したことを表す通信ログが一定量以上たまったことを契機に満たされる条件であればどのような条件であってもよい。Tm及びTnは、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
 通信ログの送信条件が満たされていない場合(ステップS106-NO)、スリープ制御部25は現時点の時刻がスリープ解除信号に含まれる時刻であるか否かを判定する(ステップS107)。現時点の時刻がスリープ解除信号に含まれる時刻である場合(ステップS107-YES)、ONU20はステップS105の処理を実行する。
 一方、現時点の時刻がスリープ解除信号に含まれる時刻ではない場合(ステップS107-NO)、スリープ制御部25は、蓄電部23を制御して通信制御部26及びLPWAチップ28をスリープ状態に移行させる(ステップS108)。通信制御部26及びLPWAチップ28がスリープ状態に移行すると、スリープ制御部25はスリープ解除信号に含まれる時刻になるまで待機する。そして、スリープ制御部25は、スリープ解除信号に含まれる時刻になると、蓄電部23を制御して通信制御部26及びLPWAチップ28のスリープ状態を解除する(ステップS104)。その後、ステップS105以降の処理が実行される。
 ステップS106の処理において、通信ログの送信条件が満たされた場合(ステップS106-YES)、通信制御部26はログ記憶部27に記憶されている全ての通信ログを取得する。通信制御部26は、取得した全ての通信ログを送受信部24に出力する。なお、通信制御部26は、取得した通信ログに関しては、ログ記憶部27から削除してもよい。送受信部24は、通信制御部26から出力された複数の通信ログを用いて、光信号に変換して、光伝送路40を介して光信号をOLT10に送信する(ステップS110)。その後、スリープ制御部25は、蓄電部23を制御して通信制御部26及びLPWAチップ28をスリープ状態に移行させる(ステップS111)。
 OLT10のデータ送受信部12は、ONU20から送信された光信号を受信する(ステップS112)。データ送受信部12は、受信した光信号を電気信号の通信ログに変換する。データ送受信部12は、通信ログを制御部13に出力する。制御部13は、データ送受信部12により受信された通信ログをログ記憶部14に保存する(ステップS113)。学習部15は、ログ記憶部14に保存された通信ログを用いて、学習を行うことにより学習済みモデルを生成する(ステップS114)。学習部15は、生成した学習済みモデルを学習済みモデル記憶部16に記憶させる。
 制御信号生成部18は、学習済みモデル記憶部16に記憶されている学習済みモデルに基づいてスリープ解除信号を生成する(ステップS115)。学習済みモデルに基づいてスリープ解除信号を生成する処理については後述する。制御信号生成部18は、生成したスリープ解除信号をデータ送受信部12に出力する。データ送受信部12は、制御信号生成部18から出力されたスリープ解除信号を用いて、光信号に変換して、光伝送路40を介して光信号をONU20に送信する(ステップS116)。その後、OLT10は、ONU20から通信ログを受信する度に学習を行うことによって学習済みモデルを更新する。学習済みモデルを更新するとは、機械学習モデルで利用される係数を、損失関数が最小となるように再度調整することを意味する。
 ONU20のスリープ制御部25は、スリープ解除信号が受信されたか否かを判定する(ステップS117)。スリープ解除信号が受信されていない場合(ステップS117-NO)、ONU20はスリープ解除信号が受信されるまでスリープ状態で待機する。一方、スリープ解除信号が受信された場合(ステップS117-YES)、スリープ制御部25は、スリープ解除信号に含まれる時刻になると、蓄電部23を制御して通信制御部26及びLPWAチップ28のスリープ状態を解除する(ステップS104)。その後、ONU20は、ステップS105以降の処理を実行する。
 図6は、実施形態におけるOLT10が行うスリープ解除信号の生成処理の流れを示すフローチャートである。図6の処理開始時には、学習済みモデル記憶部16に学習済みモデルが記憶されているものとする。
 制御信号生成部18は、推定対象期間の入力を受け付ける(ステップS201)。推定対象期間の情報は、ユーザがOLT10又は外部の装置を操作してOLT10に入力すればよい。例えば、推定対象期間として現時点が“0時0分3秒”であり、「現時刻から5秒先まで1秒間隔で推定」の情報が入力されたとする。
 制御信号生成部18は、学習済みモデル記憶部16に記憶されている学習済みモデルに対して、推定対象期間を入力して推定結果を取得する。上記の推定対象期間が学習済みモデルに入力された場合、“0時0分4秒”、“0時0分5秒”、“0時0分6秒”、“0時0分7秒”及び“0時0分8秒”毎の推定結果が得られることになる。図7は、学習済みモデルから得られた推定結果の一例を示す図である。
 図7には、推定対象期間“0時0分4秒”の推定結果が“成功率70%”、“0時0分5秒”の推定結果が“成功率5%”、“0時0分6秒”の推定結果が“成功率23%”、“0時0分7秒”の推定結果が“成功率90%”及び“0時0分8秒”の推定結果が“成功率5%”であることが示されている。
 次に、制御信号生成部18は、ONU20のバッテリー残量と、設定値記憶部17に記憶されている消費電力情報とに基づいて、ONU20がスリープ解除可能回数Nawakeを算出する(ステップS203)。例えば、消費電力情報で示される消費電力が50mAhであり、バッテリー残量が110mAhの場合にはスリープ解除可能回数Nawakeが2回となる。
 次に、制御信号生成部18は、学習済みモデルにより得られた推定結果を参照し、成功率が設定値記憶部17に記憶されている閾値を超えている推定結果(以下「成功推定結果」という。)の個数Nを計算する。ここで、閾値が60%であり、図7に示す結果が得られている場合には、図8に示すように成功推定結果の個数Nが2となる。図8は、実施形態における推定結果と閾値との関係性を示す図である。
 次に、制御信号生成部18は、スリープ解除可能回数Nawakeと、成功推定結果の個数Nとを比較する(ステップS204)。スリープ解除可能回数Nawakeが成功推定結果の個数N以下である場合(ステップS204-Nawake≦N)、制御信号生成部18は受信成功率が高い順にスリープ解除可能回数Nawake個(例えば、2回)の推定結果に対応付けられている時刻を選択する(ステップS205)。図8に示す結果の場合、制御信号生成部18は、推定結果“70%”と“90%”に対応付けられている推定対象期間“0時0分4秒”と“0時0分7秒”とが選択する。
 制御信号生成部18は、選択した時刻を含むスリープ解除信号を生成する(ステップS206)。制御信号生成部18は、生成したスリープ解除信号をデータ送受信部12に出力する。データ送受信部12は、制御信号生成部18から出力されたスリープ解除信号を用いて、光信号に変換して、光伝送路40を介して光信号をONU20に送信する(ステップS207)。
 ステップS204の処理において、スリープ解除可能回数Nawakeが成功推定結果の個数Nより大きい(ステップS204-Nawake>N)、制御信号生成部18は成功推定結果の数がN個(例えば、2回)の推定結果に対応付けられている時刻を選択する(ステップS208)。なお、成功率が閾値以上である時刻が成功推定結果の数がN個であるが、ONU20ではスリープ解除可能回数と成功推定結果の個数Nとの差分(「Nawake-N」回)だけスリープを解除することができる。そこで、制御信号生成部18は、「Nawake-N」個の時刻をランダムに選択する(ステップS209)。この際、制御信号生成部18は、推定結果が得られていない時刻(例えば、図7の例では“0時0分8秒”より後の時刻)を選択してもよいし、推定結果が得られている時刻からランダムに選択してもよい。
 制御信号生成部18は、ステップS208及びS209の処理で選択した時刻を含むスリープ解除信号を生成する(ステップS210)。制御信号生成部18は、生成したスリープ解除信号をデータ送受信部12に出力する。データ送受信部12は、制御信号生成部18から出力されたスリープ解除信号を用いて、光信号に変換して、光伝送路40を介して光信号をONU20に送信する(ステップS211)。
 なお、図6の処理においてONU20のスリープ解除がなされた場合、OLT10は、通信ログの送信条件が満たされればONU20から通信ログを取得することができる。この場合、OLT10のログ記憶部14には、新たに通信ログが保存される。そこで、学習部15は、新たに得られた通信ログを用いて学習済みモデルを再度学習するように構成されてもよい。このように構成されることで、学習済みモデルの出力(推定結果)の精度を高めることが可能になる。
 ステップS208及びS209の処理について一例として、スリープ解除可能回数Nawakeが5、図8に示すように成功推定結果の個数Nが2である場合を例に説明する。この場合、成功推定結果の個数Nとして選ばれた時刻である“0時0分4秒”と“0時0分7秒”を含むスリープ解除信号をONU20に通知したとしても、スリープ解除可能回数Nawake=5であるため、ONU20は更に3回のスリープ解除が可能である。そこで、ONU20では、ランダムに適当な時刻を追加で3個選択して、このランダムに選択した3個の時刻と、成功推定結果の個数Nとして選ばれた2個の時刻を含めたスリープ解除信号をONU20に通知する。その結果、ONU20は、推定した成功率の高い2個の時刻(“0時0分4秒”と“0時0分7秒”)と、適当に選ばれた3個の時刻にてスリープ解除を行うことになる。
 上記のように、ランダムに選択された時刻を混ぜ込む理由としては、未知の時刻における学習データを収集して、学習済みモデルをより賢くするためである。閾値を設けずに成功率の推定値が高い順に上位の成功推定結果の個数N個の時刻でスリープ解除をしてしまうと、学習部15による学習が上手くいっていない場合に、学習済みモデルでは偏った不正確な推定結果を出力することになる。そのような学習済みモデルを元に得られた推定結果に基づいて、OLT10がスリープ解除指示をONU20に送信すると受信が失敗する可能性が高くなってしまう。
 これに対して、ランダムな時刻におけるスリープ解除を混ぜ込むことで、スリープ解除の試行データの多様性が上がり、「受信成功」の教師データが生まれる確率が上がることで学習が進みやすくなることが期待される。
 以上のように構成された光給電システム100によれば、ONU20のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、ONU20と無線端末30との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成する制御信号生成部18と、生成されたスリープ解除信号を光信号に変換してONU20に送信するデータ送受信部12とを備える。これにより、ONU20では、無線端末30との間の通信が成功すると推定される時刻にスリープ解除することができる。さらに、無線端末30との通信がなされない場合には、スリープ状態にさせることができる。そのため、上り信号を送信する端末装置と通信を行う光通信装置において省電力で、上り信号の受信成功率を向上させることが可能になる。
 さらに、制御信号生成部18は、推定対象期間を入力として、入力された推定対象期間で示される各時刻における無線端末30の受信成功率の推定結果を出力するように学習された学習済みモデルを用いて1個以上の推定結果を取得し、取得した1個以上の推定結果に基づいて1個以上の時刻情報を取得する。このように、事前に学習された学習済みモデルを用いることで、容易に受信成功率の推定結果を得ることができる。そして、得られた受信成功率の推定結果に基づいて、ONU20のスリープを解除させるための時刻を選択することができる。そのため、受信成功率が高いタイミングで、ONU20のスリープを解除させることができる。そのため、上り信号を送信する端末装置と通信を行う光通信装置において省電力で、上り信号の受信成功率を向上させることが可能になる。
 以下、変形例について説明する。
 上述した実施形態では、OLT10が学習部15を備えて学習済みモデルを生成する構成を示した。学習部15は、他の装置に実装され、OLT10は他の装置で生成された学習済みモデルを用いて、上述した処理を実行するように構成されてもよい。このように構成される場合、OLT10は、通信ログを他の装置に送信し、他の装置から学習済みモデルのデータを受信する。
 図6において、スリープ解除可能回数Nawakeが成功推定結果の個数N以下である場合においても、スリープ解除時刻の多様性を上げて学習の進みを早める目的で、ランダムな時刻におけるスリープ解除をスリープ解除信号に混ぜ込んでも良い。一例として、スリープ解除可能回数Nawakeが3回で、成功推定結果の個数Nが3個あった場合、制御信号生成部18は3個の推定結果に対応付けられている時刻全てを選択するのではなく1個減らした2個の推定結果に対応付けられている時刻(例えば、成功率が高い順)を選択して、代わりにランダムな時刻を1個選択して、これらを合わせた計3個の時刻を含めてスリープ解除信号を生成してもよい。
 上述した実施形態におけるOLT10、ONU20が備える一部の機能部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
 以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
 本発明は、光給電を行う光通信システムに適用できる。
10…OLT, 20…ONU(受電光通信装置), 30、30-1、30-2…無線端末, 11…光給電部, 12…データ送受信部, 13…制御部, 14…ログ記憶部, 15…学習部, 16…学習済みモデル記憶部, 17…設定値記憶部, 18…制御信号生成部, 22…受光部, 23…蓄電部, 24…送受信部, 25…スリープ制御部, 26…通信制御部, 27…ログ記憶部, 28…LPWAチップ, 29…アンテナ

Claims (8)

  1.  給電用の光信号より得られる電力で駆動する受電光通信装置のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、前記受電光通信装置と無線通信を行う端末装置との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成する制御信号生成部と、
     生成された前記スリープ解除信号を光信号に変換して前記受電光通信装置に送信する光通信部と、
     を備える光通信装置。
  2.  前記制御信号生成部は、スリープ解除させるために推定したい期間に関する期間情報を入力として、入力された前記期間情報で示される各時刻における前記受電光通信装置の受信成功率の推定結果を出力するように学習された学習済みモデルを用いて1個以上の推定結果を取得し、取得した前記1個以上の推定結果に基づいて前記1個以上の時刻情報を取得する、
     請求項1に記載の光通信装置。
  3.  前記制御信号生成部は、取得した前記1個以上の推定結果の中から、前記受信成功率が閾値以上となる成功推定結果を特定し、特定した成功推定結果に対応付けられた時刻の情報を少なくとも1つ含めて前記スリープ解除信号を生成する、
     請求項2に記載の光通信装置。
  4.  前記制御信号生成部は、前記受電光通信装置の残りの電力を表す電力情報と、スリープ解除で消費される電力の情報とに基づいて、前記受電光通信装置においてスリープ解除可能な回数を表す解除可能回数を算出し、算出した前記解除可能回数と、前記成功推定結果とを比較し、比較結果に応じて前記スリープ解除信号に含める前記1個以上の時刻情報を決定する、
     請求項3に記載の光通信装置。
  5.  前記制御信号生成部は、
     前記解除可能回数が、前記成功推定結果の数以下である場合、
     前記受信成功率が高い順に前記解除可能回数の数分の前記成功推定結果を選択し、選択した前記成功推定結果に対応付けられた時刻の情報を含めて前記スリープ解除信号を生成、
     又は、
     前記受信成功率が高い順に前記解除可能回数の数未満の前記成功推定結果を選択し、選択した前記成功推定結果に対応付けられた時刻の情報と、ランダムに選ばれた時刻の情報とを含めて前記スリープ解除信号を生成する、
     請求項4に記載の光通信装置。
  6.  前記制御信号生成部は、
     前記解除可能回数が、前記成功推定結果の数より大きい場合、
     前記解除可能回数と前記成功推定結果の数との差の分だけ新たな時刻の情報をランダムに決定し、決定した前記新たな時刻の情報と、前記成功推定結果に対応付けられた時刻の情報とを含めて前記スリープ解除信号を生成する、
     請求項4に記載の光通信装置。
  7.  前記通信ログには、前記受電光通信装置においてスリープ状態を解除した解除時刻情報と、前記端末装置が接続しているネットワーク名とが含まれ、
     前記解除時刻情報を学習データとし、前記ネットワーク名と前記通信の成否の情報とを教師データとして用いて、前記学習済みモデルを生成する学習部をさらに備える、
     請求項1から6のいずれか一項に記載の光通信装置。
  8.  給電用の光信号より得られる電力で駆動する受電光通信装置のスリープ状態解除時における通信の成否の情報を含む通信ログに基づいて、前記受電光通信装置と無線通信を行う端末装置との間の通信が成功すると推定される1個以上の時刻情報を含むスリープ解除信号を生成し、
     生成された前記スリープ解除信号を光信号に変換して前記受電光通信装置に送信するスリープ制御方法。
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