WO2022224339A1 - 香味吸引器 - Google Patents
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Abstract
加熱部を支持しながら加熱部で生じる熱のロスを低減する。 香味吸引器は、喫煙可能物質を加熱するための加熱部と、加熱部が軸方向に移動しないように加熱部を支持する加熱部支持体と、を有する。加熱部は、軸方向に延在する加熱部本体と、軸方向と交差する方向に延在するフランジ部と、を備える。加熱部支持体は、フランジ部と接触してフランジ部を軸方向に支持する支持突起を有する。加熱部支持体は、加熱部本体から離間する。
Description
本発明は、香味吸引器に関する。
従来、材料の燃焼をすることなく香味等を吸引するための香味吸引器が知られている。このような香味吸引器として、例えば、喫煙物品を収容するチャンバをハウジング内に備えた電気加熱式エアロゾル発生システムが知られている(特許文献1)。
特許文献1に開示されるような電気加熱式エアロゾル発生システムでは、エアロゾル形成基材にブレード状の加熱器が挿入されて、エアロゾル形成基材が加熱器によって加熱される。エアロゾル形成基材を加熱器に対して抜き差しするとき、加熱器には軸方向(エアロゾル形成基材の挿入方向)に応力が加わる。このため、エアロゾル形成基材の挿抜に十分に耐えられるように加熱器が固定される必要がある。他方、加熱器を所定の固定部材でしっかりと固定すると、加熱器で生じた熱が固定部材に伝導して、ロスが大きくなる恐れがある。なお、加熱器が内部加熱式である場合に限らず、外部加熱式であっても、加熱器を十分に固定する必要がある。
本発明の目的の一つは、加熱部を支持しながら加熱部で生じる熱のロスを低減することである。
第1態様によれば、消費材に含まれる喫煙可能物質を加熱可能な香味吸引器が提供される。この香味吸引器は、前記喫煙可能物質を加熱するための加熱部と、前記加熱部が軸方向に移動しないように前記加熱部を支持する加熱部支持体と、を有する。前記加熱部は、前記軸方向に延在する加熱部本体と、前記軸方向と交差する方向に延在するフランジ部と、を備える。前記加熱部支持体及び前記フランジ部の一方は、前記加熱部支持体及び前記フランジ部の他方を前記軸方向に支持する支持突起を有する。前記加熱部支持体は、前記加熱部本体から離間する。
第1態様によれば、フランジ部と加熱部支持体とが面接触する場合に比べて、フランジ部と加熱部支持体との接触面積が低減され得る。したがって、第1態様によれば、加熱部支持体によって加熱部を支持しながら、加熱部から加熱部支持体へ伝達される熱量を抑制することができるから、加熱部で生じる熱のロスを低減することができる。また、加熱部支持体が加熱部本体から離間するので、加熱部本体から加熱部支持体に直接的に熱伝達することを防止でき、加熱部で生じる熱のロスをより低減することができる。
第2態様は、第1態様において、前記加熱部支持体は、前記加熱部本体と接触しない、ことを要旨とする。
第2態様によれば、加熱部支持体が加熱部本体と接触しないので、加熱部本体から加熱部支持体に直接的に熱伝達することを防止でき、加熱部で生じる熱のロスをより低減することができる。
第3態様は、第1態様又は第2態様において、前記消費材を収容するように構成される収容部を有し、前記フランジ部は、第1面と、前記第1面と前記軸方向において対向する第2面と、を有し、前記第1面は、前記第2面よりも前記収容部の近くに位置し、前記支持突起は、前記フランジ部の前記第2面側に位置する、ことを要旨とする。
第3態様によれば、支持突起がフランジ部の第2面側に位置するので、例えばフランジ部の第1面と加熱部支持体とを面接触させることができる。その結果、フランジ部の第1面と加熱部支持体との隙間を小さくすることができるので、フランジ部の第1面と加熱部支持体との隙間から収容部内で生じたエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
第4態様は、第3態様において、前記加熱部支持体は、前記第1面と面接触して前記フランジ部を前記軸方向に支持するように構成される、ことを要旨とする。
第4態様によれば、フランジ部の第1面側に支持突起が位置する場合に比べて、フランジ部の第1面と加熱部支持体との隙間を小さくすることができるので、フランジ部の第1面と加熱部支持体との隙間から収容部内で生じたエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
第5態様は、第1態様から第4態様において、前記加熱部支持体及び前記フランジ部の一方は、少なくとも3つの前記支持突起を有する、ことを要旨とする。
第5態様によれば、少なくとも3つの支持突起を有するので、加熱部支持体がフランジ部を安定して軸方向に支持することができる。
第6態様は、第1態様から第5態様のいずれかにおいて、前記支持突起は、先鋭形状を有する、ことを要旨とする。
第6態様によれば、支持突起とフランジ部又は加熱部支持体との接触面積をより低減することができるので、フランジ部から加熱部支持体への熱伝達を抑制することができ、加熱部で生じる熱のロスをより低減することができる
第7態様は、第1態様から第6態様のいずれかにおいて、前記加熱部支持体は、前記フランジ部を前記軸方向において挟み込む第1支持部材と第2支持部材と、を含む、ことを要旨とする。
第7態様によれば、フランジ部を軸方向において挟み込むことができるので、フランジ部を径方向に挟み込んで、加熱部が軸方向に移動しないように支持する場合に比べて、より確実に又は安定して支持することができる。
第8態様は、第7態様において、前記第1支持部材は、前記第2支持部材を取り囲む第1側壁を有し、前記第2支持部材は、前記第1支持部材に収容される、ことを要旨とする。
第8態様によれば、第1支持部材に第2支持部材が収容されるので、第2支持部材の軸方向と直交する方向(径方向)の移動を第1支持部材の第1側壁が制限することができる。その結果、第1支持部材に対する第2支持部材の径方向の位置を所定範囲に固定することができるので、第1支持部材と第2支持部材とによってより確実にフランジ部を支持することができる。
第9態様は、第8態様において、前記第1側壁は、前記第2支持部材が前記第1支持部材に対して周方向に回転しないように前記第2支持部材の外面と係合する係合部を有する、ことを要旨とする。
第9態様によれば、第1支持部材と第2支持部材を周方向の位置を固定することができるので、より安定してフランジ部64を支持することができる。
第10態様は、第8態様又は第9態様において、前記第2支持部材は、前記第1側壁の内側に位置する第2側壁と、前記第2側壁の内側に設けられる支持部と、を有し、前記支持突起は、前記支持部に設けられ、前記第2側壁は、前記支持部と共に前記フランジ部を取り囲む支持側壁を含む、ことを要旨とする。
第10態様によれば、フランジ部が支持部と支持側壁によって取り囲まれるので、支持突起が設けられた支持部によりフランジ部を軸方向に支持しながら、支持側壁によってフランジ部を径方向に支持することができる。このため、第1支持部材と第2支持部材がより確実にフランジ部を支持することができる。
第11態様は、第10態様において、前記フランジ部の前記軸方向の長さは、前記支持突起の頂部から前記支持側壁の端部までの前記軸方向の長さより大きい、ことを要旨とする。
第11態様によれば、第1支持部材のフランジ部との接触面が平面である場合、フランジ部が第1支持部材と接触することで、支持側壁が接触面に接触することを防止することができる。その結果、第1支持部材とフランジ部との間に隙間が生じることを回避できるので、第1支持部材と第2支持部材とがフランジ部と確実に接触して支持することができ、且つ第1支持部材とフランジ部との間の隙間からエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
第12態様は、第10態様又は第11態様において、前記支持側壁及び前記フランジ部の一方は、前記支持側壁及び前記フランジ部の他方と径方向において接触する径方向凸部を有する、ことを要旨とする。
第12態様によれば、支持側壁が径方向凸部でフランジ部と接触するので、フランジ部と支持側壁とが面接触する場合に比べて、フランジ部と加熱部支持体との接触面積が低減され得る。その結果、フランジ部から加熱部支持体への熱伝達を抑制することができ、加熱部で生じる熱のロスをより低減することができる。
第13態様は、第12態様において、前記径方向凸部は、前記支持突起と、周方向の位置が異なるように配置される、ことを要旨とする。
第13態様によれば、支持突起と径方向凸部とが所定の半径上において重ならないので、支持突起と径方向凸部とが干渉することを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下で説明する図面において、同一の又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る喫煙システムの概略側断面である。本実施形態に係る喫煙システムは、消費材10と、香味吸引器100とを有する。香味吸引器100は、携帯デバイス又はハンドヘルド型デバイスであることが好ましい。図1に示すように、消費材10は、香味吸引器100によって加熱される喫煙可能物質16と、センターホールフィルタ15と、紙管部14と、フィルタ部12とを有する。消費材10のセンターホールフィルタ15は、喫煙可能物質16と紙管部14との間に位置する。紙管部14は、センターホールフィルタ15を通過したエアロゾルを冷却する冷却部として機能し得る。紙管部14の内部には、エアロゾルとの接触面積を増加させてエアロゾルの冷却を促進するためのシート等の材料が充填されてもよい。
香味吸引器100は、固体又は液体の喫煙可能物質16を加熱して喫煙可能物質16を霧化させるように構成される。喫煙可能物質16は、例えば長手方向に沿って延びる柱状形状の消費材10の一部を構成する。消費材10は、例えば喫煙可能物質16がたばこを含むたばこスティックであり得る。消費材10に含まれる喫煙可能物質16は、所定温度で加熱されてエアロゾルを発生するエアロゾル源を含有し得る。エアロゾル源の種類は、特に限定されず、用途に応じて種々の天然物からの抽出物質及び/又はそれらの構成成分を選択することができる。エアロゾル源として、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、1,3-ブタンジオール、及びこれらの混合物を挙げることができる。喫煙可能物質16としては、ラミナ、中骨等のたばこ、又はその他の公知の植物を使用し得る。また、たばこ等の喫煙可能物質16の形状は、刻み状、シート状、紐状、粉状、粒状、ペレット状、スラリー状、又は多孔質状などであってもよい。
香味吸引器100は、バッテリ23と、PCB24(Printed Circuit Board)と、を有する。バッテリ23は、香味吸引器100で用いる電力を蓄積する。例えば、バッテリ23は、リチウムイオン電池である。バッテリ23は、外部電源によって充電可能であってもよい。本実施形態では、バッテリ23及びPCB24は、後述するストッパ90、第2支持体54、及びスリーブ部材70によって囲まれる空間内に収容され得る。
PCB24は、CPU及びメモリなどによって構成されており、香味吸引器100の動作を制御する。例えば、PCB24は、図示しない押しボタンやスライド式スイッチ等の入力装置に対するユーザ操作に応じて喫煙可能物質16の加熱を開始し、一定時間が経過したら喫煙可能物質16の加熱を終了する。PCB24は、ユーザによるパフ動作の回数が一定値を超過した場合に、喫煙可能物質16の加熱開始から一定時間が経過する前であっても喫煙可能物質16の加熱を終了してもよい。例えば、パフ動作は、図示しないセンサによって検出される。
或いは、PCB24は、パフ動作の開始に応じて喫煙可能物質16の加熱を開始し、パフ動作の終了に応じて喫煙可能物質16の加熱を終了してもよい。PCB24は、パフ動作の開始から一定時間が経過した場合に、パフ動作の終了前であっても喫煙可能物質16の加熱を終了してもよい。
図示の例では、香味吸引器100は、消費材10が挿入される挿入端部101を有し、スティック状の消費材10を受け入れるように構成される。挿入端部101は、後述するストッパ90の反対側の端部ともいえる。また、図示のように、バッテリ23及びPCB24は、消費材10を香味吸引器100に挿入する方向に配列され得る。本明細書において、消費材10の挿入方向又は香味吸引器100の長手方向を軸方向ということがある。また、本明細書における周方向とは、軸方向における軸を中心とした周方向を意味し、径方向とは軸方向と直交する方向をいう。
香味吸引器100は、筒状部30と、収容部42と、支持体50と、加熱部60と、スリーブ部材70と、キャップ部80と、を有する。加熱部60は、喫煙可能物質16を加熱するように構成される。具体的には例えば、加熱部60は、喫煙可能物質16に挿入可能な形状を有し、喫煙可能物質16を内部から加熱するように構成される。より具体的には、加熱部60は、喫煙可能物質16に挿入されるピン62と、ピン62を支持体50に固定するためのフランジ部64とを有する。ピン62は、軸方向に延在する。フランジ部64は、軸方向と交差する方向、具体的には軸方向と直交する方向に延在する。ピン62は、例えば、その表面又は内部に抵抗加熱可能なヒーティングトラック等を有し得る。ピン62は、消費材10の挿入方向と直交する断面において円形の断面形状を有することが好ましい。これに限らず、加熱部60は、ブレード状のヒータを有してもよい。ピン62において、消費材10が収容部42内の所望の位置に位置付けられた状態において喫煙可能物質16と接触する部分が、加熱部本体として機能する。言い換えれば、ピン62は、フランジ部64を貫通するように軸方向に延在するが、本実施形態では、ピン62のフランジ部64から収容部42側に延びている部分が、加熱部本体に相当する。なお、加熱部60は、いわゆる外部加熱式の加熱要素を含んでもよい。
ピン62には、バッテリ23からの電力が供給される。具体的には、ピン62にはリード線66が設けられ、リード線66を介してPCB24及び/又はバッテリ23に電気的に接続され得る。ピン62は、インダクションコイルによって誘導加熱されるサセプタを有してもよい。その場合、サセプタが喫煙可能物質16の内部に挿入され、図示しないインダクションコイルによって誘導加熱されることで、喫煙可能物質16が加熱される。ピン62がサセプタを有する場合、筒状部30、収容部42、及びキャップ部80の少なくとも一つは、透磁性及び非導電性(電気絶縁性)を有することが好ましい。これにより、インダクションコイルにより筒状部30、収容部42、及びキャップ部80の少なくとも一つが発熱しにくく、効率よくサセプタを発熱させることができる。透磁性及び非導電性(電気絶縁性)を有する材料としては、例えば、ガラス、植物、木材、紙、PEEK等の樹脂等が挙げられる。インダクションコイルは、例えば平板コイルやシリンドリカルコイルであり得る。インダクションコイルは、消費材10が収容部42内の所望の位置に位置決めされた状態において、収容部42の後述する底壁44を介して消費材10の反対側に、又は収容部42の後述する側壁43を囲むように設けられ得る。
収容部42は、全体的に筒状であり、消費材10を収容するように構成され得る。具体的には収容部42は、筒状の側壁43と、底壁44とを有する。側壁43は、収容部42内の所望の位置に位置決めされた消費材10の喫煙可能物質16を取り囲む。図1に示すように、加熱部60のピン62は、底壁44の開口44aを貫通し、ピン62の一部が収容部42の内部に位置する。
図1に示すように、収容部42に収容された消費材10の喫煙可能物質16と収容部42の側壁43との間の全周に亘り、空隙S2が設けられることが好ましい。これにより、消費材10の側面が収容部42と接触する場合に比べて、ピン62及び加熱された喫煙可能物質16の熱が収容部42及び筒状部30に伝達されることが抑制され得る。その結果、筒状部30表面の温度上昇を低減でき、且つ収容部42により喫煙可能物質16から熱が奪われることを低減することができる。
収容部42は、筒状部30の後述する支持部37に支持される凸部46を有する。具体的には、収容部42は、側壁43の外周面に凸部46を有する。収容部42は、周方向に互いに離間して設けられる複数の凸部46を有することが好ましい。具体的には、本実施形態の収容部42は、周方向に互いに離間して設けられる4つの凸部46を有する。
筒状部30は、少なくとも収容部42の外周を囲む。具体的には、筒状部30は、加熱部60、収容部42、及びスリーブ部材70の外周を囲む。筒状部30は、収容部42及びスリーブ部材70の外周を囲む周壁31を有する。図1に示すように、筒状部30は、加熱部60に空気を供給するための空気インレット32と、収容部42及びキャップ部80が挿入される開口が形成された端部38とを有する。図示の例では、空気インレット32は、周壁31に形成される。空気インレット32は、周壁31に周方向に沿って複数設けられ得る。筒状部30の空気インレット32から流入した空気は、スリーブ部材70の後述する通気口74及び収容部42に形成された開口44aを通じて収容部42の内部に流入する。即ち、香味吸引器100は、空気インレット32から収容部42の底壁44の開口44aに通じる空気流路を有する。これにより、収容部42の底壁44の開口44aを通じて、喫煙可能物質16の端部に空気が供給され得る。
端部38は、周壁31の一端部を構成する。香味吸引器100の組立時に端部38から収容部42及びキャップ部80が挿入される。図1に示すように、筒状部30は、さらに、端部38とは反対側の端部において、後述する支持体50の複数の凸部52aと係合する複数の係合凹部33を有する。複数の係合凹部33は、複数の凸部52aと対応するように周方向に互いに離間して設けられる。これにより、複数の凸部52aが係合凹部33に対して係合し、筒状部30が軸方向及び周方向に回転しないように支持体50によって支持される。
また、筒状部30は、端部38側の内周面に、キャップ部80の第1ねじ82と螺合する図示しない第2ねじを有し得る。また、筒状部30は、収容部42の少なくとも一部を支持する支持部37を備える。支持部37は、例えば、筒状部30の周壁31の内面に形成されるリング状の板状体である。図1に示すように、キャップ部80は、収容部42の少なくとも一部、具体的には凸部46を支持部37と挟むように構成される。キャップ部80は、香味吸引器100に対して着脱可能である。具体的には、キャップ部80は、筒状部30に着脱可能に取り付けられ得る。図1に示すように、キャップ部80は、全体として筒状体をなしており、その外周面に、筒状部30の図示しない第2ねじと螺合する第1ねじ82を有する。また、キャップ部80は、消費材10を挿入するための開口81と、開口81に挿入された消費材10の側面と接触して喫煙可能物質16を加熱部60に向けてガイドするガイド部83と、を有する。これにより、消費材10を加熱部60に向けてスムーズに挿入することができる。
スリーブ部材70は、全体として略筒状の部材であり、収容部42と筒状部30との間に設けられる。スリーブ部材70の材料は任意であるが、例えば、熱伝導性の良好な金属(ステンレス鋼、アルミニウム等)であることが好ましい。スリーブ部材70が収容部42と筒状部30との間に位置することにより、収容部42内で喫煙可能物質16が加熱されたときの熱が、スリーブ部材70によって挿入方向に拡散され得る。これにより、筒状部30が局所的に高温になることが抑制され得る。図1に示すように、スリーブ部材70は、消費材10の挿入方向において収容部42よりもストッパ90側、即ち香味吸引器100の挿入端部101と反対側に延在する延長部分73(図4参照)を有することが好ましい。これにより、ピン62の熱が収容部42を通じてスリーブ部材70に到達したときに、スリーブ部材70が熱を収容部42よりも挿入端部101と反対側に伝達することができる。その結果、収容部42の周囲に対応する筒状部30が局所的に高温になることが一層抑制され得る。
図1に示すように、スリーブ部材70は、空気インレット32からの空気が通過するための通気口74を有する。これにより、筒状部30の空気インレット32から流入した空気は、通気口74及び収容部42に形成された開口44aを通じて収容部42の内部に流入する。また、スリーブ部材70は、後述するボス55が挿入されるための孔72を有する。本実施形態では、互いに対向するように2つの孔72がスリーブ部材70に形成される。孔72の開口形状は、例えば長穴形状であり得る。
図1に示すように、支持体50は、筒状部30を支持する第1支持体52と、加熱部60を第1支持体52内で支持する第2支持体54(加熱部支持体の一例に相当する)とを有する。第1支持体52は、略円筒状であり、一端の外周面に筒状部30と係合するための複数の凸部52aを有する。複数の凸部52aは、支持体50の軸方向(消費材10の挿入方向)において同一の位置に位置し、周方向において互いに離間するように形成され得る。筒状部30は、支持体50に対して着脱可能に取り付けられることが好ましい。第1支持体52の凸部52aとは逆側の端部には、スリーブ部材70が軸方向に移動しないようにスリーブ部材70を支持するためのストッパ90が取り付けられる。
第2支持体54は、第1支持体52より小さい外径を有し、第1支持体52の内側に位置する。第2支持体54は、加熱部60が軸方向に移動しないように加熱部60を支持する。具体的には、第2支持体54は、加熱部60のフランジ部64と接触して、フランジ部64を軸方向に支持する。第2支持体54は、第1支持体52に対して周方向及び軸方向に移動しないように固定される。また、支持体50は、スリーブ部材70を支持するように構成される。具体的には、支持体50は、支持体50に対してスリーブ部材70が周方向に回転せず且つ軸方向に移動しないように、スリーブ部材70を支持する。
第2支持体54は、具体的には、第1支持部材110と、第2支持部材120とを含む。図1に示すように、第2支持部材120は、第1支持部材110の内側に位置する。第1支持部材110と第2支持部材120は、軸方向において少なくとも一部が互いに重なる位置に配置され得る。第1支持部材110と第2支持部材120は、加熱部60のフランジ部64を軸方向に挟み込んで支持する。本実施形態では、第1支持部材110と第2支持部材120とによってフランジ部64を軸方向において挟み込むことができるので、フランジ部64を径方向に挟み込んで加熱部60が軸方向に移動しないように支持する場合に比べて、より確実に又は安定して支持することができる。
図2Aは、第1支持部材110の上側斜視図である。図2Bは、第1支持部材110の下側斜視図である。図2A及び図2Bに示すように第1支持部材110は、側壁111(第1側壁の一例に相当する)と、側壁111の一端に形成される端壁113と、を有する。側壁111と端壁113によって加熱部60の一部及び第2支持部材120を収容するための収容空間114が形成され得る。側壁111には、収容空間114と第1支持部材110の外部の空間とを連通するように側壁111を貫通する孔112が形成され得る。本実施形態では、互いに対向するように2つの孔112が側壁111に形成される。孔112には、後述するボス55が差し込まれる。孔112の開口形状は、図2Aに示すように、例えば長穴形状であり得る。端壁113は、収容空間114に加熱部60が収容されたときにピン62が貫通する孔113aを有する。
図3Aは、第2支持部材120の上側斜視図である。図3Bは、第2支持部材120の下側斜視図である。上述したように、消費材10を加熱部60に対して抜き差しするとき、加熱部60には軸方向(消費材10の挿入方向)に応力が加わる。このため、消費材10の挿抜に十分に耐えられるように加熱部60が固定される必要がある。他方、加熱部60を所定の固定部材で固定すると、加熱部60で生じた熱が固定部材に伝導して、ロスが大きくなる恐れがある。そこで、本実施形態では、第2支持体54の第2支持部材120は、加熱部60のフランジ部64が収容空間127に収容されたときに、フランジ部64と軸方向に接触して、フランジ部64を軸方向に支持する支持突起125aを有する。これにより、フランジ部64と第2支持体54(第2支持部材120)が面接触する場合に比べて、フランジ部64と第2支持体54(第2支持部材120)との接触面積が低減され得る。したがって、支持突起125aによって加熱部60を支持しながら、加熱部60から第2支持体54へ伝達される熱量を抑制することができるから、加熱部60で生じる熱のロスを低減することができる。なお、本実施形態では、第2支持部材120が支持突起125aを有するが、これに限らず、第2支持体54を構成する任意の部材、例えば第1支持部材110が支持突起125aを有していてもよい。また、支持突起125aは、フランジ部64に設けられてもよい。即ち、支持突起125aは、後述する図4に示すフランジ部64の第1面64a又は第2面64bに設けられてもよい。この場合、支持突起125aは、第2支持体54の第1支持部材110又は第2支持部材120と接触する。
図3A及び図3Bに示すように、第2支持部材120は、側壁121(第2側壁の一例に相当する)と、加熱部60のフランジ部64を支持する支持部125と、を有する。支持部125は、側壁121の内側に形成される。側壁121は、支持部125よりも加熱部60のフランジ部64側に位置する支持側壁122と、支持部125よりも支持側壁122と反対側に位置する側壁123と、を含む。図3Aに示すように、支持突起125aは、支持部125に設けられることが好ましい。具体的には、支持突起125aは、支持部125のフランジ部64と対向する面に設けられ得る。また、支持側壁122は、支持部125と共に加熱部60のフランジ部64を取り囲むように構成される。これにより、支持突起125aが設けられた支持部125によりフランジ部64を軸方向に支持しながら、支持側壁122によってフランジ部64を径方向に支持することができる。このため、第1支持部材110と第2支持部材120がより確実にフランジ部64を支持することができる。支持側壁122と支持部125とによって、加熱部60のフランジ部64が収容される収容空間127が形成される。また、支持部125には、収容空間127に加熱部60のフランジ部64が収容されたときにピン62が貫通する孔125bが形成される。
図3Aに示すように、第2支持部材120は、少なくとも3つの支持突起125aを有することが好ましい。これにより、フランジ部64が安定して軸方向において支持され得る。本実施形態では、3つの支持突起125aは、支持部125上に略等間隔に周方向に離間して配置される。
また、図3Aに示すように、支持突起125aは、先鋭形状を有することが好ましい。これにより、支持突起125aとフランジ部64との接触面積をより低減することができるので、フランジ部64から第2支持体54への熱伝達を抑制することができ、加熱部60で生じる熱のロスをより低減することができる。本実施形態では、支持突起125aは、ドーム状又は半球状に形成され得る。
図3Aに示すように、支持側壁122は、フランジ部64と径方向において接触する径方向凸部122aを有することが好ましい。これにより、支持側壁122が径方向凸部122aでフランジ部64と接触するので、フランジ部64と支持側壁122とが面接触する場合に比べて、フランジ部64と第2支持体54との接触面積が低減され得る。その結果、フランジ部64から第2支持体54への熱伝達を抑制することができ、加熱部60で生じる熱のロスをより低減することができる。径方向凸部122aは、支持側壁122の内周面122bに形成され、内周面122bに周方向に間隔を有して複数設けられ得る。支持側壁122は、少なくとも3つの径方向凸部122aを有することが好ましい。これにより、フランジ部64が安定して径方向において支持され得る。本実施形態では、3つの径方向凸部122aが、略等間隔に周方向に離間して配置される。また、本実施形態では、径方向凸部122aは、支持側壁122の内周面122bの一端から他端(支持部125との接続部分)まで軸方向に延在する突条であり得る。図3Aに示すように、径方向凸部122aは、支持突起125aと、周方向の位置が異なるように配置されることが好ましい。言い換えれば、径方向凸部122aと支持突起125aは、同一半径上に配置されないことが好ましい。これにより、支持突起125aと径方向凸部122aとが所定の半径上において重ならないので、支持突起125aと径方向凸部122aとが干渉することを抑制することができる。また、径方向凸部122aは、フランジ部64に設けられてもよい。即ち、略円板状のフランジ部64の支持側壁122と対向する面に、径方向に突出する凸部(径方向凸部122a)を設けてもよい。この場合、径方向凸部122aは、支持側壁122の内周面122bと接触する。
第2支持部材120の側壁121には、後述するボス55が差し込まれる凹部126が形成され得る。図3A及び図3Bに示すように、凹部126の開口形状は、孔112に対応するように、例えば長穴形状であり得る。本実施形態では、互いに対向するように2つの凹部126が側壁121に形成される。第2支持部材120は、支持側壁122側から第1支持部材110の収容空間114に挿入される。このとき、第1支持部材110の孔112と第2支持部材120の凹部126とが整合するように第1支持部材110と第2支持部材120の周方向の向きが調整され得る。なお、第2支持部材120の凹部126は、側壁121を貫通する孔であってもよい。本実施形態では、第2支持体54が第1支持部材110と第2支持部材120から構成されているが、これに限らず、3つ以上の部材、又は単一の部材で加熱部60を支持するように構成されていてもよい。
図2Bに示すように、第1支持部材110の側壁111は、第2支持部材120が第1支持部材110に対して周方向に回転しないように第2支持部材120(側壁121)の外面と係合する係合部を有することが好ましい。具体的には側壁111は、その内面に平坦部115(係合部の一例に相当する)を有する。これに限らず、側壁121は、軸方向に直交する断面において非円形の内面形状を有してもよい。これにより、第1支持部材と第2支持部材を周方向の位置を固定することができるので、より安定してフランジ部64を支持することができる。なお、図3A及び図3Bに示すように、第2支持部材120の側壁121は、側壁111の内面形状に対応する外面形状を有し得る。具体的には、側壁121は、側壁111の平坦部115に対応する平坦部128を有し得る。側壁121の平坦部128が、側壁111の平坦部115に対応するように、第2支持部材120が第1支持部材110の収容空間114に収容することで、第2支持部材120の第1支持部材110に対する周方向の回転が防止され得る。即ち、側壁121の平坦部128は、側壁111の平坦部115が係合する被係合部を構成し得る。これに限らず、側壁121が非円形の内面形状を有し、側壁111が、側壁121の内面と係合し得る、軸方向に直交する断面において非円形である外面形状を有することができる。
また、上述したように、本実施形態では、第2支持部材120が第1支持部材110に収容されるので、第2支持部材120の軸方向と直交する方向(径方向)の移動を第1支持部材110の側壁111が制限することができる。その結果、第1支持部材110に対する第2支持部材120の径方向の位置を所定範囲に固定することができるので、第1支持部材110と第2支持部材120とによって、一層確実にフランジ部64を支持することができる。なお、本実施形態の構成に限らず、第1支持部材110が第2支持部材120に収容されてもよい。
図4は、第2支持体54の拡大断面図である。図4に示すように、第2支持体54(第1支持部材110及び第2支持部材120)は、ピン62から離間することが好ましい。言い換えれば、第2支持体54は、ピン62と接触しないことが好ましい。これにより、ピン62から第2支持体54に直接的に熱伝達することを防止でき、加熱部60で生じる熱のロスをより低減することができる。
図4に示すように、フランジ部64は、第1面64aと、第1面64aと軸方向において対向する(反対側に位置する)第2面64bとを有する。第1面64aは、第2面64bよりも収容部42の近くに位置する。本実施形態では、図4に示すように、支持突起125aは、フランジ部64の第2面64b側に位置することが好ましい。本実施形態によれば、支持突起125aがフランジ部64の第2面64bと接触するので、例えばフランジ部64の第1面64aと第1支持部材110の端壁113とを面接触させることができる。その結果、フランジ部64の第1面64aと端壁113との隙間を小さくすることができるので、フランジ部64の第1面64aと端壁113との隙間から収容部42内で生じたエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
また、図4に示すように、第1支持部材110の端壁113は、フランジ部64の第1面64aと面接触してフランジ部64を軸方向に支持することが好ましい。これにより、フランジ部64の第1面64a側に支持突起125aが位置する場合に比べて、フランジ部64の第1面64aと端壁113との隙間を小さくすることができるので、フランジ部64の第1面64aと端壁113との隙間から収容部42内で生じたエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
図4に示すように、フランジ部64は、軸方向の長さL2(厚さ)を有する。また、第2支持部材120は、支持突起125aの頂部から支持側壁122の端部までの軸方向の長さL1を有する。ここで、フランジ部64の軸方向の長さL2は、支持突起125aの頂部から支持側壁122の端部までの軸方向の長さL1より大きいことが好ましい。この場合、図4に示すように第1支持部材110と第2支持部材120とでフランジ部64を挟み込んだときに、支持側壁122が第1支持部材110の端壁113に接触することを防止することができる。その結果、第1支持部材110の端壁113とフランジ部64との間に隙間が生じることを回避できるので、第1支持部材110と第2支持部材120とがフランジ部64と確実に接触して支持することができ、且つ第1支持部材110とフランジ部64との間の隙間からエアロゾルが漏れ出ることを抑制することができる。
図4に示すように、端壁113は、フランジ部64と接触する面と反対側の天面113bを有する。天面113bは、端壁113の収容部42と対向する面ということもできる。天面113bは、図4に示すように平面であることが好ましい。図4に示すように、空気インレット32から流入する空気は、孔72を通じて、収容部42の底壁44と端壁113の天面113bとの間を通過して開口44aに至る。即ち、天面113bは空気流路の一部を画定する面である。このため、天面113bにはエアロゾルが堆積する可能性がある。そこで、天面113bが平面であることにより、天面113bを容易に清掃することができる。
図4に示すように、スリーブ部材70に対して、第2支持体54(第1支持部材110及び第2支持部材120)が軸方向において重なる位置に配置され、スリーブ部材70と第2支持体54に、軸方向と交差する方向にボス55が差し込まれる。具体的には、ボス55は、スリーブ部材70の孔72、第1支持部材110の孔112、及び第2支持部材120の凹部126に、軸方向と直交する方向に差し込まれる。これにより、接着剤を使用することなく、スリーブ部材70と第2支持体54とを機械的に位置決めすることができる。また、第2支持体54は加熱部60を支持するので、スリーブ部材70、第2支持体54、及び加熱部60の相対的な位置決めを行うことができる。ボス55は、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の樹脂、又は任意の金属から形成され得る。孔72、孔112、及び凹部126の形状に対応して、ボス55の差し込み方向と直交する断面における形状が、長穴形状であり得る。
図4に示すように、スリーブ部材70は、軸方向において収容部42よりも挿入端部101(図1参照)と反対側に延在する延長部分73を有する。本実施形態では、ボス55が延長部分73に差し込まれ得る。これにより、スリーブ部材70の延長部分73と第2支持体54との相対的な位置決めを機械的に行うことができる。
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、加熱部60は、抵抗加熱型に限らず、誘導加熱型であってもよい。その場合、香味吸引器100に設けられるインダクションコイルにより、加熱部60のピン62が誘導加熱され得る。また、消費材10がサセプタを有する場合には、加熱部60のインダクションコイルによって消費材10のサセプタが誘導加熱され得る。さらに、加熱部60は、消費材10を外側から加熱する外側加熱式のヒータを有してもよい。
10 :消費材
16 :喫煙可能物質
42 :収容部
50 :支持体
54 :第2支持体
60 :加熱部
62 :ピン
64 :フランジ部
64a :第1面
64b :第2面
100 :香味吸引器
101 :挿入端部
110 :第1支持部材
111 :側壁
114 :収容空間
115 :平坦部
120 :第2支持部材
121 :側壁
122 :支持側壁
122a :径方向凸部
123 :側壁
125 :支持部
125a :支持突起
128 :平坦部
16 :喫煙可能物質
42 :収容部
50 :支持体
54 :第2支持体
60 :加熱部
62 :ピン
64 :フランジ部
64a :第1面
64b :第2面
100 :香味吸引器
101 :挿入端部
110 :第1支持部材
111 :側壁
114 :収容空間
115 :平坦部
120 :第2支持部材
121 :側壁
122 :支持側壁
122a :径方向凸部
123 :側壁
125 :支持部
125a :支持突起
128 :平坦部
Claims (13)
- 消費材に含まれる喫煙可能物質を加熱可能な香味吸引器であって、
前記喫煙可能物質を加熱するための加熱部と、
前記加熱部が軸方向に移動しないように前記加熱部を支持する加熱部支持体と、を有し、
前記加熱部は、前記軸方向に延在する加熱部本体と、前記軸方向と交差する方向に延在するフランジ部と、を備え、
前記加熱部支持体及び前記フランジ部の一方は、前記加熱部支持体及び前記フランジ部の他方を前記軸方向に支持する支持突起を有し、
前記加熱部支持体は、前記加熱部本体から離間する、香味吸引器。 - 請求項1に記載された香味吸引器において、
前記加熱部支持体は、前記加熱部本体と接触しない、香味吸引器。 - 請求項1又は2に記載された香味吸引器において、
前記消費材を収容するように構成される収容部を有し、
前記フランジ部は、第1面と、前記第1面と前記軸方向において対向する第2面と、を有し、
前記第1面は、前記第2面よりも前記収容部の近くに位置し、
前記支持突起は、前記フランジ部の前記第2面側に位置する、香味吸引器。 - 請求項3に記載された香味吸引器において、
前記加熱部支持体は、前記第1面と面接触して前記フランジ部を前記軸方向に支持するように構成される、香味吸引器。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載された香味吸引器において、
前記加熱部支持体及び前記フランジ部の一方は、少なくとも3つの前記支持突起を有する、香味吸引器。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載された香味吸引器において、
前記支持突起は、先鋭形状を有する、香味吸引器。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載された香味吸引器において、
前記加熱部支持体は、前記フランジ部を前記軸方向において挟み込む第1支持部材と第2支持部材と、を含む、香味吸引器。 - 請求項7に記載された香味吸引器において、
前記第1支持部材は、前記第2支持部材を取り囲む第1側壁を有し、
前記第2支持部材は、前記第1支持部材に収容される、香味吸引器。 - 請求項8に記載された香味吸引器において、
前記第1側壁は、前記第2支持部材が前記第1支持部材に対して周方向に回転しないように前記第2支持部材の外面と係合する係合部を有する、香味吸引器。 - 請求項8又は9に記載された香味吸引器において、
前記第2支持部材は、前記第1側壁の内側に位置する第2側壁と、前記第2側壁の内側に設けられる支持部と、を有し、
前記支持突起は、前記支持部に設けられ、
前記第2側壁は、前記支持部と共に前記フランジ部を取り囲む支持側壁を含む、香味吸引器。 - 請求項10に記載された香味吸引器において、
前記フランジ部の前記軸方向の長さは、前記支持突起の頂部から前記支持側壁の端部までの前記軸方向の長さより大きい、香味吸引器。 - 請求項10又は請求項11に記載された香味吸引器において、
前記支持側壁及び前記フランジ部の一方は、前記支持側壁及び前記フランジ部の他方と径方向において接触する径方向凸部を有する、香味吸引器。 - 請求項12に記載された香味吸引器において、
前記径方向凸部は、前記支持突起と、周方向の位置が異なるように配置される、香味吸引器。
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JP2020521437A (ja) * | 2017-05-26 | 2020-07-27 | ケーティー・アンド・ジー・コーポレーション | ヒータ組立体、及びそれを具備したエアロゾル生成装置 |
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