WO2022202430A1 - 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音を出力することができる医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラムを提供する。医用画像処理装置(14)は、プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器(17)を備える医用画像処理装置であって、プロセッサは、時系列的に連続する画像を受信する画像受信処理と、画像から注目領域を検出する注目領域検出処理と、注目領域検出処理により現在に注目領域が検出された場合に、音声報知器に報知音を一定期間出力させる制御を行う音響制御処理であって、注目領域検出処理によって過去に注目領域の検出が終了した時点から注目領域検出処理によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音を出力させる音響制御処理と、を行う。

Description

医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラム
 本発明は、医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラムに関し、特に報知音を出力する医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラムの技術に関する。
 内視鏡検査では、ユーザ(例えば医師)が先端にカメラが付いたスコープを被検査者の体腔に挿入して検査が行われる。スコープに備えられたカメラが撮影した内視鏡画像がディスプレイ画面に表示され、ユーザはその内視鏡画像を観察する。一般的に、内視鏡検査では、ユーザが内視鏡画像を観察し、病変を見つけたり、病変を切り取る等の処置が行われたりする。
 内視鏡検査は、スコープの操作による撮影と検査を同時に行うためユーザの負担が大きく、病変を見逃してしまうことが問題となっている。
 近年、深層学習により高精度な自動画像認識が可能となっている(非特許文献1)。内視鏡検査においても内視鏡画像から病変を自動で検出し、ユーザに報知するシステムが提案されている。例えば、深層学習で学習が行われた検出器(学習済みモデル)により内視鏡画像における注目領域が検出されると、表示器(モニタ)に報知マークを表示したり、注目領域を四角で囲うことで強調表示を行ったりして、ユーザに検出された注目領域を報知する技術が知られている。しかし、ユーザは、内視鏡検査を目視で行っているため、前述した報知表示や強調表示さえも見逃してしまうことがある。
 これに対して、注目領域が検出された場合に、報知表示と同時に音を鳴らすことでユーザの視覚だけでなく聴覚にも働きかけることで注意喚起を行うことが提案されている(特許文献1)。
A. Krizhevsky, I. Sutskever, and G. Hinton. ImageNetclassification with deep convolutional neural networks. In NIPS, 2012
特開2006-129950号公報
 しかしながら、注目領域が検出されている間、絶えず報知音を出力してしまうと、ユーザに不快感を与えてしまう場合がある。そこで、注目領域が検出されたときに報知音を出力し、それ以降に注目領域が検出され続けている場合であっても報知音の出力を停止することにより、ユーザに与える不快感を抑制することができる。
 ここで、内視鏡検査ではスコープを移動させて行うため、注目領域が一時的に撮影画面から外れることがある。また、内視鏡画像を観察しながら、注目領域(病変)に対して処置を行う場合には、処置具によって注目領域が隠れる等で一時的に病変が画面上から消えてしまうことがある。また、内視鏡画像を観察しながら行われる送水、内視鏡画像のブレ、ボケ等の影響で、検出器が注目領域を一時的に検出ができなくなってしまうことがある。このように一時的に注目領域の検出が途絶えてしまい、その後再び注目領域を検出した場合に報知音が出力されると、短時間のうちに報知音の出力が繰り返されることになってしまい、ユーザに不快感を与えてしまう。また、このように報知音の出力が、短時間のうちに何度も繰り返されることにより、ユーザは報知音に慣れてしまい、報知音の注意喚起の効力が薄れてしまう。
 上述した特許文献1では、このように報知音が短時間で繰り返し出力してしまう問題に対して言及はされていない。
 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音を出力することができる医用画像処理装置、医用画像処理方法、及びプログラムを提供することである。
 上記目的を達成するための本発明の一の態様である医用画像処理装置は、プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置であって、プロセッサは、時系列的に連続する画像を受信する画像受信処理と、画像から注目領域を検出する注目領域検出処理と、注目領域検出処理により現在に注目領域が検出された場合に、音声報知器に報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御処理であって、注目領域検出処理によって過去に注目領域の検出が終了した時点から注目領域検出処理によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音を出力させる音響制御処理と、を行う。
 本態様によれば、過去に注目領域の検出が終了した時点から、現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音が出力する。これにより、報知音の出力を過去の注目領域の検出のタイミングに基づいて制御することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、音響制御処理は、注目領域検出処理により注目領域が断続的に検出され、第1の時間が第1の閾値未満である場合には報知音の出力を停止する。
 本態様によれば、注目領域が断続的に検出される場合であっても、報知音の出力が繰り返されることなく、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、音響制御処理は、第1の時間が第1の閾値以上である場合には、音声報知器により報知音を出力させ、第1の時間が第1の閾値未満である場合には、音声報知器により報知音の出力を停止する。
 好ましくは、プロセッサは、注目領域検出処理により、過去に注目領域が検出された場合の第1の時間に相当する第2の時間を検出する第2の時間検出処理と、第2の時間に応じて、第1の閾値を変更する閾値変更処理と、を行う。
 本態様によれば、過去に注目領域が検出された場合の第1の時間に相当する第2の時間に応じて第1の閾値が変更され、その第1の閾値に基づいて報知音の出力が制御される。これにより、適切なタイミングで報知音を出力することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、プロセッサは、注目領域検出処理により、画像内で検出された注目領域の数をカウントする注目領域数カウント処理を行い、閾値変更処理は、注目領域の数が第2の閾値以上の場合には、第1の閾値を大きくする。
 本態様によれば、検出された注目領域の数がカウントされ、その数が第2の閾値以上の場合には第1の閾値を大きくする。これにより、適切なタイミングで報知音を出力することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、プロセッサは、注目領域検出処理により、画像内で検出された注目領域の数をカウントする注目領域数カウント処理を行い、閾値変更処理は、注目領域の数が第2の閾値未満の場合には、第1の閾値を小さくする。
 本態様によれば、検出された注目領域の数がカウントされ、その数が第2の閾値未満の場合には第1の閾値を小さくする。これにより、適切なタイミングで報知音を出力することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、第1の閾値は、1.5秒以上から2.5秒以下の範囲で設定される。
 好ましくは、第1の閾値は、0.5秒以上から3.5秒以下の範囲で変更される。
 好ましくは、プロセッサは、注目領域検出処理で検出された注目領域の面積を算出する面積算出処理を行い、音響制御処理は、面積算出処理で算出された面積が第3の閾値より小さい場合には、音声報知器により報知音を出力させ、面積算出処理で算出された面積が第3の閾値以上、且つ第1の時間が第1の閾値より小さい場合には、音声報知器による報知音の出力を停止し、面積算出処理で算出された面積が第3の閾値以上、且つ第1の時間が第1の閾値以上の場合には、音声報知器により報知音を出力させる。
 本態様によれば、検出された注目領域の面積に応じて、報知音の出力を制御するので、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、プロセッサは、注目領域検出処理で検出された注目領域の分類を行う分類処理を行い、音響制御処理は、分類処理で分類された分類結果が特定の種類の場合には、音声報知器により報知音を出力させ、分類処理で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ第1の時間が第1の閾値より小さい場合には、音声報知器により報知音の出力を停止し、分類処理で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ第1の時間が第1の閾値以上の場合には、音声報知器により報知音を出力させる。
 本態様によれば、検出された注目領域の分類に応じて、報知音の出力が制御されるので、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 好ましくは、音響制御処理は、時系列的に連続する画像の枚数に基づいて、第1の時間を検出する。
 好ましくは、画像受信処理で受信した画像を表示する表示部を備え、注目領域検出処理により検出された現在の注目領域を強調して、表示部に表示する。
 本発明の他の態様である医用画像処理方法は、プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置を用いた画像処理方法であって、プロセッサが、時系列的に連続する画像を受信する画像受信工程と、画像から注目領域を検出する注目領域検出工程と、注目領域検出工程により現在に注目領域が検出された場合に、音声報知器に報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御工程であって、注目領域検出工程によって過去に注目領域の検出が終了した時点から注目領域検出工程によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音を出力させる音響制御工程と、を実行する。
 本発明の他の態様であるプログラムは、プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置を用いて画像処理方法を実行させるプログラムであって、プロセッサに、時系列的に連続する画像を受信する画像受信工程と、画像から注目領域を検出する注目領域検出工程と、注目領域検出工程により現在に注目領域が検出された場合に、音声報知器に報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御工程であって、注目領域検出工程によって過去に注目領域の検出が終了した時点から注目領域検出工程によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音を出力させる音響制御工程と、を実行させる。
 本発明によれば、過去に注目領域の検出が終了した時点から、現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、音声報知器から報知音を出力する。これにより、報知音の出力を過去の注目領域の検出のタイミングに基づいて制御することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
図1は、内視鏡システムの全体構成を示す概略図である。 図2は、医用画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、従来の報知音が短時間で繰り返し出力されてしまう例を説明する図である。 図4は、連続未検出時間に応じて、報知音が出力される場合について説明する図である。 図5は、連続未検出時間に関して説明する図である。 図6は、断続的に注目領域が検出される場合について説明する図である。 図7は、画像処理方法のフローを示す図である。 図8は、医用画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図9は、過去の連続未検出時間に関して説明する図である。 図10は、医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。 図11は、報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。 図12は、医用画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図13は、報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。 図14は、医用画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図15は、報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。
 以下、添付図面に従って本発明に係る医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラムの好ましい実施の形態について説明する。
 [医用画像処理装置を含む内視鏡システムの全体構成]
 <第1の実施形態>
 図1は、本発明に係る医用画像処理装置を含む内視鏡システムの全体構成を示す概略図である。
 図1に示すように、内視鏡システム9は、電子内視鏡である内視鏡スコープ10と、光源装置11と、内視鏡プロセッサ装置12と、表示装置13と、医用画像処理装置14と、操作部15と、表示器16と、を備える。
 内視鏡スコープ10は、被写体像を含む時系列の医用画像を撮影するものであり、例えば、下部又は上部消化管用スコープである。この内視鏡スコープ10は、被検体(例えば胃、大腸)内に挿入され且つ先端と基端とを有する挿入部20と、挿入部20の基端側に連設され且つ術者である医師が把持して各種操作を行う手元操作部21と、手元操作部21に連設されたユニバーサルコード22と、を有する。
 挿入部20は、全体が細径で長尺状に形成されている。挿入部20は、その基端側から先端側に向けて順に可撓性を有する軟性部25と、手元操作部21の操作により湾曲可能な湾曲部26と、不図示の撮像光学系(対物レンズ)及び撮像素子28等が内蔵される先端部27と、が連設されて構成される。
 撮像素子28は、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)型又はCCD(charge coupled device)型の撮像素子である。撮像素子28の撮像面には、先端部27の先端面に開口された不図示の観察窓、及びこの観察窓の後方に配置された不図示の対物レンズを介して、被観察部位の像光が入射する。撮像素子28は、その撮像面に入射した被観察部位の像光を撮像(電気信号に変換)して、撮像信号を出力する。すなわち、撮像素子28により医用画像が順次撮影される。なお、医用画像は後で説明する動画38及び静止画39として取得される。
 手元操作部21には、ユーザ(医師)によって操作される各種操作部材が設けられている。具体的に、手元操作部21には、湾曲部26の湾曲操作に用いられる2種類の湾曲操作ノブ29と、送気送水操作用の送気送水ボタン30と、吸引操作用の吸引ボタン31と、が設けられている。また、手元操作部21には、被観察部位の静止画39の撮影指示を行うための静止画撮影指示部32と、挿入部20内を挿通している処置具挿通路(不図示)内に処置具(不図示)を挿入する処置具導入口33と、が設けられている。
 ユニバーサルコード22は、内視鏡スコープ10を光源装置11に接続するための接続コードである。このユニバーサルコード22は、挿入部20内を挿通しているライトガイド35、信号ケーブル36、及び流体チューブ(不図示)を内包している。また、ユニバーサルコード22の端部には、光源装置11に接続されるコネクタ37aと、このコネクタ37aから分岐され且つ内視鏡プロセッサ装置12に接続されるコネクタ37bと、が設けられている。
 コネクタ37aを光源装置11に接続することで、ライトガイド35及び流体チューブ(不図示)が光源装置11に挿入される。これにより、ライトガイド35及び流体チューブ(不図示)を介して、光源装置11から内視鏡スコープ10に対して必要な照明光と水と気体とが供給される。その結果、先端部27の先端面の照明窓(不図示)から被観察部位に向けて照明光が照射される。また、前述の送気送水ボタン30の押下操作に応じて、先端部27の先端面の送気送水ノズル(不図示)から先端面の観察窓(不図示)に向けて気体又は水が噴射される。
 コネクタ37bを内視鏡プロセッサ装置12に接続することで、信号ケーブル36と内視鏡プロセッサ装置12とが電気的に接続される。これにより、信号ケーブル36を介して、内視鏡スコープ10の撮像素子28から内視鏡プロセッサ装置12へ被観察部位の撮像信号が出力されると共に、内視鏡プロセッサ装置12から内視鏡スコープ10へ制御信号が出力される。
 光源装置11は、コネクタ37aを介して、内視鏡スコープ10のライトガイド35へ照明光を供給する。照明光は、白色光(白色の波長帯域の光又は複数の波長帯域の光)、或いは1又は複数の特定の波長帯域の光、或いはこれらの組み合わせなど観察目的に応じた各種波長帯域の光が選択される。
 内視鏡プロセッサ装置12は、コネクタ37b及び信号ケーブル36を介して、内視鏡スコープ10の動作を制御する。また、内視鏡プロセッサ装置12は、コネクタ37b及び信号ケーブル36を介して内視鏡スコープ10の撮像素子28から取得した撮像信号に基づき、被写体像を含む時系列のフレーム画像38aからなる画像(「動画38」ともいう)を生成する。更に、内視鏡プロセッサ装置12は、内視鏡スコープ10の手元操作部21にて静止画撮影指示部32が操作された場合、動画38の生成と並行して、動画38中の1枚のフレーム画像38aを撮影指示のタイミングに応じた静止画39とする。
 動画38及び静止画39は、被検体内、即ち生体内を撮像した医用画像である。更に動画38及び静止画39が、上述の特定の波長帯域の光(特殊光)により得られた画像である場合、両者は特殊光画像である。そして、内視鏡プロセッサ装置12は、生成した動画38及び静止画39を、表示装置13と医用画像処理装置14とに出力する。なお、動画38は、30fps(frames per second)、60fps、又は120fpsにより取得される。
 なお、内視鏡プロセッサ装置12は、上述の白色光により得られた通常光画像に基づいて、上述の特定の波長帯域の情報を有する特殊光画像を生成(取得)してもよい。この場合、内視鏡プロセッサ装置12は、特殊光画像取得部として機能する。そして、内視鏡プロセッサ装置12は、特定の波長帯域の信号を、通常光画像に含まれる赤、緑、及び青[RGB(Red,Green,Blue)]あるいはシアン、マゼンタ、及びイエロー[CMY(Cyan,Magenta,Yellow)]の色情報に基づく演算を行うことで得る。
 また、内視鏡プロセッサ装置12は、例えば、上述の白色光により得られた通常光画像と、上述の特定の波長帯域の光(特殊光)により得られた特殊光画像との少なくとも一方に基づいて、公知の酸素飽和度画像等の特徴量画像を生成してもよい。この場合、内視鏡プロセッサ装置12は、特徴量画像生成部として機能する。なお、上記の生体内画像、通常光画像、特殊光画像、及び特徴量画像を含む動画38又は静止画39は、いずれも画像による診断、検査の目的でヒトの人体を撮像し、又は計測した結果を画像化した医用画像である。
 表示装置13は、内視鏡プロセッサ装置12に接続されており、この内視鏡プロセッサ装置12から入力された動画38及び静止画39を表示する表示部として機能する。ユーザは、表示装置13に表示される動画38を確認しながら、挿入部20の進退操作等を行い、被観察部位に病変等を発見した場合には静止画撮影指示部32を操作して被観察部位の静止画撮像を実行し、また、診断、生検等の処置を行う。なお、後で説明する医用画像処理装置14に接続されている表示器16にも、同様に動画38及び静止画39が表示される。また、表示器16に動画38及び静止画39が表示される場合には、後で説明する報知表示も一緒に行われる。したがって、ユーザは、表示器16の表示を見て診断等を行うことが好ましい。
 <第1の実施形態>
 [医用画像処理装置]
 図2は、医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。医用画像処理装置14は、時系列の医用画像を順次取得し、注目領域を検出し報知音を出力する。医用画像処理装置14は、例えばコンピュータで構成される。操作部15は、コンピュータに有線接続又は無線接続されるキーボード及びマウス等の他に、内視鏡スコープ10の手元操作部21に設けられたボタン類を含み、表示器(表示部)16はコンピュータに接続可能な液晶モニタ等の各種モニタが用いられる。
 医用画像処理装置14は、医用画像取得部40、CPU(Central Processing Unit)41、注目領域検出部42、表示制御部46、音響制御部47及びメモリ48から構成される。各部の処理は、1又は複数のプロセッサにより実現される。ここでプロセッサはCPU41で構成されてもよいし、図示しない1又は複数のCPUで構成されてもよい。
 CPU41は、メモリ48に記憶されたオペレーションシステム、医用画像処理プログラムを含む各種のプログラムに基づいて動作し、医用画像取得部40、注目領域検出部42、表示制御部46、音響制御部47を統括制御し、また、これらの各部の一部として機能する。
 医用画像取得部40は、時系列的に連続する医用画像(画像)を受信する画像受信処理を行う。医用画像取得部40は、内視鏡プロセッサ装置12(図1)に有線接続又は無線接続された不図示の画像入出力インターフェースを用いて、内視鏡プロセッサ装置12から被写体像を含む時系列的に連続した医用画像を取得する。本例では、内視鏡スコープ10により撮影される動画38を取得する。また、内視鏡スコープ10にて動画38の撮影途中に既述の静止画39の撮像が行われた場合、医用画像取得部40は、内視鏡プロセッサ装置12から動画38及び静止画39を取得する。
 注目領域検出部42は、医用画像取得部40が取得した医用画像から注目領域を検出する注目領域検出処理を行う。ここで、注目領域とは、病変、検査対象の臓器の各部位などである。注目領域(病変)の具体例としては、Cancer(癌)の病変、Adenoma(腺腫)の病変、及びHyperplastic(過形成の)病変である。注目領域検出部42は、例えば、Convolutional Neural Networkモデルの検出器で構成される。注目領域検出部42は、予め深層学習で訓練が行われる。具体的には、Convolutional Neural Networkモデルに、医用画像を入力し注目領域を検出させるように学習が行われる。そして、学習が完了した学習済みモデルにより、注目領域検出部42が構成される。
 また、注目領域検出部42は、連続検出数記録部43及び連続未検出数記録部44を備える。連続検出数記録部43は、注目領域検出部42が連続して注目領域を検出したフレームの枚数を記録する。また、連続未検出数記録部44は、注目領域検出部42が連続して注目領域が未検出であるフレームの枚数を記録する。例えば、注目領域検出部42は、連続検出数記録部43での記録に基づいて、予め決められたフレーム数で連続して注目領域が検出された場合に、注目領域の検出を確定する。また例えば、注目領域検出部42は、連続未検出数記録部44の記録に基づいて、後で説明する連続未検出時間(第1の時間)を算出することができる。
 表示制御部46は医用画像を表示器16に表示させる。また、表示制御部46は、検出された注目領域の強調表示を表示器16に表示させる。表示制御部46は、医用画像取得部40が取得した医用画像(動画38)に基づいて表示用の画像データを生成して表示器16に出力する。また、表示制御部46は、検出された注目領域を、例えば矩形で囲う強調表示を表示器16に表示させる。
 音響制御部47は、音響制御処理を行い、注目領域検出部42で注目領域が検出された場合に報知音を音声報知器17から出力させる。音声報知器17は例えばスピーカで構成される。報知音は一定期間に出力される。例えば報知音は、1秒間の「Pong(ポン)」という音と、その後の2秒間の余韻で構成される。なお、報知音の長さは設定により変更することができる。例えば報知音(Pong(ポン)という音)は、人間の感覚で長いと感じない範囲(1秒以上から2秒以下の範囲)の間でユーザにより設定される。また、余韻は、人間の感覚で連続した報知音に聞こえない範囲(2秒以上から3秒以下の範囲)の間でユーザにより設定される。
 また、音響制御部47は、連続未検出時間に応じて、報知音を出力させる。音響制御部47は、連続未検出時間と第1の閾値を比較し、連続未検出時間が第1の閾値である場合に注目領域が検出されると報知音を出力させる。また、音響制御部47は、連続未検出時間が第1の閾値未満である場合に注目領域が検出された場合であっても報知音の出力を停止する。ここで、第1の閾値は、フレーム画像38aの枚数又は時間によって設定される。例えば、第1の閾値は、フレーム画像38aの枚数で設定される場合には、60fpsの動画設定で30フレームと設定される。また例えば、第1の閾値は、時間で設定される場合には、0.5秒と設定される。なお、第1の閾値は、例えば大腸の検査の所要時間及び観察部位の数等を考慮すると、0.5秒以上から3.5秒以下の範囲で設定されることが好ましく、1.5秒以上から2.5秒以下の範囲で設定されることがさらに好ましい。さらに、第1の閾値を変更する場合(以下で説明する第2の実施形態及び第3の実施形態)であっても、第1の閾値は、0.5秒以上から3.5秒以下の範囲で変更されることが好ましい。
 メモリ48は、フラッシュメモリ、ROM(Read-only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置等を含む。フラッシュメモリ、ROM及びハードディスク装置は、オペレーションシステム、医用画像処理プログラム等の各種のプログラム、及び撮影された静止画39等を記憶する不揮発性メモリである。また、RAMは、不揮発性メモリに記憶された各種のプログラムを一時的に記憶される領域及びCPU41の作業領域として機能する、データの高速読み書きが可能な揮発性メモリである。
 次に、音響制御部47による報知音の出力に関して説明する。
 図3は、従来の報知音が短時間で繰り返し出力されてしまう例を説明する図である。なお、図示する医用画像101A~101Hは、動画38を構成するフレーム画像38aであるが実際のフレームレートには対応していない。
 図3に示す例では、時系列的に連続する医用画像101A~101Hが医用画像取得部40で受信されている。そして、注目領域検出部42は、医用画像101B~101Dにおいて病変Fを検出し、医用画像101G~101Hにおいても病変Fを検出する。そして、音響制御部47は、注目領域検出部42が医用画像101Cにおいて病変Fを検出した際に、報知音「Pong」を音声報知器17により出力させる。この場合には、注目領域検出部42は、連続検出数記録部43の記録が「2」になると検出を確定するように設定されている。したがって、音響制御部47は、医用画像101Cでの病変Fの検出のタイミングで報知音を音声報知器17により出力させる。また音響制御部47は、医用画像101Hにおいて病変Fが検出された場合にも同様に報知音を出力させる。医用画像101Cでの報知音と医用画像101Hでの報知音との間隔は、短い間隔(図した場合では4フレーム(医用画像101D~101G))である。このように、短い間隔で報知音が繰り返し出力されてしまうと、ユーザに不快感を与えてしまい、報知音の注意喚起の効力を損なってしまう場合がある。そこで、本実施形態では以下に説明するように、音響制御部47は、連続未検出時間に応じて報知音が出力される。
 図4は、連続未検出時間に応じて、報知音が出力される場合について説明する図である。図4に示す場合では、図3と同様に時系列的に連続する医用画像101A~101Hが医用画像取得部40により受信される。そして注目領域検出部42は、医用画像101B~101D、及び医用画像101G~101Hにおいて注目領域を検出する。本例の場合には、連続未検出時間が例えば2秒間と設定され、音響制御部47は、2秒間の連続未検出時間が経過していない場合には、病変Fが検出された場合であっても報知音の出力を停止する。図示した場合では、医用画像101Dにおいて注目領域の検出があり、その後、連続未検出時間が経過しないうちに、医用画像101G及び医用画像101Hにおいて病変Fが検出されている。したがって、医用画像101G及び医用画像101Hにおいて、病変Fが検出された場合であっても、音響制御部47は報知音の出力を停止する。このように、連続未検出時間に応じて、報知音の出力を制御することにより、短時間で繰り返し報知音が出力されることが抑制され、報知音の注意喚起の効力が損なわれるのを防ぐことができる。
 次に、連続未検出時間の設定に関して説明する。音響制御部47は、連続未検出時間に応じて音声報知器17から報知音を出力させる。ここで、連続未検出時間とは、過去に注目領域の検出が終了した時点から現在に注目領域の検出があった時点までの時間である。
 図5は、連続未検出時間に関して説明する図である。なお、図示するフレームH1~H10は、動画38を構成するフレーム画像38aであるが実際のフレームレートには対応していない。図5には、時系列的に連続するフレームH1~H10が示されており、また、報知音が出力されるタイミング(報知音が出力されるフレームには丸印が示されている)、及び各フレームにおいて注目領域が検出されたか否かが示されている(注目領域が検出された場合には検出有りに黒塗りがされ、注目領域が検出されない場合には検出無しが黒塗りされている)。フレームH1及びH2においては、注目領域検出部42により注目領域が検出されている。その後、フレームH3~H6では注目領域が検出されず、フレームH7~H10では注目領域が検出されている。そして、フレームH8において、報知音が出力されている。ここで、連続未検出時間Tは、フレームH3~フレームH6の期間である。そして、連続未検出時間Tは、設定された第1の閾値以上であるので、音響制御部47はフレームH8において報知音を出力させる。なお、この場合には注目領域検出部42は、連続検出数記録部43の記録が「2」の場合に検出を確定するように設定されているので、フレームH8の注目領域の検出のタイミングで報知音が出力されている。
 図6は、断続的に注目領域が検出される場合について説明する図である。
 図6は、図5と同様に時系列的に連続するフレームH1~H10が示されている。図6に示した場合では、フレームH2、フレームH4、フレームH6、及びフレームH7において注目領域が検出されている。連続未検出時間Tは、フレームH3及びフレームH5の期間である。そして、連続未検出時間Tは、設定された第1の閾値未満であるので、音響制御部47は、注目領域が検出された場合であっても報知音の出力を停止する。このように、連続未検出時間に応じて報知音の出力が制御されることにより、注目領域が断続的に検出される場合には報知音は出力されず、短時間に繰り返し報知音が出力されることが抑制される。
 次に、医用画像処理装置14を使用した画像処理方法を説明する。
 図7は、画像処理方法のフローを示す図である。なお、画像処理方法の各工程は、画像処理装置のプロセッサがプログラムを実行することにより行われる。
 先ず、医用画像取得部40は医用画像を受信する(画像受信工程:ステップS101)。その後、注目領域検出部42は、受信した医用画像において注目領域を検出する(注目領域検出工程:ステップS102)。注目領域検出部42が受信した医用画像において注目領域を検出しなかった場合には、連続未検出数記録部44は未検出数をカウントする(ステップS109)。その後、連続検出数記録部43は連続検出数のカウントを初期化(0に戻す)する(ステップS110)。
 一方、注目領域検出部42が受信した医用画像において注目領域を検出した場合には、連続検出数記録部43は検出数をカウントする(ステップS103)。その後、連続検出数記録部43は、注目領域が検出されたフレームの枚数のカウントが所定の値以上であるか否かを判定する(音響制御工程:ステップS104)。この場合には、注目領域検出部42は、所定の値以上である場合に注目領域の検出を確定するように設定されている。次に、検出数のカウントが所定の値以上である場合には、連続未検出数記録部44は、未検出のカウントが第1の閾値以上であるかを判定する(ステップS105)。この場合には、連続未検出数記録部44の記録数によって、連続未検出時間が計測されている。連続未検出数記録部44は、未検出数が第1の閾値未満である場合には未検出数を初期化し(ステップS111)、医用画像取得部40は新規の医用画像があるか否かを判定し(ステップS108)、新規の医用画像がある場合には新たに医用画像を取得する(ステップS101)。一方、連続未検出数記録部44は、未検出数が第1の閾値以上である場合には、未検出数のカウントを初期化する(ステップS106)。その後、音響制御部47は、報知音を出力させる(音響制御工程:ステップS107)。その後、医用画像取得部40は新規の画像があるか否かを判定し(ステップS108)、新規の画像がある場合には画像を取得する(ステップS101)。
 以上で説明したように、本実施態様によれば、過去に注目領域の検出が終了した時点から、現在に注目領域の検出があった時点までの連続未検出時間に応じて、報知音は出力される。これにより、本実施態様は、報知音の出力を過去の注目領域の検出からの経過時間に基づいて制御することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 <第2の実施形態>
 次に、本発明の第2の実施形態に関して説明する。本実施形態では、過去に注目領域が検出された場合の連続未検出時間に相当する過去の連続未検出時間(第2の時間)を検出し、その過去の連続未検出時間に応じて第1の閾値を変更する。
 図8は、本実施形態の医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。なお、図2で既に説明を行った箇所は同じ符号を付し説明は省略する。
 第2の時間検出部51は、注目領域検出部42により、過去に注目領域が検出された場合の連続未検出時間に相当する過去の連続未検出時間を検出する第2の時間検出処理を行う。
 図9は、過去の連続未検出時間に関して説明する図である。図9には、図5で示し場合と同様に、時系列的に連続するフレームH1~H14が示されている。図9に示した場合では、フレームH1、H7、H8、H12、H13、H14において注目領域が検出されている。また、フレームH8及びH13で注目領域が検出されたタイミングで、報知音が出力されている。ここで、フレームH13を現在のフレームとして、フレームH13での報知音の出力を考えた場合に、連続未検出時間Tは、フレームH9~H11に対応する時間であり、過去の連続未検出時間TPは、フレームH2~H6に対応する時間である。このように、第2の時間検出部51は、過去の連続未検出時間TPを検出する。第2の時間検出部51は、連続未検出時間Tを記録しておくことにより、過去の連続未検出時間TPを検出する。
 閾値変更部52(図8)は、第2の時間検出部51が検出する過去の連続未検出時間TPに応じて、第1の閾値を変更する。閾値変更部52は、様々な態様により第1の閾値を変更することができる。
 例えば、閾値変更部52は、過去の連続未検出時間TPが所定の値以上である場合には、第1の閾値を大きくする。そして、音響制御部47は、より長い連続未検出時間を検出した場合に報知音を出力させる。また例えば、閾値変更部52は、過去の連続未検出時間TPが所定の値未満である場合には、第1の閾値を小さくする。そして、音響制御部47は、より短い連続未検出時間を検出した場合に報知音を出力させる。
 また例えば、閾値変更部52は、過去の連続未検出時間TPが所定の値未満である場合には、第1の閾値を大きくしてもよいし、過去の連続未検出時間TPが所定の値以上である場合には、第1の閾値を小さくしてもよい。
 以上説明したように、本実施形態によれば、過去の連続未検出時間TPに応じて第1の閾値が変更され、変更された第1の閾値に基づいて報知音の出力が制御される。これにより、本実施形態は、適切なタイミングで報知音を出力することができ、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 <第3の実施形態>
 次に、本発明の第3の実施形態に関して説明する。本実施形態では、注目領域検出部42が検出した注目領域数をカウントし、注目領域数に応じて第1の閾値を変更する。
 図10は、本実施形態の医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。なお、図2で既に説明を行った箇所は同じ符号を付し、説明は省略する。
 注目領域数カウント部61は、注目領域数カウント処理を行い、医用画像内における注目領域検出部42により検出された注目領域の数を、医用画像(フレーム)毎に記録する。
 閾値変更部52は、注目領域数カウント部61でのカウント数に応じて、第1の閾値を変更する閾値変更処理を行う。例えば、閾値変更部52は、注目領域の数が第2の閾値以上の場合には、第1の閾値を大きくする。例えば、音響制御部47は、多くの病変を検出した場合には、長い連続未検出時間により報知音を出力させるように制御する。これにより、数多くの病変が検出されて頻繁に報知音が出力されることを防ぐことができる。また例えば、閾値変更部52は、注目領域の数が第2の閾値未満の場合には、第1の閾値を小さくする。これにより、数が少ない病変を検出した場合には、病変を見逃すことのないように、報知音が出力される。
 図11は、本実施形態の報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。
 図11(A)は、検出された病変の数が第2の閾値未満の場合について説明する図である。図11(B)は、検出された病変の数が第2の閾値以上の場合について説明する図である。
 図11(A)では、注目領域検出部42は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hにおいて、病変F1を検出している。そして、注目領域数カウント部61は、各医用画像において検出された注目領域の数を「1」としてカウントする。閾値変更部52は、検出された注目領域の数が第2の閾値未満(この場合第2の閾値は2とする)であるので、第1の閾値を小さくする。したがって、音響制御部47は、短い連続未検出時間(図示する場合には2フレーム)の経過によって、医用画像101Hでの病変F1の検出のタイミングで報知音を出力させる。
 図11(B)では、注目領域検出部42は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hにおいて、病変F1及びF2を検出している。そして、注目領域数カウント部61は、各医用画像において検出された注目領域の数を「2」としてカウントする。閾値変更部52は、検出された注目領域の数が第2の閾値以上(この場合第2の閾値は2とする)であるので、第1の閾値を大きくする。したがって、音響制御部47は、短い連続未検出時間(図示する場合には2フレーム)の経過によっては、医用画像101Hでの病変F1及びF2の検出のタイミングで報知音の出力を停止する。なお、図示した場合では、注目領域検出部42は、連続検出数記録部43の記録数が2の場合に検出確定とするように設定されている。
 本実施形態によれば、検出された注目領域の数がカウントされ、その数が第2の閾値以上の場合には第1の閾値を大きくし、その数が第2の閾値未満である場合には、第1の閾値を小さくする。これにより、本実施形態は、適切なタイミングで報知音を出力することができるので、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 <第4の実施形態>
 次に、第4の実施形態に関して説明する。本実施形態では、検出された注目領域の面積の大きさ及び連続未検出時間に応じて、報知音の出力を制御する。
 図12は、本実施形態の医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。なお、図2で既に説明を行った箇所は同じ符号を付し、説明は省略する。
 面積算出部71は、面積算出処理を行い、注目領域検出部42で検出された注目領域の面積を算出する。面積算出部71は、画像処理を行うことにより検出された注目領域の面積を算出することができる。
 音響制御部47は、注目領域の大きさ及び連続未検出時間に応じて、報知音の出力を制御する。例えば、音響制御部47は、注目領域の面積が第3の閾値より小さい場合には、報知音を出力させる。また音響制御部47は、注目領域の面積が第3の閾値より大きい場合であって、且つ連続未検出時間が第1の閾値より小さい場合には、報知音の出力を停止する。また音響制御部47は、注目領域の面積が第3の閾値より大きい場合であって、且つ連続未検出時間が第1の閾値以上である場合には、報知音を出力させる。
 図13は、本実施形態での報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。図13(A)は、検出された病変Fの面積が第3の閾値未満である場合を示す図である。図13(B)は、検出された病変Fの面積が第3の閾値以上である場合を示す図である。
 図13(A)では、注目領域検出部42は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hにおいて、病変Fを検出している。そして、面積算出部71は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hの各々で検出された病変Fの面積を算出する。図13(A)に示した場合では、医用画像101B~101D、101G、及び101Hの各々で検出された病変Fの面積は第3の閾値未満であるので、連続未検出時間に係わらず、医用画像Hにおいて病変Fが検出されたタイミングで、報知音が出力される。このように、注目領域が小さい場合には注目領域の検出に応じて報知音を出力させて、注意喚起を行うことにより、ユーザの注目領域の見逃しを防止することができる。
 図13(B)に示した場合では、病変Fの面積は第3の閾値以上である。したがって、音響制御部47は、連続未検出時間に応じて報知音を出力させる。ここで、図13(B)に示した場合は連続未検出時間が第1の閾値以下であるので、音響制御部47は、医用画像101G及び101Hで病変Fが検出されているが、報知音の出力を停止する。このように、報知音の出力を停止することにより、注目領域が大きい場合にはユーザは視覚でも十分認識することができるので、必要以上に報知音が出力されることを防ぐことができる。
 以上で説明したように、本実施形態によれば、検出された注目領域の面積に応じて、報知音の出力が制御されるので、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 <第5の実施形態>
 次に、本発明の第5の実施形態に関して説明する。本実施形態では、注目領域検出部42が検出した注目領域の種類に応じて、報知音の出力を制御する。
 図14は、本実施形態の医用画像処理装置14の構成を示すブロック図である。なお、図2で既に説明を行った箇所は同じ符号を付し、説明は省略する。
 分類部81は、注目領域検出部42で検出された注目領域の分類を行う分類処理を行う。例えば、注目領域が病変である場合には、分類部81は病変の種類又は程度により分類を行う。また、分類部81は、注目領域が検査対象の部位である場合には、部位の種類により分類を行う。分類部81は様々な手法により、検出された注目領域の分類を行うことができる。例えば分類部81は、CNNの学習済みモデルで構成される分類器を用いて、検出された注目領域の分類を行うことができる。
 音響制御部47は、注目領域の種類に応じて、報知音の出力を制御する。例えば、音響制御部47は、分類部81で分類された分類結果が特定の種類の場合には、報知音を出力させる。ここで、特定の種類とは、重症の病変、重傷の病変、特段に見逃してはいけない病変、ランドマークとなる部位等のことである。また、音響制御部47は、分類部81で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ連続未検出時間が第1の閾値より小さい場合には、報知音の出力を停止する。また、音響制御部47は、分類部81で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ連続未検出時間が第1の閾値以上の場合には、音声報知器17により報知音を出力させる。
 図15は、本実施形態での報知音が出力されるタイミングに関して説明する図である。図15(A)は、検出された病変Fの分類結果が特定の種類の場合を示す図である。図15(B)は、検出された病変Fの分類結果が特定の種類以外の場合を示す図である。
 図15(A)では、注目領域検出部42は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hにおいて、病変Fを検出している。そして、分類部81は、医用画像101B~101D、101G、及び101Hの各々で検出された病変Fの分類を行う。図15(A)に示した場合では、病変Fは特定の種類であるので、連続未検出時間にかかわらず、医用画像Hにおいて病変Fが検出されたタイミングで、報知音が出力される。このように、病変Fが特定の種類(例えば、重症の病変)である場合には、検出される度に報知音を出力し、ユーザの注目領域の見逃しを防止する。
 図15(B)に示した場合では、病変Fは特定外の種類である。したがって、音響制御部47は、連続未検出時間に応じて報知音を出力させる。ここで、図15(B)に示した場合は連続未検出時間が第1の閾値以下であるので、音響制御部47は、医用画像101G及び101Hで病変Fが検出されているが、報知音の出力を停止する。
 以上で説明したように、本実施形態によれば、検出された注目領域の分類に応じて、報知音の出力が制御されるので、ユーザに不快感を与えず、報知音の注意喚起の効力を損なうことなく、報知音の出力を行うことができる。
 <その他>
 上記実施形態において、医用画像処理装置14の処理を実行する処理部(医用画像取得部40、注目領域検出部42、第2の時間検出部51、閾値変更部52、注目領域数カウント部61、面積算出部71、分類部81)(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
 1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
 更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
 上述の各構成及び機能は、任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは両者の組み合わせによって適宜実現可能である。例えば、上述の処理ステップ(処理手順)をコンピュータに実行させるプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的記録媒体)、或いはそのようなプログラムをインストール可能なコンピュータに対しても本発明を適用することが可能である。
 以上で本発明の例に関して説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
9    :内視鏡システム
10   :内視鏡スコープ
11   :光源装置
12   :内視鏡プロセッサ装置
13   :表示装置
14   :医用画像処理装置
15   :操作部
16   :表示器
17   :音声報知器
20   :挿入部
21   :手元操作部
22   :ユニバーサルコード
25   :軟性部
26   :湾曲部
27   :先端部
28   :撮像素子
29   :湾曲操作ノブ
30   :送気送水ボタン
31   :吸引ボタン
32   :静止画撮影指示部
33   :処置具導入口
35   :ライトガイド
36   :信号ケーブル
37a  :コネクタ
37b  :コネクタ
38   :動画
38a  :フレーム画像
39   :静止画
40   :医用画像取得部
41   :CPU
42   :注目領域検出部
43   :連続検出数記録部
44   :連続未検出数記録部
46   :表示制御部
47   :音響制御部
48   :メモリ

Claims (15)

  1.  プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置であって、
     前記プロセッサは、
     時系列的に連続する画像を受信する画像受信処理と、
     前記画像から注目領域を検出する注目領域検出処理と、
     前記注目領域検出処理により現在に注目領域が検出された場合に、前記音声報知器に前記報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御処理であって、前記注目領域検出処理によって過去に注目領域の検出が終了した時点から前記注目領域検出処理によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、前記音声報知器から前記報知音を出力させる音響制御処理と、
     を行う医用画像処理装置。
  2.  前記音響制御処理は、前記注目領域検出処理により前記注目領域が断続的に検出され、前記第1の時間が第1の閾値未満である場合には前記報知音の出力を停止する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3.  前記音響制御処理は、
     前記第1の時間が第1の閾値以上である場合には、前記音声報知器により前記報知音を出力させ、
     前記第1の時間が第1の閾値未満である場合には、前記音声報知器により前記報知音の出力を停止する請求項1に記載の医用画像処理装置。
  4.  前記プロセッサは、
     前記注目領域検出処理により、過去に注目領域が検出された場合の前記第1の時間に相当する第2の時間を検出する第2の時間検出処理と、
     前記第2の時間に応じて、前記第1の閾値を変更する閾値変更処理と、
     を行う請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  5.  前記プロセッサは、
     前記注目領域検出処理により、前記画像内で検出された注目領域の数をカウントする注目領域数カウント処理を行い、
     前記閾値変更処理は、
     前記注目領域の数が第2の閾値以上の場合には、前記第1の閾値を大きくする請求項4に記載の医用画像処理装置。
  6.  前記プロセッサは、
     前記注目領域検出処理により、前記画像内で検出された前記注目領域の数をカウントする注目領域数カウント処理を行い、
     前記閾値変更処理は、
     前記注目領域の数が第2の閾値未満の場合には、前記第1の閾値を小さくする請求項4又は5に記載の医用画像処理装置。
  7.  前記第1の閾値は、1.5秒以上から2.5秒以下の範囲で設定される請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  8.  前記第1の閾値は、0.5秒以上から3.5秒以下の範囲で変更される請求項4から6のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  9.  前記プロセッサは、
     前記注目領域検出処理で検出された注目領域の面積を算出する面積算出処理を行い、
     前記音響制御処理は、
     前記面積算出処理で算出された前記面積が第3の閾値より小さい場合には、前記音声報知器により前記報知音を出力させ、
     前記面積算出処理で算出された前記面積が第3の閾値以上、且つ前記第1の時間が前記第1の閾値より小さい場合には、前記音声報知器による前記報知音の出力を停止し、
     前記面積算出処理で算出された前記面積が第3の閾値以上、且つ前記第1の時間が前記第1の閾値以上の場合には、前記音声報知器により前記報知音を出力させる請求項2から8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  10.  前記プロセッサは、
     前記注目領域検出処理で検出された注目領域の分類を行う分類処理を行い、
     前記音響制御処理は、
     前記分類処理で分類された分類結果が特定の種類の場合には、前記音声報知器により前記報知音を出力させ、
     前記分類処理で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ前記第1の時間が前記第1の閾値より小さい場合には、前記音声報知器による前記報知音の出力を停止し、
     前記分類処理で分類された分類結果が特定外の種類であって、且つ前記第1の時間が前記第1の閾値以上の場合には、前記音声報知器により前記報知音を出力させる請求項2から8のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  11.  前記音響制御処理は、時系列的に連続する前記画像の枚数に基づいて、前記第1の時間を検出する請求項1から10のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  12.  前記画像受信処理で受信した前記画像を表示する表示部を備え、
     前記注目領域検出処理により検出された注目領域を強調して、前記表示部に表示する請求項1から11のいずれか1項に記載の医用画像処理装置。
  13.  プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置を用いた画像処理方法であって、
     前記プロセッサが、
     時系列的に連続する画像を受信する画像受信工程と、
     前記画像から注目領域を検出する注目領域検出工程と、
     前記注目領域検出工程により現在に注目領域が検出された場合に、前記音声報知器に前記報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御工程であって、前記注目領域検出工程によって過去に注目領域の検出が終了した時点から前記注目領域検出工程によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、前記音声報知器から前記報知音を出力させる音響制御工程と、
     を実行する医用画像処理方法。
  14.  プロセッサ及び報知音を出力する音声報知器を備える医用画像処理装置を用いて画像処理方法を実行させるプログラムであって、
     前記プロセッサに、
     時系列的に連続する画像を受信する画像受信工程と、
     前記画像から注目領域を検出する注目領域検出工程と、
     前記注目領域検出工程により現在に注目領域が検出された場合に、前記音声報知器に前記報知音を一定期間に出力させる制御を行う音響制御工程であって、前記注目領域検出工程によって過去に注目領域の検出が終了した時点から前記注目領域検出工程によって現在に注目領域の検出があった時点までの第1の時間に応じて、前記音声報知器から前記報知音を出力させる音響制御工程と、
     を実行させるプログラム。
  15.  非一時的かつコンピュータ読取可能な記録媒体であって、請求項14に記載のプログラムが記録された記録媒体。
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