WO2022176635A1

WO2022176635A1 - 見守り支援装置、システム及び方法並びにコンピュータ可読媒体

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Publication number: WO2022176635A1
Application number: PCT/JP2022/004273
Authority: WO
Inventors: ほなみ幸
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2021-02-18
Filing date: 2022-02-03
Publication date: 2022-08-25
Also published as: JPWO2022176635A1

Abstract

携帯端末等を携帯していない被見守者が所定の場所へ外出した際に、見守者から被見守者に対して、状況に応じた適切なメッセージを伝達すること。見守り支援装置（１）は、被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報と認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録し、所定の場所に設置された第１の認証端末により被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得し、第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御し、第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定し、第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、判定された認証状況に応じたメッセージを特定し、第１の認証端末へ特定されたメッセージを通知する。

Description

見守り支援装置、システム及び方法並びにコンピュータ可読媒体

　本発明は、見守り支援装置、システム、方法及びプログラムに関し、特に、見守者による被見守り者の見守りを支援する見守り支援装置、システム、方法及びプログラムに関する。

　スマートフォン等の携帯型の情報端末（携帯端末）が普及し、子供や高齢者等の見守りの対象者（被見守り者）が携帯端末を携帯していれば、見守り者が別の場所にいたとしても携帯端末の位置情報等により被見守り者を見守ることが容易となった。但し、被見守り者が携帯端末を常に携帯できるとは限らない。

　特許文献１には、遊戯施設等において迷子が発生したことを自動的に検出できる利用者管理システムに関する技術が開示されている。特許文献２には、ＧＰＳを利用せずに被見守り者の見守りを可能にする屋外設置装置用ユニットに関する技術が開示されている。

特開２００７－０６０５２８号公報特開２０１９－０４０５７５号公報

　ここで、特許文献１及び２では、携帯端末等を携帯していない被見守者が所定の場所へ外出した際に、見守者から被見守者に対して、状況に応じた適切なメッセージを伝達することが困難であるという問題点がある。

　本開示は、このような問題点を解決するためになされたものであり、携帯端末等を携帯していない被見守者が所定の場所へ外出した際に、見守者から被見守者に対して、状況に応じた適切なメッセージを伝達するための見守り支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。

　本開示の第１の態様にかかる見守り支援装置は、
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録部と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録部と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得部と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御部と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定部と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定部と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知部と、
　を備える。

　本開示の第２の態様にかかる見守り支援システムは、
　見守り者の連絡先情報に対応するユーザ端末と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末と、
　見守り支援装置と、を備え、
　前記見守り支援装置は、
　被見守り者の生体情報と前記連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録部と、
　前記ユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、前記連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録部と、
　前記第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得部と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御部と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定部と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定部と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知部と、
　を備える。

　本開示の第３の態様にかかる見守り支援方法は、
　コンピュータが、
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録し、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録し、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得し、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御し、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定し、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定し、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する。

　本開示の第４の態様にかかる見守り支援プログラムは、
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録処理と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録処理と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得処理と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御処理と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定処理と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定処理と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知処理と、
　をコンピュータに実行させる。

　本開示により、携帯端末等を携帯していない被見守者が所定の場所へ外出した際に、見守者から被見守者に対して、状況に応じた適切なメッセージを伝達するための見守り支援装置、システム、方法及びプログラムを提供することができる。

本実施形態１にかかる見守り支援装置の構成を示すブロック図である。本実施形態１にかかる見守り支援方法の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる見守り支援システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかるユーザ端末の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる認証端末の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる見守り支援装置の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる認証装置の構成を示すブロック図である。本実施形態２にかかる第１の登録処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる認証装置による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる第２の登録処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる認証制御処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる認証装置による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態２にかかる顔認証からメッセージ登録までの処理例の流れを示すシーケンス図である。本実施形態２にかかる見守り者への通知画面の例を示す図である。

　以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。

＜実施形態１＞
　図１は、本実施形態１にかかる見守り支援装置１の構成を示すブロック図である。見守り支援装置１は、見守り者が被見守り者を遠隔で見守ることを支援するための情報処理装置である。ここで、被見守り者は、子供や高齢者等の見守りの対象者である。例えば、被見守り者が子供である場合、見守り者は親等の保護者が挙げられる。また、被見守り者が高齢者や要介護者である場合、見守り者は被見守り者の親族、介護職員、成年後見人等が挙げられる。ここで、見守り支援装置１は、通信ネットワーク（不図示、以降、通信ネットワークを単にネットワークとも称する）、又は、所定の無線通信により、ユーザ端末及び認証端末と接続されているものとする。尚、ネットワークは、有線か無線であるかを問わないし、通信プロトコルの種別を問わない。

　ユーザ端末は、見守り者の連絡先情報に対応する情報端末である。連絡先情報は、メールアドレス、見守り支援装置１に対応するアプリケーションのユーザＩＤ、端末ＩＤ等である。ユーザ端末は、見守り支援装置１により連絡先情報を宛先とした情報が送信された場合、当該情報を受信できるものとする。また、ユーザ端末は、見守り支援装置１に対してネットワークを介して所定の情報の登録要求を送信する。このとき、登録要求には連絡先情報が含まれているものとする。そのため、見守り支援装置１は、ユーザ端末からの登録要求の要求元から連絡先情報を特定できるものとする。

　認証端末は、被見守り者が撮影された撮影画像を、ネットワークを介して見守り支援装置１へ送信する。また、認証端末は、見守り支援装置１からメッセージの通知を受信する。

　見守り支援装置１は、第１の登録部１１、第２の登録部１２、取得部１３、認証制御部１４、判定部１５、特定部１６及び通知部１７を備える。第１の登録部１１は、被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する。生体情報は、ユーザの指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様（パターン）といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ（特徴量）である。例えば、第１の登録部１１は、ユーザ端末又は認証端末等から被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを受け付けてもよい。また、第１の登録部１１は、被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けた登録情報を、見守り支援装置１の内部又は外部の記憶装置（不図示）に格納する。尚、登録情報は、生体情報と連絡先情報が直接、対応付けられている場合に限らず、生体情報と連絡先情報が間接的に対応付けられていてもよい。例えば、第１の記憶装置は、連絡先情報とユーザＩＤが対応付けられた情報が格納され、第２の記憶装置は、当該ユーザＩＤと生体情報とが対応付けられた情報が格納されてもよい。この場合、登録情報は、第１の記憶装置と第２の記憶装置を合わせたストレージシステムにおいて、生体情報と連絡先情報が対応付けられているといえる。

　第２の登録部１２は、連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する。認証状況とは、認証端末により撮影された撮影画像について生体認証が行われる際の状況である。例えば、認証状況は、認証端末の位置、生体認証が行われた時間帯、認証成功回数等が挙げられるが、これらに限定されない。ここで、「認証状況ごとの複数のメッセージ」とは、認証状況とメッセージの組（応答情報）が複数であることを示す。そのため、第２の登録部１２は、ユーザ端末から複数の応答情報を受け付け、当該ユーザ端末に対応する連絡先情報を特定する。そして、第２の登録部１２は、特定した連絡先情報に対応付けられた生体情報と複数の応答情報とを対応付けて登録する。尚、第２の登録部１２は、第１の登録部１１により登録された登録情報を更新してもよい。また、第２の登録部１２は、生体情報と複数の応答情報とを対応付けた登録情報を、第１の登録部１１と同様に、見守り支援装置１の内部又は外部の記憶装置に格納する。

　取得部１３は、所定の場所に設置された第１の認証端末により被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する。第１の撮影画像は、被見守り者の生体情報が含むものとする。

　認証制御部１４は、第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する。認証制御部１４は、取得部１３により取得された生体情報と上述した登録情報に含まれる生体情報とを用いた生体認証を制御する。尚、見守り支援装置１が上述した記憶装置を内蔵する場合、認証制御部１４は、生体情報の照合を行うことにより生体認証処理を行う。または、生体情報が外部の認証装置に記憶されている場合、認証制御部１４は、認証装置に生体認証処理を行わせ、認証結果を取得する。

　判定部１５は、第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する。例えば、判定部１５は、第１の認証端末の位置、第１の撮影画像の撮影時刻や現在時刻、第１の生体認証に成功した被見守り者の過去の認証成功回数等に基づいて、認証状況を判定する。

　特定部１６は、第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、判定部１５により判定された認証状況に応じたメッセージを特定する。

　通知部１７は、第１の認証端末へ、特定部１６により特定されたメッセージを通知する。

　図２は、本実施形態１にかかる見守り支援方法の流れを示すフローチャートである。まず、第１の登録部１１は、被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する（Ｓ１１）。例えば、第１の登録部１１は、ユーザ端末又は認証端末等から被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを受け付け、生体情報と連絡先情報とを対応付けて記憶装置に登録する。

　次に、第２の登録部１２は、連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付ける（Ｓ１２）。例えば、第２の登録部１２は、ユーザ端末から複数の応答情報を受け付ける。そして、第２の登録部１２は、ユーザ端末に対応する連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する（Ｓ１３）。例えば、第２の登録部１２は、連絡先情報に対応付けられた生体情報に複数の応答情報を対応付けて記憶装置に登録する。

　その後、被見守り者が第１の認証端末の近くに到着したものとする。このとき、第１の認証端末は、被見守り者を撮影し、第１の撮影画像を見守り支援装置１へ送信する。これに応じて、取得部１３は、所定の場所に設置された第１の認証端末により被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する（Ｓ１４）。つまり、取得部１３は、第１の認証端末からネットワークを介して第１の撮影画像を受信する。

　そして、認証制御部１４は、第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する（Ｓ１５）。認証制御部１４は、第１の生体認証に成功したか否かを判定する（Ｓ１６）。

　第１の生体認証に成功した場合、判定部１５は、認証状況を判定する（Ｓ１７）。そして、特定部１６は、第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、判定された認証状況に応じたメッセージを特定する（Ｓ１８）。そして、通知部１７は、第１の認証端末へ、ステップＳ１８で特定されたメッセージを通知する（Ｓ１９）。つまり、通知部１７は、第１の認証端末に対してネットワークを介してメッセージを送信する。これに応じて、第１の認証端末は、見守り支援装置１から受信したメッセージを画面に表示する。そして、被見守り者は、見守り者のユーザ端末により予め登録された、認証状況に応じたメッセージを第１の認証端末を介して確認することができる。

　尚、ステップＳ１６で第１の生体認証に失敗したと判定された場合、当該処理を終了する。または、この場合、通知部１７は、第１の認証端末へ生体認証に失敗した旨を送信してもよい。

　このように本実施形態では、携帯端末等を携帯していない被見守者が所定の場所へ外出した際に、見守者から被見守者に対して、状況に応じた適切なメッセージを伝達することができる。具体的には、見守り者は、自身のユーザ端末に対応する連絡先情報と、被見守り者の生体情報とを対応付けて、見守り支援装置１に対して予め登録する。そして、見守り者は、複数の認証状況のそれぞれに応じて見守り者に対して通知する異なるメッセージを、ユーザ端末を用いて見守り支援装置１に登録する。その後、見守り者は携帯端末等を携帯せずに、認証端末が設置された所定の場所へ外出する。このとき、認証端末は、見守り者の生体情報を含む画像を撮影し、撮影画像を含めた生体認証要求を、ネットワークを介して見守り支援装置１へ送信する。これに応じて、見守り支援装置１は、受信した撮影画像に含まれる生体情報と、予め登録された生体情報との生体認証を制御する。そして、見守り支援装置１は、生体認証に成功した際の認証状況に応じたメッセージを認証端末へ通知する。これにより、被見守り者は、見守り者が予め登録した複数のメッセージの中から認証状況に適したメッセージを、認証端末を介して視認することができる。

　尚、見守り支援装置１は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備えるものである。また、当該記憶装置には、本実施形態にかかる見守り支援方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶されている。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを前記メモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、前記プロセッサは、第１の登録部１１、第２の登録部１２、取得部１３、認証制御部１４、判定部１５、特定部１６及び通知部１７の機能を実現する。

　または、第１の登録部１１、第２の登録部１２、取得部１３、認証制御部１４、判定部１５、特定部１６及び通知部１７は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路（circuitry）、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されてもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＧＰＵ（Graphics Processing Unit）、ＦＰＧＡ（field-programmable gate array）、量子プロセッサ（量子コンピュータ制御チップ）等を用いることができる。

　また、見守り支援装置１の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、見守り支援装置１の機能がＳａａＳ（Software as a Service）形式で提供されてもよい。

＜実施形態２＞
　本実施形態２は、上述した実施形態１の具体例である。図３は、本実施形態２にかかる見守り支援システム１０００の全体構成を示すブロック図である。見守り支援システム１０００は、所定の領域に設置された複数の認証端末における認証者（被見守り者Ｕ１）の顔認証により、見守り者Ｕ２による被見守り者Ｕ１の見守りを支援するための情報システムである。特に、見守り支援システム１０００では、所定の領域として公園１００を例示している。但し、所定の領域は、特定の施設に限定されず、複数の施設を含んでも良い。例えば、所定の領域は、被見守り者Ｕ１の自宅から所定範囲内としてもよい。その場合、各認証端末は、歩道や公共施設等に設置されてもよい。

　尚、以下の説明では、本人確認の認証を生体認証の一例である顔認証とし、本人確認情報を生体情報の一例である顔特徴情報とする。但し、生体認証及び生体情報は撮影画像を利用する他の技術を適用可能である。例えば、生体情報には、指紋、声紋、静脈、網膜、瞳の虹彩の模様（パターン）といった個人に固有の身体的特徴から計算されるデータ（特徴量）を用いても構わない。

　見守り支援システム１０００は、認証端末１１０から１４０、トイレ１５０、遊具１６０、認証装置２００、見守り支援装置３００及びユーザ端末５００を備える。認証端末１１０から１４０、認証装置２００、見守り支援装置３００及びユーザ端末５００は、ネットワークＮを介して接続される。ここで、ネットワークＮは、有線又は無線の通信回線、例えばインターネットである。認証端末１１０から１４０、トイレ１５０、遊具１６０は、公園１００内に設置されているものとする。認証装置２００及び見守り支援装置３００は、設置場所を問わない。また、トイレ１５０及び遊具１６０は、公園１００内の設備の例に過ぎない。ユーザ端末５００は、公園１００の外部にいる見守り者Ｕ２が所持する情報端末である。

　見守り支援システム１０００は、例えば次のように利用される。まず、見守り者Ｕ２は、見守り者Ｕ２の同伴なしで被見守り者Ｕ１が公園１００へ遊びに行った際に、安全に遊び、夕方までに家に帰ってくることを望むものとする。例えば、被見守り者Ｕ１は、幼児から小学校低学年程度の子供であり、見守り者Ｕ２は被見守り者Ｕ１の保護者であるものとする。尚、上述したように、被見守り者Ｕ１は高齢者や要介護者等の見守りの対象者とし、見守り者Ｕ２は被見守り者Ｕ１の親族等であってもよい。

　そこで、見守り者Ｕ２は、ユーザ端末５００を用いて、被見守り者Ｕ１の顔画像とユーザ端末５００の連絡先情報とを見守り支援装置３００に登録する。または、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１と共に公園１００を訪れた際に、認証端末１１０等を用いて、同様の登録を行っても良い。例えば、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１と共に何回か訪れたことのある公園１００について、今後、被見守り者Ｕ１が見守り者Ｕ２の同伴なしに公園１００に訪れられるようにするとよい。

　そして、見守り者Ｕ２は、ユーザ端末５００を用いて、複数の認証状況のそれぞれに応じたメッセージを見守り支援装置３００に登録する。このとき、見守り支援装置３００は、登録元のユーザ端末５００の連絡先情報により見守り者Ｕ２からの登録であると識別できる。そして、見守り支援装置３００は、被見守り者Ｕ１の顔画像（やユーザＩＤ）と対応付けて認証状況とメッセージの組である応答情報を登録する。

　その後、被見守り者Ｕ１は、見守り者Ｕ２の同伴なしに、例えば、一人か友達と公園１００を訪れる。そして、被見守り者Ｕ１は、公園１００の入口に設置された認証端末１１０の前で顔の撮影を行うことで、見守り支援装置３００における顔認証を行う。認証端末１１０は、被見守り者Ｕ１が顔認証に成功した場合、見守り支援装置３００から受け付けたメッセージを表示する。これにより、被見守り者Ｕ１は、見守り者Ｕ２により登録された、認証状況に対応した適切なメッセージを確認した上で、公園１００で遊ぶことができる。また、被見守り者Ｕ１は、トイレ１５０や遊具１６０を利用する際に、認証端末１２０や認証端末１３０の前で顔の撮影を行うことで、同様に、認証状況に対応した適切なメッセージを確認できる。その後、被見守り者Ｕ１は、公園１００の出口に設置された認証端末１４０の前で顔の撮影を行うことで、同様に、認証状況に対応した適切なメッセージを確認できる。

　また、各認証端末において被見守り者Ｕ１が顔認証に成功した場合、見守り支援装置３００は、認証端末の位置を含む情報をユーザ端末５００へ通知する。これにより、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１が公園１００内のどのあたりにいるかを把握できる。さらに、見守り者Ｕ２は、通知に応じて、ユーザ端末５００を用いて、認証状況とメッセージの組を見守り支援装置３００へ登録する。例えば、見守り者Ｕ２は、通知されたタイミング（時刻）、認証端末の場所、その日の予定等を勘案して、適切なメッセージを追加登録できる。その後、被見守り者Ｕ１が公園１００内のいずれかの認証端末で顔認証を行った場合に、当該認証端末は、追加登録されたメッセージを表示することができる。そのため、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１に対して状況に応じた適切なメッセージを伝達することができる。

　図４は、本実施形態２にかかるユーザ端末５００の構成を示すブロック図である。ユーザ端末５００は、例えば、携帯電話端末、スマートフォン、タブレット端末、カメラ付きのノートパソコン等の情報処理装置である。ユーザ端末５００は、登録端末の一例である。ユーザ端末５００は、カメラ５１、記憶部５４、メモリ５５、通信部５６、入出力部５７及び制御部５８を備える。

　カメラ５１は、制御部５８の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。記憶部５４は、ユーザ端末５００の各機能を実現するためのプログラム５４１と連絡先情報５４２が格納される記憶装置である。プログラム５４１は、少なくとも第１から第３の登録処理等が実装されたコンピュータプログラムである。プログラム５４１は、本実施形態にかかる見守り支援装置３００に対するクライアントアプリケーションを含む。連絡先情報５４２は、見守り支援装置３００から見守り者Ｕ２へ所定の情報を連絡するための連絡先を示す情報である。連絡先情報５４２は、上述したような、メールアドレス、上記クライアントアプリケーションのユーザＩＤ、ユーザ端末５００の端末ＩＤ、ユーザ端末５００の携帯電話番号等である。

　メモリ５５は、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性記憶装置であり、制御部５８の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部５６は、ネットワークＮとの通信インタフェースである。入出力部５７は、表示装置と入力装置を含む。入出力部５７は、例えば、タッチパネルである。制御部５８は、ユーザ端末５００が有するハードウェアの制御を行うプロセッサである。制御部５８は、記憶部５４からプログラム５４１をメモリ５５へ読み込ませ、実行する。これにより、制御部５８は、受付部５８１、登録部５８２及び表示制御部５８３の機能を実現する。

　受付部５８１は、見守り者Ｕ２による被見守り者Ｕ１の撮影操作を受け付けて、カメラ５１を制御して被見守り者Ｕ１の顔を含む領域を撮影し、顔画像として取得する。そして、受付部５８１は、見守り者Ｕ２による第１の登録操作を受け付ける。また、受付部５８１は、見守り者Ｕ２から、複数の認証状況と認証状況ごとのメッセージの入力操作を受け付け、続けて、第２の登録操作を受け付ける。また、受付部５８１は、見守り支援装置３００からの通知に応じて見守り者Ｕ２から、１以上の認証状況とメッセージの入力操作を受け付け、続けて、第３の登録操作を受け付ける。

　登録部５８２は、受付部５８１が第１の登録操作を受け付けた場合に、受付部５８１が取得した（被見守り者Ｕ１の）顔画像と記憶部５４に記憶された連絡先情報５４２とを含めた第１の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。また、登録部５８２は、受付部５８１が第２の登録操作を受け付けた場合に、受付部５８１が受け付けた認証状況とメッセージの組である複数の応答情報と、連絡先情報５４２とを含めた第２の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。

　例えば、認証状況が端末位置の場合、端末位置ごとに次のようなメッセージが挙げられる。端末位置が公園１００の入口（認証端末１１０）である場合、メッセージは「気を付けて遊びなさい。」等であるとよい。また、端末位置が公園１００の遊具１６０（認証端末１３０）である場合、メッセージは「みんなと仲良く遊びなさい。」等であるとよい。端末位置が公園１００の出口（認証端末１４０）である場合、メッセージは「忘れ物がないか確認してね。」や（道路が近いため）「車に気を付けてね。」等であるとよい。

　また、認証状況が時間帯の場合、時間帯ごとに次のようなメッセージが挙げられる。時間帯が昼間（９時から１６時）である場合、メッセージは「５時（１７時）までに家に帰ってきなさい。」等であるとよい。時間帯が夕方（１６時から１８時）である場合、メッセージは「早く家に帰ってきなさい。」等であるとよい。

　また、認証状況が認証成功回数の場合、認証成功回数ごとに次のようなメッセージが挙げられる。認証成功回数が初回（初めて一人で公園１００に来た）場合、メッセージは、「トイレの場所を確認しておいてね。」等であるとよい。認証成功回数が５回以上の場合、メッセージは、「危ない場所に行ってはダメ！」等であるとよい。

　尚、認証状況は、複数のものを組み合わせても良い。例えば、認証状況は、端末位置及び時間帯の組合せ、端末位置及び認証成功回数の組合せ、時間帯及び認証成功回数の組合せ、これらすべての組合せ、他の認証状況の組合せ等であってもよい。

　また、登録部５８２は、受付部５８１が第３の登録操作を受け付けた場合に、受付部５８１が受け付けた認証状況とメッセージの組である１以上の応答情報と連絡先情報５４２とを含めた第３の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。

　表示制御部５８３は、撮影操作、第１から第３の登録操作、認証状況とメッセージの入力操作を受け付けるための受付画面を入出力部５７に表示する。また、表示制御部５８３は、見守り支援装置３００からネットワークＮを介して受信した通知情報を入出力部５７に表示する。当該通知情報には、例えば、被見守り者Ｕ１が顔認証を行った認証端末の位置や認証時刻等が含まれる。

　図３に戻り説明を続ける。認証端末１１０は、公園１００の入口に設置された情報端末である。認証端末１２０は、トイレ１５０の入口に設置された情報端末である。認証端末１３０は、遊具１６０の周辺に設置された情報端末である。認証端末１４０は、公園１００の出口に設置された情報端末である。

　図５は、本実施形態２にかかる認証端末１１０の構成を示すブロック図である。尚、認証端末１２０から１４０は、図５と同等の構成であるため、図示を省略する。認証端末１１０は、カメラ４１、記憶部４４、メモリ４５、通信部４６、入出力部４７及び制御部４８を備える。

　カメラ４１は、制御部４８の制御に応じて撮影を行う撮影装置である。記憶部４４は、認証端末１１０の各機能を実現するためのプログラム４４１が格納される記憶装置である。プログラム４４１は、少なくとも顔認証要求処理、受信内容の表示処理等が実装されたコンピュータプログラムである。尚、プログラム４４１は、さらに顔情報の登録処理が実装されているものとする。メモリ４５は、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性記憶装置であり、制御部４８の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部４６は、ネットワークＮとの通信インタフェースである。入出力部４７は、表示装置と入力装置を含む。入出力部４７は、例えば、タッチパネルである。制御部４８は、認証端末１１０が有するハードウェアの制御を行うプロセッサである。制御部４８は、記憶部４４からプログラム４４１をメモリ４５へ読み込ませ、実行する。これにより、制御部４８は、取得部４８１、登録部４８２、表示制御部４８３及び認証制御部４８４の機能を実現する。

　取得部４８１は、被見守り者Ｕ１から顔認証の操作を受け付け、カメラ４１を制御して被見守り者Ｕ１の顔を含む領域を撮影し、撮影画像として取得する。尚、取得部４８１は、操作によらず、定期的にカメラ４１により撮影された撮影画像を取得してもよい。また、取得部４８１は、人感センサ（不図示）により人物が検出された場合に、カメラ４１に撮影させて、撮影画像を取得してもよい。これにより、被見守り者Ｕ１が幼児等であり、自身で操作ができなくても、認証端末１１０の前に立つだけで顔認証を行うことができる。尚、取得部４８１は、撮影画像から顔領域を検出し、顔画像として抽出してもよい。

　尚、認証端末１１０が上述した第１から第３の登録処理を行う場合、取得部４８１は、受付部５８１のように第１から第３の登録操作や認証状況とメッセージの組の入力操作を受け付ける。この場合、取得部４８１は、さらに、見守り者Ｕ２から入力された連絡先情報を取得する。

　登録部４８２は、第１の登録操作を受け付けた場合、撮影画像（顔画像）と連絡先情報を含めた第１の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。また、登録部４８２は、第２又は第３の登録操作を受け付けた場合、上述した第２の登録要求又は第３の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。

　表示制御部４８３は、顔認証の操作を受け付ける受付画面を入出力部４７に表示する。また、表示制御部４８３は、顔認証結果に応じて、見守り支援装置３００からネットワークＮを介して受信したメッセージを入出力部４７に表示する。また、表示制御部４８３は、ユーザ端末５００と同様に、上述した受付画面を入出力部４７に表示してもよい。

　認証制御部４８４は、取得部４８１により取得された撮影画像（顔画像）を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証情報管理装置３００又は認証装置２００へ送信する。つまり、認証制御部４８４は、被見守り者Ｕ１の顔認証を制御する。尚、認証制御部４８４は、認証端末１１０の位置を示す情報（端末ＩＤや位置情報）を顔認証要求に含める。さらに、認証制御部４８４は、撮影画像の撮影時刻を顔認証要求に含めてもよい。

　図３に戻り説明を続ける。
　見守り支援装置３００は、上述した見守り支援装置１の一例である。見守り支援装置３００は、第１から第３の登録処理、認証制御処理等を行う情報処理装置である。見守り支援装置３００は、複数台のサーバに冗長化されてもよく、各機能ブロックが複数台のコンピュータで実現されてもよい。

　次に、見守り支援装置３００について詳細に説明する。図６は、本実施形態２にかかる見守り支援装置３００の構成を示すブロック図である。見守り支援装置３００は、記憶部３１０、メモリ３２０、通信部３３０及び制御部３４０を備える。記憶部３１０は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置の一例である。記憶部３１０は、プログラム３１１、登録情報３１２及び認証履歴３１５を記憶する。プログラム３１１は、本実施形態２にかかる第１から第３の登録処理、認証制御処理等を含む処理が実装されたコンピュータプログラムである。

　登録情報３１２は、被見守り者ＩＤ３１２１、連絡先情報３１２２、並びに、複数の応答情報３１２３１から３１２３ｎ（ｎは２以上の自然数。）を対応付けた情報である。被見守り者ＩＤ３１２１は、後述する認証装置２００において管理される顔特徴情報に対応付けて管理される、ユーザの識別情報である。ここでは、被見守り者ＩＤ３１２１は、被見守り者Ｕ１の識別情報となる。連絡先情報３１２２は、見守り者Ｕ２の連絡先情報である。応答情報３１２３１等は、顔認証に成功した場合に、認証端末に対して通知するための認証状況に応じたメッセージの定義情報である。応答情報３１２３１から３１２３ｎのそれぞれは、認証状況とメッセージとの組である。具体的には、応答情報３１２３１は、認証状況３１３１とメッセージ３１４１を対応付けた情報である。以下、同様であり、応答情報３１２３ｎは、認証状況３１３ｎとメッセージ３１４ｎを対応付けた情報である。

　認証履歴３１５は、ユーザごとの認証履歴である。認証履歴３１５は、例えば、被見守り者ＩＤ３１２１、認証日時、認証端末の位置の組である。または、認証履歴３１５は、被見守り者ＩＤ３１２１ごとの認証成功回数であってもよい。

　メモリ３２０は、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の揮発性記憶装置であり、制御部３４０の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部３３０は、ネットワークＮとの通信インタフェースである。

　制御部３４０は、見守り支援装置３００の各構成を制御するプロセッサつまり制御装置である。制御部３４０は、記憶部３１０からプログラム３１１をメモリ３２０へ読み込ませ、プログラム３１１を実行する。これにより、制御部３４０は、第１の登録部３４１、第２の登録部３４２、取得部３４３、認証制御部３４４、判定部３４５、特定部３４６及び通知部３４７の機能を実現する。

　第１の登録部３４１は、上述した第１の登録部１１の一例である。第１の登録部３４１は、ユーザ端末５００又は認証端末１１０～１４０から第１の登録要求を受け付け、第１の登録要求に含まれる顔画像を含めた顔情報登録要求を認証装置２００へ送信する。そして、第１の登録部３４１は、認証装置２００から顔情報の登録に応じて発行されたユーザＩＤを取得する。そして、第１の登録部３４１は、取得したユーザＩＤ（被見守り者ＩＤ３１２１）に、第１の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２を対応付けて登録情報３１２を生成する。そして、第１の登録部３４１は、生成した登録情報３１２を記憶部３１０に登録する。

　第２の登録部３４２は、上述した第２の登録部１２の一例である。第２の登録部３４２は、ユーザ端末５００又は認証端末１１０～１４０から第２の登録要求を受け付け、第２の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２に対応付けられた被見守り者ＩＤ３１２１を特定する。そして、第２の登録部３４２は、特定した被見守り者ＩＤ３１２１に、第２の登録要求に含まれる複数の応答情報３１２３１から３１２３ｎを対応付けて登録情報３１２を更新する。尚、第２の登録部３４２は、被見守り者ＩＤ３１２１及び連絡先情報３１２２の組に、複数の応答情報３１２３１から３１２３ｎを対応付けて登録情報３１２を更新してもよい。また、第２の登録部３４２は、後述する認証端末の位置の通知に応じてユーザ端末５００から第１の認証状況に応じた第１のメッセージをさらに受け付ける。その場合、第２の登録部３４２は、ユーザ端末５００に対応する連絡先情報３１２２に対応付けられた生体情報（に対応する被見守り者ＩＤ３１２１）に第１の認証状況に応じた第１のメッセージをさらに対応付けて登録する。

　取得部３４３は、上述した取得部１３の一例である。取得部３４３は、認証端末１１０～１４０から顔認証要求を取得する。

　認証制御部３４４は、上述した認証制御部１４の一例である。認証制御部３４４は、取得部３４３が顔認証要求を取得した場合、顔認証要求に含まれる顔画像についての顔認証を制御する。具体的には、認証制御部３４４は、取得した顔認証要求を認証装置２００へ送信し、認証装置２００から顔認証結果を受信する。尚、認証制御部３４４は、顔画像からユーザの顔領域を検出し、顔領域の画像を顔認証要求に含めてもよい。または、認証制御部３４４は、顔領域から顔特徴情報を抽出し、顔特徴情報を顔認証要求に含めてもよい。

　判定部３４５は、上述した判定部１５の一例である。判定部３４５は、受信した顔認証結果から顔認証の成否を判定する。顔認証結果が成功を示す場合、判定部３４５は、顔認証に成功したと判定し、顔認証結果に含まれるユーザＩＤを特定する。また、判定部３４５は、顔認証に成功したと判定した場合、認証状況を判定する。例えば、判定部３４５は、顔認証の要求元である認証端末の位置を認証状況として判定する。また、判定部３４５は、顔認証要求に含まれる顔画像の撮影時刻又は現在時刻である認証に関する時刻情報（又は時間帯）を認証状況として判定する。また、判定部３４５は、認証履歴３１５から、特定したユーザＩＤを被見守り者ＩＤとした場合の認証成功回数を認証状況として判定する。

　特定部３４６は、上述した特定部１６の一例である。特定部３４６は、登録情報３１２の中から判定された認証状況に対応するメッセージを特定する。具体的には、特定部３４６は、特定されたユーザＩＤを被見守り者ＩＤ３１２１とし、被見守り者ＩＤ３１２１に対応付けられた複数の応答情報３１２３１等の認証状況３１３１等の中から、判定された認証状況が含まれるものを特定する。例えば、認証状況３１３１等が時間帯である場合、特定部３４６は、判定された認証状況の一つである時刻情報が含まれる時間帯の認証状況３１３１等を特定する。そして、特定部３４６は、特定した認証状況の組であるメッセージを特定する。また、特定部３４６は、顔認証に成功した被見守り者Ｕ１のユーザＩＤ（被見守り者ＩＤ３１２１）に対応付けられた連絡先情報３１２２を特定する。

　通知部３４７は、上述した通知部１７の一例である。通知部３４７は、特定されたメッセージを、ネットワークＮを介して要求元の認証端末へ通知（送信）する。また、通知部３４７は、特定された連絡先情報を宛先として、判定された認証端末の位置を含む情報を通知（送信）する。

　図３に戻り説明を続ける。
　認証装置２００は、ユーザの顔特徴情報を記憶する情報処理装置である。また、認証装置２００は、外部から受信した顔認証要求に応じて、当該要求に含まれる顔画像又は顔特徴情報について、各ユーザの顔特徴情報と照合を行い、照合結果（認証結果）を要求元へ返信する。

　図７は、本実施形態２にかかる認証装置２００の構成を示すブロック図である。認証装置２００は、顔情報ＤＢ（DataBase）２１０と、顔検出部２２０と、特徴点抽出部２３０と、登録部２４０と、認証部２５０とを備える。顔情報ＤＢ２１０は、ユーザＩＤ２１１と当該ユーザＩＤの顔特徴情報２１２とを対応付けて記憶する。顔特徴情報２１２は、顔画像から抽出された特徴点の集合である。尚、認証装置２００は、顔特徴情報２１２の見守り者Ｕ２等からの要望に応じて、顔特徴ＤＢ２１０内の顔特徴情報２１２を削除してもよい。または、認証装置２００は、本登録から一定期間経過後に顔特徴情報２１２を削除してもよい。

　顔検出部２２０は、顔情報を登録するための登録画像に含まれる顔領域を検出し、特徴点抽出部２３０に出力する。特徴点抽出部２３０は、顔検出部２２０が検出した顔領域から特徴点を抽出し、登録部２４０に顔特徴情報を出力する。また、特徴点抽出部２３０は、認証端末１１０等や見守り支援装置３００等から受信した顔画像に含まれる特徴点を抽出し、認証部２５０に顔特徴情報を出力する。

　登録部２４０は、顔特徴情報の登録に際して、ユーザＩＤ２１１を新規に発行する。登録部２４０は、発行したユーザＩＤ２１１と、登録画像から抽出した顔特徴情報２１２とを対応付けて顔情報ＤＢ２１０へ登録する。認証部２５０は、顔特徴情報２１２を用いた顔認証を行う。具体的には、認証部２５０は、顔画像から抽出された顔特徴情報と、顔情報ＤＢ２１０内の顔特徴情報２１２との照合を行う。認証部２５０は、照合に成功した場合、照合された顔特徴情報２１２に対応付けられたユーザＩＤ２１１を特定する。認証部２５０は、顔特徴情報の一致の有無を顔認証結果として要求元に返信する。顔特徴情報の一致の有無は、認証の成否に対応する。尚、顔特徴情報が一致する（一致有）とは、一致度が閾値以上である場合をいうものとする。また、顔認証結果は、顔認証に成功した場合、特定されたユーザＩＤを含むものとする。

　図８は、本実施形態２にかかる第１の登録処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、見守り者Ｕ２は、ユーザ端末５００を用いて被見守り者Ｕ１の顔画像と見守り者Ｕ２の連絡先情報とを登録するものとする。まず、ユーザ端末５００は、見守り者Ｕ２からの撮影操作に応じてカメラ５１により被見守り者Ｕ１を撮影し、見守り者Ｕ２から第１の登録操作を受け付ける。そして、ユーザ端末５００は、被見守り者Ｕ１の顔画像と記憶部５４に記憶された連絡先情報５４２とを含めた第１の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。

　これに応じて、見守り支援装置３００の第１の登録部３４１は、被見守り者Ｕ１の顔画像と見守り者Ｕ２の連絡先情報を含む第１の登録要求を受信する（Ｓ１１１）。例えば、第１の登録部３４１は、ユーザ端末５００からネットワークＮを介して第１の登録要求を受信する。

　次に、第１の登録部３４１は、第１の登録要求に含まれる顔画像を含めた顔情報登録要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ１１２）。そして、第１の登録部３４１は、認証装置２００からネットワークＮを介して、顔情報の登録に応じて発行されたユーザＩＤを取得する（Ｓ１１３）。そして、第１の登録部３４１は、取得したユーザＩＤ（被見守り者ＩＤ３１２１）と第１の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２を対応付けた登録情報３１２を記憶部３１０に登録する（Ｓ１１４）。

　図９は、本実施形態２にかかる認証装置２００による顔情報登録処理の流れを示すフローチャートである。ここで、情報登録端末（不図示）は、ユーザの顔を含む身体を撮影し、撮影画像（登録画像）を含む顔情報登録要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する。情報登録端末は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレット端末等の情報処理装置である。例えば、情報登録端末は、認証端末１１０等であってもよい。ここでは、情報登録端末は、認証端末１１０等から顔情報登録要求を受け付けた認証情報管理装置３００であるものとする。

　まず、認証装置２００は、顔情報登録要求を受信する（Ｓ２０１）。例えば、認証装置２００は、認証情報管理装置３００からネットワークＮを介して顔情報登録要求を受信する。次に、顔検出部２２０は、顔情報登録要求に含まれる顔画像から顔領域を検出する（Ｓ２０２）。そして、特徴点抽出部２３０は、ステップＳ２０２で検出した顔領域から特徴点（顔特徴情報）を抽出する（Ｓ２０３）。そして、登録部２４０は、ユーザＩＤ２１１を発行する（Ｓ２０４）。そして、登録部２４０は、抽出した顔特徴情報２１２と発行したユーザＩＤ２１１を対応付けて顔情報ＤＢ２１０に登録する（Ｓ２０５）。その後、登録部２４０は、発行したユーザＩＤ２１１を要求元（情報登録端末、例えば、見守り支援装置３００）へ返信する（Ｓ２０６）。

　図１０は、本実施形態２にかかる第２の登録処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、見守り者Ｕ２は、ユーザ端末５００を用いて、被見守り者Ｕ１に対する認証状況ごとのメッセージを登録するものとする。まず、ユーザ端末５００は、見守り者Ｕ２から複数の認証状況と認証状況ごとのメッセージの入力操作を受け付け、第２の登録操作を受け付ける。そして、ユーザ端末５００は、認証状況とメッセージの組を応答情報とし、複数の応答情報と連絡先情報５４２とを含めた第２の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。

　これに応じて、見守り支援装置３００の第２の登録部３４２は、複数の応答情報及び見守り者Ｕ２の連絡先情報を含む第２の登録要求を受信する（Ｓ１２１）。例えば、第２の登録部３４２は、ユーザ端末５００からネットワークＮを介して第２の登録要求を受信する。尚、一人の見守り者Ｕ２が複数の被見守り者Ｕ１に関する登録情報３１２を見守り支援装置３００に登録している場合、ユーザ端末５００は、応答情報の登録対象の被見守り者Ｕ１を指定してもよい。例えば、ユーザ端末５００は、見守り者Ｕ２による被見守り者Ｕ１の指定に応じて、被見守り者Ｕ１の識別情報や顔画像等をさらに第２の登録要求に含めても良い。そのため、例えば、被見守り者（子供）が二人である場合、指定した被見守り者ごとに異なるメッセージを登録し、表示させることができる。

　次に、第２の登録部３４２は、登録情報３１２の中から、受信した第２の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２に対応付けられた被見守り者ＩＤ３１２１を特定する（Ｓ１２２）。尚、受信した第２の登録要求に被見守り者Ｕ１の顔画像が含まれる場合、第２の登録部３４２は、当該顔画像を含めた顔認証要求を認証装置２００へ送信し、認証装置２００から顔認証結果を受信することで、被見守り者Ｕ１の被見守り者ＩＤ３１２１を特定してもよい。

　そして、第２の登録部３４２は、特定した被見守り者ＩＤ３１２１に、第２の登録要求に含まれる複数の応答情報３１２３１から３１２３ｎを対応付けて登録情報３１２に登録（更新）する（Ｓ１２３）。尚、第２の登録部３４２は、被見守り者ＩＤ３１２１及び連絡先情報３１２２の組に、複数の応答情報３１２３１から３１２３ｎを対応付けて登録情報３１２を更新してもよい。

　尚、第１の登録要求と第２の登録要求は、１つの登録要求（第３の登録要求）にまとめても良い。例えば、ユーザ端末５００の登録部５８２は、被見守り者Ｕ１の顔画像と連絡先情報５４２と複数の応答情報とを含めた第３の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する。そして、見守り支援装置３００の第１の登録部３４１（又は第２の登録部３４２）は、受信した第３の登録要求に含まれる顔画像を含めた顔情報登録要求を認証装置２００へ送信し、認証装置２００からユーザＩＤを受信する。その後、第１の登録部３４１は、受信したユーザＩＤ（被見守り者ＩＤ３１２１）に、第３の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２及び複数の応答情報３１２３１等を対応付けて登録情報３１２を生成する。そして、第１の登録部３４１は、生成した登録情報３１２を記憶部３１０に登録する。

　図１１は、本実施形態２にかかる認証制御処理の流れを示すフローチャートである。例えば、まず、見守り支援装置３００の取得部３４３は、認証端末１１０からネットワークＮを介して、被見守り者Ｕ１の顔画像及び認証端末１１０の位置を含む顔認証要求を受信する（Ｓ１３１）。次に、認証制御部３４４は、受信された顔認証要求から顔画像を抽出し、当該顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ１３２）。

　図１２は、本実施形態２にかかる認証装置２００による顔認証処理の流れを示すフローチャートである。まず、認証装置２００は、見守り支援装置３００からネットワークＮを介して、顔認証要求を受信する（Ｓ２１１）。尚、認証装置２００は、認証端末１１０等から顔認証要求を受信してもよい。次に、認証装置２００は、顔認証要求に含まれる顔画像に対して、上述したステップＳ２０２及びＳ２０３と同様に、顔特徴情報を抽出する。そして、認証装置２００の認証部２５０は、顔認証要求に含まれる顔画像から抽出した顔特徴情報を、顔情報ＤＢ２１０の顔特徴情報２１２と照合し（Ｓ２１２）、一致度を算出する。そして、認証部２５０は、一致度が閾値以上か否かを判定する（Ｓ２１３）。顔特徴情報が一致した場合、つまり、顔特徴情報の一致度が閾値以上である場合、認証部２５０は、顔特徴情報２１２に対応付けられたユーザＩＤ２１１を特定する（Ｓ２１４）。そして、認証部２５０は、顔認証に成功した旨と特定したユーザＩＤ２１１とを含めた顔認証結果を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ返信する（Ｓ２１５）。ステップＳ２１３で一致度が閾値未満である場合、認証部２５０は、顔認証に失敗した旨を含めた顔認証結果を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ返信する（Ｓ２１６）。

　図１１に戻り説明を続ける。見守り支援装置３００の認証制御部３４４は、認証装置２００からネットワークＮを介して、顔認証結果を受信する（Ｓ１３３）。

　続いて、判定部３４５は、受信した顔認証結果から顔認証に成功したか否かを判定する（Ｓ１３４）。顔認証に成功したと判定した場合、判定部３４５は、顔認証結果に含まれるユーザＩＤを特定し、認証状況を判定する（Ｓ１３５）。具体的には、判定部３４５は、受信された顔認証要求に含まれる認証端末１１０の位置を認証状況の判定結果に含める。また、判定部３４５は、顔画像の撮影時刻又は現在時刻を認証に関する時刻として認証状況の判定結果に含める。さらに、判定部３４５は、認証履歴３１５を参照し、特定したユーザＩＤを被見守り者ＩＤとした場合の認証成功回数を認証状況の判定結果に含める。

　そして、特定部３４６は、登録情報３１２の中から、ステップＳ１３５で判定された認証状況に対応するメッセージを特定する（Ｓ１３６）。具体的には、まず、特定部３４６は、特定した被見守り者ＩＤ３１２１に対応付けられた複数の応答情報３１２３１～３１２３ｎを特定する。そして、特定部３４６は、特定した応答情報３１２３１～３１２３ｎに含まれる各認証状況の中で、ステップＳ１３５で判定された認証状況を満たすものを特定する。例えば、特定部３４６は、認証端末１１０の位置が一致し、認証に関する時刻が時間帯に含まれる認証状況を特定する。そして、特定部３４６は、特定した認証状況に対応付けられたメッセージを特定する。その後、通知部３４７は、ネットワークＮを介して認証端末１１０へ、特定されたメッセージを通知する（Ｓ１３７）。

　また、ステップＳ１３５の後、特定部３４６は、特定した被見守り者ＩＤ３１２１に対応付けられた連絡先情報３１２２を特定する（Ｓ１３８）。そして、通知部３４７は、特定された連絡先情報を宛先として、判定された認証端末１１０の位置及び認証に関する時刻を含めた情報を通知する（Ｓ１３９）。

　ステップＳ１３４で顔認証に失敗したと判定した場合、通知部３４７は、ネットワークＮを介して認証端末１１０へ、認証失敗の旨を通知する（Ｓ１４０）。

　図１３は、本実施形態２にかかる顔認証からメッセージ登録（第３の登録処理）までの処理例の流れを示すシーケンス図である。ここでは、見守り支援装置３００は、事前に登録情報３１２を登録済みとする。まず、被見守り者Ｕ１は１４時頃、一人で公園１００に到着し、入口に設置された認証端末１１０に対して顔認証の操作を行う。認証端末１１０は、カメラ４１を制御して被見守り者Ｕ１を撮影する（Ｓ３０１）。尚、上述した通り、認証端末１１０は、顔認証の操作によらず、人感センサ等で人物を検出した場合に認証端末１１０の周辺をカメラ４１で撮影しても良い。

　そして、認証端末１１０は、撮影画像（顔画像）及び認証端末１１０の位置を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証情報管理装置３００へ送信する（Ｓ３０２）。これに応じて、見守り支援装置３００は、認証端末１１０からネットワークＮを介して、顔認証要求を受信する。続いて、見守り支援装置３００は、受信された顔認証要求に含まれる顔画像を含めた顔認証要求を、ネットワークＮを介して認証装置２００へ送信する（Ｓ３０３）。認証装置２００は、見守り支援装置３００からネットワークＮを介して受信した顔認証要求に含まれる顔画像について顔認証処理を行う（Ｓ３０４）。ここでは、顔認証に成功したものとし、被見守り者Ｕ１のユーザＩＤが特定される。そこで、認証装置２００は、顔認証に成功した旨と特定したユーザＩＤとを含めた顔認証結果を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ返信する（Ｓ３０５）。

　これに応じて、見守り支援装置３００は、受信した顔認証結果により顔認証に成功したと判定し被見守り者Ｕ１のユーザＩＤを特定する。そして、見守り支援装置３００は、認証状況を判定する（Ｓ３０６）。そして、見守り支援装置３００は、認証状況に対応するメッセージを特定し、特定したユーザＩＤ（被見守り者ＩＤ３１２１）に対応する連絡先情報３１２２を特定する（Ｓ３０７）。例えば、認証状況の端末位置が公園１００の入口を示すため、見守り支援装置３００は、当該認証状況に対応付けられたメッセージ「気を付けて遊びなさい。」を特定する。また、見守り支援装置３００は、被見守り者Ｕ１の見守り者Ｕ２の連絡先情報を特定する。

　そして、見守り支援装置３００は、ネットワークＮを介して認証端末１１０へ、特定されたメッセージを通知する（Ｓ３０８）。これに応じて、認証端末１１０は、受信したメッセージ「気を付けて遊びなさい。」を入出力部４７に表示する（Ｓ３０９）。被見守り者Ｕ１は公園１００の入口でこれから遊ぼうとするため、見守り者Ｕ２からの認証状況（認証端末の設置場所）に応じたメッセージを確認できる。

　また、ステップＳ３０７の後、見守り支援装置３００は、特定された連絡先情報を宛先として、判定された認証端末１１０の位置及び認証に関する時刻を含めた情報を通知する（Ｓ３１０）。尚、見守り支援装置３００は、通知する情報に、顔認証に成功した被見守り者Ｕ１の顔画像を含めても良い。これに応じて、ユーザ端末５００は、連絡先情報への通知情報を受信し、入出力部５７に表示する（Ｓ３１１）。ここでの通知情報は、例えば、１４時、公園１００の入口といった情報を含む。さらに、通知情報に被見守り者Ｕ１の顔画像が含まれている場合、ユーザ端末５００は、当該顔画像をさらに表示する。これにより、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１が公園１００の入口に１４時に到着したことを把握できる。

　図１４は、本実施形態２にかかる見守り者への通知画面７の例を示す図である。通知画面７は、顔画像７１、認証時刻７２及び認証場所７３を含む。顔画像７１は、通知情報に含まれる顔画像であり、認証端末１１０における顔認証に成功した被見守り者Ｕ１の顔画像である。認証時刻７２は、通知情報に含まれる認証に関する時刻である。認証場所７３は、通知情報に含まれる認証端末１１０の位置を示す情報の例である。

　図１３に戻り説明を続ける。
　ここで、被見守り者Ｕ１はこの日の１６時から習い事があるものとする。そこで、見守り者Ｕ２は、第１の認証状況を１４時から１５時半の時間帯とし、第１のメッセージを「今日は習い事があるので１５時半には家に帰ってきなさい。」として、第１の認証状況と第１のメッセージの組をユーザ端末５００に入力する。これに応じて、ユーザ端末５００は、第１の認証状況に応じた第１のメッセージの入力操作を受け付ける（Ｓ３１２）。そして、ユーザ端末５００は、見守り者Ｕ２から第３の登録操作を受け付けた場合、第１の認証状況と第１のメッセージの組である応答情報と連絡先情報５４２とを含めた第３の登録要求を、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へ送信する（Ｓ３１３）。尚、見守り者Ｕ２が見守る被見守り者が複数、見守り支援装置３００に登録されている場合、見守り者Ｕ２は、応答情報の通知対象の被見守り者を１以上指定してもよい。例えば、ユーザ端末５００は、見守り者Ｕ２から通知対象の被見守り者の顔画像（ユーザ端末５００に保存されたものなど）や名称等の指定を受け付けても良い。その場合、ユーザ端末５００は、指定された被見守り者の顔画像等を第３の登録要求に含める。または、ユーザ端末５００は、通知情報に含まれていた顔画像を第３の登録要求に含めてもよい。

　その後、見守り支援装置３００は、ユーザ端末５００からネットワークＮを介して、第３の登録要求を受信し、図１０の第２の登録処理と同様に登録を行う（Ｓ３１４）。具体的には、見守り支援装置３００は、第３の登録要求に含まれる連絡先情報３１２２に対応付けられた被見守り者ＩＤ３１２１を特定する。尚、第３の登録要求に顔画像が含まれる場合、見守り支援装置３００は、当該顔画像を顔認証して被見守り者ＩＤ３１２１を特定してもよい。見守り支援装置３００は、特定した被見守り者ＩＤ３１２１と連絡先情報３１２２の組に、第３の登録要求に含まれる第１の認証状況と第１のメッセージの組（応答情報）を追加して登録する。これにより、見守り者Ｕ２は、事前に登録した複数の応答情報に加えて、通知されたタイミング（時刻）、認証端末の場所、その日の予定等を勘案して、適切なメッセージを追加登録できる。

　その後、例えば、１５時１５分頃に、被見守り者Ｕ１が認証端末１２０で顔認証を行ったものとする。その場合、図１３のステップＳ３０１からＳ３０９の処理が行われる。このとき、認証に関する時刻（１５時１５分）が第１の認証状況の時間帯に該当するため、見守り支援装置３００は、ステップＳ３１４で登録された第１のメッセージを特定し、第１のメッセージを認証端末１２０へ通知する。すなわち、見守り支援装置３００の取得部３４３は、認証端末１２０（第２の認証端末）により被見守り者Ｕ１が撮影された第２の撮影画像を取得する。そして、認証制御部３４４は、第２の撮影画像に対する第２の生体認証を制御する。特定部３４６は、第２の生体認証に成功した際の認証状況が第１の認証状況である場合、第１のメッセージを特定する。そして、通知部３４７は、第２の認証端末へ第１のメッセージを通知する。よって、認証端末１２０は、「今日は習い事があるので１５時半には家に帰ってきなさい。」を表示する。そのため、被見守り者Ｕ１は、見守り者Ｕ２から、その日の予定に応じたメッセージを確認することができる。

　このように、本実施形態２では、上述した実施形態１の効果に加えて、次の効果を奏する。まず、例えば、親は、子供に対して通知するメッセージを事前に複数の認証状況ごとに登録しておくことができる。そのため、子供が携帯端末を持たずに一人で公園へ出かけて到着後、最初の認証端末で顔認証を行った際に時間帯や認証端末の位置に応じたメッセージが認証端末で表示される。併せて、親は、子供が顔認証を行った際の時刻や公園内の位置の通知を、自身のユーザ端末５００で受信して確認できる。つまり、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１が所定の場所で顔認証を行った際に通知を受けるため、被見守り者Ｕ１の現在位置を把握できる。

　さらに、親は、顔認証に応じた通知に対して、追加で認証状況とメッセージの組を登録することができる。そのため、子供は、普段であれば１７時まで公園で遊べるところ、１５時過ぎにいずれかの認証端末で顔認証を行った際に、その日に登録されたメッセージを確認することもできる。よって、認証状況に応じた柔軟なメッセージ登録及び通知を実現できる。

　そのため、例えば、親は、スマートフォンを持たない子供だけの外出を安心して送り出すことができる。子供も安心して外出先で遊ぶことができる。また、スマートフォンを持たない高齢者は、安心して所定の場所まで外出できる。当該高齢者の親族等も安心して高齢者の外出を見守ることができる。さらに、被見守り者Ｕ１の顔認証に応じて見守り者Ｕ２のユーザ端末５００へ通知されたことに応じて、見守り者Ｕ２は追加でメッセージを登録できる。そのため、被見守り者Ｕ１と見守り者Ｕ２が離れた場所にいてもカスタマイズしたメッセージを通知でき、リアルタイムに近いコミュニケーションが実現できる。

　尚、見守り支援装置３００は、認証端末１１０等の機能を備えていても良い。つまり、認証端末１１０から１４０のいずれかが見守り支援装置３００の構成を備えていても良い。

　尚、認証端末１１０等は、認証後に表示するメッセージを被見守り者Ｕ１が確認したことを検出し、見守り支援装置３００を介してユーザ端末５００へ通知してもよい。例えば、図１３のステップＳ３０９において、認証端末１１０は、表示したメッセージの確認ボタンを表示してもよい。そして、認証端末１１０は、被見守り者Ｕ１による確認ボタンに対する操作を受け付けた場合に、メッセージが確認されたことを検出する。または、認証端末１１０は、被見守り者Ｕ１のジェスチャによりメッセージが確認されたことを検出してもよい。または、認証端末１１０は、視線推定技術を用いて被見守り者Ｕ１によりメッセージが確認されたことを検出してもよい。認証端末１１０は、メッセージが確認されたことを検出した場合、ネットワークＮを介して見守り支援装置３００へメッセージの確認通知を送信する。見守り支援装置３００は、認証端末１１０からネットワークＮを介してメッセージの確認通知を受信した場合、ステップＳ３０７で特定された連絡先情報を宛先として、メッセージの確認通知を送信する。これにより、見守り者Ｕ２は、被見守り者Ｕ１の認証時刻や場所に加えて、被見守り者Ｕ１によりメッセージが確認されたことを確認できる。

　尚、図１３のステップＳ３１２で見守り者Ｕ２により入力されたメッセージをリアルタイムに認証端末１１０へ送信して表示してもよい。例えば、見守り支援装置３００は、ステップＳ３１３で受信した第３の登録要求に含まれる応答情報から第１のメッセージを取得する。続けて、見守り支援装置３００は、取得した第１のメッセージを、ステップＳ３０８と同様に、ネットワークＮを介して認証端末１１０へ通知する。これに応じて、認証端末１１０は、受信したメッセージ「今日は習い事があるので１５時半には家に帰ってきなさい。」を入出力部４７に表示する。そのため、被見守り者Ｕ１は、見守り者Ｕ２が認証状況に応じて登録した第１のメッセージを、認証端末１１０で顔認証した認証端末１１０で続けて確認できる。よって、被見守り者Ｕ１は、見守り者Ｕ２からのメッセージを概ねリアルタイムに確認できる。

＜その他の実施形態＞
　尚、上述した実施形態２において、見守り支援装置３００と認証装置２００とは別の情報処理装置として説明したが、同一であってもよい。例えば、見守り支援装置３００は、登録情報３１２の被見守り者ＩＤ３１２１に顔特徴情報をさらに対応付けて登録してもよい。その場合、制御部３４０は、図７の顔検出部２２０、特徴点抽出部２３０、登録部２４０及び認証部２５０を備えていれば良い。

　尚、上述の実施形態では、ハードウェアの構成として説明したが、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、ＣＰＵにコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。

　上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体（non-transitory computer readable medium）を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体（tangible storage medium）を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体（例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ）、光磁気記録媒体（例えば光磁気ディスク）、ＣＤ－ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＣＤ－Ｒ、ＣＤ－Ｒ／Ｗ、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）、半導体メモリ（例えば、マスクＲＯＭ、ＰＲＯＭ（Programmable ROM）、ＥＰＲＯＭ（Erasable PROM）、フラッシュＲＯＭ、ＲＡＭ（Random Access Memory））を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体（transitory computer readable medium）によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。

　なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。

　上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
　（付記Ａ１）
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録部と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録部と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得部と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御部と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定部と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定部と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知部と、
　を備える見守り支援装置。
　（付記Ａ２）
　前記特定部は、前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた連絡先情報を特定し、
　前記通知部は、前記特定された連絡先情報を宛先として、前記第１の認証端末の位置を通知する
　付記Ａ１に記載の見守り支援装置。
　（付記Ａ３）
　前記第２の登録部は、前記第１の認証端末の位置の通知に応じて前記ユーザ端末から、第１の認証状況に応じた第１のメッセージをさらに受け付けた場合、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該第１の認証状況に応じた前記第１のメッセージをさらに対応付けて登録する
　付記Ａ２に記載の見守り支援装置。
　（付記Ａ４）
　前記取得部は、前記所定の場所に設置された第２の認証端末により前記被見守り者が撮影された第２の撮影画像を取得し、
　前記認証制御部は、前記第２の撮影画像に対する第２の生体認証を制御し、
　前記特定部は、前記第２の生体認証に成功した際の認証状況が前記第１の認証状況である場合、前記第１のメッセージを特定し、
　前記通知部は、前記第２の認証端末へ前記第１のメッセージを通知する
　付記Ａ３に記載の見守り支援装置。
　（付記Ａ５）
　前記認証状況は、前記所定の場所に設置された認証端末の位置を含み、
　前記判定部は、前記第１の生体認証に成功した場合の認証端末の位置を前記認証状況として判定する
　付記Ａ１乃至Ａ４のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　（付記Ａ６）
　前記認証状況は、時間帯を含み、
　前記特定部は、前記第１の生体認証に成功した場合の時間帯を前記認証状況として判定する
　付記Ａ１乃至Ａ５のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　（付記Ａ７）
　前記認証状況は、認証回数を含み、
　前記特定部は、前記第１の生体認証に成功した場合の認証回数を前記認証状況として判定する
　付記Ａ１乃至Ａ６のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　（付記Ｂ１）
　見守り者の連絡先情報に対応するユーザ端末と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末と、
　見守り支援装置と、を備え、
　前記見守り支援装置は、
　被見守り者の生体情報と前記連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録部と、
　前記ユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、前記連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録部と、
　前記第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得部と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御部と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定部と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定部と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知部と、
　を備える見守り支援システム。
　（付記Ｂ２）
　前記特定部は、前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた連絡先情報を特定し、
　前記通知部は、前記特定した連絡先情報を宛先として、前記第１の認証端末の位置を通知する
　付記Ｂ１に記載の見守り支援システム。
　（付記Ｃ１）
　コンピュータが、
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録し、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録し、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得し、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御し、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定し、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定し、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する
　見守り支援方法。
　（付記Ｄ１）
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録処理と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録処理と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得処理と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御処理と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定処理と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定処理と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知処理と、
　をコンピュータに実行させる見守り支援プログラム。

　以上、実施形態（及び実施例）を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態（及び実施例）に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　この出願は、２０２１年２月１８日に出願された日本出願特願２０２１－０２４３５５を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

　１　見守り支援装置
　１１　第１の登録部
　１２　第２の登録部
　１３　取得部
　１４　認証制御部
　１５　判定部
　１６　特定部
　１７　通知部
　１０００　見守り支援システム
　Ｕ１　被見守り者
　Ｕ２　見守り者
　Ｎ　ネットワーク
　１００　公園
　１１０　認証端末
　１２０　認証端末
　１３０　認証端末
　１４０　認証端末
　１５０　トイレ
　１６０　遊具
　２００　認証装置
　２１０　顔情報ＤＢ
　２１１　ユーザＩＤ
　２１２　顔特徴情報
　２２０　顔検出部
　２３０　特徴点抽出部
　２４０　登録部
　２５０　認証部
　３００　見守り支援装置
　３１０　記憶部
　３１１　プログラム
　３１２　登録情報
　３１２１　被見守り者ＩＤ
　３１２２　連絡先情報
　３１２３１　応答情報
　３１２３ｎ　応答情報
　３１３１　認証状況
　３１３ｎ　認証状況
　３１４１　メッセージ
　３１４ｎ　メッセージ
　３１５　認証履歴
　３２０　メモリ
　３３０　通信部
　３４０　制御部
　３４１　第１の登録部
　３４２　第２の登録部
　３４３　取得部
　３４４　認証制御部
　３４５　判定部
　３４６　特定部
　３４７　通知部
　４１　カメラ
　４４　記憶部
　４４１　プログラム
　４５　メモリ
　４６　通信部
　４７　入出力部
　４８　制御部
　４８１　取得部
　４８２　登録部
　４８３　表示制御部
　４８４　認証制御部
　５００　ユーザ端末
　５１　カメラ
　５４　記憶部
　５４１　プログラム
　５４２　連絡先情報
　５５　メモリ
　５６　通信部
　５７　入出力部
　５８　制御部
　５８１　受付部
　５８２　登録部
　５８３　表示制御部
　７　通知画面
　７１　顔画像
　７２　認証時刻
　７３　認証場所

Claims

　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録手段と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録手段と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得手段と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御手段と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定手段と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定手段と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知手段と、
　を備える見守り支援装置。
　前記特定手段は、前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた連絡先情報を特定し、
　前記通知手段は、前記特定された連絡先情報を宛先として、前記第１の認証端末の位置を通知する
　請求項１に記載の見守り支援装置。
　前記第２の登録手段は、前記第１の認証端末の位置の通知に応じて前記ユーザ端末から、第１の認証状況に応じた第１のメッセージをさらに受け付けた場合、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該第１の認証状況に応じた前記第１のメッセージをさらに対応付けて登録する
　請求項２に記載の見守り支援装置。
　前記取得手段は、前記所定の場所に設置された第２の認証端末により前記被見守り者が撮影された第２の撮影画像を取得し、
　前記認証制御手段は、前記第２の撮影画像に対する第２の生体認証を制御し、
　前記特定手段は、前記第２の生体認証に成功した際の認証状況が前記第１の認証状況である場合、前記第１のメッセージを特定し、
　前記通知手段は、前記第２の認証端末へ前記第１のメッセージを通知する
　請求項３に記載の見守り支援装置。
　前記認証状況は、前記所定の場所に設置された認証端末の位置を含み、
　前記判定手段は、前記第１の生体認証に成功した場合の認証端末の位置を前記認証状況として判定する
　請求項１乃至４のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　前記認証状況は、時間帯を含み、
　前記特定手段は、前記第１の生体認証に成功した場合の時間帯を前記認証状況として判定する
　請求項１乃至５のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　前記認証状況は、認証回数を含み、
　前記特定手段は、前記第１の生体認証に成功した場合の認証回数を前記認証状況として判定する
　請求項１乃至６のいずれか１項に記載の見守り支援装置。
　見守り者の連絡先情報に対応するユーザ端末と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末と、
　見守り支援装置と、を備え、
　前記見守り支援装置は、
　被見守り者の生体情報と前記連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録手段と、
　前記ユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、前記連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録手段と、
　前記第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得手段と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御手段と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定手段と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定手段と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知手段と、
　を備える見守り支援システム。
　前記特定手段は、前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた連絡先情報を特定し、
　前記通知手段は、前記特定した連絡先情報を宛先として、前記第１の認証端末の位置を通知する
　請求項８に記載の見守り支援システム。
　コンピュータが、
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録し、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録し、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得し、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御し、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定し、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定し、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する
　見守り支援方法。
　被見守り者の生体情報と見守り者の連絡先情報とを対応付けて登録する第１の登録処理と、
　前記連絡先情報に対応するユーザ端末から、認証状況ごとの複数のメッセージを受け付けた場合に、当該連絡先情報に対応付けられた生体情報に当該認証状況ごとの複数のメッセージを対応付けて登録する第２の登録処理と、
　所定の場所に設置された第１の認証端末により前記被見守り者が撮影された第１の撮影画像を取得する取得処理と、
　前記第１の撮影画像に対する第１の生体認証を制御する認証制御処理と、
　前記第１の生体認証に成功した場合、認証状況を判定する判定処理と、
　前記第１の生体認証に成功した生体情報に対応付けられた複数のメッセージの中から、前記判定された認証状況に応じたメッセージを特定する特定処理と、
　前記第１の認証端末へ前記特定されたメッセージを通知する通知処理と、
　をコンピュータに実行させる見守り支援プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。