WO2022137960A1 - プログラムおよび会話システム - Google Patents

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裕樹 伊東
薫 倉田
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京セラ株式会社
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services

Abstract

態様の1つに係るプログラムは、ユーザに利用され、サーバとネットワーク接続された電子機器で実行されるプログラムであって、雑談を生成し(ステップS301)、指向性会話挿入のリクエストをサーバに送信し(ステップS303)、前記サーバから前記リクエストに応じた指向性会話セットを受信し(ステップS304)、前記指向性会話セットを会話形式に展開し、生成した前記雑談に会話として挿入する(ステップS305)、処理を電子機器に実行させる。

Description

プログラムおよび会話システム
 本出願は、プログラムおよび会話システムに関する。
 ユーザとコンピュータとの対話によってユーザを指導することが知られている。例えば、特許文献1には、ユーザの現段階に対応したダイアログスクリプトを選択し、トリガー決定後に使用可能な項目をユーザに定期的に申し出ることを含む情報の対話型での収集及び配布のための方法が開示されている。
特表2003-523579号公報
 従来のユーザとコンピュータとの対話では、ユーザに対して話したい内容を容易に更新することに改善の余地があった。
 態様の1つに係るプログラムは、ユーザに利用され、サーバとネットワーク接続された電子機器で実行されるプログラムであって、雑談を生成し、指向性会話挿入のリクエストをサーバに送信し、前記サーバから前記リクエストに応じた指向性会話セットを受信し、前記指向性会話セットを会話形式に展開し、生成した前記雑談に会話として挿入する、処理を前記電子機器に実行させる。
 態様の1つに係るプログラムは、ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、前記電子機器から指向性会話挿入のリクエストを受信し、前記リクエストに対応する前記ユーザのクラスター情報に基づき指向性会話ライブラリから指向性会話セットを抽出し、前記指向性会話セットに基づいて指向性会話を生成して前記電子機器に送信する、処理を前記サーバに実行させる。
 態様の1つに係るプログラムは、ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、前記電子機器から送信された応答ログを収集して解析し、解析結果に基づいて前記ユーザの新たな介入パラメータを生成する、処理を前記サーバに実行させる。
 態様の1つに係るプログラムは、サーバで実行されるプログラムであって、健診データを基にクラスターを生成し、生成した前記クラスターごとに生活習慣改善への介入ポイントの優先順位を示すクラスター情報を生成し、前記クラスター情報とユーザの識別情報とを紐づけて、前記ユーザの改善に用いるパラメータライブラリに格納する、処理を前記サーバに実行させる。ここで、本開示での健診とは、ユーザの、例えば、血圧、体温、体重、身長、脈拍、視力、肺活量、体脂肪率、聴力、血糖値、がんの可能性、呼吸音及び血液中のコレステロール値のうちの少なくとも1つ又はこれらの任意の組み合わせの生体に関する情報を取得する、健康診断のことであるとしてもよい。
 態様の1つに係るプログラムは、ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、雑談の会話を出力するように前記電子機器を制御し、雑談に挿入する指向性会話セットを取得し、前記指向性会話セットを会話形式に展開し、出力対象の前記雑談に会話として挿入する、処理を前記サーバに実行させる。
 態様の1つに係る会話システムは、電子機器とサーバとが連携して前記電子機器のユーザとの会話を行う会話システムであって、前記電子機器は、雑談を生成し、指向性会話挿入のリクエストをサーバに送信し、前記サーバから前記リクエストに応じた指向性会話セットを受信し、前記指向性会話セットを会話形式に展開し、生成した前記雑談に会話として挿入し、前記サーバは、前記電子機器から指向性会話挿入のリクエストを受信し、前記リクエストに対応する前記ユーザのクラスター情報に基づき指向性会話ライブラリから前記指向性会話セットを抽出し、前記指向性会話セットに基づいて指向性会話を生成して前記電子機器に送信する。
図1は、実施形態に係る会話システムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る雑談情報及び指向性会話情報の一例を示す図である。 図3は、カウンセリング内容と介入項目との関係を示すテーブルの一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る会話システムの処理概要の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る会話システムがユーザにメッセージを表示させる一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る会話システムのシステム構成の一例を示す図である。 図7は、図6に示す電子機器の構成の一例を示す図である。 図8は、図6に示すサーバの構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る電子機器が実行するモジュールM3の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係るサーバが実行するモジュールM2の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係るサーバが実行するモジュールM4の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係るサーバが実行するモジュールM1の処理手順を示すフローチャートである。 図13は、実施形態の変形例に係るサーバが実行するモジュールM3の処理手順を示すフローチャートである。
 本出願に係るプログラム、会話システム等を実施するための複数の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本出願が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下の説明において、同様の構成要素について同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
 図1は、実施形態に係る会話システムの一例を示す図である。図2は、実施形態に係る雑談情報及び指向性会話情報の一例を示す図である。図3は、カウンセリング内容と介入項目との関係を示すテーブルの一例を示す図である。
 図1に示す会話システム1は、ユーザUとの雑談と指向性会話とを交えることで、ユーザUが抱えている課題の解決を支援する機能を有する。会話システム1は、モジュールM1と、モジュールM2と、モジュールM3と、モジュールM4とを備える。モジュールM1、モジュールM2、モジュールM3及びモジュールM4は、コンピュータがプログラムを実行することによって実現される。
 モジュールM1は、ユーザUに対応するクラスターを管理する会話システム1の構成要素である。モジュールM1は、介入ポイント管理機能M11と、パラメータライブラリDB10とを備える。
 介入ポイント管理機能M11は、改善用のクラスターごとに、ユーザUの改善への介入ポイントの優先順位を管理する機能を有する。クラスターは、例えば、改善の属性に基づいてグループ化された集合体を意味する。例えば、生活習慣の改善である場合、クラスターは、例えば、生活習慣、生活環境若しくは嗜好等またはこれらの任意の組み合わせのグループを有するとしてよい。
 パラメータライブラリDB10は、複数のユーザUに対応するクラスター情報302を管理する。クラスター情報302は、例えば、ユーザUを識別可能な識別情報と、ユーザUに対応する介入ポイントの優先順位情報と、を有する。優先順位情報は、介入ポイントの優先順位と、会話における出現頻度とを示す情報を有する。例えば、優先順位情報の優先順位は、食事、運動、睡眠の項目の順に優先度が下がるように構成できる。例えば、優先順位情報の出現頻度は、食事の項目が「7」、運動の項目が「2」、睡眠の項目が「1」と設定できる。例えば、改善が生活習慣である介入ポイントは、禁煙、食事若しくは運動等またはこれらの任意の組み合わせを含むとしてよい。
 モジュールM1は、ユーザUの健診データ500に基づいて、ユーザUのクラスターを生成する。モジュールM1は、生成したクラスターごとに、改善への介入ポイントの優先順位を示すクラスター情報302を生成する。健診データ500は、例えば、ユーザUの健康診断、問診等の結果を示す情報を有する。モジュールM1は、例えば、ユーザUの改善を指導する指導者等が決定したクラスター情報302を生成してもよい。モジュールM1は、クラスター情報302とユーザUの識別情報とを紐づけてパラメータライブラリDB10に格納する。モジュールM1は、ユーザUに対応するクラスター情報302をモジュールM2に送信できる。モジュールM1は、モジュールM2が指定したユーザUのクラスター情報302をモジュールM2に送信する。モジュールM1は、健診データ以外にも、例えば、健康状態、生活習慣、運動習慣、飲酒習慣、喫煙習慣、間食習慣、体重測定の頻度、好きな食べ物若しくは好きなスポーツ又はこれらの任意の組み合わせに関する質問を含むアンケート結果などのユーザ情報からも、ユーザUのクラスター情報302を生成するとしてもよい。
 モジュールM2は、ユーザUに対する指向性会話を提供する会話システム1の構成要素である。モジュールM2は、指向性会話制御機能M21と、指向性会話ライブラリDB20とを備える。
 指向性会話制御機能M21は、例えば、ユーザUの行動の改善を目的とした指向性会話を制御する。モジュールM2は、モジュールM1からのリクエスト301に応じて、ユーザUに対応したモジュールM1のクラスター情報302に基づく指向性会話を、指向性会話ライブラリDB20から抽出する。例えば、モジュールM2は、クラスター情報302の優先順位情報が示す最も優先順位が高い介入ポイントに適した指向性会話を、指向性会話ライブラリDB20から抽出する。これにより、モジュールM1がクラスター情報302を変更することで、モジュールM2は、変更した介入ポイントに適した指向性会話を、指向性会話ライブラリDB20から抽出することができる。モジュールM2は、指向性会話ライブラリDB20から抽出した指向性会話を、指向性会話セットとしてモジュールM3に送信する。なお、モジュールM2は、指向性会話ライブラリDB20から抽出した1つの指向性会話をモジュールM3に送信するように構成してもよい。
 指向性会話ライブラリDB20は、ユーザUの改善を目的とした複数の指向性会話を管理する。指向性会話ライブラリDB20は、例えば、生活習慣、生活環境、嗜好、ストレスチェック、職場診断、コンテンツ紹介等のクラスターごとの指向性会話を管理する。本実施形態では、指向性会話は、例えば、質問部、回答部、応答部等の項目を含む。質問部の項目は、ユーザUに対する質問内容を示す情報が設定されている。回答部の項目は、ユーザUにより選択される複数の回答を示す情報が設定されている。応答部の項目は、回答後部の複数の回答のそれぞれに応じた応答を示す情報が設定されている。
 モジュールM2は、モジュールM1からリクエスト301を受信すると、該リクエスト301に対応したユーザUのクラスター情報302に基づいて、指向性会話ライブラリDB20から指向性会話セットを抽出する。モジュールM2は、抽出した指向性会話セットをリクエスト301の送信元であるモジュールM3に送信する。
 モジュールM3は、ユーザUに対する雑談、指向性会話等を制御する会話システム1の構成要素である。モジュールM3は、会話制御機能M31を備える。会話制御機能M31は、例えば、会話の表示、音声の出力等を制御することで、コンピュータとユーザUとの会話を制御する機能を有する。会話制御機能M31は、雑談を生成する機能を有する。雑談を生成するとは、例えば、ユーザUとの会話で用いる雑談の情報を生成すること意味する。
 本実施形態では、会話制御機能M31は、チャットボットのアプリケーションを実行することで、ユーザUとコンピュータとの会話を実現する場合について説明する。チャットボットは、例えば、シナリオや設定された回答を選択して会話する機能を提供できる。チャットボットは、ユーザUに解決策を提示するのではなく、聞き役となり、共感や理解することで、ユーザU自らが成長や変容を促すカウンセリングを実現できる。モジュールM3は、ユーザUによってアプリケーションが実行されると、ユーザUを認識し、メッセージ画面等を表示装置に表示させる。
 モジュールM3は、指向性会話挿入のリクエスト301をモジュールM2に送信する。指向性会話挿入のリクエスト301は、例えば、ユーザUとの雑談の間に挿入する指向性会話セット303の送信要求である。モジュールM3は、モジュールM2からリクエスト301に応じた指向性会話セット303を受信し、該指向性会話セット303を会話形式に展開する。例えば、指向性会話セット303が指向性会話(1)、指向性会話(2)及び指向性会話(3)を有する場合、モジュールM3は、指向性会話(1)、指向性会話(2)及び指向性会話(3)の順序で展開する。モジュールM3は、展開した指向性会話を、生成した雑談に会話として挿入する。展開した指向性会話を生成した雑談に会話として挿入するとは、例えば、雑談と雑談との間に1または複数の指向性会話を挿入することを意味する。
 モジュールM3は、例えば、図2に示すように、雑談情報310及び指向性会話情報320を用いてユーザUとの会話を制御する。雑談情報310は、例えば、ユーザUとの雑談を実現する会話を出力可能な情報を含む。雑談情報310は、例えば、指向性を有していない会話等を出力可能な情報を含む。指向性を有していない会話とは、例えば、ユーザUの課題の改善を目的としていない会話、アプリケーションの継続を目的とした会話等を意味する。雑談情報310は、ユーザUとの信頼関係を構築するための会話を出力可能な情報を含む。
 指向性会話情報320は、例えば、指向性を有する会話等を出力可能な情報を含む。指向性を有する会話とは、例えば、ユーザUの課題の改善を目的とした会話を意味する。指向性会話情報320は、例えば、生活習慣、生活環境、嗜好、ストレスチェック、職場診断、コンテンツ紹介等を目的とした会話を出力可能な情報を含む。
 雑談情報310及び指向性会話情報320は、例えば、時間帯、季節等ごとに、質問、回答及び応答の会話を示す情報を含んでいる。雑談情報310は、例えば、挨拶、雑談、ニュース、天気、クイズ若しくは遊び等またはこれらの任意の組み合わせの第1会話を含むとしてよい。第1会話は、例えば、秒、時、日、月もしくは年のいずれかまたはこれらの任意の組み合わせにより変化する会話を含むとしてよい。秒、時、日、月もしくは年またはこれらの任意の組み合わせのいずれかにより変化する会話とは、例えば、会話の一部を、秒、時、日、月もしくは年またはこれらの任意の組み合わせのいずれかにより変化させる会話を意味するとしてよい。例えば、第1会話は、対話する時間帯、日時若しくは季節等またはこれらの組み合わせに適した文字列を設定した会話とすることができる。
 本実施形態では、雑談情報310及び指向性会話情報320は、質問項目D1と、回答項目D2と、応答項目D3とを有する。質問項目D1は、ユーザUに対する質問内容を示す情報を含む。回答項目D2は、ユーザUにより選択される複数の回答を示す情報を含む。応答項目D3は、ユーザUが選択した回答に対する応答を示す情報を含む。応答項目D3は、回答項目D2の複数の回答のそれぞれに応じた応答を示す情報を含む。
 図2に示す一例では、雑談情報310は、「おはよう!新しい朝だ!」の会話を示す情報が質問項目D1に設定されている。雑談情報310は、「(a)おはよう!(b)ふーん!(c)ばいばい!」の3つの選択肢を示す情報が回答項目D2に設定されている。雑談情報310は、「(a)来てくれてありがとう!(b)来てくれてありがとう!(c)またね!」の3つの応答を示す情報が応答項目D3に設定されている。
 指向性会話情報320は、例えば、体重に課題を持つユーザUに対する会話情報となっている。指向性会話情報320は、「昨日はお酒飲んだ?」の会話を示す情報が質問項目D1に設定されている。指向性会話情報320は、「(a)はい(b)いいえ」の2つの選択肢を示す情報が回答項目D2に設定されている。指向性会話情報320は、「(a)リフレッシュになったかな?(b)さすがだね!」の3つの応答を示す情報が応答項目D3に設定されている。
 図1に戻り、モジュールM2は、複数の指向性会話情報320を指向性会話セット303としてモジュールM3に送信する。本実施形態では、指向性会話セット303における指向性会話情報320の数を3つとした場合について説明するが、これに限定されない。指向性会話セット303における指向性会話情報320の数は、任意に設定することができる。
 モジュールM3は、指向性会話セット303に設定された指向性会話情報320の順序で、指向性会話情報320に基づくユーザUとの会話を実現する。モジュールM3は、指向性会話セット303に対するユーザUの応答結果を識別可能な応答ログ304をモジュールM4に送信する。モジュールM3は、例えば、指向性会話情報320の応答項目D3でユーザUが選択した結果に基づいて、ユーザUの指向性会話に対する応答を示す応答ログ304を生成する。モジュールM3は、生成した応答ログ304をモジュールM4に送信する。
 モジュールM4は、ユーザUの応答等の各種ログを収集して管理する会話システム1の構成要素である。モジュールM4は、ログ管理機能M41と、介入ポイント生成機能M42とを備える。モジュールM4は、モジュールM3のバックグランドで実行することができる。
 ログ管理機能M41は、モジュールM3が送信した応答ログ304をユーザUに紐付けて収集し、応答ログ304をユーザUの識別情報に紐付ける機能を有する。介入ポイント生成機能M42は、収集した応答ログ304を解析し、解析結果に基づいてユーザUの新たな介入パラメータ305を生成する機能を有する。
 モジュールM4は、モジュールM3が送信した応答ログ304をユーザUごとに収集する。応答ログ304は、例えば、雑談、指向性会話等によって得られた会話の結果を示すログである。応答ログ304は、雑談情報310または指向性会話情報320の質問項目D1、ユーザUが選択した回答項目D2、回答に対応する応答項目D3等の会話での結果を示す情報を含む。モジュールM4は、収集した応答ログ304を、ユーザUの識別情報に紐付けてデータベース等に蓄積する。
 モジュールM4は、図3に示すように、カウンセリング内容710と介入項目720との関係を示すテーブル700に基づいて、ユーザUの新たな介入パラメータ305を生成する。本実施形態では、モジュールM4は、テーブル700を用いて新たな介入パラメータ305を生成する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、モジュールM4は、入力が解析結果で出力が介入内容の機械学習等を用いて、介入パラメータ305を生成してもよい。
 図3に示す一例では、テーブル700は、カウンセリング内容710と介入項目720との関係を示している。テーブル700は、生活習慣の改善を目的とした指向性会話に対応している。カウンセリング内容710は、例えば、飲酒頻度、間食及び体重計測の項目を有し、各項目に解析結果の判定情報が設定されている。介入項目720は、例えば、メインテーマ、第1のサブテーマ及び第2のサブテーマの項目を有し、カウンセリング内容710に応じた介入内容が設定されている。介入項目720のメインテーマ、第1のサブテーマ及び第2のサブテーマは、介入パラメータ305の優先順位を示している。
 例えば、カウンセリング内容710は、飲酒頻度が毎日、間食が毎日、体重計測がほぼしていないであったとする。この場合、テーブル700は、介入項目720のメインテーマが飲酒頻度、第1のサブテーマが間食、第2のサブテーマが体重計測の介入パラメータ305に導く。モジュールM4は、収集したユーザUの複数の応答ログ304を解析し、解析結果に該当するカウンセリング内容710を特定し、該カウンセリング内容710に対応する介入項目720に基づいてユーザUの新たな介入パラメータ305を生成する。モジュールM4は、生成した介入パラメータ305をユーザUの識別情報に紐付けてモジュールM1に送信する。
 図1に戻り、モジュールM1は、モジュールM2から受信した介入パラメータ305に基づいて、ユーザUのクラスター情報302を変更する。モジュールM1は、ユーザUに適した介入ポイントを示すクラスター情報302に変更する。モジュールM1は、変更したクラスター情報302をパラメータライブラリDB10に格納する。
 図4は、実施形態に係る会話システム1の処理概要の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、会話システム1は、モジュールM3が雑談の会話処理を実行する(ステップS11)。例えば、モジュールM3は、時間帯、会話のタイミング等に対応した雑談情報310に基づく会話処理を実行することで、雑談情報310の質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を出力装置から順次出力し、ユーザUとの雑談を実現する。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ等を含む。会話システム1は、ステップS11の処理が終了すると、処理をステップS12に進める。
 会話システム1は、モジュールM3がモジュールM2に指向性会話セット303のリクエスト301を送信する(ステップS12)。例えば、モジュールM3は、ユーザUの識別情報を識別可能なリクエスト301を生成し、該リクエスト301をモジュールM2に送信する。会話システム1は、ステップS12の処理が終了すると、処理をステップS13に進める。
 会話システム1は、モジュールM2がユーザUのクラスター情報302を取得する(ステップS13)。例えば、モジュールM2は、リクエスト301が示すユーザUに対応するクラスター情報302をモジュールM1から取得する。会話システム1は、ステップS13の処理が終了すると、処理をステップS14に進める。
 会話システム1は、モジュールM2がクラスター情報302に基づいて、指向性会話ライブラリDB20から指向性会話セット303を抽出する(ステップS14)。例えば、モジュールM2は、クラスター情報302が示す介入ポイントに対応する指向性会話セット303を抽出する。会話システム1は、ステップS14の処理が終了すると、処理をステップS15に進める。
 会話システム1は、モジュールM2が抽出した指向性会話セット303をモジュールM3に送信する(ステップS15)。例えば、モジュールM2は、抽出した指向性会話セット303をリクエスト301の送信元であるモジュールM3に送信する。会話システム1は、ステップS15の処理が終了すると、処理をステップS16に進める。
 会話システム1は、モジュールM3が指向性会話セット303の会話処理を実行する(ステップS16)。例えば、モジュールM3は、指向性会話セット303の複数の指向性会話情報320を展開し、セットされた順序で指向性会話情報320の会話処理を実行する。モジュールM3は、指向性会話情報320に基づく会話処理を実行することで、指向性会話情報320の質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を出力装置から順次出力する。会話システム1は、ステップS16の処理が終了すると、処理をステップS17に進める。
 会話システム1は、モジュールM3が雑談の会話処理を実行する(ステップS17)。例えば、モジュールM3は、ステップS101の雑談情報310に継続した雑談情報310に基づく会話処理を実行する。モジュールM3は、雑談情報310の質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を出力装置から順次出力することで、ユーザUとの雑談を再開する。会話システム1は、ステップS17の処理が終了すると、図4に示す処理手順を終了させる。
 以下では、会話システム1は、体重に課題を持つユーザUを支援対象として、課題の改善を支援する場合の一例について説明する。
 図5は、実施形態に係る会話システム1がユーザUにメッセージを表示させる一例を示す図である。図5に示す一例では、会話システム1は、チャットボットのアプリケーションを実行している。会話システム1は、ユーザUによってアプリケーションが実行されると、ユーザUを認識し、メッセージ画面600をユーザUの電子機器に表示させる。
 場面SN1では、会話システム1は、アバター610と、挨拶に関する雑談情報310が示す会話のメッセージ620とを関連付けてメッセージ画面600に表示する。会話システム1は、例えば、ユーザUがログイン(アクセス)した時間区分の雑談を示すメッセージ620を表示する。
 メッセージ620は、アバター610の吹き出しとして表示されている。サーバ200は、雑談情報310の回答項目D2が示す複数の選択肢を示すメッセージ630を、メッセージ620に関連付けてメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、「佐藤さん、おはよう!新しい朝だ!」のメッセージ620と、「おはよう!」、「ふーん」及び「ばいばい!」の選択肢を示す3つのメッセージ630とをメッセージ画面600に表示する。なお、本開示のアバター610には、図5に示される図柄以外にも、人、動物、植物、幾何学的図形、写真、絵柄、漫画キャラクター又はこれらの任意の組み合わせを利用するとしてもよい。
 ユーザUは、3つの選択肢のうち、「ふーん」のメッセージ630を選択している。会話システム1は、「ふーん」の回答を示すメッセージ640を、ユーザUの回答としてメッセージ画面600に表示する。会話システム1は、ユーザUの回答として「ふーん」のメッセージ640を、メッセージ画面600の右側から吹き出すように表示する。
 会話システム1は、シナリオ情報300に基づいて、「ふーん」に応じた応答を雑談情報310から抽出し、該応答のメッセージ620をメッセージ画面600に表示する。これにより、電子機器100は、アバター610の会話として、「来てくれてありがとう!」のメッセージ620を、メッセージ画面600に表示する。
 場面SN1では、雑談情報310が挨拶に続く雑談の会話を示している。このため、会話システム1は、アバター610と、雑談情報310が示す雑談の会話を示すメッセージ620とを関連付けてメッセージ画面600に表示する。会話システム1は、雑談情報310が示す回答の選択肢を示すメッセージ630を、メッセージ620に関連付けてメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、「今日は豆腐の日です」のメッセージ620と、「知ってた」、「知らなかった」及び「ばいばい!」の選択肢を示す3つのメッセージ630とをメッセージ画面600に表示する。
 ユーザUは、3つの選択肢のうち、「知らなかった」のメッセージ630を選択している。電子機器100は、「知らなかった」のメッセージ630が選択されたことを示す回答情報をサーバ200に送信する。会話システム1は、回答情報の「知らなかった」の回答を示すメッセージ640を、ユーザUの回答としてメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、ユーザUの回答として「知らなかった」のメッセージ640を、メッセージ画面600の右側から吹き出すように表示する。
 会話システム1は、ユーザUが選択した「知らなかった」に応じた応答を雑談情報310から抽出し、該応答のメッセージ620をメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、アバター610の会話として、「新しい発見だね!」のメッセージ620を、メッセージ画面600に表示する。
 場面SN1の雑談会話が終了すると、会話システム1は、指向性会話ライブラリDB20から抽出した指向性会話セット303を展開し、最初の指向性会話情報320に基づく会話を開始する。
 場面SN2では、会話システム1は、アバター610と、最初の指向性会話情報320が示す指向性会話(1)に関する会話のメッセージ620とを関連付けてメッセージ画面600に表示する。会話システム1は、例えば、指向性会話情報320の回答項目D2が示す回答の選択肢を示すメッセージ630を、メッセージ620に関連付けてメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、「昨日はお酒飲んだ?」のメッセージ620と、「いいえ」及び「はい」の選択肢を示す2つのメッセージ630とをメッセージ画面600に表示する。
 ユーザUは、表示された2つの選択肢のうち、「はい」のメッセージ630を選択している。会話システム1は、「はい」のメッセージ630が選択されたことを認識すると、ユーザUが選択した「はい」に応じた応答を指向性会話情報320から抽出し、該応答のメッセージ620をメッセージ画面600に表示する。これにより、会話システム1は、アバター610の会話として、「リフレッシュになったかな?」のメッセージ620を、メッセージ画面600に表示する。
 以降も同様に、会話システム1は、指向性会話セット303の残りの指向性会話情報320に基づく指向性会話を実施する。その後、会話システム1は、ユーザUに対する全ての指向性会話が終了すると、図4に示したように、雑談会話を再開する。
 以上により、会話システム1は、モジュールM3がユーザUとの雑談を行う場合、モジュールM2から受信した指向性会話セット303を展開し、雑談に会話として指向性会話を挿入することができる。例えば、指向性会話セット303が指向性会話(1)、指向性会話(2)及び指向性会話(3)を有する場合、会話システム1は、雑談、指向性会話(1)、指向性会話(2)、指向性会話(3)、雑談というように、雑談に指向性会話を挿入したユーザUとの会話を実現できる。これにより、会話システム1は、モジュールM3が雑談を生成し、モジュールM2が指向性会話を有することで、一人一人のユーザUに対応した指向性会話の更新を容易とすることができる。その結果、会話システム1は、ユーザUに対して話したい内容の様々な指向性会話を雑談に挿入できるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 図6は、実施形態に係る会話システム1のシステム構成の一例を示す図である。図6に示す会話システム1は、ユーザUが操作可能な電子機器100と、サーバ200と、を備える。電子機器100とサーバ200とは、ネットワーク400を介して、相互に通信可能なように構成されている。
 電子機器100は、例えば、スマートフォン、パーソナル・コンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、タブレット端末、テレビジョン受信機、ゲーム機等を含む。以下では、電子機器100は、スマートフォンである場合の一例について説明する。電子機器100は、ユーザUに各種情報を表示可能な表示部110を有する。電子機器100は、例えば、サーバ200が指示した情報を表示部110に表示する機能、ユーザUから取得した情報をサーバ200に送信する機能等を有する。
 サーバ200は、例えば、クラウドサーバである。サーバ200は、例えば、コンピュータがプログラムを実行することによって実現される。サーバ200は、電子機器100と連携して、ユーザUとの対話、ユーザUの課題を改善する支援等に関する機能を提供できる。サーバ200は、例えば、会話情報を示すメッセージと、ユーザUから取得した回答をメッセージと、を時系列順で電子機器100に表示させるチャット機能を提供できる。サーバ200は、ユーザUから取得した回答等に基づいてユーザUの行動変容を認識し、該行動変更に適した支援を行う機能等を提供できる。行動変容とは、例えば、ユーザUの行動面の変化を意味する。
 サーバ200は、ユーザUの行動変容が定着するまで、複数の段階に適した会話を実現する。サーバ200は、例えば、段階における会話を、1QAR方式とすることができる。1QAR方式は、Question(質問)とAnswer(回答)とResponse(応答)とを1つのセットとして会話する方式である。
 図7は、図6に示す電子機器100の構成の一例を示す図である。図7に示すように、電子機器100は、表示部110と、操作部120と、出力部130と、センサ部140と、通信部150と、記憶部160と、制御部170と、を備える。制御部170は、表示部110、操作部120、出力部130、センサ部140、通信部150、記憶部160等と電気的に接続されている。
 表示部110は、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display)等の表示パネルを有する。表示部110は、制御部170から入力される信号に応じて、文字、図形、画像等の情報を表示できる。表示部110が表示する情報には、上述した雑談情報310、指向性会話情報320等の各種情報が含まれる。
 操作部120は、ユーザの操作を受け付けるための1ないし複数のデバイスを有する。ユーザの操作を受け付けるためのデバイスは、例えば、キー、ボタン、タッチスクリーン等を含む。操作部120は、受け付けた操作に応じた信号を制御部170へ供給できる。
 出力部130は、制御部170から入力される音信号を音として出力できる。出力部130は、例えば、ステレオスピーカ、サラウンドスピーカ等を有する。出力部130は、制御部170から入力されたモノラル信号、ステレオ信号、サラウンド信号等を外部に出力できる。
 センサ部140は、ユーザUや周囲に係る音、画像等の種々の取得情報を取得できる。本実施形態に係るセンサ部140は、例えば、カメラ、マイクロフォン等を含む。センサ部140は、例えば、地磁気センサ、タッチセンサ、赤外線センサ、温度センサ、湿度センサなどの様々なセンサを含んでもよい。センサ部140は、取得した取得情報を制御部170に供給できる。センサ部140は、マイクロフォンによって取得したユーザUの音声等を示す取得情報を制御部170に供給できる。センサ部140は、カメラで取得したユーザUの画像、映像等を示す取得情報を制御部170に供給できる。
 通信部150は、例えば、サーバ200、他の電子機器100等と通信できる。通信部150は、各種通信規格をサポートできる。通信部150は、例えば、有線又は無線ネットワーク等を介して各種情報を送受信できる。通信部150は、受信した情報を制御部170に供給できる。通信部150は、制御部170が指示した送信先に情報を送信できる。
 記憶部160は、プログラム及びデータを記憶できる。記憶部160は、制御部170の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部160は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non-transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部160は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部160は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部160は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
 記憶部160は、例えば、プログラム161、雑談情報310、指向性会話情報320等を記憶できる。プログラム161には、アプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、サーバ200と連携してユーザUとの会話を実現するための機能を提供できる。アプリケーションは、例えば、表示部110に画面を表示させ、操作部120のタッチスクリーンを介して検出されるジェスチャに応じた処理を制御部170に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信部150による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介して記憶部160にインストールされてもよい。
 本実施形態では、プログラム161は、上述したモジュールM3を実現するためのプログラムを有する。プログラム161は、雑談を生成し、指向性会話挿入のリクエスト301をサーバ200に送信し、サーバ200からリクエスト301に応じた指向性会話セット303を受信し、指向性会話セット303を会話形式に展開し、生成した雑談に会話として挿入する、処理を電子機器100に実行させる。
 制御部170は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、及びコプロセッサを含むが、これらに限定されない。制御部170は、電子機器100の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
 具体的には、制御部170は、記憶部160に記憶されている情報を必要に応じて参照しつつ、記憶部160に記憶されているプログラム161に含まれる命令を実行する。そして、制御部170は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、表示部110、操作部120、出力部130、センサ部140、及び通信部150を含むが、これらに限定されない。
 制御部170は、プログラム161を実行することで、通信部150を介して、サーバ200から受信した指向性会話セット303に基づく指向性会話を実現する制御を行う。制御部170は、プログラム161を実行することで、指向性会話セット303が示す指向性会話を展開し、雑談に挿入する制御を行う。
 以上、本実施形態に係る電子機器100の機能構成例について説明した。なお、図7を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る電子機器100の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る電子機器100の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
 図8は、図6に示すサーバ200の構成の一例を示す図である。図8に示すように、サーバ200は、表示部210と、操作部220と、通信部230と、記憶部240と、制御部250と、を備える。制御部250は、表示部210、操作部220、通信部230、記憶部240等と電気的に接続されている。
 表示部210は、制御部250の制御によって各種情報を表示可能なように構成されている。表示部210は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示パネルを有する。表示部210は、制御部250から入力される信号に応じて、文字、図形、画像等の情報を表示する。
 操作部220は、ユーザの操作を受け付けるための1ないし複数のデバイスを有する。ユーザの操作を受け付けるためのデバイスは、例えば、キー、ボタン、タッチスクリーン等を含む。操作部220は、受け付けた操作に応じた信号を制御部250へ供給できる。
 通信部230は、例えば、電子機器100、他の通信機器等と通信できる。通信部230は、各種通信規格をサポートできる。通信部230は、例えば、有線又は無線ネットワーク等を介して各種情報を送受信できる。通信部230は、受信した情報を制御部250に供給できる。通信部230は、制御部250が指示した送信先に情報を送信できる。
 記憶部240は、プログラム及びデータを記憶できる。記憶部240は、制御部250の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部240は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的な記憶媒体を含んでよい。記憶部240は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部240は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部240は、RAM等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
 記憶部240は、例えば、プログラム241、クラスター情報302、指向性会話情報320、ログ情報330等を記憶できる。プログラム241は、電子機器100と連携してユーザUとの会話を実現するための各種制御に関する機能を制御部250に実行させる。記憶部240は、複数の指向性会話情報320を記憶することで、指向性会話ライブラリDB20を実現してもよいし、指向性会話ライブラリDB20から取得した指向性会話情報320を記憶してもよい。ログ情報330は、例えば、会話、質問、回答、応答等のログを示す情報を含む。
 本実施形態では、プログラム241は、上述したモジュールM1、モジュールM2及びモジュールM4を実現するためのプログラムを有する。プログラム241は、電子機器100から指向性会話挿入のリクエスト301を受信し、リクエスト301を送信したユーザに対応するクラスター情報302に基づき指向性会話ライブラリDB20から指向性会話セット303を抽出し、指向性会話セット303に基づいて指向性会話を生成して電子機器100に送信する、処理をサーバ200に実行させる。
 プログラム241は、電子機器100から送信された応答ログ304を収集して解析し、解析結果に基づいて、新たな介入パラメータ305を生成する、処理をサーバ200に実行させる。プログラム241は、健診データ500を基にクラスターを生成し、生成したクラスターごとに生活習慣改善への介入ポイントの優先順位を示す優先順位データを生成し、優先順位データとユーザUの識別情報とを紐づけて生活習慣改善のパラメータライブラリDB10に格納する、処理をサーバ200に実行させる。
 制御部250は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU、SoC、MCU、FPGA、及びコプロセッサを含むが、これらに限定されない。制御部250は、サーバ200の動作を統括的に制御して各種の機能を実現できる。
 具体的には、制御部250は、記憶部240に記憶されている情報を必要に応じて参照しつつ、記憶部240に記憶されているプログラム241に含まれる命令を実行できる。そして、制御部250は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現できる。機能部は、例えば、表示部210及び通信部230を含むが、これらに限定されない。
 制御部250は、プログラム241を実行することで、上述したモジュールM1、モジュールM2及びモジュールM3として機能する。制御部250は、プログラム241を実行することで、通信部230を介して、電子機器100から受信したリクエスト301、応答ログ304に対応した処理を実現する制御を行う。制御部250は、プログラム241を実行することで、通信部230を介して、指向性会話セット303を電子機器100に送信する制御を行う。
 以上、本実施形態に係るサーバ200の機能構成例について説明した。なお、図8を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係るサーバ200の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係るサーバ200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
 図9は、実施形態に係る電子機器100が実行するモジュールM3の処理手順を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、上述したモジュールM3を電子機器100で実現する場合の処理手順の一例を示している。図9に示す処理手順は、電子機器100の制御部170がプログラム161を実行することによって実現される。図9に示す処理手順は、制御部170によってユーザUとの会話を行う場合に実行される。
 図9に示すように、電子機器100の制御部170は、雑談情報310を生成する(ステップS301)。例えば、制御部170は、時間帯、会話のタイミング等に対応した雑談情報310を生成する。例えば、制御部170は、データベース等から取得した情報に基づいて雑談情報310を生成する。制御部170は、ステップS301の処理が終了すると、処理をステップS302に進める。
 制御部170は、雑談情報310に基づく会話処理を実行する(ステップS302)。例えば、制御部170は、会話処理を実行することで、雑談情報310の質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を順次出力するように、表示部110を制御する。これにより、電子機器100の表示部110は、雑談に応じたメッセージを表示する。制御部170は、ステップS302が終了すると、処理をステップS303に進める。
 制御部170は、指向性会話挿入のリクエスト301をサーバ200に送信する(ステップS303)。例えば、制御部170は、通信部150を介して、ユーザUを識別可能なリクエスト301をサーバ200に送信する。制御部170は、ステップS303の処理が終了すると、処理をステップS304に進める。
 制御部170は、サーバ200から指向性会話セット303を受信する(ステップS304)。例えば、制御部170は、通信部150を介して、指向性会話セット303を受信して記憶部160に記憶する。制御部170は、ステップS304の処理が終了すると、処理をステップS305に進める。
 制御部170は、指向性会話セット303を展開し、指向性会話情報320に基づく会話処理を実行する(ステップS305)。例えば、制御部170は、会話処理を実行することで、展開した指向性会話情報320ごとに、質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を順次出力するように、表示部110を制御する。これにより、電子機器100の表示部110は、複数の指向性会話に応じたメッセージを表示する。制御部170は、ステップS305が終了すると、処理をステップS306に進める。
 制御部170は、指向性会話セット303に対応する応答ログ304をサーバ200に送信する(ステップS306)。例えば、制御部170は、指向性会話の質問とユーザUが選択した回答とを識別可能な応答ログ304を生成し、該応答ログ304をユーザUの識別情報を紐づけてサーバ200に送信する。制御部170は、ステップS306の処理が終了すると、図9に示す処理手順を終了させる。
 以上の処理により、電子機器100の制御部170は、上述したモジュールM3を実現する。これにより、電子機器100は、ユーザUとの雑談を行う場合、サーバ200から受信した指向性会話セット303を展開し、雑談に会話として指向性会話を挿入することができる。会話システム1は、電子機器100が雑談を生成し、サーバ200が指向性会話を有することで、一人一人のユーザUに対応した指向性会話の更新を容易とすることができる。その結果、電子機器100は、ユーザUに対して話したい内容の様々な指向性会話を雑談に挿入できるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 電子機器100は、指向性会話セット303に対するユーザUの応答結果を識別可能な応答ログ304をサーバ200に送信することができる。これにより、電子機器100は、指向性会話に対するユーザUの応答ログ304を、サーバ200に構築させることができる。その結果、電子機器100は、ユーザUの応答結果を提供することで、ユーザUの行動変容の分析に貢献することができる。
 図10は、実施形態に係るサーバ200が実行するモジュールM2の処理手順を示すフローチャートである。図10に示す処理手順は、上述したモジュールM2をサーバ200で実現する場合の処理手順の一例を示している。図10に示す処理手順は、サーバ200の制御部250がプログラム241を実行することによって実現される。図10に示す処理手順は、制御部250によってユーザUとの会話を行う場合に実行される。
 図10に示すように、サーバ200の制御部250は、電子機器100からリクエスト301を受信する(ステップS201)。例えば、制御部250は、通信部230を介して受信したリクエスト301を記憶部240に記憶する。制御部250は、ステップS201の処理が終了すると、処理をステップS202に進める。
 制御部250は、リクエスト301に対応するユーザUのクラスター情報302を取得する(ステップS202)。例えば、制御部250は、モジュールM1に対してクラスター情報302抽出を指示し、パラメータライブラリDB10から抽出されたクラスター情報302を取得する。制御部250は、ステップs202の処理が終了すると、処理をステップS203に進める。
 制御部250は、クラスター情報302に基づいて、指向性会話ライブラリDB20から指向性会話セット303を抽出する(ステップS203)。例えば、制御部250は、クラスター情報302の介入ポイントに適した指向性会話セット303を、指向性会話ライブラリDB20から抽出する。例えば、制御部250は、クラスター情報302が生活習慣の介入ポイントを示している場合、生活習慣に適した指向性会話セット303を抽出する。制御部250は、ステップS203の処理が終了すると、処理をステップS204に進める。
 制御部250は、抽出した指向性会話セット303を電子機器100に送信する(ステップS204)。例えば、制御部250は、通信部230を介して、指向性会話セット303をリクエスト301の送信元の電子機器100に送信する。制御部250は、ステップS204の処理が終了すると、図10に示す処理手順を終了させる。
 以上の処理により、サーバ200の制御部250は、上述したモジュールM2を実現する。これにより、サーバ200は、電子機器100からのリクエスト301に応じて、ユーザUのクラスター情報302に基づく指向性会話セット303を電子機器100に送信することができる。その結果、サーバ200は、ユーザUのクラスター情報302に適した指向性会話を電子機器100の雑談に挿入させることができるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 サーバ200は、リクエスト301に対応するユーザUのクラスター情報302を、変更可能なパラメータライブラリDB10から取得することができる。これにより、サーバ200は、ユーザUに適した最新のクラスター情報302に基づく指向性会話セット303を電子機器100に送信することができる。その結果、サーバ200は、ユーザUのクラスター情報302に応じた様々な指向性会話を電子機器100の雑談に挿入させることができるので、ユーザUの課題の改善により一層貢献することができる。
 図11は、実施形態に係るサーバ200が実行するモジュールM4の処理手順を示すフローチャートである。図11に示す処理手順は、上述したモジュールM4をサーバ200で実現する場合の処理手順の一例を示している。図11に示す処理手順は、サーバ200の制御部250がプログラム241を実行することによって実現される。図11に示す処理手順は、制御部250によってユーザUとの会話を行う場合に実行される。
 図11に示すように、サーバ200の制御部250は、電子機器100から受信したユーザUの応答ログ304を収集する(ステップS401)。例えば、制御部250は、通信部230を介して受信した応答ログ304をユーザUごとに収集して記憶部240に記憶する。制御部250は、ステップS401の処理が終了すると、処理をステップS402に進める。
 制御部250は、収集した応答ログ304を解析する(ステップS402)。例えば、制御部250は、所定の期間に受信した応答ログ304を解析し、解析結果をユーザUに紐付けた記憶部240に記憶する。例えば、制御部250は、取集した応答ログ304の質問、回答等の結果を解析した解析結果に基づいて、上述したカウンセリング内容710をユーザUごとに特定する。制御部250は、ステップS402の処理が終了すると、処理をステップS403に進める。
 制御部250は、解析結果に基づいて、ユーザUの新たな介入パラメータを生成する(ステップS403)。例えば、制御部250は、カウンセリング内容710と介入項目720との関係を示すテーブル700に基づいて、ユーザUの新たな介入パラメータ305を生成する。例えば、制御部250は、カウンセリング内容710に対応する介入項目720に基づいて、メインテーマ、第1のサブテーマ、第2のサブテーマの優先順位で介入ポイントを生成する。制御部250は、生成したユーザUの新たな介入ポイントをユーザUに紐付けて記憶部240に記憶すると、図11に示す処理手順を終了させる。
 以上の処理により、サーバ200の制御部250は、上述したモジュールM4を実現する。これにより、サーバ200は、ユーザUの実際の応答結果に適した介入パラメータ305を生成するので、クラスター情報302の変更を支援することができる。会話システム1は、電子機器100が生成した新たな介入パラメータ305に基づいて、クラスター情報302を変更することができる。その結果、サーバ200は、ユーザUの変化に応じた様々な指向性会話を雑談に挿入できるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 サーバ200は、新たな介入パラメータ305をパラメータライブラリDB10に格納することができる。これにより、サーバ200は、パラメータライブラリDB10の介入パラメータに基づくクラスター情報302の変更を支援することができる。その結果、サーバ200は、ユーザUの変化に応じた様々な指向性会話を雑談に挿入させることができるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 図12は、実施形態に係るサーバ200が実行するモジュールM1の処理手順を示すフローチャートである。図12に示す処理手順は、上述したモジュールM1をサーバ200で実現する場合の処理手順の一例を示している。図12に示す処理手順は、サーバ200の制御部250がプログラム241を実行することによって実現される。図12に示す処理手順は、制御部250によってユーザUとの会話を行う場合に実行される。
 図12に示すように、サーバ200の制御部250は、ユーザUの健診データ500に基づいて、クラスターを生成する(ステップS101)。例えば、制御部250は、ユーザUの改善すべき1または複数のクラスターを生成する。なお、制御部250は、ユーザUが改善不要である場合、図12に示す処理手順を終了させてもよい。制御部250は、クラスターを生成すると、処理をステップS102に進める。
 制御部250は、生成したクラスターに基づいて、改善への介入ポイントの優先順位を示すクラスター情報302を生成する(ステップS102)。例えば、制御部250は、クラスターごとに、ユーザUの介入パラメータ305に基づいて、改善への介入ポイントの優先順位を示すユーザUのクラスター情報302を生成する。優先順位は、例えば、禁煙、食事、運動等の優先順位を示す。例えば、制御部250は、ユーザUに対して初めてクラスター情報302を生成する場合、クラスターに対応した一般的なクラスター情報302に基づいて作成する。制御部250は、ステップS102の処理が終了すると、処理をステップS103に進める。
 制御部250は、クラスター情報302とユーザUの識別情報とを紐づけてパラメータライブラリDB10に格納する(ステップS103)。例えば、制御部250は、ユーザUの識別情報をキーとして、パラメータライブラリDB10から抽出可能なように、クラスター情報302を登録する。制御部250は、ステップS103の処理が終了すると、図12に示す処理手順を終了させる。
 以上の処理により、サーバ200の制御部250は、上述したモジュールM1を実現する。これにより、サーバ200は、健診データ500に基づいてクラスターを生成し、クラスターごとにユーザUの改善への介入ポイントの優先順位を示すクラスター情報302を生成することができる。サーバ200は、クラスター情報302とユーザUの識別情報とを紐づけて、ユーザUの改善に用いるパラメータライブラリDB10に格納することができる。サーバ200は、電子機器100からのリクエスト301に応じて、ユーザUのクラスター情報302の優先順位に基づく指向性会話セット303を、電子機器100に送信することができる。その結果、サーバ200は、ユーザUのクラスター情報302に適した指向性会話を電子機器100の雑談に挿入させることができるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 上述した実施形態では、会話システム1は、電子機器100がモジュールM3、サーバ200がモジュールM1、モジュールM2及びモジュールM4を実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、会話システム1は、サーバ200がモジュールM3を含む全てのモジュールを実現してもよい。
 図13は、実施形態の変形例に係るサーバが実行するモジュールM3の処理手順を示すフローチャートである。図13に示す処理手順は、上述したモジュールM3をサーバ200で実現する場合の処理手順の一例を示している。図13に示す処理手順は、サーバ200の制御部250がプログラム241を実行することによって実現される。図13に示す処理手順は、制御部250によってユーザUとの会話を行う場合に実行される。
 図13に示すように、サーバ200の制御部250は、雑談情報310を出力するように電子機器100を制御する(ステップS311)。例えば、制御部250は、時間帯、会話のタイミング等に対応した雑談情報310を生成し、該雑談情報310の出力を電子機器100に指示する。例えば、制御部250は、雑談情報310の質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を順次出力するように、電子機器100の出力を制御する。制御部250は、ステップS311の処理が終了すると、処理をステップS312に進める。
 制御部250は、雑談に挿入する指向性会話セット303を取得する(ステップS312)。例えば、制御部250は、ユーザUのクラスター情報302の介入ポイントに適した指向性会話セット303を、指向性会話ライブラリDB20から取得する。制御部250は、ステップS312の処理が終了すると、処理をステップS313に進める。
 制御部250は、指向性会話セット303を展開し、展開した指向性会話を、出力対象の雑談に会話として挿入する(ステップS313)。例えば、制御部250は、展開した指向性会話情報320ごとに、質問項目D1、回答項目D2及び応答項目D3に設定された会話情報を順次出力するように、電子機器100の出力を制御する。これにより、制御部250は、雑談の間に、指向性会話セット303の指向性会話を電子機器100に出力させることができる。制御部250は、ステップS313の処理が終了すると、図13に示す処理手順を終了させる。
 以上の処理により、サーバ200の制御部250は、上述したモジュールM3を実現する。これにより、サーバ200は、ユーザUとの雑談を行う場合、取得したユーザUの指向性会話セット303を展開し、雑談に会話として指向性会話を挿入することができる。会話システム1は、電子機器100が雑談を生成し、サーバ200が指向性会話を有することで、一人一人のユーザUに対応した指向性会話の更新を容易とすることができる。その結果、サーバ200は、ユーザUに対して話したい内容の様々な指向性会話を雑談に挿入できるので、ユーザUの課題の改善を会話によって支援することができる。
 以上により、会話システム1は、サーバ200によってモジュールM1、モジュールM2、モジュールM3及びモジュールM4を実現することができる。また、会話システム1は、電子機器100によってモジュールM1、モジュールM2、モジュールM3及びモジュールM4を実現してもよい。
 上述した実施形態では、会話システム1は、1つのサーバ200によってモジュールM1、モジュールM2及びモジュールM4、または、モジュールM1からモジュールM4を実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、会話システム1を複数のサーバによってモジュールM1、モジュールM2及びモジュールM4、または、モジュールM1からモジュールM4を実現してもよい。
 上述した実施形態では、会話システム1は、チャットボットによってユーザUとの会話を実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、会話システム1は、音声による会話を行う構成としてもよい。この場合、会話システム1は、公知である自然言語理解、自然言語処理等を用いて、ユーザUの発話内容から質問の回答を認識すればよい。
 上述した実施形態では、会話システム1では、サーバ200をクラウドサーバとした場合について説明したが、これに限定されない。例えば、会話システム1は、サーバ200の機能をユーザUの電子機器100で実現してもよい。例えば、会話システム1は、サーバ200の機能を複数のコンピュータによって実現してもよい。
 添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
 1 会話システム
 100 電子機器
 110 表示部
 120 操作部
 130 出力部
 140 センサ部
 150 通信部
 160 記憶部
 161 プログラム
 170 制御部
 200 サーバ
 210 表示部
 220 操作部
 230 通信部
 240 記憶部
 241 プログラム
 250 制御部
 301 リクエスト
 302 クラスター情報
 303 指向性会話セット
 304 応答ログ
 305 介入パラメータ
 310 雑談情報
 320 指向性会話情報
 330 ログ情報
 M1,M2,M3,M4 モジュール

Claims (10)

  1.  ユーザに利用され、サーバとネットワーク接続された電子機器で実行されるプログラムであって、
     雑談を生成し、
     指向性会話挿入のリクエストをサーバに送信し、
     前記サーバから前記リクエストに応じた指向性会話セットを受信し、
     前記指向性会話セットを会話形式に展開し、生成した前記雑談に会話として挿入する、処理を前記電子機器に実行させる、プログラム。
  2.  請求項1に記載のプログラムにおいて、
     前記指向性会話セットに対する前記ユーザの応答結果を識別可能な応答ログを前記サーバに送信する、処理を前記電子機器に実行させる、プログラム。
  3.  ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、
     前記電子機器から指向性会話挿入のリクエストを受信し、
     前記リクエストに対応する前記ユーザのクラスター情報に基づき指向性会話ライブラリから指向性会話セットを抽出し、
     前記指向性会話セットに基づいて指向性会話を生成して前記電子機器に送信する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  4.  請求項3に記載のプログラムにおいて、
     前記リクエストに対応する前記ユーザのクラスター情報を、変更可能なパラメータライブラリから取得する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  5.  ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、
     前記電子機器から送信された応答ログを収集して解析し、
     解析結果に基づいて前記ユーザの新たな介入パラメータを生成する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  6.  請求項5に記載のプログラムにおいて、
     前記新たな介入パラメータを、前記ユーザの改善に用いるパラメータライブラリに格納する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  7.  サーバで実行されるプログラムであって、
     健診データを基にクラスターを生成し、
     生成した前記クラスターごとにユーザの改善への介入ポイントの優先順位を示すクラスター情報を生成し、
     前記クラスター情報とユーザの識別情報とを紐づけて、前記ユーザの改善に用いるパラメータライブラリに格納する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  8.  請求項7に記載のプログラムにおいて、
     前記クラスター情報は、アンケート結果も利用して作成される、プログラム。
  9.  ユーザの電子機器とネットワーク接続されたサーバで実行されるプログラムであって、
     雑談の会話を出力するように前記電子機器を制御し、
     雑談に挿入する指向性会話セットを取得し、
     前記指向性会話セットを会話形式に展開し、出力対象の前記雑談に会話として挿入する、処理を前記サーバに実行させる、プログラム。
  10.  電子機器とサーバとが連携して前記電子機器のユーザとの会話を行う会話システムであって、
     前記電子機器は、
     雑談を生成し、
     指向性会話挿入のリクエストをサーバに送信し、
     前記サーバから前記リクエストに応じた指向性会話セットを受信し、
     前記指向性会話セットを会話形式に展開し、生成した前記雑談に会話として挿入し、
     前記サーバは、
     前記電子機器から指向性会話挿入のリクエストを受信し、
     前記リクエストに対応する前記ユーザのクラスター情報に基づき指向性会話ライブラリから前記指向性会話セットを抽出し、
     前記指向性会話セットに基づいて指向性会話を生成して前記電子機器に送信する、会話システム。
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WO2017022140A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社FiNC 健康管理サーバ及びその制御方法並びに健康管理メッセージアプリケーションプログラム
JP2018116427A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 国立大学法人大阪大学 電子御用聞きシステムおよびプログラム

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