WO2022123675A1 - 光周波数品質測定装置及び光周波数品質測定方法 - Google Patents

光周波数品質測定装置及び光周波数品質測定方法 Download PDF

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Abstract

光周波数品質測定装置(10)は、N系及びE系の次の構成要素を備える。光時計(21n,21e)からの光周波数(f1)の光信号(g1)を受信する光受信部(11n,11e)と、光周波数(f1)に近い基準周波数(f2)の光コム(c1)を生成する光コム生成部(12n,12e)と、光周波数(f1)と基準周波数(f2)との差分の絶対値である差周波数(Δf)を得るミキサ(13n,13e)と、差周波数(Δf)のカウント数と内部基準周波数との差分(ΔN)を出力する周波数カウンタ(15n,15e)と、差分(ΔN)が0であれば光スイッチ(17n)が光コム(c1)を通過させるオンを維持し、0でなければ光スイッチ(17n)を光コム(c1)を遮断するオフとし、他系の光スイッチ(17e)をオンとする切替制御部(19)とを備える。

Description

光周波数品質測定装置及び光周波数品質測定方法
 本発明は、光時計から発振された光信号の光周波数の異常を検知する光周波数品質測定装置及び光周波数品質測定方法に関する。
 高精度な光周波数の光信号を発振する光時計の開発が進んでおり、この光時計は、同期ネットワークシステム(同期ネットワークともいう)における周波数源として将来的な導入が検討されている。従来のセシウムやルビジウム等を用いた原子時計は、マイクロ波(電波)領域の周波数を発振する。これまで通信事業者の同期ネットワークにおいては、マイクロ波周波数を基準とした同期ネットワークが導入されてきた。
 一方で光時計は光周波数の光信号を発振するため、光周波数の同期技術をベースとした光ファイバによる同期ネットワークの構築が必要となる。この同期ネットワークにおいては、光時計をマスタクロック(周波数源)として、高精度な光周波数の光信号を光ファイバを介して伝送する。
 一般に通信事業者の同期ネットワークは、周波数同期により動作するデータ通信や専用線のサービスを支える神経網である。従って、同期クロックの信号経路についても現用と予備の2重化が成され、高信頼な構成となっている。従来の同期ネットワークでは、原子時計から発振されるマイクロ波周波数での信号を冗長化して高信頼及び高可用性を実現している。
 マイクロ波周波数の信号を送受信する同期ネットワークでは、N(Normal)系とE(Emergency)系の2系統の各伝送路において、受信信号のマイクロ波周波数の正常又は異常を検知している。N系の伝送路で異常が検知された際に、正常なE系の伝送路に切り替える機能を有する。この種の技術として非特許文献1に記載のものがある。
T.Nakamura et al., "Coherent optical clock down-conversion for microwave frequencies with 10?18 instability,"[online], Science 368 (6493), pp.889-892, May 2020,[令和2年11月24日検索],インターネット〈URL:https://arxiv.org/abs/2003.02923〉
 しかし、上述した従来の同期ネットワークでは、送信側の原子時計から発振されるマイクロ波周波数が、通常、10-11精度程度の周波数となっている。このマイクロ波周波数の信号を受信側で受信し、10-9精度の周波数を発振する周波数カウンタでカウントすることにより、マイクロ波周波数の正常又は異常を検知している。受信信号の10-11精度のマイクロ波周波数が10-9精度よりも悪くなった場合に、受信信号が異常と検知される。
 一方、送信側に光時計を採用した場合、光時計から発振される光周波数は、通常、10-16精度程度の周波数となっている。この光周波数の光信号を受信し、10-9精度の周波数の周波数カウンタでカウントしても、10-16精度の光周波数とは周波数差が10-7となり、周波数差に開きが在り過ぎる。言い換えれば、周波数カウンタでは、光周波数の不感知領域が大き過ぎるので、微小な光周波数の異常を検知できないという問題がある。
 光周波数を使用する5G(5th Generation)の携帯電話システムやデータセンタ間の同期システム等の通信システムでは、微小な周波数異常が通信サービスに大きく影響する。10-16精度の微小な光周波数の異常を検知するためには、送信側の光時計と同精度の発信源、つまり光時計が受信側に必要となる。このため、高コストとなる問題が生じる。
 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光時計から受信した光信号の微小な光周波数の異常を低コストで検知することを課題とする。
 上記課題を解決するため、本発明の光周波数品質測定装置は、送信側の光時計から光伝送路を介して送られてきた光周波数の光信号を受信する光受信部と、前記光周波数に所定周波数以内と近い周波数である基準周波数の光周波数コム信号を生成する光コム生成部と、前記光周波数と前記基準周波数との差分の絶対値である差周波数を得る差分導出部と、前記差周波数をカウントしたカウント数と、予め定められた内部基準周波数との第1差分を出力する周波数カウンタと、前記光周波数コム信号を、オン時に通過又はオフ時に遮断する光スイッチとを、現用系及び予備系の各々の構成要素として備え、前記第1差分が予め定められた第1の一定値であれば、現用系又は予備系の光スイッチのオンを維持し、当該第1差分が前記第1の一定値でなければ、この時点でオン状態の現用系又は予備系の光スイッチをオフとし、オフ状態の予備系又は現用系の光スイッチをオンとする切替制御部を備えることを特徴とする。
 本発明によれば、光時計から受信した光信号の微小な光周波数の異常を低コストで検知することができる。
本発明の実施形態に係る光周波数品質測定装置の構成を示すブロック図である。 受信光信号の光周波数f1、光周波数コム信号の基準周波数f2、差周波数Δf及び差周波数Δfの周波数スペクトルを示す図である。 光周波数コム信号の光パルスを示す図である。 光周波数コム信号の櫛状の周波数スペクトル列を示す図である。 本実施形態に係る光周波数品質測定装置の光周波数品質測定動作を説明するための第1のフローチャートである。 本実施形態に係る光周波数品質測定装置の光周波数品質測定動作を説明するための第2のフローチャートである。 本発明の実施形態の応用例に係る光周波数品質測定装置の構成を示すブロック図である。
 以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
 図1は、本発明の実施形態に係る光周波数品質測定装置の構成を示すブロック図である。
 図1に示す光周波数品質測定装置10は、N(Normal)系とE(Emergency)系の2系統の各光伝送路を介して、光信号を同期を取って送受信する同期ネットワークに用いられ、受信した光信号の微小な光周波数の異常を検知するものである。なお、N系は請求項記載の現用系を構成し、E系は請求項記載の予備系を構成する。
 光周波数品質測定装置10は、N系の光受信部11nと、光コム生成部12nと、ミキサ13nと、O/E(Optical/Electrical)変換部14nと、周波数カウンタ15nと、光コム制御部16nと、光スイッチ17nと、光カプラ18nとを備えると共に、E系の光受信部11eと、光コム生成部12eと、ミキサ13eと、O/E変換部14eと、周波数カウンタ15eと、光コム制御部16eと、光スイッチ17eと、光カプラ18eとを備え、更に、切替制御部19を備えて構成されている。なお、ミキサ13n及びO/E変換部14n又はミキサ13e及びO/E変換部14eは、請求項記載の差分導出部を構成する。
 また、光周波数品質測定装置10には、光伝送路22nを介してN系の光時計21nを備える送信装置20nが接続されると共に、光伝送路22eを介してE系の光時計21eを備えるE系の送信装置20eが接続されている。光伝送路22n,22eは、光ファイバを備えて構成されている。但し、N系の光時計21nを備える送信装置20nと、時計21eを備えるE系の送信装置20eとの各々の上流には、同様に光時計21を備える送信装置20や光周波数品質測定装置10が従属接続されている。更に、光時計21n,21eを備える送信装置20n,20eの間には光周波数を中継する装置が追加されてもよい。
 光時計21n,21eの各々は、一定間隔の光周波数f1の光信号g1を発振し、送信装置20n,20eが、その発振された光周波数f1の光信号g1を光伝送路22n,22eへ送信する。
 光周波数f1は、図2に示すように、例えば200THzであり、観測可能な周波数の桁数が、整数15桁と小数点以下3桁とを合わせた18桁であり、その小数点以下3桁よりも小さい桁数は不確定な値であるとする。なお、図2に示す200THzの光周波数f1等の整数部分に、T(テラ)、G(ギガ)、M(メガ)の単位を標記した。
 図1に戻って、光周波数品質測定装置10のN系において、光受信部11nは、光伝送路22nで伝送されてきた光周波数f1の光信号g1を受信し、ミキサ13nへ出力する。
 光コム生成部12nは、光周波数f1と予め定められた所定周波数以内と周波数が近い基準周波数f2の光周波数コム信号c1(後述)を生成し、ミキサ13n及び光スイッチ17nへ出力する。なお、光周波数コム信号c1を、光周波数コムc1又は光コムc1ともいう。
 図2に示すように、基準周波数f2は、受信される200THzの光周波数f1(受信光周波数f1)に近い周波数であり、本例では、200THz+10MHzであるとする。小数点以下3桁は、光周波数f1と同様であるとする。
 また、光周波数コムc1は、図3に示すように、時間軸に沿って一定周期Trepで出力される超短光パルス(光パルスという)P1~P4を、図4に示すように、1/Trep=frepの一定間隔の棒グラフによる櫛状の周波数スペクトル列で表してある。但し、光パルスP1~P4は、正レベル側を代表して説明するが、負レベル側も同様である。
 図3に示す光パルスP1~P4は、光パルスP3に代表して示すように、時間軸に沿って正負を交互に小レベルから大レベルに、大レベルから小レベルに変化する複数の波P3a,P3b,P3c,P3d,P3e,P3fを包む包絡線3Eで表される。
 光パルスP1~P4には、光パルスP2に代表して示すように、一定時間経過すると位相ズレφが発生する。この位相ズレがどれ位発生するか、つまり、光パルスP2の包絡線の頂点と、この頂点に最も近い包絡線内の波の頂点とが、どれ位ズレるかをφで表した。φは、光パルスP2の位相ズレである。また、光パルスP1~P4の1周期(2π)分の時間をTCEOで表した。
 光パルスP1~P4を、図4に示す周波数軸上に表した際の周波数スペクトルを棒グラフで示す。更に説明すると、棒グラフは、一定周期Trepの光パルス成分に含まれる複数の周波数成分(複数の周波数スペクトル)が、等間隔frep=1/Trepに並んだ櫛状の周波数スペクトル列を表す。つまり、1つの波である各々の光パルスP1~P4を、等間隔frepの周波数スペクトル列で表したものが光周波数コム(comb)信号c1である。
 周波数スペクトル列の等間隔frepは、基準周波数f2に対応しており、言い換えれば、光パルスP1~P4の繰返し周波数frepである。周波数スペクトル列におけるn番目の周波数スペクトルの周波数は、f(n)=n×frep+fCEOで表される。
 fCEOはオフセット周波数である。このオフセット周波数fCEOは、等間隔な光パルス繰返し周波数frepにおける0に最も近いi番目の周波数スペクトルと、0との差分の周波数(余りの周波数fCEOともいう)である。
 光パルス繰返し周波数(櫛状の周波数スペクトルの間隔)frepと、オフセット周波数fCEOとを、一定に制御することで光コムc1を安定化できる。従って、図1に示す光コム生成部12nは、その一定制御により光コムc1を安定的に生成している。
 図1に示すミキサ13nは、光信号g1の光周波数f1と、光コムc1の基準周波数f2とを混合し、光周波数f1と基準周波数f2との差分の絶対値である差周波数Δf(図2)の光信号を生成する。つまり、ミキサ13で、図2に示すように、基準周波数f2と光周波数f1との差分の絶対値を取って10MHzの差周波数Δfが生成される。
 図2では基準周波数f2が光周波数f1よりも大きいが、この逆に基準周波数f2が光周波数f1よりも小さくてもよい。また、図2には、差周波数Δfを、受信光周波数f1の周波数スペクトルと基準周波数f2の周波数スペクトルとの差分として周波数f軸上でも表した。なお、差周波数Δfは、ビート周波数Δfとも称される。
 図1に戻って、O/E変換部14nは、差周波数Δfの光信号を電気信号に変換し、この変換された差周波数Δfの電気信号を周波数カウンタ15n及び光コム制御部16nへ出力する。
 光コム制御部16nは、差周波数Δfと予め定められた一定周波数信号R1の周波数との差分(第2差分)が予め定められた第2の一定値(例えば「0」)となるように、その差分に応じた制御信号cn1を光コム生成部12nの制御端に入力する。光コム生成部12nは、制御信号cn1に応じて光コムc1の基準周波数f2を可変する。このフィードバックループによって差分が「0」とされる。
 この際、基準周波数f2の等間隔frep(図4)は、一定周波数信号R1の周波数と差周波数Δfとの差分で制御されるが、差周波数Δfは、受信光信号g1の光周波数f1と光コムc1の基準周波数f2との差分なので、受信光信号g1の光周波数f1に同期している。この同期した光コムc1が、光スイッチ17n及び光カプラ18nを介して下流側の図示せぬ通信装置へ送信されるようになっている。
 但し、一定周波数信号R1は、正常時の受信光周波数f1と基準周波数f2との差分と同じ一定周波数(例えば10MHz)の信号とするのが好ましいが、任意に定めてもよい。一定周波数信号R1は、光周波数品質測定装置10の外部から入力される。又は、光周波数品質測定装置10内に一定周波数信号R1を発振する発振部を設けてもよい。
 周波数カウンタ15nは、電気信号の差周波数Δf(例えば10MHz)をカウントし、このカウント数と、周波数カウンタ内部で発振される後述の内部基準周波数との差分ΔNを、切替制御部19へ出力する。なお、差分ΔNは、請求項記載の第1差分を構成する。
 内部基準周波数は、予め定められた所定周波数であり、例えば正常時の差周波数Δfと同じ10MHzの周波数となっている。差分ΔNは、予め定められた一定値(第1の一定値)であり、差周波数Δfが正常時にはカウント数が内部基準周波数と同じ10MHzとなるので「0」となる。しかし、差周波数Δfが10MHz以外の異常時には、差分ΔNが「0」以外の値となる。差周波数Δfは、受信光信号g1の光周波数f1、又は光コム生成部12nで生成された光コムc1の基準周波数f2が乱れた際に異常値となる。
 このようなN系の各構成要素11n~16nの処理動作は、E系の各構成要素11e~16eにおいても同様に行われ、周波数カウンタ15eから差分ΔEが切替制御部19へ出力される。
 切替制御部19は、N系の差分ΔNが「0」の場合は、正常と判定してN系の光スイッチ17nをON(オン)とするオンオフ制御信号cn2を出力する。一方、切替制御部19は、差分ΔNが「0」以外で且つE系の差分ΔEが「0」の場合は、N系が異常と判定して光スイッチ17nをOFF(オフ)とするオンオフ制御信号cn2を出力すると共に、E系の光スイッチ17eをONとするオンオフ制御信号ce2を出力する。これによってN系からE系に切り替わる。切替制御部19は、その逆のE系からN系に切り替える制御も行う。
 光スイッチ17n,17eは、オンオフ制御信号cn2,ce2に応じてON又はOFFとなる。光スイッチ17nが例えばONの場合、光コム生成部12nからの基準周波数f2の光コムc1を通過させて光カプラ18n,18eへ出力する。一方、光スイッチ17eがOFFの場合、光コム生成部12eからの基準周波数f2の光コムc1を遮断する。
 光カプラ18n又は光カプラ18eは、これらを通過した基準周波数f2の光コムc1を下流側の通信装置へ出力する。
<実施形態の動作>
 次に、本実施形態に係る光周波数品質測定装置10の光周波数品質測定動作を、図5及び図6のフローチャートを参照して説明する。
 但し、図1に示すように、光周波数品質測定装置10において、N系の光スイッチ17nがON、E系の光スイッチ17eがOFFであるとする。また、送信装置20n,20eの光時計21n,21eで発振されて送信される光信号g1の光周波数f1は200THz、光コム生成部12n,12eから出力される光コムc1の基準周波数f2は光周波数f1に近い周波数の200THz+10MHz、一定周波数信号R1の周波数は10MHzであるとする。
 N系の光スイッチ17nがON状態であるため、N系の構成要素11n~18nを代表して説明する。
 図5に示すステップS1において、図1に示す光受信部11nが、光伝送路22nを伝送してきた光周波数f1の光信号g1を受信し、ミキサ13nへ出力する。
 ステップS2において、光コム生成部12nは、基準周波数f2の光コムc1を生成し、ミキサ13n及び光スイッチ17nへ出力する。この際、光コム生成部12nは、図4に示すオフセット周波数fCEOを所定幅に制御して光コムc1を生成している。
 ステップS3において、図1に示すミキサ13nは、光信号g1と光コムc1とを混合することにより光周波数f1と基準周波数f2との差分の絶対値である10MHzの差周波数Δfの光信号を生成し、O/E変換部14nへ出力する。
 ステップS4において、O/E変換部14nは、差周波数Δfの光信号を電気信号に変換し、この変換された差周波数Δfの電気信号を周波数カウンタ15n及び光コム制御部16nへ出力する。
 ステップS5において、光コム制御部16nは、差周波数Δfから一定周波数信号R1の周波数を減算して双方の差分を取る。
 ステップS6において、光コム制御部16nは、その差分が一定値(本例では「0」)か否かを判定する。
 判定の結果、差分が「0」であれば、ステップS7において、光コム制御部16nは、差分「0」の制御信号cn1を光コム生成部12nへ出力する。これによって光コム生成部12nは10MHzの基準周波数f2の光コムc1を出力する。
 一方、上記ステップS6の判定の結果、差分が「0」以外の数値Aであったとする。この場合、ステップS8において、光コム制御部16nは、差分「A」の制御信号cn1を光コム生成部12nへ出力する。
 ステップS9において、光コム生成部12nは、制御信号cn1の差分「A」が「0」となるように可変した基準周波数f2の光コムc1を出力する。この出力によって、光コム制御部16nで得られる差分が「0」に収束する。
 次に、ステップS10において、周波数カウンタ15nは、10MHzの差周波数Δfをカウントし、このカウント数と、周波数カウンタ15n内部で発振される内部基準周波数との差分ΔNを、切替制御部19へ出力する。
 ステップS11において、切替制御部19は、差分ΔNが「0」か否かを判定する。
 判定の結果、差分ΔNが「0」であれば、ステップS12において、切替制御部19はN系が正常と判定して光スイッチ17nをONとするオンオフ制御信号cn2を出力する。この際、光スイッチ17nのON状態は継続される。
 ステップS13において、ONの光スイッチ17nは、光コム生成部12nからの基準周波数f2の光コムc1を光カプラ18n,18eへ出力する。これによって光カプラ18n,18eを通過した光コムc1は、下流側の通信装置(図示せず)へ出力される。
 一方、上記ステップS11の判定の結果、差分ΔNが「0」でなければ、ステップS14において、切替制御部19は、差分ΔEが「0」か否かを判定する。
 判定の結果、差分ΔNが「0」であれば、ステップS15において、切替制御部19は、N系が異常と判定して光スイッチ17nをOFFとするオンオフ制御信号cn2を光スイッチ17nへ出力すると共に、差分ΔEが「0」であることを検出してE系の光スイッチ17eをONとするオンオフ制御信号ce2を光スイッチ17eへ出力する。これによって、N系の光スイッチ17nがOFF、E系の光スイッチ17eがONに切り替わる。
 このN系からE系への切り替わりによって、ステップS16において、OFFの光スイッチ17nが、光コム生成部12nからの基準周波数f2の光コムc1を遮断する。一方、ONの光スイッチ17eは、光コム生成部12eからの基準周波数f2の光コムc1を光カプラ18e,18nへ出力する。これによって光カプラ18e,18nを通過した光コムc1が、下流側の通信装置へ出力される。
 一方、上記ステップS14の判定の結果、差分ΔEが「0」でなければ、ステップS17において、切替制御部19は、選択状態のN系の基準周波数f2の光コムc1を下流側の通信装置へ光スイッチ17nを介して送信させる制御を行う。
 このように差分ΔN,ΔEの双方が「0」とならないような、N系とE系の双方の光信号g1が受信不能となった場合の処理を、N系を代表して説明する。
 光信号g1の受信不能によってミキサ13nから出力される差周波数Δfが、予め定められた所定周波数以上になったとする。光コム制御部16nは、所定周波数以上の差周波数Δfを検知すると、10MHzの一定周波数信号R1を制御信号cn1として光コム生成部12nへ出力する。
 光コム生成部12nは、光コムc1の図4に示す光パルス繰返し周波数(櫛状の周波数スペクトルの等間隔)frepとオフセット周波数fCEOとの双方を、一定周波数信号R1の10MHzとなるように制御する。この際、少なくとも周波数スペクトルの等間隔frepが一定周波数信号R1の10MHzとなるように制御してもよい。これによって、光コム生成部12nから10MHzで等間隔の周波数スペクトルを有する光コムc1が、光スイッチ17n及び光カプラ18nを介して下流側の通信装置へ送信される。
<実施形態の効果>
 本発明の実施形態に係る光周波数品質測定装置10による効果について説明する。但し、光周波数品質測定装置10のN系(現用系)及びE系(予備系)は同一構成であるため、N系を代表して説明する。
 (1a)光周波数品質測定装置10は、光受信部11nと、光コム生成部12nと、ミキサ13n及びO/E変換部14nから成る差分導出部と、周波数カウンタ15nと、光スイッチ17nとを備える。
 光受信部11nは、送信装置20nの光時計21nから光伝送路22nを介して送られてきた光周波数f1の光信号g1を受信する。光コム生成部12nは、光周波数f1に所定周波数以内と近い周波数である基準周波数f2の光コムc1(光コム信号)を生成する。差分導出部は、光周波数f1と基準周波数f2との差分の絶対値である差周波数Δfを得る。周波数カウンタ15nは、差周波数Δfをカウントしたカウント数と、予め定められた内部基準周波数との第1差分ΔNを出力する。光スイッチ17nは、上記生成された光周波数f1コム信号を、オン時に通過又はオフ時に遮断する。
 更に、光周波数品質測定装置10は、上記差分ΔNが予め定められた第1の一定値であれば、N系の光スイッチ17nのオンを維持し、当該差分ΔNが第1の一定値でなければ、この時点でオン状態のN系の光スイッチ17nをオフとし、オフ状態のE系の光スイッチ17eをオンとする切替制御部19を備える構成とした。
 この構成によれば、光コム生成部12nで生成される光周波数f1コム信号の基準周波数f2は、受信された光信号g1の光周波数f1に近いので、基準周波数f2と光周波数f1との差分ΔNの絶対値である差周波数Δfは、受信光周波数f1よりも大幅に小さい周波数にダウンコンバートされる。このため、周波数カウンタ15nで、受信光周波数f1に対応する差周波数Δfをカウントできるので、受信光信号g1の微小な光周波数f1の変化がカウント可能となる。
 また、光周波数f1の光コムc1を生成する光コム生成部12nは、送信側の光時計21nを第三者の異常検出用発振源として受信装置内に新たに配備するよりも低コストで実現できる。このため、送信装置20nの光時計21nから受信した光信号g1の微小な光周波数f1の異常を低コストで検知できる。
 (2a)予め定められた一定周波数信号R1の周波数と、差周波数Δfとの差分(第2差分)が予め定められた第2の一定値となるように、光コム生成部12nで生成される光コムc1の基準周波数f2を制御する光コム制御部16nを備える構成とした。
 この構成によれば、光コム制御部16nで一定周波数信号R1の周波数と、差周波数Δfとの第2差分が第2の一定値となるように制御されるので、光周波数f1と基準周波数f2との差分の絶対値である差周波数Δfを、一定周波数とできる。このため、周波数カウンタ15nでの差周波数Δfのカウントにおいて、受信光信号g1の微小な光周波数f1の変動を適正にカウント可能となる。従って、光信号g1の微小な光周波数f1の異常を絶対評価することが可能となり適正に検知できる。
 (3a)光コム制御部16nは、所定周波数以上の差周波数Δfが入力された際に、一定周波数信号R1を光コム生成部12nへ出力する。光コム生成部12nは、光コムc1の周波数スペクトル間隔が一定周波数信号R1の周波数間隔となるように制御して光コムc1を生成する構成とした。
 この構成によれば、上流側から受信される光信号g1が受信不能等で遮断された際に、一定周波数信号R1の周波数に同期した光コムc1を下流側へ送信できる。従来では、受信光信号g1が遮断された場合、下流側に信号が送信できなくなるが、この欠点を回避できる。
<実施形態の応用例>
 図7は、本発明の実施形態の応用例に係る光周波数品質測定装置の構成を示すブロック図である。
 図7に示す応用例の光周波数品質測定装置10Aが、上記実施形態の光周波数品質測定装置10(図1)と異なる点は、N系及びE系の双方の光受信部11n,11eの出力側に、ミキサ31及び信号判定部32を従属接続して備えたことにある。即ち、双方の光受信部11n,11eの出力端にミキサ31が接続され、ミキサ31の出力側に信号判定部32が接続されている。
 ミキサ31は、N系及びE系の双方の光受信部11n,11eで受信された光周波数f1の光信号g1同士を混合し、双方の光周波数f1同士の差分(第3差分)である差周波数Δf1を信号判定部32へ出力する。
 信号判定部32は、差分ΔN又は差分ΔEが「0」でない場合に、差周波数Δf1が0であれば、双方の光信号g1が正常なので光コムc1の異常と判定する。0でなければ何れか一方の光信号g1が異常なので、光信号g1の異常と判定する。
 この応用例の光周波数品質測定装置10Aにおいて、切替制御部19で、差分ΔNが0でなければ、未選択状態の他系(E系)の光コムc1を選択して下流側へ通過させる処理を行う。この次に、信号判定部32で差周波数Δf1が0であれば、光コム生成部12nで生成される光コムc1が異常と判定し、0でなければ受信される光信号g1が異常と判定する処理を行うように処理順番を定める。
 この処理順番によれば、切替制御部19で例えばN系が異常と判定された際に、信号判定部32で、N系の受信光信号g1が異常か、N系の光コムc1が異常かを判別できる。
 また、上記処理順番を逆順としてもよい。即ち、信号判定部32で差周波数Δf1が0であれば、光コム生成部12nで生成される光コムc1が異常と判定し、0でなければ受信される光信号g1が異常と判定する処理を行う。この次に、切替制御部19で差分ΔNが0でなく、且つ差分ΔEが0であれば、未選択状態の他系(E系)の光信号g1を選択して下流側へ通過させる処理を行うように処理順番を定める。
 この処理順番によれば、信号判定部32で、受信光信号g1が異常か、光コムc1が異常かを判別後に、切替制御部19で例えばN系が異常と判定できる。
<効果>
 (1)本発明は、送信側の光時計から光伝送路を介して送られてきた光周波数の光信号を受信する光受信部と、前記光周波数に所定周波数以内と近い周波数である基準周波数の光周波数コム信号を生成する光コム生成部と、前記光周波数と前記基準周波数との差分の絶対値である差周波数を得る差分導出部と、前記差周波数をカウントしたカウント数と、予め定められた内部基準周波数との第1差分を出力する周波数カウンタと、前記光周波数コム信号を、オン時に通過又はオフ時に遮断する光スイッチとを、現用系及び予備系の各々の構成要素として備え、前記第1差分が予め定められた第1の一定値であれば、現用系又は予備系の光スイッチのオンを維持し、当該第1差分が前記第1の一定値でなければ、この時点でオン状態の現用系又は予備系の光スイッチをオフとし、オフ状態の予備系又は現用系の光スイッチをオンとする切替制御部を備えることを特徴とする光周波数品質測定装置である。
 この構成によれば、光コム生成部で生成される光周波数コム信号の基準周波数は、受信された光信号の光周波数に近いので、基準周波数と光周波数との差分の絶対値である差周波数は、受信光周波数よりも大幅に小さい値となる。このため、周波数カウンタで、受信光周波数に対応する差周波数をカウントできるので、受信光信号の微小な光周波数の変化をもカウント可能となる。また、光周波数コム信号を生成する光コム生成部は、送信側の光時計よりも低コストで実現できる。このため、光時計から受信した光信号の微小な光周波数の異常を低コストで検知できる。
 (2)予め定められた一定周波数信号の周波数と、前記差周波数との第2差分が予め定められた第2の一定値となるように、前記光コム生成部で生成される光周波数コム信号の基準周波数を制御する光コム制御部を備えることを特徴とする上記(1)に記載の光周波数品質測定装置である。
 この構成によれば、光コム制御部で一定周波数信号の周波数と、差周波数との第2差分が第2の一定値となるように制御されるので、光周波数と基準周波数との差分の絶対値である差周波数を、一定値とすることができる。このため、周波数カウンタで差周波数をカウントすることで、受信光信号の微小な光周波数の変動を適正にカウント可能となるので、光信号の微小な光周波数の異常を適正に検知できる。
 (3)前記光コム制御部は、所定周波数以上の前記差周波数が入力された際に、前記一定周波数信号を前記光コム生成部へ出力し、前記光コム生成部は、前記光周波数コム信号の周波数スペクトル間隔が前記一定周波数信号の周波数間隔となるように制御して光周波数コム信号を生成することを特徴とする上記(2)に記載の光周波数品質測定装置である。
 この構成によれば、上流側から受信される光信号が受信不能等で遮断された際に、一定周波数信号の周波数に同期した光周波数コム信号を下流側へ送信できる。
 (4)現用系及び予備系の双方の前記光受信部で受信された光信号の光周波数同士の第3差分を求めるミキサと、前記第3差分が0であれば、前記光コム生成部で生成される光周波数コム信号が異常と判定し、0でなければ前記光信号が異常と判定する信号判定部とを備えることを特徴とする上記(1)~(3)の何れか1つに記載の光周波数品質測定装置である。
 この構成によれば、切替制御部で例えば現用系が異常と判定された際に、更に、信号判定部で、現用系の光信号が異常か、光周波数コム信号が異常かを判別できる。
 その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
 10 光周波数品質測定装置
 11n,11e 光受信部
 12n,12e 光コム生成部
 13n,13e ミキサ(差分導出部)
 14n,14e O/E変換部(差分導出部)
 15n,15e 周波数カウンタ
 16n,16e 光コム制御部
 17n,17e 光スイッチ
 18n,18e 光カプラ
 19 切替制御部
 20n,20e 送信装置
 21n,21e 光時計
 31 ミキサ
 32 信号判定部
 f1 光周波数
 g1 光信号
 f2 基準周波数
 c1 光周波数コム信号
 Δf 差周波数
 ΔN 差分
 Δf1 差周波数

Claims (9)

  1.  送信側の光時計から光伝送路を介して送られてきた光周波数の光信号を受信する光受信部と、
     前記光周波数に所定周波数以内と近い周波数である基準周波数の光周波数コム信号を生成する光コム生成部と、
     前記光周波数と前記基準周波数との差分の絶対値である差周波数を得る差分導出部と、
     前記差周波数をカウントしたカウント数と、予め定められた内部基準周波数との第1差分を出力する周波数カウンタと、
     前記光周波数コム信号を、オン時に通過又はオフ時に遮断する光スイッチとを、
     現用系及び予備系の各々の構成要素として備え、
     前記第1差分が予め定められた第1の一定値であれば、現用系又は予備系の光スイッチのオンを維持し、当該第1差分が前記第1の一定値でなければ、この時点でオン状態の現用系又は予備系の光スイッチをオフとし、オフ状態の予備系又は現用系の光スイッチをオンとする切替制御部を備える
     ことを特徴とする光周波数品質測定装置。
  2.  予め定められた一定周波数信号の周波数と、前記差周波数との第2差分が予め定められた第2の一定値となるように、前記光コム生成部で生成される光周波数コム信号の基準周波数を制御する光コム制御部
     を備えることを特徴とする請求項1に記載の光周波数品質測定装置。
  3.  前記光コム制御部は、所定周波数以上の前記差周波数が入力された際に、前記一定周波数信号を前記光コム生成部へ出力し、
     前記光コム生成部は、前記光周波数コム信号の周波数スペクトル間隔が前記一定周波数信号の周波数間隔となるように制御して光周波数コム信号を生成する
     ことを特徴とする請求項2に記載の光周波数品質測定装置。
  4.  現用系及び予備系の双方の前記光受信部で受信された光信号の光周波数同士の第3差分を求めるミキサと、
     前記第3差分が0であれば、前記光コム生成部で生成される光周波数コム信号が異常と判定し、0でなければ前記光信号が異常と判定する信号判定部と
     を備えることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の光周波数品質測定装置。
  5.  光周波数品質測定装置による光周波数品質測定方法であって、
     前記光周波数品質測定装置は、
     現用系又は予備系の伝送経路において、送信側の光時計から光伝送路を介して送られてきた光周波数の光信号を受信するステップと、
     前記光周波数に所定周波数以内と近い周波数である基準周波数の光周波数コム信号を生成するステップと、
     前記光周波数と前記基準周波数との差分の絶対値である差周波数を得るステップと、
     前記差周波数をカウントしたカウント数と、予め定められた内部基準周波数との第1差分を出力するステップと、
     前記生成された現用系及び予備系の何れか一方の光周波数コム信号を選択して下流側へ通過させるステップと、
     前記第1差分が予め定められた第1の一定値であれば、前記選択の状態を維持するステップと、
     前記第1差分が前記第1の一定値でなければ、未選択状態の他系の光周波数コム信号を選択して下流側へ通過させるステップと
     を実行することを特徴とする光周波数品質測定方法。
  6.  前記光周波数品質測定装置は、
     前記現用系及び予備系の双方の前記第1差分が前記第1の一定値でなければ、選択状態の現用系又は予備系の光周波数コム信号を下流側へ通過させる処理を行うステップ
     を実行することを特徴とする請求項5に記載の光周波数品質測定方法。
  7.  前記光周波数品質測定装置は、
     現用系及び予備系の双方から出力される光信号の光周波数同士の第3差分を求めるステップと、
     前記第3差分が0であれば、前記生成される光周波数コム信号が異常と判定し、0でなければ前記光信号が異常と判定するステップと
     を実行することを特徴とする請求項5に記載の光周波数品質測定方法。
  8.  前記光周波数品質測定装置は、
     前記第1差分が前記第1の一定値でなければ、未選択状態の他系の光周波数コム信号を選択して下流側へ通過させる処理を行った後に、
     前記第3差分が0であれば、前記生成される光周波数コム信号が異常と判定し、0でなければ前記光信号が異常と判定する処理を行うステップ
     を実行することを特徴とする請求項7に記載の光周波数品質測定方法。
  9.  前記光周波数品質測定装置は、
     前記第3差分が0であれば、前記生成される光周波数コム信号が異常と判定し、0でなければ前記光信号が異常と判定する処理を行った後に、
     前記第1差分が前記第1の一定値でなければ、未選択状態の他系の光周波数コム信号を選択して下流側へ通過させる処理を行うステップ
     を実行することを特徴とする請求項7に記載の光周波数品質測定方法。
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