WO2022085205A1 - 端末、無線通信方法、及び基地局 - Google Patents

端末、無線通信方法、及び基地局 Download PDF

Info

Publication number
WO2022085205A1
WO2022085205A1 PCT/JP2020/040015 JP2020040015W WO2022085205A1 WO 2022085205 A1 WO2022085205 A1 WO 2022085205A1 JP 2020040015 W JP2020040015 W JP 2020040015W WO 2022085205 A1 WO2022085205 A1 WO 2022085205A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
base station
terminal
band
tti
pucch group
Prior art date
Application number
PCT/JP2020/040015
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
翔平 吉岡
浩樹 原田
聡 永田
Original Assignee
株式会社Nttドコモ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Nttドコモ filed Critical 株式会社Nttドコモ
Priority to PCT/JP2020/040015 priority Critical patent/WO2022085205A1/ja
Publication of WO2022085205A1 publication Critical patent/WO2022085205A1/ja

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/22Processing or transfer of terminal data, e.g. status or physical capabilities

Abstract

端末が、異なる種別の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を基地局に送信する送信部と、PUCCHグループを設定する情報を前記基地局から受信する受信部と、を有する。

Description

端末、無線通信方法、及び基地局
 本発明は、端末、無線通信方法、及び基地局に関する。
 標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)の後継システムであるNR(New Radio)(「5G」ともいう。)において、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術の仕様の検討及び作成を行っている。
 NR等でのキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)及びDC(Dual connectivity)等において、1以上の基地局と一の端末とは、複数のPUCCH(Physical Uplink Control Channel)グループ(PUCCH group)を構成できることが規定されている。また、端末は、非特許文献1で規定される各データ項目(twoPUCCH-Group、diffNumerologyAcrossPUCCH-Group、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupLargerSCS、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupSmallerSCS)により、複数のPUCCHグループに関する各種機能をサポート(保有、実装)しているか否かを基地局に通知することが規定されている。
3GPP TS 38.306 V16.2.0 (2020-09)
 従来技術では、複数のPUCCHグループに関する機能を用いることが困難な場合がある。
 本開示は、複数のPUCCHグループに関する機能を適切に用いることができる技術を提供することを目的とする。
 異なる種別の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を基地局に送信する送信部と、PUCCHグループを設定する情報を前記基地局から受信する受信部と、を有する端末が提供される。
 開示の技術によれば、複数のPUCCHグループに関する機能を適切に用いることができる。
実施形態に係る無線通信システム1のシステム構成を説明する図である。 実施形態に係る無線通信システム1のシステム構成を説明する図である。 実施形態に係る端末10の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る基地局20の機能構成の一例を示す図である。 実施形態に係る無線通信システム1の処理の一例について説明するシーケンス図である。 実施形態に係る複数の周波数帯の一例について説明する図である。 実施形態に係る基地局20及び端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る端末能力を示す項目について説明する図である。
 以下、図面を参照して本開示の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本開示が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
 本開示の実施の形態の無線通信システムには、適宜、既存技術が使用されてもよい。当該既存技術は、例えば既存のNRでもよい。なお、本開示の技術は、NRに限らず、どのような無線通信システムにも適用可能である。
 (システム構成)
 図1A及び図1Bは、実施形態に係る無線通信システム1のシステム構成を説明する図である。実施形態に係る無線通信システム1は、端末10、及び1以上の基地局20を有する。なお、端末10、及び基地局20の数は、図1Aの例に限定されない。
 基地局20は、1つ以上のセルを提供し、端末10と無線通信を行う通信装置である。基地局20は、比較的カバレッジの広いマクロセルを形成する基地局20と、当該マクロセル内に配置され、当該マクロセルよりも狭いスモールセルを形成する基地局20と、を備えてもよい。複数の基地局20は、有線(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線(例えば、NR通信)によって接続されてもよい。
 基地局20は、他の基地局20を介して、又は直接コアネットワークに接続されてもよい。コアネットワークは、例えば、EPC(Evolved Packet Core)、5GCN(5G Core Network)、NGC(Next Generation Core)などの少なくとも1つを含んでもよい。
 端末10は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。
 端末10は、複数のセル(複数のCC(コンポーネントキャリア))を束ねて基地局20と通信を行うキャリアアグリゲーション及びDC(Dual connectivity)を行うことが可能である。キャリアアグリゲーションでは、1つのPCell(プライマリセル)と1以上のSCell(セカンダリセル)が使用される。また、PUCCHを有するPUCCH-SCellが使用されてもよい。
 各CCは、第1の周波数帯(FR1:Frequency Range 1)及び第2の周波数帯(FR2:Frequency Range 2)の少なくとも1つに含まれてもよい。マクロセルC1はFR1に含まれてもよいし、スモールセルC2はFR2に含まれてもよい。例えば、FR1は、6GHz以下の周波数帯(サブ6GHz(sub-6GHz))であってもよいし、FR2は、24GHzよりも高い周波数帯(above-24GHz)であってもよい。なお、FR1及びFR2の周波数帯、定義などはこれらに限られず、例えばFR1がFR2よりも高い周波数帯に該当してもよい。なお、本開示の実施の形態におけるFR1及びFR2は、それぞれ、いずれの周波数帯(FR)、すなわちFRx及びFRyに置き換えられてもよい。
 また、端末10は、各CCにおいて、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)及び周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)の少なくとも1つを用いて通信を行ってもよい。
 また、各CCは、ライセンスバンド及びアンライセンスバンドの少なくとも一つに含まれてもよい。
 無線通信システム1では、下りリンクチャネルとして、各端末10で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)などが用いられてもよい。
 また、無線通信システム1では、上りリンクチャネルとして、各端末10で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられてもよい。
 PUCCHによって、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)、送達確認情報(例えば、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement)、ACK/NACKなどと呼ばれてもよい)、スケジューリングリクエスト(SR:Scheduling Request)などが伝送されてもよい。
 無線アクセス方式としてOFDMが使用されてもよい。周波数領域において、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)は、少なくとも15kHz、30kHz、120kHz、240kHzがサポートされる。240kHzよりも広いSCSがサポートされてもよい。また、SCSに関わらず、所定数個(例えば12個)の連続するサブキャリアによりリソースブロックが構成されてもよい。
 基地局20は、DL(Downlink)で制御情報又はデータを端末10に送信し、UL(Uplink)で制御情報又はデータを端末10から受信する。基地局20及び端末10はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局20及び端末10はいずれも、MIMO(Multiple Input Multiple Output)による通信をDL又はULに適用することが可能である。
 図1Bは、DCとして、NR-DC(NR-Dual connectivity)が実行される場合における無線通信システムの構成例を示す。なお、基地局20及び端末10は、DCとして、NR-DCに限らず、EN-DC(E-UTRAN NR Dual Connectivity)、NE-DC(NR E-UTRAN Dual Connectivity)等を用いてもよい。
 図1Bの例では、MN(Master Node)となる基地局20Aと、SN(Secondary Node)となる基地局20Bが備えられる。基地局20Aと基地局20Bはそれぞれコアネットワーク30に接続される。端末10は基地局20Aと基地局20Bの両方と通信を行う。
 MNである基地局20Aにより提供されるセルグループをMCG(Master Cell Group)と呼び、SNである基地局20Bにより提供されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group)と呼ぶ。また、DCにおいて、MCGは1つのPCellと1以上のSCellから構成され、SCGは1つのPSCell(Primary SCell)と1以上のSCellから構成される。なお、本明細書において、CC(コンポーネントキャリア)とセルを同義に使用してもよい。また、PCell、PSCellをSPCellと呼んでもよい。
 また、各セルグループにおいて、1以上のPUCCHグループが構成されてもよい。各PUCCHグループにおいて、PUCCHを送信可能なセルが1つ設定されてもよく、当該セルはPCell、PSCell、PUCCH-SCellのいずれであってもよい。各PUCCHグループに含まれるセルに対応するUCI(例えばHARQ-ACK)は、当該PUCCHグループにおけるPUCCHが送信可能なセルにおけるPUCCHを介して送信されてもよい。あるセルグループにPUCCH-SCellが設定されない場合、当該セルグループに含まれる全てのCCを、1つのPUCCHグループとしてもよい。
 本実施の形態における無線通信システムにおいて、アンライセンスバンドを使用する場合には、LBT(Listen Before Talk)が実行されてもよい。この場合、基地局20あるいは端末10は、LBT結果がアイドルである場合に送信を行い、LBT結果がビジーである場合には、送信を行わない。
 (装置構成)
 図2、及び図3を参照し、端末10、及び基地局20の機能構成例について説明する。
 <端末10>
 図2は、実施形態に係る端末10の機能構成の一例を示す図である。図2に示されるように、端末10は、送信部110と、受信部120と、制御部130とを有する。これら各部は、例えば、端末10のプロセッサ等のハードウェアと、端末10にインストールされているソフトウェアとの協働により実現されてもよい。
 なお、図2に示される機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。例えば、送信部110と、受信部120とをまとめて通信部等と称してもよい。
 送信部110は、基地局20にデータを送信する。受信部120は、基地局20からデータを受信する。制御部130は、端末10における各種の制御を行う。
 <基地局20>
 図3は、実施形態に係る基地局20の機能構成の一例を示す図である。図3に示されるように、基地局20は、送信部210と、受信部220と、制御部230とを有する。これら各部は、例えば、基地局20のプロセッサ等のハードウェアと、端末10にインストールされているソフトウェアとの協働により実現されてもよい。
 なお、図3に示される機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。例えば、送信部210と、受信部220をまとめて通信部等と称してもよい。
 送信部210は、基地局20等を介して端末10にデータを送信する。受信部220は、基地局20等を介して端末10からデータを受信する。制御部230は、基地局20における各種の制御を行う。
 (処理)
 図4、及び図5を参照し、実施形態に係る無線通信システム1の処理の例について説明する。図4は、実施形態に係る無線通信システム1の処理の一例について説明するシーケンス図である。図5は、実施形態に係る複数の周波数帯の一例について説明する図である。
 ステップS1において、端末10の送信部110は、端末10のCA及びDC等に関する能力を示す情報を基地局20に送信する。ここで、端末10は、例えば、端末能力情報要素(UE capability information elements)の各項目を設定し、RRCメッセージにより端末10の能力を示す情報を基地局20に通知してもよい。
 (PUCCHグループに関する端末10の能力の通知について)
 ((周波数帯の種別について))
 端末10は、CA及びDC等において種別が異なる複数の周波数帯(第1種別の周波数帯及び第2種別の周波数帯)を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を基地局20に通知してもよい。なお、周波数帯の種別には、例えば、周波数帯が6GHz帯以下の周波数を含むFR1(Frequency Range 1)であることを示す種別と、周波数帯が24.25GHzから52.6GHzまでのミリ波を含むFR2(Frequency Range 2)であることを示す種別とが含まれていてもよい。
 また、周波数帯の種別には、通信方式の種別が含まれてもよい。この場合、周波数帯の種別には、周波数帯がFDD(Frequency Division Duplex、周波数分割複信)を用いるものであることを示す種別と、周波数帯がTDD(Time Division Duplex、時分割複信)を用いるものであることを示す種別とが含まれていてもよい。
 また、周波数帯の種別には、周波数帯がライセンスバンド(licensed band、免許帯)を用いるものであることを示す種別と、周波数帯がアンライセンスバンド(unlicensed band、免許不要帯、ライセンスされていないバンド)を用いるものであることを示す種別とが含まれていてもよい。
 また、周波数帯の種別には、端末10において無線通信を行う際に、当該種別に応じた特定の処理を行う必要が生じうる周波数帯の各種の種別が含まれてもよい。
 なお、DCが用いられる場合、種別が異なる複数の周波数帯は、複数の基地局20によりそれぞれ用いられてもよい。この場合、例えば、基地局20Aにより提供されるセルグループにおいて第1種別の周波数帯(例えば、FR1等)が用いられ、基地局20Bにより提供されるセルグループにおいて第2種別の周波数帯(例えば、FR2等)が用いられてもよい。この場合、例えば、セルグループ毎に異なるPUCCHグループが設定されてもよいし、複数のセルグループに対して同一のPUCCHグループが設定されてもよい。また、DCが用いられる場合、端末10は、端末能力を示す情報をMNである基地局20Aに送信してもよい。
 ((能力の通知方法について))
 図5の例では、バンド501A及びバンド501Bは、同一の種別(第1種別)の周波数帯における任意の帯域幅のバンドである。また、バンド502は、他の種別(第2種別)の周波数帯における任意の帯域幅のバンドである。
 端末10は、種別が異なる複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力(例えば、図5のバンド501Aとバンド502とを同一のPUCCHグループに含める能力)の有無を1ビットのフラグで通知してもよい。この場合、端末10は、当該能力がある場合は当該能力を有することを示すフラグ(異種別周波数帯サポートフラグ)を1(TRUE)に設定し、当該能力がない場合は当該フラグを0(FALSE)に設定してもよい。
 または、端末10は、当該能力がない場合は当該能力を有しないことを示すフラグ(異種別周波数帯非サポートフラグ)を1(TRUE)に設定し、当該能力がある場合は当該フラグを0(FALSE)に設定してもよい。
 また、端末10は、特定の種別(特定の同一種別)の複数の周波数帯のみを同一のPUCCHグループに含める能力(例えば、図5のバンド501Aとバンド501Bとが当該特定の種別である場合、バンド501Aとバンド501Bのみを同一のPUCCHグループに含める能力)の有無を基地局20に通知してもよい。これにより、例えば、種別が異なる複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力を端末10が有しない場合であっても、特定の種別の複数の周波数帯のみを同一のPUCCHグループに含める能力を端末10が有する場合は、その旨を基地局20に通知することができる。この場合、端末10は、当該特定の種別を示す情報を基地局20に通知してもよい。これにより、端末10は、例えば、同一のPUCCHグループに含めることができる周波数帯の種別を基地局20に通知することができる。
 また、端末10は、任意の同一種別の複数の周波数帯のみを同一のPUCCHグループに含める能力(例えば、図5のバンド501Aとバンド501Bのみを同一のPUCCHグループに含める能力)の有無を基地局20に通知してもよい。
 また、端末10は、同一種別の複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力は有せず、種別が異なる複数の周波数帯のみを同一のPUCCHグループに含める能力のみを有することは通知しないようにしてもよい。これにより、実際に存在する可能性が低いと考えられるケースは通知しない(できない)規格(仕様)となるため、端末10から基地局20に送信される端末10の能力を示す情報のデータ量を低減できる。
 なお、端末10は、異なる種別の複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力と、同一種別の複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力との両方を有する場合は、非特許文献1等に記載の従来技術と同様に、図7に示す各データ項目(twoPUCCH-Group、diffNumerologyAcrossPUCCH-Group、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupLargerSCS、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupSmallerSCS)の少なくとも一つを用いて、複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力を有することを基地局20に通知してもよい。また、端末10は、異なる種別の複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力と、同一種別の複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力との両方とも有しない場合も、非特許文献1等に記載の従来技術と同様に、図7に示す各データ項目の少なくとも一つを用いて、複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力を有しないことを基地局20に通知してもよい。
 また、端末10は、基地局20により同一のPUCCHグループに含められる1以上のバンドについて、PUCCHの制御信号を送信するバンド又はバンドの種別を指定する情報を基地局20に通知してもよい。この場合、端末10は、例えば、同一のPUCCHグループに含められる1以上のバンドについて、TDDのバンド及びFDDのバンドの両方が含まれる場合、TDDのバンドによりPUCCHの制御信号を送信できる能力を有することを基地局20に通知してもよい。また、端末10は、例えば、同一のPUCCHグループに含められる1以上のバンドについて、TDDのバンド及びFDDのバンドの両方が含まれる場合、FDDのバンドによりPUCCHの制御信号を送信できる能力を有することを基地局20に通知してもよい。なお、端末10が基地局20に通知した情報は、FDDのバンド及びTDDのバンドのCAに適用されてもよい。また、端末10は、例えば、同一のPUCCHグループに含められる1以上のバンドについて、ライセンスバンド及びアンライセンスバンドの両方が含まれる場合、ライセンスバンドのバンドによりPUCCHの制御信号を送信できる能力を有することを基地局20に通知してもよい。また、端末10は、例えば、同一のPUCCHグループに含められる1以上のバンドについて、ライセンスバンド及びアンライセンスバンドの両方が含まれる場合、アンライセンスバンドのバンドによりPUCCHの制御信号を送信できる能力を有することを基地局20に通知してもよい。なお、端末10が基地局20に通知した情報は、ライセンスバンド及びアンライセンスバンドのCAに適用されてもよい。
 また、端末10は、プライマリのPUCCHグループ(Primary PUCCH group)とセカンダリのPUCCHグループ(Secondary PUCCH group)とのそれぞれについて、上述した能力(例えば、種別が異なる複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力)を通知してもよい。なお、プライマリのPUCCHグループは、例えば、PCellのPUCCHにPUCCHシグナリングが関連付けられているサービングセル(serving cell)を含むグループでもよい。また、セカンダリのPUCCHグループは、SCellのPUCCHにPUCCHシグナリングが関連付けられているSCellを含むグループでもよい。なお、PUCCHグループには、プライマリのPUCCHグループ及びセカンダリのPUCCHグループが含まれてもよい。
 続いて、ステップS2において、基地局20は、端末10の能力を示す情報等に基づいて、端末10との通信に関する各種パラメータを決定する。ここで、基地局20は、PUCCHグループ等に関するパラメータを決定する。
 続いて、ステップS3において、基地局20は、当該各種パラメータを端末10に設定させる設定情報を端末10に送信する。ここで、基地局20は、例えば、RRCメッセージにより、CA及びDC等におけるPUCCHグループを設定する情報等を端末10に送信する。
 続いて、ステップS4において、端末10は、基地局20から受信した設定情報に基づいた設定を行う。ここで、端末10は、PUCCHグループ等に関する設定を行う。続いて、ステップS5において、端末10は、当該設定に基づいて、基地局20との無線通信を行う。
 <本開示の効果>
 非特許文献1等に記載の従来技術では、CA及びDC等を行う場合に、複数の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力を端末10が有する(サポートしている)場合、図7に示すような各データ項目(twoPUCCH-Group、diffNumerologyAcrossPUCCH-Group、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupLargerSCS、diffNumerologyWithinPUCCH-GroupSmallerSCS)により、当該能力を有している旨を基地局20に通知する。
 そのため、従来技術では、以下のような問題が生じる可能性が考えられる。なお、バンドの数は以下の記載に限定されない。また、FR1とFR2とはそれぞれ入れ替えられてもよく、FDDとTDDとはそれぞれ入れ替えられてもよく、ライセンスバンドとアンライセンスバンドとはそれぞれ入れ替えられてもよい。
 (1)異なる種別のFR(Frequency Range)のコンポーネントキャリア(CC)によるCA等を行う(inter-FR CA)際に、PUCCHグループを設定する場合について検討する。以下では、FR1で同じSCS(Subcarrier spacing)を有するバンド501Aとバンド501Bと、FR2で別のSCSを有する1以上のバンド502を用いる場合を例として説明する。
 この場合、端末10は、3つのバンド(バンド501A、バンド501B、バンド502)に対して1つのPUCCHグループを設定するケース1-1(機能)をサポートできる。この場合、例えば、端末10がPUCCHを送信可能なセルは、バンド501A又はバンド501Bであることが考えられる。また、端末10は、例えば、FR1のバンド501A及びバンド501Bを1つのPUCCHグループ用とし、FR2のバンド502を別のPUCCHグループ用とするケース1-2をサポートできる。
 この場合、端末10は、diffNumerologyAcrossPUCCH-Groupと、例えばdiffNumerologyWithinPUCCH-GroupSmallerSCS等をサポート有り等として通知することにより、ケース1-1及びケース1-2をサポートしていることを基地局20に通知(報告)したい。
 しかしながら、非特許文献1等に記載された従来技術では、例えば、上記2つ(diffNumerologyAcrossPUCCH-Groupと、例えばdiffNumerologyWithinPUCCH-GroupSmallerSCS等)をサポートとして報告した場合、FR1のバンド501A及びFR2のバンド502を1つのPUCCHグループ用としてバンド501AにPUCCH送信のセルを設定し、FR1のバンド501Bを別のPUCCHグループ用とするケース1-3も端末10がサポートしていることを意味してしまう。したがって、端末10がケース1-3をサポートしていない場合、diffNumerologyAcrossPUCCH-Group等をサポート有り等として通知できない。そのため、基地局20側は、ケース1-1及びケース1-2を端末10がサポートしていることを把握できないため、ケース1-1及びケース1-2のPUCCHグループを設定したCA等を実行できない。なお、ケース1-1及びケース1-2をサポートすることは、ケース1-3をサポートすることと比較して、端末10の実装が容易であると考えられる。また、ケース1-1及びケース1-2は、ケース1-3と比較して、比較的近い周波数帯にて同様のタイミングで無線信号を送信することによる干渉が発生する可能性等に対処するための実装の負担は低いと考えられる。
 (2)異なる種別の通信方式のCCによるCA等を行う(inter-band CA)際に、PUCCHグループを設定する場合について検討する。以下では、FDDのバンド501Aとバンド501Bと、TDDの1以上のバンド502とを用いる場合を例として説明する。この場合、非特許文献1等に記載された従来技術では、端末10は、twoPUCCH-Groupについてサポート有りと通知するためには、以下のケース2-1とケース2-2の両方をサポートする必要がある。まず、FDDのバンド501Aとバンド501Bとを、1つのPUCCHグループ用とし、TDDのバンド502を別のPUCCHグループ用とするケース2-1。そして、FDDのバンド501AとTDDのバンド502とを1つのPUCCHグループ用とし、FDDのバンド501Bを別のPUCCHグループ用とするケース2-2。なお、ケース2-1をサポートすることは、ケース2-2をサポートすることと比較して、端末10の実装が容易であると考えられる。
 (3)ライセンスバンドとアンライセンスバンドのCCによるCA等を行う(inter-band CA)際に、PUCCHグループを設定する場合について検討する。この場合も、上述した(2)と同様の問題が生じうると考えられる。つまり、非特許文献1等に記載された従来技術では、端末10は、twoPUCCH-Groupについてサポート有りと通知するためには、以下のケース3-1とケース3-2の両方をサポートする必要がある。まず、ライセンスバンドのバンド501Aとバンド501Bとを、1つのPUCCHグループ用とし、アンライセンスバンドのバンド502を別のPUCCHグループ用とするケース3-1。そして、ライセンスバンドのバンド501Aとアンライセンスバンドのバンド502とを1つのPUCCHグループ用とし、ライセンスバンドのバンド501Bを別のPUCCHグループ用とするケース3-2。なお、ケース3-1をサポートすることは、ケース3-2をサポートすることと比較して、端末10の実装が容易であると考えられる。
 本開示によれば、複数のPUCCHグループに関する機能を適切に用いることができる。
 (ハードウェア構成)
 上記実施形態の説明に用いたブロック図(図2及び図3)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
 機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
 例えば、本開示の一実施の形態における基地局20、端末10等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図6は、実施形態に係る基地局20及び端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局20及び端末10は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
 なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局20及び端末10のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
 基地局20及び端末10における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
 プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。
 また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、基地局20の制御部230は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、端末10の制御部130は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
 記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
 補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
 通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
 入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
 また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
 また、基地局20及び端末10は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
 (実施形態の補足)
 以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局20及び端末10は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末10が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
 また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
 本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
 本開示において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末10との通信のために行われる様々な動作は、基地局20及び基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
 本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
 入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
 本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
 ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
 また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
 本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
 なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
 本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
 また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
 上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
 本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
 基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
 本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ端末(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
 移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
 基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
 また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数の端末10間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局20が有する機能を端末10が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
 同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
 本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
 「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
 本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
 本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
 上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
 本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
 無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。
時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
 例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
 無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。
時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
 ニューメロロジーは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
 スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
 スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
 無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
 例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
 ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
 TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
 なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
 1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
 なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
 リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
 また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
 なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
 また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
 帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
 BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
 設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
 上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
 本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
 本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
 本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
 以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1     無線通信システム
10    端末
110   送信部
120   受信部
130   制御部
20    基地局
210   送信部
220   受信部
230   制御部
1001  プロセッサ
1002  記憶装置
1003  補助記憶装置
1004  通信装置
1005  入力装置
1006  出力装置

Claims (5)

  1.  異なる種別の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を基地局に送信する送信部と、
     PUCCHグループを設定する情報を前記基地局から受信する受信部と、
    を有する端末。
  2.  前記送信部は、同一種別の複数の周波数帯のみを同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を基地局に送信する、
    請求項1に記載の端末。
  3.  前記異なる周波数帯の種別には、
     FR1(Frequency Range 1)とFR2(Frequency Range 2)、
     FDD(Frequency Division Duplex)とTDD(Time Division Duplex)、
     及びライセンスバンドとアンライセンスバンドの少なくとも一つが含まれる、
    請求項1または2に記載の端末。
  4.  端末が、
     異なる種別の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を基地局に送信し、
     PUCCHグループを設定する情報を前記基地局から受信する、処理を実行する無線通信方法。
  5.  異なる種別の周波数帯を同一のPUCCHグループに含める能力の有無を示す情報を端末から受信する受信部と、
     PUCCHグループを設定する情報を前記端末に送信する送信部と、
    を有する基地局。
PCT/JP2020/040015 2020-10-23 2020-10-23 端末、無線通信方法、及び基地局 WO2022085205A1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/040015 WO2022085205A1 (ja) 2020-10-23 2020-10-23 端末、無線通信方法、及び基地局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/040015 WO2022085205A1 (ja) 2020-10-23 2020-10-23 端末、無線通信方法、及び基地局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2022085205A1 true WO2022085205A1 (ja) 2022-04-28

Family

ID=81290301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2020/040015 WO2022085205A1 (ja) 2020-10-23 2020-10-23 端末、無線通信方法、及び基地局

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2022085205A1 (ja)

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MODERATOR (NTT DOCOMO, INC.): "Summary on [102-e-NR-UEFeatures-Others-01]", 3GPP DRAFT; R1-2007022, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE ; 650, ROUTE DES LUCIOLES ; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX ; FRANCE, vol. RAN WG1, no. e-Meeting; 20200817 - 20200828, 29 August 2020 (2020-08-29), Mobile Competence Centre ; 650, route des Lucioles ; F-06921 Sophia-Antipolis Cedex ; France , XP051922960 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020230201A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
WO2021140673A1 (ja) 端末及び通信方法
JP7369211B2 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2021149110A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2021140674A1 (ja) 端末及び通信方法
JP7073529B2 (ja) 端末、基地局及び通信方法
JPWO2020100379A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JPWO2020170405A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
WO2022149223A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2022029947A1 (ja) 端末、基地局装置、及びフィードバック方法
WO2022029983A1 (ja) 端末、基地局装置、及び受信方法
WO2022029919A1 (ja) 基地局、端末及び通信方法
WO2020246185A1 (ja) 端末及び基地局
WO2021140677A1 (ja) 端末及び通信方法
CN113383522B (zh) 用户装置以及基站装置
WO2021070396A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2022085205A1 (ja) 端末、無線通信方法、及び基地局
WO2020194638A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JPWO2020157874A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
JPWO2020170445A1 (ja) ユーザ装置及び基地局装置
WO2022029946A1 (ja) 端末、基地局装置、及びフィードバック方法
WO2022074729A1 (ja) 通信装置
WO2021140676A1 (ja) 端末及び通信方法
WO2022044141A1 (ja) 端末、基地局及び通信方法
WO2021161455A1 (ja) 端末、及び能力情報送信方法

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 20958753

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 20958753

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP