WO2021010027A1

WO2021010027A1 - Ｃｐａｐ装置

Info

Publication number: WO2021010027A1
Application number: PCT/JP2020/020720
Authority: WO
Inventors: 啓貴前田; 美秀雨谷; 淑雄山中; 宜孝羽根
Original assignee: 株式会社村田製作所
Priority date: 2019-07-12
Filing date: 2020-05-26
Publication date: 2021-01-21
Also published as: US20220134037A1

Abstract

本開示は、装置内に吸入した空気を使用者の気道に送り込むＣＰＡＰ（Continuous Positive Airway Pressure）装置に関する。第１ユニットとしての本体ユニットは、内部に空気が流通する筒形状の第１導出部（２５）を有する。第２ユニットとしてのベースユニットには、第１導出部（２５）が接続される第３導入部（４８）を有する。本体ユニットの第１導出部（２５）には、導電性の第１端子として本体側端子（２８）が設けられている。ベースユニットの第３導入部（４８）には、導電性の第２端子としてベース側端子（４９）が設けられている。本体ユニットがベースユニットに装着された状態では、本体側端子（２８）とベース側端子（４９）とが接触している。

Description

ＣＰＡＰ装置

　本開示は、装置内に吸入した空気を使用者の気道に送り込むＣＰＡＰ（Continuous Positive Airway Pressure）装置に関する。

　特許文献１に記載のような持続的気道陽圧装置、いわゆるＣＰＡＰ（Continuous Positive Airway Pressure）装置は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群（ＯＳＡ）などの睡眠関連の治療用として、使用者に流体を供給するために使用される。ＣＰＡＰ装置は、ファンを内蔵した送風機を有し、使用者の口や鼻に装着されるマスクに送風機から大気圧より高い圧力で流体を供給し、気道を開かせる装置である。

　特許文献１に記載のＣＰＡＰ装置は、送風機を内蔵する第１ユニットと、加湿機を内蔵する第２ユニットとを備えている。第１ユニットは、第２ユニットに装着されて第２ユニットとともに使用可能になっている。第１ユニットが第２ユニットに装着された状態では、第１ユニット内に区画されている空気の流路と第２ユニット内に区画されている空気の流路とが連通する。また、第１ユニットが第２ユニットに装着された状態では、第１ユニットと第２ユニットとが互いの端子を介して電気的に接続され、信号や電力を出入力可能になる。

特表２０１２－５１７８５０号公報

　特許文献１に記載のＣＰＡＰ装置において、第１ユニットを第２ユニットとともに使用する際には、第１ユニットの流路と第２ユニットの流路とを正しく位置合わせし、なお且つ第１ユニットの端子と第２ユニットの端子とを正しく位置合わせして、第１ユニットを第２ユニットに装着する必要がある。しかしながら、第１ユニットの流路と端子との位置関係によっては、流路及び端子の双方を第２ユニットに対して正しく位置合わせすることが難しく、装着に手間取るおそれがある。

　上記課題を解決するため、本開示の一態様は、装置内に導入した空気を使用者の気道に送り込むＣＰＡＰ装置であって、送風機が内蔵されている第１ユニットと、前記送風機から送り込まれる空気が流通する下流側流路及び前記送風機に吸い込まれる空気が流通する上流側流路のうちの少なくともいずれか一方を有し、前記第１ユニットが着脱可能に装着される第２ユニットと、を備え、前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか一方は、内部に前記送風機から送り込まれるもしくは前記送風機に吸い込まれる空気が流通する筒形状の流通部を有し、前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか他方であるベースユニットは、前記流通部が接続される接続部を有し、前記流通部には、導電性の第１端子が設けられており、前記接続部には、前記ベースユニットの内外を連通させる開口と、前記第１ユニットが前記第２ユニットに装着された状態で前記第１端子に接触する導電性の第２端子と、が設けられている。

　上記構成によれば、流通部を接続部に対して位置合わせすることで、流通部の第１端子と接続部の第２端子との間で位置ずれしにくい。したがって、第１ユニットを第２ユニットに装着させやすい。

　ＣＰＡＰ装置において、流通部を接続部に対して位置合わせすることで、第１ユニットを第２ユニットに装着させやすい。

ＣＰＡＰ装置の第１ユニット及び第２ユニットを示す斜視図。第１使用状態におけるＣＰＡＰ装置の第１ユニット及び第２ユニットを示す斜視図。第１使用状態におけるＣＰＡＰ装置の概略構成を示す説明図。第２使用状態におけるＣＰＡＰ装置の概略構成を示す説明図。第１ユニットの第１端面の平面図。第１ユニットと第２ユニットとの接続部分を示す一部断面図。ＣＰＡＰ装置を図１とは別の角度から視た斜視図。第２ユニットの第２端面の平面図。ＣＰＡＰ装置の第１使用状態を示す模式図。ＣＰＡＰ装置の第２使用状態を示す模式図。変更例の第１ユニット及び第２ユニットを示す斜視図。変更例の第１ユニットと第２ユニットとの接続部分を示す一部断面図。

　以下、装置内に導入した空気を使用者の気道に送り込むＣＰＡＰ装置の実施形態について、図面を参照して説明する。先ず、ＣＰＡＰ装置の概略構成について説明する。

　図１に示すように、ＣＰＡＰ装置１０は、第１ユニットとしての本体ユニット２０と、第２ユニットとしてのベースユニット４０とを備えている。また、図３に示すように、本体ユニット２０は、主な構成要素として送風機３１を備えている。ベースユニット４０は、主な構成要素として第２サイレンサ５１及び加湿機５２を備えている。

　図１及び図２に示すように、本体ユニット２０は、ベースユニット４０に着脱可能となっている。本実施形態において、ＣＰＡＰ装置１０は、第１使用状態と第２使用状態とにおいて、その使用が可能となるように構成されている。第１使用状態は、本体ユニット２０がベースユニット４０に装着されて使用される状態であり、第２使用状態は、本体ユニット２０がベースユニット４０に装着されないで使用される状態である。換言すると、第１使用状態では、図３に示すように、本体ユニット２０及びベースユニット４０が使用される。図４に示すように、第２使用状態では、本体ユニット２０のみが使用され、ベースユニット４０は使用されない。

　次に、本体ユニット２０の構成について説明する。

　図１に示すように、本体ユニット２０は、扁平な直方体状の第１筐体２１を備えている。第１筐体２１の内部には、図４に示すように、送風機３１等が内蔵されている。なお、以下の説明では、第１筐体２１についての方向を表す際には、図１に示すように、第１筐体２１の厚み方向を高さ方向Ｔｄとする。また、第１筐体２１の長辺方向を長さ方向Ｌｄ、短辺方向を幅方向Ｗｄとする。

　図１に示すように、第１筐体２１の上側面２１Ｕには、本体ユニット２０を操作するための操作部２２が設けられている。この実施形態では、操作部２２は、円形状のスイッチ２２Ａと、スイッチ２２Ａを取り囲むように配置された円環状のスイッチ２２Ｂとで構成されている。スイッチ２２Ａ，２２Ｂは、いずれも押しボタンスイッチであり、これらを操作することで、本体ユニット２０の電源のオンオフ、設定の変更等が可能になっている。

　第１筐体２１における長さ方向Ｌｄの第１端側の端面である第１端面２１Ａにおいては、第１筐体２１の外部から内部に空気を導入するための第１導入口２３が開口している。第１導入口２３は、平面視で略四角形状になっている。第１導入口２３には、第１筐体２１内へと導入される空気に含まれる塵等をろ過するフィルタ２４が取り付けられている。

　図４に示すように、本体ユニット２０の第１筐体２１の内部には、空気が流通する主流路３２が区画されている。本体ユニット２０において、主流路３２の上流端は、第１導入口２３に接続されている。主流路３２の途中には、第１導入口２３からの空気を下流側へと送り出す送風機３１が取り付けられている。送風機３１は、例えば遠心ファンである。主流路３２において、第１導入口２３と送風機３１との間には、第１サイレンサ３３が取り付けられている。第１サイレンサ３３は、送風機３１が駆動することに伴って主流路３２を流通する空気の流通音を減衰する。

　第１筐体２１の内部には、主流路３２内における送風機３１よりも下流側の空気の圧力を検出する圧力センサ３４が取り付けられている。また、第１筐体２１の内部には、主流路３２内における送風機３１よりも下流側の空気の流量を検出する流量センサ３５が取り付けられている。さらに、第１筐体２１の内部には、主流路３２内を流通する空気の温度を検出する温度センサ３６が取り付けられている。主流路３２の下流端には、第１筐体２１の内部から外部へと空気を導出するための第１導出部２５が接続されている。

　図１に示すように、第１導出部２５は、第１筐体２１の第１端面２１Ａから突出している。第１導出部２５は、第１導入口２３に対して第１筐体２１の幅方向Ｗｄに並んで配置されている。第１導出部２５は、全体として円筒状となっており、第１端面２１Ａから長さ方向Ｌｄに沿って突出している。そして、第１導出部２５の内部空間は、第１筐体２１の内部の主流路３２に連通している。つまり、この実施形態では、第１導出部２５が、内部に送風機３１から送り込まれる空気が流通する筒形状の流通部である。

　第１導出部２５は、第１端面２１Ａ側から順に、小径部２５Ａ、大径部２５Ｂ、及び薄壁部２５Ｃに大別できる。大径部２５Ｂの内径は小径部２５Ａの内径と同一である一方で、大径部２５Ｂの外径は小径部２５Ａの外径よりも大きくなっている。その結果、小径部２５Ａの外周面は、大径部２５Ｂの外周面に対して径方向内側に窪んでいる。また、薄壁部２５Ｃの外径は大径部２５Ｂの外径と同一である一方で、薄壁部２５Ｃの内径は大径部２５Ｂの内径よりも大きくなっている。その結果、薄壁部２５Ｃの内周面と大径部２５Ｂの内周面との境界部には段差２５Ｓが生じている。

　図５に示すように、第１導出部２５の段差２５Ｓには、第１端子として５つの本体側端子２８が並設されている。各本体側端子２８は、段差２５Ｓにおいて高さ方向Ｔｄの下側に寄せて配置されている。また、各本体側端子２８は、第１導出部２５の中心軸線を中心とする周方向に、等間隔毎に並んでいる。なお、図５では、５つの本体側端子２８のうちの一部にのみ符号を付している。また、本実施形態において、第１導出部２５の中心軸線は、薄壁部２５Ｃの外周円の中心と、薄壁部２５Ｃの内周円の中心と、を通っている。そのため、第１導出部２５の中心軸線は、薄壁部２５Ｃの開口面に対して直交している。

　図６に示すように、各本体側端子２８は、第１導出部２５の中心軸線に対して直交する第１接触面２８Ｓを有している。図５に示すように、本体側端子２８の第１接触面２８Ｓは、長さ方向Ｌｄの第１端側から視たときに露出している。この実施形態において、５つの本体側端子２８のうちの１つは、本体ユニット２０側からベースユニット４０側へと給電するための給電用の端子である。また、５つの本体側端子２８のうちの他の４つは、制御信号をやりとりするための制御用の端子である。

　次に、ＣＰＡＰ装置１０の本体ユニット２０における電気的な構成について説明する。

　図４に示すように、本体ユニット２０には、送風機３１の動作を制御するための第１制御部３７が備わっている。なお、第１制御部３７は、図示しない配線によって制御用の本体側端子２８に電気的に接続されている。

　第１制御部３７は、１）コンピュータプログラム（ソフトウェア）に従って各種処理を実行する１つ以上のプロセッサ、２）各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）等の１つ以上の専用のハードウェア回路、或いは３）それらの組み合わせ、を含む回路（circuitry）として構成し得る。プロセッサは、ＣＰＵ並びに、ＲＡＭ及びＲＯＭ等のメモリを含み、メモリは、処理をＣＰＵに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。

　本体ユニット２０の第１筐体２１内には、送風機３１、圧力センサ３４、流量センサ３５、温度センサ３６、及び第１制御部３７に給電するためのバッテリ３８が設けられている。バッテリ３８は、繰り返し充電可能な二次電池であり、図示しない充電ケーブルが本体ユニット２０に接続されることにより充電される。また、バッテリ３８は、本体側端子２８のうちの給電用の本体側端子２８にも電気的に接続されている。

　第１制御部３７には、操作部２２からの操作を示す信号が入力される。第１制御部３７には、圧力センサ３４が検出した圧力値が入力される。第１制御部３７には、流量センサ３５が検出した流量値が入力される。第１制御部３７には、温度センサ３６が検出した温度値が入力される。第１制御部３７は、これらの入力された値に基づいて、フィードバック制御やフィードフォワード制御等の制御により、送風機３１の回転数を増減し、空気の送り出し量等を制御するように構成されている。例えば、第１制御部３７は、圧力センサ３４及び流量センサ３５による検出値に基づいて、使用者の呼気状態を判定し、その呼気状態に同期するように、使用者に供給する空気の圧力値を制御する。また、第１制御部３７は、バッテリ３８から給電用の本体側端子２８への給電を制御する。

　次に、ベースユニット４０の構造について説明する。

　図７に示すように、ベースユニット４０は、側面視Ｌ字状の第２筐体４１を備えている。第２筐体４１は、扁平な直方体状のベース筐体４２と、ベース筐体４２の上側に位置する扁平な直方体状の突出筐体４３とに大別される。

　ベース筐体４２における長手方向の寸法は、第１筐体２１における長さ方向Ｌｄの寸法よりも大きい。ベース筐体４２における短手方向の寸法は、第１筐体２１における幅方向Ｗｄの寸法と同一となっている。なお、以下の説明では、第２筐体４１のベース筐体４２の長手方向が第１筐体２１の長さ方向Ｌｄに沿っており、ベース筐体４２の短手方向が第１筐体２１の幅方向Ｗｄに沿っているものとする。

　ベース筐体４２における長さ方向Ｌｄの第１端側の上面からは、突出筐体４３が突出している。突出筐体４３の長さ方向Ｌｄの第１端側の端は、ベース筐体４２における長さ方向Ｌｄの第１端側の端と一致している。突出筐体４３における高さ方向Ｔｄの寸法は、第１筐体２１における高さ方向Ｔｄの寸法と略同一となっている。突出筐体４３における幅方向Ｗｄの寸法は、第１筐体２１における幅方向Ｗｄの寸法と略同一となっている。突出筐体４３における長さ方向Ｌｄの寸法は、ベース筐体４２における長手方向の寸法から、第１筐体２１における長さ方向Ｌｄの寸法を減算した値となっている。

　ベース筐体４２及び突出筐体４３は、いずれも内部に空洞を有する箱形状になっている。また、ベース筐体４２の内部空間と突出筐体４３の内部空間とは連続している。突出筐体４３のベース筐体４２とは反対側の壁部、すなわち上壁部は、開閉可能な蓋４４として構成されている。蓋４４は、長さ方向Ｌｄの第１端側の辺を回動中心として回動するようになっている。突出筐体４３の蓋４４を回動させて開けた状態では、突出筐体４３の内部空間及びベース筐体４２の内部空間の一部が露出するようになっている。

　ベース筐体４２の上側面４２Ｕには、ベース筐体４２の高さ方向Ｔｄの上側に突出する突起４５が設けられている。この実施形態では、ベース筐体４２の長さ方向Ｌｄに沿って１列あたり２つの突起４５が設けられている。そして、突起４５の列は、ベース筐体４２の幅方向Ｗｄに２列設けられている。すなわち、突起４５は、合計で４つ設けられている。

　ベース筐体４２の上側面４２Ｕにおいては、ベース筐体４２の外部から内部に空気を導入するための第２導入口４６が開口している。本実施形態においては、第２導入口４６は複数設けられている。複数の第２導入口４６は、ベース筐体４２における幅方向Ｗｄの略全域に亘って並ぶように配置されている。また、各第２導入口４６は、ベース筐体４２の上側面４２Ｕのうち、長さ方向Ｌｄの第２端側の縁の近傍に配置されている。なお、詳細は後述するが、ベース筐体４２の上側面４２Ｕは、本体ユニット２０を載置するための面として機能する。

　図３に示すように、ベースユニット４０の第２筐体４１の内部には、本体ユニット２０の送風機３１に吸い込まれる空気が流通する上流側流路５３が区画されている。ベースユニット４０において、上流側流路５３の上流端は、第２導入口４６に接続されている。

　上流側流路５３の途中には、第２サイレンサ５１が取り付けられている。第２サイレンサ５１は、上流側流路５３を流通する空気の流通音を減衰する。なお、第２サイレンサ５１の容積の大きさは、本体ユニット２０の第２サイレンサ５１の容積よりも大きくなっており、音の減衰効果が本体ユニット２０の第１サイレンサ３３よりも高くなっている。

　上流側流路５３の下流端は、第２筐体４１の内部から外部へと空気を導出するための第２導出口４７に接続されている。図７に示すように、第２導出口４７は、突出筐体４３の長さ方向Ｌｄの両側の端面のうち、ベース筐体４２の上側面４２Ｕと接続している面、すなわち、突出筐体４３における長さ方向Ｌｄの第２端側の側面である第２端面４３Ｂにおいて開口している。第２導出口４７は、平面視で略四角形状となっており、第１筐体２１における第１導入口２３の平面視形状と同一となっている。

　また、図３に示すように、ベースユニット４０の第２筐体４１の内部には、本体ユニット２０の送風機３１から送り込まれる空気が流通する下流側流路５４が区画されている。下流側流路５４の途中には、加湿機５２が取り付けられている。加湿機５２は、容器５２Ａと、ヒータ５２Ｂと、ヒータ温度センサ５２Ｃを備えている。容器５２Ａは、第２筐体４１に対して着脱可能に構成されており、内部に水を貯水可能になっている。加湿機５２内に導入した空気が容器５２Ａ内を経て加湿機５２から導出されることで、空気が加湿される。ヒータ５２Ｂは、容器５２Ａの水を加熱する。ヒータ温度センサ５２Ｃは、ヒータ５２Ｂの温度を検出する。なお、この実施形態では、第２筐体４１における突出筐体４３の蓋４４を開けることによって、加湿機５２の容器５２Ａが脱着可能になっている。

　図７に示すように、第２筐体４１の蓋４４からは、第２筐体４１の内部から外部へと空気を導出するための円筒状の第３導出部５０が突出している。第３導出部５０の中心軸線は、突出筐体４３における高さ方向Ｔｄに対して傾いている。第３導出部５０の内部空間は、突出筐体４３の内部空間に連通している。

　ベースユニット４０における突出筐体４３には、本体ユニット２０における第１導出部２５が接続される接続部として、第３導入部４８が設けられている。具体的には、図６に示すように、突出筐体４３の第２端面４３Ｂにおいては、長さ方向Ｌｄの第１端側に向かって第３導入部４８の凹部４８Ｂが窪んでいる。凹部４８Ｂは、長さ方向Ｌｄから視て四角形状に開口している。凹部４８Ｂの長さ方向Ｌｄの寸法は、第１導出部２５の突出長さと略同じになっている。

　図７に示すように、凹部４８Ｂは、第２導出口４７に対して第２筐体４１の幅方向Ｗｄに並んで配置されている。また、凹部４８Ｂの上側は、蓋４４で覆われている。すなわち、蓋４４が開けられた状態では、凹部４８Ｂの上側は開放される。

　図６に示すように、凹部４８Ｂの長さ方向Ｌｄの第１端側の壁部は、加湿機５２の収容空間を区画する内壁４８Ａになっている。内壁４８Ａは、第２端面４３Ｂと平行となっており、第２筐体４１の長さ方向Ｌｄにおいて第２端面４３Ｂと並んでいる。内壁４８Ａには、第１導出部２５の内径と同一寸法の貫通孔４８Ｅが貫通している。この貫通孔４８Ｅは、ベースユニット４０の内外を連通させる開口であり、貫通孔４８Ｅを介して加湿機５２の容器５２Ａ内に連通している。なお、図６においては、加湿機５２の図示は省略している。貫通孔４８Ｅの開口縁からは、長さ方向Ｌｄの第２端側に向かって筒状の接続凸部４８Ｄが突出している。この接続凸部４８Ｄと凹部４８Ｂとによって、第３導入部４８が構成されている。接続凸部４８Ｄの外径は、第１導出部２５における薄壁部２５Ｃの内径と略同じになっている。接続凸部４８Ｄの外周面においては、周方向の全体に亘って溝部４８Ｆが窪んでいる。溝部４８Ｆには、リング状の封止部材４８Ｇが嵌め込まれている。

　図８に示すように、接続凸部４８Ｄの突出先端面には、第２端子として５つのベース側端子４９が並設されている。各ベース側端子４９は、接続凸部４８Ｄの突出先端面において高さ方向Ｔｄの下側に寄せて配置されている。また、各ベース側端子４９は、接続凸部４８Ｄの中心軸線を中心とする周方向に、等間隔毎に並んでいる。また、各ベース側端子４９の間隔は、本体ユニット２０における本体側端子２８の間隔と同一になっている。

　図６に示すように、各ベース側端子４９は、接続凸部４８Ｄの中心軸線、すなわち貫通孔４８Ｅの中心軸線に対して直交する第２接触面４９Ｓを有している。図８に示すように、ベース側端子４９の第２接触面４９Ｓは、長さ方向Ｌｄの第２端側から視たときに露出している。また、図６に示すように、ベース側端子４９の第２接触面４９Ｓは、本体ユニット２０の第１導出部２５の中心軸線とベースユニット４０の貫通孔４８Ｅとが一致するように、両ユニットを配置した場合に、本体側端子２８の第１接触面２８Ｓと平行となるように、設けられている。すなわち、本体ユニット２０の第１導出部２５がベースユニット４０の第３導入部４８に収容されると、ベース側端子４９の第２接触面４９Ｓは、本体側端子２８の第１接触面２８Ｓと対向する。この実施形態において、５つのベース側端子４９のうちの１つは、給電用の本体側端子２８に対応する給電用の端子である。また、５つのベース側端子４９のうちの他の４つは、給電用の本体側端子２８に対応する制御用の端子である。

　次に、ＣＰＡＰ装置１０のベースユニット４０における電気的な構成について説明する。

　図３に示すように、ベースユニット４０には、ヒータ５２Ｂの動作を制御する第２制御部５６が備わっている。第２制御部５６は、１）コンピュータプログラム（ソフトウェア）に従って各種処理を実行する１つ以上のプロセッサ、２）各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）等の１つ以上の専用のハードウェア回路、或いは３）それらの組み合わせ、を含む回路（circuitry）として構成し得る。プロセッサは、ＣＰＵ並びに、ＲＡＭ及びＲＯＭ等のメモリを含み、メモリは、処理をＣＰＵに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。

　第２制御部５６には、本体ユニット２０の給電用の本体側端子２８及び給電用のベース側端子４９を介して、本体ユニット２０のバッテリ３８から電力が給電される。また、第２制御部５６には、第１制御部３７から温度センサ３６が検出した空気の温度値を示す信号が、本体ユニット２０の制御用の本体側端子２８及び制御用のベース側端子４９を介して入力される。

　また、ベースユニット４０には、ベースユニット４０に本体ユニット２０が装着されたことを報知するための報知部として、ＬＥＤランプ５７が設けられている。ＬＥＤランプ５７は、図示しない電気回路を介して、給電用のベース側端子４９に電気的に接続されている。図２に示すように、ＬＥＤランプ５７の発光部は、蓋４４から露出しており、蓋４４を閉じた状態であっても外部から視認できるようになっている。

　第２制御部５６は、入力された空気の温度値に基づいて、容器５２Ａの水を加熱するための目標ヒータ温度を設定する。例えば、第２制御部５６は、予め定められた算出式によって目標ヒータ温度を設定する。そして、第２制御部５６は、ヒータ温度センサ５２Ｃによって検出されたヒータ温度に基づいて、フィードバック制御やフィードフォワード制御等の制御により、ヒータ温度を目標ヒータ温度とするように、ヒータ５２Ｂを駆動するように構成されている。第２制御部５６は、ヒータ５２Ｂによって容器５２Ａ内の水温を調整する。そして、ヒータ温度が目標ヒータ温度に達すると、第２制御部５６は、ヒータ温度を目標ヒータ温度に保つようにヒータ５２Ｂを制御する。

　次に、第１使用状態におけるＣＰＡＰ装置１０の作用について説明する。

　図９に示すように、第１使用状態においては、本体ユニット２０がベースユニット４０に装着された状態となっている。具体的には、図２に示すように、第１筐体２１における下側面２１Ｄが、第２筐体４１におけるベース筐体４２の上側面４２Ｕに対向するように、本体ユニット２０がベースユニット４０上に載置されている。また、第１筐体２１における第１端面２１Ａが、第２筐体４１における突出筐体４３の第２端面４３Ｂに対向して、互いに接触している。したがって、第１使用状態においては、ＣＰＡＰ装置１０は、全体として長細い直方体形状となる。

　図３に示すように、第１使用状態においては、第１筐体２１の第１導入口２３が、第２筐体４１の第２導出口４７に接続され、これら第１導入口２３及び第２導出口４７を介して、本体ユニット２０の主流路３２の上流端が、ベースユニット４０の上流側流路５３の下流端に接続される。また、第１筐体２１の第１導出部２５が、第２筐体４１の第３導入部４８に挿入され、これら第１導出部２５及び第３導入部４８を介して、本体ユニット２０の主流路３２の下流端が、ベースユニット４０の下流側流路５４の上流端に接続される。また、図６に示すように、第１筐体２１の本体側端子２８の第１接触面２８Ｓが第２筐体４１のベース側端子４９の第２接触面４９Ｓに面接触している。

　図９に示すように、第１使用状態において、ベースユニット４０の第３導出部５０にエアチューブ９１の第１端部が接続され、エアチューブ９１の第２端部がマスク９２に接続される。マスク９２は、例えば、使用者９３の鼻又は口を覆うように装着される。

　ＣＰＡＰ装置１０の第１使用状態において、本体ユニット２０の操作部２２が操作されて、本体ユニット２０の電源がオンにされると送風機３１が駆動される。ここで、ベースユニット４０のベース筐体４２の上側面４２Ｕに設けられた突起４５によって、第１筐体２１の下側面２１Ｄと第２導入口４６との間に隙間が生じている。そのため、この隙間から第２導入口４６を通って、ＣＰＡＰ装置１０の内部に空気が吸入される。ＣＰＡＰ装置１０の内部に吸入された空気は、第２筐体４１の上流側流路５３、第１筐体２１の主流路３２、第２筐体４１の下流側流路５４を経て、第２筐体４１の第３導出部５０から外部へと排出される。これにより、空気がエアチューブ９１及びマスク９２を介して使用者９３の気道に送り込まれる。

　また、図３に示すように、ＣＰＡＰ装置１０の第１使用状態においては、本体ユニット２０の本体側端子２８と、ベースユニット４０のベース側端子４９とが接触し、電気的に導通する。そのため、ＬＥＤランプ５７には、本体側端子２８及びベース側端子４９を介して、本体ユニット２０のバッテリ３８から電力が供給され、ＬＥＤランプ５７が点灯する。

　次に、第２使用状態におけるＣＰＡＰ装置について説明する。

　図１０に示すように、第２使用状態において、ＣＰＡＰ装置１０は、本体ユニット２０がベースユニット４０に装着されていない、すなわち本体ユニット２０のみで使用される。この場合、本体ユニット２０の第１導出部２５にエアチューブ９１の第１端部が接続され、エアチューブ９１の第２端部がマスク９２に接続される。マスク９２は、例えば、使用者９３の鼻又は口を覆うように装着される。なお、第２使用状態では、ベースユニット４０に本体ユニット２０が装着されないため、ベースユニット４０のＬＥＤランプ５７には電力が供給されない。したがって、ベースユニット４０のＬＥＤランプ５７は点灯せず、消灯したままである。

　次に、上記実施形態における効果を説明する。

　（１）ＣＰＡＰ装置１０において、ベースユニット４０に本体ユニット２０を装着するとする。この場合に、例えば、図６に示すように、ベースユニット４０の接続凸部４８Ｄの中心軸線に、本体ユニット２０の第１導出部２５の中心軸線が一致するように両ユニットを位置合わせしつつ、ベースユニット４０の接続凸部４８Ｄを本体ユニット２０の第１導出部２５に挿入する。このようにベースユニット４０に本体ユニット２０を装着した場合であっても、本体ユニット２０の第１導出部２５は、ベースユニット４０の接続凸部４８Ｄに対して、中心軸線を中心として周方向に相対回転可能である。仮に、本体ユニット２０の本体側端子２８が第１導出部２５の中心軸線に対して径方向に遠い位置に配置されていると、本体ユニット２０が僅かに相対回転したのみで、本体側端子２８がベースユニット４０のベース側端子４９に対して位置ずれしてしまい、両者が接触できなくなってしまう。

　上記実施形態では、本体側端子２８が第１導出部２５に設けられていて、本体側端子２８から第１導出部２５の中心軸線までの距離が近い。そのため、多少、本体ユニット２０が相対回転したとしても、本体側端子２８がベース側端子４９と接触しなくなるほどの位置ずれは起きにくい。そのため、本体側端子２８がベース側端子４９に正しく接触するように、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着しやすい。

　（２）上記実施形態では、本体ユニット２０の第１導出部２５のうちでも、第１導出部２５の径方向内側の部分である段差２５Ｓに、本体側端子２８を配置している。このように、できるだけ第１導出部２５の中心軸線に近い位置に本体側端子２８を配置することで、本体側端子２８とベース側端子４９との位置ずれを、より好適に抑制できる。

　（３）上記実施形態では、本体ユニット２０の本体側端子２８とベースユニット４０のベース側端子４９とが接触すると、ＬＥＤランプ５７が点灯する。そのため、本体ユニット２０とベースユニット４０とが電気的に正しく接続されたことを、ＬＥＤランプ５７の点灯を視認することにより把握できる。

　（４）上記実施形態では、本体ユニット２０における第１導出部２５の中心軸線とベースユニット４０における貫通孔４８Ｅの中心軸線とが一致した状態では、本体側端子２８の第１接触面２８Ｓとベース側端子４９の第２接触面４９Ｓとが平行に配置される。そして、ベースユニット４０に本体ユニット２０が装着された状態では、本体側端子２８の第１接触面２８Ｓとベース側端子４９の第２接触面４９Ｓとが面接触する。すなわち、上記実施形態では、長さ方向Ｌｄにおいて、本体ユニット２０が突き当たるまでベースユニット４０に押し込まなければ、ＬＥＤランプ５７が点灯しない。そのため、ＬＥＤランプ５７が点灯したときには、本体ユニット２０の第１端面２１Ａとベースユニット４０の第２端面４３Ｂとが接触した状態になっており、本体ユニット２０内の流路とベースユニット４０内の流路とが正しく接続されている。したがって、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着して両者の電気的な接続がされているにも拘らず、流路が正しく接続されておらず空気が漏れるといった事態は生じにくい。

　（５）上記実施形態では、本体ユニット２０の第１導入口２３及び第１導出部２５が、ベースユニット４０の第２導出口４７及び第３導入部４８に接続される。つまり、上記実施形態では、電気的な接続箇所が１箇所、流路の接続箇所が２箇所、合計３箇所を位置合わせさせた上で、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着させなければならない。このように位置合わせさせる箇所の多い装置において、上記実施形態のように本体側端子２８及びベース側端子４９の配置に関する構成を採用することは、本体ユニット２０とベースユニット４０との装着の手間を低減するという点で、より好適である。

　上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。

　・上記実施形態において、本体ユニット２０の構成は、上記実施形態の例に限られない。例えば、本体ユニット２０内に加湿機を設けてもよい。

　・上記実施形態において、ベースユニット４０の構成は、上記実施形態の例に限られない。例えば、ベースユニット４０において、第２サイレンサ５１及び加湿機５２のいずれか一方又は両方を省略してもよい。また、ベースユニット４０の加湿機５２に、香気や薬効成分を付加する機能を追加してもよい。なお、ベースユニット４０の第２サイレンサ５１を省略するのであれば、ベースユニット４０において上流側流路５３等は省略できる。また、ベースユニット４０の加湿機５２を省略するのであれば、ベースユニット４０において下流側流路５４等は省略できる。このように、ベースユニット４０としては、送風機３１から送り込まれる空気が流通する下流側流路５４及び送風機３１に吸い込まれる空気が流通する上流側流路５３のうちの少なくともいずれか一方が区画されているものであれば、どのようなものであっても許容できる。

　・上記実施形態では、本体ユニット２０の第１導出部２５を、ベースユニット４０の第３導入部４８の凹部４８Ｂに挿入する構成であったが、この凹凸関係を反対にしてもよい。すなわち、本体ユニット２０に第３導入部４８に相当する構成を設け、ベースユニット４０に第１導出部２５に相当する構成を設けてもよい。

　・本体ユニット２０の主流路３２の上流端とベースユニット４０の上流側流路５３の下流端との接続箇所において、上記実施形態の第１導出部２５及び第３導入部４８に相当する構成を設けてもよい。

　・上記実施形態において、第１導出部２５及び第３導入部４８の形状や寸法は、上記実施形態の例に限られない。第１導出部２５が角筒形状であってもよいし、第３導入部４８の凹部４８Ｂは長さ方向Ｌｄから視て円形状に開口していてもよいし、第３導入部４８は第２端面４３Ｂから突出する形状であってもよい。また、第１導出部２５の形状について、外周円の中心と、内周円の中心とが必ずしも一致していなくてもよい。この場合、流通部である第１導出部２５の開口面に対して直交する軸線を、接続部である第３導入部４８の開口面に対して直交する軸線に平行配置させたときに、第１接触面と第２接触面とが対向すればよい。

　・本体ユニット２０の本体側端子２８及びベースユニット４０のベース側端子４９の形状等は、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着したときに電気的な接続が確保できるものであれば問わない。

　具体的には、図１１に示す例では、本体ユニット２０における第１導出部２５の大径部２５Ｂの外周面には、第１端子として、４つの本体側端子１２８が設けられている。各本体側端子１２８は、第１導出部２５の周方向全域に亘って環状に延びている。また、各本体側端子１２８は、第１導出部２５の径方向外側に露出している。各本体側端子１２８は、第１導出部２５の軸線方向において等間隔毎に設けられている。一方、ベースユニット４０における第３導入部４８の凹部４８Ｂの内壁面には、第２端子として、４つのベース側端子１４９が設けられている。各ベース側端子１４９は、ベースユニット４０の高さ方向Ｔｄにおいて下側の壁面に設けられている。また、各ベース側端子１４９は、ベースユニット４０の幅方向Ｗｄに沿って直線状に延びている。各ベース側端子１４９は、ベースユニット４０の長さ方向Ｌｄに等間隔毎に設けられている。各ベース側端子１４９の長さ方向Ｌｄの間隔は、第１導出部２５の軸線方向における本体側端子１２８の間隔と等しくなっている。

　この変更例では、本体ユニット２０がベースユニット４０に装着されると、図１２に示すように、第１導出部２５の各本体側端子１２８のうちの高さ方向Ｔｄの下側の部分が、第３導入部４８の各ベース側端子１４９に接触する。また、第１導出部２５の各本体側端子１２８は、第１導出部２５の中心軸線を中心として環状に延びているため、本体ユニット２０が第１導出部２５の中心軸線を中心としてベースユニット４０に対して相対回転しても、両端子の接触関係は維持される。

　・上記の変更例において、第１導出部２５の内周面、例えば薄壁部２５Ｃの内周面に、径方向内側に露出する本体側端子１２８を設けてもよい。この場合、ベースユニット４０の接続凸部４８Ｄの外周面にベース側端子１４９を設ければよい。

　・本体ユニット２０の第１導出部２５に本体側端子２８を設けるにあたって、第１導出部２５の外周面よりも径方向外側に、本体側端子２８を配置することもできる。例えば、第１導出部２５の外周面から径方向外側に向かって突出する部分を設ける。その突出する部分に、長さ方向Ｌｄの第２端側に窪む雌型コネクタを設け、そのコネクタの内部に本体側端子２８を設ける。対して、ベースユニット４０の第３導入部４８内に、長さ方向Ｌｄの第２端側に突出する雄型コネクタを設け、そのコネクタの内部にベース側端子４９を設ける。そして、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着した際に、本体ユニット２０の雌型コネクタにベースユニット４０の雄型コネクタが挿入されるようにすれば、本体側端子２８とベース側端子４９との電気的な導通が確保される。

　・上記実施形態において、報知部はＬＥＤランプ５７に限られない。例えば、報知部としては、音を発するブザーであってもよい。なお、報知部としてブザーを採用する際には、例えば、本体側端子２８とベース側端子４９とが接触してブザーに電流が流れ始めてから一定期間、例えば数秒間に限って音が発せられるようにするのがよい。また、ＬＥＤランプ５７及びブザーのような別種の報知部を併用してもよい。

　・上記実施形態において、ＬＥＤランプ５７を本体ユニット２０に設けてもよい。この場合、本体側端子２８とベース側端子４９とが接触したときに形成される閉回路上にＬＥＤランプ５７を設ければよい。

　・上記実施形態において、ＬＥＤランプ５７を省略することもできる。上述したとおり、上記実施形態では、本体ユニット２０をベースユニット４０に装着する際に本体側端子２８とベース側端子４９とが位置ずれしにくく、確実に両ユニットが電気的に接続される。したがって、報知用のＬＥＤランプ５７がなくても特に差し支えはない。

　・上記実施形態において、ベースユニット４０にもバッテリを設けてもよい。また、ベースユニット４０にバッテリを設けた場合、ベースユニット４０に本体ユニット２０を装着したときに、ベース側端子４９及び本体側端子２８を介して、ベースユニット４０のバッテリから、本体ユニット２０のバッテリ３８へと給電できるようにしてもよい。

　１０…ＣＰＡＰ装置、２０…本体ユニット、２１…第１筐体、２１Ａ…第１端面、２１Ｄ…下側面、２１Ｕ…上側面、２２…操作部、２２Ａ…スイッチ、２２Ｂ…スイッチ、２３…第１導入口、２４…フィルタ、２５…第１導出部、２５Ａ…小径部、２５Ｂ…大径部、２５Ｃ…薄壁部、２５Ｓ…段差、２８…本体側端子、２８Ｓ…第１接触面、３１…送風機、３２…主流路、３３…第１サイレンサ、３４…圧力センサ、３５…流量センサ、３６…温度センサ、３７…第１制御部、３８…バッテリ、４０…ベースユニット、４１…第２筐体、４２…ベース筐体、４２Ｕ…上側面、４３…突出筐体、４３Ｂ…第２端面、４４…蓋、４５…突起、４６…第２導入口、４７…第２導出口、４８…第３導入部、４８Ａ…内壁、４８Ｂ…凹部、４８Ｄ…接続凸部、４８Ｅ…貫通孔、４８Ｆ…溝部、４８Ｇ…封止部材、４９…ベース側端子、４９Ｓ…第２接触面、５０…第３導出部、５１…第２サイレンサ、５２…加湿機、５２Ａ…容器、５２Ｂ…ヒータ、５２Ｃ…ヒータ温度センサ、５３…上流側流路、５４…下流側流路、５６…第２制御部、５７…ＬＥＤランプ、９１…エアチューブ、９２…マスク、９３…使用者、１２８…本体側端子、１４９…ベース側端子。

Claims

　装置内に導入した空気を使用者の気道に送り込むＣＰＡＰ装置であって、
　送風機が内蔵されている第１ユニットと、
　前記送風機から送り込まれる空気が流通する下流側流路及び前記送風機に吸い込まれる空気が流通する上流側流路のうちの少なくともいずれか一方を有し、前記第１ユニットが着脱可能に装着される第２ユニットと、を備え、
　前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか一方は、内部に前記送風機から送り込まれるもしくは前記送風機に吸い込まれる空気が流通する筒形状の流通部を有し、
　前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか他方であるベースユニットは、前記流通部が接続される接続部を有し、
　前記流通部には、導電性の第１端子が設けられており、
　前記接続部には、前記ベースユニットの内外を連通させる開口と、前記第１ユニットが前記第２ユニットに装着された状態で前記第１端子に接触する導電性の第２端子と、が設けられている
　ＣＰＡＰ装置。
　前記第１端子は、前記流通部の開口面に対して直交する軸線に交差する方向に延びる第１接触面を有し、
　前記第２端子は、前記開口の開口面に対して直交する軸線と前記流通部の開口面に対して直交する軸線とを平行配置させたときに前記第１接触面と対向する第２接触面を有し、
　前記第１ユニットが前記第２ユニットに装着された状態で、前記第１接触面と前記第２接触面とが面接触している
　請求項１に記載のＣＰＡＰ装置。
　前記第１端子は、前記流通部の外周面よりも径方向内側に配置されている
　請求項１又は請求項２に記載のＣＰＡＰ装置。
　前記第１端子は、前記流通部の外周面及び前記流通部の内周面のいずれか一方において周方向に延びているとともに径方向に露出している
　請求項１に記載のＣＰＡＰ装置。
　前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか一方には、バッテリが設けられており、
　前記第１ユニット及び前記第２ユニットのいずれか他方は、前記第１ユニットが前記第２ユニットに装着された状態で、前記第１端子及び前記第２端子を介して前記バッテリに電気的に接続され、
　前記第１端子又は前記第２端子には、電流が流れたときに報知を行う報知部が電気的に接続されている
　請求項１～請求項４のいずれか１項に記載のＣＰＡＰ装置。
　前記第２ユニットには、前記送風機から送り込まれる空気が流通する下流側流路及び前記送風機に吸い込まれる空気が流通する上流側流路を有し、
　前記第１ユニットには、前記第１ユニットが前記第２ユニットに装着された状態で、上流端が前記上流側流路に接続されるとともに下流端が前記下流側流路に接続される主流路を有し、
　前記流通部及び前記接続部は、前記主流路と前記上流側流路との接続箇所、又は前記主流路と前記下流側流路との接続箇所に設けられている
　請求項１～請求項５のいずれか１項に記載のＣＰＡＰ装置。