WO2020262526A1

WO2020262526A1 - 見守りシステム、サーバ装置及び記憶媒体

Info

Publication number: WO2020262526A1
Application number: PCT/JP2020/024991
Authority: WO
Inventors: 小山　和宏; 顕宏岡部
Original assignee: ノバルス株式会社
Priority date: 2019-06-28
Filing date: 2020-06-25
Publication date: 2020-12-30
Also published as: JPWO2020262526A1

Abstract

目的は、見守り対象の状況を精度良く判定することにある。見守りサーバ装置１１は、被見守り者の住宅において使用される電池駆動式機器２５に実装された電池形通信機器２３から電池駆動式機器２５が動作したことを表す動作データを受信し、電池形通信機器のうち動作した電池形通信機器の組み合わせとその順番とに基づいて対象者の生活行動を判定する判定し、判定した生活行動に関するデータを被見守り者の家族等の近親者が所有する携帯型情報処理端末２９に送信する。

Description

見守りシステム、サーバ装置及び記憶媒体

　本発明は、見守りシステム、サーバ装置及び記憶媒体に関する。

　近年、高齢者等の被見守り者を見守る見守りシステムが登場している。例えば、冷蔵庫のドアの開閉を検知して安否を判定する。またトイレなどの場所に人感センサを設置し、人感センサからのセンサ情報に基づいて安否を判定する。また電力消費量に基づいて安否を判定する試みもなされている。

　この種の見守りシステムは警報が出されると周囲への影響が大きい。そのため、安否の判定精度が重要である。

　目的は、被見守り者の状況を判定する精度を向上することにある。

　本実施形態に係る見守りシステムは、被見守り者が居住する住宅において使用される複数の電池駆動式機器にそれぞれ装備される複数の通信機器と、被見守り者が所有する又は住宅に設けられ、通信機器と通信自在に接続される第１情報処理端末と被見守り者を見守る見守り者が所有する第２情報処理端末とにインターネット網を介して接続されるサーバ装置とを具備する。通信機器は、電池駆動式機器に流れる電流の電流値を検出する電流検出部と、検出された電流値の変動に基づいて電池駆動式機器が動作したことを検出する動作検出部と、動作検出部により電池駆動式機器が動作したことが検出されたとき、通信機器の固有の識別情報を含む動作データを第１情報処理端末に送信する第１送信部とを有する。動作データは第１情報処理端末からサーバ装置に送信される。サーバ装置は、第１情報処理端末からインターネット網を経由して動作データを受信する受信部と、動作データを用いて通信機器のうち動作した通信機器の組み合わせとその順番とに基づいて、複数の生活行動のうち被見守り者が実行した生活行動を判定する判定部と、判定された生活行動に関するデータを第２情報処理端末に送信する第２送信部とを有する。

図１は、本実施形態に係る見守りシステムを示す図である。図２は、図１の電池形通信機器の外観と縦断面を示す図である。図３は、図１の電池形通信機器の等価回路図である。図４は、図１の見守りサーバ装置の機能構成図である。図５は、登録データの一例を示す図である。図６は、図１のサーバ装置の動作手順を示す流れ図である。図７は、異常発生を通知した場合の表示例を示す図である。図８は、携帯型情報処理端末に対して提供される時表図の一例を示す図である。図９は、携帯型情報処理端末に対して提供される時表図の一例を示す図である。図１０は、携帯型情報処理端末に対して提供される時表図の一例を示す図である。

　本実施形態に係る見守りシステムは、被見守り者の生活行動及び異常事態を判定し、その判定結果を、予め設定された被見守り者を見守る家族（見守り者）のスマートフォン等の携帯型情報処理端末やセキュリティ会社の情報処理端末に送信するものである。

　以下、図面を参照しながら本実施形態に係る見守りシステムを説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。

　図１に示すように、見守りシステムは、見守りサービスを提供するための見守りサーバ装置１１を有する。見守りサーバ装置１１には、インターネット網１３を介して、被見守り者が所有する携帯型情報処理端末２１，見守り者が所有する携帯型情報処理端末２９、及びセキュリティ会社が所有する情報処理端末３１が接続される。携帯型情報処理端末２１には、複数の電池形通信機器２３（２３－１，２３－２）が接続される。携帯型情報処理端末２１と電池形通信機器２３との間は、近距離無線通信規格として典型的にはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）規格のもとで無線接続される。

　なお、図１では、２つの電池形通信機器２３（２３－１，２３－２）を示しているが、見守りシステムで利用される電池形通信機器２３の数は３つ以上であってもよい。また、携帯型情報処理端末２１は、被見守り者の住宅（見守り対象世帯）に設けられるゲートウェイとして機能する無線通信機器であってもよい。携帯型情報処理端末２１、２９は、典型的にはスマートフォンであるが、通信機能を有するＰＣ，ＴＶなどの様々な電子機器とすることができる。情報処理端末３１は、典型的にはＰＣであるが、通信機能を有するスマートフォンなどの携帯型情報処理端末とすることができる。

　また、複数の電池形通信機器２３は、携帯型情報処理端末２１を介してインターネット網１３に接続する形態に限定されず、電池形通信機器２３が直接的にインターネット網１３に接続する形態であってもよいし、ゲートウェイ機器などの他の通信機器を介してインターネット網１３に接続する形態であってもよい。

　複数の電池形通信機器２３（２３－１，２３－２）は、電池規格に準じた形状及び大きさを有しており、被見守り者の住宅（家の中、庭、駐車場、ベランダなど被見守り者が所有するエリアを含む）で使用又は設置される複数の電池駆動式機器２５（２５－１，２５－２）の電池ボックスにそれぞれ収納される。典型的には、電池形通信機器２３は、手動操作部を備えた電池駆動式機器２５に装着される。しかしながら、電池形通信機器２３は、被見守り者が操作可能なスイッチ等を備えた電池駆動式機器２５に装着されてもよいし、被見守り者の生活行動によって動作する人感センサなどのセンサに装着されたものであってもよい。手動操作部を備えた電池駆動式機器２５としては、例えばテレビ、エアコン、室内灯などのリモコン、電池点火式のコンロ（ガスレンジ）、電池駆動式の血圧計や電動歯ブラシ、火災報知器、ネプライザなどがある。また、センサを備えた電池駆動式機器としては、例えばセンサ検出に応じて自動噴霧する機能を備えた芳香剤噴霧器、ドアの開閉がセンサあるいはスイッチにより検出される冷蔵庫、門扉と玄関との間の通路に配置されるセンサーライト、屋内屋外に分散配置される人感センサなどがある。

　電池形通信機器２３は、電池規格に準じた形状及び大きさを有する。例えば、電池形通信機器２３－１は単三形として構成され、テレビ２７のリモコン２５－１の電池ボックスに装着される。例えば、電池形通信機器２３－２は単一形として構成され、ガスレンジ２５－２に装着される。電池形通信機器２３の形状、大きさ等は電池駆動式機器２５で使用される電池に応じて任意である。電池形通信機器２３－１と電池形通信機器２３－２とは、形状、大きさ等が異なるだけであって、同様の機能を有する電子回路が実装されている。

　以下、電池形通信機器２３の構成について説明する。ここでは、電池形通信機器２３は、単三形電池規格に準じたものとして説明する。図２（ａ）、図２（ｂ）に示すように、電池形通信機器２３は、単三形電池規格に準じた高さ及び直径の円筒形状のハウジング４１を有する。ハウジング４１の前後端面には、単三形電池規格に準じて外側正極端子４３と外側負極端子４４とが取り付けられる。ハウジング４１の内側にはそれより小さい規格の単四形電池（内部電池）を収納する電池収納部４２が設けられる。電池収納部４２の収納電池の正負端子に接続する内側正極端子４５と内側負極端子４６とは外側正極端子４３と外側負極端子４４とにそれぞれ接続される。

　電池収納部４２はその円筒中心軸がハウジング４１の円筒中心軸に対して半径方向にオフセットされる。このオフセットにより、ハウジング４１の内側にわずかなスペースが確保される。この僅かなスペースに電池形通信機器２３の各種機能を実現する電子回路基板４７が収納される。電子回路基板４７とは反対側のハウジング４１の周面部分は長円形状に切り欠かれている。この切り欠きの長さは単四形電池と同等又は若干短く、幅は単四形電池の幅より若干広い。これにより切り欠きを介して単四形の内部電池を電池収納部４２に挿抜することができる。

　図３は電池形通信機器２３の電子回路基板４７に実装される電子回路の等価回路図である。ここでは、テレビリモコン２５に電池形通信機器２３が実装された例を示している。

　図３に示すように、内側正極端子４５と外側正極端子４３とは電気的に接続され、内側負極端子４６と外側負極端子４４とも電気的に接続されている。テレビリモコン２５のチャンネル等の手動操作ボタンが押されたとき、その負荷変動に従って電子回路基板４７の内部電流値、ここでは内側負極端子４６と外側負極端子４４との間の電流値は変動する。この内部電流を検出するために、内部電流を電圧に変換する検出抵抗４０１が設けられる。検出抵抗４０１の両端電圧（検出電圧）はコンパレータ４０７の入力端子（反転入力端子）に印加される。コンパレータ４０７の他の入力端子（非反転入力端子）には、内部電池４８の正極電圧が分圧抵抗４０２，４０３で分圧されて参照電圧として印加される。コンパレータ４０７は検出電圧を参照電圧に対して比較する。テレビリモコン２５のチャンネル等の手動操作ボタンが押されたとき、検出電圧は変動する。検出電圧の変動に従ってコンパレータ４０７の比較結果が変化して手動操作ボタンが押されたことを検出するように分圧抵抗４０２，４０３は調整されている。ＤＣＤＣコンバータ４０４は電池収納部４２に収納された内部電池４８の電池電圧を用いてコンパレータ４０７及びＲＦＩＣ４０５の電源電圧Ｖｄｄを発生する。コンパレータ４０７の比較結果によりテレビリモコン２５のチャンネル等の手動操作ボタンが押されたことが検出されたとき、ＲＦＩＣ４０５は、電池形通信機器２３を識別する識別番号（以下、電池形通信機器ＩＤ）とテレビリモコン２５が操作された時刻を表すタイムコードとを含む動作データを、アンテナ４０６を介して携帯型情報処理端末２１に送信する。なお、当該タイムコードは、携帯型情報処理端末２１で付加するようにしても良いし、見守りサーバ装置１１で付加するようにしても良い。動作データは携帯型情報処理端末２１からインターネット網１３を介して見守りサーバ装置１１に送信される。なお、動作データには、手動操作時に検出された検出電圧（電池電圧）を示す電圧データを含めるようにしても良い。

　前述したように、手動操作部を備えた電池駆動式機器２５（テレビリモコン）は、手動操作ボタンが押された場合に動作データを送信するが、センサ（あるいはスイッチ）を備えた電池駆動式機器は、センサによる検出（あるいはスイッチ切り替えの検出）に応じた動作の実行により検出電圧が変動し、その変動を検知して同様に動作データを送信する。

　図４は見守りサーバ装置１１の機能ブロックを示している。なお、見守りサーバ装置１１には、これら機能（手段）を実現するためのプログラムがインストールされている。インストールの方法としては、上記プログラムが記憶された記憶媒体を読み込む方法であってもよいし、インターネットを介してダウンロードする方法であってもよい。見守りサーバ装置１１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）などのプロセッサ、プログラムやデータを記憶するメモリ、ＨＤＤやＳＳＤなどの不揮発性記憶装置、通信装置などのコンピュータを構成する各種ハードウェアが実装される。プロセッサは、メモリに記憶された各機能に対応するプログラムを実行することで、図４に示す各機能ブロックに相当する機能を実現する。

　見守りサーバ装置１１は、制御部１１１、動作データ受信部１１５、動作データ記憶部１１３、タイマー部１１９、タイマー制御部１２１、登録部１２３、パターン判定部１２５、時表図作成部１１７及び通知処理部１１８を有する。

　制御部１１１は、各機能部の動作を制御して、被見守り者の住宅内の電池形通信機器２３から受信される動作データをもとに、被見守り者の住宅内における被見守り者の状況を判定し、必要に応じて見守り者やセキュリティ会社等の連絡対象者（携帯型情報処理端末２９、セキュリティ会社の情報処理端末３１）に通知する見守り処理を実行する。

　動作データ記憶部１１３は、被見守り者ごとに見守り処理を実行するため、被見守り者ごとに各種のデータを記憶する。動作データ記憶部１１３には、被見守り者の住宅において使用される電池形通信機器２３を管理する管理テーブル、電池形通信機器２３から受信された動作データテーブル、同時間帯に動作データを発生した電池形通信機器２３の組み合わせに基づいて判定された対象者の生活行動や異常事態に関するデータ、生活行動や異常事態の表記を動作データに基づく電池駆動式機器の操作履歴に併記してなる時表図のデータ、被見守り者の異常発生等における連絡先（携帯型情報処理端末２９、セキュリティ会社の情報処理端末３１など）を示す連絡先データなどが記憶される。

　管理テーブルは、登録部１２３により携帯型情報処理端末２１あるいは携帯型情報処理端末２９から受信された、被見守り者の住宅において使用される電池形通信機器２３に関する登録データをもとに生成される。登録データには、図５（ａ）に示す電池形通信機器登録データと、図５（ｂ）に示す使用場所登録データを含む。

　電池形通信機器登録データは、被見守り者の住宅で使用される電池形通信機器２３が装着された電池駆動式機器２５を示すデータである。電池形通信機器登録データでは、例えば図５（ａ）に示すように、各種のリモコン（テレビ、エアコン、室内灯など）、コンロ、冷蔵庫、芳香剤などを登録することができる。

　使用場所登録データは、電池駆動式機器２５の使用（設置）場所を示すデータである。使用場所登録データでは、例えば図５（ｂ）に示すように、家屋内では玄関（１Ｆ）、寝室（２Ｆ）など、屋外では庭、駐車場、ベランダなどを登録することができる。

　図５（ｃ）には、管理テーブルの一例を示している。管理テーブルには、図５（ａ）、図５（ｂ）に示す電池形通信機器登録データと使用場所登録データをもとに、被見守り者の住宅において使用される電池駆動式機器の識別番号（電池形通信機器ＩＤ）、電池形通信機器が実装された電池駆動式機器の名称（電池駆動式機器名称）、電池駆動式機器の使用場所を示すデータが対応づけて登録される。管理テーブルを参照することにより、電池形通信機器から受信された動作データをもとに、何れの場所に設置された電池駆動式機器が使用されたかを判別することができる。

　動作データテーブルは、被見守り者（見守り対象世帯）毎に作成されており、動作データ受信部１１５によって受信された動作データが示す、識別番号（電池形通信機器ＩＤ）、タイムコード（さらには電圧データ）が対応づけて登録される。

　判定パターンデータは、被見守り者の住宅内の電池形通信機器２３から受信される動作データに基づいて被見守り者の生活行動や異常事態を判定するためのパターンを示す。判定パターンは、例えば電池駆動式機器２５が動作した時刻（タイムコードが示す）、予め決められた時間帯内で動作した特定の複数の電池駆動式機器２５の組み合わせ及びその順番、特定の電池駆動式機器２５の使用時間／未使用時間、特定の電池駆動式機器２５の使用頻度（使用回数）などを示す。判定パターンデータには、被見守り者による通常の生活行動を判定する通常パターン、被見守り者に発生した異常や電池駆動式機器や見守り対象世帯の周囲に発生した異常を判定する異常判定パターンなどを含む。

　通常パターンには、例えば食事（朝食、昼食、夕食）、起床／就寝、外出／帰宅などの生活行動（イベント）を判定するパターンがある。例えば、冷蔵庫とコンロとが予め決められた比較的狭い時間範囲内、例えば１０分以内にその順番で動作している場合には、被見守り者により食事の準備が実行されて食事が摂られたものと判定（推定）することができる。同様にして、玄関に設置された芳香剤、スマートロック、センサーライトが予め設定された比較的狭い時間範囲内、例えば１５分以内に特定の順番として芳香剤、スマートロック、センサーライトの順番で動作した場合には外出したもの、あるいはその逆の順番で動作したときには帰宅したものと判定（推定）することができる。予め決められた室内灯、エアコン、テレビ、トイレ等の組み合わせが予め決められた比較的狭い時間範囲内、例えば２０分以内に特定の順番としてその順番で使用されている場合には、被見守り者が起床し、あるいはその逆の順番で動作したときには就寝したものと判定（推定）することができる。

　異常判定パターンには、例えば電池駆動式機器２５の未使用異常、電池駆動式機器２５の長時間使用異常、電池駆動式機器２５の短時間使用異常、電池駆動式機器２５の多頻度使用異常、被見守り者の動線異常、留守モード異常などを判定するためのパターンがある。

　未使用異常パターンでは、例えば予め設定された比較的長い時間（２４時間、４８時間、数日間など）、電池駆動式機器２５が使用された形跡がない場合（動作データを受信していない場合）に異常と判定する。ただし、前回受信した動作データに含まれる電圧データが指定電圧以下だった場合は、異常とは判定しない。この場合、例えば、電池切れと判断しその旨を通知するようにしても良い。

　長時間使用異常パターンは、予め設定された想定時間以上で使用した場合に異常と判定する。例えば、コンロが１時間あるいは２時間で使用され続けている場合には（使用開始の動作データが受信された後、使用終了の動作データが受信されていない状況）、コンロの消し忘れなどの異常と判定する。また、パーソナルコンピュータで使用されるマウスが８時間あるいは１６時間で継続して使用され続けている場合には、被見守り者の不健康な生活行動を検出したとして異常と判定する。

　短時間使用異常パターンは、予め設定された想定時間以下で使用された場合に異常と判定する。例えば、電動歯ブラシの使用時間が１分未満である場合には、またネプライザの使用時間が通常の使用時間に比べて短い、例えば５～１０分未満である場合には、被見守り者の不健康な生活行動を検出したとして異常と判定する。

　多頻度使用異常パターンは、予め設定された時間内での使用頻度が予め設定された想定回数と異なる場合に異常と判定する。例えば、トイレリモコンが、１時間あるいは２時間以内に、１０回あるいは２０回以上使用した場合に、被見守り者によるトイレの使用頻度が異常と判定する。

　動線検出異常パターンは、予め設定された複数の電池形通信機器から逐次受信される動作データが、想定される順番と時間間隔で受信されていない場合に異常と判定する。例えば、被見守り者が屋外から屋内に移動する場合の動線では、屋外センサーライト、スマートロック、屋内センサーライト、玄関芳香剤の順番で、予め決められた時間内で動作するが、これらの複数の電池駆動式機器の組み合わせ、あるいは動作間隔が異なる場合に異常と判定する。

　留守モード異常では、予め日時指定された時間帯に、屋内に設置された電池駆動式機器から動作データが受信された場合に、異常と判定する。

　なお、前述した判定パターンデータは、一例であって、被見守り者の住宅内の電池駆動式機器２５の種類、数、設置場所に応じて、様々な判定パターンを用意することができる。より多くの電池駆動式機器の種類、数、設置場所に対応する動作データをもとに被見守り者の生活行動や異状事態を判定することで、より精度の高い判定をすることができる。また、被見守り者の住宅における電池形通信機器から異常がない場合に受信される動作データをもとに、正常時の状況を判定するための正常判定パターンを作成するようにしても良い（動作データの学習処理）。この場合、正常判定パターンと異なるパターンにより動作データが受信された場合に、異常と判定することができる。

　動作データ受信部１１５は、電池形通信機器２３から携帯型情報処理端末２１を介してそのチャンネル操作等による動作データ（識別番号（電池形通信機器ＩＤ）、タイムコード）を受信動作データする。動作データ受信部１１５により受信された動作データは、動作データ記憶部１１３に記憶された動作データテーブルに時系列的に登録される。

　タイマー部１１９は、経過時間を計測するためのもので、例えば動作データ受信部１１５によって動作データが受信された時間を計測する、また判定パターンデータをもとに被見守り者の状況を判定するために予め決められた時間の計測をする場合に用いられる。

　タイマー制御部１２１は、タイマー部１１９による時間計測の開始、及びリセットを制御する。

　登録部１２３は、携帯型情報処理端末２１あるいは携帯型情報処理端末２９から受信された登録データをもとに、被見守り者の住宅において使用される電池形通信機器２３に関する管理テーブルを生成する。

　パターン判定部１２５は、動作データ受信部１１５により受信された動作データとタイマー部１１９による計測時間とを動作データ記憶部１１３に記憶された判定パターンに照合して、電池駆動式機器２５のうち動作した電池駆動式機器２５の特定の組み合わせとその順番とに基づいて対象者の生活行動と、電池駆動式機器２５のうち特定の一又は特定の組み合わせの電池駆動式機器２５の動作に基づいて未使用異常、長時間使用異常、短時間使用異常、多頻度使用異常、動線異常、留守時の動作異常などの異常事態を判定する。パターン判定部１２５により判定された被見守り者の生活行動や異常事態を示す状況データは動作データ記憶部１１３に記憶される。

　時表図作成部１１７は、図８に例示するように、パターン判定部１２５により判定された被見守り者の生活行動及び異常事態の表記を動作データに基づく電池駆動式機器２５の操作履歴に併記してなる時表図（タイムチャート）を作成する。

　通知処理部１１８は、パターン判定部１２５により判定された状況データに基づく、異常事態の発生に関する通知（図８～図１０に示す生活モードのイベント通知）、時表図の提供（図８～図１０に示す操作履歴モードの表示）、指定先（家族、セキュリティ会社）への異常発生通知（図７（ａ）、図７（ｂ）、図７（ｃ）に示す通知）などに関する処理を実行する。通知処理部１１８は、異常発生を通知する場合、典型的には被見守り者の家族等の近親者である見守り者が所有するスマートフォン等の携帯型情報処理端末２９、被見守り者又はその見守り者が契約済みのセキュリティ会社の情報処理端末３１に送信する。

　次に、本実施形態に係る見守りシステムの動作について説明する。図６には本実施形態による見守りサーバ装置１１による見守り処理手順を示している。

　見守りサーバ装置１１が提供する見守りサービスを利用する場合、携帯型情報処理端末２１，２９において、見守りサービスを利用するためのアプリケーションプログラムがインストールされる。携帯型情報処理端末２１あるいは携帯型情報処理端末２９は、アプリケーションプログラムによる処理により、見守りサービスの利用する前に、予め登録データ（電池形通信機器登録データ（図５（ａ））、使用場所登録データ（図５（ｂ）））を見守りサーバ装置１１に送信する。見守りサーバ装置１１の登録部１２３は、登録データを受信すると（ステップＳ１）、登録データをもとに見守り被見守り者に対応する管理テーブル（図５（ｃ））を生成して動作データ記憶部１１３に記憶させる（ステップＳ２）。その後、見守りサーバ装置１１は、被見守り者の住宅内の電池形通信機器２３からの動作データの受信を待機する。

　一方、被見守り者の住宅内の携帯型情報処理端末２１は、アプリケーションプログラムが実行されることで、被見守り者の住宅において使用される電池形通信機器２３から出力される動作データを、見守りサーバ装置１１に転送する。

　見守りサーバ装置１１は、電池形通信機器２３から動作データを受信すると（ステップＳ３、Ｙｅｓ）、管理テーブルを参照することにより、動作データが何れの場所に設置された電池駆動式機器２５が使用されることにより送信されたかを判別する（ステップＳ４）。判別処理に伴って、時表図作成部１１７により時表図が更新される（ステップＳ２１）。具体的には、動作した電池駆動式機器２５の名称とその動作時刻とに対応する時表図上の操作履歴の位置にチェックが追加される。

　見守りサーバ装置１１のパターン判定部１２５は、受信された動作データが示す、動作した電池駆動式機器２５と動作した時刻が、判定パターンデータに設定された判定パターンの何れかに該当するかを判別する（ステップＳ５）。判定パターンには、１つの電池駆動式機器２５の動作によって判定されるパターンだけでなく、あるいは複数の動作データが受信されることで、複数の電池駆動式機器２５の動作の組合せとその順番などによって判定されるパターンを含む。

　パターン判定部１２５は、電池駆動式機器２５の動作が、判定パターンのうち通常パターンに該当することが判別された場合（ステップＳ６、Ｙｅｓ）、通常パターンに対応する被見守り者の生活行動（イベント）を示す状況データを動作データ記憶部１１３に記憶させる（ステップＳ７）。それとともに時表図作成部１１７により時表図が更新される（ステップＳ２１）。具体的には、判定した生活行動を表す名称が、その時刻に対応する時表図上の操作履歴の直下の位置に付記される。

　ここで、被見守り者の生活行動（イベント）が、連絡対象者に連絡が必要な状況を示す場合（ステップＳ８、Ｙｅｓ）、通知処理部１１８は、予め設定された連絡先データが示す連絡対象者（携帯型情報処理端末２９、セキュリティ会社の情報処理端末３１など）に通知する（ステップＳ９）。

　連絡対象者に連絡が必要な状況ではない場合（ステップＳ８、Ｎｏ）、通知処理部１１８は、連絡対象者に対する通知をしない。被見守り者の生活行動（イベント）の何れに対して通知をするかについては、例えば判定パターンと対応づけて、連絡対象者（携帯型情報処理端末２９）からの指示に応じて設定しておくことができる。

　一方、電池駆動式機器２５の動作が、判定パターンのうち異常判定パターンに該当することが判別された場合（ステップＳ６（Ｎｏ）→ステップＳ１０（Ｙｅｓ））、パターン判定部１２５は、異常判定パターンに対応する異常内容を示す状況データを動作データ記憶部１１３に記憶させる（ステップＳ１１）。それとともに時表図作成部１１７により時表図が更新される（ステップＳ２１）。具体的には、判定した異常事態を表す例えば「異常」との表記が、その時刻に対応する時表図上の操作履歴の直下の位置に付記される。

　通知処理部１１８は、予め設定された連絡先データが示す連絡対象者（携帯型情報処理端末２９、セキュリティ会社の情報処理端末３１など）に異常発生を通知する（ステップＳ９）。

　例えば、携帯型情報処理端末２９に対する被見守り者の家族等への通知では、発生した異常の内容と共に、他の連絡先（例えば、セキュリティ会社、病院、消防、警察）を通知することができる。通知処理部１１８は、携帯型情報処理端末２９における家族等による操作によって他の連絡先が選択された場合には、見守り対象世帯に対応する他の連絡先に異常発生を通知して、被見守り者への対応を要求することができる。

　図７（ａ）、図７（ｂ）、図７（ｃ）は、携帯型情報処理端末２９に異常発生を通知した場合の表示例を示している。図７（ａ）は、侵入異常が発生した場合の通知例を示すものである。携帯型情報処理端末２９のタッチパネルに発生した異常の内容「侵入異常」のメッセージと共に、キャンセルボタン２９ａ、登録済みの通知先以外の家族連絡ボタン２９ｂ、警備連絡ボタン２９ｃが表示されている。

　携帯型情報処理端末２９を所持する見守り者は、表示内容を確認することにより侵入異常が検出されたことを認識することができ、例えば警備連絡ボタン２９ｃに対してタッチ操作することでセキュリティ会社への通知を指示することができる。携帯型情報処理端末２９は、警備連絡ボタン２９ｃに対するタッチ操作を検出すると、見守りサーバ装置１１に対してセキュリティ会社への通知要求を送信する。見守りサーバ装置１１は、携帯型情報処理端末２９からの通知要求に応じて、セキュリティ会社の情報処理端末３１に対して、異常が発生した被見守り者の住宅への急行を指示する通知を送信する。なお、警備連絡ボタン２９ｃの操作に応じて、見守りサーバ装置１１を介してセキュリティ会社に通知するだけでなく、携帯型情報処理端末２９から直接、情報処理端末３１に通知するようにしても良い。

　図７（ｂ）は、被見守り者の生活行動異常が検出された場合の通知例を示している。図７（ｃ）は、２４時間未操作（２４時間、被見守り者の住宅に設置された何れの電池駆動式機器２５も２４時間動作していない）の異常が検出された場合の通知例を示している。なお、図７（ｂ）、図７（ｃ）においても、キャンセルボタン２９ａ、家族連絡ボタン２９ｂ、警備連絡ボタン２９ｃが表示されているが、発生した異常内容に応じて異なる通知先に対応するボタンが表示されるようにしても良い。

　このようにして、見守りサーバ装置１１は、被見守り者の住宅において使用される電池駆動式機器２５に装着された電池形通信機器２３から動作データを受信し、動作データをもとに電池駆動式機器２５が動作するパターンをもとに、被見守り者の住宅における被見守り者の状況を判定することができる。

　電池形通信機器２３は、電池駆動式機器２５に設けられた手動操作部に対する操作、センサあるいはスイッチによる検知に応じて動作データを送信する。すなわち、被見守り者の見守りのためのデータを特別な機器を設置することなく、また特別な操作を必要とすることなく、見守りサーバ装置１１により取得することができる。したがって、見守りサーバ装置１１は、被見守り者の状況を判定するための動作データを容易、かつ確実に受信できるので、被見守り者の状況を精度良く判定することができる。また、電池駆動式機器２５が被見守り者の住宅の複数の場所に複数個を配置できるので、見守りサーバ装置１１は、複数の電池形通信機器２３のそれぞれから時系列的に動作データを受信して、複数の電池駆動式機器２５が動作した順番あるいは組合せなどをもとに、被見守り者の状況を判定することができる。よって、被見守り者に応じた複数の電池駆動式機器２５の動作パターンを設定しておくことで、さらに被見守り者の状況を精度良く判定することができる。

　また、見守りサーバ装置１１の通知処理部１１８は、例えば携帯型情報処理端末２９からのアクセスに応じて、パターン判定部１２５により判定された状況データ、動作データテーブルに基づく電池駆動式機器２５の操作（動作）履歴情報を提供することができる。

　図８、図９及び図１０は、通知処理部１１８により携帯型情報処理端末２９に対して提供される情報の一例を示している。なお、図８～図１０に示す表示形態は一例であって、他の表示形態を用いることも可能である。

　図８は、被見守り者の住宅において使用される全ての電池形通信機器から受信された動作データを対象とした閲覧情報の表示例を示している（センサフルセット）。また、閲覧情報は「昨日」「おととい」など表示対象とする日を特定して表示したり、複数の日の情報を統合（例えば「平均」）してする表示したりすることができる。

　図８では、操作履歴モードの表示例として、複数の電池駆動式機器２５のそれぞれについて、動作データが受信された時刻を示すドット表示がされている。これにより、何れの電池駆動式機器２５から、何時、動作データが受信されているかを確認することができる。例えば、被見守り者が就寝中の時間帯において、屋外に設置された人感センサが動作したことを示すパターンＰ１から侵入異常があったことを確認できる。また、被見守り者が就寝中の時間帯が経過した後、テレビ、エアコン、室内灯（点灯）、トイレの人感センサが短時間に連続して動作したパターンＰ２から、被見守り者による起床時の通常の生活行動がされたことを確認することができる。また、玄関に設置された芳香剤、玄関ドア開閉のセンサ、屋外の人感センサが比較的長い時間（例えば１時間異常）で連続して動作しているパターンＰ３から、被見守り者が玄関の出入りを繰り返している生活行動異常を確認することができる。

　また、図８では、生活モードの表示例として、操作履歴モードにおいて示すパターンをもとに判定された生活行動（イベント）及び異常判定結果が表示されている。図８では、パターンＰ１をもとに侵入異常が判定されて「異常」Ｍ１が表示されている。この場合、例えば前述した図７（ａ）に示す侵入異常が携帯型情報処理端末２９に通知される。同様に、パターンＰ３をもとに生活行動異常が判定されて「異常」Ｍ２が表示されている。この場合、例えば前述した図７（ｂ）に示す生活行動異常が携帯型情報処理端末２９に通知される。

　図９は、２４時間未操作異常の場合の閲覧情報の表示例を示している（センサフルセット）。図９に示すように、最後に動作データが受信された後、予め設定された時間（ここでは２４時間）が経過しても新たな動作データが受信されていないパターンの場合、具体的には特定の電池駆動式機器２５（例えばテレビ）又は特定の組み合わせの電池駆動式機器２５（例えばテレビと室内灯とトイレ）が２４時間継続的に動作していないとき、被見守り者に異常が発生したものと判定され、時表図に「異常」Ｍ３が表示されるとともに、図７（ｃ）に示す２４時間未操作異常が携帯型情報処理端末２９に通知される。

　図１０は、被見守り者の住宅において使用される電池形通信機器の一部から受信された動作データを対象とした閲覧情報の表示例を示している（センサシンプルセット）。例えば、携帯型情報処理端末２９からセンサフルセットあるいはセンサシンプルセットを指定することで、情報の表示形態を変更することができる。これにより、必要とする情報のみを閲覧することができる。センサシンプルセットにおいて表示対象とする電池駆動式機器２５は、予め設定されていても良いし、携帯型情報処理端末２９（被見守り者の家族等）が予め選択して見守りサーバ装置１１に登録しておいても良い。

　このようにして、見守りサーバ装置１１は、パターン判定部１２５により判定された状況データ、動作データテーブルに基づく電池駆動式機器２５の操作（動作）履歴情報を携帯型情報処理端末２９に提供することができる。これにより、被見守り者の家族は、異常発生時における通知により被見守り者の状況を把握するだけでなく、その他の時間における被見守り者の詳細な状況を把握することが可能となる。

　なお、本実施形態に係る見守りシステムでは、被見守り者の生活行動に関するデータを収集する機器として、電池形の通信機器を使用する例を説明した。通信機器が電池形であることで、被見守り者の住宅内の電池駆動式機器の電池ボックスに電池形通信機器を装着するだけで、見守りサービスを利用することができるため、見守りサービスの導入障壁を低くすることができる。また、既存の電池駆動式機器を利用できるため、被見守り者の監視されている感覚を極力小さくすることができ、被見守り者の精神的負担を小さくすることができる。また、通信機器が電池形であることで、見守りシステムの拡張性を高くすることができる。見守りシステムでは、電池駆動式機器の動作の組み合わせ、順番によって、複数の生活行動のうち被見守り者が実施した生活行動を判定することができる。そのため、見守り者がもっと高い精度で被見守り者の生活行動を知りたい、被見守り者の特定の生活行動の有無を知りたい場合には、人感センサなどの電池駆動式機器を購入し、その電池ボックスに電池形通信機器を装着し、見守りサービスに登録し、該当する場所に設置するだけでよい。また、被見守り者の生活動線が変化した場合には、電池形通信機器を装着した電池駆動式機器の設置場所を変えた上で、または、これまで使用していた電池駆動式機器から電池形通信機器を取り外し、新たな電池駆動式機器に装着し直した上で、登録データを変更すればよい。このように、通信機器が電池形であることによって、被見守り者の生活行動の変化にも柔軟に対応することができる。

　なお、被見守り者の生活行動に関するデータを収集できるのであれば、通信機器の形状は電池形に限定されない。例えば、被見守り者が使用する、又は被見守り者の生活行動に伴って動作する電気機器に電池形ではない通信機器を外付けしてもよいし、内蔵してもよい。また、本実施形態で説明した電池形通信機器の機能が上記の電気機器の回路に直接的に実装されていてもよい。電池ボックスに通信機器を装着する必要がないため、通信機器が装着される対象は電池ボックスを有さない電池駆動式機器に拡張することができる。

　本実施形態では、図８～図１０に示すように、電池駆動式機器２５の操作履歴だけではなく、生活行動に応じたイベントを操作履歴に併記することで、単に電池駆動式機器の操作履歴（動作履歴）だけを表示させた場合に比べて、見守り者は、被見守り者がどのような生活行動を実施したのかを一見して把握することができる。しかしながら、見守りサーバ装置１１から携帯型情報処理端末２９に、被見守り者の生活行動に関するデータが送信され、携帯型情報処理端末２９に表示された情報を見た見守り者が被見守り者の生活行動を把握できるのであれば、その表示態様は、図８～図１０に示す表示態様に限定されることはない。

　本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

　１１…見守りサーバ装置、１３…インターネット網、２１，２９…携帯型情報処理端末、３１…情報処理端末、２３…電池形通信機器、２５…電池駆動式機器。

Claims

　被見守り者が居住する住宅において使用される複数の電池駆動式機器にそれぞれ装備される複数の通信機器と、
　前記被見守り者が所有する又は前記住宅に設けられ、前記通信機器と通信自在に接続される第１情報処理端末と、前記被見守り者を見守る見守り者が所有する第２情報処理端末とにインターネット網を介して接続されるサーバ装置とを具備し、
　前記通信機器は、
　前記電池駆動式機器に流れる電流の電流値を検出する電流検出部と、前記検出された電流値の変動に基づいて前記電池駆動式機器が動作したことを検出する動作検出部と、前記動作検出部により前記電池駆動式機器が動作したことが検出されたとき、前記通信機器の固有の識別情報を含む動作データを前記第１情報処理端末に送信する第１送信部とを有し、
　前記動作データは前記第１情報処理端末から前記サーバ装置に送信され、
　前記サーバ装置は、
　前記第１情報処理端末から前記インターネット網を経由して前記動作データを受信する受信部と、前記動作データを用いて前記通信機器のうち動作した前記通信機器の組み合わせとその順番とに基づいて、複数の生活行動のうち前記被見守り者が実行した生活行動を判定する判定部と、前記判定された前記生活行動に関するデータを前記第２情報処理端末に送信する第２送信部とを有する、見守りシステム。
　前記サーバ装置は、
　前記判定された前記生活行動の表記を前記動作データに基づく前記電池駆動式機器の操作履歴に併記してなる時表図を作成する時表図作成部を有し、前記第２送信部は、前記作成された時表図のデータを前記生活行動に関するデータとして前記第２情報処理端末に送信する請求項１記載の見守りシステム。
　前記通信機器は、前記電池駆動式機器の電池ボックスに収納されるために電池規格に準じた形状及び大きさを有するハウジングと、前記ハウジングの前後端に配置された正極端子及び負極端子とを有し、前記電池駆動式機器に電源供給するために前記電池形通信機器より小型の電池規格に準じた電池を収容する電池収容部と、を有し、
　前記電流検出部は、前記電池と前記正極端子又は前記負極端子間の電流値を検出する、請求項１記載の見守りシステム。
　前記第２送信部は前記生活行動が判定されたとき前記生活行動を表す情報を前記第２情報処理端末に送信する請求項１記載の見守りシステム。
　前記判定部は、前記生活行動とともに、前記電池駆動式機器のうち特定の電池駆動式機器の動作又はそれらの組み合わせとその順番とに基づいて未使用異常、長時間使用異常、短時間使用異常、多頻度使用異常、動線異常、留守時の動作異常の少なくとも一つの異常事態を判定する請求項１記載の見守りシステム。
　前記第２送信部は前記異常事態が判定されたとき前記異常事態が発生したことを表す情報を前記第２情報処理端末に送信する請求項５記載の見守りシステム。
　前記サーバ装置は前記インターネット網を介して外部のセキュリティ会社の第３情報処理端末が接続され、
　前記第２送信部は前記異常事態が判定されたとき前記異常事態が発生したことを表す情報を前記第３情報処理端末に送信する請求項６記載の見守りシステム。
　被見守り者が居住する住宅において使用される複数の電池駆動式機器にそれぞれ装備される複数の通信機器と通信自在に接続され前記被見守り者が所有する又は前記住宅に設けられる第１情報処理端末と、前記被見守り者を見守る見守り者が所有する第２情報処理端末とにインターネット網を介して接続されるサーバ装置において、
　前記電池駆動式機器の動作に起因して前記通信機器により発生され、前記通信機器から前記第１情報処理端末に送信された前記通信機器の固有の識別情報を含む動作データを、前記インターネット網を経由して前記第１情報処理装置から受信する受信部と、
　前記動作データを用いて前記通信機器のうち動作した前記通信機器の組み合わせとその順番とに基づいて、複数の生活行動のうち前記被見守り者が実行した生活行動を判定する判定部と、
　前記判定された前記生活行動に関するデータを前記第２情報処理端末に送信する第２送信部とを有する、サーバ装置。
　被見守り者が居住する住宅において使用される複数の電池駆動式機器にそれぞれ装備される複数の通信機器と通信自在に接続され前記被見守り者が所有する又は前記住宅に設けられる第１情報処理端末と、前記被見守り者を見守る見守り者が所有する第２情報処理端末と、にインターネット網を介して接続されるコンピュータを、
　前記電池駆動式機器の動作に起因して前記通信機器により発生され、前記通信機器から前記第１情報処理端末に送信された前記通信機器の固有の識別情報を含む動作データを、前記インターネット網を経由して前記第１情報処理装置から受信する手段と、
　前記動作データを用いて前記通信機器のうち動作した前記通信機器の組み合わせとその順番とに基づいて、複数の生活行動のうち前記被見守り者が実行した生活行動を判定する手段と、
　前記判定された前記生活行動に関するデータを前記第２情報処理端末に送信する手段として機能させるためのプログラムを格納した記憶媒体。