WO2020250366A1 - 置局支援設計装置、置局支援設計方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
サービス提供エリアを複数のエリアに分割し、前記複数のエリアについて並列に置局設計を行う置局設計支援装置は、前記サービス提供エリア全体を前記複数のエリアに分割するエリア分割部と、前記複数のエリアそれぞれについてエリア内に存在する置局候補地の置局優先順位を決定する置局優先順位決定部と、各エリアの置局候補地に基地局がそれぞれ設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて、前記置局優先順位決定部によって決定された前記置局優先順位の調整を行う置局優先順位調整部とを備える。
Description
本発明は、置局支援設計装置、置局支援設計方法、及びプログラムに関する。
IoT(Internet of Things;モノのインターネット)技術の発展により、各種センサ及び通信機能を備えたモノ(以下、「IoT機器」又は「端末」という。)がネットワークに接続され、遠隔データ収集及びIoT機器の遠隔制御等を行うことが年々盛んになっている。また、近年、IoT機器向けの無線通信方式として、LPWA(Low Power Wide Area network)が注目されている。LPWAには、例えば、アンライセンスバンド(無線局免許を必要としない周波数帯)を用いるLoRaWAN及びSigfox、ライセンスバンド(無線局免許を必要とする周波数帯)を用いるLTE-M(Long Term Evolution for Machines)及びNB(Narrow Band)-IoT等の無線通信方式がある。
IoT機器は、主に特定の場所に固定して設置され、利用されることが多い。一方、電波伝搬は、場所依存性が高い。これにより、基地局からの電波の受信電力が低い不感地帯にIoT機器が設置された場合、長期的に通信不可の状態となりうる。そのため、IoT機器の設置予定場所において十分な受信電力を確保できるように置局設計を行うことが重要となる。
また、基地局に収容される端末数が多すぎる場合、あるいは、周辺の基地局等の干渉源からの電波干渉が多い場合、新規にIoT機器を設置しても十分な通信品質が確保できないことがある。この場合、通信の失敗が頻発することになる。そのため、上述したような設置予定場所における受信電力の評価だけでなく、基地局の無線リソースの使用状況、及び周辺の電波干渉の発生状況を考慮して、新規IoT機器を収容可能か否かを事前に判定することが重要となる。そして、当該判定を行うためには、通信成功率を推定する手段が必要となる。
端末が固定して設置される無線通信システムにおいては、基地局の設置場所及び端末の設置場所を示す情報から算出される、希望波受信電力、干渉信号電力、トラフィックパターン、及び、基地局や端末における熱雑音電力等の情報に基づいて、各端末における通信成功率を推定することができる。なお、上記のトラフィックパターンには、例えば端末から基地局への上り通信の頻度、上り通信1回あたりの通信時間、及び、基地局から端末へのACK(Acknowledge;肯定応答)信号の通信時間等が含まれる。
従来、例えば通信トラフィックの需要を満たすことができる収容量を確保するという条件等の制約条件と、例えばサービス提供エリア全体を最小限の局数の基地局によってカバーするという条件等の最適化条件とを、それぞれ満たすようにして置局設計を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2等に開示されているような従来の置局設計技術は、サービス提供エリア全体に対して一括して置局設計を行う場合において最大の効果を発揮する。しかしながら、このような従来技術によれば、一般に広大であることが多いサービス提供エリア全体における、3D(three-dimensional;3次元)地図データ、置局候補地を示すデータ、及び既存基地局に関するデータ等の、大量のデータをインポートした上で置局設計の計算を行う必要がある。そのため、膨大な計算リソースが必要になる。
なお、3D地図データには、例えば、各地点の標高、建物の高さ、及び土地の利用分類等の情報をが含まれる。また、既存基地局に関するデータには、置局設計によって選定された置局場所に設置される予定の基地局に関するデータ等も含まれる。
上述したように、サービス提供エリア全体に対して一括して置局設計が行われる場合には、膨大な計算リソースが必要になる。そのため、一般に、サービス提供エリア全体が、複数のエリアに分割され、分割された複数のエリアそれぞれに対して個別に置局設計が行われることがある。そして、この場合、処理の効率化のため、分割された複数のエリア対するそれぞれの置局設計は、並列に行われることがある。
なお、一般に、分割されたエリアの端部における置局設計の精度の確保を目的として、置局設計の対象エリアが含まれる形で(例えば、東西南北方向にそれぞれ)拡張された領域についての各種データがインポートされた上で、置局設計が行われる。
このようにサービス提供エリア全体が複数のエリアに分割されることによって、1回の置局設計において置局設計装置がインポートするデータのデータ量は削減される。これにより、1回の置局設計において必要となる計算リソースを削減することができる。しかしながら、その一方で、分割された複数のエリアに対してそれぞれ置局設計が独立して並列に行われることによって、分割されたエリアの境界において、異なるエリアにそれぞれ設置された基地局がそれぞれ構成するセルどうしの重なりが発生することがある。そのため、基地局がカバーするエリアに無駄が生じるという課題がある。
図6は、上述した、分割された複数のエリアごとに並列に置局設計が行われる場合における課題を説明するための図である。例えば図6に示すようにサービス提供エリアが9つのエリアに分割されて置局設計が行われる場合について、以下に説明する。図6において、外枠となる四角形はサービス提供エリア全体の範囲を表す。また、サービス提供エリアは、9つのエリアに網目状に区切られている。図6に示すように、9つのエリアは、それぞれのエリアを識別するエリア番号(エリア1~エリア9)が付与されている。
また、図6において、点線で描かれた円は、それぞれ置局優先順位が示された基地局によって構成されるセルを表す。また、実線で描かれた円は、置局候補地を表す。また、吹き出しの中に記載されている数字は、吹き出しが指し示す置局候補地に対して与えられた置局優先順位を表す。
ここでは、例えば、エリア4、エリア5、及びエリア6についての置局候補地をそれぞれ選定するような置局設計がそれぞれ行われたものとする。なお、基地局の局数を最小化するという条件等の最適化条件を満たすように置局設計が行われるものとする。また、置局設計が行われた結果として、図6に示すように、置局優先順位が決定されたものとする。なお、図6では、エリア4については第1位まで、エリア5及びエリア6については第2位までの置局優先順位がそれぞれ示されている。
上述したように、分割されたエリアごとにそれぞれ最適化条件を満たすように置局優先順位が決定される。そのため、図6に示すように、例えば、エリア5のみに着目した場合、置局優先順位が第1位である置局候補地と、置局優先順位が第2位である置局候補地とにそれぞれ基地局が設置されることによって、双方の基地局によってそれぞれ構成されるセルの重なりが少なくなる。これにより、効率的にエリア内の領域がカバーされることが分かる。
一方、エリア4及びエリア5の双方に着目した場合、各エリアにおいて置局優先順位が第1位の置局候補地にそれぞれ基地局が設置されるならば、図6に示すように双方の基地局は隣接することになる。そのため、双方の基地局によってそれぞれ構成されるセルの重なりが多くなり、基地局がカバーするエリアに無駄が生じることになる。
同様に、エリア5及びエリア6の双方に着目した場合、各エリアにおいて置局優先順位が第1位の置局候補地にそれぞれ基地局が設置されるならば、図6に示すように双方の基地局は隣接せず、双方の基地局によってそれぞれ構成されるセルは重ならない。しかしながら、次に、各エリアにおいて置局優先順位が第2位の置局候補地にそれぞれ基地局が設置されるならば、図6に示すように双方の基地局は隣接することになる。そのため、双方の基地局によってそれぞれ構成されるセルの重なりが多くなり、基地局がカバーするエリアに無駄が生じることになる。
このように、従来技術においては、分割されたエリアの境界において、双方のエリアに設置された基地局によって構成されるセルどうしの重なりが発生することがある。これにより、基地局がカバーするエリアに無駄が生じるという課題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、効率的にエリアをカバーすることができる基地局の置局場所を選定することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、サービス提供エリアを複数のエリアに分割し、前記複数のエリアについて並列に置局設計を行う置局設計支援装置であって、前記サービス提供エリア全体を前記複数のエリアに分割するエリア分割部と、前記複数のエリアそれぞれについてエリア内に存在する置局候補地の置局優先順位を決定する置局優先順位決定部と、各エリアの置局候補地に基地局がそれぞれ設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて、前記置局優先順位決定部によって決定された前記置局優先順位の調整を行う置局優先順位調整部と、を備える置局設計支援装置である。
本発明により、効率的にエリアをカバーすることができる基地局の置局場所を選定することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[置局設計支援装置の機能構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、置局設計支援装置1は、エリア分割部11と、置局優先順位決定部12-1~12-Nと、置局優先順位調整部13と、置局場所選定部14と、を具備する。
図1は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、置局設計支援装置1は、エリア分割部11と、置局優先順位決定部12-1~12-Nと、置局優先順位調整部13と、置局場所選定部14と、を具備する。
エリア分割部11は、置局設計の対象であるサービス提供エリア全体に関する各種のデータを取得する。なお、エリア分割部11は、外部の機器等から当該データを取得する構成であってもよいし、自己の置局設計支援装置1が備える記憶媒体(図示せず)に予め記憶されている当該データを取得する構成であってもよい。
なお、記憶媒体は、例えば、RAM(Random Access Memory;読み書き可能なメモリ)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体、又はこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。
エリア分割部11は、置局設計の対象であるサービス提供エリア全体を、N個のエリア(エリア1~エリアN)に分割する。なお、エリア数(Nの値)の指定、及び、分割されたエリアを識別するエリア番号の割り当ては、例えば置局設計を行うユーザ等によって行われる。エリア分割部11は、分割されたN個のエリア(エリア1~エリアN)を、置局優先順位決定部12-1~12-Nにそれぞれ割り当てる。
エリア分割部11は、置局優先順位決定部12-1~12-Nに対してそれぞれ割り当てたエリアに対応するエリア番号を示す情報を、当該置局優先順位決定部12-1~12-Nへそれぞれ出力する。
なお、エリアの分割の方法については特に限定されるものではなく、例えば、各エリアの面積が均等になるように分割されてもよいし、各エリアに含まれる置局候補地の個数が概ね均等になるように分割されてもよい。
置局優先順位決定部12-1~12-Nは、エリア分割部11から出力された、エリア番号を示す情報をそれぞれ取得する。置局優先順位決定部12-1~12-Nは、取得したエリア番号に対応するエリアを対象エリアとして、それぞれ置局設計を行う。
置局優先順位決定部12-1~12-Nは、取得したエリア番号に対応するエリアに関する各種のデータを取得する。なお、置局優先順位決定部12-1~12-Nは、外部の機器等から当該データを取得する構成であってもよいし、自己の置局設計支援装置1が備える記憶媒体(図示せず)に予め記憶されている当該データを取得する構成であってもよい。あるいは、置局優先順位決定部12-1~12-Nは、エリア分割部11を介して当該データを取得する構成であってもよい。
置局優先順位決定部12-1~12-Nは、取得した各種のデータに基づいて、取得したエリア番号に対応するエリア内に存在する各置局候補地に対して、それぞれ置局優先順位を決定する。置局優先順位決定部12-1~12-Nは、決定された置局優先順位を示す情報を、置局優先順位調整部13へ出力する。
なお、端末が固定設置される無線通信システムにおいては、端末が設置される場所において十分な受信電力及び通信成功率を確保することができるように、置局設計が行われることが重要になる。そのため、例えば、受信電力及び通信成功率が所定の閾値以上となる端末数が多い置局候補地であるほど優先順位が高く設定されるような優先順位付けがなされることが望ましい。本実施形態においては、このように受信電力及び通信成功率が所定の閾値以上となる端末数が多い置局候補地であるほど優先順位が高く設定されるものとする。
なお、それぞれのエリアに対する置局設計には、特許文献1及び特許文献2等に記載の従来の置局設計技術が用いられてもよい。
なお、本実施形態においては、エリア内の置局候補地の置局優先順位を決定する場合、分割されたエリアの端部における置局設計の精度が確保されるよう、置局設計の対象エリアが含まれる形で(例えば、東西南北方向にそれぞれ)拡張された領域についての各種データがインポートされた上で、置局設計が行われるものとする。
置局優先順位調整部13は、置局優先順位決定部12-1~12-Nによってそれぞれ決定された各エリアの置局候補地の置局優先順位を示す情報を、置局優先順位決定部12-1~12-Nからそれぞれ取得する。また、置局優先順位調整部13は、置局設計の対象であるサービス提供エリア全体に関する各種のデータを取得する。
なお、置局優先順位調整部13は、外部の機器等から当該データを取得する構成であってもよいし、自己の置局設計支援装置1が備える記憶媒体(図示せず)に予め記憶されている当該データを取得する構成であってもよい。あるいは、置局優先順位調整部13は、置局優先順位決定部12-1~12-Nを介して当該データを取得する構成であってもよい。
置局優先順位調整部13は、取得した情報に基づいて、各エリアのそれぞれの置局候補地に基地局が設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いを算出する。置局優先順位調整部13は、算出されたセルの重なり度合いに基づいて、置局優先順位の調整を行う。なお、置局優先順位の具体的な調整処理の内容については、後に詳しく説明する。置局優先順位調整部13は、調整後の、各エリアにおけるそれぞれの置局候補地の置局優先順位を示す情報を、置局場所選定部14へ出力する。
置局場所選定部14は、置局優先順位調整部13から出力された、各エリアにおけるそれぞれの置局候補地の置局優先順位を示す情報を取得する。置局場所選定部14は、取得した情報に基づいて、各エリアにおいて最も優先順位の高い置局候補地を、それぞれ基地局の置局場所として選定する。
[置局優先順位の調整処理]
以下、置局優先順位の調整処理について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1による置局優先順位の調整処理を説明するための図である。
以下、置局優先順位の調整処理について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1による置局優先順位の調整処理を説明するための図である。
図2に示すように、以下、エリア1とエリア2との境界付近に存在する端末を収容する基地局の置局場所を選定する場合を一例として、本実施形態に係る置局優先順位の調整処理について説明する。
図2において、点線で描かれた円は、それぞれ置局優先順位が示された基地局によって構成されるセルを表す。また、実線で描かれ網掛けされた円は、置局候補地を表す。また、実線で描かれ網掛けがされていない円は、端末を表す。また、吹き出しの中に記載されている数字は、吹き出しが指し示す置局候補地に対して与えられた置局優先順位を表す。
なお、図を簡略化して説明を容易にするため、図2においては、エリア1及びエリア2のいずれについても、2つの置局候補地(置局候補地#1及び置局候補地#2)のみを図示している。
図2に示すように、エリア1の置局候補地#1に置局された場合において収容可能な端末の個数(以下、「収容端末数」という。)は13台である。なお、収容可能な端末とは、例えば受信電力及び通信成功率が所定の閾値以上となる端末である。また、エリア1の置局候補地#2に置局された場合における収容端末数は3台である。また、エリア2の置局候補地#1に置局された場合における収容端末数は10台である。また、エリア2の置局候補地#2に置局された場合における収容端末数は8台である。
また、図3は、置局優先順位調整部13による置局優先順位の調整処理が行われる前の時点での置局候補地の置局優先順位を示す図である。図3に示すように、エリアごと(エリア1及びエリア2ごと)にそれぞれ、収容端末数が多い順に置局候補地の優先順位付けがなされている。
上記の通り、エリア1及びエリア2のいずれについても、置局候補地#1に基地局が設置された場合に収容端末数が最も多くなる(上述したように、エリア1では13台となり、エリア2では10台となる)。しかしながら、図2に示すように、端末#1~端末#4は、エリア1に設置された基地局によって構成されるセル、及びエリア2に設置された基地局によって構成されるセルの2つのセルのいずれにも含まれている。したがって、これら端末#1~端末#4が存在する、セルの重複範囲は無駄な領域となる。
そこで、置局優先順位調整部13は、まず、エリア1の置局候補地#1に基地局が設置された場合における収容端末数と、エリア2の置局候補地#1に基地局が設置された場合における収容端末数とを比較する。そして、置局優先順位調整部13は、収容端末数がより多い方のエリアを基準となるエリア(以下、「基準エリア」という。)として設定する。図2に示す例においては、上記の通り、エリア1の置局候補地#1に置局された場合の収容端末数は13台であり、エリア2の置局候補地#1に置局された場合の収容端末数は10台であることから、エリア1が基準エリアとなる。
置局優先順位調整部13は、エリア2の置局候補地#1に基地局が設置された場合における収容端末数から、上記の重複部分にあたる(すなわち、セルが重複する範囲に存在する)端末の端末数を減算する。上記の通り、重複部分にあたる端末の端末数は4台であることから、エリア2の置局候補地#1に置局された場合の収容端末数は、10台から4台が減算されて6台となる。
一方、エリア2の置局候補地#1に基地局が設置された場合における収容端末数は8台である。そのため、エリア2においては、上記の減算処理によって、置局候補地#1に基地局が設置された場合における収容端末数(6台)よりも、置局候補地#2に基地局が設定された場合における収容端末数(8台)のほうが多くなる。
この場合、置局優先順位調整部13は、重複部分が考慮されることによって更新された収容端末数に従って、置局優先順位の入れ替えを行う。図4は、置局優先順位調整部13による調整処理が行われた後の置局優先順位を示す図である。なお、ここでは、エリア2のその他の置局候補地(図示せず)に基地局が設置された場合の収容端末数はいずれも6台未満であるものとする。
このように、置局優先順位調整部13による置局優先順位の調整処理によって、エリア1における置局優先順位は、第1位が置局候補地#1、及び第2位が置局候補地#2のままとなる。一方、エリア2における置局優先順位は、第1位が置局候補地#2、及び第2位が置局候補地#1となるように調整がなされる。
置局優先順位調整部13による置局優先順位の調整処理によって、分割されたエリアの境界における、異なるエリアにそれぞれ設置された基地局がそれぞれ構成するセルどうしの重なりによって発生する無駄を削減することができる。これにより、サービス提供エリアが複数のエリアに分割されて、分割された複数のエリアに対して、並列して独立に置局設計が行われる場合であっても、効率的な置局設計を行うことが可能になる。
なお、上記の例は、置局候補地に基地局が設置された場合に十分な受信電力となる範囲をセルで表し、当該セル内に位置する端末はすべて通信成功率が閾値以上になるものとしている。しかしながら、実際には、周辺のセルからのセル間干渉の影響の度合い等によって、十分な受信電力が確保できている場合であっても通信成功率が低くなることがある。
なお、上記の例は、隣接するエリアにそれぞれ設置された基地局によって構成されるセルどうしの重なり度合いを表す指標として、収容端末数を用いている。但し、セルの重なり度合いを表す指標はこれに限られるものではなく、セルが重なる領域の面積が代わりに用いられてもよい。この場合、置局優先順位決定部12-1~12-Nは、セルが重なる領域の面積に基づいて、置局優先順位を決定する。
[置局設計支援装置の動作]
以下、置局設計支援装置1の動作の一例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の動作を示すフローチャートである。
以下、置局設計支援装置1の動作の一例について説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1の動作を示すフローチャートである。
エリア分割部11は、置局設計の対象であるサービス提供エリア全体を、N個のエリア(エリア1~エリアN)に分割する(ステップS1)。エリア分割部11は、分割されたN個のエリアを、置局優先順位決定部12-1~12-Nにそれぞれ割り当てる。
置局優先順位決定部12-1~12-Nは、エリア分割部11によって割り当てられたエリア内に存在する各置局候補地に対して、それぞれ置局優先順位を決定する(ステップS2)。
置局優先順位調整部13は、置局優先順位決定部12-1~12-Nによってそれぞれ決定された各エリアの置局候補地の置局優先順位を、各エリアのそれぞれの置局候補地に基地局が設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて調整する(ステップS3)。
置局場所選定部14は、置局優先順位調整部13によって調整された、各エリアにおけるそれぞれの置局候補地の置局優先順位に基づいて、各エリアにおいて最も優先順位の高い置局候補地を、それぞれ基地局の置局場所として選定する(ステップS4)。
以上で図5のフローチャートが示す置局設計支援装置1の動作が終了する。
以上で図5のフローチャートが示す置局設計支援装置1の動作が終了する。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1は、サービス提供エリアを複数のエリアに分割し、前記複数のエリアについて並列に置局設計を行う。置局設計支援装置1は、前記サービス提供エリア全体を前記複数のエリアに分割するエリア分割部11と、前記複数のエリアそれぞれについてエリア内に存在する置局候補地の置局優先順位を決定する置局優先順位決定部12-1~12-Nと、各エリアの置局候補地に基地局がそれぞれ設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて、前記置局優先順位決定部12-1~12-Nによって決定された前記置局優先順位の調整を行う置局優先順位調整部13と、を備える。
上記のような構成を備えることにより、本発明の一実施形態に係る置局設計支援装置1は、無線通信システムによる通信サービスのサービス提供エリアを分割して、分割された複数のエリアそれぞれについて並列に置局設計を行う場合において、複数のエリアについてそれぞれ決定された置局候補地の置局優先順位を、各置局候補地に基地局が設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて調整することができる。
当該調整は、例えば、端末の収容可能数がより多くするように、又はセルが重なり合う領域の面積をより小さくするように行われる。これにより、置局設計支援装置1は、調整された置局優先順位が最も高い置局候補地を基地局の置局場所として選定することによって、効率的にエリアをカバーすることができる基地局の置局場所を選定することができる。
なお、上述した実施形態における置局設計支援装置1は、コンピュータとプログラムによって実現することもできる。この場合、プログラムは、記録媒体に記録されるように構成されてもよいし、ネットワークを介して提供されるように構成されてもよい。
上述した実施形態における置局設計支援装置1をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明してきたが、上記実施形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び要旨を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、及びその他の変更を行ってもよい。
1・・・置局設計支援装置、11・・・エリア分割部、12-1~12-N・・・置局優先順位決定部、13・・・置局優先順位調整部、14・・・置局場所選定部
Claims (5)
- サービス提供エリアを複数のエリアに分割し、前記複数のエリアについて並列に置局設計を行う置局設計支援装置であって、
前記サービス提供エリア全体を前記複数のエリアに分割するエリア分割部と、
前記複数のエリアそれぞれについてエリア内に存在する置局候補地の置局優先順位を決定する置局優先順位決定部と、
各エリアの置局候補地に基地局がそれぞれ設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて、前記置局優先順位決定部によって決定された前記置局優先順位の調整を行う置局優先順位調整部と、
を備える置局設計支援装置。 - 前記置局優先順位調整部によって調整された置局優先順位において、前記各エリアについて、優先順位が最も高い置局候補地を前記基地局の置局場所としてそれぞれ選定する置局場所選定部
をさらに備える請求項1に記載の置局設計支援装置。 - 前記置局優先順位調整部は、
前記セルどうしの重なり度合いを表す指標として、収容端末数又は前記セルが重なる領域の面積を用いる
請求項1又は請求項2に記載の置局設計支援装置。 - サービス提供エリアを複数のエリアに分割し、前記複数のエリアについて並列に置局設計を行う置局設計支援方法であって、
前記サービス提供エリア全体を前記複数のエリアに分割するエリア分割ステップと、
前記複数のエリアそれぞれについてエリア内に存在する置局候補地の置局優先順位を決定する置局優先順位決定ステップと、
各エリアの置局候補地に基地局がそれぞれ設置されることによって形成されるセルどうしの重なり度合いに基づいて、前記置局優先順位の調整を行う置局優先順位調整ステップと、
を有することを特徴とする置局設計支援方法。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の置局設計支援装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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